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番外・息子の先生 [由美子の章]

[1] スレッドオーナー: tttt :2016/01/19 (火) 23:03 ID:podA.ePg No.22402



 由美子は、愛車CB750から降りると、チンチンチン・・・と、空冷エンジンの焼けこげる音をしばらく聞いた。バイクの黒いエンジンに、手をかざす。熱い。この燃えたぎっているエンジンに三秒と触れていると、火傷してしまうだろう。先ほどまでこのエンジン内で、燃焼爆発していたピストン。エンジン内部の機械構造を思い浮かべて、由美子は昨夜の激しさを思い出す。



 「どうだっ由美子っ!」
 「ああっ駄目っ修二っ!もう駄目止まってっ!」



 由美子の膣内を激しく速くピストンする恋人、安田修二。



 「まだ駄目だっ!由美子っ!」
 「ああだってもう・・・もう・・・イッちゃうよおっ!」



 由美子は恋人に絶頂させられ、そして、恋人の射精を膣内で受け止める。もう、ゴムの装着を要求することはなかった。恋人との肉と肉の生の摩擦から由美子自ら離れられなくなっていたのだ。それにしても、恋人、安田修二の変貌を恐ろしいほどだ。そして容赦がなかった。由美子のスレンダーな肉体に様々な体位を求めてくる。由美子が恥ずかしいと思う、バックからの挿入を拒否しようとしても、けっして許してもらえることはなかった。そして由美子はバックで攻めまくられ、何度も絶頂させられるのだ。愛撫に関しても、容赦がなかった。激しいフェラチオを要求された。恥ずかしいからと、照明を消すとか布団で顔を隠してとかは、決して認められなかった。恋人の勃起をしゃぶる由美子の表情を、恋人の視線にさらすことを絶対的に求められるのだ。
 


 由美子は、公園のベンチに座った。バイクで乗り入れたこの公園、そしてこのベンチに、由美子は目的をもってやってきた。あの女性と何度か会い、そして語りあった場所だ。二人の少年と子犬のラブラドールを連れていた女性。服の上からもずっしりと重そうな豊満な胸の膨らみの女性。まるで向日葵のような微笑みをする女性。
 恋人、安田修二は、乳房での愛撫を要求するようにさえなっている。なんという欲望なのか。由美子は、Bカップにすぎない小ぶりな乳房で、恋人の勃起を必死で愛撫する。苺色の乳首で、なすりつけるように恋人の亀頭を愛撫する。スレンダーな肉体がくねくねと蠢く羞恥。その時恋人と見つめあうと、恋人の安田修二は、由美子を見ているようで由美子を見ていないような気になるのだ。そして必ず由美子は、あの女性を思い浮かべてしまう。何カップか見当もつかないほど服の上からでも分かるあの大きな乳房なら、修二の勃起を簡単に挟んで包み込んでしまうだろう。私のこの小さな胸ではできないテクニックの数々を駆使して、修二を喜ばせるだろう。狂わせるだろう。嫉妬と憧れの混じり合ったような感情で、由美子は恋人の要求に応え続け愛撫をし続けている。



 「由美子。来てたのか・・・。時間よりもだいぶん、早いじゃないか」
 「っ!」
 


 由美子は顔を上げた。森脇医師が立っている。ハイエナ、森脇医師が、由美子を見つめている。



 「久しぶりだな」
 「・・・」



 病院から姿を消していた森脇医師に呼び出されて、由美子はここに来た。場所を指定したのは、由美子の方だ。ハイエナに対峙するために、あの女性と出会った場所を選んだのだ。あの女性が、ハイエナから守ってくれそうな気がした。




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 由美子が指定した公園の入り口に入った森脇医師は、すでにベンチに座って考え事をしている由美子を見つけ、しばらくそのまま、バイクスーツの細身の由美子の姿を見ていた。しばらく見なかった由美子の明らかな変化に、動揺が走ったのだ。美しくなっている。そう思った。そして、細身のスレンダーな肉体が、丸みを帯びてふくよかになっている気がした。由美子は、俺の奴隷だった。俺が汚し続けたのだ。由美子は、俺の餌食になって汚れきった女。それがどうしてあんなに美しいのだ。輝いているのだ。森脇医師は、由美子の写真を何十枚も持っている。汚され続けるあられもない姿の写真を、森脇医師はどうすることもできた。なぜそんなに輝いているのだ。お前など俺がその気になれば再び・・・



 「っ!」



 ・・・再び汚してやることができるんだ。そう毒づいて進もうとしたとき、森脇医師ははっきりと見た。ベンチに座る由美子の姿を覆うように白い煙が沸き立ち、その煙が白蛇となって赤い舌をシャーッと伸ばし、森脇医師をねめつけたのだ。そして言葉を発した。



 『この子に手を出したら、私が許さないわよ』



 白蛇の幻はすぐに消えたが、森脇医師の脳内にしっかりと、一人の女性と重なりあっていた。そして森脇医師はつぶやいた。



 「化け物め・・・」



 何度頭から拭い去ろうとしても消えない、たった一人の女のせいで、森脇医師は仕事を休職していた。白蛇のような化け物。いやあの女は確かに、蛇のように赤い舌をシャーシャー伸ばしてやがった。日本人離れしたグラマラスな肉体。それに不釣り合いな童顔な顔は男心をどこまでも欲望させる。あの女を犯したのは俺だ。だがしかし、俺が食いつぶされたのか・・・



 『あなたは私に何もできなかったじゃないっ!情けない人ねっ!』



 あの女は俺に犯されていながら、俺を見下ろし去っていった。俺はあの女を犯しまくっている映像の記録を持っている。あの女が放尿する姿さえ映っているんだ。俺がその気になれば・・・
 森脇医師は、由美子に向かって歩き出した。しかしその足は、止まらない恐怖で震えていた。




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 由美子は、恋人の安田修二に求婚されていた。安田修二は、今勤めている学校を辞めるといった。そして、父親が経営する病院に戻るといった。そして、由美子の看護師としての夢も、応援してくれるといった。そしていつか二人で、世の中の困っている人を一緒に助けていこうと、言ってくれたのだ。由美子は今も後悔している。目の前のハイエナによって撮られた写真を、恋人に投げつけるようにして見せたことを・・・。そしてその内容に一言も言わず、由美子の元にに戻ってきてくれた恋人・・・。
 負けたくない。由美子は、森脇医師と睨みあって、そう思った。その時、暖かいものに包まれる感覚があった。それは煙のようにもくもくと立ち上がり、由美子を守るように森脇医師を睨みつけているように感じた。由美子はふと思った。あの女性が、守ってくれているのかもしれないと・・・。



 「今日はな、これを渡しに来たんだ、由美子」



 ハイエナが、持っているバックから膨らんだ封筒を取り出して、由美子に手渡した。由美子はその中身を見て、歯ぎしりをする。ハイエナに撮られ続けた、レイプシーンの写真の束だ。



 「おいおい、そんなに恨めしい顔をするなよ。写真を全部、お前に返しに来たんじゃないか。だが、その写真データは、俺の家のどこかにあるんだがな。くはははは・・・。どこにしまったか忘れたんで、とりあえず、写真にしたものだけを返しに来たんだよ。ふはははは・・・」



 『私は、どうしたらいいんですか・・・?お願い・・・助けて・・・』



 由美子は怒りで途方になりながら、幻を探した。由美子を包む暖かい煙が、白い人影になり、そしてあの女性になった。全裸だ。白い裸身。目を見張るほどの大きな乳房。由美子の恋人に襲い掛かるように絡みつく。大きすぎる乳房で恋人の勃起を挟み、挟みながらしゃぶる。由美子ではできない秘技に悶え悦ぶ恋人の姿。



 『ああっ、悔しいっ!でも分かっていますっ。私はあなたに絶対かなわない。あなたが修二と実際に出会ったなら、絶対にあなたに奪われてしまう。悔しいっ!でも私はあなたが好きなんです。あなたに守られたい。守ってほしいっ!お願い守ってっ!』



 恋人と女性の性器が結合する。豊満すぎる乳房に苦しそうに顔を埋める恋人。恋人の腰に艶めかしい下肢を絡みつけて、細い腰を振る女性。女性の腰使いにますます苦しがる恋人。その恋人の背中を抱きしめながら、由美子を見つめて女性が笑う。そして言った・・・



 『大丈夫。あなたを守ってあげる。あなたも、あなたの恋人も守ってあげる。それが私の使命だから。あの人に・・・愛するあのお方に命じられた、私の使命だから・・・』



 そして凄まじいほどに悲しい表情になった女性の幻は、消えていった。仰け反り苦しそうに女性の中に射精する恋人を受け止めるように抱きしめながら、消えていった・・・



 「ワンワンワンワンワンッ!」
 「っ!」



 突然の犬の鳴き声に、由美子は現実に戻った。そして、子犬が先頭を走って、二人の少年をリードして引っ張ってくる姿を目にする。



 「き、君たち・・・」
 「あっ、お姉ちゃん。バイクのお姉ちゃんだよ、幸彦くん」
 「ワンワンワンッ!」
 「あっ、ジョニーを止めてっ、隆くんっ!」



 由美子の足元に絡みついてきた茶色のラブラドールの子犬を、隆と呼ばれた男の子が抱き上げた。



 「お姉ちゃん、また会ったね」



 その少年は、由美子をしばらく見上げたあと、ポカンと何かを見つめるような視線をした。まるでさっきまで由美子の恋人に絡みついていた幻を見たかのように。あの女性の幻を・・・。そして子犬を降ろすと、不意に、前を向いた。ハイエナ、森脇医師の方を向いたのだ。由美子は少年の瞳を見た。強く黒光りしているその瞳は、その光以上に強く燃えている。少年が静かに言った。そしてその言葉に、あの女性の幻の言葉が、重なった。



 「お姉ちゃん、僕が守ってあげるよ」
 『大丈夫。あなたを守ってあげる・・・』




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 森脇医師は、突然現れた子犬と二人の少年に、なぜか足の震えが余計に増したような気がした。特に、由美子の前に立ちふさがるように立っている少年。その少年は、森脇医師が持っているバックを見て、突然瞳に怒りをあらわにし、森脇医師を睨みつけてきたのだ。ガキめ・・・。森脇医師は思った。少年の怒りの意志とバックとの因果は関係ない。森脇医師が持つバックには、先ほど由美子に言った、由美子のレイプシーンのデータが内蔵されているUSBメモリーが入っている。そしてあの女・・・。あの白蛇のような化け物の女が、森脇医師に犯され、放尿する姿を記録したUSBメモリーも入っている。だがそんなことはあのガキには知ったことではないだろう。そう思った。だが少年の黒く燃える瞳を見ていると、足が震えた。それは、さっき由美子を守るように沸いていたあの白蛇の幻と同じ匂いがしたからだ。何故だっ!?



 「ワンワンワンッ!」
 「うわっ、何をするっ、このくそ犬っ!」



 少年の隣で静かにうなっていたラブラドールの子犬が、バックを持つ森脇医師の手に噛みついてきて、森脇医師はその子犬を力を込めて蹴とばした。はじけ飛ぶ子犬。



 「キャウンッ!」
 「やめろっ、ジョニーに何をするっ!」
 「このガキがっ!子供だと思ってたら容赦しないぞっ・・・っ!?」



 はじけ飛んだ子犬と代わるように飛び込んできた少年の襟首を、森脇医師はつかもうとした。そして、天地がひっくり返る。何が起こったのかわからなかった。少年の体が突然球体のように丸くなったかと思うと、地面に吸い込まれるように腕が引っ張られた。そして真っ青な空が見えたかと思うと。強烈な衝撃が背中から脳天に突き抜けた。



 「ワンワンワンッ!」
 「あっ、ジョニーっ!隆くんもっ、早くここから逃げようっ!僕おまわりさんを呼ぶよっ!隆くん早くっ!」



 ・・・真っ青な空が、グルグルと回っている。あのガキを見て震えたのは、千秋・・・、お前のせいかな?森脇医師は、別れて暮らす娘と同年代の少年たちを見て、娘の姿を思い出してしまったからだろう・・・そう言い聞かせた。そして、またあの女が浮かぶ。そう言えばあの女は、千秋と仲良く歩いていやがった。あの女は・・・どこまで俺を苦しめるんだ・・・あの化け物は・・・



 「ハイエナ・・・」



 由美子の顔が、空の中に飛び出し、森脇医師を見下ろしていった。そしてその目は、すべてを吹っ切った目だった。全てを・・・そして、汚れた過去を一切振り返らない強固な意志が、現れていた。もう、由美子の周囲にあの女の幻は浮かんでいなかった。ただ由美子の切れ長の瞳が、娘の猫のようなつり上がった目に重なってしようがなかった。それは、いつも草葉の影から見ていた娘が、未来に向かって元気に歩く姿になっていった。



 「千秋・・・お前を守りたい・・・」



 森脇医師を見捨てるようにバイクにまたがってエンジンをかけた由美子を目の端にとらえながら、森脇医師はつぶやいた。



 この後、森脇医師は日本を離れ、戦地に自ら赴いていった。それは奇しくも、森脇医師が犯し汚した由美子と同じ行動だった。だが二人の最期は、あまりにも対照的なものになる。由美子は途上国で疫病と戦う新しい看護システムを開発し、世界から称えられる日本女性となるのだ。森脇医師は戦地で這いつくばるように医療活動を続け、一年後、爆撃に巻き込まれ行方不明になる。誰もその名前を知る者はいない。だが、ハイエナ、森脇医師に救われた、少年少女の命は一年の間に相当数にのぼる。それは、隆や幸彦少年や、森脇医師の娘、千秋と同年代の戦地の少年少女たちだ。
 


 もちろん森脇医師が、娘、千秋のその後の成長を知ることはない・・・
 自分を投げ飛ばした少年が後に、『日本狼』と人々から言われ、日本柔道界の救世主になる人物だとは知ることはない。そして、千秋の夫となる少年だとも、知ることはないのだ。




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 バイクにまたがった由美子は、地面に転がっているハイエナ、森脇医師が虚ろに見ている空に、顔を上げた。晴れ渡っている空。その空と、同じように、心が晴れ渡っていく。いったい何が起こったのか?



 『やめろっ、ジョニーに何をするっ!』
 『このガキがっ!子供だと思ってたら容赦しないぞっ!』



 ラブラドールの子犬を蹴とばした森脇医師に、少年が飛びかかっていった。小さな少年の首根っこを掴もうとした森脇医師。その時突然、少年の体が剃刀のような音を立てたのだ。由美子にははっきり聞こえた。



 「・・・シュンッ・・・」



 まるで剃刀が空気を切り裂くような音。次の瞬間、森脇医師の体が宙に舞い、地面に背中から叩き付けられていた。森脇医師の手から放り出されたカバンを子犬が口に咥え走りだし、幸彦くんと呼ばれていた少年が隆と呼ばれた少年をうながすようにして、二人の少年も駆けていった。いったい何が起こったのかよく分からない。ただ、あの少年が空気を切り裂くような音を立てたとき、由美子の心の中も同時に切り裂かれたのだ。動脈を切られたように、どろどろの膿が心から勢いよく飛び出して行き、そして、森脇医師が空を見上げながらぶつぶつと何かをつぶやいていた。その目は、虚ろだった。ハイエナ・・・。由美子はそれだけを言って、森脇医師を捨て去った。過去はもうどうでもいい。見事な切れ味で切り裂かれたのち縫合された心のなかに、早く何かを詰め込みたかった。空の向こうに、ジャングルが、田園が、砂漠が広がる。由美子は、愛車CB750を発射させた。この愛車だけは空の向こうに持っていこうと思った。そして、修二・・・。あなたと一緒に、世界を救いたいわ。そう思った。



 「隆くん、本当にいいのっ!?」
 「ワンワンワンッ!」
 「いいんだよっ、捨てちゃおうっ!なにこれ、消しゴムみたいじゃんっ!捨ててもいいよっ!」



 公園の端の池のほとりに、さっきの少年二人とラブラドールの子犬がいた。由美子はバイクを停めた。隆と呼ばれた少年が、池に向かって何かを投げている。小さな、消しゴムのような形の何かは、森脇医師がカバンの中に所持していたUSBメモリーだ。ふっ・・・と、またあの女性の幻が浮かんで、少年を見つめて何かを言ったのを、由美子はかすかに聞いた。



 『守ってくれて、ありがとう』



 そういった女性は、今度は由美子の方を向き、そして、向日葵のようにほほ笑んだ。もう、恋人の安田修二に絡みつく淫らな姿ではなかった。なぜか、荒野に立つ白衣の母親の笑顔が浮かんだ。女性の幻が空に消え、由美子はその空に向かってつぶやいた。



 「お母さん、私も行くよ」



 由美子は、スロットルを回し、再び走りだした。


[51] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/01/04 (水) 14:00 ID:wjRZQ5qo No.24164
あ、挨拶を忘れてしまいました。

あけましておめでとうございます。
今年もttttさんの良質な作品を読めるのを楽しみしてます。
いつも素敵な作品を書いて下さり、感謝の言葉もありません。
今年もよろしくお願い致します。

[52] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/01/10 (火) 20:01 ID:1RLRQTB2 No.24186
初恋[21]







 「これは渡辺先生、そんなところでどうされたのですか?」

 
 呆然と立ち尽くしていた渡辺氏は、背後からの声掛けにハッとして、見つめていた女性用のトイレの入り口から目を離して後ろを振り返った。

 
 「あ、大竹先生」
 「どうしたのです、渡辺先生」

 
 渡辺氏が大竹氏に「先生」づけで呼ばれているのには理由があった。元陸上自衛隊員でレンジャー部隊に所属していた渡辺氏は、あることが理由で除隊し、除隊後もサラリーマンとはならなかった。自衛隊での経験を活かそうと、「自然教室」という主に都会の小学生の子供たちに自然体験をしてもらう目的の、フリースクールを立ち上げた。それを知った大竹氏は、自分の経営する塾と連携して何かできないかと、渡辺氏に話を持ちかけたのだ。塾で勉強漬けの子供たちに渡辺氏の自然教室で合宿などを実践すれば、リフレッシュにもなる。その話は具体化してきており、自然教室の運営がまだ軌道に乗っていない渡辺氏にとってもいい話であった。そんな経緯があって、大竹氏は渡辺氏のことを「渡辺先生」と呼んでいるのである。教育熱心な塾経営者・・・。渡辺氏は、大竹氏にそんな感想を持っている。そして実際、多数の生徒の母親と不倫を貪っているような大竹氏だが、子供の教育に対しては革新的であり、情熱もあった。息子の幸彦少年の天才ぶりも、この父親があってのことだろう。


 「大竹先生。実は、そこの教室で授業参観中に、私の隣に立っていたお母さんが気分が悪くなったようで教室を出ていったのです。私も心配になって外に出て声をおかけしたのですが、そのままあの女性用トイレに入って行かれて・・・。大丈夫でしょうか?中でもし倒れていては・・・」
 「ほう、そんなことが。分かりました、すぐに女性職員を呼んでトイレの中を確認させますよ。渡辺先生、あなたは教室に戻ってください。ご心配なさらずに、あとでご報告しますから」
 「わ、分かりました」
 「典子ちゃん、頑張っているようですよ。最近成績が上がっている」
 「ありがとうございます、先生」


 渡辺氏は、娘を褒められて笑顔を返すと、踵を返して教室のドアを静かに開けた。だがその笑顔は、心からの喜びではなかったのだが・・・



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 「うっ・・・くうっ・・・また・・・またぁ・・・ひいぃっ!!」

 
 前門と後門。膣とアナルに入っている小型バイブの振動で二度目の絶頂を迎えようとしていた秀子は。突然開いた個室のドアに悲鳴を上げた。そこには、大竹氏が立っている。

 
 「ひっ・・・ひい・・・大竹・・・先生・・・」
 「原賀さん、あなたはこんなところでいったい何をやっているのです。あなたは授業参観に来たのではないのですか?それとも、お子さんが真面目に授業を受けている間に、トイレでオナニーをしたくて塾に来たのですか?」
 「そ、そんな・・・。授業参観の前に呼び出した大竹先生が無理矢理、前と後ろにこんなものを入れたんじゃないですか。わ、私ずっと我慢してたのに・・・それなのに・・・授業中にいきなりリモコンでバイブレーションのボタンを押すなんて・・・とても我慢できません」
 「なにが我慢できないというのです」
 「そ、それは・・・」
 「前と後ろの穴が気持ちよくて気持ちよくて早くイキたくて我慢できなかったのでしょう」
 「だ、だって・・・」
 「メス豚めっ!」
 「ひいっ!」


 個室にずいずいと入り込んできた大竹氏に、秀子は体の向きを変えられ、蓋を閉じている便座に顔を押し付けられ、高々と巨尻を持ち上げられる格好となった。二穴からは、ぶぶぶ・・・と微振動を続ける小型バイブが突き出ている。

 
 「子供が勉強をしているときにトイレでこんなものでイキまくっているのか。それでも母親か!?恥ずかしくないのか!?」
 「そんなひどいっ・・・ひいいっ!あっ・・・何するんですかっ!?大竹先生やめてっ・・・こんな所で嫌ですっ!」
 「うるさいっ!お前は俺の奴隷だといってあるだろうっ!」


 二本のバイブを引き抜かれ、そしてツンッ・・・と突き刺さる感触に秀子は背筋に寒さを感じた。しかしあっという間に突き刺さったそれに、逆らいようもなかった。アナルに突き刺さった、イチジク浣腸に、そして注ぎ込まれる薬液に、抵抗するひまがなかったのだ。


 「これはお仕置きだ。子供の授業参観中にトイレでオナニーをしてイキまくっている母親には、このお仕置きがぴったりだろう。くくく・・・」


 薬液を注入しきった浣腸をアナルから抜くと、大竹氏は生徒の母親の脂汗を滲ませはじめた巨尻を両手でつかみ開いた。さっきまで小型バイブを埋め込まれて開いていたアナルは、発作を抑えようと懸命に痙攣しながら閉じている。生徒の母親の腹部がぐるぐると鳴り出した。


 「うう・・・もう・・・秀子もう駄目・・・お願いです大竹先生・・・ここから出ていってくださいぃ・・・」
 「なにが駄目なんだ、このメス豚め」
 「嫌ぁっ!う○ち漏れちゃうっ!」


 大竹氏の手を振り払うように断末魔の力で身を翻した秀子は、便座を上げて便器に座り込んだ。そして、目の前の光景に、「ひいっ・・・」と喉を鳴らした。大竹氏がズボンをずらし、勃起を晒しているのだ。


 「いや、早く出ていってっ!」
 「浣腸は何度もしてやってるだろう奴隷めっ!我慢できないならさっさと俺の前でう○ちをしろっ!」
 「ぐふうっ・・・」


 頭部を鷲つかまれた秀子は、口の中に勃起をねじ込まれ、喉の奥を突かれる。えずきながら、発作を耐えることはできなかった。秀子の肛門から、勢いよく汚物が放たれた。


 「離すなよ。咥えながらう○ちをしろ」
 「むうっ・・・ぐむふ・・・」


 排便を強要されながらの強引イマラチオに、秀子は涙を流す。

 
 「いいか、これが俺のアナル調教だ。アナルを調教してほしいと頼んできたのはお前からだろう。徹底的にやってやる。よく聞け、お前の自尊心もボロボロになるほどに徹底的にな。もっとも奴隷に自尊心などないがな・・・くくくくく・・・・」


 秀子の苦痛に歪む頬に、涙がとめどなく流れ続ける。喉を貫かれる苦痛か、それとも踏みにじられる屈辱の悔しさか・・・。その秀子の口内に、大竹氏はまるで放尿するように射精した。





<><><>





 「あなた・・・ねえ・・・あなたったらっ!ちょっと聞こえてるのっ!」


 渡辺氏は、妻の大声に我に返った。振り返ると、スーツ姿のままの妻、美奈子が腕を組んで睨んでいる。


 「典子の塾の授業参観はどうだった・・・て、さっきから聞いてるのに、なにぼーっとしてるのよ」


 テーブルに並んで座っている妻の横で、こちらも座っている娘の典子が頭をうなだれていた。まるで悪い成績を怒られているようだ。不憫に思った渡辺氏は、料理を運びながら娘をかばった。


 「典子は真面目に授業を受けていたよ。それに成績も上がっているって、大竹先生がいってた。将来的には、君が望む学校にも入れるだろうって」
 「そう・・・」


 妻が娘を見つめる。だがその視線はまるで、動物を教育する調教師のようだと、渡辺氏は思った。妻は妻なりに娘を愛している。だが、その眼差しに、渡辺氏が求めている母親の温もりが感じられなかったのだ。妻、美奈子は渡辺氏よりも年上だ。三十九歳。そして渡辺氏が三十三歳だ。六歳の差がある。一流企業に属し、この時代といえども、女性ながら男性の部下を従えるまでにのし上がったといえる手腕、頭脳。その妻が、再び渡辺氏に向きなおった。


 「ところで何よ、今日はちょっと変よ。ぜんぜん人の話聞いてないし」
 「いやごめん。ちょっと疲れていただけだよ」


 そう・・・と、妻はあまり興味がなさそうに料理を食べ始めた。そして渡辺氏は、ずっと離れない昼間の光景を思い浮かべる。渡辺氏は疲れてなどいない。むしろ、不思議なほど活力が湧いているのだ。そう・・・昼間のあの女性を思い浮かべると。潤んだ大きく黒い瞳。濡れていたぷっくりとした唇。そして、苦しそうに絞りだしていたあの声・・・。昼間の授業参観で気分を悪くしていた母親。あの母親の、触れた感触。細い腰の感触。そして揺れていた胸の膨らみ。一体あの母親は・・・
 渡辺氏は、沸き起こる活力が、下半身に集中していることを、妻の横で戸惑いながらも抑えることができなかった。


[53] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  ぷー :2017/01/11 (水) 23:44 ID:NK5ZMfxE No.24197
更新ありがとうございます!
牛尾先生の時と同様に排便する所を直に見られるのは恥ずかしいようですね 笑
次の自然教室での展開が楽しみです!自然排便&野外排便&公開排便を期待してます 笑


[54] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/01/12 (木) 15:13 ID:crMLK0f2 No.24200
ありがとうございます。
渡辺氏の登場に期待が膨らみます。
早く続きが読みたいです。

[55] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  クロ :2017/01/13 (金) 19:35 ID:fGnUB89Q No.24227
「徹底的にやってやる。よく聞け、お前の自尊心もボロボロになるほどに徹底的にな」
ゾクゾクするセリフですね!たまりません!秀子の羞恥心を崩壊させて下さい!

あと渡辺先生の性癖が気になります!
堅そうな性格だけど変態な性癖だといいなw


[56] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/01/15 (日) 13:25 ID:btbUDx0Y No.24233
初恋[22]





 「じゃあ幸彦くん、今日はこれで帰るよ!」


 塾での授業が終わった後、いつも簡単に、その日の復習を隆に教えるのが常となっていた。それから幸彦少年は、自分の復習も終えると、帰り支度を始めるのだ。


 「あの・・・幸彦くん・・・」


 帰ろうと立ち上がった時に一人の少女が横にいるのに気付き、幸彦少年はその少女の名前をとっさに思いめぐらせた。話したことはない。だが同じクラスにいることは知っていた。

 
 「えっと・・・」
 「私、典子。渡辺典子」
 「典子・・・ちゃん・・・」
 「あのね・・・勉強、教えてほしいの、幸彦くんに・・・」


 その少女の、幸彦少年の名前を呼ぶ響きには迷いがなかった。幸彦少年自体は、少女の名前すらとっさに思い浮かばなかったのに・・・。そんな戸惑いの中、隣に座った少女に何か、懐かしい空気を幸彦少年は感じたのだ。


 「あのね、ここが、分からないの」
 「う、うん」


 少女の丸い瞳と見つめあって、その懐かしさが何かを、幸彦少年はすぐに感じ取ることができた。


 ・・・この子、なんか雰囲気がおばさんに似ているんだ・・・


 肩口までのセミショートヘアに少し垂れ気味の大きな瞳。親友・隆の母親、原賀秀子に似ている。しかもその醸し出すおっとりとした雰囲気まで。幸彦少年は、急速にその少女に親しみを感じ始めていた。


 「ねえ幸彦くん。あの元気な子と同じ学校なの?」
 「隆くんのこと?そうだよ」
 「時々見るよ、あの子と、もう一人女の子と、三人で一緒に帰ってるところ」
 「千秋ちゃんのこと?三人とも同じクラスなんだ」
 「ふーん。髪が長くてきれいな子だね、あの子」
 「う、うん・・・。今度運動会で、千秋ちゃんと二人三脚に出るんだ」
 「へえ。じゃあ、足を結んで、手をつないだりしてるんだ」


 幸彦少年は、突然少女の口元が歪んだのを驚きの気持で見つめた。それは、余計なことを言わない方が良かったという、不思議な感情をともなっていることにも驚いたからだ。


 「ねえ、これからも勉強教えてくれる?」
 「うん、いいよ」
 「うれしい。ありがとう、幸彦くん」


 そして、少女のぱっと明るい笑顔にも、驚きで言葉を失った。おばさんの笑顔に似ている・・・そう思うと同時に、熱く流れ出した血潮の種類が、友達の母親、原賀秀子に対するものと同じだと感じたからだった。





<><><>





 「あら幸彦くん、どうしたの急に?隆は今いないの。柔道のお稽古に行ってるわ」


 数日後、幸彦少年は原賀家を訪ねた。友達の家に単独で訪れることは何度もあったが、今回の訪問は、なぜか幸彦少年の足を重くさせていた。それは、今目の前の友達の母親、原賀秀子に聞かなければならないと思いつつ、ずっとためらっていたことを抱えているからだ。その少年の姿を見て、親友の母親は優しく声をかけてきた。


 「お入りなさい、幸彦くん」
 「う、うん、おばさん」


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 幸彦少年は、ケーキを口に運びながら、目の前の親友の母親を見た。幸彦少年と目があった原賀秀子は、ニッコリと微笑み返してくる。その笑顔に幸彦少年は、やっぱり同じだと思うのだ。熱くたぎり出す血潮。それが下半身に集まってくる様な感覚。それは最近、塾で勉強を教えている渡辺典子と隣り合って座って、目を見つめあって会話をする時と同じなのだ。千秋とはどうか?千秋と二人三脚の練習で肌を合わせていると、ドキドキする。千秋と隆がじゃれ合っていると、それもドキドキする。だが、典子や、目の前の親友の母親に生じる、熱い昂ぶりとは違う。


 「おばさん、僕病気なのかな?」
 「え?病気?幸彦くんが?」
 「・・・うん・・・僕最近、千秋ちゃんと二人三脚の練習しててね。それと塾で、典子ちゃんていう子に勉強教えてあげてるんだ。それで・・・」


 幸彦少年は、堰を切ったように話し始めた。千秋や典子と接するときの気持ち。そして、典子といるときに湧き上がる感情が原賀秀子に似ていること。そして・・・


 「そ、それにね・・・ぼ、僕おばさんのこと考えると、な、なんか・・・お、おしっこが出そうになるんだよ。典子ちゃんにも同じなんだけど、おばさんのこと考えたら・・・もっとひどいんだ。これ病気かな?おばさん・・・僕病気が悪くなって、死んじゃうのかな?」

 
 幸彦少年は、真剣な眼差しで話を聞き続けている親友の母親、原賀秀子と見つめあった。一瞬、ぞくりとするほど、原賀秀子の瞳が怖く光ったかと思うと、すぐにいつもの、柔らかい笑顔に戻った。そして親友の母親は立ち上がると、幸彦少年に落ち着いて語りかけてきた。


 「幸彦くん、ちょっといらっしゃい」


 背を向けて居間を出ていく親友の母親に、幸彦少年はついて行った。そして向かったのは、風呂場の脱衣所だった。


 「ねえ、幸彦くん。ここでのこと、覚えている?」


 幸彦少年は、ここで、親友の母親の裸体を見てしまい、そして人生初の射精をしてしまった。だがその生理現象を、少年はまだ理解していない。


 「うん。ここで僕、お漏らししちゃったんだよ。おばさんの裸を見てから、急におしっこしたくなって・・・。あれから、おかしいんだよ僕。おばさんのこと考えたらおしっこしたくなって、でも出なくて・・・あ、おばさんっ」


 幸彦少年は、いきなりサマーセーターをガバリとまくり上げ、すっぽりと頭部をくぐらせて髪の毛を振って見下ろしてくる親友の母親と、あっけに取られて見つめあった。目の前で、まるでメロンのような乳房が迫力たっぷりに揺れている。


 「ねえ幸彦くん。隆が、私とお風呂に一緒に入っていることとか、聞いたことある」
 「う、うんあるよ・・・」
 「どう思う?」
 「ぼ、僕・・・ちょっと羨ましいなって・・・」
 「そう・・・。分かったわ。幸彦くんが来る前にちょうどお風呂沸かしてたのよ。いいわ。幸彦くん、今から一緒に、お風呂に入りましょう。ねっ」
 「えっ?あ・・・おばさんっ・・・」


 幸彦少年の身長と、ちょうど原賀秀子の乳房の位置がだいたい同じ高さだ。その少年の眼前で、解放された親友の母親の乳房が、ぶるんと弾む。下着のカップ数などの知識がない少年には、ただスイカが目の前で弾んでいるような迫力だけを感じていた。ブラを取り去って上半身裸になった親友の母親は、くねくねと腰を振りながらスカートを降ろすと、小さなパンティーを、くるくると太ももに巻き付けながらずり下していく。そして、こんもりとした漆黒の茂みを、堂々と隠しもせず、親友の母親はまっすぐに立つと、少年を見下ろした。あの時、背を向けて裸身を隠した親友の母親と違う、その挑戦的な瞳に、幸彦少年は戸惑った。少年の後頭部に、親友の母親の手が絡みつく。

 
 「あ、おばさん・・・」
 
 
 抱きしめられ、幸彦少年の顔が、親友の母親の豊満な乳房に埋まった。しかし女体を知らない少年に、その柔らかさを表現することはできない。


 「幸彦くん、おばさん先に入っているから、あなたも服を脱いで、入っていらっしゃい。いいわね」
 「う、うん。おばさん・・・」


 ただ、その柔らかさの中では、親友の母親の中では頷くことしかできなかった。その柔らかさに抵抗することができなかった少年は、大きな桃のような臀部を振りながら浴室に入って行った親友の母親を見送ると、言われる通りに衣類を脱いだのだ。上を向いて勃ち上がっている幼い男性器。その意味を、少年はまだ分からない。


 「どうしたの?幸彦くん。さあ、入っていらっしゃい」
 「うん、おばさん・・・」


 幸彦少年は風呂場の扉を掴むと、手前に引いた。


[57] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/01/17 (火) 17:56 ID:HysDtSaw No.24243
いつも楽しませて頂いております。

秀子は幸彦少年をどうするつもりなのでしょうか。
まさか筆おろしまで行くとか。
今後の展開も含めて、意外な方向に行きましたので、いろんな意味で楽しみです。
続きを期待してます。

[58] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/01/18 (水) 11:55 ID:mPpVzQVU No.24246
初恋[23]





 いったいぜんたい、自分は何をしようとしているのだろう?湯船に浸かる秀子は思った。息子の同級生を、お風呂に一緒に入ろうと誘うなんて・・・。幸彦少年の前で全裸になり、そして自分の肉体を見つめる少年の瞳を思い返す。あまりにも少年の瞳のままだった・・・。
これまで、秀子の肉体を・・・たとえ衣類の上からでも・・・見つめてきた男の瞳はどうだったか?血走り充血し・・・オスの牙を隠す瞳。だが幸彦少年は、秀子の乳房の豊満さも腰のくびれもヒップの大きさも、その意味を理解していないような瞳だ。そう、少年はまだ、男ではない、いや少年とも言えないのではないか。おそらく中学生男子ともなれば、秀子の肉体を見ればオスの反応をするだろう。そう、幸彦少年はいまだ、少年の入り口にさえ立っていない。


 ・・・その子に私は、いったいどうしようというの・・・っ!?

 
 そう思いふける秀子に突然、ある閃きが起こった。幸彦少年。秀子にとって運命の少年。幸彦少年に導かれるように牛尾先生に犯される現場を作られた。そして犯され続け続けて、秀子は巨根の肉奴隷となった。巨根によって女の悦びを得、女として花開いた。そして巨根の持ち主のご主人様を悦ばすために、息子の担任の先生を豊満な肉体で誘惑し、3Pプレイ、二穴サンドプレイを実践しご主人様を楽しませてきた。そして今現在では、ご主人様の巨根にまだ慣れることができないアナルを開発し、アナルセックスをご主人様にもっと楽しんでもらうために、息子の塾の先生に近づき、今まさにアナル調教を受けている。そしてその塾の先生というのが、幸彦少年の父親なのだ。

 
 ・・・ひょっとしたら私が彼に何かをしようというのではなくて、また私は、彼に導かれようとしているの・・・???・・・これ以上何を・・・???・・・女の悦びを知りメスの快感を貪りつくしている私がこれ以上なにを・・・

 

 「おばさん・・・入っていい?」



 その閃きに戸惑う秀子に、声がかかる。秀子は声を震わしながら返答した。その返答は、恐れか、それとも期待なのか、秀子には分からなかった。



 「いいわよ。お入りなさい」



§§§



 風呂場に入ってきた全裸の、男性器の前を両手で隠している幸彦少年に対して、秀子の口調はきつくなっていた。それは、訳の分からない恐れを、期待を、声の震えを隠すためのようにも、秀子は感じた。



 「幸彦くん、その手をどかしなさい。恥ずかしいことはないのよ」
 「う、うん」



 少年は素直に、両手を外した。そこには、陰毛もまだ生えていない男性器が、小さく屹立していた。亀頭部分には、包皮が完全に被っている。



 「おばさん・・・僕、病気かな・・・おちんちんがこんなになって痛くなる時があるんだよ」
 「いいから幸彦くん、こちらにいらっしゃい。さあ、湯船の中に入って」
 「うん」



 秀子は、バスタブをまたぐ少年の勃起を見つめた。それは湯船の中に沈み、そして、少年未満の瞳の幸彦少年と見つめ合う。



 「ねえ幸彦くん。私のことを考えたら、おちんちんがそうなるの?」
 「うん、そうなんだよ、おばさん。・・・それと・・・」
 「ああ、そうそう。塾で一緒の、典子ちゃん・・・って子のことを考えても、そうなるのね?」
 「うん・・・ねえ、おばさん、そっちに行ってもいい?」



 幸彦少年が、豊満すぎるがゆえの浮力で湯船にぷかぷかと揺れる秀子の乳房を見つめながら言った。そしてその瞳は依然として少年未満のままだ。



 「いらっしゃい、幸彦くん」
 「おばさん・・・」



 秀子は、腕の中に入ってきた秀子にとって運命の少年を、豊満な乳房で抱きしめた。そして、ずっと、この時が来る運命だったのかもしれないと思うのだ。秀子は幸彦少年によって女の悦びを知りメスの快感を知った。そして今、その運命の少年は、瞳は少年にまで至らない幼い光を宿しながらも、その早熟な知性がオスの本能をどの子供よりも早く、男性器に反映させて、その本能に苦しんでいる。その苦しみを、解放しなくては、この天才だけが先走る少年は気がくるってしまうかもしれない。だれかが、解放してやらなくてはいけない・・・



 「ああ・・・ごめんなさい、おばさん・・・」
 「何が?幸彦くん」
 「おばさんとこうしていると、凄く隆くんに悪い気がしてきたよ。でもずっと、隆くんが羨ましかったんだ。ありがとう、おばさん」
 「幸彦くんっ」



 秀子は、自分から離れようとする幸彦少年を見て、やはりこの少年は、まだ何か自分に運命をもたらそうとしているのではないかと確信した。それはいったい何か・・・。秀子は幸彦少年の顔を両手で挟み、見つめ合いながら、その答えを探す。それは自分の言葉の中にあると知らずに。そしてたまらない愛おしさの中で、離れようとする少年を離さず抱きしめるのだ。

 

 「ねえ幸彦くん。おばさんのこと、好き?」

 

 少年が、頬を染めてこくりとうなずく。

 

 「幸彦くんのおちんちんがそうなっているのはね。おばさんのことが好きだからよ」
 「そうなの?」
 「そう。だからそうね、典子ちゃんって子のことも、幸彦くん、好きなんじゃないかな」
 「でも僕、千秋ちゃんのことも好きだよ。千秋ちゃんと二人三脚の練習してるし。でもおちんちんこんな風にならないよ」
 「それはね幸彦くん、好きっていう種類が違うのよ。そうねえ・・・きっと幸彦くんは典子ちゃんに、恋してるのよ。初恋なのよ」

 

 ・・・恋・・・初恋・・・



 その旋律の響きが、秀子に走った。冷え切った夫婦仲。離れられなくなった剛腕の巨根の快感。巨乳に理性を狂わしている青年担任教師。そしてアナル調教で秀子を愚弄し被虐する塾教師・・・。幸彦少年がもたらした運命の中に、今秀子が口にした現象があったろうか?そして今、女の悦びにメスの快感に謳歌する秀子は、幸せなのだろうか。幸彦・・・秀子に幸せを運ぶ少年。

 

 「ああっ、おばさんっ!」
 「どうしたの、幸彦くんっ?」

 

 突然苦しそうに顔を歪める少年に、下腹部に、熱いたぎりが接触していることに秀子は気づいた。



 「おしっこだ出そうだよ、おばさん。おばさんのお腹におちんちんが触れてたらおしっこが出そうだよう・・・」
 「幸彦くん、ごめんなさいね。今までありがとう。そしてこれからもね。だから、おばさんが、幸彦くんのおちんちんの治し方、教えてあげる」

 

 秀子はざばりと、湯船から立ち上がった。そして不安げに見上げる少年に手を差し伸べて、同じように立ち上がらせた。

 

 「おばさんが、僕のおちんちんの病気、治してくれるの?」

 

 秀子は幸彦少年の手を引きながらバスタブを出た。そして一緒について出た少年を、風呂椅子に座らせる。屹立する少年の勃起に向き合うように膝をついた。

 

 「幸彦くんのおちんちんはね、病気じゃないのよ」
 「あっ、何するの、おばさんっ」
 「怖くないから、じっとしていて。ね、幸彦くん」

 

 幼い屹立の亀頭をくるむ包皮に、秀子は手を伸ばした。幼い竿を優しく握り、包皮を下にずらす。その奥の肉塊が、少しだけ顔を出した。

 

 「あっ、おばさん痛いっ!」
 「幸彦くん、少しだけ、我慢して。お願い」

 

 秀子は石鹸の泡を両手にたてると、それを潤滑にして再び包皮を剥く。少年が痛がらないように、少しずつ姿を見せる肉塊と皮の間に、石鹸の泡を潜り込ませながら・・・。そして、亀頭がすべて、剥きだされた。



 「おばさん・・・おちんちんの先っぽがひりひりするよう・・・」
 
 

 生まれてたての子供の皮膚を舐めて清める草食動物のように、亀頭にまとわりついている白いかすを、秀子は慈しむように指先で取り除く。男・・・オスにとって・・・女・・・メスを・・・貫くための肉塊が、秀子の手で初めて外界に姿を現した。運命の少年。更なる運命をこの少年はもたらすのか?それは幸せなのか?

 

 「幸彦くん。じっとしてて。怖くないから。ね。おばさんを信じて」
 「あっあっ・・・おばさんっ、どうしてそんなことするのっ!?」

 

 秀子は右手を筒にして、優しく、幸彦少年の勃起の根元から亀頭の先端までをこすった。剥かれたばかりの皮は、秀子の手に合わせて名残惜しむように亀頭の半分を隠したり晒したりする。秀子はもう一方の手のひらで、幸彦少年の中に放出の仕方を知らないばかりにため込まれている睾丸の小さな袋を支えた。

 

 「ああっ!おばさんっ!おしっこが出そうだっ!」
 「いいのよっ!幸彦くんいいのよっ!出していいのよっ!」


 
 ドビュッ!!!

 

 秀子の行為を恐れながら見ていた幸彦少年が、顔を歪めて叫び、そして上を向いて上体を仰け反らせた。その瞬間、幸彦少年は秀子の掌の中で射精を始めた。人生で初めて、女の手でもたらされる射精は、激しく、秀子に撃ちかかる。秀子は、手の摩擦を優しく続け、運命の少年のほとばしりを正面から受け止めた。たまりにたまったそのマグマは、九歳の少年とも思えない強烈な勢いで飛び、そして強烈な匂いを充満させる。秀子はそのすべてを、受け止める。少年の放出は秀子の乳房に、顔に、飛び散り、そしてがくりと前のめりに気を失った運命の少年を、秀子は受け止め、いつまでも抱きしめていた。





<><><>





 幸彦少年は、迫りくる溶岩から必死に逃げていた。背後では火山が爆発し、噴石が少年を襲うように落下してくる。煮えたぎる溶岩があちこちの穴から噴出し、流れ出し、少年の足元に迫ってくる。その時、さーっ・・・と涼しい風が吹いてきた。穏やかな日差しが降り注ぐ林から吹いてくる風。幸彦少年は、その林に向かって必死に走った・・・



 「・・・ん・・・あ・・・お、おばさん・・・」
 「目が覚めた?幸彦くん」



 幸彦少年は、うちわを仰いでいる秀子と目が合った。にっこりとほほ笑む親友の母親。居間に敷かれた布団の上に、幸彦少年は衣類を身につけて仰向けに寝かされていた。その幸彦少年にうちわの風を送っている親友の母親も、服を着ていた。



 「おばさん、僕・・・どうしたの?火山が噴火して・・・僕逃げてたんだよ」
 「まあ、火山が噴火ですって?幸彦くん、あなたお風呂場で気を失ってから、夢を見てたのね」
 「あ、そうだ僕、お風呂場でおばさんにおちんちんを握られながらおしっこしたんだ。そしたら目の前が真っ白になってそれから・・・火山が・・・火山は夢なの?お風呂場のことは?おばさん」
 「そう。火山は夢よ。お風呂場でのことは、夢じゃ・・・いいえ、夢でもいいかもしれないわね。そう、夢よ。全部夢。ねえ、幸彦くん。今日の夢のことは、よく覚えていてほしいの。でも誰にも言わないで。誰にも、隆にも。私と、幸彦くんだけの秘密にしてね」
 「僕とおばさんだけの?」
 「そうよ。またおちんちんが大きくなっておしっこが出そうになって困った時は、今日の夢のことを思い出しなさい。それにしても、火山の爆発だなんて幸彦くんあなたったら・・・うふふ」
 「おばさん」



 うちわを置いた親友の母親は、少年と並ぶように身を横たえると肩肘を突いて顔を支え、もう片方の手で少年の額を撫ではじめた。その手はどこまでも優しく温かい。まるで夢の中でおちんちんを包んでくれた手のひらのように・・・



 「幸彦くん、もう一度寝なさい。あなた疲れたのよ。生まれて初めて、女の手で射精したんだから。そして起きたら、今日の夢から全部覚めたら、お帰りなさい」
 「お・ば・・さん・・・」
 「幸彦くん、あなたは私の大事な人よ。これから先、何年か後に、また悩むことがあったら、困ったことがあったら、また今日のように私のところにおいでなさい。でも私は幸彦くん・・・その時、どうなっているのかしらね・・・」



 秀子の手の中で、幸彦少年は再び沈み込んでいった。親友の母親が語り掛けてくる言葉も、耳に入りながらも、眠りに入る催眠術のようにその意味は分からない。もう火山は爆発していない。ただ少年の周囲には穏やかな春の日差しと輝く春の海が広がっていた。


[59] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/01/20 (金) 18:24 ID:t.cwpEag No.24253
毎回楽しみにしています。

今回の幸彦少年のエピソードはいったん終わりなのでしょうか。
それとも先の展開への伏線なのでしょうか。
いろいろと妄想しますが、次の新たな展開?を楽しみにしています。

[60] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子×牛尾ファン :2017/01/29 (日) 15:04 ID:BkH6VjoM No.24285
いつも次の展開に期待と想像を膨らませ、ドキドキしながら読ませてもらっています。
特に牛尾先生の尋常ではない思考と提案に、翻弄され、次第に魅了されていく秀子の描写は素晴らしいです。
読んでいるこちらも、そんな意図があったのかと驚き、また思いもよらない展開に興奮させられています。

執筆活動に横やりを入れるようで申し訳ないのですが、私個人の意見として、秀子の授乳する姿を見てみたいと思っております。
夫の帰省に合わせて牛尾先生の子を身籠り、母乳で張った胸を慰めてもらう、といったような展開を是非とも読んでみたいです。

身勝手な提案で申し訳ありませんが、もし宜しければ使っていただきたいです。
次回を心待ちにしております。
長文失礼いたしました。


[61] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/01/31 (火) 19:06 ID:aArgNBaM No.24290
初恋[25] 






 「やはり一番の候補地はここがいいと思います、大竹先生。ここだと海にも面しています。主な実習は山ですることになりますが、夜に海岸で花火なんかも出来ますよ。それに、特におすすめなのが、その場所の建物です。昔はある会社の福利厚生施設だったのですが、県が買い取りまして一般にキャンプや合宿などの活動に開放しているのですよ。冷房もしっかり完備されていて勉強にはもってこいですし、宿泊部屋も清潔で、親御さんたちの理解も得られるでしょう」
 「なるほど。さすが渡辺先生ですね、お詳しい。あなたにこの計画を持ち掛けてよかったですよ」

 
 渡辺氏は、ほめられて謙遜しながらも、逆に大竹氏の熱心な計画に尊敬の念を抱いた。夏休みに入り、大竹氏の塾の生徒たちの、受験への追い込み勉強合宿と渡辺氏の自然教室とのコラボ合宿をする計画を、二人で話し合っているのだ。大竹氏のプランでは、合宿は三泊四日で、大竹氏の塾の勉強は、頭の回転の速い午前中に集中的に行い、午後から勉強で疲れた頭をリフレッシュさせる為と、受験への体力をつける為に、渡辺氏の自然教室を行う。川で捕まえた魚を、自分たちで火を起こさせて焼いて食べる。山菜を採りながら、危険なキノコや植物などの講義をしてもいいだろう。海も近い。海では何ができるか・・・。この企画を大竹氏に持ち掛けられてから、渡辺氏は様々なシチュエーションを練ってきた。そして、大竹氏に感謝していた。今回の合宿がうまくいけば、他の教育関係者に紹介してくれるというのだ。今回は私塾との合宿だが。公の小中学校などとも何かの縁ができるかもしれない。そうすれば、渡辺氏の自然教室も今よりもっと軌道に乗るだろう。

 
 「サポートとして、お母さん方に何人か同行してもらう予定です。おもに、食事のサポートですがね。何人かには、了承を得てますよ。あ、そうそう、原賀さんもその中の一人です」
 「原賀さん?」
 「ああ、名前はご存じなかったですかな。ほら、渡辺先生あなたが、授業参観の時に気分が悪くなった母親を追いかけて心配していたでしょう。あの母親がそうですよ」
 「ああっ・・・あの時の・・・原賀さんというのですか・・・」
 「あの後、女子職員に見に行かせたのですがね、お腹の具合が悪かったそうですよ。食あたりをして、トイレで何度も下していたそうですが」
 「食あたり・・・」

 
 渡辺氏は途端に、股間が充血してくるのを感じた。あの時の母親の苦しんでいるが美しい横顔を思い出し、そして、その美しい横顔の母親がトイレに座って食あたりに苦しみながら顔を歪めている姿を想像したのだ。そして、豊かに揺れていた胸の膨らみ・・・。渡辺氏はしかし、その想像を振り払うように話題を変えた。

 
 「そ、それで、具体的な日程はどうしますか?」
 「ふむ、そうですな・・・」


§§§


 「くだらん。まったく硬い男だな・・・ちっ」

 
 大竹氏は渡辺氏との話合いを終えて、渡辺氏が部屋から辞した後にすぐ、そういって舌打ちをした。大竹氏の渡辺氏に対する気持ちは、高評価と落胆であった。元自衛官の渡辺氏が除隊して立ち上げた「自然教室」への想いは、教育者として評価できるものであった。実際この話し合いの中で渡辺氏が提案したプログラムは素晴らしかった。勉強漬けの子供たちは、人間として成長する上で何かを犠牲にしてるのかもしれない。それが塾経営者としての大竹氏の、長年の課題だったのだ。元レンジャー部隊という渡辺氏の技術は、土に触れたことがないような塾の子供たちに、いい影響を与えるだろう。それが成績にも反映されるだろう。大竹氏は渡辺氏と共同で合宿することに満足であった。しかし、それ故に、落差のある落胆が大竹氏に舌打ちをさせるのだ。
 原賀秀子の話を持ち掛けた時だった。渡辺氏の反応に、大竹氏は注目した。原賀秀子が腹を下していたというのは嘘だ。女子職員に見に行かせたというのも嘘である。唯一本当なのは、原賀秀子は排便をしたということだ。しかしそれは、食あたりをしたからではなく、大竹氏にイチジク浣腸を注入されたからであった。渡辺氏は確かに反応した。男として反応したと、大竹氏は見た。授業参観中に気分を悪くした母親・・・その妖艶な姿と、トイレで腹を下して用を足している姿を重ねたはずだ。しかし渡辺氏はその反応をすぐに消して話題を変えたのだ。その一部始終を見て、大竹氏は判断した。この男は使えないと。
 塾経営者、塾教育者としては純粋なほどに子供に対して熱心な大竹氏だが、その母親たちと肉欲の限りを尽くしてきた目で見て、渡辺氏はパートナーとして使えないと思ったのだ。教育のパートナーではない。


 ・・・原賀秀子の調教師としてのパートナー・・・


 として、まったく使い物にならない。それほど融通のきかない男だと判断したのだ。


 原賀秀子への調教は、ほぼ終了したといえるほどだ。あらゆる道具をあの生徒の母親の肉体への責めに使用した。そして母親自らが望んだアナル開発。原賀秀子のアナルは、最大級の太さのバイブでも呑みこむようになっている。大竹氏の責め具調教で、原賀秀子は泣き叫びながら絶頂し、その度に失神した。しかし、大竹氏の凌辱感は満足されない。それはなぜか?それは、凌辱調教の間、一度たりとも、原賀秀子のアナルはおろか、膣にも、自身を挿入していないからだ。様々な道具を捻じ込みうならせ振動させた。しかし、自らの血と神経が通っている肉棒を、捻じ込めないでいるのだ。激しく勃起しながら、最初の家庭訪問で性交をした時の恐怖感が甦ってしまう。うねり蠢き締め付ける名器の膣肉に襲われ、そして持病の心臓の発作で死の間際に追い詰められた恐怖。


 「原賀秀子め・・・」

 
 その名前を苦々しく呟く日々に、渡辺氏のことを思いついたのだ。大竹氏自身の肉棒でなくてもよい、第三者の肉棒を、できれば屈強な肉棒をあの母親の膣に、アナルに捻じ込み、責め、絶叫させたい。そう考えだしたときに、渡辺氏の経歴を思い出したのだ。元自衛隊員。そして精鋭部隊であるレンジャー部隊出身。そして「自然教室」というフリースクールの経営者。渡辺氏が見るところ、夫婦仲はうまくいっていないであろう。一度だけ、渡辺氏は妻を連れて面談に来たことがある。誇り高い口調の美人だった。仕事一辺倒で子供の教育現場は父親に任せている。ただし、口だけはやかましく出しているだろう。そんな女だった。しかも年上だと聞いた。渡辺氏は、妻にも妻の教育方針にもついていけない様子だった。恐らくあの夫婦は、セックスレスだろう。ぴったりではないか。しかしすべてが成り立つようでいて、肝心の渡辺氏の心根が駄目だったのだ!
 あの頑丈な肉体で原賀秀子の豊満な肉体を責めさせたら、それを指揮させたら、さぞ痛快だろう。しかし渡辺氏にその話を持ち掛けたらどうなるか?大竹氏は前科者になるだろうと、容易に想像した。これまでの、母親たちとの関係も吐露してしまうだろう。そして塾はつぶれる。子供への教育者としては純粋な情熱がある大竹氏は、それだけは避けたかった。あの男は、自分の汚れた要求を、絶対に受け入れないで、告発するだろう。それは、母親たちとの汚れきった関係を続けてきた大竹氏には分かることだったのだ。


 「くそう・・・原賀秀子め・・・」


 その名前を呟き、最初から考え直さなくてはならない。そう思ったとき、大竹氏の部屋の電話が鳴った。外部からの電話を事務所が大竹氏の部屋につないだのだ。

 
 「もしもし・・・あの、どなたですか?」


 大竹氏は、聞きなれない野太い声にいぶかしく問いかけた。


 「え?○○小学校の・・・ほう・・・」

 
 そしてその電話の向こうからの依頼に、大竹氏の口の端がニヤリと持ち上がっていた。


 「分かりました。一度検討してみましょう。ええ、いいですとも・・・牛尾先生」







<><><>






 
 「あっ、幸彦くんだっ!」


 名前を呼ばれて、幸彦少年は振り返り、そしてドキリ・・・とした。振り返った先に、渡辺典子がいた。背の高い大人の男の人と並んで立っている。


 「ワンワンッ!」
 「あっ、ジョニーっ!」


 愛犬ジョニーが、典子に咆えながら突っかかっていき、前足を典子の服に引っ掛けてべろべろと典子の顔を舐めだした。


 「駄目だよっ、ジョニーっ!」


 幸彦少年は駆け寄って、典子からジョニーを引き離した。なおも典子に絡みつくように暴れるジョニーに、典子がしゃがみこんでジョニーの頭を撫でた。その行為に安心したように大人しくなったジョニーが、静かに典子の手を舐めている。


 「この子、幸彦くんのワンちゃん?ジョニーって言うんだ。可愛いね」
 「クウン・・・」


 鼻を鳴らすジョニーの横顔に、幸彦少年は不思議な感じだった。こんな甘えた鼻の慣らし方をする相手は、身内以外に一人しかいない。


 「典子、学校の友達かい?」


 頭上からの声に、幸彦少年は上を向いた。よく日に焼けた男の人が、穏やかな笑みで幸彦少年と典子を交互に見ている。


 「ううん、違う。塾の友達だよ、お父さん」
 「おとうさん・・・」
 「クウン・・・」
 「ジョニー」


 戦慄を感じながら、ジョニーと目を合わせ、幸彦少年は立ち上がった。だがその旋律が、再び運命を回転させている振動によるものだとは気づかない。これまで通り・・・。

 
 「幸彦くん、どこ行くの?」
 「え?あ・・・おばさんの家だよ」
 「おばさん?」
 「うん。隆くんのところだよ。今隆くんはいないと思うけど。お母さんに頼み事をされたんだ。お母さんとおばさん、仲がいいから」
 「ふうん・・・。どっち?」
 「こっちだよ」
 「私たちもそっちに行くから、途中まで一緒に行こう」
 「う、うん」
 「クウン・・・」


 歩き出した幸彦少年はに、典子が肩をくっつけるようにして並ぶ。鼻を鳴らすジョニーを、幸彦少年は見た。あんな甘ったれた鼻の慣らし方を、家族以外でするのは、これから会いに行く人物だけだったのに。そう・・・原賀秀子だけだった。だが幸彦少年には、ジョニーの気持ちがなんとなくわかるのだった。隣に並んで歩く典子。その醸し出す雰囲気。

 
 「この前の塾の小テスト。幸彦くんが教えてくれたところが出たよ。幸彦くん、ありがとう」

 
 少し垂れ目がちな大きく黒い瞳ににっこりと見つめられ、幸彦少年は頬に熱を帯びているのを感じた。

 
 「ワンワンワンワンッ!」
 
 
 突然狂ったように走り出したジョニーに、幸彦少年は我に返った。愛犬ジョニーは急角度に方向を変えて一軒の家の門扉に前足をかけて咆え続けている。幸彦少年は走った。再び運命を運んでいることに気づかずに。


§§§


 「いいわよ、幸彦くん。門を開けても」
 「あ、おばさん」


 ジョニーの声が家の中にまで聞こえたのだろう、いつの間にかドアから顔だけを出した親友の母親が、にっこりとほほ笑んでいる。少し垂れ目がちな黒く大きな瞳で・・・。


 「ワンワンワンワンッ!!」
 

 ドアから出てきた原賀秀子は、飛びかかってきたジョニーを抱きしめた。ベロベロと顔を舐められるままにしている。

 
 「クウン・・・」


 頭を撫でられて、鼻を鳴らすジョニー。やっぱりこの鳴き方だ。幸彦少年はそう思った。


 「待ってたのよ、幸彦くん。さっき、大竹さんから電話があったから・・・え・・・?」


 すっと真顔になった親友の母親が、ジョニーの頭に手を置いたまま立ち上がって、幸彦少年の背後をまっすぐに見つめている。幸彦少年はその視線の先を追うように振り返った。原賀家の門扉の外に、典子とその父親が立っていた。原賀秀子の視線の先は、驚いたように見開かれている典子の父親の目に行きついていた。


[62] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/02/16 (木) 09:11 ID:PmDOxEtg No.24323
返信遅くなりました。
いつも楽しませて頂いて感謝しております。

いよいよ秀子と渡辺氏のご対面ですね。
続きが凄く気になります。

[63] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/02/17 (金) 15:46 ID:D/r0ayo6 No.24325
初恋[26]



 「おばさん、ねえ、おばさんっ」
 「え?あ・・・ああ、幸彦くん・・・」

 秀子は、幸彦少年を見下ろした。そして、その瞳と見つめ合いながら、この少年はまた、何かを運んできてしまっている。そう感じていた。その何かは・・・。秀子は再び顔を上げ、先ほどから同じように、驚いた視線を送っている男性を見た。幸彦少年と同い年くらいの女の子と並んで立っている背の高くがっしりとした体格の色黒の男性。そして意外にも、男性の方から話しかけてきたのだ。


 「あの・・・失礼ですが、塾でお会いしませんでしたか?気分が悪くなって途中で廊下に出られた奥さんでは・・・」


 自然と前にでる歩みに、秀子は驚かなかった。それは、幸彦少年が運んできてものに、秀子自ら歩みを進めた初めてのことだったかもしれない。


 「あ、あの時は、ありがとうございました・・・」


 そして秀子は、羞恥で顔を赤らめていることを隠すことができなかった。気分が悪くなって教室を退出した母親・・・。そう思われているのだ。そして秀子は、あの時のことを思い出し、そして、男性のことを忘れていたことに驚くのだ。心配して廊下に出てきてくれて、大丈夫ですかと背中を触れてくれた男性。あの時の手の感触は、今思い返すと、とても温かかった。しかしあの時はあまりにも切羽詰まった状況で、記憶にとどめることが難しかったのだ。あの時秀子は、強烈な快感でのたうつのを堪えていた。膣とアナルに小型バイブを呑みこみ、その振動で気をやってしまいそうなのを懸命に堪えていた。しかしこの男性は、気分が悪かったのだと思い込んでいる。あの時の温かい手。知られたくない。この男性だけには。授業参観に、二本のバイブを咥え込んだまま参加していた母親だとは、この男性だけには・・・


 「こ、こんにちは」


 はっと、秀子はその声の主を見た。男性と手をつないでいる女の子。男性と再び秀子は目を合わせた。


 「お子さんですか?」
 「ええ、娘の典子といいます。小学三年生です」
 「まあ、ではうちの息子と同学年ですね」


 にこりとほほ笑む男性に秀子の頬がほころぶ。そして、典子と呼ばれた少女もまた、硬い表情が溶け、笑顔で見上げてきていた。その丸く少し垂れ気味の瞳に秀子は、まるで自身の小さい分身を見る思いがした。その時、背後から幸彦少年が声をかけてきた。


 「おばさん」
 「ええ、分かってるわ、幸彦くん。家の中でね。あの・・・もし良かったら、上がっていかれませんか?」
 「えっ!?・・・し、しかしそんな突然」


 秀子は、誘いの言葉を発したことに驚くほど冷静であった。それは、幸彦少年が運んできたものだからだろうか・・・。戸惑いの表情を見せる男性に秀子は更にいうのだった。


 「この前の、お礼もしたいですから」
 「しかし・・・」
 「典子ちゃん、うちに寄っていかない?」
 「うんっ」
 「お子さんも・・・典子ちゃんもこう言ってることだし、いかがですか?」
 「そ、そうですか?それでは、少しだけ・・・」


 秀子は、少女の前に手のひらを差し出していた。それは、自然な行為だった。自然に、幸彦少年が運んできた自らの運命を力づくで誘い込むように・・・。そして、少女もまた、秀子の手をごく自然に握り返してきた。その柔らかな感触に秀子は、運命の戦慄を感じるのだ。



§§§



 渡辺氏は、気まずい思いで目の前の女性と向き合っていた。つい先ほどまでは、娘の典子と塾での友達の幸彦くんという少年と、四人でテーブルを囲んでお菓子を食べていたのだが、典子が幸彦くんに勉強を教えてといいだし、子供二人は少し離れたところで、床にそのまま教科書を並べて頭を突き合わせている。子供が抜けて大人だけというのは、なぜか息が詰まるものだ。しかも、お互いに素性を何も知らないのだ。目の前の女性からも、その気まずさが伝わって来て、渡辺氏は喉が渇くのを感じた。


 「あ、すいません。何かおかわりを持ってきますわ」
 「そんな、気を使わないでください・・・っ!」


 渡辺氏が飲み干しているグラスに気づいた母親が、慌てたように身を起こし、からのグラスに手を伸ばして立ちあがった。その時に、母親の胸の膨らみがたっぷりと揺れるのが目に入ったのだ。母親の服装は、体の線を強調するようなものではない。ゆったりとした服装だがそれでも、その奥の豊かさが波打つように伝わってきたのだ。渡辺氏は思わず視線をそらした。


 「っ!」


 母親は決して短いスカートを履いていたのではなかった。しかし立ち上がる動作の中で出てしまった、母親の膝頭が渡辺氏の目に入った。それは真っ白なまろやかさで、見えはしなかったが、その上の大腿部の肉付きの良さを象徴するような艶やかさであった。母親が居間を出ていきまた戻ってくるまでの間、渡辺氏はこの家に招かれて入ったことを後悔していた。向こうに娘が勉強している姿がある。そのすぐ近くで、渡辺氏は充血し猛りそうになっている下半身を抑え込むことができない。それは父親として失格のような気がしたのだ。そんな生真面目な男を昂らせるあの母親は、いったいどういう女性なのか・・・。渡辺氏の中で、恐ろしい魔女の姿が浮かび上がる。


 「お口に合うか分かりませんけど・・・」


 戻ってきた母親は、渡辺氏の前に湯気の立つコーヒーカップを置いた。コーヒーの香ばしい香りが渡辺氏の鼻をつく。渡辺氏は母親の体から目をそらすようにしてコーヒーカップを見つめていた。


 「お砂糖とミルクは必要ですか?」
 「いえ、自分はこのままで・・・あっ、美味しい」


 コーヒーカップを口に運び、口の中に広がった味に渡辺氏は驚いた。そして先ほどから鼻に入ってくる香りの良さ。渡辺氏にとってコーヒーは、自衛隊時代のレンジャー訓練中に飲むコーヒーだ。それは香りや味を楽しむというより、過酷な訓練から気を紛らわすための飲み物だった。


 「良かった。お口に合いましたか。うちでは、豆からひいてるんです」
 「豆から?」
 「ええ。私がコーヒー、好きだから」
 「あ・・・」


 コーヒーカップをテーブルに置き視線を上げた渡辺氏は、言葉を失った。コーヒーから立ち上がる煙の向こうににっこりとほほ笑む母親。そこには恐ろしい魔女の姿はなく、まるで春の海が広がっているようであった。


 「あの、申し遅れました。私、原賀っていいます。原賀秀子です」
 「あっ、自分は渡辺です。渡辺哲也です」
 「ふふふふっ・・・」
 「あ、あの・・・」


 口に手を当ててころころと笑い出した母親に、渡辺氏は目を奪われていた。そして、しだいに、渡辺氏の中の昂ぶりがまるで溶けるように治まり始めるのだ。


 「ごめんなさい、急に笑ったりして、だって変な挨拶になってしまったから。それにあの、渡辺さんってまるで、軍人さんみたいなしゃべり方をするんですね。うふふ・・・」
 「あ、いや、実はそうなのです。いや、正確にはそうだったのですが。自分は元、自衛官なのです」
 「ええっ、そうなんですかっ!?」


 なんと表情豊かな女性なのだろう。今度は目を丸くしている母親を見ながら、渡辺氏はそう思った。そして、二人の間に合った息苦しさが全く消え失せ、渡辺氏は心地よい船に乗っているような気分になっていた。穏やかな春の海に浮かぶ船に。


 「三十歳の時に除隊したんです。それから、自衛隊での技術を生かして自然教室っていうフリースクールをたちあげたんです。でも三年経ってもなかなかうまくいかなくて」
 「そうですか・・・。じゃあ渡辺さんは今、三十三歳なんですね。主人と同い年だわ」
 「原賀さんのご主人と?それは奇遇ですね。ご主人は何をなさっているのですか?」
 「商社に勤めてます。今は海外に出張中です。もう二年になりますけど」
 「それはご立派ですね。同い年の自分はうだつが上がらないのに。そうそう、自分の妻も出張が多くて。バリバリのキャリアウーマンなんです。実は自衛隊を辞めたのも、それが理由なんです。娘の面倒をしっかり見てやりたくて。妻は家庭よりも仕事が性に合っているような女だから。年上女房なんですよ。妻は三十九歳なんです」
 「えっ、じゃあ私と同い年です」
 「ええっ!?」


 渡辺氏は、驚愕の思いで目の前の母親と見つめ合った。その白い肌。艶やかな黒髪。どう見ても、二十代にしか見えない。驚く渡辺氏を母親がのぞき込む。


 「あの・・・」
 「いえ、ちょっとびっくりして。とても妻と同い年に見えないから。自分よりずっと年下だと思ってました。まだ二十代かと・・・」
 「そんな・・・」


 白い頬を桜色に染めて、はにかむ母親。きゅっと噛みしめられている肉付きのいい唇。恥ずかしさから母親が、話題をそらすように、子供二人に視線を向けた。


 「私の息子も、小学三年生です。幸彦くんは、息子の親友なんです。息子は・・・隆って言うんですけど、隆は、勉強よりも柔道に夢中なんですけど、幸彦くんとなら一緒に塾に行きたいって言いだして。私は柔道と両立はたいへんだって言ったんですけど、聞かないんです」
 「典子は逆ですよ。妻が成績にうるさくて、仕方なく塾に行ってる感じです。妻はあの子にも、自分と同じようにキャリアを積ませたいと思ってるんです。将来、男にも負けないように仕事ができる女にしたいんだそうです。それがなんとなく不憫でね。ほんとはあの子は、何をしたいんだろう?でも良かったですよ。塾に友達ができて」
 「そうなんですか・・・。でも・・・私と渡辺さんって、ほんとに奇遇が多いですね。だってほら、子供が同級生でしょ。私は渡辺さんの奥さんと同い年だし、渡辺さんは私の主人と同い年」
 「あっ、そういえばそうですね」
 「ふふふっ・・・」
 「あははは・・・」


 ほほ笑む母親の肉感的な唇から一瞬、舌先がチロリと先端をのぞかせた。その時渡辺氏は気づいた。渡辺氏のものは、激しく勃起している。だが、体内に充満していた抑え込みがたい昂ぶりは溶けている。その相反するような現象は、どちらも、目の前の母親によってもたらされているのだ。本能の勃起をたぎらせるほどの、容姿としぐさ。しかし、犯したいという本能の昂ぶりは、穏やかな空気で殺されていた。そしてその相反する本能は、一つの本能に凝縮して、目の前の母親に向かっている。


 この女性と・・・愛し合ってみたい。


 それは、あまりにも純粋な本能だった。それは、渡辺氏にとってかすかに記憶にある情感だった。今の妻にそんな情感を抱いた記憶はない。でもたった一度だけ、遠い記憶に、それはあった気がする。それは・・・初恋の時だったのかもしれない。何もない、ただ純粋な、初恋という愛。今目の前の女性に、渡辺氏は、初恋を・・・二度目の初恋をしているのだろうか。この女性と愛し合いたい。しかしそんなことは、許されないことなのだ。胸を焦がれるような思いで、今度は渡辺氏が話題を変えた。


 「そうそう、今度の夏休みに、塾と私の自然教室と協力して、合宿をすることになったのです。原賀さんもご存知ですよね?何人かの保護者の方に食事の面倒を見てもらうために参加してもらうそうで、原賀さんも参加してくれると、大竹先生がいっておられましたよ」
 「そうですか・・・大竹先生が・・・」


 春の日差しのように穏やかな母親の表情が、日が暮れた海のように冷たく暗い影が差したその一瞬を、渡辺氏は見逃していた。それはあまりにも一瞬だった。そしてまた春の海のように穏やかに微笑み、母親が語り掛けてきた。


 「じゃあ、隆にもいろいろご指導していただけるのでしょう?あの子、今では柔道でずいぶん体も丈夫になったのですけど、それまでは線の細い子で・・・。海や山へなんかに連れて行ったこともあまりないんです。だから、きっと喜ぶは、あの子」
 「自分はレンジャー部隊にいたのです。その経験を活かしたくて、自然教室を始めたんです。原賀さんのお子さんみたいな、自然にあまり触れた経験がない子に、自然の厳しさや面白さを体験をしてもらいたいんです」
 「素晴らしいです。うだつが上がらないなんて・・・。きっとうまくいきます、渡辺先生の自然教室」
 「先生!?」
 「うふっ。だってこれから、息子がご指導していただくんですから。渡辺さんなんて失礼ですもの」
 「やめてくださいよ。渡辺さんで結構です」
 「いいえ、そこは一線ひかさせていただきます。息子の隆のこと、よろしくお願いします。渡辺せ、ん、せ、い。ふふふっ」
 「原賀さん・・・」


 からかうようにそう言って、ペロッと舌を出しておどける母親に、渡辺氏は心を奪われていた。そして、勃起が烈しく拍動した。激しくこの女性を愛したい。それは犯すのではない。愛しあいたいのだ。その情熱は、純粋な初恋のように体内で抑えることができないでいた。






<><><>






 大竹氏の自室ルームに入ってきた四人を見て、大竹氏は聞きしに勝るなと思った。騒音のようなノックをして入ってきた若者四人は、挨拶もせずにデスクに座る大竹氏を見下ろしている。くちゃくちゃとガムを噛んでいる者もいた。


 「君らのことは、牛尾先生から聞いているよ。まあ、そこに座りなさい」
 「誰だよ、その牛尾っての。聞いたことねーよ」
 「?」


 聞いたことがないだって?大竹氏は、狼狽して、ソファに態度悪く座り込んだ四人の若者を見た。一人は茶髪。一人は耳にピアスをし、一人は首や手首にジャラジャラと鎖をまいて、三人ともいかにも不良っぽいガラの悪いシャツを着ている。だが、もう一人だけはまともないでたちをしていた。あの不良三人とつるんでいるのが不釣り合いな若者だった。


 「名前をいいなさい」


 大竹氏は、そういったが、四人とも無視している。大竹氏は舌打ちして、数日前のことを振り返った。大竹氏に、○○小学校の牛尾と名乗る教員から電話があった。あったこともないその太い声の人物は、大竹氏にこんな依頼をしたのだ。高校を退学させられたばかりの脱落した十七歳の若者四人がいるのだが、更生させてうまくいけば大学を受けさせるために協力をしてほしいというのだ。なぜ私にそんな依頼をするのかと、大竹氏は尋ねた。それにそもそも大竹氏の塾は、小学生を相手にしているのだ。電話の向こうの牛尾という人物は、大竹氏の経歴を、大竹氏が驚くほど詳しく話し、その教育方法に深く感銘を受けているといい、あなたしかいないとまで言ったのだ。大竹氏は断ろうとした。あったこともない人物から、訝しい依頼を受ける暇などなかった。だがその時閃いた姿があったのだ。なぜか、体の中から笑いがこみあげてきて、それを抑えながら、その依頼を受諾したのだ。それ以来、牛尾と名乗る教員から電話はなかった。ただ、塾にファックスだけが届いて、三人の名前等、簡単な情報が送られてきたのだった。


 「木本純ってのは、誰だ」


 大竹氏は、ファックスで届けられた資料に載っている名前を、一つずつ読み上げていった。金髪の若者が、返事をする代わりに偉そうにふんぞり返って組んでいる方の足を、ポンと上げた。


 「山口道弘は?」
 「ほーい」


 耳にピアスをしている大柄の若者が、おちょくるように返事をした。


 「福島達彦」
 「おれだよ、おっさん」


 首と手首にジャラジャラをまいている若者が、睨みつけてきながら返事をする。そして渡辺氏は、最後に残った、一人だけ普通の若者の名前を呼んだ


 「君が、大山正志くんか」
 「はい」


 その若者の返事は、今現在普通の高校生活を送っている十七歳の若者にしか思えなかった。大竹氏は若者たちに向かうようにソファに座り、資料を読むふりをして四人の言動に注意した。不良三人は、それぞれを下の名前で呼んでいた。「じゅん」「みちひろ」「たつひこ」といった具合にだ。そしてどうやら、「じゅん」と呼ばれている金髪が、リーダー格のようだ。だが大竹氏が最後に名前を呼んだ若者だけ違った。「大山くん」と、君付けで呼ばれた。だがその口調は格下に命令するようだ。


 「お前たち、なんで高校を退学したんだ?」
 「恐喝、窃盗、暴行・・・」


 不良の一人が、まるで読んだ本の名前を列挙するようにいう。


 「それでなんで、少年院にいけずにいられるんだ」
 「それはさあ・・・」


 不良三人がニタニタと笑いながら、大山くんという若者を見た。大山くんは、渡辺氏と一瞬目を合わせたと、視線を落とした。


 「まあいい。それでお前たち、牛尾という人物を知らないなら、誰の紹介でここに来た。本当に、更生して大学に行きたいのか?」
 「だから誰なんだよ、その牛尾っての。こうせいはこうせいでも俺たちは、ほんとは組の準構成員になる予定だったんだよ。だけどその前に、少年課の刑事からここに行けって言われたんだ」
 「刑事だと?理由は何だ」
 「知るかっ!ここに行ったら、目を付けられている組員から守ってやるっていいやがったんだ。余計なお世話なんだよ!だいだいなんだよここ。塾じゃねーかよ」
 「屑どもめ」
 「なんだとおっさんっ!」


 リーダー格の純が、飛びかかる勢いで立ち上がった。大竹氏は、ひるむことなく立ち上がり、純に歩み寄った。ひるんだのは、純の方だ。大竹氏に浮かぶ、得体のしれない歪んだ笑みに、不良は一瞬、背筋が寒くなる。その歪んだ笑みがどこからきているのか、想像すらできないほどの、うすら寒い笑みだ。


 「そうだ、ここは塾だ。くくく・・・面白い。お前たち屑どもに、ピッタリの更生教育プランがある。お前たちにぴったりのな。くはははは・・・」


 大竹氏は、ひるんでいるのを隠そうとして睨みをきかせてくる純を、不気味に笑いながら見返した。だが見ているものは不良ではなかった。その先にある、あの女の姿だ。原賀秀子の姿だ。


[64] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  隠れファン :2017/02/17 (金) 20:35 ID:s6t3W6NI No.24327
更新ありがとうございます!
なんて楽しみな展開なんでしょう!!!
秀子がどのように辱められるのかワクワクします!
早く続きが読みたくて堪りません!!!


[65] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  クロ :2017/02/19 (日) 02:50 ID:N9sRfvlo No.24335
「知られたくない。この男性だけには。」
今までに無い感情ですね〜この前フリだけで期待してしまいます。
どんな恥姿を渡辺先生に知られるのか想像するだけでゾクゾクします!
秀子の羞恥心を崩壊させやって下さいー


[66] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/02/21 (火) 20:51 ID:q1V.8Jj6 No.24338
初恋[27]






 コンコン・・・と礼儀正しくノックされたドアを、大竹氏は振り返った。かちゃり、と開いたドアから、息子の幸彦が顔をのぞかせている。


 「お父さん、お母さんがご飯の用意ができたって」
 「うむ。今行く」


 立ち上がった大竹氏は、まだ何か言いたそうにしている息子に、少しいら立ちを覚えながら言った。

 
「どうした幸彦。なにか他に用があるのか?」
 「う、うん。・・・お父さん、学校のプリント、見てくれた?」
 「プリント?ああ、運動会のか?」
 「うん。僕、クラスの女の子と、二人三脚に出るんだよ」
 「そうか」
 「お父さん、見に来てくれる?」


 大竹氏は、一瞬、息子の強い視線にたじろいだ。何かが、小学三年生の息子の内で変わったような気がした。昼間、不良たちと睨み合っても屁とも思わない大竹氏だったが、今目の前の小さな息子の視線に、強く押されているのを感じたのだ。


 「考えておこう。先に食堂に行ってなさい」
 「はい」


 にこりと笑って息子が目の前から去った。息子、幸彦。この息子に、そんなことより勉強はしているのか・・・ということは言えない。息子の頭脳は、天才的だ。課題として与えている高校の教科書すら、簡単に理解してしまう。いやそんなことより、息子のまっすぐな強い視線はいったいどうしたというのか?


 『美味そうだな・・・!?』


 食卓についた大竹氏は、目の前のヘルシーな食事の数々にそう思った自分自身に、戸惑っていた。そして、ずいぶんと凹んできた腹部を押さえるのだ。脂っこい食事を好み、妻に命じてきた嗜好が、変わってきている。そして、息子の変化への戸惑いはいったい何か?息子の成長を喜んでいるというのか?大竹氏にとって妻は、メイドのようなものだった。いいなりになっていればよかったのだ。息子は、大竹氏の教育方針が肯定化されるための道具のようなものだった。


 『いったいこの家に、何が起こっているのだ?いつからだ?』


 いつからだ?そう自分自身に問いかけた大竹氏の脳裏に、あの女の姿が浮かぶ。原賀秀子。あの女が、俺の前に現れてから、この家の何かが変わってきているというのか?原賀秀子・・・お前は俺の、メス奴隷。そうだ。肉便器だ。思い知らせてやる。くくく・・・明日からが、明日からのレッスンが楽しみだ・・・。
大竹氏は、料理を口に運んだ。その爽やかな美味に、大竹氏の被虐心が呑みこまれそうになるのにたじろぎながら・・・



§§§



 「うう・・・の、典子ちゃん・・・」


 その夕食後、幸彦少年は、風呂場で呻いていた。右手には、勃起している自身が握りしめられている。頭に思い浮かべるのは、塾のクラスメート、渡辺典子の笑顔だ。


 「のり・・・典子ちゃん・・・」


 幸彦少年は、原賀家の風呂場で見た夢を思い出して、マスターベーションの行為をする。これで何回目だろうか。


『おちんちんが大きくなっておしっこが出そうになったときは今日の夢のことを思い出しなさい』


 原賀秀子はそう言った。そして幸彦少年は、その通りを繰り返してきたのだ。その場所は、夢と同じ風呂場だ。親友の母親は、夢の中で幸彦少年の勃起を握り、やさしく上下にスライドしていた。マスターベーションの初めは、その親友の母親、原賀秀子の映像が浮かび、その手の動きをまねるように、自身で勃起を握り、上下さす。やがて、親友の母親の映像は、ゆらゆらと揺らめき、溶けだし、渡辺典子に固まっていく。典子の声がこだまする。


 『幸彦くん。ここが分からないの。ここ教えて』
 「典子ちゃんっ!!ううっ!!」


 どびゅっ!幸彦少年の先端から、放物線を描いて精液が飛ぶ。凄い勢いだ。幸彦少年は、数回のマスターベーションの中で、射精の瞬間からしばらくは高速に勃起をしごくことを覚えていた。そして、仰け反る。


 「はあはあはあ・・・おばさん・・・僕、いけないことしてるのかな?」


 射精が終わり、勃起がしぼんでいくと、いつも必ず、典子の映像は再び親友の母親、原賀秀子に切り替わるのだ。にっこりとほほ笑む、原賀秀子。そしてこう語りかけてくる。


 『いけないことじゃないのよ、幸彦くん。我慢したら駄目なのよ。したくなったら、我慢せずに、私が夢の中でしてあげたことを思い出して、ね』


 オナニー。射精。その意味はまだ、幸彦少年は理解しきれずにいる。再び原賀家に訪れて、親友の母親に聞いてみようかと思ったこともある。だがそれは決してしてはいけないことなのだ。この行為は、自分自身の中で解決しなければならないことなのだ。そう思い始めていた。そうした男の本能が、幸彦少年の中に芽生え始め。その変化を、父親の大竹氏が恐れるように驚いている。

 
 原賀秀子という、得体のしれない影が、大竹家に侵入しだしている。その恐怖を振り払うように、大竹氏は計画を目論む。恐れを振り払うように必死に。






<><><>






 「あ、やっぱり」
 「あら・・・」


 秀子は、呆然と、ジョニーの頭を撫でている少女と見つめ合った。スーパーでの買い物の間、ジョニーを、リードを駐輪上の柵に結びつけて待たせていたのだ。秀子が戻ると、ジョニーと、数日前に会った少女、渡辺典子がじゃれていた。


 「典子ちゃん。いったいどうして・・・」
 「私の家、この近所なの。いつもこのスーパーで買い物するんだもん。そしたらこのワンちゃんがいたから、ひょっとしてって思って」
 「え、そうなの?そ、そうよね」


 ここはいつも秀子が使うスーパーではない。その日はなぜか、ジョニーが駄々をこねるように散歩コースを変えてしまって、思いのほか遠くに来てしまったのだ。そしてたまたま通りかかったスーパーで買い物をすることにした。


 「どうしてジョニーと一緒なの。幸彦くんの犬でしょ?」
 「あは、それはね、大竹さんに・・・幸彦くんのお母さんに時々たのまれるの」
 「ふうん・・・あっ、ジョニー、あはは」


 ジョニーが典子に飛びつくようにして典子の頬を舐める。秀子は、ジョニーに舐められまくる典子を見た。そして、懐かしい記憶のような感傷にふけってしまう。黒く大きな少し垂れ気味の瞳。この子・・・私に似ている・・・


 「あの・・・」
 「あっ、お父さんっ!」


 秀子は、背後からのその声に驚き、そして広がるときめきに戸惑った。その声を忘れることはない。ゆっくりと振り返って、秀子は、買い物袋を提げているその男性を見上げた。


 「原賀さん、こんな所でお会いするとは・・・」
 「渡辺先生・・・」


§§§


 「そうですか。そのワンちゃんに連れまわされてこんな所まで」
 「ええ。お恥ずかしいです」


 秀子は、並んで歩く渡辺氏をちらちらと見上げた。胸が高鳴っているのが分かる。反対側には、手をつないでいる典子に、ジョニーのリードを持たせていた。彼らの関係を知らないものが見れば、まるで家族のようだろう。


 「お買い物、いつも渡辺先生がされるんですか?」
 「そうなんですよ。妻は、ほとんど仕事で台所に立たないですから。それに先週から、出張でニューヨークに行ってるんです。二か月の予定です」
 「まあ、そうだったんですか」


 長身の渡辺氏を見上げ、同時に小柄な秀子を見下ろした渡辺氏と目が合い、秀子はその視線を反らした。その気まずさを救う様なタイミングで、典子がはしゃぐように話しかけてくる。


 「ねえ、おばさん、今日は何作るの?」
 「今日はねえ、野菜炒めよ」
 「えっ、じゃあ、うちと一緒だよ。私がお父さんに頼んだんだもん」


 驚いた秀子は見上げ、見下ろす渡辺氏と今度はしっかり見つめ合い、


 「やっぱり、奇遇ですね。うふふ」
 「そうですね、あふふ」


 と笑い合うのだ。秀子の心が、温かく弾む。


 「でもね、おばさん。お父さん料理上手なんだけど、野菜炒めだけはもひとつなんだよ」
 「ええ〜、そうなの?」
 「あ、そうだお父さん。おばさんに野菜炒めの作り方教えてもらったら?」
 「ねえ、そうしてよ、おばさん!ねえねえっ!」


 秀子は渡辺氏と見つめ合った。驚いている渡辺氏の視線が、秀子の手を握って振っている秀子の隣に向かう。


 「こら典子!何を言ってるんだ!原賀さんに迷惑だろう!」
 「ええー!そうなの、おばさん?迷惑なの?」
 「典子、やめなさい!」


 秀子は、黒く丸い少し垂れ気味の瞳を見た。懐かしい郷愁を思わせる少女の瞳。まるであの頃の私のような瞳・・・いつの・・・そう・・・初めて恋をしたあの頃の・・・え!?
こんどは秀子は、身を乗り出して娘を叱っている渡辺氏を見る。初恋?私はいま・・・初恋を再びしている・・・


 「でも、ジョニーが・・・」

 
 焦げるような気持ちを、隠すために、秀子は犬のことを持ち出していた。そしてそれを、言い訳として覆してほしかった。そんな思いで秀子は典子を見つめた。そして秀子の心ははじけるのだ


 「大丈夫だよ、おばさん。うちのマンション、ペット可だから」
 「そ、そう・・・。じゃあ、少しだけなら。最初の仕込みだけなら、私も一緒に・・・」
 「本当、おばさん?やったー!お父さん、おばさんがいいって!」


 秀子ははにかみながら渡辺氏を見上げた。困惑する表情を、目をそらさずに見つめるのが、燃えるように恥ずかしかった。



§§§


 「それは駄目ですよ、渡辺先生」
 「え?何が駄目なんですか?」
 「だって、もやしの根を取らないなんて駄目ですよ、絶対」
 「そうなんですか。自分は自衛隊時代から、もやしはそのまま食べるものだと」
 「訓練中じゃないんですよ、もう」


 怒ったような瞳で見上げてくる、原賀秀子。その丸く大きな少し垂れ気味の瞳。口をつぐんで戒めるような表情。そのあまりの可愛らしさに、渡辺氏の心臓は早鐘のように鼓動している。


 「これからは、根なしもやしを買えばいいですわ。根を取るのは手間だから」
 「そんなのが売ってるんですか?」
 「根が付いたままとそうでないのと、ぜんぜん違うんです。典子ちゃんが言ってたのは、そこね。じゃあ、渡辺先生は根を取ってくださる?時間がかかるから、私、他のお野菜切っておきます」
 「でもそこまで」
 「いいから」
 「は、はい」


 原賀秀子に強い口調でいわれ、渡辺氏はもやしの一つ一つを摘み上げ、根を取り始めた。そこに典子がやってくる。その笑顔は楽しそうだ。


 「お父さん、おばさんに怒られてる」
 「こら、生意気いうな」


 考えてみると、渡辺氏は、典子が台所で楽しそうな姿を初めて見た気がした。決して台所に立たない妻。母親が料理をするという姿を見たことがない娘。


 「ほら、渡辺先生、手が止まってますよ」
 「あ、はい。・・・ほら、怒られちゃったじゃないか」


 時折、渡辺氏の作業を振り返ってみていた原賀秀子に叱責された渡辺氏は、娘をにらみつけた。しかし典子はより楽しそうに、今度は原賀秀子の横に並んで、じっとその包丁さばきを見つめるのだ。コンコンコンコン・・・小気味いい音を立てて、包丁がまな板の上で踊っているようだ。


 「おばさん、凄ーい!」
 「ふふふ。面白い、典子ちゃん?」
 「うん!」


 渡辺氏は、二人の背中を見つめた。そして、妻と典子がこうして並んで、台所で笑顔で向き合っている姿を、思い浮かべてみた。だがそれは、まったく浮かんでこない。妻に言いつけられて、暗い顔をして机に向かっている娘。そして、テーブルにウイスキーグラスと仕事の企画書を並べて、グラスを舐めながら眉間に皺を寄せて考え事をしている妻。グラスに吸い付く妻の唇は、痩せて、薄い。すべてが細身の妻。


 「やってみる、典子ちゃん?」
 「いいの!?」
 「ほら、これ、ピーラーっていうの。これなら危なくないから。これで、こうしてニンジンに皮をむくの」
 「貸して貸して」


 しゅるしゅると、白く細い指が、ニンジンに絡みついている。肉感的な唇が、娘ににっこりとほほ笑んでいる。ニンジンに絡みついているシュルシュルとした細い指。渡辺氏は、原賀秀子の臀部を見た。ゆったりとしたスカートに、隠そうとしても隠しきれない肉の厚みが透けて見えそうだ。シュルシュルとした細い指がニンジンに絡みつき、肉感的な唇がほほ笑む。


 「おばさん見て、お父さん、またさぼってるよ」
 「もうっ。渡辺先生ぃったら」


 きっと、上目遣いに可愛らしく睨んでくる原賀秀子の視線から、渡辺氏は逃げるように夢中でもやしの根を取り続けた。心臓は激しく高鳴り、そして、勃起が痛いほどに脈打っていた。


§§§


 秀子は、潤んだ瞳で見上げる典子としばらく見つめ合った後、渡辺氏に向きなおった。


 「それでは私はこれで。少しはお役に立ったでしょうか?」
 「少しだなんてとんでもない!こちらこそ、ほんとにご迷惑をおかけしてしまって」
 「くうーん・・・」


 うつむいてしまった典子に、ジョニーが近寄って、その頬を舐める。


 「おばさんと、一緒にご飯食べたかったな・・・」
 「典子、わがまま言うんじゃない。原賀さんも家に帰って家族のために準備しないといけないんだから」


 家族という言葉に、典子の体が一瞬、こわばったのを秀子は見た。そして、思わずしゃがみこんでいたのだ。典子の黒い髪を撫でる。見上げる典子の瞳から、美しい涙が流れていた。

 
 「ねえ、典子ちゃん、今度また、おばさんと一緒にご飯作ろう。その時はおばさんも、一緒に食べるから」
 「ほんとっ!?」


 ひまわりのようにぱっと明るく咲いた典子。その笑顔に、秀子は、勇気づけられるように上を見上げた。呆然と見下ろしている渡辺氏が、困惑したように、かすかにうなずいた。






<><><>






 ジョニーを大竹家に送り返し、家にたどり着いた秀子は、玄関から上がると深いため息をついた。それは、思わぬ展開で長引いた外出の疲労もあったが、それ以上に、秀子の内側の炎によるものだった。そう、秀子の陰部は、その時、ぐっしょりと溢れていたのだ。


 『じゃあ、渡辺先生は根を取ってくださる?』


 その秀子の言いつけに、渡辺氏の男らしい指先が一つ一つもやしをつまみ、根をとっていく。その作業を思い出した帰り道、秀子の性感帯、クリトリスが疼きだしたのだ。男らしい手と指が、くりっくりっくりっ・・・とつまみ・・・


 「ああっ、渡辺先生っ・・・ふうぅっ・・・」


 熱すぎる吐息を吐き、秀子は手をスカートの中に入れ・・・ようとした。その時、ピンポーンと、玄関のチャイムが鳴らなければ、間違いなく入って、性感帯の突起をこすりつけていただろう


 「ああ・・・誰・・・誰なの、こんな時に・・・」


 混乱した頭の秀子はインターホンの画面を確認もせず、玄関に向かい、そして開けた。そこには、高校生らしき若者が一人、立っていた。


 「誰?なんの御用ですか?」
 「あの・・・原賀さん、原賀秀子さんですか?」
 「・・・そう、だけど・・・あなたは?」


 いかにもまじめな高校生風の若者は、秀子の名前を確認すると、横を向いて何度かうなずいた。すると、ぞろぞろと、三人の若者が姿を現したのだ。その三人の姿を見た秀子は、背筋を凍らせた。最初に一人で立っていた真面目な若者とは全く正反対の、ガラの悪い三人組の不良だったのだ。そしてなんと、ずかずかと門扉の中に入り込んできた。


 「あ、あ、あなたたち、な、な、なんなの・・・」


 あっという間に玄関に入り込んできた不良の若者三人に圧倒され、秀子は尻もちをつくように座り込んでしまった。ニタニタと薄笑いを浮かべながら、秀子を見下ろす三人組。よく見ると、顔つきはまだ幼いようにも見えた。ガチャリ・・・と静かに玄関を閉めた、真面目な風貌の若者と、同年代かもしれない。まだ、高校生かもしれない。


 「俺たち、大竹先生に言われて、ここにきたんだよ、おばさん」
 「大竹先生!?」


 金髪の不良が言ったことばに、秀子は震えあがった。その意図が読めず、不気味な恐怖が秀子によぎった。


 「大竹先生は、俺たちの成績の管理をしてるんだよ。それで、社会奉仕のつもりでおばさんの役に立つことをすれば、成績を上げてくれるんだぜ」
 「成績・・・私の役に立つって、いったい・・・」


 耳にピアスをしている不良に秀子は震えながら聞き返した。


 「生徒の母親に、旦那さんが海外出張で欲求不満になっている四十前のおばさんがいるから、役に立って来いって言われたんだよ。俺たち、おばさんの欲求を解消することが出来たら、成績を上げてもらえるんだ」
 「な・・・あ・・・」


 首や手首にじゃらじゃらの鎖を付けている不良を、秀子は怯えて見上げた。そして最後に、金髪のリーダー格のような不良が、もう一度、秀子をねっとりと見下ろしながらいうのだ。


 「それにそのおばさんは、ど淫乱で、誰にでもやらせる公衆便所だから、俺たちみたいな十代の何も知らない若者に色々教えてくれるって言うんだ。性指導してくれるってさ。そうだ、このおばさんのこと、先生って呼ぼうぜ。名前は確か秀子おばさんだったな。秀子先生だ。なあ秀子先生、俺たちも精一杯頑張って先生の欲求不満解消の役に立つからさ、俺たちに性のこと色々教えてくれよ。なあ、秀子先生」


 秀子を面白そうに見下ろしていた三人の不良は、互いに顔を見合わせて、けたけたと笑い出した。


[67] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  隠れファン :2017/02/23 (木) 05:49 ID:YCHlTATo No.24342
更新ありがとうございます!なんと秀子先生ですか!
予想だにしなかった展開に驚き不良たちと同様にニヤニヤ笑ってしまいましたw

渡辺先生とも距離が近づけば近づくほどに今後の羞恥展開が楽しみでなりません!


[68] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/02/24 (金) 11:28 ID:jAJsANFo No.24343
更新ありがとうございます。
とても期待できる展開で、続きが早く読みたいです。

個人的には、私は渡辺氏との情事が気になります。
お互いに両想いのようで、次の夕食を共にする約束が楽しみでなりません。

今の展開だと、それはまだ先のことになりそうですね。

続きを楽しみにしております。

[69] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/02/24 (金) 11:32 ID:jAJsANFo No.24344
連投すみません。
言い忘れてました。
私はやはり、寝取り寝取られの趣向が好きなもので、渡辺氏の奥様にはない秀子の魅力と、その対比がとても良かったです。
人妻というだけでもそうなのに、それに加えて自身の奥様にはない魅力を人の妻にみて、興奮するという、そういう展開がね。
自分の妻は細身なのに、秀子の肉感的な唇とか胸やお尻に目を奪われる渡辺氏という構図がとてもツボでした。

[70] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/02/28 (火) 19:34 ID:YM7fuDV2 No.24349
初恋[28]








 渡辺氏は一礼をして、ドアを閉めた。今日は、大竹氏との夏休み合同合宿についての最終打ち合わせで、大竹氏の塾に訪れていたのだ。そして今、大竹氏のプライベートルームから出てきた。


「あ、渡辺先生」


廊下の向こうから少年二人が歩いてくる。一人は幸彦少年。そしてもう一人は・・・。渡辺氏は大竹氏との打ち合わせ前に、合宿の自然教室の先生として、生徒たちの前で紹介されたのだ。その時、一人の少年に注目した。そして、きっとそうだろうと思った。その少年が、幸彦少年と歩いてきたのだ。その少年が、快活に言った。


 「渡辺先生、僕自然教室すごく楽しみです。よろしくお願いします」
 「君は・・・」
 「原賀隆っていいます」


 やはりそうか。渡辺氏は、少年のキラキラとした目と見つめ合って思った。あの女性の子供だと、見た瞬間からそう感じていた。理由は分からないが、そう思ったのだ。それは、あの日からあの女性のことをひたすら考えていたからかもしれない。渡辺氏は、隆の輝く瞳から視線を外した。いつまでも見つめ合うことに戸惑いを感じた。なぜならこの少年の母親の肉体を、渡辺氏は頭の中で何度も抱いたからだ。あの日、渡辺氏のマンションに寄ってくれた日から、娘に微笑むぷっくりとした唇が、ニンジンにまとわりつく白く細い指が、スカートの奥でむっちりと潜んでいた臀部が、渡辺氏の脳裏に渦巻いて、渡辺氏は何度かマスターベーションをした。三十三歳という男盛りの渡辺氏にとって、キャリアウーマンの妻の細い肉体とのあまりにも非対称な肉感的な臀部のラインは、あまりにも刺激的だった。
 
ただ、渡辺氏にとって、肉欲だけだったのではない。いたずらっぽく笑う、可愛らしい笑み。女性といることが、会話することが、こんなにも楽しい時間なのかと、あの短い時間で渡辺氏は目が覚める思いだった。利己的で何事にも理詰め高い妻の、一緒にいると息が詰まるような時間から、解放された気分だった。
 
渡辺氏は、妄想の中で原賀秀子の衣類をはぎ取り、その肉体を抱いた。妻と同じ三十九歳。恐らく肉体は、妻のほうがはるかに美しいだろう。痩せている妻の肉体には、余分な脂肪がまったくない。それは女性としての魅力に欠けているかもしれないが、一方で、重力で醜く崩れにくい肉体でもあろう。実際、妻の乳房も臀部も、ないといっていいほど薄いが、それなりの柔らかさがあり、張りもある。肌もまだまだ瑞々しい。
 
妻とセックスをしたのは、いついらいか?おそらく二ヵ月はしていないだろうと考えながら渡辺氏は、妄想の中で原賀秀子の衣類を剥ぐ。そして現れる、ゆったりとした衣類に隠された、豊満がゆえに垂れ下がってしまった乳房。段腹になった下腹。そして、たるみ切った臀部。それでもよかった。あの可愛らしい朗らかな笑顔が声が、渡辺氏の下半身中枢を十分に刺激し、射精することができた。


 「じゃあ渡辺先生。僕たち帰ります」
 「あ、幸彦くん、典子はどうしたのかな?」
 「典子ちゃんなら、授業が終わったらすぐに帰りました。後で一緒に勉強しようと思ったんだけど、今日は用事があるからって」
 「そう・・・」


 用事とはなんだろうか?そう思いながら、渡辺氏はさりげなく、原賀隆の様子を見た。典子の名前を聞いても特別な反応は示さない。どうやら、典子が仲良くしているのは、幸彦くんだけのようだ。


 「そういえば渡辺先生、典子ちゃん、お父さんと買い物に行くって言ってたよ。先にスーパーに行って待ってるって」


 そうか、そうだったな。今朝、野菜炒めを作ってほしいと頼まれていたのを、渡辺氏は思い出した。渡辺氏は腕時計を見た。午後2時の時計の針を見て、渡辺氏は足を速めた。








<><><>








 「4時か、そろそろだな」


 大竹氏は壁の時計を見て、そういい、デスクの上の電話の受話器に手を伸ばした。そして、軽い舌打ちを打った。つい二時間前まで夏の合同合宿の打ち合わせを、渡辺氏としていた。ほぼ、完璧に計画は出来上がっている。舌打ちをしたのは、別の打ち合わせが、計画通りに運んでいないことを想像したからだ。今回だけ大竹氏は、いくらかの金をつかませている。その金をそのまま、持ち逃げしているとも限らない。あの不良ども。

 渡辺氏は、初対面の面接から、あの四人の不良たちの経歴を独自に調べた。強姦以外はなんでもやっているような、本当の屑どもだ。強姦というのは、あいつらには必要ないのかもしれない。おそらく、もっと若い時分から、周囲に性のはけ口として困らない女、少女たちがいたに違いない。だから、原賀秀子のことを持ち出したとき、あの四人はまず警戒心を見せた。あいつら独特のアンテナが、罠かもしれないと知らせたのだろう。だがこちらも塾経営者だ。そんな危険なことをする訳がない。そう説明し、原賀秀子のことをもって詳しく聞かせた。そして四人の不良は、しだいに興味の色を目に浮かべ始めたのだ。だがそれは、女を犯せる魅力の色ではなかった。四十前の中年女をいたぶる、暇つぶしの楽しみを得たような色だった。


 「くくくく・・・」


 渡辺氏は笑いをこらえきれずに、電話のプッシュボタンを押した。四人の不良の、原賀秀子の姿を見た時の反応を想像したのだ。そして、数秒の呼び出し音の後、受話器の向こうから、追い詰められている声が響いた。原賀秀子の追い詰められている声が。その声に大竹氏は、被虐的に語りかけた。


 「もしもし、原賀さんですか?私です。大竹です」









<><><>









 「プルルルルッ!」


 電話のけたたましい音で、秀子は一瞬冷静さを取り戻した。そして、立ち上がり、家の奥に駆け出す。どこの誰からの電話かは分からない。ただ、外部との接触ができたことに、秀子は駆け出していたのだ。電話を取り、助けを求める。電話の向こうの相手に110番をしてもらってもいい。秀子は居間に飛び込み、飛びつくように受話器を持ち上げ口に押し当てた。


 「もしもしっ!お願いしますっ!助けて・・・」
 「もしもし、原賀さんですか?私です。大竹です」
 「っ!」


 微かな希望を宿していた秀子の瞳が、絶望に変わり、その瞳に、にやつきながらぞろぞろと居間に入ってくる不良たちの姿が映った。


 「お、大竹先生・・・こ、これはいったい、どういうことですか・・・」
 「ほう。その口ぶりだと教え子たちは、そちらにちゃんとうかがっているようですな」
 「教え子たちって、いったい大竹先生・・・」
 「さあ、私もよく分からないのですがな、○○小学校の牛尾という先生に、そいつらの更生を依頼されたのですよ」
 「っ!!」
「引き受けてしまった以上、何とかしないといけませんからな。それで原賀さん、あなたにお手伝いをしてもらおうと思ったのです」
 「・・・・・・」


 その時点で、秀子に何の抵抗力も見られなかったのを、大竹氏はただのあきらめと感じたのかもしれない。それは、次に大竹氏が発する脅しを、この生徒の母親が予測したからだろうと、思ったからかもしれない。


 「協力を拒んだら原賀さん、あなたはその家に住めなくなりますよ。海外出張中のご主人を待ってるのでしょう。あなたの本性が近所中に知れ渡ったら、待ってられますかな?」
 「わ、分かりました。大竹先生・・・」
 「ほう、聞き分けがいいですな。くくくくく・・・」


 ガチャリ、と受話器を秀子から置いたのは、意志からか、その意志の力が抜けたからか。秀子は、ニヤニヤと笑い続けている不良たちと向き合った。


 「大竹先生と何のお話だったの?秀子先生」
 「秀子先生の性のレッスンの時間割のお話だったんですかあ?」
 「一時間目は何ですか?秀子先生」

 
ケタケタと再び笑い出した不良三人は、うなだれる秀子の前でおもむろにじゃんけんを始めた。そして、リーダー格と思われる金髪が勝利のガッツポーズを見せておどけている。


 「じゃあ一時間目は、俺からだな」
 「おい純、秀子先生、公衆便所のくせにおどおどしてるからさ、純の百人切り目前のち○ぽをみせてやれよ」
 「ど淫乱の秀子先生、純のち○ぽみたら、よだれ垂らして脱いでくれるぜ」


 純と呼ばれているリーダーの金髪が、急にどすの利いた声でしゃべりながら、カチャカチャとベルトを外しだした。秀子はうつろな目で、それを眺める。


 「秀子先生よお。俺たちに乱暴な真似させたくないなら、授業を素直に始めてもらうぜ。それに、秀子先生みたいな四十前の汚い身体の相手をされる俺たち若者の身にもなってくれよな。努力して勃起しようとしてるんだから、今更抵抗したら、俺たちほんとに危ないぜ」


 純と呼ばれる金髪は、下半身を丸出しにした。ヒューッ・・・と不良の一人が口笛を吹く。もう一人が、まだ萎えている金髪の性器を指さして言った。恐らく、女を犯せるこの状況でも、汚らしい中年女の肉体の想像が、萎えさせているのだろう。


 「見てくれよ秀子先生、純のち○ぽ。純はさ、小六の時に再再婚相手の母親の連れ子とやってから、これまで99人だぜ。記念すべき百人切りの相手が、秀子先生の授業だからさ、早く勃たせてやってくれよ。勃ったら凄いぜ、純のは」

 
 さあ、早くしろ。三人が三人とも目つきが鋭くなり、声が低くなった。黙り込んでいる秀子を、恫喝するように、三人で取り囲む。秀子の目に、純のだらりとしている性器が映る。たしかに、モノとして凄いと、秀子は思った。若年にして童貞を失い、おそらく自慢の為のメダルを集めるように女性器の淫水に摩擦されてきたソレは、皮がめくれ上がり黒くくすぶっている。とても十七歳の持ち物とは思えない。だが・・・秀子の目にはそう映っただけだ。ただ凄いと。それだけだった。

 
 秀子は、三人の不良に囲まれたまま、衣類を脱ぐ動作を始めた。ひょーっ!と不良たちから歓声が上がる。


 「秀子先生の授業が始まったぜっ!」


 醜い中年女の三段腹をおちょくろうと待ち受ける不良たちの前で、秀子はゆったりとしたシャツの袖を持ち、ガバリと持ち上げた。そして頭を抜き去るとシャツを床に落とし、黒髪を二三度降る。次に、スカートのファスナーを下ろした、ゆったりとしたスカートが、パサリと床に落ちる。次に、細い両腕を背中に回し、ブラジャーのホックを外した。ポロリと取れたカップを受け取ると、それも床に落とす。次に、くるくると巻きつけるようにしてパンティーをくるくると下ろし、かがんで足首から抜き去り床に落とした。それまでの時間は、躊躇なく二十秒とかからなかっただろう。


 言葉を失っている三人の不良たちに囲まれて、身長158センチ、B94(H-cup)・W56・H88の白い肉体が闇の中に浮かぶように立っている。秀子がうつろに見つめる純の黒ずんだ男性器が、むくむくと持ち上がり始めていた。


[71] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  川崎リハビリテーシヨン学院古米良幸 :2017/03/02 (木) 06:31 ID:ElHgxu6s No.24355
ワルガキ達の肉便器になるか、ザーメンの搾乳器になるか?今後の秀子がとても楽しみで

[72] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/03/02 (木) 15:20 ID:EBhFPWqU No.24356
投稿ありがとうございます。
私としては、渡辺氏との展開がとても楽しみです。
妄想ですでに抱いていたとは期待大です。
妄想とは違う、現実の素晴らしい秀子の肉体を目にした時の反応が楽しみです。

[73] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/03/30 (木) 09:39 ID:FBN8XWR6 No.24449
初恋[29]






 大山正志は、不良三人の輪から少し離れた位置に立って、その状況を呆然と眺めていた。呆然としているのは自分だけではなく、不良三人も同様に信じられないものを見ているように固まっている。不良の一人が、呟くように言った。
 

 「マジかよ・・・」


 正志にとって、脳裏から離れないような光景が続いていた。一度目は、この家のチャイムを鳴らして、玄関から顔を出した主婦と目を合わせた時だ。大竹という塾教師からは『誰にでもやらせる欲求不満のアラフォーの主婦』そう言い聞かされていた。長い茶髪のどぎつい化粧に派手な衣類の中年女が現れる・・・そう思い込んでいた正志が目にしたのは、漆黒のセミロングヘアーをした、あどけないといっていいほどの顔つきをした二十代と見まがう可愛らしい女性だったのだ。玄関で不良に絡まれ、逃げ惑ったその姿からは、まるで、誰にでもやらせる・・・という姿を感じさせなかった。だが二度目の脳裏から離れない光景の時にその姿は一変した。
 居間に逃げ込んで再び不良三人に囲まれた主婦は、突然、衣服を脱ぎだした。その時の映像が、あまりにも衝撃だった。飛び出した乳房の衝撃。がばりとシャツをまくり上げ現れた白のブラジャー。その谷間のあまりの深さを推し量ろうとしたとき、主婦はその下着をも躊躇なく取り外した。ぶるんっ!と、はじけ解放され飛び出した、真っ白な二つの乳房。正志は、その光景の衝撃が脳裏から離れない。どうして垂れ下らないのか・・・と思うほどの重量感の乳房は、その重量感と正反対の小さな薄いピンク色の乳輪の中でつんとしている乳首を上向かせていた。圧倒的迫力で不良たちに存在感を見せつける乳房。そして次々に衣類を剥ぎ取り、全裸で立つ主婦の裸体。乳房が巨大ゆえか、主婦の細い腰はより細く見えた。中年女のたるみなど、一切ない細い腰。むっちりとした太ももに、すらりと細い脛、足首。白い全身に、乳首のピンクと、こんもりとした陰毛の黒が映え、むんむんとした香りを沸き立たせ、不良三人に浴びせているようだった。正志には、不良たちの背中が、その沸き立つ香りに気圧されているように見えた。その場から後ずさって、そして逃げ去りたいと、背中が震えているように見えた。


 「お、おい・・・」
 「あ、ああ・・・」


 不良たちが、気圧されている自分たちを認めたくないというように目を合わせて、再びドスを聞かせ始めた。


 「秀子先生よお、早く教えてくれよ。何のレッスンしてくれるのかな?ほら純のち○ぽ見てみろよ。早く教えてくれって、おっ勃ち始めてるじゃないかよ」


 不良の一人、山口道弘が、純の男性器を指さしたその瞬間、正志も、不良三人も度肝を抜かれたように硬直した。主婦、原賀秀子が、さっと身をかがめ純の前に跪いて、そして純ににじり寄ったかと思うと、細い指で純の半勃ちを握ったのだ。そしてしばらくそれを見つめた後、ぱっくりと咥え込んだ。なんの躊躇もないその行動に誰もが、特に咥えられた純が、あっけにとられていた。だがその硬直した空気はすぐに、湧き上がる鼻息に熱く溶かされていくのだ。


 「うん・うん・うん・うん・・・」


 正志は、その姿に見惚れていた。そして、圧倒されていた。すでに純の性器は完全に勃起している。木本純が、99人切りをしてきたというのは本当の話だ。それ故その持ち物は、十七歳のモノとは思えない色黒さをしている。普通の女性が見たら気圧されるだろう。だが、今目の前で、リズミカルにスピーディーに頭を振っている主婦、原賀秀子からは、そんな感情は全く感じられなかった。純の竿から亀頭にかけて、じゅぶじゅぶと音をたてながら唇をめくらせて摩擦しながら、根元をシュッシュとしごいている。純の勃起に気圧されるどころか、余裕しゃくしゃくといった風に、フェラチオを繰り広げていた。それはまるで、こんなものは問題ならないほどのモノを、相手にしてきたことがあるといった態度だ。頭を振るフェラ動作でたっぷんたっぷんと揺れる美しい巨乳。くねくねと蠢く細腰。そして、跪く踵にぷりんと乗る、巨大な白いヒップ。正志だけではない、取り囲んでいる不良二人も、主婦、原賀秀子のその姿に圧倒されながら見惚れていた。そして、咥えられている純本人も・・・


 「っあんはあぁ・・・」

 
 主婦、原賀秀子が、驚くほど大きなそして熱い吐息を吐いて、咥えていた純の勃起を離した。そして、十七歳という若さの勢いで臍につくほどにそそり勃ってしまっている勃起の竿と亀頭の裏筋に舌を這わせだした。ピンクの小粒な乳首を先端につんと尖らせる美巨乳をとっぷりとゆったり揺らせながら、うふんうふんと鼻息を洩らしながら、舌腹でねっとりと竿を舐め上げ、唾液を乗せた舌先で亀頭の裏側をチロチロとくすぐる。


 「おうう・・・」
 「うふん・あふん・くふん・・・」


 十七歳の不良、純の苦しそうなうめき声と、三十九歳の主婦、原賀秀子の艶めかしい鼻息が居間に充満し、すぐ横で二人の不良が固唾をのんでいる。ふたりとも、股間の上に手を持って行きまさぐり始めていた。
 大山正志は、このような光景は何度も見てきた。三人の不良たちの乱交に付き合わされてきたからだ。いつも、三人の不良が自分の持ち物を誇らしげに振り回し、そして性技や腰使いを躍動させて、女たちを見下すように悦び騒いでいた。そんな場に、正志は何度も居合わせてきた。三人の不良を取り巻く女たちは、同年代か二十代前半だが、正志には実年齢より老けて見えた女たちだった。タバコやシンナーで目をうつろにしながら、たばこやシンナーの延長のように三人の不良のモノをフェラチオし、挿入させ、ピストンされてよがっていた。三人の不良はまるで雄ライオンのように威張り笑っていた。
 だが今、目の前の光景は違っている。十七歳の札付きの不良、純の勃起をべろべちょと舐めているのは、三十九歳の普通の主婦だ。実際の親子といっていい年齢関係だ。だが、今正志が目にしている三十九歳の主婦の肉体は、不良たちの取り巻きだった若いどの女たちよりも白く張りがあり、艶があり、そして弾力が感じられた。そして弾んで、そして、どの女たちの乳首よりも、ピンク色の乳首をしていた。


 「んふうっ・・・」
 「うわあっ・・・」


 主婦、原賀秀子が、純の勃起を再びかっぷりと咥え込んだ。そして根元まで呑みこむと、裏返った声をだした純を見上げながら、再び深く長いストロークを開始した。吸引で頬が凹むほど引きずり上げ、鼻息で純の陰毛がそよぐほど根元まで呑みこむ。その長く深い繰り返しはスピードを増し、ゆるやかに揺れていた美巨乳が、どっぷんどっぷんと大きく弾みだす。


 「うああっ!やめろっ!離せっ!」


 純が叫んで、白い肩を突き放した。これまで、取り巻きの女たちに無理矢理イマラチオをして、咳き込み嗚咽するのを笑いながら見下ろしてきた純が、歯を食いしばって両膝に両手をついて体を九の字に曲げている。射精を耐えているんだ。正志はそう思った。純に突き飛ばされて尻もちをついた主婦、原賀秀子は、潤んだ目でそんな純を見ていた。正志はその姿にぎょっとした。両手を後ろについて上体を支えている主婦は、両膝をM字に大きく広げていたのだ。こんもりとした黒い陰毛の森の下が、露わになっていた。乳首と同じ色だ。正志は瞬間的にそう思った。そして、その美しさに目が離せなかった。美しい・・・  
 正志は、女性の陰部にそんな感情を抱いたことはなかった。不良たちと取り巻きの女たちの性交の場面を見てきて、そして、不良たちに股を拡げる女たちの陰部を、何度も目撃してきた。今目の前で、同じ姿勢をしている主婦のように・・・。だが、まったく別の器官ではないかと思うほど、不良の取り巻き女たちと、主婦、原賀秀子の女性器は違っていた。
不良の取り巻き女たちのそれは、二十歳前後の若さに関わらず、どどめ色で、小陰唇がビラビラと大きく発達していた。正志にとってそれが女性器だと思っていた。そしてそれは、醜いものだと思っていたのだ。そしてその感情から、セックスへの嫌悪感さえいだくようになっていた。不良たちと取り巻き女たちの性交をみても、正志は興奮することがなかった。だが、主婦、原賀秀子のそこは、正志の視線と若い感情を釘づけにしていた。恥丘にはこんもりとした陰毛が盛り上がっているが、完全に区切られたように、女性器周囲は全くの不毛だ。それ故に、女性器のピンク色が浮き立つように際立っている。大陰唇の膨らみに比べて、小陰唇のビラビラはほとんどなく、まるで一本の線を引いているだけのように見える。その先端のぷっくりとした陰核。濡れてキラキラと光っている、その女性器に、正志は思わず顔をうずめてみたいと思った。それは決して、不良たちの取り巻き女たちの性器には抱かなかった感情だった。


 「おい、お前たちもしてもらえよ。その為に俺はちょっと休憩しようと思ったんだ」


 射精の発作を堪え乗り越えた純が、正志と同じように、主婦、原賀秀子の開かれた股の間に見惚れていた山口道弘と福島達彦、二人の不良に声をかけた。それは、一度逃げてしまった自分の弱さを隠そうとしているような威勢だった。


 「ああ、そうするぜ。さあ、秀子先生よお、俺たちにもレッスンつけてくれるかなあ。けけけ・・・」

 
 道弘が、カチャカチャとズボンのベルトを外すと、

 
 「大きさなら俺が一番だぜ、秀子先生よお」

 
 そういって、達彦もベルトを外しだした。そして、露わになったすでに硬直している勃起はたしかに、純のモノよりは一回りは大きいサイズだ。確かに巨根だ。

 
 「回数と経験が純、大きさが達彦、そして持続力なら俺が一番だぜ、秀子先生」


 そういって道弘が、勃起を握って振ってみせる。下半身を剥きだした二人の不良は、尻もちをついている主婦、原賀秀子に向かって勃起を威圧するように見せびらかしながら、一歩前に進んだ。だが正志には、二人の不良の姿は、先ほどの純へのフェラチオに圧倒された気持ちを隠すような虚勢に見えた。
 その二人の不良に何ら臆することなく、白い肉体が這うように進みだす。そして再び跪き、躊躇することなく二人の勃起を両手で握った。そして、まずは、大きさを自慢した達彦の勃起を、咥え込んだ。


 「うっふん・・・あっふうん・・・くっぷう・・・」


 たまらない鼻息を洩らしながら、達彦の巨根を根元から雁首までスロートする。そのじっくりとしたフェラチオは、達彦の巨根に恐れを抱かないどころか、まるで可愛がっているようだった。まるで、これ以上の巨根を知っているという風に。取り巻きの女たちを自慢の巨根で怖がらせたり苦しめたりしてきた達彦にとっては、余裕をもって喉の奥まで咥えられることじたい初めてだった。そしてそのねっとりとした粘膜刺激は、急速に達彦を追い詰めていく。達彦が苦し紛れの言葉を発した。


 「うう・・・道弘にもやってやれよっ、秀子先生」
 「んぱはぁ・・・」


 達彦の巨根をしゃぶりながらも、手を休めずに道弘の勃起をしごいていた主婦、原賀秀子は、達彦の巨根を口から離すと、持続自慢の道弘の勃起を咥え込んだ。


 「んっんっんっんっんっ・・・」


 達彦にしたようなねっとりとしたフェラと違い、いきなり高速スパートで道弘の亀頭を摩擦しだす、主婦、原賀秀子。それはまるで、圧倒的持続力を誇る男根を経験してきたかのような凄まじい高速回転だった。遅漏自慢の道弘の顔色が、あっというまに赤くのぼせていく。


 「うわあ・・・おいっ、純も来いよっ!」


 その凄まじさから逃げるように、道弘が純を振り返った。そして純も、二人の不良の勃起をしゃぶりながらしごく主婦、原賀秀子に、圧倒されている。だが、不良たちのリーダーでもある純は、恐れを隠すように威勢をはって前に進みでて、達彦と道弘の間に割って入った。


 「秀子先生よおっ!レッスンの続き頼むぜっ!」
 「あっはぁぁん・・・」


 三人の札付きの不良に取り囲まれた普通の主婦、原賀秀子は、達彦と道弘、左右の勃起を握りしごきながら、正面のリーダー、純の勃起を再び呑みこんだ。そして、両手を休めることなく動かし続けながら、顔だけでんふんふと、純の勃起をフェラチオする。純はその頭部を掴み、ぐいと自らの股間に押し付けた。ぐりぐりとイマラチオでいたぶりながら、喉を突かれて涙目で見上げる主婦、原賀秀子に、取り巻き女に繰り返し行ってきたような罵声を浴びせる。


 「とんでもない淫乱だぜ、この女。そんなにち○ぽが好きなのかよ、秀子先生」
 「ぐぶうぅ・・・ぱはぁ・・・」


 そして、まるでボールでも放るような乱暴さで、隣の達彦に主婦、原賀秀子の頭部を渡してよこすのだ。受け取った達彦が、同じように荒々しくイマラチオで責め立てる。


 「肉便器おばさん秀子先生は、ち○ぽが大好きなんだよなあ。ほれ今度はあっちだ」
 「ぶぶう・・・くっはぁ・・・」


 達彦は、向かい側の道彦に、主婦、原賀秀子の頭部を雑に放り投げた。今度は道彦のイマラチオだ。


 「公衆便所秀子先生、俺たちのち○ぽはどうだよ。ほれほれほれえ・・・」
 「くっぷふぅ・・・好きぃ・・・おち○ぽ大好きぃ・・・」


 正志は、三人の札付きの不良たちが鳥肌をたてるのをはっきりと見た。三人で同時に責めて、泣きをいれない取り巻きの女たちはいなかった。だが、主婦、原賀秀子は、イマラチオで責められて涙とよだれで顔をべとべとにしながらも手を休めることなく二本の勃起を喜々としてしごき続けているのだ。その顔は、紅潮さえしている。


 「秀子おち○ぽ大好きぃ・・・」
 「ならくれてやるよっ!そらあっ!」
 「んむうっ!」


 純が怒声を発し、主婦、原賀秀子の髪の毛をぐしゃっと鷲掴むと、イマラチオで腰を突き立てる。何度も腰を突き出す。しかし、主婦、原賀秀子の手は抵抗せず、他の二本の勃起をしごく続ける。


 「ほら達彦っ!」
 「おうっ!秀子先生の大好きなち○ぽだよ、おらおらおらあっ!」
 「ぶぶっ・・・むぶうっ・・・」
 「次は道弘だっ」
 「おう、こっちよこせっ!」


 仁王立ちの三人の不良の中で跪きイマラチオでぐるぐると順に攻められる主婦、原賀秀子。正志には、それはとてもレイプシーンには見えなかった。飛び跳ねる巨乳。くびれる細腰、蠢く巨尻。喜々として桜色に染まる白い肉体。そして、逆に苦しそうに脂汗を浮かべだしている三人の不良。


 「おい、三人で同時にぶっかけようぜっ!」
 「いくぜ、肉便器秀子先生に俺たちの精子くれてやるよ!」
 「精子大好きなんだろっ!公衆便所秀子先生はよお!」
 「ぷっふう・・・好きぃ!秀子精子大好きぃっ!」
 「この女ほんとに頭おかしいぜっ!」


 最後にイマラチオをしていた純が、主婦、原賀秀子の頭部をモノのように突き放すと、その顔に向かって自らの勃起をしごき始めた。達彦と道弘、二人の不良もそれに倣う。


 「ど淫乱おばさん秀子先生に俺たちの若いエキスを浴びせてやるよ!」
 「変態秀子先生に三人同時顔面シャワーだっ!!」
 「うおおっ!!」


 三人の不良がほぼ同時に咆えて、射精を開始した。十七歳の勢いと濃さが、三十九歳の主婦、原賀秀子の顔面をドロドロに覆っていく。正志には不良三人の姿が、一匹ずつでは温和しい飼い犬が、三匹集まったら盛んに咆える姿に重なった。


[74] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/03/31 (金) 16:46 ID:fjGfVK2I No.24457
更新を心待ちにしておりました。
凌辱ものはあまり興味ない私ですが、少年達にも淫乱に振る舞う秀子っていうのもいいですね。
今までの展開と違い、新鮮味を感じます。
続きを期待しております。

[75] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/06/08 (木) 11:35 ID:YNFYkLGk No.24707
初恋[30]





 はあはあはあ・・・と、荒い息が居間に広がっている。精液を出し切って肩で息をしている三人の札付きの不良に取り囲まれている、跪いて両腕をだらりと垂らし、顔を上に向けている主婦、原賀秀子のむんむんと充満していた荒々しかったフェラチオ鼻息は今は聞こえない。かわりに、三人の不良の荒い気が続いていた。十七歳の不良たちと、三十九歳の主婦。十七歳という、無尽蔵に精子を造り出す勢いの若い睾丸を持つ不良たちに囲まれて跪いている三十九歳の主婦、原賀秀子の上に向けられている顔面は、ドロドロの、十七歳の濃い精液三人分で、その表情が埋没している。ドロ・・・ドロ・・・と、顎から流れ落ちる精液は、巨乳に滴り落ち、そして谷間の間をドロリドロリ・・・と流れている。大量の精液の流れはとどまることなく、くびれた腰から、そして、跪く開かれた膝の間に、陰毛の森に到達していた。

 
 「今日のレッスンはこのぐらいにしとこうぜ」
 「ああ、秀子先生のガキが帰ってくるかもしんねえ」
 「今日は顔面シャワーで顔合わせってところだ」


 三人の不良たちが、主婦、原賀秀子の露わになっている腿の奥を見ながら言い、ズボンをはきはじめた。だが大山正志には、三人の不良たちが、熟女とは思えないピンク色の美まんが濡れて光っているそのあまりの可憐な迫力に気圧されて、犯さずに逃げ出そうとしているように見えたのだった。

 
 「正志くんさあ、後始末たのむわ」
 「だけど秀子先生のガキはさあ、母親が肉便器公衆便所って知ってんのかなあ」
 「いつか秀子先生のレッスンを、ガキに授業参観させてみようぜ」
 「ケケケケ!そりゃいいぜっ!」
 「ひーっひっひ!」



§§§



 「あ、あの・・・」


 正志は、タオルを手にして、主婦、原賀秀子の前に立った。三人の不良たちの精液まみれの顔面と乳房から、ムッとする精子臭が立ち込めている。

 
 「か、顔・・・ふ、拭きます・・・」


 不良たちが正志に命じた、“後始末”は、正志がこれまでもやってきた役割だった。これまで三人の不良たちに蹂躙されてきた女たちは、レイプされたわけではない。どの女も合意の元で体を開くのであったが、プレイの激しさに後になってから訴える可能性があったのだ。プレイの後、生き絶え絶えの女たちの体を拭き、場合によっては食べ物をおごったり、服を買ったりした。そうして、問題になることを防いできたのだ。


 「ごくり」


 正志は、つばを飲み込んだ。精液まみれの顔を上に向けて正座している主婦、原賀秀子の肉体を目前にして、圧倒されていた。そして、初めての感情を抱いていたのだ。


 ・・・こ、これが、女の人の肉体・・・


 正志は、不良たちに体を開く女たちを何十人とみてきた。そして、女体がどういうものか見尽くしてきた感があった。それは、女体というものは結局は飽きてしまうようなつまらないものだという感情に行きついていたのだ。しかし、目の前にある女体は、今までのどの女たちとも違った。

 ドロドロと大量の精液が浴びせられている巨大な乳房は、小さく可憐な乳首をつんと上に向かせ、美しい完璧な釣り鐘型だ。くびれ切り締まりきったウエスト。そして、正座の太ももはむっちりと白く、黒々とした陰毛を浮き立たせている。それは、圧倒的な迫力で正志に迫ってくるような豊満さだった。


 これが・・・女の人・・・


 正志は引き寄せられるように進み、主婦、原賀秀子の精液まみれの顔にタオルを持った手を伸ばした。そして、精液を拭われた瞳が、開いた・・・

 
 「あ・・・う・・・綺麗だ・・・」

 
 正志はその黒い瞳に射すくめられたように呻きながら、精液を拭った。美しい顔を、もっと表して、見つめ合いたい。その一心で、精液を拭った。不良たちの汚れた精液から、この美しい顔を、肉体を、もっと表したかった。乳房に、タオルを伸ばす。


 「なにこれ・・・やわ・・・柔らかい・・・」


 ぷりんぷりんと弾む乳房に吸い付けられるように、正志は夢中で精液を拭った。そして、ピンク色の乳首にタオルが触れた瞬間、

 
 「きゃあんっ・・・」

 
 と、主婦原賀秀子の肉体がびくっと反応したのだ。そして、白い手が伸びてきて、触れた。正志の激しく勃起している膨らみを、これまで、不良たちの取り巻きの女たちにも反応しなかったのに、今、主婦原賀秀子の前で激しく盛り上がってしまっている膨らみに、白い手が触れたのだ。

 
 「あなたもぉ・・・したいのぉ?」
 「う・う・・う・・・うあわあっ!!」


 にっこりとほほ笑みながらにじり寄ってくる、主婦、原賀秀子。ぷるんと震える美巨乳。正志は、大声を出して翻り、居間を飛び出していた。





<><><>




 渡辺氏は、どしゃぶりの雨の中の家路を急いでいた。そして、陰鬱な強い雨にもかかわらず、渡辺氏の心は浮き立っていたのだ。今日の夕食は、原賀秀子と共に過ごすことになっている。彼女は、以前交わした約束を守ってくれたのだ。一人娘、典子の喜びようは、まるで遠足前日の夜のようにワクワクしていたものだ。そしてそれ以上に、渡辺氏の心は舞い上がっていた。お互いが家庭を持っている。だが、また、彼女に会える・・・その気持ちを、抑えることができなかった。

 自宅マンションの玄関に入った渡辺氏は、娘の靴と並んで原賀秀子の靴が揃えられているのを見て、急いで革靴の紐をほどいた。娘と原賀秀子は先に帰っていて、夕食の準備をしていてくれるということになっていたのだ。だが渡辺氏は、おかしいと思った。居間の方。家の奥がやたら静かなのだ。もっと、娘のはしゃぐ声が聞こえてもいいはずだが・・・。


 「おばさん、先に入ってるね」
 「ええ、入ってなさい。すぐにおばさんも行くから」

 
 かわりに、静かな会話が聞こえてきた。それは、廊下の途中の、少し開かれた扉から聞こえてきた。そこは、風呂場の脱衣所だった。渡辺氏は、とっさに、自分の気配を消すように歩みの速度を落とした。そして逆に、頭の中が素早く回転し始める。土砂降りの雨。娘の典子と原賀秀子は、突然の雨に傘を持っていなかった。そしてずぶ濡れになって帰って来て、まずは風呂に入ろうということになったのではないか・・・。

 微かに開かれている脱衣所の扉。そのすぐ近くに渡辺氏は立った。そして、すっと通り過ぎるべきだと思った。だが渡辺氏は、その隙間に目を押し当てていた。視線の先には、ずぶ濡れのワンピース姿の原賀秀子が、立っていた。

 この想いを無くすために、覗いているのだ。渡辺氏は、自分にそう言い聞かせた。原賀秀子の姿を見ただけで、渡辺氏の胸は熱くなった。相手は人妻。そして自分も妻子がいる。その想いを、妻の同い年の年上の原賀秀子の、くたびれた中年の肉体を見て幻滅させたい。そう思った。だから早く脱いでくれ。そう思った。服の上からは魅力的な豊満な肉体でも、姿を現せたらたるんでしまっているその肉体を早く見せてほしい。そして、健全な心を取り窓したい。家庭を持つ身として。

 渡辺氏の願いの通り、原賀秀子はワンピースの、背中のファスナーに、手を伸ばした。そしてゆっくりと下ろし始めた。


[76] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/06/22 (木) 18:28 ID:5L9k/cmA No.24767
初恋[31] 





 「あの・・・手伝いますよ」

 
 渡辺氏は、キッチンの流しで洗い物をしている原賀秀子の背中に声をかけた。


 「そんな、いいですよ。向こうでくつろいでらしてください」


 伏し目がちに少しだけ顔を振り返した原賀秀子が、そういった。そのかすかな横顔の唇のたまらない色っぽさに、肉感的な厚みに、渡辺氏はあの時の映像を蘇らせた。食事中も、あれはずっと夢だったのではないかと思っていた。だがしかし、原賀秀子の肉感的な朱唇で現実に引き戻されたのだ。


 「いえ、手伝いますよ。洗ったものを、拭きます」


 渡辺氏は原賀秀子の横に並んで立った。秀子が洗った食器を入れているケースに手を伸ばし、手に取った食器を布巾で拭く。ちらっと、横の秀子を見下ろした。大きく膨らんでいる胸のせいで、足元が見えないほどだ。


 「典子ちゃんは?」


 ふいに見上げてきた原賀秀子の黒い瞳とぶつかり、渡辺氏はあわてて視線を反らした。


 「自分の部屋に行って寝てしまいましたよ。騒ぎすぎて疲れたんでしょう。よっぽど嬉しかったのでしょうね。原賀さんが、約束を守ってくれて。あんな楽しい夕食・・・典子のあんな楽しそうな顔・・・久しぶりに・・・いや、初めて見たかもしれません」


 渡辺氏は、ずっと視線をこちらに向けたままの原賀秀子に、たじろいだ。原賀秀子の洗い物の手が止まっている。黒い瞳には、強い意志が感じられた。


 「迷惑じゃなかったら。また来ても・・・いいでしょうか?」
 「もちろんですよ。迷惑だなんて。また一緒に料理作れるって、典子も大喜びしますよ」
 「渡辺先生は?」
 「え?」
 「渡辺先生は、私がこの家に来たら、嬉しいですか?」


 原賀秀子が顔を前に戻し、水を止めて、洗い物を完全に中断した。そして、ゆっくりと絞り出すように話す。


 「今日は、勝手にお風呂を使わせてもらって、ごめんなさい」
 「いえ。雨に、濡れてしまったからでしょう」
 「私が無理に、典子ちゃんにお風呂に入ろうって、誘ったんです。タオルで拭くだけでもよかったのに。渡辺先生が、もうそろそろ帰ってくる頃だろうと思ったから・・・」
 「え?」
 「私わざと、脱衣所のドアを少し、開けていたんです。帰ってきた渡辺先生が、覗いてくれるんじゃないかと思って」
 「・・・・・・」
 「私の体、見てくれるんじゃないかと思って、わざと開けてたんです。私のこの汚い体を・・・」
 「汚いだなんてそんなっ!あんな美しい女性の体を初めて見ました・・・あっ!」


渡辺氏は、向き合った原賀秀子の瞳と再び目を合わせた。覗いた事実を告白してしまった渡辺氏に秀子はにっこりとほほ笑み、そして瞳から涙を流し始めたのだ。


 「見て・・・くれたんですね。私を・・・嬉しい・・・」
 「あ、原賀さん」


 原賀秀子の額が、渡辺氏の胸に軽くぶつかった。その手が、渡辺氏の腰に回る。むっちりとした柔らかさが、渡辺氏の腹部に潰れた。渡辺氏は、あの時の衝撃的な映像をはっきりと思い出していた。あれは現実だったのだ。


 脱衣所でワンピースをストンと下ろして下着だけになった原賀秀子の肉体には、脂肪のかけらもなかった。その細い腰は、驚くほどにくびれていたのだ。そしてその白い肌は、鏡のように艶やかだった。外されたブラジャーから飛び出した乳房は、まるで砲弾だった。パンティから剥きだされたヒップは、まるで桃のようだった。そして原賀秀子の周囲だけ重力がなくなってしまっているかのように、乳房もヒップも、その巨大さからは信じられないほどの力強い張りで上向いていたのだ。そこには、渡辺氏が想像した、たるんでしまった豊満な中年女の姿はなかった。全裸になった原賀秀子は、しばらく、まるで誰かに見せているかのようにじっと立ち尽くして、それから風呂場に入っていった。乳房と尻肉が、ぷるんぷるんと震えていた。


 「渡辺先生・・・」
 「原賀さん・・・」


 抱きついてきた原賀秀子が渡辺氏の手を取り、巨大な乳房の膨らみに導く。圧倒的な柔らかさが、渡辺氏の手に埋もれてきた。


 「秀子を・・・抱いてください」
 「原賀さん・・・原賀さんっ!」


 唇を開いてそういった原賀秀子を、渡辺氏は強く抱きしめた。そして、開かれたままの唇にむさぼりついた。原賀秀子の舌が、渡辺氏の舌に絡みついてきた。

 


[77] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  武蔵 :2017/06/23 (金) 04:00 ID:4LFKctTU No.24771
素晴らしい文章力に引き込まれながら、読ませてもらっています。
続きが気になります。


[78] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  隼人 :2017/06/28 (水) 17:06 ID:B85o/vcM No.24784
続きをお願いします。

[79] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/06/29 (木) 08:50 ID:.LG354iE No.24787
更新してるのに今気が付きました!
てっきり、もう来ないものかと。
久しぶりに読んだけど、やっぱりttttさんの文章は最高です。

渡辺氏のパートが始まりましたね。
楽しみにしてました!!!
続きを首を長くして待ってます。

[80] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/06/29 (木) 13:17 ID:o1LxBSgM No.24788
初恋[32]






 「うん・うん・うん・・うふん・・・」


 秀子は、フェラチオしながら、自分はフェラチオを今初めて体験しているのではないかと思った。それほど、今しゃぶっている男根に愛おしさがこみあげてくるのだ。


 「うううう・・・原賀さん・・・ううお・・・」
 「うふん・あふん・むふん・・・」


 快感で呻く渡辺氏の手が、秀子の頭部を掴む。絡みつく舌。めくれ上がる唇。秀子の卓越したフェラチオテクニック。三十九歳子持ち主婦の、女として熟しきった肉体が躍動する。その秀子が、フェラチオを初めてしているような気がするのは、相手が渡辺氏だからだろう。初恋の思い出を感じさせる、六歳年下の、自然教室では息子の先生になる相手。そんな禁断の関係がよけいに、初めての思い出をくすぶる。


 「渡辺先生ぃ・・・」

 
 秀子はフェラチオをやめると、跪いた姿勢から立ち上がり、渡辺氏のがっしりとした腰に両手を回した。そして、渡辺氏の勃起が下腹に密着するように、白い肉体を寄せる。秀子は、雄を誘引する雌のように細腰をくねらせて密着している勃起を刺激した。渡辺氏の眼下でぷるんぷるんと、美巨乳が震える。


 「うおおっ!」
 「きゃあっ!」


 雄たけびをあげた渡辺氏が、秀子の薄い肩をつかみ、ベッドに押し倒した。そしてなめらかな両膝を掴むと、ぐわしとM字に開く。ぎっしりと肉が詰まった白い太ももの間で、こんもりとした陰毛と、その下の女性器が現れた。まるで女子中学生の性器のように、発達しきっていないような美しい性器だ。だが陰毛は激しいピストンにも耐えられるように黒々として、激しいピストンを滑らかにするように愛液が大量に流れ出ている。


 「原賀さん・・・」
 「渡辺先生・・・」
 「本当に、いいんですね?」


 勃起を掴み、膣口に当てて問いかけてきた渡辺氏に、秀子はこっくりとうなずいた。そして、みり・・・と勃起が膣内に入り込んだ時、まるで処女を喪失した瞬間のような痛みを感じた。それは処女膜を破られた痛みではない。秀子が自らを処女のように錯覚している、その心の幕を破ったのだ。

 
 「原賀さんっ!」
 「渡辺先生ぃっ!・・・あんあんあんあん・・・」


 秀子を抱きしめ腰を振る渡辺氏の背中に秀子はしがみつき返した。渡辺氏の背中からは熱い汗が湧きだしていた。その汗で滑べるほど、秀子は力を込めてしがみついた。そして結合から数分後、がむしゃらに腰を振っていた渡辺氏がやっと、秀子の顔を覗き込んできたのだ。


 「原賀さん、僕はもう・・・。最後は抜きますね」


 秀子は首を振った。渡辺氏の戸惑いの表情が浮かぶ。


 「このまま・・・離れてはいやです」
 「でも・・・」
 「今日は安全な日だから。だから離さないでください。お願い」
 「原賀さん・・・」


 秀子は、決して離さないというふうに、みっちりとした両下肢を渡辺氏の腰に回して絡めた。秀子の決意にうなずいた渡辺氏は、再び秀子を抱きしめると、猛烈に腰を振り始めた。


 「あんあんあんっ!渡辺先生いんっ!あんあんあんあん・・・」




§§§




 「何を考えていらっしゃるんですか?」


 渡辺氏の太い腕に頭を載せている秀子は、分厚い胸を愛おしそうに手で撫でながら、天井を見ている渡辺氏に聞いた。


 「私とこんなことになって・・・ひょっとして後悔を・・・」


 秀子の膣からは、渡辺氏が大量に放出した精液が、あふれ出ていた。その熱い精液に幸福を感じながら、秀子はさぐるように渡辺氏の横顔を見つめる。秀子には、もう引き返すつもりもなかったのだ。


 「私は・・・後悔なんてしてませんから・・・」
 「僕もですよ。いま考えていたのは、夢みたいだなと思っていたんです」
 「夢?」
 「今こうしていることが夢みたいで。僕は原賀さんに憧れてたから」
 「渡辺先生・・・私も渡辺先生のこと、ずっと・・・想っていました・・・」


 秀子は、渡辺氏の胸の上に顔をうずめた。その秀子の髪を、渡辺氏が優しく撫でる。渡辺氏の鼓動を感じながら、秀子は、この瞬間までのことを振り返った。渡辺氏の娘、典子とこのマンションに向かっている途中に、激しい雨が降り出したのだ・・・


[81] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/06/29 (木) 19:30 ID:o1LxBSgM No.24789
初恋[33]






 「おばさんっ、どうしたの!?早く帰らないとっ!」


 渡辺親子のマンションまでもう少しというところで降り出した突然の烈しい雨。秀子は立ち尽くして顔を上に向けた。痛いほどに、秀子の顔面を雨粒が直撃する。その秀子の手を、典子が強く引いた。


 「何してるのっ、おばさんっ!?」
 「あ、ううん。さあ、走りましょっ」


 マンションのエントランスにたどり着いたときは、二人はずぶ濡れだった。突然の豪雨に顔面を痛いほどにぬらした秀子は、あの日のことを思い出していたのだ。突然家に押しかけて来た、不良たち。秀子の顔面にぶちまけられた、若い精液。


 「ねえ、典子ちゃん。料理を作る前に、お風呂に入らない?お風呂場、使っても平気?」
 「うん、いいと思うよ」
 「じゃあ、一緒に入らない?」
 「えーっ!?」


 お驚いて見上げてくる典子。その顔が、次に恥ずかしそうにうつむいた。


 「お母さんとは、一緒に入らないの?」
 「うん。あんまり・・・」


 秀子は、あの日の屈辱を思い出させるような雨を、早く洗い流したかった。屈辱?秀子は、自分が恐ろしかった。屈辱的な強制フェラチオ・イマラチオでさえも、秀子は我を忘れるほどに淫乱になっていったのだ。私に、あの不良たちに屈辱を受けたという資格があるの?洗い流したいのは、この肉体に染み付いた淫乱の皮?


 「おばさんとお風呂入るの・・・嬉しい・・・」
 「典子ちゃん・・・」


 はにかみながら見上げる少女をみていると、渡辺氏を思い浮かべ胸がしめつけられた。そして、この少女の父親、渡辺氏にこの穢れた肉体を見てほしいと、思うのだった。いや、見てもらうだけでは駄目だった。この肉体の穢れを、抱いてほしかった。いや、抱いてくれる資格があるのか確かめたかった。




 §§§




 脱衣所で全裸になった秀子は、直立で立ち続けた。秀子自身が少しだけ開いておいた入り口の隙間から、視線を感じる。渡辺氏が、覗いている・・・。この肉体をどんな感情で見ているのか?この淫乱の穢れた皮をかぶった肉体を。抱くに値しないくらい穢れた肉体。それを確かめる為に、食事が終わったあと、秀子は渡辺氏に詰め寄った。そして渡辺氏は、秀子の唇にむさぼりついてきた。渡辺氏の体から、野生の匂いがした。それは、秀子が忘れていた匂いだった。まだ初恋をしているような頃の、異性をもとめる動物としての野生の匂い。秀子はその匂いに染まろうとして、渡辺氏と激しく唇を貪りあった。渡辺氏が秀子の手を荒々しく引いて、キッチンを出た。そして、寝室に入ると、二人は火のような瞳で見つめ合いながら服を脱いでいった。自衛隊で鍛え上げられた逞しい肉体の渡辺氏の屹立に、秀子はためらうことなく跪き、咥え込んだ。渡辺氏は秀子をベッドに押し倒し、愛撫することもなく挿入した。そして猛然と腰を振り、射精を、秀子の中に、した。




<><><>




 「ふふふ・・・」


 一連を思い返した秀子は、渡辺氏の胸の中で小さく笑っていた。まるで・・・


 「何がおかしいんですか?」
 「ちょっと思ったんです。まるで・・・」
 「まるで?」


 秀子は顎を胸板にのせるようにして顔を上げ、渡辺氏の掌に手を重ねていった。


 「今日の私まるで、緊張しちゃって、まるで・・・初めての時みたいだって、思ったから」
 

 渡辺氏が驚いたように秀子を見つめた。そして、秀子の手を握り返してきた。

 
 「僕も同じことを、考えていました」
 「渡辺先生も?」
 「いや、僕はひどすぎました。憧れの原賀さんに頭に血が上っちゃって。何がなんだが分からなくなって。すいません。原賀さんはすごく素敵だったのに。僕の方は・・・。少しも良くなかったでしょう。僕は幼稚だったでしょう。まるで初めての男のようだと、今思い返すと恥ずかしいです。すいません」


 秀子はにじり上がって、渡辺氏と見つめ合った。秀子の豊満な美巨乳が、渡辺氏の胸板にムニュリと潰れている。


 「秀子、凄く気持ちよかったです。こんな素敵なセックス、初めて」
 「原賀さん・・・」

 
 二人の唇が重なる。秀子は、くねる肉体が、淫乱の穢れた皮を被っていないと、実感できた。今秀子は、初恋のころに戻っている。戻れている。

 
 「秀子、渡辺先生が好きです」
 「僕もだ。原賀さんが好きだ」
 「秀子と、付き合ってください」
 「もうあなたを離せない、原賀さん」

 
 秀子は、渡辺氏の胸に、きつく顔を押し付けて、そして名残惜しそうに上半身を起こした。渡辺氏も、黙ってうなずく。

 
 「もう、帰らないと。隆が、息子が帰って来ますから」
 「はい、分かっていますよ。僕も、娘の、典子の様子を一度見に行かないと」
 「ふふふ・・・」
 「あはは・・・」
 「やっぱり私たち、似た者どうしですね」


 分かれのキスをねだるように、秀子はもう一度目をつぶった。


[82] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/06/30 (金) 15:06 ID:VGetFLgc No.24790
渡辺氏との関係が1回目で終わってしまうと思いきや、これから始まるんですね。
これを楽しみにしてました。
やはりW不倫の展開は、寝取り寝取られ好きにはたまらない要素です。
自身の妻では決して体験できない秀子の豊満な肉体の魅力におぼれていく渡辺氏をもっとみてみたいです。
今後の展開が楽しみにしてます!

[83] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  川崎リハビリテーシヨン学院古米良幸 :2017/07/27 (木) 11:28 ID:xEQXlLOU No.24852
吉木りさと杉原杏里で3Pやりたい‼杉原の乳房を揉みながら、吉木をバックで犯したい‼

[84] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/08/22 (火) 19:39 ID:5L9k/cmA No.24904
初恋[34]





 「ああっ!駄目えっ!ひいぃっ!!」
 「何が駄目なんだよっ!秀子先生っ!!」
 「またぁっ!またまたぁっ!」
 「また何だよっ!言ってみろよおらあっ!!」
 「またイクのぉっ!秀子またイッちやうのおっ!!くひいぃっ!!」


 道弘に後ろから太ももを抱きかかえられてM字に開かれ露わになっている主婦原賀秀子の女性器に達彦が手にしているバイブが膣に奥までねじ込まれ、うねうねとうねり、枝分かれしている細い先端が、クリトリスをバイブレーションで刺激している。


 「イッくぅーっ!!!」


 絶叫した秀子が仰け反って気をやった。



§§§


 
 「いつまで寝てるつもりだよ、秀子先生」


 不良のリーダー格の純が、背後から道弘に巨乳を揉みしだかれながら気を失っている主婦、原賀秀子に吐くように言った。秀子の膣からバイブを抜いた達彦は、太いバイブの出し入れで開ききっている膣を開いて覗き込んでいる。二人とも無言だ。いや、その乳房の迫力に、その膣内の赤さに、二人の不良は言葉を失うほど夢中になっているようだ。それはまるで、遊び慣れた安いおもちゃに飽きた子供が、初めて見る高価な玩具に目を白黒させている姿だった。


 「お前ら二人もいつまでそうしてるんだよ。さっさと秀子先生を起こせ」


 リーダー格の純にそう言われ、道弘と達彦の二人は、夢から覚めたようにハッとして立ち上がった。そして左右から秀子の両腕を抱えて上半身を起こす。ぶるんっ・・・と震える形の良いHカップ巨乳に、その乳房を先ほどまで揉み込んでいた道弘が生唾を呑み、目を覚ました秀子が呻いた。


 「ううう・・・」


 そして、半覚醒のまま本能に従うように、目の前に仁王立つ純の勃起ににじり寄り、しゃぶりついた。そしてリズミカルに顔を振る。


 「うんふ・うんぷ・あんふ・・・」
 「ほんとに変態だな秀子先生は。塾の大竹のおっさんに秀子先生が好きだからって言われて借りてきたバイブとローターでさんざんイッたばかりだろ。脳みそん中、ち○ぽしかないんじゃないか!そんなにち○ぽが好きなら、くれてやるよっ!ほらあっ!!」
 「むぶうぅっ・・・」
 「ほらほらあっ!!」
 「ぐぶっぶぶうぅっ・・・」



§§§



 大山正志は、これまでと同じように、三人の不良の凌辱シーンを見つめていた。ただ、前回の「秀子先生の授業」と銘打たれたの凌辱シーンと違うのは、正志自身が烈しく勃起していることだ。これまで、何度も不良たちの凌辱に立ち会ってきた。しかし正志は、まったく無反応に、醒めてその光景を眺めてきた。それがなぜ・・・。前回の凌辱授業の後、不良たちがぶちまけた精液で汚れた肉体を拭こうとして触れた、乳房の感触・・・。それが正志の股間に、まるで股間に脳があるように、その感触を覚えているのだ。凌辱が始まる前から、原賀家の中に踏み込み、主婦原賀秀子の姿を見た瞬間から、正志の股間は急速に勃起しはじめたのだ。


 「秀子先生、道弘にパイズリしてやれよ。道弘は秀子先生のデカパイを気に入ったようだからな」
 「ぐむむぅ・・・」


 リーダー格の純に頭髪を鷲つかまれてイマラチオをされながらブルンブルンと揺れている94センチHカップ美巨乳を血走った目で見つめてる道弘を横目で見て、純がニヤニヤしながら言った。そして、乱暴に秀子の喉に一突きくれると、鷲つかんでいた頭部を放り投げた。


 「うぷんっ・・・はあはあはぁ・・・」


 両手で体を支え、よだれを顎から滴らせて荒い息の秀子の前に、道弘が勃起を携えて仁王立った。その血走った目は、先ほど揉みしだいた感触を思い返すように秀子の豊満すぎる白い乳房に絡んでいる。


 「秀子先生のパイズリ授業を見学しようぜ。持続力一番の道弘のち○ぽを秀子先生がどうやってパイズリでイカすのか、学ばせてもらおうぜ。それパーイズリ、パーイズリ、パーイズリ・・・」


 純と達彦が、秀子をおちょくるように手拍子を始めた。そして、待ちきれなくていらだった幼児のように、道弘が声を荒げる。


 「おら変態秀子先生っ!さっさと先生が大好きなち○ぽ挟めよっ!」


 その怒声にびくりと細い肩を震わせた秀子が、道弘ににじり寄る。そして跪くと、左手の細い指を道弘の勃起に絡め、クイと亀頭を下に向けた。そして右手でたわわな乳房をすくうと、くりっ・・・と勃起しているピンクの小粒な乳首にこすりつけた。


 「あうん・・・」


 その甘い声に、純と達彦の手拍子がやんだ。




§§§




 「あふん・くふん・むふん・・・」
 「うう、くそお・・・」
 「うむん・あむん・くぷん・・・」

 
 仁王立つ道弘の前で、主婦、原賀秀子の肉体が上下に躍動している。両手でたっぷりと寄せている乳房の間には、道弘の勃起が完全に埋没していた。正志は、秀子の姿に見惚れ、そして、股間の膨らみをまさぐっていた。持続力自慢の道弘の顔面が赤く紅潮し、苦しそうに歯を食いしばっている。秀子の白い乳房にたっぷりと挟み込まれ摩擦されている道弘の勃起の亀頭が、秀子の赤い舌にねっとりとねぶられ絡みつかれている。秀子が本格的に躍動を初めて、二分も経っていない。だが持続自慢の道弘が、助けを求めるように達彦に声をかけた。


 「おい達彦、秀子先生のま○こを慰めてやれよ。秀子先生、俺のち○ぽ挟みながらぐしょぐしょにしてるぜ。秀子先生、巨根の達彦は指も太く長くてしかも手先が器用なんだぜ。さっきのバイブよりよっぽどいいぜ。ほら達彦」
 「ああ」


 達彦が、パイズリをしている秀子の背後に回り込み膝をついた。そして正志の目には、うねる細い腰とまろやかに大きくなる桃の形のぷりぷりと蠢く白い巨尻に、達彦が一瞬圧倒されているように見えた。


 「感じても道弘のパイズリやめるんじゃねえぞ。今は授業中だろ、秀子先生」


 達彦は秀子の背部から手を回し、道弘の言う通りぐっしょりと湿っている黒々とした茂みに、突き立てた二本の指を潜り込ませた。


 「ううんっ!」


 ビクンと、秀子の肉体が一瞬はねた後、静止した。それに満足したように、達彦の右腕が小刻みに振動する。秀子のパイズリが止まってほっとしたような道弘が、今度は余裕を装って、達彦に声をかけた。


 「達彦、どうだよ、秀子先生のおま○この中は?」
 「ああ、熱いな。でもかなり緩いぜ。やっぱり公衆便所秀子先生だな」
 「ほら秀子先生、なに休んでんだよ。授業してくれよほら。ま○こがガバガバなんだから、パイズリでしっかり締め付けてくれよ」
 「あっふうん・・・」

 そして、二人の不良の言葉に応じるように、秀子が再び躍動を始める。




§§§




 「あうんっ、くむんっ、まはんっ・・・」


 まるで一段ギアを上げたように、秀子の肉体が弾む。道弘の勃起はむぎゅむぎゅと挟まれ摩擦された。細い腰は達彦の腕をまるで引っかかった枯れ枝を振り払うように無視して乱れ揺れた。道弘が追い詰められたように大声を出した。


 「おい純っ!秀子先生の口にぶち込んでやれよっ!あんあんうるせえんだよこのど変態先生っ!」
 「おうっ!おら咥えろや、下の口ががばがばなんだろ秀子先生よお!上でしっかり咥えろや、おらあっ!!」
 「ぐぶうっ・・・うむ、ぶむ、ぐぶっ・・・」


 しかし、秀子の躍動は止まらなかった。純に再び髪をつかまれイマラチオで口を塞がれても、道弘の勃起を乳房の間から離さず、摩擦し続ける。そして達彦の腕を無視するかのように巨尻を振り続ける。そして、道弘と純が叫んだ、それは負けを認めたくないような威勢だけの大声だ。


 「おらあっ、今日も若いエキスをくれてやるよっ、秀子先生っ!」
 「くらえっ、ガバガバ淫乱先公っ!」
 「うわっ、待てお前らっ、俺にもかかるだろっ!」


 達彦が秀子の背後から転げるように飛びのいた直後、乳房と口から勃起を抜いた道弘と純が、跪いたままの秀子に射精を始めた。びゅるっ!びゅるっ!勢いよくしごかれる二本の勃起から放たれる精液が、秀子の顔面と乳房にびちゃびちゃと降りかかる。




§§§




 「おいおい、達彦、それ秀子先生に何とかしてもらえよ」
 「ほら秀子先生、寝転んでねえで、達彦に二時限目の授業してやれよ、一人だけ射精してないから可哀そうだろ。先生のくせに、生徒に差別するのかよ」


 射精をしきって勃起を軟化させてしまった純と道弘が、一人だけ勃起している達彦を指さして、崩れている秀子をいたぶるように言う。二人の不良は、秀子を足蹴にさえ始めた。道弘はパイズリさせていた乳房を足でもてあそび、純は鷲つかんでいた頭部を足裏で踏みつけた。


 「ほらほら秀子先生、早く起き上がらねえか」
 「休憩時間終わりだよ、秀子先生」


 その二人の後ろで、達彦が呆然と立っている。達彦の右手の二本の指が、秀子の愛液で、滑光っていた。その指先が、まるで恐怖で震えているようだ。それはまるで、指先が記憶しているようだった。抜き去る前に一瞬、強烈な締め付けが襲い掛かってきたことを・・・


 「あなたたちいったい・・・いつになったら私を犯すの・・・?」


 正志の背筋に、ぞくっ・・・と寒気が走った。純に踏みつけられている頭部をむくりと起こし、静かに、秀子がしかしはっきりと言ったのだ。道弘と純が、その静かな迫力に後ずさっている。正志は、二人の表情が怯えているのが、はっきりと分かった。それはまるで、蛇に睨まれた蛙だった。秀子が、上半身を起こした。


 「いったいいつになったら私を犯すのよ」


 むくりと、立ち上がる。そして、ゆらゆらと純と道弘に近づいていく。


 「口と胸だけ使ってばかりで、どうして私のおま○こをやらないの?私のおま○こに入れたのって、道具だけじゃない。あ、そう・・・あなたの指も・・・」
 「ひっ・・・」


 秀子は、達彦に向きなおった。そしてふらふらと、歩み寄る。今度は達彦が怯えるカエルのように固まった。蛇の舌のように、しゅるりと伸びた秀子の手が、達彦の自称巨根に絡みつく。


 「ごめんなさい、あなただけこんなにしたままで。あなたがこの自慢の大きなおち○ぽで、私を犯すのね」
 「うわ・・・や、やめ・・・」


 顔と乳房をドロドロの精液まみれにした秀子に怯えきったように、達彦が尻もちをついた。その達彦の腰を、秀子がまたぎ、天を衝く若い勃起を再び握る。その真上に、自身の女性器を照準させた。膣口に、先端をこすりつけて喘ぐように微笑みを達彦に投げかける。

 
 「おち○ぽぉ・・・」


 そして、腰を下ろしきった秀子は、達彦の上で、白い裸身を仰け反らせた。


 「あっはぁ・・・おち○ぽ気持ちいいのぉ・・・」


[85] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/08/28 (月) 10:01 ID:zWWEgqDE No.24916
更新を楽しみにしてました。
終わらずに長く続いてることに本当に感謝してます。
続きを楽しみにしてます!

[86] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  紀夫 :2017/08/29 (火) 01:07 ID:oondBqUk No.24920
とっても感動させられます。
次の展開が気になります。


[87] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/09/02 (土) 21:33 ID:SarcI/dk No.24947
初恋[35]




「はうぅん・・・おち○ぽぉ・・・おま○こにおち○ぽ入って気持ちいいのぉ・・・あふぅん・・・」


 細腰をリズミカルにスライドさせ桃巨尻がぷりぷりとひくつき美巨乳がぶるんぶるんと弾む。B94(H-cup)・W56H・88の白い肉体の圧倒的破壊力の性交シーンに、その場が静まり、主婦、原賀秀子の甘い声だけが響いていた。札付きの不良たちが犯すのをためらうほどに美しく豊満な肉体のセックスの躍動に、三人の不良たちは、圧倒されるほどに魅了されていたのだ。しかし、最初に異変に気付いたのは、実際に秀子の膣内に勃起を挿入している、秀子がまたがっている、達彦だった。


 「おいっ、なんなんだよこの女はっ!!」
 「どうした、達彦」


 達彦の怒声に、我に返った純と道弘が女性上位でつながっている達彦と秀子に近寄った。二人の不良は、達彦にまたがり腰を振って巨乳を弾ませている秀子を両側から挟むように立った。二人のモノは、すでに半分ほど硬化して復帰し始めている。


 「マジでガバガバだぜ、秀子先生のま○こ!全然入れてる感じがしねえよ!こんな緩み切ったま○こ初めてだぜ!それなのに馬鹿面で腰振りまくりやがって、馬鹿にされてるみでムカつくぜっ!おらあっ!!」
 「はうんっ!!」


 達彦が両足を床に着けて踏ん張り、激しい突き上げを秀子に何度も繰り出した。一瞬抱いた恐怖感が泡のように幻であったことに安心したかのように薄ら笑いを浮かべて秀子を突き上げる。それは、ライオンが小鹿をいたぶるようだった。


 「ほらド変態ガバガバ秀子先生っ!もっとこのゆるゆるま○こを締めれねえのかよ!ぜんぜん気持ちよくねえんだよ!おらおらおらあっ!!」
 「あんあんああんっ!!」
 「これじゃ射精できねえじゃねえかよ!生徒イカせねえで進路指導できんのかよ!おらあっ!!」
 「はうんっ!!」


 秀子を挟むように立つ二人の不良、純と道弘の勃起は完全に復活し、十代の若い硬化を乱れまくっている秀子の顔に近づけた。目の前の視覚の迫力。バウンバウンと弾む真っ白な巨乳とピンクの乳首。うねる細腰に蠢く桃巨尻。一瞬でも恐れ圧倒されたことにいら立ちを覚えた二人の不良は、それが見せかけだけの姿だと分かり、本来の被虐性を取り戻した。そして、その見せかけの迫力の美しさに勃起を復活させた二人の不良は、それゆえに被虐をさらに燃え上がらせるのだ。純が、秀子の頭部を再びつかんで笑いながら言った。


 「秀子先生よお、いったい何本ち○ぽ咥えこんだらそんなにガバガバになるんだよ!」
 「あふん、いっぱいぃ・・・」
 「何がいっぱいだこの変態が!くらえおらあっ!」
 「ぐぶうっ!!」


 純が勃起を秀子の口にねじ込む。ぐいぐいとイマラチオし、下からは達彦が突き上げ、その反動で余計に喉に純の勃起が突きささる。


 「そんなにち○ぽが好きなら早く達彦をイカせろやあっ!秀子先生のためにあと二本控えてんだろうがあっ!生徒の思いやりが分からねえのかよっ、このガバガバ婆あ!!」


 純のイマラチオと達彦の突き上げで弾む秀子の94センチHカップ乳を、道弘が後ろから鷲つかんだ。その手つきは、すでに中年女のガバガバ女性器から興味が薄れているような激しさだ。そして、挿入してこの美しい肉体に幻滅したくないようなねちっこさだ。


 「おい、俺の遅漏のち○ぽと純の百人切りち○ぽは、またパイズリと口でイカせてもらおうぜ。俺、ガバガバま○こなんてどうでもいいよ」
 「どうしてくれんだよ秀子先生!道弘がセックスの授業に興味なくしちまったじゃねえかよ!それでも先生かよ!俺たち不良は進路をまともに決めてえんだよ!ま○こでイカせてくれねえと、行先が分からねえんだよ、おらあっ!!」
 「ぐぶふうっ!!」


 道弘が、ピンクの小粒な乳首をクリっと摘まんだ瞬間、秀子の肉体が硬直した。そして、次の瞬間、腰の突き上げを乱打していた達彦の動きがぴたりと止まり、達彦がうめき声を発したのだ。


 「ううう・・・うあああ・・・」


 異変を感じた純と道弘の手が秀子の髪と乳房から離れた。そして、純の勃起から口を放した秀子が、両手を達彦の顔の両側につき、あふう・・・と息を整えるように熱い吐息を吐いた。そして、


 「イカせたらいいのぉ?」


 そう言って、ニンマリとほほ笑むと、細い腰をゆっくり前後にスライドさせ始めたのだ。熱い吐息を吹きかけられ、眼上にたっぷりと揺れる巨乳を見せつけられ呆然としていた達彦の顔が、歪み、再びうめき声を発する。


 「ううああ・・・し、締まる・・・何これあああ・・・」


 喉を反らし苦悶の表情の十七歳の札付きの不良、達彦のその顔を余裕しゃくしゃくの笑みを浮かべて見つめながら、ゆっくりと桃巨尻を動かす三十九歳の主婦・秀子。それは、ライオンは秀子で、小鹿が達彦だった。ライオンの秀子が、ゆっくり楽しみながら食事を楽しんでいる姿だった。そして達彦が本当に小鹿のように情けない断末魔の悲鳴をあげた。それは、達彦の腰の突き上げが止まって、三十秒しか立っていなかった。


 「うわあああぁぁぁっ・・・」


 秀子が、豊満な乳房で達彦の顔を抱きしめる。達彦の両手が、しっかりと秀子の細い背中を抱きしめる。それは、進路を見失った手が行先の船を見つけて心細げにしがみつく姿だった。秀子の桃巨尻の動きは止まり、その下の達彦の腰が、ぴくぴくと痙攣している。


[88] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/09/19 (火) 17:10 ID:Sz4/hZo6 No.25009
初恋[36]






「うわあああぁぁぁっ・・・」



 断末魔の呻きを発する、持続自慢の不良、達彦。遅漏を武器に、取り巻きの女たちを攻めて責めて泣かし続けてきた。やめてもうやめてと懇願する女たちを、どんな体位からでも上から下から後ろから腰を振り続け、無尽蔵のスタミナで凌辱してきた。その達彦が今まで聞いたこともないような、情けない泣き声を、女たちを泣かせ続けてきた札付きの不良が今、普通の主婦、原賀秀子の下で、情けない泣き声を発して、苦悶の表情で顔を反らし、秀子の薄い背中にしがみついている。苦悶の十七歳の不良の顔を、余裕の笑みを浮かべる三十九歳の主婦秀子が、94センチHカップ巨乳で包み込んだ。それは本当に、先生が生徒を柔らかく受け止める姿だ。そしてやがて、こと切れたように達彦の両腕が、しがみついていた秀子の背中からことりと、床に落ちたのだ。



§§§



 「終わった?」



 そういって、主婦、原賀秀子がぐいと上半身を持ち上げた。豊満な乳房から、達彦の顔が現れる。呆然と宙を見つめているその顔を、秀子がのぞき込んで、にこりとほほ笑む。そして驚くべきことに、辱めを受けていた不良の頭部を、撫で始めたのだ。愛おしそうに、汗でぬれた髪を何度も撫でる。



 「うふふ・・・。たくさん出したのね。おま○この中、あなたのお精子で一杯よ」



 優しい笑みを降り注がれながら何度も髪を撫でられる達彦の表情が、恍惚とし、その顔に鼻どうしが触れるほど顔を近づけて、秀子が問いかける。



 「どお?気持ちよかった?」



 すると、達彦がこくりとうなずいたのだ。それはまるで、これまで達彦が凌辱してきた女たちが、達彦に従順を強要されてうなずく姿と同じだった。だが一つ違うのは、女たちが表情に内包していた屈辱感が、達彦にはなかったことだ。



 「うふふ。ありがとう。私も良かったわ・・・あふんっ」



 短い歓喜の声を発して、秀子が腰を上げた。三十九歳の熟れ切った普通の主婦の膣から、十七歳の札付きの不良の若竹がぬるりと抜け、そしてだらんと折れる。



 「ほら見て御覧なさい。あなたのお精子が溢れてるわ。ふふふ・・・凄い量」



 秀子は片膝をついて股間を拡げると、達彦に陰部をさらけ出した。それをじっと見つめる達彦ににこりとほほ笑むと、猫のように豊満な肉体をくねらせて四つん這いになり、達彦の撃沈した若竹を捧げ持つのだ。



 「ふふふ。あなたの頑張ったおち○ぽ、綺麗にしてあげるわね。っんふう・・・」
 「うあわあああっ・・・」



 ぱくりと、萎えた若竹を咥えると、秀子のねっとりとしたお掃除フェラチオが始まった。再び、泣きそうなうめき声を達彦が発する。苦しそうに仰け反る不良の、淫水で滑光る若竹を、普通の主婦秀子が、まるで、超高級ホテルのプロの清掃員のように丁寧に丁寧に、隅々まで赤い舌で舐め清めていく。プロの清掃員が部屋の隅々まで磨くように、若竹の付け根から裏側から睾丸まで丁寧に丁寧に赤い舌が絡みついていく・・・豊満でくびれた肉体をくねくねとくねらせながら丁寧に丁寧に・・・



<><><>





 「まあっ、凄い。やっぱり若いのね。さっき私の中にあんなに出したのに、もうこんなになって。うふふ・・・可愛い・・・ちゅっ」



 秀子のお掃除フェラで復活して天井を向いている達彦の勃起の亀頭にチュッと口づけをすると、秀子は立ち上がった。そして、達彦にはお払い箱のように背を向けると、二人の不良、道弘と、リーダー格の純に向きなおる。凛とっして立つその内ももには、達彦が放った精液が流れていた。



 「次は誰なの?」



 ずい・・・と歩を進める普通の主婦、秀子に、札付きの不良が圧倒されていた。道弘は後ずさり、純はかろうじて、リーダーの威厳を保とうとしている。



 「誰が私とセックスするの?それとも、二人同時?」
 「うおおおっ!!!」



 怯える道弘に威厳を見せるように、リーダーの純が咆えて秀子に飛びかかって行った。


[89] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/09/21 (木) 15:19 ID:qC3UglOM No.25015
投稿を待ってました。

秀子の方が不良少年より上手ですね。
本編にはなかった秀子のこのキャラもいいですね。
続きを待ってます!

[90] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  紀夫 :2017/10/09 (月) 00:16 ID:kyEdcWSU No.25109
続きをお願いしたいです

[91] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  たのむよ :2017/10/19 (木) 17:02 ID:4pjgu/5c No.25156
そろそろ続きをお願いします

[92] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  たのむよ :2017/10/21 (土) 05:53 ID:x6QygHmo No.25168
上げておきますね

[93] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  たのむよ :2017/10/22 (日) 16:12 ID:oDomcy6s No.25179
期待上げ

[94] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/11/16 (木) 17:28 ID:MOrnQark No.25312
初恋[37]





 パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ!
 「あんっあんっあんっあんっあんっあんっあんっあんっ!」



 純の高速のピスントンに撃ちつけられるたびに、秀子の白い尻肉が、はじけた音を響かせている。雄たけびをあげて秀子に襲い掛かった純は、乱暴に髪の毛を掴んで押し倒し正常位に組み敷いた秀子の、達彦が放った精液の跡が滴る女性器に挿入した。そして秀子の細い腰を掴んで、激しく速く、腰を繰り出した。その時間は、すでに五分を超えている。そしてその五分間、純のピストンの強さも速さも変わらない。十代のその若い体力に、四十前の熟れ切った白い肉体が、攻め続けられている。94センチHカップの白い巨乳が、四十前の中年女とは考えられないほどの瑞々しい弾力でどっぷんどっぷんと迫力たっぷりに弾んでいる。その乳房だけを見れば、どうみても二十代前半の乳房だ。白く大きな山のような膨らみはまったく型崩れすることなくピンクの乳首をつんと上向かせ、それを頂点にぶるんぶるんと震えている。



 「ああんっああんっああんっ・・・秀子もう駄目ぇっ!秀子もうイキそうっ!」



 そして、たまらない声で喘ぎ続けるその美貌は、童顔だが、子供を持つ主婦の色香をむんむんと発して、実際に、秀子と純の周りに立つ道弘や達彦の鼻腔にバラの香りが満ちていくようだった。



 「あんあんあんあんっ!秀子イッちゃうぅぅっ!!」



 二十代前半の瑞々しい肉体を持ち、三十九歳の熟れた色香を持つ主婦、秀子が豊満な乳房の山を仰け反らせ、絶頂の叫びを発した。そして数秒後、ブリッジでそり上がった白い上半身を、力尽きたようにバタンと落としたのだ。



§§§




 「はあはあはあはあはあはあはあ・・・」



 荒い息を吐き続けているのは、絶頂して気をやった秀子・・・ではなかった。その秀子を絶頂せしめた、不良のリーダー、純だった。組み敷いている秀子の両側に両手をつき、頭を垂れて、ハアハアと荒い息を吐いている。その全身からは、だらだらと大量の汗が吹き出し流れ、ぽたぽたと秀子の白い裸身の上に滴っていた。無理もないであろう。十代の若さがあるといえ、全力で腰を五分間も振り続けたのだ。純の体力は限界といってもよかった。そして、その純の下で、絶頂した・・・筈の秀子が、息をひとつも乱さず、余裕の表情で純を見上げていた。その光景に、つながっている純と秀子を取り巻いている若者たちは、違和感を感じていたのだ。とくに、先ほど秀子の中に射精した達彦は、唖然と秀子と純を見ていた。



 「素敵だったわ。秀子、イッちゃった」



 だらだらと止まらない汗を噴き出している十七歳の不良、純に組み敷かれている三十九歳の主婦、原賀秀子は、純とは対照的に余裕しゃくしゃくの表情で、純の汗だくの首筋に両手を回した。



 「凄い・・・。あなたのおち○ぽ、私の中でまだ凄く熱くて硬い・・・。こんな凄いの、初めて。・・・ねえ、キスして。私イッたあと、キスしたくなるの。お願い・・・あはぁ・・・」



 三十九歳の主婦、原賀秀子が、十七歳の札付きの不良のリーダー、純の首筋に回した両手をぐいと引っ張った。五分間に及ぶ連続の全力ピストンで疲弊している純の上半身は、そのか細い腕の力でも、崩れるように引き寄せられたのだ。豊満な乳房に密着した十七歳の不良の頭部を両手で愛おしく抱えると、純の瞳をまっすぐに見つめ、再び、熱い吐息と共に言った。



 「ねえ、キスして。んっはぁ・・・」



 虫食植物に誘い込まれる昆虫のように、半分開かれた朱色の唇に、純が顔を近づける。そして、あはぁ・・・と伸ばされた主婦、原賀秀子の赤い舌を、不良のリーダー、純が食べるように咥えこんだ。




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 「す、すげえ・・・」



 道弘が、呻くようにいった。いや、達彦かもしれない、二人ともそう呻いたかもしれない。目の前に繰り広げられている光景に、道彦、達彦、二人の不良は、息をするのも忘れたように魅入っていた。そして二人とも、いつしか勃起を握りしめ、しこしことこすり始めていた。



 「んふっ・むふんっ・うふっ・・・」



 三十九歳の主婦、原賀秀子の鼻息が、甘い香りと共にその場に充満していた。十七歳の不良のリーダー、純は、甘い鼻息ごと唇を貪るように、原賀秀子の頭部を抱きしめている。主婦、秀子は札付きの不良の背中を下からきつく抱きしめ、両下肢をみっちりと、純の腰に巻き付けている。互いの顔が踊るように密着し、舌と舌が絡み合う。ぶつかり合う唇の隙間からくちゅくちゅと唾液の音と、んふっんふっと秀子の鼻息が漏れる。



 「すげぇ・・・」


 
 今度ははっきりと、道弘と達彦が同時に呻いた。札付きの不良、純。九十九人切りを豪語してきた十七歳にとって、秀子が百人切りの百人目の餌食だった。餌食?道弘と達彦の二人の不良は、奇しくも同じ疑問を、せわしなく勃起をしごきながら巡らせていた。目の前で、汗だくになって若い肉体を躍動させて組み敷く主婦の唇を貪る純。その若い漲りを受け止めるように蠢く豊満な塾しきった白い肉体。陰部が結合しているその二つの肉体は、まさに性交をしていた。セックスをしている。



 九十九人切り・・・。その凌辱のすべてを道弘と達彦は思い返すことができる。純はその全てで・・・セックスを、性交をしてこなかった。いや、確かに勃起したペニスを女の膣に入れ、腰を振り、射精をしてきた。しかし、今目の前で繰り広げられている二つの肉体の行為が性交だとするならば、純は、セックスをしてこなかった。冷め切った目で女を見下しながら汗ひとつかかず、無駄なものを排泄するように射精をしてきた純。今目の前で、燃えるように無我夢中で唇を貪る純を、二人の不良は見たことがなかった。組み敷き挿入している女をこれほど激しく抱きしめているのを、見たことがなかった。


 これがセックスだとするならば、百人切りの百人目の相手である、三十九歳の主婦、原賀秀子で初めて、純は性交をしたことになる。百人切りを豪語する札付きの不良は、普通の主婦、原賀秀子を相手にして初めて女を知ったことになる。



 「うおおっ・・・」



 原賀秀子と唇を貪りあっていた純が、上体を反らすように持ち上げて苦しそうに呻いた。その顔は拷問を受けているように苦痛でゆがんでいる。その姿を見て、達彦ははっきりと分かった。今まさに、あの例えようもないようなうねりが、純に襲い掛かっているのだと。純と原賀秀子の密着している腰をまざまざとみて、身震いしながら、達彦自身が味わされた蜜肉の攻撃が、純に襲い掛かっているのだと思った。



 「あはぁん・・・秀子またイッちゃいそうなのぉ・・・お願い来てぇ・・・」



 苦悶の表情の純の両腕に白い手を絡めて、余裕しゃくしゃくの表情の主婦、原賀秀子が甘い声をだした。



 「うおおおおっ!!」



 純が咆哮し、猛烈に腰を振りだす。歯を食いしばるその姿はまるで、開かない鋼鉄のドアをハンマーで叩いているようだ。しかし、純が腰をぶつけているのは、たぷたぷたぷんとマシュマロのように弾み揺れる白い肉体だった。純のスパートで、秀子の豊満な乳房がむっちんむっちんと揺れ弾む。



 「ああんっ凄いいんっ!イクイクイクゥっ!秀子またイッちゃうのおっ!ああんっあああんっああんっ!」



 絶頂を宣言する歓喜の声とは裏腹に、原賀秀子の顔は、瞳は、純の最後の様子を探るように冷静だった。そして、純が断末魔の咆哮を発し仰け反った時、まるでそれに合わせるかのように秀子の白い肉体もブリッジした。



 「うぐがあああっ!!」
 「いっちゃううっ!!」




§§§




 「凄かったわ。秀子、二回もイッちゃった。こんな凄いの初めて」



 射精を終えて力尽きたように秀子の顔の両側に両手をついている純は、まるで過呼吸のように荒い息を吐き続けていた。その全身からは、大量の汗が滝のように流れている。



 「こんな燃えるようなセックス初めてよ。ねえ、またキスしてぇ・・・あっはぁ・・・」



 純の首に両手を巻き付けた秀子は、力を出し切った純を容易に引き付けた。そして純は、白い肉体と赤い唇に憑りつかれたように、秀子と抱きしめ合い秀子の唇と再び貪りあう。17歳の札付きの不良と39歳の普通の主婦の肉体は転がり、いつしか秀子が純の上になっていた。純の唇から離れた秀子は、にっこりとほほ笑むと、ゆっくりと大きな桃尻を持ち上げる。



 「あふうんっ・・・」
 「ううううっ・・・」



 熟れて充血した膣から、若竹が抜け、力尽きたように折れ落ちた。秀子の膣口から、どろりと十代の精液が溢れ出す。



 「ふふふ、凄い量。またこんな素敵なセックスしましょうね。ふふふ・・・」



 最後に秀子は、純の唇にチュッと軽いキスをすると、くねくねと純の股間に顔を向け、お掃除フェラチオを開始するのだ。その快感に仰け反る純の呻き声と共に、もう一人の呻きが発せられた。純と秀子の性交を見ながら勃起をしごいていた道弘が、巨大な白いヒップをくねらせながら道弘に向けてお掃除フェラをする秀子の姿に耐えきれずに射精をしてしまったのだ。勢いよく放物線を描いて飛んだ白い飛沫が、秀子の巨尻にかかった。



 「あら・・・ごめんなさい。次はあなたの番だったのに」



 ゆらりと立ち上がった秀子は、道弘に対峙した。豊満な巨乳に圧倒されるように、道弘が滑稽にも射精を終えてもなお萎えた男根を握りしめながら、秀子を見つめる。その姿は、しっぽを巻いて怯える犬そのものだった。秀子はヒップに掛かった道弘の精液を指先でぬぐい取ると、鼻に近づけて匂いを嗅いだ後、ペロリと舐めた。



 「こんなに濃いお精子、空打ちさせてしまったわね。可哀想・・・。あなた、おっぱいが好きなんでしょ?あなたのおち○ぽ、パイズリでもう一度元気にしてあげるわね。それから、セックスしましょ。今度はちゃんと、私のおま○この中に出させてあげるから」



 凌辱中から秀子の美巨乳に執着していた道弘に見せつけるように、94センチHカップ美乳をたぷんたぷんと揺らしながら、秀子は道弘に近づいた。その白い豊満を、道弘は生唾を呑みこんで見つめ、二人分の精液を垂らしているむっちりとした内腿とこんもりとした陰毛の奥を期待を込めた瞳で見つめた。その時、



 「おいっ!帰るぞっ!!」



 リーダーの純が大声を張り上げて立ち上がると、勢いよく衣類を身につけ、風のように飛び出していったのだ。あっけにとられた二人の不良も、慌てて服を着ると、逃げるように飛び出していった。大山正志だけが、その場に取り残された。



 そして、毅然と立っていた秀子は、正志の前で、へなへなとへたり込んでしまったのだ


[95] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/12/11 (月) 10:56 ID:OA4ClKT6 No.25390
ご無沙汰してます。
一人残された巨乳に執着する少年の続きが気になります。
続きを期待してます!

[96] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  にせ医者 :2017/12/13 (水) 08:59 ID:SjPL0QXU No.25396
秀子ファンです。

毎回、楽しみです。年末の忙しい中、更新よろしくお願いします


[97] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/12/27 (水) 14:58 ID:FN9GfUKc No.25427
初恋[38] 





 大山正志は、目の前でへたり込んでいる女性を、信じられない気持で見た。肩で荒く息をするその姿は、先ほどまでの、札付きの三人の不良を逃げ帰らせた獰猛なメスライオンの姿ではなく、川にはまってしまって溺れかけた子猫が必死で丘に這いあがっていき絶え絶えな姿だった。


 「あ、あの・・・」


 顔を上げた原賀秀子と目が合った正志は、その救いを求めるような視線に吸い寄せられるように、声をかけて近づいたのだった。


 「お、お願い・・・か、体を・・・起こしてくれる?」
 「は、はい・・・っ!」


 正志は、秀子の薄い肩を抱いた。怯えたような潤んだ瞳、そして、真っ白な乳房。


 「お願い、か、肩を貸して。私を、立たせて」
 「は、はい・・・」


 正志は、秀子の細い上腕に頭をくぐらせた。まっ白な腋から美しい豊満な乳房がたっぷりと目の前に迫る。


 「私、腰が抜けたみたいなの。お願い、このままお風呂場に連れていってちょうだい。体を・・・洗いたいの。お願い・・・」
 「はい。分かりました」


 正志に肩を担がれながらしがみついてくる原賀秀子の腰に手を回した。そのあまりのか細さに驚き、そして、目の前にむっちりと震える巨大な美乳に圧倒された。その対比は、同じ体ではないのではないかと思うほどだ。

 
 「お願い、お風呂場まで連れていって。そして、座らせて。お願い」


 秀子を肩で抱えながら脱衣所に入った正志は、懇願されるままに、足がよたついている秀子を風呂場の中に連れて入り、そして、洗い用の椅子に、ゆっくりと腰掛けさせた。ふうっ・・・と、長く深い息を吐いた秀子の背中が、ひどく薄っぺらく見えた。三人の札付きの不良を圧倒していた迫力は、微塵も感じられない。


 「ありがとう・・・。ねえ、もうひとつ、お願いがあるの」
 「な、なんですか?」
 「体を・・・私の体を、洗ってくれない?」
 「え?で、でも・・・」
 「お願い。腕にも力が入らないの。だからお願い・・・早く、体を清めたいの・・・」


 顔を後ろに回して潤んだ瞳に見上げられて、正志は、魂を吸い取られるように、シャワーに手を伸ばしていたのだ。そして、にっこりとほほ笑んで前を向いた秀子の鏡のような美しい背中に、温かい湯しぶきを放出した。湯けむりが立ち上がり、その熱が、正志と秀子を包んでいく。




§§§




 「あ、あの、秀子先生・・・」
 「何?」


 泡立てたタオルで、優しく秀子の背中をこすりながら、正志は秀子のことを、秀子先生と呼んだ。不良たちが秀子をいたぶるために呼んだ呼び方だったが、その薄い背中が、まるで正志を導くようにそう呼ばせるのだ。そして秀子もまた、まるでそれが使命かのように、その呼びかけに違和感を抱いていないように応答していた。


 「怖かったんですか?」


 札付きの不良三人を蹴散らかすように逃げ帰らせた主婦が今目の前で、腰を抜かせて背中を震わせているのだ。その変わりようが、正志には信じられなかった。


 「当り前じゃない。あんなに怖い不良三人に犯されたんだから」
 「でも、逆に、あいつらのこと、やっつけたじゃないですか」
 「それは・・・私にもよく分からないの。とちゅうから無我夢中で、よく覚えてないの」


 正志は、もうひとつ信じられなかった光景を、思いだし、そして秀子に問うた。


 「秀子先生、あれは、本当だったんですか?」
 「何が?」
 「先生が、純に犯られているとき、秀子先生何度もイッてたから」


 遅漏自慢の達彦をあっという間に撃沈させた秀子が、次に犯しに来た純には、激しくピストンされながら何度も絶頂していたのだ。それが正志には違和感にしか感じなかった。そしてその思いを、秀子に投げた。


 「あれって・・・ひょっとして、え、演技・・・だったんですか?」
 「そうね・・・」


 そして、ふふふ・・・と思い出し笑いをする秀子の背中に、正志は鳥肌をたてたのだ。薄っぺらいと思っていた背中が急に、巨大なものに感じた。そして、細い腰の下で巨大に存在している、突きたての餅のような尻肉がその存在感で正志を圧倒する。


 「たしかに私は、イッてなかったわ。たしかに演技だった。でも、本気でもあったのよ」
 「え?い、意味がわからないよ、秀子先生」
 「だって彼、あなたたちのリーダーでしょ。リーダーがあっさり負けてたら、格好つかないじゃない」
 「だから、イクふりをした・・・」
 「そうよ。それにね、ほんとうのセックスって、そういうものよ」
 「本当のセックス・・・」


 正志は、三人の不良たちのこれまでの、取り巻きの女たちへの凌辱シーンを何度も目撃してきた。ただただ一方的に捻じ込まれ吐き出される女たち・・・。そして正志は、純と秀子の、激しい抱擁と接吻を思い返した。それまで見たことがなかった、純の姿。凌辱されている相手を気遣ってイクふりをする主婦、原賀秀子。


 「ねえ、あなた、名前は?」
 「ま、正志、です」
 「正志くん、お願い。背中ばっかりじゃなくて、他のところも洗って。お尻と、胸も・・・お願い、正志くん」
 「は、はいっ」


 正志は、雪のように白い肌に再び魂を吸い取られるように手を伸ばしていた。いつの間にか、タオルを離し、直接泡立った両手で、秀子の美巨尻を撫でまわしていた。信じられないほどの巨大な尻肉は信じられないほどの柔らかさで、正志の手を迎える。


 「ああ・・・正志くん・・・ああ・・・ああっ」
 「ひ、秀子先生っ」

 
 正志は、泡立った両手を、尻から前に回して、美巨乳を揉みまわした。信じられないほどの巨大な乳房は信じられないほどの弾力で正志を迎える。つんととがった尖端を摘まんだ。


 「あはんっ・・・正志くぅん・・・」
 「秀子先生っ秀子先生っ」


 正志は、漆黒の茂みへと、手を下ろした。それを迎えるように、秀子が股を開く。正志が生まれて初めて手を滑り込ませた女性のそこは、燃えるような熱をもって、正志を迎える。そしてもっと、このもっと奥を、正志が知らないこのもっと奥を知りたいと、正志を激しく思った。不良たちに一方的になぶられる女たち。そして、秀子。そしてその秀子に気圧される不良たち。今魂を吸い取られるようにまさぐっている、豊満な肉体。それらがぐるぐると周り、そして正志は、叫んでいた。


 「秀子先生っ!お願いがありますっ!」
 「はあはあは・・・正志くん・・・お、お願いって・・・はあはあ」
 「僕を、男にしてくださいっ!僕に、女の人を教えてくださいっ!僕に、セックスを教えてくださいっ!僕に・・・僕に童貞を卒業させてくださいっ!!」


[98] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2018/01/01 (月) 00:26 ID:E0DA/X/Q No.25444
初恋[39]





 「僕を、男にしてくださいっ!僕に、女の人を教えてくださいっ!僕にセックスを教えてくださいっ!僕を・・・僕を男にしてくださいっ!!」



 秀子は、泡だった陰部に潜り込んでいる17歳の少年の手に、ぎゅっと力が入るのを感じた。だがそれは、若すぎる性欲を耐えているというより、何かもっと、少年の奥底に眠る暗い闇に耐えているような震えを帯びた力だった。



 「正志くん、落ち着いて。まずはシャワーで、私の体の石鹸を流してくれる?」
 「は、はい、秀子先生」



 背中に浴びせられるシャワーの温かさ。そして、先ほどの震えた手の力。同じような感覚を、秀子は感じたことがあった。そう、秀子にとって運命の少年・・・幸彦だ。全身から石鹸の泡を洗い落とされた秀子は、立ち上がった。足腰が回復し、その豊満な全身に妖艶な迫力が再びみなぎっている。秀子は正志に堂々と向かって立った。小柄な秀子の豊満な迫力に、正志が視線を落とす。



 「私、これから湯船につかるわ。ねえ正志くん。あなたも一緒に入らない?・・・あなたのこと、少し聞かせてほしいの」



 秀子を二回にわたって凌辱しにきた、三人の札付きの不良たち。彼らに、正志と名乗る少年は二回ともついてきていた。そして、ただ見ているだけだった。いや、凌辱後の秀子に対して、気遣いをみせた正志。不良たちと彼は、いったいどういう関係なのか?秀子の問いかけに下を見つめて黙っている正志に、秀子は微笑みながら言葉を投げかける。



 「いやならいいの。このまま帰ってくれる?私はこれから、湯船につかるわね」



 秀子は正志に背を向けると、バスタブをまたいで肩まで湯船につかった。正志を無視するかのように、湯を手ですくって白い肩にゆったりとかける。正志は、踵を返して外に出ていった。しかし秀子にはわかっていたのだ。彼は、戻ってくると。そしてこの状況が、そっくりそのまま繰り広げられたことを、不思議にも、必然的にも、感じてしまうのだ。幸彦少年と、一緒に風呂に入り、幸彦少年の生まれて初めての射精を秀子の手で促した時のことを、思い返していた。



 ・・・幸彦くん・・・あなたはまた、私に何かをさせようとしているの・・・?・・・



 カチャ・・・と、風呂場のドアが開き、正志が入ってきた。秀子はその姿に、思わず笑い声を発するのだった。正志は、服を脱いで全裸になっているが、下腹部にタオルを巻いて、そしてさらにその上から股間部を両手で覆っているのだ。凶暴的に勃起を秀子に晒した不良たちとのギャップに、秀子は声を出して笑った。


 ・・・幸彦くん・・・この子、あなた以上に、恥ずかしがっているわ・・・ふふ・・・



 「あなた、恥ずかしいのね。まあいいわ。そのまま湯船に入ってらっしゃい」



 バスタブをまたぎ、腰に巻いたタオルを外さずに湯船につかった正志に、秀子は問いかけた。



 「あなた・・・あの不良たちと、どういう関係なの?」


[99] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  &応援しています :2018/01/04 (木) 20:09 ID:2HYwGLBA No.25462
応援しています.
今後も頑張ってください。


[100] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2018/01/09 (火) 17:26 ID:fRdwfJyo No.25476
初恋[40]




 原賀家がある東京郊外には、約二千人の労働者が働く工場がある。その名は、大山電機本部工場という。大山電機は、世界各地に工場を持つ日本を代表する大企業だ。その発祥の地が、この東京郊外である。本社は都心に巨大ビルを建てているが、発祥の工場は、今もこの地に稼働しているのだ。そして、創業者である大山家の大邸宅も、本部工場近くにある。

 バブル期に全世界の小さな企業を吸収合併して巨大化してきた大山電機も、リーマンショックの影響を怒涛の如く受けた。地方の工場は閉鎖され、そして本部工場においても、大規模なリストラが実行されたのだ。大山電機本部工場の恩恵を受けていたこの郊外に移り住んでいた人々に、大企業の情け容赦ない決断が下された。そして、この郊外にも富の二分化のような社会が出来上がったのだ。原賀秀子の夫のように、大山電機と関係のない会社で働く家庭は裕福であったが、大山電機で働いていた家庭は貧しくなり、そして、職を失っていった。風紀が清らかだったこの辺りの学校も、すさんだ少年少女が目立つようになっていった。

 ・・・そう、原賀秀子を凌辱した三人の不良、純、道弘、達彦の三人の父親たちは、大山電機をリストラされて職を失ったのだ。彼ら三人は、そうした境遇にさらされて生まれた、札付きの不良だったのだ。



§§§




 「正志くん・・・。大山正志って・・・あの大山なの?」



 秀子は、ぼそぼそと自身の家庭のことを話す正志を、驚きの目で見つめた。正志の父親は、現大山電機取締役社長。そして祖父は、創業者で現会長だ。つまり正志は、日本を代表する大企業の御曹司なのだ。



 「そのあなたが、どうしてあの三人と・・・」
 「僕のせいなんです、秀子先生」



 苦しそうに顔を上げた正志を、秀子は見つめた。そしてやはり、ここにはみえざる運命の糸が張られているのだと、あの少年を思い出すのだ。幸彦少年。



 「純と道弘と達彦と僕は、小学生の時から仲良しだったんだ。三人とも、僕の家のことを関係なく友達になってくれた。みんなは、学校の先生だって、僕に気を使ってたんだ。僕の家が、あの大山電機だから・・・。でもあの三人だけは違ったんだ。だけど中学に入った時に、三人のお父さんが僕の会社をクビになってしまって・・・。それから三人とも凄く、お父さんたちに暴力を振るわれるようになったんだよ。それから・・・三人とも・・・変わっていって・・・」
 「でも、あなたのお爺さんとお父さんの会社がやったことと、あなた自身は関係ないじゃ・・・」



 秀子は、正志のうめき声を発しそうな歪んだ顔に、その先は言えなかった。確かに、この町は変わっていった。不況の波が訪れた時、町全体が冷えていくのを、秀子自身も感じてはいた。だが、秀子の夫は海外の企業と取引がある商社で、秀子の家庭は、生活レベルを下げずに済んだのだ。秀子は、町全体が沈んでいくのを、どこか関係ないことのように感じていた。自分に関係がない・・・、筈がなかったのに。現に秀子は、不況が原因で生まれたといっていい不良たちに強姦されているのだから。そして、関係がないという言葉を、正志には決して投げかけてはいけないと思った。



 「ごめんなさい、正志くん。私、無責任なことをいって・・・。あなたにはあなたしか分からない、辛さがあるわよね。それで、正志くん、あなたが私にお願いしたこと、あなたとあの三人と、関係があるの?」



・・・僕を、男にしてくださいっ!僕に、女の人を教えてくださいっ!僕にセックスを教えてくださいっ!僕に・・・僕に童貞を卒業させてくださいっ!!・・・



 今目の前で苦痛に顔を歪めている正志が、熱い瞳で秀子に訴えた若い絶叫。それは、十七歳の若さが本来持ちうる絶叫だった。そして秀子は、それを運命として、一族のことで苦しみ委縮している十七歳の若き青き欲情を、運命として受け止めねばならない不思議さを感じていた。



 「純たちの周りには、女の子たちがいっぱい集まってきたんだ。その子たちの親も、元はうちの会社の工場で働いていたんだけど、みんなクビになって・・・。そのうち純たちは、女の子たちに無理矢理・・・。女の子たちも自暴自棄になっていたから犯られても犯られても集まって来て。逆に純たちの餌食になる別の女の子たちを連れてきたりして・・・。僕はあんなことをやめさせたかったんだけど、純たちや女の子たちを見てると、声を出せなくなるんだよ。人間じゃないみたいで。可愛い女の子もいるんだけど、何にも感じないんだ。声もかけられないくらい。でも・・・」
 「でも?」
 「でも、秀子先生を犯したときの三人は、ぜんぜん違ったんだ。達彦のあんなに弱弱しい姿を見たことないし、純のあんなに真剣な姿を見たことないし、道弘のあんなに興奮した姿を見たことがなかった。三人とも、ちゃんとした人間に見えたんだ。三人とも、僕が知っている昔の三人だったんだ。それに僕も・・・」
 「僕も?」
 「僕も秀子先生を見てたら・・・その・・・」
 「興奮したのね?今までどの女の子を見てもしなかったのに、正志くんあなた、私を、あの三人に犯されている私を見て、勃起したのね?普通の人間の男の子だと思ったのね?」


 
 真赤に染まっている正志の顔が、こくりと頷いた。



 「だから、秀子先生ならあの三人を元に戻してくれると思って。それに僕も・・・」



 僕も・・・その先を言いかけて言葉をつぐんだ正志に、幸彦少年が重なった。そして幸彦少年は頷いたのだ。

 秀子は、その運命に立ち向かうようにジャバリと立ち上がっていた。突然の秀子の行動に、うつむいていた正志が目を向いて顔を上げた。女を知らない十七歳の青い少年の眼前に、しとどに濡れて湯滴をしたたらせている三十九歳の熟れ切った女の黒い陰毛があった。



 「正志くん、立って」
 「秀子先生・・・」
 「聞こえないの?立ちなさい」
 「は、はい、秀子先生」



 おずおずと立ち上がった正志を秀子はまっすぐに強く、見据えた。



 「わかったわ。正志くん、あなたの願いをかなえてあげる。正志くん、あなたを男にしてあげる。正志くん、あなたに女を教えてあげる。正志くん、あなたにセックスを教えてあげる。正志くん、あなたを・・・童貞から卒業させてあげる」



 秀子の強烈な視線に怯えるような正志に、やっと秀子は、少年を包み込むように、にっこりとほほ笑むのだ。



 「でも、今日は駄目よ。今日は、私のおま○この中、私を犯したあの二人のお精子がつまってるから。正志くん、あなたのおち○ぽを入れさせてあげるときまでに・・・正志くん、あなたの為に・・・秀子のおま○こ、綺麗にしといてあげるからね。ふふ」



 ま○こ、ち○ぽ、精子・・・三十九歳の熟れ切っているが清楚な童顔の唇から、強烈な淫語が発せられ、十七歳の青臭い脳髄を貫いていく。正志は、腰に巻くタオルを自身が破ってしまいそうになっていることすら、忘れるほど頭が真っ白になっていた。その部分を、秀子が見下ろし、ニンマリとほほ笑む。



 「でもぉ、なんにもしないのもぉ、可愛そうね。ふふふ。正志くん、あなたの、そんなになってるんだから。正志くん、そのタオル、取りなさい」
 「ひ、秀子先生・・・」
 「先生の言うことが聞こえないの?男になりたいんでしょ?先生の命令よ、そのタオルを取って、正志くん、あなたのおち○ぽを、先生に見せなさい」
 「は、はい・・・ひ、秀子先生・・・」



 正志は、腰に手を回して、天井に向かって大きなテントを張っているタオルをほどいた。そこにはすでに、羞恥は無かった。あるのは、目の前にある豊満すぎる美し乳房への、細くくびれ切った曲線への、濡れそぼる漆黒の奥への、激しい欲望と、その欲望を湧き出させ始めた、まだ芽生えたばかりの雄への誇りがあるだけだった。そして・・・

 ・・・熟れ切った三十九歳の秀子の前に、青い匂いを漂わせる十七歳の童貞の勃起がさらけ出された。



 「正志くん・・・まあっ!」



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