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番外・息子の先生 [由美子の章]

[1] スレッドオーナー: tttt :2016/01/19 (火) 23:03 ID:podA.ePg No.22402



 由美子は、愛車CB750から降りると、チンチンチン・・・と、空冷エンジンの焼けこげる音をしばらく聞いた。バイクの黒いエンジンに、手をかざす。熱い。この燃えたぎっているエンジンに三秒と触れていると、火傷してしまうだろう。先ほどまでこのエンジン内で、燃焼爆発していたピストン。エンジン内部の機械構造を思い浮かべて、由美子は昨夜の激しさを思い出す。



 「どうだっ由美子っ!」
 「ああっ駄目っ修二っ!もう駄目止まってっ!」



 由美子の膣内を激しく速くピストンする恋人、安田修二。



 「まだ駄目だっ!由美子っ!」
 「ああだってもう・・・もう・・・イッちゃうよおっ!」



 由美子は恋人に絶頂させられ、そして、恋人の射精を膣内で受け止める。もう、ゴムの装着を要求することはなかった。恋人との肉と肉の生の摩擦から由美子自ら離れられなくなっていたのだ。それにしても、恋人、安田修二の変貌を恐ろしいほどだ。そして容赦がなかった。由美子のスレンダーな肉体に様々な体位を求めてくる。由美子が恥ずかしいと思う、バックからの挿入を拒否しようとしても、けっして許してもらえることはなかった。そして由美子はバックで攻めまくられ、何度も絶頂させられるのだ。愛撫に関しても、容赦がなかった。激しいフェラチオを要求された。恥ずかしいからと、照明を消すとか布団で顔を隠してとかは、決して認められなかった。恋人の勃起をしゃぶる由美子の表情を、恋人の視線にさらすことを絶対的に求められるのだ。
 


 由美子は、公園のベンチに座った。バイクで乗り入れたこの公園、そしてこのベンチに、由美子は目的をもってやってきた。あの女性と何度か会い、そして語りあった場所だ。二人の少年と子犬のラブラドールを連れていた女性。服の上からもずっしりと重そうな豊満な胸の膨らみの女性。まるで向日葵のような微笑みをする女性。
 恋人、安田修二は、乳房での愛撫を要求するようにさえなっている。なんという欲望なのか。由美子は、Bカップにすぎない小ぶりな乳房で、恋人の勃起を必死で愛撫する。苺色の乳首で、なすりつけるように恋人の亀頭を愛撫する。スレンダーな肉体がくねくねと蠢く羞恥。その時恋人と見つめあうと、恋人の安田修二は、由美子を見ているようで由美子を見ていないような気になるのだ。そして必ず由美子は、あの女性を思い浮かべてしまう。何カップか見当もつかないほど服の上からでも分かるあの大きな乳房なら、修二の勃起を簡単に挟んで包み込んでしまうだろう。私のこの小さな胸ではできないテクニックの数々を駆使して、修二を喜ばせるだろう。狂わせるだろう。嫉妬と憧れの混じり合ったような感情で、由美子は恋人の要求に応え続け愛撫をし続けている。



 「由美子。来てたのか・・・。時間よりもだいぶん、早いじゃないか」
 「っ!」
 


 由美子は顔を上げた。森脇医師が立っている。ハイエナ、森脇医師が、由美子を見つめている。



 「久しぶりだな」
 「・・・」



 病院から姿を消していた森脇医師に呼び出されて、由美子はここに来た。場所を指定したのは、由美子の方だ。ハイエナに対峙するために、あの女性と出会った場所を選んだのだ。あの女性が、ハイエナから守ってくれそうな気がした。




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 由美子が指定した公園の入り口に入った森脇医師は、すでにベンチに座って考え事をしている由美子を見つけ、しばらくそのまま、バイクスーツの細身の由美子の姿を見ていた。しばらく見なかった由美子の明らかな変化に、動揺が走ったのだ。美しくなっている。そう思った。そして、細身のスレンダーな肉体が、丸みを帯びてふくよかになっている気がした。由美子は、俺の奴隷だった。俺が汚し続けたのだ。由美子は、俺の餌食になって汚れきった女。それがどうしてあんなに美しいのだ。輝いているのだ。森脇医師は、由美子の写真を何十枚も持っている。汚され続けるあられもない姿の写真を、森脇医師はどうすることもできた。なぜそんなに輝いているのだ。お前など俺がその気になれば再び・・・



 「っ!」



 ・・・再び汚してやることができるんだ。そう毒づいて進もうとしたとき、森脇医師ははっきりと見た。ベンチに座る由美子の姿を覆うように白い煙が沸き立ち、その煙が白蛇となって赤い舌をシャーッと伸ばし、森脇医師をねめつけたのだ。そして言葉を発した。



 『この子に手を出したら、私が許さないわよ』



 白蛇の幻はすぐに消えたが、森脇医師の脳内にしっかりと、一人の女性と重なりあっていた。そして森脇医師はつぶやいた。



 「化け物め・・・」



 何度頭から拭い去ろうとしても消えない、たった一人の女のせいで、森脇医師は仕事を休職していた。白蛇のような化け物。いやあの女は確かに、蛇のように赤い舌をシャーシャー伸ばしてやがった。日本人離れしたグラマラスな肉体。それに不釣り合いな童顔な顔は男心をどこまでも欲望させる。あの女を犯したのは俺だ。だがしかし、俺が食いつぶされたのか・・・



 『あなたは私に何もできなかったじゃないっ!情けない人ねっ!』



 あの女は俺に犯されていながら、俺を見下ろし去っていった。俺はあの女を犯しまくっている映像の記録を持っている。あの女が放尿する姿さえ映っているんだ。俺がその気になれば・・・
 森脇医師は、由美子に向かって歩き出した。しかしその足は、止まらない恐怖で震えていた。




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 由美子は、恋人の安田修二に求婚されていた。安田修二は、今勤めている学校を辞めるといった。そして、父親が経営する病院に戻るといった。そして、由美子の看護師としての夢も、応援してくれるといった。そしていつか二人で、世の中の困っている人を一緒に助けていこうと、言ってくれたのだ。由美子は今も後悔している。目の前のハイエナによって撮られた写真を、恋人に投げつけるようにして見せたことを・・・。そしてその内容に一言も言わず、由美子の元にに戻ってきてくれた恋人・・・。
 負けたくない。由美子は、森脇医師と睨みあって、そう思った。その時、暖かいものに包まれる感覚があった。それは煙のようにもくもくと立ち上がり、由美子を守るように森脇医師を睨みつけているように感じた。由美子はふと思った。あの女性が、守ってくれているのかもしれないと・・・。



 「今日はな、これを渡しに来たんだ、由美子」



 ハイエナが、持っているバックから膨らんだ封筒を取り出して、由美子に手渡した。由美子はその中身を見て、歯ぎしりをする。ハイエナに撮られ続けた、レイプシーンの写真の束だ。



 「おいおい、そんなに恨めしい顔をするなよ。写真を全部、お前に返しに来たんじゃないか。だが、その写真データは、俺の家のどこかにあるんだがな。くはははは・・・。どこにしまったか忘れたんで、とりあえず、写真にしたものだけを返しに来たんだよ。ふはははは・・・」



 『私は、どうしたらいいんですか・・・?お願い・・・助けて・・・』



 由美子は怒りで途方になりながら、幻を探した。由美子を包む暖かい煙が、白い人影になり、そしてあの女性になった。全裸だ。白い裸身。目を見張るほどの大きな乳房。由美子の恋人に襲い掛かるように絡みつく。大きすぎる乳房で恋人の勃起を挟み、挟みながらしゃぶる。由美子ではできない秘技に悶え悦ぶ恋人の姿。



 『ああっ、悔しいっ!でも分かっていますっ。私はあなたに絶対かなわない。あなたが修二と実際に出会ったなら、絶対にあなたに奪われてしまう。悔しいっ!でも私はあなたが好きなんです。あなたに守られたい。守ってほしいっ!お願い守ってっ!』



 恋人と女性の性器が結合する。豊満すぎる乳房に苦しそうに顔を埋める恋人。恋人の腰に艶めかしい下肢を絡みつけて、細い腰を振る女性。女性の腰使いにますます苦しがる恋人。その恋人の背中を抱きしめながら、由美子を見つめて女性が笑う。そして言った・・・



 『大丈夫。あなたを守ってあげる。あなたも、あなたの恋人も守ってあげる。それが私の使命だから。あの人に・・・愛するあのお方に命じられた、私の使命だから・・・』



 そして凄まじいほどに悲しい表情になった女性の幻は、消えていった。仰け反り苦しそうに女性の中に射精する恋人を受け止めるように抱きしめながら、消えていった・・・



 「ワンワンワンワンワンッ!」
 「っ!」



 突然の犬の鳴き声に、由美子は現実に戻った。そして、子犬が先頭を走って、二人の少年をリードして引っ張ってくる姿を目にする。



 「き、君たち・・・」
 「あっ、お姉ちゃん。バイクのお姉ちゃんだよ、幸彦くん」
 「ワンワンワンッ!」
 「あっ、ジョニーを止めてっ、隆くんっ!」



 由美子の足元に絡みついてきた茶色のラブラドールの子犬を、隆と呼ばれた男の子が抱き上げた。



 「お姉ちゃん、また会ったね」



 その少年は、由美子をしばらく見上げたあと、ポカンと何かを見つめるような視線をした。まるでさっきまで由美子の恋人に絡みついていた幻を見たかのように。あの女性の幻を・・・。そして子犬を降ろすと、不意に、前を向いた。ハイエナ、森脇医師の方を向いたのだ。由美子は少年の瞳を見た。強く黒光りしているその瞳は、その光以上に強く燃えている。少年が静かに言った。そしてその言葉に、あの女性の幻の言葉が、重なった。



 「お姉ちゃん、僕が守ってあげるよ」
 『大丈夫。あなたを守ってあげる・・・』




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 森脇医師は、突然現れた子犬と二人の少年に、なぜか足の震えが余計に増したような気がした。特に、由美子の前に立ちふさがるように立っている少年。その少年は、森脇医師が持っているバックを見て、突然瞳に怒りをあらわにし、森脇医師を睨みつけてきたのだ。ガキめ・・・。森脇医師は思った。少年の怒りの意志とバックとの因果は関係ない。森脇医師が持つバックには、先ほど由美子に言った、由美子のレイプシーンのデータが内蔵されているUSBメモリーが入っている。そしてあの女・・・。あの白蛇のような化け物の女が、森脇医師に犯され、放尿する姿を記録したUSBメモリーも入っている。だがそんなことはあのガキには知ったことではないだろう。そう思った。だが少年の黒く燃える瞳を見ていると、足が震えた。それは、さっき由美子を守るように沸いていたあの白蛇の幻と同じ匂いがしたからだ。何故だっ!?



 「ワンワンワンッ!」
 「うわっ、何をするっ、このくそ犬っ!」



 少年の隣で静かにうなっていたラブラドールの子犬が、バックを持つ森脇医師の手に噛みついてきて、森脇医師はその子犬を力を込めて蹴とばした。はじけ飛ぶ子犬。



 「キャウンッ!」
 「やめろっ、ジョニーに何をするっ!」
 「このガキがっ!子供だと思ってたら容赦しないぞっ・・・っ!?」



 はじけ飛んだ子犬と代わるように飛び込んできた少年の襟首を、森脇医師はつかもうとした。そして、天地がひっくり返る。何が起こったのかわからなかった。少年の体が突然球体のように丸くなったかと思うと、地面に吸い込まれるように腕が引っ張られた。そして真っ青な空が見えたかと思うと。強烈な衝撃が背中から脳天に突き抜けた。



 「ワンワンワンッ!」
 「あっ、ジョニーっ!隆くんもっ、早くここから逃げようっ!僕おまわりさんを呼ぶよっ!隆くん早くっ!」



 ・・・真っ青な空が、グルグルと回っている。あのガキを見て震えたのは、千秋・・・、お前のせいかな?森脇医師は、別れて暮らす娘と同年代の少年たちを見て、娘の姿を思い出してしまったからだろう・・・そう言い聞かせた。そして、またあの女が浮かぶ。そう言えばあの女は、千秋と仲良く歩いていやがった。あの女は・・・どこまで俺を苦しめるんだ・・・あの化け物は・・・



 「ハイエナ・・・」



 由美子の顔が、空の中に飛び出し、森脇医師を見下ろしていった。そしてその目は、すべてを吹っ切った目だった。全てを・・・そして、汚れた過去を一切振り返らない強固な意志が、現れていた。もう、由美子の周囲にあの女の幻は浮かんでいなかった。ただ由美子の切れ長の瞳が、娘の猫のようなつり上がった目に重なってしようがなかった。それは、いつも草葉の影から見ていた娘が、未来に向かって元気に歩く姿になっていった。



 「千秋・・・お前を守りたい・・・」



 森脇医師を見捨てるようにバイクにまたがってエンジンをかけた由美子を目の端にとらえながら、森脇医師はつぶやいた。



 この後、森脇医師は日本を離れ、戦地に自ら赴いていった。それは奇しくも、森脇医師が犯し汚した由美子と同じ行動だった。だが二人の最期は、あまりにも対照的なものになる。由美子は途上国で疫病と戦う新しい看護システムを開発し、世界から称えられる日本女性となるのだ。森脇医師は戦地で這いつくばるように医療活動を続け、一年後、爆撃に巻き込まれ行方不明になる。誰もその名前を知る者はいない。だが、ハイエナ、森脇医師に救われた、少年少女の命は一年の間に相当数にのぼる。それは、隆や幸彦少年や、森脇医師の娘、千秋と同年代の戦地の少年少女たちだ。
 


 もちろん森脇医師が、娘、千秋のその後の成長を知ることはない・・・
 自分を投げ飛ばした少年が後に、『日本狼』と人々から言われ、日本柔道界の救世主になる人物だとは知ることはない。そして、千秋の夫となる少年だとも、知ることはないのだ。




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 バイクにまたがった由美子は、地面に転がっているハイエナ、森脇医師が虚ろに見ている空に、顔を上げた。晴れ渡っている空。その空と、同じように、心が晴れ渡っていく。いったい何が起こったのか?



 『やめろっ、ジョニーに何をするっ!』
 『このガキがっ!子供だと思ってたら容赦しないぞっ!』



 ラブラドールの子犬を蹴とばした森脇医師に、少年が飛びかかっていった。小さな少年の首根っこを掴もうとした森脇医師。その時突然、少年の体が剃刀のような音を立てたのだ。由美子にははっきり聞こえた。



 「・・・シュンッ・・・」



 まるで剃刀が空気を切り裂くような音。次の瞬間、森脇医師の体が宙に舞い、地面に背中から叩き付けられていた。森脇医師の手から放り出されたカバンを子犬が口に咥え走りだし、幸彦くんと呼ばれていた少年が隆と呼ばれた少年をうながすようにして、二人の少年も駆けていった。いったい何が起こったのかよく分からない。ただ、あの少年が空気を切り裂くような音を立てたとき、由美子の心の中も同時に切り裂かれたのだ。動脈を切られたように、どろどろの膿が心から勢いよく飛び出して行き、そして、森脇医師が空を見上げながらぶつぶつと何かをつぶやいていた。その目は、虚ろだった。ハイエナ・・・。由美子はそれだけを言って、森脇医師を捨て去った。過去はもうどうでもいい。見事な切れ味で切り裂かれたのち縫合された心のなかに、早く何かを詰め込みたかった。空の向こうに、ジャングルが、田園が、砂漠が広がる。由美子は、愛車CB750を発射させた。この愛車だけは空の向こうに持っていこうと思った。そして、修二・・・。あなたと一緒に、世界を救いたいわ。そう思った。



 「隆くん、本当にいいのっ!?」
 「ワンワンワンッ!」
 「いいんだよっ、捨てちゃおうっ!なにこれ、消しゴムみたいじゃんっ!捨ててもいいよっ!」



 公園の端の池のほとりに、さっきの少年二人とラブラドールの子犬がいた。由美子はバイクを停めた。隆と呼ばれた少年が、池に向かって何かを投げている。小さな、消しゴムのような形の何かは、森脇医師がカバンの中に所持していたUSBメモリーだ。ふっ・・・と、またあの女性の幻が浮かんで、少年を見つめて何かを言ったのを、由美子はかすかに聞いた。



 『守ってくれて、ありがとう』



 そういった女性は、今度は由美子の方を向き、そして、向日葵のようにほほ笑んだ。もう、恋人の安田修二に絡みつく淫らな姿ではなかった。なぜか、荒野に立つ白衣の母親の笑顔が浮かんだ。女性の幻が空に消え、由美子はその空に向かってつぶやいた。



 「お母さん、私も行くよ」



 由美子は、スロットルを回し、再び走りだした。


[105] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  応援してます :2018/03/12 (月) 18:14 ID:l7Kcoq0E No.25784
頑張って

[106] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  川崎リハビリテーション学院古米良幸 :2018/04/08 (日) 06:53 ID:35GycR8Q No.25897
更新されたと思ったんだろう、馬鹿、馬鹿、馬鹿〜!

[107] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2018/04/13 (金) 09:36 ID:ghEL4FCc No.25905
久しぶりになってしまいました。
その分、更新したものを沢山読めてよかったです。
正志とのこと、渡辺先生とのこと、そして牛尾先生の名も久しぶりに出てきて良かった。
続きを期待してます。

[108] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2018/12/05 (水) 18:02 ID:rGhxigFw No.26431
初恋42



 「ううっ!!」

 膝立ちの道弘は、精液をびちゃびちゃと床に並べている数冊の雑誌に放出した。どの雑誌も「巨乳熟女」、「爆乳人妻」などの文字とともに、30〜40代、さらには50代の女たちが、豊満な乳房を強調するポーズをとっている写真が写っている。道弘はそれらの雑誌でマスターベーションにふけり、たった今激しく射精したのだ。自慰の快感が去り、道弘はパンツをはいて立ち上がった。そして、男なら必ずおとずれる射精後の虚無感を・・・まったく感じなかったのだ。むしろ、自身の精液がまみれた雑誌を眺めて、興奮し、驚く早さの復活の兆しをみせていた。道弘の耳に、あの、甘い声が響いていた・・・



 「あら・・・ごめんなさい。次はあなたの番だったのに。こんなに濃いお精子、空打ちさせてしまったわね。可哀想・・・。あなた、おっぱいが好きなんでしょ?あなたのおち○ぽ、パイズリでもう一度元気にしてあげるわね。それから、セックスしましょ。今度はちゃんと、私のおま○この中に出させてあげるから」



 はあはあはあはあ・・・道弘は呼吸を荒らげ、完全に復活した勃起を、パンツの上からしごく。うねる細腰、弾む巨尻、脳裏に浮かぶ真っ白い豊満な肉体。



 「くそっ・・・俺だけどうして・・・」



 不良グループの仲間、純と達彦とセックスで躍動していた桃のような形の良い巨尻と折れそうなほど細い腰を思い出した。十代ながらセックス経験豊富な二人の不良に犯されながら、逆に二人を蹂躙しかえしていた。あの女はいったい、どんな女なんだ。塾講師の大竹という男から輪姦するようにけしかけられたが・・・逆に圧倒されたあの・・・あの巨大な乳房。道弘の勃起を完全にホールドし包み込んだ、あの乳房


§§§




 ピンポーン・・・


 玄関のチャイムが、その時なった。不良グループの取り巻きの女たちの一人かもしれない。くそ、追い返してやる。いや逆に連れ込んで、憂さ晴らしに犯してゴミのように中にぶっ放してやろうか。そうしよう。ふたたび昂っていた射精欲を隠すように、ズボンをはくと、罠にかかった草食動物を捕らえる肉食獣のような気持ちで道弘は玄関に向かった。そして、ドアを開き、後ずさり、呻いていた。



 「ど、どうして・・・ひ、ひ、ひで、秀子先生が・・・」
 「こんにちは、道弘くん、ふふふ・・・」
 「あっ」




 玄関に呆然と立ち尽くす道弘の横を、軽やかにすり抜け、上がり込んだ秀子は、道弘が一人暮らしをしているアパートの散らかった汚れた部屋を見渡した。そして、コートを脱ぐと、近くにあった椅子の背にひっかけた。爆弾のように飛び出したニットシャツの胸の膨らみ。秀子が少し体を動かすだけで、タプタプと揺れている。



 「そんなところに立っていないで、上がったら?道弘くん、あなたの家でしょ。さあ、あの時のつづきをしましょ。あなただけ、お預けになっていたでしょ」



 挑戦的に見つめてくる秀子を、道弘は呆然と見ていた。そして、肉食獣の視線に捕らえられた草食獣のように、小さくなっていた。


[109] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  tomo :2019/04/15 (月) 23:19 ID:h7SqRq96 No.27067
秀子さーーん お元気ですかー 待ってますよー

[110] 熟れた牝と猛りきった牡の情事を今ひとたび…  秀子×牛尾先生編 :2019/08/04 (日) 03:30 ID:i9iT3SJw No.27201
情熱的に、濃密に絡み合う秀子と教師牛尾の逢瀬を心待ちにしております。
世間体を捨てメスに成り果てた秀子の艶躰と、その麗しい肉体に逞しきオスの剛体を本能のままにぶつける様は芸術とも呼べるほど完成度の高い作品となっていました。
是非とも今一度あの情欲をそそる場面を垣間見させて頂きたいです。


[111] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2019/08/16 (金) 11:03 ID:OWpjDIgI No.27214
初恋43



 秀子は、大山正志から聞いたアパートの前に立ち、二階を見上げた。そこは、道弘が借りている部屋だった。純、達彦、道弘の札付きの不良三人も、かつては一戸建ての家に住んでいたという。しかし、三人の父親たちが大山電気をリストラされてから、家を売り、引っ越していったという。家族が、バラバラになっていったのだろうか・・・
 秀子は、錆びた鉄の階段を、コンコンと上がっていった。そして、道弘の部屋の前に立った。二階の通路を見渡す。どの部屋の前にも、洗濯機が置かれていた。それらは、例えば大山電気が販売している最新式の洗濯機ではなかった。どこのメーカーかもわからないほど古びた、ふた昔も前の旧式の洗濯機だ。針金のハンガーで風に揺れる洗濯物、汚れた子供の三輪車・・・それらが、底辺での生活の匂いを秀子に教えるのだった。裕福な家庭に育った秀子は、経済力のある夫と結婚し、今でもお金に苦労することはない。したこともない。秀子は、道弘の部屋の呼び鈴を押した。



 「ど、どうして・・・ひ、ひ、ひで、秀子先生が・・・」



 ドアを開けて出てきた道弘が、驚愕して後ずさった。秀子は部屋の奥を見た。乱れた内部は、高い所から転げ落ちてきた匂いを放っていた。そんな香りと無縁に生きてきた秀子は、今からその中に入ろうとしている。どうして?何のために?大山正志を男にする約束をした秀子は、その前に、三人の不良の中で一人だけ強姦を許していない道弘に、この肉体を犯させなければならなかった。なぜ?大山正志の童貞の勃起・・・そのサイズは、ご主人様、牛尾先生の男根と匹敵していた。その若竹に女の粘膜を教える。その前に、秀子を蹂躙しにやってきた不良たちとはケリをつけなければならない。それは、底辺を知らずに生きてきた秀子自身への戒めなのか?高い給料を入れてくれる海外に住む主人を裏切り続ける女への罰なのか?そして・・・その先には・・・何があるのか?


 ・・・幸彦くん・・・


 ・・・渡辺先生・・・


 運命の少年、そして淡い恋心を抱く男性の名前を心に浮かべ、秀子は道弘を見すえた。怯える道弘。秀子は、迷っていなかった。全ては、導かれているのだ、秀子の豊満すぎる肉体。オスを引き寄せにはおけない美しく熟れた豊満な肉体に、秀子は自らの運命を委ねた。





жжж





 「あ、それは・・・」



 秀子が視線を、床に放り出されている雑誌に移した。それは先ほど、道弘がマスターベーションに使っていた雑誌だ。



 「へえ、道弘くん、あなた、こういうのが好みだんだね・・・」



 『巨乳熟女』、『爆乳人妻』等の雑誌を、拾い上げた秀子が、怪訝な表情をして鼻をクンクンと鳴らした。そして、道弘の方に向き直り、ニンマリと微笑みながら近づいてくる。その姿には妖艶な炎が揺らめいていた。道弘は、逃げるようによろめくと、転ぶように椅子に尻をついた。



 「道弘くん、オナニーしてたのね。雑誌に掛けたでしょ。凄い匂いがしてる。ねえ道弘くん、私、あなたの趣味に合う?一応、人妻で、三十九歳なのよ」



 目の前に立った秀子を、道弘は見上げた。巨大なニットの胸の膨らみを見た。そのニットの裾を、秀子が両手で潔くがばりと持ち上げる。飛び出す、巨大なカップのブラに包まれた二つの脂肪の塊り。



 「ねえ道弘くん、私、94センチのHカップなの。道弘くんの好みに合う?ねえ、見て」



 細い両腕を背中に回して、ホックを外した秀子は、転がるように落ちてくるカップを受け止めた。ボロン・・・と飛び出す、豊満な乳房。それは、美巨乳だ。巨大な乳房はしかし、全く垂れることなく釣り鐘型につんと上向いている。その迫力とは逆に、ピンク色の乳輪は小さく乳首は小粒で可憐だ。見惚れる道弘の膝の上に、秀子は自らの下着を置いた。



 「でもね、道弘くん、最近この下着、きつく感じるの。どうしてかしら?ねえ、道弘くん、サイズ計ってくれないかしら」



 目ざとく見つけたであろう、テーブルの上のメジャーを秀子は手に取って、道弘に差しだす。そのメジャーは奇しくも、巨根自慢の道弘が使っているものだ。汚すために部屋に連れ込んだ少女たちの目の前で自分の勃起のサイズを計り、巨根を見せつけ、それから犯す。それを見て、純と達彦が笑う。少女たちを侮辱するための道具だった。奇しくも、道弘を圧倒する乳房を計測するために、今、使わされようとしている。しかし道弘は、抵抗もなくメジャーを受け取った。そして、突きだされた美巨乳に魂を奪われたように手を伸ばすのだ。秀子の背中にメジャーを回し、乳首の上を通し、胸骨の真ん中で合わす。



 「何センチ?道弘くん」
 「きゅ・・・96センチ・・・」
 「え?2センチも大きくなってる。・・・ねえ、アンダーも計って」



 まるでスイカのような二つの乳房を両手ですくい上げる秀子の背中に、道弘はもう一度メジャーを回した。道弘は、自ら使うメジャーにまるで絡めとられていた。かつて凌辱した少女たちのように・・・



 「ねえ、何センチ?」
 「ろ、65センチ・・・」
 「じゃあ、Hカップでは駄目ね。Iカップに買い替えないといけなわ」
 「あ、秀子先生っ」



 サッと身を屈めた秀子が、椅子に座る道弘の膝の間に入り込んできた。たっぷりと乳房が揺らしながら、秀子は道弘のベルトに手を回す。そしてデニムを両手でずり下げるのだ。道弘は抵抗することもなくお尻を持ちあげていた。目には期待と共に豊満な美巨乳だけが映っている。デニムごとずり下がっていったパンツの中から、勃起が飛び出す。



 「ふふふ、大きいね、道弘くんのおち○ぽ。ああ、硬くて熱いわ」
 「ああっ、秀子先生っ!」



 勃起を握られ、にゅるにゅるとしごかれながら、道弘は豊満に揺れる美巨乳を内腿に押し付けられていた。この世のモノでないような柔らかさ。



 「ねえ道弘くぅん・・・私はあなたの好みに合うぅ?39歳の子持ち人妻でぇ・・・バスト96センチのIカップなのぉ・・・ねえ?どうなのぉ?」
 「うああ・・・タイプだよお・・・ぐおお・・・秀子先生みたいな女、すげえ好みだよお・・・」
 「ありがと。ふふふ、じゃあ、あの時の続きね。パイズリしてあげる」
 「ぬうおっ!秀子先生っ!」



 ずいと前に出てきた秀子に、道弘ははさみきられた。両手ですくい上げられた96センチIカップ乳に、やすやすと勃起をホールドしきられた。かろうじて苦しそうに谷間から顔を出す亀頭の先端。その姿は、少女たちを犯してきたが本当は哀れだった自分自身だった。巨根を見せつけ怯える少女たちを見下してきたが本当は惨めだった道弘自身だ。その亀頭の割れ目に、秀子は赤い舌を伸ばしてうふんうふんと舐める。それはまるで親猫が子猫を舐めるような、慈愛の行為だった。



 「秀子先生っ!気持ちいいよ秀子先生っ!」


 道弘は尿道から入り込む快感に全身を支配されて叫んでいた。


 


 


 


[112] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  tomo :2019/08/17 (土) 23:52 ID:9dDPUkGs No.27215
投稿 ありがとうございます。待ち焦がれておりました。
続きも是非お願いいたします。


[113] Re: 番外・息子の先生 [由美子の章]  秀子ファン :2019/10/15 (火) 15:15 ID:7e2JGLZQ No.27289
諸事情により、しばらくアクセスできませんでした。
まだ続いていて、秀子ファンとしては大変嬉しく思います。

同じ爆乳熟女フェチしては、道弘くんとの続きが是非読みたいです。
首を長くして、次回を楽しみにしています。


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