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[Res: 67385] Re: 家内の情事(最終章) 寝取られ人 投稿日:2011/06/14 (火) 14:20
大変いいお話です。
映像を残しておかないとあとで後悔します。過去ログも拝見してますから。

[Res: 67385] Re: 家内の情事(最終章) 過去ログ見れなかった皆々様に 投稿日:2011/06/14 (火) 16:08
No.7



その翌日、私は朝からDVDのことばかり気になっていましたが、会社に出勤すると電話や来客に忙殺され、いつのまにか忘れてしまっていました。
昼前ぐらいになり、ようやく落ち着いて自席でほっとしていた時、目の前の電話が鳴りました。一階受付の女子職員からの内線電話でした。

「今、一階ロビーに神崎様という方がお見えですが?」

私は一瞬誰かわかりませんでした。 神崎?? もしかして 健太君か…

「わかった、すぐ行くからしばらく待ってもらってくれ」

私は慌てて席を立つとエレベーターに乗り、健太君の待つ一階へ急ぎました。一階のロビーに行くと、健太君はソファに座っていましたが、私の顔を見るなり立ちあがりました。

「すみません、お仕事中にお呼びたてしまして」

「いやいや、どうしたんだい?」

「はい、ご依頼の物をお持ちしました。少しでも早いほうがいいと思いまして立ち寄らせていただきました」

私は手を差し出してソファに座るよう促しました。健太君は会社での私の立場に配慮して、笑みを浮かべながらも口調はビジネス的で、いかにも取引先という雰囲気を出していました。若いのになかなかやるな、私は感心しました。
健太君は鞄の中から自分の会社のネーム入りの封筒を差し出しました。
私は封筒を受け取って中身を確認しました。中にはケースに入ったDVDが一枚ありました。

「ありがとう、早速後で確認しておくよ」

「どうかよろしくお願いします」

健太君は深く頭を下げた後、顔を上げながら小声で言いました。

「ノーカットでダビングしてます。感想をお聞かせいただいていいですか?今晩にでも」

「そうだな、また連絡するよ」

健太君は爽やかで誠実そうな笑みを浮かべながら会社を出ていきました。いい子だな、私は改めて思いました。多分異性にもモテるんだろうけど、あんな子がどういうつもりでうちの家内に好意を寄せているんだろうか、そんなことを思いながら席に戻りました。
しかし、どうも仕事をする気になれません。今から帰れば、家内も子供も家にいませんからDVDをゆっくり見ることが出来ます。
私は、上司に急用ができたからと言い、午後から半休をとり帰宅しました。

[Res: 67385] Re: 家内の情事(最終章) 過去ログ見れなかった皆々様に 投稿日:2011/06/14 (火) 16:13
No.8





家に帰ると着替えをすることも忘れ、居間でDVDを再生させました。いつになく緊張し、心臓がドクドクと動いているのがわかりました。
映像に畳の部屋が出てきました。その部屋の隅にビデオをセットしたのか、和室の部屋とその奥にあるダイニングまでが映っていました。
健太君の後姿が見え、ダイニングの端にある入り口のドアを開けるとコートを着た家内が入ってきました。

「おじゃましま〜す」

ボリュームをかなり上げないと聞こえにくいぐらいでしたが、何とか聞き取れました。

「どうぞ、散らかってますけど」

「うわーぁ、ほんとに散らかってるわね。いかにも若い男の部屋って感じ」

家内はコートを脱ぎながら言いました。コートの下は昨日見た服装とまったく同じでした。

「さぁーてと…」

家内は買ってきた食材を出すとキッチンに向かいました。

「あれーーぇ、健太君 調味料は?お米もないけど…」

「いやー、そういゃあ ないですね。使わないし、腐っちゃうから」

「もーっ しょうがないわね」

家内はタイニングの椅子に腰掛けて、紙に何かを書いて健太君に渡しました。

「ねえ、これ買ってきてくれる?」

「はーい、わかりました」

健太君は出かけていき、家内はキッチンに立って準備を始めました。家内がキッチンに立つとカメラからは死角になって見えなくなりました。心臓が高鳴っていた私も落ち着いてきて、画像を早送りしながら見ました。
しばらくして健太君が買い物から戻りましたが、家内が食事の用意をする後ろでうろうろしたりする映像ばかりが続きましたので、どんどん早送りさせました。
映像を見ながら自分がよからぬ期待をしているのを自覚しましたが、まったくそんな雰囲気はありません。

やがて食事が出来あがり、畳の部屋で向かい合わせで食べている映像が映りましたが、食欲旺盛でバクバク食べている健太君の姿が印象的なぐらいでした。
やっぱりなにもなかったんだろうな、ホッとしたようなガッカリしたような気持ちでした。

やがて、食事も終わって二人でテレビを見ていた時に、健太君がサイドボードを指差しながら言いました。

「そこにお客さんにもらったワインがあるんですよ。仁美さん よかったら飲みませんか?」

「へーっ、高級そうなワインね。私 お酒あまり飲めないけどワインならいただいちゃおうかな」

ワインを傾ける二人の姿がしばらく続きました。

ワインをゆっくり飲みながら、二人が談笑する映像がしばらく続きました。

「あーっ、おいしい。すごく飲みやすいね。後がちょっとこわいけど」

「そうですよね。ワインは結構後から酔いがまわりますよ。でもまあ、最後の一杯ということで」

健太君は家内のグラスにワインを注ごうとしました。

「えーっ、私を酔わそうとしているでしょ(笑)」

「まさか、とんでもないですよ!」

健太君は真顔で否定しました。

「あはは…それよりさ、健太君聞いてもいい?」

「ええ、何ですか?」

「健太君、彼女いるの?」

「う〜ん、いないですよ。いない歴がもう2年かな」

「ホント?そんなふうに見えないわ。ねぇ、モテるんでしょ」

家内は少し酔っているのか、ややテンションが高い感じで健太君を質問攻めにしていました。

「全然モテないですよ。僕、これでも奥手なんですよ」

「ふ〜ん、でも好きな人とかいるでしょ?」

「ええ…いますよ。内に秘めてますけど」

健太君は視線をそらしながら言いました。

「なんだーっ、いるんじゃない。じゃあ、さっさと告白しちゃいなさいよ。誰なの?会社の女の子かな。言えないなら私が言ってあげようか?」

すっかり家内に主導権を握られてしまったような健太君は、やや言いにくそうに言いました。

「いえ、なんて言うか…その人、結婚してるんです。だから…」

「へーっ、そうなんだ。叶わぬ恋ってやつね。その人、お客さん?」

健太君は家内を見つめながら言いました。

「そうです、今僕の目の前にいます」

[Res: 67385] Re: 家内の情事(最終章) 過去ログ見れなかった皆々様に 投稿日:2011/06/14 (火) 16:21
No.9




健太君の言葉に家内は凍りついたように動かなくなりました。しかし、それはまったくの一瞬のことで、やや気まずい雰囲気をかき消すように言いました。

「あはっ(笑) どうもありがとう。うれしいわ、そんなこと言ってくれて。今日食事を作ってあげたご褒美かな」

「あっ、いや、あの…仁美さん」

健太君は何か言おうとしましたが、家内はそれ以上聞いてはいけないと思ったのか立ち上がりました。

「もうこんな時間だわ。健太君、私帰るね」

家内はコートを着ると、出口へ向かって歩き始めました。健太君が『告白』をしてから一気に流れが変わったような感じです。
健太君は慌てて家内の後ろに歩み寄って言いました。

「仁美さん、あのぅ…また、来ていただけますよね?」

出ていこうとした家内は振り向いて、笑みを浮かべながら言いました。

「そうね〜、じゃあ次は健太君の手料理をご馳走になりに来るわね、じゃあね」

家内は手を振りながら出ていきました。
しばらくじっとしたままの健太君の後姿が映っていましたが、DVDはそこで終わったのです。

心の中で良からぬ期待をして、ドキドキしながら見ていた私にとってはいささか拍子抜けの内容でしたが、何となく爽やかなドラマのような感じでした。

私は感想を聞きたがっていた健太君に連絡を取りました。

「あっ、健太君、今いいかな?DVD早速見せてもらったよ」

健太君はあまりに早く私が電話をしてきたことにびっくりした様子でした。

「えっ!もうご覧になられたんですか。それで、いかがでした?」

「いやいや、健太君の言ってたように本当にびっくりしたよ。一昔前にあった青春ドラマみたいだったよ(笑)」

「すみません、びっくりしますよなんて言ってしまって、お恥ずかしいです。最後の言葉はちょっと余計でしたね」

健太君はやや申し訳なさそうに言いました。

「いや、いいじゃないか。一回りも年下の男に好きだと言われて怒る女なんていないさ。それにまた行くようなことを言ってたし、家内も満更じゃないみたいだな。それにしても、健太君は律儀だなあ」

「えっ、どうしてですか?」

「だって本当に指一本家内に触れなかったからなあ」

「ええ、でもそれは約束でしたから当然ですよ。まして、上坂さんの奥さんですから…」

「本当は触れてみたかったんだろ?」

私はやや意地悪な質問をしました。健太君の本音を聞いてみたかったのです。健太君はしばらく黙っていましたが、ゆっくりと言葉を選ぶように言いました。

「それは、僕も男ですから。失礼を承知で申し上げますと…仁美さんを抱きしめたかったです、すみません」

「謝ることはないよ。そんなに家内のことを思っているなら、次は健太君の思いのままに接してみろよ」

自分でも信じられないような言葉がつい出てしまいました。今まで48年の人生で思いもよらなかった寝取られ願望のようなものが、私の中でフツフツと沸いていたのです。

「えっ…でも、それは いくらなんでも」

「但し、早まるなよ。あくまで家内の意思を尊重すること、無理強いはだめだ。それとビデオ報告は必ずすること」

私は一応くぎを刺しておきました。健太君はしばらく迷っている感じでした。

「ありがどうございます。上坂さんのご好意に感謝します。でも、どうしてなんですか?上坂さんにとって大事な奥さんが、もし私と…なんて言うか、男と女の関係になってしまったら」

「う〜ん、うまく言えないけどなあ。家内は結婚してから俺以外の男性とは付き合っていないはずだから、本当に迫られたらどうするのか見たし、寝取られ願望みたいなのも正直あるし…こんなことは誰にも言えることでないからね。ただ、健太君が律儀で誠実な男であることはよくわかったから、家内に乱暴したり無茶なことはしないだろうと思ってるよ」

「そうですか、わかりました。今はまだ心の整理ができませんので何とも言えないですが、また仁美さんをお招きしたいと思います」

果たして健太君はどうするか、しばらく私は静観していたのですが、家内とのメール交換はその後も続き、3月の中旬頃でしたが再度家内が健太君のマンションに行く日が訪れました。

[Res: 67385] Re: 家内の情事(最終章) 過去ログ見れなかった皆々様に 投稿日:2011/06/14 (火) 16:25
No.10




「今晩また健太君のマンションに行ってくるね。今日は健太君がご馳走してくれるって言うから」

当日の朝の出勤前に、家内はさらっと切り出してきました。今晩誘っていることは健太君から事前に聞いていたのですが、私はやや大袈裟に返事しました。

「本当かよ?あいつが料理をするのかい」

「ちょっとあやしいけどね。今日は僕が作りますから試食してくださいって言うから、それ試食じゃなくて毒味じゃないのって言っちゃった」

「ははっ(笑)お前もきついなあ。まあ、食生活には十分気をつけてやれよ。料理が出来なくても、牛乳とか納豆とか身体に最低限必要なものを毎日摂る習慣をつけてやったほうがいいな」

「そうよね、夕食は用意しておくからお願いね」

家内と健太君はあの『告白』の日からもメール交換は続けていたのですが、健太君から転送されてきたメールを見る限りでは、お互い核心に触れることを避けているような内容ばかりでした。当たり障りのないような話ばかりで、やっぱり健太君はこれ以上のことをする勇気はないのかな思っていたのですが、料理に挑戦するからということで家内を誘ったようでした。

二度目の訪問、そして健太君の『告白』後初めて二人きりとなる日です。しかも、無理矢理でなかったら何をしてもいいと了解したも同然ですから、私は仕事中も落ち着きませんでした。
今日も早めに仕事を切り上げて家で家内の帰りを待とうと思い、落ち着かないながらも仕事のピッチをいつになく上げて帰ろうとしたのですが、夕方に取引先から思わぬクレームが入りました。ミスをした部下と一緒に取引先を訪問し、ようやく解放された時は夜の11時を過ぎていました。
取引先を訪問中は携帯を留守電にしていたのですが、その間に健太君から着信歴が2回とメールが1回、家内から着信歴が1回ありました。
私は取りあえず家内に連絡をとりました。

「すまない、急にクレーム処理が入って今やっと終わったところだ。部下と一緒だから軽く食事をして帰るよ」

「そうだったの、お疲れさま。私も1時間ぐらい前に帰ったんだけど、弘毅がお父さんから連絡もないしまだ帰ってないって言うから心配してたのよ」

「連絡が取りにくい雰囲気だったからな、先に寝ててくれればいいよ、じゃあ」

家内は電話の感じではいつもと変わらない様子でした。
今日は一体どうなったのか、私ははやる気持ちを押さえながら、健太君のメールを開けました。メールを受信した時刻は9時半過ぎでした。

゛上坂さん、お仕事中でしたら申し訳ございません。留守電でしたのでメールを送らせてもらいます。9時過ぎに仁美さんはお帰りになりました。またDVD報告をさせていただきますが、もしよろしければ明日昼食をご一緒させていただけないでしょうか。会社の近くまで行きますので。今日は1歩前進というところでしょうか?゛

意味深な健太君のメールでした。1歩前進ということは、健太君の『告白』に対して家内が何らかの返事をしたか、健太君が『告白』以上のことをしたか、いずれかということなのでしょうか。
私は健太君に明日の待ち合わせ場所をメールして、帰宅したのは日付が変わってからでした。

私は深夜に帰宅しましたが、家内は寝ないで待ってくれていました。

「おかえり、大変だったね」

「ああっ、散々だったよ。今の時代はいろいろうるさいよ。以前なら電話で謝ったら済んでいるのになあ…それはそうと、どうだった?健太君の料理は」

「えへっ、もう笑っちゃうわ。あれでよく食事をご馳走しますなんて言えたものね。結局ほとんど私が作っちゃったわ。でも自分でやろうとするだけでもいいことよね」

「そうだな、まあ本人が自分で食事に気を使うようになることはいいことだよ」

「そうね、いつまでも若くないしね」

「さぁ、俺は風呂に入るから先に休んでくれよ」

食事のことなどは正直どうでもよかったのですが、家内がそれ以上何も言いそうな感じでもなかったので私は風呂に入りました.

[Res: 67385] Re: 家内の情事(最終章) 過去ログ見れなかった皆々様に 投稿日:2011/06/14 (火) 16:33
No.11




翌日の昼、健太君は約束の時間に待ち合わせ場所の喫茶店に来ました。DVDを受け取り、昼食を共にしながら健太君に聞いてみました。

「1歩前進か?どんな前進なのか楽しみだな、ゆっくり見せてもらうよ。家内は特に変わった様子はなかったけどな」

「そうですか、むしろ変わっておられない方がいいですね。何事もなかったかのように自然の流れとして受けとめていただければ、僕もうれしいです」

「そうか、自然の流れの中で1歩前進か。ますます楽しみだな」

私は健太君に余裕の表情を見せていたつもりでしたが、心の中では早くDVDを見たくてたまらなかったのです。
その日は7時頃に帰宅しましたが、DVDを見ることが出来た時は11時を過ぎていました。家内が寝室に入ったのを確認し、私はボリュームを落してドキドキしながら再生させました。

DVDに出てきた健太君の部屋は前と何も変わっておらず、ビデオが隠されている位置もまったく同じのようでした。
二人でキッチンに立って食事を作っているのか、家内と健太君の姿が見え隠れし、時々話し声も聞こえてきました。

「ああっ、だめよ。それは先に煮込まないと」

「ちがう、ちがう、いいわ それは私がするから」

どうやら健太君が何とか自分でしようとしているのを、家内は見ていられないといった雰囲気です。

その後は前と同じような光景でした。二人で食事をしながら談笑し、その後はまたもやワインを傾けていました。

「健太君もやればできるじゃない、私 見直したわ」

「そうですか、でも全然ですよね。仁美さんがいないと悲惨な料理になってとても食べられたものじゃないですよ」

「いいの、いいの、食事に気をつけようと思うだけでも全然違うから」

家内に褒められて健太君はすごくうれしそうな顔をして笑っていました。
まさか、これが1歩前進なのかな、そうだとしたらとんだ筋違いな前進だな…
そんなことを思いながら、前とほとんど変わりないDVDに私も飽きてきたところでしたが、健太君が家内に言いました。

「仁美さん、肩がこるんですか?」

家内がワインを飲みながら時々肩のあたりを触っているのをみて健太君が声をかけたのです。

「うん、私 結構若い頃から肩がこるタイプなのよね」

すると健太君はちょっと深呼吸して言いました。

「そうなんですか、もし…よかったら僕が揉んであげましょうか?」

「ほんとに?じゃあお言葉に甘えちゃおうかな」

すると健太君は家内の背後にまわり、後ろから家内の肩に手をおいてゆっくりと揉み始めたのです。健太君が初めて家内の身体に触れた瞬間でした。

これか……確かに前に比べれば1歩前進だ、

健太君の手はやや震えているようでしたが無理もないでしょう。指一本触れることが出来なかったのに、今は堂々と家内の肩に触れているのです。
健太君の手には服の上からとはいえ家内のブラジャーの感触も伝わっているのか、顔が真っ赤になっていました。

家内もやはり最初は意識したのか、やや恥ずかしそうにしていましたが、じわじわと心地よくなってきた感じです。
やや顔を赤らめながら、下向き加減で目を閉じて健太君の肩揉みに身を任せていたのでした。
大きな手でゆっくりと肩を揉みほぐした後、健太君は左手を家内の左肩において支えると、右手で首の下から背骨へとゆっくりと指を立てて指圧するように摩っていきました。
すると、下向き加減だった家内は身体を反りかえらせて顔を斜め上に向けると、目を閉じたまま思わず喘ぐような声を張り上げたのです。

「ああっ、ああっ、気持ちいいっ、すごく いいっ…」

健太君の右手は、背骨を摩りながらだんだん下がっていき腰骨のあたりまできました。家内の身体はますます反り返り、健太君の左手のみで支えられていました。

健太君の右手は家内の腰のあたりまでくると、さらにゆっくりと円を描きながら骨盤を刺激するように動きました。

「ああっ、ああっ、ああっ」

健太君の右手の動きに合わせるように家内は反り返って喘ぎ続けました。健太君の顔は真っ赤で、額にはやや汗が滲んでいるように見えましたが、何かにとりつかれたかのように家内の下半身を刺激し続けました。

右手はしばらく腰のあたりを集中的に刺激した後、徐々に下がっていきお尻のすぐ上までくると、再び上へ移動し始めました。
すると今まではセーターの上から身体を摩っていた手がセーターの中に潜り込み、背中を這うように上がっていったのです。
家内のセーターは少しずつ捲くれあがり、白いインナーが見え始めました。健太君の右手に翻弄され無抵抗状態だった家内は、セーターの中に手を入れられていることに気がつきました。

「いやっ、やめてぇぇ」

[Res: 67385] Re: 家内の情事(最終章) 過去ログ見れなかった皆々様に 投稿日:2011/06/14 (火) 16:37
No.12




健太君は一瞬ビクッとして動きを止めましたが、再び右手が背中を這い上がり始めました。
右手が背中の真中あたりに辿り着いた時、家内が再び声を張り上げたのです。

「だめぇぇ、おねがいぃぃ」

家内に再び制止された健太君はようやく諦めたのか、右手をセーターから抜き取りました。
身体を反り返らせていた家内は、やや捲くれあがったセーターを元に戻し肩で息をしながら黙って下を向きました。
すると健太君は抜き取った右手を家内の首筋に持っていき再び揉みはじめました。健太君が服の上からではなく、家内の肌に直接触れたのです。

「ああっっ」

首筋を揉まれ始めると、家内は再び声を上げて健太君のなすがままになってしまいました。
そして首筋に沿って上下動を何度か繰り返した後、右手が家内の耳たぶを掴んだ時です。

「ああっ、そこはぁぁ」

家内は叫びながら一瞬にして健太君の方へ崩れ落ちました。

「あっ、仁美さん…」

家内がほとんど無抵抗であったため、自分の思いのままに家内の身体に触れていた健太君でしたが、崩れ落ちた家内にビックリして慌てて抱き留めました。
家内は健太君に抱かれた状態で目を閉じて大きく息をしていました。二人は今までになく身体を密着させ、しばらく動きませんでした。
健太君は目を閉じている家内を抱き留めたまま、しばらく黙って見つめていましたが、ややおどおどしながら声をかけました。

「仁美さん…大丈夫ですか?」

家内はようやく目を開けて、健太君を見上げながら言いました。

「ごめんなさいね、少し酔ったみたい。すごく気持ちよかったから、フラッとしてしまったの」

「いえ、僕が悪かったんです。仁美さんのセーターの中に手を入れてしまったり、耳たぶにまで触ってしまって。びっくりされたんですね」

「ううん、大声出してごめんね。健太君に下着見られたくなくて、つい声を張り上げちゃったの」

「僕に気を使わないでください。下着ぐらい…」

「だって、いつも着けてる色気のない下着だから…あっ、ごめんね、重たいでしょ?」

家内が起き上がろうとしたため、健太君は家内の背中に手を回して起こそうとしました。
二人の顔が数センチの距離まで急接近したその時、健太君は家内の唇に向かって自分の唇を近づけていったのです。

家内の唇が健太君に…しかし健太君の頭が死角となり、二人の唇が直接触れ合うところが見えませんでした。
ただ家内は健太君の顔が近づいてくると避けることもせず、そっと目を閉じてその時を待っていました。健太君のキスを受け入れたのです。

二人はしばらくの間固まったように動かず、唇を重ねていました。私は二人のキスシーンに興奮しながらも 早く離れてくれ と心の中で叫び続けました。

ほんの数秒間でしたが、ものすごく長く感じました。
やがて健太君がゆっくり顔を離すと、家内は顔を隠すように真下を向いてしまいました。
長い髪が家内の顔をすっぽり覆ってしまい表情が見えません。
家内は顔を隠した状態でじっとしていました。

家内は今何を思っているのか、独身の男のマンションでキスまでしてしまった背徳感なのか、密かに健太君の次のアクションを期待しているのか。

長い沈黙の時が流れ、健太君が先に口を開きました。

「仁美さん、あのぅ、僕は…」

家内は下を向いたまま静かに言いました。

「もう、帰らないと…」

「あっ、ああ、そっ、そうですよね。駅まで送ります」

家内はコートを着ながら健太君を制止しました。

「ううん、いいから。じゃあ おやすみ」

家内はあっさりと健太君のマンションを後にしました。

DVDを見終えた時は既に午前1時を過ぎていました。時間を忘れすっかり没頭しまっていたのです。

翌日の昼休みに私は健太君に電話をしてみました。

「まさかと思ったけどキスとは驚いたよ。1歩どころか2、3歩前進じゃないか」

「はぁ、自分でもまさかキスまでできるとは思わなかったんですが、仁美さんの顔が目の前にあって、つい…」

健太君はやや照れながら申しわけなさそうに言いました。

「確かに自然の流れだったけど正直妬けたよ、早く離れろって思ったしな(笑)」

「すみません、仁美さんの唇すごくやわらかかったし、大人の女性って感じの匂いがしました。僕みたいな若造の相手をしてもらってすごく嬉しかったです」

家内と最後にキスをしたのはいつだったか覚えてないぐらいの私にとっては、健太君の喜び方が新鮮でした。

「上坂さんに連絡しようと思ってたんですけど、実はさっき仁美さんに電話したばかりだったんです。キスをした後、あっさり帰られてしまったし、あれからまだ何もお話してなかったから、声が聞きたくて」

「ほぅ、そうか。別に何も変わりなかっただろう?」

「ええ、いつもの明るい仁美さんでホッとしました。」

「それで、何か言っていたか?キスのこととか」

「ええ…案外手が早いのねって…、次は罰金取られるらしいです(笑)」

「ははは…面白いじゃないか」

「そうですね、でも罰金で済むなら 僕 いくらでも払いますよ」

二人はこれからどうなるのか、このままいけばいつかは…家内がどこまで健太君と深い仲になるのか、私は少々のリスクを冒してでもどうしても見たくなりました。

[Res: 67385] Re: 家内の情事(最終章) 過去ログ見れなかった皆々様に 投稿日:2011/06/14 (火) 16:44
No.13




年度末から年度始にかけて私は多忙な日々を送りました。帰宅が深夜になることも多く、家には寝るためだけに帰るようなものでした。
私に合わせるかのように、健太君からもあの日以来メールが転送されることもなく、家内と健太君の話をすることもありませんでした。

4月も中旬ごろとなり、仕事の方もようやく落ち着いてきました。そういえば、健太君からはさっぱり連絡がなくなったなあ と思いかけたある日、久しぶりに健太君が電話をしてきたのです。

「上坂さん、お久しぶりです。結構仕事が忙しくて、仁美さんとも全然連絡とってなかったんです」

「本当か? あれからさっぱり音沙汰なしだったから、家内とこっそり逢引しているのかと思ったよ(笑)」

「あはっ(笑)そうだといいですけど、とんでもないですよ。それはそうとして、上坂さんと仁美さんをお食事にご招待したいと思うんですけど…」

「ご招待って…健太君がご馳走してくれるのかい?」

「ええ、お任せください!」

健太君の話では、昨年度営業の成績がすごくよかったので、店長からペアのお食事券をプレゼントされたとのことでした。
家内と二人で行こうとも思ったようですが、あまり二人きりばかりだと家内も外出しにくいのではとの配慮で、私も誘ってくれたようでした。

「そりゃうれしいことだけど、ペアの食事券なんだろ?三人で行くとなったら、一人分は自腹になってしまうじゃないか」

「ええ、もちろんその分は僕が出します。上坂さんには大変お世話になってますから、ぜひご招待させてください」

家内に話してみるとぜひ行きたいとのことで、三人で食事に行くこととなりました。
場所は知る人ぞ知る有名な料亭とのことで、いつもはジーンズばっかりの家内も、その日ばかりはスーツを着て出かけました。
確か二年ぐらい前に新調した春物のスーツですが、家内にしては膝上の短いスカートでした。ただ、あれからやや太ったのか、腰まわりがやや窮屈そうで、本人は気づいていたのかどうかわかりませんが、スカートには下着のラインが浮き出ていました。

落ち着いた雰囲気の料亭で出された創作料理は、今まで味わったことのないぐらいの豪華料理で、私も家内も大満足でした。
しかし、こんな高価なものを若い健太君に一方的にご馳走になったままでは申し訳なく思い、料亭を出た後私が仕事で利用したことのあるスナックバーに行きました。

カウンターで、家内を間に挟んで、家内の左に健太君 そして右側に私が座りました。
料亭から少々アルコールも入っていましたので、スナックバーでは三人ともややテンションが高くなっていました。

「健太君、うちの家内のことどう思う?」

私は少し酔った勢いで健太君に聞きました。

「う〜ん、素敵な方ですよね。お母さんみたいに包んでくれそうな感じで」

「ええっ!お母さんですって!お姉さんでしょ もーっ、失礼ね(笑)」

「あっ、すみません、訂正します。お姉さんでした(笑)」

和気あいあいのうちに、あっという間に時間がたっていきました。
しばらくして、私の右側に顔見知りのアルバイトの女性が座りました。家内の視線が気になりましたが、彼女は年令は家内より上でしたので、まあいいかと思い私はその女性と話しこんでしまったのですが、家内は私に嫉妬するどころか健太君に寄り添うように楽しそうに話していました。
家内は足を組んで座っていたので、膝上のスカートは太股の三分の一ぐらいが見えるまでに上がっていました。健太君にも家内の太股が見えているはずです。
私はキスシーンを見た時とはまた違う興奮を味わいました。

そろそろ息子が塾から帰る頃でしたので、名残を惜しみつつも私と家内はタクシーで帰宅しました。
そして、ゴールデンウィーク中に健太君を我が家に招待しようということになったのです。

[Res: 67385] Re: 家内の情事(最終章) 過去ログ見れなかった皆々様に 投稿日:2011/06/14 (火) 16:50
No.14




4月の下旬でしたが、健太君が我が家にやって来ました。

「おじゃましま〜す!」

健太君はやや照れながら、紙袋を提げて入ってきました。もしよかったら泊まってもいいぞと言ってましたので、着替えの用意をしてきたようでした。

「いらっしゃ〜い」

家内は特に変わった様子もなく、にこやかに健太君を迎えてやっていました。
健太君を居間に案内した後、家内は焼肉の用意をしかけたので、私と二人でしばらく雑談していたのですが、健太君が庭の方を見ながら言いました。

「もしかして、息子さんサッカーされているんですか?」

庭に転がっているサッカーボールを見つけたようでした。

「ああ、まだ始めたばかりだけど。サッカー部に入ったらしいよ」

「へーっ、そうなんですか。実は僕もやってたんですよ。中学、高校と」

「そうなのか、ならちょうどいいじゃないか、ちょっと息子に教えてやってくれよ」

私は二階にいる息子を呼びました。

「健太です、よろしくね。サッカーやろうか!」

息子の弘毅はやや人見知りする方で、最初はややぎこちなかったのですが、気さくな健太君にすぐに慣れて、健さん・健さんと呼ぶようになりました。
二人は時間も忘れたように夢中でサッカーをしていました。4月の下旬でしたが、その日はいいお天気で、気温も高かったので、二人は汗だくになっていました。

「なによ、あなたたち汗ビッショリじゃないの。シャワー浴びて着替えなさいよ」

夕食の支度ができたので庭に出てきた家内が言いました。

「うん、健さん シャワー浴びようよ」

すっかり健太君と仲良くなった息子が、健太君の手を引っ張りながら言いました。

「あっ、じゃあ ちょっとシャワーをお借りします」

「健太君、その服明日も着るんでしょ。脱ぎなさい、洗濯しておいてあげるから」

「あっ、ああ、すみません。じゃあ…」

健太君は風呂場の横の脱衣室まで行き、家内がその後に続きました。
脱衣室に入った健太君は服を脱いで、脱衣室のドアを少しだけ開けて家内に服を渡しました。
そして、そのすぐ後に息子も脱衣室の中に入ったのですが、しばらくして息子の叫び声が聞こえたのです。

「うわぁー!健さんの超デカイ!!」

息子の叫び声は居間にいた私にも聞こえましたから、当然家内も聞こえているはずです。超デカイと言ったのは、健太君のあそこを見て言ったのでしょう。中学1年生ですから、そういうことにも興味が出てくる年頃です。息子が見た正直な感想を口にしたのでしょうが、それがどれぐらいのものなのか、私も少し興味がありました。

夕食の準備も整い、私と家内は二人が出てくるのを待っていました。浴室からは時々笑い声が聞こえてきます。

「あの二人、すっかり仲良くなったわね」

「ああ、弘毅も一人っ子だからな、いいお兄ちゃんができたみたいでうれしいんだろうな。健太君も今時珍しいいい男だよ。また、時々食事に誘ってやろうか」

「そうね…」

家内はちょっと曖昧な返事をしました。我が家に招待するより、健太君のマンションに行きたいと思っていたのかもしれません。

二人が着替えを済ませて出てきましたので、四人での夕食が始まりました。

「さぁ、健太君 どんどんやってくれよ」

私は健太君にビールを注ぎながら言いました。

「遠慮しないでたくさん食べてね。うんと栄養つけないとね」

「いやーぁ、すごいですね。ありがとうございます」

健太君は目の前の肉の山を見ながらうれしそうに言いました。

「どうだ、弘毅 少しはサッカー上達したか?」

「うん、バッチリだよ。健さんに教えてもらうとなんだかすごく上手くなったみたいで。健さん どうしてJリーグの選手にならなかったの?」

「あはっ(笑)俺ぐらいじゃ全然だめだよ。プロの選手はやっぱり違うから。車のセールスマンでよかったよ」

「そうなの?もったいないなあ……あーっ、健さんの これぐらいだったかな〜」

息子が皿の上にあった10センチ以上ある大きなフランクフルトを箸で摘みながら言いました。

「おいおい(笑) ここで言うなよ」

健太君はやや恥ずかしそうに苦笑いをしながら言いました。私も思わず笑ってしまいましたが、家内だけが黙っていました。

夕食も終わりかけた頃に息子が家内に言いました。

「ねぇ、お母さん、僕 健さんと一緒に寝てもいいよね?」

「そりゃあ いいけど、健太君いいの?」

「ええ、いいですよ。じゃあ一緒に寝るか、でも俺のいびきで寝れないぞ(笑)」

結局その日は健太君と息子が同じ部屋で寝ることとなりました。キスまでしたとはいえ、さすがに我が家ではどうしようもないだろうと思っていましたが…

[Res: 67385] Re: 家内の情事(最終章) 過去ログ見れなかった皆々様に 投稿日:2011/06/14 (火) 17:01
No.15




翌朝7時過ぎに目覚めて一階に下りてみると、既に健太君は起きていて居間で新聞を読んでいました。
家内はキッチンに立って朝食の準備をしています。

「おはよう、健太君 早いじゃないか、休みなんだからもっとゆっくり寝ていればいいのに」

健太君は私の姿を見ると新聞をテーブルの上において立ちあがりました。

「おはようございます。十分休ませていただきました。ちょっと早く目が覚めてしまったもので…」

「そうかい?結構遅くまで弘毅と話していたみたいだし、かえって悪かったかな」

すると、家内がエプロンで手を拭きながらこちらを見て言いました。

「本当よね、逆に気を使わせちゃったみたいね。健太君 朝ご飯食べたら少し休んだらどう?弘毅はまだ寝てるみたいだし」

健太君は大きく手を振りながら言いました。

「いえいえ、大丈夫ですよ。昨日はとても楽しかったです。本当にありがとうございました」

しばらくして息子も起きてきましたので、四人揃って朝食を食べた後、健太君は帰っていきました。
朝食の間も、健太君と息子が楽しそうに話をしていたぐらいで、私は何も思わなかったのですが、健太君が我が家を出てから30分ぐらいたってからでしょうか、健太君が私にメールを送ってきたのです。

゛上坂さん ありがとうございました。すぐにお話したいことがあるんですが、できれば駅前まで出てきていただけないでしょうか?゛

昨日から朝にかけて何もなかったように思うけど話があるというのはどういうことだろうか…とにもかくにも私は健太君に返信しました。

゛わかった、もうしばらくしたらそっちに行くから待っていてくれるか。話というのはなんだい?相談なのか、報告なのか゛

゛報告です、相談もするかもしれませんけど。僕は上坂さんにはすべてを報告する義務がありますから゛

健太君らしい律儀なメールでしたが、私は急にドキドキしてきました。報告というからには昨日から今日にかけて、健太君と家内の間に何かがあったということでしょう。
しかし、健太君は息子と一緒の部屋で寝ていたのは間違いありません。隣の部屋で寝ていた私には、二人が遅くまで話をしていたのが微かに聞こえましたし、家内は一階で寝ていたのです。
となると、息子が寝てしまった後に、健太君が家内の部屋へ行ったということになりますが、健太君がそこまでするとはどうしても考えられなかったのです。

私は家内に買いたい本があるから出かけると言って家を出ました。
駅前に着くと健太君が待っていてくれてました。

「お呼びたてして申し訳ありません。上坂さんの家ではお話できないですから」

「いやいや、いいよ。とにかく喫茶店でも入るか」

私は健太君と近くの喫茶店に入りました。

「それで…なんだい、報告というのは?」

私ははやる気持ちを押さえながら健太君に尋ねました。

「最初に上坂さんに謝罪しないといけないんですが、今回はビデオ報告はないんです」

「そりゃあ そうだろ。何があったかわからないけど、まさかそれを予定してビデオを持ってきていたわけでもないだろ。それに我が家のことを知らない健太君が盗撮できるわけがないし」

「ええ、でもビデオ報告を条件に仁美さんをマンションに招き入れることを了解いただいてましたから」

「相変わらず律儀だなあ、君も。まあ、いずれにしても一体なにがあったんだい?」

健太君はやや申し訳なさそうに話し始めました。

上坂さんの家だったから、仁美さんに何かしようなんて思わなかったし、する気もなかったんです。でも、すみません…キスしてしまいました」

なんだ、キスか…私はホッとしつつも期待外れの気持ちもありました。

「キスだったら前と同じじゃないか。そんなに勿体ぶるなよ(笑)」

健太君は真剣な表情を崩しませんでした。