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満員御礼 m(__)m 超スゴイです!超感激です!超サプライズです!
爆発的大人気でこのスレッドは、なんとレス数が200を突破して満杯となってしまいました。
申し訳ありませんが新しいレスは書き込めませんので、続きは新しいスレッドでお願い致します。

続 せ・ふ・れ

[1] スレッドオーナー: 洋祐 :2021/07/05 (月) 20:23 ID:26azRQhU No.157704

二つ目のスレになりました。
ただの一人語りが続きますが、よろしかったらご覧ください。


俺は、騎乗位では逝くことはできなかったものの、
その後は、結局2回、綾夏の中に射精した。

1回目は、決して激しいものではなかったが、様々な体位を試した。
先ず、騎乗位を終えた後、綾夏を少し乱暴に仰向けに倒し、
彼女の両脚を開いて大きく屈曲させた。

愛液で潤った綾夏の性器もアヌスも上向きに露わになる。
綾夏にこんな格好をさせるのは、関係が始まって間もない頃以来だろうか。
しかも、そのときは、俺も綾夏もかなり酔っていたはずだ。
酔いが醒めた状態で、綾夏にこんな格好をさせるのは初めてのことだろう。

「な、何をするつもりなの?」
「何をしても平気なんだろ。」

俺がそう言うと、綾夏は抵抗しなかったが、
恥ずかしさのせいか、両手で顔を覆った。
綾夏に言葉攻めをしたいところだが、俺にそんなスキルはない。

俺は、ペニスを綾夏の膣口に宛てがい、
ゆっくりと挿入した後、出し入れを始める。
アダルドビデオでは、よく見かける体位かもしれないが、
実際にやってみると結構辛い体勢で、長くは続かなかった。

ゆっくりペニスを抜くと、綾夏の膣口がポッカリと開いていた。
膣口が開いた綾夏の姿を見るのも、これが初めてだ。
綾夏の膣口に両手の指を突っ込み、左右に拡げたみたが、
暗くて中はよくわからない。
だが、膣の中は、愛液でぐっしょり濡れているのはわかった。

綾夏は、相変わらず手で顔を覆っていた。
その姿は、早く入れてと訴えているように、俺には思えた。

俺は、綾夏を横向きにして、彼女の片脚を大きく上げ、
もう一方の脚に跨り、ペニスを深く深く挿入した。

「あぅぅぅ…」

そんな綾夏の声を聞きながら、俺はゆっくりと腰を動かす。

その後は、思いつくまま体位を変えながらセックスした。
すべてアダルトビデオの見様見真似なので、
変わった体位はしていないと思うが…

どのくらいの時間をかけたのか、全くわからないが、
最後に正常位で重なった頃には、俺も綾夏も身体中が汗でびっしょりだった。
激しい動きはしなかったつもりだが、正常で綾夏の中に射精した後は、
もう身動きができないぐらい体力を消耗していた。

2回目は、かなり長い時間を費やした。
先ず、1回目を終えた後、二人でシャワーを浴びた。
さすがに風呂場で何かをする気にはなれなかった。

風呂から上がると、冷蔵庫からミネラルウォーターを2本取り出し、
そのうちの1本を二人で交互に飲み、一本を枕元に置いた。
濡れたシーツを交換した後、抱き合いながら、その上に倒れ込んだ。

そして、正常位で綾夏に挿入し、互いに抱きしめ合いながら、キスをした。
その間、勃起を維持するために身体を動かすことはあったが、
それ以外は、ほとんど身体を動かさず、綾夏にキスし続けた。
時間を計っていたわけではないが、1時間以上は続けていたと思う。

「動かなくても、凄く気持ちいい…」

途中で、綾夏がそう言った。
肌を合わせながら挿入されるのが大好きな綾夏にとって、
それだけで本当に気持ちいいのだろう。

俺も気持ちが良かった。
物理的な刺激が無くても、色々なことを思い浮かべるだけで、
俺にとっては十分な刺激になった。
逆に、射精して終わってしまうのが勿体ないと思えるような時間だった。

そんな長い時間を過ごした後、俺は正常位のままゆっくりと腰を動かし始めた。

「あぅっ…、あぅっ…、あぅっ…、」

暫くして、綾夏が俺の耳元で静かに喘ぎ始める。
単調な動きだったが、それでも綾夏はゆっくりと静かに登りつめていったようだ。
そして、いつものように、俺に抱き着く綾夏の両腕に力が入り、
「あぁぁぁぁ…」という声と共に、綾夏の全身の力が抜けていった。

その後も、俺は単調な腰の動きを続けながら、
脱力した綾夏に、顔中を舐めるようにキスをした。
綾夏は脱力したまま、全く動かない。

綾夏の顔が俺の唾液塗れになっていく。
途中、喉が渇き、枕元に置いたミネラルウォーターを飲み、
口移しで綾夏に何度も飲ませ、序に俺の唾液も飲ませた。
綾夏は、終始目を閉じていたので、
俺の唾液を飲んだことに気づいているかどうかはわからない。

「あふぅっ…、あふぅっ…、あふぅっ…、」

暫くすると、綾夏が再び喘ぎ始めた。
俺は途絶えることなく、腰を動かし続ける。
綾夏の両腕に再び力が入ってくる。

「はぁぁぁっ…」

綾夏は、静かに声を出しながら脱力していった。
それを確認すると、俺は腰の動きを速めていき、
遅漏の俺には珍しく、直ぐに綾夏の中に射精した。
綾夏も気が付いたのか、射精が始まると俺に抱き着いてきた。

そして、射精を終えた後は、いつものように、繋がったまま抱きしめ合い、
いつペニスを抜いたのかわからないまま、眠りについた。


[52] Re: 続 せ・ふ・れ  ジーン :2022/09/23 (金) 02:37 ID:Rr2FSgLs No.172904
今がどうなっているか
とても気になってしまいますネ


[53] Re: 続 せ・ふ・れ  洋祐 :2022/09/25 (日) 20:38 ID:pwnY0kRA No.173141

ジーンさん、レスありがとうございます。



ペニスの脈動が治まると、俺は、綾夏の両胸を両手で抱え込むように掴んだ。
綾夏は、両肘を伸ばして四つん這いのままだった。
俺は、綾夏の胸のボリュームを感じながら、ゆっくり大きく揉んでいく。
この体勢で綾夏の胸を揉むのは、俺にとって至福の時だ。

綾夏の両腕が小刻みに震えはじめた。
バックの最中、綾夏は何度も何度も肘を伸ばしたり曲げたりしている。
日頃身体を鍛えている綾夏でも、今は、両腕の力が無くなっているだろう。

俺は、右手を突いて身体を支えながら、左手で綾夏の胸を抱えるようにして、
彼女をゆっくりと俯せに寝かせていった。
もちろん、俺のペニスは綾夏の膣と繋がったままだ。

俺は、綾夏を布団の上に俯せにした後、彼女の背中に自分の胸を重ね合わせ、
寝バックの体勢になった。
俺が両手を綾夏の前に回し、再び綾夏の両胸を掴むと、
綾夏は、自分の胸の前で俺の両手を握った。
俺は、綾夏の胸をゆっくりと揉み始める。
この体勢で余韻を味わうのも、正常位で終えたときと同じように、綾夏は好きだった。

だが、寝バックの体勢では、俺のペニスが萎むと直ぐに綾夏の膣から抜けてしまう。
綾夏は、それを阻止するため、俺のペニスが萎みかけると、
膣をキュッと締めて俺の勃起を促がす。
綾夏のその行為は、俺の尿道に残った精液を絞り出しているようでもあった。

そうして、セックスの余韻を二人で暫く楽しんでいると、
俺のペニスが綾夏の膣からニュルっと抜けて、漸く俺は綾夏から離れた。

俺は上体を起こし、俯せになったままの綾夏の背中をゆっくりと摩る。
俺も綾夏も全身汗塗れだったが、俺の背中はすでに冷え切っていた。
綾夏はまだ身体が火照っているようだが、このままではさすがに風邪をひいてしまう。
俺は、綾夏に声をかけた。

「大丈夫か?」
「だめぇ…、ほんと死にそう…」

俺はティッシュを取り、綾夏の股間を丁寧に拭った。

「綾夏、シャワー浴びに行こう。」

俺はそう言って、綾夏を抱き起し、二人で風呂場に向かった。
風呂場でも、綾夏は少しぐったりしていて、自分から動こうとしない。
俺は綾夏にシャワーの湯をかけながら、彼女の身体を洗った。
綾夏の膣の中にも手を入れ、丁寧に洗っていった。
綾夏と初めて関係を持ったときのことが、俺の頭の中を過った。

風呂場から戻ると、俺と綾夏は布団を掛けて横になった。
すでに午前0時を回っていた。
綾夏が俺の部屋に来たときは、3回できると意気込んではいたものの、
時間的にも厳しいし、俺の体力も持つかどうか…
それに、綾夏もかなりぐったりしているようだし…
3回目は諦めるしかないか…

天井を眺めながら、そんなことを考えていたら、
突然、綾夏が俺の腕を掴んだ。

「ねぇ…、もう1回できそう?」

俺は、綾夏の少し甘えたような声にびっくりして、彼女の顔を見た。
つい先ほどまで、ぐったりしていた綾夏の顔はいきいきとしている。
綾夏の回復力には驚かされるばかりだが、
まるで今日は必ず3回やるぞと決めていたかのようだ。

「ま、まあ、何とか…」

綾夏がその気になってるのであれば、俺には断ることはできない。
さっきは、綾夏が死にそうと言っていたが、
今は、俺の方が死にそうになってきた。

「そう、よかった。でも、洋祐、しんどそうだね。
 少し休んでてもいいよ。」

綾夏はそう言って、布団の中に潜ると、俺のペニスを銜えた。
綾夏の唇と舌が俺のペニスに絡みつく。
綾夏は本当に上手になったなと感心していると、
俺のペニスは次第に勃起していった。

俺のペニスがビンビンに勃起すると、
綾夏は俺のペニスを握ったまま、布団を捲り上げ、俺の腰の上に跨った。

「3回目なんて、久しぶりだね。」

綾夏はそう言ってニコっと微笑み、俺のペニスを股間にあてがいながら、
ゆっくりと腰を沈めていった。

「はあぁぁぁ…」

俺のペニスの挿入に合わせ、綾夏は少し顔を上げながら喘ぎ声をあげる。
そして、俺の腰に手を突いて自分の身体を支えながら、上下に身体を動かし始めた。
俺の目の前で、綾夏の胸が、彼女の動きに追随してプルンプルンと揺れている。
俺は、綾夏の顔と揺れる胸を交互に眺めていた。

暫くして、俺は両手を伸ばして綾夏の胸を掴み、綾夏の乳首を指で弄り始める。
綾夏は、それに構うことなく身体を上下に動かし続けた。
綾夏の上下の動きと綾夏の胸の揺れとが混ぜ合わさったような振動が、
綾夏の胸から俺の手に伝わってくる。
何とも言えない心地よい振動だ。

綾夏の膣からは、すでに愛液が溢れ出し、俺の股間を湿らせた。
女性の愛液は枯れることがないのかと思えるほど、綾夏は愛液を垂れ流している。
綾夏は、そんなことを気にも留めず、腰を動かし続けていた。
綾夏の身体は、既にじっとりと汗に塗れていた。

暫くすると、綾夏は手を突く位置を俺の腰から胸に変え、
少し前に屈んだ姿勢で、腰だけを振るように動かしたり、
俺のペニスを根元まで咥えた状態で、前後に腰を動かしたりしていた。

綾夏はそんな行為を繰り返していたが、
突然、上体を前に倒し、俺の胸に覆いかぶさった。

「はあぁー…、はあぁー…、はあぁー…、はあぁー…」

綾夏は、俺の胸の上で激しく息をしていた。

「はぁー…、洋祐…、ごめん…、はぁー…、もうきて…、お願い…」

あれだけ長時間俺の上で動いていれば、さすがに綾夏も限界に近いだろう。
俺は、激しく息をする綾夏の唇に自分の唇を重ね合わせた。
綾夏の息は、俺の口の中に吹き込まれ、喉に達するほどだった。

俺は、綾夏を抱き締めながら、ゆっくりと横転し、
綾夏を仰向けにして正常位の体勢を整えた。
俺は綾夏の唇を貪りながら、ゆっくりと腰を動かし始める。

既に俺には激しく動くほどの体力は残っていない。
このままゆっくりと腰を動かし続け、射精感が高まるのを待つだけだ。
ある意味、漸く俺と綾夏の日常のセックススタイルに戻ったわけだが…

そして、長い時間ゆっくりと腰を動かし続け、射精感が高まると、
腰の動きを一気に速め、三度綾夏の中に射精した。
綾夏はすでにぐったりしていて、人形のように動かなかった。

いつものように、射精の余韻に浸っていると、漸く綾夏が口を開いた。

「もうだめ…、眠いし身体が動かない。このまま寝ちゃってもいい?」
「繋がったまま?」
「うん。」
「それは無理だな。」
「えーっ」

綾夏は少し不満顔をすると、膣をキュッと締めたが、
その勢いで、俺のペニスが綾夏の膣から抜けた。

「あーん、もう…」

綾夏は、そう言って笑った。
俺は、明かりを消し、綾夏の隣に仰向けに寝ながら、布団を掛けた。
目覚まし時計を見ると、優に午前2時を回っていた。
二人で床についてから、6時間半以上が経っていた。

「もう寝るぞ。」
「うん。」

綾夏は返事をして目を閉じたが、暫くしてこう呟いた。

「明日…、仕事大丈夫かなぁ?」
「・・・・・・・」
「休んじゃおうか…」
「・・・・・・・」

暫くすると、隣から綾夏の寝息が聞こえてきた。


[54] Re: 続 せ・ふ・れ  ジーン :2022/09/26 (月) 22:10 ID:cfzyJ46U No.173189
洋祐さん、
まさに固唾をのんで読ませていただいております。


[55] Re: 続 せ・ふ・れ  やま :2022/09/27 (火) 10:55 ID:XxwOCRYE No.173217
洋祐さん、更新ありがとうございます。
臨場感溢れる内容で、ふたりの結び付きが固いのが解ります。いいですねぇ〜

[56] Re: 続 せ・ふ・れ  洋祐 :2022/09/28 (水) 20:24 ID:224yPrhg No.173268

ジーンさん、やまさん、レスありがとうございます。



結局、木曜日は、綾夏と一緒に仕事を休んだ。
俺も綾夏も、朝の8時半ごろに一旦起きて職場に電話した後、二度寝し、
11時頃に目を覚まし、二人で布団の中でゴロゴロしていた。
さすがに起きて直ぐにセックスする気力はなかった。
まぁ、布団の中では、ずっと綾夏の胸を触ってはいたのだが…

12時半ごろに漸く起床し、二人でシャワーを浴びた後、
デリバリーを注文して食事をした。

木曜日は綾夏がジムに通う日だったが、
今日はジムには行かない、と綾夏は言った。
明日は金曜日だが、綾夏は、夜に同期の女性社員達との飲み会があるので、
綾夏と逢う予定はない。
時計を見ると、まだ午後2時半を回ったばかりだ。

せっかく休みを取ったのだから、こういう状況でやることは一つしかない。
俺は、隣で寛いでいた綾夏を押し倒した。


二人でシャワーを浴び終えたときは、もう午後6時を過ぎていた。

「洋祐、夕食はどうする?」
「外に食べに行こうか。」

二人で夕食を作ってもよかったが、シャワーを浴びても気怠さが残り、
何かをする気力が湧いてこなかった。
綾夏は至って元気ではあったが…
綾夏のように、ジムやスイミングに通うことは難しいが、
俺も身体を鍛えておかないと、綾夏に付いていくのが難しくなりそうだ。

二人で俺の部屋を出た。
今日は日中晴れて気温も高かったが、
部屋を出る頃は曇っていて、辺りは暗くなっていた。

食事を終えた後、綾夏を部屋まで送って行った。

「寄っていく?」

綾夏はそう言って微笑んだ。
この笑顔で誘われたら、俺に断るという選択肢はない。
「寄っていく?」は「セックスする?」の意味だろうと解釈した。
いや、俺が断らないと綾夏が思っていれば、「セックスしよう。」の意味かもしれない。
綾夏にすれば、せっかく休みを取ったのに1回だけ?と思ったのだろうか。

二人で綾夏の部屋に入って明かりを点けると、俺は綾夏をベッドまで抱きかかえ、
そのまま彼女とベッドに倒れ込んだ。。
綾夏は、少し驚いた表情をしたが、抵抗する様子は全くない。
俺は、綾夏の服を破かないよう気をつけながら、
それでも少し荒らしく彼女から服を剥いでいった。


午後11時頃に、二人で今日三度目のシャワーを浴び終えた。

「もう夜遅いから、泊まって行ったら?」
「泊まったら、明日も仕事を休むことになりそうだから、止めておくよ。」
「ふふふ、そうかもね。」

俺は、綾夏の部屋を出た後、昨日からのことを振り返りながら、
自分の部屋に帰った。


翌日の金曜、仕事から帰宅した俺は、一人でテレビを観ていた。
金曜の夜を一人で過ごすのは2カ月ぶりだろうか。
いよいよ来週末には、綾夏が旅行に出かける。
2週続けて、金曜の夜に綾夏と逢えないことになるが、それはいつ以来だろう。

そんなことを考えながら、過ごしていると、
午後10時過ぎに、綾夏からメールが届いた。

『今、帰ったよ。
 これから私の部屋に来ない?』

まさか昨日の今日で、綾夏から誘われるとは思ってもみなかった。
俺は、自分の心が見る見るうちに晴れやかになるのを感じた。

『わかった。これから行く。』
『じゃあ、待ってるから。』

綾夏の部屋に着くと、テーブルには酒の用意がしてあった。

「今日の飲み会、結構盛り上がって、みんないつもよりずいぶん飲んでたけど、
 私は、洋祐から外で飲むのは控えろって言われてたから、あまり飲めなかったの。」

確かに、数年前、まだ学生だった頃に、綾夏にそんな注意をしたのを覚えている。
それは、綾夏は飲みすぎると、かなり危ない状態に陥るからだ。
男が同席する場で飲み過ぎると、簡単にお持ち帰りされる虞があった。
実際に、大学時代には、サークルの先輩達にお持ち帰りされそうになったことがある。
そのときは、綾夏の親衛隊のようなサークル同期の男子達に連れ戻されたが…
また、女子だけで飲んだとしても、帰る途中で、少し休んだほうがいいんじゃないと、
声をかけられたら、そのままホテルに連れ込まれてしまう虞もある。
そもそも、俺と関係を持ってしまったのも、深酒が原因だったわけだが…。

ただ、綾夏が、俺が何年も前に注意したことを今でも覚えていて、
それを今でも実践していることが、俺には嬉しかった。

「だから、洋祐も付き合ってね。」

綾夏は、あまり飲めなかったと言ってはいるが、
彼女からはすでに酒の匂いが漂っていた。
それなりの量は飲んでいるのは、明らかだった。

「盛り上がったって、どんな話をしてたんだ?」
「そんな大袈裟な話しでもないわ。
 初めは、近況報告とか、今はまってるものの話しとか、
 それから、仕事の話しとか…。」
「・・・・・・・」
「仕事の話しをしていたら、上司や同僚の文句や悪口自慢みたいになっちゃたけど…、
 そのあたりから結構盛り上がってたわね。」
「・・・・・・・」
「最後に、彼氏の話しをし出したわ。」
「みんな彼氏がいるの?」
「今日集まったのは8人だったけど、私を入れて5人が彼氏持ちで、
 3人はフリーだったかな。」
「彼氏の話しって、どんな話し?」
「彼氏と何処へ行ったとこか、ここは良かったとか、惚気話とか…」
「・・・・・・・」
「そんな話しで始まったんだけど、悩みとか愚痴のような話になって、
 気づいたら下ネタに発展してた…」
「それで大盛り上がり?」
「まあ、そうだけど…、下ネタばかり話してたわけじゃなかったわ。」
「具体的には、どんな話しだったの。」
「一人は、彼氏と職場も住んでるところも近いから、毎日のように会うらしいんだけど、
 『週に4日も5日も求められるから、勘弁して欲しい』とか…」
「・・・・・・・」
「そうしたら、誰かが『それ、やるだけやってやり逃げされるパターン?』って言ったら、
 本人も少し気にしていたらしく、『やめてよ』って言って落ち込んじゃったり…」
「・・・・・・・」
「別の娘は、『2分も持たないのよ、それで本人は満足しちゃってるんだから…、
 少しはこっちのことも考えろっつーの』って言って怒りだしたり…」
「・・・・・・・」
「あと、彼氏と学生の頃からもう4年以上も付き合っている娘がいるんだけど、
 就職してから遠距離恋愛になっちゃって、会える機会が少なくて辛いって言ってた。」
「・・・・・・・」
「その娘は、今の彼氏と将来結婚したいと思ってるんだけど、
 彼氏とはそんな話ししたことがないから、
 彼氏の方はどう考えているかわからないんだって。」
「・・・・・・・」
「就職して2年目の24歳の男性には、結婚なんてまだ遠くの話しなんだろうけどね。」
「・・・・・・・」
「だから、遠距離恋愛でも彼氏の気持ちを繋ぎとめるにはどうしたらいいか、
 結構悩んでるみたい。」
「・・・・・・・」
「もう一人の娘は、まだ付き合い始めたばかりだから、特に何もなかったかな。」

俺は、綾夏が自分の彼氏についてどんな話しをしたのか、気になってきた。
酒を飲んでかなり饒舌になった今の綾夏だったら、
彼とのセックスの話しでも喋ってしまうかもしれない。

「それで、綾夏は、彼氏についてどんな話しをしたの?」
「私?私は大した話しはしてない。特に聞かれもしなかったし…」
「どうして?」
「私以外は、みんな社外の人と付き合ってるし、お互いに会ったこともないから、
 みんな他の人の彼氏がどんな人か知らないのよ。」
「・・・・・・・」
「だから、普通だったら言い難いことや、聞きづらいことでも、
 結構言いたい放題、聞きたい放題になってるんだと思う。
 ひょっとしたら、話しを盛ってるのかもしれないし…」
「・・・・・・・」
「でも、私の彼氏は社内の人だから、みんなも顔を知ってるでしょう。
 私の話しを聞いた後で、彼と顔を合わせたりもするし…
 だから、私も言い難いんだけど、みんなも聞き難いんじゃないかな。」
「・・・・・・・」
「特にエッチな話だと、リアル過ぎちゃって…」
「・・・・・・・」
「でも、本当は、みんな聞きたいんだろうけどね。
 週にどのくらいとか、どんなエッチをしてるのかとか…
 私も逆の立場だったら、聞きたいと思うしね。」
「・・・・・・・」
「ひょっとして、洋祐も、私と彼氏の話しを聞きたい?」

綾夏はそう言って、俺の顔を覗き込みながらニヤニヤと笑っていた。
酔っているくせに、こういう切り返しは忘れない。

「い、いや、別に…」

俺は、綾夏の言葉に少し動揺し、慌ててそう答えた。
だが、もしも俺が話しを聞きたいと言ったら、
綾夏はきちんと話してくれたのだろうか。


[57] Re: 続 せ・ふ・れ  まつ :2022/09/29 (木) 08:46 ID:KPXrQNQY No.173280
再開後、テンポよく更新されるお話にずっと息を止めるように読み続けています。
やはり綾夏さんには男性を引きつける魅力があります。
コケティッシュなのにエッチな女性…良いです。
洋介さんを挑発するような、天然なような判じづらい態度も思わせぶりで心を揺さぶられてしまいますよね。
おしまいまでドギマギさせられてしまうのでしょうか……。
目が離せません。
更新を待ってる時間もドキドキしてます。

[58] Re: 続 せ・ふ・れ  洋祐 :2022/10/01 (土) 15:45 ID:tkcvWXRY No.173357

まつさん、レスありがとうございます。
彼女の考えていることは、私にもよくわかりませんが、
彼女の人となりのようなものが伝われば、幸いです。


綾夏から女子社員同士の飲み会の話しを聞いて、
俺は、随分際どい話しもするんだなと、少し驚いた。
綾夏は、学生時代も、同期の女子たちとそんな話しをしていたのだろうか。

綾夏は、彼氏と顔見知りの友人同士だと、彼氏のことを話し難い聞き難いと言っていたが、
男の方はどうだろうか。
もし俺が綾夏の彼氏なら、綾夏が恥ずかしがるようなことは、他人には決して口にしない。
だが、自分の彼女のことを他人に話して面白がる男もいることは確かだ。

例えば綾夏の元彼のAなら、綾夏のことを周りに話していたとしても不思議ではない。
いや、Aの性格などを考えれば、きっと自慢げにべらべら喋っていたに違いない。
綾夏の胸や性器の形とか色、セックスのときの綾夏の表情や声などを、
Aが笑いながら友人や後輩に話す光景が目に浮かんだ。

そして、Aから話しを聞いた友人達は、サークルで綾夏に会ったときに、
服の上から彼女の裸体を想像し、あのときの表情を思い浮かべる。
綾夏は、友人達からそんな好奇な目で見られているとは何も知らず、
いつもの笑顔で彼らと談笑する。

Bはどうだろうか。
俺は、Bがどんな男か何も知らないので、何とも言えない。
だが、Bが同僚達に綾夏のことを話したりしていたら、
綾夏は、その同僚達に好奇な目で見られているだろう。

いや、Bから話しを直接聞いた同僚だけでなく、更に他の同僚達に、
次々と伝聞されていく。
もちろん、綾夏は、周りからそんな目で見られているとは気づきもしないだろう。

『綾夏は、あんな顔をして、セックスのときは凄く厭らしいんだぜ』

Bが同僚達にそんなふうに話す様子が頭の中に浮かんだ。
そんな話しに尾ひれ背びれがついて、綾夏は淫らな女だという噂がたつ。
そして、その話が綾夏の耳に入る頃には、周りの人たち全員がそう思っている。

そんなことを考えると、同じ組織内、グループ内の交際は、
リスクが高いような気がする。
それに、交際中ならまだしも、別れた後になると、更にリスクは高まるだろう。


飲み会にいたフリーの娘たちは、どんな娘なのだろうか。
綾夏の話しを聞いて、俺は少し気になった。
ただ、綾夏にはストレートに聞きにくいので、遠回しに話しを振ってみる。

「彼氏の話しをしているとき、フリーの娘たちは、黙って聞いてるだけなの?」
「うーん、フリーと言っても、みんな事情が違うからね。反応もバラバラだったかな。」
「・・・・・・・」
「フリーの娘のうち、最近彼氏と別れたばかりの娘が一人、
 学生のときに彼氏がいたけど、社会人になってからは彼氏がいない娘が一人、
 あと一人は、彼氏いない歴=年齢の娘なんだけど…」
「・・・・・・・」
「彼氏と別れたばかりの娘は、初めは結構質問とかしたりしてたんだけど、
 途中から元彼の話し、というか悪口を言ってたわ。」
「・・・・・・・」
「エッチしたがるくせに、エッチは下手、とかね。」

綾夏はそう言って笑った。

「社会人になってから彼氏がいない娘は、黙って聞いていたかなぁ。」
「・・・・・・・」
「彼氏いない歴=年齢の娘は、自分の相談をしてたわ。」
「・・・・・・・」
「女性同士だと、結構お喋りするんだけど、男性と話すのが苦手なんだって。
 どういう会話をしたらよいかもわからないって言ってたわ。」
「・・・・・・・」
「彼氏がいたことがないって言っても、決してモテないわけじゃなく、かなり可愛いのよ。
 実際に街を歩いていると、声をかけられることもよくあるらしいし…
だけど、彼女、いつも『ごめんなさい。』と言って、逃げてきちゃうんだって。」
「・・・・・・・」
「別に男性と付き合いたくないわけでもなく、将来結婚したいと思っているので、
 これからどうしたら良いかって、みんなに相談してたわ。」

綾夏は、そこまで話し続けた後、グラスに入ったワインを煽るように飲み干した。
綾夏は、家に帰ってからも、すでにかなりの量を飲んでいた。

「ねえ、洋祐、誰か紹介してあげようか?」
「い、いきなり何を言って…」
「洋祐は、どういうタイプの女性が好み?」

まさか、このように話しを振られるとは思いもしなかった。
藪蛇とは、まさにこのことだ。
もちろん、俺には、綾夏がタイプだとは言えない。

「そうねえ、最近彼氏と別れた娘は、自分からグイグイいくタイプかしら…
 気に入った男がいたら、自分から告白するって言ってたから、
 洋祐のことが気に入れば、直ぐに付き合えるかもしれないよ…
 それにセックスも大好きみたいだし…、ふふふ…
 でもねぇ〜、元彼の悪口を言ってた割には、まだ未練タラタラって感じだからな〜、
 今は他の男性は目に入らないから、暫くは難しいかもね。」
「・・・・・・・」
「社会人になって彼氏がいない娘は、多分今日のメンバーの中で一番真面目な娘かな。
 仕事も一番熱心だしね。洋祐には、真面目な娘の方がいいのかなぁ。
 ただ、彼女から元彼の話しもあまり聞いたことがないから、
 男性とどういう付き合い方をするのか、どんな男性が好みなのか、
 全然わからないからなぁ〜。
 もしも洋祐と付き合ったら、どんな感じになるんだろう。
 真面目な娘だから、セックスも淡泊かもしれないし…、
 もしそうだとすると、エッチが好きな洋祐には厳しいかもね。」
「・・・・・・・」
「彼氏いない歴=年齢の娘は、顔も性格も可愛いし、いいお嫁さんになると思うよ。
 きっとまだ処女だと思うから、セックスが好きかどうかは分からないけど、
 今の洋祐なら、セックスが好きになるように教えてあげられるかもね。
 でもなぁ〜、洋祐はぶっきらぼうで口数も少ないから、
 あの娘だと、最初から会話が成立しないかもしれないな…」
「何だよそれ、結局全部ダメじゃん。」
「ははは、そうだねぇ。」

綾夏は、少しわざとらしく笑った後、急に黙り込んだ。
飲み会でどれ程飲んだのか分からないが、かなり酔いが回っているように見えた。

「もしも洋祐に彼女ができたら…、私はどうすればいいのかなぁ〜」

暫くして、また、綾夏が喋り始めた。

「ねぇ〜、洋祐、私はどうすればいい?」
「・・・・・・・」
「というか、洋祐はどうするつもりなのぉ?」

綾夏は、少し絡むようにそう言った。
綾夏の話しが変な方向に向かい始めたようだ。
こんなときは、さっさと切り上げるに限る。

「少し飲みすぎだろう。」
「全然飲んでませんよぉ…」
「それに、もう寝た方がいいんじゃない?」
「何でぇ?」
「明日、昼前に彼氏に会うんだろ?寝坊するぞ。」
「残念でしたぁ…。明日は朝から接待でキャンセルになりましたぁ…」
「・・・・・・・」
「上司に、明日の接待に同行するように言われたんだってさぁ…」

なるほど、それで綾夏は、今夜俺を誘ったわけだ。
飲み足りないし、明日は暇だし…
また絡まれても面倒だし、彼氏の話しに話題を向けるか…

「朝から接待って、ゴルフ?」
「そうみたい…」
「彼氏はゴルフをするんだ。」
「うん。彼の部署は結構接待とか多いから…、必要なんだってぇ…」
「綾夏は、ゴルフしたことは?」
「練習場なら、何度か連れてってもらったぁ…」
「・・・・・・・」
「なかなか真っすぐ飛ばないけど、飛んだときはすごく気持ちがいいんだよねぇ。」

俺はゴルフをやったことも、クラブを握ったことさえもなかった。
少し大袈裟だが、俺の知らない世界で、綾夏と彼氏が過ごしているようで、
何だか綾夏が遠くに行ってしまったと感じた。

「でも、自分でクラブを買ってまでやろうとは、全然思わないけどねぇ…」

綾夏はそう言った後、また黙った。
それほどゴルフに興味を示してはいないようで、俺は少しほっとした。
綾夏は、半分目を閉じたり開いたりしている。
そろそろ限界だなと思い、俺は、綾夏を抱き上げた。

「わぁ〜、お姫様抱っこだぁ…」
「もう寝るぞ。」

俺は、綾夏をベッドまで運び、寝かせようとすると、
綾夏が突然抱き着き、俺の耳元でそっと呟いた。

「ねぇ…、今日はしないの?」

俺は、綾夏と一緒にベッドに倒れ込んだ。


[59] Re: 続 せ・ふ・れ  ジーン :2022/10/03 (月) 05:52 ID:Fsqsf/sQ No.173447
彼女の洋佑さんへの感情はセフレ以外にはないのでしょうか?
SEXに関しては彼氏より洋佑さんが上だと思いますネ。


[60] Re: 続 せ・ふ・れ  洋祐 :2022/10/04 (火) 20:20 ID:8sreBv1I No.173499

ジーンさん、レスありがとうございます。

彼女の感情は、私には全くわかりませんでした。
自分から離れないように、人参をぶら下げながら手綱を引いていたのか、
私をからかって楽しんでいたのか、何の考えもなく、そのとき思ったことを口にしていたのか…

悪女なのか、小悪魔なのか、天然なのか、いずれにしても振り回される方は大変です(笑)


翌日、11時ごろに目が覚めた。
綾夏は、俺の隣でまだ眠っていた。
今朝は何時頃まで綾夏とセックスしていたのか、よく分からない。

一昨日、綾夏は、最近の俺は凄いと言っていたが、
昨夜は、あんな綾夏を初めて見たと思うほど、綾夏の乱れ方が尋常ではなかった。
会社の友人達から彼氏の話しを聞いたせいだろうか…
俺には話せない、もっと具体的なセックスの話しをしていたのかもしれない。

「洋祐、おはよう。」

暫くすると、綾夏も目を覚ました。

「おはよう。ぐっすり眠れた?」
「うん。洋祐は?」
「少しだけかな?」
「あの〜、洋祐、昨日、私、変なこと口走ってなかった?」
「別に…、ひょっとして昨日のこと覚えてないの。」
「飲み会の話しをしたのは覚えているけど、その後は、断片的にしか…」

俺に女性を紹介する話や、俺に彼女ができたらどうするつもりと絡んできたことは、
どうやらはっきりとは覚えていないらしい。

「あ、でも、エッチしたことは覚えてるよ。」
「綾夏が誘ったことも?」
「えっ?うそ、全然覚えていない。本当に?」
「うん。」
「え〜、私、洋祐に犯されてるって思ってたんだけど…」
「何だよ、それ。何で俺が犯すんだよ。」
「だって、気がついたら洋祐のが…、
 だから、エッチしてる最中、ずっと私、洋祐に犯されてるんだって…、
 でもそう思ったら、何か凄く感じちゃった。ふふふ…」

どうやら、綾夏は、セックスの途中から正気を取り戻したらしい。
ただ、昨夜の様子を見る限り、今後、綾夏の身に同じようなことが起きたとき、
犯している相手が俺ではなく、そのとき傍にいた男性となる可能性も否定できない。
やはり、今でも綾夏にとって、深酒がかなり危険なことは間違いない。
しかも、今の綾夏の周りには、学生時代のような親衛隊がいるわけではない。
今後は、事あるごとに、綾夏に注意した方がよさそうだ。


土曜は、結局、昼食後と夕食後に綾夏とセックスし、
俺が綾夏の部屋を出たのは、午後11時を過ぎていた。

今週は、水曜から土曜までの4日連続して、綾夏とセックスした。
しかも、一度も避妊していない。
セックスの最中は、綾夏を俺の女にすることが俺の頭を支配し、
全く歯止めが利かなくなってしまうが、
こうして、綾夏と別れて冷静さを取り戻すと、
綾夏を不幸にするのではと思い、自分がしたことが恐ろしく、
また、それに嫌悪すら感じてしまう。

綾夏から生理が始まったとメールが届く間隔は、大体26日〜31日の範囲だ。
必ずしも綾夏が生理開始当日にメールするとは限らないが、
メールの間隔がほぼ生理の周期すなわち排卵の周期と考えてよいだろう。

綾夏の排卵の周期がこの期間内であれば、
今週は先週よりはまだ危険度が小さい気もするが、
女性の排卵は常に一定の期間内の周期で起こるとは限らない。
排卵の周期が数日、或いは1週間程度前後することもあるだろう。

現に、綾夏も生理が遅れて、『やっと生理がきたよ。マジあせった〜』
とメールしてくることもある。
それは、綾夏特有の冗談かもしれないが、生理が遅れていたことは事実だ。
それを考えれば、避妊もせずに綾夏とセックスを繰り返していたら、
いずれ綾夏を本当に妊娠させしまうかも知れない。

綾夏自身は、俺の行為を一体どう考えているのだろうか。
綾夏の考えが、俺には全くわからない。
明確な拒絶がなくても、それが、綾夏が全て受け入れた証拠になるとも思えない。

ひょっとして、こんなことをしていたら、綾夏が妊娠する前に、
彼女から俺との関係を終わらせる可能性すらある。
綾夏が俺の子を妊娠することを望んでいるとは思えない。

俺は、そんなことを考えながら、自分の部屋に向かって歩いていた。


翌週の水曜、この日は10月の第一水曜で、
綾夏が俺の部屋に泊まりに来ることになっていた。
綾夏が旅行する3連休まで、あと3日に迫っていた。

いつものように、綾夏を彼女の部屋まで迎えに行き、
いつものように、二人で風呂に入り、床についた。

「今日は、好きにしていいよ。」

いつの頃からか、綾夏がこんな言葉を使うようになった。
それは、ゴムが不要だと綾夏が意思表示をするときに、彼女がよく使う台詞だ。
逆に言えば、この台詞を言わなかった先週、先々週は、
『好きにして』はいけない日だったということだ。
もちろん当たり前のことではあるが…

今日、ゴムが不要ということは、遅くとも連休明け頃には、
綾夏の生理が始まるということだろう。
それも綾夏が妊娠していなければ、という話しだが、
綾夏はどう思っているのだろうか。

俺は、先週と同様にキスマークを探すことから始めた。

俺と綾夏は、先週の水曜から土曜まで、4日間も続けて、
避妊もせずに何度もセックスをしていた。
綾夏が彼氏に会った日曜、彼女の子宮の中は、
俺の精子で満たされていたはずだ。
そんな身体で、果たして綾夏は、Bに抱かれたのだろうか。

子宮に俺の精子が満たされたまま、膣の中に彼氏のペニスを受け入れる。
それは、俺が抱く綾夏のイメージからは想像できないことだった。
そう考えると、綾夏は日曜にBとはセックスはしていないかもしれない。

そんな期待を抱きながら、綾夏の身体を調べていった。
だが、先週と同様に、綾夏の内太腿を見たとき、
俺の淡い期待は簡単に砕け散った。
そこには、しっかりとキスマークが付けられていた。
こんなところにキスマークを付けておいて、
彼氏が挿入していないわけがない。

そのキスマークを見た後に俺の中に残ったものは、
綾夏は、4日間続けて俺に中に出され、
自分の子宮の中が俺の精子で満たされていようとも、
Bに求められれば抱かれてしまうという事実だけだった。

だが、それは当たり前のことだ。
俺は、綾夏とセックスするだけの関係だが、Bは綾夏の彼氏なのだから…

それどころか、逆のことだって考えられる。
例えば日曜に、綾夏がBとセックスしていたとすると、
綾夏の子宮の中で、彼氏の精子が3日以上生き延びていれば、
綾夏は、彼氏の精子で子宮の中が満たされたまま、
俺のペニスを膣の中に受け入れていたということも…
そうとすると、彼氏の精子と俺の精子は、綾夏の子宮の中で共存していたことになる。

人が聞けば笑ってしまうような変な妄想が、俺の頭の中に際限なく膨らみ続ける。
そして、この変な妄想によって、俺の嫉妬が駆り立てられていった。

せっかく綾夏が好きにしていいと言っているのだ。
綾夏の中に射精することはもちろんだが、それ以外でも、
今日は、遠慮なしに好きにさせてもらおう。

俺は、そう思いながら、綾夏の性器を貪り始めた。


[61] Re: 続 せ・ふ・れ  ジーン :2022/10/06 (木) 06:51 ID:u7WAZ.32 No.173557
彼女の心がどっちに向いているのかも気になります。
結婚の対象としてはBさん、でも身体は洋佑さんという事になるのでしょうか?



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