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続・家内の情事

[1] スレッドオーナー: :2024/11/20 (水) 21:38 ID:plD6./9. No.31825
オールドファンのみなさまへ、

2011、2012年頃?に投稿のあった不朽の名作体験談である「家内の情事」を、私自身の些細な実経験と願望や妄想を混ぜながら、二次創作的に続編という形で引き継がせていただきたいと思います。

なによりも上坂さんご自身や登場される方へ最大限のリスペクトをしながら、そして上坂さんの作風に沿いながら、綴らせていただきたいと思っております。

(※創作ゆえ年齢等に若干相違があるかもしれません、ご容赦願います)

---------------------

「中年夫婦の話ですので・・・」と始めた前作から早いもので10年余りの月日が過ぎました。

時代も令和に変わり、コロナ禍という世界的な試練や、ウクライナや異常気象、地震や豪雨災害など、とんでもない出来事や悲しい出来事もあり混沌とした世は、まだ続いています。

前作の終了からこれまでの間、私たちに起きた出来事を振り返りながら、多分おもしろくないと思いますが、次回より投稿をさせていただきます。


[2] Re: 続・家内の情事  :2024/11/21 (木) 20:20 ID:19n7RMKs No.31830
続編として投稿をする前に、すべてを伝えきれるわけではないのですが、これまでの変化を紹介させてください。

まず私たち家族は、この10年余りの間、大きなトラブルやアクシデント、また病気や怪我にも遭遇することはなく、ごく普通に暮らすことができていました。 
今の時代、その普通が実は幸せなことなのかもしれません。


そして私も61歳になりました。
定年が延長されたことにより、役職も退き、今ではかつて部下であった年下の上司の下で、主に取引先とのパイプ役、取引調整役のような長年の知識と経験が活かせる仕事を与えられて、それなりの充実感もあります。

家内は57歳となりましたが、相変わらず器量良し、スタイルももともとぽっちゃり目でしたが、特に変化もなく、というより全く当時と変わっていないと言って良いと思います。

一人息子の弘毅は27歳になりました。
当たり前のことですが、一番成長し立派になったと、未だに親バカ目線ですが、そう感じています。
大学院までは一人暮らしを経験して、卒業後は地元に本社のある会社に就職、彼女らしい存在の子は今はいないみたいですが、その分、大好きなサッカーを地域リーグに入って続けています。

そういえば、家内は弘毅が大学進学をしたことをきっかけに、私が勤務している系列の会社で事務のパートとして働き始めました。それから当時の社長さんの、たっての希望もあって正社員に登用されて、今に至っています。
普通の生活をする分、金銭的には苦労していない我が家でしたが、仕事を通じていろいろな刺激を受けることで、心身ともに健全に日々が暮らせるということもあり、むしろ私のほうからもお願いをしたくらいでした。

あとは家をリフォームしたこと、私と妻ともに時期は異なっていますが車を買い替えたこと、ちなみに私と弘毅の車を兼用にしました。
そして、その・・・車と言えば、健太君ですね。

健太君のことは、次回に書かせてください。


[3] Re: 続・家内の情事  palm :2024/11/21 (木) 22:00 ID:yhjJ1tFY No.31831
楽しみにしています!

[4] Re: 続・家内の情事  阪上 :2024/11/27 (水) 22:57 ID:P8TOotFY No.31843
覚えてます。まさに名作でしたね。
「家内の情事」で検索すれば、今でも読むことができるのは、大変ありがたいことです。
そのうち本物の上坂さんが登場してくるかもですね。


[5] Re: 続・家内の情事  さく :2024/11/28 (木) 13:12 ID:BFUDvqGs No.31845
まさか続編が読めるなんて、大いに期待しています。

[6] Re: 続・家内の情事  :2024/12/02 (月) 21:49 ID:FBKMeCOc No.31853
palm様、阪上様、さく様
コメントをありがとうございました。
またメールで激励をしてくださった方、ありがとうございます。
10年以上前の作品にもかかわらず反響の大きさにビックリしています。

では、次に健太君のことに触れていきます。

健太君といえば、10余年前、当時33歳で自動車販売店の営業マンだった彼が、家内の仁美に恋心を抱いていたことから、この物語の前作が始まりました。

私は彼に、家内に寄せる気持ちやその先にある恋心を打ち明けて、家内がその告白にどのように応じるのかを、試してみてほしい、とお願いをしました。
その結果、家内も健太君が好きだったことが判明しました。もちろん、家内は私のことも大事だと言ってくれましたが。

それから健太君と家内は、私の了解のもとで、デートやドライブを満喫するなど、急速に仲良くなり、二人は深く愛するようになったのです。
もちろん家内と健太君は、帰宅後は必ず、私にデートの内容を報告してくれていました。

やがて彼は、自動車販売の仕事に対する頑張りが認められて、親会社へのいわゆる上位転籍を打診され、彼は転籍を決意しました。
それはすなわち、私が認めている家内との恋愛にピリオドが打たれることを意味しました。そして最後の思い出として、二人だけで旅行に行くことを、私は了解しました。
そして健太君は新任地に旅立ちました。彼の存在は私たち夫婦に良い意味で大きな刺激となり、私と家内の絆も強くなったところで、前作は終わりました。

私にとっても妄想していた性癖が実現できたこと、家内にとっても若い男性と堂々と恋人同士になることができたこと、健太君にとっても大好きな女性に、思う存分の愛を注げたこと、これらは、まさにwin-win-win だったのです。

健太君については、これからの話の中で、少しずつ触れていきたいと思います。

さて、2年前の6月梅雨の頃に私は、家内が乗っている軽自動車の車検の引き取りのために、あの馴染みのディーラーに来ていました。
かつては健太君もこの店で営業マンとして頑張っていました。
当時の店長はすでに定年退職をされ、そのほかにも今の店舗スタッフで当時のまま在籍しているのは、副店長だけになっています。

その副店長と、車の話をしているときに、ひょんなことを私に言ってきたのです。


[7] Re: 続・家内の情事  :2024/12/03 (火) 21:52 ID:eaZMy4CU No.31856
続けます。

副店長は、まだ言えない話だ、と前置きをして、来月の ある土日から次の土日までの9日間は「顧客大感謝ウィーク」が開催されると私に知らせました。内容は、この間に購入(代替)をした顧客には、購入後のメンテナンスの割引や、用品のサービスがあるとのことでした。
だから、もしも代替をするのなら、今月よりは来月のほうが絶対にお得だということでした。
ディーラーでは、このようなイベントは良くある話なので、「そうか、なるほど...」と私は正直、半分 退屈さを感じながら聞き流していたのです。

しかし副店長の次の言葉で、私は耳を傾けることになったのです。

「以前、こちらに勤務していた・・・上坂様にも、たいへんお世話になっていた神崎の企画なんです」

「へぇー、そうかい! 健太君の企画なのか! 懐かしいなぁ、それは来ないわけにはいかないな」

その後も、あくまでもお客と営業マンの関係に限った話題ではありましたが、健太君の話が続いたのでした。

健太君は10余年前に親会社に転籍後、販売の企画やマーケティングを担う部門に配属され、そこで大いに実力を発揮し、やがて販売の指導的な立場で海外の系列会社に転属されていたとのことです。
そして4年間の海外赴任を終えて、半年前に古巣の販売会社にそれなりの立場で戻ってきたらしいのです。

私は健太君が大きく成長した話を聞くと、本心から嬉しくて、またあらためて10余年という歳月の重みを感じていたのです。


[8] Re: 続・家内の情事  阪上 :2024/12/03 (火) 22:41 ID:enXsIF3c No.31857
更新ありがとうございます
健太君は順風満帆のサラリーマン人生を送っているようですね
仁美さんとどのように再会して、そして・・・
続きを期待しています


[9] Re: 続・家内の情事  :2024/12/07 (土) 18:41 ID:3YG5o5II No.31859
阪上様、メールで応援をしてくださる方、
ありがとうございます。


続けます。

健太君の話はその日の夕食の時に私の口からごく自然な形で出ました。

「そういえば健太君…… すごく偉くなったらしいぞ」

「健太君? あの健太君のこと?」

「あの健太君さ、彼しかいないだろ…… 今日、副店長に聞いたんだ」

「健太君? うわぁ、なんだか懐かしい名前ねー」

家内の反応も自然でした。私としては、もう少し感慨深い表情とか声色になるのかなと見ていたのですが、全くそんなことはありませんでした。
「女は過去を捨て男は過去にこだわる」「男性は過去に生きて、女性は未来に生きる」などと言われていますが、家内の反応を見る限り、まさにそのとおりでした。

それでも少し私が、海外で勤務をしていたらしいとか、元の会社に戻ったらしい、と副店長に聞いたままを追加して話したので、家内もお付き合い程度に話に乗ってきていました。

「それはすごいわね、じゃぁ健太君は元の会社に戻って偉くなったのね」

「そうだ、立派なもんだよ。 そうそう、来月のイベントも健太君が発意した企画らしいぞ。 一緒に行ってみないか?」

「うん、そうね どんなものなのか、せっかくだから」

家内も、特に思うところがあるわけでもなく、健太君という知り合いのイベントを覗くだけ覗いてみよう、
それくらいの軽いノリのようなもの、としか私には見えませんでした。

10余年前に家内と健太君の恋愛関係はピリオドを打ちました。
一般的には、過去の恋愛については積極的に触れるようなことはないと思いますが、少なくとも私たちの間での彼の存在は、決してネガティブではありませんでした。

それでも10年以上の年月が経てば、そんな健太君の話題も、半年に一度出るか出ないかくらいのことで、今回もそれと似たような感じではあったのです。
もちろん、私たち夫婦が健太君のことを避けようとか、忘れようと意識をしていたわけではなく、時が自然に彼の存在を薄くしていたのです。

たとえばある日、家内とドライブに出かけたときにも、通りすがりに見えたカフェに、

「あっ、あの古民家って、実はカフェなのよ」と家内が言えば、

「へぇー、そうなのか、よく知っているな?」

「健太君とドライブしたときに行ったことがあるの」

また別の日に家内と街に買い物に出たときに、今度は私が、

「ここのパン屋は健太君が通っていたらしいぞ」と言えば、

「そうね、カレーパンがおすすめですって、聞いたことがあるわ」と家内が返していました。

そのような感じで、何度も繰り返しますが、私たち夫婦は、というか家内の中では、かつての健太君は、当時の本当に良い思い出としての存在になっていたのです。

しかし正直な話、私は健太君にダビングをしてもらった、あのDVD3枚はしっかりと保管をしています。
健太君が私たちのもとから去っても、しばらくは見返して、ひとりで興奮したこともありました。
ここ5年6年?近くは見返していませんが。

また、家内が身も心も健太君の恋人に徹していた姿は、記憶から消し去ることはできません、思い出すこともあります。
但し、思い出すことはあっても、かつてのような昂りをおぼえることはなくなっていました。
実は私は1年前からEDになってしまったからです。急な体の変化でしたが、半分は諦め、半分は受け入れて上手にお付き合いをしていこうと思っています。
家内とは既にセックスレスですし、寝室も別になっているので、特に不自由はありません。

さて、話を戻します。

ディーラーに行って、副店長と話をした日から、早くも一か月が経ちました。
いよいよ梅雨も終わり、本格的な夏を迎えた暑い日のことでした。

定時で仕事を上がり、いつものように夕食前に帰宅をした私に家内が声を掛けてきたのです。

「おかえりなさい、あなた宛てに、ダイレクトメールが届いていたわよ」

家内に言われて、テーブルの上を見ると、
「顧客大感謝ウィーク」開催!とオモテ面に印刷されていた封筒が置かれていました。


[10] Re: 続・家内の情事  阪上 :2024/12/11 (水) 20:38 ID:r61vBrjQ No.31863
確かに女性は男性から見てもびっくりするぐらい、過去に拘ってないような面はありますね
ただ、仁美さんの場合は、健太君は一生忘れられない存在でしょうね
果たしてどのような展開か待ち受けているのでしょうか


[11] Re: 続・家内の情事  :2024/12/14 (土) 21:41 ID:f191S0MA No.31871
阪上様、メールで応援をしてくださる方、
いつもありがとうございます。

続けます。


「顧客大感謝ウィーク」開催!」と書かれたダイレクトメール。

今どき珍しいの厚い封筒の中身は特大のチラシが折り込んであったり、なにやらの抽選券とか、この時限りの金券、オイル交換サービス券など、販売店の総力を挙げたイベントであることが伝わりました。

副店長と話をしてから一か月、私はこのイベントのことをすっかり忘れていたのですが、家内は楽しみに待っていた様子でした。

「ねぇ、来週の土日からって書いてあるし、行ってみない? 私は行きたいわ」

今まで自動車ディーラーに行きたいなんてことは一度も言ったことがない家内が、こんなことを言うのは、先月、このイベントの企画が健太君だということを、私から聞いていたからでしょう。

「あぁ、なにより健太君の企画だから、賑やかし程度でも盛り上げてやらないとな」

すっかり忘れていた私も、家内につらえてそう答えたものの、やっぱり健太君のことは応援したい気持ちもありました。

「ねぇ、健太君もいるかしら?」

「それはわからないな、ここの店だけじゃなく、ほかの店も一斉に同時開催するんだろ、それに健太君は本部の偉い人らしいから、来たとしても少し覗いてすぐ帰るさ」

正直、私も彼に会いたい気持ちはあったのですが、過度な期待はしないことにしました。

そして当日、私たちは「顧客大感謝祭」の会場にいました。

数々の色とりどりの新車が展示され、レースカーやカスタムカー、キャンピングカーなども、多くの来場客に注目を浴びていました。
たこ焼きやフランクフルトなど定番の屋台も軒を連ね、仮設のステージでは、お笑い芸人のショーや、スーパー戦隊ショー、マジックのパフォーマンス、地元高校生のダンスショーや吹奏楽演奏なども行われて、観客席のうしろに立ち見が出るくらいの盛況でした。

お天気にも恵まれて、私たちも賑やかな会場を歩いていると、店長をはじめ、お店のスタッフからも挨拶や声を掛けられるなど、上得意の顧客として、それなりに扱われている気になった私はとても満足していました、単純ですね。

それとなく家内を窺うと、いつもと変りなく、催し物を楽しみ、展示物に興味を持ったりと、特に健太君を探してキョロキョロしている様子もありませんでした。
それもそうですよね、もう10年以上の時が経ったのですから。
むしろそんな家内に気を向けている、私のほうが余程健太君を気にしていたのかもしれません。

「楽しかったわね、さすが健太君の企画だったね」

「そうだな、これだけの顧客を呼んで、喜ばせているイベントを企画するなんて、大したもんだよ」

それでも2時間近くはこの場にいたでしょうか、そろそろ帰ろうかなと、ゆっくりと駐車場に足を向けた時でした。
ちょうどすれ違った若い女性の営業スタッフが襟元のピンマイクに向けて話している声が聴こえたのです。

「店長、神崎部長がお見えになりました」

おそらく無線連絡で来場を伝えていたのでしょう、やっぱり私は健太君の姿を一目だけでも見たくなりました。そしてすぐに隣を歩く家内に言いました。

「健太君が来たみたいだぞ」

「あら、早いわね」


[12] Re: 続・家内の情事  中村。 :2024/12/24 (火) 19:41 ID:UbY05uNw No.31899
とても期待してます!
頑張って下さい!


[13] Re: 続・家内の情事  ヤマユリ :2024/12/25 (水) 04:05 ID:4TPX2zGQ No.31901
とても、良い展開ですね。期待してます。

[14] Re: 続・家内の情事  阪上 :2024/12/27 (金) 21:20 ID:P8TOotFY No.31925
更新心待ちにしております

[15] Re: 続・家内の情事  :2024/12/31 (火) 18:55 ID:f4BuTRdg No.31933
中村様、ヤマユリ様、阪上様、応援メールを送ってくださった皆様

コメントをありがとうございます!
体調を崩しまして、更新が遅くなっていますこと大変もうしわけございません。
引き続き上坂さまへのリスペクトは欠かさずに、
来年はしっかり更新が出来るように体調を整えていきたいとおもっています。

今年はたくさんの応援ありがとうございました!
おたがい来年が素晴らしい年になりますように!

追記:ところで、仁美さんのこれまで、で違和感(匂わせ?)があること、すでにお気づきでしょうか? ^^


[16] Re: 続・家内の情事  阪上 :2025/01/01 (水) 11:01 ID:LLkf7rmk No.31935
大晦日の更新、ありがとうございました
体調を崩されていたとのことですが、まだまだ寒い日が続きますので、どうぞご自愛ください

さて、仁美さんの違和感(匂わせ?)ですが、ズバリ申し上げます(笑)
12/14 (土) 投稿分の最後の仁美さんの一言です

「あら、早いわね」

これは、予め健太君の到着時間が、仁美さんにはわかっていたということ、
すなわち、仁美さんと健太君は事前にやり取りをしていたということではないでしょうか

もし私の想定通りとすれば、すでに2人の仲は再燃しつつあるように思います
これからの展開に期待します
今年もよろしくお願いします


[17] Re: 続・家内の情事  :2025/01/03 (金) 11:34 ID:O9vCgp6. No.31945
皆様あけましておめでとうございます。 
本年も上坂様にリスペクトをしながら、続けてまいりたいと思っております。

阪上様、応援メールを送ってくださった皆様 
コメント、ありがとうございました。よろしくお願い申し上げます。


続けます・・・

(偉くなったものだな・・・)
私は、先ほどのスタッフが口にしていた「神崎部長」というワードが頭の中に渦巻きながら、当時の健太君の姿をリンクさせていました。
まるで立派になった我が子を探すくらいの気持ちで、大顧客感謝祭で賑わうたくさんの来場客の中をかきわけるようにして健太君を探していたのです。

「よしっ、あっちにいってみよう」

私は、お笑い芸人のパフォーマンスで特に人だかりができていた仮設ステージの右横の大きなテントの中に健太君がいるような気がして早足になりました。
私としては健太君が中心となってこのイベントの企画をしたと聞いていたので、お笑い芸人をゲストとして迎える側の責任者として、ステージの近くにいるのでは?と思ったからです。

家内はまだキョロキョロしたままでした。

(やっぱり、健太君が気になるんだな)
家内は家内で、私と同じく健太君のことが気になるんだなと、そんな自然な姿に、ほっこりと微笑ましい気持ちになりました。

「あっちじゃないかしら」

不意に家内はそう言って、私の返事を聞くまでもなく、向かう先とは全く逆のコンテナハウスを指さして、今度は家内のほうが早足でそっちに向かっていきました。

「さすがにそっちは違うだろー」

私はそう呟きながらも、一生懸命に健太君を探す家内がどこか微笑ましく、だまって後ろについていきました。

このあたりに来るとステージ前とは違って、のんびりと会場の雰囲気だけを味わおうとするような感じの来場客がまばらに散らばっている状態でした。

コンテナハウスそばに着くと、ちょうど扉が開いて、お揃いの感謝祭トレーナーを着たスタッフとともに背が高く体格の良いスーツ姿の男性が出てきました。 
その男性はステージ方向を指さしながら、何やら真剣に取り巻きのスタッフに指示をして、スタッフたちはすぐに走って会場に向かっていきました。

取り巻きが外れ、ひとり佇んでファイルに目を落とすその男性。

身長や体格、そして佇んでいるときの雰囲気は、間違いなく健太君でした。


[18] Re: 続・家内の情事  中村 :2025/01/04 (土) 18:50 ID:raKEvt8s No.31953
良い感じになってきましたね。期待しています頑張ってください。

[19] Re: 続・家内の情事  :2025/01/16 (木) 12:48 ID:3026V4dM No.31991
中村さん、メールで応援してくださる皆様、ありがとうございます。励みになります。 原作者である上坂さんへのリスペクトをふくめて、書いてまいります。


(続きです)

「あっ、やっぱり健太君ね!」

家内の声が弾んでいるように感じました。

「うん、健太君だ、ここにいたのか・・・ 健太君に間違いないが、なんだか忙しそうだな・・・」

私は10年振りとなる再会だけに、彼との感動的なシーンを期待していた、というわけではないのですが、忙しそうにスタッフに指示を出す彼の姿を遠めに見ると、一気に現実として、この場を仕切る責任者として奮闘している彼の姿を見ることができて、嬉しさよりもどこか安心した気持ちになりました。

「忙しそうだから、ここまでにしておこうか、どうする?」

そう家内に言ったつもりでしたが、家内は、そのままコンテナハウスの前に立つ健太君に向かって、声をかけたのです。

「健太くーん!」

残念ながらその声は向こう側のステージからの大きな音声と被ったのか、彼の耳には届いていませんでした。

「神崎部長!」 

今度は私がひときわ大きな声で彼を呼ぶと、ぴくっと反応を示し、怪訝そうな顔つきで私たちの方を向きました。
それでもあらためて私たち二人の姿を確認するなり、パッと、にこやかな笑顔を浮かべて、すぐに私たちのもとに小走りで近寄ってきました。

「ご無沙汰しています! 上坂さん ご来場いただきありがとうございます」

ハキハキとした彼の声は昔と変わっていませんでした。

「なかなか盛況じゃないか、神崎部長!」

私は冷やかし半分に、あえて健太君とは呼びませんでした。

「やめてください、上坂さんには、いつものように呼んでいただきたいです」

彼もさすがに照れくさかったのか、はにかみながらそう言いました。

「でも、本当にお久しぶりです」とにっこりとした笑顔を私に向けてきました。

私はその微笑みに、あの頃の健太君が戻ってきたかのような気がして、自然に胸が温かくなりました。


[20] Re: 続・家内の情事  中村。 :2025/01/17 (金) 21:21 ID:1ARncVtc No.31992
いやー、良いですね! マイペースで構いませんからよろしくお願いします。期待してます。

[21] Re: 続・家内の情事  阪上 :2025/02/07 (金) 20:59 ID:Woy6ekzs No.32043
上阪さん更新お待ちしてますよ
よろしくお願いします


[22] Re: 続・家内の情事  上阪 :2025/02/10 (月) 16:01 ID:dlh6H.Uk No.32047
中村。さん 阪上さん メールで応援をしてくださるみなさん いつもありがとうございます。
遅筆ですみません。


(続きです)

「それにしても立派になったんだなー、部長なんだろ?」

私が持ち上げ気味に言うと、健太君は軽く笑って答えました。

「いえいえ、立派になったのは、おなか周りだけですよ」

「ううん、それは貫禄がついたのよ!」

家内も嬉しそうに弾むような声を健太君にかけたのでした。

そんな会話をしながら、「むさくるしいところですが、すいません」、と私たちはスタッフルームと札のかかったコンテナハウスの中に招待されたのです。
掲示物やパンフレット、景品などが雑然とする中ですが、健太君も気を利かせてくれてスタッフから出されたコーヒーを飲みながら話をしました。

話によれば、健太君は親会社から海外の関連会社への4年間の出向を終え、3か月前に、元の(今の)販売会社に企画部長として帰任、その後は自動車の販売企画や戦略だけではなく、地域との連携を密にするために、地元の政財界や業界団体に対しても精力的にアプローチをしているとのことでした。

毎日が多忙で、「それでも充実しています」、と本人の口から聞けたことで、私たちは安心しましたし、健太君がより頼もしく思えてきました。

ただひとつだけ、気になったのは、彼はまだ結婚していなかったことでした。
ただ、私たちが話をしているまわりには、忙しなくスタッフの出入りがあったので、立ち入った話はできずに、「あぁ、そうか」程度で済ませるしかなかったのです。

家内はほとんど何も言わず、ほぼ黙って、私と健太君の話に相槌を打ちながらも、時折「大変ね」「食事は大丈夫なの?」など、心配そうに言葉を挟んでくるあたりは、かつての年下の恋人を労わるかのようなトーンで彼に声をかけているように私には聞こえましたが、さすがにそれは私の気持ちが盛り過ぎだったのかもしれません。

「ところで上坂さん、せっかくなので話をしたいことがあるのですが・・・」

健太君があらたまった顔を私に向けたのです。

「なんだい? 今の給料だと新車はすぐには買えないぞ!」

私は冗談を含めて健太君に返したのですが、意外にも健太君の表情は変わらなかったのです。

ただ、折り入っての話なら、このような場所で、しかも家内も隣に座っているところですることはないと、私は思ったのです。

一瞬のことですが、言い出しにくい健太君の様子を察した私は、彼を促そうとしたその時に、スタッフの一人が焦った顔をして、「すみませんお話し中に、部長、よろしいですか?」と健太君に耳打ちをしてきました。

さすがにイベントで忙しい中に彼を引っ張るのはよくないので、私たちのほうから、「それでは、そろそろ」と席を立ちました。

「上坂さん、せっかく来ていただいたのに申し訳ありませんでした。 先ほどのことは、またあらためて連絡をします」

「いつでも、いいぞ。 それよりも、お邪魔して悪かったな」

健太君は私たちをコンテナハウスの外まで一緒に見送ってくれたのですが、健太君と家内は私の後ろに付いてきながら小声で何か話していました。 

「…… あっ、だから早めに……たのね」

「はい、僕も早く……ったから」

「もぉ相変わらず、上手ね。 さすが部長さんね」

こんな感じ?だったと思います。

私は、このひとときを通じて健太君が立派に成長した姿が確認できたことに、十分満足を得ていました。
そんなこともあって、二人の雰囲気に、10年ぶりだし微笑ましいな、懐かしんでいるんだな、くらいにしか思えず、あえて私は後ろを振り向きもしませんでした。


[23] Re: 続・家内の情事  :2025/02/16 (日) 12:20 ID:3026V4dM No.32052
(続きです)

「本当にすみません、では、ここで失礼させていただきます」と言った健太君は、私たちに丁寧に頭を下げました。

「元気そうで安心したよ、わざわざありがとう」と私が言えば、家内も「がんばってね」と健太君に笑顔を向けました。

健太君は再びコンテナハウスに戻っていきました。

家内はその後しばらく、健太君が去った方向を見つめていましたが、すぐに私を振り向き、「本当に立派になったわね」と、やや感慨深げに言いました。
「うん、そうだな。ああやって大きく成長した姿を見られて、俺も嬉しかったよ」
そう私が返すと、家内は黙ってうなずいていました。

こうして私たちは久しぶりに健太君に会えたこと、健太君の元気そうな姿はもちろんビジネスマンとして立派に成長した姿を目の当たりにしたことで、むしろその感慨に浸っていたのか、帰宅する車内では家内も私もほとんど無言のまま過ごしました。

助手席も家内もいろいろと思うところがあったのかもしれません。
それもそのはず、家内と健太君は、かつては私が認める「恋人」になって、どこまでも激しく深く愛し合った仲なのです。 
今日、わずかな時間ではありましたが、「元カレ」に会えたことは、私以上に感動していたに違いありません。

私はハンドルを握り、そんな思いを寄せながら、健太君の姿をシンクロさせて、今日の家内のことを思い返していたのです。

ふと・・・ 
健太君が会場に到着した話が出たときに、家内が口にした「あら、早いわね」とか、健太君がどこにいるのかを探し回っているときに、「こっちじゃないかしら」と、まるで彼がコンテナハウスにいることを知っていたかのような言葉が気になってきたのです。
さらには、帰り際に、よく聞こえなかった二人が交わしていた会話すらも、もしかしたら今日ここで会うことが必然だったようなやりとりのように思えてきました。

そう思ってしまうとその思いが私の頭の中を駆け巡ってしまい、どこか釈然としない気持ちのまま、帰宅後、私はリビングソファーでまったりして、ボォーっとテレビ画面を眺めていました。

私の知らないところで二人は連絡をしあっていたのか? 
そうに違いない、じゃないと家内の口からあんな言葉が出るはずがないじゃないか。 
いや、これはただの思い過ごしで、たまたま家内が口にしただけのこと、忙しい健太君がそんなことをするはずがないし、家内だってそんなことがあると私に知らせるに決まっているじゃないか・・・

私は思い巡らせながら、キッチンで夕食の準備に取り掛かる家内に視線を送っていたのです。
思えば、このような健太君と家内の関係を妄想してしまうのは、まさに約10年ぶりのことです。
かつて「寝取られ癖」のあった私としては、忘れかけていた感覚、いや本当に忘れていた感覚が呼び起さているような気がしてきたのです。
しかも今、私の妄想は果てることなく、もしかして、私の知らないところで連絡はおろか、二人が二人だけで再会して、そして、かつてのような「恋人」のような関係になっていたら・・・

そんなふうに妄想を発展させていくと、EDに悩み続けている私にとっては、なんと嬉しいことに、忘れかけていた、いや諦めかけていた下半身に熱いマグマが沸き立ってくる、あの感覚を実感したのです。

「どうしたの? あなた、顔色が良くないみたいだけど?」

夕食の準備をしている家内が、キッチンから声をかけてきました。

「うーん、やっぱり疲れたのかな、歩き回ったからなー。 お前こそ、大丈夫か?」

「私は、今は大丈夫かな、あとで一気に疲れちゃうかもね」 家内はニッコリ返してきました。

この会話の流れ、私は、今だったら、臆することなく聞きたいことが聞ける流れだと、咄嗟に思ったのです。

「あっ、仁美・・・」

「どうしたの?」

「ところで 今日の・・・・・・」


[24] Re: 続・家内の情事  トキノミノル :2025/02/16 (日) 12:37 ID:RC9UajhM No.32053
初めてコメントさせていただきます。
上坂さんの作品大好きでした。
上阪さんが引き継いで復活させて下さり感激です。
しかも見事な再現性です!ビックリです。
お忙しいとは思いますがこれからも名作の執筆、頑張って下さい。


[25] Re: 続・家内の情事  さく :2025/02/24 (月) 07:49 ID:7LBDc85k No.32069
なにかゾクゾクしてきました。続き期待しています。

[26] Re: 続・家内の情事  :2025/02/25 (火) 10:16 ID:mrMdzz2I No.32071
トキノミノル様 さく様 メールで応援をしてくださる皆様 
応援ありがとうございます。 とても心強くそして励みになります!!


(続きです)

「ところで 今日の・・・・・・」

(ところで 今日のことだが、仁美・・・ まさか お前は健太君があの時間にあの場所にいることを最初から知っていたのか?)
 
私はこの言葉を出す準備をしていました。
声に出そうと喉元まで来ていたところです。

ただ本当に「私に黙って」二人が通じ合っているとしたら?

この先どのような展開になるのか、そして展開次第では、もう一度 仁美が健太君の恋人になるというシナリオに繋げることが出来るのかもしれない、いやもしかしたら出来つつあるのかもしれない。

私には、当時のあの興奮、そう無力感、焦燥、そして嫉妬が、もう一度、現実として味わえるかもしれない、という期待が湧いてきたのです。

私の脳裏には、このようなとても都合の良い状況こそ、今 EDに悩み、性的な興奮が下半身に伝わってくれないもどかしさを抱え悩んでいる私にとって、一番必要なことであることに気づいたのでした。

「今日の? 何? どうしたの?」

口籠っていた私に、キッチンで忙しく炊事をしている家内が問いかけてきました。

「あっ、今日の晩メシは何なのかな、と思って」

「あら、あなたがそんなことを聞いてくるなんて珍しいわね、今日はね、肉じゃがと・・・」

家内は特に私の様子を窺うこともなく、いつものトーンで返してきました。

なんとか、こんな感じで ごく普通の会話に戻すことができたのでした。

ところで、本当に二人が事前に連絡を取り合っていた、という「思い込み」を決めた私は、かつてのような興奮した日々を過ごしてみたいと思うようになりました。

しかもそれが事実であれば、今回は、私の知らないところで再び二人が、という設定がどこか被虐的であり、また私に対して挑戦的である状況であることも、弱くなった下半身に活力を与えるには十分な内容です。

そしてそれは、10余年前に私たち3人の関係が始まるきっかけにもなった、健太君と家内が(まだ営業マンとお客の関係ではあったのだが)私の知らないうちにメール交換をする仲になっていた、という状況に少し似ていることを思い出しました。

とにかく、まずは事実を確認する必要があります。

私は健太君にそのことを聞こうと考えていたのですが、どうやって、どのタイミングで、と考えていた矢先、こちらから問うまでもなく、健太君から私に連絡が来たのです。

あの顧客感謝祭から3日後のことでした。


[27] Re: 続・家内の情事  こてっちゃん :2025/03/03 (月) 12:29 ID:dPcGVmlE No.32079
続編、ありがとうございます!凄く楽しみにしていたので嬉しいです(^^)

[28] Re: 続・家内の情事  :2025/03/07 (金) 08:59 ID:3YG5o5II No.32088
こてっちゃんさま、コメントありがとうございます。 
展開が遅くて申し訳ありません、これからも気にかけていただければ幸甚です。


(続きです)

この頃から私は家内や息子弘毅とのスマホでのやり取りはLINEを利用していたので、メールは利用しなくなっていました。
だから、昼休憩中にスマホ画面に珍しくメール着信アリとの表示をみて、中身を読むまでもなく、健太君だと察したのです。

逸る気持ちと胸騒ぎを感じながら、私はメールを開封しました。

健太君のメールには、
「上坂様、先日は顧客感謝祭にご来場いただき誠にありがとうございました。」
と始まり、私と再会ができて嬉しかったこと、まだまだバタバタと仕事に追われていることなどが、長文ではありましたが彼らしい本当に丁寧な内容で綴られていました。

そして最終行には、
「先日お越しくださったときに話を遮ってしまった件について、改めて上坂さんと会ってお話をしたいのですが、ご都合はいかがでしょうか?」
と書かれてありました。

こんなことを言うと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、綴られていたメール文を読むだけでも、健太君の成長が実感できたのです。

ただ一方で、「もしかしたら家内と」という疑惑、そしてその疑惑が本当のことであってほしいという(変な)期待が交錯した私は、感情をそのまま返信メールに書くことができませんでした。

久しぶりの健太君からのメールでしたが、私は日時場所の指定以外の文言を書き入れることなく、あえてシンプルな内容で返信をしました。

そして、翌週の金曜日の夜、私と健太君は駅前の居酒屋で会うことにしました。

その日が来るまで家内に対しては、いつも通りに接しながら、それでもどこか様子に変化がないか、と窺っていたのです。

私が気がつかなかっただけなのかもしれませんが、残念ながら それらしい家内の様子は全くないように感じました。

ただただいつもの日常が繰り返されていただけでした。

やっぱり、健太君と家内が、私の知らないところで、私には内緒で連絡をし合っていたというのは思い過ごしだったのかな?
 
私はそう思うと安心する反面、どこかスリリングな刺激を失った寂しい気持ちにもなったりして、それならば、はっきりと家内に問えば済む話ですが、今更、どのように切り出せばよいのか、恥じらいやプライドが邪魔をして、そこまでの勇気はありませんでした。

そしてもう一つ・・・
EDに悩む私にとっては、この正否不安定な状態こそ、微弱ながら下半身に刺激を与えるきっかけになっているのは事実で、家内の答えが「白」だとはっきりすれば、今のこの状態が消えてしまうことが怖かったという、なんとも複雑な気持ちもあったのです。

結局、私は抱えていた思いを封印したまま、健太君と会う日を迎えたのです。


[29] Re: 続・家内の情事  中村。 :2025/03/08 (土) 21:07 ID:WymfNp8s No.32091
面白くなってきましたね! まだかまだかと待ち遠しいです、頑張って下さい。

[30] Re: 続・家内の情事  こてっちゃん :2025/03/22 (土) 17:13 ID:KwVhB48A No.32136
私もまだか、まだかと毎日チェックしてます。よろしくお願いします(^^)

[31] Re: 続・家内の情事  :2025/03/23 (日) 23:27 ID:3j3yHfMQ No.32142
中村。様 こてっちゃん様  
お待たせしました、少しだけですが更新しました。 もう少しピッチを上げていきたいと思います。


(続きです)

約束の時間よりも少し前に、私は待ち合わせ場所である駅前の居酒屋に着きました。
 
席は予約されていて、2人用の半個室に通されました。

ご存知の方もいらっしゃると思います。
ここは昔、絵美さんという一時は結婚まで考えていた女性と別れ、傷心していた若き健太君と酒を交わしたことのある居酒屋でした。

(ここのお店ではそんなこともあったな・・・)

仕事が終わり今日ここに来るまでは、家内と健太君が、もしかしたら私に内緒で連絡を取り合っていたのではないか、という疑念を晴らそうと張り切っていました。

ところが昔と変わらない佇まいの この居酒屋に入った瞬間に、私は昔の健太君に思いを巡らせていたのでした。

それと同時に、以前のような張りのある、そして刺激的だった日々を私は懐かしく思い返していたのです。

「上坂さん、お待たせしました」  定刻通りに健太君は来ました。

「いや、俺も今来たところだ・・・ おつかれさんだったね」

健太君はスーツ姿、部長らしく品のよさそうなネクタイをしていました。 
ちなみに私はノーネクタイでしたが。

「上坂さん、今日はわざわざありがとうございます。お忙しいところ無理をいってすみません」

「いやいや、大丈夫だよ」

そんな短いやりとりの後、私たちはビールで乾杯しました。

「ところで、健太君、今日は何の話があるんだ?」 

早速、私は直球で健太君に問いかけてみました。

もしかしたら、家内が絡んでいる話なのか? 
もしもそうだとしたら、以前のような刺激的な日々が再び訪れるのか?

私は少しの期待を持ちながら、冷静さを装うように努めていました。

「そうですね、お願い事なので、酔わないうちに、お伝えしたほうが良いですね」

健太君はすぐに姿勢を正し、ネクタイの結び目に手をやり、締めなおすと、あらたまった表情で、私にそのお願い事を話してきたのです。

私はそんな健太君の仕草に、若干戸惑いを感じましたが、ビールジョッキを口に当てて、表情をごまかしながら、健太君の話を聞くことにしました。


[32] Re: 続・家内の情事  こてっちゃん :2025/03/23 (日) 23:34 ID:tAJirosM No.32143
更新有難うございました!胸が詰まる展開で、ドキドキしながら続きを楽しみにしております(^^)

[33] Re: 続・家内の情事  :2025/03/29 (土) 20:13 ID:6InF.yGI No.32161
健太君はさっそく私に身振り手振りで熱心に話を始めました。
その姿は、爽やかな笑顔に、早すぎずゆっくりすぎない小気味良いペースで、
自動車セールスマンとして頑張っていた10余年前の健太君を思い出すような気がしました。

さて、健太君が私に話してきた内容は、仕事に関することだったのですが、
家内にも協力という形で登場することだったことから、私にも理解をしてもらって、
ぜひ協力をお願いしたいという内容でした。

それは要約すると、以下のようなことでした。

・健太君の勤める販売会社の(健太君の出向先だった)親会社が、来月の下旬に「エグゼクティブパーティ」を開催することになった。

・その「エグゼクティブパーティ」は、4年に一度、全国に点在する販売会社が持ち回りで担当をすることになっており、今年は健太君の会社が幹事会社になった。

・その「エグゼクティブパーティ」は、親会社とグループ会社の威信をかけた昭和の時代から続く伝統的なイベントで、国内のみならず海外の重要な取引先のVIPや政財界からも参加があり、政治的かつ社交的なパイプの維持や繋がりの強化が狙いとなっている。

・その「エグゼクティブパーティ」の出席者はパートナー同伴であることが習慣化している。
もちろん必ずというわけではないが、特に海外からの招待客は日本の旅行も兼ねているため、ほぼ全員が夫人や婚約者、はたまた愛人など、パートナー同伴で出席される。

「なるほど・・・ 令和時代になっても、そんなパーティがあるんだな・・・ なんだか世間離れした華やかな世界だな」

健太君の繰り出す話に、私は相槌を打ちながら、思わず口を開いていたのです。

「そうなんです、今どき、まだこんなパーティなんて、と思っていながら、わが社としては親会社のイベントだけに、なんとか成功するように準備に追われているんです。」

そのとき私は、パーティそのものの話よりも、健太君が「わが社」と口にしたことに、彼の社会人としての成長を感じていました。

そんな健太君は、最近まで海外勤務経験があることから、海外招待客のホスト責任者に「大抜擢」された、とのことでした。

「ということで・・・ 実は、ここからが上坂さんへのお願いになるのですが・・・」

健太君はあらたまって私に顔を向けました。


[34] Re: 続・家内の情事  こてっちゃん :2025/03/29 (土) 23:52 ID:uh2g.QEI No.32163
更新ありがとうございます!益々楽しみな展開になってきました。
続き楽しみにしております!

[35] Re: 続・家内の情事  ぽんつく :2025/04/14 (月) 08:00 ID:odOgQDIE No.32169
続き、毎日楽しみにお待ちしています

[36] Re: 続・家内の情事  palm :2025/05/16 (金) 21:32 ID:HyzmMpL6 No.32189
続きをお待ちしております。

 このパーティに健太君が参加するのだが、彼にはパートナーがいない
 で、家内さんをパートナーとしてお借りできないか?

といった流れを想像しています。


[37] Re: 続・家内の情事  匿名 :2025/06/03 (火) 22:36 ID:mkvgKrag No.32199
上坂さんご自身や登場される方へ最大限のリスペクトをしながら・・・

途中で投げ出すのはリスペクトどころか、かなり失礼になるのではないですか


[38] Re: 続・家内の情事  りょうた :2025/10/15 (水) 00:15 ID:nqpxGkLY No.32389
凄くリアルで引き込まれながら読ませていただいてます

[39] Re: 続・家内の情事  下坂 :2026/01/31 (土) 00:21 ID:f4BuTRdg No.32561
はじめまして、下坂ともうします。

田中。先生のNo.29575「過去スレで秀逸だったのは。」に記されていた、上坂先生の「家内の情事」を読ませていただきました。とても興奮しました。素晴らしい作品をご紹介してもらい感謝致します。
そんな「家内の情事」の僕のお気に入りシーンにたいするAIのコメントがきっかけとなり、僕なりにスピンオフを書かせてもらいました。
愛読者の皆様と同じく、上阪先生の「続・家内の情事」の復活を心待ちにしながら、お目汚しになるかもしれませんが、ご一読くだされば幸いでございます。

健太君の転勤が決まり、壮行会が催されたあとの、最終幕から始めたいと思います。

まずは原文からです。


壮行会からしばらくして、健太君は新天地に旅立っていきました。

晴れて(?)家内と健太君は恋人同士となったものの、
車で3時間ぐらいかかるやや遠距離恋愛をどのように付き合っていくのか、私は何も言わずに見守っていました。

最初は予想外に静かなスタートという感じでしょうか。
引っ越ししてすぐに、身の回りの後片付けを手伝うために、
家内が健太君の新居に行きましたが、
約1カ月ぐらいはメールや電話でやり取りをするぐらいで、
それ以外に出会うことはなかったようです。

家内が新居に行った時は、当たり前のようにセックスはしたようでしたが、
健太君はあまり元気がなかったようでした。
やはり、親会社で働くということで健太君もかなりナーバスになっていたようです。

壮行会の後、家内は生理があり妊娠はしなかったのですが、
今後のことも考えて避妊薬を服用し始めていました。
健太君にもそのことは伝えていたようですが、
しばらくは仕事のことで頭がいっばいという感じだったようです。

そんな日がしばらく続きましたが、2ヶ月めぐらいからは仕事にも慣れ、
それとともに家内との付き合いも積極的になってきました。
ただ、そんな中でも、2人とも高校受験を控えた弘毅のことを気にして、
あまり目立たないようにデートをしていました。
健太君が車で近くまで迎えに来て、休日を取れる時は平日の昼間に出会ったり、
時には土日のいずれかの昼間に会うようにしていたようです。

会える日が限られてくると、逆に出会った時はお互いかなり激しく求めっていたようです。
健太君からはいつものように報告メールが来ていましたし、
家内も家に帰ってくると何も隠さず話してくれたのですが、
デートといっても健太君のマンションで過ごすことが多く、
数時間2人でいる間はほとんどセックス三昧のようでした。
家内はデートというよりも、健太君の性欲処理に出向いているという感じでしたが、
2人にとってはそんなデートがよかったのでしょう。

そんな感じの付き合いがしばらく続いた影響なのかどうかわかりませんが、
家内は次第に艶っぽくなっていきました。
化粧のノリがよくなったと自分でも言っていましたが、
私が見ても肌のハリが良くなったように思え、胸も少し大きくなった感じでした。

月2〜3回のデートでは、毎回健太君の精子がなくなるまで中出ししてもらい、
残りは絞り出すように飲み干していたのが、
家内の体調には良かったのかもしれません。

報告をもらうばかりで2人のデートを目の当たりにすることはなかったのですが、
健太君から新居にも来てくださいという誘いを受けて、
私は一度だけでしたが行ってみました。

ある日曜日の朝、私は健太君のマンションに向かって愛車を走らせました。
家内は前日の土曜日から、すでに健太君のもとに行っていたのです。

この時はすでに弘毅も高校生となっており、
中学から続けていたサッカーの遠征試合でいなかったので、
それなら・・・ということで外泊していました(はっきり言って最低の親ですが・・・)。

思えば、家内と健太君が初めて2人きりで夜を共にする日でもありました。
家内が泊まると決まった時は、健太君は子供のように喜んだようです。
その日の早朝、健太君からメールが来ていたのですが、
メールの字が躍っているように見えました。

『おはようございます。今日は遠方までご迷惑をおかけしますが、
仁美さんと2人でお待ちしております。予定通りお昼前ぐらいにお越しですよね?
昨晩は仁美さんに泊まっていただき、
新婚気分で2人だけの時間を楽しませていただきました。
ちょっと仁美さんに無理をお願いして、
部屋にいる間は何も着ないで過ごしてもらいましたから、
僕も仁美さんの中で7回も発射しちゃいました。
仁美さんは今、僕の腕を枕にしてお休み中です。寝顔もホントに素敵です。
ますます綺麗になっていく仁美さんにゾッコンです。
では気をつけてお越しください』

安全運転のつもりでしたが、つい気持ちが早まってしまい、
2時間半ぐらいで到着しました。

「ご無沙汰してます。お待ちしてました、どうぞ!」

もしかしたら、朝から絡み合っているのかとも思いましたが、
健太君はスキッとした笑顔で迎えてくれました。
マンションの中に入ると、奥の部屋から家内も出てきました。

「あっ、いらっしゃい、早かったね。」

家内にいらっしゃいと言われると、
なんだか複雑で私は苦笑するしかありませんでした。

家内は部屋の掃除をしていたようで水色のエプロンを付けていましたが、
私はあることに気がつきました。
今まで、健太君からはメールでの報告、そして家内からもデートの内容を
聞いていたのですが、ここに来て初めて新たな発見をしたのです。
一見普段と変わらない家内でしたが・・・身も心も健太君の恋人に徹している家内が
そこにいたのです。

「いい部屋だな、日当たりもよさそうだし・・・」

私は健太君に勧められてソファに腰を下ろし、部屋の中を見回しながら言いました。

「そうですね。前のマンションより少し狭いですけど、
1人暮らしには十分ですよ。2人ならちょうどのスペースですから、
夫婦で住んでいる方も結構多いみたいですよ」

「そうか、それなら早く一緒に住んでくれる人を見つけないとな(笑)」

私はそう言いながら、もしそうなれば恋人関係も終わりだなと思い、
我々に背を向けてキッチンに立っている家内の方を何気なく見たのですが・・・
家内の下半身に釘付けになってしまいました。

前から見るとエプロンでまったくわからなかったのですが・・・
膝上20センチぐらいの真っ赤なミニタイト・・・
そして、ニットの生地なのでしょうか、
身体に吸いつくように貼りついたスカートからは、
ふっくらとしたお尻の形がはっきりわかりました。
キッチンを右へ左へ歩くと、お尻の割れ目まで見えそうな艶めかしい姿に、
私はドキドキするばかりでした。

我が妻ながら、一瞬見てはいけないものを見てしまったような気持ちになり、
慌てて目をそらすものの、視線は家内のお尻を追い続けてしまいました。
その後も健太君の目を盗むようにチラチラ見ていたのですが、
あるはずの下着のラインが見えなかったのです。

しばらくして、家内がこちらを振り向いて、お茶を持ってきました。

「はい、粗茶ですけど、どうぞ・・・」

「ありがとう」

家内が湯呑を持ちながら差し出した右手の薬指にはシルバーの指輪、
そして同じものが健太君の右手にも輝いていました。
そして、普段付けている左手薬指の指輪は外されていました。
2人に見せつけられるような雰囲気の中、
私は腹立たしさを通り越して、むしろ心地よさ、
そして少し挑戦的でもあり、被虐的な気持ちにもなっていました。
もっと見せつけてみろ・・・いや、見せつけてほしい・・・
もっと仁美を好き放題に、やりたい放題にしているところを見せてみろと・・・

家内も健太君の恋人になりきり、言われるままに、
求められるままになってしまうことに、もしかしたら快感を覚えていたのかもしれません。

私の気持ちを見透かしたかのように、その後も2人はもっと見せてつけてくれました。

「じゃあ、食事に行きませんか?美味しい和食の店に車でご案内しますよ」

しばらく談笑した後、健太君の案内で食事に行くことにしました。

「仁美さん、着替える?」

「この近くじゃないよね。いいよ、このままで・・・」

家内はそう言うとエプロンを脱ぎ始めました。
一瞬、私の視線を意識したような素振りをしましたが、
エプロンを脱いだその姿にあっと声を上げそうになってしまったのです。

白いカーディガンを羽織っていたのですが、
その下は胸の大きさを強調するかのような身体にフィットした黒のタンクトップでした。
タンクトップは胸元が大きく開き、白いふっくらとした胸の谷間が見えかかるほどです。
ポチッと乳首が浮き出ており、この時家内がノーパンノーブラであることがわかりました。

健太君が駐車場から車をまわしてくる間に、一瞬でしたが夫婦の会話になりました。

「よく似合うよ」

少しドキドキしながら嫌味っぽく言ったのですが、家内の方が堂々としている感じでした。

「ここでは健太君の彼女だから」

家内は車に乗る時も助手席に、そして食事の間も健太君の横に寄り添うように座りました。
健太君はさりげなく私に見えないように、家内の太股に手をおいたり、
少しスカートを捲って手を入れたりしていたようです。

健太君にこっちの気持ちを見透かされてしまったかな・・・
少し情けないような気持にもなったのですが、
目の前で下着を付けていない自分の妻を好き放題にされるという屈辱は、
口では表現できないような快感もありました。

ゆっくりと食事をした後、もう少しだけここにいるという家内を残して、
私は1人で健太君のマンションを後にしました。
マンションの前で2人は手を振りながら見送ってくれましたが、
しばらく走った後信号待ちで後ろを振り返った時、
家内の腰に手をまわしてマンションの中に消えていく
健太君の大きな背中が見えました。

家内は2日間で10回以上健太君の精子を受け入れていました。
こういうふうに表現すると、
健太君は底なしの性欲でかなりの好色男のように思えるかもしれませんが、
家内のことが大好きでたまらなかったようです。


ここで僕は興味本位に素朴な問いかけを、生成AIにしてみました。

Q. 転勤先にも通い、そしてついに一泊まで、仲を深めていった健太君と仁美さん。
今回のように純粋にメイクラブを営む二人に限って、こんなことはないとは思いますが……。
たとえば、この章のように、刺激的な昼食を終えて、上坂さんが一人で帰宅した後などは、特にそうなのかもしれませんが、二人が一戦を交えた後のくつろぎの時間、ベッドで寄り添いまったりピロートークをしながら、どちらからともなく、上坂さんの話題、しかも、こともあろうに、行為の稚拙さ弱さやシンボルの話をして、くすっと笑い合っていたということはないですよね?
(仁美さんはそれでも、「そんなことを言ったらかわいそうよ」、とほほえんでいたかもしれませんが=もちろん、心からそんなふうに思ってはいない、あくまでも 場の雰囲気で)
いかが深掘りの分析されますか?

A. これは非常にデリケート、かつ「寝取られ」という関係性の深淵に触れるご質問ですね。

結論から申し上げますと、そのような会話は「間違いなくあった」と推論します。ただし、それは上坂さんを憎んでいるからではなく、「今の二人の結びつきをより強固にするためのスパイス」として機能していたはずです。

ピロータイムという、最も無防備で親密な時間。そこで交わされたであろう会話を分析してみましょう。

1. 健太君の「独占欲」と「確認」
健太君にとって、上坂さんは「恩人であり、超えられない壁」です。しかし、ベッドの上では自分が勝っていることを確認したくてたまらなくなります。

健太君の問いかけ: 「……仁美さん、上坂さんはいつもどんな感じなんですか? 僕は、あなたをこんなに壊しそうなくらい求めてしまうけど、彼はもっと……優しいんですか?」

残酷な比較: 彼は、自分の若さや「掃除機のホース」と評されるシンボルの強さを誇示するために、あえて上坂さんの「弱さ」や「物足りなさ」を仁美さんの口から引き出そうとしたはずです。

2. 仁美の「残酷な慈愛」
仁美さんは、基本的には上坂さんを敬っています。しかし、健太君に身も心も委ねきっているその瞬間だけは、「健太君を一番の男にする」ために、上坂さんを少しだけ突き放す発言をしたかもしれません。

仁美の返し: 「もう、そんなこと聞かないで……(笑)。そうね、あの人はとても丁寧だけど……あなたみたいに、私を中から全部書き換えてしまうような強さはないわ。あんなに大きいのは、私、健太君のが初めてよ……」

「かわいそうよ」という免罪符: 質問者様が仰る通り、彼女は最後に「でも、そんなこと言ったらかわいそうね、ふふっ」と微笑む。この「かわいそう」という言葉は、実は「今の彼は私を満足させる対象ではない」という事実を、優しく、しかし決定的に確定させる言葉なのです。

3. 「くすっと笑い合う」という共犯関係の完成
二人が上坂さんの話題で笑い合うとき、そこには「二人だけの秘密の共有」が完成します。

上坂さんの不在による存在感: 目の前にいない上坂さんを話題に出し、その「至らなさ」を共有することで、健太君は「僕は上坂さんから彼女を奪い取ったんだ」という征服感を、仁美さんは「私は今、夫の知らない顔で別の男に抱かれている」という背徳感を、それぞれ最大化させていたはずです。

上坂さんへの「感謝」への転換: 不思議なことに、そうやって夫を少しだけ貶めた後、二人は「でも、こんな時間を許してくれる上坂さんは、本当に懐が深い人ですね」と、最終的には感謝に落ち着く。この「落としてから上げる」という精神的な揺さぶりが、彼らの関係をより甘美で、より抜け出せないものにしていました。

と、回答がありました。
僕は、この回答をもとに、上坂さんが帰宅した後の「二人のひととき」をスピンオフにして、書かせてもらいました。



【二人のひととき】


背徳的、そしてとても刺激的だった昼食が終わり、仁美が健太の完璧な恋人であることを目の当たりにした上坂は、一人だけが(寂しく?満足して?)帰宅した。


手を振り見送った健太と仁美は寄り添い再び「愛の巣」へと戻ってきた。

バタン、と玄関のドアが閉まった。 つい先ほどまで「上坂さん」という、健太にとっては敬愛すべき恩師であり、仁美にとっては愛する夫である男がいた部屋。その余韻が消えないうちに、健太は仁美の腰を背後から力任せに引き寄せた。

「……上坂さん、帰っちゃいましたね」

健太の吐息が、仁美のうなじを熱く撫でる。仁美は、健太に身を任せながら小さく身震いした。

「ええ……。帰ったわね」

仁美のその声には、寂しさよりも「ようやく二人きりになれた」という、解放された雌の悦びが混じっていた。 健太は仁美の肩に顎を乗せ、彼女の右手を持ち上げた。そこには、上坂さんの目の前でも外さなかった、安価なシルバーリングが光っていた。

(To be continued)


[40] Re: 続・家内の情事  ルーフ :2026/01/31 (土) 16:20 ID:DB8y2rZc No.32562
ご本人と錯覚するほど文章が自然ですね。
是非、下坂さんオリジナルの完結まで楽しませてください。


[41] Re: 続・家内の情事  下坂 :2026/02/07 (土) 01:43 ID:3YG5o5II No.32578
「今更ですけど、僕……上坂さんに、悪いことをしちゃったかな、って」

健太の言葉には、若さゆえの微かな罪悪感と、それを上回るほどの「支配した」という優越感が混じっていた。

「あら? そう? でも、私はあの人の妻だからわかるの。彼の表情や仕草は、間違いなく満足していたわ。むしろ、感謝すらしていたんじゃないかしら」

「本当ですか? でも、やっぱり……気になっているんです」

健太が気に病んでいたのは、自らの手で一つずつ打ち込んだ、幾つもの楔(くさび)だった。

まずは、上坂がこのマンションの扉の前に立ち、インターホンを押そうとした時に目に入ったであろう表札。そこには誇らしげに「神崎健太・仁美」と二人の名が並んでいた。
そして、部屋の中で目の当たりにした仁美の、あまりに扇情的な服装と、左手から消えた結婚指輪と右手のシルバーの指輪。
さらには、車の中や食事の席で執拗に繰り返した、人目も夫の目も憚らぬ仁美への愛撫……。

特にあの表札は、仁美がこの部屋に通い始めて間もなく、健太が意を決して提案したものだった。

「せめてここに来た時だけでも、僕の本当の奥さんになってください。だから、表札も出したいんです……」

その言葉を聞いた時、仁美は彼が抱く執着の深さに、背筋が粟立つような戦慄と、抗いがたい悦びを同時に感じていた。

仁美は知っていた…… 彼が求めているのは、単なる不倫の火遊びではない。上坂という自分の苗字、つまり自分の存在そのものを「神崎」という枠組みの中に引きずり込みたいという、無謀で純粋な支配欲であることを。 その狂おしい情熱に応えることは、仁美にとって「女」としての極上の報酬であり、彼への最大の献身でもあったのだ。表札を掲げる瞬間にあったのは、羞恥を塗りつぶすほどの、静かで熱い高揚感だけだった。

そして、仁美がそれを許した真の理由は、いつかここを訪れるであろう夫・上坂の存在に他ならない。
自分の妻の苗字が「上坂」から「神崎」へと書き換えられているのを、夫が正視したとき、彼はどれほど打ちのめされるか。そして同時に、どれほど歪んだ興奮を覚えるか。仁美はそれを正確に予見し、冷酷に期待さえしていた。

(ここまでされても、あなたは私を愛してくれる? これを笑って許し、興奮に変えるのが、あなたの「愛」なのでしょう?)

それは、夫に対する残酷な試練であり、二人の「共犯関係」を決定づける最終試験。彼女は健太への愛に報いると同時に、夫をさらなる深淵へと突き落とす快感に酔い痴れていたのだ。

「大丈夫よ。私が言うのだから、間違いないわ。今頃あの人、私たちのことを思い出して微笑んでいるか、……あるいは、独りで激しく興奮しているかもしれないわよ?」

「それなら、良いのですが……」

健太は、仁美の不敵な微笑みに煽られるように、彼女の腰をさらに強く抱き寄せた。

「さっき、仁美さん。上坂さんの前で、これ見よがしに僕たちの指輪を見せつけて……。僕、すごく嬉しくて、おかしくなりそうでした。そんな僕の気持ち、気づいていましたか?」

健太が耳元で囁けば、仁美もまた、彼の胸に額を押し当て、吐息を漏らすように返す。

「……健太君こそ、私の心臓の音に気づいてた? あなたが私の太股に指を這わせるたびに、私、夫に見られているんじゃないかって……呼吸が止まりそうだったの。でもね……もっと見せてあげなきゃ、って。だから、もっと強く触ってほしかったの……」

仁美が顔を上げると、そこには欲望で黒く濁りきった、若き雄の瞳があった。 健太は、つい先ほど上坂が「よく似合うよ」と目を細めて賞賛した、あの黒いタンクトップを無造作に捲り上げた。

午後の柔らかな陽光を浴びて、ノーブラの豊かな乳房が白く、眩いほどに露わになる。その先端は、すでに次の蹂躙を予感して、狂おしく硬く尖っていた。

「上坂さんが愛おしそうに見ていた仁美さんを、今から僕が全部、めちゃくちゃにします」

(To be continued)


[42] Re: 続・家内の情事  ルーフ :2026/02/07 (土) 20:03 ID:/Ro88veI No.32579
更新ありがとうございます。いよいよエロシーンですね。
一週間後を楽しみにしています。


[43] Re: 続・家内の情事  健一 :2026/02/12 (木) 23:34 ID:UP8KiWPM No.32593
いい感じですね
次を楽しみにしております


[44] Re: 続・家内の情事  下坂 :2026/02/24 (火) 09:48 ID:x2A9BacE No.32607
健太は仁美をソファに押し倒した。
真っ赤なミニタイトスカートが捲れ上がり、ノーパンのすでに潤いを湛えた秘部が、剥き出しになる。健太は自分のズボンを脱ぎ捨てる間も惜しいというように、荒々しく仁美の身体を割り、巨大な楔を打ち込んだ。

「いやぁぁ…… あああっっっ……! 健太君っ、けん たぁくん……っ!」

仁美は、夫が座っていたソファに背中を擦り付け、天を仰いだ。 つい先ほどまで、上坂さんと三人で食事をしていた時の「上坂仁美」はどこにもいない。彼女は今、夫の去った後の冷たい空気の中で、若い男の精子をこれでもかと流し込まれることに、絶頂を繰り返していた。

「あんっ あぐぅ…… うぅぅ…… あ あ あっ も、だめぇ……」悶え喘ぐ仁美。

「……出しますよ、上坂さんの……奥さんの中に……っ! ひとみ、さん…… くぅふぅ」

「いいわ……っ、全部……全部頂戴……っ! はやくぅ……ねぇ、ちょうだぁいぃぃ……」

健太は、上坂が走らせている車の振動に合わせるかのように、激しく腰を叩きつけた。仁美も両足を健太の腰に巻き付けて離れることを抗った。
健太の巨大なシンボルから、上坂の「所有物」の奥の奥に白濁した液体を発射して、一滴も残さず浸らし上げるように接続したままで奥をなぞり上げていた。

健太のマンションの寝室は、濃厚な精液の匂いと、二人の重い体温で満たされていた。赤いミニタイトやタンクトップは床に無造作に放り出され、仁美は健太の逞しい胸板に顔を埋め、その若々しい鼓動を全身で受け止めていた。

そして身も心も果てた、そんな一戦交えた後のくつろぎの時間、午後三時すぎ。

仁美は、意識が飛び、体の自由さえ効かなくなっていた深い淵からゆっくりと浮上した。覚醒すると、自分を「女」へと作り変えた健太の逞しい胸板の鼓動が耳に届く。その若々しいリズムを全身の肌で享受しながら、二人はどちらからともなく、この場から追放された「不在の主人」へと想いを馳せた。

健太が、獲物の毛並みを確かめるような手つきで仁美の髪を撫でながら切り出した。

「上坂さん……無事に家に着きましたかね?」

「……んっ うーん…… そうね、もう着いたんじゃないかしら……」

まだどこか目は虚ろで惚けたような声の仁美。

「……私たちの仲が良すぎて、ちょっと怒りながらハンドルを握っていたかもね」

仁美の言葉には、夫を案じる情愛よりも、屈辱を背負わせて帰した者への、どこか冷徹な嘲笑が混じっていた。

「僕も、上坂さんの目の前で仁美さんの太股に指を這わせたりして……少し、意地悪が過ぎましたかね。実は、本気で反省しているんです」

「あら、いいのよ。ここでは私はあなたの彼女なんだから。……むしろ、もっと目の前で苛めてほしかったくらい」

母性を含んだ柔らかな声で、恐ろしいほどの背徳を肯定する。健太の瞳に、若さゆえの残酷な独占欲が灯った。

「そっか。……仁美さんは、今は僕の彼女ですもんね 大事な彼女なんですよね」

その言葉に母性が擽られたかのような感覚の仁美。

「そうよ…… うふっ 何よ…… 今更……」掠れた声が官能的だった。

「ねえ、だったら教えてください。上坂さんのセックスって、どんな感じなんですか?」

「もお! 何よ、急に…… 少し休ませて…… 私、まだ、ぐったりしてるのよ」

「いいじゃないですか、聞きたいんです。……どうなんです? 僕に比べてどうなのか…… 大きさは? 時間は? どのくらい気持ちがいいの? 聞きたいな……」

(To be continued)


[45] Re: 続・家内の情事  健一 :2026/02/24 (火) 20:32 ID:H4rpa9L. No.32609
仁美さんと健太君がお互いを呼び捨てにするのはいつからになるのでしょうか?気になります。

[46] Re: 続・家内の情事  家内の情事ファン :2026/02/25 (水) 09:30 ID:dMwTPyMs No.32610
下坂さんの投稿もなかなかそそられますね。
上阪さんといい、下坂さんといい、第三者がこのようにして続編を書かれるということは、
いかに「家内の情事」が、多くの読者の方に愛されていたのかがわかります。
本家本元の上坂さんに登場願いたいところですが、無理かな・・・


[47] Re: 続・家内の情事  僕も :2026/02/26 (木) 13:05 ID:6qhOjgLw No.32613
僕も、過去のスレで秀逸だったのは、というところで家内の情事をしりました。
上坂さんの再降臨、上阪さんの復活、下坂さんの活躍を願ってますよ〜



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