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三家族の旅行から

[1] スレッドオーナー: RT :2026/09/01 (火) 00:25 ID:SuJR5qPw No.33154
10年以上の前のことですが、こちらのサイトに投稿していました。
そのときは、体験談として投稿していたのですが、上手く書くことができず、
中途半端で終わってしまいました。

今回、そのときの話をベースに、アレンジを加えてチャレンジしようと思います。


[2] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/01 (火) 00:26 ID:SuJR5qPw No.33155

「ただいま。」

「おかえりなさい、パパ。今日もお疲れさまでした。」

塚原が夜遅く仕事から帰宅すると、妻の紗希がいつものように明るい声で迎えた。

「拓也は?」

「もうとっくに寝たよ。」

「そうか。」

塚原夫妻は知り合ってから10年、結婚してから7年が経ち、
二人には、今年で6歳になる息子がいる。
夫の亮二は会社員、妻の紗希は息子の拓也を保育園に預け、週4日のパート勤務で働いている。
どこにでもいる至極平凡な家庭だ。

「パパ、今日ね、結美さんから、7月の連休に一緒に旅行しないかって誘われたんだけど。」

「旅行?」

「うん。奈緒さん家も誘ったみたいで、一緒に行くらしいの。」

紗希には、息子の拓也と同い年の子どもを持つ二人のママ友がいた。
ママ友の一人は桐谷結美という名の女性だ。
結美は紗希よりも2歳年上で、夫と息子の三人暮らしだった。
もう一人のママ友は北川奈緒という名の女性だ。
奈緒は紗希より4歳年上で、夫と二人の娘の四人暮らしだった。

紗希は、2年半ほど前に奈緒と知り合い、彼女の紹介で結美と知り合ったが、
直ぐに彼女達と姉妹のように親しくなった。
それから三人は、子どもを連れて互いの家に遊びに行く機会も自然に増え、
程なくして、それぞれの夫も交えて家族ぐるみで付き合うようになった。

「奈緒さん家って…、家族で旅行に誘われているってこと?」

「うん、そうなの。」

紗希が結美から聞いた話では、結美の家族は、毎年夏に夫の両親や親戚達と一緒に旅行し、
いつも馴染みの旅館に宿泊していた。
だが、今年は親戚の都合で、旅行が急遽取りやめになったという。
ただ、夫の父親が旅館の主人と昔から親しく、毎年宿泊の際に便宜を図ってもらっているので、
できれば旅館の予約をキャンセルするのは避けたいらしい。
それで、結美が、都合がよければ一緒に行かないかと、奈緒と紗希の家族を旅行に誘ったそうだ。
また、急な誘いだし、キャンセルを避けたいという事情もあるので、
宿泊費は結美の義父が支払うとのことだった。

「じゃあ、旅行には桐谷さんのご両親も一緒に行くということ?」

「ううん。結美さんが言うには、ご両親は、別の日に親戚と旅行に行く予定だから、
 今度の旅行に私達が加わってくれれば、見合わせるそうよ。」

「そうか…」

「それで、どうしようか?」

紗希は、結美や奈緒ととても親しくて仲が良かったが、
塚原は、結美の夫や奈緒の夫が少し苦手だったので、あまり気が進まなかった。
ただ、きっと紗希は行きたいんだろうなと、塚原は思った。

「ママはどうしたいの?」

「できれば行きたいけど…、パパは?」

「ママが行きたいなら、そうしよう。」

「パパも一緒に行くんでしょ?」

「うん。」

「よかった。それじゃ、結美さんに行くって伝えておくね。」

紗希は嬉しそうに笑顔を見せたが、塚原の気持ちは複雑だった。
紗希の笑顔を見るのは嬉しいが、7月の三連休は気疲れして休みにはならないだろうな、
と塚原は思った。

こうして、7月の連休に塚原、桐谷、北川の三家族で二泊三日の旅行をすることが決まった。


[3] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/01 (火) 21:34 ID:SuJR5qPw No.33160

その週の土曜日、紗希、結美、奈緒の三人はランチを共にしていた。
奈緒と結美は、3年半ほど前に子育てセミナーの会場で知り合い、
それから1年ほど経って、紗希は二人と知り合った。
このように、月に一度、土曜日に三人で会って食事をするようになったのは、
もう2年以上も前からだった。

「奈緒さん、紗希ちゃん、来月の旅行のこと、本当にありがとう。
 義理の父も、旅館の予約をキャンセルせずに済むって、とても感謝していたわ。」

結美が、奈緒と紗希に礼を言った。
結美は、背が高くてスタイルが良く、まるでモデルのような美人だが、
内面は気さくで面倒見のよい女性だ。
三人の中では、結美は奈緒より年下だが、お姉さん的な存在だった。

「お礼なんて…。こちらこそ、誘ってくれてありがとうって言いたいわ。」

奈緒は紗希の顔を見てニコっと笑った。

「それより旅館の宿代を払わなくて、本当に大丈夫なの?」

奈緒が、少し遠慮がちに結美に尋ねた。
奈緒は、小柄で可愛らしい顔立ちで、笑顔が素敵な女性だ。
また、奈緒は実際の年齢よりもとても若く見え、紗希が初めて奈緒に会ったとき、
彼女を自分と同い年か年下だと思ったほどだ。

「それは気にしなくていいわ。お金を払うのは、私じゃなくて義理の父だから。」

「でも、お父様はよく思ってないんじゃない?」

「そんなことを心配しなくても大丈夫よ。
 義父の顔を立てるために、代わりに泊まってくれる人を探すんだもの、それぐらい当然でしょ。
 そうでなければ、奈緒さんや紗希ちゃんを誘ったりしないわ。」

結美はそう言うと、ニコっと笑った。
夫の父から、代わりに旅館に泊まってくれそうな人はいないかと尋ねられたとき、
義父に、そういうことなら宿泊費を全額負担するように頼んだのは結美だった。
義父からは半額ではダメかと言われたが、結美は全額負担を譲らなかった。
義父は、結美のそんなところが気に入っているようで、
常々、結美は息子より経営者としての素質がありそうだ、と言っているらしい。

「ごめんね。旦那が本当にダダなんだろうなって、煩くって…」

奈緒がそう言って笑うと、結美も一緒に笑い、二人のやり取りを見ていた紗希も笑った。

「紗希ちゃんもありがとうね。」

「いいえ、誘ってもらって、とても嬉しかったです。」

「亮ちゃんは何か言っていた?」

「特に何も言っていませんでした。」

結美は、紗希の夫のことを『亮ちゃん』と呼んでいた。
それは、結美が小さい頃に亡くなった彼女の弟も亮二という名前で、
亡くなる前は弟のことを亮ちゃんと呼んでいたからだった。

紗希が結美に塚原を紹介し、その後、家族ぐるみの付き合いが始まってから、
結美が塚原をそう呼んでもいいかと紗希に尋ねた。
紗希は、それまで夫のことを亮ちゃんと呼んだことは無かった。
自分の夫が他の女性、しかも美人の結美からそう呼ばれることに抵抗感はあったが、
日頃世話になっている結美の頼みなので、無碍に断ることはできなかった。

『主人が構わなければ、私は構いませんけど。』

紗希はそう答えるのが精一杯だった。
紗希の返事を聞いて、結美が塚原に『どう?』と尋ねた。

『同い年の女性にちゃん付けで呼ばれるのは、ん?!って感じがするけど、
 結美さんがそう呼びたいなら仕方ないかなぁ。』

塚原は結美にそう返事したが、彼の表情が満更でもなかったので、
出来れば断って欲しいと思っていた紗希は、複雑な気持ちだった。


[4] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/03 (木) 00:39 ID:0QUYvo5c No.33169

「そう言えば奈緒さん、奈津美ちゃんは、最近すごくしっかりしていて羨ましいわ。
 小学校に上がったからかしら。うちの翔と一つ違いとはとても思えないわ。」

「私もそう思います。うちの拓也とは大違いで…」

「そうでもないんだけど…、ただ、去年あたりから、奈々の面倒をよくみるようになったから、
 そう見えるのかもね。翔くんや拓也くんだって、弟か妹ができれば変わってくるんじゃない?」

「そうね…、どうなのかしら。」

「結美さんは、二人目のことを考えたりしていないの?」

「二人目?全然考えていないわ。」

「あら、どうして? 翔くんも兄弟がいた方が寂しくなくて、嬉しいんじゃない?」

「それはそうなんだけど…、主人が子育てに協力的じゃないから…」

「そうなのね。」

「仕事が忙しくて、平日は子どもの相手をすることもできないし、
 休みの日も一人で出かけることが多いの。
 今日も、主人は出かけているから、翔を私の実家に預けて来ているぐらいだし…
 だから、子どもが小さかった頃は、本当に大変だったわ。」

「一人で子育じゃ、それは大変よね。」

「今までの大変さを考えると、翔には申しわけないけど、一人で十分かなって…」

「でも、ご主人は、欲しがっているんじゃない?」

「さあ、どうかしら。私の気持ちを伝えても何も言ってこないから、わからないわ。」

「そうなのね。」

「あまり自分事として考えていないんじゃないかしら。
 ただ、間違っても妊娠したくないから、安全日以外に主人が誘ってきても断っているけど、
 それは不満に思っているみたい。」

「ふーん、断っているんだ。それはご主人もお気の毒ね。」

「そうでもないわよ。月に2回ぐらいは安全日に応じているもの。それで十分でしょ。
 でも、するときは、ゴムは絶対に必須だけどね。」

結美はそう言うと、舌を出して笑った。

「奈緒さんはどうなの?三人目は考えている?」

「うちは、休みの日には、旦那が娘達の面倒を良く見てくれてはいるけど、
 平日は交代勤務で時間が合わないから、一人で子どもの面倒を見なければならないし、
 それに経済的なことを考えると、やっぱり三人目は厳しいかな。」

「確かにそうね。」

「それと、私ももう30代後半になったから、年齢的にリスクも高くなるしね。」

「夜のほうは、どう?」

「旦那はゴムが嫌いなのよ。しかも、必ず中に出しちゃうし…」

「そうなんだ。断ったりしないの?」

「断ると機嫌が悪くなるから…、だから奈々を産んでからは、ずっとピルを飲んでいるわ。」

「頻度はどのくらい?」

「そうね、以前は週4日以上だったけど、仕事が交代勤務になってからは、少なくなったかな。
 それでも週に2日ぐらいかしら。」

「確かにご主人は精力が強そうよね。でも、私だったら、相手をするのは絶対無理だわ。」

「それだけじゃなくて、毎回中に出すから、後始末も大変。放っておくと汚れちゃうし…」

「そんなに量が多いの?」

「多分ね。それにとっても濃いのよ。」

「ピルを飲んでいなかったら、直ぐに妊娠しちゃいそうね。」

「本当にね。付き合っていた頃、外に出してもらっていたけど、
 付き合って半年も経たないうちに妊娠しちゃったし、
 奈津美が生まれて直ぐに、また妊娠して奈々を生むことになっちゃったしね。
 本当に予定外だったわ。」

そういう話題に慣れていない紗希は、ドキドキしながら二人の会話を聞いていた。


[5] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/04 (金) 00:19 ID:77pLCuxg No.33180

奈緒も結美も美人で、二人とも男性との交際経験が豊富だから、
こんな話が普通にできるのだろうか・・・

紗希は、二人の会話を聞きながら、そんなことを考えていた。

以前、三人で昔の恋愛話をしたことがあった。
奈緒と結美は、夫と知り合う前にいろいろな男性と交際していたことを知り、
紗希は、二人とも自分とは大違いだなと思った。

そのとき、奈緒も結美も、詳しいことまでは語らなかったが、
紗希は、二人の口振りからすると、元彼たちとも身体の関係があったように感じた。

紗希が通っていた高校は共学だったが、その頃彼女は男子が少し苦手で、
女子だけで行動することがほとんどだった。
大学は女子大だったが、サークル活動を通じて他大学の男子学生と交流を持つことはあった。
ただ、紗希は、彼らと交際に発展することはなかった。

そんな大学生活を送っていたが、大学4年のときに、紗希は友人から塚原を紹介された。
塚原は、紗希の友人の彼氏の友人で、知り合って間もない頃は、
紗希と友人カップルと塚原の4人で会って話をしていた。
そのとき塚原はすでに社会人で、平日は仕事で忙しそうだったが、
塚原から休日に映画を観に行かないかと誘われ、初めて二人でデートをした。

紗希にとっては、これが生まれて初めてのデートだったが、
塚原にそれ程心がときめくようなことはなかった。
ただ、それからデートを重ねていくうちに、塚原の誠実さや優しさに惹かれ、
知り合ってから数カ月後、彼と付き合うようになった。

紗希は、それまで男性と付き合ったことがなかったので、
塚原と初めてキスするまでに半年近くかかった。
彼と初めてセックスしたのは、更にその1年後で、
近い将来、この人と結婚するんだろうなと、そう思い始めていた頃だった。

塚原は紗希が処女だったことを知って、それまで以上に紗希を大事にした。
そして、初めて結ばれた日から半年ほど経った頃に、塚原からプロポーズされ、
それから約1年後に、紗希は塚原と結婚した。

紗希は、結美と奈緒に、夫以外の男性と交際したことがないことを話したとき、
二人はとても驚き、またとても羨ましがっていた。

「紗希ちゃんにとっては、亮ちゃんが一生で一人だけの男性ってことになるのよね。
 そういうの、何だか憧れちゃうなぁ。」

結美からはそう言われた。

「私も同じ。憧れちゃう。」

奈緒からも同じようなことを言われた。
紗希は、自分ではそれが普通だと思っていたが、二人からそう言われると、
少し嬉しい気持ちになった。

ただ、その一方で、紗希には、夫以外の男性と交際してみたかったという気持もあった。
大学生の頃、自分が一歩踏み出せば、男性と交際するチャンスが何度かあった。
あのとき、交際していたら、今は違う人生を送っていたかもしれない。

もちろん、決して今の夫に不満があるわけではない。
結婚してからも、夫は結婚前と変わらずに優しくしてくれる。
平日は仕事が忙しいが、休日は子どもの面倒を良く見てくれるし、
自分も疲れている筈なのに、『今日は家でゆっくり過ごして』と言って、
子どもと二人で出かけることもあった。

ただ、紗希は、もちろん夫のことが好きではあるが、
これまで夫に強い恋愛感情を抱いたことがなかった。
奈緒や結美の恋愛話を聞くと、もしも自分の心がときめくような男性と交際したら、
私はどんな気持ちになるのだろうと、そういう経験を一度でもしてみたかったと、
そんなふうに思っていた。

もちろん紗希は、結婚当初からそんなことを考えていたわけではない。
紗希がそう思い始めたのは、2年半前に結美と知り合い、
彼女から夫の桐谷を紹介されてからだった。


[6] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/04 (金) 21:42 ID:77pLCuxg No.33186

「紗希ちゃんはどうなの?」

「えっ?あ、あの…」

奈緒と結美が夜の生活のことを話しているとき、奈緒に話を突然振られて、
紗希は言葉に詰まった。

「あら、やだ、二人目のことを考えているかって話よ。」

奈緒は、ニヤニヤしながら紗希を見ていた。

「ふふふ、何のことだと思ったの?」

結美もそう言って、ニコニコしながら紗希を見ていた。
話を振られて慌てている紗希を見て、二人で揶揄っているようだ。

「あっ…、えーっと、そうですね、まだ何も考えていません。」

「ご主人と話したりしていないの?」

「話をしたことはないです。」

「紗希ちゃんはどう思っているの?」

「息子が生まれてから大変だったので、二人目は今まで考えたことがありません。
 でも、いらないって決めたわけではありませんけど…」

「確かに生まれて直ぐは大変だけど、もうだいぶ落ち着いたんじゃない?」

「そうそう。それにご主人が欲しいって言ったらどうする?」

「主人が望んだら…、そうすると思います。欲しくないってわけじゃないですから…」

紗希は、これまで二人目を産むことについて頭の片隅にもなかったし、
夫が二人目をどう考えているのかも、全く知らなかった。

「夜のほうは、どう?」

「えっ、えーっ、と…」

奈緒も結美も、身を乗り出すように、紗希の顔を見つめていた。
純情な紗希がどう答えるか、二人とも興味津々なようだ。

「紗希ちゃんは胸が大きいから、ご主人から誘われることも多いんじゃない?」

「そうそう、紗希ちゃんのプロポーション、羨ましいわ。」

「そんなこと…ありません。」

紗希は、以前にも奈緒や結美からプロポーションを褒められていたが、
紗希自身はただのお世辞だと思っている。
確かに奈緒や結美より胸は大きいが、その代わりお尻も大きく脚も太いので、
自分ではプロポーションが良いとは思えなかった。

「それで、週何日ぐらい?」

「週何日とかって…、そんなにありません。」

「そうなの?じゃあ、どのくらい?」

「私と同じで月2回ぐらいかしら?」

紗希は、夫と最後にセックスしたのか記憶を辿ったが、はっきりとは思い出せなかった。
ただ、今月になってまだセックスをしていないのは確かだ。

「あの…、月1回あるかないかぐらいです。」

「うそー、そんなに少ないの?」

「でも新婚の頃はたくさんあったんじゃない?」

奈緒と結美が矢継ぎ早に質問してくるので、紗希は答えるのに窮していた。


[7] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/06 (日) 00:05 ID:db/O6mLs No.33194

紗希は、結婚前や結婚した頃のことを振り返った。

初めてセックスしたのは、結婚の1年半ほど前だが、
結婚するまでに、全部で10回あったかどうか・・・
結婚してからは、休日に1回ぐらいだから、週に1日ということか・・・

「週に1日ぐらいだったと思います。」

紗希はそう答えたが、休日に生理が重なったこともあったし、
夫婦で遠出をした日は、二人とも疲れていて、その夜にセックスをすることはなかったので、
実際には、月に2日か3日ぐらいだった。

しかも、塚原と結婚して2か月ぐらいで妊娠したので、
それから1年以上セックスをしていない。
子どもが生まれてからは、今と同じような感じだった。

「新婚にしては少ないわね。ご主人からの誘いを紗希ちゃんが断っているからかな?」

「それはないです。」

「ということは、ご主人の誘いが少ないってことか…」

「主人は仕事で忙しかったから…」

紗希は、そう答えることしかできなかった。

「じゃあ、紗希ちゃんから誘ったりしている?」

「えっ、な、ないです。」

「どうして? 嫌じゃなかったら、紗希ちゃんから誘えばいいのに。」

紗希は、俯いて何も答えられない。

自分から誘うなんて、そんなこと・・・

「もう、このぐらいにしてあげましょうよ、奈緒さん。紗希ちゃん、顔が真っ赤よ。」

奈緒の質問攻めに、結美が助け舟を出してくれた。

「ふふふ、ごめんね、紗希ちゃん。」

「いいえ…」

紗希は、ほっとしながらも、少し俯きながら返事をした。
紗希にとって、奈緒は普段とても優しく、子育てやその他の悩みの相談に応じてくれるので、
とてもありがたい存在だが、紗希を揶揄って楽しむことも度々あった。

「最後にもう一つだけいい?」

「はい。」

「避妊はちゃんとしているの?」

「主人はいつもゴムを使ってくれます。」

「そうなのね。優しいご主人で羨ましいわ。」

「私もそう思うわ。」

奈緒の言葉に結美も同調した。

「でも、二人目はいらないってことじゃないんでしょ。」

「それは…、はい。」

「それなら、避妊をしないで、自然に任せるというのもいいかもしれないわよ。
 これから、妊娠するのが難しい年齢になっていくわけだから、
 いざ、欲しいってときに、中々できないってこともあるからね。」

自然に任せるか・・・

紗希は、以前夫から同じことを言われたことを思い出した。


[8] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/06 (日) 21:56 ID:db/O6mLs No.33202

それは新婚旅行から帰ったときのことだ。
紗希と亮二はこれからのことについて話し合った。
主に家計の管理や家事の分担と、休日の過ごし方や普段のルールについてだが、
その他に、二人の子どもについても話し合った。

ただ、紗希も亮二も特にこうしたいという希望はなかった。
二人ともまだ若かったので、直ぐに子どもが欲しいと思ってはいないが、
何歳までは夫婦二人でという考えもなかった。
そして、このとき、亮二から、一年ぐらい自然に任せてみようか、と言われた。

特に妊活をするわけでもなく、避妊をするわけでもない。
妊娠しやすい時期とかしにくい時期とか考えずに、夫婦生活を送ろうということだった。
紗希も特に異論はなかった。
亮二は、結婚前からこれまで必ず避妊をしてくれたから、
亮二がそうしたいと言うなら、感謝の意味も込めて、その気持ちに応えてあげたいとも思った。
それに世間には、妊活しても中々子どもに恵まれない夫婦も少なくない。
避妊しないからといって、直ぐに妊娠することもないだろうという考えも、紗希にはあった。

そして、初めて亮二と避妊せずにセックスしたとき、紗希自身は違いがよく分からなかったが、
亮二からは『すごくよかった』と言われ、これで良かったんだと思った。

だが、それから2カ月が経ったとき、予定日を過ぎても紗希の生理がなく、
その数週間後に、紗希が産婦人科を受診し、彼女の妊娠が確定した。
こんな直ぐに妊娠するとは、紗希も亮二もとても驚いた。
この数カ月間、避妊していないもの、セックスの回数は5,6回ぐらいだったからだ。
産婦人科で妊娠が確定したとき、亮二は申し訳なさそうな顔をしていた。

「二人で決めた結果なんだから、そんな顔をしないで。
 それに子どもができたってことは、喜ばしいことでしょ。
 そんな顔していたら、生まれてくる子どもに申しわけないわ。
 私は子どもができて素直に嬉しいと思っているよ。」

紗希がそう言うと、亮二は漸く笑顔を見せた。

「紗希は妊娠しやすい体質なのかもしれないな。」

亮二がそんなことを呟いた。
そして、翌年、紗希は男の子を出産し、二人で拓也と名付けた。
それ以降、セックスするときは必ず避妊をしていた。

「ただいま。」

「おかえり。」

「ごめんね、遅くなって。話が盛り上がっちゃって…」

紗希が帰宅した時、亮二は拓也とブロックで遊んでいた。
結局、奈緒の『自然に任せる』というアドバイスに対しては、
紗希は『主人と相談して考えてみます』とだけ返事をしたが、
今日の話で、前向きに考えてみようと思った。

紗希は、亮二が二人目のことをどう考えているか知りたくて、
夕食を終えた後、奈緒と結美から二人目は考えているかと訊かれたこと、
奈緒から自然に任せたらと言われたことを亮二に話した。

紗希にとって意外なことに、亮二は1年以上前から二人目のことを考えていたようだ。
ただ、亮二は、本社で10年以上勤務しているので、
近々、自分が支店に異動する可能性があると考えていた。

「同期のほとんどが異動しているし、今の支店の状況も知っているから、
 いつ異動の辞令があってもおかしくないと思っているんだ。
 だから、異動が決まってから、紗希と二人目のことを話し合おうと思っていた。」

亮二の予想では、今年の10月か、来年の4月には、異動になりそうとのことだ。

「そこまでわかっているのなら、今、二人目のことを話し合ってもいいんじゃない?
 私は、パパが異動になったら、二人目が欲しいな。
 拓也も、弟か妹ができれば、きっと喜ぶだろうし。」

「引っ越して知らない土地で、直ぐに妊娠、出産なんて、紗希は大変じゃないのかい?」

「ううん、大丈夫よ。」

「そうか。紗希がそう思っているのなら、そうしよう。」

その夜、紗希と亮二は久しぶりにセックスした。
昼間に奈緒や結美とあのような会話をしたからなのか、紗希はいつもより少し興奮していた。
だが、紗希の頭の中に浮かんでいたのは、目の前にいる夫ではなく、結美の夫の桐谷だった。


[9] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/08 (火) 00:22 ID:uElSYCrQ No.33209

桐谷の家族は、庭付きの比較的大きな一戸建てに住んでいたので、
家族ぐるみの付き合いが始まってからは、ときおり桐谷の自宅でホームパーティーを開き、
三家族が昼食や夕食を共にしていた。
旅行の二週間前の土曜日も、塚原の家族と北川の家族が桐谷の自宅に集い、
三家族が食事や会話を楽しんでいた。

夕食を終えた後、子ども達はリビングで思い思いに遊び、
妻達は、ダイニングテーブルの椅子に座り、子ども達の様子を眺めながら話をしていた。
一方、夫達は庭に出て、酒を酌み交わしながら、再来週の旅行の話をしていた。

「桐谷さん、旅行中に、何か企画とかは考えているの?」

奈緒の夫の北川が、結美の夫の桐谷に尋ねた。
北川は、塚原より6歳年上で、地元の工場で働いている。
北川は、毛深くて、背は低めだがガッチリした体格だった。
ただ、数年前から太り始め、今では見た目でも腹が出ているのがわかるほどだ。

「企画ですか?特に何も考えていませんけど…
 三家族で旅行すると言っても、皆で一緒に行動する必要もないと思っていますが。」

桐谷が北川の質問に答えた。
桐谷は、塚原よりも3歳年上で、裕福な家庭で育ち、今は父親が経営する会社で働いていて、
背が高くてハンサムで、容姿も振る舞いもスマートな男だった。

「でも、せっかく三家族で旅行に行くんだからさぁ、
 皆でゲームとかやったほうが楽しいんじゃない?」

「ゲームですか?まあ、子ども達が楽しむようなものなら、皆でやってもいいと思いますが…」

「もちろん、子ども達が楽しむケームをやるのは当たり前だけど、
 親睦を兼ねて、親同士が楽しむゲームもやったほうがいいんじゃないか。」

「親同士が楽しむゲームですか。それって、例えばどんなことですか?」

桐谷が北川に聞き返した。

「例えば三組の夫婦で、交換デートをするっていうのはどうかな?」

「交換デート?」

「そうそう、お互いに奥さんを交換して、二人だけでデートをするとか…」

「子どもたちはどうするつもりですか?」

「ゲームだから、3組のうち2組が交換デートをして、
 1組が罰ゲームとして子ども達の面倒を見ることにすればいいんじゃないかな。」

「なるほどね。」

碌なことを考えないんだな、この人は・・・

以前も、北川は、パーティーのときに、下心が見え見えの提案をしてきたことがあったので、
北川の魂胆は、桐谷には察しがついていた。

「塚原さんはどう思う?」

北川は、今度は塚原に尋ねた。
塚原は、正直なところあまり気乗りはしなかった。
だが、強く否定する理由も見つからない。

「奥さんたちが承知しますかね?」

塚原は暫く考えてから、暗に否定するような返事をした。

「うちは大丈夫だと思うけど、桐谷さんのところは?」

「うーん、どうだろう。交換デートだけだと、下心を疑って反対すると思いますね。」

「そうか…」

北川は難しい顔をした。

「でも、他にもレクレーションをいろいろ考えて、その一つということだったら、
 妻も何も言わないかもしれません。」

このとき、桐谷は、北川の魂胆を逆手にとってやろうと考えていた。


[10] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/08 (火) 22:06 ID:uElSYCrQ No.33216

初めは三家族で一緒に行動することに否定的だった桐谷が、少し乗り気になったのを見て、
北川は塚原にも尋ねた。

「塚原さんのところはどう?」

桐谷が同意するような返事をしたので、塚原は自分だけ反対するわけにもいかなかった。

「聞いてみないとわかりませんけど、奈緒さんや結美さんが承知するなら、
 紗希も反対はしないだろうと思います。」

「そうか、そうか。ねえ、桐谷さん、どうだろう。」

「うーん、それじゃあ、やる方向で進めてみますか。
 先ずは、旅行中に、交換デート以外にどんなレクをするか考えましょう。」

桐谷がそう言って、交換デート以外のレクレーションを三人で考え合った。

「レクとしては、こんなところでいいでしょう。
 交換デートは、初日の晩ということでいいですか?」

桐谷がそう言うと、北川からも塚原からも異論は出なかった。

「それじゃ、後は、僕がタイムスケジュールにまとめておきますね。
 スケジュール表は北川さん、塚原さんにメールで送りますから、確認してもらって、
 問題ないようでしたら、それぞれ奥さんに話して了解を取ってください。
 もしも一人でも了解が得られないようでしたら、そのときは交換デートは諦めましょう。」

桐谷がそう言って、その場はお開きとなった。

翌日の夕方、桐谷から塚原にスケジュール表がメールで送られた。
塚原が確認すると、交換デートについては、20時にロビーに集合とだけ記されていて、
終了時刻は特に記されていなかった。

塚原は、夕食後に、紗希に話を切り出すタイミングを探っていた。

自分だけ妻の承諾が得られなかったというのは、まずいよな・・・

交換デートについて、塚原自身は全く気乗りはしていなかったが、
こうなってしまった以上、紗希の同意を取らなければと思った。
風呂に入り、子どもを寝かしつけた後、塚原は意を決して紗希に話を持ち掛けた。

「そう言えば、今度の旅行のことなんだけど…」

塚原は、スケジュール表を見せながら、旅行中のレクレーションのことを紗希に話した。

「この交換デートというのは、どういうことをするの?」

やはり交換デートは気になるよな・・・

「クジで相手を決めて、二人でドライブをするんだよ。
 その他は何も決まりはなくて、どうするかは当人同士で決めるらしい。」

「ふーん、それでパパは?パパはどんなデートをするつもり?」

「えっ?えーっと…、デートをする相手にもよるし、まだ何も考えていないよ。」

「相手にもよるんだ。じゃあ、相手が結美さんだったら?」

「いや、相手が誰だったらってことじゃなくて、相手がどうしたいか聞いてからってことだよ。」

「そうなんだ。」

紗希は暫く黙って考えていた。
 
「皆がレクレーションをやりたいって言うなら、私は別にいいけど。」

「交換デートも?」

「結美さんと奈緒さんがいいって言ったら、反対はできないわ。」

紗希は、以前、男の人と二人きりになるのは苦手だと言っていた。
そんな紗希が、交換デートに嫌だとは言わなかったのが、塚原にとっては意外だった。
だが、彼女から了解が得られたので、塚原はとりあえず一安心した。

数日後に、結美から紗希に、旅行でのレクレーションについて、自分も奈緒も承知したが、
紗希はどうかと問い合わせがあり、紗希は結美に自分も承知したと伝えた。


[11] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/09 (水) 22:29 ID:2RUX0nCA No.33222

三家族が宿泊する旅館は、自宅から車で3〜4時間の場所にあった。
旅館の近くには川が流れ、川辺では、釣りやデイキャンプを楽しむことができ、
旅館では、釣り道具やキャンプ道具の貸し出しも行っていた。

当日の午前中に、家族それぞれの車で目的地に向かって出発し、
途中、高速道路のサービスエリアで落ち合って、三家族で一緒に昼食をとり、
午後2時頃には旅館に到着した。
旅館に着くと、本館にそれぞれの家族が寝る部屋が用意され
その他に、大きめの部屋と小さな部屋の二間続きの部屋が用意されていた。

「今夜の交換デートのときに、この部屋に子ども達を集めて寝かす予定です。」

桐谷が、塚原と北川にそう説明した。
旅館のスタッフに夕食を17時半頃にお願いし、三家族は、それまで旅館の近くの川で遊んだり、
スイカ割りをしたり、その他簡単なゲームをしたりして楽しんだ。

そして、三家族全員で夕食をとった後、暫くそれぞれ家族の部屋で休憩し、入浴を済ませてから、
子ども達を連れて大きめの部屋に集まった。
奈緒が長女の奈津美に、暫く他の子ども達の面倒を見ているように話しをしていた。
それから三組の夫婦は、部屋を出て一階のロビーに降りていった。
いよいよ交換デートの始まりだが、全員が少し緊張した面持ちだった。

交換デートでは、いくつかの約束事が決められた。
主な約束事の一つは、デートの相手や、その相手とどんなデートをしたかについては、
一切他言無用ということだった。

交換デートは、あくまでもゲームで、単なる遊びに過ぎないわけだから、
そのことで夫婦間や家族間でトラブルになっても困るので、
たとえ夫婦の間でも、詮索したり疑ったりせず、一切話を持ち出さないことになった。

その他の約束事としては、交換デートでは、各カップルとも、
戻る時刻を厳守することが決められていた。

「お互い大人なんだから当人同士に任せればいいんじゃないか。」

「そうそう、時間を気にしながらデートというのも、なんだか味気ないし…」

桐谷と北川は、旅館に戻る時刻はあくまで目安で、後は当人たちが判断すればいいと言ったが、
妻達は、時間厳守を譲らなかった。
やはり何か間違いがあったらということを気にしているようだ。

「それに、万一事故や事件に巻き込まれたらどうするの?
 いつ戻るか決まってなかったら、いつまでも待たなきゃいけなくなるでしょ。
 決まっていれば、もしもその時刻までに戻って来なかったら、
 こっちから連絡することもできるし、連絡がつかなければ、警察に連絡することもできるわ。」

結美が妻達三人を代表して桐谷と北川に少し強い口調でそう言った。
結美の意見に、桐谷も北川も返す言葉がなかった。
結局、妻達から、戻る時刻が守れないなら交換デートは中止と言われ、
桐谷と北川は渋々ながら承知した。


デートの組み合わせを決める方法は、次のようなやり方で行われた。

1.男性用のクジを3枚、女性用のクジを3枚用意し、
  男性用のクジには、交換デートの出発時刻が書かれており、
  女性用のクジには、交換デートの出発時刻とデートから戻る時刻が書かれている。

2.カップルとなる男女のクジには、それぞれ同じ出発時刻が書かれており、
  他のカップルのクジとは、出発時刻、戻る時刻にそれぞれ5分の時間差がつけられている。

3.先に男性がクジを引き、駐車場に止めてある自分の車に乗って待機する。

4.次に女性がクジを引き、一階のロビーで待機する。

5.出発時刻に、男性は玄関前に車で乗り付け、女性もロビーから玄関前に移動する。

6.男性は、玄関前に現れた女性を車に乗せて交換デートに出発する。

7.但し、罰ゲームのカップル、すなわち子ども達の面倒をみるカップルは、
  戻る時刻が出発時刻の15分後になっているので、戻ったら子ども達のいる部屋へ行く。

この方法だと、本当の夫婦同士がカップルになる可能性があるが、
それはそれで夫婦でデートを楽しめばよいことになっていた。

「この方法だと、出発するときまで、デートの相手が誰だか分からずワクワクするし、
 他の人が誰とデートしているか、罰ゲームは誰なのかも当人達以外はわかりませんから。」

桐谷が、くじ引きについて少し自慢げに説明していた。


[12] Re: 三家族の旅行から  メタボオヤジ :2026/09/10 (木) 09:47 ID:SiCrsitw No.33223
はじめまして、いつも読ませていただいております。いよいよ交換デートが始まりますね。どの組み合わせか楽しみです。続きお待ちしておりますね。

[13] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/10 (木) 22:01 ID:zXtPr8l. No.33225

メタボオヤジさん
コメントありがとうございます。
励みになります。


[14] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/10 (木) 22:04 ID:zXtPr8l. No.33226

いよいよ交換デートの相手を決めるくじ引きが始まった。
クジを引く順番は、年の順に決めていたので、北川、桐谷、塚原が、順番にクジを引き、
全員が引き終わった後、三人で駐車場に向かった。
夫達が外へ出て行くと、奈緒、結美、紗希が、順番にクジを引き、
そのままロビーの椅子に座って、自分の出発時刻になるのを待っていた。

そして、最初に車で玄関前に向かったのは、桐谷だった。

相手は一体誰なのか・・・

北川が交換デートの話を持ち出したとき、桐谷は直ぐに北川の魂胆が分かった。
ホームパーティーのとき、桐谷は、北川が結美と話しているところをほとんど見たことがない。
結美にとって、北川はあまり好きではないタイプの男性であり、
北川もそれを察してか、結美に話しかけるようなことはなかった。
その反面、北川は、紗希にはよく話しかけ、彼女に誉め言葉をかけていた。

その様子を見れば、北川は紗希に気があることは明らかだ。
とは言え、ホームパーティーでは、北川が紗希と二人きりになるチャンスはないし、
紗希に二人きりで会おうと言っても、警戒されることは目に見えている。

そこで、偶然訪れた今回の旅行で交換デートを提案し、
紗希と二人きりになるチャンスを作ろうとした。
そして、紗希と交換デートが実現したときに紗希を口説く、
北川は、そんな腹積もりなのだろう。

桐谷はそう考え、初めはそんな計画に乗ってたまるかと思った。
北川のために、わざわざ面倒なことをするのは、真っ平だった。

しかし、よく考えれば、交換デートで北川が紗希と二人きりになったとしても、
北川に紗希を口説けるとは思えない。
北川が手荒な真似をすれば、紗希をものにする可能性はなくはないが、
そんなことは、さすがに三家族の旅行中ではできないだろう。
そう考えたとき、桐谷はこの交換デートを利用して自分が紗希を口説こうと思った。

桐谷は、結美から紗希を紹介されたとき、特に何も感じなかった。
紗希は特別美人と言うわけでもなく、何処にでもいる普通の女性のように見えた。
だが、ホームパーティーで紗希と接するうちに、紗希は妻の結美とは違って愛嬌があり、
よく見ると、大きな胸が魅力的に映った。

桐谷にとって、紗希は細身の結美には決して感じることのない色気を持っており、
今では、できれば自分の手に入れたい女性になっていた。
しかも、紗希が自分に好意を寄せているように感じていたから、
容易に口説けるのではないかとも思っていた。
ただ、結美の友人に手を出すのは、さすがにリスクが大きく、
また、紗希と二人きりになる機会も全くないので、彼女を口説こうとは考えなかった。

しかし、桐谷は、北川が言い出した、この交換デートを利用して紗希と二人きりになれば、
彼女を口説くことができ、後日、二人で逢う機会さえ作れば、
小さいリスクで、紗希を自分の手に入れることもできるかもしれない、と考えた。

桐谷は玄関前に車を止め、ドキドキしながら車内で待っていると、
玄関から一人の女性が現れた。
目の前の女性を見た桐谷は、一瞬驚いた後、「ふーっ」と息を吐き、ほんの少し肩を落とした。
その女性は奈緒だった。
奈緒が無言で車に乗ると、桐谷は直ぐに発車した。

桐谷の車が出発した後、次に車で玄関前に向かったのは、北川だった。
北川は、2年以上前から、いつかチャンスがあれば、紗希を抱いてみたいと思っていた。
だが、この2年間、ホームパーティーで会うだけでは、
口説くことはおろか、紗希と二人きりなるチャンスすらない。

そんなときに訪れたのが、三家族での旅行だ。
この旅行は、北川にとって千載一遇のチャンスだった。
北川は、この旅行中に紗希の身体を必ず自分のものにしようと考え、
そのために、そのためだけに、今回の交換デートを提案したのだ。

もし紗希が交換デートの相手だったら、この後の予定をすでに立てていた。
暫く二人でドライブし、その途中で紗希を口説き落とし、
旅館に向かう途中で見つけたラブホテルに連れ込むという手筈だ。

妻達に時間厳守を決められたのは、北川にとって想定外のことだったが、
ラブホテルに連れ込んでも、予定の時刻には何とか間に合うだろう。
もし、紗希以外だったら、元も子もなく、無駄な時間を過ごすだけだ。
ただ、そのときは、明日、紗希を口説く作戦を立てようと考えていた。

北川は玄関前に車を止め、前を向いたまま目を閉じ、祈るような気持ちで待っていた。
すると、助手席の窓を叩く音が聞こえた。
静かに目を開け、助手席の窓を見た。
そこには、微笑みながら車の中を覗いている紗希の顔があった。


[15] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/11 (金) 22:11 ID:PJXqbIn6 No.33234

紗希は、奈緒が玄関に向かった後、少しそわそわしながら、出発時刻が来るのを待っていた。
クジに書かれた戻る時刻を見ると、罰ゲームではなかったので、デートは決定だった。

デートなんて夫としかしたことないのに、どうなるんだろう・・・。

紗希は不安と期待の中、桐谷と北川について、これまでのことを振り返った。

結美から桐谷を紹介されたとき、紗希はかっこいい人だなと思った。
桐谷は、裕福な家庭に育ち、背が高くてスマートで、顔も美男子の部類に入るだろう。
紗希は、美人の結美には、やはりこういう人がお似合いだと感じたが、
自分が桐谷に少し憧れていることにも気がついていた。

こんな人と結婚したら、すごく幸せなんだろうな・・・。

そんな思いが紗希にはあったが、今も大事にしてくれる夫のことを考えると、
そのような思いを抱いてしまう自分が恥ずかしかった。
でも、もしもデートの相手が桐谷だったらと思うと、少しドキドキした。

奈緒から北川を紹介されたとき、紗希は少し驚いた。
紗希にとって、北川の最初の印象は、背が低く、毛深くて小太りで、
顔立ちも年齢よりも老けて見えた。

紗希にとって、北川は自分の好みの容姿ではなく、
話し方や振る舞いも、どちらかと言えば苦手なタイプの男性だった。
可愛い顔立ちの奈緒が、そんな北川と結婚して夫婦でいることが、
紗希には俄かに信じられなかった。

だが、家族ぐるみで付き合う中で、北川はとても子ども好きで、
自分の息子の面倒もとても良くみてくれたので、
紗希の最初の印象は次第に薄れていった。
しかも、北川は、何かにつけて自分のことを褒めてくれるので、
今では彼に好感を持つようになっていた。

紗希はそんなことを思い出していたが、ふと時計を見ると、
クジに書かれた出発時刻が迫っていた。
紗希は、椅子から立ち上がり、結美に会釈した。

「いってらっしゃい。」

結美にそう声を掛けられた後、紗希は一人玄関に向かった。
相手は誰だろうと思いながら玄関を出ると、北川の車が止まっていた。

北川さんか・・・

紗希の心は、残念な気持ちと、少しほっとした気持ちが入り混じっていた。
車の窓から中を覗くと、北川は前を向いて目を瞑っていた。

まさか寝ているんじゃないでしょうね・・・

紗希はそう思うと、少し緊張がほぐれて笑みがこぼれた。
そして、北川の車の窓ガラスを静かに叩いた。


北川は紗希の顔を見ると、心の中で「よし」と叫んだ。
ここまでは、自分の計画通りに事が運んでいることを喜んだ。
だが、未だデートか罰ゲームかはわからない。

北川が紗希に車に乗るよう合図を送ると、彼女はドアを開けた。

「お邪魔します。今夜はよろしくお願いします。」

紗希はそう言いながら、北川の車に乗り助手席に座った。

「北川さん、目を瞑っていたでしょ。寝ていたんじゃないんですか?」

「違うよ、相手が紗希ちゃんになることを祈っていたんだよ。」

「また、そんな調子のいいことを言って…」

「いやいや、本当だよ。ところでデート、それとも罰ゲーム?」

「ジャーン、デートで〜す。」

紗希は、そう言って自分が引いたクジを北川に見せた。
北川は心の中でもう一度「よし」と叫んだ。

「じゃぁ、とりあえず出発だ。」

そう言って、北川は車のエンジンをかけ、発車した。


[16] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/12 (土) 22:08 ID:8Lmhy4d6 No.33238

塚原は、相手が奈緒だったらどうするか、結美だったらどうするかを思い浮かべながら、
車の中で待機していた。
塚原は、相手が奈緒でも結美でもよかったが、どちらが相手でも気を使うだろうなと思った。

出発時刻の間際になり、玄関前に向いながら、相手が紗希だったらどうするか考えた。
息子の拓也が生まれてから、夫婦二人だけで外出する機会も全くない。
相手が紗希なら、久しぶりに二人だけでデートというのもいいかもしれない。
奈緒や結美なら楽しいとは思うが、その分相手に気を使う。
一方、紗希が相手だったら、何も気を使わずにデートができる。

ラブホを探して入ってみようか。
でも、「何考えてんの!」って紗希に怒られそうだ・・・。

そんなことを思いながら、塚原は駐車場を出て玄関前に車を止めた。
直ぐに玄関から結美が現れた。

塚原の車に向かって歩いてきた結美が、助手席の窓を覗き込みながら軽く手を振り、
車に乗ってきた。

「お邪魔します。でも、相手が亮ちゃんでよかった。」

「僕も結美さんが相手なんて夢みたいだ。」

「ホントに?そう言ってもらえると嬉しいな。でも、残念でした。」

「えっ?」

「ごめんね。罰ゲームなの。」

結美はそう言って、自分が引いたクジを塚原に見せた。
クジには戻る時刻として15分後の時刻が記されていた。

「まいったなぁ。クジ運が良いのか悪いのか、わからないや。」

「でも、15分だけでもデート出来るんだから、早く出発しましょ。」

「そうだね。」

そう言って、塚原は車のエンジンをかけて発車した。

*************************************************************************************

桐谷は、行く当てもなく車を走らせていた。
北川の魂胆を逆手にとってやろうと思っていたが、当てが外れてしまった。
桐谷はデートの相手として紗希を望んでいたが、その希望が叶わぬばかりか、
よりによって相手が奈緒になるとは、と思った。

奈緒を車に乗せ、彼女に「デートよ。」と告げられてから、二人の間に会話は全くなかった。
奈緒も黙って助手席に座っているだけだ。
10分程車を走らせた後、沈黙に耐えきれなくなったのか、桐谷が漸く口を開いた。

「まさか君がデートの相手になるとは思わなかったな。」

「あら、そう? 私は何となく貴方が相手になるような気がしていたわ。
 この交換デートの話を聞いたときからね。」

桐谷と同じように無言だった奈緒は、直ぐに桐谷に返事をした。

「ふーん、そうなんだ。」

桐谷は表情を変えずに呟いた。

「これから、どうする?」

「そうね、どうしようかしら。」

「何処か行きたい場所があれば、連れて行くよ。」

「貴方はこの辺に詳しいんでしょ?」

「そうだね。」

「それだったら、貴方に任せるわ。」

「何処でもいいかい?」

「ええ、何処でもいいわ。」

桐谷は暫く考えてから「わかった」と言って、車のスピードを上げた。


[17] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/13 (日) 22:08 ID:/TEHh2F. No.33241

「どこに行くんですか?」

紗希は、北川に尋ねた。

「先ず、湖の周りをドライブでもしてみようか。」

「いいですね。行きましょう。」

北川は湖の傍まで来ると、湖畔沿いの道を走りだし、車を運転しながら、
初めて紗希に会ってからのことを思い出していた。
紗希に初めて会ったとき、北川は思わずその身体に見入ってしまった。
彼女に気づかれないようにその身体を舐め回すように眺めた。

服の上からでもはっきりわかる豊満な胸、括れた腰、張り出た尻、
前屈みになったときに、Tシャツの首元の隙間から見えた深い胸の谷間。
そのとき、紗希が前屈みの姿勢で両手を前に伸ばした瞬間、彼女のブラのカップが浮き、
思わず覗き込みたくなる衝動を必死に抑えた。

それから北川は、紗希の裸体を思い浮かべて、マスターベーションをするようになり、
紗希の身体をいずれは自分のものにしたいと考えるようになった。
だが、紗希は妻の友人、家族ぐるみで付き合いのある人妻だ。
強引にものにしようとすれば、家族ぐるみの付き合いが壊れるばかりか、
自分の家庭も壊れかねない。

そうかといって、時間をかけて紗希を口説こうにも、彼女と二人だけになるチャンスもない。
たとえ二人きりになったとしても、今は、彼女から好感を持たれていないように感じ、
あしらわれるだけだろうと思った。

将を射んと欲すれば先ず馬を・・・

北川は、先ず紗希の息子を可愛がった。
もちろん、紗希の息子だけだと変に思われるので、結美の息子も一緒に可愛がった。
紗希には、子ども好きな子煩悩の父親という印象を与え、
次第に好感を持たれるようになっていった。

好感を持たれるようになると、北川は、些細なことでも事ある毎に紗希を褒めた。
料理上手だね、気配り上手だね、優しいね、理想的な奥さんだ、旦那さんが羨ましいなどと、
紗希を褒めていった。
このようにして、彼女との距離を少しずつ縮めていった。

距離が縮まると、北川は、今度は紗希の身体を褒めだした。
胸が大きい、形がきれい、ウエストが細い、お尻の形が良いなど、
厭らしくない程度にさりげなく褒めた。
このようにして、北川は、時間をかけて少しずつ紗希の気を引きながら、
その間じっとチャンスを窺っていた。

そして、今回の三家族での旅行は、北川にとって千載一遇のチャンスだった。
この旅行中に、何とか紗希と二人きりになって彼女を口説き落とし、
その身体を自分のものにしようと思い、この旅行中の計画を立てた。

紗希にキスをしながら、彼女の豊満な胸を揉みほぐす。
紗希の股間を大きく開いて、自分のものを突きたてる。
紗希の背後から激しく突きたてながら、彼女の胸を揉みしだく。
紗希をきつく抱きしめながら、彼女の中で果てる。
交換デートが決まってから、北川はそんなことばかりを妄想していた。

そして、今まさに絶好のチャンスが到来したのだ。

*************************************************************************************

旅館に戻った塚原と結美は、子ども達のいる部屋に向かった。
その部屋の戸を開けると、皆すでに寝床に入っており、
二人は、部屋の隅で子ども達の様子を暫く見守っていた。

子ども達は、疲れが出たのか、思いの外早く寝てしまった。
全ての子ども達が寝つくと、塚原と結美は、隣の小さな部屋に移動し、襖を閉めた。
交換デートに行ったカップル達が旅館に戻ってくるまでには、まだまだ長い時間があった。

「皆が戻ってくるまで、お酒でも飲んでようか。」

そう言って、結美は部屋から出て行き、缶ビールとつまみをお盆に載せて戻ってきた。
部屋に戻ってきた結美は、部屋を出る前には後ろで束ねてあった髪を、肩まで降ろしていた。
塚原にとっては初めて見る髪形だった。

「じゃあ、デートできなかった亮ちゃんと私を祝して、かんぱーい。」

「かんぱーい。」

塚原は、改めて結美の顔を見た。
よく見ると、結美は薄化粧で、普段の彼女より少し幼く見えた。
だが、それが却って、いつもとは違う色気を漂わせていた。


[18] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/14 (月) 22:20 ID:rZtjLSjg No.33245

「結美さんがお酒を飲んでいるところ初めて見たような気がするんだけど…」

「飲むのは好きだけど、強い方じゃないから…
 家に集まって食事するときは、準備とか後片付けとかもあるし、
 酔うわけにはいかないから、飲まないようにしているんだけど…、
 こんな時ぐらいはね。いいでしょ?」

そう言うと、結美は塚原に向かってウインクして見せた。
そんな彼女の仕草を見て、塚原はその色っぽさにドキッとした。

暫く二人で飲みながら、お互いの子どもの話を話していると、
結美の色白の肌がほんのりピンク色に染まっていた。

普段の結美は、どちらかと言えば聞き上手だった。
奈緒と紗希には、自分のことを何も話さないということはないが、
パーティーのときは、自分自身のことについてはほとんど語らなかった。

ただ、この夜の結美は、子どもの話題が終ると、お酒を飲んだせいもあるのか、とても饒舌で、
自分の子どもの頃のことや趣味などについても、塚原に話した。

そんな中、結美は桐谷と付き合う前の話を始めた。

*************************************************************************************

紗希と北川は、湖畔沿いの道をドライブしていた。
北川は、湖のほとりで車を止めるのに適当な場所を探していた。
車の中では、ラブホに連れ込むような雰囲気を作るのは難しいからだ。
北川が湖の周辺を見渡していると、紗希が話しかけてきた。

「北川さんは、最近、奈緒さんと二人でデートしていますか?」

「二人きりでデートは、そうだな…、月に一度くらいかな。」

「娘さんたちは、どうされているんですか。」

「奈緒の両親が近くに住んでいるから、預かってもらっている。」

「そうですか。」

「紗希ちゃんはどう? 旦那さんと二人でデートとかしている?」

「子どもが生まれてからは全然ないです。」

「じゃ、今夜は久しぶりのデートだね。」

紗希は、夫と最後にデートしたのはいつだったか記憶を辿ってみたが、
子どもが生まれる前のことなので、思い出せなかった。

「紗希ちゃんは、旦那さんといつ頃から付き合い始めたの?」

「私が22歳のときですけど。」

「じゃ、その前は?」

「えっ?」

「紗希ちゃんは、きっとモテただろうから、
 元カレとかもたくさんいたんだろうなって思って…」

紗希は少し動揺した。
元カレなんて一人もいない。
結美や奈緒には夫が初めてであることは話したが、
北川には、そんなことを知られたくなかった。

「旦那さんと付き合う前は、どんな人と付き合っていたの?」

「そんなこと、どうでもいいじゃないですか…」

「旦那さん、紗希ちゃんの元カレのこととか知っているの?」

「・・・・・・」

「ひょっとして、旦那さんには元カレのこと秘密にしているのかな?」

紗希はその質問には答えずに黙っていた。


[19] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/15 (火) 22:24 ID:Vh79/BVA No.33250

紗希は、何とか話しを逸らそうと、逆に北川に質問した。

「北川さんは、奈緒さんの元カレのことを知っているんですか?」

「詳しいことは聞いても答えないけど、人数は両手じゃ足りないって言っていたな…」

やっぱり奈緒さんは、そんなにたくさんの人と付き合っていたんだ・・・

紗希は、結美については、あれだけ美人なんだし、色気もあるから、
きっとたくさんの人と付き合ってきたんだろうなと察していた。
だが、奈緒については、可愛い顔立ちできっとモテたに違いないとは思っていたが、
付き合った人はそれほど多くはないのではないかと考えていた。

奈緒には、男の影といったような匂いがあまり感じられなかったからだ。
顔立ちだけ見れば、奈緒は、まるで処女を売り物にしているアイドルのような、
そんな可愛らしさがあった。
紗希は、一生に一人の男性だけって憧れる、と言っていた奈緒や結美の言葉を思い出していた。

「それで、紗希ちゃんの元カレって何人ぐらいなの?
 旦那さんには内緒にしておくから、教えてよ。」

北川が執拗に聞いてきた。

「どうしてそんなことを知りたがるんですか?」

「好きな女のことは、何でも知っておきたいって思うのは普通だろ。」

「好きなって…」

「だって今は、俺と紗希ちゃんは恋人同士なんだからさ。」

「・・・・」

「ははは、あくまでゲームだから。話したくないんなら、仕方ないけど…。」

北川は、そんな話しをしながら、この後、どのように紗希を口説いていくか考えていた。
暫く湖畔沿いの道を走り続けてから、湖の眺めがとても良い場所を見つけ、そこに車を止めた。
そして、車の前で紗希と一緒に湖を眺めながら、ときおり、彼女の身体に目をやった。

もうすぐこの身体が俺のものになる・・・

北川の股間はすでに勃起していた。

「紗希ちゃんとデートできるなんて、本当に最高だよ。」

「そんなこと言って…、内心は結美さんだったら良かったのにって、
 そう思っているんじゃないんですか?」

「そんなことないよ。前から言っているけど、紗希ちゃんは俺にとって理想的な女性なんだ。
 デートできてすごく嬉しいよ。」

「そう言われると私も嬉しいけど、その反面、奈緒さんに申し訳ないなぁ。」

「今はそれを言っちゃだめだよ。せっかくのデートなんだから。
 今は、俺の相手は奈緒じゃなくて紗希ちゃんなんだから。」

「はいはい、わかりました。」

暫く二人は黙って湖を眺めていたが、北川は意を決したように、突然口を開いた。

「紗希ちゃん、湖がとてもきれいだね。」

「本当に、月の光と星の光が反射してすごくきれい。」

「紗希ちゃんも、とっても綺麗だよ。」

「もう、そんなに褒めなくてもいいですよ。」

「紗希ちゃん、キスしてもいい?」

「えっ?」

「今は二人だけでデートしているカップルなんだから、キスぐらいしてもいいだろ。」

「そんなこと言われても…」

「俺、前から紗希ちゃんのことが好きだったんだ。今は、紗希ちゃんの恋人は俺なんだからさぁ。
 恋人同士がキスするのは当たり前だろ。」

北川は、そう言うと紗希に近づき、抱き寄せようとした。
紗希が両手で北川を押し返したが、北川は更に強い力で抱き寄せた。


[20] Re: 三家族の旅行から  ken :2026/09/16 (水) 18:09 ID:wmJtiHH2 No.33251
初めまして 旅のすいかんの作者さんではありませんか
ずっと気になってました
 


[21] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/16 (水) 23:06 ID:MTyunZKw No.33253
kenさん
「陥穽(かんせい)」です。
このときは、関係者から聞いた話を体験談として書いたので、無理がありました。
今回は、前回は書かなかった話を新たに加えて、アレンジしていますので、
内容が少し違っています。


[22] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/16 (水) 23:09 ID:MTyunZKw No.33254

紗希は、北川の突然の告白と彼の強引な行為に戸惑っていた。
それはゲームでもなければ、冗談でもないように感じた。

学生時代、紗希に言い寄ってきた男性は、彼女が避けようとすると、皆それで諦めてくれた。
北川のように強引な男性は一人もいなかった。
言い換えれば、紗希は強引な男性に免疫がなかった。

「私、結婚しているんですよ。そんなことなんてできません。」

紗希は、そう言って必死に抵抗した。

「でも、旦那さんだって…、ひょっとして今頃、同じことをしているかもしれないよ。
 奈緒か結美さんと…」

「えっ?」

紗希は、そう言われると、急に夫のことが気になり出した。

誰とカップルになったんだろう・・・。

夫は、以前から、「奈緒さんはすごく可愛いよね。」とか、「結美さんはホント綺麗だよね。」とか、
奈緒と結美について、そんなことを口にしていた。
夫が二人に興味があることは以前から知っていたので、
北川が言うように、夫がどちらかと何かあっても不思議ではないような気がした。

もし相手が、奈緒さんだったら・・・

紗希は、いつも笑顔の奈緒の表情を思い出した。
奈緒なら、たとえ夫と二人きりになっても、おかしな雰囲気になるとは思えなかった。
また、夫が奈緒を口説いても、奈緒ならきっと相手にしないだろう。

奈緒さんだったらきっと大丈夫だ。でも、結美さんだったら・・・

紗希は、結美が夫と話している様子を思い出してみた。
結美が、夫のことを『亮ちゃん』と呼ばせてほしいと頼んだときから、
紗希は彼女のことが気になり出していた。
結美と夫が話す様子をさりげなく窺っていた。
その様子を見ていると、結美はひょっとして夫に好意を寄せているのではないかと、
そんなことを感じることも度々あった。

結美と夫が二人きりになったら、おかしな雰囲気になって関係を持つことは十分考えられる。
そのとき、紗希にはそう思えた。
紗希は、そんな思いを巡らせていると、北川を押し返す力がふっと抜けてしまった。
その瞬間、自分の唇が北川の唇で塞がれた。

夫以外の人と初めてキスしてしまった・・・。

そう思ったが、紗希は固く口を噤み、北川を必死に押し返そうとした。
だが、北川が紗希のTシャツの上から胸を掴んだため、紗希はびっくりして口が緩んでしまった。
その一瞬の隙に、北川が、自分の舌を紗希の口の中に入れて彼女の舌に絡めた。

遂に紗希の唇を奪ったぞ。それにこの柔らかい胸の感触。もう一押しだ・・・

北川は、自分の舌を紗希の舌にねっとり絡ませ、自分の唾液を彼女の口の中に注ぐように、
そして、彼女の唾液を啜るように、彼女の唇を激しく貪った。
その一方で、彼女の胸をなで回すように強く揉みしだいた。
北川のペニスは信じられないほどの固さに勃起していた。

*************************************************************************************

「ああっ…、はぁっ…、ああっ…」

旅館から車で10分程離れた場所にあるラブホテルの一室で、
奈緒は桐谷に跨り、上下や前後に激しく腰を振りながら喘いでいた。

そんな奈緒の膣の中を生で味わいながら、桐谷は笑みを浮べて彼女を眺めていた。

「ああっ…、いいぃ…、ああっ…」

「奈緒、もっと、もっとだ。」

桐谷の言葉で、奈緒の腰の振り方が更に激しくなっていく。

車の中では少し生意気な態度だったが、抱いてしまえば、あの頃と変わらず従順な女だ・・・

桐谷はそんなことを思いながら、両手を伸ばし、奈緒の小さな胸を弄り始めると、
紗希は桐谷の両手を掴みながら、激しく腰を動かし続けた。


[23] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/17 (木) 22:11 ID:tIwVpYtc No.33260

短大に入学した奈緒は、直ぐにインカレサークルに入った。
そのとき、他大学の2年生だった桐谷と知り合い、何度かデートを重ねた後、交際を始めた。

交際を始めてから1カ月ほどで、奈緒は桐谷と身体の関係を結んだ。
奈緒は、高校時代に彼氏がいたが、キス以上のことはなかったので、
奈緒にとって、桐谷は初めての男性だった。

奈緒と桐谷の交際は順調に進んだが、1年が過ぎた頃、桐谷の海外留学が決まった。
当時は、携帯電話はおろか、インターネットも一般に普及していなかったため、
留学後には、桐谷に会うどころか連絡を取ることすらできない。
奈緒は、あまりに突然のことに戸惑い、桐谷の言い訳にも納得できなかったが、
結局、彼と別れるしかなかった。

桐谷が留学した後、奈緒は失意の中、インカレサークルに行くこともなくなったが、
短大を卒業する前に、サークルのメンバーから卒業コンパに誘われた。
奈緒は気が進まなかったが、卒業生は無料だからと熱心に誘われたので、参加することにした。

これまでも、インカレサークルのコンパに何度か参加したことはあったが、
まだ二十歳前だったこともあり、ソフトドリンクだけで、酒を飲んだことはなかった。
だが、このコンパのときは、すでに二十歳を過ぎ、また、卒業生だったこともあり、
周りから酒を注がれ、注がれるたびに飲んでいたら、途中から記憶がなくなった。

結局、コンパが終わった後、他大学の男子3人にお持ち帰りされ、朝までやられた。
それまで桐谷しか知らなかった奈緒にとっては、とてもショックな出来事で、
自分の中の何かが壊れたように感じた。

奈緒は、就職して直ぐに彼氏ができたが、碌な男ではなく、長続きはしなかった。
それからは、言い寄ってくる男と付き合っては別れ、付き合っては別れを繰り返し、
別れるたびに、奈緒の頭の中には桐谷の顔が浮かんだ。
そんな20代を過ごしていた奈緒だが、気が付けば30歳まであと数年に迫っていた。

結婚願望があった奈緒は、そろそろ真剣に結婚相手を探そうと思い始めた頃、北川と知り合った。
北川に言い寄られても、初めは相手にしなかったが、北川の押しの強さに負けた。
これまでと同じように直ぐに別れるだろうし、結婚相手が見つかるまでの繋ぎだと、
そんな軽い気持ちで付き合い始めたが、付き合い始めて半年も経たずに妊娠した。
北川に絶対に外に出すからと強く迫られ、ゴムを使わずにセックスしたことを後悔した。

奈緒は中絶も考えたが、中絶に対する罪悪感があったことに加え、
このときも北川の押しの強さに負けてしまい、結局彼と結婚した。
翌年、長女の奈津美を出産し、更にその翌年、次女の奈々を出産した。
それからは、子育てに追われる毎日を過ごした。

結婚して4年が経った頃、子育てセミナーの会場で結美と知り合った。
結美の綺麗な容貌と、桐谷と言う名字に惹かれ、奈緒が自分から彼女に声を掛けた。
もちろん結美の夫が元彼の桐谷だとは、そのとき奈緒は考えもしなかった。

だが、程なくして、結美から彼女の夫を紹介されたとき、あまりの驚きに息をのんだ。
別れてから12年ほど経っていたが、直ぐに分かった。
桐谷も自分を見て、一瞬驚いた表情をしていた。

『どうしたの?』

結美からそう声を掛けられて、奈緒は我に返った。
動揺を抑えながら、奈緒は桐谷に『はじめまして』と挨拶をした。
ただ、そのとき奈緒は、今でも桐谷のことが好きだということに気づいた。

それから1年程、桐谷に会う機会はなかったが、奈緒が紗希と知り合い、
彼女を結美に紹介して、三家族でホームパーティーを開くようになってから、
桐谷と顔を合わせるようになった。
奈緒は、桐谷の顔を見ると胸がドキドキしたが、彼と言葉を交わすことはなかった。

もちろん二人が交際していたことは、奈緒も桐谷も、北川と結美には黙っていた。
そんな状況が2年以上続き、今回の三家族での旅行を迎えた。
奈緒は、旅行中に交換デートを行う話を聞いたとき、自分のデートの相手が桐谷になり、
そのときに彼と関係を結んでしまう、そんな予感があった。

桐谷の車がラブホテルの前で停まり、彼に『ここで休んでいこうか』と言われたとき、
奈緒にとって初めての不倫だったが、何の躊躇もなく『いいわよ』と返事をした。

桐谷とホテルの部屋に入ったとき、胸がドキドキするのを必死に隠した。
そして、桐谷に服を脱がされ、全身を隈なく愛撫されたときには、
頭の中が真っ白になり、その後、桐谷の陰茎を無我夢中でしゃぶった。

桐谷がゴムを取り出そうとしたとき、『ゴムは必須』という結美の言葉が浮かんだ。
それなら自分がと思い、奈緒は桐谷にピルを服用していることを告げた。
繋がった後は、桐谷に身を委ね、彼がやりたいことを全て受け入れた。

奈緒は、性器同士が直接擦れ合う感触を味わいながら、腰を振り続けた後、
「あああああっ…」と大きな声を出しながら、上体を前に倒し、桐谷に覆い被さった。


[24] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/18 (金) 23:18 ID:42oyzh5s No.33262

「はぁー、はぁー、はぁー」

奈緒は、桐谷に覆い被さりながら、彼の上で荒い呼吸をしていた。
奈緒の呼吸が落ち着いた頃、桐谷は奈緒を抱えながら上体を起こし、
そのまま奈緒を仰向けに寝かせて彼女に覆い被さり、正常位で腰を動かし始めた。
奈緒は桐谷の背中に両手を回し、強く抱き着いた。

「ああっっ、もっと…、ああっっ、いい…」

桐谷の動きが激しくなると、奈緒の喘ぎ声も大きくなっていった。
桐谷の射精が近いことを悟ると、奈緒は彼の腰に両脚を絡めた。

「あああっ…、そのまま…、中に…」

奈緒からそんな言葉が漏れると、桐谷は更に激しく腰を動かした。
そして、桐谷の動きが突然止まった。

・・・ドックン、ドックン、ドックン・・・

奈緒の膣の中に、桐谷の精液が注がれていく。

「ああぁ…、あつい…」

奈緒は桐谷の脈動を感じながら、彼の精液を膣奥で受け止めた。

セックスしてこんな気持ちになれるのは、この人しかいない・・・

桐谷の脈動が治まっていくのを感じながら、奈緒はそう確信した。

*************************************************************************************

紗希は、何とか北川から逃れようと後退りした。
だが、直ぐ後ろにあった車に自分の尻がぶつかり、
北川と車の間に挟まれた格好になってしまった。
それでも、その姿勢で暫く抵抗を続けていたが、北川にキスされ胸を揉まれ続けると、
次第に力が抜けていった。

夫はいつも優しくキスをしてくれた。
だが、北川のキスは、唇や舌を激しく貪り、
まるでキスだけで犯されてしまいそうな強引なものだった。

紗希にとっては、そのようなキスは初めての経験だった。
夫とは全く違う力強くて乱暴なキス、北川にそんなキスをされ続けた紗希は、
それを拒否するどころか、自分からも舌を絡めるようになっていった。

すると、北川は、紗希の上体をボンネットの上に押し倒し、彼女に覆い被さった。
紗希の抵抗がほとんどないことを感じると、自分の股間を彼女の股間に押しつけながら、
北川は彼女のTシャツの下から中に手を入れ、ブラジャーの上から胸を掴んで揉みだした。

よし、このまま続ければ、紗希を落せる・・・。

北川はそう考えた。
だが、その一方で、かなり焦っていた。
ここまでに、思いの外時間がかかってしまったからだ。

今からラブホに行っても、旅館に戻る時刻には間に合わないかもしれない。
時間厳守は女性陣から出された条件なので、それを破ったら、
妻の奈緒からも疑いをかけられる。
そうであれば、ここで最後までいくのもありか・・・

北川は悩んでいた。

これからラブボに連れ込むか、ここで最後までいくか・・・。

これからラブホに行っても、ラブホに入る直前や入った直後に紗希に拒絶される可能性もある。
そこからまた、紗希をその気にさせるとなると、かなり時間がかかりそうだ。
ここでするのであれば、この後、紗希の恥部に触って愛撫を続け、
そのまま車の中に連れ込めば、いけるかもしれない。

それともここで挿れてしまおうか・・・

挿れるときに抵抗されるかもしれないが、
紗希のような女は、挿れてしまえば大人しくなるはずだ・・・

北川は、紗希のジーンズのボタンに自分の手をかけてみた。
紗希に抵抗する様子はなかった。

よし、このままいくぞ・・・

北川はそう決心し、ジーンズのボタンを外し、ファスナーを少しずつ降ろしていった。
露わになったパンティを手で擦ったが、紗希が拒否する様子は見られない。
北川は、『これなら、いける』と思い、紗希のパンティの中に手を入れた。


[25] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/19 (土) 23:17 ID:dDDH1EJk No.33267

結美の話は、彼女が高校1年のときからのことだった。
高校1年のとき、初めて付き合った3年の先輩に、心の準備も覚悟もできていないまま、
処女を奪われてしまった。
結局、その先輩とは、半年もしないうちに別れた。
そのときから、結美には、少しずつ男性に対する不信感が募っていった。

大学に入学して、結美は生理的に受け付けない人でない限り、
言い寄ってくる男達と付き合った。
でも、相手のことを本気で好きにはなれず、いつも長続きはしなかった。

その後、結美が海外留学したとき、日本人と違って性に開放的な外国人に衝撃を受けた。

「留学前は、いろいろな人と付き合ったけど、彼氏以外の人とセックスしたことはなかったし、
 それが当たり前だと思っていたの。だけど、留学先では全く違ったわ。
 彼氏がいる人は別だけど、そうでなければ、誘ってきた男性が自分の好みだったら、
 付き合う前でもセックスするし、その日限りと分かっていても、普通にセックスするのよ。
 日本でもそういう人はいると思うけど、向こうでは、それが当たり前なの。」

それから結美は、特定の彼氏は作らず、たくさんの外国人男性とセックスした。
数カ月続くこともあったが、その日限りのときもあった。

帰国してからも、いろいろな男性とセックスし、中には交際に発展することもあったが、
やはり長続きすることはなく、自分は本気で男性を好きになることはないと思った。
ただ、結婚して子どもを産みたかったので、自分が好きになれる男性ではなく、
その他の条件で結婚相手を探そうと思った。
そんなとき、今の夫である桐谷を紹介され、付き合い始めた。

「実は、主人と私、できちゃった結婚なのよ。
 それまでは、必ず避妊していたんだけど、 主人と付き合うようになったとき、
 この人と結婚して子どもを産もうって決心したの。
 すでに20代後半だったし、また別の男性を探すとなると、
 30歳前に結婚するのはとても無理だと思ったから…。
 だから、主人と付き合い始めてからは、避妊しなかった。
 それで、付き合い始めてから3カ月ぐらいで妊娠がわかって、そのまま結婚したわ。」

そう言って、結美は少し引き攣った表情で笑った。

「ごめんね、こんな話ししちゃって。
 こんなこと主人に言えるわけないし、奈緒さんや紗希ちゃんにも話せることでもないし…
 でも私の気持ちを誰かに聞いて貰いたいって、ずっと思っていたの。
 亮ちゃんなら、きっと黙って聞いてくれると思って…
 亮ちゃんに話して、少しすっきりしたわ。
 でも、亮ちゃんは、こんな話を聞いて、私のこと軽蔑した?」

「軽蔑なんて…。幸せそうに見える人も、人にはわからない辛い思いをしているんだなって、
 そう思ったけど。でも大丈夫だよ。これまで辛い思いをしてきたんだから、
 これからはきっと幸せなことがいっぱいあるに決まっている。」

「そうだといいんだけど。でも、亮ちゃん、そう言ってくれてありがとう。
 やっぱり話してみて良かった。」

「でも、ごめん。僕も男だから、旦那さんが少し気の毒に思えてしまった。」

「確かにそう思えちゃうよね。それは私も否定しないわ。でも、実際にはそうでもないのよ。
 詳しいことは言えないけど、主人も私を愛しているから結婚したというわけではないから、
 それはお互いさまなの。それに主人は、浮気していたし…」

「えっ、そうなの。」

「うん、私が知っているのは一度だけだから、それ以外にあるのか無いのか知らないけど。」

「ご主人を問い詰めたりしたの?」

「お互いそんな気持ちで結婚してわけだから、浮気について問い詰めるつもりはないわ。
 ただ、主人の子どもはもう産みたくないから、危険日には絶対させないし、
 危険日以外の日でも、コンドームを着けないと絶対させないことにしているの。」

「・・・・」

「主人との子どもは一人で十分だし、それでとりあえず役目は果たしたし…
 奈緒さんや紗希ちゃんには、主人が子どもの面倒をみないから、
 子どもを作らないようにそうしているって、そう言ってあるけど…」

結美はそう言って再び笑った。
結美の顔は、今度は引き攣った表情では無かった。
塚原は、そんな気持ちで婚姻関係を続ける意味があるのだろうかと思った。

それから、暫く二人の間に沈黙が流れた。
塚原は黙ってビールを飲んでいた。

「ねぇ、亮ちゃん。」

結美はそう言って塚原に近づき、彼にキスをした。
塚原は、一瞬びっくりしたが、すぐに片方の手で結美の頭の後ろを抱え、
もう片方の手を彼女の後ろに回して抱き寄せた。
塚原には、そうするのが一番自然に思えた。
そして、二人は、塚原が結美に覆いかぶさるように床に倒れ込んだ。


[26] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/20 (日) 23:15 ID:Fd/pmtew No.33272

紗希は、北川の強引さに抵抗できずにいた。
何故抵抗できないのか、紗希は自分でもわからなかった。
紗希は、結婚した後はもちろん結婚する前も、
夫からこんなふうに強引に迫られたことは一度もなかった。
もちろん、夫以外の男性からもだ。

しかし、北川から強引にキスされ強く胸を揉まれても、
さほど強い嫌悪感を覚えることはなかった。
それどころか、自分の股間に北川の股間が押しつけられると、少し興奮し、
北川にジーンズのボタンを外されたときも、抵抗できずにいた。

心の底では、夫にもそのように強引に迫ってほしいと思っていたのだろうか。
それとも相手が北川だからだろうか・・・

北川に迫られ、ジーンズのファスナーを降ろされたときに、
紗希の頭の中でそんなことを考えていた。
だが、北川が自分のパンティの中に手を入れた瞬間、
紗希は、さすがにこのままではいけないと思った。

ただ、紗希がそう思っても、北川の指はパンティの中を奥へ奥へと少しずつ進んでいく。

「だめ、これ以上はやめて!」

北川の指が自分の恥毛に触れると、紗希は、叫ぶようにそう言って、
いきなり彼を突き放そうとした。

北川は、紗希の突然の抵抗に一瞬怯んだが、彼女の抵抗を無視してこのまま続けようとも思った。
あと数センチ進めば、あそこに届くし、届いてしまえば、紗希も観念するかもしれない。
だが、この後のことを考えると、北川には、そうする勇気が出なかった。

やはり、少し急ぎすぎたか・・・

北川は、そう思い、再び紗希に説得を始めた。

「俺、紗希ちゃんのことが本当に好きなんだ…。一度だけでいいから頼むよ。」

「そんなことを言われても…、これ以上のことをしたら、夫に顔向けできない…
 それに、夫が奈緒さんや結美さんと何かあったと決まったわけじゃないし…」

紗希の決意は固そうだった。
考えてみれば、紗希は普通の人妻だ。
ドラマのように簡単にいくはずもない。

今から口説き落したとしても、それまでに時間がかかるし、
それでは戻る時刻に間に合いそうもなかった。
北川は、紗希の態度を見て、計画を変更せざるを得なかった。
何とか次の機会には、スムーズに口説けるように、手を打っておこうと思った。

「旦那さんのことが気になるんだったら、
 もし、紗希ちゃんが俺に抱かれることを旦那さんが了解すれば、
 俺の望みを受け入れてくれるかい?」

「えっ?」

紗希は、北川の突拍子もない提案にびっくりした。
そもそも妻が他の男性に抱かれるのを承諾する夫などいるのだろうか。
それに、夫は、自分が他の男性を知らないことを知っているし、
そんな自分を大切にしてくれている。
そのような夫が他人に抱かれることを承諾する筈がないと思った。

「そんなことあるわけないでしょ。」

「だから、もし了解してくれたらの話しだよ。
 それに、旦那さんが奈緒か結美さんとは何もないと決まったわけじゃないし…」

北川にそのように説得されて、紗希は結局、夫が奈緒か結美と関係を持ち、
更に自分が北川に抱かれることを夫が承諾したら、
そのときには、北川の言うことを考えてみると返事をした。

そのように返事をしないと、もう収まりがつかないように感じていたし、
実際に夫が奈緒か結美と何かあったのかどうか、とても気になっていたからだ。
自分が北川に抱かれることを夫が承諾するとは、到底思えないが、
紗希には、夫が奈緒と結美のどちらかと何かあったら、自分だって、という気持ちもあった。

その後、二人は、再び湖畔沿いの道をドライブした後、旅館へと向かった。
二人の間に会話はほとんど無かった。
紗希は、夫と結美のことをあれこれ考えていた。
一方、北川は、これからどうするか作戦を考えていた。


[27] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/22 (火) 00:13 ID:p0yE1hK. No.33289

塚原は、舌を絡め合うようにして結美とキスを続け、暫くすると、片方の手で彼女の胸を掴んだ。
結美はブラジャーをしていなかった。
いつも寝るときには外しているのか、今が特別なのか塚原には分らなかったが、
躊躇することなく、結美の胸を優しく揉んでいた。

細身にしては、意外に大きいんだな・・・。

塚原はそう思いながら、今度は結美のTシャツの中に手を入れ、
彼女の胸を直に触り、乳首を優しく愛撫した。
塚原は、暫く愛撫を続けた後、自分の結美の唇から離し、彼女のTシャツをゆっくり捲り上げた。
塚原の目の前に、結美の乳房が露わになった。

結美の乳房は、紗希のように大きくはないが、
乳首や乳輪は、子どもを産んだとは思えないほどとても綺麗だった。
塚原は、結美の乳首にキスし、それをしゃぶりながら舌で弄った。
結美から艶っぽい喘ぎ声が漏れ始めていた。
塚原は、自分の片手を結美の胸からウエストへ、さらにその下へ移動させていった。
そして、塚原が結美のスボンに手を伸ばすと、彼女は突然その手を掴んだ。

「亮ちゃん、ダメ。これ以上は…。ごめん、今日は…、許して…。」

塚原は、結美のその言葉で我に返り、彼女から離れた。
結美は上体を起こして、捲れたTシャツを直した。

「ごめん。」

「あやまらないで。お互いさまなんだから…」

結美はそう言って笑った後、再び二人の間に沈黙が流れた。

「そろそろ皆が帰ってくる時間だから、亮ちゃんは、もう自分の部屋に戻って。
 私は、これを片付けたら、子ども達の部屋で寝るから…
 それと、今夜のことは、絶対に紗希ちゃんに喋っちゃだめよ。
 紗希ちゃんに隠し事はしたくないって思うかもしれないけど、彼女はとても傷つきやすいし、
 それだけでなく、私と紗希ちゃんの関係もおかしくなっちゃうから…」

「わかった。墓場まで持っていくよ。」

「ふふ、大袈裟ね。」

結美は笑いながら、そう言った。
罰ゲームのクジを引いた女性が、その晩は子ども達と一緒に寝ることになっていた。
結美は、ビールの空き缶やつまみの袋をゆっくりと片づけ始めた。

「おやすみなさい。」

「おやすみなさい。」

塚原は、結美と挨拶を交わし、自分の部屋に戻って行った。

*************************************************************************************

桐谷は奈緒を乗せて車を走らせていた。
旅館に直接向かえば10分程で到着するが、アリバイ作りのために周辺をドライブしてから、
旅館に戻る予定だ。
奈緒は助手席に座り、黙ったまま車の外を眺めていた。

桐谷にとっては、久しぶりに充実したセックスだった。
胸が小さいことを除けば、奈緒は申し分のない女だ。
今でもあどけなさが残る可愛い顔立ち、細くて華奢な身体、
顔立ちからは想像ができないあのときの表情、
そして、少し生意気だが、男の要望を全て受け入れる従順な性格。

結美は、バックも騎乗位も拒否するし、あのときの反応も薄いが、
奈緒は、自分のしたいことを全て受け入れ、また、積極的に反応していた。
結美と結婚してから、セックスするときは、結美に必ずゴムを着けさせられたが、
奈緒は自分からピルを飲んでいることを告げ、生で受け入れた。

学生時代は、奈緒の従順さを少し重く感じたが、今は奈緒の従順さが心地よかった。
あのまま奈緒と付き合い続けていたら、どうなったんだろうと思う。
もちろん結美と離婚するつもりは全くないが、
奈緒のような従順な女を身近に置いておくのも悪くない。

それにしても、何故奈緒が北川のような男と結婚したのか不思議でならない。
今日のことで、できれば、北川と離婚させて自分の愛人にしたい気持ちも沸いたが、
流石にそこまでの覚悟は自分にはない。
それに、逆に奈緒から離婚を迫られるようなことがあっても困る。
奈緒とはあくまで遊びで、割り切った関係であれば、この先も続けたい。

桐谷は、そんな身勝手なことを考えながら、この先の奈緒との関係を思案していたが、
やはり今日だけで終わるのは、あまりに惜しい気がした。


[28] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/22 (火) 22:08 ID:p0yE1hK. No.33294

「旅行から帰ったら、また二人でデートしないか?」

桐谷が助手席の奈緒に尋ねた。

「そうね…。二度と私を捨てないって約束してくれたら…、考えてもいいわ。」

「二度とって…、自分には奈緒を捨てた覚えはないけど…」

「嘘ばっかり…」

「もしそう思わせてしまったのなら、済まない。でも、そんなつもりはなかったんだ。
 留学は親父の命令だったから、自分は断れなかったし、
 長期の留学だったから、奈緒に待っていて欲しいとも言えなかった。」

「あのときも、そんな尤もらしいことを言っていたわね。
 わかったわ。そういうことにしておいてあげる。
 そのことはいいとして、それでどうなの、捨てないって約束してくれる?
 約束してくれるなら…、わたし、貴方の女になってもいいわ。
 あっ、でも勘違いしないでね。貴方も私も結婚して子どももいるわけだから、
 お互いの家庭を壊すつもりはないわ。それで、どうなの?」

桐谷は、奈緒の言葉に圧倒されながらも、
『家庭を壊すつもりはない』という言葉を聞いて安心した。
もとより、結美と別れて奈緒と一緒になるつもりなど、桐谷には毛頭ない。

「わかった。約束するよ。奈緒を捨てるようなことはしない。」

「約束よ。じゃあ、今から私は貴方の女になるわ。
 二人で逢ったときは、貴方は私を自由にしていいから…」

「随分、大胆なことを言うんだね。」

「そうね…、悔しいけど…、私はまだ貴方のことが一番好きだから。
 多分、これからもずっと…。私の心を満たしてくれるのは、貴方しかいないわ。」

桐谷は、奈緒の言葉を黙って聞いていた。

車が旅館に到着しから、桐谷と奈緒はそれぞれの部屋の前で別れた。
桐谷が部屋に入ると、そこに結美の姿はなかった。
まだデートから帰っていないのかと思ったが、一応、子ども達が寝ている部屋を覗いた。

結美は罰ゲームだったのか・・・

自分の部屋に戻った桐谷は、朝まで結美と会わずに済むと思って少しほっとした。
結美は、聡明で勘のいい女だ。
数十分前まで奈緒と関係していた後では、どんなに冷静さを装っても、
結美に勘づかれてしまうかもしれない。
だが、明日の朝まで結美に会わなければ、そんな心配もないだろう。

今日は、思いがけず、奈緒を手に入れることができた。
明日は、紗希を手に入れられれば・・・

桐谷は、そう思いながら一人笑みを浮べた。


奈緒が部屋に戻ったとき、夫の北川はまだ帰っていなかった。
デートの相手は誰なのかとは思ったが、それ程関心はなかった。

自分が予感した通り、デートの相手の桐谷と関係を結んだ。
そればかりか、これからは桐谷の女になると約束までしてしまった。
だが、奈緒は何の後悔もなかった。
夫には申しわけない気持ちはあるが、自分の気持ちに嘘はつけない。

桐谷は、自分のことをただの遊びで、都合のよい女と思っているだろう。
自分も娘たちのために、北川と離婚する気はない。
この先、桐谷と二人だけの時間を過ごせるなら、それでいい。
桐谷と二人で過ごすときだけ、自分は女になれる。

結美には申しわけない気持ちはあるが、それほど後ろめたさは感じない。
知り合ってから3年半、これまでの結美の話を聞いていると、
彼女は桐谷のことを愛しているとは思えない。

もちろん、謙遜や照れ隠しで、夫のことを下げて話す女性もいるだろう。
しかし、結美の話は、そういう女性とは明らかに違うと感じる。
それは、自分も結美と同じだからだ。
もしそうなら、自分が桐谷の女になっても、結美は許してくれるだろう。
私は桐谷を愛しているのだから…

奈緒は、そんなことを考えながら、床に就いた。


[29] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/24 (木) 00:22 ID:QdMo9hHE No.33303

旅館に戻って来た紗希が、自分の部屋に入ると、夫の塚原はすでに布団の中で横になっていた。
息子は、他の子ども達と一緒に寝ているので、明日の朝まで夫と二人きりだ。

「ただいま。」

「おかえり。」

二人はそう言葉を交わしたが、その後の言葉が互いに続かなかった。
紗希は、夫の相手が誰だったのか、デートをしたのかどうか聞きたかったが、
それはルール違反だし、逆に自分のことを聞かれるかもしれないと思うと、言い出せなかった。

それは塚原も同じだった。
妻にデートはどうだったか聞きたかったが、先程まで自分と結美がしていたことを考えると、
聞くに聞けずにいた。

紗希は、北川とのキスを思い出していた。
激しくて力強いキス、キスだけで自分の全てを奪われてしまいそうな、そんなキスだった。
北川は、決して自分の好みのタイプの男性ではない。
いや、容姿だけみれば、嫌いなタイプと言っていいだろう。
それなのに、彼のキスを拒否するどころか、積極的に受け止めていた自分がいた。
それに彼の股間の感触が、まだ自分の股間に残っていた。

どうしてあんなことを拒否もせず許してしまったんだろう。
まるで、そうされることを望んでいたかのように・・・。

紗希は、そんな自分がすごく厭らしく思えてしまい、少し心が沈んだ。

「どうしたの?」

塚原が少し浮かない表情の紗希に尋ねた。

「ううん。少し疲れたみたい。」

紗希のその返事に、塚原は、疲れるようなことをしてきたのか、と思ったが、
もちろん口には出せなかった。

「早く寝たほうがいいかもね。明日もあるし…。」

「うん、そうする。」

紗希は、そう言って、洗面道具を持って部屋から出ていった。

いつもの紗希だったら、きっとデートのことを、いろいろと話してくると思うんだが、
やはり何かあったのか・・・

紗希は本来嘘や隠し事が苦手な性格だし、それが彼女の良いところの一つでもある。
塚原は、何とかデートのことを知る術はないかと考えた。

抱いたら何かわかるかも知れない。
それに抱いた後なら、聞ける雰囲気になるかもしれないし・・・

塚原はそう思い、紗希が戻ってくるのを待っていた。
紗希は、部屋に戻ってくると直ぐに床に就いた。

「おやすみなさい。」

「おやすみ。」

塚原が紗希の方を向くと、彼女が自分に背を向けて横になっているが見えたので、
後ろから彼女に抱きつき、胸を掴んだ。

「えっ、何?」

「いいだろ?」

「えっ、やだ、今日は疲れてるって言ったでしょ。それに、隣に声とか聞こえたらどうするの?」

「いつも声なんか出さないくせに…」

「と、とにかく、今日はだめ。お願いだから…」

結局、紗希にそう言われて、塚原はすごすごと自分の寝床に退散した。
紗希の気持ちを無視してすることはできなかった。

やはり何かあったのかな・・・

紗希の態度に、塚原はそう感じていた。


[30] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/24 (木) 22:08 ID:QdMo9hHE No.33308

紗希は、夫が急に迫ってきたので、すごくドキドキしていた。
これまで、夫の求めには、生理のとき以外に断ったことが無かった。
今日も、夫の求めに応じたい気持ちもあった。
だが、先程まで北川とあんなことをしていた自分の身体が、今は少し汚れているように感じた。
そんな汚れた身体で、夫に抱かれるわけにはいかなかった。

断ってしまって、怪しまれただろうか・・・

紗希は、そんな不安と共に、夫に対して軽い罪悪感を抱いた。
だがその一方で、もし夫が奈緒か結美と関係を持ったとしたら、
こんなに元気ではいられないだろうと思い、少し安堵した気分だった。


翌朝、塚原は、目を覚まして一階に降りて行くと、ロビーの椅子に、桐谷と北川が腰掛けていた。
そこに塚原も加わり、三人で今日のレクレーションの予定や準備の確認をした。
今日は、湖まで車で移動し、昼食にバーベキューを食べ、午後は釣り遊びなどで楽しむ予定だ。

レクレーションの打合せが終わると、三人は、午後に行う釣りの話しを始めた。
昨夜のデートについては、桐谷も北川も話題にする様子を見せなかった。
いったいどちらが紗希とデートしたのか、そして、紗希と何があったのか、
塚原はそれが気になり、昨夜の結美とのことで、桐谷に対して少し後ろめたさがあったが、
思い切ってデートのことを聞いてみようと思った。

「昨日の交換デートはどうでしたか?」

「まあ、こんなもんかなぁって感じでしたけど…」

桐谷はそう答えた。

「俺も、こんなもんかなぁって思った。時間もそんなになかったしね。」

北川も続けてそう答えた。

この答えでは、塚原にはどちらが紗希とデートしたのかわからない。

「塚原さんはどうでした?」

逆に、桐谷から質問を返された。
塚原は、昨晩のことを思い出し、一瞬ドキッとした。

「僕は、罰ゲームだったので、デートは15分だけでしたよ。」

塚原がこう答えたことによって、桐谷には、デートの組み合わせが全てわかった。
妻の結美は、子ども達と一緒に寝ていた、すなわち罰ゲームだったからだ。
自分は奈緒とデートだったので、紗希と北川がデートしたことになる。

紗希とデートしたのは北川だったのか・・・

桐谷にとって一番望まないケースだが、北川に紗希を口説けるはずもないかと思った。

「まぁ、相手が妻じゃなかったので、不幸中の幸いと言ったところですが…」

塚原が続けてそう言うと、桐谷と北川は少し驚いた表情を見せた。

「僕は、紗希ちゃんが相手だったら、罰ゲームでも良かったと思っていましたけどね。」

「えっ、そうなんですか?」

桐谷の言葉に塚原は思わず聞き返した。

「僕の知り合いに、子どもが拓也くんと同じ保育園に通っている人がいるんですけど、
 その人から聞いた話だと、紗希ちゃんは、他の子の父親から結構人気があるようですよ。
 知りませんでした?」

「全く知りませんでした。」

「特に、アラフォー世代の父親の間では、一番人気とか言っていましたよ。
 保育園の行事のときに、厭らしい目で紗希ちゃんを見ている父親もいるし、
 実際に口説きたいと思っている父親もいるそうです。」

塚原も息子の幼稚園の行事にはできるだけ参加していたが、
桐谷が言ったようなことには全く気づいていなかった。

「塚原さんはまだ若いから、アラフォーの父親達と話す機会があまりないのかもしれないけど、
 その人達の中には、紗希ちゃんのファンがたくさんいるそうです。」

「そうなんですか。妻がそんなにモテるなんて、夫としては喜ばしいことなんですかね。」

自分の妻が人気があると聞いて、塚原も満更悪い気分ではなかった。


[31] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/25 (金) 23:23 ID:fkgKp2cI No.33312

塚原と桐谷がそんな会話をしていたら、北川が突然話しを切り出してきた。

「塚原さん、物は相談なんだけど…、今日、紗希ちゃんを口説いてもいいかい?」

「えっ?いきなりなんですか、口説くって…?」

「言葉通りの意味だよ。もちろん紗希ちゃんがノーと言ったら、それでお終いだし、
 まあ、ゲームみたいなものかな。」

「ゲームですか…。それだったら別に構いませんけど…、
 でも、口説いた後、どうするんですか?」

「それは紗希ちゃん次第だよ。話をするだけかも知れないし、
 昨日みたいにデートをするかもしれないし…。もちろん紗希ちゃんが嫌がることはしないさ。
 それともやっぱり心配かい?」

「いや、別にそれはいいんですけど…」

「じゃあ、了解したってことでいいね。今日一日は、そういうことでよろしく。」

そう言って、北川は二階に上っていった。

桐谷は、今の北川の話から、昨日のデートで紗希を口説くことに失敗したなと確信した。

紗希を口説こうと思って考えた交換デートで、自分の女房が寝取られたことも知らずに、
まだ紗希を口説こうとするなんて、まさに滑稽だな・・・

桐谷はそんなことを思いながら、北川を見送った。

「塚原さん、あんな約束しちゃって、大丈夫ですか?」

「えっ、いや、そんな大したことでは…」

「そうですか?私には、北川さん、本気のように見えましたが…」

「そうですか?」

「気にならないなら別にいいんですが…。でも、北川さんがいいなら、僕もいいですよね。」

「えっ?」

「僕も紗希ちゃんを口説きたいと思っているので…」

「桐谷さんも?」

「そうです。だから、僕も今日一日よろしく。」

呑気で間抜けな男だ。これなら寝取られても何も気づかないだろう・・・

桐谷はそう思いながら、二階に上がっていった。

今日の午前中は、三夫婦のうち男女一人ずつがバーベキューの材料の買い出しに行き、
残りの4人は、旅館で子ども達とカラオケ大会を行う予定だった。
材料を買い出しに行く係は、やはりくじ引きで決めた。
買い出し係は、紗希と桐谷になった。

「紗希ちゃん、買い出しで桐谷さんと二人だけになったから、
 今頃口説かれているかもしれないよ。」

カラオケ大会の最中に、塚原は北川からそう言われて少し気になったが、
午前中から口説いても何もすることもできないだろうと思い、聞き流していた。

カラオケ大会では、先ず、子ども達と親達一人一人が順番に好きな曲を歌い、
その次に親子で歌った。
その後、北川と奈緒が夫婦でデュエットを披露した。

「桐谷さんと紗希ちゃんが買い出しでいないから、塚原さんと結美さんで何か歌ってみれば。」

夫とデュエットで歌い終えた奈緒が、塚原と結美にそう言ってマイクを渡した。
塚原と結美は、何を歌うかあれこれ相談し、曲が決まって二人で歌いだした。
北川は、塚原と結美がデュエットで歌う様子を見ながら、
先程、塚原が罰ゲームだったと言ったことを思い出した。

待てよ、俺の相手が紗希で、奈緒は自分達の部屋で寝たから罰ゲームじゃない。
すると、桐谷と奈緒がデートで、塚原と結美が罰ゲームということか。
なるほど、塚原と結美か・・・

仲良く歌う塚原と結美の二人の姿を見ながら、昨日、紗希が動揺していたことを思い出し、
北川は、これは使えるかもしれない、と思った。


[32] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/27 (日) 01:51 ID:Ah4namVQ No.33319

買い出しに行った紗希と桐谷は、車の中で、初めはいつもと同じような会話をしていたが、
昨夜の交換デートのことに話しが移った。

「結美の相手は、紗希ちゃんのご主人だったみたいだね。」

「えっ?そ、それは、結美さんに聞いたんですか?」

「いや、結美は子ども達と寝ていたから、結美が罰ゲームだったことは知っていたんだ。
 それで、今朝、ご主人と話したとき、昨日は罰ゲームだったと言っていたからわかったんだよ。」

紗希は、夫と結美が一緒だったことに動揺したが、罰ゲームだったことを聞くと、ホッとした。
子ども達と一緒ならば、何かある筈もないと、紗希は思った。

「でも、今朝結美と会ったら、少し様子がおかしかったんだよね。
 結美とご主人、何かあったんじゃないかな。」

「子ども達と一緒だったら、何も起こるわけないと思うんですけど…。」

「それが、翔に昨日の夜ことを聞いてみたんだけど、皆直ぐに寝ちゃったらしい。」

「えっ。」

「翔は最後まで起きていたみたいだけど、皆寝ちゃったから、
 その後自分も直ぐに寝たと言っていた。」

「そうですか。」

「もしそうなら、子ども達が寝た後、時間はたっぷりあるわけだし、
 場所も子ども達が寝ている部屋の隣とか、自分達の部屋とかもあるから、
 二人に何かあっても不思議じゃないと思う。」

紗希はその話しを聞いて真っ青になった。
夫と一番一緒にいて欲しくないと思っていた結美が、旅館の一室で、
夫と長い時間二人きりになった可能性がある。
そのことだけでも動揺してしまうのに、
桐谷は、今朝の結美の様子から夫と何かあったに違いないと確信している。

「桐谷さんは、夫と結美さんのこと、気にならないんですか。」

「気にならないことはないけど、二人とも大人の男女だし、
 お互いの家庭を壊すほどのめり込まなければ、別にいいんじゃないかな。」

紗希は一瞬耳を疑った。
妻の浮気を容認する夫がいるとは信じられなかった。

「それに、紗希ちゃんは気づいているかどうか知らないけど、
 結美は前からご主人に気があったみたいだから、
 いつかこうなるかも知れないと思っていたしね。」

やっぱりそうだったのか・・・

結美は夫のことが好きなのではということは、紗希も気にはなっていたが、
桐谷からその事を伝えられると、やはりショックだった。

「だから紗希ちゃんも、ご主人と結美のことはあまり気にせず、
 自分は自分で楽しんだ方がいいよ。僕は紗希ちゃんが好きだから、
 僕で良ければ、いつでもお相手する用意はあるし…。」

「結美さんと比べたら私なんか…」

「そんなことないよ。紗希ちゃんには、結美にはない可愛らしさがあるし、
 結美にはない女性らしさもある。プロポーションだって、
 結美とは比べものならないほど素敵だよ。だから、もし、結美とご主人が…」

「でも、今までの話は、全て桐谷さんの憶測なんでしょう?」

「憶測と言ってしまえばそうだけど、可能性はかなり高いと思うんだけどな。
 何なら二人に聞いてみたらどう?」

紗希は何も答えられなかった。

「それで、二人がそういう関係だったら、僕と紗希ちゃんは同じ立場だから、
 もしそうなら、紗希ちゃんは僕の相手になってくれるかい?」

紗希は、桐谷の言葉を黙って聞いていた。

もし、夫が結美さんと関係を持っていたら、私だって・・・

紗希には、そういう気持ちが芽生えていた。


[33] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/27 (日) 23:34 ID:Ah4namVQ No.33324

三家族でバーベキューを食べた後、午後は皆で湖のほとりで釣り遊びをして楽しんでいた。
紗希は、買い出しのときに桐谷の話を聞いてから、夫と結美のことが気になっていた。
バーベキューの間も、釣り遊びの間も、二人の様子をそっと窺っていた。
しかし、二人は話をするどころか、互いに近づくこともなかった。
だが、それが却って、紗希には怪しく感じられた。

北川は、この後どのようにして紗希を口説こうか考えていた。
昨夜、紗希は、夫が奈緒か結美と関係を持ち、抱かれることを承諾したら考えると言っていた。
すでに、塚原からは了解をもらった。
もちろん抱いてもよいという了解ではないが、北川にとっては同じことだった。
後は、塚原が結美と関係を持ったと、紗希に思わせればよいだけだ。

だが、北川は、塚原と結美について、紗希が信じるに足りる材料を何も持ち合わせていなかった。

どうしたものか。何かでっちあげて押すしかないか・・・

北川は、暫く思案していたが、何か良い策が閃いたのか、
少し笑みを浮かべながら、煙草をふかしていた。

桐谷もまた、紗希をどのようして口説こうか悩んでいた。
買い出しで紗希と二人きりになったとき、とりあえず彼女に布石は打っておいた。
後は、どのようにして紗希をその気にさせるかだ。

結美と塚原のことを持ち出すと紗希が激しく動揺することは、桐谷にもわかった。
昨日、結美と塚原が何かあったという話も、結美が塚原に気があるという話も、
半ば冗談のつもりで言ってみたが、すっかり真に受けてしまったようだ。

やはり、その点を突いて、紗希の心を揺さぶるのがよさそうだ。
紗希に疑心暗鬼を芽生えさせ、結美と塚原が関係を持ったかのように仄めかせば、
紗希はきっと結美に敵愾心を燃し、その反動で自分と関係を持ってもよいと思うに違いない。

だが、この後、紗希と二人きりになる時間がどれだけ取れるかが問題だ。
この旅行が終わってしまえば、紗希と二人きりになるチャンスはもうない。

桐谷がそんなことを考えていると、北川に声を掛けられた。
そして、二人は、何やらひそひそと相談を始めた。

釣り遊びも終わり、夕方になって、二泊三日の旅行も、あっという間に山場を越えた。
今日の夜は、翌日に車で帰ることを考慮して、皆でレクレーションを行う計画はなく、
家族や夫婦それぞれでゆっくり過ごす予定だった。
そう、後はもう一晩寝たら家に帰る、それだけの筈だった。


塚原は、夕食を終えて風呂に入った後、自分の部屋で寛いでいた。
紗希は、風呂を済ませた後、一旦部屋に戻ったが、直ぐに部屋から出て行った。
息子の拓也は、すでにパジャマに着替えて、布団の中で一人で遊んでいた。

それから暫くすると、塚原の部屋の外から自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。
戸を開けてみると、桐谷と北川だった。

「今、紗希ちゃんが一階のロビーに一人で居るんですが、
 これから二人で口説きに行こうと思っているんですけど、
 その前に塚原さんに一応知らせておこうと思いまして…」

桐谷は塚原にそう告げた。

「口説くって…、二人一緒にですか?」

「そう。どうするかは、これから二人で決めることにします。
 それと、紗希ちゃんを屋外に連れ出すつもりですので、
 塚原さんは、今から外に出ないようにしてくださいね。
 塚原さんがいると、紗希ちゃんを口説けなくなってしまいますから。」

「奈緒さんや結美さんは?」

「二人には、北川さんと僕で夜釣りに行くと言ってありますから…
 もし何かあったら話しを合わせておいて下さい。」

そう言って、桐谷と北川は一階に降りて行った。
塚原は、二人で一緒に口説くって、どうするんだろうと思った。

紗希が二人一緒に相手をするわけがないし、どっちかを選ぶというのも考えにくい。
それとも順番に口説くつもりなのか・・・

もしそうなら、紗希が一人目を断って、二人目をOKするなんてことも考えにくい。
断るなら二人ともそうするだろうから、結局二人ともうまくいかないんじゃないか・・・

このとき、塚原は、桐谷と北川が二人で紗希を口説くという話を楽観的に考えていた。


[34] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/29 (火) 00:13 ID:wMGMZc8U No.33332

紗希は、風呂から上がると、上がTシャツ、下がスウェットという恰好で、
一階のロビーの椅子に座っていた。
夫と結美のことがずっと頭から離れなれず、風呂から部屋に戻ったとき、
このまま夫と一緒にいて冷静でいられる自信がなく、直ぐに部屋を出た。

やはり夫に直接確かめようか、それとも結美さんに聞こうか・・・
でもどうやって聞いたらいいんだろう・・・

紗希は、午前中に桐谷の話を聞いたときから、そんなことばかりを考えていた。

「紗希ちゃん、こんなところで一人でどうしたの?」

その声に紗希が振り向くと、いつのまにか桐谷と北川が自分の横に立っていた。

「お風呂に入ったらとても気持ちがよかったので、ここで少しぼーっとしていたんです。」

「僕達、少し飲もうと思っているんだけど、紗希ちゃんも一緒にどう?」

「結美さんや奈緒さんは?」

「翔も、北川さんの娘さん達も、少し疲れが出たみたいで、
 結美も奈緒さんも、子ども達を寝かしつけてそのまま寝るってさ。」

それでも、紗希は、返事をせずに考えていた。

「塚原さんも誘ったんだけど、丁度拓也くんと寝ようとしているところだったので、
 それじゃ、紗希ちゃんを少し借りてもいいですかって尋ねたら、いいですよって…」

昨日のことで、紗希は少し北川を警戒していたが、桐谷が一緒なら大丈夫だろうと思った。

「そうですか…。わかりました。」

紗希はそう答えると、椅子から立ち上がり、三人で本館の玄関から外に出ていった。
桐谷の案内で、表の庭を通り抜けて駐車場に出て、更にその駐車場の先にある裏庭に向かった。
北川はスウェット姿で歩く紗希を見ながら、これなら脱がすのも簡単だなと笑みを浮べていた。

裏庭には離れ家のような建物があり、その中に三人で入った。
部屋に入ると、すでにエアコンがついており、中は涼しかった

「ここは?」

紗希は桐谷に尋ねた。

「毎年ここに泊まりに来たときに、自由に使わせてもらっている部屋なんだ。
 今年も旅館の主人に使う許可を貰ってあるから…
 いつもは、ここで親戚達と酒を飲んだり、麻雀をしたりして楽しんでいるんだ。」

今夜は、これまでとは全く違うことで、楽しむつもりだけど・・・

桐谷は、笑みを浮べながら心の中でそう呟いた。

「紗希ちゃんが好きなお酒も用意してあるんだ。」

桐谷はそう言って、部屋の冷蔵庫からビールの他にワインや缶酎ハイを取り出した。

「かんぱーい」

桐谷と北川はビールを、紗希は缶酎ハイを飲み始めた。

*************************************************************************************

塚原は、自分の部屋の窓から外をぼんやり眺めていた。
すると、紗希と桐谷と北川が庭を歩いて行くのが見えた。
それを目の当たりにした塚原は、少し不安が募ってきた。

『あんな約束しちゃって、大丈夫ですか…』

『北川さん、本気のように見えましたが…』

『僕も一緒ですから…』

塚原は、今朝、桐谷の言った言葉を思い出していた。
その言葉の意味をよく考えてみると、居ても立っても居られなくなってきた。
だが、拓也がまだ起きているので、この部屋を離れるわけにもいかない。

「拓也、そろそろ寝るぞ。」

桐谷からは、外に出ないようにと言われていたが、
塚原は、拓也を寝かしつけたら、外に様子を見に行くことに決めた。


[35] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/29 (火) 22:42 ID:wMGMZc8U No.33337

三人が飲み始めてから1時間ほど経っていた。
ここまでは、他愛のない話しで盛り上がり、三人で談笑していた。
紗希は、缶酎ハイを飲み終えると、桐谷に勧められてワインを飲み始めた。
口当たりがよく、すでにグラスで3杯ほど飲み、少し酔いが回っていた。

「紗希ちゃん、実は紗希ちゃんを飲みに誘ったのは理由があってね。」

桐谷が紗希にそう切り出した。

「何ですか?」

「実は、僕達二人とも紗希ちゃんのこと大好きなんだ。
 だから、紗希ちゃん、これから僕達の相手をしてくれないかい?」

「そうそう、昨日の交換デートも、紗希ちゃんを抱きたいと思って計画したことなんだ。」

桐谷の言葉の後に、北川も続けた。

「二人とも、いきなり何を言っているんですか?私、結婚しているんですよ。
 そんなこと言われても、わかりました、なんて答えられるわけないじゃないですか。」

「旦那さんも、了解してくれたんだよ。」

北川がそう言った。
紗希は、その言葉を聞いて愕然とした。
自分が他の男に抱かれるのを夫が了解するなんて考えられなかった。

「旦那さんが了解してくれたんだから、いいじゃないか。」

「主人がそんなこと言うわけがありません。」

「紗希ちゃん、それは本当のことだよ。」

今度は桐谷が紗希にそう言った。

「今朝、僕と北川さんと二人で、ご主人の了解をとったんだから。
 それに、ここに来る前にもご主人に確認したし…」

「うそ…」

紗希は、桐谷の言葉を聞き、何が何だかわからなくなった。

「紗希ちゃん、買い出しに行ったときに、話したよね、
 ご主人と結美に何かあったんじゃないかって。」

「・・・・」

「実は、あの後、結美に昨日のことを問い詰めてみたんだよ。」

「えっ?」

「そうしたら、結美が『ごめんなさい』って謝ったんだ。」

「そ、そんな…」

もちろん、これは桐谷の作り話だ。
結美は桐谷に謝ったりしていないし、そもそも桐谷が結美を問い詰めたりもしていない。
桐谷は結美に『罰ゲームだったようだけど、残念だったね』と言っただけだ。
それに対して結美は『そうね』と素っ気なく答えただけで、それ以上は何も話していない。

「結美は謝っただけで、それ以上は何も言わなかったけど、何もなければ謝ったりしないよね。
 ご主人に確かめたわけじゃないけど、ご主人は僕に後ろめたさを感じて了解したんだと思う。
 そうでなきゃ、こんなことを了解するなんて、
 紗希ちゃんの言う通りあり得ないことだから…。」

夫が結美と関係を持っていた、それが事実なら桐谷の話も理解できる。
紗希は、そう思ったが夫を信じたい気持ちもあった。

「へー、あの二人やっぱりそうだったんだ。」

北川が桐谷に続いて話し出した。

「紗希ちゃんと桐谷さんは、買い出しに行っていたから知らないだろうけど、
 カラオケ大会で、あの二人がデュエットしたんだよ。
 その様子が、何て言うか、今までとは違う親密感みたいなのがあってさ、
 少し変だなって思ったけど、二人がすでに男女の間柄なら、わかるような気がするなぁ。」

紗希は、夫からはカラオケ大会のことは何も聞いておらず、
北川の話を聞いて、そんなことがあったたんだと初めて知り、愕然とした。


[36] Re: 三家族の旅行から  あきら :2026/09/30 (水) 09:57 ID:/YBqKOLY No.33341
毎晩の更新楽しみに読ませていただいてます。
もし可能でしたら、過去スレも読んでみたいです。どこにあるか教えてもらえないでしょうか?


[37] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/30 (水) 22:52 ID:ar/0qqok No.33345

あきらさん
コメントありがとうございます。

申しわけありませんが、私も過去ログのどこにあるかは把握していません。
10年前の夏頃に、なんでも体験談に投稿していました。


[38] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/09/30 (水) 22:53 ID:ar/0qqok No.33346

紗希は、何の言葉も出なかった。
それは、紗希がずっと考えていたことだった。
夫は、昨日の夜自分を求めてきた。
もし、結美と関係していたら、結美を抱いた後に、自分を抱こうとしたことになる。
とても信じられないことだが、後ろめたさから、そういう行動に出たのかもしれない。
紗希は、そう思い込んでいた。

夫と結美に裏切られた。
そのことだけが、紗希の頭の中を支配し、ただ呆然として俯いた。
そんな紗希の様子を見て、桐谷は、右手で彼女の肩を抱き寄せた。

「紗希ちゃん、ご主人と結美がそういう関係になってしまったのなら、
 紗希ちゃんは僕の相手をしてくれるって言っていたよね。」

あのとき紗希は何も返事をしなかったが、
桐谷は、あたかも紗希が承諾したかのように話した。

「俺とも約束しただろ、紗希ちゃん。昨日の夜、旦那さんと結美さんが関係を持ち、
 旦那さんが俺とのことを了解してくれたら、俺に抱かれてもいいって言ったよね。」

北川も続けてそう言った。
もちろん、紗希は、考えてみるとは言ったが、抱かれてもいいとは言っていない。

だが、二人からそう言われると、酔っていたこともあって、
紗希はそう返事をしていたように錯覚した。
ただ、紗希にとっては、そんなことよりも、夫と結美のことがショックで、
二人の言葉を聞いても、ただ黙ったまま俯いていた。

「紗希ちゃん」

桐谷は紗希に声をかけ、紗希の顎に左手を添えて、俯いていた顔を上げると、
自分の唇を紗希の唇に重ねた。
紗希は何の抵抗もしなかった。

北川は、突然桐谷が紗希にキスしたのでびっくりした。
心の中でこの野郎と思ったが、何も言わずに二人の様子を眺めていた。
すると、桐谷が北川に手で合図を送った。
ここから出て行けという合図だった。


それは6時間ほど前のことだ。
紗希をどう口説こうか考えあぐねていた北川は、桐谷に一緒に口説かないかと誘った。

『どうして僕が北川さんと一緒に紗希ちゃんを口説かなければいけないんですか?』

桐谷は、初め北川にそう答えた。
桐谷には、自分一人でも紗希を口説ける自信があったし、
北川のような男に、紗希を抱くチャンスを与えるのは馬鹿馬鹿しいと思った。

だが、考えてみれば紗希を口説き落とすには、まだまだ時間がかかりそうだし、
そもそも、旅行中に、どのようにして紗希と二人きりになるチャンスを作るか、
それが思い浮かばない。
それなら北川と協力した方が手っ取り早いのではないかと、桐谷は思った。

奈緒はもう自分の女だし…、今日だけは、北川にいい思いをさせてやるか・・・

桐谷は、自分が最初に紗希を抱くということであれば、
一緒に紗希を口説いてもいいと、北川に言った。
他に手立てがない北川は、仕方なく桐谷の条件を呑んだ。

それから、二人で紗希をどう口説くかを相談した。
紗希を誘って、この離れ家で三人で飲むという計画は、桐谷の考えだ。

『僕が合図を送りますから、そうしたら北川さんは外に出て行って下さい。
 万が一、他の人に見つかったら面倒なので、外に出たら駐車場に行って、
 自分の車の中で待っていて下さい。終わったら、連絡しますから。』

桐谷とは、そういう約束になっていた。

北川は渋々立ち上がり、合図に従って外に出て行った。
そして、約束通り、駐車場まで歩いて、自分の車に乗った。

あの野郎が先なんて悔しいが、まあいいか。
あいつがどんなセックスをしても、俺が必ず上書きしてやる・・・

北川はそう思いながら、車の中で煙草に火を点けた。


[39] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/01 (木) 23:23 ID:SuJR5qPw No.33349

北川が外に出た後、桐谷は、自分の舌と紗希の舌を絡めながら、
Tシャツの上から紗希の胸を撫で回した。
紗希は抵抗する様子も見せず、桐谷のなすがままだったが、
暫くすると自ら唇や舌を動かし始めていた。

堕ちたかな・・・

紗希の様子から、そう確信した桐谷は、暫くキスを続けた後、
紗希の両膝の裏に左腕を入れて彼女を抱き上げ、そのまま立ち上がった。
そして、片足で襖を開けて、隣の部屋に入った。
隣の部屋には、灯りが点いていて、すでに布団が敷かれていた。

桐谷は、紗希を抱きかかえたまま、布団の上にゆっくりと座った。
紗希の両脚を降ろした後、右手で紗希の背中を支えながら再び彼女にキスをした。

自分で計画したこととは言え、こんなに簡単に自分の手にすることができるとは・・・

桐谷はそう思いながら、左手で紗希の胸を弄っていた。
相変わらず、紗希は無抵抗だった。
そんな紗希の様子を見て、桐谷は左手で彼女のTシャツを下からゆっくりと捲り上げていった。

桐谷は、胸までTシャツを捲ると、キスを止め、今度は両手でTシャツを捲り上げた。
このとき、紗希は脱がせやすいよう、自ら両手を上げた。
桐谷は紗希もその気になっていると思い、彼女から素早くTシャツを剥ぎ取った。
桐谷の目の前には、ブラジャーからはち切れんばかりの大きな胸が現れた。

結美や奈緒では比べ物にならないな・・・

桐谷は、紗希の後ろに両手を回して、彼女のブラジャーのホックを外し、
ブラジャーを彼女の両腕から抜き取った。
弾力のある大きな乳房に顔を近づけると、丸くて大きめの乳輪にキスをした後、
紗希を仰向けに寝かせた。
桐谷は紗希の身体を眺めながら、思わず生唾を呑み込んだ。

想像以上にいい身体だ・・・

桐谷は紗希の身体をじっくりと眺めた後、自分もシャツを脱ぐと、
両手で紗希の乳房を鷲掴みにしながら、片方の乳首を口に含んだ。

「はぁ…」

紗希から小さく吐息が漏れた。

桐谷は紗希の乳房をゆっくり揉みながら、左右の乳首を交互に舌と唇で愛撫していた。
それから暫く乳首の愛撫を続けた後、紗希の下半身に向けて唇をゆっくり這わせながら、
紗希の身体を愛撫していく。

桐谷の唇が紗希の臍に到達すると、桐谷は紗希のスウェットの紐を解いた。
そして、桐谷は、唇を臍下から更に下に向けて這わせながら、
紗希のスウェットを静かに降ろしていき、紗希のパンティが見えると、
パンティに手を掛け、スウェットと一緒に降ろしていった。

紗希の恥毛が露わになると、桐谷はニヤッと笑い、紗希の太腿に唇を這わせながら、
更にスウェットとパンティを降ろし続け、彼女の足先から抜き取った。

全裸の紗希をじっくり眺めた後、桐谷は紗希の股間を静かに広げ、
彼女の太股に顔を埋めて舌を這わせながら恥部を弄った。
紗希の恥部はすでに潤っているのを確認すると、
桐谷は紗希の膣の中に指を入れ、中を解すように優しく弄った。
更に、桐谷は、両手の人指し指を紗希の膣の中に入れて膣口を開きながら、
その周辺を舐め回した。

桐谷は暫く愛撫を続けると、一旦愛撫を止め、紗希の股間をM字に開脚させ、
彼女の股間をまじまじと見つめた。
紗希の恥部は、愛液でぐっしょりと濡れており、膣口からは愛液が染み出していた。

準備はよさそうだな・・・

桐谷は、自分のズボンとパンツを脱ぐと、ズボンのポケットからゴムを取り出し、
硬直したペニスに素早く装着した。
それから、自分のペニスを紗希の股間に載せ、恥部に沿って摩りはじめた。

桐谷は、ペニスを紗希の恥部に何度も何度も擦りつけた後、
ペニスの先端を彼女の膣口に突き立て、紗希の膣の中にずぶずぶとゆっくり押し込んでいった。

「ああぅっ…」

桐谷のペニスが紗希を貫いた瞬間、彼女は小さな声を漏らし、身体を捩った。


[40] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/02 (金) 23:39 ID:lmC20nlA No.33359

桐谷は、紗希にペニスを挿入すると、両手を伸ばして彼女の二つの乳房を握りしめ、
ゆっくりと腰を動かし始めた。

中々いい締まり具合だ・・・

桐谷は、自分のペニスを紗希の膣の奥深くまで突き刺すように腰を動かし、
紗希の膣の感触を味わいながら、指先で彼女の乳首を弄っていた。

「あぁっ…、あぁっ…、あぁっ…」

暫くすると、紗希から小さな喘ぎ声が漏れ始めた。
そんな紗希の様子を見て、桐谷は、紗希の乳房をゆっくり揉み始めた。

ははは、完全に堕ちたな。紗希はもう自分の女だ・・・

豊満な乳房の柔らかさを確かめながら、桐谷は規則的に腰を動かし続けていく。
結美や奈緒では味わえない胸の揉み心地がとても気持ちよかった。

「はぁっ…、はぁっ…、はぁっ…」

紗希は小さい声で喘ぎ続けている。
桐谷は、腰を動かすのを止め、上体を倒して紗希に覆い被さり、
彼女の口を軽く塞ぐようにキスをした。

初めは唇同士が触れ合う軽いキスだったが、次第に深くなり、桐谷が舌を紗希の口に入れると、
紗希も同じように反応し、終いには、互いに舌を絡め合い貪るようなキスに変わっていた。
そんなキスを暫く交わした後、桐谷は紗希を抱き締め、ゆっくりと腰を動かし始めた。
紗希は桐谷のペニスを膣奥まで導くかのように両脚を拡げていた。

「はぁぁっ…、はぁぁっ…、はぁぁっ…」

紗希が桐谷の動きに合せて喘ぎ始めると、桐谷は徐々に腰の動きを速めていった。

*************************************************************************************

塚原は本館の外に出て、三人を探し始めていた。
部屋の窓から三人が庭を歩いて行くのを見てから、
すでに1時間半以上は経っただろうか。
拓也を寝かしつけるのに、思いのほか時間がかかってしまった。

塚原は庭中を探したが、三人はどこにも見当たらなかった。
一旦庭のベンチに座り、暫く考え込んだ。

いくら自分が了解したとは言え、紗希を本気で口説き、何かをすることがあるだろうか・・・

紗希を誘惑し、キスをしようとしたり、
軽くボディタッチをしたりすることはあるかもしれない。
だが、それ以上のことをするとは、とても現実的とは思えない。

何より、二人がそんなことをしようとしても、紗希が受け入れるはずがない。
やはり、今自分が心配していることは、杞憂にすぎないのだろう。
塚原はそう思い込もうとした。

でも、今朝の桐谷の言葉や、昨日の交換デートで何かあったかもしれないことを思うと・・・

塚原の頭の中にはいろいろな考えが渦巻いていた。
そうしている間にも、5分、10分、15分と、容赦なく時は流れて行った。

そう言えば、北川が昨日みたいにデートするかもしれないと言っていた。
ということは、車で外に連れ出したのかもしれない・・・

塚原はそう思い、今度は駐車場に向かった。
駐車場に着くと、桐谷の車も北川の車も停めたままだったので、塚原は一先ず安心したが、
三人の姿は見当たらなかった。

桐谷と北川の車があるということは、三人は旅館の敷地内には居るということか。
でも、一体どこに・・・。

塚原が辺りを見回しながら、駐車場を進んで行くと、その先に裏庭が見えた。
旅館の敷地内に三人が居るとすると、後はあの裏庭しかなさそうに思った。
塚原は裏庭に向かって歩いていくと、裏庭の奥の方に離れ家のような建物が見えた。
何だろうと思って、離れ家の傍まで近づいてみた。
傍まで行くと、窓から灯りが漏れているのが確認できたが、中の様子は全くわからない。
塚原は、旅館の従業員の休憩所か仮眠所だろうと思い、直ぐに踵を返した。

これだけ外を探しても三人が見つからないとなると、
ひょっとしたら、一度外にでたが、また本館に戻ったのかもしれない・・・

塚原はそう思い、本館の玄関に向かって歩き出した。


[41] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/03 (土) 23:55 ID:0QUYvo5c No.33367

北川は、車の中で、桐谷の連絡をまだかまだかと待ちわびていた。
時計を見ると、離れ家を出てから40分程が経っていた。

『遅くなると、塚原さんが騒ぎ出すかもしれませんから、お互い1時間ぐらいで終えましょう。』

桐谷とはそういう約束になっていた。

あと20分ぐらいか。ちょっと様子を見に行ってみるか・・・

そんなことを考えていると、本館の玄関の方から塚原が歩いて来るのが見えたので、
北川は姿勢を低くして車内に身を隠した。

紗希を探しに来たのか?
でも、今頃来ても遅いぜ。紗希はとっくに桐谷にやられているだろうからな・・・

北川はそう思いながら、恐る恐る車の外の様子を窺うと、
塚原が駐車場を裏庭に向かって歩いているのが見えた。

まさか…、離れ家に気づいて、中に入ったりしないだろうな・・・

もしも塚原が、離れ家に入って、紗希と桐谷がセックスしている現場を見つけてしまったら、
当然彼は止めにはいるだろう。
そうなれば、自分が紗希とセックスするチャンスがなくなってしまう。
そう思った北川は、離れ家の様子を見に行こうと、車のドアを開けて外にでたが、
直ぐに塚原が戻ってくるのが見えたので、慌てて車内に戻り身を潜めた。

足音が通り過ぎ、北川が様子を窺うと、塚原が玄関の方に歩いていくのが見えた。
塚原が駐車場か出て行ったのを見て、北川は安堵した。
だが、塚原が外をうろうろしていては、車から出て離れ家の様子を見に行くことができない。
北川は、車の中でイライラしながら、桐谷の連絡を待った。

*************************************************************************************

桐谷は、四つ這いの紗希の尻を掴みながら、バックでゆっくりと腰を動かしていた。
実は、正常位の後、桐谷は座位や騎乗位を試してみたが、
紗希が自ら動こうとしないので、それらの体位で続けることを諦めた。

桐谷は紗希の様子を見て、座位や騎乗位の経験がないのかと思った。
実際、紗希は、これまで夫とのセックスのほとんどが正常位で、
座位や騎乗位などの自ら動くような体位でのセックスは、紗希には全く経験がなく、
桐谷に座位や騎乗位の姿勢にされても、どうしたらいいかわからなかった。

今日は無理でも、これから少しずつ覚えてもらおうか。それもまた楽しみだ・・・

桐谷にとって、今日、紗希とセックスすることが目的ではなく、
奈緒と同じように、紗希を自分の女にすることが目的だった。
今日は、その目的のための足掛かりに過ぎない。

桐谷は、紗希の背後からその膣を突きながら、彼女の後ろ姿を眺めていた。
肉付きがよくて適度に締まりのある肩や背中、細く括れたウエスト、
大きくて張りのある桃のような尻。
それは、妻の結美や奈緒とは全く違う見事なプロポーションだった。

桐谷は紗希の後ろ姿を堪能しながら、徐々に腰の動きを速めていった。
そして、左手を床に着いて自分を支えながら、上体を紗希の背中に重ね合わせ、
右手で紗希の胸を掴んで揉み始めた。
重力で垂れ下がる紗希の胸は、桐谷には一層大きく感じた。

桐谷は、その姿勢で暫く腰を動かし続けていたが、ふと部屋の時計を見ると、
思いのほか時間が経っていることに気づいた。

まだまだやりたいことはあるが、もう時間がないか・・・

桐谷は、紗希から一旦ペニスを抜き、彼女を仰向けにひっくり返した後、再びペニスを挿入した。
そして、紗希の両腕を掴んで万歳の格好をさせながら、彼女の胸に自分の胸を重ね合わせた後、
腰を動かし始めた。

「あぁっっ、あぁっっ、あぁっっ、あぁっっ」

紗希は、気持ちよさそうに喘いでいた。

「紗希ちゃん、いくよ。」

紗希の耳もとでそう囁くと、桐谷は紗希を抱き締め、射精に向けて腰の動きを速めた。
すると、紗希も桐谷の背中に手を回していた。

「あああぁぁぁっ…」

紗希がそう叫んでから程なくして、桐谷は勢いよく射精した。


[42] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/04 (日) 23:29 ID:77pLCuxg No.33372

桐谷から夫と結美のことを聞かされた時、紗希は失意でうな垂れていた。
その後、桐谷にキスされたときも、何が起きているか認識できない程、落ち込んでいた。
だが、胸を触られたとき、今自分がキスしている相手が桐谷だと気づくと、
紗希は、酔いも相まって、体中が火照るように熱く感じた。

密かに憧れていた桐谷とキスをしていると思うと、胸がドキドキしてくる。
このまま桐谷に身を委ねてしまいたい、そんな感情も沸いてきた。
夫が結美と関係を持ったならば、私が桐谷と関係を持ったとしても、
自分を非難することなどできないだろう。

紗希は、それまでただ桐谷のキスを受け入れていただけだったが、
自らキスを返すように唇や舌を動かしていた。
桐谷がTシャツを捲り始めたとき、脱がせやすいように両手を上げた。
そして、桐谷が自分の中に入ると、全身が痺れるような感覚を味わった。

その後、紗希は気持ちが良くて、ただ桐谷に身を任せるだけだった。
桐谷に抱かれながら、紗希は、ずっと前から抱かれたいと思っていたことに初めて気づいた。
桐谷に憧れていたのではなく、桐谷が好きになっていたことに気づいてしまった。

好きな人とセックスするって、なんて気持ちがいいんだろう・・・

そう思いながら、紗希はセックスの快感に浸っていた。

耳元で桐谷に『紗希ちゃん、いくよ。』と言われ、紗希は『私も』と思った。
それから直ぐに、紗希は頭の中が真っ白になり、やがて意識が遠のいていった。

*************************************************************************************

桐谷から電話があり、北川は車から降りて離れ家に向かって歩いた。
歩きながら、これまでの紗希の姿を振り返って思い出していた。
桐谷の家に家族ぐるみで集まったあのときの紗希の姿を…。

Tシャツから突き出した大きな胸、Tシャツの隙間から見えた、吸い込まれそうな胸の谷間、
括れた腰の下で大きく張り出した尻。
そんな紗希の裸身を夢にまで見ていた。
これまで、紗希の裸身を想像しながら、何度も何度もマスターベーションに励んでいた。

紗希の身体が、遂に今から自分のものになる・・・

そんなことを考えながら、北川は離れ家に向かっていた。
北川が離れ家に着くと、玄関の前で桐谷が待っていた。

「僕は車の中で待っていますから、終わったら電話してください。」

「わかった。」

「それと、終わったら、北川さんはそのまま紗希ちゃんを連れて宿に戻ってください。
 僕は、部屋の後片付けをしてから戻りますから。」

桐谷は北川にそう伝えると、駐車場に向かって歩いて行った。
北川は、桐谷を見送ると、直ぐに離れ家の中に入った。
そして、部屋の中に入ると、北川は目を見張った。
そこには、北川が夢にまで見た全裸の紗希が布団の上に仰向けで寝ていた。

北川は紗希に近づくと、彼女の身体をまじまじと見つめた。
灯に照らされた一糸纏わぬ紗希の姿を目の前にして、想像以上の紗希の身体に、
北川の心は荒ぶり、股間がすでに大きく勃起していた。
北川は、紗希の股間を手で触り、少し弄った。

前戯は必要なそうだな・・・

それから北川は、紗希の膣の中に指を入れ、中を掻き出すように動かした後、
その指を目の前に近づけて凝視した。

桐谷の野郎は、中には出していないようだな・・・

北川はそう思ってニヤリと笑った。
そもそもセックスとは、自分の子孫を残すための行為だから、
子種を相手の子宮に注いで初めてセックスと言える。
北川は、セックスについてそんな偏った考えを持っていた。
北川の考えによれば、桐谷はセックスを完結していない、ということになる。

北川は、素早く服を脱いだ後、紗希の股間をM字に開き、
怒張した生のペニスを、紗希の膣口に突き立てて上下に軽く擦った。
北川の亀頭は、瞬く間に紗希の愛液で塗れた。

ははは、いい柔らかさだな。何もしなくても俺のものが飲み込まれていくようだ・・・

そして、北川は、生のペニスを紗希の膣の中へ押し込んでいった。


[43] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/05 (月) 22:54 ID:G8eMu3Do No.33380

北川は、紗希の両胸を掴み、少し乱暴に揉みながら腰を動かしていた。

ははは、最高だぜ。中の感触も、胸の揉み心地も・・・

北川は満面の笑みを浮べながら、紗希の身体を味わっていた。

北川にとって、顔だけなら、奈緒の方が断然好みだった。
北川は、奈緒と初めて会ったとき、彼女の可愛さに一目惚れし、
一生自分の傍に置いておきたいと思った。
それから、奈緒と付き合うために押しに押しまくった。

奈緒と付き合い始めてからは、北川は、妊娠させれば彼女と結婚できると思い、
奈緒には絶対外に出すからと約束して、毎回生でセックスしていた。
だが、北川は毎回約束を破って、半分中に出して半分外に出していた。
奈緒にバレたら振られると思い、毎回ドキドキしながら繰り返していたが、
幸いにもバレることはなく、付き合い始めてから半年も経たずに、奈緒は妊娠した。
そして、中絶しようか迷っている奈緒を根気よく説得し、結婚に辿り着いた。

そうまでして手に入れた奈緒だったが、北川は、彼女の胸だけは物足りなさを感じていた。
ただ、自分の容姿を考えれば、そんな贅沢を言える立場ではない。
そんなとき現れたのが、人妻の紗希だった。
紗希を見たとき、彼女の胸の大きさに目を奪われた。
紗希に会う度に、悟られないように彼女の胸を眺めていた。
そんなことをしているうちに、いつか自分の手に入れたいと思うようになった。

そして、今まさに、紗希の身体は、北川の手の中にあった。

さて、そろそろ始めるか・・・

北川は、それまで紗希の胸を揉んでいた両手で、彼女の腰を抱えると、
勢いよく腰を振り始めた。

北川のセックスのやり方は、至極単純だった。
体位を決めたら、激しく腰を振って突きまくる。
射精しそうになったら、一旦休んで体位を変え、同じように突きまくる。
それを様々な体位で繰り返し、もう我慢ができないと感じたら、
その体位で、或いは好きな体位に代えて最後まで突き続けて一気に射精する。

相手のことなど何も考えず、相手を喜ばすことなど、北川の頭の片隅にもない。
それは妻の奈緒に対しても同じで、今、目の前にいる紗希に対しても同じだった。

北川は紗希の腰を抱えながら、ペニスの根元まで入るように紗希の膣の中を激しく突き続け、
突然その動きを止めた。

やべぇ、もう出そうになった。ちょっと早すぎるな・・・

先週、北川は遅番の勤務で、奈緒とセックスする機会がなく、
北川にとっては、ちょうど一週間ぶりのセックスだった。

北川はペニスを紗希の膣の中に入れたまま、暫く休憩した後、
紗希の両脚を持ち上げて屈曲させると、両肩で彼女の両足を押さえつけながら、
ペニスを上から突き刺すように腰を動かし始めた。

「いやあぁぁぁっ…」

そのとき、それまで大人しかった紗希が突然悲鳴を上げ、もがき始めた。
だが、北川に身体をくの字に曲げられて、両脚を押さえつけられているので、
紗希は、全く身動きが取れない。

北川は、そんな紗希に構わず、上から叩き付けるように激しく腰を動かし続けた。
すると、紗希は次第に力が抜けていった。

「あぅっ、あぅっ、あぅっ、あぅっ」

紗希は苦悶の表情を浮かべながら、北川の動きに合せて喘ぎ声漏らし始めた。
それを見た北川は動きを止め、そのまま紗希に身体を乗せながら彼女の乳房を、
乳を搾るように掴むと、両方の乳首に交互にしゃぶりついた。
紗希の乳輪は、瞬く間に北川の唾液に塗れていった。

北川は、暫く紗希の乳首にしゃぶりついた後、両手を床に突いて、
再び激しく紗希にペニスを打ち込み続け、
それから、動きを止めてそのまま紗希に伸し掛かった。

さて、次はどうしようか・・・

北川はペニスを挿入したまま休みながら、次のことを考えていると、ふと笑みを零した。
北川は、両腕で紗希の両脚を抱え、彼女を持ち上げて上体を起した。
紗希は、自分の身体が浮いたように感じ、思わず北川に抱きついた。
そして、北川は、紗希を抱えたまま立ち上がった。


[44] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/06 (火) 23:10 ID:db/O6mLs No.33386

北川は、立ち上がって駅弁のスタイルになると、紗希の身体を上下に揺すった。

「うっっ、うっっ、うっっ、うっっ」

紗希は北川に抱き着きながら、再び喘ぎ声を漏らし始めた。
すると、北川は紗希を激しく揺すり始めた。

いい声だな。だがお楽しみはまだまだこれからだぜ・・・

北川は暫く紗希を揺すり続けた後、紗希を抱えたまま、歩いて部屋の外に出た。
そして、玄関でサンダルを履くと、離れ家から出ていった。
夏の夜空の下で、一つに繋がった全裸の紗希と北川が、月明かりに照らされていた。

ははは、本当に久しぶりだが、やはり青姦は気持いいな・・・

北川は、裏庭の真ん中あたりまで歩き、辺りを見回すと、再び紗希を上下に揺すり始めた。

「あうっ、あうっ、あうっ、あうっ」

星空の下の静けさの中、紗希の喘ぎ声が小さく響いていた。
紗希の喘ぎ声を聴きながら、北川は勝ち誇ったように笑っていた。

*************************************************************************************

塚原は、一旦自分の部屋に戻った。
部屋の中では、拓也がスヤスヤと眠っていたが、紗希の姿はなかった。

まだ、戻っていないか・・・

塚原が三人を探し始めてから、すでに1時間ほどが過ぎていた。
塚原は、それから本館内を探してみたが、三人は見当たらなかった。
昨晩、子ども達が寝た部屋を覗いてみたが、誰も居なかった。

一体どこへ行ったんだ・・・

庭を探しても見当たらず、本館内を探しても見当たらない。

もしかすると、旅館の敷地の外へ歩いて連れ出したのだろうか・・・

そうなると、塚原にはこれ以上探しようがなかった。
塚原は肩を落として、自分の部屋の前まで戻り、戸を開けようとしたとき、
桐谷の部屋の戸が開いた。

「あら、亮ちゃん。」

部屋の中から出てきたのは、結美だった。

「どうしたの?」

結美は、塚原の表情が普段と違っていたので彼に尋ねた。

「えっ、いや、拓也がやっと寝てくれたので、トイレに…」

「私も同じ。翔が今やっと寝ついたから、洗面所に行って、私もこれから寝るところ。」

結美はそう言って笑った。

「桐谷さんは?」

「主人?北川さんと夜釣りに出かけるって言っていたけど、まだ帰っていないわ。
 主人に何か御用?」

「あっ、いや、スケジュール表に明日の予定が何も書いていなかったから、
 どうするのかなと思って…。」

「主人が戻ったら伝えておこうか?」

「いや、明日の朝でも構わないから、自分で…」

「わかったわ。それじゃあね。おやすみなさい。」

「おやすみなさい。」

塚原は、洗面所に向かう結美を見送った。

もう一度、外を探してみるか・・・

塚原はそう思い、本館の玄関に向かった。


[45] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/07 (水) 22:34 ID:xj.kGGPg No.33393

北川は、裏庭の真ん中で、興奮しながら紗希を上下に揺すり続けていた。

ははは、最高に気持ちいいぜ・・・

北川は笑いが止まらなかった。
まさか紗希と野外セックスをすることができるとは、数十分前までは思いもよらなかった。

北川は、奈緒と知り合う前の若い頃に、野外セックスをした経験があるが、
これほど周囲が解放された場所でセックスするのは、初めてだった。
しかも、その相手が、以前からセックスしたいと思っていた紗希だ。
北川にとって、これほど刺激的なことはないだろう。

こんな場所でセックスしていたら、誰かに目撃されるリスクはある。
だが、それがまた北川の興奮度を高めていった。

「はぁっ…、はぁっ…、はぁっ…、はぁっ…」

紗希は北川に必死にしがみつきながら、小さく喘ぎ声を漏らし続けている。
紗希の乳房は、北川の胸を擦りながら大きく揺れていた。
北川にとっては、自分の身体を擦る紗希の胸の感触が気持ちよかった。

北川と紗希が離れ家を出て、どのくらいの時間がたっただろうか。
北川はすでに全身が汗だくで、紗希を抱えた両腕にも疲れを感じ始めていた。

まだまだ続けたいが、さすがに限界か・・・

北川は、紗希を抱えながら、離れ家に向かってゆっくり歩いて行った。

*************************************************************************************

塚原は玄関を出ると、その周辺の庭を探し回った後、駐車場に向かった。
駐車場では、もう一度、桐谷と北川の車を確認したが、やはり停めたままだった。

やはり車を使ってはいない。そうなると、やはり歩いて敷地の外へ出て行ったのか・・・

塚原には、もはや三人を探す手立てが残っていなかった。
最後に塚原は裏庭に向かった。
だが、先程と同じように、奥に離れ家が建っているだけで、人影は見えなかった。
塚原は諦めて、離れ家に近づくこともなく、戻って行った。

*************************************************************************************

桐谷は、車の中で明日のことを考えていた。
明日、紗希に会った時、旅行が終わったら二人で逢いたいと誘い、連絡先を聞き出す。
ただそれだけのことだ。

だが、自分一人で紗希を口説いていれば、桐谷にとってそれは容易いことだが、
北川と二人で口説いたので、簡単なことではなくなってしまった。
紗希が、桐谷に抱かれた後、北川にも抱かれ、それは桐谷も承知していると分かれば、
桐谷が紗希に二人で逢おうと誘っても、警戒されて簡単に応じてもらえないかもしれない。

桐谷は、紗希にどう切り出そうか、あれこれ考えてはみたが、
これと言った名案が浮かばず、どう切り出しても同じように思えた。

やはり北川の誘いなんかに乗るべきではなかったのか・・・

桐谷はふとそう思ったが、今更どうしようもなかった。
そんなことを考えていると、塚原がこちらに歩いて来るのが見えたので、
桐谷は慌てて車の中で身を隠した。
時計を見ると、本館を出てから2時間半近くが経過していた。

心配になって探しに来たのか・・・

桐谷は、塚原の足音が近づいて、反対側に遠ざかっていくのがわかった。
そして、再び塚原の足音が近づいては遠ざかり、足音が聞こえなくなったのがわかると、
桐谷は姿勢をもとに戻した。

塚原が騒ぎ出さなければいいが・・・

桐谷が一番恐れているのは、塚原が結美に相談することだ。
結美は、あの離れ家の存在や、離れ家を毎年利用していることを知っている。
塚原から相談されれば、結美は、きっと一緒に探そうと言い出すに決まっている。
そして、北川が紗希とセックスしている真っ最中であろう、あの離れ家に踏み込まれたら、
それこそ大ごとで、自分もただではすまない。
だが、それを北川に知らせる手立てもない。

桐谷は少し焦りながら、北川からの連絡を待っていた。


[46] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/08 (木) 23:49 ID:uElSYCrQ No.33399

離れ家に戻った北川は、紗希を布団の上に仰向けに寝かせた。
それから紗希の右脚を持ち上げて左脚に跨ると、紗希の膣にペニスを挿入し、
彼女の右脚を両腕で抱えた。
そして、自分の上体を後ろに反らして股間を前に突き出しながら、腰を激しく動かした。

それが終わると、北川は紗希を俯せに寝かせて彼女の太腿に跨り、
後から紗希の膣に挿入した。
そして、紗希の背中に覆い被さり、彼女の胸を弄りながら、腰を動かし始めた。

この姿勢だと、より大きく感じるな。一生揉んでいたいぜ・・・

暫く寝バックで紗希を突いた後、北川は、紗希の腰を抱えて持ち上げると、
紗希の尻を左右に大きく開いた。
北川は、自分のペニスが挿入された膣口と肛門をじっと見つめ、
笑いながら、紗希に対する征服感を味わっていた。

それから暫くして、バックの体勢で、片手で紗希の乳房を揉みながら、
彼女を背後から突き始めた。
北川の身体も紗希の身体も、すでに北川の汗に塗れていた。

北川は、ペニスを激しく突き続けてから、その動きを一旦止めた。
そして、自分のペニスを、紗希の膣の奥深く突き刺した状態で、
膣の中をほぐすように、腰をぐりぐり回した。

やばい、今にも出そうだ。そろそろ我慢の限界かな・・・

そう思った北川は、紗希の身体をひっくり返して仰向けに寝かせ、
正常位で挿入すると、紗希に覆い被さった。
そして、紗希を、身動きが取れないように腕を固定して抱き締めると、
北川は、激しく腰を振り始めた。
紗希は、何の抵抗もなく、ただ喘ぎ続けていた。

ははは、このまま俺の子種を紗希の中にぶちまけてやる・・・

北川の腰の動きが更に激しくなった。
そして、ペニスが紗希の膣の奥深く突き刺さったとき、北川の腰の動きが止まった。

・・・ドゥックン、ドゥックン、ドゥックン・・・

静まり返った部屋の中で、一週間溜まりに溜まった大量の子種が紗希の膣の中に放出された。

*************************************************************************************

塚原は、自分の部屋に戻った後、布団の上に横たわり、紗希の帰りを待っていた。
三人が本館の外に出るのを見かけてから、すでに3時間以上が経っていた。

結美に相談してみようか・・・

塚原はふとそう考えたが、部屋に戻る前に結美に会ったとき、
これから自分も寝ると言っていたことを思い出して諦めた。
結美に会ったときに相談すればよかったと、塚原は悔やんだ。

紗希が帰ったら、何をどう聞けばいいのだろうか・・・

塚原は仰向けになり、天井を眺めながら考えていた。
もしも『今まで何をしていたんだ』と紗希に尋ねたら、何もなければ正直に答えるだろう。
だが、桐谷や北川と何かあったら、紗希は何て答えるだろうか。
それを考えると、紗希に尋ねること自体が怖くなってしまう。
塚原は、そんなことを考えながら、紗希の帰りを待っていた。

*************************************************************************************

北川は、紗希の膣の中に子種を出し切ると、少しの間紗希にキスをした後、
ペニスを抜かぬまま上体を起こし、紗希の股間を眺めていた。
旅行前、北川は一度だけでよいから紗希とセックスしたいと思っていたが、
紗希とセックスした今、一度でなく、これからも関係を続けたいと思うようになっていた。
だが、今のままでは、紗希が、この先も自分との関係を受け入れるとは思えない。

ははは、そうか。そうだな・・・

北川は、ニヤッと笑い、自分のズボンから携帯電話を取り出すと、
ペニスを根元まで飲み込んだ紗希の股間にレンズを向け、シャッターを切った。
そして、ペニスを少しずつ抜くたびに、紗希の股間の写真を撮影し、
ペニスを抜いた後に、指でラビアを左右に開いて接写した。
それが終わると、紗希の全身、上半身、顔や胸のアップなどの写真を次々と撮影した。

ははは、これがあれば、これから紗希は俺の思いのままになる・・・

北川は笑いながら、全裸の紗希の写真を撮り続けていた。


[47] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/09 (金) 23:43 ID:2RUX0nCA No.33405

車の中で待っていた桐谷の携帯電話が鳴った。

「はい、桐谷です。」

「北川だけど…、今、終わった。」

「そうですか。それなら北川さんは急いで紗希ちゃんを連れて本館に戻ってください。」

「そんなに慌てて、どうしたんだ?」

「30分ほど前に、塚原さんが我々を探しに来たんです。」

「また?」

「えっ?」

「俺が車で待っていたときも、探しに来ていたぞ。」

「それなら尚更、早く戻ってください。」

「そんなに慌てなくてもいいだろ。紗希ちゃんは、まだ服を着てないぜ。」

こいつは何を呑気なことを言っているんだ。やっぱり一人で口説けばよかった・・・

「塚原さんが、僕達が何処にもいないとわかったら、
 結美や奈緒さんに相談するかもしれないでしょ?」

「えっ?」

「そうなったら、北川さんはどうしますか?
 結美や奈緒さんに問い詰められても、上手に言い訳できますか?」

漸く北川にも、事の重大さが理解できた。

「わかった。できるだけ早く戻るよ。」

「それから、本館に戻ったとき、すでに塚原さんが結美や奈緒さんに相談した後だった場合、
 彼女達に何か聞かれたら、こう答えてください。
 夜釣りで魚が釣れなかったから、一旦本館に戻った後、離れ家で飲んでいたと。
 そして、本館に戻ったとき、紗希ちゃんに会ったから、誘って一緒に飲んでいたと…。」

「わかった。」

「紗希ちゃんも、本当のことは誰にも言えないでしょうから、話を合わせてくれると思います。」

「そうだな。」

「ただ、塚原さんが誰にも相談していなければ、結美たちから何も聞かれないはずですから、
 もしもそうなら、こちらからは何も言わなくて結構です。」

「わかった。」

「それから、明日、北川さんは塚原さんと顔を合わせないようにしてください。
 塚原さんが何か言ってくるようだったら、僕が対応しますから。」

「了解。」

北川は、電話を切った後、紗希の傍に戻った。
そして、まだ寝ている紗希を起し、早く服を着るよう伝えたが、
放心状態の紗希は、自ら動こうとはしなかった

しょうがねえなぁ・・・

塚原は、汗まみれの紗希の身体を拭こうともせず、彼女にブラジャーを着け、
Tシャツを被せ、パンティとスウェットを履かせた。

まさか、紗希の服を脱がすのではなく、服を着せることになるとはな・・・

北川は含み笑いを浮べていた。
とりあえず、今日はやりたいことはやった。
思いもよらなかったが、紗希と青姦をすることもできた。
紗希の中に俺の子種をたっぷりぶちまけてやった。
そして、生まれたままの紗希の身体を隈なく写真に収めた。
この写真を使えば、これからも紗希の身体を味わうことが可能だ。

北川は、紗希に服を着せ終えると、彼女を抱き起した。
紗希は少しふらついていたが、一人で歩けそうに見えた。
そして、北川は、紗希を連れて離れ家を出た。


[48] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/10 (土) 22:44 ID:zXtPr8l. No.33411

紗希は、北川に付き添われて、本館に戻ってきた。
離れ家から本館に戻ってくるまで、二人の間で言葉はなかった。
二階に上がり、部屋の前で北川がおやすみと声を掛けたが、紗希は返事をする気になれなかった。

紗希が部屋に入ると、夫と拓也はすでに眠っていた。
紗希は、音を立てないようにゆっくりと、自分の布団の上に横になると、
自分の身体が異臭を放っているように感じた。

初めてのときのように、自分の股間がじんじんと痛み、まるで太い棒が挟まっているようだ。
それだけでなく、異物感が残る膣の中から、男の樹液がだらだらと垂れ続け、
自分の下着を濡らしているのがわかる。

『後始末も大変。放っておくと汚れちゃうし…』

紗希は、先月、奈緒がそんなことを言っていたことを思い出した。

何てことをしてしまったのだろう・・・

紗希は、桐谷に『紗希ちゃん、いくよ。』と言われた後、意識を失った。
それから意識を取り戻したとき、それまでとは比べものにならないほど、激しく突かれていた。
このときは、まだ桐谷に抱かれていると紗希は思っていた。
だが、両脚を持ち上げられて身体をくの字に曲げられたとき、紗希が思わず目を開けると、
自分の目の前いるのは、桐谷ではなく北川だった。
それに気がつくと、紗希は慌てて『いやぁ』と叫んで逃れようとしたが、
北川に伸し掛かられて身動きがとれなかった。
それでも必死にもがいていたが、北川に激しく突かれていると、身体の力が抜けていった。

それからは、激しく突かれていること以外、紗希はあまり覚えていない。
最後に膣の中で、桐谷よりも力強い脈動を感じると、紗希はまた意識が遠のいていった。
そして、北川に起こされて意識が戻ったとき、
紗希は何も考えられず、身体を動かすこともできなかった。
北川に服を着せられ、離れ家を出た後、膣の中から垂れてくるのを感じ、
紗希は、そこで初めて、中に出されたことに気がついた。
桐谷がゴムを着ける仕草には気づいていたので、中に出したのは北川だろうと思った。

これまで、夫としか経験がなかったのに、僅か数時間で二人の男に抱かれた。
しかも、夫とですら、数えるほどしかしたことがないのに、北川には中にも出された。
紗希は直ぐに風呂に入りたいと思ったが、すでに浴場の利用時間は過ぎていた。
明日の朝、夫が目覚める前にお風呂に入ろう。
こんなに汚れた身体のまま、夫と接したくないし、話もしたくない。
紗希はそう思いながら、目を閉じた。


翌日、塚原が目覚めると、部屋には紗希と拓也の姿はなかった。
昨夜、塚原は、布団で横になって紗希の帰りを待っていたが、そのまま眠ってしまった。
紗希が何時に帰ってきたのかも分からなかった。
塚原が時計を見ると、すでに朝食の時間だったが、塚原は仰向けに寝たまま天井を眺めていた。

昨夜、三人は何処で何をしていたのか・・・

塚原がそんなことを考えていると、紗希が部屋に戻ってきた。
塚原はそれを見て漸く布団から起き上がり、紗希の傍に近づいて行くと、
彼女の身体から仄かに石鹸の香りがした。

「お風呂に入ったの?」

「うん、朝ご飯を食べる前にね。」

塚原は紗希の様子を見て、昨晩のことを探ろうとしたが、
今の紗希の返事では、塚原には判断がつかなかった。
普段と変わらないようにも感じるが、言葉が少ないようにも感じた。

「朝からお風呂に入るなんて、すごく贅沢だね。」

塚原は、少し皮肉っぽく言った。

「何その言い方。朝風呂なんて、旅行のときぐらいしか入れないでしょ。
 私が入ってから暫くして、奈緒さんと結美さんも入りに来たわよ。
 『皆考えることは一緒だね』って笑っていたわ。」

「そうか。」

「そんなことより、早く朝ご飯を食べに行った方がいいわよ。」

「そうだな。」

塚原は、紗希の態度が普段より冷たいように感じたが、本当に冷たいのかは何とも言えなかった。
昨夜は一体何処で何をしていたのか、紗希に問いただせば済む話だが、
塚原は、何て言って問いただせばいいのか分からず、また、問いただす勇気も沸かなかった。


[49] Re: 三家族の旅行から  黒兎 :2026/10/11 (日) 06:19 ID:q3DLRfME No.33414
毎日投稿頑張って下さい。
先の展開を楽しみにしてます。


[50] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/11 (日) 23:32 ID:PJXqbIn6 No.33425

黒兎さん、コメントありがとうございます。


[51] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/11 (日) 23:33 ID:PJXqbIn6 No.33426

塚原が部屋を出て、一階に降りて行くと、子ども達の大きな声が響いていた。
塚原以外は、皆朝食を済ませたようだ。
塚原が一人で食事をしているとき、桐谷が二階から降りてきた。

「おはようございます。今朝は起きるのが遅かったようですね。」

「おはようございます。そうですね。少し寝坊してしまいました。」

桐谷は、塚原が昨夜のことを尋ねてくるかと思い、少し身構えながら話しかけたが、
塚原は何も言わなかった。

「奥さんや北川さんには、すでにお伝えしましたが、皆さんお疲れのようですから、
 今日この後は、各々の家族で帰るだけにしようと思います。」

「そうですか。」

「帰り支度が出来たら、いつでも旅館を出発して結構ですよ。
 帰りは、昼食も三家族一緒じゃなくてもいいでしょう。
 旅館を出たら、塚原さんのご家族だけで済ませてください。」

「わかりました。」

「それと…、僕は、旅館のご主人と少し話をしてから帰るつもりですから、
 僕達家族は、出発が少し遅くなりますが、気になさらずにお帰り下さい。」

桐谷はそう言うと、二階に上って行った。

塚原は昨晩のことを尋ねようと思ったが、言葉が出なかった。
桐谷の表情から読み取ろうともしたが、普段通りで何も分からなかった。

塚原が部屋に戻ると、紗希はすでに着替えを済ませ、帰り支度を始めていた。
子どもの荷物もまとめ終わっているようだ。

「パパも帰る準備を始めてね。」

塚原は、少し休んだ後、帰り支度を始め、それを済ますと紗希に手で合図した。
そして、それぞれ荷物を持って、二人で一緒に部屋を出た。
一階に下りると、拓也と翔が遊んでいる様子を、結美が楽しそうに眺めていた。

「もうお帰り?」

「うん。早く帰って少し休みたいんだ。」

「そっか。その方がいいわね。じゃあ、帰りの車の運転、気をつけて。」

「ありがとう。いろいろお世話さまでした。じゃ、お先に。」

「さようなら。また今度ね。」

紗希は、夫と結美が会話する様子をじっと見ていた。

「紗希ちゃん、帰ったら、また連絡するね。」

「はい。お世話になりました。お先に失礼します。」

「お疲れさま。」

結美に帰りの挨拶を済ませた後、
塚原は、一階で遊んでいた拓也に「そろそろ帰るぞ。」と声を掛けた。

「バイバーイ」

「またね〜」

拓也も翔と帰りの挨拶を済ませたようだ。
塚原は、結美に軽く会釈して、紗希と拓也と三人で駐車場に向かった。
塚原の家族が駐車場に着くと、まだ北川の車が停まっていた。
塚原は起きてから北川の家族と顔を合わせていないが、まだ旅館にいるようだ。

塚原は、車の運転席に乗り込み、紗希と拓也は後部座席に乗った。
旅館を出発するとき、玄関前で結美と翔が手を振っていた。
それに気がついた紗希は軽く会釈し、拓也は手を振り返していた。

旅館を出た後、後部座席では、拓也がはしゃぎながら紗希に話しかけていた。
紗希も拓也に笑いながら応えていた。
それは、塚原にとって、この旅行に出かけたときと何もかも変わらぬ光景であった。
だが、紗希は、全く別の世界のように感じていた。


[52] Re: 三家族の旅行から  RT :2026/10/11 (日) 23:40 ID:PJXqbIn6 No.33427

反応が薄い中、自己満足だけでここまで続けてきましたが、
そろそろ限界ですので、切りのいい今回で終了し、気が向いたら続きを投稿したいと思います。

読んで下さった方、これまでありがとうございました。


[53] Re: 三家族の旅行から  ken :2026/10/12 (月) 16:05 ID:BiHh6ixU No.33436
〔20〕で
 記憶間違いの投稿してしまい作者さんに大変失礼した者です

 大変遅く成りましたが深くお詫び申し上げます
 
 ロム専に徹しようと思い 楽しみにと言うか塚原氏の事が気がかりで
 ふと夜中に目を覚まして寝付けなくなってしまった事も何夜もありました
 そう十年前も同じ思いをしてネタバレになるのでこれ以上は書きませんが
 毎回の投稿を読みながら あの時からその後が気になってとても気がかりだったので
 記憶違いとは言え 間違いのなく作者さんで嬉しく これ以上スレを汚したくなかったので
 ロム専を決めました
 
 黒兎さんもおっしゃてますが 毎日投稿頑張っておられます事には
 敬意と感謝を申し上げます

 私の様なロム専の方々沢山いらっしゃると思います
 どうぞお疲れなら少しお休みなさって この先も完結までお願いできないでしょうか

 実は小生長年にわたり此処にいましたが投稿はこれが2回目です
 ずっと気になり あなた様のこの作品でしたから勇気を出して投稿しました

 どうぞ御身大切に無理のない範囲で結構です  
 小心者に勇気を出して投稿させた すごいお話です
 お続けいただけることを切にお願いいたします



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