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三家族の旅行から - 現在のレスは34個、スゴイ人気のスレッドです! - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: RT :2026/09/01 (火) 00:25 ID:SuJR5qPw No.33154
10年以上の前のことですが、こちらのサイトに投稿していました。
そのときは、体験談として投稿していたのですが、上手く書くことができず、
中途半端で終わってしまいました。

今回、そのときの話をベースに、アレンジを加えてチャレンジしようと思います。


[25] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/19 (土) 23:17 ID:dDDH1EJk No.33267

結美の話は、彼女が高校1年のときからのことだった。
高校1年のとき、初めて付き合った3年の先輩に、心の準備も覚悟もできていないまま、
処女を奪われてしまった。
結局、その先輩とは、半年もしないうちに別れた。
そのときから、結美には、少しずつ男性に対する不信感が募っていった。

大学に入学して、結美は生理的に受け付けない人でない限り、
言い寄ってくる男達と付き合った。
でも、相手のことを本気で好きにはなれず、いつも長続きはしなかった。

その後、結美が海外留学したとき、日本人と違って性に開放的な外国人に衝撃を受けた。

「留学前は、いろいろな人と付き合ったけど、彼氏以外の人とセックスしたことはなかったし、
 それが当たり前だと思っていたの。だけど、留学先では全く違ったわ。
 彼氏がいる人は別だけど、そうでなければ、誘ってきた男性が自分の好みだったら、
 付き合う前でもセックスするし、その日限りと分かっていても、普通にセックスするのよ。
 日本でもそういう人はいると思うけど、向こうでは、それが当たり前なの。」

それから結美は、特定の彼氏は作らず、たくさんの外国人男性とセックスした。
数カ月続くこともあったが、その日限りのときもあった。

帰国してからも、いろいろな男性とセックスし、中には交際に発展することもあったが、
やはり長続きすることはなく、自分は本気で男性を好きになることはないと思った。
ただ、結婚して子どもを産みたかったので、自分が好きになれる男性ではなく、
その他の条件で結婚相手を探そうと思った。
そんなとき、今の夫である桐谷を紹介され、付き合い始めた。

「実は、主人と私、できちゃった結婚なのよ。
 それまでは、必ず避妊していたんだけど、 主人と付き合うようになったとき、
 この人と結婚して子どもを産もうって決心したの。
 すでに20代後半だったし、また別の男性を探すとなると、
 30歳前に結婚するのはとても無理だと思ったから…。
 だから、主人と付き合い始めてからは、避妊しなかった。
 それで、付き合い始めてから3カ月ぐらいで妊娠がわかって、そのまま結婚したわ。」

そう言って、結美は少し引き攣った表情で笑った。

「ごめんね、こんな話ししちゃって。
 こんなこと主人に言えるわけないし、奈緒さんや紗希ちゃんにも話せることでもないし…
 でも私の気持ちを誰かに聞いて貰いたいって、ずっと思っていたの。
 亮ちゃんなら、きっと黙って聞いてくれると思って…
 亮ちゃんに話して、少しすっきりしたわ。
 でも、亮ちゃんは、こんな話を聞いて、私のこと軽蔑した?」

「軽蔑なんて…。幸せそうに見える人も、人にはわからない辛い思いをしているんだなって、
 そう思ったけど。でも大丈夫だよ。これまで辛い思いをしてきたんだから、
 これからはきっと幸せなことがいっぱいあるに決まっている。」

「そうだといいんだけど。でも、亮ちゃん、そう言ってくれてありがとう。
 やっぱり話してみて良かった。」

「でも、ごめん。僕も男だから、旦那さんが少し気の毒に思えてしまった。」

「確かにそう思えちゃうよね。それは私も否定しないわ。でも、実際にはそうでもないのよ。
 詳しいことは言えないけど、主人も私を愛しているから結婚したというわけではないから、
 それはお互いさまなの。それに主人は、浮気していたし…」

「えっ、そうなの。」

「うん、私が知っているのは一度だけだから、それ以外にあるのか無いのか知らないけど。」

「ご主人を問い詰めたりしたの?」

「お互いそんな気持ちで結婚してわけだから、浮気について問い詰めるつもりはないわ。
 ただ、主人の子どもはもう産みたくないから、危険日には絶対させないし、
 危険日以外の日でも、コンドームを着けないと絶対させないことにしているの。」

「・・・・」

「主人との子どもは一人で十分だし、それでとりあえず役目は果たしたし…
 奈緒さんや紗希ちゃんには、主人が子どもの面倒をみないから、
 子どもを作らないようにそうしているって、そう言ってあるけど…」

結美はそう言って再び笑った。
結美の顔は、今度は引き攣った表情では無かった。
塚原は、そんな気持ちで婚姻関係を続ける意味があるのだろうかと思った。

それから、暫く二人の間に沈黙が流れた。
塚原は黙ってビールを飲んでいた。

「ねぇ、亮ちゃん。」

結美はそう言って塚原に近づき、彼にキスをした。
塚原は、一瞬びっくりしたが、すぐに片方の手で結美の頭の後ろを抱え、
もう片方の手を彼女の後ろに回して抱き寄せた。
塚原には、そうするのが一番自然に思えた。
そして、二人は、塚原が結美に覆いかぶさるように床に倒れ込んだ。


[26] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/20 (日) 23:15 ID:Fd/pmtew No.33272

紗希は、北川の強引さに抵抗できずにいた。
何故抵抗できないのか、紗希は自分でもわからなかった。
紗希は、結婚した後はもちろん結婚する前も、
夫からこんなふうに強引に迫られたことは一度もなかった。
もちろん、夫以外の男性からもだ。

しかし、北川から強引にキスされ強く胸を揉まれても、
さほど強い嫌悪感を覚えることはなかった。
それどころか、自分の股間に北川の股間が押しつけられると、少し興奮し、
北川にジーンズのボタンを外されたときも、抵抗できずにいた。

心の底では、夫にもそのように強引に迫ってほしいと思っていたのだろうか。
それとも相手が北川だからだろうか・・・

北川に迫られ、ジーンズのファスナーを降ろされたときに、
紗希の頭の中でそんなことを考えていた。
だが、北川が自分のパンティの中に手を入れた瞬間、
紗希は、さすがにこのままではいけないと思った。

ただ、紗希がそう思っても、北川の指はパンティの中を奥へ奥へと少しずつ進んでいく。

「だめ、これ以上はやめて!」

北川の指が自分の恥毛に触れると、紗希は、叫ぶようにそう言って、
いきなり彼を突き放そうとした。

北川は、紗希の突然の抵抗に一瞬怯んだが、彼女の抵抗を無視してこのまま続けようとも思った。
あと数センチ進めば、あそこに届くし、届いてしまえば、紗希も観念するかもしれない。
だが、この後のことを考えると、北川には、そうする勇気が出なかった。

やはり、少し急ぎすぎたか・・・

北川は、そう思い、再び紗希に説得を始めた。

「俺、紗希ちゃんのことが本当に好きなんだ…。一度だけでいいから頼むよ。」

「そんなことを言われても…、これ以上のことをしたら、夫に顔向けできない…
 それに、夫が奈緒さんや結美さんと何かあったと決まったわけじゃないし…」

紗希の決意は固そうだった。
考えてみれば、紗希は普通の人妻だ。
ドラマのように簡単にいくはずもない。

今から口説き落したとしても、それまでに時間がかかるし、
それでは戻る時刻に間に合いそうもなかった。
北川は、紗希の態度を見て、計画を変更せざるを得なかった。
何とか次の機会には、スムーズに口説けるように、手を打っておこうと思った。

「旦那さんのことが気になるんだったら、
 もし、紗希ちゃんが俺に抱かれることを旦那さんが了解すれば、
 俺の望みを受け入れてくれるかい?」

「えっ?」

紗希は、北川の突拍子もない提案にびっくりした。
そもそも妻が他の男性に抱かれるのを承諾する夫などいるのだろうか。
それに、夫は、自分が他の男性を知らないことを知っているし、
そんな自分を大切にしてくれている。
そのような夫が他人に抱かれることを承諾する筈がないと思った。

「そんなことあるわけないでしょ。」

「だから、もし了解してくれたらの話しだよ。
 それに、旦那さんが奈緒か結美さんとは何もないと決まったわけじゃないし…」

北川にそのように説得されて、紗希は結局、夫が奈緒か結美と関係を持ち、
更に自分が北川に抱かれることを夫が承諾したら、
そのときには、北川の言うことを考えてみると返事をした。

そのように返事をしないと、もう収まりがつかないように感じていたし、
実際に夫が奈緒か結美と何かあったのかどうか、とても気になっていたからだ。
自分が北川に抱かれることを夫が承諾するとは、到底思えないが、
紗希には、夫が奈緒と結美のどちらかと何かあったら、自分だって、という気持ちもあった。

その後、二人は、再び湖畔沿いの道をドライブした後、旅館へと向かった。
二人の間に会話はほとんど無かった。
紗希は、夫と結美のことをあれこれ考えていた。
一方、北川は、これからどうするか作戦を考えていた。


[27] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/22 (火) 00:13 ID:p0yE1hK. No.33289

塚原は、舌を絡め合うようにして結美とキスを続け、暫くすると、片方の手で彼女の胸を掴んだ。
結美はブラジャーをしていなかった。
いつも寝るときには外しているのか、今が特別なのか塚原には分らなかったが、
躊躇することなく、結美の胸を優しく揉んでいた。

細身にしては、意外に大きいんだな・・・。

塚原はそう思いながら、今度は結美のTシャツの中に手を入れ、
彼女の胸を直に触り、乳首を優しく愛撫した。
塚原は、暫く愛撫を続けた後、自分の結美の唇から離し、彼女のTシャツをゆっくり捲り上げた。
塚原の目の前に、結美の乳房が露わになった。

結美の乳房は、紗希のように大きくはないが、
乳首や乳輪は、子どもを産んだとは思えないほどとても綺麗だった。
塚原は、結美の乳首にキスし、それをしゃぶりながら舌で弄った。
結美から艶っぽい喘ぎ声が漏れ始めていた。
塚原は、自分の片手を結美の胸からウエストへ、さらにその下へ移動させていった。
そして、塚原が結美のスボンに手を伸ばすと、彼女は突然その手を掴んだ。

「亮ちゃん、ダメ。これ以上は…。ごめん、今日は…、許して…。」

塚原は、結美のその言葉で我に返り、彼女から離れた。
結美は上体を起こして、捲れたTシャツを直した。

「ごめん。」

「あやまらないで。お互いさまなんだから…」

結美はそう言って笑った後、再び二人の間に沈黙が流れた。

「そろそろ皆が帰ってくる時間だから、亮ちゃんは、もう自分の部屋に戻って。
 私は、これを片付けたら、子ども達の部屋で寝るから…
 それと、今夜のことは、絶対に紗希ちゃんに喋っちゃだめよ。
 紗希ちゃんに隠し事はしたくないって思うかもしれないけど、彼女はとても傷つきやすいし、
 それだけでなく、私と紗希ちゃんの関係もおかしくなっちゃうから…」

「わかった。墓場まで持っていくよ。」

「ふふ、大袈裟ね。」

結美は笑いながら、そう言った。
罰ゲームのクジを引いた女性が、その晩は子ども達と一緒に寝ることになっていた。
結美は、ビールの空き缶やつまみの袋をゆっくりと片づけ始めた。

「おやすみなさい。」

「おやすみなさい。」

塚原は、結美と挨拶を交わし、自分の部屋に戻って行った。

*************************************************************************************

桐谷は奈緒を乗せて車を走らせていた。
旅館に直接向かえば10分程で到着するが、アリバイ作りのために周辺をドライブしてから、
旅館に戻る予定だ。
奈緒は助手席に座り、黙ったまま車の外を眺めていた。

桐谷にとっては、久しぶりに充実したセックスだった。
胸が小さいことを除けば、奈緒は申し分のない女だ。
今でもあどけなさが残る可愛い顔立ち、細くて華奢な身体、
顔立ちからは想像ができないあのときの表情、
そして、少し生意気だが、男の要望を全て受け入れる従順な性格。

結美は、バックも騎乗位も拒否するし、あのときの反応も薄いが、
奈緒は、自分のしたいことを全て受け入れ、また、積極的に反応していた。
結美と結婚してから、セックスするときは、結美に必ずゴムを着けさせられたが、
奈緒は自分からピルを飲んでいることを告げ、生で受け入れた。

学生時代は、奈緒の従順さを少し重く感じたが、今は奈緒の従順さが心地よかった。
あのまま奈緒と付き合い続けていたら、どうなったんだろうと思う。
もちろん結美と離婚するつもりは全くないが、
奈緒のような従順な女を身近に置いておくのも悪くない。

それにしても、何故奈緒が北川のような男と結婚したのか不思議でならない。
今日のことで、できれば、北川と離婚させて自分の愛人にしたい気持ちも沸いたが、
流石にそこまでの覚悟は自分にはない。
それに、逆に奈緒から離婚を迫られるようなことがあっても困る。
奈緒とはあくまで遊びで、割り切った関係であれば、この先も続けたい。

桐谷は、そんな身勝手なことを考えながら、この先の奈緒との関係を思案していたが、
やはり今日だけで終わるのは、あまりに惜しい気がした。


[28] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/22 (火) 22:08 ID:p0yE1hK. No.33294

「旅行から帰ったら、また二人でデートしないか?」

桐谷が助手席の奈緒に尋ねた。

「そうね…。二度と私を捨てないって約束してくれたら…、考えてもいいわ。」

「二度とって…、自分には奈緒を捨てた覚えはないけど…」

「嘘ばっかり…」

「もしそう思わせてしまったのなら、済まない。でも、そんなつもりはなかったんだ。
 留学は親父の命令だったから、自分は断れなかったし、
 長期の留学だったから、奈緒に待っていて欲しいとも言えなかった。」

「あのときも、そんな尤もらしいことを言っていたわね。
 わかったわ。そういうことにしておいてあげる。
 そのことはいいとして、それでどうなの、捨てないって約束してくれる?
 約束してくれるなら…、わたし、貴方の女になってもいいわ。
 あっ、でも勘違いしないでね。貴方も私も結婚して子どももいるわけだから、
 お互いの家庭を壊すつもりはないわ。それで、どうなの?」

桐谷は、奈緒の言葉に圧倒されながらも、
『家庭を壊すつもりはない』という言葉を聞いて安心した。
もとより、結美と別れて奈緒と一緒になるつもりなど、桐谷には毛頭ない。

「わかった。約束するよ。奈緒を捨てるようなことはしない。」

「約束よ。じゃあ、今から私は貴方の女になるわ。
 二人で逢ったときは、貴方は私を自由にしていいから…」

「随分、大胆なことを言うんだね。」

「そうね…、悔しいけど…、私はまだ貴方のことが一番好きだから。
 多分、これからもずっと…。私の心を満たしてくれるのは、貴方しかいないわ。」

桐谷は、奈緒の言葉を黙って聞いていた。

車が旅館に到着しから、桐谷と奈緒はそれぞれの部屋の前で別れた。
桐谷が部屋に入ると、そこに結美の姿はなかった。
まだデートから帰っていないのかと思ったが、一応、子ども達が寝ている部屋を覗いた。

結美は罰ゲームだったのか・・・

自分の部屋に戻った桐谷は、朝まで結美と会わずに済むと思って少しほっとした。
結美は、聡明で勘のいい女だ。
数十分前まで奈緒と関係していた後では、どんなに冷静さを装っても、
結美に勘づかれてしまうかもしれない。
だが、明日の朝まで結美に会わなければ、そんな心配もないだろう。

今日は、思いがけず、奈緒を手に入れることができた。
明日は、紗希を手に入れられれば・・・

桐谷は、そう思いながら一人笑みを浮べた。


奈緒が部屋に戻ったとき、夫の北川はまだ帰っていなかった。
デートの相手は誰なのかとは思ったが、それ程関心はなかった。

自分が予感した通り、デートの相手の桐谷と関係を結んだ。
そればかりか、これからは桐谷の女になると約束までしてしまった。
だが、奈緒は何の後悔もなかった。
夫には申しわけない気持ちはあるが、自分の気持ちに嘘はつけない。

桐谷は、自分のことをただの遊びで、都合のよい女と思っているだろう。
自分も娘たちのために、北川と離婚する気はない。
この先、桐谷と二人だけの時間を過ごせるなら、それでいい。
桐谷と二人で過ごすときだけ、自分は女になれる。

結美には申しわけない気持ちはあるが、それほど後ろめたさは感じない。
知り合ってから3年半、これまでの結美の話を聞いていると、
彼女は桐谷のことを愛しているとは思えない。

もちろん、謙遜や照れ隠しで、夫のことを下げて話す女性もいるだろう。
しかし、結美の話は、そういう女性とは明らかに違うと感じる。
それは、自分も結美と同じだからだ。
もしそうなら、自分が桐谷の女になっても、結美は許してくれるだろう。
私は桐谷を愛しているのだから…

奈緒は、そんなことを考えながら、床に就いた。


[29] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/24 (木) 00:22 ID:QdMo9hHE No.33303

旅館に戻って来た紗希が、自分の部屋に入ると、夫の塚原はすでに布団の中で横になっていた。
息子は、他の子ども達と一緒に寝ているので、明日の朝まで夫と二人きりだ。

「ただいま。」

「おかえり。」

二人はそう言葉を交わしたが、その後の言葉が互いに続かなかった。
紗希は、夫の相手が誰だったのか、デートをしたのかどうか聞きたかったが、
それはルール違反だし、逆に自分のことを聞かれるかもしれないと思うと、言い出せなかった。

それは塚原も同じだった。
妻にデートはどうだったか聞きたかったが、先程まで自分と結美がしていたことを考えると、
聞くに聞けずにいた。

紗希は、北川とのキスを思い出していた。
激しくて力強いキス、キスだけで自分の全てを奪われてしまいそうな、そんなキスだった。
北川は、決して自分の好みのタイプの男性ではない。
いや、容姿だけみれば、嫌いなタイプと言っていいだろう。
それなのに、彼のキスを拒否するどころか、積極的に受け止めていた自分がいた。
それに彼の股間の感触が、まだ自分の股間に残っていた。

どうしてあんなことを拒否もせず許してしまったんだろう。
まるで、そうされることを望んでいたかのように・・・。

紗希は、そんな自分がすごく厭らしく思えてしまい、少し心が沈んだ。

「どうしたの?」

塚原が少し浮かない表情の紗希に尋ねた。

「ううん。少し疲れたみたい。」

紗希のその返事に、塚原は、疲れるようなことをしてきたのか、と思ったが、
もちろん口には出せなかった。

「早く寝たほうがいいかもね。明日もあるし…。」

「うん、そうする。」

紗希は、そう言って、洗面道具を持って部屋から出ていった。

いつもの紗希だったら、きっとデートのことを、いろいろと話してくると思うんだが、
やはり何かあったのか・・・

紗希は本来嘘や隠し事が苦手な性格だし、それが彼女の良いところの一つでもある。
塚原は、何とかデートのことを知る術はないかと考えた。

抱いたら何かわかるかも知れない。
それに抱いた後なら、聞ける雰囲気になるかもしれないし・・・

塚原はそう思い、紗希が戻ってくるのを待っていた。
紗希は、部屋に戻ってくると直ぐに床に就いた。

「おやすみなさい。」

「おやすみ。」

塚原が紗希の方を向くと、彼女が自分に背を向けて横になっているが見えたので、
後ろから彼女に抱きつき、胸を掴んだ。

「えっ、何?」

「いいだろ?」

「えっ、やだ、今日は疲れてるって言ったでしょ。それに、隣に声とか聞こえたらどうするの?」

「いつも声なんか出さないくせに…」

「と、とにかく、今日はだめ。お願いだから…」

結局、紗希にそう言われて、塚原はすごすごと自分の寝床に退散した。
紗希の気持ちを無視してすることはできなかった。

やはり何かあったのかな・・・

紗希の態度に、塚原はそう感じていた。


[30] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/24 (木) 22:08 ID:QdMo9hHE No.33308

紗希は、夫が急に迫ってきたので、すごくドキドキしていた。
これまで、夫の求めには、生理のとき以外に断ったことが無かった。
今日も、夫の求めに応じたい気持ちもあった。
だが、先程まで北川とあんなことをしていた自分の身体が、今は少し汚れているように感じた。
そんな汚れた身体で、夫に抱かれるわけにはいかなかった。

断ってしまって、怪しまれただろうか・・・

紗希は、そんな不安と共に、夫に対して軽い罪悪感を抱いた。
だがその一方で、もし夫が奈緒か結美と関係を持ったとしたら、
こんなに元気ではいられないだろうと思い、少し安堵した気分だった。


翌朝、塚原は、目を覚まして一階に降りて行くと、ロビーの椅子に、桐谷と北川が腰掛けていた。
そこに塚原も加わり、三人で今日のレクレーションの予定や準備の確認をした。
今日は、湖まで車で移動し、昼食にバーベキューを食べ、午後は釣り遊びなどで楽しむ予定だ。

レクレーションの打合せが終わると、三人は、午後に行う釣りの話しを始めた。
昨夜のデートについては、桐谷も北川も話題にする様子を見せなかった。
いったいどちらが紗希とデートしたのか、そして、紗希と何があったのか、
塚原はそれが気になり、昨夜の結美とのことで、桐谷に対して少し後ろめたさがあったが、
思い切ってデートのことを聞いてみようと思った。

「昨日の交換デートはどうでしたか?」

「まあ、こんなもんかなぁって感じでしたけど…」

桐谷はそう答えた。

「俺も、こんなもんかなぁって思った。時間もそんなになかったしね。」

北川も続けてそう答えた。

この答えでは、塚原にはどちらが紗希とデートしたのかわからない。

「塚原さんはどうでした?」

逆に、桐谷から質問を返された。
塚原は、昨晩のことを思い出し、一瞬ドキッとした。

「僕は、罰ゲームだったので、デートは15分だけでしたよ。」

塚原がこう答えたことによって、桐谷には、デートの組み合わせが全てわかった。
妻の結美は、子ども達と一緒に寝ていた、すなわち罰ゲームだったからだ。
自分は奈緒とデートだったので、紗希と北川がデートしたことになる。

紗希とデートしたのは北川だったのか・・・

桐谷にとって一番望まないケースだが、北川に紗希を口説けるはずもないかと思った。

「まぁ、相手が妻じゃなかったので、不幸中の幸いと言ったところですが…」

塚原が続けてそう言うと、桐谷と北川は少し驚いた表情を見せた。

「僕は、紗希ちゃんが相手だったら、罰ゲームでも良かったと思っていましたけどね。」

「えっ、そうなんですか?」

桐谷の言葉に塚原は思わず聞き返した。

「僕の知り合いに、子どもが拓也くんと同じ保育園に通っている人がいるんですけど、
 その人から聞いた話だと、紗希ちゃんは、他の子の父親から結構人気があるようですよ。
 知りませんでした?」

「全く知りませんでした。」

「特に、アラフォー世代の父親の間では、一番人気とか言っていましたよ。
 保育園の行事のときに、厭らしい目で紗希ちゃんを見ている父親もいるし、
 実際に口説きたいと思っている父親もいるそうです。」

塚原も息子の幼稚園の行事にはできるだけ参加していたが、
桐谷が言ったようなことには全く気づいていなかった。

「塚原さんはまだ若いから、アラフォーの父親達と話す機会があまりないのかもしれないけど、
 その人達の中には、紗希ちゃんのファンがたくさんいるそうです。」

「そうなんですか。妻がそんなにモテるなんて、夫としては喜ばしいことなんですかね。」

自分の妻が人気があると聞いて、塚原も満更悪い気分ではなかった。


[31] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/25 (金) 23:23 ID:fkgKp2cI No.33312

塚原と桐谷がそんな会話をしていたら、北川が突然話しを切り出してきた。

「塚原さん、物は相談なんだけど…、今日、紗希ちゃんを口説いてもいいかい?」

「えっ?いきなりなんですか、口説くって…?」

「言葉通りの意味だよ。もちろん紗希ちゃんがノーと言ったら、それでお終いだし、
 まあ、ゲームみたいなものかな。」

「ゲームですか…。それだったら別に構いませんけど…、
 でも、口説いた後、どうするんですか?」

「それは紗希ちゃん次第だよ。話をするだけかも知れないし、
 昨日みたいにデートをするかもしれないし…。もちろん紗希ちゃんが嫌がることはしないさ。
 それともやっぱり心配かい?」

「いや、別にそれはいいんですけど…」

「じゃあ、了解したってことでいいね。今日一日は、そういうことでよろしく。」

そう言って、北川は二階に上っていった。

桐谷は、今の北川の話から、昨日のデートで紗希を口説くことに失敗したなと確信した。

紗希を口説こうと思って考えた交換デートで、自分の女房が寝取られたことも知らずに、
まだ紗希を口説こうとするなんて、まさに滑稽だな・・・

桐谷はそんなことを思いながら、北川を見送った。

「塚原さん、あんな約束しちゃって、大丈夫ですか?」

「えっ、いや、そんな大したことでは…」

「そうですか?私には、北川さん、本気のように見えましたが…」

「そうですか?」

「気にならないなら別にいいんですが…。でも、北川さんがいいなら、僕もいいですよね。」

「えっ?」

「僕も紗希ちゃんを口説きたいと思っているので…」

「桐谷さんも?」

「そうです。だから、僕も今日一日よろしく。」

呑気で間抜けな男だ。これなら寝取られても何も気づかないだろう・・・

桐谷はそう思いながら、二階に上がっていった。

今日の午前中は、三夫婦のうち男女一人ずつがバーベキューの材料の買い出しに行き、
残りの4人は、旅館で子ども達とカラオケ大会を行う予定だった。
材料を買い出しに行く係は、やはりくじ引きで決めた。
買い出し係は、紗希と桐谷になった。

「紗希ちゃん、買い出しで桐谷さんと二人だけになったから、
 今頃口説かれているかもしれないよ。」

カラオケ大会の最中に、塚原は北川からそう言われて少し気になったが、
午前中から口説いても何もすることもできないだろうと思い、聞き流していた。

カラオケ大会では、先ず、子ども達と親達一人一人が順番に好きな曲を歌い、
その次に親子で歌った。
その後、北川と奈緒が夫婦でデュエットを披露した。

「桐谷さんと紗希ちゃんが買い出しでいないから、塚原さんと結美さんで何か歌ってみれば。」

夫とデュエットで歌い終えた奈緒が、塚原と結美にそう言ってマイクを渡した。
塚原と結美は、何を歌うかあれこれ相談し、曲が決まって二人で歌いだした。
北川は、塚原と結美がデュエットで歌う様子を見ながら、
先程、塚原が罰ゲームだったと言ったことを思い出した。

待てよ、俺の相手が紗希で、奈緒は自分達の部屋で寝たから罰ゲームじゃない。
すると、桐谷と奈緒がデートで、塚原と結美が罰ゲームということか。
なるほど、塚原と結美か・・・

仲良く歌う塚原と結美の二人の姿を見ながら、昨日、紗希が動揺していたことを思い出し、
北川は、これは使えるかもしれない、と思った。


[32] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/27 (日) 01:51 ID:Ah4namVQ No.33319

買い出しに行った紗希と桐谷は、車の中で、初めはいつもと同じような会話をしていたが、
昨夜の交換デートのことに話しが移った。

「結美の相手は、紗希ちゃんのご主人だったみたいだね。」

「えっ?そ、それは、結美さんに聞いたんですか?」

「いや、結美は子ども達と寝ていたから、結美が罰ゲームだったことは知っていたんだ。
 それで、今朝、ご主人と話したとき、昨日は罰ゲームだったと言っていたからわかったんだよ。」

紗希は、夫と結美が一緒だったことに動揺したが、罰ゲームだったことを聞くと、ホッとした。
子ども達と一緒ならば、何かある筈もないと、紗希は思った。

「でも、今朝結美と会ったら、少し様子がおかしかったんだよね。
 結美とご主人、何かあったんじゃないかな。」

「子ども達と一緒だったら、何も起こるわけないと思うんですけど…。」

「それが、翔に昨日の夜ことを聞いてみたんだけど、皆直ぐに寝ちゃったらしい。」

「えっ。」

「翔は最後まで起きていたみたいだけど、皆寝ちゃったから、
 その後自分も直ぐに寝たと言っていた。」

「そうですか。」

「もしそうなら、子ども達が寝た後、時間はたっぷりあるわけだし、
 場所も子ども達が寝ている部屋の隣とか、自分達の部屋とかもあるから、
 二人に何かあっても不思議じゃないと思う。」

紗希はその話しを聞いて真っ青になった。
夫と一番一緒にいて欲しくないと思っていた結美が、旅館の一室で、
夫と長い時間二人きりになった可能性がある。
そのことだけでも動揺してしまうのに、
桐谷は、今朝の結美の様子から夫と何かあったに違いないと確信している。

「桐谷さんは、夫と結美さんのこと、気にならないんですか。」

「気にならないことはないけど、二人とも大人の男女だし、
 お互いの家庭を壊すほどのめり込まなければ、別にいいんじゃないかな。」

紗希は一瞬耳を疑った。
妻の浮気を容認する夫がいるとは信じられなかった。

「それに、紗希ちゃんは気づいているかどうか知らないけど、
 結美は前からご主人に気があったみたいだから、
 いつかこうなるかも知れないと思っていたしね。」

やっぱりそうだったのか・・・

結美は夫のことが好きなのではということは、紗希も気にはなっていたが、
桐谷からその事を伝えられると、やはりショックだった。

「だから紗希ちゃんも、ご主人と結美のことはあまり気にせず、
 自分は自分で楽しんだ方がいいよ。僕は紗希ちゃんが好きだから、
 僕で良ければ、いつでもお相手する用意はあるし…。」

「結美さんと比べたら私なんか…」

「そんなことないよ。紗希ちゃんには、結美にはない可愛らしさがあるし、
 結美にはない女性らしさもある。プロポーションだって、
 結美とは比べものならないほど素敵だよ。だから、もし、結美とご主人が…」

「でも、今までの話は、全て桐谷さんの憶測なんでしょう?」

「憶測と言ってしまえばそうだけど、可能性はかなり高いと思うんだけどな。
 何なら二人に聞いてみたらどう?」

紗希は何も答えられなかった。

「それで、二人がそういう関係だったら、僕と紗希ちゃんは同じ立場だから、
 もしそうなら、紗希ちゃんは僕の相手になってくれるかい?」

紗希は、桐谷の言葉を黙って聞いていた。

もし、夫が結美さんと関係を持っていたら、私だって・・・

紗希には、そういう気持ちが芽生えていた。


[33] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/27 (日) 23:34 ID:Ah4namVQ No.33324

三家族でバーベキューを食べた後、午後は皆で湖のほとりで釣り遊びをして楽しんでいた。
紗希は、買い出しのときに桐谷の話を聞いてから、夫と結美のことが気になっていた。
バーベキューの間も、釣り遊びの間も、二人の様子をそっと窺っていた。
しかし、二人は話をするどころか、互いに近づくこともなかった。
だが、それが却って、紗希には怪しく感じられた。

北川は、この後どのようにして紗希を口説こうか考えていた。
昨夜、紗希は、夫が奈緒か結美と関係を持ち、抱かれることを承諾したら考えると言っていた。
すでに、塚原からは了解をもらった。
もちろん抱いてもよいという了解ではないが、北川にとっては同じことだった。
後は、塚原が結美と関係を持ったと、紗希に思わせればよいだけだ。

だが、北川は、塚原と結美について、紗希が信じるに足りる材料を何も持ち合わせていなかった。

どうしたものか。何かでっちあげて押すしかないか・・・

北川は、暫く思案していたが、何か良い策が閃いたのか、
少し笑みを浮かべながら、煙草をふかしていた。

桐谷もまた、紗希をどのようして口説こうか悩んでいた。
買い出しで紗希と二人きりになったとき、とりあえず彼女に布石は打っておいた。
後は、どのようにして紗希をその気にさせるかだ。

結美と塚原のことを持ち出すと紗希が激しく動揺することは、桐谷にもわかった。
昨日、結美と塚原が何かあったという話も、結美が塚原に気があるという話も、
半ば冗談のつもりで言ってみたが、すっかり真に受けてしまったようだ。

やはり、その点を突いて、紗希の心を揺さぶるのがよさそうだ。
紗希に疑心暗鬼を芽生えさせ、結美と塚原が関係を持ったかのように仄めかせば、
紗希はきっと結美に敵愾心を燃し、その反動で自分と関係を持ってもよいと思うに違いない。

だが、この後、紗希と二人きりになる時間がどれだけ取れるかが問題だ。
この旅行が終わってしまえば、紗希と二人きりになるチャンスはもうない。

桐谷がそんなことを考えていると、北川に声を掛けられた。
そして、二人は、何やらひそひそと相談を始めた。

釣り遊びも終わり、夕方になって、二泊三日の旅行も、あっという間に山場を越えた。
今日の夜は、翌日に車で帰ることを考慮して、皆でレクレーションを行う計画はなく、
家族や夫婦それぞれでゆっくり過ごす予定だった。
そう、後はもう一晩寝たら家に帰る、それだけの筈だった。


塚原は、夕食を終えて風呂に入った後、自分の部屋で寛いでいた。
紗希は、風呂を済ませた後、一旦部屋に戻ったが、直ぐに部屋から出て行った。
息子の拓也は、すでにパジャマに着替えて、布団の中で一人で遊んでいた。

それから暫くすると、塚原の部屋の外から自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。
戸を開けてみると、桐谷と北川だった。

「今、紗希ちゃんが一階のロビーに一人で居るんですが、
 これから二人で口説きに行こうと思っているんですけど、
 その前に塚原さんに一応知らせておこうと思いまして…」

桐谷は塚原にそう告げた。

「口説くって…、二人一緒にですか?」

「そう。どうするかは、これから二人で決めることにします。
 それと、紗希ちゃんを屋外に連れ出すつもりですので、
 塚原さんは、今から外に出ないようにしてくださいね。
 塚原さんがいると、紗希ちゃんを口説けなくなってしまいますから。」

「奈緒さんや結美さんは?」

「二人には、北川さんと僕で夜釣りに行くと言ってありますから…
 もし何かあったら話しを合わせておいて下さい。」

そう言って、桐谷と北川は一階に降りて行った。
塚原は、二人で一緒に口説くって、どうするんだろうと思った。

紗希が二人一緒に相手をするわけがないし、どっちかを選ぶというのも考えにくい。
それとも順番に口説くつもりなのか・・・

もしそうなら、紗希が一人目を断って、二人目をOKするなんてことも考えにくい。
断るなら二人ともそうするだろうから、結局二人ともうまくいかないんじゃないか・・・

このとき、塚原は、桐谷と北川が二人で紗希を口説くという話を楽観的に考えていた。


[34] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/29 (火) 00:13 ID:wMGMZc8U No.33332

紗希は、風呂から上がると、上がTシャツ、下がスウェットという恰好で、
一階のロビーの椅子に座っていた。
夫と結美のことがずっと頭から離れなれず、風呂から部屋に戻ったとき、
このまま夫と一緒にいて冷静でいられる自信がなく、直ぐに部屋を出た。

やはり夫に直接確かめようか、それとも結美さんに聞こうか・・・
でもどうやって聞いたらいいんだろう・・・

紗希は、午前中に桐谷の話を聞いたときから、そんなことばかりを考えていた。

「紗希ちゃん、こんなところで一人でどうしたの?」

その声に紗希が振り向くと、いつのまにか桐谷と北川が自分の横に立っていた。

「お風呂に入ったらとても気持ちがよかったので、ここで少しぼーっとしていたんです。」

「僕達、少し飲もうと思っているんだけど、紗希ちゃんも一緒にどう?」

「結美さんや奈緒さんは?」

「翔も、北川さんの娘さん達も、少し疲れが出たみたいで、
 結美も奈緒さんも、子ども達を寝かしつけてそのまま寝るってさ。」

それでも、紗希は、返事をせずに考えていた。

「塚原さんも誘ったんだけど、丁度拓也くんと寝ようとしているところだったので、
 それじゃ、紗希ちゃんを少し借りてもいいですかって尋ねたら、いいですよって…」

昨日のことで、紗希は少し北川を警戒していたが、桐谷が一緒なら大丈夫だろうと思った。

「そうですか…。わかりました。」

紗希はそう答えると、椅子から立ち上がり、三人で本館の玄関から外に出ていった。
桐谷の案内で、表の庭を通り抜けて駐車場に出て、更にその駐車場の先にある裏庭に向かった。
北川はスウェット姿で歩く紗希を見ながら、これなら脱がすのも簡単だなと笑みを浮べていた。

裏庭には離れ家のような建物があり、その中に三人で入った。
部屋に入ると、すでにエアコンがついており、中は涼しかった

「ここは?」

紗希は桐谷に尋ねた。

「毎年ここに泊まりに来たときに、自由に使わせてもらっている部屋なんだ。
 今年も旅館の主人に使う許可を貰ってあるから…
 いつもは、ここで親戚達と酒を飲んだり、麻雀をしたりして楽しんでいるんだ。」

今夜は、これまでとは全く違うことで、楽しむつもりだけど・・・

桐谷は、笑みを浮べながら心の中でそう呟いた。

「紗希ちゃんが好きなお酒も用意してあるんだ。」

桐谷はそう言って、部屋の冷蔵庫からビールの他にワインや缶酎ハイを取り出した。

「かんぱーい」

桐谷と北川はビールを、紗希は缶酎ハイを飲み始めた。

*************************************************************************************

塚原は、自分の部屋の窓から外をぼんやり眺めていた。
すると、紗希と桐谷と北川が庭を歩いて行くのが見えた。
それを目の当たりにした塚原は、少し不安が募ってきた。

『あんな約束しちゃって、大丈夫ですか…』

『北川さん、本気のように見えましたが…』

『僕も一緒ですから…』

塚原は、今朝、桐谷の言った言葉を思い出していた。
その言葉の意味をよく考えてみると、居ても立っても居られなくなってきた。
だが、拓也がまだ起きているので、この部屋を離れるわけにもいかない。

「拓也、そろそろ寝るぞ。」

桐谷からは、外に出ないようにと言われていたが、
塚原は、拓也を寝かしつけたら、外に様子を見に行くことに決めた。



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[1] スレッドオーナー: 土屋 :2026/05/23 (土) 22:39 ID:vJIfgbDU No.32760
父が長期の海外出張に出た週末、我が家のリビングはいつものように母の親友たちの喧騒に包まれていた。
母・土屋千春、45歳。大手出版社でバリバリ働いている。若くしてオレを産んだから、中学の頃は友達から人気があった。要は「綺麗なオバサン」。目尻の上がった大きな目、通った鼻筋に厚めの唇。今も美貌と均整の取れたスタイルを維持している。本人も意識しているのか、見た目に手を抜くことがない。耳にかけたミディアムの髪、ゆったりとしたオフホワイトのサマーニット、Vネックにのぞく鎖骨とダイヤ。彼女には常に華やかな女の匂いが漂っていた。
そして、その母の周りには似たような女たちが集まる。IT企業で働く自由奔放で派手な美人の典子さんと、経営者の妻でおっとりとした良妻賢母タイプの薫さん。3人は学生時代からの親友で、事あるごとに我が家に集まってはワインを空けている。
オレ、裕一は20歳の冴えない大学生だ。いつものように自室に籠もっていたが、猛烈に喉が渇き、足音を忍ばせてキッチンへ向かった。
リビングとキッチンを隔てる曇りガラスのドア越しに、女たちの笑い声が響いてくる。冷蔵庫を開けようとしたオレの手は、典子さんの甲高い声にピタリと止まった。

「だからね、あれは冗談抜きで私の人生で一番のバケモノだったのよ!」
だいぶ酔っているのがわかる。オレは息を殺し、ドアの隙間からリビングを覗き込んだ。
「もう、先っぽパンパンで、血管がボコボコ浮いててさ、なんだろ、生き物っていうか凶器?それが奥までズドンって入った瞬間、脳みそがショートしたみたいになっちゃって。」
ワケのわからない話かと思ったが、言葉を咀嚼すると、まさかという気がした。その時、母と薫さんが「ちょっと典子!」「声が大きすぎるってば!」と笑いながら手を叩いている。
「でもさ、ぶっちゃけ大きさって正義じゃない?」と典子さんは身を乗り出した。
「愛だのテクニックだの言うけどさ、絶対的な質量で子宮の入り口をガンガン突かれる快感って、理屈じゃないのよ。メスとしての本能を直接殴られてるみたいでさ」
やはり、オレの勘は当たったと確信する。
と同時に、急に3人の会話に興味を引きつけられた。
「まあ……否定はしないけど」と言ったのは母だ。頬を紅潮させながらワインを煽る。
「確かに、すっごいのが入ってきた時の、あの息が詰まるような圧倒される感じは、忘れられないわよね」
「でしょ!? ねえ、薫はどうなのよ。あんた昔から清純派ぶってるけど、絶対すごいのに当たったことあるでしょ。吐きなさいよ!」
「ええっ、私!?」と矛先を向けられた薫さんは顔を真っ赤にして両手で頬を覆った。普段はおとなしく、二人の息子を育てる母親である薫さんが、身をよじって恥じらっている。
「も、もう……しょうがないなぁ。私は、夫のかな。それだって、そんなに巨大とか、そういうことじゃないんだけど」
「なによ、それ。いい子過ぎて面白くない」と典子さんが冷ややかに言う。
「そんなこと言ったって、経験がないんだから仕方ないでしょ?」
「そうそう、典子、酔い過ぎだよ」。
母が薫さんをフォローした。
「なによ、千春!それなら代わりにアンタが答えなさい。歴代ナンバーワンの男、誰?」
典子さんが容赦なく母に迫る。

母は「えー」と濁そうとしたが、両脇から二人がわかりきったような顔をしている。
母は観念したらしい。
「もぉ、何度も話したでしょ?……澤田!」
その苗字が出た瞬間、典子さんも薫さんも「だよねーー!!」と、声を揃えて爆笑した。
「ごめんごめん、千春のこの話は定番だから、やっぱり言わせちゃった」
助けられたはずの薫さんも笑っている。
「ホント、毎回言わせるの、やめて」。
どうやら3人の間で、母はこの話をさせられるのはいつものことらしい。
すると典子さんが突っ込んだ。
「でも千春、口でした時はどうだったの?それはあんまり聞いてないわよ!」
典子さんの追及に、母はワイングラスの縁を指でなぞりながら、困ったような笑みを浮かべた。
「もう20年以上前だからなぁ。えー、うーん。顎が外れるかと思うぐらい口を開けたのと、がんばって根元までくわえようとしたら喉の奥に当たって、えずいたのは覚えてる」。
「うわー、いやらしい! で、味は? どんな味したのよ?」
典子さんが悪ノリする。
「バカじゃないの!味なんて覚えてないって!」母が吹き出しながら答えた。
「で? で? 入れた時はどうだったのよ!」
典子さんは止まる気配がない。
「もう、前にも話したじゃない!」
母は照れ隠しのように笑いながらも、その顔は完全に昔の記憶をたどっていた。
母が、昔の男との行為を、その男たるモノを思い起こしている。
「……だいたい、典子の言ったのと同じ感じかな。熱くて硬い肉の塊に、中の狭いところを強引にこじ開けられて、内臓を全部押し上げられるみたいな圧迫感で。奥の奥の、一番敏感なところをゴリゴリされて、足の指が勝手に丸まって……。ガクガク、痙攣、しちゃったの……」
母の口から紡がれる、あまりにも生々しい牝としての記憶。
オレは暗闇の中で、自分の股間がちぎれるほど勃起しているのを感じていた。あの、綺麗で、優しくオレを育ててくれた完璧な母が、得体の知れない『澤田』という男の巨大な肉棒に犯され、快感のあまり身体を痙攣させていた。その事実が、オレの脳髄を麻痺させるほどの嫉妬と、狂おしいほどの興奮を呼び起こしていた。

やがてお開きになり、
「もう典子ったら、調子に乗り過ぎよ」と薫さんが嗜めながら帰っていく声が聞こえた。
オレはベッドに横たわっても、まったく眠れなかった。
母の過去。オレの知らない、女としての『千春』。
もっと知りたい。澤田とは何者なのか。母はどんな顔で男に抱かれていたのか。
ふと、典子さんの顔が浮かんだ。
物心ついた頃から『親戚の陽気なおばさん』のごとく接してくれた彼女なら、オレのこの歪んだ欲望を笑い飛ばして、真実を教えてくれるのではないか。母の全てを知るであろう典子さんに、縋ってみようと思った。


[69] Re: 遍歴  土屋 :2026/09/23 (水) 00:59 ID:2zltB0RY No.33296
古田の磐井様 カッツ様
間瀬についてシェアして頂きありがとうございます。待ち遠しいとのお言葉うれしいです。

ここで前回までの主な登場人物を整理します。

◆土屋裕一(20)オレ。大学生。偶然聞いた話から母・千春の男性遍歴に関心を持ち、その過去を調べている。証言から母の淫らな過去を知るほど興奮し、調査にのめり込んでいく。
◆土屋千春(45)裕一の母親。出版社勤務。男を虜にする天性の魅力を持つ美女で、仕事では「天才」と称されるエリート。社会人1・2年目に友人関係が断絶した空白の時間がある。
◆秀島芽衣(45)千春の会社の元同期。現在は独立。裕一に「空白の時間」の千春について証言。ヒモを飼い、その男の要求で売春したこと、買い手が間瀬の知人であることを明かす。
◆間瀬隆介(48)千春の親友・薫の夫。企業経営者として成功している。裕一に秀島を紹介する。しかし秀島から、千春が売春していた際の客を知る人物として名指しされる。
◆間瀬薫(45)大学からの千春の親友。夫の隆介の仕事相手である秀島が千春の元同期であることを裕一に告げる。良妻賢母タイプで裕一の調査を疑問視するが、止めようとはしない。
◆石川典子(44)大学からの千春の親友で、薫と3人で交流を続けている。IT企業勤務でモデルのような美女。ノリのいい性格で、裕一が千春の過去を探るのを面白がる。
◆藤野(不明)秀島の証言によると、「空白の時間」に千春とともに暮らしていたヒモ。
◆三橋沙和(43)千春の会社の1つ後輩。秀島の証言で、千春と藤野を目撃したとされる。
◆土屋一郎(55)裕一の父で千春の夫。息子にカタブツと思われているエリート。裕一は華やかな千春がなぜ結婚したのか疑問に感じている。

続けます。


秀島のオフィスを出たオレは、夕暮れに向かう坂道を下りながら、スマホの画面に指を走らせていた。
宛先は間瀬さん。母の客を知るという男。

指先の微かな震えを抑えながら、秀島を紹介してもらったことへの御礼を打ち、そして、「間瀬さんのお知り合いで、昔、母がお世話になった裕福な方がいらっしゃると伺いました。改めてお話を聞かせていただけないでしょうか」と加えた。
緊張を自覚して、送信ボタンを押した。

返信は驚くほど早かった。
端末がポケットの中で震えたのは、最寄り駅の改札を抜ける前だった。画面を開く。実務的で簡潔な文面と、いくつかの候補日程が整然と並んでいた。
オレは迷うことなく、一番早い日程を指定して即座に返した。

暗くなる前に家に着く。
玄関の鍵を開けると、まだ人の気配はなく静まり返っていた。母が帰宅するまで、あと1時間はあるだろう。
自室に駆け込み、ドアを閉めると同時に、オレは狂ったようにズボンと下着を下ろした。黒いボクサーブリーフの内側には、秀島のオフィスで溢れた粘液が乾き惨めな跡を作っていた。
ベッドに横たわる。頭の中で、秀島がその薄い唇から垂れ流した生々しい場面の数々を、一つ一つスライドショーのように思い描いた。
底辺の男に紫のブラを奪われ、無理やり結合された母。男の道具になることに快感を見出してしまった母。金と引き換えに競泳水着を仕込んで差し出された母。
想像すればすぐに身体はギンギンに変わるのに、どういうわけか集中できない。極上の情報が多過ぎる。最後の盛り上がりに、うまく辿り着けない。
オレは起き上がり、ズボンを半端に下げたまま、持て余した高揚感を引きずりながら自室を出た。何かに突き動かされるようにして、母のクローゼットの扉を開け、その暗がりに忍び込んでいた。

ひんやりとしたクローゼットの奥。いきなり目に飛び込んできたのは、見たことのない品のいいシルバーのカクテルドレスだった。
近いうちに着る予定でもあるのだろうか。それだけが特別な専用のハンガーに掛けられている。光沢のある上質なシルバーの生地で仕立てられた、美しいAラインのワンピース。ビスチェ風のデザインになっていて、鎖骨の周りから二の腕にかけては、繊細なレースで覆われ透ける作りになっていた。
そのすぐ脇の棚には、収納からわざわざ取り分けられたように、上下のアンダーウェアが静かに置かれていた。
装飾の一切ない、ストイックなグレーのブラジャーとショーツ。ブラはカップこそしっかりとした厚みがあるものの、肩紐が付いていない。間違いなく、目の前に掛けられているビスチェドレスの下に仕込むためのものだ。
オレの脳内で、そのドレスを身に纏った母の姿が、鮮烈なカラーで立ち上がる。
ビスチェのドレスに収まった、年齢を感じさせない完璧な肢体。
グレーのカップに押し上げられ、ドレスの胸元から丸く膨らむ柔らかな胸の谷間。
コルセットのようにシルエットを美しく描く、細いくびれ。
優雅に広がるAラインの裾から覗く、ストッキングに包まれた締まった脚。
知的な輝きをたたえる眼と、自信に満ちた薄紅色の唇。
艶やかにアップに結い上げられた髪が晒すうなじ。
完璧な、気高い母。

その母が、こちらを向いて微笑んでいる。
唇が動いた。
「藤野くん」
母は、あの忌まわしい男の名を呼んだ。
「もっと汚して」
ドレスの裾を持ち上げ、実用的なグレーのショーツを脱ぐと、横になった藤野の上にまたがった。
ヤツのモノを自分の割れ目に埋め込んでいく。

下から藤野が突き上げるリズムに合わせて、豊かな二つの乳房が揺れる。
藤野の骨ばった手が掴み、揉む。
「はっあぁっ、藤野くん。最低で最高。このまま、出して。私の中に、出してっ」
母の体内に藤野の遺伝子が放出される。
「ああ、私の一番大事なところに、藤野くんが、きたぁ」
それと同時に、オレも最低の欲望を吐き出した。

処理を終え、何食わぬ顔で自室に戻った。
しばらくすると、玄関の開く音がして母が帰ってきた。
いつものように、白いTシャツに着替えた母は、キッチンで手際よく夕食の支度を始める。さっきまでオレの脳内で藤野に汚されていた女とは思えない、清廉な日常がそこにあった。
オレはダイニングの椅子に腰掛け、平静を装って声をかけた。
「友達と夕飯食べに行く日程決めたいんだけど、ママ、いない日ある?」
母は手を止めずに、優しく振り返る。
『ママ、金曜日はちょっとしたレセプションでいないから、その日は夕飯済ませてくれると助かるわ』
「レセプション?」
母への興味がすぐに湧いた。
「うん。前に担当していた作家先生がプラットフォームとコラボするんだけど、始めてみたら作風が守られるかわからなくなって助けて欲しいっていうわけ」
レセプションに至った経緯らしい。
「ママは部外者なんだけど、ちょっと間に入ったら企業側にも感謝されちゃって、それでウチの会社まで事業に関わることになってね。その公開のレセプションだから行かないわけにいかないのよ」
その口調は半分ぐらい面倒そうだったが、普通の人には難しいことをやってのけたのだということが、今のオレにはわかった。

トントン、と小気味よい包丁の音が再開する。
あのクローゼットに隠されていた、シルバーのドレスの目的が明らかになった。
母からすれば、それは時折発生する、仕事上のイベントに過ぎない。
だが、オレは想像してしまう。
あのビスチェのドレスを着た母が、他人の男たちの目にさらされる。わずかな露出と、内に秘めたあのグレーの下着で、大勢の大人たちの欲望の視線の中を泳ぐ。その内の1人が、堪えられずに声をかける。
それだけで、ズボンの内側が再び猛烈に熱く硬くなっていくのがわかった。

もっと、どん底へ。母の娼婦だった過去という、黒く汚れ切った奥底へ、沈んでいきたい。


[70] Re: 遍歴  カッツ :2026/09/23 (水) 17:43 ID:9jAmV0B6 No.33298
ビスチェドレスってその金曜のレセプションで着るのかな?
露出度は大丈夫なのか、素敵なんだろうな。
さて、母不在の時に何か企みでもあるのでしょうか・・・
つづき楽しみに待っています。


[71] Re: 遍歴  古田の磐井 :2026/09/25 (金) 19:10 ID:bibR6jKE No.33310
がんばって続けてください。期待してます。

[72] Re: 遍歴  土屋 :2026/09/25 (金) 20:02 ID:DUtd5hdA No.33311
カッツ様 ありがとうございます。ドレスは鎖骨から二の腕がレースで覆われて露出は控えめでしたが、美しいと思います。
古田の磐井様 お言葉を励みに続けます。ありがとうございます。


「またここに来たってことは、秀島さんからほぼ全てを聞き出したってわけだな。裕一くんの行動力、いや執念か。大したものだ」
間瀬隆介は整った顔に、余裕を崩さない大人の微笑みを浮かべて言った。

再訪した間瀬のオフィスは、以前と変わらず無機質で、洗練された静寂に包まれていた。

オレは努めて冷静に、早々に切り出した。
『秀島さんに伺ったんですが、母が若い頃、大変お世話になった裕福な方がいたということで、間瀬さんのお知り合いなのでしょうか?』
ソファに腰掛けた間瀬は微塵も動じることなく、ただ楽しむように目を細めた。

「それは、西条さんのことだな」

確信に満ちていて、あっさりした返答。間瀬の態度からは、オレの脳内を見切っているかのような余裕があふれていた。

オレは一気に核心へと迫る。
『母と、その西条さんの関わりについても、知っているということですか』
「ああ」
そして間瀬は涼しい顔のまま、まるで「今日は晴れだ」とでも言うような平淡な口調で言った。

「西条さんは、若い頃の千春さんを抱いた男だ」

脳裏で、「売春よ」と言った秀島の言葉が鮮烈にフラッシュバックする。
オレはごくりと唾を飲み込み、ソファの上で姿勢を正した。そして、膝の上に置いた両手を握りしめ、深く頭を下げた。
『その方を、紹介していただけないでしょうか。直接、お話を聞きたいんです。お願いします』

間瀬は少しの間、無言でオレの頭頂部を見つめていたが、「その前に」と静かに言葉を挟んだ。
「いくつか条件がある。まず、僕がこんな話をしていることは、妻には内緒にしてほしい」
『薫さんに…ですか?』
顔を上げたオレに、間瀬は淡々と続ける。
「僕自身、何もやましいことはないけれど、千春さんの過去を知っていることは薫に話していないんだ。必要なかったからね。だから、そのことで夫婦間がギクシャクするのは避けたい。それに、僕が話せることはあるけれど、君の期待には答えられない可能性が非常に高い。あまり期待しない方がいい」
条件、というよりは釘を刺すような冷徹な警告。だが、ここまで来て引き下がれるはずがなかった。
『わかりました。薫さんには絶対に言いません。お願いします、聞かせてください』
オレの悲壮なまでの懇願に、間瀬は満足したように小さく頷いた。

「まず西条さんだが、4年前に亡くなっている」

目の前が暗くなった。一瞬にして、オレの内面は激しい落胆に塗りつぶされる。母の深淵を知る男に直接会って、その口から生々しいディテールを聞き出すという道が、いきなり完全に閉ざされた。
だが、間瀬は話を続けた。

「千春さんを西条さんが知ったのは、今から20年以上前のある飲み会だ。当時、千春さんは本業とは別に、今でいう『ギャラ飲み』のような仕事を掛け持ちしていた。その辺の事情は、秀島さんからすでに聞いたんだろ?」
『はい。教えてもらいました』

間瀬は遠い過去を懐かしむように、視線を斜め上へと向けた。

「当時はまだ、世間がIT革命なんて言葉に沸き立っていた頃だ。僕はまだ何者でもない、ただの駆け出しの起業家だった。西条さんは、すでにいくつかの事業で成功を収めていてね。僕らのような若い起業家連中を集めては、面倒を見てくれるような父親とか兄貴分とか、そういう存在だった」

間瀬の端正な顔に、わずかだが、粗野な雰囲気が混ざったように感じる。

「そんな西条さんが主催したある飲み会に、コンパニオンとして呼ばれた女性の一人が、千春さんだった。あの場では、『アイ』と名乗っていたよ。僕は末席から見ていただけだったけれど、夜の女性にもずいぶん素敵な人がいるものだと驚いたさ。他も美人が集まっていたけれど、千春さんは輝き方が違った。隣の西条さんが楽しそうなんだ。一流の経営者を満足させられる知性があるのは明らかだった」

すると間瀬は、自嘲気味にふっと笑った。

「だから、僕がその場で千春さんと直接言葉を交わす機会なんてなかったし、千春さんも、あの席に僕がいたことは知らないはずだ。後になって薫と付き合って、彼女の親友として千春さんを紹介された時には、本当に心臓が止まるかと思ったよ。あの『アイ』だって、一目でわかったからね。当然、初対面のフリを通したんだが」

オレは、母と西条が関係を持った経緯を知っているのか尋ねた。
間瀬が優しい表情を浮かべたように見える。

「ウリだったんだろう?西条さんがそれなりの額払ったって言っていたよ。あの頃の出版社の給料で金に困っていたとしたら、何か事情があったのかもな。騙されたとか、あるいは家族のこととか…」

間瀬は、藤野のことまでは把握していないらしい。

『あの、その、西条さんご自身は、母とどんなことがあったか詳しく話されたんでしょうか?』

間瀬の目が怪しく光った気がする。

「きたな。そうだよな、それが裕一くんの一番知りたいところだもんな」


[73] Re: 遍歴  カッツ :2026/09/26 (土) 10:25 ID:b02YLnDk No.33314
売られた母千春ちゃんについて詳しく聴き取れそうですね。
面白くなってきましたね、ワクワクです。つづき待ってます。


[74] Re: 遍歴  スナフキン :2026/09/26 (土) 14:04 ID:3liM1Doc No.33316
期待でゾクゾクします。。。

[75] Re: 遍歴  土屋 :2026/09/26 (土) 20:15 ID:S3AvIaq2 No.33317
カッツ様 スナフキン様
ありがとうございます。続けます。


「その前に裕一くん、この間、母親を欺いて生きていくと言っていたが、あの覚悟に変わりはないんだよな?」

オレは『もちろんです』と答えた。
もう止まれないのだとも。

間瀬さんは許可するかのように頷いた。そして、語り始めた。


西条さんは、仕事の話は学ぶことばかりのカリスマ的な経営者だったんだが、夜の話となると途端に下劣になってね。男同士では、それがまた楽しかった。

アイとの飲み会からしばらく経ってからだ。西条さんと、僕を含めた男数人で飲む機会があった。
深夜になって酒もまわって、男だけの下卑た会話が始まったんだ。それで誰かが、西条さんに訊ねた。「最近抱いた中で、一番いい女は誰ですか」って。
西条さんは、下品極まりない笑みを浮かべて言ったよ。「なんといってもアイだ」と。
アイの名前はすでに仲間うちでも噂だったから、その場は獲物を見つけたかのように盛り上がった。

当然、ディテールを聞き出そうと、みんなから質問が噴き出した。

「どうやって口説いたんですか?」
「仲介の男がいてさ。そいつに抱かせろって言ったんだ。それなりに金を払うことになったけどな。結果的には安かった」

「アイはベッドでもよかったんですか?」
「見た目以上だったかもな、ふははは」

「やっぱり乳ですか?デカいですよね?」
「ああ、豊かで、それで綺麗だったよ。ピンク色の乳首を摘んでやるといい声で鳴くんだ」

「おおー、すごいですね。さすが西条さん」
「だが、一番よかったのはアソコだな」
「ええっ、そんなによく締まるんですか?すげぇヤッてるだろうから、ガバガバかと思ったのに。ハハハハ」
「締まりも最高だったよ」

勝ち誇ったような西条さんに、その場で最年長のメンバーが聞いた。

「アイとも、いつもみたいにしたんですか?」
「当たり前だろ」

いつものっていうのは、西条さんの際どいシュミのことだ。僕はその時に知ったんだが、西条さんと付き合いの長い人たちの間では周知のことだったらしい。それが、気に入った女とビデオ撮影しながらスルってことだった。

オレは殴られたような衝撃と共に、欲望のマグマが噴き出したのを感じていた。
母は身を売って西条に抱かれた。その上、その痴態を映像に撮られていた。これほどの陵辱があるだろうか。
見たい。その映像を見てみたい。

間瀬さんの話は、その欲望がオレだけのものではないことを明かしていく。

当然、男たちは色めき立って、お願いですから見せてください、と口々に懇願していたよ。だけど、西条さんの答えは意外なものだった。

「それが、テープはアイに返したんだ」

みんながっかりだった。どうしてそんなもったいないことをって、疑問をぶつけた。半分は不満だったな。西条さんはこう説明した。

「別れ際に、アイがテープを渡して欲しいって言ってきたんだ。余りに毅然とした態度で、大したもんだと思ってな。渡すことにしたんだ。もったいないことをしたよな。だけど、決裂するよりも、手懐ける方が旨味があるとも思ったんだよ」

つまり、あの時点で、西条さんは千春さんと関係を続けるつもりがあったってことだ。実際どうだったか、そこは僕は聞いていない。

だがそれよりも、その映像だ。今と違って、当時はデータじゃない。簡単にはコピーなんてできない現物のビデオテープだ。それが、西条さんから千春さんの所にいったってことさ。そして、その中には、千春さんが取り返さずにはいられないほどの行いが記録されていたんだろう。

間瀬さんが、オレの反応を促すような、酷く冷徹で、知的な目を向けてくる。
オレは喉を震わせ、張り付いた声をなんとか絞り出した。
『じゃあ、その、テープを…母が、今も持っている可能性があるということですか』

間瀬は肯定の言葉を口にする代わりに、ただ口元だけで、歪んだ笑みを浮かべた。

「普通に考えれば、とうに処分されているはずだ。彼女にとってみれば、忌まわしい記録だろう。だが、一方でね。下手な捨て方をして他人の手に渡るリスクを冒すより、自分の手元に、誰の目にも触れない場所に隠して確保し続ける方が、結果的に一番安全だという考え方もできる」

間瀬はデスクの上の時計に目をやり、話を締めくくった。

「いずれにしても、西条さんが亡くなっている以上、裕一くんが望んでいることの手がかりは、千春さんしか知らないということだ」

オレの頭の中は狂ったような期待に踊らされていた。母は今も、どこかにテープを隠している。その願望はすぐに妄信にすり替わった。

その時、付け足すように間瀬さんが言った。

「秀島さんの話で、他に気になったことはなかったか?」

オレは考えるよりも先に、ずっと引っかかっていた名前を挙げた。

『三橋沙和という女性が、気になっています』

母の会社の一つ後輩であることと、連絡先がわからないことを伝えると、「そうか、こっちでも調べてみよう」と言った。

間瀬さんのオフィスを辞した。
オレの脳は踊り続けていた。これから帰るあの家が、まるで宝物を隠す洞窟のように思えたからだ。あるいは、魔物が息を潜めているのだろうか。
だが、必ず見つける。
母の人生で最も屈辱だったはずの一夜を、この目でのぞいてやるのだ。


[76] Re: 遍歴  カッツ :2026/09/26 (土) 22:43 ID:b02YLnDk No.33318
待望のビデオ見つかるといいな、三橋沙和も何か知ってそうな予感。
続編待ってます。


[77] Re: 遍歴  土屋 :2026/09/27 (日) 22:50 ID:XIqCQTlg No.33323
カッツ様
いつもありがとうございます。続けます。


オレの狂気じみた家捜しは、容易でなかった。実際に手を動かしてみると、捜した後の完璧な原状回復の作業は、想像以上に手間がかかった。
母親が仕事に出ている日中、数日かけて、クローゼットにシェルフ、デスクの引き出し、キッチンやドレッサーの棚まで、家中の収納をのぞいた。だが、
期待したようなビデオテープの収穫はどこにもなかった。
唯一の発見といえば、母親の普段使いの下着がしまってあるチェストとは全く別の、クローゼットの奥の収納ボックスから、光沢のある生地の派手な下着が数組、大切そうに収められているのを見つけたことくらいだった。
男が見れば、勝負下着と呼ぶことが明らかなデザインのものばかりだ。果たして、父に見せるためにあるものなのだろうか。
だが、ビデオテープが見つからない焦燥が、下着への妄想じみた関心など霧散させてしまう。
間瀬の言う通り、そんな羞恥の塊のようなビデオなど、二十年余りにわたる歳月のどこかで処分されているのが当たり前なのだ。

自室のベッドに大の字になり、天井を見つめる。母親の、若き日の決定的な痴態を見たいという異常な思いに支配されていたオレは、冷たい水で顔を洗ったかのように、急に現実へと引き戻された。

間瀬と会ってから1週間ほどが経った頃、スマートフォンの画面に典子さんからのメッセージが届いた。
「秀島さんに会ってどうだった?薫と二人で気にしてるから、お茶でもしようよ」
行き詰まりから、なんとなく手を差し伸べられたような、そんな気持ちになった。

待ち合わせ場所は、前回と同じ表参道のカフェだった。
駅から店へと向かう道すがら、ふと思う。ここは四半世紀前、母がまだ「水野千春」だった頃、最低の男・藤野と出会い堕落していく、その一歩目を踏んだ街なのだ。今、オレが歩いているこのアスファルトを、若き日の母は絶望の足取りで歩いたのだろうか。

店に入り、視線を奥へと巡らせると、テラスに近い席で薫さんが小さく手を振った。その横には、典子さんも座っている。社長夫人とIT企業のマネージャー。二人は店内で一際目を引くほど華やかだった。
オレは席に着くと同時に、まずは間瀬さんを介して秀島を紹介してもらったことへの礼を丁寧に述べた。
薫さんが、探るような、どこか心配そうな目をオレに向ける。
「秀島さんと話せて、よかった?嫌な話を聞くことにならなかったかしら?」
『はい。本当に、貴重な話をたくさん聞くことができました』
オレはそう答え、秀島から仕入れた情報の何から話せばいいだろうかと、二人に報告をしようと口を開きかけた。
だが、それを典子さんが片手を挙げて遮った。
「あ、ストップ。報告ならいいわよ。私たちはね、千春の過去については、千春本人からしか聞くつもりないから」
典子さんは、ストローを弄びながらサバサバとした口調で言う。
「あんたに声をかけたのは、報告会をさせるためじゃないの。あんた自身が、秀島さんに会って『よかった』と思えているなら、それでいいって確認したかっただけ」
薫さんもそれに優しく微笑んで頷く。オレは胸が温かくなるのを感じながら、改めて礼を述べた。

すると、薫さんが首を少し傾げて言った。
「それで、千春の過去への関心は満たされたの?」
『はい。ただ、知れば知るほど、母の過去への関心が湧いてくるんです』
オレの本音を察したのか、典子さんがニヤニヤと意地悪そうな笑みを浮かべて茶化してきた。
「なによ、それ。まだまだ下心が膨らむわけだ。ほんと、エロガキねー」
「ちょっと、典子!」
典子さんがゲラゲラと笑い、薫さんが慌てて突っ込みを入れる。が、呆れたようにしている薫さんも表情は笑っていた。

オレは二人の笑顔を見つめながら、ふと、この二人がテープのありかのヒントを持っている可能性はないだろうかと思った。
だが、直接的には聞けない。別の糸口を見つけなくては。関係ないようで、水面下で繋がるような話。他人の話で、目的の人物にも重なる話は…。

『あの、一つ聞いてもいいですか。母が社会人になってほどなくして別れた、当時の彼氏のことって知っていますか?』
「え?」
『秀島さんが、母にそういう相手がいたと言っていて』
典子さんも薫さんも、突然の質問に小さく目を丸くし、記憶をたどるように視線を泳がせた。

やがて、薫さんが「あ!」と小さく手を叩いた。

「それ、光くんだわ」
『ヒカル…?』
初めて聞く名前に、オレの耳がピクリと動く。
「そうだ、千春のゼミの同級生。チハルとヒカルで、名前の韻が似てる二人ねって、からかってたわね。ほら、ものすごいイケメンだったじゃない?」
典子さんの言葉に、薫さんも大きく頷く。
「そうそう、背が高くて爽やか系のイケメン。ずっと千春のことが好きでね、就活が終わった後にようやく付き合い始めたのよ。でも、光くんが就職したのが大手の保険会社で、最初は地方勤務になっちゃって。結局、社会人になってすぐに遠距離で別れちゃったのよね」
美男美女でお似合いだったのに、と惜しそうに語る薫さんの言葉を聞きながら、オレは、イケメンでエリートというヒカルの人物像に強く引っかかりを覚えた。「沙和ちゃんは自分に見合う人を選べる」と、エリートらしき男を連れた後輩に敗北宣言したという母の言葉が舞い戻る。
だが母にも、藤野のような生ゴミとは違う、自分に相応しい男と付き合っていた時期があったのだ。その頃は幸せを疑わなかったのではないだろうか。

『その、ヒカルさんとの写真とか、母が持っているとしたら、どこにしまっていると思いますか?』
オレの問いを典子が茶化す。
「そんなの、ママの昔の男を知りたいから写真見せてって甘えてみれば?」
『いや、それはちょっと。そういう昔の記録、母は処分したりしていないでしょうか?』

「残してるよ」
当然とばかりに即答したのは典子さんだった。
薫さんが驚いたように身を乗り出す。
「ちょっと典子、なんでそんなこと言い切れるのよ。千春から聞いたの?」
「聞いたのよ」
典子さんは得意げに胸を張った。
「私が旦那と結婚する時、昔の男の写真とか思い出の品をどうしようか迷って、千春に相談したの。そしたら千春がね、『私は処分できなくて、全部取ってあるよ』って言ったのよ。どこに、どうやって隠してあるかも教えてもらって、私は今でもその千春のやり方を真似してそのままにしてるんだから。だから、千春だって今も同じ場所に置いてるんじゃないかな」
心臓が、ドクンと激しく脈打った。
オレは自分の必死な家捜しを思い返した。クローゼットも、シェルフも、デスクも全部捜した。写真なんて、どこにもなかったはずだ。
オレは乾いた喉を鳴らし、典子さんを食い入るように見つめた。
『それ…どこですか?』


[78] Re: 遍歴  カッツ :2026/09/28 (月) 23:13 ID:JxO6EqA2 No.33331
おっとお、隠し場所分かるのか? 分かっても無理だったり・・・
テープ見つかる事を祈ってます。   期待してます。



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妻の転職 - 現在のレスは43個、スゴイ人気のスレッドです! - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: 八尾 :2026/08/11 (火) 20:41 ID:OnlBOyrY No.33067
1.

私、八尾和徳、五十七歳。
どこにでもいるようなサラリーマンであり、自分で言うのも変だが、典型的なオッサンだと思う。とは言っても“オッサン体型”というほどではく、他人からも年齢よりも少し若く見られているくらいだ。
中肉中背で、健康診断でも血圧に黄色信号が灯りかけている程度、このまま本格的に赤信号へ突入するのはさすがに嫌なので、最近は意識的に帰宅後にウォーキングを始めた。
と言っても、履き潰したスニーカーの底を減らしながら近所を二十〜三十分ほど歩くだけの、ほんの気休め程度の運動だが。

勤務先は中堅の電子機器メーカーの国内営業部で、一応は東日本地区の法人開拓チーム長という肩書がある。とはいえ、年収六百五十万ほどの平穏なポジションだ。
同期や後輩が順調に出世していくのを横目に、すでにレースからは外れた身として、マイペースに日々をこなしている。

我が家の一人息子 泰介 二十六歳 も すでに独立して県外勤務の一人暮らしをしており、今は三つ下の妻 由希子と二人きりだ。

泰介が家を出てから、二人きりの食卓にもすっかり慣れた。
由希子は私の好きなツマミを覚えていて少なくなってくると忘れずに買ってきてくれる、逆に私が帰り道で彼女の好きな洋菓子を見つければ、つい買って帰る。

「え? トウサン、また買ってきたのー?」

そう言いながら嬉しそうに笑う由希子を見ると、私はそれだけで満足だった。

大げさな愛情表現など、もう何年もしていないが、こういう小さなやり取りこそ夫婦というものなのだと思っている。

そういうわけで、自分でも少々照れ臭いが、私はかなりの愛妻家だと自認しているのだが……

ただ、その「愛しさ」と「男としての自信」は、ここ最近うまく噛み合っていない。

いつからか寝室も別となり 気がつけばセックスレスになって約十年ほどが過ぎていたが、最近になって急に EDの兆候が現れ始めたのだ。
愛する妻をイメージしながらも、情けなく萎えていく己の肉体…… 不甲斐なさと焦燥感が、ふとした瞬間に胸の奥を重く押し潰す。

そんな私は、夕食を終え、風呂も済ませ、パジャマ姿でリビングのソファに腰を下ろしてテレビ画面に釘付けになっていた。

六月に入り、プロ野球はセ・パ交流戦の時期を迎えていたのだ。

この時期になると、普段は対戦することのないセ・リーグとパ・リーグのチームが顔を合わせるので、私はレギュラーシーズン以上にテレビ中継が気になってしまう。

今夜もそうだった。

別に熱狂的なファンというほどではないのだが、昔から応援している贔屓チームがある。勝てばもちろん嬉しいし、負ければ翌朝まで少し気分が悪い。

贔屓チームは交流戦で、目下三連勝中。
そして今夜の相手はパ・リーグの強豪だった。
否が応でも私は期待をするしかなかった。

ところが贔屓チームの今夜の試合は、一点差のビハインド。
何度か巡ってきた得点チャンスを、ことごとく逃しているのだ。七回裏もそうだった。

「あぁ〜、なんだよ! またダメかぁ〜。今日も負けだな」

缶ビール(発泡酒だが;)片手に、ため息とともに思わず声が出た。
口の中に残る苦味が、敗色濃厚な試合展開と重なってどこか惨めだ。 選手に文句を言っているわけではない。 五十七歳にもなって、テレビの前で野球に腹を立てても仕方がないことくらい、私だってわかっている。
それでも、長年応援しているチームの試合となると、つい感情が入ってしまう。

そして、まるで私のガッカリした気持ちをあざ笑うかのように、画面は陽気なタレントが叫ぶ清涼飲料水のCMに切り替わった。

私は ふっと背後を振り返った。
視線の先には 夕食後の食器を洗い終えた妻の由希子が、ダイニングの椅子に座っていた。

私たちは結婚して二十七年になる。
由希子は昔から家事をきちんとこなす女だった。特別几帳面というわけではないが、やるべきことはきちんとやる。 仕事(パート勤務)もそうだし、家のこともそうだ。

たとえば、洗濯物を取り込む時間が少し遅れただけでも、由希子は「今日は湿っぽくなっちゃった」と気にする。

私からすれば、その程度のことはどうでもいい。

「少々は大丈夫だろ…… 気になるんだったら、明日もう一回干せば?」 そう言うと、

「そうなんだけどね」と笑う。

そんな小さなところまで気にするのが、由希子という女だった。

その由希子が、今夜は いや今夜「も」、少し変だった。

ダイニングテーブルの上に置いたスマホを両手で持ち、画面をじっと見つめている。

いつものようにテレビを眺めながら、私と適当に会話をしている様子ではない。
それどころか、眉間にほんの少し皺を寄せ、真剣な表情で指先を小さく滑らせながら画面を追っていた。

私はCMが終わるのを待って、再びテレビに向き直った。

やがて野球中継が再開される。

私は再び試合に集中しようとした。

しかし…… どういうわけか、目の端に映る由希子の姿が気になった。

(そういえば……)

ここ一週間くらいだろうか。 いや、十日ほど前からだったか。
いや、もしかすると、もっと前からかもしれない。

由希子がスマホを見る時間が、妙に増えている気がする。
もっとも、私が見えている範囲だが。

朝、出勤前に私が身支度を整えている時。
休日の昼間、家事が一段落したとき。
夕方、私が会社から帰ってきたあと。
そして今のような、夕食後の団欒の時間にも。

もちろん、スマホを見ること自体は珍しいことではない。

私だってニュースを見たり、天気予報を確認したりする。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[34] Re: 妻の転職  dune :2026/09/21 (月) 07:46 ID:ZUTpgC.g No.33277
連日の投稿、ほんとに驚きました。ありがとうございます。
うるわしい夫婦のやりとりに心がほっこりしましたが、山口氏にはしっかりテコ入れしてくれ、と期待します。


[35] Re: 妻の転職  勝手に妄想 :2026/09/21 (月) 08:32 ID:4r.OMAD2 No.33278
どうせありへん世界を描くならぶっ飛んで、毒のある世界を描いて頂きたいものです。
奥さんが徐々に心を病んで変わってていく、性犯罪者に堕ちるような世界を願いたいです。


[36] Re: 妻の転職  八尾 :2026/09/23 (水) 14:24 ID:3j3yHfMQ No.33297
ヤマト隊長さん、小太郎さん、duneさん、勝手に妄想さん ご感想有難うございます。


11.

「はい、八尾ですが……」

私は社用スマートフォンの画面を確かめ、できるだけ普段と変わらない平静なトーンを心掛けて第一声を発した。

「あ、八尾さん?  ネオプレシス 山口です」

スピーカーから聞こえてきたのは、いつもの山口の定型のセリフ。
ただ、いつもなら少し間を置いてから落ち着いて話す男なのに、今日は妙に言葉が早い。
昨日応接室で見せた重々しく洗練された雰囲気とは異なり、どこか急いたような、隠しきれない焦りが声の端に滲んでいた。

「お世話になります、山口さん…… 例の件、ですよね?」

「ええ…… そちらの進捗は、いかがかなと思いまして」

そう言って探るように言葉を濁す山口に対し、私は即座に釘を刺すべく、冷ややかな先制パンチを放った。

「山口さん、申し訳ないのですが…… 例の件はあくまで『個人的なお願いごと』という認識でおります。 なので できれば、業務時間外か、お昼の休憩時間にお話しをさせていただけませんか?  こちらも今、午前の業務が立て込んでおりまして……」 とにかく冷静に、ゆっくりと落ち着いたトーンで。

「……っ」

受話器の向こうで山口が息を呑む気配がした。

「個人的なお願いごと」という言葉をわざと強調したのは、公私の境界線を明確にするためだけではない。 そんなに軽く首を縦に振る話ではない という意思を、山口にも分からせておきたかったのだ。
これは私なりのささやかな抵抗だった。 拒絶とまでは言えないまでも、少なくとも簡単には引き受けないという意思表示であり牽制でもあった。

「……おっしゃる通りです。失礼いたしました、八尾さん」

山口は素直に引いた。

私はそこでようやく小さく息を吐いた。

本当なら、もっと強い口調で「妻を巻き込む話を仕事中にされても困ります」と言いたかった。だが、十年来の付き合いがある相手だけに、そこまで突き放すこともできなかった。

彼もさすがに長年修羅場をくぐってきた営業マンだけに、引き際は心得ている。

「実は、例の件とは別の件で ですね、かねてよりご相談していた、例の北海道関連の新規事業における業務見積もりの件ですが……」

即座に仕事の会話へと切り替えた山口に応じ、私も思考をビジネスモードへと強制的にシフトさせた。

数字やスペックのやり取りを交わしながらも、私の神経は電話越しに伝わってくる山口の微かな息遣いや声のトーンを不自然なほど敏感に拾い集めていた。
本来なら営業マンとして集中すべき話なのに、数字がほとんど頭に入ってこない。
北海道の案件どころではない。 向こうもこちらも、頭の半分以上は「例の件」に支配されているのだ。

「……では、北海道サイドと擦り合わせをした修正案をのちほどメールでお送りします。 あと…… 例の件は、また後ほど」

「そうしていただけるとありがたいです。 よろしくお願いします」と私。

五・六分程度の取り繕った業務連絡が終わり、一旦電話は切れた。

昼休みになり、私は社員食堂で日替わり定食を胃に流し込んだが、相変わらず食べ物の味はほとんどしなかった。頭の中では「どうやって山口を納得させて断るか」という言い訳のシミュレーションが延々と渦巻いていた。

食堂を出て、自席へと戻った頃のことだ。
先ほどの電話から、およそ四十分が経過していた。

ポケットの中で、今度は社用ではない「個人所有のスマートフォン」が静かに振動した。
画面を見ると、『取引先 山口隆宏』の文字と山口の個人の携帯番号が表示されている。

仕事の話なら社用スマートフォンにかけるのが普通だ。まして今日は、午前中に一度話しているのだから。
それでも個人の番号にかけてきたということは、今度こそ「例の件」の話なのだろう。

(……フッ、社用じゃなく個人の方にかけてくるあたり、山口さんらしいな)

私は苦笑いを浮かべながら、まるで周囲の目を盗むように、昼休憩中で無人となっている応接ブースへと足早に移動し、通話ボタンをスライドさせた。

「……八尾です」

「八尾さん、度々すみません。昼休みに失礼します……」

山口の声は、先ほど以上に周囲をはばかるように低く、押し殺されていた。

「実はあれから、森本も『八尾さんのところはどうなった?』と何度も聞いてきましてね……。こちらも、正直なところ かなり時間が迫っておりまして」

「はぁ……」

「……あれからも あらゆるツテを血眼になって当たってみたんですが、やっぱり他に頼れるアテがないんです。 というか 完全に全滅でして…… なんとか 奥様に……」

「そうですねぇ…… もっと他に いないのですか?」

受話器の向こうの山口の声には、業界でも有数の優秀な商社マンらしい余裕や矜持は微塵もなかった。

「……八尾さん。 どうか…… お願いできませんか……」

その一言を聞いた瞬間、胸の奥がずしりと重くなった。

そこにあったのは、切迫した焦燥と、格下の取引相手である私に対する、恥を捨てたかすかな“哀願”だった。

(山口さんほどの人間に、ここまで言わせるか……)

普段なら決して見せない男の弱さを見せられて、胸が苦しくなった。
だが、私の本音を言えば、「どこかで誰でもいいから女性を見つけておいてほしかった」というのが偽らざる気持ちだった。

「誰でもいい」…… そう思った瞬間、私は自分でも妙な引っ掛かりを覚えた。

(とにかく 誰でもいいから、由希子だけは この話から外してほしい……)

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[37] Re: 妻の転職  小太郎 :2026/09/23 (水) 21:30 ID:hkmxjHho No.33301
山口さんとしては、こんな提案は二つ返事で断られると
覚悟していたので、八尾さんが奥さんにすでに説明して
奥さんが少しは考えてみると言ってくれた事が、とても
前向きな回答に思えたのではないでしょうか?

新規商談メールのccに副社長が入っているという事は
今回の例の件への八尾さんの回答次第ではこの商談の
行く末に関わって来るという事を山口さんは伝えて
いるのでしょうね。
果たして帰宅後に八尾さんは奥さんにどのように話す
のでしょうか?

続きを楽しみにしています。


[38] Re: 妻の転職  古田の磐井 :2026/09/23 (水) 22:43 ID:E4TyOIMc No.33302
ccで副社長まではキツイですね。

[39] Re: 妻の転職  セカンドベースマン :2026/09/24 (木) 18:51 ID:vACnqrK2 No.33307
更新ありがとうございます。
ドキドキしながら読ませていただいています。
奥様の気持ちが固まり、引き受けるのか?
また、八尾さんも観念して?承諾してしまうのか?
興味は尽きません。


[40] Re: 妻の転職  八尾 :2026/09/28 (月) 17:30 ID:doJrnX5E No.33327
小太郎さん、古田の磐井さん、セカンドベースマンさん ご感想有難うございます。


12.

私は一瞬、その文字列の意味が理解できなかった。

だが 次の瞬間、その無機質なアルファベットの羅列が誰を指しているのかを思い知らされ、心臓が大きく跳ね跳ねた。

ta.morimoto@....... ネオプレシス社 副社長、森本達也のメールアドレスだった。

山口は この北海道の案件に関する業務メールを、森本副社長にも同時にCCとして送信していたのだ。

本来 この件は、私と山口の間(いわゆる現場の担当者レベル)で十分に処理・完結できる程度の規模に過ぎない。 ましてや わざわざ上級経営陣である副社長を巻き込むような大層な話では断じてなかった。
にもかかわらず、山口はあえて森本副社長のアドレスを宛先に並べたのだ。
決して誤送信などではない。 明白で 意図的で 計算し尽くされたメッセージだった

新規事業の案件を盾に取りながら、暗に「副社長自らが例の件の進捗を注視している」という強烈な圧力を、ビジネスの公式なルートを通じて叩きつけてきたのだ。

(……くそっ、山口さん…… そこまでやるか……!)

モニター画面から放たれる白い光が、私の顔を冷酷に照らし出す。
オフィスを行き交う社員たちの話し声やカタカタと響くキーボードの打鍵音が、まるで遠い世界の出来事のように遠のいていった。

背中にじっとりと嫌な冷や汗が伝うのを感じながら、私はただ、画面の中の文字列を絶望的な心地で見つめ続けることしかできなかった。

逃げ道は、着実に塞がれつつある。

このままでは、由希子を山口たちの前に差し出さざるを得なくなるのではないか……

そんな強い焦燥感に襲われる一方で、私の思考の裏側では、別の歪んだ感情が小さく蠢いていた。
抗えない巨大な力によって無力な自分へと追い込まれていく感覚。
その圧倒的な不条理さが、昨夜から胸の奥で燻っていたM的な被虐感を刺激し、理性に反して身体を熱くさせているのを自覚してしまったのだ。

(オレは 一体何を考えているんだ……)

湧き上がる自己嫌悪を振り払うように、私は激しく首を振った。

その日、私は結局、帰宅してからも由希子との間にこの話題を出すことができなかった。
わざと避けたわけではない。もちろん、忘れていたわけでもない。
ただ、どうしても切り出しづらかった。

さらにもう一つ大きな理由があった。
私の帰宅を待っていたかのように、一人息子の泰介から突然電話が入ってきたのだ。

「急なんだけどさ、来週から仕事でメキシコに行くことになったから」

息子の言葉に、我が家は大騒ぎとなった。

「三か月くらいかなぁ? 本場のタコスとテキーラ、楽しんでくるよ」と 呑気に話す泰介。

すぐに由希子はLINEのビデオ通話をつなぎ、彼女のみならず私も完全にそちらに気を取られてしまったのだった。

「向こうでの食事は大丈夫?」「治安は?」「お金は?」と心配そうに質問を繰り返す由希子の横顔を見つめながら、私はついに「例の件」を口にすることができないまま、夜を明かすことになった。

放置して進展がないままにしてしまった不安と、山口の影、いや あのメールのCC欄に鎮座していた「森本」という名への恐怖が胸に閊えたまま、翌朝を迎えた。

朝食の席で向き合った由希子は、昨夜の泰介とのやり取りで 少し疲れた様子を見せつつも、いつも通り私のために味噌汁を温め直してくれていた。

「例の話だけどさ……」

喉のすぐ手前まで出かかったその一言を、私は結局呑み込んでしまった。
ここで蒸し返せば、また彼女の表情を さらに曇らせてしまうかもしれない。 そんな保身のような言い訳で土壇場のチャンスを自ら手放してしまったのだ。

もちろん、泰介の急な出張という想定外の出来事があったのは確かだ。
だが、それは単なる表面上の言い訳に過ぎない。
山口に あれほど必死に頭を下げられ、期待を持たせるような態度をとっておきながら、私自身が何ひとつ動けておらず、何の進展も作れていない……
そんな、一番あってはならない無能な進捗状況を山口に返さなければならない恐怖が私を包んでいた。

「行ってきます」と家を出た瞬間から、猛烈な後悔と焦燥に胸が締め付けられた。

あそこで一言確認しておけば、こんなモヤモヤを抱えずに済んだのに……

由希子と向き合うことすら避けてしまった己の情けなさに苛立ちながら向かったオフィスで、午前中の業務も、正気に戻っては上の空になり、到底50%も集中できているとは言える状態ではなかった。

それでも午後三時を過ぎた。
あと二時間もすれば、この重い気持ちから解放される……

そんなことを思いながら、冷房の効いたオフィスで、週報の数字を追っていたときだった。

デスクの隅に置いていた社用スマホが、ブブッ と小さく震えた。

画面に浮かび上がったのは『ネオプレシス 山口』。

(…… あぁ…… やっぱり 来たか)

私は無意識に重い息を漏らした。
もちろん連絡があるのはわかっていたことだ。 それに むしろ、こちらから状況を連絡すべき段階にまで重要性が跳ね上がっていることも理解していた。
しかし、私の方から自発的に話を持ち出せば、まるで私が由希子をその気にさせようと背中を押しているように受け取られかねない。
それが怖くて連絡を控えていた、という本音もあった。

由希子から明確な答えが出たわけでもなく、私の心が固まったわけでもない。
だからこそ、着信画面をタップする指先は鉛のように重かった。

「……八尾です」

「あ、八尾さん。 どうも、ネオプレシス山口です。 お忙しいところ すみません」

受話器から聞こえる声は、相変わらず丁寧だった。
だが、その声音の奥には、昨日までの焦りとは違う、どこか粘り気のある熱のようなものが潜んでいた。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[41] Re: 妻の転職  古田の磐井 :2026/09/28 (月) 18:58 ID:IrisssIk No.33328
なんとか山口に一泡ふかしてやりたいです。そちらのほうに興味もあります。

[42] Re: 妻の転職  セカンドベースマン :2026/09/28 (月) 22:26 ID:Ghl3eXzU No.33329
更新ありがとうございます。
素晴らしい文章力で話に引き込まれます。
八尾さんの心境が良くわかります。
この先どうなるのか?興味は尽きません。


[43] Re: 妻の転職  小太郎 :2026/09/28 (月) 23:09 ID:qSCDxKS2 No.33330
今後の更なる良いお付き合い、と来ましたね。
副社長を巻き込みながら、八尾さんの逃げ道を
どんどん塞いでいく山口さん。
八尾さんの切り札とは何なのでしょうか?

続きを楽しみにしています。



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新スレ昭和時代の両親の話 - 現在のレスは1個です - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: :2026/09/28 (月) 08:01 ID:aTVga1QM No.33326

私は、すでに退職して日々時間を持て余してる初老男性です

最近よく思いだすのは小さい頃の我が家での出来事なんです

とびとびの記憶をたどりながら、書いてみようかと思いパソコン

のキーをたたくことにしました。



私には弟が2人いるんですが、体系も顔も似てません

うちは 町はずれの山沿いにあり どちらかというと貧乏で

父は病弱で、入退院を繰り返してました 母は唯一の働き手なので

離れで軍手の仕上げの内職をしてお金を稼いでしました

父は体調がいい日は、裏庭で杉の苗とか育てて、ご飯とかも作ってくれてました

私は、小6まで 母とお風呂に入ってて そこで見る母の白くてきれいな胸やお尻は

目に焼き付いてます。 そんな母の姿を見ると、当然のように、勃起し始めて

母もそのころから一緒にお風呂に入らなくなりました。

そんな母は、朝から離れにいて軍手の内職    今思うに、どうして病弱で片手が不自由な

父と結婚したのか。分かりませんでした。

母の仕事場には、毎日 町の工場から軍手を運んでくる男性がいました

この時、両親は30代、おじさんは40代くらいのガタイのいい社長さんでした

私は登校の時、たまに社長さんの車に乗せてもらったこともあり、なついてました。


ある日、私は学校でおなかが痛くなり。昼前に家にかえると納屋におじさんの車がありました

母屋には父がいなくて、探すと裏庭で 椅子に座り ボーと苗を見てました。

「ただいま!」私が、そういうと父はビックリして「どうした?今日は早いな」

父「母さんは仕事中だから 離れにはいくなよ!」そう言って、苗の世話を始めました。



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妄想寝取られ短編集 - 現在のレスは26個、人気のスレッドです! - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: :2024/10/31 (木) 00:19 ID:9jU5yozY No.31779
素人ですので、読みにくいと思いますが、お付き合い頂けると幸いです。下がってしまいましたが、以前に同名で書いた作品も、こちらに移そうと思います。

[17] Re: 妄想寝取られ短編集  ハタケリョウ :2026/01/21 (水) 08:52 ID:WlMiq3So No.32547
3話
正之が再び意識を取り戻したとき、前回目覚めてから、5日が経過しているらしいかった。カレンダーを見ると、毎日印がつけられているのが分かる。やはり体を動かすことはできなかったが、見えてはいる。

愛美と河田の声が聞こえ、2人が部屋に入ってきた。愛美は下着姿であった。2日前、意識を保っている間に聞いた愛美の声…。河田と愛美が肉体関係であることは想像がついていた。しかし、今の正之には何もできなかった。何とかして、気づいてもらうしかない。

「いやっ、いやです!こんなところで…」
「奥さん、いいじゃないですか!旦那さんがいるところの方が興奮するでしょ…。それにおれたち、もう何回もやっちまっているんだ。」

結局、愛美は諦めて、河田の男根を口に含んだ。見るからに大きくて硬く上向き、男の生命力に満ちたペニスであった。
愛美はすぐに蕩けた表情で、夢中で頬張っていた。それも正之の目の前である。
やがて河田は「うっ」と言って体を震わせた。愛美の口内に射精しているらしい。

「良かったよ。奥さん…。旦那さんは、仰向けに戻しておきますから…。」
愛美はうがいをしに行った。

河田が近づいてきた。正之を仰向けに戻したとき、それまで射精の余韻に浸っていた河田の表情が驚きに変わる。

「勃起してるぞ…。意識が戻ったのか…」

河田が目の前で手をヒラヒラさせたり、肩をトントンと刺激したりしたが、正之は何の反応もできなかった。

「こんなこともあるものなのか…。」
河田は安堵した。寂しさにつけ込んで愛美を自由に抱ける状況は、河田にとって美味しくて堪らなかったからである。
河田は正之の下半身に厚めに毛布をかけた。
愛美が戻ったときには、既に正之の勃起はおさまっていた。
正之の意識は再び闇の中に落ちた。

『変化なし』

その日の介護記録にはそう記され、愛美の確認サインがされた。


[18] Re: 妄想寝取られ短編集  ハタケリョウ :2026/01/24 (土) 16:17 ID:VqrbIHk2 No.32550
4話
再び正之が意識を取り戻したとき、前回から2日が経過していた。意識を取り戻す間隔が短くなっている。体の方は、おそらく回復傾向にあると思われた。
河田は何度も愛美を抱いていると言っていた。おそらく、寂しさにつけ込んだ卑劣な手段であろう。一刻も早く、河田との行為をやめさせなければならない。

愛美の声が聞こえてきた。
「梢さん、それでは買い物に行ってきますね。1時間以内には戻ります。」

どうやら愛美は出かけたようだ。今日は梢が担当の日か。

梢は正之に近づくと服を脱がせ、体を拭き始める。時々任される正之の体…40半ばで恋人もない梢にとって、男の裸体に触れられる密かな楽しみであった。
正之の裸を見つめる梢の視線が熱い…。

正之の股間をタオルで拭いている時、梢の表情が変わった…。
「えっ。た、勃ってる…。もしかして、意識が…」

梢は呼びかけたが正之はまたしても反応できなかった。

「こんなことって…。ああ、こんな…。すごい…。」
梢はそう言うと、正之のペニスを口に含んだ…。
正之は反応できない。

やがて梢は服をすべて脱ぎ、裸になった。
脂肪のついた中年の弛んだ体がそこにあった。愛美の惚れ惚れするような美しい肢体とは違う。

梢は正之の男根に跨り、騎乗位で挿入した。そこから数分、梢はよがり顔で好きなように腰を打ち付け、正之のペニスをおもちゃとして扱った。

そして愛美が戻る頃には、着衣は元のように戻された。

梢は介護記録を記入した。もう1人の担当者である河田は気づいていないのであろう。

『変化なし』
愛美はこれまでと同じようにコメントを見つめ、サインをした。

梢が帰ったあとで正之は思った。
おかしい…。愛美の態度に全く変化がない。
愛美は河田や梢から、正之の体に反応があることは聞かされていないのだ。
正之はそこまで理解すると、また意識が遠のいていった。


[19] Re: 妄想寝取られ短編集  ハタケリョウ :2026/01/24 (土) 18:19 ID:3VCn161U No.32551
5話(1)

次に正之が気づいたとき、愛美と河田が後背位で交わっていた。愛美はその美しい尻を、正之だけが抱けるはずの尻を河田に捧げ突き出していた。

正之はほんの短く、しかし確かな声を発した。
「うう…。ううぅ…。」

河田はハッとして、ペニスの抽出を止め、正之を見ている。愛美は河田を腰を押しのけ、正之に近づいた。

「あなた!あなた!分かる?」
愛美が必死に呼びかけている。河田はパンツだけ履くとゆっくりと近づいて顔を覗き込んだ。

「ここは?…君は?…君たちはだれ?…どうして裸なのですか?」

愛美と河田の表情が凍りついた。


[20] Re: 妄想寝取られ短編集  メタボオヤジ :2026/04/28 (火) 17:21 ID:Mg43XSNk No.32713
続きありがとうございます!いつも楽しみにさせていだいております。この後記憶はどうなるのか??一時的なのか?それとも?楽しみにお待ちしてます。

[21] Re: 妄想寝取られ短編集  ハタケリョウ :2026/05/21 (木) 21:37 ID:K92HuuyQ No.32755
5話(2)

正之は記憶を失っているようだった。
「わ、わたしはあなたの…。」
愛美はそこで一瞬止まった。妻であると言うならば、河田と裸でいる状況はおかしい…。
河田が口を挟んだ。
「わたしは河田と言います、病気で倒れたあなたの介護を担当しています。こっちは私の妻、河田愛美です。山岸正之さん、あなたは2年も意識がありませんでした。身寄りのないあなたを私たち夫婦が介護を引き受けたのです。」

「な、なにを言って…。」
愛美が言葉を発するとすぐに河田が制した。
「愛美。混乱している患者様によけいな心配をかけることはない。」

正之は口を開いた。
「そ、そうでしたか…2年も…。」
「はい。では、私たちは一旦ここで。お見苦しい姿を見せてしまいましたので。」
河田と愛美は部屋から出た。

愛美はすぐに河田に詰め寄った。
「どういうことですか?なぜあんなことを…。」
「落ち着いてください。本当のことを言ってしまえばあなたの浮気はバレてしまいます。夫婦を装えば、体の関係は当然です。それにおそらく、正之さんの記憶が戻れば、そこまでの記憶はリセットされる…。正之さんの中からあなたの不貞はきれいさっぱり消えるんです。あなたたちは元の夫婦に戻ればよい。」
「本当なの?本当に浮気したって分からない?」
「本当ですよ。確か本で読んだことがあるんです。」

(うまくいった。あとは梢という女だけだが、おそらく、あの女は気づいている。介護記録には正之の体を拭いた記録がある。正之の体は反応したはずだ。あの女は何かの事情で、介護記録に記さなかったのだろう。)

河田は策略を練ることにした。


[22] Re: 妄想寝取られ短編集  ハタケリョウ :2026/05/22 (金) 22:18 ID:DOBrt99Q No.32759
河田にとって、偽りとは言え夫婦であることを装ったことは泊まり込む口実になった。これで夜も愛美を好きなようにできる。河田はこれからの生活を思うと堪らなかった。

翌日、愛美は正之の介護をしながら懸命に語りかけた。正之がすぐに記憶を取り戻してくれることを期待したが、正之は面倒をかけてすみませんと他人行儀に言うだけだった。

昼過ぎにリビングで河田が愛美を求めた。
愛美は意を決して言った。
「やめてくださいっ!こんなのは嫌です…。」
「そんな怒らずとも、俺たちは今は夫婦なんだから…。」
河田のペニスは愛美を求めて勃起していた。
愛美は言った。
「記憶がないとは言え、旦那は意識が戻ったんですよ。もうあなたに抱かれたくなどありませんっ!」

「あんなに感じて腰打ち付けていたくせにな…。そうか、それなら仕方ないな…。」
河田はパンツを履くとリビングを出ていった。

しばらくして、梢が現れた。
驚いた愛美が言った。
「梢さん、次は明日では?」

河田が近づいてきて言う。
「俺が呼んだんだ。早いうちに情報を引き継ごうと思って。」
「河田さんから少し聞いたわ。旦那さんの意識が戻ったんですってね。」
「はい…。ですが…。」
「記憶がないのよね。それも聞いたわ…。」

梢は靴を脱いで家へ上がった。
河田が言う。
「では、正之さんの様子を見に行きましょう。」
河田と梢は奥の部屋へと向かう。愛美はその後ろからついて行く。

愛美は、河田の策略が既に始まっていたことに気づいてはいなかった。


[23] Re: 妄想寝取られ短編集  メタボおやじ :2026/09/04 (金) 09:17 ID:nymIwNXk No.33181
お久しぶりです。偽りの夫婦。どうなっていくんでしょうか?続き楽しみにしております!

[24] Re: 妄想寝取られ短編集  健一 :2026/09/04 (金) 09:59 ID:Wd9bDHpY No.33182
どうなっていくんでしょうか?

[25] Re: 妄想寝取られ短編集  ハタケリョウ :2026/09/27 (日) 06:01 ID:u51A1JaA No.33320
正之の部屋で河田が口火を切った。
「正之さん、黙っていてすみませんでした。本当のことを言う必要があります。」
「なんでしょう?」
正之は一人見知らぬ中年の女性が一番後ろにいることに気づいた。

河田が紹介した。
「あなたの妻、梢さんです。」
「ええっ!?」
驚きの声の主は愛美だった。

梢が面白そうに笑って言った。
「どうしたの?そんなに驚いて?ふふ…変な愛美さん…。」
梢はそう言うと、正之のベットに近づいた。
「あなた、ごめんなさいね。意識がもどってすぐに来れなくて…。でも、よかった。こうしてまた話ができて。」

正之は、ゆっくりと口を開いた。
「あなたが、わたしの妻…?わたしは結婚していたのですね。」

愛美は河田と部屋を出た。
「どういうことですか?梢さんが妻だなんて…。」
河田は当然のように言う。
「正之さんにも妻がいることにするんだ。精神的な支えがあった方が記憶は早く戻るらしいからね。梢恵さんはその上で協力してくれると言ってくれているから大丈夫。」
「そんな…。これまで通りわたしが支えになれば…。」
「君はもう目の前で抱かれてるの見られているじゃないか。」
愛美は何も言えない…。
「でも…。」
「大丈夫。容姿に劣る梢に正之さんが本当に惚れることはないよ。」


それから数日、梢は本当の妻のように振る舞い、正之の世話も献身的に行った。愛美が正之の部屋に行こうとすると、河田か梢に呼ばれてタイミングを失い、愛美が正之の世話をする機会は次第に少なくなっていった。

ある時、梢は正之に大きくて垂れ始めた乳を与え、固くなった乳首を正之の口に含ませていた。そしてまたある時、梢は正之のペニスを口で奉仕した。梢は自分が抱える性への欲望を正之に自由にぶつけていた。河田は梢の欲望を見抜いていたのだ。

河田は梢と示し合わせ、愛美がその場を見るように仕向けた。
ショックを受けている愛美に河田が言った。
「いまは2人は夫婦なんだから当然だよ。大丈夫、記憶が戻れば、正之さんと夫婦に戻れるんだから。」
そう言うと河田は愛美を抱きしめた。
「ううう…。」
愛美の嗚咽は河田の胸の中で消え、正之に聞こえることはなかった。そのとき正之は舌を懸命に動かして梢恵の乳首を舐めていた。


次の日、愛美が正之の部屋に行き、介護の準備をしようとしていた。
正之が言った。
「あの…愛美さん。わたしの妻を呼んできてくれませんか?」
(あなたの妻はわたしです…思い出して…。)
「はい…。」
愛美の中で何かが崩れた。

愛美はその夜、自分から河田を求めたのだった。


[26] Re: 妄想寝取られ短編集  メタボおやじ :2026/09/28 (月) 05:38 ID:HBzNpywU No.33325
続きありがとうございます!凄い展開になってきましたね。違う夫婦が誕生するのか?それとも元に戻るのか?続き楽しみにお待ちしております。


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[1] スレッドオーナー: kuma :2026/07/08 (水) 05:27 ID:boS9avE. No.32916
雨の夕暮れ、リビングのソファに腰掛けた恵美子の指が、スマートフォンの画面を無意識に滑らせている。窓の外では、しとしとと降る雨がアスファルトを濡らし、車のヘッドライトがぼんやりと光る。二階からは、夫の隆がキーボードを叩くかすかな音が聞こえてくるだけだ。

彼女の目が、ふと一つの広告に留まった。文字は小さく、控えめなフォントで書かれている。「入墨師・緊縛師 出張致します」。一瞬、何かの間違いかと思った。こんな田舎町に、そんなサービスがあるはずがない。しかし、その言葉は彼女の胸の奥で、長い間忘れていた何かをそっと揺さぶった。

恵美子は五十三歳。専業主婦として、平凡な日常を送ってきた。若い頃はスレンダーだった体も、年齢とともに下半身に肉がつき、乳房も少し垂れてきたことを、彼女は鏡を見るたびに意識せずにはいられなかった。地味な服装で、控えめに振る舞う自分。しかし、心の奥底では、「自分はまだ終わっていない」という密かな焦りと渇望が、静かに燃え続けている。


[48] Re: 境界線  kuma :2026/08/31 (月) 19:04 ID:jYZViTDU No.33151
りゅういち様
コメントありがとうございます。
暁美——そう名乗った女性は、恵美子の反応をじっくりと観察するように見つめていた。彼女の指はまだ蛇のタトゥーの上に置かれたまま、微かに震えている。

「この子はね、生きているのよ」

暁美の声は低く、どこか陶酔を含んでいた。彼女の指がゆっくりと動き始める。蛇の頭の部分から、鱗の一つ一つを確かめるように、舌を這わせるように撫でていく。

「あ……ああっ……」

恵美子の身体が弓なりに反る。縄が軋み、皮膚に食い込む。その痛みさえもが、今は快楽の一部だった。

暁美の指が蛇の背をなぞるたびに、恵美子の内側から何かが溢れ出そうになる。五十三年の人生で一度も感じたことのない感覚が、身体の奥深くで渦を巻いていた。

「私のものにしたい」

暁美が静かに言った。その言葉は、恵美子の耳にゆっくりと染み込んでいく。

恵美子は縛られたまま、小さく頷いた。自分でも驚くほど、自然な動作だった。もう何もかもを委ねてしまいたいという衝動が、言葉よりも先に身体を動かしていた。

暁美の指が再び動き出す。今度は蛇の舌の先端——恵美子の最も敏感な部分を、ゆっくりと円を描くように撫でる。

「んっ……ああっ!」

恵美子の膝ががくがくと震え始める。縄に支えられていなければ、その場に崩れ落ちていただろう。視界が涙で歪み、照明が虹色に滲む。

「いい子ね」

暁美の指が止まる。その代わりに、彼女の掌が恵美子の太腿の内側にそっと触れた。温かく、優しい感触だった。

「これからもっと深いところまで行くわよ」

その言葉に、恵美子の身体が微かに強張る。しかし、それは恐怖からではなかった。期待と、未知への渇望が、彼女の内側で静かに燃え上がっていた。

男が再び近づいてくる。手には新しい麻縄が巻かれていた。暁美が立ち上がり、彼に軽く頷く。

「吊る準備をして」

男は無言で頷き、天井から垂れるフックに縄を通し始めた。

恵美子の心臓が激しく打ち鳴っている。吊られる——その言葉の意味を、彼女はまだ完全には理解していなかった。しかし、身体の奥底で何かが歓喜の声を上げているのを感じていた。

縄が再び彼女の身体に触れる。今度は腰の周りを幾重にも巻かれ、その先が天井へと伸びていく。男の手が慎重に、しかし確実に、縄の強度を確認していく。

暁美が恵美子の耳元に近づき、囁くように言った。

「怖い?」

恵美子は首を振った。涙で濡れた頬に、かすかな笑みが浮かんでいた。

「怖くないのね」

暁美の指が、恵美子の頬の涙をそっと拭う。その仕草は、まるで愛しいものを慈しむようだった。


[49] Re: 境界線  りゅういち :2026/09/08 (火) 16:54 ID:MsX8X1Y6 No.33213
なんて淫靡で美しい世界
恥ずかしい姿の恵美子の涙を拭うの暁美の姿大妄想です


[50] Re: 境界線  kuma :2026/09/09 (水) 10:05 ID:NelMd60k No.33218
男が縄を引き締める。天井の滑車が軋み、恵美子の身体がゆっくりと持ち上がっていく。

「あ……っ」

声にならない息が漏れる。腰に巻かれた縄が全体重を支え、両腕は背後で縛られたまま、身体が空中へと浮かんでいく。床から足が離れる感覚——それはまるで、重力そのものから解放されるようだった。

縄が皮膚に食い込む。痛みと同時に、身体の内側から何かが押し上げられてくる。普段は意識することのない筋肉の一つ一つが、縄に抗うように緊張し、そしてすぐに諦めのように弛緩していく。

「そう……力を抜いて」

暁美の声が下から聞こえる。恵美子は吊るされたまま、ゆっくりと回転しながら、部屋の天井を見上げていた。視界が逆さまになり、照明の光がまぶしく滲む。

暁美が恵美子の前に立つ。彼女の指が、再び蛇のタトゥーに触れた。

「さあ、もう一度感じて」

その指が、蛇の頭の部分からゆっくりと這い始める。鱗の一つ一つをなぞるように、丁寧に、執拗に。

「あああっ……!」

吊るされた身体が大きく震える。重力に引かれて全ての感覚が下腹部に集中していた。そこを撫でられるたびに、電流のような衝撃が背筋を駆け上がる。

暁美の指が蛇の背を辿り、舌の先端へと向かう。恵美子の最も敏感な場所を、ゆっくりと円を描くように撫でる。

「んんっ……だめ……それ……!」

言葉にならない悲鳴が部屋に響く。縄が軋み、恵美子の身体が弓なりに反る。全身の血液が沸騰するような感覚——五十三年の人生で一度も味わったことのない、圧倒的な快楽の波が押し寄せる。

「いいわよ。そのまま」

暁美の指が止まらない。むしろ、より深く、より確実に、蛇の形をなぞっていく。その動きに合わせて、恵美子の身体が規則的に震え始める。

「あっ……あっ……あっ……!」

恵美子の意識が白く染まっていく。吊るされた身体が無意識に跳ね、縄が軋みを上げる。下腹部の奥深くで何かが弾け、熱い波が全身を駆け巡る。

「ああああっ;!」

絶頂の叫びが部屋に響き渡る。恵美子の身体が激しく震え、縄がその動きを吸収するように揺れる。視界が真っ白に染まり、耳の中で自分の心臓の音が轟いている。

暁美の指がようやく止まる。しかし、その掌はまだ恵美子の太腿に触れたまま、優しく撫でていた。

「まだ終わらないわよ」

その声が、遠くから聞こえるようだった。恵美子の身体はまだ微かに震え続け、縄に吊られたままゆっくりと回転している。汗が全身に滲み、照明の光を反射してきらめいていた。

男が再び近づいてくる。手には新しい麻縄が巻かれている。暁美が彼に目配せをし、何かを囁く。恵美子の耳には届かない言葉だったが、その意味はすぐに理解できた。

まだ、始まったばかりなのだ。


[51] Re: 境界線  りゅういち :2026/09/09 (水) 15:37 ID:SAvr39gk No.33220
それはまるで、重力そのものから解放されるようだった。

なんて素敵な表現 堕ちていく女が味わう解放感・・・まだ始まったばかり・・・

期待が膨らみます


[52] Re: 境界線  kuma :2026/09/10 (木) 15:16 ID:2yNdU8o2 No.33224
暁美の手が恵美子の膝の内側に触れる。その指がゆっくりと、しかし確かな力で太腿を押し広げていく。

「あ……っ」

恵美子の身体が吊るされたまま震える。両腕は背後で縛られ、自由の利かない身体では抗うことすらできない。暁美の手がさらに膝を外側に押しやると、恵美子の脚は大きく開かれた形になった。

「そのまま……動かないで」

暁美の声が低く響く。恵美子の最も秘めた部分が、薄暗い照明の下に晒されていく。羞恥と恐怖が同時に押し寄せるが、それ以上に——身体の奥底で何かが疼くのを感じていた。

暁美の指が再び蛇のタトゥーに触れる。今度はより深く、より執拗に。鱗の一つ一つを確かめるように、蛇の背を辿りながら、ゆっくりと下へ下へと降りていく。

「ああ……あっ……」

恵美子の呼吸が荒くなる。開かれた脚の付け根——そこに刻まれた蛇の舌先を、暁美の指がなぞる。円を描くように、優しく、しかし確実に。

「んんっ……!」

恵美子の腰が無意識に跳ねる。縄が軋み、吊るされた身体が揺れる。暁美の指は止まらない。むしろ、より深く、より確実に、恵美子の最も敏感な場所を撫で続ける。

「いいわよ……その調子」

暁美の声が甘く響く。恵美子の身体が規則的に震え始める。下腹部の奥で何かが熱く膨らんでいくのがわかる。もう抑えられない——そう思った瞬間、恵美子の全身が激しく硬直した。

「あっ……あああっ……!」

何かが弾けた。温かい液体が恵美子の太腿を伝い、滴り落ちていく。恵美子は自分の身に何が起きたのか理解するのに数秒を要した。

——あ……私……。

羞恥が一気に押し寄せる。五十三年の人生で、こんなことは一度もなかった。自分をコントロールできなくなるほどの快楽——その先にあったもの。

「綺麗よ」

暁美の声が優しく響く。彼女の指が、恵美子の太腿を伝う滴をそっとすくい取る。

「あなたのすべてが、今ここで解放されている」

恵美子の目から涙が溢れる。羞恥と、そして何かもっと深い——言葉にできない感情が胸の奥で渦巻いていた。

男が静かに近づき、暁美に新しい麻縄を手渡す。暁美はそれを受け取りながらも、まだ恵美子の太腿に触れたまま、優しく撫で続けている。

「まだ終わらないわよ」

その言葉が、遠くから聞こえるようだった。恵美子の身体はまだ微かに震え続け、吊るされたままゆっくりと回転している。汗と、そして別の液体が全身に滲み、照明の光を反射してきらめいていた。


[53] Re: 境界線  りゅういち :2026/09/14 (月) 19:57 ID:P.v.vvVs No.33244
50代という設定がたまりません
境界線・・・・・・いったいどこが境界線なのか妄想は膨らみます


[54] Re: 境界線  kuma :2026/09/21 (月) 13:29 ID:UOV.8FnU No.33280
暁美の指が太腿を離れる。その温もりが消えた瞬間、恵美子の身体が小さく震えた。

「今日はここまで」

暁美の声が静かに響く。男が近づき、吊り縄をゆっくりと下ろしていく。恵美子の足が床に触れると、膝が震えて立っていられなかった。暁美がその身体を支え、優しく縄を解いていく。

「三ヶ月後にまた来て」

暁美の言葉が耳に残る。恵美子は頷くことしかできなかった。身体のあちこちに縄の跡が赤く残り、太腿はまだ濡れている。それでも——不思議と清々しさがあった。

着替えを済ませ、スタジオを後にする。夜風が火照った頬を冷ました。バスに乗り、最寄り駅で降りる。家までの道を歩きながら、恵美子は自分の身体がまだ微かに震えているのを感じていた。

玄関の鍵を開ける。リビングからテレビの音が聞こえる。

「ただいま」

声をかけても、返事はない。リビングを覗くと、隆がソファに座ってテレビを見ていた。彼はちらりと恵美子を見たが、すぐに画面に視線を戻す。

「遅かったな」

「うん……ちょっと買い物に」

それ以上、何も言われない。隆はリモコンを手に取り、チャンネルを変えた。恵美子は自分の部屋へ向かう。階段を上がりながら、胸の奥が奇妙にざわつくのを感じていた。

寝室のドアを閉める。一人きりになると、身体の奥底に残る熱が再び顔を出す。恵美子は鏡の前に立った。服を脱ぎ、自分の身体を見つめる。

縄の跡がまだ薄く残っている。太腿の内側には、蛇のタトゥーが薄明かりの中で浮かび上がっていた。その曲線を指でなぞると、あの感覚が鮮明に蘇る。

——暁美の指が……。

恵美子の呼吸が浅くなる。鏡の中の自分は、頬を赤く染め、瞳が潤んでいた。もう一人の自分がそこにいるような気がした。

手が自然と下腹部へ伸びる。指がタトゥーの上を滑り、さらにその先へ。恵美子はベッドに腰を下ろし、脚を開いた。

指が湿り気を帯びた場所に触れる。まだ敏感になっている身体が、その刺激に反応する。恵美子は唇を噛みしめながら、ゆっくりと指を動かし始めた。

あのスタジオの薄暗い照明。暁美の声。縄の感触。晒された羞恥。すべてが頭の中を駆け巡る。

「あ……っ」

恵美子の身体が弓なりに反る。指の動きが速くなる。自分の指なのに、まるで誰かに触られているような錯覚に陥る。

——まだ終わらない……。

暁美の言葉が耳の奥で響く。恵美子は目を閉じ、その言葉に身を委ねた。身体の奥で何かが熱く膨らみ、弾けようとしている。

「ああっ……!」

声が漏れる。身体が激しく震え、そのままベッドに崩れ落ちた。荒い呼吸が部屋に響く。しばらくの間、恵美子は天井を見つめたまま動けなかった。

窓の外では、静かな夜が広がっている。階下からは、まだテレビの音が微かに聞こえていた。


[55] Re: 境界線  kuma :2026/09/21 (月) 13:31 ID:UOV.8FnU No.33281
恵美子の指がまだ湿った場所に触れたまま、身体の余韻が静まりかけようとしていたその時だった。

「大丈夫か」

突然、ドアの向こうから隆の声がした。

恵美子の身体が硬直する。心臓が一瞬で跳ね上がり、血液が全身を駆け巡る感覚があった。慌ててスカートを引き上げ、ブラウスを羽織る。指先が震えていて、ボタンがうまく留められない。

「え、ええ……大丈夫よ」

声が上擦っていた。自分でもわかるほど不自然な返事だった。恵美子はベッドから立ち上がり、鏡の前で髪を整えるふりをした。頬がまだ赤く染まっている。瞳の潤みも引いていない。

ドアが少し開く。

隆が立っていた。手にはスマートフォンが握られている。その画面には——見覚えのある映像が映っていた。

恵美子の呼吸が止まった。

それはあのスタジオの光景だった。薄暗い照明の下で、裸の女が縄に吊るされている。脚を大きく開かされ、太腿の内側には蛇のタトゥーが浮かび上がっている。間違いない——自分だ。

「これ……知ってるか」

隆の声は低く、感情が読めない。彼の指がスマホの画面をタップすると、映像が少し進む。恵美子の身体が弓なりに反り、声が漏れる瞬間が映し出されていた。

恵美子の頭が真っ白になる。何と言えばいいのかわからない。否定する言葉が喉の奥で詰まり、出てこない。

「知らない……そんなの……」

掠れた声でそう言ったが、隆の目は冷めていた。彼はゆっくりとスマホをしまい、部屋の中に足を踏み入れる。

「今日、どこに行ってたんだ」

問い詰めるような口調ではない。むしろ、静かで——どこか諦めにも似た響きがあった。

恵美子は鏡の前に立ちすくんだまま、答えられない。自分の姿が鏡に映っている。乱れた髪。赤い頬。そして——ブラウスの襟元から覗く、薄く残った縄の跡。

隆はそれを見ていた。彼の視線が恵美子の首元に止まる。そして、ゆっくりと視線を上げ、妻の目をまっすぐに見つめた。

「話せることなら——話してほしい」

その言葉に、恵美子の胸の奥がぎゅっと締め付けられた。二十五年来の夫の声が、こんなにも遠くに聞こえるのは初めてだった。

部屋の中に沈黙が降りる。階下からは、テレビの音がまだ微かに聞こえている。日常と非日常の境界線が、今まさに曖昧になろうとしていた。


[56] Re: 境界線  ファン :2026/09/24 (木) 09:20 ID:0GlQdqKs No.33305
そそられます

[57] Re: 境界線  kuma :2026/09/27 (日) 13:48 ID:iu1lCnvU No.33322
隆の指が、恵美子の涙をそっと拭う。その仕草は慎重で、まるで壊れ物に触れるかのようだった。

「ずっと前から——お前が緊縛師のスタジオに通い始める前から、知ってたんだ」

彼の声は低く、しかし確かに震えていた。

「美咲から連絡が来てたんだ。お前がタトゥーを入れたことも、調教を受けたことも——全部だ」

恵美子の喉が震える。二十五年来連れ添った男の、知らなかった横顔。彼がどれだけのものを胸の奥に秘めてきたのか、今初めて見えた気がした。

「それなのに、ずっと黙ってたの?」

「お前が自分から話すまで、待とうと思った」

隆は眼鏡を手に取り、ゆっくりと拭いた。

「でも、もう無理だと思ったんだ——お前が鏡の前で震えてるのを見て、もう隠し続けることはできないと」

恵美子は裸のまま、夫の前に立っていた。部屋の灯りが、彼女の身体の輪郭を柔らかく照らし出す。年齢とともに刻まれた曲線のひとつひとつが、今はむしろ美しさを際立たせていた。

「暁美さんに——俺も会ったんだ」

隆の声が、一段と低くなる。

「全部話した。俺の気持ちも——お前に対する想いも」

恵美子の呼吸が止まる。

「あの人に?」

「ああ。暁美さんは言ってた——『恵美子さんは、あなたの視線を欲しがっている』って」

隆がゆっくりと一歩、前に出る。彼の指が、恵美子の胸の下——左側の肋骨のあたりに触れる。そこには、施されたばかりの蛇のタトゥーがあった。

「俺は——これから、暁美さんの調教を見届ける」

隆の目に、決意の光が宿る。

「そして、お前が本当に望むものを——与えたい」

恵美子の全身が、微かに震えた。羞恥と、期待と——そして初めて感じる、夫からの承認の感覚。それが胸の奥で温かく広がっていく。

彼女はゆっくりと、夫の胸に顔を埋めた。隆のシャツ越しに伝わる鼓動が、自分のそれと同じ速さで打っていることに気づく。

窓の外の雨音が、少しずつ静まっていく。雨の間、空気はひんやりと澄み、夜の闇が部屋の中に静かに落ちていた。

隆の腕が、そっと恵美子の背中に回される。その温もりが、これまでにないほど確かなものに感じられた。

完



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甘美な鎖 - 現在のレスは9個です - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: ダンテ :2026/09/19 (土) 16:28 ID:.zdaTZJI No.33264
今、僕の前で妻が友人とセックスしている。毎週末の儀式だ。

カーテンの隙間から差し込む夕暮れの光がリビングに横たわる妻の裸体に薄い影を落としている。ソファに深く腰掛けた僕は、目の前で繰り広げられる光景をただ見つめていた。

妻の小さな喘ぎ声が空気を震わせる。彼女の指がソファの縁を掴み、白くなる。その上で律動する友人の背中には、薄っすらと汗が浮かんでいた。

「大丈夫?」

友人の声は驚くほど落ち着いていた。妻は言葉にならない声で応える。その瞳は快楽に潤み、時折こちらを見る。僕と目が合うたび彼女の口元が微かに緩む。それは合図だった。私たち夫婦だけが共有する、歪んだ幸福のサイン。

僕の下肢は痛いほどに張り詰めている。けれど、その先に繋がる解放はこの三週間、一度も許されていない。管理されているのだ。友人の手によって。

「今日はどうする?」

友人が振り返らずに問う。その声はまるで夕食の献立を尋ねるかのように日常的だ。妻の内側で動きを止め、彼は僕の返答を待っている。

「……まだ、見ていたい」

僕の声は掠れていた。喉が渇いている。水分ではなく、別の何かに渇いている。

「そうか」

友人は短く答え再び動き始める。妻の声が一段と高くなる。彼女の手が、友人の背中から離れ虚空を掴み、そして僕の方へと伸ばされた。触れることはできない距離。その距離こそが、私たちの関係を規定している。

ふと、友人が妻の耳元で何かを囁いた。彼女が小さく頷く。それから友人は僕に向かって手を差し出した。

「触ってもいい。ただし、それだけだ」

僕は這うようにして近づく。ソファの高さは、まるで祭壇のようだった。震える指先で妻の汗ばんだ太腿に触れる。彼女の筋肉がピクリと反応し、締め付ける。友人が短く息を呑む。

「良かったね」

友人の声には、優越感とも慈しみともつかない感情が滲んでいた。僕の指はそれ以上動かせない。動かしてはいけない。ただ触れているだけ。それがルールだった。

射精感が下腹部で渦を巻く。しかし、許可はない。僕は必死で耐える。耐えること自体が、快楽の一部であるかのように。

窓の外では、とっくに日が落ちていた。部屋の暗さが三人の境界線を曖昧にしていく。妻の呼吸が次第に規則正しさを取り戻し、友人が静かに彼女から離れる。

「また来週」

服を整えながら、彼は言った。それは僕たち夫婦への言葉であり、何よりもまずこの歪な関係の継続を約束する儀式の言葉だった。

妻がゆっくりと起き上がり僕の隣に座る。彼女の体温が、服越しに伝わってくる。

「大丈夫だった?」

妻が僕の固く閉じた拳に手を重ねる。僕は何度も頷いた。言葉より先に、涙がこぼれそうになるのを感じながら。

友人は玄関に向かいながら、「来週まで、いつも通りに」と言い残す。それは来週まで射精の許可はないという意味であり、それを破ればこの関係は終わるという意味でもあった。

玄関のドアが閉まる音が、解放の鐘のように響いた。

「愛してる」

妻が僕の耳元で囁く。その言葉だけがこの歪んだ世界で唯一、真っ直ぐなものだった。僕たちは寄り添いながら、次に訪れる土曜日までの長く甘美な禁欲の日々に思いを馳せる。

そして僕は、与えられない解放の代わりに妻の手を握り返すことしかできなかった。それでも、それだけで十分だった。今はそれだけで。


[2] 甘美な鎖(2)  ダンテ :2026/09/20 (日) 10:00 ID:0MU2J/2w No.33269

日曜日の朝は、いつも静寂から始まる。

カーテンの向こうで小鳥が鳴いている。僕はベッドの中で目を覚まし、隣で眠る妻の詩織の寝息を聞いていた。昨夜の余韻がまだ体の奥に残っている。下腹部の重い疼きは、むしろ朝方の方が強く感じられた。

「おはよう、ヒロト」

詩織が目を開けずに呟く。その声には昨晩の名残の甘さが含まれていた。

「おはよう、詩織」

僕が応えると、彼女はゆっくりと身を寄せてきた。肌と肌が触れ合う。その温かさに、また体が反応してしまう。しかしそれ以上は何もできない。土曜日の夜が終われば、日常が始まる。日常の中では、詩織に触れることは許されていても行為に及ぶことは禁じられていた。

「ねえ、今週は何日?」

詩織がいたずらっぽく尋ねる。

「日曜日だよ」

「知ってる。あと何日って意味」

僕は天井を見つめながら数える。金曜日まであと五日。土曜日の夕方までなら六日。いや、正確には友人のサトシが来るのは夕方だから六日と数時間。

「六日と、少し」

「長いね」

「長いね」

僕たちは顔を見合わせて笑った。この禁欲の日々さえも、僕たちにとっては愛おしい時間だった。詩織は僕の胸に顔を埋め、指先で僕の鎖骨をなぞる。それだけでも体が震えそうになる。

「触らない方がいいかも」

僕が正直に言うと、詩織は笑いながら指を離した。

「ごめんね。でも、そういうあなたを見るのも好きだから」

詩織はそう言って起き上がりバスルームへ向かう。後ろ姿を見送りながら、僕は深く息を吐いた。

---

月曜日の夜、サトシの連絡先が目に入る。
迷った末、メッセージを送る。

「今週もよろしく」

絵文字も何もない、事務的な文面。送った後で何か不味かっただろうかと胸が騒ぐ。返信が来るまでに、時計の秒針が五周した。

「ああ。こちらこそ。土曜日は少し早めに行く。七時ごろでいいか」

「大丈夫。詩織にも伝える」

「了解」

それだけだった。けれど、そのやり取りだけで心臓が高鳴る。七時。いつもより一時間早い。その一時間の重みを、僕は噛み締めた。

---

火曜日、詩織と食卓を囲みながらぽつりと彼女が言った。

「今日ね、会社で後輩に彼氏ができたって報告されたの」

「へえ、よかったね」

「うん。それで、週末デートだって。どこに行くか迷ってるって相談されて」

詩織は箸を置き、遠くを見るような目をした。

「普通のカップルって、週末にデートするんだなって当たり前だけど」

「僕たちもしてるじゃないか」

「そうだけど、デートの内容が違うでしょ」

確かに、僕たちの週末は一般的なデートとはかけ離れている。映画でもなく、食事でもなく買い物でもなく。サトシを交えた、あの行為。

「寂しい?」

僕が尋ねると、詩織は首を横に振った。

「違うの。時々、不思議になるだけ。どうして私たちこんな風になったんだろうね」

その問いには答えられなかった。答えがあるとすれば、僕たちが出会った頃に遡るしかない。けれど、その答えを言葉にするには夜の空気は優しすぎた。

「後悔してる?」

今度は僕が尋ねる番だった。詩織はまた首を振り、今度は笑った。

「してない。むしろ、ヒロト以外の人とじゃこうはなれなかったと思う」

その言葉が、どれほど僕を救ったか彼女は知らないだろう。

---

水曜日、体の火照りが常に消えなくなっていた。

仕事中も、ふとした瞬間に詩織の肌の感触やサトシの声が蘇る。トイレに立つたびに、自分の状態を確認してはため息をつく。射精したい。心の底からそう思う。しかし、同時にその衝動を抑え込むことで得られる高揚感も確かにあった。

昼休み、スマートフォンにメッセージが届く。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[3] 甘美な鎖(3)  ダンテ :2026/09/20 (日) 23:13 ID:0MU2J/2w No.33271

土曜日の朝、目が覚めると詩織はすでに起きていた。

リビングからコーヒーの香りが漂ってくる。僕が起き上がると、カップを二つ持った詩織が寝室に入ってきた。

「おはよう。今日は特別だから、朝ごはんも少し豪華にしたよ」

「ありがとう。何時に起きたの」

「六時。なんか、目が冴えちゃって」

彼女の頬は、ほんのり赤らんでいた。緊張しているのがわかる。

朝食を食べ終え僕たちは午前中をゆっくりと過ごした。掃除をし、買い物に行き昼食をとる。いつも通りの土曜日。しかし、時計の針が進むたびに空気が変わっていく。

夕方五時、詩織がシャワーを浴びた。

五時半、僕もシャワーを浴びた。

六時、リビングに座り二人で無言で時計を見つめる。

六時四十五分、インターホンが鳴った。

「早い」

詩織が呟いた。

「出ようか」

「うん」

僕がインターホンに出ると、サトシの声がした。

「開けてくれ」

「どうぞ」

オートロックを解除し部屋の前で待つ。詩織はソファに座ったまま、呼吸を整えていた。

ドアがノックされる。僕はゆっくりとドアを開けた。

サトシは黒いスポーツバッグを肩にかけ、静かな笑みを浮かべて立っていた。

「約束通り、少し早く来た」

「いらっしゃい」

「入らせてもらうよ」

サトシが部屋に入る。詩織が立ち上がり、小さく会釈した。

「こんばんは」

「こんばんは。今日は、少し趣向を変えよう」

サトシはバッグをテーブルの上に置き、中から黒い布と細いロープのようなものを取り出した。

「これは?」

詩織が尋ねる。

「目隠しと、拘束具だ。今日はお前の視覚と自由を奪う」

詩織の瞳が一瞬揺れた。

「それで、どうするの」

「まず、詩織には目隠しをしてもらう。そして手首を後ろで縛る。それからだ」

サトシは僕の方を見た。

「お前は、今日は座って見ているだけじゃない。近くで、詩織の声を聞け。触れるのも許可する。ただし、下半身には触るな。いいな」

僕は頷いた。喉が渇く。心臓が早鐘を打つ。

「では、始めるか」

サトシが黒い布を手に取り、詩織の背後に回る。

「目を閉じろ」

詩織が静かに目を閉じる。布が彼女の瞳を覆い、後頭部で結ばれた。

続いて、詩織の手首が背中で交差され細いロープで丁寧に縛られていく。強くはないが、ほどけない程度の強さ。

「痛くないか」

「大丈夫」

詩織の声は、少し震えていた。

「座って。いや、床に跪いて」

サトシの指示に、詩織はゆっくりと床に膝をついた。

サトシは僕に目配せをした。

「近くで見ていろ。ただし、指示があるまで動くな」

僕は詩織のすぐ近くに寄り、床に座った。手を伸ばせば触れられる距離。しかし、まだ触れてはいけない。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[4] 甘美な鎖(4)  ダンテ :2026/09/21 (月) 09:40 ID:ry16.hc. No.33279
  


カーテンの隙間から差し込む夕暮れの光がリビングに横たわる詩織の裸体に薄い影を落としている。ソファに深く腰掛けた僕は、目の前で繰り広げられる光景をただ見つめていた。

詩織の小さな喘ぎ声が空気を震わせる。彼女の指がソファの縁を掴み、白くなる。その上で律動するサトシの背中には、薄っすらと汗が浮かんでいた。
「大丈夫?」

サトシの声は驚くほど落ち着いていた。詩織は言葉にならない声で応える。その瞳は快楽に潤み、時折こちらを見る。僕と目が合うたび彼女の口元が微かに緩む。それは合図だった。僕たち夫婦だけが共有する、歪んだ幸福のサイン。

僕の下肢は痛いほどに張り詰めている。けれど、その先に繋がる解放はこの三週間一度も許されていない。サトシの手によって管理されているのだ。

「今日はどうする?」

サトシが振り返らずに問う。その声はまるで夕食の献立を尋ねるかのように日常的だ。詩織の内側で動きを止め、彼は僕の返答を待っている。

「まだ、見ていたい」

僕の声は掠れていた。喉が渇いている。水分ではなく、別の何かに渇いている。

「そうか」

サトシは短く答え再び動き始める。詩織の声が一段と高くなる。彼女の手が、サトシの背中から離れ虚空を掴みそして僕の方へと伸ばされた。触れることはできない距離。その距離こそが、僕たちの関係を規定している。ふと、サトシが詩織の耳元で何かを囁いた。彼女が小さく頷く。それからサトシは僕に向かって言う。

「触ってもいい。ただしそれだけだ」

僕は這うようにして近づく。ソファの高さは、まるで祭壇のようだった。震える指先で詩織の汗ばんだ太腿に触れる。彼女の筋肉がピクリと反応し、締め付ける。サトシが短く息を呑む。

「良かったね」

サトシの声には、優越感とも慈しみともつかない感情が滲んでいた。僕の指はそれ以上動かせない。動かしてはいけない。ただ触れているだけ。それがルールだった。

射精感が下腹部で渦を巻く。しかし許可はない。僕は必死で耐える。耐えること自体が快楽の一部であるかのように。

窓の外では、とっくに日が落ちていた。部屋の暗さが三人の境界線を曖昧にしていく。詩織の呼吸が次第に規則正しさを取り戻し、サトシが静かに彼女から離れる。

「また来週」

服を整えながら、彼は言った。それは僕たち夫婦への言葉であり、何よりもまずこの歪な関係の継続を約束する儀式の言葉だった。

詩織がゆっくりと起き上がり僕の隣に座る。彼女の体温が、服越しに伝わってくる。

「大丈夫だった?」

詩織が僕の固く閉じた拳に手を重ねる。僕は何度も頷いた。言葉より先に、涙がこぼれそうになるのを感じながら。

サトシは玄関に向かいながら、「来週まで、いつも通りに」と言い残す。それは来週まで射精の許可はないという意味であり、それを破ればこの関係は終わるという意味でもあった。

玄関のドアが閉まる音が、解放の鐘のように響いた。

「愛してる」

詩織が僕の耳元で囁く。その言葉だけがこの歪んだ世界で唯一、真っ直ぐなものだった。僕たちは寄り添いながら、次に訪れる土曜日までの長く甘美な禁欲の日々に思いを馳せる。

そして僕は、与えられない解放の代わりに詩織の手を握り返すことしかできなかった。それでもそれだけで十分だった。今はそれだけで。




 


[5] 甘美な鎖(5)  ダンテ :2026/09/21 (月) 15:31 ID:ry16.hc. No.33282




日曜日の朝。カーテンの向こうで小鳥が鳴いている。ヒロトはベッドの中で目を覚まし、隣で眠る詩織の寝息を聞いていた。昨夜の余韻がまだ体の奥に残っている。下腹部の重い疼きは、むしろ朝方の方が強く感じられた。

「おはよう」

詩織が目を開けずに呟く。その声には昨晩の名残の甘さが含まれていた。

「おはよう」

ヒロトが応えると、彼女はゆっくりと身を寄せてきた。肌と肌が触れ合う。その温かさに、また体が反応してしまう。しかしそれ以上は何もできない。土曜日の夜が終われば、日常が始まる。日常の中では詩織に触れることは許されていても、行為に及ぶことは禁じられていた。

「ねえ、今週は何日?」

詩織がいたずらっぽく尋ねる。

「日曜日だよ」

「知ってる。あと何日って意味」

ヒロトは天井を見つめながら数える。金曜日まであと五日。土曜日の夕方までなら六日。いや、正確にはサトシが来るのは夕方だから六日と数時間。

「六日と、少し」

「長いね」

「長いね」

僕たちは顔を見合わせて笑った。この禁欲の日々さえも、僕たちにとっては愛おしい時間だった。詩織は僕の胸に顔を埋め、指先で僕の鎖骨をなぞる。それだけでも体が震えそうになる。

「触らない方がいいかも」

僕が正直に言うと、詩織は笑いながら指を離した。

「ごめんね。でも、そういうあなたを見るのも好きだから」

詩織はそう言って起き上がりバスルームへ向かう。後ろ姿を見送りながら、僕は深く息を吐いた。




 


[6] 甘美な鎖(6)  ダンテ :2026/09/21 (月) 20:31 ID:ry16.hc. No.33286

月曜日の夜、僕はリビングにいた。テレビをつけても上の空で、スマートフォンを手に取っては置く。サトシの連絡先が目に入る。

迷った末、メッセージを送った。

「今週もよろしく」

絵文字も何もない事務的な文面。送った後で、何か不味かっただろうかと胸が騒ぐ。返信が来るまでに、時計の秒針が五周した。

「ああ。こちらこそ。土曜日は少し早めに行く。七時ごろでいいか」

「大丈夫」

「了解」

それだけだった。けれど、そのやり取りだけで心臓が高鳴る。


---


火曜日、詩織と食卓を囲みながらぽつりと彼女が言った。

「今日ね、会社で後輩に彼氏ができたって報告されたの」

「へえ、よかったね」

「うん。それで週末デートだって。どこに行くか迷ってるって相談されて」

詩織は箸を置き、遠くを見るような目をした。

「普通のカップルって、週末にデートするんだなって。当たり前だけど」

「僕たちもしてるじゃないか」

「そうだけど、デートの内容が違うでしょ」

確かに、僕たちの週末は一般的なデートとはかけ離れている。映画でもなく、食事でもなく買い物でもなく。サトシを交えた、あの行為。

「寂しい?」

僕が尋ねると、詩織は首を横に振った。

「違うの。時々、不思議になるだけ。どうして私たちこんな風になったんだろうね」

その問いには答えられなかった。答えがあるとすれば、僕たちが出会った頃に遡るしかない。けれど、その答えを言葉にするには夜の空気は優しすぎた。

「後悔してる?」

今度は僕が尋ねる番だった。詩織はまた首を振り、今度は笑った。

「してない。むしろ、あなた以外の人とじゃこうはなれなかったと思う」

その言葉が、どれほど僕を救ったか彼女は知らないだろう。


---


水曜日、体の火照りが常に消えなくなっていた。

仕事中も、ふとした瞬間に詩織の肌の感触やサトシの声が蘇る。トイレに立つたびに、自分の状態を確認してはため息をつく。射精したい。心の底からそう思う。しかし、同時にその衝動を抑え込むことで得られる高揚感も確かにあった。

昼休み、スマートフォンにメッセージが届く。

「調子はどう」

サトシからだった。たった五文字。それだけで、頭の中が真っ白になる。

「大丈夫。ちゃんと我慢してる」
メッセージを送る

返信がある。
「そうか。今度が楽しみだ」

僕はその場にしゃがみ込みスマートフォンを握りしめた。心臓の音が、耳の奥で反響する。「楽しみだ。」 その言葉が、脳内で何度も繰り返された。


---


木曜日の夜、詩織が帰宅するなり珍しく僕に抱きついてきた。

「どうしたの」

「なんか、今日は無理」

彼女の声は震えていた。肩が小刻みに揺れている。泣いているのかと思ったが、違った。彼女もまた極限まで高ぶっていた。彼女の頭を撫でようとすると、

「ごめん、触らないで。触られたらおかしくなりそう」

彼女はそう言ってバッグを床に落とし、リビングのソファに倒れ込んだ。

「私も、ずっと我慢してるんだよ」

その言葉に、僕は返す言葉がなかった。確かに彼女は毎週土曜日にサトシと行為に及んでいる。しかし、それが彼女にとって純粋な快楽の解放かといえば、そうではないのかもしれない。彼女もまた、ある種の制約の中で生きている。

「あと二日だよ」

僕は彼女から少し離れた場所に座り、静かに言った。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[7] 甘美な鎖(7)  ダンテ :2026/09/22 (火) 08:38 ID:l6YB3P4U No.33290
 



金曜日の夜、ついに前日となった。

夕食後、詩織が珍しく僕に言った。

「今夜は一緒にお風呂に入らない?」

「入りたいけど、大丈夫?」

「たぶん。触らなければ平気」

「それなら」

久しぶりの二人での入浴だった。湯船の中で、僕たちはいつものように向かい合うように座った。

「明日は七時なんだってね」

「怖いような、楽しみなような」

「同じ気持ちだよ」

詩織が湯船の中で、足の先を僕の太腿に触れさせた。

彼女はいたずらっぽく笑った。

「ずるいよ」

「ごめんね。でも、明日までの辛抱だから」

「そうだね。明日までの辛抱」

湯船から上がり、体を拭いている時僕の頭の中には明日の光景がすでに広がっていた。いつもと違う展開。サトシが何を企んでいるのか。期待と不安が、胸の中で渦巻き、ペニスが脈打つ。

布団に入ると、詩織が背を向けて言った。

「おやすみ」

「おやすみ」

その日はなかなか眠れなかった。隣で眠る詩織の呼吸を聞きながら、僕は明日のことを考え続けていた。硬直が収まらないペニスを握りながら……。




 


[8] 甘美な鎖(8)  ダンテ :2026/09/22 (火) 22:38 ID:l6YB3P4U No.33295
 



土曜日の朝、目が覚めると詩織はすでに起きていた。

リビングからコーヒーの香りが漂ってくる。僕が起き上がると、カップを二つ持った詩織が寝室に入ってきた。

「おはよう。今日は特別だから、朝ごはんも少し豪華にしたよ」

「ありがとう。何時に起きたの」

「六時。なんか、目が冴えちゃって」

彼女の頬は、ほんのり赤らんでいた。緊張しているのがわかる。

朝食を食べ終え僕たちは午前中をゆっくりと過ごした。掃除をし、買い物に行き昼食をとる。いつも通りの土曜日。しかし、時計の針が進むたびに空気が変わっていく。

夕方五時、詩織がシャワーを浴びた。

五時半、僕もシャワーを浴びた。

六時、リビングに座り二人で無言で時計を見つめる。

六時四十五分、インターホンが鳴った。

「早い」

詩織が呟いた。

「出ようか」

「うん」

僕がインターホンに出ると、サトシの声がした。

「開けてくれ」

「どうぞ」

オートロックを解除し部屋の前で待つ。詩織はソファに座ったまま、呼吸を整えていた。

ドアがノックされる。僕はゆっくりとドアを開けた。

サトシは黒いスポーツバッグを肩にかけ、静かな笑みを浮かべて立っていた。

「約束通り、少し早く来た」

「いらっしゃい」

「入らせてもらうよ」

サトシが部屋に入る。詩織が立ち上がり、小さく会釈した。

「こんばんは」

「こんばんは。今日は、趣向を変えてみる」

サトシはバッグをテーブルの上に置き、中から黒い布と細いロープのようなものを取り出した。

「これは?」

詩織が尋ねる。

「目隠しと拘束具だ。今日はお前の視覚と自由を奪う」

詩織の瞳が一瞬揺れた。

「それで、どうするの」

「まず詩織には目隠しをしてもらう。そして手首を後ろで縛る。それからだ」

サトシは僕の方を見た。

「ヒロト、お前は今日はソファに座って見ているだけじゃない。近くで詩織の声を聞け。触れるのも許可する。ただし下半身には触るな。いいな」

僕は頷いた。喉が渇く。心臓が早鐘を打つ。

「では、始めるか」

サトシが黒い布を手に取り、詩織の背後に回る。

「目を閉じろ」

詩織が静かに目を閉じる。布が彼女の瞳を覆い、後頭部で結ばれた。

続いて、詩織の手首が背中で交差され細いロープで丁寧に縛られていく。強くはないが、ほどけない程度の強さ。

「痛くないか」

「大丈夫」

詩織の声は少し震えていた。

「座って。いや、床に跪いて」

サトシの指示に、詩織はゆっくりと床に膝をついた。

サトシは僕に目配せをした。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[9] 甘美な鎖(9)  ダンテ :2026/09/26 (土) 10:17 ID:0VwxXcqM No.33313
 


月曜日の朝、目覚めた瞬間から体が重かった。

先週の土曜日の光景が、まぶたの裏に焼き付いている。目隠しをされ縛られた詩織。彼女の中に注がれたサトシの精液。そして「来週はお前の番だ」という言葉。

ヒロトはベッドの中で深く息を吐いた。下腹部の疼きは一週間経っても消えるどころか、日増しに強くなっている。これで四週間射精を許されていないことになる。

「おはよう」

隣で詩織が目を覚ました。彼女の手がヒロトの胸に触れる。

「おはよう」

「また今週も始まるね」

「そうだね」

詩織の指がヒロトの鎖骨をなぞる。その感触だけで、体が反応してしまう。

「ねえ、土曜日のこと考えてる?」

詩織がいたずらっぽく尋ねる。

「考えてるよ。ずっと」

「私も。サトシから聞いた?」

「何を?」

「今週の内容」

ヒロトは首を振った。詩織は少し言い淀んでから、顔を彼の胸に埋めた。

「私からは言えない。サトシに、言うなって言われてるから」

「わかった。楽しみにしておく」

「うん……」

詩織の声には、期待と少しの不安が混ざっているように聞こえた。

---

火曜日の夜、サトシからメッセージが届いた。

「今週の土曜日は、いつもと違うことをする。心の準備をしておけ」

「どういうこと」

「お前に詩織の中の私の精液を舐めさせる」

ヒロトはスマートフォンを見つめたまま、動けなくなった。文字を何度も読み返す。

「そのあと、詩織とセックスさせてやる。ただし、中出しは許さない」

指が震えた。サトシの精液を口にする。そして詩織と交わる。けれど、最後までは許されない。快楽の寸前で止められることが約束されている。

メッセージを閉じるとヒロトはソファに深く沈み込んだ。心臓が早鐘を打つ。不安と興奮が混ざり合って、どちらが勝っているのか自分でもわからない。硬くなった股間が脈打って痛い。

---

詩織がヒロトの様子を見て声をかける。

「サトシから連絡あった?」

「うん」

「内容、聞いた?」

「聞いたよ」

詩織はヒロトの手を握った。彼女の手は少し冷たかった。

「私ね、正直ちょっと怖い」

「僕もだよ」

「でも……」

詩織は言葉を探すように、天井を見上げた。

「でも、あなたがするなら受け入れられる」

その言葉に、ヒロトの胸の奥が熱くなった。

「僕も、君のためならできると思う」

「一緒だね」

「一緒だ」

二人は手を握り合ったまま、しばらく静かに座っていた。窓の外では街灯の明かりが雨に滲んでいる。

---

木曜日の夜、ヒロトは一人で風呂に入っていた。

湯船に浸かりながら、土曜日の光景を想像する。詩織の中に残されたサトシの精液。それを自分の舌で掬い取る。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


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コンビニエンス物語 - 現在のレスは63個、スゴイ人気のスレッドです! - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: 野々村 :2018/05/31 (木) 12:58 ID:aEBkz3s2 No.25976
この物語は半分フィクションもう半分ノンフィクションの物語です。妻を誰かに寝とらせたい願望を持っていた私【野々村孝49歳】と妻【野々村朋子40歳】そして【高橋信心55歳】の物語であります。

[54] Re: コンビニエンス物語  :2018/06/04 (月) 13:20 ID:uj/f5m9g No.26034
ホテルのエレベーターに乗り込むと直ぐに抱きしめられて唇が重なった。私は夢中で激しく動く唇と舌の動きに自ら答えた。大きな体に抱きしめられてその手は私の身体全体を激しくさすった。私はその行為だけですでに濡れていた。部屋に入ると鈴木さんは一人用のソファーに腰をかけた。
『ふふっ。スカートを捲ってみなさい。ショーツが良く見える位置まで』
私はこの期になっても恥ずかしさで手が震えながら言われた通りにスカートを捲る。
『セクシーなショーツじゃないか。よし服とブラを脱いでショーツだけになるんだ』
私は言われた通りに脱いだ。鈴木さんは全部脱いで逞しいぺニスを勃起させて仁王立ちだ。
『ピンクで前がスケスケのいやらしいショーツか。しかも陰毛も剃ってある。』
その通りだ身体は欲しくて欲しくて堪らない。そんな事は鈴木さんは百も承知だ。
『よし、口を大きく開けろ。入れてやる』
私が口を開けると鈴木さんはぺニスを突っ込み自ら腰を使って口腔内を楽しみ始めた。
ング!ゴエッ!喉の奥に突っ込んだぺニスをさらに突っ込むために頭に手をかけてグリグリする。
ゴエッ!ゴエッ!私は苦しさから嗚咽した。
『中々気持ちいいぞ!よし朋子!教えた通りにしゃぶれ!』
いつの間にか呼び捨てにされてる事など気にもせずにフェラチオを始めます。


[55] Re: コンビニエンス物語  :2018/06/05 (火) 05:47 ID:832nO/mo No.26036
ン…チュッ…チュッ…チュッ…
よほど欲しかったのだろう愛をしそうにキスをしている。私も自分がさらに気持ち良くなる為に陰毛は全部綺麗に剃り上げてきた。この方が視覚的にもでかく見えるはずだ。
ベロベローン、チュッ…カポカポ…ジュル…ジュル…
時折、上目ずかいで私の顔をみて私の反応を確認する朋子。本人は気が付いて無いかも知れないが顔やスタイルは全然芸能人にも負けてない。背が低い事を覗けば特にセックスに溺れてる姿は特有のオーラがある。フェラチオのテクの飲み込みもいい。教えて無いのにぺニスをくわえて顔をローリングさせている。
よし、さらに辱しめてやるか。
『どうだ?朋子?このぺニスは美味しいか?この椅子に座って脚を開きなさい。』
私は一人ようのソファに朋子を座らせると持ってきた鞄からまずはローターを取り出して朋子の前でスイッチを入れた。ブィーン、ブィーン、振動しながら機械音が響く。私はそれを朋子の手に握らせた。


[56] Re: コンビニエンス物語  ヨゥです。 :2018/06/07 (木) 00:57 ID:q6jBmmF2 No.26041
朋子さんどぉなったのかなぁ

[57] Re: コンビニエンス物語  :2018/06/07 (木) 06:42 ID:npz91i2E No.26042
ヨゥさん、おはようございます。
拙い文なので中々進みませんが皆様から応援されながら頑張りますね。


[58] Re: コンビニエンス物語  元CVパート :2018/06/22 (金) 04:32 ID:96LqLSMk No.26061
その昔、嫁がコンビニでパートしていました。
弱小コンビニだったので大手711に淘汰され閉店してしまいました。
そんな事でタイトルが目に留まり読ませていただきました。
妄想の域を出ませんが嫁を置き換えて興奮しています。


[59] Re: コンビニエンス物語  八兵衛 :2018/08/02 (木) 10:30 ID:aAY9UcaU No.26101
続きが気になります。

[60] Re: コンビニエンス物語  かいと :2018/09/05 (水) 06:13 ID:RHP675Gk No.26167
続きが気になって仕方ありません。
宜しくお願いします。


[61] Re: コンビニエンス物語  :2025/03/23 (日) 16:17 ID:42CmscdI No.32140
最初から、読みました・。・・・。興奮しまくりです。これは、最高。後は、どうなるんでしょうね? 期待しますね

[62] Re: コンビニエンス物語  tes :2025/06/18 (水) 21:49 ID:poaYot6s No.32247
更新待ってます

[63] Re: コンビニエンス物語  ジーク :2026/09/24 (木) 04:46 ID:KgxzDIXQ No.33304
凄く興奮しました。続きお願いします


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熟年になってからがもててる!? - 現在のレスは96個、むちゃくちゃスゴイ人気のスレッドです! - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: 熟年おじさんおばさん夫婦 :2026/05/01 (金) 12:48 ID:MLtyTexM No.32719
スワップ歴ももうすぐ20年近くになる50代の夫婦です。子育てが終わってすぐに当時交際誌がある時代で
ホームトーク誌、オレンジピープル誌でデビューしたのですが見た目もぱっとしない夫婦なのでお返事も少な
く数組と長く付き合っていたのですが最近皆さん引退していて寂しく思っていた時にネットで募集したのです
がやはり返事は少なかったのですがその中で何通か熱心な20代のという夫婦から返事が来たのですが流石に
年齢が離れすぎてると思い妻と躊躇してた時にかつて仲人をした部下夫婦が遊びに来たいと言ってきました。
断る理由もなく子供を連れてきました。まだ小さい子供は孫のようで可愛く妻と奥さんが子供の相手をしてい
る時に彼からこれといって1枚の紙を渡されました。「僕たちが中村夫婦(仮名)です。」そこには私達との
メールのやりとりがありました。「ルール違反なのはわかっています。でも本気なんです僕たち」といいいま
す。「この画像見た気時に畑田(私)さん夫婦ってわかって返事したんです。」といいます。「そうかばれた
のか。でも君達ならこんなおじさんおばさんでなくていいだろう」というと「いえ、年上の人がいいんです。
実は僕は奥様に憧れてて、妻も畑田さんに憧れていて」というと「でもな、妻がなんていうか」と言った瞬間
に「私はいいわよ、あなた」と妻の声が聞こえた、振り向くと「聞いたわ、あきちゃんから。私はいいわよ。
それともあなたはあきちゃんはだめなの?」と言います。妻の隣にいる彼の奥さん、かつての部下が頬を赤ら
めながらも頷きます


[87] Re: 熟年になってからがもててる!?  楽し◆XtN.9A :2026/08/05 (水) 10:51 ID:dxByD12w No.33047
あきちゃん娘さん、ご主人を本当に大好き愛してるみたいで羨ましい。
私の愚息もご主人に習って奮い立たせています。

梅雨明けし、毎日猛暑でたまりませんね、お体お気を付けいただき、
つづきを期待して楽しみに待っております。


[88] Re: 熟年になってからがもててる!?  ジジババ現役夫婦 :2026/08/12 (水) 03:09 ID:V7EV1gPA No.33069
キスを終えると自然にあきちゃんが私のを舐めてきます。キスを教えたせいなのかさっきよりも舌使いが
更に上手になっています。まさくんほどではないですが自分でもびっくりするほど硬くなっています。
あきちゃんの顔を見るとあきちゃんも私をみます、そこにはさっきまでの可愛いあきちゃんから妻そっく
りのメスの顔になったあきちゃんがいました。それは私が愛した女の顔にそっくりで私は我慢していたも
のが噴き出しました。あきちゃんを自分のものにしたいと思うと69になり、子供一人産んだとは思えな
いきれいなまんことピンク真珠のようなクリを舐めていました。それもさっきとは違ってじらしてあきち
ゃんが欲しがるようになめると「パパ、切ないよ。いかせてよ」とおねだりしてきます。そしてあきちゃ
んは「パパ、だめでちゃう〜」と叫ぶと潮吹きして身体を反らせます。私はゆっくり身体の向きを変え、
あきちゃんの足を開くと「パパ」と甘えた声をだします。「あき、パパあきがほしい。まさくんから奪う
から、パパの女にするからな」というと「うん、あきパパの女になるね。ママから言われたのあの人はマ
マのものにあうるから私はパパのものになるのよと言われたの」とあきちゃんが言います。妻はすでにあ
きちゃんを説得していたのです、今頃まさくんは妻のオスにされてるだろうと思うと「あきはパパのもの
になりたい」と聞くと「パパのものになりたい、ママにいわれたからじゃなくて」といい、目を瞑りキス
を求めてきます。私がキスするとあきちゃんが私のものを自分の入り口に宛がいます。「パパあきの匂い
本当に大丈夫?」と聞くので「あきの匂いは良い匂いだよ。もうパパのものだから」というと頷きます。
「きてパパ、めちゃくちゃにして」といいます。私は再びキスするとあきちゃんは私のものを入れようと
します。私は「あき」というとそのまま入れます。あきちゃんのそこはさっきと違い目覚めたメスの穴に
なっていました。熱くぐちょぐちょでいながら私のものに吸い着き奥へ導くようにヒダが蠢きます。私は
まさ君とは違いますがあきちゃんの足を抱えながら強く奥までいれ引き抜き強く押し込むピストンを繰り
返します。あきちゃんはさっきと違って歓喜の声をあげ淫らに腰を動かします。それは新婚時代セックス
覚えたての妻のようです。


[89] Re: 熟年になってからがもててる!?  楽し◆XtN.9A :2026/08/13 (木) 00:14 ID:PmUp4Pww No.33072
あきちゃん素敵ないい女に成長していますね。
すごい凄い、ご主人の指導の賜物  つづきお願いしますね!!


[90] Re: 熟年になってからがもててる!?  ジジババ現役夫婦 :2026/09/07 (月) 04:53 ID:o.Fe7ISs No.33205
少し開いてしまってすいません。

妻は今頃はまさくんを自分のものにして蒸気機関車のような激しいピストンを受けていると思うと
妻に対抗するわけではないですがあきちゃんをものいしたいと喘ぐあきちゃんを見ながら思います。
まさくんのような激しいピストンや何回もやれる絶倫さもないかわりにまさくんを超える大きさと
持続力、そして経験と変態さがあります。妻に言われた事もあります、あきちゃんはまさくんのそ
の激しいピストンにどうしていいかわからず出産後は特に拒絶した為にレスになったようだと。私
は自分のものを生かして入れる時は広げるために有無もいわせない力強く子宮口を貫くように当た
ればぐりぐりとして抜く時はヒダを逆なでするようにゆっくりと入り口ぎりぎりまで抜けないよう
にするとあきちゃんは「ぬけちゃう」と腰をあげて抜けないようにしますが私はぎりぎりまで動き
を止めません。そのうちにあきちゃんは私の動きに合わせるようにあきちゃんがぎこちなく動き始
めました。私が奥に入れる時は迎えるように腰をあげ、抜く時はあきちゃんもゆっくりと腰を下げ
ます。「あき、いいよ。ゆっくりでいいんだよ」というと嬉しそうに頷きます。そしてそのうちに
自然にあきちゃんの腰の動きが私のピストンに同調します。あきちゃんはある意味セックスの天才
かもしれません。過去にも同じ動きをしよとした熟女もいましたがあきちゃんのようにこんなに早
く覚えた女性はいません。もしかしたらあきちゃんは娘の生まれ変わりなのかもしれないと思うほ
ど妻そっくりな表情と動きに感じて出す甘い吐息もそっくりです。あきちゃんは今は夢中で本能で
いやらしいと思えるほどに滑らかで快感を求めて動きます。「パパおかしくなっちゃうよ、キスし
て」といわれ口を合わせると自分から舌を入れて私の舌に絡めてきます。さえないおじさんに可愛
いあきちゃんが求めてくれます。そして私が人生で唯一後悔している事をさせてくれています。


[91] Re: 熟年になってからがもててる!?  ジジババ現役夫婦 :2026/09/08 (火) 02:36 ID:psRjT2h2 No.33210
かつて実の娘の処女を破り女にした時、彼女には気持ちよくはしましたがこれからあきちゃんに
与えようと思っている女の喜び男のものになる喜びは教えませんでした。どうしても旅立つ実の
娘にできなかったのです。しかし、あきちゃんはうちに来てくれると言ってくれる娘なのです。
私はこの娘を手放したくないと今は思っているのです。そして妻に体験させられなかった息子と
の若いオスを調教したいという夢を叶えさせたいと思っています。私はあきちゃんの中で力強く
自分のチンポを活かしてあきちゃんを開発していきます。未開発なあきちゃんは女としてメスと
して開花します。「パパ何かくる、あきおかしくなっちゃうよ」と喘ぎ始めます。「あきはパパ
の娘になるんだよ。パパの娘になるんだ、受け入れるんだ」「なりたいよ、パパの娘に」とあき
ちゃんが喘ぎながらいいます。「いいんだね、まさくんじゃなくパパのものになるんだよ」「う
ん、まさくんはママにあげるの、私はパパのものになる」と無意識にいいます。「来る、なにか
来る、パパ怖いよ」というあきちゃんを力いっぱい抱きしめキスすると「くる〜〜パパ〜〜」と
叫ぶとまんこが私のチンポを奥に吸い込みます。一瞬でも油断すると射精しそうになるくらい気
持ちよさです。


[92] Re: 熟年になってからがもててる!?  楽し◆XtN.9A :2026/09/08 (火) 21:51 ID:pMHg.Two No.33215
ご主人、奥様共々、生涯の娘息子を開発育てるのですね。
男の物になる喜びとは、今まさにその瞬間なのか「くる〜〜パパ〜」て事なのか?
奥に吸い込む?どんなに気持ちいいのか、私には未経験で・・・いいなぁご主人

連投ありがとう、無理せずボチボチで、ただ期待はしつつお待ちします。


[93] Re: 熟年になってからがもててる!?  ジジババ現役夫婦 :2026/09/14 (月) 15:37 ID:IZMGFHME No.33243
あきちゃんはしがみつき腰は私を射精させようと本能なのか淫らにくねります。私はまだ全部入りきって
いない部分をあきちゃんのボルチオ、子宮口をこじ開けるように押し込むと「おおお〜〜〜」とあきちゃ
んがまさにおたけびの如く叫び身体を硬直させました。中も万力のようでチンポが動かせません。しばら
くして息を完全にとめていたあきちゃんが「は〜〜」と呼吸をはじめるとあきちゃんの身体は一気に力が
抜けます。大きな胸が上下に動き、あきちゃんは目をつぶり大きく呼吸をします。ただ、その顔は妻が夫
婦交換の後に私としたときに見せる顔に似ていました、それは女として満足した笑顔の表情です。まさく
んはあきちゃんは感じない反応が薄いといっていましたが女として開花したあきちゃんは妻以上いかも知
れません。射精ひなかったのは紙一重で出していてもおかしくない気持ちがいい名器です。しばらくする
とあきちゃんの息が整いはじめると私の胸に顔を埋めてきます。「パパあきの中はおかしかった?あき、
おかしくなっちゃたからいかなかったの・・・」と聞いてきます。「あきのはおかしくないし気持ちよか
ったよ。まさくんと違ってパパは何回もだせないんだよ。そのかわり」というとあきちゃんの耳元で「次
はあきちゃんをパパの物にしてあきの中をパパでいっぱいにするから」というとまるで少女のようにうれ
しそうに「うん、パパ」と甘えた声を出して「パパ」と言ってキスを求めてきます。


[94] Re: 熟年になってからがもててる!?  楽し◆XtN.9A :2026/09/16 (水) 22:30 ID:6FHFiR26 No.33252
あきちゃんん名器に育ってますね
凄い父子相姦に恐れ入ります。 つづきも期待します。


[95] Re: 熟年になってからがもててる!?  ジジババ現役夫婦 :2026/09/21 (月) 18:30 ID:XaXp45gY No.33284
あきちゃんは甘えるようでキスしてきます。教えたわけではないですがそれは私達夫婦の新婚時代のようです。
妻は最初は甘える事さえも何にもわからない女でしたが覚えると甘え何度も求めてくる淫乱な女に変わりまし
た。そのおかげで今も愛し合う夫婦でいられたのだと思います。昔も今も妻以上の女はいないと思います。特に
夫婦交換をして一層にそう思うようになりました。人によって夫婦交換に対する考えは違うと思いますが私達は
刺激を求めてですが他の夫婦とする事でお互いが一番である事を確認するです。ただ、正直に今までにそこまで
嫉妬できる相手に出会った事がお互いになかったのです。同世代の人間だと大きな差がない分お互いのパートナ
ーの方がいいと思っていました。そんな矢先に若い2人との夫婦交換で初めて嫉妬しました。若いからテクニッ
クとかそういうものがない分、私達が持っていない若さがあります。まさくんは特に私がもう持てない若さの象
徴ともいえる無尽蔵の勃起力と精液です。妻が欲しいのはテクニックや大きさではありません。異常ともいえる
硬さを維持し何回もできる肉体なのです。そして私が欲しいのは娘に出来なかった事をしたいのだと今はわかり
ます。それは同世代にはむりだったのは今実感しています


[96] Re: 熟年になってからがもててる!?  楽し◆Fdywio :2026/09/22 (火) 21:03 ID:VLbAUOZY No.33291
ご主人の欲望、あきちゃんで叶えられそうですね。
どこまでも奥深い性欲ののでしょうね。 またつづきをお待ちします。



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妻・由美子の艶姿 - 現在のレスは49個、スゴイ人気のスレッドです! - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: 池山一輝 :2020/04/28 (火) 14:51 ID:Mi3I.gZI No.27450

50年間の人生でこんなに驚いた事はなかった。

決して大袈裟ではない。由美子がまさかそんな事を言って来るとは。

「セックスしたい人が居るの。許してくれる?」

我が耳を疑うとはまさにこの事だった。


私達は東海地方の某都市に住む、結婚して21年の何処にでもいる普通の夫婦だ。

夫である私は52歳、自営業。妻の由美子は44歳、その自営業の経理を全面的に掌握(苦笑)

大学生の娘が一人居るが今は東京で一人暮らし。そう、夫婦水入らずの生活である。

今でも私は妻を愛しているし、仕事も順調だし、毎日が楽しく、充実している。

妻も私のことを愛してくれていると信じていたし、生活にも満足してくれていると信じていた。

それが、ある日突然、衝撃の一言である。完全にフリーズしてしまっても仕方ないじゃないか。


「おまえ・・・なに言ってるの?何言ってるか自分で分かってるの?」

何秒間フリーズしていただろう。その後にやっと振り絞ったのがこのセリフだった。

「当たり前じゃない。こんな大変なこと冗談で言うわけないでしょ」

「由美子・・・お前・・・好きな人が出来ちゃったんか?まさか俺と別れるとか?」

なんとか冷静さを装おうとして必死だった。完全に呂律がおかしい。

「そうじゃない。あなたと別れたいなんて思ってない。それに相手の人がスゴく好きとか、そうでもない」

「エッ!?ちょっと待ってくれよ。それじゃぁ完全に遊びでセックスしたいってことなのか?」

「ウーン、そう言われると困るけど・・・。モチロン相手の人にはそれなりに好感は持ってるけど・・・」

「それなり!?その程度!?その相手って誰!?何処で知り合ったんだよ!?」

「SNSだよ」

「ハッ!?エスエヌエス?? なんだよそれ!元々の知り合いとかじゃなくて!何処の誰かも分からない男って

 ことだよな!?出会い系とかなのか?」

「出会い系じゃないよ!SNSで普通にメッセージやり取りしてた人なの」

「お前、なんでそんな事になったんだよ!?いったい何が不満だったんだよ!?」

「不満なんてないよ。あなたの事は今でも愛してる。一番大切な人だと思ってる。でもね・・・。

 あなた覚えてるよね?今はもうゼンゼン言って来ないけど、昔はあなた、私によく言ってたよね?

 他の男とセックスしてくれって。それでそういう専門の雑誌見せたり、サイト見せたりしてたでしょ」

「エッ・・・そりゃ・・・でも、それってもう10年以上前のことで・・・」

私は益々ボーゼンとしてしまった。脂汗が噴き出し、呼吸がメチャクチャ苦しくなった。

「そう、10年も前の話よね。その時は絶対にイヤだって拒否しまくってたよね、私・・・。

 その時はホントにそんなの考えられなかった。愛するあなたにそんなこと言われて凄く悲しかった。

 でも、10年経って、40過ぎて・・・なんかモヤモヤして来ちゃって・・・。

 あなた公認だったらOKかも、とか思うようになっちゃって。そんな時にSNSでイイ感じの人に出会って」

「・・・・」言葉が出ない。ただ口がアワワワとワナ鳴いていただけだった。

「勝手なこと言ってごめんなさい!でも、あなた今でもあのサイト見てるよね?妻と勃起した男たち!

 今でも性癖変わってないよね?妄想してるよね?私が寝取られるの」

図星だった。そうだ、今でも私は愛する妻が他の男性とセックスしてくれる事を乞い願っているのだ。

ただ、10年以上前その話を由美子に持ち出した時に、徹底的に拒否されたので諦めたのだった。

それ以来、愛する由美子に嫌われるのが怖くて知らん顔していたのだ。

それが10年経って、今度は由美子の方から「寝取られ」の提案がなされたのだ。

死ぬかと思うほど驚き、茫然自失しているはずが・・・気が付けば私の一物は史上最高に勃起していた。


                                           つづく


 


[40] シュミテクト様  池山一輝 :2020/05/17 (日) 08:33 ID:6pH/yMog No.27518
お仕事の邪魔をしてしまい凝縮です(笑)
由美子は今も元気です。ただ、自粛中ですので退屈の虫が大暴れです。
仰しゃる通りこの話は2年前の出来事です。
それ以降、ぶっちゃけ「寝取られ」の実行はありました。
その模様、またまとまったら書いてもイイですかね。
その節は宜しくお願い致します。


[41] Re: 妻・由美子の艶姿  けんけん :2020/05/18 (月) 07:17 ID:UZms3HFw No.27520
おはよう御座います。やはりそうでしたか。何となくキッパリ終わるわけがないと思ってました。奥様も、そう思ってたのでは。続編お待ちしております。

[42] けんけん様  池山一輝 :2020/05/20 (水) 10:03 ID:VM56vgCk No.27522
コメントありがとう御座います。
はい、やはりそうでしたのです(苦笑)
結局、二度目の「寝取られ」に踏み切ってしまうのであります。
妻を説得し、頼み込み、あくまでも私が無理やり事を運んだ、という(態)で・・・
また書きましたら宜しくお願い致します。


[43] Re: 妻・由美子の艶姿  シュミテクト :2020/07/15 (水) 10:39 ID:ZQOjBL52 No.27610
池山様ご無沙汰しております。お元気ですか?
由美子奥様の初寝取られ物語完結から早2ヶ月。
続編を心待ちにしております。
お忙しい中、大変とは存じますが是非!是非!
素敵な由美子奥様の次の寝取られはどんなお相手でどんなストーリーなのか?
妄想がおさまらず困っておりまして•・・(苦笑)
なんとかお願い出来ませんでしょうか?


[44] Re: 妻・由美子の艶姿  勇介 :2020/07/25 (土) 11:27 ID:pwEDCp2c No.27626
初めまして、一気に読ませて頂きました。
池山さんが、寝取られを後悔した、やるんじゃなかったという気持ち、思い、
全く共感します。

私も妻に寝取られをお願いして、私の見ている前で男とHしてもらいましたが、やっぱり後悔しました。
興奮もしますが、それより嫉妬や悔しさのが勝り、この動揺を隠せなかったです。

今は妻と話し合い、私が見ている前でのラブホ内でのHのみ、食事とかその他二人では会わない事を約束して、細々と続けていく。

寝取られ男は、嫉妬のコントロール、嫉妬を上手に和らげる工夫が必要です。また妻ともレスでなく定期的にHすることが、その和らげになるんのでしています。

寝取られ癖は、一度罹ったら治らない病と思います。過激な事を考えずに、だましだましその 病と付き合っていくことが大事ですね。

失礼しました。


[45] Re: 妻・由美子の艶姿  アート・マハリック :2023/07/09 (日) 10:33 ID:EY1Ihvj2 No.30906

だいぶ月日が経ちましたネ。

さすがに続編はなさそうですが、流れちゃったらイヤなので上げさせて頂きます。


[46] Re: 妻・由美子の艶姿  トンボ :2024/04/11 (木) 09:03 ID:XV4StXO2 No.31287
かなり時間も立ちましたから、あれからいろんな展開があったのではないかと期待して、上げておきます。

[47] Re: 妻・由美子の艶姿  エロ親爺 :2026/08/31 (月) 01:31 ID:X.5oIujg No.33147
上げておきます。

[48] Re: 妻・由美子の艶姿  ファン :2026/09/08 (火) 16:58 ID:wbErJ3hI No.33214
上げます

[49] Re: 妻・由美子の艶姿  健一 :2026/09/21 (月) 07:13 ID:4CWimhIw No.33276
その後の変化も楽しみにしています。


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