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番外・息子の先生 [由美子の章]

[1] スレッドオーナー: tttt :2016/01/19 (火) 23:03 ID:podA.ePg No.22402



 由美子は、愛車CB750から降りると、チンチンチン・・・と、空冷エンジンの焼けこげる音をしばらく聞いた。バイクの黒いエンジンに、手をかざす。熱い。この燃えたぎっているエンジンに三秒と触れていると、火傷してしまうだろう。先ほどまでこのエンジン内で、燃焼爆発していたピストン。エンジン内部の機械構造を思い浮かべて、由美子は昨夜の激しさを思い出す。



 「どうだっ由美子っ!」
 「ああっ駄目っ修二っ!もう駄目止まってっ!」



 由美子の膣内を激しく速くピストンする恋人、安田修二。



 「まだ駄目だっ!由美子っ!」
 「ああだってもう・・・もう・・・イッちゃうよおっ!」



 由美子は恋人に絶頂させられ、そして、恋人の射精を膣内で受け止める。もう、ゴムの装着を要求することはなかった。恋人との肉と肉の生の摩擦から由美子自ら離れられなくなっていたのだ。それにしても、恋人、安田修二の変貌を恐ろしいほどだ。そして容赦がなかった。由美子のスレンダーな肉体に様々な体位を求めてくる。由美子が恥ずかしいと思う、バックからの挿入を拒否しようとしても、けっして許してもらえることはなかった。そして由美子はバックで攻めまくられ、何度も絶頂させられるのだ。愛撫に関しても、容赦がなかった。激しいフェラチオを要求された。恥ずかしいからと、照明を消すとか布団で顔を隠してとかは、決して認められなかった。恋人の勃起をしゃぶる由美子の表情を、恋人の視線にさらすことを絶対的に求められるのだ。
 


 由美子は、公園のベンチに座った。バイクで乗り入れたこの公園、そしてこのベンチに、由美子は目的をもってやってきた。あの女性と何度か会い、そして語りあった場所だ。二人の少年と子犬のラブラドールを連れていた女性。服の上からもずっしりと重そうな豊満な胸の膨らみの女性。まるで向日葵のような微笑みをする女性。
 恋人、安田修二は、乳房での愛撫を要求するようにさえなっている。なんという欲望なのか。由美子は、Bカップにすぎない小ぶりな乳房で、恋人の勃起を必死で愛撫する。苺色の乳首で、なすりつけるように恋人の亀頭を愛撫する。スレンダーな肉体がくねくねと蠢く羞恥。その時恋人と見つめあうと、恋人の安田修二は、由美子を見ているようで由美子を見ていないような気になるのだ。そして必ず由美子は、あの女性を思い浮かべてしまう。何カップか見当もつかないほど服の上からでも分かるあの大きな乳房なら、修二の勃起を簡単に挟んで包み込んでしまうだろう。私のこの小さな胸ではできないテクニックの数々を駆使して、修二を喜ばせるだろう。狂わせるだろう。嫉妬と憧れの混じり合ったような感情で、由美子は恋人の要求に応え続け愛撫をし続けている。



 「由美子。来てたのか・・・。時間よりもだいぶん、早いじゃないか」
 「っ!」
 


 由美子は顔を上げた。森脇医師が立っている。ハイエナ、森脇医師が、由美子を見つめている。



 「久しぶりだな」
 「・・・」



 病院から姿を消していた森脇医師に呼び出されて、由美子はここに来た。場所を指定したのは、由美子の方だ。ハイエナに対峙するために、あの女性と出会った場所を選んだのだ。あの女性が、ハイエナから守ってくれそうな気がした。




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 由美子が指定した公園の入り口に入った森脇医師は、すでにベンチに座って考え事をしている由美子を見つけ、しばらくそのまま、バイクスーツの細身の由美子の姿を見ていた。しばらく見なかった由美子の明らかな変化に、動揺が走ったのだ。美しくなっている。そう思った。そして、細身のスレンダーな肉体が、丸みを帯びてふくよかになっている気がした。由美子は、俺の奴隷だった。俺が汚し続けたのだ。由美子は、俺の餌食になって汚れきった女。それがどうしてあんなに美しいのだ。輝いているのだ。森脇医師は、由美子の写真を何十枚も持っている。汚され続けるあられもない姿の写真を、森脇医師はどうすることもできた。なぜそんなに輝いているのだ。お前など俺がその気になれば再び・・・



 「っ!」



 ・・・再び汚してやることができるんだ。そう毒づいて進もうとしたとき、森脇医師ははっきりと見た。ベンチに座る由美子の姿を覆うように白い煙が沸き立ち、その煙が白蛇となって赤い舌をシャーッと伸ばし、森脇医師をねめつけたのだ。そして言葉を発した。



 『この子に手を出したら、私が許さないわよ』



 白蛇の幻はすぐに消えたが、森脇医師の脳内にしっかりと、一人の女性と重なりあっていた。そして森脇医師はつぶやいた。



 「化け物め・・・」



 何度頭から拭い去ろうとしても消えない、たった一人の女のせいで、森脇医師は仕事を休職していた。白蛇のような化け物。いやあの女は確かに、蛇のように赤い舌をシャーシャー伸ばしてやがった。日本人離れしたグラマラスな肉体。それに不釣り合いな童顔な顔は男心をどこまでも欲望させる。あの女を犯したのは俺だ。だがしかし、俺が食いつぶされたのか・・・



 『あなたは私に何もできなかったじゃないっ!情けない人ねっ!』



 あの女は俺に犯されていながら、俺を見下ろし去っていった。俺はあの女を犯しまくっている映像の記録を持っている。あの女が放尿する姿さえ映っているんだ。俺がその気になれば・・・
 森脇医師は、由美子に向かって歩き出した。しかしその足は、止まらない恐怖で震えていた。




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 由美子は、恋人の安田修二に求婚されていた。安田修二は、今勤めている学校を辞めるといった。そして、父親が経営する病院に戻るといった。そして、由美子の看護師としての夢も、応援してくれるといった。そしていつか二人で、世の中の困っている人を一緒に助けていこうと、言ってくれたのだ。由美子は今も後悔している。目の前のハイエナによって撮られた写真を、恋人に投げつけるようにして見せたことを・・・。そしてその内容に一言も言わず、由美子の元にに戻ってきてくれた恋人・・・。
 負けたくない。由美子は、森脇医師と睨みあって、そう思った。その時、暖かいものに包まれる感覚があった。それは煙のようにもくもくと立ち上がり、由美子を守るように森脇医師を睨みつけているように感じた。由美子はふと思った。あの女性が、守ってくれているのかもしれないと・・・。



 「今日はな、これを渡しに来たんだ、由美子」



 ハイエナが、持っているバックから膨らんだ封筒を取り出して、由美子に手渡した。由美子はその中身を見て、歯ぎしりをする。ハイエナに撮られ続けた、レイプシーンの写真の束だ。



 「おいおい、そんなに恨めしい顔をするなよ。写真を全部、お前に返しに来たんじゃないか。だが、その写真データは、俺の家のどこかにあるんだがな。くはははは・・・。どこにしまったか忘れたんで、とりあえず、写真にしたものだけを返しに来たんだよ。ふはははは・・・」



 『私は、どうしたらいいんですか・・・?お願い・・・助けて・・・』



 由美子は怒りで途方になりながら、幻を探した。由美子を包む暖かい煙が、白い人影になり、そしてあの女性になった。全裸だ。白い裸身。目を見張るほどの大きな乳房。由美子の恋人に襲い掛かるように絡みつく。大きすぎる乳房で恋人の勃起を挟み、挟みながらしゃぶる。由美子ではできない秘技に悶え悦ぶ恋人の姿。



 『ああっ、悔しいっ!でも分かっていますっ。私はあなたに絶対かなわない。あなたが修二と実際に出会ったなら、絶対にあなたに奪われてしまう。悔しいっ!でも私はあなたが好きなんです。あなたに守られたい。守ってほしいっ!お願い守ってっ!』



 恋人と女性の性器が結合する。豊満すぎる乳房に苦しそうに顔を埋める恋人。恋人の腰に艶めかしい下肢を絡みつけて、細い腰を振る女性。女性の腰使いにますます苦しがる恋人。その恋人の背中を抱きしめながら、由美子を見つめて女性が笑う。そして言った・・・



 『大丈夫。あなたを守ってあげる。あなたも、あなたの恋人も守ってあげる。それが私の使命だから。あの人に・・・愛するあのお方に命じられた、私の使命だから・・・』



 そして凄まじいほどに悲しい表情になった女性の幻は、消えていった。仰け反り苦しそうに女性の中に射精する恋人を受け止めるように抱きしめながら、消えていった・・・



 「ワンワンワンワンワンッ!」
 「っ!」



 突然の犬の鳴き声に、由美子は現実に戻った。そして、子犬が先頭を走って、二人の少年をリードして引っ張ってくる姿を目にする。



 「き、君たち・・・」
 「あっ、お姉ちゃん。バイクのお姉ちゃんだよ、幸彦くん」
 「ワンワンワンッ!」
 「あっ、ジョニーを止めてっ、隆くんっ!」



 由美子の足元に絡みついてきた茶色のラブラドールの子犬を、隆と呼ばれた男の子が抱き上げた。



 「お姉ちゃん、また会ったね」



 その少年は、由美子をしばらく見上げたあと、ポカンと何かを見つめるような視線をした。まるでさっきまで由美子の恋人に絡みついていた幻を見たかのように。あの女性の幻を・・・。そして子犬を降ろすと、不意に、前を向いた。ハイエナ、森脇医師の方を向いたのだ。由美子は少年の瞳を見た。強く黒光りしているその瞳は、その光以上に強く燃えている。少年が静かに言った。そしてその言葉に、あの女性の幻の言葉が、重なった。



 「お姉ちゃん、僕が守ってあげるよ」
 『大丈夫。あなたを守ってあげる・・・』




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 森脇医師は、突然現れた子犬と二人の少年に、なぜか足の震えが余計に増したような気がした。特に、由美子の前に立ちふさがるように立っている少年。その少年は、森脇医師が持っているバックを見て、突然瞳に怒りをあらわにし、森脇医師を睨みつけてきたのだ。ガキめ・・・。森脇医師は思った。少年の怒りの意志とバックとの因果は関係ない。森脇医師が持つバックには、先ほど由美子に言った、由美子のレイプシーンのデータが内蔵されているUSBメモリーが入っている。そしてあの女・・・。あの白蛇のような化け物の女が、森脇医師に犯され、放尿する姿を記録したUSBメモリーも入っている。だがそんなことはあのガキには知ったことではないだろう。そう思った。だが少年の黒く燃える瞳を見ていると、足が震えた。それは、さっき由美子を守るように沸いていたあの白蛇の幻と同じ匂いがしたからだ。何故だっ!?



 「ワンワンワンッ!」
 「うわっ、何をするっ、このくそ犬っ!」



 少年の隣で静かにうなっていたラブラドールの子犬が、バックを持つ森脇医師の手に噛みついてきて、森脇医師はその子犬を力を込めて蹴とばした。はじけ飛ぶ子犬。



 「キャウンッ!」
 「やめろっ、ジョニーに何をするっ!」
 「このガキがっ!子供だと思ってたら容赦しないぞっ・・・っ!?」



 はじけ飛んだ子犬と代わるように飛び込んできた少年の襟首を、森脇医師はつかもうとした。そして、天地がひっくり返る。何が起こったのかわからなかった。少年の体が突然球体のように丸くなったかと思うと、地面に吸い込まれるように腕が引っ張られた。そして真っ青な空が見えたかと思うと。強烈な衝撃が背中から脳天に突き抜けた。



 「ワンワンワンッ!」
 「あっ、ジョニーっ!隆くんもっ、早くここから逃げようっ!僕おまわりさんを呼ぶよっ!隆くん早くっ!」



 ・・・真っ青な空が、グルグルと回っている。あのガキを見て震えたのは、千秋・・・、お前のせいかな?森脇医師は、別れて暮らす娘と同年代の少年たちを見て、娘の姿を思い出してしまったからだろう・・・そう言い聞かせた。そして、またあの女が浮かぶ。そう言えばあの女は、千秋と仲良く歩いていやがった。あの女は・・・どこまで俺を苦しめるんだ・・・あの化け物は・・・



 「ハイエナ・・・」



 由美子の顔が、空の中に飛び出し、森脇医師を見下ろしていった。そしてその目は、すべてを吹っ切った目だった。全てを・・・そして、汚れた過去を一切振り返らない強固な意志が、現れていた。もう、由美子の周囲にあの女の幻は浮かんでいなかった。ただ由美子の切れ長の瞳が、娘の猫のようなつり上がった目に重なってしようがなかった。それは、いつも草葉の影から見ていた娘が、未来に向かって元気に歩く姿になっていった。



 「千秋・・・お前を守りたい・・・」



 森脇医師を見捨てるようにバイクにまたがってエンジンをかけた由美子を目の端にとらえながら、森脇医師はつぶやいた。



 この後、森脇医師は日本を離れ、戦地に自ら赴いていった。それは奇しくも、森脇医師が犯し汚した由美子と同じ行動だった。だが二人の最期は、あまりにも対照的なものになる。由美子は途上国で疫病と戦う新しい看護システムを開発し、世界から称えられる日本女性となるのだ。森脇医師は戦地で這いつくばるように医療活動を続け、一年後、爆撃に巻き込まれ行方不明になる。誰もその名前を知る者はいない。だが、ハイエナ、森脇医師に救われた、少年少女の命は一年の間に相当数にのぼる。それは、隆や幸彦少年や、森脇医師の娘、千秋と同年代の戦地の少年少女たちだ。
 


 もちろん森脇医師が、娘、千秋のその後の成長を知ることはない・・・
 自分を投げ飛ばした少年が後に、『日本狼』と人々から言われ、日本柔道界の救世主になる人物だとは知ることはない。そして、千秋の夫となる少年だとも、知ることはないのだ。




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 バイクにまたがった由美子は、地面に転がっているハイエナ、森脇医師が虚ろに見ている空に、顔を上げた。晴れ渡っている空。その空と、同じように、心が晴れ渡っていく。いったい何が起こったのか?



 『やめろっ、ジョニーに何をするっ!』
 『このガキがっ!子供だと思ってたら容赦しないぞっ!』



 ラブラドールの子犬を蹴とばした森脇医師に、少年が飛びかかっていった。小さな少年の首根っこを掴もうとした森脇医師。その時突然、少年の体が剃刀のような音を立てたのだ。由美子にははっきり聞こえた。



 「・・・シュンッ・・・」



 まるで剃刀が空気を切り裂くような音。次の瞬間、森脇医師の体が宙に舞い、地面に背中から叩き付けられていた。森脇医師の手から放り出されたカバンを子犬が口に咥え走りだし、幸彦くんと呼ばれていた少年が隆と呼ばれた少年をうながすようにして、二人の少年も駆けていった。いったい何が起こったのかよく分からない。ただ、あの少年が空気を切り裂くような音を立てたとき、由美子の心の中も同時に切り裂かれたのだ。動脈を切られたように、どろどろの膿が心から勢いよく飛び出して行き、そして、森脇医師が空を見上げながらぶつぶつと何かをつぶやいていた。その目は、虚ろだった。ハイエナ・・・。由美子はそれだけを言って、森脇医師を捨て去った。過去はもうどうでもいい。見事な切れ味で切り裂かれたのち縫合された心のなかに、早く何かを詰め込みたかった。空の向こうに、ジャングルが、田園が、砂漠が広がる。由美子は、愛車CB750を発射させた。この愛車だけは空の向こうに持っていこうと思った。そして、修二・・・。あなたと一緒に、世界を救いたいわ。そう思った。



 「隆くん、本当にいいのっ!?」
 「ワンワンワンッ!」
 「いいんだよっ、捨てちゃおうっ!なにこれ、消しゴムみたいじゃんっ!捨ててもいいよっ!」



 公園の端の池のほとりに、さっきの少年二人とラブラドールの子犬がいた。由美子はバイクを停めた。隆と呼ばれた少年が、池に向かって何かを投げている。小さな、消しゴムのような形の何かは、森脇医師がカバンの中に所持していたUSBメモリーだ。ふっ・・・と、またあの女性の幻が浮かんで、少年を見つめて何かを言ったのを、由美子はかすかに聞いた。



 『守ってくれて、ありがとう』



 そういった女性は、今度は由美子の方を向き、そして、向日葵のようにほほ笑んだ。もう、恋人の安田修二に絡みつく淫らな姿ではなかった。なぜか、荒野に立つ白衣の母親の笑顔が浮かんだ。女性の幻が空に消え、由美子はその空に向かってつぶやいた。



 「お母さん、私も行くよ」



 由美子は、スロットルを回し、再び走りだした。


[51] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/01/04 (水) 14:00 ID:wjRZQ5qo No.24164
あ、挨拶を忘れてしまいました。

あけましておめでとうございます。
今年もttttさんの良質な作品を読めるのを楽しみしてます。
いつも素敵な作品を書いて下さり、感謝の言葉もありません。
今年もよろしくお願い致します。

[52] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/01/10 (火) 20:01 ID:1RLRQTB2 No.24186
初恋[21]







 「これは渡辺先生、そんなところでどうされたのですか?」

 
 呆然と立ち尽くしていた渡辺氏は、背後からの声掛けにハッとして、見つめていた女性用のトイレの入り口から目を離して後ろを振り返った。

 
 「あ、大竹先生」
 「どうしたのです、渡辺先生」

 
 渡辺氏が大竹氏に「先生」づけで呼ばれているのには理由があった。元陸上自衛隊員でレンジャー部隊に所属していた渡辺氏は、あることが理由で除隊し、除隊後もサラリーマンとはならなかった。自衛隊での経験を活かそうと、「自然教室」という主に都会の小学生の子供たちに自然体験をしてもらう目的の、フリースクールを立ち上げた。それを知った大竹氏は、自分の経営する塾と連携して何かできないかと、渡辺氏に話を持ちかけたのだ。塾で勉強漬けの子供たちに渡辺氏の自然教室で合宿などを実践すれば、リフレッシュにもなる。その話は具体化してきており、自然教室の運営がまだ軌道に乗っていない渡辺氏にとってもいい話であった。そんな経緯があって、大竹氏は渡辺氏のことを「渡辺先生」と呼んでいるのである。教育熱心な塾経営者・・・。渡辺氏は、大竹氏にそんな感想を持っている。そして実際、多数の生徒の母親と不倫を貪っているような大竹氏だが、子供の教育に対しては革新的であり、情熱もあった。息子の幸彦少年の天才ぶりも、この父親があってのことだろう。


 「大竹先生。実は、そこの教室で授業参観中に、私の隣に立っていたお母さんが気分が悪くなったようで教室を出ていったのです。私も心配になって外に出て声をおかけしたのですが、そのままあの女性用トイレに入って行かれて・・・。大丈夫でしょうか?中でもし倒れていては・・・」
 「ほう、そんなことが。分かりました、すぐに女性職員を呼んでトイレの中を確認させますよ。渡辺先生、あなたは教室に戻ってください。ご心配なさらずに、あとでご報告しますから」
 「わ、分かりました」
 「典子ちゃん、頑張っているようですよ。最近成績が上がっている」
 「ありがとうございます、先生」


 渡辺氏は、娘を褒められて笑顔を返すと、踵を返して教室のドアを静かに開けた。だがその笑顔は、心からの喜びではなかったのだが・・・



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 「うっ・・・くうっ・・・また・・・またぁ・・・ひいぃっ!!」

 
 前門と後門。膣とアナルに入っている小型バイブの振動で二度目の絶頂を迎えようとしていた秀子は。突然開いた個室のドアに悲鳴を上げた。そこには、大竹氏が立っている。

 
 「ひっ・・・ひい・・・大竹・・・先生・・・」
 「原賀さん、あなたはこんなところでいったい何をやっているのです。あなたは授業参観に来たのではないのですか?それとも、お子さんが真面目に授業を受けている間に、トイレでオナニーをしたくて塾に来たのですか?」
 「そ、そんな・・・。授業参観の前に呼び出した大竹先生が無理矢理、前と後ろにこんなものを入れたんじゃないですか。わ、私ずっと我慢してたのに・・・それなのに・・・授業中にいきなりリモコンでバイブレーションのボタンを押すなんて・・・とても我慢できません」
 「なにが我慢できないというのです」
 「そ、それは・・・」
 「前と後ろの穴が気持ちよくて気持ちよくて早くイキたくて我慢できなかったのでしょう」
 「だ、だって・・・」
 「メス豚めっ!」
 「ひいっ!」


 個室にずいずいと入り込んできた大竹氏に、秀子は体の向きを変えられ、蓋を閉じている便座に顔を押し付けられ、高々と巨尻を持ち上げられる格好となった。二穴からは、ぶぶぶ・・・と微振動を続ける小型バイブが突き出ている。

 
 「子供が勉強をしているときにトイレでこんなものでイキまくっているのか。それでも母親か!?恥ずかしくないのか!?」
 「そんなひどいっ・・・ひいいっ!あっ・・・何するんですかっ!?大竹先生やめてっ・・・こんな所で嫌ですっ!」
 「うるさいっ!お前は俺の奴隷だといってあるだろうっ!」


 二本のバイブを引き抜かれ、そしてツンッ・・・と突き刺さる感触に秀子は背筋に寒さを感じた。しかしあっという間に突き刺さったそれに、逆らいようもなかった。アナルに突き刺さった、イチジク浣腸に、そして注ぎ込まれる薬液に、抵抗するひまがなかったのだ。


 「これはお仕置きだ。子供の授業参観中にトイレでオナニーをしてイキまくっている母親には、このお仕置きがぴったりだろう。くくく・・・」


 薬液を注入しきった浣腸をアナルから抜くと、大竹氏は生徒の母親の脂汗を滲ませはじめた巨尻を両手でつかみ開いた。さっきまで小型バイブを埋め込まれて開いていたアナルは、発作を抑えようと懸命に痙攣しながら閉じている。生徒の母親の腹部がぐるぐると鳴り出した。


 「うう・・・もう・・・秀子もう駄目・・・お願いです大竹先生・・・ここから出ていってくださいぃ・・・」
 「なにが駄目なんだ、このメス豚め」
 「嫌ぁっ!う○ち漏れちゃうっ!」


 大竹氏の手を振り払うように断末魔の力で身を翻した秀子は、便座を上げて便器に座り込んだ。そして、目の前の光景に、「ひいっ・・・」と喉を鳴らした。大竹氏がズボンをずらし、勃起を晒しているのだ。


 「いや、早く出ていってっ!」
 「浣腸は何度もしてやってるだろう奴隷めっ!我慢できないならさっさと俺の前でう○ちをしろっ!」
 「ぐふうっ・・・」


 頭部を鷲つかまれた秀子は、口の中に勃起をねじ込まれ、喉の奥を突かれる。えずきながら、発作を耐えることはできなかった。秀子の肛門から、勢いよく汚物が放たれた。


 「離すなよ。咥えながらう○ちをしろ」
 「むうっ・・・ぐむふ・・・」


 排便を強要されながらの強引イマラチオに、秀子は涙を流す。

 
 「いいか、これが俺のアナル調教だ。アナルを調教してほしいと頼んできたのはお前からだろう。徹底的にやってやる。よく聞け、お前の自尊心もボロボロになるほどに徹底的にな。もっとも奴隷に自尊心などないがな・・・くくくくく・・・・」


 秀子の苦痛に歪む頬に、涙がとめどなく流れ続ける。喉を貫かれる苦痛か、それとも踏みにじられる屈辱の悔しさか・・・。その秀子の口内に、大竹氏はまるで放尿するように射精した。





<><><>





 「あなた・・・ねえ・・・あなたったらっ!ちょっと聞こえてるのっ!」


 渡辺氏は、妻の大声に我に返った。振り返ると、スーツ姿のままの妻、美奈子が腕を組んで睨んでいる。


 「典子の塾の授業参観はどうだった・・・て、さっきから聞いてるのに、なにぼーっとしてるのよ」


 テーブルに並んで座っている妻の横で、こちらも座っている娘の典子が頭をうなだれていた。まるで悪い成績を怒られているようだ。不憫に思った渡辺氏は、料理を運びながら娘をかばった。


 「典子は真面目に授業を受けていたよ。それに成績も上がっているって、大竹先生がいってた。将来的には、君が望む学校にも入れるだろうって」
 「そう・・・」


 妻が娘を見つめる。だがその視線はまるで、動物を教育する調教師のようだと、渡辺氏は思った。妻は妻なりに娘を愛している。だが、その眼差しに、渡辺氏が求めている母親の温もりが感じられなかったのだ。妻、美奈子は渡辺氏よりも年上だ。三十九歳。そして渡辺氏が三十三歳だ。六歳の差がある。一流企業に属し、この時代といえども、女性ながら男性の部下を従えるまでにのし上がったといえる手腕、頭脳。その妻が、再び渡辺氏に向きなおった。


 「ところで何よ、今日はちょっと変よ。ぜんぜん人の話聞いてないし」
 「いやごめん。ちょっと疲れていただけだよ」


 そう・・・と、妻はあまり興味がなさそうに料理を食べ始めた。そして渡辺氏は、ずっと離れない昼間の光景を思い浮かべる。渡辺氏は疲れてなどいない。むしろ、不思議なほど活力が湧いているのだ。そう・・・昼間のあの女性を思い浮かべると。潤んだ大きく黒い瞳。濡れていたぷっくりとした唇。そして、苦しそうに絞りだしていたあの声・・・。昼間の授業参観で気分を悪くしていた母親。あの母親の、触れた感触。細い腰の感触。そして揺れていた胸の膨らみ。一体あの母親は・・・
 渡辺氏は、沸き起こる活力が、下半身に集中していることを、妻の横で戸惑いながらも抑えることができなかった。


[53] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  ぷー :2017/01/11 (水) 23:44 ID:NK5ZMfxE No.24197
更新ありがとうございます!
牛尾先生の時と同様に排便する所を直に見られるのは恥ずかしいようですね 笑
次の自然教室での展開が楽しみです!自然排便&野外排便&公開排便を期待してます 笑


[54] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/01/12 (木) 15:13 ID:crMLK0f2 No.24200
ありがとうございます。
渡辺氏の登場に期待が膨らみます。
早く続きが読みたいです。

[55] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  クロ :2017/01/13 (金) 19:35 ID:fGnUB89Q No.24227
「徹底的にやってやる。よく聞け、お前の自尊心もボロボロになるほどに徹底的にな」
ゾクゾクするセリフですね!たまりません!秀子の羞恥心を崩壊させて下さい!

あと渡辺先生の性癖が気になります!
堅そうな性格だけど変態な性癖だといいなw


[56] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/01/15 (日) 13:25 ID:btbUDx0Y No.24233
初恋[22]





 「じゃあ幸彦くん、今日はこれで帰るよ!」


 塾での授業が終わった後、いつも簡単に、その日の復習を隆に教えるのが常となっていた。それから幸彦少年は、自分の復習も終えると、帰り支度を始めるのだ。


 「あの・・・幸彦くん・・・」


 帰ろうと立ち上がった時に一人の少女が横にいるのに気付き、幸彦少年はその少女の名前をとっさに思いめぐらせた。話したことはない。だが同じクラスにいることは知っていた。

 
 「えっと・・・」
 「私、典子。渡辺典子」
 「典子・・・ちゃん・・・」
 「あのね・・・勉強、教えてほしいの、幸彦くんに・・・」


 その少女の、幸彦少年の名前を呼ぶ響きには迷いがなかった。幸彦少年自体は、少女の名前すらとっさに思い浮かばなかったのに・・・。そんな戸惑いの中、隣に座った少女に何か、懐かしい空気を幸彦少年は感じたのだ。


 「あのね、ここが、分からないの」
 「う、うん」


 少女の丸い瞳と見つめあって、その懐かしさが何かを、幸彦少年はすぐに感じ取ることができた。


 ・・・この子、なんか雰囲気がおばさんに似ているんだ・・・


 肩口までのセミショートヘアに少し垂れ気味の大きな瞳。親友・隆の母親、原賀秀子に似ている。しかもその醸し出すおっとりとした雰囲気まで。幸彦少年は、急速にその少女に親しみを感じ始めていた。


 「ねえ幸彦くん。あの元気な子と同じ学校なの?」
 「隆くんのこと?そうだよ」
 「時々見るよ、あの子と、もう一人女の子と、三人で一緒に帰ってるところ」
 「千秋ちゃんのこと?三人とも同じクラスなんだ」
 「ふーん。髪が長くてきれいな子だね、あの子」
 「う、うん・・・。今度運動会で、千秋ちゃんと二人三脚に出るんだ」
 「へえ。じゃあ、足を結んで、手をつないだりしてるんだ」


 幸彦少年は、突然少女の口元が歪んだのを驚きの気持で見つめた。それは、余計なことを言わない方が良かったという、不思議な感情をともなっていることにも驚いたからだ。


 「ねえ、これからも勉強教えてくれる?」
 「うん、いいよ」
 「うれしい。ありがとう、幸彦くん」


 そして、少女のぱっと明るい笑顔にも、驚きで言葉を失った。おばさんの笑顔に似ている・・・そう思うと同時に、熱く流れ出した血潮の種類が、友達の母親、原賀秀子に対するものと同じだと感じたからだった。





<><><>





 「あら幸彦くん、どうしたの急に?隆は今いないの。柔道のお稽古に行ってるわ」


 数日後、幸彦少年は原賀家を訪ねた。友達の家に単独で訪れることは何度もあったが、今回の訪問は、なぜか幸彦少年の足を重くさせていた。それは、今目の前の友達の母親、原賀秀子に聞かなければならないと思いつつ、ずっとためらっていたことを抱えているからだ。その少年の姿を見て、親友の母親は優しく声をかけてきた。


 「お入りなさい、幸彦くん」
 「う、うん、おばさん」


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 幸彦少年は、ケーキを口に運びながら、目の前の親友の母親を見た。幸彦少年と目があった原賀秀子は、ニッコリと微笑み返してくる。その笑顔に幸彦少年は、やっぱり同じだと思うのだ。熱くたぎり出す血潮。それが下半身に集まってくる様な感覚。それは最近、塾で勉強を教えている渡辺典子と隣り合って座って、目を見つめあって会話をする時と同じなのだ。千秋とはどうか?千秋と二人三脚の練習で肌を合わせていると、ドキドキする。千秋と隆がじゃれ合っていると、それもドキドキする。だが、典子や、目の前の親友の母親に生じる、熱い昂ぶりとは違う。


 「おばさん、僕病気なのかな?」
 「え?病気?幸彦くんが?」
 「・・・うん・・・僕最近、千秋ちゃんと二人三脚の練習しててね。それと塾で、典子ちゃんていう子に勉強教えてあげてるんだ。それで・・・」


 幸彦少年は、堰を切ったように話し始めた。千秋や典子と接するときの気持ち。そして、典子といるときに湧き上がる感情が原賀秀子に似ていること。そして・・・


 「そ、それにね・・・ぼ、僕おばさんのこと考えると、な、なんか・・・お、おしっこが出そうになるんだよ。典子ちゃんにも同じなんだけど、おばさんのこと考えたら・・・もっとひどいんだ。これ病気かな?おばさん・・・僕病気が悪くなって、死んじゃうのかな?」

 
 幸彦少年は、真剣な眼差しで話を聞き続けている親友の母親、原賀秀子と見つめあった。一瞬、ぞくりとするほど、原賀秀子の瞳が怖く光ったかと思うと、すぐにいつもの、柔らかい笑顔に戻った。そして親友の母親は立ち上がると、幸彦少年に落ち着いて語りかけてきた。


 「幸彦くん、ちょっといらっしゃい」


 背を向けて居間を出ていく親友の母親に、幸彦少年はついて行った。そして向かったのは、風呂場の脱衣所だった。


 「ねえ、幸彦くん。ここでのこと、覚えている?」


 幸彦少年は、ここで、親友の母親の裸体を見てしまい、そして人生初の射精をしてしまった。だがその生理現象を、少年はまだ理解していない。


 「うん。ここで僕、お漏らししちゃったんだよ。おばさんの裸を見てから、急におしっこしたくなって・・・。あれから、おかしいんだよ僕。おばさんのこと考えたらおしっこしたくなって、でも出なくて・・・あ、おばさんっ」


 幸彦少年は、いきなりサマーセーターをガバリとまくり上げ、すっぽりと頭部をくぐらせて髪の毛を振って見下ろしてくる親友の母親と、あっけに取られて見つめあった。目の前で、まるでメロンのような乳房が迫力たっぷりに揺れている。


 「ねえ幸彦くん。隆が、私とお風呂に一緒に入っていることとか、聞いたことある」
 「う、うんあるよ・・・」
 「どう思う?」
 「ぼ、僕・・・ちょっと羨ましいなって・・・」
 「そう・・・。分かったわ。幸彦くんが来る前にちょうどお風呂沸かしてたのよ。いいわ。幸彦くん、今から一緒に、お風呂に入りましょう。ねっ」
 「えっ?あ・・・おばさんっ・・・」


 幸彦少年の身長と、ちょうど原賀秀子の乳房の位置がだいたい同じ高さだ。その少年の眼前で、解放された親友の母親の乳房が、ぶるんと弾む。下着のカップ数などの知識がない少年には、ただスイカが目の前で弾んでいるような迫力だけを感じていた。ブラを取り去って上半身裸になった親友の母親は、くねくねと腰を振りながらスカートを降ろすと、小さなパンティーを、くるくると太ももに巻き付けながらずり下していく。そして、こんもりとした漆黒の茂みを、堂々と隠しもせず、親友の母親はまっすぐに立つと、少年を見下ろした。あの時、背を向けて裸身を隠した親友の母親と違う、その挑戦的な瞳に、幸彦少年は戸惑った。少年の後頭部に、親友の母親の手が絡みつく。

 
 「あ、おばさん・・・」
 
 
 抱きしめられ、幸彦少年の顔が、親友の母親の豊満な乳房に埋まった。しかし女体を知らない少年に、その柔らかさを表現することはできない。


 「幸彦くん、おばさん先に入っているから、あなたも服を脱いで、入っていらっしゃい。いいわね」
 「う、うん。おばさん・・・」


 ただ、その柔らかさの中では、親友の母親の中では頷くことしかできなかった。その柔らかさに抵抗することができなかった少年は、大きな桃のような臀部を振りながら浴室に入って行った親友の母親を見送ると、言われる通りに衣類を脱いだのだ。上を向いて勃ち上がっている幼い男性器。その意味を、少年はまだ分からない。


 「どうしたの?幸彦くん。さあ、入っていらっしゃい」
 「うん、おばさん・・・」


 幸彦少年は風呂場の扉を掴むと、手前に引いた。


[57] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/01/17 (火) 17:56 ID:HysDtSaw No.24243
いつも楽しませて頂いております。

秀子は幸彦少年をどうするつもりなのでしょうか。
まさか筆おろしまで行くとか。
今後の展開も含めて、意外な方向に行きましたので、いろんな意味で楽しみです。
続きを期待してます。

[58] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2017/01/18 (水) 11:55 ID:mPpVzQVU No.24246
初恋[23]





 いったいぜんたい、自分は何をしようとしているのだろう?湯船に浸かる秀子は思った。息子の同級生を、お風呂に一緒に入ろうと誘うなんて・・・。幸彦少年の前で全裸になり、そして自分の肉体を見つめる少年の瞳を思い返す。あまりにも少年の瞳のままだった・・・。
これまで、秀子の肉体を・・・たとえ衣類の上からでも・・・見つめてきた男の瞳はどうだったか?血走り充血し・・・オスの牙を隠す瞳。だが幸彦少年は、秀子の乳房の豊満さも腰のくびれもヒップの大きさも、その意味を理解していないような瞳だ。そう、少年はまだ、男ではない、いや少年とも言えないのではないか。おそらく中学生男子ともなれば、秀子の肉体を見ればオスの反応をするだろう。そう、幸彦少年はいまだ、少年の入り口にさえ立っていない。


 ・・・その子に私は、いったいどうしようというの・・・っ!?

 
 そう思いふける秀子に突然、ある閃きが起こった。幸彦少年。秀子にとって運命の少年。幸彦少年に導かれるように牛尾先生に犯される現場を作られた。そして犯され続け続けて、秀子は巨根の肉奴隷となった。巨根によって女の悦びを得、女として花開いた。そして巨根の持ち主のご主人様を悦ばすために、息子の担任の先生を豊満な肉体で誘惑し、3Pプレイ、二穴サンドプレイを実践しご主人様を楽しませてきた。そして今現在では、ご主人様の巨根にまだ慣れることができないアナルを開発し、アナルセックスをご主人様にもっと楽しんでもらうために、息子の塾の先生に近づき、今まさにアナル調教を受けている。そしてその塾の先生というのが、幸彦少年の父親なのだ。

 
 ・・・ひょっとしたら私が彼に何かをしようというのではなくて、また私は、彼に導かれようとしているの・・・???・・・これ以上何を・・・???・・・女の悦びを知りメスの快感を貪りつくしている私がこれ以上なにを・・・

 

 「おばさん・・・入っていい?」



 その閃きに戸惑う秀子に、声がかかる。秀子は声を震わしながら返答した。その返答は、恐れか、それとも期待なのか、秀子には分からなかった。



 「いいわよ。お入りなさい」



§§§



 風呂場に入ってきた全裸の、男性器の前を両手で隠している幸彦少年に対して、秀子の口調はきつくなっていた。それは、訳の分からない恐れを、期待を、声の震えを隠すためのようにも、秀子は感じた。



 「幸彦くん、その手をどかしなさい。恥ずかしいことはないのよ」
 「う、うん」



 少年は素直に、両手を外した。そこには、陰毛もまだ生えていない男性器が、小さく屹立していた。亀頭部分には、包皮が完全に被っている。



 「おばさん・・・僕、病気かな・・・おちんちんがこんなになって痛くなる時があるんだよ」
 「いいから幸彦くん、こちらにいらっしゃい。さあ、湯船の中に入って」
 「うん」



 秀子は、バスタブをまたぐ少年の勃起を見つめた。それは湯船の中に沈み、そして、少年未満の瞳の幸彦少年と見つめ合う。



 「ねえ幸彦くん。私のことを考えたら、おちんちんがそうなるの?」
 「うん、そうなんだよ、おばさん。・・・それと・・・」
 「ああ、そうそう。塾で一緒の、典子ちゃん・・・って子のことを考えても、そうなるのね?」
 「うん・・・ねえ、おばさん、そっちに行ってもいい?」



 幸彦少年が、豊満すぎるがゆえの浮力で湯船にぷかぷかと揺れる秀子の乳房を見つめながら言った。そしてその瞳は依然として少年未満のままだ。



 「いらっしゃい、幸彦くん」
 「おばさん・・・」



 秀子は、腕の中に入ってきた秀子にとって運命の少年を、豊満な乳房で抱きしめた。そして、ずっと、この時が来る運命だったのかもしれないと思うのだ。秀子は幸彦少年によって女の悦びを知りメスの快感を知った。そして今、その運命の少年は、瞳は少年にまで至らない幼い光を宿しながらも、その早熟な知性がオスの本能をどの子供よりも早く、男性器に反映させて、その本能に苦しんでいる。その苦しみを、解放しなくては、この天才だけが先走る少年は気がくるってしまうかもしれない。だれかが、解放してやらなくてはいけない・・・



 「ああ・・・ごめんなさい、おばさん・・・」
 「何が?幸彦くん」
 「おばさんとこうしていると、凄く隆くんに悪い気がしてきたよ。でもずっと、隆くんが羨ましかったんだ。ありがとう、おばさん」
 「幸彦くんっ」



 秀子は、自分から離れようとする幸彦少年を見て、やはりこの少年は、まだ何か自分に運命をもたらそうとしているのではないかと確信した。それはいったい何か・・・。秀子は幸彦少年の顔を両手で挟み、見つめ合いながら、その答えを探す。それは自分の言葉の中にあると知らずに。そしてたまらない愛おしさの中で、離れようとする少年を離さず抱きしめるのだ。

 

 「ねえ幸彦くん。おばさんのこと、好き?」

 

 少年が、頬を染めてこくりとうなずく。

 

 「幸彦くんのおちんちんがそうなっているのはね。おばさんのことが好きだからよ」
 「そうなの?」
 「そう。だからそうね、典子ちゃんって子のことも、幸彦くん、好きなんじゃないかな」
 「でも僕、千秋ちゃんのことも好きだよ。千秋ちゃんと二人三脚の練習してるし。でもおちんちんこんな風にならないよ」
 「それはね幸彦くん、好きっていう種類が違うのよ。そうねえ・・・きっと幸彦くんは典子ちゃんに、恋してるのよ。初恋なのよ」

 

 ・・・恋・・・初恋・・・



 その旋律の響きが、秀子に走った。冷え切った夫婦仲。離れられなくなった剛腕の巨根の快感。巨乳に理性を狂わしている青年担任教師。そしてアナル調教で秀子を愚弄し被虐する塾教師・・・。幸彦少年がもたらした運命の中に、今秀子が口にした現象があったろうか?そして今、女の悦びにメスの快感に謳歌する秀子は、幸せなのだろうか。幸彦・・・秀子に幸せを運ぶ少年。

 

 「ああっ、おばさんっ!」
 「どうしたの、幸彦くんっ?」

 

 突然苦しそうに顔を歪める少年に、下腹部に、熱いたぎりが接触していることに秀子は気づいた。



 「おしっこだ出そうだよ、おばさん。おばさんのお腹におちんちんが触れてたらおしっこが出そうだよう・・・」
 「幸彦くん、ごめんなさいね。今までありがとう。そしてこれからもね。だから、おばさんが、幸彦くんのおちんちんの治し方、教えてあげる」

 

 秀子はざばりと、湯船から立ち上がった。そして不安げに見上げる少年に手を差し伸べて、同じように立ち上がらせた。

 

 「おばさんが、僕のおちんちんの病気、治してくれるの?」

 

 秀子は幸彦少年の手を引きながらバスタブを出た。そして一緒について出た少年を、風呂椅子に座らせる。屹立する少年の勃起に向き合うように膝をついた。

 

 「幸彦くんのおちんちんはね、病気じゃないのよ」
 「あっ、何するの、おばさんっ」
 「怖くないから、じっとしていて。ね、幸彦くん」

 

 幼い屹立の亀頭をくるむ包皮に、秀子は手を伸ばした。幼い竿を優しく握り、包皮を下にずらす。その奥の肉塊が、少しだけ顔を出した。

 

 「あっ、おばさん痛いっ!」
 「幸彦くん、少しだけ、我慢して。お願い」

 

 秀子は石鹸の泡を両手にたてると、それを潤滑にして再び包皮を剥く。少年が痛がらないように、少しずつ姿を見せる肉塊と皮の間に、石鹸の泡を潜り込ませながら・・・。そして、亀頭がすべて、剥きだされた。



 「おばさん・・・おちんちんの先っぽがひりひりするよう・・・」
 
 

 生まれてたての子供の皮膚を舐めて清める草食動物のように、亀頭にまとわりついている白いかすを、秀子は慈しむように指先で取り除く。男・・・オスにとって・・・女・・・メスを・・・貫くための肉塊が、秀子の手で初めて外界に姿を現した。運命の少年。更なる運命をこの少年はもたらすのか?それは幸せなのか?

 

 「幸彦くん。じっとしてて。怖くないから。ね。おばさんを信じて」
 「あっあっ・・・おばさんっ、どうしてそんなことするのっ!?」

 

 秀子は右手を筒にして、優しく、幸彦少年の勃起の根元から亀頭の先端までをこすった。剥かれたばかりの皮は、秀子の手に合わせて名残惜しむように亀頭の半分を隠したり晒したりする。秀子はもう一方の手のひらで、幸彦少年の中に放出の仕方を知らないばかりにため込まれている睾丸の小さな袋を支えた。

 

 「ああっ!おばさんっ!おしっこが出そうだっ!」
 「いいのよっ!幸彦くんいいのよっ!出していいのよっ!」


 
 ドビュッ!!!

 

 秀子の行為を恐れながら見ていた幸彦少年が、顔を歪めて叫び、そして上を向いて上体を仰け反らせた。その瞬間、幸彦少年は秀子の掌の中で射精を始めた。人生で初めて、女の手でもたらされる射精は、激しく、秀子に撃ちかかる。秀子は、手の摩擦を優しく続け、運命の少年のほとばしりを正面から受け止めた。たまりにたまったそのマグマは、九歳の少年とも思えない強烈な勢いで飛び、そして強烈な匂いを充満させる。秀子はそのすべてを、受け止める。少年の放出は秀子の乳房に、顔に、飛び散り、そしてがくりと前のめりに気を失った運命の少年を、秀子は受け止め、いつまでも抱きしめていた。





<><><>





 幸彦少年は、迫りくる溶岩から必死に逃げていた。背後では火山が爆発し、噴石が少年を襲うように落下してくる。煮えたぎる溶岩があちこちの穴から噴出し、流れ出し、少年の足元に迫ってくる。その時、さーっ・・・と涼しい風が吹いてきた。穏やかな日差しが降り注ぐ林から吹いてくる風。幸彦少年は、その林に向かって必死に走った・・・



 「・・・ん・・・あ・・・お、おばさん・・・」
 「目が覚めた?幸彦くん」



 幸彦少年は、うちわを仰いでいる秀子と目が合った。にっこりとほほ笑む親友の母親。居間に敷かれた布団の上に、幸彦少年は衣類を身につけて仰向けに寝かされていた。その幸彦少年にうちわの風を送っている親友の母親も、服を着ていた。



 「おばさん、僕・・・どうしたの?火山が噴火して・・・僕逃げてたんだよ」
 「まあ、火山が噴火ですって?幸彦くん、あなたお風呂場で気を失ってから、夢を見てたのね」
 「あ、そうだ僕、お風呂場でおばさんにおちんちんを握られながらおしっこしたんだ。そしたら目の前が真っ白になってそれから・・・火山が・・・火山は夢なの?お風呂場のことは?おばさん」
 「そう。火山は夢よ。お風呂場でのことは、夢じゃ・・・いいえ、夢でもいいかもしれないわね。そう、夢よ。全部夢。ねえ、幸彦くん。今日の夢のことは、よく覚えていてほしいの。でも誰にも言わないで。誰にも、隆にも。私と、幸彦くんだけの秘密にしてね」
 「僕とおばさんだけの?」
 「そうよ。またおちんちんが大きくなっておしっこが出そうになって困った時は、今日の夢のことを思い出しなさい。それにしても、火山の爆発だなんて幸彦くんあなたったら・・・うふふ」
 「おばさん」



 うちわを置いた親友の母親は、少年と並ぶように身を横たえると肩肘を突いて顔を支え、もう片方の手で少年の額を撫ではじめた。その手はどこまでも優しく温かい。まるで夢の中でおちんちんを包んでくれた手のひらのように・・・



 「幸彦くん、もう一度寝なさい。あなた疲れたのよ。生まれて初めて、女の手で射精したんだから。そして起きたら、今日の夢から全部覚めたら、お帰りなさい」
 「お・ば・・さん・・・」
 「幸彦くん、あなたは私の大事な人よ。これから先、何年か後に、また悩むことがあったら、困ったことがあったら、また今日のように私のところにおいでなさい。でも私は幸彦くん・・・その時、どうなっているのかしらね・・・」



 秀子の手の中で、幸彦少年は再び沈み込んでいった。親友の母親が語り掛けてくる言葉も、耳に入りながらも、眠りに入る催眠術のようにその意味は分からない。もう火山は爆発していない。ただ少年の周囲には穏やかな春の日差しと輝く春の海が広がっていた。


[59] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2017/01/20 (金) 18:24 ID:t.cwpEag No.24253
毎回楽しみにしています。

今回の幸彦少年のエピソードはいったん終わりなのでしょうか。
それとも先の展開への伏線なのでしょうか。
いろいろと妄想しますが、次の新たな展開?を楽しみにしています。

[60] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子×牛尾ファン :2017/01/29 (日) 15:04 ID:BkH6VjoM No.24285
いつも次の展開に期待と想像を膨らませ、ドキドキしながら読ませてもらっています。
特に牛尾先生の尋常ではない思考と提案に、翻弄され、次第に魅了されていく秀子の描写は素晴らしいです。
読んでいるこちらも、そんな意図があったのかと驚き、また思いもよらない展開に興奮させられています。

執筆活動に横やりを入れるようで申し訳ないのですが、私個人の意見として、秀子の授乳する姿を見てみたいと思っております。
夫の帰省に合わせて牛尾先生の子を身籠り、母乳で張った胸を慰めてもらう、といったような展開を是非とも読んでみたいです。

身勝手な提案で申し訳ありませんが、もし宜しければ使っていただきたいです。
次回を心待ちにしております。
長文失礼いたしました。



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