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[1] スレッドオーナー: 八尾 :2026/08/11 (火) 20:41 ID:OnlBOyrY No.33067
1.

私、八尾和徳、五十七歳。

どこにでもいるようなサラリーマンであり、自分で言うのも変だが、典型的なオッサンだと思う。とは言っても“オッサン体型”というほどではく、他人からも年齢よりも少し若く見られているくらいだ。

中肉中背で、健康診断でも血圧に黄色信号が灯りかけている程度、このまま本格的に赤信号へ突入するのはさすがに嫌なので、最近は意識的に帰宅後にウォーキングを始めた。
仕事から帰って食事を済ませ、少し休んで 気が向けば家を出る。
と言っても、履き潰したスニーカーの底を減らしながら近所を二十〜三十分ほど、いちおう意識はして早足で歩くだけの、ほんの気休め程度の運動だ。
慣れ親しんだ道を ただ歩くだけのことだが、季節によって気温とともに街の匂いや彩りも異なることから、景色は常に新鮮で面白いのがウォーキングの醍醐味だと思う。それに「今日は歩いた」というだけで、何となく自分の身体をちゃんと扱った気になれるものだ。

勤務先は中堅の電子機器メーカーの国内営業部で、一応は東日本地区の法人開拓チーム長という肩書がある。とはいえ、年収六百五十万ほどの平穏なポジションだ。
同期や後輩が順調に出世していくのを横目に、すでにレースからは外れた身として、マイペースに日々をこなしている。

我が家の一人息子 泰介 二十六歳 も すでに独立して県外勤務の一人暮らしをしており、今は三つ下の妻 由希子と二人きりだ。

泰介が家を出てから、二人きりの食卓にもすっかり慣れた。
由希子は私の好きなツマミを覚えていて少なくなってくると忘れずに買ってきてくれる、逆に私が帰り道で彼女の好きな洋菓子を見つければ、つい買って帰る。

「え? トウサン、また買ってきたのー?」

そう言いながら嬉しそうに笑う由希子を見ると、私はそれだけで満足だった。

大げさな愛情表現など、もう何年もしていないが、こういう小さなやり取りこそ夫婦というものなのだと思っている。

そういうわけで、自分でも少々照れ臭いが、私はかなりの愛妻家だと自認しているのだが……

ただ、その「愛しさ」と「男としての自信」は、ここ最近うまく噛み合っていない。

いつからか寝室も別となり 気がつけばセックスレスになって約十年ほどが過ぎていたが、最近になって急に EDの兆候が現れ始めたのだ。

愛する妻 由希子をイメージし、パジャマ越しに右手を当てながらも、情けなく萎えていくシンボル……
結局、何事もなかったように眠ろうとしても、なかなか寝つけない。
隣の部屋から由希子が寝返りを打つ気配が聞こえると、余計に目が冴えてしまう。

(オレも もう五十七だから…… こんなものかな……)

そう自分に言い聞かせるのだが、その言葉では、なぜか納得できなくて、不甲斐なさと焦燥感が、ふとした瞬間に胸の奥を重く押し潰す。

そんな私は、夕食を終え、風呂も済ませ、パジャマ姿でリビングのソファに腰を下ろしてテレビ画面に釘付けになっていた。

六月に入り、プロ野球はセ・パ交流戦の時期を迎えていた。

この時期になると、普段は対戦することのないセ・リーグとパ・リーグのチームが顔を合わせるので、私はレギュラーシーズン以上にテレビ中継が気になってしまう。

今夜もそうだった。

別に熱狂的なファンというほどではないのだが、昔から応援している贔屓チームがある。勝てばもちろん嬉しいし、負ければ翌朝まで少し気分が悪い。

贔屓チームは交流戦で、目下三連勝中。
そして今夜の相手はパ・リーグの強豪だった。
否が応でも私は期待をするしかなかった。

ところが贔屓チームの今夜の試合は、一点差のビハインド。
何度か巡ってきた得点チャンスを、ことごとく逃しているのだ。七回裏もそうだった。

「あぁ〜、なんだよ! またダメかぁ〜。今日も負けだな」

缶ビール(発泡酒だが;)片手に、ため息とともに思わず声が出た。
口の中に残る苦味が、敗色濃厚な試合展開と重なってどこか惨めだ。 選手に文句を言っているわけではない。 五十七歳にもなって、テレビの前で野球に腹を立てても仕方がないことくらい、私だってわかっている。
それでも、長年応援しているチームの試合となると、つい感情が入ってしまう。

そして、まるで私のガッカリした気持ちをあざ笑うかのように、画面は陽気なタレントが叫ぶ清涼飲料水のCMに切り替わった。

私は ふっと背後を振り返った。
視線の先には 夕食後の食器を洗い終えた妻の由希子が、ダイニングの椅子に座っていた。

私たちは結婚して二十七年になる。
由希子は昔から家事をきちんとこなす女だった。特別几帳面というわけではないが、やるべきことはきちんとやる。 仕事(パート勤務)もそうだし、家のこともそうだ。

たとえば、洗濯物を取り込む時間が少し遅れただけでも、由希子は「今日は湿っぽくなっちゃった」と気にする。

私からすれば、その程度のことはどうでもいい。

「少々は大丈夫だろ…… 気になるんだったら、明日もう一回干せば?」 そう言うと、

「そうなんだけどね」と笑う。

そんな小さなところまで気にするのが、由希子という女だった。

その由希子が、今夜は いや今夜「も」、少し変だった。

ダイニングテーブルの上に置いたスマホを両手で持ち、画面をじっと見つめている。

いつものようにテレビを眺めながら、私と適当に会話をしている様子ではない。
それどころか、眉間にほんの少し皺を寄せ、真剣な表情で指先を小さく滑らせながら画面を追っていた。

私はCMが終わるのを待って、再びテレビに向き直った。

やがて野球中継が再開される。

私は再び試合に集中しようとした。

しかし…… どういうわけか、目の端に映る由希子の姿が気になった。

(そういえば……)

ここ一週間くらいだろうか。 いや、十日ほど前からだったか。
いや、もしかすると、もっと前からかもしれない。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[48] Re: 妻の転職  dune :2026/10/12 (月) 08:12 ID:lD/k.diA No.33430
八尾さま、更新ありがとうございました。
ご夫婦のやりとりが楽しみです。


[49] Re: 妻の転職  ビギナー :2026/10/12 (月) 11:54 ID:YiWMASf2 No.33433
平凡な夫婦に巻き起きるアクシデント話はおもしろいです
しかも現実的展開だからおもしろい
続き待ってます


[50] Re: 妻の転職  セカンドベースマン :2026/10/12 (月) 20:30 ID:CpjK9AOU No.33438
更新ありがとうございます。
お待ちしていました。
これからの展開ますます楽しみです。続きをよろしくお願いします。


[51] Re: 妻の転職  八尾 :2026/10/17 (土) 11:33 ID:xMlLN6e. No.33457
小太郎さん、duneさん、ビギナーさん、セカンドベースマンさん
いつもご感想有難うございます。とても励みになります。

14.

「ただいまー」

玄関の扉を閉め、私はできるだけ いつも通りの平静を装った声を絞り出した。
革靴を脱ぎ、階段を上がって着替えを済ませ、嗽と洗顔をしてリビングへ向かう。

(いつ、どんなふうに切り出せばいい?)

長年繰り返してきた帰宅後のルーティンを淡々とこなしている間も、私の胸の奥はモヤモヤしたままだった。

夕食の食卓には、いつも通りの静かな時間が流れていた。

「今日は暑かった」
「電車のエアコンが効きすぎて寒かった」
「あはは、それは大変」…………

交わされるのは、そんな取り留めのない日常の会話ばかり。

(今、軽く切り出そうか? いや でも、そんなレベルの話じゃないよな……)

向かい合わせで汁物を啜る由希子の顔を盗み見ながら、私はいつ「例の件」を切り出すべきか、そのタイミングを必死に探っていた。
喉がカラカラに乾き、味噌汁の味など まるで入ってこなかった。

やがて夕食が終わり、食器の片づけを終えた由希子がダイニングチェアに腰を下ろした。
テーブルの上のチラシ広告をぼんやりと眺め始め、彼女がいつもの まったりとした くつろぎの時間に入ったのを見計らい、私は意を決して声をかけた。

「カアサン…… 例の話だけど。 あの…… 取引先の…… パートナー役の……」

やっぱり どこか硬い私の口調に、由希子は手元を止め、ゆっくりとこちらを振り仰いだ。 その表情には、初めて この話を出した時に見せていた 戸惑いや不安の影は消え、どこか すっきりと吹っ切れたような静けさが宿っていた。

「あっ、例の?…… ああ、わたしね、実は 今日ちょっとだけ調べてみたよ」

「調べた……?」

意外な返答に、私の胸が跳ねた。

「うん。 トウサンが言ってた『ネオプレシス』って会社のこと」

由希子は ほんのわずかに息を整えてから言葉を続けた。

「ニュースとか、ネットの口コミとかね。ザッとだけ見たけど変な評判は全然なかったし、すごく ちゃんとした大きな会社なんだなーって。 女子社員さんのインタビューなんかも載ってて…… なんだか、ちょっと羨ましくなっちゃったよ」

「ああ、そりゃあ…… まぁ確かに、ウチなんかより ずっとしっかりしてる会社だけど……」

私は自嘲気味に呟いたものの、それは紛れもない事実だった。
ネオプレシス社は就職人気ランキングでも常に上位に入るような一流企業だ。
だが、妻が自分の勤め先よりも遥かに華やかな世界に興味を持ち、「羨ましい」と漏らしたことに、胸の奥が微かにチクりと痛んだ。

「うん…… それでね、昨日はあんなふうに迷っちゃったけど、もう一度じっくり考えてみて…… やってみようかなって。 トウサンのお役に立てるならって……」

由希子は、少しだけ恥ずかしそうに目を細めて微笑んだ。
その素朴で愛くるしい笑顔を見た瞬間、私の胸の奥に、猛烈なざわつきが押し寄せてきた。

「え? マジで……? 本当にいいの? いや 無理してないか? オレはどっちでもいいよ……」

動揺を隠せない私に、彼女はくすりと笑い、

「無理してるよー!…… でもね…… 結局 いまのパート先は もう限界…… 今日もやっぱり いろんなことでゴタゴタしてたし。 だから、もう早く辞めよう、って思ってたところだったのもあるし」

今の職場に対する不満を口にするときだけは、由希子の語気が少し強くなった。

「あー…… 前も、そんなこと言ってたよな」と圧倒された私。

「うん、すごくしんどくなってきててね。 だから、今回のことが良い区切りになるのかなって。 こういう話がきっかけになるのなら、それも悪くないかなって思ったのもあるかな……」

「なるほどな……」

「わたしね、トウサンのためだけだったら、たぶん迷ったままだったと思うのね。でも、わたし自身、少し違う世界を見てみたい気持ちもあるし…… だから しっかりと自分で考えて決めたつもりだから」

「……そっか。 ただ…… 今回のオーダーは、あくまで一回きりのパートナー役だけど……」

「うん わかってる、それならそれで 全然 大丈夫…… 辞めるきっかけだから……」

軽やかなトーンで答える由希子を見て、私はほんの少しだけ肩の力を抜いた。
自分の無能さで断れなかった案件を、妻が自らの意志で受け入れてくれた。
営業マンとして、夫として、絶体絶命のピンチを救われたという安堵…… “ありがたい”という思いが胸を掠めたのは確かだった。

だが次の瞬間、その安心感を押し潰すように、拭いきれない凄惨な恐怖と背徳的な高揚が、脳裏を焼き尽くすように蘇ってきた。

(……オレは、本当にこの愛妻を生贄としてネオプレシスへ捧げてしまうのか……?)

ふと、パソコン画面に数字を追っていた仕事中や帰宅途中の夕暮れ時の街で描いた、あの生々しい悪夢が視界の裏側でフラッシュバックする……

スーツに身を包み、タイトスカートから伸びる薄黒のストッキングとエナメルのハイヒール。 光沢のあるブラウスを身に纏い、普段の彼女からは想像もつかない、攻撃的な紅いルージュを引いた由希子。
「行かないでくれ」と縋りつく私に、切ない顔で「行ってきます」と呟き、ネオプレシス社へと溶け込んでいく由希子。

(……くそっ……!)

スエットパンツの下で、下腹部が熱く滾り始めるのを自覚し、私は己の醜さに激しい自己嫌悪を抱いた。
やっぱりダメだ。今からでも遅くない。「そうね、やっぱりやめておくわ」という言葉を彼女の口から引き出さなければ、私は人間として、夫として完全に終わってしまう、そんな気がすると、途端に焦ってきた。

「でもな…… 想像以上に難しい仕事だと思うけど……いいの? ホントに無理しなくていいんだから…… マジで」

さりげなく、それでも必死に予防線を張ろうとする私に、由希子は少し呆れたように眉をひそめた。

「えー、もう! 何度も聞かないでよ。 せっかく私なりに真剣に考えて決めたのに。…… じゃあ 何? トウサンはやっぱり、やめたほうがいいって思ってるの?」

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[52] Re: 妻の転職  小太郎 :2026/10/17 (土) 13:03 ID:6M2y0Lec No.33459
由希子さんは覚悟していたのですね。
自分の職場の人間関係を切る為、と言ってますが
八尾さんの力になりたいと仰って、とても夫思いの
優しい女性ですね。
夫婦ごっことはいえ、魅力的な副社長に差し出す訳
ですから、本気になってしまう可能性もありますよね。
この後の展開が楽しみです。


[53] Re: 妻の転職  セカンドベースマン :2026/10/17 (土) 20:17 ID:hSMuSYfo No.33460
更新ありがとうございます。
奥様の気持ち・・八尾さんの気持ち・・どちらも良くわかります。
奥様が決めたら覚悟・・女性は一度覚悟決めると強いと思いますね。
これからの展開期待しています。


[54] Re: 妻の転職  ヤマト隊長 :2026/10/18 (日) 18:25 ID:6m7CsSxc No.33461
更新ありがとうございます
奥さんは本当に真面目で誠実で旦那さん思いの素晴らしい方ですね
この素晴らしい奥さんが、これから仕事とは言え他者のパートナーになって
いったいどこまで、パートナーとして求められていくのかが、とても興味深いです
またの更新を楽しみにお待ちしております。


[55] Re: 妻の転職  サイコヨウ :2026/10/28 (水) 17:22 ID:osDu4ycg No.33475
ジワジワ来る展開がイイね
こうゆうのを待ってました!
旦那が追い込まれ妻がいつの間にか…
という流れの展開がたまりません。
すぐ脱がして股広げハメる話しより、
こっちのほうがおもしろいね。


[56] Re: 妻の転職  dune :2026/10/29 (木) 12:57 ID:hMbs0p2U No.33480
八尾さま、しばらく更新がなかったので「お忙しいんだろうな……」と思いつつも、毎日何度も期待して覗いておりました。更新、ありがとうございます。

由希子さんはすっかり乗り気のようですね。この時点でまだ6月ですから、8月末のパートナー役の仕事までかなり時間があります。由希子さんがどのように絡み取られていくのか、とても楽しみです。

……と書きこんだのに、さっきまで見えていた最新のご投稿が消えていました。なにか不都合があって修正されるのでしょうか。再投稿をお待ちしております。


[57] Re: 妻の転職  八尾 :2026/10/29 (木) 16:10 ID:6InF.yGI No.33483
小太郎さん、セカンドベースマンさん、ヤマト隊長さん、サイコヨウさん、duneさん
ご感想有難うございます。とても励みになります。

15.

スピーカーフォンに切り替えたスマホから流れる山口の声は、まるで弾んでいるかのようだった。
少なくともここ数日、ビジネスの現場では一度も耳にしなかったような、露骨な高揚感を孕んだトーンだった。

『八尾さん、では早速で恐縮ですが、一度ご説明と契約内容の確認をさせていただきたいので…… えーっと、来週の土曜日の午前か、日曜日の午後、どちらかご都合のよろしいお時間に、奥様と一緒にこちらの本社までお越しいただけますでしょうか? もちろん交通費や御足労分はお支払いしますが、いかがでしょうか?』

自分のスマホ画面に指を当ててスクロールを繰り返しながらも、実は こちらのやり取りを 息を呑んで聞いているであろう由希子に、私は そっと視線を送った。

由希子は少し首をかしげ、指先をあごに当てながら小声で私に囁いてきた。

「んー、土曜日はパートのシフトが入るかもしれないから…… 日曜の午後なら、大丈夫かも」

私が受話器に向かって「じゃあ、日曜の午後で……」と伝えようとした、まさにその瞬間だった。
山口は私の言葉を制するように、畳みかけるような手際で、より丁寧で親しみやすいトーンで言葉を重ねてきた。

『ありがとうございます。……それと八尾さん、ここからの話は後日のお返事でも構わないのですがね。今回、奥様にお願いしたいお仕事の勤務形態について、いくつか選択肢をご用意しておりましてね』

「はい……」

私が思わずゴクリと生唾を飲み込むと、隣にいた由希子も身を乗り出し、食い入るようにテーブル中央のスマホを覗き込んできた。

『まず一つ目は、今回の来賓客対応に限定した一時的なアルバイト契約です。必要な時だけスポットでご勤務いただく形ですね』

「ああ、まあ……」

怪訝そうに返事をするのが精一杯の私だったが、正直なところ、今これ以上細かい条件の話などしてほしくはなかった。
だが、由希子が身を乗り出して興味深そうに耳を傾けている以上、会話の主導権を山口から奪い返すことは もはや不可能だった。

山口は、滑らかな弁舌でさらに先へと踏み込んでくる。

『二つ目は、曜日や時間を定めた有期契約のパートタイム社員として、弊社に一定期間継続して働いていただく方法。 そして三つ目が……弊社の正式な社員としての登用も視野に入れた契約です。 もちろん最初から正社員というわけではなく、まずは今回、一時的な契約社員としてお試しいただき、勤務状況やご本人のご希望を踏まえた上で、正社員登用制度を利用して本採用を検討していく、という流れになります』

私は思わず息を呑み、息を止めて由希子の横顔を見つめた。

由希子はじっとテーブルの上のスマホ画面を凝視し、山口の提示した夢のような条件に吸い寄せられるように聞き入っていた。

「なるほどね……」

囁くような声の由希子が、ポツリと小さく息を吐き出した。
そして私だけに聞こえるような音量で、

「今のパート先のこともあるし……契約社員として働かせてもらえて、正社員まで目指せるなら嬉しいかも。ちゃんと将来が見えるのが、いいかなって……」

それは、自分自身に言い聞かせるような、静かだが強い意志の籠もった呟きだった。
今の険悪なパート先に嫌気がさしていた彼女にとって、大手商社ネオプレシス社での正社員への道筋は、あまりにも魅惑的な光に見えたのだろう。

だが……

スピーカーフォンにしていたという私のささやかな配慮が、残酷すぎる結果を引き寄せてしまった。

『あっ! 今、奥様もご一緒にそちらにいらっしゃるのですね!』

スマホの向こうで、山口の声が一気に華やいだ。
由希子のポツリとした小さな呟きは、スピーカーの集音マイクを通じてしっかりと山口の耳に届いていたのだ。
いや、それどころか、最初から夫婦揃って電話を聞いていることを見越し、かすかな息遣いすら逃さない山口の執念めいた観察眼さえ感じられて、私は背筋が寒くなった。

『素晴らしいお考えだと思います、奥様! あらためまして、このたびは本当にありがとうございます、ネオプレシスの山口と申します。いつもご主人様にはお世話になりっぱなしで……』

「いいえ、こちらこそ。いつも主人が大変お世話になっております」

由希子はそう言って、まるでそこに山口がいるかのように、ちょこんとスマホに向かって頭を下げた。

山口は一度ハッと息を整えると、先ほどの昂った声とは明らかに違う、極めて紳士的で落ち着いたトーンへと音色を変えた。

『奥様、先ほどのお話ですが……では、まずは『契約社員』という形を軸にして調整を進めさせていただきますね。早速、社内での手続きに入りますので、日曜日にご来社いただいた際に、詳しい条件面もお話しさせてください』

「あ、いや、山口さん……!」

あまりの展開の速さに、制止しようと私が上げた声は、山口の爽やかで弾んだ声によって軽々と打ち消された。

『では八尾さん、日曜日の午後にお待ちしております! 本当にありがとうございました! それでは遅い時間ですので、これで失礼いたします……おやすみなさい』

「あっ あぁ……はい、おやすみなさい……」

終始 山口のテンポと勢いに飲み込まれたまま、私は情けない声を返すのが精一杯だった。

プープーという乾いた通話切断音だけが、静まり返ったリビングに空しく響き渡った。

「契約社員から、正社員かぁ……」

由希子はスマホから目を離し、どこか遠くを見るような瞳で小さく微笑んだ。
今の閉塞感に満ちた日常から抜け出し、華やかな大手商社の一員として新しい未来へ踏み出す期待に、彼女の頬はほんのりと赤らみ、少女のように輝いて見えた。

(……なんて顔をするんだ……)

胸の奥が、バリバリと引き裂かれるような酷い嫉妬と劣等感に襲われた。
結婚して三十年近く、私とのささやかな暮らしの中では一度も見せたことのないような、生き生きとした「女の顔」を、彼女は他人の、それも同い年のカリスマ副社長・森本たちが君臨する会社の名前を聞いただけで浮かべている…… 私はそんな気がしてならなかった。

だが同時に、私の手元は冷たく冷え切りながらも、スエットパンツの下では下腹部が恐ろしいほどの硬度を帯びて昂り始めていたのだ。

一回限りのフォーマルな「パートナー役」で終わるはずだった話が、山口の巧妙な罠と私の不手際によって、愛妻 由希子をネオプレシス社に『完全につなぎ止める』までの逃げ場のない恐ろしい契約へと姿を変えてしまう、まさに、この追い込まれるようなヒリヒリする感覚……

(オレの手から離れて…… 由希子は、あの男たちの会社に属してしまうのか……)

私は、自分が情けなく、愚かで、そして救いようがないほど歪んでいることを痛感していた。
逃げ場のない泥沼の深みに、また一歩、妻の腕を引っ張るようにして夫婦揃って足を踏み入れてしまったことを、私はぬめり気を帯びた冷や汗と共に思い知らされていた。



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[1] スレッドオーナー: RT :2026/09/01 (火) 00:25 ID:SuJR5qPw No.33154
10年以上の前のことですが、こちらのサイトに投稿していました。
そのときは、体験談として投稿していたのですが、上手く書くことができず、
中途半端で終わってしまいました。

今回、そのときの話をベースに、アレンジを加えてチャレンジしようと思います。


[47] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/09 (金) 23:43 ID:2RUX0nCA No.33405

車の中で待っていた桐谷の携帯電話が鳴った。

「はい、桐谷です。」

「北川だけど…、今、終わった。」

「そうですか。それなら北川さんは急いで紗希ちゃんを連れて本館に戻ってください。」

「そんなに慌てて、どうしたんだ?」

「30分ほど前に、塚原さんが我々を探しに来たんです。」

「また?」

「えっ?」

「俺が車で待っていたときも、探しに来ていたぞ。」

「それなら尚更、早く戻ってください。」

「そんなに慌てなくてもいいだろ。紗希ちゃんは、まだ服を着てないぜ。」

こいつは何を呑気なことを言っているんだ。やっぱり一人で口説けばよかった・・・

「塚原さんが、僕達が何処にもいないとわかったら、
 結美や奈緒さんに相談するかもしれないでしょ?」

「えっ?」

「そうなったら、北川さんはどうしますか?
 結美や奈緒さんに問い詰められても、上手に言い訳できますか?」

漸く北川にも、事の重大さが理解できた。

「わかった。できるだけ早く戻るよ。」

「それから、本館に戻ったとき、すでに塚原さんが結美や奈緒さんに相談した後だった場合、
 彼女達に何か聞かれたら、こう答えてください。
 夜釣りで魚が釣れなかったから、一旦本館に戻った後、離れ家で飲んでいたと。
 そして、本館に戻ったとき、紗希ちゃんに会ったから、誘って一緒に飲んでいたと…。」

「わかった。」

「紗希ちゃんも、本当のことは誰にも言えないでしょうから、話を合わせてくれると思います。」

「そうだな。」

「ただ、塚原さんが誰にも相談していなければ、結美たちから何も聞かれないはずですから、
 もしもそうなら、こちらからは何も言わなくて結構です。」

「わかった。」

「それから、明日、北川さんは塚原さんと顔を合わせないようにしてください。
 塚原さんが何か言ってくるようだったら、僕が対応しますから。」

「了解。」

北川は、電話を切った後、紗希の傍に戻った。
そして、まだ寝ている紗希を起し、早く服を着るよう伝えたが、
放心状態の紗希は、自ら動こうとはしなかった

しょうがねえなぁ・・・

塚原は、汗まみれの紗希の身体を拭こうともせず、彼女にブラジャーを着け、
Tシャツを被せ、パンティとスウェットを履かせた。

まさか、紗希の服を脱がすのではなく、服を着せることになるとはな・・・

北川は含み笑いを浮べていた。
とりあえず、今日はやりたいことはやった。
思いもよらなかったが、紗希と青姦をすることもできた。
紗希の中に俺の子種をたっぷりぶちまけてやった。
そして、生まれたままの紗希の身体を隈なく写真に収めた。
この写真を使えば、これからも紗希の身体を味わうことが可能だ。

北川は、紗希に服を着せ終えると、彼女を抱き起した。
紗希は少しふらついていたが、一人で歩けそうに見えた。
そして、北川は、紗希を連れて離れ家を出た。


[48] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/10 (土) 22:44 ID:zXtPr8l. No.33411

紗希は、北川に付き添われて、本館に戻ってきた。
離れ家から本館に戻ってくるまで、二人の間で言葉はなかった。
二階に上がり、部屋の前で北川がおやすみと声を掛けたが、紗希は返事をする気になれなかった。

紗希が部屋に入ると、夫と拓也はすでに眠っていた。
紗希は、音を立てないようにゆっくりと、自分の布団の上に横になると、
自分の身体が異臭を放っているように感じた。

初めてのときのように、自分の股間がじんじんと痛み、まるで太い棒が挟まっているようだ。
それだけでなく、異物感が残る膣の中から、男の樹液がだらだらと垂れ続け、
自分の下着を濡らしているのがわかる。

『後始末も大変。放っておくと汚れちゃうし…』

紗希は、先月、奈緒がそんなことを言っていたことを思い出した。

何てことをしてしまったのだろう・・・

紗希は、桐谷に『紗希ちゃん、いくよ。』と言われた後、意識を失った。
それから意識を取り戻したとき、それまでとは比べものにならないほど、激しく突かれていた。
このときは、まだ桐谷に抱かれていると紗希は思っていた。
だが、両脚を持ち上げられて身体をくの字に曲げられたとき、紗希が思わず目を開けると、
自分の目の前いるのは、桐谷ではなく北川だった。
それに気がつくと、紗希は慌てて『いやぁ』と叫んで逃れようとしたが、
北川に伸し掛かられて身動きがとれなかった。
それでも必死にもがいていたが、北川に激しく突かれていると、身体の力が抜けていった。

それからは、激しく突かれていること以外、紗希はあまり覚えていない。
最後に膣の中で、桐谷よりも力強い脈動を感じると、紗希はまた意識が遠のいていった。
そして、北川に起こされて意識が戻ったとき、
紗希は何も考えられず、身体を動かすこともできなかった。
北川に服を着せられ、離れ家を出た後、膣の中から垂れてくるのを感じ、
紗希は、そこで初めて、中に出されたことに気がついた。
桐谷がゴムを着ける仕草には気づいていたので、中に出したのは北川だろうと思った。

これまで、夫としか経験がなかったのに、僅か数時間で二人の男に抱かれた。
しかも、夫とですら、数えるほどしかしたことがないのに、北川には中にも出された。
紗希は直ぐに風呂に入りたいと思ったが、すでに浴場の利用時間は過ぎていた。
明日の朝、夫が目覚める前にお風呂に入ろう。
こんなに汚れた身体のまま、夫と接したくないし、話もしたくない。
紗希はそう思いながら、目を閉じた。


翌日、塚原が目覚めると、部屋には紗希と拓也の姿はなかった。
昨夜、塚原は、布団で横になって紗希の帰りを待っていたが、そのまま眠ってしまった。
紗希が何時に帰ってきたのかも分からなかった。
塚原が時計を見ると、すでに朝食の時間だったが、塚原は仰向けに寝たまま天井を眺めていた。

昨夜、三人は何処で何をしていたのか・・・

塚原がそんなことを考えていると、紗希が部屋に戻ってきた。
塚原はそれを見て漸く布団から起き上がり、紗希の傍に近づいて行くと、
彼女の身体から仄かに石鹸の香りがした。

「お風呂に入ったの?」

「うん、朝ご飯を食べる前にね。」

塚原は紗希の様子を見て、昨晩のことを探ろうとしたが、
今の紗希の返事では、塚原には判断がつかなかった。
普段と変わらないようにも感じるが、言葉が少ないようにも感じた。

「朝からお風呂に入るなんて、すごく贅沢だね。」

塚原は、少し皮肉っぽく言った。

「何その言い方。朝風呂なんて、旅行のときぐらいしか入れないでしょ。
 私が入ってから暫くして、奈緒さんと結美さんも入りに来たわよ。
 『皆考えることは一緒だね』って笑っていたわ。」

「そうか。」

「そんなことより、早く朝ご飯を食べに行った方がいいわよ。」

「そうだな。」

塚原は、紗希の態度が普段より冷たいように感じたが、本当に冷たいのかは何とも言えなかった。
昨夜は一体何処で何をしていたのか、紗希に問いただせば済む話だが、
塚原は、何て言って問いただせばいいのか分からず、また、問いただす勇気も沸かなかった。


[49] Re: 三家族の旅行から  黒兎 :2026/10/11 (日) 06:19 ID:q3DLRfME No.33414
毎日投稿頑張って下さい。
先の展開を楽しみにしてます。


[50] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/11 (日) 23:32 ID:PJXqbIn6 No.33425

黒兎さん、コメントありがとうございます。


[51] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/11 (日) 23:33 ID:PJXqbIn6 No.33426

塚原が部屋を出て、一階に降りて行くと、子ども達の大きな声が響いていた。
塚原以外は、皆朝食を済ませたようだ。
塚原が一人で食事をしているとき、桐谷が二階から降りてきた。

「おはようございます。今朝は起きるのが遅かったようですね。」

「おはようございます。そうですね。少し寝坊してしまいました。」

桐谷は、塚原が昨夜のことを尋ねてくるかと思い、少し身構えながら話しかけたが、
塚原は何も言わなかった。

「奥さんや北川さんには、すでにお伝えしましたが、皆さんお疲れのようですから、
 今日この後は、各々の家族で帰るだけにしようと思います。」

「そうですか。」

「帰り支度が出来たら、いつでも旅館を出発して結構ですよ。
 帰りは、昼食も三家族一緒じゃなくてもいいでしょう。
 旅館を出たら、塚原さんのご家族だけで済ませてください。」

「わかりました。」

「それと…、僕は、旅館のご主人と少し話をしてから帰るつもりですから、
 僕達家族は、出発が少し遅くなりますが、気になさらずにお帰り下さい。」

桐谷はそう言うと、二階に上って行った。

塚原は昨晩のことを尋ねようと思ったが、言葉が出なかった。
桐谷の表情から読み取ろうともしたが、普段通りで何も分からなかった。

塚原が部屋に戻ると、紗希はすでに着替えを済ませ、帰り支度を始めていた。
子どもの荷物もまとめ終わっているようだ。

「パパも帰る準備を始めてね。」

塚原は、少し休んだ後、帰り支度を始め、それを済ますと紗希に手で合図した。
そして、それぞれ荷物を持って、二人で一緒に部屋を出た。
一階に下りると、拓也と翔が遊んでいる様子を、結美が楽しそうに眺めていた。

「もうお帰り?」

「うん。早く帰って少し休みたいんだ。」

「そっか。その方がいいわね。じゃあ、帰りの車の運転、気をつけて。」

「ありがとう。いろいろお世話さまでした。じゃ、お先に。」

「さようなら。また今度ね。」

紗希は、夫と結美が会話する様子をじっと見ていた。

「紗希ちゃん、帰ったら、また連絡するね。」

「はい。お世話になりました。お先に失礼します。」

「お疲れさま。」

結美に帰りの挨拶を済ませた後、
塚原は、一階で遊んでいた拓也に「そろそろ帰るぞ。」と声を掛けた。

「バイバーイ」

「またね〜」

拓也も翔と帰りの挨拶を済ませたようだ。
塚原は、結美に軽く会釈して、紗希と拓也と三人で駐車場に向かった。
塚原の家族が駐車場に着くと、まだ北川の車が停まっていた。
塚原は起きてから北川の家族と顔を合わせていないが、まだ旅館にいるようだ。

塚原は、車の運転席に乗り込み、紗希と拓也は後部座席に乗った。
旅館を出発するとき、玄関前で結美と翔が手を振っていた。
それに気がついた紗希は軽く会釈し、拓也は手を振り返していた。

旅館を出た後、後部座席では、拓也がはしゃぎながら紗希に話しかけていた。
紗希も拓也に笑いながら応えていた。
それは、塚原にとって、この旅行に出かけたときと何もかも変わらぬ光景であった。
だが、紗希は、全く別の世界のように感じていた。


[52] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/11 (日) 23:40 ID:PJXqbIn6 No.33427

反応が薄い中、自己満足だけでここまで続けてきましたが、
そろそろ限界ですので、切りのいい今回で終了し、気が向いたら続きを投稿したいと思います。

読んで下さった方、これまでありがとうございました。


[53] Re: 三家族の旅行から  ken :2026/10/12 (月) 16:05 ID:BiHh6ixU No.33436
〔20〕で
 記憶間違いの投稿してしまい作者さんに大変失礼した者です

 大変遅く成りましたが深くお詫び申し上げます
 
 ロム専に徹しようと思い 楽しみにと言うか塚原氏の事が気がかりで
 ふと夜中に目を覚まして寝付けなくなってしまった事も何夜もありました
 そう十年前も同じ思いをしてネタバレになるのでこれ以上は書きませんが
 毎回の投稿を読みながら あの時からその後が気になってとても気がかりだったので
 記憶違いとは言え 間違いのなく作者さんで嬉しく これ以上スレを汚したくなかったので
 ロム専を決めました
 
 黒兎さんもおっしゃてますが 毎日投稿頑張っておられます事には
 敬意と感謝を申し上げます

 私の様なロム専の方々沢山いらっしゃると思います
 どうぞお疲れなら少しお休みなさって この先も完結までお願いできないでしょうか

 実は小生長年にわたり此処にいましたが投稿はこれが2回目です
 ずっと気になり あなた様のこの作品でしたから勇気を出して投稿しました

 どうぞ御身大切に無理のない範囲で結構です  
 小心者に勇気を出して投稿させた すごいお話です
 お続けいただけることを切にお願いいたします


[54] Re: 三家族の旅行から  初老のオヤジ :2026/10/21 (水) 11:45 ID:FJdlJttY No.33463
気が向いてほしい(笑)。

[55] Re: 三家族の旅行から  小川 :2026/10/28 (水) 22:56 ID:D5HEc59Q No.33478
紗希さんのことがとても気になります。

[56] Re: 三家族の旅行から  スナフキン :2026/10/29 (木) 15:59 ID:KZEWKHP2 No.33482
待ち続けます。。。お願いします。。。


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[1] スレッドオーナー: :2026/10/29 (木) 14:02 ID:nib1HtcU No.33481
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[1] スレッドオーナー: 和也 :2026/09/30 (水) 08:43 ID:l4KhJUBo No.33340
引越し用の段ボールがようやくすべて片付いたのは、
都心から車で一時間ほどの場所にある山あいの
小さな町に暮らし始めて二週間が経った頃だった。

夫の和也(かずや)と妻の恵美(えみ)は共に30代半ば。
東京の狭いマンションでの生活に見切りをつけ、
土地代の安さに惹かれてこの町に中古の一戸建てを購入した。
近隣の住民たちは誰もが温かく、気さくに声をかけてくれた。
都会の冷たさに慣れていた二人は、この町の親切さに
すっかり毒気を抜かれていた。

「いい場所が見つかって本当によかったね」

リビングでコーヒーを飲みながら恵美が微笑む。
その笑顔に、和也も深く頷いていた。

秋が深まる頃、自治会が主催する村祭りの日がやってきた。
夜になり、公民館で「直会(なおらい)」が催された。
会場には手作りのごちそうと大量の酒が並べられている。
参加者のほとんどが夫婦同伴で、どこのテーブルでも
仲睦まじく杯を交わしていた。

その光景に警戒心をすっかり解いた二人は、
周囲から勧められるままにグラスを重ねていった。

「和也さん、恵美さん、ようこそ我が町へ!」

地元の住民たちが代わる代わる注ぎに来る酒は強く、
次第に会場全体の酔いが深まっていく。
やがて公民館の隅に置かれたカラオケセットに
電源が入れられ、どんちゃん騒ぎが始まった。

酒が回るにつれ、どこか淫靡で異様な熱気が会場を包み始めた。
デュエットが始まると、酔った男たちが他人の妻の腰や背中に
自然な手つきで触れ、女性たちもまた嬌声を上げて
それを受け入れている。周囲からは下世話な野次と歓声が飛び交い、
誰一人としてそれを咎める者はいない。

和也は酔った頭で「田舎特有の無礼講なのだろうか」と
違和感を覚えつつも、身体が重く動かなかった。

やがて、自治会の役員を務める中年男性が恵美の手を取り、
マイクを持たせた。

「さあ、恵美さんも一曲いこう!」

イントロが流れる中、役員の男は親しげに恵美の細い腰に手を回した。
恵美は困惑したように和也へ視線を送ったが、
酒のせいでうまく拒めない様子だった。
曲が進むにつれ、男の手は徐々に上へと這い上がり、
服の上から恵美の豊満な胸をしっかりと掴んだ。
恵美の顔が強張る。

「……おい!」

和也は怒りと焦燥感で立ち上がろうとした。
しかし、その肩を柔らかい手が強く押さえつけた。

「まあまあ、和也さん。次は私と一緒にデュエットしましょうよ」

隣に座っていた色っぽい雰囲気を纏う女性住民が、
艶めかしい笑みを浮かべて和也の腕に自らの胸を押し当ててきた。
彼女は和也の手に新しいグラスを握らせる。

「ほら、これ飲んでから。ね?」

妻を助けに行かなければという焦りとは裏腹に、
強い酒の匂いと女性の香水、そして脳を痺れさせるような疲労感が
和也の思考を奪っていく。
恵美の助けを求めるような視線が、混濁していく視界の向こうで
引きちぎられるように遠ざかっていった。

そのまま和也の意識は、深い闇の中へと落ちていった。


[3] Re: 消えた妻と笑う町  :2026/10/02 (金) 15:55 ID:1nYZuFk2 No.33354
次の展開、、、楽しみにお待ちしています

[4] Re: 消えた妻と笑う町  和也 :2026/10/03 (土) 06:50 ID:F7lb97f6 No.33363
未だにエッチな60代さん
続きを書き込みます。

◇分岐2-1

夕刻、すっかり日の落ちた町に辿り着いた和也は、
車を停めるとそのまま近隣の家々へ走り込んだ。

最初に訪ねたのは、左隣の夫婦の家だった。
インターホンを押すと、ドアがゆっくりと開く。

「あ、和也さん。どうしたの、そんな青い顔をして」

出てきた奥さんは、昨日と変わらぬ穏やかな笑みを浮かべていた。

「すみません、恵美が……妻が昨夜から戻ってこないんです!
 昨日の直会のあと、何か知りませんか!?
 誰かと一緒に帰ったとか、どこかで見かけませんでしたか!?」

和也はなりふり構わず捲し立てた。
しかし、奥さんの反応は和也の予測とは全く異なるものだった。

彼女は困惑したように眉をひそめ、そして&#8212;&#8212;哀れむような、
酷く痛々しいものを見るような目で和也を見つめ、静かに首を振った。

「和也さん……昨日のこと、本当に何も覚えてないの?」

「え……? 昨日のこと?」

「あなたね、お酒に呑まれて相当ひどかったのよ」

女性は困り果てたような溜め息をついた。

「自治会の役員さんに胸を触られていた恵美さんを見て、
 助けるどころか、急に大声で恵美さんを責め立て始めたじゃない。
 『嫌がらないのはお前が淫らだからだ』とか
 『昔の男達にも、そうやって簡単に許してきたんだろ』って……
 みんなの前で、過去のことまで暴露して、散々酷い暴言を吐いたのよ」

「僕が……恵美に……!?」

和也は絶句した。頭が激しく疼くが、
混濁した記憶の断片は何も思い出せない。

「恵美さん、泣きながらあなたを叩いて……大喧嘩になってね。
 怒りとショックで『もう限界、実家に帰る!』って荷物をまとめて、
 タクシーで夜のうちに出て行ったわよ。
 みんなで止めたんだけど、あなたのあの言いぐさが
 あんまりだったから……誰も止められなかったわ」

向かいの家の住人も通りに出てきて、
同じように哀れみの目を向けながら首を振った。

「和也さん、奥さんに酷いこと言った自覚もないのかい?
 ……かわいそうに、相当酔っていたんだね。
 早く謝って、実家に迎えに行ってあげなさい」

優しく、気さくで親切だった近隣の住民たち。
彼らが自分に向ける「憐れみの目」の真意を理解した瞬間、
和也はその場に崩れ落ちそうになった。

狂っていたのは町でも住民でもなく、酒に呑まれて妻を傷つけ、
その記憶すら失っていた自分自身だったのだ。

夕闇が迫る静かな町で、和也は冷たい冷や汗を流しながら、
今度は恵美の実家へと繋がる番号を震える指で押し始めた。


[5] Re: 消えた妻と笑う町  和也 :2026/10/04 (日) 23:52 ID:aaS6fcuM No.33373
◇分岐3-1

それからというもの、和也は生きた心地がしなかった。

怒り心頭の妻と、呆れ果てた義理の両親に頭を下げ続ける日々。
仕事が終わると毎晩のように車を走らせて恵美の実家に通い詰め、
平謝りを繰り返した。
許しを得てようやく恵美に自宅へと戻って貰えたのは、
事件から丸一週間が経った頃のことだった。

あの一夜を境に、二人の町での立場は大きく変わった。

和也には、
完全に「酒癖が異常に悪い男」というレッテルが貼られてしまった。
自治会の集まりでも肩身が狭く、
酒の席では近隣の奥さん達から厳しく目を光らせられ、
「缶ビール1杯まで」という屈辱的な制限を掛けられる始末だった。

一方の恵美はあの酒席での被害者、
そして「酒乱の夫に酷い暴言を吐かれた可哀想な妻」として、
近隣住民の奥さん達から絶大な同情を集めるようになった。
すっかり奥さん連中に可愛がられるようになり、
今では女だけで集まって飲みに行くほど町に馴染んでいる。

「ちょっと恵美ちゃん、過去の男達の誰かと結婚した方が
幸せだったんじゃないの&#12316;?」

酒の席で奥さん達からそんな風に揶揄われても、
恵美は困ったように照れ笑いを浮かべるだけだったが、
「わたし、アノ人と結婚するまで、
 誘われたら誰にでも付いて行っちゃうような女で、
 その事を結婚してから、女友達から聞かされたらしくて、、、
 結婚してからは、アノ人一筋だったんですよ、、、」
そう言って、涙を浮かべる恵美を守りたいという保護欲が、
その場の奥さん達の意識に芽生えた。

そして今、近所の奥さん達は恵美への同情が高ずるあまり、
「恵美さんの幸せな再婚計画」と称して、
周囲の知り合いの優良物件と思われる独身男性たちを
次々と彼女に紹介し始めている。

「あんな夫とは早く別れて、もっと良い男とやり直しなさいよ」

そんな後押しを受け、
恵美が紹介された男たちとその後もデートをしているのか。
そして、どこまで関係が深まっているのかは、
夫の和也はもちろん、お節介な奥さん達も知らない。

勿論、紹介してくれた奥さんには
男と恵美から1回目のデートは報告しているが、
その後については、秘密にしている。

仮に恵美が誰かとデートしているのを見かけても、
知らぬフリで、その事を誰にも言わないのが、
奥さん達の暗黙のルールになっている。
たまに、男と会う前にお洒落をして
出歩いているのを見つけられ,耳元で
「今日はどんな人とデートかしら?愉しんできてね、
 しっかり品定めしてくるのよ」と、そっと耳元で囁かれ、
少女のように頬を赤らめ恥じらう事もあった。
そんな姿も、奥さん達からの好感度をあげているようだ。

ただ、恵美だけが知っている。

&#8212;&#8212;私は、和也さんの言う通りのオンナだったのよ。―

夫が酒に酔って叫んだあの暴言は、
暴言などではなく、すべて紛れもない事実だったのだから。

お節介な奥さん達に紹介された男達の中で
好みのタイプとは全てカラダを重ねた。
そして、カラダの相性が良かった数人とは
秘密を守る事を条件に、
セックス好きのホントの自分をさらけ出して
何度も逢瀬を重ねている。

夫の和也にはされた事のないような行為も経験した。
生まれて初めてナカで逝くコトを知った。
缶コーヒー2本を繋いだような巨根で、
最初の一突きで逝かされて、麻痺が止まらなくなる経験もした。
挿入されてから2時間近く繋がったままで、抽送を繰り返され
数え切れないくらい逝かされたタフな人もいた。

男達にとっても、恵美と付き合うことはメリットしかなかった。
適度に熟しかけた人妻を、後腐れなく、
時間の都合さえ合えばいつでも自由に抱けて、
お互いがその気にさえなれば、妻として迎える事も出来る。
それには、恵美の浮気を認める事が条件になるが、、、

和也は、それまでしてこなかった家事を、
積極的にするようになった。
夜の性活も、それまでの自分の性欲を満たすだけの行為から、
恵美を悦ばせ、子どもを作る事を目的にした。
奥さん達が紹介した男達に抱かれてきたのではないかと
疑念を抱かされる事はあるが、それを口にしたら
きっと恵美は家を出て行ってしまうだろう。
仮に他の男達に抱かれていても、
自分との行為に満足してもらえたら、
そして、子どもさえ出来れば、
別れを切り出される事も無いだろう、そんな事を考えながら。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[6] Re: 消えた妻と笑う町  :2026/10/05 (月) 11:33 ID:iYE6WKoU No.33374
いい展開です
良い所にお引越しされましたね
恵美さんに近隣住人から同情からあっせんまで?
羨ましいです


[7] Re: 消えた妻と笑う町  健一 :2026/10/05 (月) 18:47 ID:cHj6pjfg No.33379
なかなかの展開ですね。興味深く読ませていただきました。

[8] Re: 消えた妻と笑う町  和也 :2026/10/07 (水) 06:21 ID:lUZ7syj2 No.33387
未だにエッチな60代様、健一様
コメントありがとうございます。

◇分岐4-1

あの波乱に満ちた秋祭りの夜から、
ちょうど一年が経とうとしていた。

季節は巡り、町は再び祭りの準備に活気づいていた。
しかし、公民館に集まって作業に勤しむ奥さんたちの間では、
祭りの段取り以上に盛り上がっている「ある話題」があった。

「ねえ、恵美ちゃんは今日も遅れるの?」
「遅れるどころか欠席よ。今日はほら、
 先月紹介した隣町の建設会社の三代目と
 ディナーなんですって」
「まあだ……? いい加減、誰か一人に絞るか、
 和也さんとやり直すのかハッキリさせればいいのに」

奥さんたちの声には、隠しきれない苛立ちが混じっていた。

当初は「可哀想な妻」として同情を集め、
チヤホヤされていた恵美だったが、
1年近く経った今、その立場は完全に暗転していた。
奥さんたちが親切心で紹介した独身男性たちと
次々にデートを重ねながらも、
誰とも決めずに思わせぶりな態度を取り続け、
地元の行事や手伝いも平気でサボる。
そんな身勝手な振る舞いに、
お節介焼きな奥さんたちも
すっかり痺れを切らしていたのだ。

そして何より、夫である和也の評価が、
この一年で天と地ほど変わっていた。

和也はあの夜の「失態」を深く反省したようで、
地域のドブ掃除からゴミ拾い、
その他のボランティア活動に黙々と汗を流した。
酒も制限通り缶ビール1杯を厳守し、
謙虚で誠実な姿勢を崩さない。
そんな彼の姿に、町の人々のからの信頼は
ようやく回復にむかっていた。

だが、和也の評判を高めたのは、
そうした表面的な誠実さだけではなかった。

事の発端は、和也の家の近所に住む奥さんが漏らした
「噂」だった。
「ねえ……夜になると、和也さんの家から
 恵美ちゃんのすごい嬌声が聞こえてくるのよ……」

その噂を聞きつけた一部の奥さんが、
半ば冷やかしで和也に接近した。
最初は和也の愚痴を聞く振りだったが、
やがてその熱っぽい視線に押され、
和也は彼女たちを抱くことになった
もちろん、裏で「愛妻との、夫婦仲に悩む夫たち」と
事前に男同士の話し合いを持ち、
密かな「許可」を得た上で、だ。

そして、和也の夜の顔を知った奥さんたちの報告は、
凄まじいものだった。

「和也さん、凄いわよ……テクニックも極上だし、
 行為中に、絶妙なタイミングで褒めてくれるの。
 女としてのプライドが完全に満たされるわ……!
 それにね、、、とっても大きいの、アレが、、、」

それだけではない。
和也は彼女達の夫達にも密かに
「妻を満足させる夜の指南」を行い、
指導を受けた夫達の夜の技術が劇的に向上。
アレのサイズアップ方法も一緒に指導していた。
和也のアレも一年前は平均値を下回るモノだったのを
ネット等で検索して改善に成功したモノだった。
結果として、何組もの夫婦関係が
以前より劇的に改善してしまったのだ。

「うちの人のアレ、和也さんに教わってから
 別人のようになったのよ!」
「私も和也さんに一度抱かれてみたいわ……」

今や和也は、町の奥さんたちにとって
「夫婦円満の救世主」として、
密かな憧れの的となっていたのである。


[9] Re: 消えた妻と笑う町  小天狗 :2026/10/09 (金) 10:33 ID:WYlxB9Jo No.33401
タイトルがミステリー風なので開いてみて、最後まで楽しく、ドキドキしながら読ませて頂きました。
 


[10] Re: 消えた妻と笑う町  和也 :2026/10/10 (土) 00:52 ID:STpUhhUw No.33406
小天狗さん
申し訳ないですが、もうしばらくお付き合い下さい。

◇分岐5-1

そして、秋祭りの前夜。

態度を曖昧にし続ける恵美に終止符を打たせるため、
奥さんたちはついに「大一番」を仕掛けた。

その夜、恵美はいつものように
紹介された男性とのデートを終え、
ほろ酔い気分で自宅へと帰ってきた。
リビングのドアを開けた瞬間、恵美は息を呑んだ。

そこには、リビングに近所の奥さんたち、
そして恵美がこれまでデートを重ねてきた
数名の独身男性たちの姿があった。

さらに、部屋の中央&#8212;&#8212;ソファーの上では、
和也が座っていた。。

恵美はあまりの光景に絶句した。

「な、何なのこれ……!
和也、これはどういう事!?」

恵美の悲鳴のような声に、
奥さんたちのリーダー格が、
腕組みをして恵美の前に一歩踏み出した。

「何って、見ればわかるでしょ、恵美ちゃん。
 そろそろ決着を着けなきゃいけないんじゃない?」

「は……? 決着……!?」

「そうよ。あんたが町の手伝いもサボって
男たちと遊んでいる間、
 和也さんはこの町のために尽くし、
 私たち夫婦の悩みまで解決してくれたわ。
 夜の技術も、人間性も、
あんたには勿体なさ過ぎるくらいのイイ男よ」

恵美が紹介された男性たちの方を見ると、
彼らも呆れたように首を振った。

「恵美さん、僕たちももう君の
 思わせぶりな態度には付き合えないよ。
 今日、奥さんたちから全部聞いたんだ。
 君が和也さんを『酒乱の悪者』に仕立て上げて、
 裏で被害者ぶっていたこともね」

恵美の顔から、スーッと血の気が引いていった。

「さあ、恵美ちゃん。ここでハッキリしなさい」

奥さんたちが、逃げ場を塞ぐように恵美を取り囲む。

「改心して和也さんと、夫婦としてやり直すのか。
 それとも、ここにいる男性達の誰かを選んで再婚して、
 和也さんを解放するのか。
 あんたの身勝手なキープは、今日で終わりよ!」

突きつけられた最終選択。

だが、男性たちは皆、冷ややかな目で恵美を見つめており、
誰一人として本気で彼女を選ぶ気などないことは明白だった。
そして和也はといえば、隣の奥さんの腰を優しく抱いたまま、
どこか冷ややかで余裕に満ちた笑みを浮かべて恵美を見つめている。

恵美の頭の中で、
ガラガラと何かが崩れ去る音がした。

自分こそがこの町で被害者として立ち回り、
男たちを転がして優越感に浸っていたはずだった。
しかし、気づけば自分は町中の人間から見限られ、
追いつめられ、
夫であったはずの和也は町の女たちを総取りする
「絶対的な存在」へと君臨していたのだ。

&#8212;&#8212;和也さんの言う通りのオンナだったのよ。

かつて心の奥底に隠していたはずのあの言葉が、
恐ろしい皮肉となって恵美の脳裏にリフレインする。

「私……私は……」

青ざめ、ガタガタと震えながら崩れ落ちる恵美。

秋祭りの賑やかな太鼓の音が、
遠くからドンドンと響いていた。
それはまるで、浅はかな女の転落と、
すべてを裏で掌握した男の完全なる勝利を告げる、
終幕の合図のようだった。


[11] Re: 消えた妻と笑う町  和也 :2026/10/12 (月) 07:31 ID:tlLtyLJc No.33429
◇分岐6-1

突きつけられた最終選択の静寂の中、
恵美は膝から崩れ落ち、
震える声で言葉を絞り出した。

「ごめんなさい……!
 私が間違っていました……!
 みんなに嘘をついて、
 調子に乗っていました……。
 和也、お願い……
 私、あなたと今まで通り夫婦として暮らしたい。
 やり直させて……!」

頭を床に擦り付け、必死に謝罪を重ねる恵美。
近所の奥さん達や男達が冷ややかな視線を送る中、
和也はゆっくりとソファーから立ち上がり、
恵美を見下ろした。

「やり直したい、か。いいよ、恵美。
 それなら僕が出す条件をすべて受け入れてもらう」

和也の声には一切の感情がなく、
冷淡な響きを帯びていた。
和也は提示する条件を
一つひとつ静かに読み上げていく。

「一つ、僕が今後誰と浮気をしても、
    お前は一切の文句を言ってはならない」
「二つ、お前は近所の独身男性から求められたら、
    拒否権無しで抱かれなければならない」
「三つ、近所の奥さんから紹介された相手なら、
    たとえ相手が妻帯者であっても
    拒否権無しで抱かれなければならない」
「そして四つ……誰かに抱かれる時は、
    お前のSNSに事前にその予定を
    アップしなければならない。以上だ」

部屋にいた全員が息を呑んだ。
一見すれば、妻を極限まで辱め、
肉体的に拘束する過酷で
屈辱的なペナルティに思えたからだ。
奥さんたちも一瞬
「そこまでしなくても……」と引きかけた。

しかし&#8212;&#8212;恵美の顔に浮かんだのは、
絶望ではなく、
内側から上気するような紅潮だった。

(……え? それって……)

「和也さんの言う通りのオンナ」である恵美にとって、
その条件は罰などではなく、
己の欲望を公式に解放され、
町中で愛でられるという
「最高のご褒美」でしかなかったのだ。

「……はい! 全部受け入れます!
 和也さんの言う通りにします……っ!」

恵美は歓喜を噛み殺しながら、即座に承諾した。
その異様な熱量と満足げな表情に、
和也の意図を察した奥さんたちも
「……あら」
「そういうことね……」と呆れつつも、
どこか感心したように顔を見合わせるのだった。


[12] Re: 消えた妻と笑う町  和也 :2026/10/28 (水) 22:26 ID:7dDQ31bQ No.33477
◇分岐7-1

それからというもの、伊藤家はこの町でも屈指の
「おしどり夫婦」として知られるようになった。

和也は相変わらず自治会やボランティア活動に精を出し、
夜になれば近所の奥さんたちを歓喜させ、
夫婦仲の相談に乗っては町に平和をもたらしていた。

一方の恵美も、
条件通りSNSに「今夜の予定」をアップしては、
近所の独身男性や奥さん達から紹介された男達の元へと
嬉々として向かった。
夫の公認を得た恵美の股間が乾く暇などほとんどなく、
彼女は連日のように満たされ、
日に日に艶やかさを増していった。


そして、あの秋祭りの夜から
さらに一年が過ぎた頃。

町の公民館では、
今年も秋祭りの準備が進められていた。
その輪の中に、
ふっくらとしたお腹を愛おしそうに撫でる
恵美の姿があった。

「ちょっと恵美ちゃん、
 だいぶお腹が大きくなってきたじゃない!」
「そうねぇ、ところで……
 そのお腹の子、一体だれの子なのよ&#12316;?」

奥さんたちがクスクスと笑いながら、
意地悪そうに恵美を揶揄う。

恵美は顔を真っ赤にし、
「もう、奥さんたちったら……」と
困り果てたように両手で頬を押さえた。
実際、連日連夜の狂乱の中で宿った命だ。
誰の血を引いているのかなど、
恵美本人にすら見当もつかない。

その時、祭りの資材を運び終えた和也が、
爽やかな笑顔を浮かべて
恵美の隣に歩み寄ってきた。

和也は愛おしそうに恵美の肩を抱き寄せ、
お腹に優しく手を添えると、
ハッキリとした声で奥さんたちに答えた。

「そんなの決まっているじゃないですか。
 僕の愛する恵美が産んでくれる、
 僕たちの子供です」

和也の迷いのない言葉と晴れやかな笑顔に、
奥さんたちは
「まあ、和也さんったら素敵!」
「本当に理想の旦那様ね!」と歓声をあげた。

恵美は夫の腕の中で胸を熱くしながら、
小さく微笑んだ。

誰の子かも分からない子を宿し、
夫にも町中の男たちにも愛され、
愛妻家として名を馳せる夫の隣で満たされている。

静かな山あいの町で、誰もが幸せで、
誰もが狂っている&#8212;&#8212;そ
んな最高の「おしどり夫婦」の物語は、
秋の心地よい風に乗って、
これからも続いていくのだった。

◇ ルート1(完)



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[1] スレッドオーナー: 熟年おじさんおばさん夫婦 :2026/05/01 (金) 12:48 ID:MLtyTexM No.32719
スワップ歴ももうすぐ20年近くになる50代の夫婦です。子育てが終わってすぐに当時交際誌がある時代で
ホームトーク誌、オレンジピープル誌でデビューしたのですが見た目もぱっとしない夫婦なのでお返事も少な
く数組と長く付き合っていたのですが最近皆さん引退していて寂しく思っていた時にネットで募集したのです
がやはり返事は少なかったのですがその中で何通か熱心な20代のという夫婦から返事が来たのですが流石に
年齢が離れすぎてると思い妻と躊躇してた時にかつて仲人をした部下夫婦が遊びに来たいと言ってきました。
断る理由もなく子供を連れてきました。まだ小さい子供は孫のようで可愛く妻と奥さんが子供の相手をしてい
る時に彼からこれといって1枚の紙を渡されました。「僕たちが中村夫婦(仮名)です。」そこには私達との
メールのやりとりがありました。「ルール違反なのはわかっています。でも本気なんです僕たち」といいいま
す。「この画像見た気時に畑田(私)さん夫婦ってわかって返事したんです。」といいます。「そうかばれた
のか。でも君達ならこんなおじさんおばさんでなくていいだろう」というと「いえ、年上の人がいいんです。
実は僕は奥様に憧れてて、妻も畑田さんに憧れていて」というと「でもな、妻がなんていうか」と言った瞬間
に「私はいいわよ、あなた」と妻の声が聞こえた、振り向くと「聞いたわ、あきちゃんから。私はいいわよ。
それともあなたはあきちゃんはだめなの?」と言います。妻の隣にいる彼の奥さん、かつての部下が頬を赤ら
めながらも頷きます


[89] Re: 熟年になってからがもててる!?  楽し◆XtN.9A :2026/08/13 (木) 00:14 ID:PmUp4Pww No.33072
あきちゃん素敵ないい女に成長していますね。
すごい凄い、ご主人の指導の賜物  つづきお願いしますね!!


[90] Re: 熟年になってからがもててる!?  ジジババ現役夫婦 :2026/09/07 (月) 04:53 ID:o.Fe7ISs No.33205
少し開いてしまってすいません。

妻は今頃はまさくんを自分のものにして蒸気機関車のような激しいピストンを受けていると思うと
妻に対抗するわけではないですがあきちゃんをものいしたいと喘ぐあきちゃんを見ながら思います。
まさくんのような激しいピストンや何回もやれる絶倫さもないかわりにまさくんを超える大きさと
持続力、そして経験と変態さがあります。妻に言われた事もあります、あきちゃんはまさくんのそ
の激しいピストンにどうしていいかわからず出産後は特に拒絶した為にレスになったようだと。私
は自分のものを生かして入れる時は広げるために有無もいわせない力強く子宮口を貫くように当た
ればぐりぐりとして抜く時はヒダを逆なでするようにゆっくりと入り口ぎりぎりまで抜けないよう
にするとあきちゃんは「ぬけちゃう」と腰をあげて抜けないようにしますが私はぎりぎりまで動き
を止めません。そのうちにあきちゃんは私の動きに合わせるようにあきちゃんがぎこちなく動き始
めました。私が奥に入れる時は迎えるように腰をあげ、抜く時はあきちゃんもゆっくりと腰を下げ
ます。「あき、いいよ。ゆっくりでいいんだよ」というと嬉しそうに頷きます。そしてそのうちに
自然にあきちゃんの腰の動きが私のピストンに同調します。あきちゃんはある意味セックスの天才
かもしれません。過去にも同じ動きをしよとした熟女もいましたがあきちゃんのようにこんなに早
く覚えた女性はいません。もしかしたらあきちゃんは娘の生まれ変わりなのかもしれないと思うほ
ど妻そっくりな表情と動きに感じて出す甘い吐息もそっくりです。あきちゃんは今は夢中で本能で
いやらしいと思えるほどに滑らかで快感を求めて動きます。「パパおかしくなっちゃうよ、キスし
て」といわれ口を合わせると自分から舌を入れて私の舌に絡めてきます。さえないおじさんに可愛
いあきちゃんが求めてくれます。そして私が人生で唯一後悔している事をさせてくれています。


[91] Re: 熟年になってからがもててる!?  ジジババ現役夫婦 :2026/09/08 (火) 02:36 ID:psRjT2h2 No.33210
かつて実の娘の処女を破り女にした時、彼女には気持ちよくはしましたがこれからあきちゃんに
与えようと思っている女の喜び男のものになる喜びは教えませんでした。どうしても旅立つ実の
娘にできなかったのです。しかし、あきちゃんはうちに来てくれると言ってくれる娘なのです。
私はこの娘を手放したくないと今は思っているのです。そして妻に体験させられなかった息子と
の若いオスを調教したいという夢を叶えさせたいと思っています。私はあきちゃんの中で力強く
自分のチンポを活かしてあきちゃんを開発していきます。未開発なあきちゃんは女としてメスと
して開花します。「パパ何かくる、あきおかしくなっちゃうよ」と喘ぎ始めます。「あきはパパ
の娘になるんだよ。パパの娘になるんだ、受け入れるんだ」「なりたいよ、パパの娘に」とあき
ちゃんが喘ぎながらいいます。「いいんだね、まさくんじゃなくパパのものになるんだよ」「う
ん、まさくんはママにあげるの、私はパパのものになる」と無意識にいいます。「来る、なにか
来る、パパ怖いよ」というあきちゃんを力いっぱい抱きしめキスすると「くる〜〜パパ〜〜」と
叫ぶとまんこが私のチンポを奥に吸い込みます。一瞬でも油断すると射精しそうになるくらい気
持ちよさです。


[92] Re: 熟年になってからがもててる!?  楽し◆XtN.9A :2026/09/08 (火) 21:51 ID:pMHg.Two No.33215
ご主人、奥様共々、生涯の娘息子を開発育てるのですね。
男の物になる喜びとは、今まさにその瞬間なのか「くる〜〜パパ〜」て事なのか?
奥に吸い込む?どんなに気持ちいいのか、私には未経験で・・・いいなぁご主人

連投ありがとう、無理せずボチボチで、ただ期待はしつつお待ちします。


[93] Re: 熟年になってからがもててる!?  ジジババ現役夫婦 :2026/09/14 (月) 15:37 ID:IZMGFHME No.33243
あきちゃんはしがみつき腰は私を射精させようと本能なのか淫らにくねります。私はまだ全部入りきって
いない部分をあきちゃんのボルチオ、子宮口をこじ開けるように押し込むと「おおお〜〜〜」とあきちゃ
んがまさにおたけびの如く叫び身体を硬直させました。中も万力のようでチンポが動かせません。しばら
くして息を完全にとめていたあきちゃんが「は〜〜」と呼吸をはじめるとあきちゃんの身体は一気に力が
抜けます。大きな胸が上下に動き、あきちゃんは目をつぶり大きく呼吸をします。ただ、その顔は妻が夫
婦交換の後に私としたときに見せる顔に似ていました、それは女として満足した笑顔の表情です。まさく
んはあきちゃんは感じない反応が薄いといっていましたが女として開花したあきちゃんは妻以上いかも知
れません。射精ひなかったのは紙一重で出していてもおかしくない気持ちがいい名器です。しばらくする
とあきちゃんの息が整いはじめると私の胸に顔を埋めてきます。「パパあきの中はおかしかった?あき、
おかしくなっちゃたからいかなかったの・・・」と聞いてきます。「あきのはおかしくないし気持ちよか
ったよ。まさくんと違ってパパは何回もだせないんだよ。そのかわり」というとあきちゃんの耳元で「次
はあきちゃんをパパの物にしてあきの中をパパでいっぱいにするから」というとまるで少女のようにうれ
しそうに「うん、パパ」と甘えた声を出して「パパ」と言ってキスを求めてきます。


[94] Re: 熟年になってからがもててる!?  楽し◆XtN.9A :2026/09/16 (水) 22:30 ID:6FHFiR26 No.33252
あきちゃんん名器に育ってますね
凄い父子相姦に恐れ入ります。 つづきも期待します。


[95] Re: 熟年になってからがもててる!?  ジジババ現役夫婦 :2026/09/21 (月) 18:30 ID:XaXp45gY No.33284
あきちゃんは甘えるようでキスしてきます。教えたわけではないですがそれは私達夫婦の新婚時代のようです。
妻は最初は甘える事さえも何にもわからない女でしたが覚えると甘え何度も求めてくる淫乱な女に変わりまし
た。そのおかげで今も愛し合う夫婦でいられたのだと思います。昔も今も妻以上の女はいないと思います。特に
夫婦交換をして一層にそう思うようになりました。人によって夫婦交換に対する考えは違うと思いますが私達は
刺激を求めてですが他の夫婦とする事でお互いが一番である事を確認するです。ただ、正直に今までにそこまで
嫉妬できる相手に出会った事がお互いになかったのです。同世代の人間だと大きな差がない分お互いのパートナ
ーの方がいいと思っていました。そんな矢先に若い2人との夫婦交換で初めて嫉妬しました。若いからテクニッ
クとかそういうものがない分、私達が持っていない若さがあります。まさくんは特に私がもう持てない若さの象
徴ともいえる無尽蔵の勃起力と精液です。妻が欲しいのはテクニックや大きさではありません。異常ともいえる
硬さを維持し何回もできる肉体なのです。そして私が欲しいのは娘に出来なかった事をしたいのだと今はわかり
ます。それは同世代にはむりだったのは今実感しています


[96] Re: 熟年になってからがもててる!?  楽し◆Fdywio :2026/09/22 (火) 21:03 ID:VLbAUOZY No.33291
ご主人の欲望、あきちゃんで叶えられそうですね。
どこまでも奥深い性欲ののでしょうね。 またつづきをお待ちします。


[97] Re: 熟年になってからがもててる!?  ジジババ現役夫婦 :2026/10/27 (火) 06:06 ID:uZPkuJiE No.33474
気が変わるとかつて娘に抱いきながら理性でできなかった欲望に心も身体も支配されました。
目の前には妻に似た娘がいるのです、彼女はパパと呼び父親である私に身を任せてきたので
す、そしてその旦那であるまさくんは妻をママと呼び母親と思っています。妻もまさんくを
坊やと呼び息子として思いながら彼に身体を開き、いえ彼の若い欲望を貪っているでしょう。
そして私は娘になっているあきちゃんの股間を開き、かつての妻のようなピンクの貝のよう
なまんこに口をつけ舐め始めるとあきちゃんは可愛い声で鳴いてくれます。残念ですが私に
はまさくんのような硬さも何回もする元気さも精液もないかわりに変態的ともいえる舐め技
と持続力があります。目の前にあきちゃんは悶え喜んでいます。キスからおっぱいおまんこ
そしてアナルまで舐め上げあきちゃんの新たな性感帯をみつけあきちゃんは何度もいき狂い
ました。そして自ら私のチンポを咥え舐め、そして初めて精液を口で飲んでくれました。ま
さくんには悪いと思いながらあきちゃんの初めてを奪っていきました。そしてあきちゃんは
自ら私のものを宛がいれました。まさくんには悪いですがあきちゃんはどんどん私好みにな
っていきます。正直に妻を愛していますが今は妻にまさくんを寝取ってほしいと思います。
そして私はあきちゃんを自分のものにしたいと思い、あきちゃんの中をおじさんチンポでか
き回し何度もいかせます。まさくんのように何回も出来るわけでも激しいピストンは出来ま
せんがまさくんよりは大きいものであきちゃんの弱い場所をえぐり何度も喜びいかせ、あき
ちゃんが懇願して私はあきちゃんの子宮にむけて射精をするとあきちゃんは喜びの声を上げ
て失神しました。


[98] Re: 熟年になってからがもててる!?  楽し◆XtN.9A :2026/10/28 (水) 21:28 ID:JxO6EqA2 No.33476
あきちゃんとの父子相姦すばらしい。
もう完全のご主人のものなんですね。
つづきありがとうございます。 また気長にお待ちします。



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[1] スレッドオーナー: 土屋 :2026/05/23 (土) 22:39 ID:vJIfgbDU No.32760
父が長期の海外出張に出た週末、我が家のリビングはいつものように母の親友たちの喧騒に包まれていた。
母・土屋千春、45歳。大手出版社でバリバリ働いている。若くしてオレを産んだから、中学の頃は友達から人気があった。要は「綺麗なオバサン」。目尻の上がった大きな目、通った鼻筋に厚めの唇。今も美貌と均整の取れたスタイルを維持している。本人も意識しているのか、見た目に手を抜くことがない。耳にかけたミディアムの髪、ゆったりとしたオフホワイトのサマーニット、Vネックにのぞく鎖骨とダイヤ。彼女には常に華やかな女の匂いが漂っていた。
そして、その母の周りには似たような女たちが集まる。IT企業で働く自由奔放で派手な美人の典子さんと、経営者の妻でおっとりとした良妻賢母タイプの薫さん。3人は学生時代からの親友で、事あるごとに我が家に集まってはワインを空けている。
オレ、裕一は20歳の冴えない大学生だ。いつものように自室に籠もっていたが、猛烈に喉が渇き、足音を忍ばせてキッチンへ向かった。
リビングとキッチンを隔てる曇りガラスのドア越しに、女たちの笑い声が響いてくる。冷蔵庫を開けようとしたオレの手は、典子さんの甲高い声にピタリと止まった。

「だからね、あれは冗談抜きで私の人生で一番のバケモノだったのよ!」
だいぶ酔っているのがわかる。オレは息を殺し、ドアの隙間からリビングを覗き込んだ。
「もう、先っぽパンパンで、血管がボコボコ浮いててさ、なんだろ、生き物っていうか凶器?それが奥までズドンって入った瞬間、脳みそがショートしたみたいになっちゃって。」
ワケのわからない話かと思ったが、言葉を咀嚼すると、まさかという気がした。その時、母と薫さんが「ちょっと典子!」「声が大きすぎるってば!」と笑いながら手を叩いている。
「でもさ、ぶっちゃけ大きさって正義じゃない?」と典子さんは身を乗り出した。
「愛だのテクニックだの言うけどさ、絶対的な質量で子宮の入り口をガンガン突かれる快感って、理屈じゃないのよ。メスとしての本能を直接殴られてるみたいでさ」
やはり、オレの勘は当たったと確信する。
と同時に、急に3人の会話に興味を引きつけられた。
「まあ……否定はしないけど」と言ったのは母だ。頬を紅潮させながらワインを煽る。
「確かに、すっごいのが入ってきた時の、あの息が詰まるような圧倒される感じは、忘れられないわよね」
「でしょ!? ねえ、薫はどうなのよ。あんた昔から清純派ぶってるけど、絶対すごいのに当たったことあるでしょ。吐きなさいよ!」
「ええっ、私!?」と矛先を向けられた薫さんは顔を真っ赤にして両手で頬を覆った。普段はおとなしく、二人の息子を育てる母親である薫さんが、身をよじって恥じらっている。
「も、もう……しょうがないなぁ。私は、夫のかな。それだって、そんなに巨大とか、そういうことじゃないんだけど」
「なによ、それ。いい子過ぎて面白くない」と典子さんが冷ややかに言う。
「そんなこと言ったって、経験がないんだから仕方ないでしょ?」
「そうそう、典子、酔い過ぎだよ」。
母が薫さんをフォローした。
「なによ、千春!それなら代わりにアンタが答えなさい。歴代ナンバーワンの男、誰?」
典子さんが容赦なく母に迫る。

母は「えー」と濁そうとしたが、両脇から二人がわかりきったような顔をしている。
母は観念したらしい。
「もぉ、何度も話したでしょ?……澤田!」
その苗字が出た瞬間、典子さんも薫さんも「だよねーー!!」と、声を揃えて爆笑した。
「ごめんごめん、千春のこの話は定番だから、やっぱり言わせちゃった」
助けられたはずの薫さんも笑っている。
「ホント、毎回言わせるの、やめて」。
どうやら3人の間で、母はこの話をさせられるのはいつものことらしい。
すると典子さんが突っ込んだ。
「でも千春、口でした時はどうだったの?それはあんまり聞いてないわよ!」
典子さんの追及に、母はワイングラスの縁を指でなぞりながら、困ったような笑みを浮かべた。
「もう20年以上前だからなぁ。えー、うーん。顎が外れるかと思うぐらい口を開けたのと、がんばって根元までくわえようとしたら喉の奥に当たって、えずいたのは覚えてる」。
「うわー、いやらしい! で、味は? どんな味したのよ?」
典子さんが悪ノリする。
「バカじゃないの!味なんて覚えてないって!」母が吹き出しながら答えた。
「で? で? 入れた時はどうだったのよ!」
典子さんは止まる気配がない。
「もう、前にも話したじゃない!」
母は照れ隠しのように笑いながらも、その顔は完全に昔の記憶をたどっていた。
母が、昔の男との行為を、その男たるモノを思い起こしている。
「……だいたい、典子の言ったのと同じ感じかな。熱くて硬い肉の塊に、中の狭いところを強引にこじ開けられて、内臓を全部押し上げられるみたいな圧迫感で。奥の奥の、一番敏感なところをゴリゴリされて、足の指が勝手に丸まって……。ガクガク、痙攣、しちゃったの……」
母の口から紡がれる、あまりにも生々しい牝としての記憶。
オレは暗闇の中で、自分の股間がちぎれるほど勃起しているのを感じていた。あの、綺麗で、優しくオレを育ててくれた完璧な母が、得体の知れない『澤田』という男の巨大な肉棒に犯され、快感のあまり身体を痙攣させていた。その事実が、オレの脳髄を麻痺させるほどの嫉妬と、狂おしいほどの興奮を呼び起こしていた。

やがてお開きになり、
「もう典子ったら、調子に乗り過ぎよ」と薫さんが嗜めながら帰っていく声が聞こえた。
オレはベッドに横たわっても、まったく眠れなかった。
母の過去。オレの知らない、女としての『千春』。
もっと知りたい。澤田とは何者なのか。母はどんな顔で男に抱かれていたのか。
ふと、典子さんの顔が浮かんだ。
物心ついた頃から『親戚の陽気なおばさん』のごとく接してくれた彼女なら、オレのこの歪んだ欲望を笑い飛ばして、真実を教えてくれるのではないか。母の全てを知るであろう典子さんに、縋ってみようと思った。


[94] Re: 遍歴  古田の磐井 :2026/10/07 (水) 12:59 ID:KuLqdkmk No.33390
すごい展開ですね。続きを御願いします。

[95] Re: 遍歴  スナフキン :2026/10/09 (金) 14:06 ID:lURVR7qg No.33402
面白すぎます!!!

[96] Re: 遍歴  土屋 :2026/10/09 (金) 21:19 ID:zwBALtik No.33404
カッツ様 古田の磐井様 スナフキン様
いつもありがとうございます。続けます。


藤野のことだろうが、「ご主人様」という意味だろうか。
オレが思考を巡らせようとする前に、西条は休むことなく母を責めている。

そうだ、今は、母への仕打ちを味わわなくては。
母の胸は西条のいいように揉まれているのだ。

「あぁ、これが、千春のおっぱいか。すごいボリュームだ。水着の圧迫を押し返すほどじゃないか」
西条が母の胸に夢中になっている。
『あっ、……ん、……んぅ……』
「お前のおっぱい、ダンナも好きだろう?」
『ん、ん、…んっ』
母が頷く。
「主人」の次は「ダンナ」だ。オレは激しく勃起させながら、頭が混乱し始める。

だが、画面の中はオレを待つことなく、西条が母に欲望をぶつけている。

「この感触だよ、この感触。水着の人工的な手触りの中に、ちゃぁんと、お前の生の肉が感じられる。千春は、私の趣味を完璧に満たしてくれているんだ」
生地に阻まれているせいか、西条の手は、胸を揉むというよりは、競泳水着の滑らかな表面を、力強く押したり、擦りつけたりするように動いている。
『ふ、…ん、…んっ…』
「どうだぁ、千春。ここが、硬くなってきたぞ」
西条の中指の先端が、水着の生地の上から、母の胸の一点を執拗に責め立てた。
『あ、…はぁ…、あっ』
胸が波打つようだ。
『はっ、んんっ、はあっ』
母が、声を躊躇わずに出すようになっているのではないか。
やがて西条の指がそこから離れると、青い競泳水着の胸の中心、少しだけ外側の位置に、ぷっくりとした小さな突起と思しき丸い膨らみが、生地を押し上げるようにして、生々しく浮き上がっていた。
西条は満足げな息を吐きながら、母をテーブルから立たせた。
「ちゃんと、この身体を眺めなくてはな」
西条の前に、直立する母。
その身体は、水着という拘束具に全身を縛られながら、両胸には、今や一目でわかるほど、はっきりと2つの突起が浮き上がっている。水着の締め付けを、内側から押し返して主張するほど、母は乳首を硬くしていた。

「改めて、自己紹介してもらおうか。アイではない、本当の名前でな」

西条が笑うと、母がハイレグから伸びる脚を重ねるように閉じた。
下を向いてから顔を上げると、西条の方を見た。

『藤野…千春です。23です。…バスト、Eです』

藤野、千春?水野千春だろうと、すぐに戻して再生する。

『藤野…千春です。23です』

やはり、藤野。
まさかという想像に、焦りを覚えた。

「結婚は?」
西条の確信が滲む声。次を聞くのが怖い。

『…しています。人妻、です』

ああ、なんていうことだ。そんなことがあっていいのか。母が、結婚していた?レイプ犯でヒモの藤野に、人生そのものを差し出していたのか。オレの母は、ずっと前から、オレのものでもなければ、父だけのものでもなかった。

「結婚してどのぐらいだ?」
『4ヶ月ぐらい』

足元が崩れ去っていく気がする。そして、最低の男に奪われてしまった母を、腹立たしく、狂おしいほどに愛おしく思ってしまう。

「新婚で、こんなことをしているとはなぁ」
西条のつぶやきに嘲りが滲む。
「子どもは?」
『いません』

母がいないと言った子どもはオレのことではない。オレとは無関係の、藤野の遺伝子がまだいないと言っているのだ。頭の中が熱い。

「いま、妊娠は?」
『いえ、していません』

西条は母に向き合い、その細いウエストに両手を置いた。そこからなぞるように、下腹部、そして腹へと滑らせて優しくさすった。
手のひらで撫で回される、母の平らなお腹。
「この感触もいい。生地の中に柔らかい肉があってね、その奥に、お前の鍛えている腹筋が感じられる。腹筋の奥は、内臓だ。……ん、感じるぞ。千春の『中身』を感じる」
西条の呼吸が、明らかに興奮で荒くなっていく。
「そのうち、男のタネを受け入れて、ここを大きく膨らませるのか?」
『あぁ、あ、あ』
「ダンナのがいいか?それとも、タネをもらえるなら誰でもいいか?」
『はぁん、んん、んあぁ、あ、ん』
母の反応から、未来を想像しているのがわかる。
「どうなんだ?」
『んあ、あ、わかりません』

西条はそのまま、流れるように頭を下げ、母の胸元へと顔を埋めた。そして、水着の生地ごと、母の胸に激しくしゃぶりついた。
『はぁうっ! あっ、…あんっ…あぁ!』
「がふ、ふぐ、ふあ、ふむぅっ」
水着の冷たい繊維の上から貪り、舐め上げる。
その濡れた舌先が責めているのは、間違いなく、水着を押し上げて浮かび上がった、あの硬い乳首の突起だった。
『ん、あぁ、……はっ、はぁっ、……んん……っ』
母の身体が、西条の頭を抱え込むようにして、小刻みに震えている。女の顔だ。目は半分閉じ、口は下顎が下がっている。感じているのだと思った。

しゃぶりつきながら、西条の大きな手がゆっくりと青い生地をなぞり、股間の方へ伸びていく。母の中への入口を隠す水着の鋭角が近づく。
だが、その指先は、布地の境界線に触れる寸前で、ピタリと止まった。

「こっちは、もう少しとっておくか。千春のココは…特別なんだろ?」

西条は顔を上げ、濡れた母の胸を見つめながら、意地悪そうに微笑んだ。
母が西条を見て頷いた。
今度は、瞳を潤ませ、何かを期待するような熱を醸していた。


[97] Re: 遍歴  カッツ :2026/10/10 (土) 23:45 ID:ocOlNw2c No.33412
まさかの藤野との婚姻関係、驚き。
さあいよいよでしょうか、股間への刺激は、特別なんだ・・・。
またまたつづき待っています。


[98] Re: 遍歴  古田の磐井 :2026/10/14 (水) 20:53 ID:15d0odc. No.33445
まさかの展開です。驚きました。

[99] Re: 遍歴  土屋 :2026/10/14 (水) 23:32 ID:K0recRZQ No.33446
カッツ様 古田の磐井様
ありがとうございます。楽しんで頂ければうれしいです。


促されるまま、母は西条と並ぶ形で再びソファへと座った。カメラは正面から撮っている。
だが、その腰を下ろす瞬間、母の動きが急に不自然なほどゆっくりになった。座面との距離を測るように、そして、何か自らの身体の座り心地を繊細に確かめるように、そっと、慎重に腰掛ける。
「特別な身体というのも、不便そうだな」
西条がその様子をじっと見つめながら、底意地の悪い声をかける。
母は何も答えない。俯いて西条の言葉を受け流している。

「特別な身体」と、さっきも言っていた。どういう意味だろうか。
画面のこちら側で、オレの鼓動がさらに跳ねる。
西条は、母の何かを把握しているということなのか。

「先に、そうだな。左のおっぱいだけ見せるんだ」
観念したように、母が窮屈そうに身体を動かした。
「返事は?」
『はい。左の胸を出します』
俯いたまま言った。

細い右手で、きつく締め付けられた左の肩紐を引っ張る。生地の張力に抵抗しながら、わずかに生まれた隙間から、するりと左腕を抜いた。そのまま、左側の肩紐を胸の下へと一気に引き下ろす。
青い水着の左半分が、ぐにゃりと外側へめくれた。

オレは唾を飲み込んだ。これが、母の胸。明らかに手のひらに余ってしまう大きさで、それでいて美しい。遠慮とは無縁の勃起した乳首。その周りを遠慮がちに彩る、ピンク色の乳輪。
解放された瞬間にたっぷりと本来の弾力を取り戻し、こぼれ落ちるようなその艶めかしい姿をカメラの前に露わにした。

「若いな。肌のキメも、色も、すばらしい。これで人妻だというんだから、たまらない」
西条が感嘆の声を漏らしながら、母のむき出しになった左胸をわし掴みにした。
『んんっ』
西条とは反対側に顔を向ける母を写してから、カメラは、西条の手に弄ばれる母の左胸をクローズアップした。
「うん、弾むようだ。柔らかいのに、恐ろしいほどの張りがある」
『あぁ……、あん、……んん、あ……っ』
母の声にカメラが映像を広く撮ると、剥き出しの左胸と、未だ青い化学繊維に覆われたままの右胸を、西条が同時に掴み揉んでいた。
「ほっほぉ、この左右の『感触の違い』がたまらん。布越しに感じる硬さと、指が沈み込んでしまう素肌…最高の対比だ」

カメラのレンズが、母の表情を捉える。
母は固く目を瞑り、自らの口元を片手で覆いながら、込み上げてくる喘ぎ声を必死に我慢していた。
「千春、どっちが気持ちいいか言いなさい」
『……ん、……んっ、どっちも、いいです……』
「それじゃあ、面白くない。男を喜ばせる『アイ』だろう? いま、どっちがより感じるんだ?」
西条が強く胸を絞り上げると、母は苦しげに顔を歪め、つぶやくような細い声で白状した。
『……ひだ、り。ちょく、……直接触られる方が、……いいです……っ』
「そうか、そうか」
西条は満足そうに笑うと、今度は右側の肩紐も容赦なく引き摺り下ろし、右の胸も完全に剥き出しにした。
母の青い競泳水着は、胸の下で裏地をめくり返したまま、だらしなく垂れ下がっている。その上に、解き放たれた二つの豊かな乳房が、圧倒的な存在感を放っていた。

西条は母の背中から両腕を回し、背後から抱きしめるような格好で、左右両方の乳房を同時に激しく揉み始めた。
『はぅあ、……はぁ、……あ、……ふあ……っ!』
西条の容赦ない力によって、母の乳房は縦長に引き伸ばされたり、横に潰されたり、不自然に湾曲したりを繰り返す。それなのに、その中央に位置するピンクの乳首だけは、西条の指の腹で絶えず頭を押さえつけられ、擦られ続けている。
「楽しいおっぱいだな、千春」
『んん、……んぅ……っ』
母は目を瞑った顔を上に向け、力なく開いた口から声を漏らした。
「さて……。そろそろ、こっちを楽しむか? 千春も、その方がいいだろう?」
母は濡れた瞳で西条を見つめ、小さく、しかし明確に頷いた。

西条が母のすらりと長い脚に触れ、ソファの上で大きく膝を開かせた。そのまま、アルファベットの「M」の字を描くような、極限まで恥部を晒し出す体勢をとらせる。
大きく割られた脚の間、その中心に、きつく引っ張られた青い水着のクロッチがピタリと張り付いていた。
カメラが、踏み台を一段降りるようにして、その母の股間を大写しにする。
遅れて、西条の太い手が画面に現れた。
だが、画面に映し出されたその光景は、オレの脳に強烈な違和感を訴えかけてきた。
競泳水着の青いクロッチ。その滑らかな化学繊維の表面が、不自然に、ややボコボコと歪んで盛り上がっているのだ。
いや、生地の表面ではない。
その青い布地の内側に、明らかに毛や皮膚、あるいは粘膜以外の、硬く人工的な何かが、内側から押し上げるようにして存在している。

オレは、暗い階段を更に降っていくような予感に息を呑んだ。

西条が、母の歪んだ股間を見つめながら、邪悪な笑みを浮かべた。
「特別な身体を楽しませてもらうよ、千春」
そう言うと、西条は競泳水着のクロッチの上から、その盛り上がった一点を、指先で軽くひと撫でした。
『はあぁんっ! あっ、……くうぅっ……!』
これまでの愛撫とは明らかに次元の違う、悲鳴に近い母の狂おしい喘ぎ声が、スイートルームの静寂を切り裂いた。
布地の内側にある何かが、母の肉体に、想像を絶する刺激をもたらしたことは明白だった。


[100] Re: 遍歴  カッツ :2026/10/16 (金) 01:22 ID:6FHFiR26 No.33451
西条さん、まだまだこれからが楽しそう。
私にも分けて欲しいよぉ。 つづきはもっと面白そう・・・


[101] Re: 遍歴  古田の磐井 :2026/10/25 (日) 07:37 ID:kC/mOn3A No.33469
まだまだ新しい事実がありそうですね。楽しみです。

[102] Re: 遍歴  土屋 :2026/10/26 (月) 01:18 ID:AOXZkk1s No.33470
カッツ様 古田の磐井様
いつもありがとうございます。間が空いてしまい失礼いたしました。


「千春、クロッチをずらして、中をよく見せるんだ」
西条の容赦ない命令が、静まり返った部屋に響く。
カメラは少し引き、両胸を露わにし、腹部から股間にかけてを青い水着でタイトに覆われた、母の屈辱的なM字開脚の全体像を捉えていた。
観念したように、母の右手がゆっくりと股間へと伸びた。
水着のクロッチの端に指をかけ、それを横へとめくるようにして、中心にある隠された中身を晒そうとする。
オレはディスプレイの前で、生唾を飲み込んで息を止めた。
母は想像していたよりも、思い切りよく、自らクロッチの生地を強く引っ張った。
現れたのは、女性特有の貝のような割れ目だった。
驚いたことに、そこに生い茂っているはずの陰毛は、剃り落とされたのか脱毛されたのか、綺麗さっぱりとなくなっていた。
そして、剥き出しになったその秘部の生々しさ以上に、オレの目を完全に釘付けにしたのは、割れ目の周囲で冷ややかに輝きを放つ金属だった。
カメラがさらにその局部へと、執拗にズームしていく。
オレは「あ……」と、声にもならない声を漏らし、あまりの光景に圧倒されていた。
母の秘部の周囲には、いくつものピアスが容赦なく穿たれていたのだ。
上品で、プライドが高く、知的であるはずの母親の性器は、あまりにも淫らに、そして異常に作り変えられていた。
クリトリスの位置に一つ。そして、割れ目の両脇、大陰唇の左右に二つずつ、等間隔に配置されている。
その形状は、いずれもシルバーの輪の先に、小さな金属のボールがついている。

そうだった。それはまさに、オレが我が家の戸棚から見つけた、あの黒い箱の中に入っていた物体そのものだった。

「よくできているじゃないか。稀に見る変態趣味だ」
西条が、喉の奥でクツクツと嘲笑うように言う。
「コレを直接弄られると、たまらないんだろ?」
そう言うと、西条はクリトリスを貫く中央のピアスを、太い指先でつまみ、不躾に弄び始めた。
『ほぁ、……あ、……あぁっ、おっ……!』
母のしなやかな身体が、ソファーの上でビクンと大きく跳ねた。ダイレクトに脳髄を揺さぶるような激痛と快楽に、母の腰が勝手に浮き上がる。
「千春、おしゃべりの時間だ。この特別な身体について、白状するんだ」
『はっ、……はうっ、……あぅ……っ』
西条の指先が容赦なくピアスを揺らすため、母はすでに返事すら満足にできない状態に陥っている。
「このピアスは、なんで開けることにしたんだ?」
『主人が、……もっと、気持ちよくなれるからって、言って……』
「ダンナの言う通りにしてみて、どうだった?」
西条がさらに指先に力を込め、ピアスを小さく捻るように弄る。
『あうっ、……よかった、……よかった、気持ちよくって……っ!』
「そうか、よかったか。
千春は、この性器ピアスを、本当は誰のために開けたのかな?」
『自分、……自分のためっ。あ、……もっと感じたい、もっと、おかしくなりたいって、……んんっ!』
「本当に、それだけか? ちゃんと本当のことを話さないとな」
西条は冷たく微笑みながら、今度は大陰唇のピアスをも指先で引っ掛けた。
母は悶えながら、涙を浮かべて首を振った。
『……んっ……、主人の、ため……。主人が、私で……もっと遊べるように、し、したのっ。あ、……あぁっ』
「千春は身体を、ダンナの玩具に作り変えてあげたんだね?」
『はい、……はい、そうです……。もっと、……少し、引っ張って……っ』
理性を完全に奪われたのか、母の口から信じられないおねだりが漏れた。
「こうか?」
西条が、母のクリトリスを貫くピアスを、上に向けて軽くクッと引っ張った。
『んあぁっ! くんんっ、……あっ、気持ちいいっ、……気持ちいいっ……!』
母は顔を真っ赤に染め、悶絶しながらソファーに頭を擦りつけている。
「いつ開けた?」
『結婚、する時に…。あんっ、指輪の代わり。誓いの、ん、証として』
「何の誓いだ?」
『主人に、この身体を、あっ、あ、捧げますって、誓い、んん、ました』
「どこで開けた?」
『主人の、知り合いの人の、あ、あ、んっ……スタジオ、で……っ』
「そんなに、ダンナを愛しているのか?」
『ち、違う……んっ。主人は、……新しい世界を、み、見せてくれる、あん、から……っ』
「こういう、変態の世界か」
西条は再び、クリトリスのピアスを指でキュッと引いた。
『はあぁぁっ! くうっ、……あぁっ、そう、そう……っ。どんどん、私が私じゃなくなっていくのぉっ……!』
母の、すべてを諦めたような、それでいて異常な快楽に溺れきった絶叫が響く。
「このピアスは、ダンナの趣味なんだな?」
『主人、気に入ってる、みたい……。いっぱい、つ、使ってくれる、ん……っ。きのうも、たくさん弄って、イカせてくれた、のっ』
「よかったな。あのダンナではな、セックスぐらいしか夫婦を繋ぎ止められないだろ?」
『い、いい……んっ。いいの、そう、いいの……っ』
「でもな、千春」
西条がふっと、愛撫していた手を止め、凍りつくような冷ややかな声を投げかけた。
『は、……ん、……はい……?』
母が、宙に浮いた快楽のやり場を失ったように、潤んだ瞳で西条を見上げる。
「千春のココに、そんなピアスを着けるようにと考えたのは、ダンナじゃないぞ」
『……あん、ど、どう、あ……ん、え?だ、だれ……?』
西条は母の耳元に顔を寄せ、悪魔のように囁いた。
「千春のココにピアスを着けさせろって、ダンナにな、私が注文したんだよ」


[103] Re: 遍歴  カッツ :2026/10/26 (月) 22:00 ID:b02YLnDk No.33473
おっとお、予想外のピアスでしたね、しかも当の西条の仕組んだ事。
千春ちゃんにそれが似合うと、もっと気持ちよくイカせられると
分かっていたかのようです。 面白くなってきましたね。
つづきも宜しくどうぞ・・・



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新スレ人妻静香・・凌辱からの快楽堕ち - 現在のレスは1個です - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: 球審 :2026/10/26 (月) 20:52 ID:m/JoMPQE No.33472
「森下・・」
「はい、何でしょう?」
「あの受付にいる黄色の着物の女性は?」
「あ、はい・・えーっとですね・・加藤静香さんです」
「加藤静香・・あまり見かけない様だが・・」
「はい・・入会されてまだ3ヶ月ですね。なのでこの様な茶会に
 参加するのは初めてではないかと・・」
「そうか・・3ヶ月か・・
 30代半ばくらいか・・森下、その加藤静香について詳しく調べてくれ。
 年齢、住まい、仕事、家族構成、その他だ。・・その他の意味はわかるな?」
「かしこまりました。もちろん理解しております。
 いつまでに?」
「早いに越した事はない。費用はいくら掛かっても構わん。どれくらいでできる?」
「1ヶ月もあれば。」
「1週間だ」
「承知しました。では、例の連中を使いますが・・。」
「構わん。詳細な情報を頼む」
「わかりました」
「そろそろ会員が煩く言ってくるかもしれん。実際私にそれとなく言って来た奴もおる」
「わかりました。では早速」

森下は一礼すると会場を出て行った。
森下に指示を出したのは、茶道界のこの地区のトップともいえる立場にいる、庄野広太郎55歳。
地元の建設会社の社長をしている。

この庄野には表向きは会社の経営者、そして茶道の世界においても地区の責任者として週末など各地での
茶会に出向いている。

しかし、この庄野にはまた、裏の顔があった。

各地の茶会においては、もちろん茶会の運営やサポート、来客の応対、生徒への指導といった仕事は当たり前に
こなしているが、他方では参加している社中や来客の容姿などをじっくりと観察していたのである。

そして、受付にいる加藤静香に目が留まった。

庄野の頭は今後の流れについて瞬時に計算を行い、部下である森下に指示を出したのである。



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妻・由美子の艶姿 - 現在のレスは50個、スゴイ人気のスレッドです! - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: 池山一輝 :2020/04/28 (火) 14:51 ID:Mi3I.gZI No.27450

50年間の人生でこんなに驚いた事はなかった。

決して大袈裟ではない。由美子がまさかそんな事を言って来るとは。

「セックスしたい人が居るの。許してくれる?」

我が耳を疑うとはまさにこの事だった。


私達は東海地方の某都市に住む、結婚して21年の何処にでもいる普通の夫婦だ。

夫である私は52歳、自営業。妻の由美子は44歳、その自営業の経理を全面的に掌握(苦笑)

大学生の娘が一人居るが今は東京で一人暮らし。そう、夫婦水入らずの生活である。

今でも私は妻を愛しているし、仕事も順調だし、毎日が楽しく、充実している。

妻も私のことを愛してくれていると信じていたし、生活にも満足してくれていると信じていた。

それが、ある日突然、衝撃の一言である。完全にフリーズしてしまっても仕方ないじゃないか。


「おまえ・・・なに言ってるの?何言ってるか自分で分かってるの?」

何秒間フリーズしていただろう。その後にやっと振り絞ったのがこのセリフだった。

「当たり前じゃない。こんな大変なこと冗談で言うわけないでしょ」

「由美子・・・お前・・・好きな人が出来ちゃったんか?まさか俺と別れるとか?」

なんとか冷静さを装おうとして必死だった。完全に呂律がおかしい。

「そうじゃない。あなたと別れたいなんて思ってない。それに相手の人がスゴく好きとか、そうでもない」

「エッ!?ちょっと待ってくれよ。それじゃぁ完全に遊びでセックスしたいってことなのか?」

「ウーン、そう言われると困るけど・・・。モチロン相手の人にはそれなりに好感は持ってるけど・・・」

「それなり!?その程度!?その相手って誰!?何処で知り合ったんだよ!?」

「SNSだよ」

「ハッ!?エスエヌエス?? なんだよそれ!元々の知り合いとかじゃなくて!何処の誰かも分からない男って

 ことだよな!?出会い系とかなのか?」

「出会い系じゃないよ!SNSで普通にメッセージやり取りしてた人なの」

「お前、なんでそんな事になったんだよ!?いったい何が不満だったんだよ!?」

「不満なんてないよ。あなたの事は今でも愛してる。一番大切な人だと思ってる。でもね・・・。

 あなた覚えてるよね?今はもうゼンゼン言って来ないけど、昔はあなた、私によく言ってたよね?

 他の男とセックスしてくれって。それでそういう専門の雑誌見せたり、サイト見せたりしてたでしょ」

「エッ・・・そりゃ・・・でも、それってもう10年以上前のことで・・・」

私は益々ボーゼンとしてしまった。脂汗が噴き出し、呼吸がメチャクチャ苦しくなった。

「そう、10年も前の話よね。その時は絶対にイヤだって拒否しまくってたよね、私・・・。

 その時はホントにそんなの考えられなかった。愛するあなたにそんなこと言われて凄く悲しかった。

 でも、10年経って、40過ぎて・・・なんかモヤモヤして来ちゃって・・・。

 あなた公認だったらOKかも、とか思うようになっちゃって。そんな時にSNSでイイ感じの人に出会って」

「・・・・」言葉が出ない。ただ口がアワワワとワナ鳴いていただけだった。

「勝手なこと言ってごめんなさい!でも、あなた今でもあのサイト見てるよね?妻と勃起した男たち!

 今でも性癖変わってないよね?妄想してるよね?私が寝取られるの」

図星だった。そうだ、今でも私は愛する妻が他の男性とセックスしてくれる事を乞い願っているのだ。

ただ、10年以上前その話を由美子に持ち出した時に、徹底的に拒否されたので諦めたのだった。

それ以来、愛する由美子に嫌われるのが怖くて知らん顔していたのだ。

それが10年経って、今度は由美子の方から「寝取られ」の提案がなされたのだ。

死ぬかと思うほど驚き、茫然自失しているはずが・・・気が付けば私の一物は史上最高に勃起していた。


                                           つづく


 


[41] Re: 妻・由美子の艶姿  けんけん :2020/05/18 (月) 07:17 ID:UZms3HFw No.27520
おはよう御座います。やはりそうでしたか。何となくキッパリ終わるわけがないと思ってました。奥様も、そう思ってたのでは。続編お待ちしております。

[42] けんけん様  池山一輝 :2020/05/20 (水) 10:03 ID:VM56vgCk No.27522
コメントありがとう御座います。
はい、やはりそうでしたのです(苦笑)
結局、二度目の「寝取られ」に踏み切ってしまうのであります。
妻を説得し、頼み込み、あくまでも私が無理やり事を運んだ、という(態)で・・・
また書きましたら宜しくお願い致します。


[43] Re: 妻・由美子の艶姿  シュミテクト :2020/07/15 (水) 10:39 ID:ZQOjBL52 No.27610
池山様ご無沙汰しております。お元気ですか?
由美子奥様の初寝取られ物語完結から早2ヶ月。
続編を心待ちにしております。
お忙しい中、大変とは存じますが是非!是非!
素敵な由美子奥様の次の寝取られはどんなお相手でどんなストーリーなのか?
妄想がおさまらず困っておりまして&#8226;・・(苦笑)
なんとかお願い出来ませんでしょうか?


[44] Re: 妻・由美子の艶姿  勇介 :2020/07/25 (土) 11:27 ID:pwEDCp2c No.27626
初めまして、一気に読ませて頂きました。
池山さんが、寝取られを後悔した、やるんじゃなかったという気持ち、思い、
全く共感します。

私も妻に寝取られをお願いして、私の見ている前で男とHしてもらいましたが、やっぱり後悔しました。
興奮もしますが、それより嫉妬や悔しさのが勝り、この動揺を隠せなかったです。

今は妻と話し合い、私が見ている前でのラブホ内でのHのみ、食事とかその他二人では会わない事を約束して、細々と続けていく。

寝取られ男は、嫉妬のコントロール、嫉妬を上手に和らげる工夫が必要です。また妻ともレスでなく定期的にHすることが、その和らげになるんのでしています。

寝取られ癖は、一度罹ったら治らない病と思います。過激な事を考えずに、だましだましその 病と付き合っていくことが大事ですね。

失礼しました。


[45] Re: 妻・由美子の艶姿  アート・マハリック :2023/07/09 (日) 10:33 ID:EY1Ihvj2 No.30906

だいぶ月日が経ちましたネ。

さすがに続編はなさそうですが、流れちゃったらイヤなので上げさせて頂きます。


[46] Re: 妻・由美子の艶姿  トンボ :2024/04/11 (木) 09:03 ID:XV4StXO2 No.31287
かなり時間も立ちましたから、あれからいろんな展開があったのではないかと期待して、上げておきます。

[47] Re: 妻・由美子の艶姿  エロ親爺 :2026/08/31 (月) 01:31 ID:X.5oIujg No.33147
上げておきます。

[48] Re: 妻・由美子の艶姿  ファン :2026/09/08 (火) 16:58 ID:wbErJ3hI No.33214
上げます

[49] Re: 妻・由美子の艶姿  健一 :2026/09/21 (月) 07:13 ID:4CWimhIw No.33276
その後の変化も楽しみにしています。

[50] Re: 妻・由美子の艶姿  ファン :2026/10/26 (月) 16:40 ID:IeNNttLI No.33471
ぼちぼちいかがでしょうか?


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セカンドライフ - 現在のレスは13個、人気のスレッドです! - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: YT :2026/10/10 (土) 01:50 ID:oI721gC6 No.33407

11月のある日の夕方。我が家のリビング。
ソファにゆっくり腰を下ろすと、腰の奥の鈍い痛みがじんわりと広がった。

「……ふぅ」

思わず、小さく息が漏れる。
今日は一日、リモートワークでパソコンの前に座りっぱなしだった。
週に一、二回の在宅勤務だが、月に一度のオンライン報告会があった今日は、終わる頃には肩が石のように固まっていた。

仕事用のノートパソコンを閉じ、テーブルの端へ押しやる。 それだけで、ようやく「今日の仕事が終わった」という小さな解放感が訪れる。

(今日も、なんとか終わったな……)

私、山倉利典、来月にいよいよ59歳。来年には還暦を迎える。
大きく欠伸をしてソファに深く沈み込み、静かなひと時を味わっていた。

窓の外は、すでに薄暗い。
11月に入ると急に日が短くなる。 ついこの間まで秋の夕暮れが残っていた気がするのに、気づけば庭の植木の輪郭もぼんやりと夜の闇に霞んでいた。

そんな時だった。台所から包丁の刻む軽いリズムが聞こえてきた。

トントントン……。

続いて、調味料の瓶が触れ合う小さな音。

カチャ。

何を作っているのかまでは分からない。 けれど、その規則正しい音を聞いていると、会議の数字や仕事のメールで尖っていた頭の中が、少しずつ解けていくのが分かった。

「トウサン、お茶淹れたよ」

背後から届いた声は、相変わらず柔らかい。
振り返ると、妻の幸子(55歳)が小さなトレーに湯呑みを二つ乗せ、微笑んで立っていた。

薄手のグレーのトレーナーに、履き古したデニム。 足元には少しモコっとしたオフホワイトの靴下。 冬の訪れを告げる、いつもの“家の格好”だ。ボブの髪が肩で揺れ、パートから帰って整え直された極薄のナチュラルメイク。 特別に華やかさはないけれど、三十年見続けてきた、一番ほっとする顔だった。

幸子は私の前に湯呑みを置くと、自分の分を持って隣に腰を下ろした。

「けっこう熱いから気をつけて」

「おー、サンキュー ちょうど飲みたかったし、助かるよ」

「そう? じゃあ、よかった」

微かに肩をすくめて笑う幸子。
ラブラブなどという甘い言葉とは程遠い。 けれど、三十年以上一緒に暮らしていると、こうした何気ない気遣いが空気のように生活に馴染んでいる。
このさっぱりとした優しさに、私はこれまで何度も救われてきた。

「今日、パート忙しかった?」

「まあまあかな。品出しがちょっと多かったけど、三時前には終わったから」

「そっか。なら良かった」

会話はそこで途切れたが、気まずさはない。

テレビでは夕方のローカル情報番組が流れていた。 二人とも熱心に見ているわけではないが、画面に山あいの温泉特集が映し出された。

「あ、ここの温泉、行ったよね? ずいぶん前に。 ノブくんがまだ小学生の頃……」

幸子が画面を覗き込むようにして言った。

「どこだっけ?」と私。

「ほら、ここ。露天風呂の大きなところ」

「え〜…… 露天風呂? ずいぶん前?」

「うん、行ったよ。 帰りにものすごく雪が降ってきて、車のフロントガラスに積もって大変だったじゃない」

「あ、そうだったっけ……」

「トウサン、忘れてるでしょ」

「いやいや、覚えてる。うんうん、そうだった そうだった」

幸子が クスッと笑い、私は苦笑いしながら湯呑みを口に運んだ。
詳しいことまでは思い出せない。が 幸子が覚えているならそれでいいような気もした。
当時は息子の伸樹も娘の詩織もまだ小さく、旅館の廊下を走っては私が叱り、幸子が後ろで笑っていた。そんな情景が、お茶の湯気の向こうに ぼんやりと浮かぶ。

「あいつら、年末年始には帰ってくるんだろ?」

ふと尋ねると、幸子は少しだけ表情を曇らせた。

「うーん、どうなんだろ。二人ともぜんぜん連絡がないから……」

伸樹は大阪、詩織は東京で働いている。

「お盆も帰ってこなかったよな……」

ボソッと呟くと、幸子は「そうね……」と小さく呟き、「あ、暗くなっちゃう」と話題を切り替えるように立ち上がった。

庭のプランターを見に行くらしい。
サッシが開く音と、スニーカーで土を踏む乾いた音が聞こえてくる。小さなプランターの前でしゃがみ込み、寒さに強いパンジーの葉を確かめている背中を、私はソファで伸びをしながら眺めていた。

子どもたちが立ち去り、広くなった我が家。
静かすぎる部屋で、こうして二人で過ごす時間が、これから永遠のように続いていくのだ。

しばらくして部屋に戻ってきた幸子が、手を洗いながら声をかけてきた。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[4] Re: セカンドライフ  TXTX :2026/10/11 (日) 16:01 ID:pTwMx.kE No.33420
静かなる始まり、名作の予感
仲良し夫婦に何が起こるのかな?
楽しみです


[5] Re: セカンドライフ  ビギナー :2026/10/12 (月) 11:51 ID:YiWMASf2 No.33432
平凡な夫婦に巻き起きるアクシデント期待してます&#128522;
続き待ってますね


[6] Re: セカンドライフ  YT :2026/10/12 (月) 18:25 ID:N6G6XxSU No.33437
小太郎さん、TXTXさん、ビギナーさん コメントありがとうございます。励みになります。

※1話と2話、ブラッシュアップ・リライトしました。合わせてお読みください。



“定年”という二文字が、一昨年あたりからやけに生々しい現実感をもって迫ってくるようになった。

ある日、社内メールの件名に『いきいきセカンドライフセミナーのご案内』と表示された時、胸の奥がひやりと冷えた。
どこかで聞き慣れた言葉のはずなのに、まるで見知らぬ国の地名のように、途方もない距離感と重みを持って私に突きつけられたのだった。

これまで私は“定年退職”や“老後”という現実を、どこか曖昧に先送りにして遠ざけていた。
けれどその日 初めて、逃れられない現実として目の前に立ち現れた気がした。背後からそっと、冷たい手で肩を叩かれたような、そんな感覚だった。

会社からは、このセミナーへの参加にあたって配偶者の同伴が強く推奨されていた。

「トウサン、わたしって何を着て行けばいい?」
「というか……わたしは別に行かなくても良いんじゃない?」

夕食後に洗い物をしながら幸子が困ったように言った時、私は少し苦笑いして答えた。

「別に構えなくてもいいよ。買い物のついでに寄るくらいの気持ちでいいと思うよ」

口に出してみて、ようやく自分自身がこの催しにまったく気乗りしていないのだと自覚した。
けれど、その軽い一言で幸子の緊張が少しでも和らぐなら、それで良かった。
あるいは、そう返すことで自分自身を落ち着かせたかっただけかもしれない。

「えー! まったくもう! そうはいかないよー」

そんな私よりも、どこか張り切っているような幸子の声が、むしろ微笑ましかった。

当日の朝、幸子はいつものように鏡の前でボブの髪を念入りに整えていた。
淡いベージュのニットに、落ち着いたブラウンのパンツ。その上から紺のジャケットを羽織っている。
首元には、三十周年の結婚記念日に私が奮発して贈った、細いゴールドチェーンのネックレスがひとつ。
流行(トレンド)にも高級ブランドにも無縁の妻だが、彼女の醸し出す佇まいには、それが実によく似合っていた。

玄関には、履き慣れた白いスニーカーが用意されている。
身につけるものすべてが、幸子との三十余年の生活そのものを物語っているようだった。
変に気合を入れて着飾られるよりも、分相応に清潔感と清楚感を整え、そこにほんの少しだけ背伸びをしただけの姿に、私はどこかほっと救われる思いがした。

過剰に背伸びをするより、自分の身の丈をわきまえて生きるほうが、この年齢になればずっと楽だ。

だから私も、無地の白いポロシャツに、少しシワの寄った黒いジャケットを羽織り、濃いブラウンのチノパンというラフな格好を選んだ。
靴を履こうとした玄関先で、幸子が私の襟元に指を伸ばし、ちょこんと直してくれた。

「ここ、折れてるよ」

「ああ、悪い。サンキュー」

「こういうところ、トウサンらしいよね」

そう言って幸子が小さく笑った。

その後、お互いの服装についてそれ以上触れ合うこともなく、「そういえば車検、そろそろだな」「年末ってノブくんとシオちゃんは帰ってくるのかな?」なんて他愛もない いつもの会話を交わしながら、私たちは愛車の軽に乗り込んで会場へと向かった。

セミナー会場となった街中のビル内にある研修室には、すでに十数組ほどの熟年夫婦が集まっていた。

受付で渡された胸章の名札に自分の名前を油性ペンで書き込みながら、なんだか妙に気恥ずかしくなる。

「最近って、自分の名前を手書きすることなんてないし、字がすごく下手に見えちゃうよ……」

「オレも」

幸子と私は顔を見合わせて小さく笑い合った。

部屋には長机がズラリと並べられ、厚みのある資料の束とペットボトルのお茶が置かれている。
薄いブラインド越しに差し込む午後の光が、灰色のカーペットを斜めに冷たく照らしていた。

そしていよいよ本日対象となった三十組の夫婦が揃ったところで開式となった。

司会の女性が「みなさんの第二の人生を、より豊かに誇り高く!」とマイク越しに明るく呼びかけるたび、胸の奥が少しむず痒くなった。
“豊かに”という綺麗な言葉ほど、人の足元にある不安を静かに煽るものはないのかもしれない。会場にいる誰もが穏やかな笑顔を作りながら、心の奥底では退職金の額や年金の支給額、残された人生の時間を冷たく計算しているようにも見えた。

やがて全体の講義が終わり、グループセッションの時間になった。
六人一組のテーブルへ案内される。
いきなり夫婦一組で将来を考えるよりも、さまざまな夫婦の状況を踏まえた意見を参考にしながら、自分たちの「これから」を模索しましょう、という趣旨のグループワークだった。

見知らぬ人たちと囲むグループワークという空間自体、私は昔から大の苦手だった。ましてや正解もない夫婦の未来について、他人とおざなりな意見を交わし合うなど考えただけで気が重くなる。
しかし隣の幸子は「へぇ〜 なんだか面白そう」と、興味深そうに少し瞳を輝かせていた。

そして……

そのテーブルで私たちは、金岡夫妻と出会うことになる。


[7] Re: セカンドライフ  dune :2026/10/13 (火) 10:22 ID:AxlMhAVc No.33440
YTさま、第3話の投稿、ありがとうございます。なるほど、《セカンドライフセミナー》ですか……。見事な展開で、続きが待ち切れません。
また1話、2話のブラッシュアップでは、かなり細かく手をいれられたのですね。その中で特に2話の、夫婦が1階2階にわかれてからの部分がぐんと分量が増えて、ツボにはまる内容でした。ありがとうございました。


[8] Re: セカンドライフ  小太郎 :2026/10/13 (火) 11:20 ID:KAztz7Ng No.33441
セカンドライフセミナーへの参加なのですね。
奥さんと共に参加し、そこで出会った金岡夫妻によって
YTさん夫妻が変えられていくのでしょうか?

1、2話のブラッシュアップ拝見しました。
ここでブラッシュアップされた内容が今後のセカンドライフの
物語での重要なフリになるのでしょうか?

続きを楽しみにしています。


[9] Re: セカンドライフ  YT :2026/10/15 (木) 17:01 ID:f6jA/vY6 No.33447
「それと本日のグループワークを踏まえ、来年3月には2回目のセミナーを開催します。 同じご夫婦、同じグループのメンバーで再会してもらいますから、ぜひ本日深めた交流を次回へと繋げてくださいね」

司会の明るい声に、私は胸の奥でさらに重い溜め息をついた。

(マジか、そうだったか? そんなこと聞いてないぞ? もう一度? この見知らぬ人たちと顔を合わせなきゃいけない? オイオイ……)

そもそも案内の詳細を適当に流していた私が悪いのだ。
一方の幸子は涼しい顔をしていた。 当然わかっていたのだろう。

そんな私の憂鬱をよそに、グループセッションの時間が始まった。

「では、まずはお互いの自己紹介から入りましょう。 一世帯当たり二分でお願いします。…… では、始めてくださーい!」

司会の女性の弾んだ声を皮切りに各テーブルで自己紹介が始まり、研修室内の重苦しかった空気は一気にざわめきへと変わった。

「では、僕から行きますね。 金岡誠司です。よろしくお願いします……」

私たちのテーブルで最初に口を開き、軽やかに頭を下げたのは、向かいに座る男、金岡だった。

彼がテーブルの他のメンバーに名刺を差し出しながら「自動車メーカーのヨコダで、メディア戦略本部に所属しています」と自己紹介した時、私は思わず背筋を伸ばしてしまった。
名刺には親会社『ヨコダ』、肩書には本部長。 対する私は、ヨコダの子会社である『ヨコダ物流サービス』の万年主任だ。

50代後半にもなって拭い去れない、見えない組織の階層構造と圧倒的な格差が、冷たい手で胸を締めつけた。
差し出す自分の名刺を持つ手が微かに震え、言葉の端々に惨めなぎこちなさが出ないよう、私は必死で声のトーンを整えた。

「……山倉利典です。ヨコダさんの系列会社の、ヨコダ物流サービスに勤めてます」

「おお!ヨコブツさんですか! 同じ自動車関係の仲間がいて心強いな〜」

金岡は こちらの強張りや縮こまりを察したように、一切の威圧感を見せず、朗らかに笑った。
高身長で仕立ての良さそうなスモーキーグレーのジャケットを羽織り、自己紹介によれば大学時代まで野球をやっていたという通り、ひと月後には還暦を迎えるとは思えないほど無駄のない引き締まった体躯をしている。 手首には派手すぎない革ベルトの上質な腕時計が覗いていた。
声は落ち着いた低音で、話の合間に置かれる“間”が、圧倒的な大人の余裕を感じさせた。

そして彼の隣に座る妻の美紀さんは、静かだが息を呑むような存在感を放っていた。
手入れの行き届いた黒髪のセミロングに、深い色の口紅が落ち着いた照明の中でやわらかく光る。特別派手ではないのにどこか“整って”おり、幸子とは正反対の華やかで洗練された雰囲気を纏っていた。
そしてなによりも、目を引いたのは深みのある紺のタイトスカートだった。

ふと視線を下げた瞬間、私は息を飲んだ。
タイトスカートの裾から伸びる脚は、薄黒のストッキングに包まれ、熟年女性らしい艶やかな肉付きの太腿からキュッと引き締まった足首へと美しいラインを描いていた。その足元を飾る、シックな黒のハイヒール。
特別な派手さはないのに、全身からあふれ出る圧倒的な“女”の艶めかしさに、否が応でも視線が吸い寄せられてしまう。

(いかん…… オレ どこを見ているんだ)

慌てて視線を上に戻しながら、私は猛烈な気まずさに襲われた。隣に座る幸子にこの視線が気づかれていないか。あるいは、向かいに座る夫の金岡に「自分の妻をスケベな目で見ている」と察せられていないか。
恥ずかしさと焦りから冷や汗が背中を伝う。けれど、会話の合間に気を抜くと、その洗練された佇まいと薄黒いストッキングの足元へ、どうしてもチラチラと視線が向かってしまうのだった。

もう一組の上中さんご夫妻は、登録関係の公務員の旦那さんが寡黙な方で、奥さんもどこか私たちと距離を置いている様子だった。

結局、自動車業界繋がりで纏められたグループだが、金岡さんが自然に話題を振ることで、私たちのテーブルの空気は見る見るうちに和んでいった。

「こういうの悪くないですね。 普段は職場でも話せないことが出てきます」

金岡さんの心地よい声に、幸子もふっと微笑む。
メディア対応の仕事をしているせいなのか、彼の話し方はとても上手で、特にフリートークのセッションでは仕事の愚痴や自慢ではなく、趣味や旅の話を選んだ。

「実は僕は、こう見えて史跡巡りが好きなんですよ」

そう彼が言ったとき、私は思わず顔を上げた。

「じゃあ同じですね、僕も好きですよ」

「へえ、そうなんですか。 歴史の跡って、静かなのにどこか人の息づかいが残ってる感じがするんですよね〜」

「ええ、それ! すごく分かりますよ」

私もつい身を乗り出して頷いてしまった。
穏やかに微笑む金岡の懐の深さに、一瞬で惹きつけられている自分がいた。すると隣で話を聞いていた幸子が、嬉しそうに口を挟んだ。

「ウチの人って、よくお城とか古戦場とか行くんですよ、しかも一人で、フラッと」

「ああ、一人で ですか。 それ、いいですねぇ」

金岡は軽く目を細め、同意するように “うんうん” と大きく頷いた。
それだけの、なんてことのない夫婦と初対面の男のやり取りだった。
けれど…… その瞬間、私は胸の奥で小さな芽が弾けるような、得体の知れない異物感を覚えた。

金岡が幸子を見た。
いや違う…… 幸子だけを見ていたのだ。

ごく自然な視線の移動だった。けれど、その瞳の奥にある光が、ただの「初対面の友人の妻」を見るものではなく、一人の成熟した女性の存在を確かめるような、妙に深みのある色を帯びているように感じられたのだった。

(……気のせいだ)

すぐに心の中で否定した。
自意識過剰もいいところだ。 そう自分に言い聞かせたが、その冷たい “気のせい” は、喉の奥に引っかかった小骨のように消えてはくれなかった。
しかも、美紀さんをスケベな目で見ていた私自身にも、多少なりとも負い目があった。

グループワークが進むにつれ、幸子と美紀さんはすっかり意気投合していた。
おすすめのカフェや旅先の話で楽しそうに声をあげて笑い合い、すでにスマートフォンの画面を寄せて連絡先を交換している。
その光景を眺めながら、美紀さんの持つ華やかさと、それに触れてパッと表情を明るくさせる幸子の中に生まれる“女同士の生活の光”に、私はほんの少しだけ眩しさを感じていた。

やがてグループワークも終わり、アンケートを提出して席を立とうとしたときに、金岡がテーブル全員に声をかけた。

「せっかくだから、みんなでお茶でもして帰りませんか?」

すると終始おとなしかった上中さん夫妻が、柔らかな笑みを浮かべて私達に頭を下げた。

「すみません、僕らは遠方なのでこれで失礼しますね。 いやあ、とても楽しい時間でした。 ありがとうございました。 お互い、次の回まで元気に生き延びて過ごしましょうね!」

寡黙だった旦那さんが少しお茶目なジョークを交えて挨拶すると、テーブルにどっと小さな笑いが起きた。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

[10] Re: セカンドライフ  小太郎 :2026/10/15 (木) 18:35 ID:qfuqGyuI No.33448
金岡夫妻との出会いが、利典さんと幸子さんの今後にどのような
影響を及ぼすのでしょうか?
金岡さんが幸子さんを一人の大人の女性として見ていた事、
利典さんがスケベな目で美紀さんを見ていた事。
4人にとってのセカンドライフが始まるのでしょうか?

続きを楽しみにしています。


[11] Re: セカンドライフ  健一 :2026/10/15 (木) 18:36 ID:1ipSUSgo No.33449
静かな滑り出しですね。こういうのを待っておりました。楽しみにしています。

[12] Re: セカンドライフ  YT :2026/10/22 (木) 18:29 ID:uUBZOVe2 No.33466
十一月の夕方は暗くなるのが早い。
斜めから差し込む街灯と夕陽の光が幸子のボブの髪を柔らかな琥珀色に透かし、細い影をその頬に落としていた。

少し前を歩く女性陣に追いつくようにして、若干 早足で歩きながら金岡が軽やかな調子で前方に話を振った。

「そういえば山倉さんの奥さん。 さっきパート先が西平尾駅の近くって言われてましたけど…… 僕は仕事で よくあのあたりを徘徊するんですよ」

「あ、そうなんですか! 徘徊って……(笑) え? じゃあ、もしかして…… 駅前通りの」

笑顔で応えかけた幸子の言葉に重なるように、金岡が弾んだ声をあげた。

「あはは、やっぱり 絶対 それ言っちゃいますよね! そば屋でしょう? 名物店主の……ね?」

金岡の脳裏には愉快な光景が浮かんでいるのだろう、彼は実に楽しそうに笑ってみせた。

西平尾駅は私たちが住む所の最寄り駅の次の駅にあたるのだが、私は全くそのような店のことは知らないし、幸子とも そんな話をしたことはなかった。

「あっ、あはは! ご存知なんですね〜! やっぱり あのお蕎麦屋さん、有名ですよねー」 嬉しそうに応じる幸子。

「いやいや、あのへんで あの大将を知らない人いませんよ…… 先週も僕、行ったし、家内とも一緒に行ったことあるんですよ…‥ な?」

美紀さんは それに返事をすることもなく、大きく笑顔で頷いていた。

「えー! あ、美紀さんも…… へぇー、そうだったんですね〜…… わたしもお昼は時々…… でも、すごく混んでますよねー」と幸子。

その後も、初めての人は戸惑うだ、表で記念写真を撮っていただ、実は裏メニューがある、など 話は盛り上がり、弾むような二人の笑い声が、十一月の寒々とした街角に響いている。

おそらく 道行く人、誰の目にも楽しそうな「仲の良い熟年夫婦同士」に映るだろうその構図のなかで、私一人だけが影のように取り残されてしまっていた。

私は二人の少し後ろを歩きながら、胸の奥がじわじわと冷えていくような感覚を覚えていた。
妻が他の男と、自分の知らない場所や共通の話題で、あんなにも楽しそうに目を輝かせて笑っている。
その会話の輪の中に、私が入っていく余地は一切ない。

ほんの数十センチ先を並んで歩く二人の背中が、まるで遠い世界の住人のように見え、一瞬、底冷えするような強い疎外感と惨めな孤独感がこみ上げてきた。

(なんだよ、それ…… オレの知らない話ばかりして……)

胸を突く不快な嫉妬の芽。
けれど、そんな器の小さな嫉妬を認めたくなくて、私は慌てて心の中で打ち消した。

(同じ地域のローカルな話題なんだから盛り上がるのは当然か、別におかしなことじゃない……)

必死でそう自分に言い聞かせ、無理やり自分を納得させようとしていたのだ。

いやいや、それどころか……

金岡が幸子との会話に夢中になってくれているおかげで、私はすぐ前を歩く美紀さんの後ろ姿を、誰にも気兼ねすることなく視線で追うことができる。むしろ自分にとっては都合が良い(ラッキーだ)とさえ思おうとしていた。 「転んでも タダでは起きない」的な……。

膝丈の紺のタイトスカートから伸びる、均整の取れた太腿。それを艶やかに包み込む薄黒のストッキングと、舗道をカツカツと心地よい音で叩くハイヒール。
後ろから見つめるそのシルエットは、同年代とは思えないほど洗練された女性の魅力を放ち、私の欲望をいやらしく刺激した。

そんな不純な興奮で胸を紛らわせることで、私は金岡と幸子の距離感に対する小さな引っかかりを、無理やり脳裏から追い出そうとしていたのだ。

その美紀さんが落ち着いた佇まいのカフェの前で不意に足を止めた。

「ここ 良い感じだけど? どう?」と振り返る美紀さん。

「いいね、いいじゃん。ここにしようよ」金岡が応じる。

「うんうん、じゃぁ 入りますね〜」

幸子が先にカチャンと店のドアを開けて入っていく。

半日のセミナーで疲れているはずなのに、どこか弾んでいるその背中は、いつもの日常の延長にありながら、少しだけ違う光を帯びているように見えた。
普段の生活では味わえない、洗練された空間や新しい出会いが、彼女にとって心地よい刺激になっているのだろう。

ただ……

私の正直な本音を言えば、金岡という男の存在がどこか鬱陶しかった。
やはり、どこか どうしても意識してしまう「格差」だ。
けれど、ここまで金岡は親会社に勤めているからといって、あるいは本部長という肩書があるからといって、私や私たち夫婦を蔑むような言動はただの一度も見せなかった。
それどころか、嫌味な気遣いすら感じさせない、完璧な立ち振る舞いだったのだ。
それが余計に、こちらの器の小ささを突きつけられているようで気持ちは複雑であり、敗北感すら覚えていた。

店に入る直前、私はふと後ろを振り返った。
夕暮れの街並みを背景に、ガラス越しの光に半ば溶けるように金岡が佇んでいた。
その穏やかな微笑みの奥に隠された何かを読み取ろうとしたが、すぐに頭を振って打ち消した。
初対面の相手にそんな勘ぐりを働かせていること自体、あまりにも心が狭く馬鹿馬鹿しく思えたからだ。


[13] Re: セカンドライフ  小太郎 :2026/10/22 (木) 21:20 ID:LfNma9gY No.33467
奥さんの幸子さんと確実に距離を縮めている金岡さんと
美紀さんの後姿をエロい目で見つめる山倉さん。
金岡さんの穏やかな微笑みが、何を考えているのか分からない
不気味さを醸し出していますね。
美紀さんと山倉さんがここからどう関わっていくのか?
誰の為のセカンドライフなのか?

続きを楽しみにしています。



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狙われた母 - 現在のレスは116個、むちゃくちゃスゴイ人気のスレッドです! - ■▲▼

[1] スレッドオーナー: スリル :2017/03/14 (火) 13:10 ID:k9EQoqmk No.24375
俺は主人公のケシ
市内の工業高校に入学したばかりの高一だ
自慢ではないが成績は上位で進学も狙えたが、高卒就職が俺の基本路線なのであえて地元の工業高校へ入学した
家族構成は母と二人暮らし、いわゆる母子家庭でマンションいやボロアパートの部類かな、とにかく母子二人で暮らしている
母の仕事は保険の営業、保険のセースルレディ、仕事の内容はわからないがとにかくノルマをこなすのが大変そう、その他にも月に数回週末アルバイト的にだが母の友人が経営しているスナックへお手伝いに行っている
そこのスナックも週末は人手が足りないよう、母の友人(女性)からお願いされるような感じで始まった
夜の仕事、母は乗り気では無かったように見えた、だが友人の誘いにくわえ家庭の経済的事情もありやむなく承諾した感じだった
母は保険のセースルレディ、接客するのは慣れていてそれほど苦痛ではないと思ってはいたが…
こんな仕事漬けが毎日みたいな母を少しでも早く楽にしたくて、俺は進学を辞め就職への道を選んだ
迷いは無かった
それに今の生活に不自由は無かった、学校もだが家での母との生活は楽しいものだった
母は頭が良くて性格もさっぱりしている、そのため家が明るい、俺は母との会話が楽しい、そんな毎日であった

[107] Re: 狙われた母  にせ梶原 :2017/06/19 (月) 10:49 ID:/5/JGVQQ No.24750
お疲れさまでした。
私も一発やりたかった。
梶原より


[108] Re: 狙われた母  スリル :2017/06/19 (月) 11:43 ID:Zh4cf2EU No.24751
玉三郎樣
ありがとうございます、機会がありましたら続編もと思っています
にせ梶原樣
梶原さんが最初に母が泥酔している時に悪戯する場面が自分としてはお気に入りでした

[109] Re: 狙われた母  ふぐり太 :2017/06/19 (月) 16:25 ID:u7SD4so6 No.24752
お疲れ様でした
続編はあるのでしょうか?
若い者の性欲というものは無限と思えるほどですからね
母子や出歯亀との関係を妄想してます

[110] Re: 狙われた母  スリル :2017/06/19 (月) 18:06 ID:Zh4cf2EU No.24754
ふぐり太樣
いつもコメントをもらい感謝していました、続編はまだ?です、ふぐり太樣はどのシーンがお気に入りだったしょうか

[111] Re: 狙われた母  ふぐり太 :2017/06/28 (水) 17:33 ID:vJFzvOcs No.24785
スリル様
やはり母と息子が繋がる背徳のセックスが興奮しましたが
その結果があっての梶原氏の由香さんへの悪戯も良いですね
抱いた母の身体は前に梶原氏に悪戯された事がある身体だったということです
複雑ですが、このように前置きと結果を勝手に妄想して膨らませて
寝取られ的な興奮で楽しみました

長々と書きましたが全体的に良かったという事ですね

[112] Re: 狙われた母  たけのこ :2023/06/02 (金) 22:01 ID:WdGJTWSQ No.30848
すごいいい作品ですね&#9825;

[113] Re: 狙われた母  カトレア :2026/02/01 (日) 23:21 ID:BphtFfVQ No.32565
感動しました。刺激満載で、しごきまくりました。再開を期待します。

[114] Re: 狙われた母  ファン :2026/06/12 (金) 06:51 ID:FeKLUxDU No.32824
スリル様、続編の構想があるようでしたらよろしくお願いします。

[115] Re: 狙われた母  健一 :2026/06/15 (月) 17:07 ID:ivDAtrZA No.32836
スリル様、皆さんと同じく続編の構想があるようでしたら期待しております。

[116] Re: 狙われた母  バーグ :2026/10/19 (月) 19:09 ID:OtcWo8d. No.33462
スリル様、上げておきます。続編を楽しみにしてます。


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