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退職祝の旅行で - 現在のレスは16個、人気のスレッドです! - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: 正雄 :2025/12/30 (火) 09:04 ID:l4KhJUBo No.32509
今年の退職旅行での実話に、多少の妄想を加えてみました。


夫の定年退職を祝うはずだった温泉旅行。湯煙の向こう側で、51歳の美奈子(仮名)は、これまでの人生で感じたことのない高揚感と背徳感に身を委ねていました。
伊豆の老舗旅館。夕食後のカラオケラウンジで、夫・正雄(60歳)の退職を祝っていた夫婦に声をかけたのは、隣の席にいた二人組のサラリーマンでした。
_; 佐藤(35歳): 仕事ができるオーラを纏った、スマートで端正な顔立ちの上司。
_; 高橋(24歳): まだ学生気分が抜けきらない、どこか危うげな純朴さを持つ部下(実は童貞)。
「素晴らしい節目ですね!」という佐藤の快活な祝福に、正雄もすっかり上機嫌になり、意気投合。話は尽きず、一行は夫婦の部屋にある「露天風呂付きの特別室」で二次会をすることになりました。

部屋に移動してからも、地酒の杯は進みます。しかし、もともと酒に弱かった夫の正雄は、旅の疲れもあってか、座椅子に身を預けたまま静かな寝息を立て始めました。
「あら、お父さんったら……ごめんなさいね、主役が先に寝ちゃって」
美奈子が苦笑いしながら毛布をかけると、佐藤がそっと声をかけました。
「奥様、少しお顔が赤いですよ。酔い覚ましに、あそこの露天風呂にでも入られたらどうですか? 私たちは気にせず、ここで少し話し相手をさせていただきますから」
アルコールのせいで、美奈子の心はいつもよりずっと大胆になっていました。火照った体は、夜風と湯を求めています。
「……じゃあ、お言葉に甘えて。でも、見ないでくださいね?」
そう言いながら、彼女は脱衣所へ行くことさえもどかしく感じていました。仕切りの向こうへ行くはずが、酔いと開放感からか、二人の視線を感じる広間の隅で、浴衣の帯を解き始めました。

「奥様……?」 高橋の、裏返ったような声が聞こえます。
しどけなくはだけていく浴衣。51歳とは思えない、手入れの行き届いた白い肌が月光に照らされました。佐藤は感嘆の溜息を漏らし、高橋は目のやり場に困りながらも、その熟れた肢体から目を離せずにいます。
「綺麗だ……。そんなに美しいのに、閉じ込めておくのは罪ですよ」
佐藤の熱い言葉に、美奈子の自制心は完全に消え去りました。彼女はバルコニーの露天風呂に足を踏み入れると、振り返って二人に微笑んだのです。
「ねえ……もしよかったら、お二人も入りませんか? 主人は当分起きないし……一人じゃ寂しいわ」

戸惑う高橋の背中を押し、佐藤もまた、躊躇なく服を脱ぎ捨てました。 広々とした檜の浴槽。中心に座る美奈子を挟むように、右に経験豊富な佐藤、左に緊張で震える高橋が座ります。
お湯の温かさと、若い男たちの体温。美奈子はふっと遠くを見つめ、心の奥底に沈めていた澱(おり)を吐き出しました。
「……もう、5年以上かしら。主人とは、そういう『夫婦の営み』なんて、すっかりなくなってしまったの。退職して、これからはずっと一緒ねなんて言われるけど……正直、怖いの。女として終わってしまうのが」
彼女の手が、隣に座る高橋の膝にそっと触れました。
「毎日、同じような会話をして、同じような食事をして。私のことなんて、もう空気としか思っていない。……あなたたちのような若い方にそうやって見つめられるだけで、こんなに胸が苦しくなるなんて……」
湯気に濡れた美奈子の瞳は、潤んで怪しく光っています。その告白は、静かな夜の露天風呂に、取り返しのつかない火を灯してしまったのでした。


[7] Re: 退職祝の旅行で  正雄 :2025/12/30 (火) 09:50 ID:l4KhJUBo No.32515
この小説の元になった旅行で実際に有った出来事は

�@ホテルのカラオケで二人組のサラリーマンに出会い意気投合。
 但し、40代と30代

�Aこちらの部屋で飲み直し、先に自分が寝落ち後、妻が二人組の部屋にお持ち帰りされる。
 夢現の中で、3人が一緒に出ていったのは覚えている。

�B4時くらいに妻が部屋に戻った気配で起きる。
 どこに行っていたか聞くと、「大浴場に行っていた」
 二人の部屋に行ってたんじゃない?「行ってない、、、」

�C後日、偶然見た妻のスマホのフォルダにアノ夜の証拠画像と、メッセで30代とのエロメッセを確認。
  浴衣姿で3人並ぶ写真、
  サラリマン2人は浴衣で妻は全裸で並ぶ写真、
  上下同時挿入、
  挿入前中後の局部アップ、
  白目をむいて失神しているらしきモノ、
  満足そうな寝顔
  その他諸々
 メッセの内容から、二人合わせて6回以上は中出しされて何度も失神するまで逝かされたようです。
 
�D妻には、証拠を押さえた事は秘密にして、行動を監視中。


[8] Re: 退職祝の旅行で  正雄 :2026/03/18 (水) 08:01 ID:JBgqzuSw No.32638
先日、半年ぶりに、妻と旅行に行きました。
行先は、佐藤達の住む近県の温泉地で事前に彼らに連絡を取り、
彼らとは仕事終わりに、現地で合流することにしました。
勿論、自分は妻と彼らの間に何が有ったか気づいてない風を装ってですが。

今回の旅行は、彼らを誘ってまた、飲まないか?と妻に伝えてから、
妻は必至にダイエットに励み、余分な贅肉を落とすため、
食事制限までしていました。

当日、妻はいつも以上に入念に化粧をし、着ていくものもあれやこれやと
悩んでいました。
昼間、観光地巡りをしている間も、その日の夜の事を想像しているのか、
頬は上気し、気もそぞろといった、感じでした。


[9] Re: 退職祝の旅行で  正雄 :2026/03/21 (土) 08:47 ID:NlIhDQ7Y No.32645
夕方に旅館に到着。
今回の部屋は、12畳と8畳の続き間で露天風呂付。
妻がカラオケルームの予約をしに行った隙に、
ネットで買った隠しカメラを12畳の和室に2台と露天風呂に1台セット。
カメラをセットした後、1階のラウンジで妻と合流して、
土産物コーナー等ホテルを探索して時間つぶし。
夕食の時間直前に、佐藤達と合流し、一緒に夕食をとる。
食事の時から酒を勧められ、食後のカラオケでもそれなりに飲まされる。
前回と同じように、部屋飲みをしだして直ぐに自分は、
酔い潰されて奥の8畳間で、布団に潜り込む。


[10] Re: 退職祝の旅行で  正雄 :2026/03/23 (月) 07:39 ID:cnMHwnv2 No.32649
夜明け前、隣の布団で眠る妻の布団をそっと捲るが、
よほど疲れているのか、ぐっすり眠ったままだった。

帯を解いて、そっと引き抜いくと浴衣をはだけさせて、
裸身を確認していった。

ダイエットの成果で腰のくびれが少し出て、
下腹の膨らみも少しなだらかになっていた。
いつもは手入れされていない陰毛も、
丁寧に形を整えて短く刈り揃えられていた。

白い肌には昨夜の名残と思われる内出血の跡が、
鎖骨や、乳房、内腿に何ヵ所かに有った。

少し太腿を割り開いて、秘唇を確認するために
顔を近づけると石鹸の匂いがした。
秘唇に指を掛けて割り開くと
膣口はパックリと口を開けて、
何発やられたのか、赤く充血していた。

ゆっくり指を差し込み、中を少し掻き回すと、
妻が「アン、、、」と甘い声を上げた、

シャワーで洗い流したのか精液は残っていなかったが、
奥の方から匂いはしてきた。

中を掻き回し続けながら、
クリトリスを歯と舌で刺激してやると愛液が湧いてきた。

すぐに腰をうねらせて、、まだ寝ぼけている妻は、
「もうだめ1、鈴木くん、これ以上したら、壊れちゃう、
主人が起きちゃうわ、、、」と、、、


[11] Re: 退職祝の旅行で  それはそれ :2026/03/26 (木) 08:43 ID:wR9Tg85c No.32656
定年退職祝い、 お勤めご苦労さんと正雄さんのように
一般的に身近な温泉旅行が多いです。夫婦の時間が自由に
謳歌できる大切なひと時です。

旅行先で実際に有った出来事、自系列順に詳細について
投稿をしてください。奥様の鈴木くん、これ以上したら、壊れちゃう
寝ぼけ言葉、面白い。

私の定年退職時はコロナ禍の時で山陰の温泉旅行に車で行きました。
宿は開店休業のようで閑散としていました。暇なときで貸し切りのようで
二人の仲居さんにチップを奮発して、一緒に4人で酔うほど飲みました。


[12] Re: 退職祝の旅行で  カトレア :2026/08/27 (木) 01:56 ID:Gn7idBCM No.33129
初めから読みました。良かったです。奥様の決断に乾杯です。人生は、一度しかありません。後悔先に立たず・・・今の元気な間に、チャレンジは、大賛成ですね。続きも、ありますか? 期待しています。

[13] Re: 退職祝の旅行で  正雄 :2026/08/28 (金) 07:01 ID:7dDQ31bQ No.33136
ラジオ体操のボリュームが大きくて目が覚めてしまいました。

それはそれさん
仲居さん含めて4Pの酒池肉林には、ならなかったんでしょうか?

7,8,9,10が 実話です。
1〜6は、7の実話部分に妄想を加えつつ、AIに文書を補完して貰っています。

カトレアさん
続きは、後日?

旅行の後、妻に毎回詳しく報告する事を条件に浮気を公認しました。
パート先や習い事の教室等で以前から口説いてきていた男達とSEXを楽しんでいます。


[14] Re: 退職祝の旅行で  ファンファン :2026/08/28 (金) 13:32 ID:HfiOtgGs No.33139
《旅行の後、妻に毎回詳しく報告する事を条件に浮気を公認しました。
パート先や習い事の教室等で以前から口説いてきていた男達とSEXを楽しんでいます。》
ぜひ後日譚をお願いします。


[15] Re: 退職祝の旅行で  正雄 :2026/09/03 (木) 12:59 ID:ukWsaRhM No.33175
ファンファンさん

妻の性生活、現在の状況ですが、
パート先の副店長が月に2,3回、
習い事の講師が月に1,2回、
マッチングアプリで見つけた相手とも
月に1,2回の頻度で1昼限りの情事を
愉しんでいます。
浮気相手とセックスしてきた夜は、
ベッドの上で報告させています。

妻が言うには、自分とのセックスより
浮気相手とのセックスの方が
ずっと気持ちいいそうです。


[16] Re: 退職祝の旅行で  正雄 :2026/10/02 (金) 07:50 ID:tITr6WQM No.33352
先日、浮気相手との事後報告を聞いているうちに、
ひょんなことから、結婚前からすでに20人近い相手と
浮気を繰り返して来たことを告白されました。

もしかしたら、2〜3人とは
浮気してきたかも知れないな
と、思っていましたが、
衝撃の告白でした。

結婚前後の相手は
妻の勤務先の年下の社員で、
勤務先の倉庫や空いてる会議室で
密会していたそうです。

1人目の子供を妊娠して
会社を辞めたのを機会に
別れたそうですが、
妊娠したのを知ってから
辞めるまでの間は、
生でヤりまくっていたそうです。

それから2人目の子が
中学を卒業するまでの間は
大人しくしていたらしいのですが、
これから学費と出費が増えると思い、
パートを始めたのが、
泥沼の始まりらしいです。

浮気した経験人数を競い合う悪い
パート仲間のおばちゃん達から、
出会い系の掲示板の話を聞き、
興味本位で自分のプロフィールを載せ、
自分の好みのタイプを記載して、
浮気相手の募集をかけると、
想像以上に多くの反応が有り
何人かと連絡を取り合い
そのウチの一番好みに合う男性と
実際に逢ってみたそうです。

妻は、お茶だけの
ドライブデートのつもりで
出掛けたそうですが、
車の中で軽い愛撫とキスに
ボーッとなった所で
言葉巧みに誘われ、
気づいたらホテルのベッドで
男に抱かれていたそうです。

当時、自分とは月に1度くらいの
淡白なセックスだけだったので、
他の女性達を喰いまっくっている男には
妻の攻略なんて簡単なものだったでしょう、

自分のモノよりずっと大きなペニスと
優しくて激しいセックスに
完全に嵌まり込んでしまったと
言っていました.
その後も1年ほど関係は続いたそうです。



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[1] スレッドオーナー: 和也 :2026/09/30 (水) 08:43 ID:l4KhJUBo No.33340
引越し用の段ボールがようやくすべて片付いたのは、
都心から車で一時間ほどの場所にある山あいの
小さな町に暮らし始めて二週間が経った頃だった。

夫の和也(かずや)と妻の恵美(えみ)は共に30代半ば。
東京の狭いマンションでの生活に見切りをつけ、
土地代の安さに惹かれてこの町に中古の一戸建てを購入した。
近隣の住民たちは誰もが温かく、気さくに声をかけてくれた。
都会の冷たさに慣れていた二人は、この町の親切さに
すっかり毒気を抜かれていた。

「いい場所が見つかって本当によかったね」

リビングでコーヒーを飲みながら恵美が微笑む。
その笑顔に、和也も深く頷いていた。

秋が深まる頃、自治会が主催する村祭りの日がやってきた。
夜になり、公民館で「直会(なおらい)」が催された。
会場には手作りのごちそうと大量の酒が並べられている。
参加者のほとんどが夫婦同伴で、どこのテーブルでも
仲睦まじく杯を交わしていた。

その光景に警戒心をすっかり解いた二人は、
周囲から勧められるままにグラスを重ねていった。

「和也さん、恵美さん、ようこそ我が町へ!」

地元の住民たちが代わる代わる注ぎに来る酒は強く、
次第に会場全体の酔いが深まっていく。
やがて公民館の隅に置かれたカラオケセットに
電源が入れられ、どんちゃん騒ぎが始まった。

酒が回るにつれ、どこか淫靡で異様な熱気が会場を包み始めた。
デュエットが始まると、酔った男たちが他人の妻の腰や背中に
自然な手つきで触れ、女性たちもまた嬌声を上げて
それを受け入れている。周囲からは下世話な野次と歓声が飛び交い、
誰一人としてそれを咎める者はいない。

和也は酔った頭で「田舎特有の無礼講なのだろうか」と
違和感を覚えつつも、身体が重く動かなかった。

やがて、自治会の役員を務める中年男性が恵美の手を取り、
マイクを持たせた。

「さあ、恵美さんも一曲いこう!」

イントロが流れる中、役員の男は親しげに恵美の細い腰に手を回した。
恵美は困惑したように和也へ視線を送ったが、
酒のせいでうまく拒めない様子だった。
曲が進むにつれ、男の手は徐々に上へと這い上がり、
服の上から恵美の豊満な胸をしっかりと掴んだ。
恵美の顔が強張る。

「……おい!」

和也は怒りと焦燥感で立ち上がろうとした。
しかし、その肩を柔らかい手が強く押さえつけた。

「まあまあ、和也さん。次は私と一緒にデュエットしましょうよ」

隣に座っていた色っぽい雰囲気を纏う女性住民が、
艶めかしい笑みを浮かべて和也の腕に自らの胸を押し当ててきた。
彼女は和也の手に新しいグラスを握らせる。

「ほら、これ飲んでから。ね?」

妻を助けに行かなければという焦りとは裏腹に、
強い酒の匂いと女性の香水、そして脳を痺れさせるような疲労感が
和也の思考を奪っていく。
恵美の助けを求めるような視線が、混濁していく視界の向こうで
引きちぎられるように遠ざかっていった。

そのまま和也の意識は、深い闇の中へと落ちていった。


[2] Re: 消えた妻と笑う町  和也 :2026/10/02 (金) 00:17 ID:tITr6WQM No.33351
◇分岐1-1

肌寒さに目を覚ました。

冷えたフローリングの感覚。重い頭痛とともに目を開けると、
そこは見覚えのある自宅のリビングだった。
和也は自分が一枚の衣服も身につけておらず、
完全に裸で床に倒れていたことに気づく。

「な……んだ、これ……」

慌てて体を起こし、壁掛け時計を見る。
長針と短針はすでに午前6時を回っていた。

「恵美! 恵美!」

喉の渇きを覚えながら、裸のまま家の中を探し回る。
寝室、浴室、トイレ、どこにも妻の姿はなかった。
恵美の普段着や鞄は部屋に残されたままだ。
脱ぎ捨てられた自分の服を引っ張り出すように着込み、
恵美の携帯電話に発信した。

……プルルル、プルルル。

呼び出し音だけが虚しく響き、やがて留守番電話に切り替わる。
何度かけても反応はない。

血の気が引いていくのを感じたが、
この日はどうしても外せない極めて重要な商談が控えていた。
冷たいシャワーを浴びて強引に目を覚まし、
和也は後ろ髪を引かれるような思いで車を走らせた。

一度職場に寄り、資料を整えてから取引先へと向かう。
しかし、頭の中にあるのは昨夜の不気味な宴の光景と、
恵美の青ざめた顔だけだった。

「……伊藤さん、伊藤さん? 聞いていますか?」

商談中、相手企業の担当者に声をかけられ、
和也はハッと息を呑んだ。
説明は支離滅裂になり、手元は震え、
提示すべき数字を大幅に間違える。
重要商談は見るも無残な結果に終わった。

上司からの叱責も耳に入らないまま、
和也は逃げるように会社を飛び出し、車で自宅へと引き返した。

移動中も何度も恵美の携帯を鳴らしたが、
機械的な応答アナウンスが流れるばかりだった。



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[1] スレッドオーナー: 八尾 :2026/08/11 (火) 20:41 ID:OnlBOyrY No.33067
1.

私、八尾和徳、五十七歳。
どこにでもいるようなサラリーマンであり、自分で言うのも変だが、典型的なオッサンだと思う。とは言っても“オッサン体型”というほどではく、他人からも年齢よりも少し若く見られているくらいだ。
中肉中背で、健康診断でも血圧に黄色信号が灯りかけている程度、このまま本格的に赤信号へ突入するのはさすがに嫌なので、最近は意識的に帰宅後にウォーキングを始めた。
と言っても、履き潰したスニーカーの底を減らしながら近所を二十〜三十分ほど歩くだけの、ほんの気休め程度の運動だが。

勤務先は中堅の電子機器メーカーの国内営業部で、一応は東日本地区の法人開拓チーム長という肩書がある。とはいえ、年収六百五十万ほどの平穏なポジションだ。
同期や後輩が順調に出世していくのを横目に、すでにレースからは外れた身として、マイペースに日々をこなしている。

我が家の一人息子 泰介 二十六歳 も すでに独立して県外勤務の一人暮らしをしており、今は三つ下の妻 由希子と二人きりだ。

泰介が家を出てから、二人きりの食卓にもすっかり慣れた。
由希子は私の好きなツマミを覚えていて少なくなってくると忘れずに買ってきてくれる、逆に私が帰り道で彼女の好きな洋菓子を見つければ、つい買って帰る。

「え? トウサン、また買ってきたのー?」

そう言いながら嬉しそうに笑う由希子を見ると、私はそれだけで満足だった。

大げさな愛情表現など、もう何年もしていないが、こういう小さなやり取りこそ夫婦というものなのだと思っている。

そういうわけで、自分でも少々照れ臭いが、私はかなりの愛妻家だと自認しているのだが……

ただ、その「愛しさ」と「男としての自信」は、ここ最近うまく噛み合っていない。

いつからか寝室も別となり 気がつけばセックスレスになって約十年ほどが過ぎていたが、最近になって急に EDの兆候が現れ始めたのだ。
愛する妻をイメージしながらも、情けなく萎えていく己の肉体…… 不甲斐なさと焦燥感が、ふとした瞬間に胸の奥を重く押し潰す。

そんな私は、夕食を終え、風呂も済ませ、パジャマ姿でリビングのソファに腰を下ろしてテレビ画面に釘付けになっていた。

六月に入り、プロ野球はセ・パ交流戦の時期を迎えていたのだ。

この時期になると、普段は対戦することのないセ・リーグとパ・リーグのチームが顔を合わせるので、私はレギュラーシーズン以上にテレビ中継が気になってしまう。

今夜もそうだった。

別に熱狂的なファンというほどではないのだが、昔から応援している贔屓チームがある。勝てばもちろん嬉しいし、負ければ翌朝まで少し気分が悪い。

贔屓チームは交流戦で、目下三連勝中。
そして今夜の相手はパ・リーグの強豪だった。
否が応でも私は期待をするしかなかった。

ところが贔屓チームの今夜の試合は、一点差のビハインド。
何度か巡ってきた得点チャンスを、ことごとく逃しているのだ。七回裏もそうだった。

「あぁ〜、なんだよ! またダメかぁ〜。今日も負けだな」

缶ビール(発泡酒だが;)片手に、ため息とともに思わず声が出た。
口の中に残る苦味が、敗色濃厚な試合展開と重なってどこか惨めだ。 選手に文句を言っているわけではない。 五十七歳にもなって、テレビの前で野球に腹を立てても仕方がないことくらい、私だってわかっている。
それでも、長年応援しているチームの試合となると、つい感情が入ってしまう。

そして、まるで私のガッカリした気持ちをあざ笑うかのように、画面は陽気なタレントが叫ぶ清涼飲料水のCMに切り替わった。

私は ふっと背後を振り返った。
視線の先には 夕食後の食器を洗い終えた妻の由希子が、ダイニングの椅子に座っていた。

私たちは結婚して二十七年になる。
由希子は昔から家事をきちんとこなす女だった。特別几帳面というわけではないが、やるべきことはきちんとやる。 仕事(パート勤務)もそうだし、家のこともそうだ。

たとえば、洗濯物を取り込む時間が少し遅れただけでも、由希子は「今日は湿っぽくなっちゃった」と気にする。

私からすれば、その程度のことはどうでもいい。

「少々は大丈夫だろ…… 気になるんだったら、明日もう一回干せば?」 そう言うと、

「そうなんだけどね」と笑う。

そんな小さなところまで気にするのが、由希子という女だった。

その由希子が、今夜は いや今夜「も」、少し変だった。

ダイニングテーブルの上に置いたスマホを両手で持ち、画面をじっと見つめている。

いつものようにテレビを眺めながら、私と適当に会話をしている様子ではない。
それどころか、眉間にほんの少し皺を寄せ、真剣な表情で指先を小さく滑らせながら画面を追っていた。

私はCMが終わるのを待って、再びテレビに向き直った。

やがて野球中継が再開される。

私は再び試合に集中しようとした。

しかし…… どういうわけか、目の端に映る由希子の姿が気になった。

(そういえば……)

ここ一週間くらいだろうか。 いや、十日ほど前からだったか。
いや、もしかすると、もっと前からかもしれない。

由希子がスマホを見る時間が、妙に増えている気がする。
もっとも、私が見えている範囲だが。

朝、出勤前に私が身支度を整えている時。
休日の昼間、家事が一段落したとき。
夕方、私が会社から帰ってきたあと。
そして今のような、夕食後の団欒の時間にも。

もちろん、スマホを見ること自体は珍しいことではない。

私だってニュースを見たり、天気予報を確認したりする。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[36] Re: 妻の転職  八尾 :2026/09/23 (水) 14:24 ID:3j3yHfMQ No.33297
ヤマト隊長さん、小太郎さん、duneさん、勝手に妄想さん ご感想有難うございます。


11.

「はい、八尾ですが……」

私は社用スマートフォンの画面を確かめ、できるだけ普段と変わらない平静なトーンを心掛けて第一声を発した。

「あ、八尾さん?  ネオプレシス 山口です」

スピーカーから聞こえてきたのは、いつもの山口の定型のセリフ。
ただ、いつもなら少し間を置いてから落ち着いて話す男なのに、今日は妙に言葉が早い。
昨日応接室で見せた重々しく洗練された雰囲気とは異なり、どこか急いたような、隠しきれない焦りが声の端に滲んでいた。

「お世話になります、山口さん…… 例の件、ですよね?」

「ええ…… そちらの進捗は、いかがかなと思いまして」

そう言って探るように言葉を濁す山口に対し、私は即座に釘を刺すべく、冷ややかな先制パンチを放った。

「山口さん、申し訳ないのですが…… 例の件はあくまで『個人的なお願いごと』という認識でおります。 なので できれば、業務時間外か、お昼の休憩時間にお話しをさせていただけませんか?  こちらも今、午前の業務が立て込んでおりまして……」 とにかく冷静に、ゆっくりと落ち着いたトーンで。

「……っ」

受話器の向こうで山口が息を呑む気配がした。

「個人的なお願いごと」という言葉をわざと強調したのは、公私の境界線を明確にするためだけではない。 そんなに軽く首を縦に振る話ではない という意思を、山口にも分からせておきたかったのだ。
これは私なりのささやかな抵抗だった。 拒絶とまでは言えないまでも、少なくとも簡単には引き受けないという意思表示であり牽制でもあった。

「……おっしゃる通りです。失礼いたしました、八尾さん」

山口は素直に引いた。

私はそこでようやく小さく息を吐いた。

本当なら、もっと強い口調で「妻を巻き込む話を仕事中にされても困ります」と言いたかった。だが、十年来の付き合いがある相手だけに、そこまで突き放すこともできなかった。

彼もさすがに長年修羅場をくぐってきた営業マンだけに、引き際は心得ている。

「実は、例の件とは別の件で ですね、かねてよりご相談していた、例の北海道関連の新規事業における業務見積もりの件ですが……」

即座に仕事の会話へと切り替えた山口に応じ、私も思考をビジネスモードへと強制的にシフトさせた。

数字やスペックのやり取りを交わしながらも、私の神経は電話越しに伝わってくる山口の微かな息遣いや声のトーンを不自然なほど敏感に拾い集めていた。
本来なら営業マンとして集中すべき話なのに、数字がほとんど頭に入ってこない。
北海道の案件どころではない。 向こうもこちらも、頭の半分以上は「例の件」に支配されているのだ。

「……では、北海道サイドと擦り合わせをした修正案をのちほどメールでお送りします。 あと…… 例の件は、また後ほど」

「そうしていただけるとありがたいです。 よろしくお願いします」と私。

五・六分程度の取り繕った業務連絡が終わり、一旦電話は切れた。

昼休みになり、私は社員食堂で日替わり定食を胃に流し込んだが、相変わらず食べ物の味はほとんどしなかった。頭の中では「どうやって山口を納得させて断るか」という言い訳のシミュレーションが延々と渦巻いていた。

食堂を出て、自席へと戻った頃のことだ。
先ほどの電話から、およそ四十分が経過していた。

ポケットの中で、今度は社用ではない「個人所有のスマートフォン」が静かに振動した。
画面を見ると、『取引先 山口隆宏』の文字と山口の個人の携帯番号が表示されている。

仕事の話なら社用スマートフォンにかけるのが普通だ。まして今日は、午前中に一度話しているのだから。
それでも個人の番号にかけてきたということは、今度こそ「例の件」の話なのだろう。

(……フッ、社用じゃなく個人の方にかけてくるあたり、山口さんらしいな)

私は苦笑いを浮かべながら、まるで周囲の目を盗むように、昼休憩中で無人となっている応接ブースへと足早に移動し、通話ボタンをスライドさせた。

「……八尾です」

「八尾さん、度々すみません。昼休みに失礼します……」

山口の声は、先ほど以上に周囲をはばかるように低く、押し殺されていた。

「実はあれから、森本も『八尾さんのところはどうなった?』と何度も聞いてきましてね……。こちらも、正直なところ かなり時間が迫っておりまして」

「はぁ……」

「……あれからも あらゆるツテを血眼になって当たってみたんですが、やっぱり他に頼れるアテがないんです。 というか 完全に全滅でして…… なんとか 奥様に……」

「そうですねぇ…… もっと他に いないのですか?」

受話器の向こうの山口の声には、業界でも有数の優秀な商社マンらしい余裕や矜持は微塵もなかった。

「……八尾さん。 どうか…… お願いできませんか……」

その一言を聞いた瞬間、胸の奥がずしりと重くなった。

そこにあったのは、切迫した焦燥と、格下の取引相手である私に対する、恥を捨てたかすかな“哀願”だった。

(山口さんほどの人間に、ここまで言わせるか……)

普段なら決して見せない男の弱さを見せられて、胸が苦しくなった。
だが、私の本音を言えば、「どこかで誰でもいいから女性を見つけておいてほしかった」というのが偽らざる気持ちだった。

「誰でもいい」…… そう思った瞬間、私は自分でも妙な引っ掛かりを覚えた。

(とにかく 誰でもいいから、由希子だけは この話から外してほしい……)

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[37] Re: 妻の転職  小太郎 :2026/09/23 (水) 21:30 ID:hkmxjHho No.33301
山口さんとしては、こんな提案は二つ返事で断られると
覚悟していたので、八尾さんが奥さんにすでに説明して
奥さんが少しは考えてみると言ってくれた事が、とても
前向きな回答に思えたのではないでしょうか?

新規商談メールのccに副社長が入っているという事は
今回の例の件への八尾さんの回答次第ではこの商談の
行く末に関わって来るという事を山口さんは伝えて
いるのでしょうね。
果たして帰宅後に八尾さんは奥さんにどのように話す
のでしょうか?

続きを楽しみにしています。


[38] Re: 妻の転職  古田の磐井 :2026/09/23 (水) 22:43 ID:E4TyOIMc No.33302
ccで副社長まではキツイですね。

[39] Re: 妻の転職  セカンドベースマン :2026/09/24 (木) 18:51 ID:vACnqrK2 No.33307
更新ありがとうございます。
ドキドキしながら読ませていただいています。
奥様の気持ちが固まり、引き受けるのか?
また、八尾さんも観念して?承諾してしまうのか?
興味は尽きません。


[40] Re: 妻の転職  八尾 :2026/09/28 (月) 17:30 ID:doJrnX5E No.33327
小太郎さん、古田の磐井さん、セカンドベースマンさん ご感想有難うございます。


12.

私は一瞬、その文字列の意味が理解できなかった。

だが 次の瞬間、その無機質なアルファベットの羅列が誰を指しているのかを思い知らされ、心臓が大きく跳ね跳ねた。

ta.morimoto@....... ネオプレシス社 副社長、森本達也のメールアドレスだった。

山口は この北海道の案件に関する業務メールを、森本副社長にも同時にCCとして送信していたのだ。

本来 この件は、私と山口の間(いわゆる現場の担当者レベル)で十分に処理・完結できる程度の規模に過ぎない。 ましてや わざわざ上級経営陣である副社長を巻き込むような大層な話では断じてなかった。
にもかかわらず、山口はあえて森本副社長のアドレスを宛先に並べたのだ。
決して誤送信などではない。 明白で 意図的で 計算し尽くされたメッセージだった

新規事業の案件を盾に取りながら、暗に「副社長自らが例の件の進捗を注視している」という強烈な圧力を、ビジネスの公式なルートを通じて叩きつけてきたのだ。

(……くそっ、山口さん…… そこまでやるか……!)

モニター画面から放たれる白い光が、私の顔を冷酷に照らし出す。
オフィスを行き交う社員たちの話し声やカタカタと響くキーボードの打鍵音が、まるで遠い世界の出来事のように遠のいていった。

背中にじっとりと嫌な冷や汗が伝うのを感じながら、私はただ、画面の中の文字列を絶望的な心地で見つめ続けることしかできなかった。

逃げ道は、着実に塞がれつつある。

このままでは、由希子を山口たちの前に差し出さざるを得なくなるのではないか……

そんな強い焦燥感に襲われる一方で、私の思考の裏側では、別の歪んだ感情が小さく蠢いていた。
抗えない巨大な力によって無力な自分へと追い込まれていく感覚。
その圧倒的な不条理さが、昨夜から胸の奥で燻っていたM的な被虐感を刺激し、理性に反して身体を熱くさせているのを自覚してしまったのだ。

(オレは 一体何を考えているんだ……)

湧き上がる自己嫌悪を振り払うように、私は激しく首を振った。

その日、私は結局、帰宅してからも由希子との間にこの話題を出すことができなかった。
わざと避けたわけではない。もちろん、忘れていたわけでもない。
ただ、どうしても切り出しづらかった。

さらにもう一つ大きな理由があった。
私の帰宅を待っていたかのように、一人息子の泰介から突然電話が入ってきたのだ。

「急なんだけどさ、来週から仕事でメキシコに行くことになったから」

息子の言葉に、我が家は大騒ぎとなった。

「三か月くらいかなぁ? 本場のタコスとテキーラ、楽しんでくるよ」と 呑気に話す泰介。

すぐに由希子はLINEのビデオ通話をつなぎ、彼女のみならず私も完全にそちらに気を取られてしまったのだった。

「向こうでの食事は大丈夫?」「治安は?」「お金は?」と心配そうに質問を繰り返す由希子の横顔を見つめながら、私はついに「例の件」を口にすることができないまま、夜を明かすことになった。

放置して進展がないままにしてしまった不安と、山口の影、いや あのメールのCC欄に鎮座していた「森本」という名への恐怖が胸に閊えたまま、翌朝を迎えた。

朝食の席で向き合った由希子は、昨夜の泰介とのやり取りで 少し疲れた様子を見せつつも、いつも通り私のために味噌汁を温め直してくれていた。

「例の話だけどさ……」

喉のすぐ手前まで出かかったその一言を、私は結局呑み込んでしまった。
ここで蒸し返せば、また彼女の表情を さらに曇らせてしまうかもしれない。 そんな保身のような言い訳で土壇場のチャンスを自ら手放してしまったのだ。

もちろん、泰介の急な出張という想定外の出来事があったのは確かだ。
だが、それは単なる表面上の言い訳に過ぎない。
山口に あれほど必死に頭を下げられ、期待を持たせるような態度をとっておきながら、私自身が何ひとつ動けておらず、何の進展も作れていない……
そんな、一番あってはならない無能な進捗状況を山口に返さなければならない恐怖が私を包んでいた。

「行ってきます」と家を出た瞬間から、猛烈な後悔と焦燥に胸が締め付けられた。

あそこで一言確認しておけば、こんなモヤモヤを抱えずに済んだのに……

由希子と向き合うことすら避けてしまった己の情けなさに苛立ちながら向かったオフィスで、午前中の業務も、正気に戻っては上の空になり、到底50%も集中できているとは言える状態ではなかった。

それでも午後三時を過ぎた。
あと二時間もすれば、この重い気持ちから解放される……

そんなことを思いながら、冷房の効いたオフィスで、週報の数字を追っていたときだった。

デスクの隅に置いていた社用スマホが、ブブッ と小さく震えた。

画面に浮かび上がったのは『ネオプレシス 山口』。

(…… あぁ…… やっぱり 来たか)

私は無意識に重い息を漏らした。
もちろん連絡があるのはわかっていたことだ。 それに むしろ、こちらから状況を連絡すべき段階にまで重要性が跳ね上がっていることも理解していた。
しかし、私の方から自発的に話を持ち出せば、まるで私が由希子をその気にさせようと背中を押しているように受け取られかねない。
それが怖くて連絡を控えていた、という本音もあった。

由希子から明確な答えが出たわけでもなく、私の心が固まったわけでもない。
だからこそ、着信画面をタップする指先は鉛のように重かった。

「……八尾です」

「あ、八尾さん。 どうも、ネオプレシス山口です。 お忙しいところ すみません」

受話器から聞こえる声は、相変わらず丁寧だった。
だが、その声音の奥には、昨日までの焦りとは違う、どこか粘り気のある熱のようなものが潜んでいた。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[41] Re: 妻の転職  古田の磐井 :2026/09/28 (月) 18:58 ID:IrisssIk No.33328
なんとか山口に一泡ふかしてやりたいです。そちらのほうに興味もあります。

[42] Re: 妻の転職  セカンドベースマン :2026/09/28 (月) 22:26 ID:Ghl3eXzU No.33329
更新ありがとうございます。
素晴らしい文章力で話に引き込まれます。
八尾さんの心境が良くわかります。
この先どうなるのか?興味は尽きません。


[43] Re: 妻の転職  小太郎 :2026/09/28 (月) 23:09 ID:qSCDxKS2 No.33330
今後の更なる良いお付き合い、と来ましたね。
副社長を巻き込みながら、八尾さんの逃げ道を
どんどん塞いでいく山口さん。
八尾さんの切り札とは何なのでしょうか?

続きを楽しみにしています。


[44] Re: 妻の転職  dune :2026/09/29 (火) 08:46 ID:hMbs0p2U No.33333
続きが気になっておりまして、週末は何度も覗いていたのですが、昨日(月曜日)はうっかりしていてチェックしていませんでした。更新、ありがとうございます。この山口氏と八尾さまの攻防はしばらく続くのでしょうか。切り札ってなんなのか次回が楽しみです。

[45] Re: 妻の転職  ファン :2026/10/02 (金) 00:02 ID:ekelS4BI No.33350
立体感のある描写に引き込まれました。
更新が待ち遠しいです。



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三家族の旅行から - 現在のレスは39個、スゴイ人気のスレッドです! - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: RT :2026/09/01 (火) 00:25 ID:SuJR5qPw No.33154
10年以上の前のことですが、こちらのサイトに投稿していました。
そのときは、体験談として投稿していたのですが、上手く書くことができず、
中途半端で終わってしまいました。

今回、そのときの話をベースに、アレンジを加えてチャレンジしようと思います。


[30] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/24 (木) 22:08 ID:QdMo9hHE No.33308

紗希は、夫が急に迫ってきたので、すごくドキドキしていた。
これまで、夫の求めには、生理のとき以外に断ったことが無かった。
今日も、夫の求めに応じたい気持ちもあった。
だが、先程まで北川とあんなことをしていた自分の身体が、今は少し汚れているように感じた。
そんな汚れた身体で、夫に抱かれるわけにはいかなかった。

断ってしまって、怪しまれただろうか・・・

紗希は、そんな不安と共に、夫に対して軽い罪悪感を抱いた。
だがその一方で、もし夫が奈緒か結美と関係を持ったとしたら、
こんなに元気ではいられないだろうと思い、少し安堵した気分だった。


翌朝、塚原は、目を覚まして一階に降りて行くと、ロビーの椅子に、桐谷と北川が腰掛けていた。
そこに塚原も加わり、三人で今日のレクレーションの予定や準備の確認をした。
今日は、湖まで車で移動し、昼食にバーベキューを食べ、午後は釣り遊びなどで楽しむ予定だ。

レクレーションの打合せが終わると、三人は、午後に行う釣りの話しを始めた。
昨夜のデートについては、桐谷も北川も話題にする様子を見せなかった。
いったいどちらが紗希とデートしたのか、そして、紗希と何があったのか、
塚原はそれが気になり、昨夜の結美とのことで、桐谷に対して少し後ろめたさがあったが、
思い切ってデートのことを聞いてみようと思った。

「昨日の交換デートはどうでしたか?」

「まあ、こんなもんかなぁって感じでしたけど…」

桐谷はそう答えた。

「俺も、こんなもんかなぁって思った。時間もそんなになかったしね。」

北川も続けてそう答えた。

この答えでは、塚原にはどちらが紗希とデートしたのかわからない。

「塚原さんはどうでした?」

逆に、桐谷から質問を返された。
塚原は、昨晩のことを思い出し、一瞬ドキッとした。

「僕は、罰ゲームだったので、デートは15分だけでしたよ。」

塚原がこう答えたことによって、桐谷には、デートの組み合わせが全てわかった。
妻の結美は、子ども達と一緒に寝ていた、すなわち罰ゲームだったからだ。
自分は奈緒とデートだったので、紗希と北川がデートしたことになる。

紗希とデートしたのは北川だったのか・・・

桐谷にとって一番望まないケースだが、北川に紗希を口説けるはずもないかと思った。

「まぁ、相手が妻じゃなかったので、不幸中の幸いと言ったところですが…」

塚原が続けてそう言うと、桐谷と北川は少し驚いた表情を見せた。

「僕は、紗希ちゃんが相手だったら、罰ゲームでも良かったと思っていましたけどね。」

「えっ、そうなんですか?」

桐谷の言葉に塚原は思わず聞き返した。

「僕の知り合いに、子どもが拓也くんと同じ保育園に通っている人がいるんですけど、
 その人から聞いた話だと、紗希ちゃんは、他の子の父親から結構人気があるようですよ。
 知りませんでした?」

「全く知りませんでした。」

「特に、アラフォー世代の父親の間では、一番人気とか言っていましたよ。
 保育園の行事のときに、厭らしい目で紗希ちゃんを見ている父親もいるし、
 実際に口説きたいと思っている父親もいるそうです。」

塚原も息子の幼稚園の行事にはできるだけ参加していたが、
桐谷が言ったようなことには全く気づいていなかった。

「塚原さんはまだ若いから、アラフォーの父親達と話す機会があまりないのかもしれないけど、
 その人達の中には、紗希ちゃんのファンがたくさんいるそうです。」

「そうなんですか。妻がそんなにモテるなんて、夫としては喜ばしいことなんですかね。」

自分の妻が人気があると聞いて、塚原も満更悪い気分ではなかった。


[31] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/25 (金) 23:23 ID:fkgKp2cI No.33312

塚原と桐谷がそんな会話をしていたら、北川が突然話しを切り出してきた。

「塚原さん、物は相談なんだけど…、今日、紗希ちゃんを口説いてもいいかい?」

「えっ?いきなりなんですか、口説くって…?」

「言葉通りの意味だよ。もちろん紗希ちゃんがノーと言ったら、それでお終いだし、
 まあ、ゲームみたいなものかな。」

「ゲームですか…。それだったら別に構いませんけど…、
 でも、口説いた後、どうするんですか?」

「それは紗希ちゃん次第だよ。話をするだけかも知れないし、
 昨日みたいにデートをするかもしれないし…。もちろん紗希ちゃんが嫌がることはしないさ。
 それともやっぱり心配かい?」

「いや、別にそれはいいんですけど…」

「じゃあ、了解したってことでいいね。今日一日は、そういうことでよろしく。」

そう言って、北川は二階に上っていった。

桐谷は、今の北川の話から、昨日のデートで紗希を口説くことに失敗したなと確信した。

紗希を口説こうと思って考えた交換デートで、自分の女房が寝取られたことも知らずに、
まだ紗希を口説こうとするなんて、まさに滑稽だな・・・

桐谷はそんなことを思いながら、北川を見送った。

「塚原さん、あんな約束しちゃって、大丈夫ですか?」

「えっ、いや、そんな大したことでは…」

「そうですか?私には、北川さん、本気のように見えましたが…」

「そうですか?」

「気にならないなら別にいいんですが…。でも、北川さんがいいなら、僕もいいですよね。」

「えっ?」

「僕も紗希ちゃんを口説きたいと思っているので…」

「桐谷さんも?」

「そうです。だから、僕も今日一日よろしく。」

呑気で間抜けな男だ。これなら寝取られても何も気づかないだろう・・・

桐谷はそう思いながら、二階に上がっていった。

今日の午前中は、三夫婦のうち男女一人ずつがバーベキューの材料の買い出しに行き、
残りの4人は、旅館で子ども達とカラオケ大会を行う予定だった。
材料を買い出しに行く係は、やはりくじ引きで決めた。
買い出し係は、紗希と桐谷になった。

「紗希ちゃん、買い出しで桐谷さんと二人だけになったから、
 今頃口説かれているかもしれないよ。」

カラオケ大会の最中に、塚原は北川からそう言われて少し気になったが、
午前中から口説いても何もすることもできないだろうと思い、聞き流していた。

カラオケ大会では、先ず、子ども達と親達一人一人が順番に好きな曲を歌い、
その次に親子で歌った。
その後、北川と奈緒が夫婦でデュエットを披露した。

「桐谷さんと紗希ちゃんが買い出しでいないから、塚原さんと結美さんで何か歌ってみれば。」

夫とデュエットで歌い終えた奈緒が、塚原と結美にそう言ってマイクを渡した。
塚原と結美は、何を歌うかあれこれ相談し、曲が決まって二人で歌いだした。
北川は、塚原と結美がデュエットで歌う様子を見ながら、
先程、塚原が罰ゲームだったと言ったことを思い出した。

待てよ、俺の相手が紗希で、奈緒は自分達の部屋で寝たから罰ゲームじゃない。
すると、桐谷と奈緒がデートで、塚原と結美が罰ゲームということか。
なるほど、塚原と結美か・・・

仲良く歌う塚原と結美の二人の姿を見ながら、昨日、紗希が動揺していたことを思い出し、
北川は、これは使えるかもしれない、と思った。


[32] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/27 (日) 01:51 ID:Ah4namVQ No.33319

買い出しに行った紗希と桐谷は、車の中で、初めはいつもと同じような会話をしていたが、
昨夜の交換デートのことに話しが移った。

「結美の相手は、紗希ちゃんのご主人だったみたいだね。」

「えっ?そ、それは、結美さんに聞いたんですか?」

「いや、結美は子ども達と寝ていたから、結美が罰ゲームだったことは知っていたんだ。
 それで、今朝、ご主人と話したとき、昨日は罰ゲームだったと言っていたからわかったんだよ。」

紗希は、夫と結美が一緒だったことに動揺したが、罰ゲームだったことを聞くと、ホッとした。
子ども達と一緒ならば、何かある筈もないと、紗希は思った。

「でも、今朝結美と会ったら、少し様子がおかしかったんだよね。
 結美とご主人、何かあったんじゃないかな。」

「子ども達と一緒だったら、何も起こるわけないと思うんですけど…。」

「それが、翔に昨日の夜ことを聞いてみたんだけど、皆直ぐに寝ちゃったらしい。」

「えっ。」

「翔は最後まで起きていたみたいだけど、皆寝ちゃったから、
 その後自分も直ぐに寝たと言っていた。」

「そうですか。」

「もしそうなら、子ども達が寝た後、時間はたっぷりあるわけだし、
 場所も子ども達が寝ている部屋の隣とか、自分達の部屋とかもあるから、
 二人に何かあっても不思議じゃないと思う。」

紗希はその話しを聞いて真っ青になった。
夫と一番一緒にいて欲しくないと思っていた結美が、旅館の一室で、
夫と長い時間二人きりになった可能性がある。
そのことだけでも動揺してしまうのに、
桐谷は、今朝の結美の様子から夫と何かあったに違いないと確信している。

「桐谷さんは、夫と結美さんのこと、気にならないんですか。」

「気にならないことはないけど、二人とも大人の男女だし、
 お互いの家庭を壊すほどのめり込まなければ、別にいいんじゃないかな。」

紗希は一瞬耳を疑った。
妻の浮気を容認する夫がいるとは信じられなかった。

「それに、紗希ちゃんは気づいているかどうか知らないけど、
 結美は前からご主人に気があったみたいだから、
 いつかこうなるかも知れないと思っていたしね。」

やっぱりそうだったのか・・・

結美は夫のことが好きなのではということは、紗希も気にはなっていたが、
桐谷からその事を伝えられると、やはりショックだった。

「だから紗希ちゃんも、ご主人と結美のことはあまり気にせず、
 自分は自分で楽しんだ方がいいよ。僕は紗希ちゃんが好きだから、
 僕で良ければ、いつでもお相手する用意はあるし…。」

「結美さんと比べたら私なんか…」

「そんなことないよ。紗希ちゃんには、結美にはない可愛らしさがあるし、
 結美にはない女性らしさもある。プロポーションだって、
 結美とは比べものならないほど素敵だよ。だから、もし、結美とご主人が…」

「でも、今までの話は、全て桐谷さんの憶測なんでしょう?」

「憶測と言ってしまえばそうだけど、可能性はかなり高いと思うんだけどな。
 何なら二人に聞いてみたらどう?」

紗希は何も答えられなかった。

「それで、二人がそういう関係だったら、僕と紗希ちゃんは同じ立場だから、
 もしそうなら、紗希ちゃんは僕の相手になってくれるかい?」

紗希は、桐谷の言葉を黙って聞いていた。

もし、夫が結美さんと関係を持っていたら、私だって・・・

紗希には、そういう気持ちが芽生えていた。


[33] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/27 (日) 23:34 ID:Ah4namVQ No.33324

三家族でバーベキューを食べた後、午後は皆で湖のほとりで釣り遊びをして楽しんでいた。
紗希は、買い出しのときに桐谷の話を聞いてから、夫と結美のことが気になっていた。
バーベキューの間も、釣り遊びの間も、二人の様子をそっと窺っていた。
しかし、二人は話をするどころか、互いに近づくこともなかった。
だが、それが却って、紗希には怪しく感じられた。

北川は、この後どのようにして紗希を口説こうか考えていた。
昨夜、紗希は、夫が奈緒か結美と関係を持ち、抱かれることを承諾したら考えると言っていた。
すでに、塚原からは了解をもらった。
もちろん抱いてもよいという了解ではないが、北川にとっては同じことだった。
後は、塚原が結美と関係を持ったと、紗希に思わせればよいだけだ。

だが、北川は、塚原と結美について、紗希が信じるに足りる材料を何も持ち合わせていなかった。

どうしたものか。何かでっちあげて押すしかないか・・・

北川は、暫く思案していたが、何か良い策が閃いたのか、
少し笑みを浮かべながら、煙草をふかしていた。

桐谷もまた、紗希をどのようして口説こうか悩んでいた。
買い出しで紗希と二人きりになったとき、とりあえず彼女に布石は打っておいた。
後は、どのようにして紗希をその気にさせるかだ。

結美と塚原のことを持ち出すと紗希が激しく動揺することは、桐谷にもわかった。
昨日、結美と塚原が何かあったという話も、結美が塚原に気があるという話も、
半ば冗談のつもりで言ってみたが、すっかり真に受けてしまったようだ。

やはり、その点を突いて、紗希の心を揺さぶるのがよさそうだ。
紗希に疑心暗鬼を芽生えさせ、結美と塚原が関係を持ったかのように仄めかせば、
紗希はきっと結美に敵愾心を燃し、その反動で自分と関係を持ってもよいと思うに違いない。

だが、この後、紗希と二人きりになる時間がどれだけ取れるかが問題だ。
この旅行が終わってしまえば、紗希と二人きりになるチャンスはもうない。

桐谷がそんなことを考えていると、北川に声を掛けられた。
そして、二人は、何やらひそひそと相談を始めた。

釣り遊びも終わり、夕方になって、二泊三日の旅行も、あっという間に山場を越えた。
今日の夜は、翌日に車で帰ることを考慮して、皆でレクレーションを行う計画はなく、
家族や夫婦それぞれでゆっくり過ごす予定だった。
そう、後はもう一晩寝たら家に帰る、それだけの筈だった。


塚原は、夕食を終えて風呂に入った後、自分の部屋で寛いでいた。
紗希は、風呂を済ませた後、一旦部屋に戻ったが、直ぐに部屋から出て行った。
息子の拓也は、すでにパジャマに着替えて、布団の中で一人で遊んでいた。

それから暫くすると、塚原の部屋の外から自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。
戸を開けてみると、桐谷と北川だった。

「今、紗希ちゃんが一階のロビーに一人で居るんですが、
 これから二人で口説きに行こうと思っているんですけど、
 その前に塚原さんに一応知らせておこうと思いまして…」

桐谷は塚原にそう告げた。

「口説くって…、二人一緒にですか?」

「そう。どうするかは、これから二人で決めることにします。
 それと、紗希ちゃんを屋外に連れ出すつもりですので、
 塚原さんは、今から外に出ないようにしてくださいね。
 塚原さんがいると、紗希ちゃんを口説けなくなってしまいますから。」

「奈緒さんや結美さんは?」

「二人には、北川さんと僕で夜釣りに行くと言ってありますから…
 もし何かあったら話しを合わせておいて下さい。」

そう言って、桐谷と北川は一階に降りて行った。
塚原は、二人で一緒に口説くって、どうするんだろうと思った。

紗希が二人一緒に相手をするわけがないし、どっちかを選ぶというのも考えにくい。
それとも順番に口説くつもりなのか・・・

もしそうなら、紗希が一人目を断って、二人目をOKするなんてことも考えにくい。
断るなら二人ともそうするだろうから、結局二人ともうまくいかないんじゃないか・・・

このとき、塚原は、桐谷と北川が二人で紗希を口説くという話を楽観的に考えていた。


[34] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/29 (火) 00:13 ID:wMGMZc8U No.33332

紗希は、風呂から上がると、上がTシャツ、下がスウェットという恰好で、
一階のロビーの椅子に座っていた。
夫と結美のことがずっと頭から離れなれず、風呂から部屋に戻ったとき、
このまま夫と一緒にいて冷静でいられる自信がなく、直ぐに部屋を出た。

やはり夫に直接確かめようか、それとも結美さんに聞こうか・・・
でもどうやって聞いたらいいんだろう・・・

紗希は、午前中に桐谷の話を聞いたときから、そんなことばかりを考えていた。

「紗希ちゃん、こんなところで一人でどうしたの?」

その声に紗希が振り向くと、いつのまにか桐谷と北川が自分の横に立っていた。

「お風呂に入ったらとても気持ちがよかったので、ここで少しぼーっとしていたんです。」

「僕達、少し飲もうと思っているんだけど、紗希ちゃんも一緒にどう?」

「結美さんや奈緒さんは?」

「翔も、北川さんの娘さん達も、少し疲れが出たみたいで、
 結美も奈緒さんも、子ども達を寝かしつけてそのまま寝るってさ。」

それでも、紗希は、返事をせずに考えていた。

「塚原さんも誘ったんだけど、丁度拓也くんと寝ようとしているところだったので、
 それじゃ、紗希ちゃんを少し借りてもいいですかって尋ねたら、いいですよって…」

昨日のことで、紗希は少し北川を警戒していたが、桐谷が一緒なら大丈夫だろうと思った。

「そうですか…。わかりました。」

紗希はそう答えると、椅子から立ち上がり、三人で本館の玄関から外に出ていった。
桐谷の案内で、表の庭を通り抜けて駐車場に出て、更にその駐車場の先にある裏庭に向かった。
北川はスウェット姿で歩く紗希を見ながら、これなら脱がすのも簡単だなと笑みを浮べていた。

裏庭には離れ家のような建物があり、その中に三人で入った。
部屋に入ると、すでにエアコンがついており、中は涼しかった

「ここは?」

紗希は桐谷に尋ねた。

「毎年ここに泊まりに来たときに、自由に使わせてもらっている部屋なんだ。
 今年も旅館の主人に使う許可を貰ってあるから…
 いつもは、ここで親戚達と酒を飲んだり、麻雀をしたりして楽しんでいるんだ。」

今夜は、これまでとは全く違うことで、楽しむつもりだけど・・・

桐谷は、笑みを浮べながら心の中でそう呟いた。

「紗希ちゃんが好きなお酒も用意してあるんだ。」

桐谷はそう言って、部屋の冷蔵庫からビールの他にワインや缶酎ハイを取り出した。

「かんぱーい」

桐谷と北川はビールを、紗希は缶酎ハイを飲み始めた。

*************************************************************************************

塚原は、自分の部屋の窓から外をぼんやり眺めていた。
すると、紗希と桐谷と北川が庭を歩いて行くのが見えた。
それを目の当たりにした塚原は、少し不安が募ってきた。

『あんな約束しちゃって、大丈夫ですか…』

『北川さん、本気のように見えましたが…』

『僕も一緒ですから…』

塚原は、今朝、桐谷の言った言葉を思い出していた。
その言葉の意味をよく考えてみると、居ても立っても居られなくなってきた。
だが、拓也がまだ起きているので、この部屋を離れるわけにもいかない。

「拓也、そろそろ寝るぞ。」

桐谷からは、外に出ないようにと言われていたが、
塚原は、拓也を寝かしつけたら、外に様子を見に行くことに決めた。


[35] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/29 (火) 22:42 ID:wMGMZc8U No.33337

三人が飲み始めてから1時間ほど経っていた。
ここまでは、他愛のない話しで盛り上がり、三人で談笑していた。
紗希は、缶酎ハイを飲み終えると、桐谷に勧められてワインを飲み始めた。
口当たりがよく、すでにグラスで3杯ほど飲み、少し酔いが回っていた。

「紗希ちゃん、実は紗希ちゃんを飲みに誘ったのは理由があってね。」

桐谷が紗希にそう切り出した。

「何ですか?」

「実は、僕達二人とも紗希ちゃんのこと大好きなんだ。
 だから、紗希ちゃん、これから僕達の相手をしてくれないかい?」

「そうそう、昨日の交換デートも、紗希ちゃんを抱きたいと思って計画したことなんだ。」

桐谷の言葉の後に、北川も続けた。

「二人とも、いきなり何を言っているんですか?私、結婚しているんですよ。
 そんなこと言われても、わかりました、なんて答えられるわけないじゃないですか。」

「旦那さんも、了解してくれたんだよ。」

北川がそう言った。
紗希は、その言葉を聞いて愕然とした。
自分が他の男に抱かれるのを夫が了解するなんて考えられなかった。

「旦那さんが了解してくれたんだから、いいじゃないか。」

「主人がそんなこと言うわけがありません。」

「紗希ちゃん、それは本当のことだよ。」

今度は桐谷が紗希にそう言った。

「今朝、僕と北川さんと二人で、ご主人の了解をとったんだから。
 それに、ここに来る前にもご主人に確認したし…」

「うそ…」

紗希は、桐谷の言葉を聞き、何が何だかわからなくなった。

「紗希ちゃん、買い出しに行ったときに、話したよね、
 ご主人と結美に何かあったんじゃないかって。」

「・・・・」

「実は、あの後、結美に昨日のことを問い詰めてみたんだよ。」

「えっ?」

「そうしたら、結美が『ごめんなさい』って謝ったんだ。」

「そ、そんな…」

もちろん、これは桐谷の作り話だ。
結美は桐谷に謝ったりしていないし、そもそも桐谷が結美を問い詰めたりもしていない。
桐谷は結美に『罰ゲームだったようだけど、残念だったね』と言っただけだ。
それに対して結美は『そうね』と素っ気なく答えただけで、それ以上は何も話していない。

「結美は謝っただけで、それ以上は何も言わなかったけど、何もなければ謝ったりしないよね。
 ご主人に確かめたわけじゃないけど、ご主人は僕に後ろめたさを感じて了解したんだと思う。
 そうでなきゃ、こんなことを了解するなんて、
 紗希ちゃんの言う通りあり得ないことだから…。」

夫が結美と関係を持っていた、それが事実なら桐谷の話も理解できる。
紗希は、そう思ったが夫を信じたい気持ちもあった。

「へー、あの二人やっぱりそうだったんだ。」

北川が桐谷に続いて話し出した。

「紗希ちゃんと桐谷さんは、買い出しに行っていたから知らないだろうけど、
 カラオケ大会で、あの二人がデュエットしたんだよ。
 その様子が、何て言うか、今までとは違う親密感みたいなのがあってさ、
 少し変だなって思ったけど、二人がすでに男女の間柄なら、わかるような気がするなぁ。」

紗希は、夫からはカラオケ大会のことは何も聞いておらず、
北川の話を聞いて、そんなことがあったたんだと初めて知り、愕然とした。


[36] Re: 三家族の旅行から  あきら :2026/09/30 (水) 09:57 ID:/YBqKOLY No.33341
毎晩の更新楽しみに読ませていただいてます。
もし可能でしたら、過去スレも読んでみたいです。どこにあるか教えてもらえないでしょうか?


[37] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/30 (水) 22:52 ID:ar/0qqok No.33345

あきらさん
コメントありがとうございます。

申しわけありませんが、私も過去ログのどこにあるかは把握していません。
10年前の夏頃に、なんでも体験談に投稿していました。


[38] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/30 (水) 22:53 ID:ar/0qqok No.33346

紗希は、何の言葉も出なかった。
それは、紗希がずっと考えていたことだった。
夫は、昨日の夜自分を求めてきた。
もし、結美と関係していたら、結美を抱いた後に、自分を抱こうとしたことになる。
とても信じられないことだが、後ろめたさから、そういう行動に出たのかもしれない。
紗希は、そう思い込んでいた。

夫と結美に裏切られた。
そのことだけが、紗希の頭の中を支配し、ただ呆然として俯いた。
そんな紗希の様子を見て、桐谷は、右手で彼女の肩を抱き寄せた。

「紗希ちゃん、ご主人と結美がそういう関係になってしまったのなら、
 紗希ちゃんは僕の相手をしてくれるって言っていたよね。」

あのとき紗希は何も返事をしなかったが、
桐谷は、あたかも紗希が承諾したかのように話した。

「俺とも約束しただろ、紗希ちゃん。昨日の夜、旦那さんと結美さんが関係を持ち、
 旦那さんが俺とのことを了解してくれたら、俺に抱かれてもいいって言ったよね。」

北川も続けてそう言った。
もちろん、紗希は、考えてみるとは言ったが、抱かれてもいいとは言っていない。

だが、二人からそう言われると、酔っていたこともあって、
紗希はそう返事をしていたように錯覚した。
ただ、紗希にとっては、そんなことよりも、夫と結美のことがショックで、
二人の言葉を聞いても、ただ黙ったまま俯いていた。

「紗希ちゃん」

桐谷は紗希に声をかけ、紗希の顎に左手を添えて、俯いていた顔を上げると、
自分の唇を紗希の唇に重ねた。
紗希は何の抵抗もしなかった。

北川は、突然桐谷が紗希にキスしたのでびっくりした。
心の中でこの野郎と思ったが、何も言わずに二人の様子を眺めていた。
すると、桐谷が北川に手で合図を送った。
ここから出て行けという合図だった。


それは6時間ほど前のことだ。
紗希をどう口説こうか考えあぐねていた北川は、桐谷に一緒に口説かないかと誘った。

『どうして僕が北川さんと一緒に紗希ちゃんを口説かなければいけないんですか?』

桐谷は、初め北川にそう答えた。
桐谷には、自分一人でも紗希を口説ける自信があったし、
北川のような男に、紗希を抱くチャンスを与えるのは馬鹿馬鹿しいと思った。

だが、考えてみれば紗希を口説き落とすには、まだまだ時間がかかりそうだし、
そもそも、旅行中に、どのようにして紗希と二人きりになるチャンスを作るか、
それが思い浮かばない。
それなら北川と協力した方が手っ取り早いのではないかと、桐谷は思った。

奈緒はもう自分の女だし…、今日だけは、北川にいい思いをさせてやるか・・・

桐谷は、自分が最初に紗希を抱くということであれば、
一緒に紗希を口説いてもいいと、北川に言った。
他に手立てがない北川は、仕方なく桐谷の条件を呑んだ。

それから、二人で紗希をどう口説くかを相談した。
紗希を誘って、この離れ家で三人で飲むという計画は、桐谷の考えだ。

『僕が合図を送りますから、そうしたら北川さんは外に出て行って下さい。
 万が一、他の人に見つかったら面倒なので、外に出たら駐車場に行って、
 自分の車の中で待っていて下さい。終わったら、連絡しますから。』

桐谷とは、そういう約束になっていた。

北川は渋々立ち上がり、合図に従って外に出て行った。
そして、約束通り、駐車場まで歩いて、自分の車に乗った。

あの野郎が先なんて悔しいが、まあいいか。
あいつがどんなセックスをしても、俺が必ず上書きしてやる・・・

北川はそう思いながら、車の中で煙草に火を点けた。


[39] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/01 (木) 23:23 ID:SuJR5qPw No.33349

北川が外に出た後、桐谷は、自分の舌と紗希の舌を絡めながら、
Tシャツの上から紗希の胸を撫で回した。
紗希は抵抗する様子も見せず、桐谷のなすがままだったが、
暫くすると自ら唇や舌を動かし始めていた。

堕ちたかな・・・

紗希の様子から、そう確信した桐谷は、暫くキスを続けた後、
紗希の両膝の裏に左腕を入れて彼女を抱き上げ、そのまま立ち上がった。
そして、片足で襖を開けて、隣の部屋に入った。
隣の部屋には、灯りが点いていて、すでに布団が敷かれていた。

桐谷は、紗希を抱きかかえたまま、布団の上にゆっくりと座った。
紗希の両脚を降ろした後、右手で紗希の背中を支えながら再び彼女にキスをした。

自分で計画したこととは言え、こんなに簡単に自分の手にすることができるとは・・・

桐谷はそう思いながら、左手で紗希の胸を弄っていた。
相変わらず、紗希は無抵抗だった。
そんな紗希の様子を見て、桐谷は左手で彼女のTシャツを下からゆっくりと捲り上げていった。

桐谷は、胸までTシャツを捲ると、キスを止め、今度は両手でTシャツを捲り上げた。
このとき、紗希は脱がせやすいよう、自ら両手を上げた。
桐谷は紗希もその気になっていると思い、彼女から素早くTシャツを剥ぎ取った。
桐谷の目の前には、ブラジャーからはち切れんばかりの大きな胸が現れた。

結美や奈緒では比べ物にならないな・・・

桐谷は、紗希の後ろに両手を回して、彼女のブラジャーのホックを外し、
ブラジャーを彼女の両腕から抜き取った。
弾力のある大きな乳房に顔を近づけると、丸くて大きめの乳輪にキスをした後、
紗希を仰向けに寝かせた。
桐谷は紗希の身体を眺めながら、思わず生唾を呑み込んだ。

想像以上にいい身体だ・・・

桐谷は紗希の身体をじっくりと眺めた後、自分もシャツを脱ぐと、
両手で紗希の乳房を鷲掴みにしながら、片方の乳首を口に含んだ。

「はぁ…」

紗希から小さく吐息が漏れた。

桐谷は紗希の乳房をゆっくり揉みながら、左右の乳首を交互に舌と唇で愛撫していた。
それから暫く乳首の愛撫を続けた後、紗希の下半身に向けて唇をゆっくり這わせながら、
紗希の身体を愛撫していく。

桐谷の唇が紗希の臍に到達すると、桐谷は紗希のスウェットの紐を解いた。
そして、桐谷は、唇を臍下から更に下に向けて這わせながら、
紗希のスウェットを静かに降ろしていき、紗希のパンティが見えると、
パンティに手を掛け、スウェットと一緒に降ろしていった。

紗希の恥毛が露わになると、桐谷はニヤッと笑い、紗希の太腿に唇を這わせながら、
更にスウェットとパンティを降ろし続け、彼女の足先から抜き取った。

全裸の紗希をじっくり眺めた後、桐谷は紗希の股間を静かに広げ、
彼女の太股に顔を埋めて舌を這わせながら恥部を弄った。
紗希の恥部はすでに潤っているのを確認すると、
桐谷は紗希の膣の中に指を入れ、中を解すように優しく弄った。
更に、桐谷は、両手の人指し指を紗希の膣の中に入れて膣口を開きながら、
その周辺を舐め回した。

桐谷は暫く愛撫を続けると、一旦愛撫を止め、紗希の股間をM字に開脚させ、
彼女の股間をまじまじと見つめた。
紗希の恥部は、愛液でぐっしょりと濡れており、膣口からは愛液が染み出していた。

準備はよさそうだな・・・

桐谷は、自分のズボンとパンツを脱ぐと、ズボンのポケットからゴムを取り出し、
硬直したペニスに素早く装着した。
それから、自分のペニスを紗希の股間に載せ、恥部に沿って摩りはじめた。

桐谷は、ペニスを紗希の恥部に何度も何度も擦りつけた後、
ペニスの先端を彼女の膣口に突き立て、紗希の膣の中にずぶずぶとゆっくり押し込んでいった。

「ああぅっ…」

桐谷のペニスが紗希を貫いた瞬間、彼女は小さな声を漏らし、身体を捩った。



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[1] スレッドオーナー: kuma :2026/07/08 (水) 05:27 ID:boS9avE. No.32916
雨の夕暮れ、リビングのソファに腰掛けた恵美子の指が、スマートフォンの画面を無意識に滑らせている。窓の外では、しとしとと降る雨がアスファルトを濡らし、車のヘッドライトがぼんやりと光る。二階からは、夫の隆がキーボードを叩くかすかな音が聞こえてくるだけだ。

彼女の目が、ふと一つの広告に留まった。文字は小さく、控えめなフォントで書かれている。「入墨師・緊縛師 出張致します」。一瞬、何かの間違いかと思った。こんな田舎町に、そんなサービスがあるはずがない。しかし、その言葉は彼女の胸の奥で、長い間忘れていた何かをそっと揺さぶった。

恵美子は五十三歳。専業主婦として、平凡な日常を送ってきた。若い頃はスレンダーだった体も、年齢とともに下半身に肉がつき、乳房も少し垂れてきたことを、彼女は鏡を見るたびに意識せずにはいられなかった。地味な服装で、控えめに振る舞う自分。しかし、心の奥底では、「自分はまだ終わっていない」という密かな焦りと渇望が、静かに燃え続けている。


[49] Re: 境界線  りゅういち :2026/09/08 (火) 16:54 ID:MsX8X1Y6 No.33213
なんて淫靡で美しい世界
恥ずかしい姿の恵美子の涙を拭うの暁美の姿大妄想です


[50] Re: 境界線  kuma :2026/09/09 (水) 10:05 ID:NelMd60k No.33218
男が縄を引き締める。天井の滑車が軋み、恵美子の身体がゆっくりと持ち上がっていく。

「あ……っ」

声にならない息が漏れる。腰に巻かれた縄が全体重を支え、両腕は背後で縛られたまま、身体が空中へと浮かんでいく。床から足が離れる感覚——それはまるで、重力そのものから解放されるようだった。

縄が皮膚に食い込む。痛みと同時に、身体の内側から何かが押し上げられてくる。普段は意識することのない筋肉の一つ一つが、縄に抗うように緊張し、そしてすぐに諦めのように弛緩していく。

「そう……力を抜いて」

暁美の声が下から聞こえる。恵美子は吊るされたまま、ゆっくりと回転しながら、部屋の天井を見上げていた。視界が逆さまになり、照明の光がまぶしく滲む。

暁美が恵美子の前に立つ。彼女の指が、再び蛇のタトゥーに触れた。

「さあ、もう一度感じて」

その指が、蛇の頭の部分からゆっくりと這い始める。鱗の一つ一つをなぞるように、丁寧に、執拗に。

「あああっ……!」

吊るされた身体が大きく震える。重力に引かれて全ての感覚が下腹部に集中していた。そこを撫でられるたびに、電流のような衝撃が背筋を駆け上がる。

暁美の指が蛇の背を辿り、舌の先端へと向かう。恵美子の最も敏感な場所を、ゆっくりと円を描くように撫でる。

「んんっ……だめ……それ……!」

言葉にならない悲鳴が部屋に響く。縄が軋み、恵美子の身体が弓なりに反る。全身の血液が沸騰するような感覚——五十三年の人生で一度も味わったことのない、圧倒的な快楽の波が押し寄せる。

「いいわよ。そのまま」

暁美の指が止まらない。むしろ、より深く、より確実に、蛇の形をなぞっていく。その動きに合わせて、恵美子の身体が規則的に震え始める。

「あっ……あっ……あっ……!」

恵美子の意識が白く染まっていく。吊るされた身体が無意識に跳ね、縄が軋みを上げる。下腹部の奥深くで何かが弾け、熱い波が全身を駆け巡る。

「ああああっ;!」

絶頂の叫びが部屋に響き渡る。恵美子の身体が激しく震え、縄がその動きを吸収するように揺れる。視界が真っ白に染まり、耳の中で自分の心臓の音が轟いている。

暁美の指がようやく止まる。しかし、その掌はまだ恵美子の太腿に触れたまま、優しく撫でていた。

「まだ終わらないわよ」

その声が、遠くから聞こえるようだった。恵美子の身体はまだ微かに震え続け、縄に吊られたままゆっくりと回転している。汗が全身に滲み、照明の光を反射してきらめいていた。

男が再び近づいてくる。手には新しい麻縄が巻かれている。暁美が彼に目配せをし、何かを囁く。恵美子の耳には届かない言葉だったが、その意味はすぐに理解できた。

まだ、始まったばかりなのだ。


[51] Re: 境界線  りゅういち :2026/09/09 (水) 15:37 ID:SAvr39gk No.33220
それはまるで、重力そのものから解放されるようだった。

なんて素敵な表現 堕ちていく女が味わう解放感・・・まだ始まったばかり・・・

期待が膨らみます


[52] Re: 境界線  kuma :2026/09/10 (木) 15:16 ID:2yNdU8o2 No.33224
暁美の手が恵美子の膝の内側に触れる。その指がゆっくりと、しかし確かな力で太腿を押し広げていく。

「あ……っ」

恵美子の身体が吊るされたまま震える。両腕は背後で縛られ、自由の利かない身体では抗うことすらできない。暁美の手がさらに膝を外側に押しやると、恵美子の脚は大きく開かれた形になった。

「そのまま……動かないで」

暁美の声が低く響く。恵美子の最も秘めた部分が、薄暗い照明の下に晒されていく。羞恥と恐怖が同時に押し寄せるが、それ以上に——身体の奥底で何かが疼くのを感じていた。

暁美の指が再び蛇のタトゥーに触れる。今度はより深く、より執拗に。鱗の一つ一つを確かめるように、蛇の背を辿りながら、ゆっくりと下へ下へと降りていく。

「ああ……あっ……」

恵美子の呼吸が荒くなる。開かれた脚の付け根——そこに刻まれた蛇の舌先を、暁美の指がなぞる。円を描くように、優しく、しかし確実に。

「んんっ……!」

恵美子の腰が無意識に跳ねる。縄が軋み、吊るされた身体が揺れる。暁美の指は止まらない。むしろ、より深く、より確実に、恵美子の最も敏感な場所を撫で続ける。

「いいわよ……その調子」

暁美の声が甘く響く。恵美子の身体が規則的に震え始める。下腹部の奥で何かが熱く膨らんでいくのがわかる。もう抑えられない——そう思った瞬間、恵美子の全身が激しく硬直した。

「あっ……あああっ……!」

何かが弾けた。温かい液体が恵美子の太腿を伝い、滴り落ちていく。恵美子は自分の身に何が起きたのか理解するのに数秒を要した。

——あ……私……。

羞恥が一気に押し寄せる。五十三年の人生で、こんなことは一度もなかった。自分をコントロールできなくなるほどの快楽——その先にあったもの。

「綺麗よ」

暁美の声が優しく響く。彼女の指が、恵美子の太腿を伝う滴をそっとすくい取る。

「あなたのすべてが、今ここで解放されている」

恵美子の目から涙が溢れる。羞恥と、そして何かもっと深い——言葉にできない感情が胸の奥で渦巻いていた。

男が静かに近づき、暁美に新しい麻縄を手渡す。暁美はそれを受け取りながらも、まだ恵美子の太腿に触れたまま、優しく撫で続けている。

「まだ終わらないわよ」

その言葉が、遠くから聞こえるようだった。恵美子の身体はまだ微かに震え続け、吊るされたままゆっくりと回転している。汗と、そして別の液体が全身に滲み、照明の光を反射してきらめいていた。


[53] Re: 境界線  りゅういち :2026/09/14 (月) 19:57 ID:P.v.vvVs No.33244
50代という設定がたまりません
境界線・・・・・・いったいどこが境界線なのか妄想は膨らみます


[54] Re: 境界線  kuma :2026/09/21 (月) 13:29 ID:UOV.8FnU No.33280
暁美の指が太腿を離れる。その温もりが消えた瞬間、恵美子の身体が小さく震えた。

「今日はここまで」

暁美の声が静かに響く。男が近づき、吊り縄をゆっくりと下ろしていく。恵美子の足が床に触れると、膝が震えて立っていられなかった。暁美がその身体を支え、優しく縄を解いていく。

「三ヶ月後にまた来て」

暁美の言葉が耳に残る。恵美子は頷くことしかできなかった。身体のあちこちに縄の跡が赤く残り、太腿はまだ濡れている。それでも——不思議と清々しさがあった。

着替えを済ませ、スタジオを後にする。夜風が火照った頬を冷ました。バスに乗り、最寄り駅で降りる。家までの道を歩きながら、恵美子は自分の身体がまだ微かに震えているのを感じていた。

玄関の鍵を開ける。リビングからテレビの音が聞こえる。

「ただいま」

声をかけても、返事はない。リビングを覗くと、隆がソファに座ってテレビを見ていた。彼はちらりと恵美子を見たが、すぐに画面に視線を戻す。

「遅かったな」

「うん……ちょっと買い物に」

それ以上、何も言われない。隆はリモコンを手に取り、チャンネルを変えた。恵美子は自分の部屋へ向かう。階段を上がりながら、胸の奥が奇妙にざわつくのを感じていた。

寝室のドアを閉める。一人きりになると、身体の奥底に残る熱が再び顔を出す。恵美子は鏡の前に立った。服を脱ぎ、自分の身体を見つめる。

縄の跡がまだ薄く残っている。太腿の内側には、蛇のタトゥーが薄明かりの中で浮かび上がっていた。その曲線を指でなぞると、あの感覚が鮮明に蘇る。

——暁美の指が……。

恵美子の呼吸が浅くなる。鏡の中の自分は、頬を赤く染め、瞳が潤んでいた。もう一人の自分がそこにいるような気がした。

手が自然と下腹部へ伸びる。指がタトゥーの上を滑り、さらにその先へ。恵美子はベッドに腰を下ろし、脚を開いた。

指が湿り気を帯びた場所に触れる。まだ敏感になっている身体が、その刺激に反応する。恵美子は唇を噛みしめながら、ゆっくりと指を動かし始めた。

あのスタジオの薄暗い照明。暁美の声。縄の感触。晒された羞恥。すべてが頭の中を駆け巡る。

「あ……っ」

恵美子の身体が弓なりに反る。指の動きが速くなる。自分の指なのに、まるで誰かに触られているような錯覚に陥る。

——まだ終わらない……。

暁美の言葉が耳の奥で響く。恵美子は目を閉じ、その言葉に身を委ねた。身体の奥で何かが熱く膨らみ、弾けようとしている。

「ああっ……!」

声が漏れる。身体が激しく震え、そのままベッドに崩れ落ちた。荒い呼吸が部屋に響く。しばらくの間、恵美子は天井を見つめたまま動けなかった。

窓の外では、静かな夜が広がっている。階下からは、まだテレビの音が微かに聞こえていた。


[55] Re: 境界線  kuma :2026/09/21 (月) 13:31 ID:UOV.8FnU No.33281
恵美子の指がまだ湿った場所に触れたまま、身体の余韻が静まりかけようとしていたその時だった。

「大丈夫か」

突然、ドアの向こうから隆の声がした。

恵美子の身体が硬直する。心臓が一瞬で跳ね上がり、血液が全身を駆け巡る感覚があった。慌ててスカートを引き上げ、ブラウスを羽織る。指先が震えていて、ボタンがうまく留められない。

「え、ええ……大丈夫よ」

声が上擦っていた。自分でもわかるほど不自然な返事だった。恵美子はベッドから立ち上がり、鏡の前で髪を整えるふりをした。頬がまだ赤く染まっている。瞳の潤みも引いていない。

ドアが少し開く。

隆が立っていた。手にはスマートフォンが握られている。その画面には——見覚えのある映像が映っていた。

恵美子の呼吸が止まった。

それはあのスタジオの光景だった。薄暗い照明の下で、裸の女が縄に吊るされている。脚を大きく開かされ、太腿の内側には蛇のタトゥーが浮かび上がっている。間違いない——自分だ。

「これ……知ってるか」

隆の声は低く、感情が読めない。彼の指がスマホの画面をタップすると、映像が少し進む。恵美子の身体が弓なりに反り、声が漏れる瞬間が映し出されていた。

恵美子の頭が真っ白になる。何と言えばいいのかわからない。否定する言葉が喉の奥で詰まり、出てこない。

「知らない……そんなの……」

掠れた声でそう言ったが、隆の目は冷めていた。彼はゆっくりとスマホをしまい、部屋の中に足を踏み入れる。

「今日、どこに行ってたんだ」

問い詰めるような口調ではない。むしろ、静かで——どこか諦めにも似た響きがあった。

恵美子は鏡の前に立ちすくんだまま、答えられない。自分の姿が鏡に映っている。乱れた髪。赤い頬。そして——ブラウスの襟元から覗く、薄く残った縄の跡。

隆はそれを見ていた。彼の視線が恵美子の首元に止まる。そして、ゆっくりと視線を上げ、妻の目をまっすぐに見つめた。

「話せることなら——話してほしい」

その言葉に、恵美子の胸の奥がぎゅっと締め付けられた。二十五年来の夫の声が、こんなにも遠くに聞こえるのは初めてだった。

部屋の中に沈黙が降りる。階下からは、テレビの音がまだ微かに聞こえている。日常と非日常の境界線が、今まさに曖昧になろうとしていた。


[56] Re: 境界線  ファン :2026/09/24 (木) 09:20 ID:0GlQdqKs No.33305
そそられます

[57] Re: 境界線  kuma :2026/09/27 (日) 13:48 ID:iu1lCnvU No.33322
隆の指が、恵美子の涙をそっと拭う。その仕草は慎重で、まるで壊れ物に触れるかのようだった。

「ずっと前から——お前が緊縛師のスタジオに通い始める前から、知ってたんだ」

彼の声は低く、しかし確かに震えていた。

「美咲から連絡が来てたんだ。お前がタトゥーを入れたことも、調教を受けたことも——全部だ」

恵美子の喉が震える。二十五年来連れ添った男の、知らなかった横顔。彼がどれだけのものを胸の奥に秘めてきたのか、今初めて見えた気がした。

「それなのに、ずっと黙ってたの?」

「お前が自分から話すまで、待とうと思った」

隆は眼鏡を手に取り、ゆっくりと拭いた。

「でも、もう無理だと思ったんだ——お前が鏡の前で震えてるのを見て、もう隠し続けることはできないと」

恵美子は裸のまま、夫の前に立っていた。部屋の灯りが、彼女の身体の輪郭を柔らかく照らし出す。年齢とともに刻まれた曲線のひとつひとつが、今はむしろ美しさを際立たせていた。

「暁美さんに——俺も会ったんだ」

隆の声が、一段と低くなる。

「全部話した。俺の気持ちも——お前に対する想いも」

恵美子の呼吸が止まる。

「あの人に?」

「ああ。暁美さんは言ってた——『恵美子さんは、あなたの視線を欲しがっている』って」

隆がゆっくりと一歩、前に出る。彼の指が、恵美子の胸の下——左側の肋骨のあたりに触れる。そこには、施されたばかりの蛇のタトゥーがあった。

「俺は——これから、暁美さんの調教を見届ける」

隆の目に、決意の光が宿る。

「そして、お前が本当に望むものを——与えたい」

恵美子の全身が、微かに震えた。羞恥と、期待と——そして初めて感じる、夫からの承認の感覚。それが胸の奥で温かく広がっていく。

彼女はゆっくりと、夫の胸に顔を埋めた。隆のシャツ越しに伝わる鼓動が、自分のそれと同じ速さで打っていることに気づく。

窓の外の雨音が、少しずつ静まっていく。雨の間、空気はひんやりと澄み、夜の闇が部屋の中に静かに落ちていた。

隆の腕が、そっと恵美子の背中に回される。その温もりが、これまでにないほど確かなものに感じられた。

完


[58] Re: 境界線  Nタケシ :2026/10/01 (木) 17:50 ID:jOhIASqw No.33348
作者さん、お疲れ様です。
個人的に好きなSMチックな話しに、興奮して楽しませてもらいました。ありがとうございます。
表現に淫靡な香りがあって、とても良かったです。
しいていえば、もう少し長く、深く、新たな展開があればもっと良かったとおもいますが、それはま次の小説で表現していただきたいと思います。

では。



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[1] スレッドオーナー: 土屋 :2026/05/23 (土) 22:39 ID:vJIfgbDU No.32760
父が長期の海外出張に出た週末、我が家のリビングはいつものように母の親友たちの喧騒に包まれていた。
母・土屋千春、45歳。大手出版社でバリバリ働いている。若くしてオレを産んだから、中学の頃は友達から人気があった。要は「綺麗なオバサン」。目尻の上がった大きな目、通った鼻筋に厚めの唇。今も美貌と均整の取れたスタイルを維持している。本人も意識しているのか、見た目に手を抜くことがない。耳にかけたミディアムの髪、ゆったりとしたオフホワイトのサマーニット、Vネックにのぞく鎖骨とダイヤ。彼女には常に華やかな女の匂いが漂っていた。
そして、その母の周りには似たような女たちが集まる。IT企業で働く自由奔放で派手な美人の典子さんと、経営者の妻でおっとりとした良妻賢母タイプの薫さん。3人は学生時代からの親友で、事あるごとに我が家に集まってはワインを空けている。
オレ、裕一は20歳の冴えない大学生だ。いつものように自室に籠もっていたが、猛烈に喉が渇き、足音を忍ばせてキッチンへ向かった。
リビングとキッチンを隔てる曇りガラスのドア越しに、女たちの笑い声が響いてくる。冷蔵庫を開けようとしたオレの手は、典子さんの甲高い声にピタリと止まった。

「だからね、あれは冗談抜きで私の人生で一番のバケモノだったのよ!」
だいぶ酔っているのがわかる。オレは息を殺し、ドアの隙間からリビングを覗き込んだ。
「もう、先っぽパンパンで、血管がボコボコ浮いててさ、なんだろ、生き物っていうか凶器?それが奥までズドンって入った瞬間、脳みそがショートしたみたいになっちゃって。」
ワケのわからない話かと思ったが、言葉を咀嚼すると、まさかという気がした。その時、母と薫さんが「ちょっと典子!」「声が大きすぎるってば!」と笑いながら手を叩いている。
「でもさ、ぶっちゃけ大きさって正義じゃない?」と典子さんは身を乗り出した。
「愛だのテクニックだの言うけどさ、絶対的な質量で子宮の入り口をガンガン突かれる快感って、理屈じゃないのよ。メスとしての本能を直接殴られてるみたいでさ」
やはり、オレの勘は当たったと確信する。
と同時に、急に3人の会話に興味を引きつけられた。
「まあ……否定はしないけど」と言ったのは母だ。頬を紅潮させながらワインを煽る。
「確かに、すっごいのが入ってきた時の、あの息が詰まるような圧倒される感じは、忘れられないわよね」
「でしょ!? ねえ、薫はどうなのよ。あんた昔から清純派ぶってるけど、絶対すごいのに当たったことあるでしょ。吐きなさいよ!」
「ええっ、私!?」と矛先を向けられた薫さんは顔を真っ赤にして両手で頬を覆った。普段はおとなしく、二人の息子を育てる母親である薫さんが、身をよじって恥じらっている。
「も、もう……しょうがないなぁ。私は、夫のかな。それだって、そんなに巨大とか、そういうことじゃないんだけど」
「なによ、それ。いい子過ぎて面白くない」と典子さんが冷ややかに言う。
「そんなこと言ったって、経験がないんだから仕方ないでしょ?」
「そうそう、典子、酔い過ぎだよ」。
母が薫さんをフォローした。
「なによ、千春!それなら代わりにアンタが答えなさい。歴代ナンバーワンの男、誰?」
典子さんが容赦なく母に迫る。

母は「えー」と濁そうとしたが、両脇から二人がわかりきったような顔をしている。
母は観念したらしい。
「もぉ、何度も話したでしょ?……澤田!」
その苗字が出た瞬間、典子さんも薫さんも「だよねーー!!」と、声を揃えて爆笑した。
「ごめんごめん、千春のこの話は定番だから、やっぱり言わせちゃった」
助けられたはずの薫さんも笑っている。
「ホント、毎回言わせるの、やめて」。
どうやら3人の間で、母はこの話をさせられるのはいつものことらしい。
すると典子さんが突っ込んだ。
「でも千春、口でした時はどうだったの?それはあんまり聞いてないわよ!」
典子さんの追及に、母はワイングラスの縁を指でなぞりながら、困ったような笑みを浮かべた。
「もう20年以上前だからなぁ。えー、うーん。顎が外れるかと思うぐらい口を開けたのと、がんばって根元までくわえようとしたら喉の奥に当たって、えずいたのは覚えてる」。
「うわー、いやらしい! で、味は? どんな味したのよ?」
典子さんが悪ノリする。
「バカじゃないの!味なんて覚えてないって!」母が吹き出しながら答えた。
「で? で? 入れた時はどうだったのよ!」
典子さんは止まる気配がない。
「もう、前にも話したじゃない!」
母は照れ隠しのように笑いながらも、その顔は完全に昔の記憶をたどっていた。
母が、昔の男との行為を、その男たるモノを思い起こしている。
「……だいたい、典子の言ったのと同じ感じかな。熱くて硬い肉の塊に、中の狭いところを強引にこじ開けられて、内臓を全部押し上げられるみたいな圧迫感で。奥の奥の、一番敏感なところをゴリゴリされて、足の指が勝手に丸まって……。ガクガク、痙攣、しちゃったの……」
母の口から紡がれる、あまりにも生々しい牝としての記憶。
オレは暗闇の中で、自分の股間がちぎれるほど勃起しているのを感じていた。あの、綺麗で、優しくオレを育ててくれた完璧な母が、得体の知れない『澤田』という男の巨大な肉棒に犯され、快感のあまり身体を痙攣させていた。その事実が、オレの脳髄を麻痺させるほどの嫉妬と、狂おしいほどの興奮を呼び起こしていた。

やがてお開きになり、
「もう典子ったら、調子に乗り過ぎよ」と薫さんが嗜めながら帰っていく声が聞こえた。
オレはベッドに横たわっても、まったく眠れなかった。
母の過去。オレの知らない、女としての『千春』。
もっと知りたい。澤田とは何者なのか。母はどんな顔で男に抱かれていたのか。
ふと、典子さんの顔が浮かんだ。
物心ついた頃から『親戚の陽気なおばさん』のごとく接してくれた彼女なら、オレのこの歪んだ欲望を笑い飛ばして、真実を教えてくれるのではないか。母の全てを知るであろう典子さんに、縋ってみようと思った。


[76] Re: 遍歴  カッツ :2026/09/26 (土) 22:43 ID:b02YLnDk No.33318
待望のビデオ見つかるといいな、三橋沙和も何か知ってそうな予感。
続編待ってます。


[77] Re: 遍歴  土屋 :2026/09/27 (日) 22:50 ID:XIqCQTlg No.33323
カッツ様
いつもありがとうございます。続けます。


オレの狂気じみた家捜しは、容易でなかった。実際に手を動かしてみると、捜した後の完璧な原状回復の作業は、想像以上に手間がかかった。
母親が仕事に出ている日中、数日かけて、クローゼットにシェルフ、デスクの引き出し、キッチンやドレッサーの棚まで、家中の収納をのぞいた。だが、
期待したようなビデオテープの収穫はどこにもなかった。
唯一の発見といえば、母親の普段使いの下着がしまってあるチェストとは全く別の、クローゼットの奥の収納ボックスから、光沢のある生地の派手な下着が数組、大切そうに収められているのを見つけたことくらいだった。
男が見れば、勝負下着と呼ぶことが明らかなデザインのものばかりだ。果たして、父に見せるためにあるものなのだろうか。
だが、ビデオテープが見つからない焦燥が、下着への妄想じみた関心など霧散させてしまう。
間瀬の言う通り、そんな羞恥の塊のようなビデオなど、二十年余りにわたる歳月のどこかで処分されているのが当たり前なのだ。

自室のベッドに大の字になり、天井を見つめる。母親の、若き日の決定的な痴態を見たいという異常な思いに支配されていたオレは、冷たい水で顔を洗ったかのように、急に現実へと引き戻された。

間瀬と会ってから1週間ほどが経った頃、スマートフォンの画面に典子さんからのメッセージが届いた。
「秀島さんに会ってどうだった?薫と二人で気にしてるから、お茶でもしようよ」
行き詰まりから、なんとなく手を差し伸べられたような、そんな気持ちになった。

待ち合わせ場所は、前回と同じ表参道のカフェだった。
駅から店へと向かう道すがら、ふと思う。ここは四半世紀前、母がまだ「水野千春」だった頃、最低の男・藤野と出会い堕落していく、その一歩目を踏んだ街なのだ。今、オレが歩いているこのアスファルトを、若き日の母は絶望の足取りで歩いたのだろうか。

店に入り、視線を奥へと巡らせると、テラスに近い席で薫さんが小さく手を振った。その横には、典子さんも座っている。社長夫人とIT企業のマネージャー。二人は店内で一際目を引くほど華やかだった。
オレは席に着くと同時に、まずは間瀬さんを介して秀島を紹介してもらったことへの礼を丁寧に述べた。
薫さんが、探るような、どこか心配そうな目をオレに向ける。
「秀島さんと話せて、よかった?嫌な話を聞くことにならなかったかしら?」
『はい。本当に、貴重な話をたくさん聞くことができました』
オレはそう答え、秀島から仕入れた情報の何から話せばいいだろうかと、二人に報告をしようと口を開きかけた。
だが、それを典子さんが片手を挙げて遮った。
「あ、ストップ。報告ならいいわよ。私たちはね、千春の過去については、千春本人からしか聞くつもりないから」
典子さんは、ストローを弄びながらサバサバとした口調で言う。
「あんたに声をかけたのは、報告会をさせるためじゃないの。あんた自身が、秀島さんに会って『よかった』と思えているなら、それでいいって確認したかっただけ」
薫さんもそれに優しく微笑んで頷く。オレは胸が温かくなるのを感じながら、改めて礼を述べた。

すると、薫さんが首を少し傾げて言った。
「それで、千春の過去への関心は満たされたの?」
『はい。ただ、知れば知るほど、母の過去への関心が湧いてくるんです』
オレの本音を察したのか、典子さんがニヤニヤと意地悪そうな笑みを浮かべて茶化してきた。
「なによ、それ。まだまだ下心が膨らむわけだ。ほんと、エロガキねー」
「ちょっと、典子!」
典子さんがゲラゲラと笑い、薫さんが慌てて突っ込みを入れる。が、呆れたようにしている薫さんも表情は笑っていた。

オレは二人の笑顔を見つめながら、ふと、この二人がテープのありかのヒントを持っている可能性はないだろうかと思った。
だが、直接的には聞けない。別の糸口を見つけなくては。関係ないようで、水面下で繋がるような話。他人の話で、目的の人物にも重なる話は…。

『あの、一つ聞いてもいいですか。母が社会人になってほどなくして別れた、当時の彼氏のことって知っていますか?』
「え?」
『秀島さんが、母にそういう相手がいたと言っていて』
典子さんも薫さんも、突然の質問に小さく目を丸くし、記憶をたどるように視線を泳がせた。

やがて、薫さんが「あ!」と小さく手を叩いた。

「それ、光くんだわ」
『ヒカル…?』
初めて聞く名前に、オレの耳がピクリと動く。
「そうだ、千春のゼミの同級生。チハルとヒカルで、名前の韻が似てる二人ねって、からかってたわね。ほら、ものすごいイケメンだったじゃない?」
典子さんの言葉に、薫さんも大きく頷く。
「そうそう、背が高くて爽やか系のイケメン。ずっと千春のことが好きでね、就活が終わった後にようやく付き合い始めたのよ。でも、光くんが就職したのが大手の保険会社で、最初は地方勤務になっちゃって。結局、社会人になってすぐに遠距離で別れちゃったのよね」
美男美女でお似合いだったのに、と惜しそうに語る薫さんの言葉を聞きながら、オレは、イケメンでエリートというヒカルの人物像に強く引っかかりを覚えた。「沙和ちゃんは自分に見合う人を選べる」と、エリートらしき男を連れた後輩に敗北宣言したという母の言葉が舞い戻る。
だが母にも、藤野のような生ゴミとは違う、自分に相応しい男と付き合っていた時期があったのだ。その頃は幸せを疑わなかったのではないだろうか。

『その、ヒカルさんとの写真とか、母が持っているとしたら、どこにしまっていると思いますか?』
オレの問いを典子が茶化す。
「そんなの、ママの昔の男を知りたいから写真見せてって甘えてみれば?」
『いや、それはちょっと。そういう昔の記録、母は処分したりしていないでしょうか?』

「残してるよ」
当然とばかりに即答したのは典子さんだった。
薫さんが驚いたように身を乗り出す。
「ちょっと典子、なんでそんなこと言い切れるのよ。千春から聞いたの?」
「聞いたのよ」
典子さんは得意げに胸を張った。
「私が旦那と結婚する時、昔の男の写真とか思い出の品をどうしようか迷って、千春に相談したの。そしたら千春がね、『私は処分できなくて、全部取ってあるよ』って言ったのよ。どこに、どうやって隠してあるかも教えてもらって、私は今でもその千春のやり方を真似してそのままにしてるんだから。だから、千春だって今も同じ場所に置いてるんじゃないかな」
心臓が、ドクンと激しく脈打った。
オレは自分の必死な家捜しを思い返した。クローゼットも、シェルフも、デスクも全部捜した。写真なんて、どこにもなかったはずだ。
オレは乾いた喉を鳴らし、典子さんを食い入るように見つめた。
『それ…どこですか?』


[78] Re: 遍歴  カッツ :2026/09/28 (月) 23:13 ID:JxO6EqA2 No.33331
おっとお、隠し場所分かるのか? 分かっても無理だったり・・・
テープ見つかる事を祈ってます。   期待してます。


[79] Re: 遍歴  古田の磐井 :2026/09/29 (火) 15:00 ID:nvTCiLfA No.33334
テープの在処が、、、。楽しみです。

[80] Re: 遍歴  土屋 :2026/09/29 (火) 20:25 ID:YgvDcZKw No.33335
カッツ様 古田の磐井様
お言葉を頂き励みになります。ありがとうございます。続けます。


典子さんはニヤリと口元を歪めてから説明を始めた。
「あんたん家の脱衣所、洗濯機の上の戸棚があるでしょ?」
「…あります」
「その戸棚の、一番上の段。そこ、普段使わない予備のバスタオルとかが詰まってるはず。でね、そのタオルをどかした奥、そこを二重構造にしてあるの」
典子さんが悪戯っぽくオレに目線を送る。
「ウチも同じ作りなんだけど、一番上の段の奥なんて、下から普通に見上げても見えない位置なのよ。家の中で自分しか絶対に触らない、旦那や子供じゃ目に入りもしない場所。そこに、奥の壁と同じ大きさ、同じ色の箱を仕込んであるってわけ」
そう言って、得意げに笑った。
薫さんが、紅茶のカップをソーサーに戻しながら、呆れたような顔でため息をつく。
「ちょっと典子、本当にお喋りが過ぎるわよ。千春の秘密をそんな風に勝手に……」
「いいじゃない、減るもんじゃなし」
典子さんはあっけらかんと言い返す。
「それにさ、千春が今でも私に教えた通りの隠し場所を使ってるか、ちょっと確かめてみたいじゃない? 裕一さ、もし光くんとか、昔の男の写真を見つけたら、こっそり私に教えなさいよね」

母が考えた隠し場所。それは、一度は諦めかけた「母のビデオテープ」が、今も処分されずに残されている可能性に直結していた。
早く家に帰って確かめたい。その猛烈な焦燥感が、オレの心を狂おしく急き立てた。
「ねぇ」
不意に、典子さんがつまらなさそうな声を上げて、オレの顔を覗き込んできた。
「あんた、生真面目な顔しちゃってさ、私がそこに何を隠しているのかは、気にならないわけ?」
薫さんがすかさず横から口を挟む。
「何って、さっき自分で言ってたじゃない。元彼の写真でしょ?」
「元彼の写真て言ったって色々あるでしょ?どんな写真か気にならないの?」
「色々?色々なんてあるかしら?」
薫さんがおっとりと首を傾げる。
「だからさー、薫も裕一も、私がどんな写真を隠してるか聞きなさいよ。訊ねるのがマナーでしょ?」
「聞かなくたって、どうせ自分から言うじゃない」
薫さんのツッコミに、典子さんが不満げに頬を膨らませる。オレは早く話を切り上げて帰りたかったのもあり、たまらず話を合わせるように言葉を差し挟んだ。
「……で、典子さんは、どんな写真を隠しているんですか?」
「ふふ、仕方ないな。知りたがりのエロ少年に教えてあげる」
二十歳のオレを子供扱いして、典子さんが満足そうに笑みを浮かべる。
そして急に声を潜めた。
「昔の男と撮った、ちょっとエッチな写真」
「ちょっ、典子!」
薫さんが顔を赤らめて制するが、典子さんはどこ吹く風で続ける。
「いいじゃない、相手の男のことなんて今さらどうでもいいのよ。でもね、若くてハリのあった頃のキレイな身体だけは、どうしても処分できなかったの。お別れしたくなくてさ」
「ほら、やっぱり自分から言いたかっただけじゃないの」
「何よ、私だって昔は本当にスタイルが良かったんだから! 証拠として残しておきたいの!」
スタイルなら今も十分にいいと思ったが、四十代の女たちの賑やかな応酬を前に、オレは黙っていた。
ただ、「エッチな写真」という単語が、オレの脳髄に邪悪な刺激を与えた。

ヒカルという、母に相応しかった男との写真は見つかる可能性が感じられる。もしもそれが、二人のハメ撮りだったら。
挿入し、感じている母を見下ろして撮った写真や、男に跨り突き上げられて、胸を揉まれる母を見上げて撮った写真があるかもしれない。
それが見つかれば十分な気がしてくる。

いや、と考えを打ち消す。
本当に欲しいのは、幸せできれいな母の姿ではない。穢され堕落した母の動画だ。もう一度、目的を定め直す。その方が見つかるような気がしたから。

典子と薫のやり取りを最後まで聞き、オレは脱兎のごとく表参道を後にして、我が家へと帰宅した。
カチャリ、と静まり返った玄関の鍵を開ける。母はまだ仕事で帰らない。
オレは靴を脱ぎ捨てるなり、廊下を突き抜け、脱衣所にある洗濯機の前へと駆けつけた。
息が荒くなるのを抑えられない。
洗濯機の上に設置された、備え付けの白い木製の戸棚。化粧板に覆われた扉を左右に開け放つ。
一番上の段。典子さんの言葉通り、そこには普段使わない厚手のバスタオルやフェイスタオルが、隙間なくぎっしりと詰め込まれていた。

落ち着くよう、自分に強く言い聞かせる。ここで痕跡を残せば、あの鋭い母に一発で勘付かれる。
オレは急いで食卓から木製の椅子を運び込み、脱衣所の床に設置して踏み台にした。椅子に立ってポケットからスマートフォンを取り出すと、タオルの畳まれ方、重なり具合、戸棚全体の配置を、原状回復のために全て写真に収めた。
細心の注意を払いながらタオルを一枚ずつ丁寧に取り出し、床へと置いていく。
改めて下から見上げると、確かに、上段の棚の中はほぼ見えない。
靴下のまま椅子の上に立ち、戸棚の最上段の奥を、上から覗き込むようにして見つめた。
一見、何もないように見える。
だが、奥の壁の右端にわずかに隙間があって、指を差し込めそうだ。
手を伸ばし、指をかけて手前に引く。

壁自体が、手前に動いた。


[81] Re: 遍歴  古田の磐井 :2026/09/29 (火) 21:26 ID:aXiH0mTc No.33336
続きを御願いします。

[82] Re: 遍歴  カッツ :2026/09/30 (水) 10:32 ID:iZ43GPDM No.33342
おっ、見つかったよですね、きっとテープ入ってますね。
さあ内容が気になってしょうがないしょうがない。 つづきを・・・


[83] Re: 遍歴  土屋 :2026/09/30 (水) 20:05 ID:DxvaBmxM No.33343
古田の磐井様 カッツ様
お言葉ありがとうございます。続けます。


これだ。

短く息を呑み、オレは確信した。

心臓が、破裂しそうなほどに暴れ始める。全身の毛穴が開き、脳内の血流が加速した気がする。
母が封印した、本当の聖域。
棚の手前まで引き出して両手で掴むと、横に長く奥行きは浅いが、それが確かに箱であることがわかる。
オレは椅子から降り、箱を脱衣所の床に置いた。
そのままオレも胡座をかき、震える手で慎重に蓋を開ける。
中には、中身を優しく労わるように、真っ白な新しいタオルが詰められていた。そのタオルの清潔な状態から、これが決して封印されたものではなく、最近も母が触れたものであることが伝わってきた。
元に戻せるように撮影してから、そっと、上のタオルをめくる。
現れた中身は、濃いグレーのポーチと、黒い箱が3つだった。
ここでも画像で記録を取り、オレはテープが入っているであろう順に、まず、細長い黒い箱を開けた。
中から出てきたのは、繊細な銀色のチェーンがついたアクセサリー。そして、それとは別に、銀色の輪っかのような小物が5つ、綺麗に並んでいた。ピアスのようにも、あるいは医療用器具のようにも見える。だが、少なくとも、今オレが求めているものではない。その物体は慎重に元に戻した。
続いて、残された2つの小さな黒い箱の片方を開けた。

あった。

手のひらに収まるサイズの、透明なプラスチックのケースが2つ。
中に収められているのは、驚くほど小さいが、間違いなくテープだった。プラスチックのボディにのぞき窓が付いていて、巻かれた磁気テープが見える。
心臓が激しく高鳴る。地鳴りのような動悸のあまり、喉の奥から吐き気すら込み上げてくる。
この2本のテープの中には、若き日の母が金で買われ、恥辱に震えながら喘ぐ姿が記録されているに違いない。ついに、オレは母の秘密の真ん中に辿り着いたのだ。

オレは歓喜の余りおかしくなりそうな自分を必死に理性で押さえ込んだ。
まず、ケースに入ったテープの表面にあるロゴや型番を、正確にスマートフォンで写真に撮る。
そして、触れた指紋を拭き取るようにしながら、箱もポーチも、全てを寸分の違いもなく元の白いボックスへと収めた。タオルを敷き詰め、蓋を閉め、椅子の上から、戸棚の最上段の左奥へと戻す。床のタオルも写真の通りに畳んで詰め直し、化粧板の扉を閉めた。椅子を食卓へと戻す。
原状回復は終わった。

だが、目的への道のりはこれからだった。
我が家には、こんな旧式の小さなテープを再生できる機器などどこにもない。
オレは自室に駆け込み、猛烈な勢いでスマートフォンを操り、AIも使ってネット情報を検索した。
古い規格のテープを再生できる中古のビデオカメラと、パソコンに映像を取り込むための機材を調べ、必要なもの一式をコンビニ受け取りで注文した。母に見つかるリスクを避けるためだ。

2日後。
コンビニのレジで重みのある段ボールを受け取り、機材が全て揃った。
自室のノートパソコンの設定も、すでに済ませてある。
だが夜になり、両親がいる中で動くことはできなかった。こんなに長く、苦しい夜は、人生で二度とないだろうと思った。

そして、次の日。
オレは大学の講義をすべてサボった。
午前8時過ぎ。母が仕事へ出かけ、家が留守になったのを確認する。
静寂に包まれた家の中で、オレは再び脱衣所の戸棚から、あの白いボックスを降ろした。
中から、2本のビデオテープを取り出し、自室へと持ち帰る。
机の上には、手に入れたばかりの、旧時代のビデオカメラ。
オレは震える手でケーブルを繋ぎ、カメラをPCのUSBポートへと接続した。画面に異常はない。動作の推移を、祈りながら見守った。
パカッと、ビデオカメラのテープホルダーが開く。
オレはプラスチックケースから、1本の黒いテープを取り出した。二十数年の歳月を眠り続けた、母の秘密。
それを、カメラのメカニズムの中へと、ゆっくりと挿入する。
ガチャ、と重々しい機械音がして、テープが内部へと吸い込まれていった。
画面の前に座り、マウスを握る。カーソルを「PLAY」のボタンへと合わせた。
心臓が、喉から飛び出しそうだった。

一度だけ、深く、深く呼吸をした。
そしてオレは、再生ボタンをクリックした。


[84] Re: 遍歴  カッツ :2026/09/30 (水) 21:29 ID:iZ43GPDM No.33344
ありましたね、期待と興奮が膨らみます。
つづき待ち遠しいです。


[85] Re: 遍歴  古田の磐井 :2026/10/01 (木) 12:32 ID:uu9iJiH6 No.33347
続きを楽しみにしてます。


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新スレ昭和時代の両親の話 - 現在のレスは2個です - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: :2026/09/28 (月) 08:01 ID:aTVga1QM No.33326

私は、すでに退職して日々時間を持て余してる初老男性です

最近よく思いだすのは小さい頃の我が家での出来事なんです

とびとびの記憶をたどりながら、書いてみようかと思いパソコン

のキーをたたくことにしました。



私には弟が2人いるんですが、体系も顔も似てません

うちは 町はずれの山沿いにあり どちらかというと貧乏で

父は病弱で、入退院を繰り返してました 母は唯一の働き手なので

離れで軍手の仕上げの内職をしてお金を稼いでしました

父は体調がいい日は、裏庭で杉の苗とか育てて、ご飯とかも作ってくれてました

私は、小6まで 母とお風呂に入ってて そこで見る母の白くてきれいな胸やお尻は

目に焼き付いてます。 そんな母の姿を見ると、当然のように、勃起し始めて

母もそのころから一緒にお風呂に入らなくなりました。

そんな母は、朝から離れにいて軍手の内職    今思うに、どうして病弱で片手が不自由な

父と結婚したのか。分かりませんでした。

母の仕事場には、毎日 町の工場から軍手を運んでくる男性がいました

この時、両親は30代、おじさんは40代くらいのガタイのいい社長さんでした

私は登校の時、たまに社長さんの車に乗せてもらったこともあり、なついてました。


ある日、私は学校でおなかが痛くなり。昼前に家にかえると納屋におじさんの車がありました

母屋には父がいなくて、探すと裏庭で 椅子に座り ボーと苗を見てました。

「ただいま!」私が、そういうと父はビックリして「どうした?今日は早いな」

父「母さんは仕事中だから 離れにはいくなよ!」そう言って、苗の世話を始めました。


[2] Re: 昭和時代の両親の話  :2026/09/30 (水) 07:29 ID:mExhU8CE No.33339

しかし、私は、おじさんに遊んでもらおうとランドセルを部屋に置き、裏から離れに
行くと、窓の隙間からペタ、ペタと音が。

窓の下に開いてる隙間から中を覗きました。
そこには、ズボンを下ろしたおじさんが 後ろ向きの母のお尻に腰を打ち付けてる姿がありました

「ペタ、ペタ、ペチャ、ペチャ!」

何してるんだろう? 不思議に思ってみてると、しばらくして、おじさんの腰の動きが早くなったかと
思うと急に「おお〜!」呻きながら止まったのです。

おじさんが腰を引くと、母は振り向きしゃがみこんで何かを嘗めてます。「ペチャ,クチュ、」
おじさんは母の頭を抱えて「おお、うまくなったなぁ ちかちゃん!」

母「え、・・・・・・」

腰をひいて横向きになったおじさんのアソコは、大きくてまっすぐ突き出てました。

私は大人のアソコを見るのは父親のだけで、しかもそのデカさと 形は父の物とは比べ物に
ならないものでした。

私は、見つからないように 母屋に帰りました。



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妄想で…(同じような方いますか?) - 現在のレスは5個です - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: たける :2021/12/09 (木) 02:00 ID:lzwGdHCE No.29609
“妻がこんな目にあったら…、妻にこんな秘密があったら…”と普段から家事をしている妻の後ろ姿を見ながら妄想してる事を書いていきたいと思います、3〜5回で書ききれるような短編で稚拙な文章ですが同じような願望を持つ方に読んでいただけると幸いです。

あまり細かい設定などは決めず、あえて個人名を書かずに書いています、同じような願望を持つ方が読んで、もし自分達夫婦二人の名前や年齢を設定で使ってもいいよ、という奇特な方がおられましたら書き込んでもらえると使わせてもらいます。


同僚達に狙われていた妻1

いつも一緒に働いている会社の同僚が妻を狙っていたら、交際している頃から自分達の事を知ってる先輩、結婚式にも出てくれた同期、弟のように可愛がり、家にも何度か招待したことのある後輩、そんな同じ会社の人間、普段は妻のことなど聞きもしないのに、実は裏でいつか妻を…と私のいないところではいつもそんな話で盛り上がって”いつか輪姦してえな”などと具体的な計画まで立てていた。
勿論、実行するにはリスクが高いので、もし実行するなら夫婦二人ともいる時、私の目の前で妻を徹底的に妻を陵辱することで口止めしてしまおう。
お互い顔を合わせる度、挨拶代わりにそんな事を言うようになった同僚達を何も知らない俺は家に招いてしまい…


家のリビング、俺は後ろ手に縛られ、口にガムテープを貼られたうえで転がっていた。
体を捻って足を見ると、ご丁寧にも足首もガムテープで縛られている。
リビングを見渡すと、ソファーやテーブルは別の部屋に運び出され、何もない空間に男が4人、どいつも会社の同僚、全員ニヤニヤしながら俺を見下ろし、妻の帰りを待っていた。
(やれやれ、悪ふざけし過ぎるなよ)
そんな事を考えながら、俺も妻の帰りを待っていた。
話は1時間程前に遡る、せっかくのハッピーマンデーで3連休だと言うのに、金曜の終業間際、俺のミスで同僚に残業を強いてしまった。
お詫びに飯、と巻き込んだ4人を誘ったのは良いが、どこも空いてなく、仕方なく家に誘い、妻に頭を下げてツマミと酒を用意してもらった。
幸い、普段から食材を買い込む妻、ツマミは足りていたが、普段から酒を飲まない夫婦だったので、酒はすぐに無くなってしまった。
「買ってきますね」
妻がそう言って買い出しに行くと、さっきまで大人しかった同僚達が酔っ払った勢いで妻をネタに猥談を始めた。
「いやー相変わらず色っぽいね、一度相手して欲しい」
「そうですか、なんか気が強そうで僕は嫌だなぁ、まぁ気の強そうなのを泣かすのも面白そうですけど」
「バカ、あんなのが意外とマゾっけあるんだぞ」
「ああそうかも、それに今日の格好見たか、絶対俺達に見せつけるためか、買い物ついでに視姦されに行ったんだろ」
今日妻が着ていたのはパイル地のワンピ、それでボディラインが出ていたことを茶化し始め、次第に妻が露出狂という話になった、そして
「なぁ、俺たち奥さんの胸ぐらい触ってもバチは当たらないよな」
一人がとんでもないことを言い始めた。
「いや流石に眼の前でそんな事されてるのに、俺が黙ってたら後が怖い」
俺がそう断っても、一人が執拗に頼み込んでくる。
「じゃぁ少しだけ縛られて、手出しできないようになってくださいよ、奥さん帰ってきたらそれを見てびっくりしている間に本当におっぱいを少し触るだけでいいから、そしたらすぐにネタバラシして終わるから、なっ、頼むよお前らもお願いしろ」
みんなが手を合わせて懇願してくる、いくらなんでも妻に悪い気がしたが、俺も酔いが回って正常な判断ができないでいたらしく、まぁ同僚の奥さん相手ならそこまで無茶なことはしないだろう、と思い込み渋々承諾する。すると同僚達は喜々とリビング内の家具を運び出し、どこから見つけてきたガムテープで俺は気が変わらないうちにさっさと縛りあげられてしまった。
そうして縛られた俺がリビングの床で転がっていると玄関の方から
「ただいま」
と妻の声がした。
(あまり無茶しないで早めにネタバラシしてくれよ、怒らせると本当にあいつは怖いんだから)
俺がそう思いながら同僚達の顔を見ると、まだ少し顔が赤いままだが、全員さっきまでのニヤけた顔と違って真剣な顔をしていた。
(えっ、こいつらどうしたんだ)
そう思ってるとリビングのドアが開き、妻が入ってくる。
「遅くなってごめんね、お酒はこれで…あなた!」
妻はリビングに入ってくる時、買い物袋に視線を向けていたせいで床の俺に気づくのに数秒掛かった。
そして妻が縛られている俺に気づいた時には同僚の一人が妻の手首を掴むと、そのまま床に引き倒していた。


[2] Re: 妄想で…(同じような方いますか?)  ゆう :2022/09/17 (土) 15:01 ID:WSBs/s0k No.30291
理想的な展開ですよね。
多くの寝取られ旦那が時間をかけて説得したりするまでもなく、
すぐ目の前で妻がレイプされ、その延長で輪姦される姿が観れる
のですから。
画像とかも撮られて、しばらくはその仲間達の都合のいい女に
されて、報告を受けながら毎晩奥さんを慰めながら抱き、そんな
環境に慣れていく女にしていくなんてどうですか?


[3] Re: 妄想で…(同じような方いますか?)  ピロン :2023/09/20 (水) 15:18 ID:uhKDGjD. No.31045
妻が強姦されている様子を夫は椅子かなんかに縛られて、
奥さんは勿論素っ裸に剥かれているんだけれど、旦那も素っ裸で縛られている
そして複数の男達に奥さんは蹂躙され、オメコには勿論アナルにまで男達の陰茎を差し込まれて
サンドイッチになった奥さんは今まで感じた事も無いほどの快楽を味あわされている、
そしてここが大事なんだが、それを正面から見せられているご主人のペニスはギンギンに勃起していると言うシチュエーションだ、
助けを求めようと涙目で夫を見るとそこにはいつもより以上にペニスを勃起させている夫を見つける
自分も強姦魔に前から後ろから犯されて夫とは段違いに強烈なオルガスムスを味あわされていて
恥ずかしいと思いながら横眼で見る夫はその私を見て勃起している、
その倒錯した感情がより強い興奮の波になり気を失いそうに成る程オルガスムスの頂点を漂う心
目の焦点は合わず、半開きにあいた口からは絶え間ない喜悦の悶え声と涎がだらしなく垂れている

何てこんな光景が見られたら最高ですね?


[4] Re: 妄想で…(同じような方いますか?)  蛙 :2023/10/07 (土) 12:51 ID:mvvt8t4g No.31081
妻はカエルの臭いが嫌いだと言っていた。
雨上がりに漂う臭いをカエルの匂いだと言い切った。
俺にはカエルの匂いではなく、アスファルトを濡らしたアメの匂いとしか思えなかった。

妻は高校生の夏の日に、雨の中数人の後輩男の子達に押さえつけられ犯された。
カエルがうるさく鳴いていた。
カエルがうるさく鳴いている。
声が出ない。 耳元で早くパンツを脱がせろよ! よく遊んであげた近所の男の子がさけんでいる。
ヒロシ君!止めて!カエルの鳴き声にかきけされる。
スカートは脱がされ、白く長い足を二人の男の子が跨ぎおさえる。
身体の大きな妻を六人の子供がおさえつけ声をあげる
おお マン毛が生えてる、マン毛だ! オッパイも見せろよ! オッパイ!
カエルの鳴き声のように耳障りに 男の子たちが鳴いている
や、やめて


[5] Re: 妄想で…(同じような方いますか?)  蛙 :2026/09/30 (水) 06:01 ID:ixEjgkxk No.33338
顔見知りのしかも年下の男の子達に女にされ、私で男になった
子供達が近所のいる生活って、関係って貴方想像つく。

昨日まで仲良く挨拶していた男の子が翌日からあたかも私の男の
ような振る舞いに、そして勝ち誇った顔で私を見るのよ。
私の中に入った事で、挿れた事で私自身を侵略したつもりなのよ。
私は雨の日を忘れない。憎らしい蛙だってそしてあの日の匂いを。
男の子達は変わる変わるに私の中に硬く大きくなったモノを
押し込んだの、私は許さない、絶対に。私を犯したあの子達を。



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妄想寝取られ短編集 - 現在のレスは26個、人気のスレッドです! - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: :2024/10/31 (木) 00:19 ID:9jU5yozY No.31779
素人ですので、読みにくいと思いますが、お付き合い頂けると幸いです。下がってしまいましたが、以前に同名で書いた作品も、こちらに移そうと思います。

[17] Re: 妄想寝取られ短編集  ハタケリョウ :2026/01/21 (水) 08:52 ID:WlMiq3So No.32547
3話
正之が再び意識を取り戻したとき、前回目覚めてから、5日が経過しているらしいかった。カレンダーを見ると、毎日印がつけられているのが分かる。やはり体を動かすことはできなかったが、見えてはいる。

愛美と河田の声が聞こえ、2人が部屋に入ってきた。愛美は下着姿であった。2日前、意識を保っている間に聞いた愛美の声…。河田と愛美が肉体関係であることは想像がついていた。しかし、今の正之には何もできなかった。何とかして、気づいてもらうしかない。

「いやっ、いやです!こんなところで…」
「奥さん、いいじゃないですか!旦那さんがいるところの方が興奮するでしょ…。それにおれたち、もう何回もやっちまっているんだ。」

結局、愛美は諦めて、河田の男根を口に含んだ。見るからに大きくて硬く上向き、男の生命力に満ちたペニスであった。
愛美はすぐに蕩けた表情で、夢中で頬張っていた。それも正之の目の前である。
やがて河田は「うっ」と言って体を震わせた。愛美の口内に射精しているらしい。

「良かったよ。奥さん…。旦那さんは、仰向けに戻しておきますから…。」
愛美はうがいをしに行った。

河田が近づいてきた。正之を仰向けに戻したとき、それまで射精の余韻に浸っていた河田の表情が驚きに変わる。

「勃起してるぞ…。意識が戻ったのか…」

河田が目の前で手をヒラヒラさせたり、肩をトントンと刺激したりしたが、正之は何の反応もできなかった。

「こんなこともあるものなのか…。」
河田は安堵した。寂しさにつけ込んで愛美を自由に抱ける状況は、河田にとって美味しくて堪らなかったからである。
河田は正之の下半身に厚めに毛布をかけた。
愛美が戻ったときには、既に正之の勃起はおさまっていた。
正之の意識は再び闇の中に落ちた。

『変化なし』

その日の介護記録にはそう記され、愛美の確認サインがされた。


[18] Re: 妄想寝取られ短編集  ハタケリョウ :2026/01/24 (土) 16:17 ID:VqrbIHk2 No.32550
4話
再び正之が意識を取り戻したとき、前回から2日が経過していた。意識を取り戻す間隔が短くなっている。体の方は、おそらく回復傾向にあると思われた。
河田は何度も愛美を抱いていると言っていた。おそらく、寂しさにつけ込んだ卑劣な手段であろう。一刻も早く、河田との行為をやめさせなければならない。

愛美の声が聞こえてきた。
「梢さん、それでは買い物に行ってきますね。1時間以内には戻ります。」

どうやら愛美は出かけたようだ。今日は梢が担当の日か。

梢は正之に近づくと服を脱がせ、体を拭き始める。時々任される正之の体…40半ばで恋人もない梢にとって、男の裸体に触れられる密かな楽しみであった。
正之の裸を見つめる梢の視線が熱い…。

正之の股間をタオルで拭いている時、梢の表情が変わった…。
「えっ。た、勃ってる…。もしかして、意識が…」

梢は呼びかけたが正之はまたしても反応できなかった。

「こんなことって…。ああ、こんな…。すごい…。」
梢はそう言うと、正之のペニスを口に含んだ…。
正之は反応できない。

やがて梢は服をすべて脱ぎ、裸になった。
脂肪のついた中年の弛んだ体がそこにあった。愛美の惚れ惚れするような美しい肢体とは違う。

梢は正之の男根に跨り、騎乗位で挿入した。そこから数分、梢はよがり顔で好きなように腰を打ち付け、正之のペニスをおもちゃとして扱った。

そして愛美が戻る頃には、着衣は元のように戻された。

梢は介護記録を記入した。もう1人の担当者である河田は気づいていないのであろう。

『変化なし』
愛美はこれまでと同じようにコメントを見つめ、サインをした。

梢が帰ったあとで正之は思った。
おかしい…。愛美の態度に全く変化がない。
愛美は河田や梢から、正之の体に反応があることは聞かされていないのだ。
正之はそこまで理解すると、また意識が遠のいていった。


[19] Re: 妄想寝取られ短編集  ハタケリョウ :2026/01/24 (土) 18:19 ID:3VCn161U No.32551
5話(1)

次に正之が気づいたとき、愛美と河田が後背位で交わっていた。愛美はその美しい尻を、正之だけが抱けるはずの尻を河田に捧げ突き出していた。

正之はほんの短く、しかし確かな声を発した。
「うう…。ううぅ…。」

河田はハッとして、ペニスの抽出を止め、正之を見ている。愛美は河田を腰を押しのけ、正之に近づいた。

「あなた!あなた!分かる?」
愛美が必死に呼びかけている。河田はパンツだけ履くとゆっくりと近づいて顔を覗き込んだ。

「ここは?…君は?…君たちはだれ?…どうして裸なのですか?」

愛美と河田の表情が凍りついた。


[20] Re: 妄想寝取られ短編集  メタボオヤジ :2026/04/28 (火) 17:21 ID:Mg43XSNk No.32713
続きありがとうございます!いつも楽しみにさせていだいております。この後記憶はどうなるのか??一時的なのか?それとも?楽しみにお待ちしてます。

[21] Re: 妄想寝取られ短編集  ハタケリョウ :2026/05/21 (木) 21:37 ID:K92HuuyQ No.32755
5話(2)

正之は記憶を失っているようだった。
「わ、わたしはあなたの…。」
愛美はそこで一瞬止まった。妻であると言うならば、河田と裸でいる状況はおかしい…。
河田が口を挟んだ。
「わたしは河田と言います、病気で倒れたあなたの介護を担当しています。こっちは私の妻、河田愛美です。山岸正之さん、あなたは2年も意識がありませんでした。身寄りのないあなたを私たち夫婦が介護を引き受けたのです。」

「な、なにを言って…。」
愛美が言葉を発するとすぐに河田が制した。
「愛美。混乱している患者様によけいな心配をかけることはない。」

正之は口を開いた。
「そ、そうでしたか…2年も…。」
「はい。では、私たちは一旦ここで。お見苦しい姿を見せてしまいましたので。」
河田と愛美は部屋から出た。

愛美はすぐに河田に詰め寄った。
「どういうことですか?なぜあんなことを…。」
「落ち着いてください。本当のことを言ってしまえばあなたの浮気はバレてしまいます。夫婦を装えば、体の関係は当然です。それにおそらく、正之さんの記憶が戻れば、そこまでの記憶はリセットされる…。正之さんの中からあなたの不貞はきれいさっぱり消えるんです。あなたたちは元の夫婦に戻ればよい。」
「本当なの?本当に浮気したって分からない?」
「本当ですよ。確か本で読んだことがあるんです。」

(うまくいった。あとは梢という女だけだが、おそらく、あの女は気づいている。介護記録には正之の体を拭いた記録がある。正之の体は反応したはずだ。あの女は何かの事情で、介護記録に記さなかったのだろう。)

河田は策略を練ることにした。


[22] Re: 妄想寝取られ短編集  ハタケリョウ :2026/05/22 (金) 22:18 ID:DOBrt99Q No.32759
河田にとって、偽りとは言え夫婦であることを装ったことは泊まり込む口実になった。これで夜も愛美を好きなようにできる。河田はこれからの生活を思うと堪らなかった。

翌日、愛美は正之の介護をしながら懸命に語りかけた。正之がすぐに記憶を取り戻してくれることを期待したが、正之は面倒をかけてすみませんと他人行儀に言うだけだった。

昼過ぎにリビングで河田が愛美を求めた。
愛美は意を決して言った。
「やめてくださいっ!こんなのは嫌です…。」
「そんな怒らずとも、俺たちは今は夫婦なんだから…。」
河田のペニスは愛美を求めて勃起していた。
愛美は言った。
「記憶がないとは言え、旦那は意識が戻ったんですよ。もうあなたに抱かれたくなどありませんっ!」

「あんなに感じて腰打ち付けていたくせにな…。そうか、それなら仕方ないな…。」
河田はパンツを履くとリビングを出ていった。

しばらくして、梢が現れた。
驚いた愛美が言った。
「梢さん、次は明日では?」

河田が近づいてきて言う。
「俺が呼んだんだ。早いうちに情報を引き継ごうと思って。」
「河田さんから少し聞いたわ。旦那さんの意識が戻ったんですってね。」
「はい…。ですが…。」
「記憶がないのよね。それも聞いたわ…。」

梢は靴を脱いで家へ上がった。
河田が言う。
「では、正之さんの様子を見に行きましょう。」
河田と梢は奥の部屋へと向かう。愛美はその後ろからついて行く。

愛美は、河田の策略が既に始まっていたことに気づいてはいなかった。


[23] Re: 妄想寝取られ短編集  メタボおやじ :2026/09/04 (金) 09:17 ID:nymIwNXk No.33181
お久しぶりです。偽りの夫婦。どうなっていくんでしょうか?続き楽しみにしております!

[24] Re: 妄想寝取られ短編集  健一 :2026/09/04 (金) 09:59 ID:Wd9bDHpY No.33182
どうなっていくんでしょうか?

[25] Re: 妄想寝取られ短編集  ハタケリョウ :2026/09/27 (日) 06:01 ID:u51A1JaA No.33320
正之の部屋で河田が口火を切った。
「正之さん、黙っていてすみませんでした。本当のことを言う必要があります。」
「なんでしょう?」
正之は一人見知らぬ中年の女性が一番後ろにいることに気づいた。

河田が紹介した。
「あなたの妻、梢さんです。」
「ええっ!?」
驚きの声の主は愛美だった。

梢が面白そうに笑って言った。
「どうしたの?そんなに驚いて?ふふ…変な愛美さん…。」
梢はそう言うと、正之のベットに近づいた。
「あなた、ごめんなさいね。意識がもどってすぐに来れなくて…。でも、よかった。こうしてまた話ができて。」

正之は、ゆっくりと口を開いた。
「あなたが、わたしの妻…?わたしは結婚していたのですね。」

愛美は河田と部屋を出た。
「どういうことですか?梢さんが妻だなんて…。」
河田は当然のように言う。
「正之さんにも妻がいることにするんだ。精神的な支えがあった方が記憶は早く戻るらしいからね。梢恵さんはその上で協力してくれると言ってくれているから大丈夫。」
「そんな…。これまで通りわたしが支えになれば…。」
「君はもう目の前で抱かれてるの見られているじゃないか。」
愛美は何も言えない…。
「でも…。」
「大丈夫。容姿に劣る梢に正之さんが本当に惚れることはないよ。」


それから数日、梢は本当の妻のように振る舞い、正之の世話も献身的に行った。愛美が正之の部屋に行こうとすると、河田か梢に呼ばれてタイミングを失い、愛美が正之の世話をする機会は次第に少なくなっていった。

ある時、梢は正之に大きくて垂れ始めた乳を与え、固くなった乳首を正之の口に含ませていた。そしてまたある時、梢は正之のペニスを口で奉仕した。梢は自分が抱える性への欲望を正之に自由にぶつけていた。河田は梢の欲望を見抜いていたのだ。

河田は梢と示し合わせ、愛美がその場を見るように仕向けた。
ショックを受けている愛美に河田が言った。
「いまは2人は夫婦なんだから当然だよ。大丈夫、記憶が戻れば、正之さんと夫婦に戻れるんだから。」
そう言うと河田は愛美を抱きしめた。
「ううう…。」
愛美の嗚咽は河田の胸の中で消え、正之に聞こえることはなかった。そのとき正之は舌を懸命に動かして梢恵の乳首を舐めていた。


次の日、愛美が正之の部屋に行き、介護の準備をしようとしていた。
正之が言った。
「あの…愛美さん。わたしの妻を呼んできてくれませんか?」
(あなたの妻はわたしです…思い出して…。)
「はい…。」
愛美の中で何かが崩れた。

愛美はその夜、自分から河田を求めたのだった。


[26] Re: 妄想寝取られ短編集  メタボおやじ :2026/09/28 (月) 05:38 ID:HBzNpywU No.33325
続きありがとうございます!凄い展開になってきましたね。違う夫婦が誕生するのか?それとも元に戻るのか?続き楽しみにお待ちしております。


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甘美な鎖 - 現在のレスは9個です - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: ダンテ :2026/09/19 (土) 16:28 ID:.zdaTZJI No.33264
今、僕の前で妻が友人とセックスしている。毎週末の儀式だ。

カーテンの隙間から差し込む夕暮れの光がリビングに横たわる妻の裸体に薄い影を落としている。ソファに深く腰掛けた僕は、目の前で繰り広げられる光景をただ見つめていた。

妻の小さな喘ぎ声が空気を震わせる。彼女の指がソファの縁を掴み、白くなる。その上で律動する友人の背中には、薄っすらと汗が浮かんでいた。

「大丈夫?」

友人の声は驚くほど落ち着いていた。妻は言葉にならない声で応える。その瞳は快楽に潤み、時折こちらを見る。僕と目が合うたび彼女の口元が微かに緩む。それは合図だった。私たち夫婦だけが共有する、歪んだ幸福のサイン。

僕の下肢は痛いほどに張り詰めている。けれど、その先に繋がる解放はこの三週間、一度も許されていない。管理されているのだ。友人の手によって。

「今日はどうする?」

友人が振り返らずに問う。その声はまるで夕食の献立を尋ねるかのように日常的だ。妻の内側で動きを止め、彼は僕の返答を待っている。

「……まだ、見ていたい」

僕の声は掠れていた。喉が渇いている。水分ではなく、別の何かに渇いている。

「そうか」

友人は短く答え再び動き始める。妻の声が一段と高くなる。彼女の手が、友人の背中から離れ虚空を掴み、そして僕の方へと伸ばされた。触れることはできない距離。その距離こそが、私たちの関係を規定している。

ふと、友人が妻の耳元で何かを囁いた。彼女が小さく頷く。それから友人は僕に向かって手を差し出した。

「触ってもいい。ただし、それだけだ」

僕は這うようにして近づく。ソファの高さは、まるで祭壇のようだった。震える指先で妻の汗ばんだ太腿に触れる。彼女の筋肉がピクリと反応し、締め付ける。友人が短く息を呑む。

「良かったね」

友人の声には、優越感とも慈しみともつかない感情が滲んでいた。僕の指はそれ以上動かせない。動かしてはいけない。ただ触れているだけ。それがルールだった。

射精感が下腹部で渦を巻く。しかし、許可はない。僕は必死で耐える。耐えること自体が、快楽の一部であるかのように。

窓の外では、とっくに日が落ちていた。部屋の暗さが三人の境界線を曖昧にしていく。妻の呼吸が次第に規則正しさを取り戻し、友人が静かに彼女から離れる。

「また来週」

服を整えながら、彼は言った。それは僕たち夫婦への言葉であり、何よりもまずこの歪な関係の継続を約束する儀式の言葉だった。

妻がゆっくりと起き上がり僕の隣に座る。彼女の体温が、服越しに伝わってくる。

「大丈夫だった?」

妻が僕の固く閉じた拳に手を重ねる。僕は何度も頷いた。言葉より先に、涙がこぼれそうになるのを感じながら。

友人は玄関に向かいながら、「来週まで、いつも通りに」と言い残す。それは来週まで射精の許可はないという意味であり、それを破ればこの関係は終わるという意味でもあった。

玄関のドアが閉まる音が、解放の鐘のように響いた。

「愛してる」

妻が僕の耳元で囁く。その言葉だけがこの歪んだ世界で唯一、真っ直ぐなものだった。僕たちは寄り添いながら、次に訪れる土曜日までの長く甘美な禁欲の日々に思いを馳せる。

そして僕は、与えられない解放の代わりに妻の手を握り返すことしかできなかった。それでも、それだけで十分だった。今はそれだけで。


[2] 甘美な鎖(2)  ダンテ :2026/09/20 (日) 10:00 ID:0MU2J/2w No.33269

日曜日の朝は、いつも静寂から始まる。

カーテンの向こうで小鳥が鳴いている。僕はベッドの中で目を覚まし、隣で眠る妻の詩織の寝息を聞いていた。昨夜の余韻がまだ体の奥に残っている。下腹部の重い疼きは、むしろ朝方の方が強く感じられた。

「おはよう、ヒロト」

詩織が目を開けずに呟く。その声には昨晩の名残の甘さが含まれていた。

「おはよう、詩織」

僕が応えると、彼女はゆっくりと身を寄せてきた。肌と肌が触れ合う。その温かさに、また体が反応してしまう。しかしそれ以上は何もできない。土曜日の夜が終われば、日常が始まる。日常の中では、詩織に触れることは許されていても行為に及ぶことは禁じられていた。

「ねえ、今週は何日?」

詩織がいたずらっぽく尋ねる。

「日曜日だよ」

「知ってる。あと何日って意味」

僕は天井を見つめながら数える。金曜日まであと五日。土曜日の夕方までなら六日。いや、正確には友人のサトシが来るのは夕方だから六日と数時間。

「六日と、少し」

「長いね」

「長いね」

僕たちは顔を見合わせて笑った。この禁欲の日々さえも、僕たちにとっては愛おしい時間だった。詩織は僕の胸に顔を埋め、指先で僕の鎖骨をなぞる。それだけでも体が震えそうになる。

「触らない方がいいかも」

僕が正直に言うと、詩織は笑いながら指を離した。

「ごめんね。でも、そういうあなたを見るのも好きだから」

詩織はそう言って起き上がりバスルームへ向かう。後ろ姿を見送りながら、僕は深く息を吐いた。

---

月曜日の夜、サトシの連絡先が目に入る。
迷った末、メッセージを送る。

「今週もよろしく」

絵文字も何もない、事務的な文面。送った後で何か不味かっただろうかと胸が騒ぐ。返信が来るまでに、時計の秒針が五周した。

「ああ。こちらこそ。土曜日は少し早めに行く。七時ごろでいいか」

「大丈夫。詩織にも伝える」

「了解」

それだけだった。けれど、そのやり取りだけで心臓が高鳴る。七時。いつもより一時間早い。その一時間の重みを、僕は噛み締めた。

---

火曜日、詩織と食卓を囲みながらぽつりと彼女が言った。

「今日ね、会社で後輩に彼氏ができたって報告されたの」

「へえ、よかったね」

「うん。それで、週末デートだって。どこに行くか迷ってるって相談されて」

詩織は箸を置き、遠くを見るような目をした。

「普通のカップルって、週末にデートするんだなって当たり前だけど」

「僕たちもしてるじゃないか」

「そうだけど、デートの内容が違うでしょ」

確かに、僕たちの週末は一般的なデートとはかけ離れている。映画でもなく、食事でもなく買い物でもなく。サトシを交えた、あの行為。

「寂しい?」

僕が尋ねると、詩織は首を横に振った。

「違うの。時々、不思議になるだけ。どうして私たちこんな風になったんだろうね」

その問いには答えられなかった。答えがあるとすれば、僕たちが出会った頃に遡るしかない。けれど、その答えを言葉にするには夜の空気は優しすぎた。

「後悔してる?」

今度は僕が尋ねる番だった。詩織はまた首を振り、今度は笑った。

「してない。むしろ、ヒロト以外の人とじゃこうはなれなかったと思う」

その言葉が、どれほど僕を救ったか彼女は知らないだろう。

---

水曜日、体の火照りが常に消えなくなっていた。

仕事中も、ふとした瞬間に詩織の肌の感触やサトシの声が蘇る。トイレに立つたびに、自分の状態を確認してはため息をつく。射精したい。心の底からそう思う。しかし、同時にその衝動を抑え込むことで得られる高揚感も確かにあった。

昼休み、スマートフォンにメッセージが届く。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[3] 甘美な鎖(3)  ダンテ :2026/09/20 (日) 23:13 ID:0MU2J/2w No.33271

土曜日の朝、目が覚めると詩織はすでに起きていた。

リビングからコーヒーの香りが漂ってくる。僕が起き上がると、カップを二つ持った詩織が寝室に入ってきた。

「おはよう。今日は特別だから、朝ごはんも少し豪華にしたよ」

「ありがとう。何時に起きたの」

「六時。なんか、目が冴えちゃって」

彼女の頬は、ほんのり赤らんでいた。緊張しているのがわかる。

朝食を食べ終え僕たちは午前中をゆっくりと過ごした。掃除をし、買い物に行き昼食をとる。いつも通りの土曜日。しかし、時計の針が進むたびに空気が変わっていく。

夕方五時、詩織がシャワーを浴びた。

五時半、僕もシャワーを浴びた。

六時、リビングに座り二人で無言で時計を見つめる。

六時四十五分、インターホンが鳴った。

「早い」

詩織が呟いた。

「出ようか」

「うん」

僕がインターホンに出ると、サトシの声がした。

「開けてくれ」

「どうぞ」

オートロックを解除し部屋の前で待つ。詩織はソファに座ったまま、呼吸を整えていた。

ドアがノックされる。僕はゆっくりとドアを開けた。

サトシは黒いスポーツバッグを肩にかけ、静かな笑みを浮かべて立っていた。

「約束通り、少し早く来た」

「いらっしゃい」

「入らせてもらうよ」

サトシが部屋に入る。詩織が立ち上がり、小さく会釈した。

「こんばんは」

「こんばんは。今日は、少し趣向を変えよう」

サトシはバッグをテーブルの上に置き、中から黒い布と細いロープのようなものを取り出した。

「これは?」

詩織が尋ねる。

「目隠しと、拘束具だ。今日はお前の視覚と自由を奪う」

詩織の瞳が一瞬揺れた。

「それで、どうするの」

「まず、詩織には目隠しをしてもらう。そして手首を後ろで縛る。それからだ」

サトシは僕の方を見た。

「お前は、今日は座って見ているだけじゃない。近くで、詩織の声を聞け。触れるのも許可する。ただし、下半身には触るな。いいな」

僕は頷いた。喉が渇く。心臓が早鐘を打つ。

「では、始めるか」

サトシが黒い布を手に取り、詩織の背後に回る。

「目を閉じろ」

詩織が静かに目を閉じる。布が彼女の瞳を覆い、後頭部で結ばれた。

続いて、詩織の手首が背中で交差され細いロープで丁寧に縛られていく。強くはないが、ほどけない程度の強さ。

「痛くないか」

「大丈夫」

詩織の声は、少し震えていた。

「座って。いや、床に跪いて」

サトシの指示に、詩織はゆっくりと床に膝をついた。

サトシは僕に目配せをした。

「近くで見ていろ。ただし、指示があるまで動くな」

僕は詩織のすぐ近くに寄り、床に座った。手を伸ばせば触れられる距離。しかし、まだ触れてはいけない。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[4] 甘美な鎖(4)  ダンテ :2026/09/21 (月) 09:40 ID:ry16.hc. No.33279
  


カーテンの隙間から差し込む夕暮れの光がリビングに横たわる詩織の裸体に薄い影を落としている。ソファに深く腰掛けた僕は、目の前で繰り広げられる光景をただ見つめていた。

詩織の小さな喘ぎ声が空気を震わせる。彼女の指がソファの縁を掴み、白くなる。その上で律動するサトシの背中には、薄っすらと汗が浮かんでいた。
「大丈夫?」

サトシの声は驚くほど落ち着いていた。詩織は言葉にならない声で応える。その瞳は快楽に潤み、時折こちらを見る。僕と目が合うたび彼女の口元が微かに緩む。それは合図だった。僕たち夫婦だけが共有する、歪んだ幸福のサイン。

僕の下肢は痛いほどに張り詰めている。けれど、その先に繋がる解放はこの三週間一度も許されていない。サトシの手によって管理されているのだ。

「今日はどうする?」

サトシが振り返らずに問う。その声はまるで夕食の献立を尋ねるかのように日常的だ。詩織の内側で動きを止め、彼は僕の返答を待っている。

「まだ、見ていたい」

僕の声は掠れていた。喉が渇いている。水分ではなく、別の何かに渇いている。

「そうか」

サトシは短く答え再び動き始める。詩織の声が一段と高くなる。彼女の手が、サトシの背中から離れ虚空を掴みそして僕の方へと伸ばされた。触れることはできない距離。その距離こそが、僕たちの関係を規定している。ふと、サトシが詩織の耳元で何かを囁いた。彼女が小さく頷く。それからサトシは僕に向かって言う。

「触ってもいい。ただしそれだけだ」

僕は這うようにして近づく。ソファの高さは、まるで祭壇のようだった。震える指先で詩織の汗ばんだ太腿に触れる。彼女の筋肉がピクリと反応し、締め付ける。サトシが短く息を呑む。

「良かったね」

サトシの声には、優越感とも慈しみともつかない感情が滲んでいた。僕の指はそれ以上動かせない。動かしてはいけない。ただ触れているだけ。それがルールだった。

射精感が下腹部で渦を巻く。しかし許可はない。僕は必死で耐える。耐えること自体が快楽の一部であるかのように。

窓の外では、とっくに日が落ちていた。部屋の暗さが三人の境界線を曖昧にしていく。詩織の呼吸が次第に規則正しさを取り戻し、サトシが静かに彼女から離れる。

「また来週」

服を整えながら、彼は言った。それは僕たち夫婦への言葉であり、何よりもまずこの歪な関係の継続を約束する儀式の言葉だった。

詩織がゆっくりと起き上がり僕の隣に座る。彼女の体温が、服越しに伝わってくる。

「大丈夫だった?」

詩織が僕の固く閉じた拳に手を重ねる。僕は何度も頷いた。言葉より先に、涙がこぼれそうになるのを感じながら。

サトシは玄関に向かいながら、「来週まで、いつも通りに」と言い残す。それは来週まで射精の許可はないという意味であり、それを破ればこの関係は終わるという意味でもあった。

玄関のドアが閉まる音が、解放の鐘のように響いた。

「愛してる」

詩織が僕の耳元で囁く。その言葉だけがこの歪んだ世界で唯一、真っ直ぐなものだった。僕たちは寄り添いながら、次に訪れる土曜日までの長く甘美な禁欲の日々に思いを馳せる。

そして僕は、与えられない解放の代わりに詩織の手を握り返すことしかできなかった。それでもそれだけで十分だった。今はそれだけで。




 


[5] 甘美な鎖(5)  ダンテ :2026/09/21 (月) 15:31 ID:ry16.hc. No.33282




日曜日の朝。カーテンの向こうで小鳥が鳴いている。ヒロトはベッドの中で目を覚まし、隣で眠る詩織の寝息を聞いていた。昨夜の余韻がまだ体の奥に残っている。下腹部の重い疼きは、むしろ朝方の方が強く感じられた。

「おはよう」

詩織が目を開けずに呟く。その声には昨晩の名残の甘さが含まれていた。

「おはよう」

ヒロトが応えると、彼女はゆっくりと身を寄せてきた。肌と肌が触れ合う。その温かさに、また体が反応してしまう。しかしそれ以上は何もできない。土曜日の夜が終われば、日常が始まる。日常の中では詩織に触れることは許されていても、行為に及ぶことは禁じられていた。

「ねえ、今週は何日?」

詩織がいたずらっぽく尋ねる。

「日曜日だよ」

「知ってる。あと何日って意味」

ヒロトは天井を見つめながら数える。金曜日まであと五日。土曜日の夕方までなら六日。いや、正確にはサトシが来るのは夕方だから六日と数時間。

「六日と、少し」

「長いね」

「長いね」

僕たちは顔を見合わせて笑った。この禁欲の日々さえも、僕たちにとっては愛おしい時間だった。詩織は僕の胸に顔を埋め、指先で僕の鎖骨をなぞる。それだけでも体が震えそうになる。

「触らない方がいいかも」

僕が正直に言うと、詩織は笑いながら指を離した。

「ごめんね。でも、そういうあなたを見るのも好きだから」

詩織はそう言って起き上がりバスルームへ向かう。後ろ姿を見送りながら、僕は深く息を吐いた。




 


[6] 甘美な鎖(6)  ダンテ :2026/09/21 (月) 20:31 ID:ry16.hc. No.33286

月曜日の夜、僕はリビングにいた。テレビをつけても上の空で、スマートフォンを手に取っては置く。サトシの連絡先が目に入る。

迷った末、メッセージを送った。

「今週もよろしく」

絵文字も何もない事務的な文面。送った後で、何か不味かっただろうかと胸が騒ぐ。返信が来るまでに、時計の秒針が五周した。

「ああ。こちらこそ。土曜日は少し早めに行く。七時ごろでいいか」

「大丈夫」

「了解」

それだけだった。けれど、そのやり取りだけで心臓が高鳴る。


---


火曜日、詩織と食卓を囲みながらぽつりと彼女が言った。

「今日ね、会社で後輩に彼氏ができたって報告されたの」

「へえ、よかったね」

「うん。それで週末デートだって。どこに行くか迷ってるって相談されて」

詩織は箸を置き、遠くを見るような目をした。

「普通のカップルって、週末にデートするんだなって。当たり前だけど」

「僕たちもしてるじゃないか」

「そうだけど、デートの内容が違うでしょ」

確かに、僕たちの週末は一般的なデートとはかけ離れている。映画でもなく、食事でもなく買い物でもなく。サトシを交えた、あの行為。

「寂しい?」

僕が尋ねると、詩織は首を横に振った。

「違うの。時々、不思議になるだけ。どうして私たちこんな風になったんだろうね」

その問いには答えられなかった。答えがあるとすれば、僕たちが出会った頃に遡るしかない。けれど、その答えを言葉にするには夜の空気は優しすぎた。

「後悔してる?」

今度は僕が尋ねる番だった。詩織はまた首を振り、今度は笑った。

「してない。むしろ、あなた以外の人とじゃこうはなれなかったと思う」

その言葉が、どれほど僕を救ったか彼女は知らないだろう。


---


水曜日、体の火照りが常に消えなくなっていた。

仕事中も、ふとした瞬間に詩織の肌の感触やサトシの声が蘇る。トイレに立つたびに、自分の状態を確認してはため息をつく。射精したい。心の底からそう思う。しかし、同時にその衝動を抑え込むことで得られる高揚感も確かにあった。

昼休み、スマートフォンにメッセージが届く。

「調子はどう」

サトシからだった。たった五文字。それだけで、頭の中が真っ白になる。

「大丈夫。ちゃんと我慢してる」
メッセージを送る

返信がある。
「そうか。今度が楽しみだ」

僕はその場にしゃがみ込みスマートフォンを握りしめた。心臓の音が、耳の奥で反響する。「楽しみだ。」 その言葉が、脳内で何度も繰り返された。


---


木曜日の夜、詩織が帰宅するなり珍しく僕に抱きついてきた。

「どうしたの」

「なんか、今日は無理」

彼女の声は震えていた。肩が小刻みに揺れている。泣いているのかと思ったが、違った。彼女もまた極限まで高ぶっていた。彼女の頭を撫でようとすると、

「ごめん、触らないで。触られたらおかしくなりそう」

彼女はそう言ってバッグを床に落とし、リビングのソファに倒れ込んだ。

「私も、ずっと我慢してるんだよ」

その言葉に、僕は返す言葉がなかった。確かに彼女は毎週土曜日にサトシと行為に及んでいる。しかし、それが彼女にとって純粋な快楽の解放かといえば、そうではないのかもしれない。彼女もまた、ある種の制約の中で生きている。

「あと二日だよ」

僕は彼女から少し離れた場所に座り、静かに言った。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[7] 甘美な鎖(7)  ダンテ :2026/09/22 (火) 08:38 ID:l6YB3P4U No.33290
 



金曜日の夜、ついに前日となった。

夕食後、詩織が珍しく僕に言った。

「今夜は一緒にお風呂に入らない?」

「入りたいけど、大丈夫?」

「たぶん。触らなければ平気」

「それなら」

久しぶりの二人での入浴だった。湯船の中で、僕たちはいつものように向かい合うように座った。

「明日は七時なんだってね」

「怖いような、楽しみなような」

「同じ気持ちだよ」

詩織が湯船の中で、足の先を僕の太腿に触れさせた。

彼女はいたずらっぽく笑った。

「ずるいよ」

「ごめんね。でも、明日までの辛抱だから」

「そうだね。明日までの辛抱」

湯船から上がり、体を拭いている時僕の頭の中には明日の光景がすでに広がっていた。いつもと違う展開。サトシが何を企んでいるのか。期待と不安が、胸の中で渦巻き、ペニスが脈打つ。

布団に入ると、詩織が背を向けて言った。

「おやすみ」

「おやすみ」

その日はなかなか眠れなかった。隣で眠る詩織の呼吸を聞きながら、僕は明日のことを考え続けていた。硬直が収まらないペニスを握りながら……。




 


[8] 甘美な鎖(8)  ダンテ :2026/09/22 (火) 22:38 ID:l6YB3P4U No.33295
 



土曜日の朝、目が覚めると詩織はすでに起きていた。

リビングからコーヒーの香りが漂ってくる。僕が起き上がると、カップを二つ持った詩織が寝室に入ってきた。

「おはよう。今日は特別だから、朝ごはんも少し豪華にしたよ」

「ありがとう。何時に起きたの」

「六時。なんか、目が冴えちゃって」

彼女の頬は、ほんのり赤らんでいた。緊張しているのがわかる。

朝食を食べ終え僕たちは午前中をゆっくりと過ごした。掃除をし、買い物に行き昼食をとる。いつも通りの土曜日。しかし、時計の針が進むたびに空気が変わっていく。

夕方五時、詩織がシャワーを浴びた。

五時半、僕もシャワーを浴びた。

六時、リビングに座り二人で無言で時計を見つめる。

六時四十五分、インターホンが鳴った。

「早い」

詩織が呟いた。

「出ようか」

「うん」

僕がインターホンに出ると、サトシの声がした。

「開けてくれ」

「どうぞ」

オートロックを解除し部屋の前で待つ。詩織はソファに座ったまま、呼吸を整えていた。

ドアがノックされる。僕はゆっくりとドアを開けた。

サトシは黒いスポーツバッグを肩にかけ、静かな笑みを浮かべて立っていた。

「約束通り、少し早く来た」

「いらっしゃい」

「入らせてもらうよ」

サトシが部屋に入る。詩織が立ち上がり、小さく会釈した。

「こんばんは」

「こんばんは。今日は、趣向を変えてみる」

サトシはバッグをテーブルの上に置き、中から黒い布と細いロープのようなものを取り出した。

「これは?」

詩織が尋ねる。

「目隠しと拘束具だ。今日はお前の視覚と自由を奪う」

詩織の瞳が一瞬揺れた。

「それで、どうするの」

「まず詩織には目隠しをしてもらう。そして手首を後ろで縛る。それからだ」

サトシは僕の方を見た。

「ヒロト、お前は今日はソファに座って見ているだけじゃない。近くで詩織の声を聞け。触れるのも許可する。ただし下半身には触るな。いいな」

僕は頷いた。喉が渇く。心臓が早鐘を打つ。

「では、始めるか」

サトシが黒い布を手に取り、詩織の背後に回る。

「目を閉じろ」

詩織が静かに目を閉じる。布が彼女の瞳を覆い、後頭部で結ばれた。

続いて、詩織の手首が背中で交差され細いロープで丁寧に縛られていく。強くはないが、ほどけない程度の強さ。

「痛くないか」

「大丈夫」

詩織の声は少し震えていた。

「座って。いや、床に跪いて」

サトシの指示に、詩織はゆっくりと床に膝をついた。

サトシは僕に目配せをした。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[9] 甘美な鎖(9)  ダンテ :2026/09/26 (土) 10:17 ID:0VwxXcqM No.33313
 


月曜日の朝、目覚めた瞬間から体が重かった。

先週の土曜日の光景が、まぶたの裏に焼き付いている。目隠しをされ縛られた詩織。彼女の中に注がれたサトシの精液。そして「来週はお前の番だ」という言葉。

ヒロトはベッドの中で深く息を吐いた。下腹部の疼きは一週間経っても消えるどころか、日増しに強くなっている。これで四週間射精を許されていないことになる。

「おはよう」

隣で詩織が目を覚ました。彼女の手がヒロトの胸に触れる。

「おはよう」

「また今週も始まるね」

「そうだね」

詩織の指がヒロトの鎖骨をなぞる。その感触だけで、体が反応してしまう。

「ねえ、土曜日のこと考えてる?」

詩織がいたずらっぽく尋ねる。

「考えてるよ。ずっと」

「私も。サトシから聞いた?」

「何を?」

「今週の内容」

ヒロトは首を振った。詩織は少し言い淀んでから、顔を彼の胸に埋めた。

「私からは言えない。サトシに、言うなって言われてるから」

「わかった。楽しみにしておく」

「うん……」

詩織の声には、期待と少しの不安が混ざっているように聞こえた。

---

火曜日の夜、サトシからメッセージが届いた。

「今週の土曜日は、いつもと違うことをする。心の準備をしておけ」

「どういうこと」

「お前に詩織の中の私の精液を舐めさせる」

ヒロトはスマートフォンを見つめたまま、動けなくなった。文字を何度も読み返す。

「そのあと、詩織とセックスさせてやる。ただし、中出しは許さない」

指が震えた。サトシの精液を口にする。そして詩織と交わる。けれど、最後までは許されない。快楽の寸前で止められることが約束されている。

メッセージを閉じるとヒロトはソファに深く沈み込んだ。心臓が早鐘を打つ。不安と興奮が混ざり合って、どちらが勝っているのか自分でもわからない。硬くなった股間が脈打って痛い。

---

詩織がヒロトの様子を見て声をかける。

「サトシから連絡あった?」

「うん」

「内容、聞いた?」

「聞いたよ」

詩織はヒロトの手を握った。彼女の手は少し冷たかった。

「私ね、正直ちょっと怖い」

「僕もだよ」

「でも……」

詩織は言葉を探すように、天井を見上げた。

「でも、あなたがするなら受け入れられる」

その言葉に、ヒロトの胸の奥が熱くなった。

「僕も、君のためならできると思う」

「一緒だね」

「一緒だ」

二人は手を握り合ったまま、しばらく静かに座っていた。窓の外では街灯の明かりが雨に滲んでいる。

---

木曜日の夜、ヒロトは一人で風呂に入っていた。

湯船に浸かりながら、土曜日の光景を想像する。詩織の中に残されたサトシの精液。それを自分の舌で掬い取る。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


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