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番外・息子の先生 [由美子の章]

[1] スレッドオーナー: tttt :2016/01/19 (火) 23:03 ID:podA.ePg No.22402



 由美子は、愛車CB750から降りると、チンチンチン・・・と、空冷エンジンの焼けこげる音をしばらく聞いた。バイクの黒いエンジンに、手をかざす。熱い。この燃えたぎっているエンジンに三秒と触れていると、火傷してしまうだろう。先ほどまでこのエンジン内で、燃焼爆発していたピストン。エンジン内部の機械構造を思い浮かべて、由美子は昨夜の激しさを思い出す。



 「どうだっ由美子っ!」
 「ああっ駄目っ修二っ!もう駄目止まってっ!」



 由美子の膣内を激しく速くピストンする恋人、安田修二。



 「まだ駄目だっ!由美子っ!」
 「ああだってもう・・・もう・・・イッちゃうよおっ!」



 由美子は恋人に絶頂させられ、そして、恋人の射精を膣内で受け止める。もう、ゴムの装着を要求することはなかった。恋人との肉と肉の生の摩擦から由美子自ら離れられなくなっていたのだ。それにしても、恋人、安田修二の変貌を恐ろしいほどだ。そして容赦がなかった。由美子のスレンダーな肉体に様々な体位を求めてくる。由美子が恥ずかしいと思う、バックからの挿入を拒否しようとしても、けっして許してもらえることはなかった。そして由美子はバックで攻めまくられ、何度も絶頂させられるのだ。愛撫に関しても、容赦がなかった。激しいフェラチオを要求された。恥ずかしいからと、照明を消すとか布団で顔を隠してとかは、決して認められなかった。恋人の勃起をしゃぶる由美子の表情を、恋人の視線にさらすことを絶対的に求められるのだ。
 


 由美子は、公園のベンチに座った。バイクで乗り入れたこの公園、そしてこのベンチに、由美子は目的をもってやってきた。あの女性と何度か会い、そして語りあった場所だ。二人の少年と子犬のラブラドールを連れていた女性。服の上からもずっしりと重そうな豊満な胸の膨らみの女性。まるで向日葵のような微笑みをする女性。
 恋人、安田修二は、乳房での愛撫を要求するようにさえなっている。なんという欲望なのか。由美子は、Bカップにすぎない小ぶりな乳房で、恋人の勃起を必死で愛撫する。苺色の乳首で、なすりつけるように恋人の亀頭を愛撫する。スレンダーな肉体がくねくねと蠢く羞恥。その時恋人と見つめあうと、恋人の安田修二は、由美子を見ているようで由美子を見ていないような気になるのだ。そして必ず由美子は、あの女性を思い浮かべてしまう。何カップか見当もつかないほど服の上からでも分かるあの大きな乳房なら、修二の勃起を簡単に挟んで包み込んでしまうだろう。私のこの小さな胸ではできないテクニックの数々を駆使して、修二を喜ばせるだろう。狂わせるだろう。嫉妬と憧れの混じり合ったような感情で、由美子は恋人の要求に応え続け愛撫をし続けている。



 「由美子。来てたのか・・・。時間よりもだいぶん、早いじゃないか」
 「っ!」
 


 由美子は顔を上げた。森脇医師が立っている。ハイエナ、森脇医師が、由美子を見つめている。



 「久しぶりだな」
 「・・・」



 病院から姿を消していた森脇医師に呼び出されて、由美子はここに来た。場所を指定したのは、由美子の方だ。ハイエナに対峙するために、あの女性と出会った場所を選んだのだ。あの女性が、ハイエナから守ってくれそうな気がした。




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 由美子が指定した公園の入り口に入った森脇医師は、すでにベンチに座って考え事をしている由美子を見つけ、しばらくそのまま、バイクスーツの細身の由美子の姿を見ていた。しばらく見なかった由美子の明らかな変化に、動揺が走ったのだ。美しくなっている。そう思った。そして、細身のスレンダーな肉体が、丸みを帯びてふくよかになっている気がした。由美子は、俺の奴隷だった。俺が汚し続けたのだ。由美子は、俺の餌食になって汚れきった女。それがどうしてあんなに美しいのだ。輝いているのだ。森脇医師は、由美子の写真を何十枚も持っている。汚され続けるあられもない姿の写真を、森脇医師はどうすることもできた。なぜそんなに輝いているのだ。お前など俺がその気になれば再び・・・



 「っ!」



 ・・・再び汚してやることができるんだ。そう毒づいて進もうとしたとき、森脇医師ははっきりと見た。ベンチに座る由美子の姿を覆うように白い煙が沸き立ち、その煙が白蛇となって赤い舌をシャーッと伸ばし、森脇医師をねめつけたのだ。そして言葉を発した。



 『この子に手を出したら、私が許さないわよ』



 白蛇の幻はすぐに消えたが、森脇医師の脳内にしっかりと、一人の女性と重なりあっていた。そして森脇医師はつぶやいた。



 「化け物め・・・」



 何度頭から拭い去ろうとしても消えない、たった一人の女のせいで、森脇医師は仕事を休職していた。白蛇のような化け物。いやあの女は確かに、蛇のように赤い舌をシャーシャー伸ばしてやがった。日本人離れしたグラマラスな肉体。それに不釣り合いな童顔な顔は男心をどこまでも欲望させる。あの女を犯したのは俺だ。だがしかし、俺が食いつぶされたのか・・・



 『あなたは私に何もできなかったじゃないっ!情けない人ねっ!』



 あの女は俺に犯されていながら、俺を見下ろし去っていった。俺はあの女を犯しまくっている映像の記録を持っている。あの女が放尿する姿さえ映っているんだ。俺がその気になれば・・・
 森脇医師は、由美子に向かって歩き出した。しかしその足は、止まらない恐怖で震えていた。




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 由美子は、恋人の安田修二に求婚されていた。安田修二は、今勤めている学校を辞めるといった。そして、父親が経営する病院に戻るといった。そして、由美子の看護師としての夢も、応援してくれるといった。そしていつか二人で、世の中の困っている人を一緒に助けていこうと、言ってくれたのだ。由美子は今も後悔している。目の前のハイエナによって撮られた写真を、恋人に投げつけるようにして見せたことを・・・。そしてその内容に一言も言わず、由美子の元にに戻ってきてくれた恋人・・・。
 負けたくない。由美子は、森脇医師と睨みあって、そう思った。その時、暖かいものに包まれる感覚があった。それは煙のようにもくもくと立ち上がり、由美子を守るように森脇医師を睨みつけているように感じた。由美子はふと思った。あの女性が、守ってくれているのかもしれないと・・・。



 「今日はな、これを渡しに来たんだ、由美子」



 ハイエナが、持っているバックから膨らんだ封筒を取り出して、由美子に手渡した。由美子はその中身を見て、歯ぎしりをする。ハイエナに撮られ続けた、レイプシーンの写真の束だ。



 「おいおい、そんなに恨めしい顔をするなよ。写真を全部、お前に返しに来たんじゃないか。だが、その写真データは、俺の家のどこかにあるんだがな。くはははは・・・。どこにしまったか忘れたんで、とりあえず、写真にしたものだけを返しに来たんだよ。ふはははは・・・」



 『私は、どうしたらいいんですか・・・?お願い・・・助けて・・・』



 由美子は怒りで途方になりながら、幻を探した。由美子を包む暖かい煙が、白い人影になり、そしてあの女性になった。全裸だ。白い裸身。目を見張るほどの大きな乳房。由美子の恋人に襲い掛かるように絡みつく。大きすぎる乳房で恋人の勃起を挟み、挟みながらしゃぶる。由美子ではできない秘技に悶え悦ぶ恋人の姿。



 『ああっ、悔しいっ!でも分かっていますっ。私はあなたに絶対かなわない。あなたが修二と実際に出会ったなら、絶対にあなたに奪われてしまう。悔しいっ!でも私はあなたが好きなんです。あなたに守られたい。守ってほしいっ!お願い守ってっ!』



 恋人と女性の性器が結合する。豊満すぎる乳房に苦しそうに顔を埋める恋人。恋人の腰に艶めかしい下肢を絡みつけて、細い腰を振る女性。女性の腰使いにますます苦しがる恋人。その恋人の背中を抱きしめながら、由美子を見つめて女性が笑う。そして言った・・・



 『大丈夫。あなたを守ってあげる。あなたも、あなたの恋人も守ってあげる。それが私の使命だから。あの人に・・・愛するあのお方に命じられた、私の使命だから・・・』



 そして凄まじいほどに悲しい表情になった女性の幻は、消えていった。仰け反り苦しそうに女性の中に射精する恋人を受け止めるように抱きしめながら、消えていった・・・



 「ワンワンワンワンワンッ!」
 「っ!」



 突然の犬の鳴き声に、由美子は現実に戻った。そして、子犬が先頭を走って、二人の少年をリードして引っ張ってくる姿を目にする。



 「き、君たち・・・」
 「あっ、お姉ちゃん。バイクのお姉ちゃんだよ、幸彦くん」
 「ワンワンワンッ!」
 「あっ、ジョニーを止めてっ、隆くんっ!」



 由美子の足元に絡みついてきた茶色のラブラドールの子犬を、隆と呼ばれた男の子が抱き上げた。



 「お姉ちゃん、また会ったね」



 その少年は、由美子をしばらく見上げたあと、ポカンと何かを見つめるような視線をした。まるでさっきまで由美子の恋人に絡みついていた幻を見たかのように。あの女性の幻を・・・。そして子犬を降ろすと、不意に、前を向いた。ハイエナ、森脇医師の方を向いたのだ。由美子は少年の瞳を見た。強く黒光りしているその瞳は、その光以上に強く燃えている。少年が静かに言った。そしてその言葉に、あの女性の幻の言葉が、重なった。



 「お姉ちゃん、僕が守ってあげるよ」
 『大丈夫。あなたを守ってあげる・・・』




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 森脇医師は、突然現れた子犬と二人の少年に、なぜか足の震えが余計に増したような気がした。特に、由美子の前に立ちふさがるように立っている少年。その少年は、森脇医師が持っているバックを見て、突然瞳に怒りをあらわにし、森脇医師を睨みつけてきたのだ。ガキめ・・・。森脇医師は思った。少年の怒りの意志とバックとの因果は関係ない。森脇医師が持つバックには、先ほど由美子に言った、由美子のレイプシーンのデータが内蔵されているUSBメモリーが入っている。そしてあの女・・・。あの白蛇のような化け物の女が、森脇医師に犯され、放尿する姿を記録したUSBメモリーも入っている。だがそんなことはあのガキには知ったことではないだろう。そう思った。だが少年の黒く燃える瞳を見ていると、足が震えた。それは、さっき由美子を守るように沸いていたあの白蛇の幻と同じ匂いがしたからだ。何故だっ!?



 「ワンワンワンッ!」
 「うわっ、何をするっ、このくそ犬っ!」



 少年の隣で静かにうなっていたラブラドールの子犬が、バックを持つ森脇医師の手に噛みついてきて、森脇医師はその子犬を力を込めて蹴とばした。はじけ飛ぶ子犬。



 「キャウンッ!」
 「やめろっ、ジョニーに何をするっ!」
 「このガキがっ!子供だと思ってたら容赦しないぞっ・・・っ!?」



 はじけ飛んだ子犬と代わるように飛び込んできた少年の襟首を、森脇医師はつかもうとした。そして、天地がひっくり返る。何が起こったのかわからなかった。少年の体が突然球体のように丸くなったかと思うと、地面に吸い込まれるように腕が引っ張られた。そして真っ青な空が見えたかと思うと。強烈な衝撃が背中から脳天に突き抜けた。



 「ワンワンワンッ!」
 「あっ、ジョニーっ!隆くんもっ、早くここから逃げようっ!僕おまわりさんを呼ぶよっ!隆くん早くっ!」



 ・・・真っ青な空が、グルグルと回っている。あのガキを見て震えたのは、千秋・・・、お前のせいかな?森脇医師は、別れて暮らす娘と同年代の少年たちを見て、娘の姿を思い出してしまったからだろう・・・そう言い聞かせた。そして、またあの女が浮かぶ。そう言えばあの女は、千秋と仲良く歩いていやがった。あの女は・・・どこまで俺を苦しめるんだ・・・あの化け物は・・・



 「ハイエナ・・・」



 由美子の顔が、空の中に飛び出し、森脇医師を見下ろしていった。そしてその目は、すべてを吹っ切った目だった。全てを・・・そして、汚れた過去を一切振り返らない強固な意志が、現れていた。もう、由美子の周囲にあの女の幻は浮かんでいなかった。ただ由美子の切れ長の瞳が、娘の猫のようなつり上がった目に重なってしようがなかった。それは、いつも草葉の影から見ていた娘が、未来に向かって元気に歩く姿になっていった。



 「千秋・・・お前を守りたい・・・」



 森脇医師を見捨てるようにバイクにまたがってエンジンをかけた由美子を目の端にとらえながら、森脇医師はつぶやいた。



 この後、森脇医師は日本を離れ、戦地に自ら赴いていった。それは奇しくも、森脇医師が犯し汚した由美子と同じ行動だった。だが二人の最期は、あまりにも対照的なものになる。由美子は途上国で疫病と戦う新しい看護システムを開発し、世界から称えられる日本女性となるのだ。森脇医師は戦地で這いつくばるように医療活動を続け、一年後、爆撃に巻き込まれ行方不明になる。誰もその名前を知る者はいない。だが、ハイエナ、森脇医師に救われた、少年少女の命は一年の間に相当数にのぼる。それは、隆や幸彦少年や、森脇医師の娘、千秋と同年代の戦地の少年少女たちだ。
 


 もちろん森脇医師が、娘、千秋のその後の成長を知ることはない・・・
 自分を投げ飛ばした少年が後に、『日本狼』と人々から言われ、日本柔道界の救世主になる人物だとは知ることはない。そして、千秋の夫となる少年だとも、知ることはないのだ。




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 バイクにまたがった由美子は、地面に転がっているハイエナ、森脇医師が虚ろに見ている空に、顔を上げた。晴れ渡っている空。その空と、同じように、心が晴れ渡っていく。いったい何が起こったのか?



 『やめろっ、ジョニーに何をするっ!』
 『このガキがっ!子供だと思ってたら容赦しないぞっ!』



 ラブラドールの子犬を蹴とばした森脇医師に、少年が飛びかかっていった。小さな少年の首根っこを掴もうとした森脇医師。その時突然、少年の体が剃刀のような音を立てたのだ。由美子にははっきり聞こえた。



 「・・・シュンッ・・・」



 まるで剃刀が空気を切り裂くような音。次の瞬間、森脇医師の体が宙に舞い、地面に背中から叩き付けられていた。森脇医師の手から放り出されたカバンを子犬が口に咥え走りだし、幸彦くんと呼ばれていた少年が隆と呼ばれた少年をうながすようにして、二人の少年も駆けていった。いったい何が起こったのかよく分からない。ただ、あの少年が空気を切り裂くような音を立てたとき、由美子の心の中も同時に切り裂かれたのだ。動脈を切られたように、どろどろの膿が心から勢いよく飛び出して行き、そして、森脇医師が空を見上げながらぶつぶつと何かをつぶやいていた。その目は、虚ろだった。ハイエナ・・・。由美子はそれだけを言って、森脇医師を捨て去った。過去はもうどうでもいい。見事な切れ味で切り裂かれたのち縫合された心のなかに、早く何かを詰め込みたかった。空の向こうに、ジャングルが、田園が、砂漠が広がる。由美子は、愛車CB750を発射させた。この愛車だけは空の向こうに持っていこうと思った。そして、修二・・・。あなたと一緒に、世界を救いたいわ。そう思った。



 「隆くん、本当にいいのっ!?」
 「ワンワンワンッ!」
 「いいんだよっ、捨てちゃおうっ!なにこれ、消しゴムみたいじゃんっ!捨ててもいいよっ!」



 公園の端の池のほとりに、さっきの少年二人とラブラドールの子犬がいた。由美子はバイクを停めた。隆と呼ばれた少年が、池に向かって何かを投げている。小さな、消しゴムのような形の何かは、森脇医師がカバンの中に所持していたUSBメモリーだ。ふっ・・・と、またあの女性の幻が浮かんで、少年を見つめて何かを言ったのを、由美子はかすかに聞いた。



 『守ってくれて、ありがとう』



 そういった女性は、今度は由美子の方を向き、そして、向日葵のようにほほ笑んだ。もう、恋人の安田修二に絡みつく淫らな姿ではなかった。なぜか、荒野に立つ白衣の母親の笑顔が浮かんだ。女性の幻が空に消え、由美子はその空に向かってつぶやいた。



 「お母さん、私も行くよ」



 由美子は、スロットルを回し、再び走りだした。


[91] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  たのむよ :2017/10/19 (木) 17:02 ID:4pjgu/5c No.25156
そろそろ続きをお願いします

[92] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  たのむよ :2017/10/21 (土) 05:53 ID:x6QygHmo No.25168
上げておきますね

[93] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  たのむよ :2017/10/22 (日) 16:12 ID:oDomcy6s No.25179
期待上げ

[94] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/11/16 (木) 17:28 ID:MOrnQark No.25312
初恋[37]





 パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ!
 「あんっあんっあんっあんっあんっあんっあんっあんっ!」



 純の高速のピスントンに撃ちつけられるたびに、秀子の白い尻肉が、はじけた音を響かせている。雄たけびをあげて秀子に襲い掛かった純は、乱暴に髪の毛を掴んで押し倒し正常位に組み敷いた秀子の、達彦が放った精液の跡が滴る女性器に挿入した。そして秀子の細い腰を掴んで、激しく速く、腰を繰り出した。その時間は、すでに五分を超えている。そしてその五分間、純のピストンの強さも速さも変わらない。十代のその若い体力に、四十前の熟れ切った白い肉体が、攻め続けられている。94センチHカップの白い巨乳が、四十前の中年女とは考えられないほどの瑞々しい弾力でどっぷんどっぷんと迫力たっぷりに弾んでいる。その乳房だけを見れば、どうみても二十代前半の乳房だ。白く大きな山のような膨らみはまったく型崩れすることなくピンクの乳首をつんと上向かせ、それを頂点にぶるんぶるんと震えている。



 「ああんっああんっああんっ・・・秀子もう駄目ぇっ!秀子もうイキそうっ!」



 そして、たまらない声で喘ぎ続けるその美貌は、童顔だが、子供を持つ主婦の色香をむんむんと発して、実際に、秀子と純の周りに立つ道弘や達彦の鼻腔にバラの香りが満ちていくようだった。



 「あんあんあんあんっ!秀子イッちゃうぅぅっ!!」



 二十代前半の瑞々しい肉体を持ち、三十九歳の熟れた色香を持つ主婦、秀子が豊満な乳房の山を仰け反らせ、絶頂の叫びを発した。そして数秒後、ブリッジでそり上がった白い上半身を、力尽きたようにバタンと落としたのだ。



§§§




 「はあはあはあはあはあはあはあ・・・」



 荒い息を吐き続けているのは、絶頂して気をやった秀子・・・ではなかった。その秀子を絶頂せしめた、不良のリーダー、純だった。組み敷いている秀子の両側に両手をつき、頭を垂れて、ハアハアと荒い息を吐いている。その全身からは、だらだらと大量の汗が吹き出し流れ、ぽたぽたと秀子の白い裸身の上に滴っていた。無理もないであろう。十代の若さがあるといえ、全力で腰を五分間も振り続けたのだ。純の体力は限界といってもよかった。そして、その純の下で、絶頂した・・・筈の秀子が、息をひとつも乱さず、余裕の表情で純を見上げていた。その光景に、つながっている純と秀子を取り巻いている若者たちは、違和感を感じていたのだ。とくに、先ほど秀子の中に射精した達彦は、唖然と秀子と純を見ていた。



 「素敵だったわ。秀子、イッちゃった」



 だらだらと止まらない汗を噴き出している十七歳の不良、純に組み敷かれている三十九歳の主婦、原賀秀子は、純とは対照的に余裕しゃくしゃくの表情で、純の汗だくの首筋に両手を回した。



 「凄い・・・。あなたのおち○ぽ、私の中でまだ凄く熱くて硬い・・・。こんな凄いの、初めて。・・・ねえ、キスして。私イッたあと、キスしたくなるの。お願い・・・あはぁ・・・」



 三十九歳の主婦、原賀秀子が、十七歳の札付きの不良のリーダー、純の首筋に回した両手をぐいと引っ張った。五分間に及ぶ連続の全力ピストンで疲弊している純の上半身は、そのか細い腕の力でも、崩れるように引き寄せられたのだ。豊満な乳房に密着した十七歳の不良の頭部を両手で愛おしく抱えると、純の瞳をまっすぐに見つめ、再び、熱い吐息と共に言った。



 「ねえ、キスして。んっはぁ・・・」



 虫食植物に誘い込まれる昆虫のように、半分開かれた朱色の唇に、純が顔を近づける。そして、あはぁ・・・と伸ばされた主婦、原賀秀子の赤い舌を、不良のリーダー、純が食べるように咥えこんだ。




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 「す、すげえ・・・」



 道弘が、呻くようにいった。いや、達彦かもしれない、二人ともそう呻いたかもしれない。目の前に繰り広げられている光景に、道彦、達彦、二人の不良は、息をするのも忘れたように魅入っていた。そして二人とも、いつしか勃起を握りしめ、しこしことこすり始めていた。



 「んふっ・むふんっ・うふっ・・・」



 三十九歳の主婦、原賀秀子の鼻息が、甘い香りと共にその場に充満していた。十七歳の不良のリーダー、純は、甘い鼻息ごと唇を貪るように、原賀秀子の頭部を抱きしめている。主婦、秀子は札付きの不良の背中を下からきつく抱きしめ、両下肢をみっちりと、純の腰に巻き付けている。互いの顔が踊るように密着し、舌と舌が絡み合う。ぶつかり合う唇の隙間からくちゅくちゅと唾液の音と、んふっんふっと秀子の鼻息が漏れる。



 「すげぇ・・・」


 
 今度ははっきりと、道弘と達彦が同時に呻いた。札付きの不良、純。九十九人切りを豪語してきた十七歳にとって、秀子が百人切りの百人目の餌食だった。餌食?道弘と達彦の二人の不良は、奇しくも同じ疑問を、せわしなく勃起をしごきながら巡らせていた。目の前で、汗だくになって若い肉体を躍動させて組み敷く主婦の唇を貪る純。その若い漲りを受け止めるように蠢く豊満な塾しきった白い肉体。陰部が結合しているその二つの肉体は、まさに性交をしていた。セックスをしている。



 九十九人切り・・・。その凌辱のすべてを道弘と達彦は思い返すことができる。純はその全てで・・・セックスを、性交をしてこなかった。いや、確かに勃起したペニスを女の膣に入れ、腰を振り、射精をしてきた。しかし、今目の前で繰り広げられている二つの肉体の行為が性交だとするならば、純は、セックスをしてこなかった。冷め切った目で女を見下しながら汗ひとつかかず、無駄なものを排泄するように射精をしてきた純。今目の前で、燃えるように無我夢中で唇を貪る純を、二人の不良は見たことがなかった。組み敷き挿入している女をこれほど激しく抱きしめているのを、見たことがなかった。


 これがセックスだとするならば、百人切りの百人目の相手である、三十九歳の主婦、原賀秀子で初めて、純は性交をしたことになる。百人切りを豪語する札付きの不良は、普通の主婦、原賀秀子を相手にして初めて女を知ったことになる。



 「うおおっ・・・」



 原賀秀子と唇を貪りあっていた純が、上体を反らすように持ち上げて苦しそうに呻いた。その顔は拷問を受けているように苦痛でゆがんでいる。その姿を見て、達彦ははっきりと分かった。今まさに、あの例えようもないようなうねりが、純に襲い掛かっているのだと。純と原賀秀子の密着している腰をまざまざとみて、身震いしながら、達彦自身が味わされた蜜肉の攻撃が、純に襲い掛かっているのだと思った。



 「あはぁん・・・秀子またイッちゃいそうなのぉ・・・お願い来てぇ・・・」



 苦悶の表情の純の両腕に白い手を絡めて、余裕しゃくしゃくの表情の主婦、原賀秀子が甘い声をだした。



 「うおおおおっ!!」



 純が咆哮し、猛烈に腰を振りだす。歯を食いしばるその姿はまるで、開かない鋼鉄のドアをハンマーで叩いているようだ。しかし、純が腰をぶつけているのは、たぷたぷたぷんとマシュマロのように弾み揺れる白い肉体だった。純のスパートで、秀子の豊満な乳房がむっちんむっちんと揺れ弾む。



 「ああんっ凄いいんっ!イクイクイクゥっ!秀子またイッちゃうのおっ!ああんっあああんっああんっ!」



 絶頂を宣言する歓喜の声とは裏腹に、原賀秀子の顔は、瞳は、純の最後の様子を探るように冷静だった。そして、純が断末魔の咆哮を発し仰け反った時、まるでそれに合わせるかのように秀子の白い肉体もブリッジした。



 「うぐがあああっ!!」
 「いっちゃううっ!!」




§§§




 「凄かったわ。秀子、二回もイッちゃった。こんな凄いの初めて」



 射精を終えて力尽きたように秀子の顔の両側に両手をついている純は、まるで過呼吸のように荒い息を吐き続けていた。その全身からは、大量の汗が滝のように流れている。



 「こんな燃えるようなセックス初めてよ。ねえ、またキスしてぇ・・・あっはぁ・・・」



 純の首に両手を巻き付けた秀子は、力を出し切った純を容易に引き付けた。そして純は、白い肉体と赤い唇に憑りつかれたように、秀子と抱きしめ合い秀子の唇と再び貪りあう。17歳の札付きの不良と39歳の普通の主婦の肉体は転がり、いつしか秀子が純の上になっていた。純の唇から離れた秀子は、にっこりとほほ笑むと、ゆっくりと大きな桃尻を持ち上げる。



 「あふうんっ・・・」
 「ううううっ・・・」



 熟れて充血した膣から、若竹が抜け、力尽きたように折れ落ちた。秀子の膣口から、どろりと十代の精液が溢れ出す。



 「ふふふ、凄い量。またこんな素敵なセックスしましょうね。ふふふ・・・」



 最後に秀子は、純の唇にチュッと軽いキスをすると、くねくねと純の股間に顔を向け、お掃除フェラチオを開始するのだ。その快感に仰け反る純の呻き声と共に、もう一人の呻きが発せられた。純と秀子の性交を見ながら勃起をしごいていた道弘が、巨大な白いヒップをくねらせながら道弘に向けてお掃除フェラをする秀子の姿に耐えきれずに射精をしてしまったのだ。勢いよく放物線を描いて飛んだ白い飛沫が、秀子の巨尻にかかった。



 「あら・・・ごめんなさい。次はあなたの番だったのに」



 ゆらりと立ち上がった秀子は、道弘に対峙した。豊満な巨乳に圧倒されるように、道弘が滑稽にも射精を終えてもなお萎えた男根を握りしめながら、秀子を見つめる。その姿は、しっぽを巻いて怯える犬そのものだった。秀子はヒップに掛かった道弘の精液を指先でぬぐい取ると、鼻に近づけて匂いを嗅いだ後、ペロリと舐めた。



 「こんなに濃いお精子、空打ちさせてしまったわね。可哀想・・・。あなた、おっぱいが好きなんでしょ?あなたのおち○ぽ、パイズリでもう一度元気にしてあげるわね。それから、セックスしましょ。今度はちゃんと、私のおま○この中に出させてあげるから」



 凌辱中から秀子の美巨乳に執着していた道弘に見せつけるように、94センチHカップ美乳をたぷんたぷんと揺らしながら、秀子は道弘に近づいた。その白い豊満を、道弘は生唾を呑みこんで見つめ、二人分の精液を垂らしているむっちりとした内腿とこんもりとした陰毛の奥を期待を込めた瞳で見つめた。その時、



 「おいっ!帰るぞっ!!」



 リーダーの純が大声を張り上げて立ち上がると、勢いよく衣類を身につけ、風のように飛び出していったのだ。あっけにとられた二人の不良も、慌てて服を着ると、逃げるように飛び出していった。大山正志だけが、その場に取り残された。



 そして、毅然と立っていた秀子は、正志の前で、へなへなとへたり込んでしまったのだ


[95] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/12/11 (月) 10:56 ID:OA4ClKT6 No.25390
ご無沙汰してます。
一人残された巨乳に執着する少年の続きが気になります。
続きを期待してます!

[96] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  にせ医者 :2017/12/13 (水) 08:59 ID:SjPL0QXU No.25396
秀子ファンです。

毎回、楽しみです。年末の忙しい中、更新よろしくお願いします


[97] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/12/27 (水) 14:58 ID:FN9GfUKc No.25427
初恋[38] 





 大山正志は、目の前でへたり込んでいる女性を、信じられない気持で見た。肩で荒く息をするその姿は、先ほどまでの、札付きの三人の不良を逃げ帰らせた獰猛なメスライオンの姿ではなく、川にはまってしまって溺れかけた子猫が必死で丘に這いあがっていき絶え絶えな姿だった。


 「あ、あの・・・」


 顔を上げた原賀秀子と目が合った正志は、その救いを求めるような視線に吸い寄せられるように、声をかけて近づいたのだった。


 「お、お願い・・・か、体を・・・起こしてくれる?」
 「は、はい・・・っ!」


 正志は、秀子の薄い肩を抱いた。怯えたような潤んだ瞳、そして、真っ白な乳房。


 「お願い、か、肩を貸して。私を、立たせて」
 「は、はい・・・」


 正志は、秀子の細い上腕に頭をくぐらせた。まっ白な腋から美しい豊満な乳房がたっぷりと目の前に迫る。


 「私、腰が抜けたみたいなの。お願い、このままお風呂場に連れていってちょうだい。体を・・・洗いたいの。お願い・・・」
 「はい。分かりました」


 正志に肩を担がれながらしがみついてくる原賀秀子の腰に手を回した。そのあまりのか細さに驚き、そして、目の前にむっちりと震える巨大な美乳に圧倒された。その対比は、同じ体ではないのではないかと思うほどだ。

 
 「お願い、お風呂場まで連れていって。そして、座らせて。お願い」


 秀子を肩で抱えながら脱衣所に入った正志は、懇願されるままに、足がよたついている秀子を風呂場の中に連れて入り、そして、洗い用の椅子に、ゆっくりと腰掛けさせた。ふうっ・・・と、長く深い息を吐いた秀子の背中が、ひどく薄っぺらく見えた。三人の札付きの不良を圧倒していた迫力は、微塵も感じられない。


 「ありがとう・・・。ねえ、もうひとつ、お願いがあるの」
 「な、なんですか?」
 「体を・・・私の体を、洗ってくれない?」
 「え?で、でも・・・」
 「お願い。腕にも力が入らないの。だからお願い・・・早く、体を清めたいの・・・」


 顔を後ろに回して潤んだ瞳に見上げられて、正志は、魂を吸い取られるように、シャワーに手を伸ばしていたのだ。そして、にっこりとほほ笑んで前を向いた秀子の鏡のような美しい背中に、温かい湯しぶきを放出した。湯けむりが立ち上がり、その熱が、正志と秀子を包んでいく。




§§§




 「あ、あの、秀子先生・・・」
 「何?」


 泡立てたタオルで、優しく秀子の背中をこすりながら、正志は秀子のことを、秀子先生と呼んだ。不良たちが秀子をいたぶるために呼んだ呼び方だったが、その薄い背中が、まるで正志を導くようにそう呼ばせるのだ。そして秀子もまた、まるでそれが使命かのように、その呼びかけに違和感を抱いていないように応答していた。


 「怖かったんですか?」


 札付きの不良三人を蹴散らかすように逃げ帰らせた主婦が今目の前で、腰を抜かせて背中を震わせているのだ。その変わりようが、正志には信じられなかった。


 「当り前じゃない。あんなに怖い不良三人に犯されたんだから」
 「でも、逆に、あいつらのこと、やっつけたじゃないですか」
 「それは・・・私にもよく分からないの。とちゅうから無我夢中で、よく覚えてないの」


 正志は、もうひとつ信じられなかった光景を、思いだし、そして秀子に問うた。


 「秀子先生、あれは、本当だったんですか?」
 「何が?」
 「先生が、純に犯られているとき、秀子先生何度もイッてたから」


 遅漏自慢の達彦をあっという間に撃沈させた秀子が、次に犯しに来た純には、激しくピストンされながら何度も絶頂していたのだ。それが正志には違和感にしか感じなかった。そしてその思いを、秀子に投げた。


 「あれって・・・ひょっとして、え、演技・・・だったんですか?」
 「そうね・・・」


 そして、ふふふ・・・と思い出し笑いをする秀子の背中に、正志は鳥肌をたてたのだ。薄っぺらいと思っていた背中が急に、巨大なものに感じた。そして、細い腰の下で巨大に存在している、突きたての餅のような尻肉がその存在感で正志を圧倒する。


 「たしかに私は、イッてなかったわ。たしかに演技だった。でも、本気でもあったのよ」
 「え?い、意味がわからないよ、秀子先生」
 「だって彼、あなたたちのリーダーでしょ。リーダーがあっさり負けてたら、格好つかないじゃない」
 「だから、イクふりをした・・・」
 「そうよ。それにね、ほんとうのセックスって、そういうものよ」
 「本当のセックス・・・」


 正志は、三人の不良たちのこれまでの、取り巻きの女たちへの凌辱シーンを何度も目撃してきた。ただただ一方的に捻じ込まれ吐き出される女たち・・・。そして正志は、純と秀子の、激しい抱擁と接吻を思い返した。それまで見たことがなかった、純の姿。凌辱されている相手を気遣ってイクふりをする主婦、原賀秀子。


 「ねえ、あなた、名前は?」
 「ま、正志、です」
 「正志くん、お願い。背中ばっかりじゃなくて、他のところも洗って。お尻と、胸も・・・お願い、正志くん」
 「は、はいっ」


 正志は、雪のように白い肌に再び魂を吸い取られるように手を伸ばしていた。いつの間にか、タオルを離し、直接泡立った両手で、秀子の美巨尻を撫でまわしていた。信じられないほどの巨大な尻肉は信じられないほどの柔らかさで、正志の手を迎える。


 「ああ・・・正志くん・・・ああ・・・ああっ」
 「ひ、秀子先生っ」

 
 正志は、泡立った両手を、尻から前に回して、美巨乳を揉みまわした。信じられないほどの巨大な乳房は信じられないほどの弾力で正志を迎える。つんととがった尖端を摘まんだ。


 「あはんっ・・・正志くぅん・・・」
 「秀子先生っ秀子先生っ」


 正志は、漆黒の茂みへと、手を下ろした。それを迎えるように、秀子が股を開く。正志が生まれて初めて手を滑り込ませた女性のそこは、燃えるような熱をもって、正志を迎える。そしてもっと、このもっと奥を、正志が知らないこのもっと奥を知りたいと、正志を激しく思った。不良たちに一方的になぶられる女たち。そして、秀子。そしてその秀子に気圧される不良たち。今魂を吸い取られるようにまさぐっている、豊満な肉体。それらがぐるぐると周り、そして正志は、叫んでいた。


 「秀子先生っ!お願いがありますっ!」
 「はあはあは・・・正志くん・・・お、お願いって・・・はあはあ」
 「僕を、男にしてくださいっ!僕に、女の人を教えてくださいっ!僕に、セックスを教えてくださいっ!僕に・・・僕に童貞を卒業させてくださいっ!!」


[98] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2018/01/01 (月) 00:26 ID:E0DA/X/Q No.25444
初恋[39]





 「僕を、男にしてくださいっ!僕に、女の人を教えてくださいっ!僕にセックスを教えてくださいっ!僕を・・・僕を男にしてくださいっ!!」



 秀子は、泡だった陰部に潜り込んでいる17歳の少年の手に、ぎゅっと力が入るのを感じた。だがそれは、若すぎる性欲を耐えているというより、何かもっと、少年の奥底に眠る暗い闇に耐えているような震えを帯びた力だった。



 「正志くん、落ち着いて。まずはシャワーで、私の体の石鹸を流してくれる?」
 「は、はい、秀子先生」



 背中に浴びせられるシャワーの温かさ。そして、先ほどの震えた手の力。同じような感覚を、秀子は感じたことがあった。そう、秀子にとって運命の少年・・・幸彦だ。全身から石鹸の泡を洗い落とされた秀子は、立ち上がった。足腰が回復し、その豊満な全身に妖艶な迫力が再びみなぎっている。秀子は正志に堂々と向かって立った。小柄な秀子の豊満な迫力に、正志が視線を落とす。



 「私、これから湯船につかるわ。ねえ正志くん。あなたも一緒に入らない?・・・あなたのこと、少し聞かせてほしいの」



 秀子を二回にわたって凌辱しにきた、三人の札付きの不良たち。彼らに、正志と名乗る少年は二回ともついてきていた。そして、ただ見ているだけだった。いや、凌辱後の秀子に対して、気遣いをみせた正志。不良たちと彼は、いったいどういう関係なのか?秀子の問いかけに下を見つめて黙っている正志に、秀子は微笑みながら言葉を投げかける。



 「いやならいいの。このまま帰ってくれる?私はこれから、湯船につかるわね」



 秀子は正志に背を向けると、バスタブをまたいで肩まで湯船につかった。正志を無視するかのように、湯を手ですくって白い肩にゆったりとかける。正志は、踵を返して外に出ていった。しかし秀子にはわかっていたのだ。彼は、戻ってくると。そしてこの状況が、そっくりそのまま繰り広げられたことを、不思議にも、必然的にも、感じてしまうのだ。幸彦少年と、一緒に風呂に入り、幸彦少年の生まれて初めての射精を秀子の手で促した時のことを、思い返していた。



 ・・・幸彦くん・・・あなたはまた、私に何かをさせようとしているの・・・?・・・



 カチャ・・・と、風呂場のドアが開き、正志が入ってきた。秀子はその姿に、思わず笑い声を発するのだった。正志は、服を脱いで全裸になっているが、下腹部にタオルを巻いて、そしてさらにその上から股間部を両手で覆っているのだ。凶暴的に勃起を秀子に晒した不良たちとのギャップに、秀子は声を出して笑った。


 ・・・幸彦くん・・・この子、あなた以上に、恥ずかしがっているわ・・・ふふ・・・



 「あなた、恥ずかしいのね。まあいいわ。そのまま湯船に入ってらっしゃい」



 バスタブをまたぎ、腰に巻いたタオルを外さずに湯船につかった正志に、秀子は問いかけた。



 「あなた・・・あの不良たちと、どういう関係なの?」


[99] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  &応援しています :2018/01/04 (木) 20:09 ID:2HYwGLBA No.25462
応援しています.
今後も頑張ってください。


[100] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2018/01/09 (火) 17:26 ID:fRdwfJyo No.25476
初恋[40]




 原賀家がある東京郊外には、約二千人の労働者が働く工場がある。その名は、大山電機本部工場という。大山電機は、世界各地に工場を持つ日本を代表する大企業だ。その発祥の地が、この東京郊外である。本社は都心に巨大ビルを建てているが、発祥の工場は、今もこの地に稼働しているのだ。そして、創業者である大山家の大邸宅も、本部工場近くにある。

 バブル期に全世界の小さな企業を吸収合併して巨大化してきた大山電機も、リーマンショックの影響を怒涛の如く受けた。地方の工場は閉鎖され、そして本部工場においても、大規模なリストラが実行されたのだ。大山電機本部工場の恩恵を受けていたこの郊外に移り住んでいた人々に、大企業の情け容赦ない決断が下された。そして、この郊外にも富の二分化のような社会が出来上がったのだ。原賀秀子の夫のように、大山電機と関係のない会社で働く家庭は裕福であったが、大山電機で働いていた家庭は貧しくなり、そして、職を失っていった。風紀が清らかだったこの辺りの学校も、すさんだ少年少女が目立つようになっていった。

 ・・・そう、原賀秀子を凌辱した三人の不良、純、道弘、達彦の三人の父親たちは、大山電機をリストラされて職を失ったのだ。彼ら三人は、そうした境遇にさらされて生まれた、札付きの不良だったのだ。



§§§




 「正志くん・・・。大山正志って・・・あの大山なの?」



 秀子は、ぼそぼそと自身の家庭のことを話す正志を、驚きの目で見つめた。正志の父親は、現大山電機取締役社長。そして祖父は、創業者で現会長だ。つまり正志は、日本を代表する大企業の御曹司なのだ。



 「そのあなたが、どうしてあの三人と・・・」
 「僕のせいなんです、秀子先生」



 苦しそうに顔を上げた正志を、秀子は見つめた。そしてやはり、ここにはみえざる運命の糸が張られているのだと、あの少年を思い出すのだ。幸彦少年。



 「純と道弘と達彦と僕は、小学生の時から仲良しだったんだ。三人とも、僕の家のことを関係なく友達になってくれた。みんなは、学校の先生だって、僕に気を使ってたんだ。僕の家が、あの大山電機だから・・・。でもあの三人だけは違ったんだ。だけど中学に入った時に、三人のお父さんが僕の会社をクビになってしまって・・・。それから三人とも凄く、お父さんたちに暴力を振るわれるようになったんだよ。それから・・・三人とも・・・変わっていって・・・」
 「でも、あなたのお爺さんとお父さんの会社がやったことと、あなた自身は関係ないじゃ・・・」



 秀子は、正志のうめき声を発しそうな歪んだ顔に、その先は言えなかった。確かに、この町は変わっていった。不況の波が訪れた時、町全体が冷えていくのを、秀子自身も感じてはいた。だが、秀子の夫は海外の企業と取引がある商社で、秀子の家庭は、生活レベルを下げずに済んだのだ。秀子は、町全体が沈んでいくのを、どこか関係ないことのように感じていた。自分に関係がない・・・、筈がなかったのに。現に秀子は、不況が原因で生まれたといっていい不良たちに強姦されているのだから。そして、関係がないという言葉を、正志には決して投げかけてはいけないと思った。



 「ごめんなさい、正志くん。私、無責任なことをいって・・・。あなたにはあなたしか分からない、辛さがあるわよね。それで、正志くん、あなたが私にお願いしたこと、あなたとあの三人と、関係があるの?」



・・・僕を、男にしてくださいっ!僕に、女の人を教えてくださいっ!僕にセックスを教えてくださいっ!僕に・・・僕に童貞を卒業させてくださいっ!!・・・



 今目の前で苦痛に顔を歪めている正志が、熱い瞳で秀子に訴えた若い絶叫。それは、十七歳の若さが本来持ちうる絶叫だった。そして秀子は、それを運命として、一族のことで苦しみ委縮している十七歳の若き青き欲情を、運命として受け止めねばならない不思議さを感じていた。



 「純たちの周りには、女の子たちがいっぱい集まってきたんだ。その子たちの親も、元はうちの会社の工場で働いていたんだけど、みんなクビになって・・・。そのうち純たちは、女の子たちに無理矢理・・・。女の子たちも自暴自棄になっていたから犯られても犯られても集まって来て。逆に純たちの餌食になる別の女の子たちを連れてきたりして・・・。僕はあんなことをやめさせたかったんだけど、純たちや女の子たちを見てると、声を出せなくなるんだよ。人間じゃないみたいで。可愛い女の子もいるんだけど、何にも感じないんだ。声もかけられないくらい。でも・・・」
 「でも?」
 「でも、秀子先生を犯したときの三人は、ぜんぜん違ったんだ。達彦のあんなに弱弱しい姿を見たことないし、純のあんなに真剣な姿を見たことないし、道弘のあんなに興奮した姿を見たことがなかった。三人とも、ちゃんとした人間に見えたんだ。三人とも、僕が知っている昔の三人だったんだ。それに僕も・・・」
 「僕も?」
 「僕も秀子先生を見てたら・・・その・・・」
 「興奮したのね?今までどの女の子を見てもしなかったのに、正志くんあなた、私を、あの三人に犯されている私を見て、勃起したのね?普通の人間の男の子だと思ったのね?」


 
 真赤に染まっている正志の顔が、こくりと頷いた。



 「だから、秀子先生ならあの三人を元に戻してくれると思って。それに僕も・・・」



 僕も・・・その先を言いかけて言葉をつぐんだ正志に、幸彦少年が重なった。そして幸彦少年は頷いたのだ。

 秀子は、その運命に立ち向かうようにジャバリと立ち上がっていた。突然の秀子の行動に、うつむいていた正志が目を向いて顔を上げた。女を知らない十七歳の青い少年の眼前に、しとどに濡れて湯滴をしたたらせている三十九歳の熟れ切った女の黒い陰毛があった。



 「正志くん、立って」
 「秀子先生・・・」
 「聞こえないの?立ちなさい」
 「は、はい、秀子先生」



 おずおずと立ち上がった正志を秀子はまっすぐに強く、見据えた。



 「わかったわ。正志くん、あなたの願いをかなえてあげる。正志くん、あなたを男にしてあげる。正志くん、あなたに女を教えてあげる。正志くん、あなたにセックスを教えてあげる。正志くん、あなたを・・・童貞から卒業させてあげる」



 秀子の強烈な視線に怯えるような正志に、やっと秀子は、少年を包み込むように、にっこりとほほ笑むのだ。



 「でも、今日は駄目よ。今日は、私のおま○この中、私を犯したあの二人のお精子がつまってるから。正志くん、あなたのおち○ぽを入れさせてあげるときまでに・・・正志くん、あなたの為に・・・秀子のおま○こ、綺麗にしといてあげるからね。ふふ」



 ま○こ、ち○ぽ、精子・・・三十九歳の熟れ切っているが清楚な童顔の唇から、強烈な淫語が発せられ、十七歳の青臭い脳髄を貫いていく。正志は、腰に巻くタオルを自身が破ってしまいそうになっていることすら、忘れるほど頭が真っ白になっていた。その部分を、秀子が見下ろし、ニンマリとほほ笑む。



 「でもぉ、なんにもしないのもぉ、可愛そうね。ふふふ。正志くん、あなたの、そんなになってるんだから。正志くん、そのタオル、取りなさい」
 「ひ、秀子先生・・・」
 「先生の言うことが聞こえないの?男になりたいんでしょ?先生の命令よ、そのタオルを取って、正志くん、あなたのおち○ぽを、先生に見せなさい」
 「は、はい・・・ひ、秀子先生・・・」



 正志は、腰に手を回して、天井に向かって大きなテントを張っているタオルをほどいた。そこにはすでに、羞恥は無かった。あるのは、目の前にある豊満すぎる美し乳房への、細くくびれ切った曲線への、濡れそぼる漆黒の奥への、激しい欲望と、その欲望を湧き出させ始めた、まだ芽生えたばかりの雄への誇りがあるだけだった。そして・・・

 ・・・熟れ切った三十九歳の秀子の前に、青い匂いを漂わせる十七歳の童貞の勃起がさらけ出された。



 「正志くん・・・まあっ!」



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