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密やかに咲く

[1] スレッドオーナー: 最後のティッシュ :2020/07/13 (月) 19:46 ID:wWmnzPF. No.27603
短編です
常日頃エロい妄想をしてますが長編ほどでもない妄想を書き起こそうとスレッドを立てました
落書き帳みたいなものですが、よろしくおねがいします


[2] 舞子  最後のティッシュ :2020/07/13 (月) 19:47 ID:wWmnzPF. No.27604
窓の外は雨、ただでさえ厚い雲に覆われた天からの光は弱々しいというのに
カーテンで窓を隠してしまうと寝室は午前の11時という事を忘れてしまいそうなほどに薄暗くなる
目覚めた時のまま姿を変えていないベッドに体を横たえ、ショートボブの黒髪を枕に預けそっと目を閉じて手を下腹部に置くと
下腹部に置いた手の指先はデニム生地のパンツの上から秘部を押し始めた

昨夜は久し振りに夫の晩酌に付き合った
息子が無事に就職し、親としての役目を一つ果たしたという安堵に挙げた二人でのささやかな祝杯
しかし彼女の思惑は別のところにある
夫の前で少し酔った振りをする事、それは10年以上同じように過ごした夜に変化があるのではないかという期待が大きく
肩を寄せてスキンシップを図ったり、似合わない甘えた声を出してみたりと
夫をその気にさせる前に自分の心が火照ってしまったほどの努力をしたが
二人で寝室に入って夫の口から出た言葉は「おやすみ」の一言
躊躇なくベッドに入った夫に背を向けると、一つ二つ心の中で悪態をつき自分のベッドに入ったのが昨夜の出来事だった

そして昼前の寝室、ベッドに横たわり自分の手で自分の身体を慰める女性
彼女の名は 岩井 舞子 47歳 
以前は肩の下まで髪を伸ばしていたが感情に任せて切った髪が意外にも好評で今は気に入っている
若かりしき頃は美人と褒めそやされ、歳を重ねた今もその面影を色濃く残し
容姿に自信がある舞子にとってセックスレスという言葉は他人事
息子を産んだ後は骨盤の矯正も行い若い頃のままのプロポーションを維持している
他の有象無象の夫婦の悩みなんて私達には当て嵌まらない
そう思っていた、もう10年以上前の事である・・・

 何故なの?私に問題はないわよね、あるはずないわよね!
 ユウジさん、なぜ私を抱かないの?
 あなたの方に何か問題があるんじゃないの?

そうではない、12年前に舞子が発した言葉が原因である
「私イッてないわよ、この前もイケなかったし」この無慈悲な言葉が夫であるユウジを追い込んだのだ
それ以前から義務的になっていた夫婦のセックスはユウジの心が折れ終わりを告げた
それでも夫婦仲が悪いという訳ではない、どちらかと言えば良い方だ
舞子とユウジはお互いを気に入っている
ユウジは少々・・・いや、多分に勝ち気な所がある舞子を頼もしく思い、舞子は温厚篤実なユウジの側を居心地の良い場所だと感じている
それ故に例えセックスレスで人肌恋しくなろうと、言い寄ってきた何人かの男を舞子は事も無げに払い除けてきた
25年前は「惚れさせた」と友人に自慢していた舞子だが、今は遅延性の媚薬のようなユウジの性格に舞子の心は火照らされていて
いつの間にか心の立ち位置が逆転してしまった二人だが、舞子はそれに気付くことなく今に至っている

そして彼女は一ヶ月もの間悩み続けている
好奇心、冒険心、耳にした噂話しを忘れるか覚悟を決め行動に移るか悩み続けていた

目を開けると薄暗い天井が目に入り、秘部を押していた指を離すとそのまま身体を起こす
オナニーは未完であるが しかし、何かを決意した彼女にオナニーの絶頂に対する未練はない
ベッドから出た舞子は衣服を脱ぎ、外出用の服を選びながら気持ちを逸らせ
片手にバック、もう片方の手で傘を差して駐車場に向かう
乗り込んだ車のパネルに明かりが灯ると、それに共鳴するかのように舞子の胸が高鳴り
静かに動き始めた車とは真逆に舞子の内では様々な感情が激流の如く渦巻いている
向かう先は駅、最寄の駅ではなく二つ離れた駅だがそこも舞子の目的地ではない
なんでもない日常を送っているマンションからは離れたが、まだまだ見慣れた景色が続いていて
ハンドルを握った事が要因なのか舞子は少し落ち着きを取り戻している
それでも引き返すという気は毛頭も無く、時間の経過と共に目的の地に近付いていく

一ヶ月前に舞子が耳にしたという噂話
それは週4日のパートタイムで入っているドラッグストアでのことだった
同僚が知人から聞いたという又聞きの話しで、舞子は気にも留めない振りをして耳を傾けていたのだが
それが心の片隅に張り付いていて時折思い出しながら不埒な妄想に耽る事となる
その真偽不明な話の内容とは、とある婦人が肩こりに悩まされていた時の話しでたまたま目にした按摩の看板から始まった
普通の民家のような佇まいの玄関には知らなければ見落としてしまいそうな看板が掛っている
相談だけのつもりで呼び鈴を鳴らし、招き入れられた部屋で少し話をした後に肩から首の辺りを揉んでもらうとそのマッサージは思いの外気持ち良く
マッサージ師に言われるままに横になると、腕を揉んでもらう心地の良い感覚の中で目を瞑った婦人はそのまま眠ってしまった
どれだけ眠っていたのか分からないが、婦人が目を開けた時にはマッサージ師の手は胸の上にあったそうだ
婦人が「何をしているのですか」と問い詰めたが「申し訳ありません」と返ってくるだけ
怖くなった婦人はその場から逃げ出して話は終わった


コインパーキングに停めた車から降りた舞子は決意を新たにした

 あの話では女性は逃げて終わり 私も怖くなったら逃げればいいのよ
 ユウジさん 12年も私の下着姿さえ見ようとしなかったあなたが悪いの
 待ってなさいエロオヤジ!私の美しい身体を存分に揉ませてあげる
 胸までなら許してあげるから 感謝しなさい

性欲が極まった時、それは人を愚かにし行動的にする
降り注ぐ雨はマンションを出た時より大粒になっているが差していた傘を閉じると一度駅の中に入り
駅を抜けてロータリーとは反対側の出口に出ると車がやっと一台通れる程の路地に目を向けた

 あの道?何もなさそうだけど・・・

少々の不安を抱きながらも噂話を思い出しながら傘を差して足を前に出し、両側をマンションらしき建物の壁で挟まれた圧迫感のある路地を進む
コンクリートに挟まれた空間を抜けると目に映る建物は低くなり、何十年も変わっていないだろうと思われる風景が広がった
話しによれば路地を真っ直ぐ、民家の玄関に按摩の看板
舞子が見ている建物は全て民家に見え、玄関らしきものを通り過ぎる度に注意深く看板を探す

 合ってる?もしかして別の道?
 もおっ!商売やってるなら分かり易い案内出しなさいよ!
 これは嫌がらせ?嫌がらせなの?私を怒らせたいの!?

舞子様が少々ご立腹となったとき、それは突然現れた
引き戸の玄関、その引き戸の上に申し訳なさ気に掛っている小さな看板
傘を上げて上向き加減に見ている為、防ぎきれなかった雨が顔に掛りしかめっ面になっているが怒っている訳ではない
先程までの怒りは消え少々呆れているのだ 小さな看板か表札か分からないものに書かれている文字は「按摩はじめました」
舞子は少々悩んだ

 なにこれ・・・ 冷やし中華じゃないんだから・・・
 大丈夫?
 
不安と少々の呆れを胸に呼び鈴を押し、玄関の向こうの気配を探ると引き戸を挟んだ向こう側に誰かが現れ
緊張を隠すため静かな呼吸に変えた時、引き戸が開き一人の男が姿を見せた
一見したところ白髪で歳は70近くと思われるが、袖から覗く腕には筋肉が浮かび上がり
その若々しくも見える肉体から見た目通りの年齢なのか怪しく思えた
「すいません、お伺いしたいのですが」
先に口を開いたのは舞子である
「はいはい、なんでしょうか」
返ってきた声は見た目通りの老人の声色だ
「ここはマッサージをして頂けるところですか?」
「ええ、話は中で伺いましょう 雨で濡れてしまいますよ」
「はい、失礼します」
簡単に家に引きこまれた舞子だが引き戸を締めた後、パンプスを脱ぐことを躊躇い老人に声を掛けた
「すいません、濡れてしまって・・・」
老人は振り返り舞子の足元に目をやると、そこには雨に濡れたと思われるパンプスが見え
それだけではなく、その視界の中には裾が濡れたスカートも入ってきた
よく見ればバッグも少々濡れている、当然それを持つ手も
「酷い雨ですからな 待ってなさい、タオルを持って来よう」
「すみません、お手数掛けます・・・」
「いやいや、この雨では仕方のないことですよ」
老人に手渡されたタオルで濡れたストッキングを拭きながら家に上がる舞子
その様子に強い視線を送ってくる老人に気付いていたが「ありがとうございました」と軽くいなしてみせた

 『ほほぅ、なかなかの上玉だな これは楽しみだ』

そんな老人の心の声が届いたのかどうかは分からないが舞子の中で不安が少し大きくなる

 大丈夫、いざとなったら逃げればいいのよ
 許せるのは胸まで、それ以上の事はさせない

これから我が身に起こるであろう事に対し自分はどうするかを確認しながら老人の後ろを歩き
ちゃぶ台が置かれた部屋に通されると静かに腰をおろした


[3] 舞子  最後のティッシュ :2020/07/13 (月) 19:48 ID:wWmnzPF. No.27605

「さてさて、お話を伺いましょうか」
「はい、最近ですが肩こりが・・・ それと腰も」
「ふむ、体の調子が良くないという事ですな」
「はい」
「では早速始めようか」
「あ、はい」

 簡単ね!何が原因かもしれないとか、そういう話はないの!?

「向こうを向いてください」
「はい」

 本当に始めるの?もう話は終わりなの?

老人の手が舞子の両肩に置かれ、その指先に身体の奥を押すような圧力を掛けられたとき
この家に上がった時から警戒を解かなかった舞子の気持ちが少し緩んだ

 はぁ、気持ちいい 予想外に上手ね・・・

 『さてさて、どうしたものかな』

「お嬢さん、名前を聞くのを忘れておりましたな」

 お嬢さん?私の事?私しか居ないわよね!

「岩井です」
「岩井さんですか、下のお名前は?」
「舞子です」
「舞子さんですか、良いお名前ですな」
「え、ええ・・・」

 何か返事に困る・・・

「普段何か運動は?」
「運動不足にならない程度にはフィットネスとか」
「ほうほう、良い心がけですな 結婚されてるとお見受けしましたが、お子さんは?」
「はい、1人」
「なるほど、まだまだ手の掛る年頃でしょう」
「いえ 息子は先日自立しまして」
「なんと!そんなお年には見えない 失礼ですがお年を窺っても?いや、言いたくなければ結構ですが」
「そうですね、あと何年かで50になる ということでいいですか?」
「はいはい、それで結構です いやいや有難い有難い」

 何の話してるのよ マッサージと関係ないでしょ
 でも、本当に上手ね 気持ちいいわ、これで満足しちゃいそう・・・

 『これは驚いた、是が非でもこの女を しかし焦りは禁物、この前の女のように逃がしてしまっては元も子もない』

「ところで、ウチの事は誰かに聞いたとか?」
「いえ、たまたま按摩の看板が目に入って」

 『たまたま?今日に限ってそんな筈はあるまい ほうほう、そういうことか なるほどなるほど』

「ほほう、そうでしたか 実はそろそろ看板を下ろそうと思っているのですが、ウチに通ってくださる方が何人かいまして なかなか」
「そうでしたか・・・」

 確かに、こんなに上手なんだもの・・・ 通う人の気持ちは分かるけど でも、どこまで本当の話しなのか・・・
 あ、それ 気持ち良い・・・

「舞子さん、そういえば腰も調子が良くないと言ってましたな」

 気安く名前を呼んでくれるわね!最初に岩井って教えなかった?
 それに二人きりなんだから今迄みたいに名前は言わなくてもいいでしょ

「ええ、腰も・・・」
「血流ですな 大体の事は血の流れを良くする事で解決します」
「そうなんですか?」
「そうです、それがワシの仕事でしてな 舞子さんには特別に全身の血流を改善するマッサージを施しましょう いかがですかな」
「全身ですか?」
「首から足の先まで血の巡りが良くなれば生まれ変わったような気分になれますが いかがですかな」
「んー・・・ 肩と腰だけで」
「そうですか 実はマッサージなのですが、生業としてはやっとらんのです」
「そうなんですか?」
「若い頃に苦労して色々な方にお世話になりましてな、今は他人から受けた恩を誰かに返す時だと思っております」
「生活費は大丈夫なんですか?」
「少々ですが別に収入がありますので、贅沢しなければ何とか」
「お代は・・・」
「結構です、通ってくださる方の中には心ばかりのお金を置いていこうとする方もいますが、お断りしております」
「そうですか・・・」

 タダなの?本当に?5千円ぐらいは覚悟してたけど、本当にいいの?

「先程の話しですが、いかがなされますか? 足の先までマッサージする分のお時間は頂く事になります、お時間が無ければ無理にとは言いませんが」
「じゃぁ・・・、お願いします」
舞子の肩から離れた手が部屋の入り口を指差した
「それでは向こうの部屋に移りますが、よろしいですか」
「はい」
老人が差した指の先は廊下の向こうの部屋を差していて、そこに向かう為に舞子は立ち上がったが
まだ腰を下ろしたままの老人の目は立ち上がった舞子が座っていた座布団に目を向けたままでいる

 何?なんなのよ・・・

「舞子さん、申し訳ないが服を脱いでいただけますかな」

 ふんっ 遂に正体を現したわね スケベが目的で私を家に上げたんでしょ! エロジジイ!

いや間違ってはいないが 舞子の方もイタズラされる為に訪問したのでお互い様である
しかし、いき過ぎたイタズラまでは求めていなかった舞子は緩んだ警戒心を締め直した
「服を脱ぐ必要があるんですか?」
少し角が立った強めの口調で聞き返したが、老人は舞子の言葉を心地の良い風を受けるかのように耳に入れる
「そうですな ストッキングは脱いでいただこうと思っておりましたが・・・」
「それならストッキングだけでいいでしょ?」
「はい、そうなのですが・・・」
「なによ、言いたい事があるならハッキリ言って 私が納得できる理由を!」
「では、聞いていただきましょう 舞子さんの服装に問題はありません」
「何言ってるの?脱げと言ったり問題ないと言ったり どっちなのよ!」
「最後まで聞いてください これから行うマッサージは布団の上で行います」
「ええ、それで?なぜ服を脱がなきゃいけないの?」
「濡れたままのお召し物では・・・」

 あっ・・・

「これは雨で・・・」
「ご覧ください、座布団が濡れております 座布団ならまだいいのですが布団は流石に」
「ええ・・・そう言われると そうね・・・」
「納得いただけましたか?」
「はい・・・ でも・・・」
「ほっほっほ、何も下着まで脱げとは言っとりません 服の代わりになる物を用意しますので安心していただきたい」
「すみません・・・」
「いやいや、いいですよ そのゆったりとした服装はいいのですが、運悪く雨に降られてしまった 舞子さんに非はありません」
「そう言っていただけると・・・」
「それに、その服はこの部屋に干しておくとよいと思うのだが いや、マッサージが終わるまでに乾くかどうかは分かりませんが」
「はい・・・」
「では、少々お待ちを」

 『おお、怖い怖い 被った猫の下から虎が顔を覗かせよった しかし、雨には感謝じゃな 服を脱がせるところが難関だったのだが 後は・・・』

 はぁ・・・ 本当に着替えなきゃいけないの?こんな所で服を脱ぎたくないんだけど・・・

 『いやいや、これは慎重にいかねばならんな 下手すると噛みつかれそうだ』

 でも、今のところ変な事はされてないわよね 普通に良いお爺ちゃん?

 『ワシとしたことが久しぶりに血がたぎっておるわ いい女を手に入れるのも命がけじゃな』

 だめ、気を許す事はできない 噂通りなら何されるか分からない

 『さて、あの女はワシに一つ嘘をついたが、これをどう判断するか・・・ ほっほっほ、こういう駆け引きも楽しいのう』

 大丈夫、私が許したこと以外の事されそうになったら蹴り倒してでも逃げればいいのよ
 胸までなら許してあげる それで満足しなさい、冥途の土産よ

「お待たせしました、これに着替えてください 濡れたお召し物はあちらへ」
そう舞子に伝えた老人は廊下を挟んだ向かいの部屋へと向かい、舞子は手渡されたものを広げた

 これって・・・ バスローブじゃない・・・ バスタオル!?
 「着る」というより「巻く」じゃない!

「ちょっと!」
「どうされました?」
向こうの部屋で布団を敷いている老人から返事が返ってきた
「これってタオルですよね!他の物はないの!?」
「申し訳ない、前もって分かっていれば用意できたのですが 急でしたからそれしか」
「本当にこれしかないの?本当は他に何かあるんじゃないの?」
「申し訳ない」

 なによ!「申し訳ない申し訳ない」って、本当なの?ウソついてるんじゃないでしょうね!
 でも、連絡もしないで来たのは私の・・・ 仕方ないわね・・・

「分かったわ・・・ これで我慢してあげる」
「本当に申し訳ない」

 『いやいや驚いた、「我慢してあげる」ときたか 面白い女だ』

「着替えは済みましたか?」
「ええ」
「では、こちらへ」
濡れた服をハンガーに掛け終えた舞子が部屋を出て老人が待つ部屋に足を踏み入れると
促されるまま老人に背を向け布団の上に腰を下ろした
バスタオルを巻いているが肩から腕は素肌をさらけ出している
肩に掛っているのはブラジャーの肩紐だけ、老人はその肩に手を乗せて摩り
暫しの間、舞子の肌と伝わってくる肌の温もりを堪能した
「それでは続きを始めますよ、いいですかな」
「ええ、始めて」
老人の指が首に添えられた
「肩こりというのはですな、肩だけではないのです」
「そぉ・・・」
「首から・・・肩 そして腕も・・・背中も」
舞子の肌を押す指はその言葉に合わせながら背中に到達した
「あの・・・」
「そして、脇ですな」
両脇に入ってきた手が舞子を挟むと、そのまま両脇で小さく円を描き始める
「ちょ・・・」
「如何なさいました?」
「バスタオルが・・・」
舞子は思わず胸を押さえ落ちそうになるバスタオルを受け止めるが
老人の手は脇から離れようとしない
「こちらからは背中しか見えませんので ご安心を」
「でも・・・」
「腕を伸ばしてください 脇を締められてはマッサージが・・・」
「分かったわよ・・・」
「浴衣のような物があればよかったのですが、申し訳ない」
「もういいから・・・」
諦めた舞子は胸を押さえていた腕を伸ばし、はだけ落ちてしまったバスタオルを気にしながらも目を瞑る

 ブラジャー付けてるから大丈夫よね? 胸までなら許せる範囲だし マッサージ自体は上手で気持ちいいし・・・

 『ほほぉ、あっさりとタオルを諦めおったな さてさてお次は・・・』

脇から抜けた老人の手が舞子の肌を摩りはじめる、背中から肩そして腕へ 腕から肩に戻ったと思えば首へ、そしてまた肩に
その手が肩を通る度に肩に掛るブラジャーの肩紐がずれて、舞子の手はその度に肩紐を掛け直す事になる

 ちょとぉ・・・ わざとやってるの?

「あの・・・ブラの・・・」
「これは申し訳ない」

 もぉ!そればっかり!

「どうしたいんですか!」
「できればブラジャーを外していただければ、こちらもやりやすいのですが よろしいでしょうか」
「それなら最初からそう言ってよ!外すから!」
「これはこれは、お気づかいありがとうございます」

 もぉ!せっかく気持ちいいマッサージなのに止めさせないでよ!

老人の目に映る背中、それまで目障りだったブラジャーは無くなり今は跡だけが残っている

 『ほほっ、こうも思い通り進んでよいのかのぉ ほっほっほ』

 勢いで取っちゃったけど これって揉まれる時は直になるわよね・・・

思惑通りに事が運び内心歓喜する老人だが、それでも舞子の肌に添えた手は冷静を装い
今までと何も変わらないマッサージを続ける 焦りは禁物である

 『まだまだ、もう少し』

 胸を出しちゃったけど・・・ こないわね・・・

 『まだまだ』

 こないの?

 『さて、そろそろ』

肩を揉んでいた手が背中に降り、そのまま脇に入ってくる
舞子を挟むように両脇を押している手だが、その指先が僅かだが乳房に触れた

 き・・・きた?

 『さてさて、どこまで行けるかのぉ』

舞子の両脇にある手が小さな円を描きながら少しづつ前に出てくる
最初は時折触れる程度だった指先は今は確実に乳房を後ろから押し、若い頃のような張りが無くなり少々垂れ気味になった胸を揺らしている

 これ・・・ これってどうすればいいの?少しぐらい抵抗した方がいい?

 『ふむふむ、なにも言わんな それなら』

「それでは上半身を少し後ろに ワシに背中を預ける感じになっていただけますかな」
「はい・・・」
両脇を掴む手に引かれ舞子の背中が老人の胸に預けられたが、それで終わりではない
スルリと脇から抜け出た手が次は腕の外から前に回ってきて乳房の下に潜り込んだかと思えば、間髪入れずに垂れ気味の乳房が持ち上げられた
「ちょ・・・ちょと・・・」
「どういたしましたか?」
「あの・・・胸・・・」
「これですか これは胸というより胸の下、乳房に隠された部分をマッサージしているのです」
「本当ですか?」
「はい 乳房の奥、そこをマッサージしているのです 少し強く行きますよ」
「んっ・・・」
親指と人差し指が乳房の下部に食い込むと、舞子は聞かれたくない声を漏らしてしまった
「次は乳房の横から」
「ちょ・・・ んっ」
「お次は上の方を」
「あの・・・ んっ・・・」
「それでは乳房と乳房の間を」
舞子を抱くように後ろから回ってきている手、その両手の指先が乳房の間を押し始める
「待って、一回止めて・・・」
「もう少し、もう少しですから我慢してくだされ」
「これって本当に・・・」
「もう少しです」

 もう少し?何がもう少しなのよ!ちょと、これダメ・・・ 完全にスケベな揉み方・・・

 『ほれほれ、掌が乳首に当たっておるぞ どうじゃ、気持ちいいか?』

 あぁ 自分以外の手 久しぶり・・・ ユウジさん今だけは許して

ふと頭に過った夫の顔だったが、それは間もなくして消えていった
「んふっ んっ・・・」
「次は全体的にいきますぞ」
「あっ だめっ」
乳房が鷲掴みにされ老人の指が食い込むと、舞子は思わず「あんっ」と喘ぎの声を上げてしまった
それは本当に聞かれたくない声で恥かしさがこみあげてくる
「まだまだ、もっと奥を押しますぞ」
「いやっ まって!」
「大丈夫、大丈夫です こちらからは何も見えておりません」
「そうじゃなくて!」
乳房を掴む手がその動きを一層激しくさせると、まるでオモチャのように扱われている乳房の歪みと共に舞子は表情を歪める

 『ほーれほれほれ どうじゃ! どうじゃ!』

 だめッ だめッ 身体の芯にくる!

「はあっ んっ」
「もう少し、もう少しの辛抱ですから」
「は、はいっ あんっ」

 ああっ 何これ 何かが違う 何が違うの!?

 『よしよし いいぞ、声が良くなってきたぞ』

舞子の胸を揉みしだいていた手が激しさを徐々に緩めていったとき、老人の耳には乱れた呼吸の音が流れ込んできていた
「それでは整えます 背筋を伸ばしてください」
「あ、はい・・・」
姿勢を崩していた事に気付いた舞子は背筋を伸ばして姿勢を整えた
「それでは」
「はい」
姿勢を正した舞子だったが、まるで痙攣しているかのように身体を震わせ始め
整いかけていた呼吸を再び乱しはじめる

 あぁ・・・ そこは乳首・・・ こんなこと続けられたら・・・

 『ほっほっほ、見事に起っておる もう一押しといったところか』

どれほどの口達者でも、もはやマッサージだとは言い訳できない行為
十人十色である女性の性感を見抜いてきた歴戦の指先が舞子の乳首を弄ぶ

 凄いっ また声が出ちゃうっ

 『それで抑えたつもりか? 可愛い声が漏れ出ておるぞ』

「あっ んっ・・・ んっ・・・」

 あぁ だめっ オッパイでイッちゃいそう

 『ほうほう、随分と良くなっておるな だが、望み通りには気持ち良くさせんぞ』


[4] 舞子  最後のティッシュ :2020/07/13 (月) 19:52 ID:wWmnzPF. No.27607
老人からは何も告げられることなく乳首から指が離れた時、舞子は心の中で「もう少しだけ」と懇願してしまった
「それでは腰の方をマッサージしましょう、うつ伏せに寝ていただけますかな」
「はい・・・」
脚の上に落ちていたバスタオルを横に除けると、先程まで弄られていた胸を布団につけて脚を伸ばす
背中を押されたり揉まれたりと、マッサージの心地良さに胸を愛撫された快感が薄れてゆく中
目を瞑った舞子の瞼の裏には夫であるユウジの顔がちらほらと浮んでいた

 ごめんなさい、今夜はユウジさんが好きなクリームシチューとハンバーグにするわね
 あなたの喜ぶ顔が見たいだけなの、変に勘繰らないで おねがいだから

 『なるほどなるほど、二つ目の嘘も確定じゃのう さてさて、どうしてくれようか』

老人の手が臀部に移り、臀部と太腿は特に丁寧にマッサージされた後そこから脚の先へと移っていく
足の裏を揉まれている時、「そんなところまで触られるならストッキングを脱いだ時にもう少し丁寧にタオルで拭けばよかった」と舞子は少し後悔した
足の先から再び昇ってくる手は太腿と臀部を特に丁寧にマッサージした後は背中に戻ってきた
「それでは仰向けになってもらえますかな」
「はい」

 もぉ・・・ お尻ばっかり揉んで・・・ スケベジジイ・・・ でも、もうスケベは終わりよ マッサージに集中しなさい

 『さてさて、いよいよ本丸じゃが・・・』

老人は舞子が横に除けたバスタオルを拾うと広げて手渡した
「これで胸を隠してくだされ」
「あ、ありがとうございます・・・」

 意外ね・・・ 胸を出したままマッサージされるかと思ってたけど・・・

 『どう攻めるかのぅ・・・』

「それでは、お腹からいきますよ」
「はい」
「まぁ、お腹というよりは子宮ですな これは男には無い臓器ですから、ここから来る腰回りの不調は女性にしか分からんでしょうな」
「それなら、あなたも分からないという事ですよね」
胸を隠した事で少し気が緩んだのか、思わず出てしまった軽口の後は口を噤んでお腹を押してくる指に気を向け直す
「ほっほっほ、仰るとおり 重ねた経験でなんとかやっとりますが、どうですかな」
「ええ・・・」
「よさそうですな」
「ええ・・・」

 うん・・・ 本当にいいかも・・・

そして、お腹を離れた指先は脚の付け根へと移っていく

 ちょと・・・そこ・・・ 際どくない?

「あの・・・」
「どうされましたか」
「あの・・・ そこは・・・」
「ああ、はい そうですな、少し脚を広げて頂ければマッサージしやすいのですが・・・」
「変な所を触ろうとしてるんじゃないんですか?」
「いえいえ、舞子さんの大事な所に近い箇所を押したいのは確かなのですが・・・」
「もぉ・・・ 何なんですか、言いたい事があるなら言ってください」
「それでは先ず、申し訳ありませんでした」
「え?何なの?」
「先程の胸のマッサージの事です 際どい所までやってしまったと反省しております」
「え?え?あのこと?」
「はい」

 『さてさて、どう返ってくるのかのう』

「あれは・・・ まぁいいですよ、気にしなくても・・・」
「そうですか、ありがとうございます 神経や血管というものは大事な部分に多く集まってましてな、致し方ないことなのですが」
「もう、いいですから・・・」
「実はそのことで遠慮しておりました 怪しまれているのではないかと」
「もう大丈夫ですから」
「わかりました では、脚を広げますが よろしいですかな」
「はい」
そう返事すると、布団に横たえられた脚は片方づつ老人の手で広げられ
舞子は脚を掴まれる感覚、広げられた脚が布団に置かれる感覚を天上を眺めながら感じていた
直ぐに股の間を押されるものと思っていたが予想外に股から離れた太腿の内側を掴まれ
腿の肉を揉む指はゆっくりと股間の方へと上がってくる
それはかなり際どい所まで、パンティーのクロッチの際辺りだろうか
そこで止まった指先が際どい所を何度も押してくる

 それ以上はダメよ それ以上は・・・

もう限界かと思ったときに指は離れ、次はもう片方の脚へと移った
そして先程と同じ事が繰り返される

 また・・・ またそんな所まで・・・ だめっ それ以上は

そう思ったときに指が離れた
「もう少し丁寧にいきますが よろしいですかな」
「ええ・・・今のところまでですよ」
「はい」
「あれ以上は・・・」
「はい、承知しております」
開いた舞子の脚は更に開かれ老人はその間に体を降ろし、両の手を脚の付け根辺りに置いたところで舞子に確認した
「よろしいですかな」
「ええ・・・」
そこは舞子の秘部の際だと感じ取れるところ、そこを二本の親指が押してくる
時には押してきて、時には割れ目の外輪をなぞるように縦に動き
その指先は確実にパンティーのクロッチ内に侵入してきていると感じ取った
それは舞子が決めた許せる範疇を越えた行為
「ちょっと!」
「どうされましたか」
「あれ以上はダメって言ったでしょ!」
「ふむ、そうでしたな」
「もう終わりよ、離れて」
「おっと、動かない方がよいですぞ 今動かれると事故が起こってしまうかもしれません」
「何訳のわからない事言ってんのよ!」
「こんな風に」
それは秘部の際にあったはずの指、その指先が割れ目を縦になぞったかと思うと舞子の膣口を押し開いた
「ち、ちょと待って!何してるの!やめて!」
「いやいや、これは不可抗力 ワシは無礼が無いよう気を付けていましたが舞子さんが動かれるから」
「はぁ!?ふざけたこと言ってないで抜いてよ!」
「おっと、そう動かれては ほれほれ、どんどん奥に入っていってしまいますぞ」
「いやっ!ふざけないでっ!抜きなさい!」
「では、このままお話ししましょうか」
「何言ってんの!変なことしない約束だったでしょ!嘘つき!」
「ほう、ワシを嘘つきと?」
「そうよ!エロジジイ!」

 『ほほう、激しいのう 面白い面白い』

「舞子さん、あなたの身体は何所も悪い所はありませんでしたぞ」
「何の話ししてるのよ!関係ないでしょ!」
「いやいや、随分身体を労わっておられるようで 健康そのものといったところですかな」
「そんな事どうでもいいから!」
「ほう」
膣の入り口にいる指先が膣口をほぐすかのように動き始めた
「ちょ・・・ 動かさないで・・・」
「ふむふむ、愛液でよく濡れておりますな」
「やめて・・・」

 やめて・・・ 気持ち良くなっちゃう・・・

「話しを戻しますが、舞子さんが肩や腰の不調で悩んでいるというのでワシは貴女の為にマッサージしました」
「その話はもういいでしょ・・・」
「よくありません、ワシが報酬を頂かないのは純粋な奉仕の精神からのものです ところが、あなたの身体に手を当てても何所も悪くは無かった」
「そんな事どうでもいいじゃない・・・ いいかげん抜いてよ・・・」
「なんと自分勝手な」
その言葉が終わると同時に舞子の膣口をこね回していた指が更に奥に入ってくる
「まって・・・ おねがい・・・」
「ワシの心は傷付きましたが、ふと別の考えが頭に浮かびました」
「分かったから抜いて 一度落ち着いてから話しましょ」
「ほっほっほ」
膣内に侵入してきた指は親指でそれほど奥には入ってきていない
しかし、その指の先が肉の壁を押し膣から出る事を拒んで舞子の提案は拒否された

 『もう後戻りはできん ゴリ押しじゃが仕方あるまい』

 どうして・・・ どうしてこんな事に・・・ どうすれば・・・

「舞子さんは看板が偶然目に入ったと言っておりましたな」
「え?」
「按摩の看板がたまたま目に入ったと」
「ええ・・・」
「それはおかしいですな 傘を差していては傘が邪魔して目には入らないような高さに掛っております」
「それは・・・」
「たまたま見上げた時に目に入ったのですかな?」
「ええ、そうよ・・・」
「なるほど 傘を上げれば雨がかかる、そうまでして見上げる理由とは看板を探していたということですな」
「違う・・・」
「いいえ違いません、そうでなければ傘を持っているのにわざわざ雨に濡れる理由がありません どうですかな、この考えは当たりですかな」
「それは・・・」
「わかります、これも身体の悩みといえばそういう事になります」
「何の話ししてるの・・・」
「ワシがどう噂されているのかぐらい承知しております その噂を聞いて来られた舞子さんの悩みを解決しようと言っとるのです」
「知りません、そんな事」
「知っているはずです、あなたは胸の性感を受け入れた あなたのような性格ならば知っていなければ今頃は怒ってこの場から去っているはず」
「あれは・・・」
「舞子さん」
「はい・・・」
「そのつもりなら最初にハッキリ言っていただきたかった もしかすると、これ以上の事は望まれていないのかもしれません」
「ええ、そうよ・・・」
「しかし、それではワシが納得できんのです それに舞子さんは未だ満足していない様子ですからの」
「いえ、満足しました もう満足しましたから・・・」
「奉仕させていただきたい それで己の性欲を優先させワシを騙して巻き込んだ事はなかった事にするということで」
「そんな事言われても・・・」
「まあまあ、そう言わずに ところで産婦人科で触診の経験はされてますかな」
「ええ・・・」
「ほっほっほ、当然と言ったところですか それと同じです、指で膣を撫でたり押したりする それだけです」
「本当に?本当にそれだけ?」
「はい、それだけです それで舞子さんが満足していただければ、ワシも納得です」
「分かったわ 好きにしてよ・・・」

 指を入れられるだけ・・・ それだけなら もう入れられてるし・・・

 『まだじゃ まだ腫物を触るように優しく扱わんとな しかし「好きにしてよ」か、それじゃぁ好きにさせてもらうとしようかの』

膣から指が抜かれ股の間から老人の手が離れる
直ぐにパンティーを脱がされるのではと身構えていた舞子だが、脚をマッサージされる感覚に不意を突かれた
「何してるのよ、早く始めなさいよ」
「もう、始めております これも性感の一つです」
「そお・・・」

 何か調子狂うわね・・・ さっきもチョット気持ち良くなっちゃったし・・・

 『指を抜いて自由になったというのに逃げんのう よしよし』

「舞子さん、ワシは指を抜いた時に逃げられる事を覚悟しておりました」
「そうしてもよかったのよ」
「そうですな、主導権はあなたにあります こうして性感を受けて頂いている事に感謝しております」
「よくそんな事言えるわね 私を脅しといて・・・」
「はて、お願いはしましたが脅しなどという乱暴な事は」
「もういいわ、面倒くさい・・・」

 『ほっほっほ、機嫌を損ねてしもたかのう ほっほっほ』

「うっ あっ・・・」
老人の指から遠慮が消えると舞子は恥ずかしい声を出してしまった
暫しパンティーの外を揉んでいた指だったがクロッチの部分から中に入ってくると割れ目を撫でる
溢れ出た愛液を纏って滑らかに滑る指先は時折膣の中に入ってきては出て行き
粘液が絡む指先と濡れた肉の襞が擦れ合う音は舞子の耳にも入ってきた
「あっ いやっ いや・・・」

 恥ずかしい こんなのイヤ でも気持ちいい・・・

局部を弄んでいた指がパンティーを引っ掛けて足の先の向かうと
舞子の素肌を守るものは胸を隠しているバスタオルだけとなる
無防備となった下半身を睨む老人は舞子の視線が自分に向けられるのを待った
「何してるのよ・・・」
「はいはい、続きを始めますよ」
舞子の視線を受けながら血管が浮き出た手を一糸纏わぬ股の間に下ろしていく
二本の指で濡れた割れ目を一撫で二撫でした後は、その指を愛液の壺となった膣に押し込んだ
「うぅ・・・」
舞子は我慢するつもりだったが奥まで入ってきた指に呻きの声を押し出されてしまった
「どうですかな」
「思ってたほどじゃないわね・・・」
「ほほう 先ずは膣の壁を万遍なく撫で回しますぞ」
その言葉通りに老人の指に膣内を撫でまわされるが、舞子はその快感に抗った
「んんっ・・・」
「我慢は身体に毒ですぞ お次は入り口に近いツボを」
「はあぁ あぁ」

 だめっ そこはダメっ だめっ!

「ここが当たりのようですな どうですかな」
「別に・・・ ああっ 別に気持ち良くないから・・・」

 なんで・・・ なんでユウジさんの顔を思い出しちゃうのよ・・・

目を瞑ればユウジの顔が浮かんでくる、その理由に気付かない方が舞子にとっては幸せだったかもしれない
この老人の指が舞子の中に侵入してくるまでは夫であるユウジが最後の男
自分が惚れられていると自負していたのは10年以上前の事で、その通りであったが今は少し違っている
抱かれる事はなくなったがユウジの側が心地良く、いつしか伴侶として並んで歩く事を幸せに感じるようになっていた
肩よりも下まで伸びていた髪を短くしたのも、テレビを観ていたユウジが発した女性タレントに対する何気ない一言に嫉妬したからである
ただ不幸にも以前よりもユウジに対する愛が大きくなっていた事に気付かないまま二人の時間を過ごしてしまい
運が悪いことに、その気持ちに気付いたのが気の迷いで受けた性感マッサージの最中であった
その事でユウジに対する愛と望まぬ快感がせめぎ合い、その快感の地獄はユウジを裏切った報いであるかのように舞子を襲う

「そろそろ素直になってはどうですかな」
「正直に言ってるのよ んっ 気持ち良くないって」
「ほれっ」
「あうっ」
「ほれほれっ」
「ああっ」

 ごめんなさい ユウジさんっ ごめんなさいっ

「ふ〜む、なかなか素直にならんのう」
「ねえ、もう終わりにしない?これ以上しても気持ち良くならないから終わって」
「そうはいかんのう ワシにも自尊心というものがある 絶頂してもらうぞ ほれっほれっ、どうじゃ」
「はあッ ああッ」

快感に抗える訳がない 舞子が悪いのではない、この老人が手練れなのだ
無類の女好きであるこの老人は幾人もの婦人を性の虜にし、その中でも快感に心酔し従順となると他の男に抱かせ金品を得る事もある下衆である
町内だけでもこの毒牙にかかった婦人は20人は下らないという噂があるが
餌食になった女性は他言し難い既婚者であることから表沙汰になっていないという噂もある

「そろそろ絶頂を迎える頃合いですかのう」
「あぁ・・・ いかない・・・ うぅぁ・・・」

 いっちゃう ユウジさん・・・ いっちゃう・・・ あぁ

「ふむふむ 残念 気持ち良くならなかったようですな」
「はあぁ 終わり? 終わりなの?」

 耐えたわ! ユウジさん! あなたを裏切らなかった

「さて、気を取り直して」
「えっ!いやっ 待って!」
「それそれっ どうじゃ!それっそれっ」
「いやッ いやッ やめてッ!」
止まったかと思えば再び動き出した膣の中の指が快感のツボを掻きはじめた
膣内には愛液が溢れ手足は快感の硬直で思うように動かせない
腹に溜まった快感が膨れ上がり今にも弾けそうになっている

 イクッ!イクッ!今度こそイッちゃう!

「ふむ、これでもダメか」
「はぁ はあぁ 終わりよね はぁ 今度こそ終わりよね」
「そうですな」
膣から指が抜けていく感覚、そして老人は立ち上がる

 耐えた、今度こそ本当に耐え抜いたわ・・・ ユウジさん、もう変な気は起こさないから・・・

「ずいぶん身体を強張らせていましたな」
「別に・・・ 大したことなかったけど・・・」

 『ほっほっほ、自分で我慢したとでも思うとるのかのう 可愛いのう』

「それではリラックスして少し休んでくだされ 顔が大変な事になっておりますぞ」
「え・・・ かお・・・?」
胸にあったはずのバスタオルは無くなっていて汗が滲む乳房が露わになっている
バスタオルの行方は布団の端で握りしめたままの舞子の手にあった
老人はそのバスタオルを取ると舞子の胸から顔にかけて被せ、「暫くそのままで休んでくだされ、お茶を用意しますので」と言い残して部屋を出た
舞子は被されたバスタオルの中で息を整えるよう努める

 もう少し休んだら服を着てこの家を出る お茶なんて飲みたくないわ 早く帰りたい


[5] 舞子  最後のティッシュ :2020/07/13 (月) 19:54 ID:wWmnzPF. No.27608

外の雨がどうなっているかなんてどうでもよかった
ただ、一刻も早くこの家から出たくて予想以上に疲労している身体の回復に努める
今しがた出て行った老人の気配が戻ってきた、バスタオルを取ろうと顔に手を添えた時それは起こった
少し開き気味に投げ出していた脚が持ち上げられ いや、持ち上げられるというより抱えられるような感覚だ
驚き慌てて顔にあったバスタオルを取ると天井に向けて開いた自分の脚と、その間から自分を見下ろす老人の顔が目に入ってきた
「いくぞ」
「えっ!?」
その直後だった 股間に何か当てられたかと思えば、それが膣の中に入ってくる
指ではない、指で弄られていたところよりも更に奥まで入ってくる
「ほほう、ほうほう」
「いやっ いやッ!いやーッ!」
「まあまあ、そう言わずに ワシは舞子さんに満足してもらいたいだけなんじゃ」
「バカ言ってんじゃないわよ!抜いてよ!早く抜きなさいよ!」
「動かすぞ ほーれ」
「いやっ!やめて!」
「ほーれ ほーれ どうじゃ、気持ちいいか」
「いやっ いやっ 気持ち良くない!」

 いやよっ こんなので気持ち良くなるなんて いやッ

「ワシにはわかるぞ ほれほれ、マンコの中にはスケベ汁が溢れとる」
「溢れてない!溢れてなんかない!」
「よしよし、さっきまで死にそうな顔しとったが元気になったようじゃな さあ、強くいくぞ」
その言葉通り、舞子の膣を犯す老人の男根が深く強く突いてくる
「あうっ あうっ ああっ」
「一突きごとに良い声が出ておるぞ どうじゃ」
「いっ いやっ あううっ」

 だめっ だめっ こんなの絶対にダメッ! ユウジさん 助けて!

「それそれ イクか イキそうか」
「いかないっ!いかないっ!」

 『愚かじゃのう 我慢すればするほど大変な事になるというのに どうなるのかのう』

「それそれ!それそれ!ほれッほれッ!」
「あぁ・・・ あぁ・・・ いや・・・」

 いく・・・ いく・・・ ごめんなさい・・・

「どうじゃ!どうじゃ!これでどうじゃぁ!」
舞子は我慢して我慢して限界まで我慢した
今まで経験した事の無い限界までの我慢は快感を大きく膨らませ、それが一気に弾けると・・・
「ああッ!うぁぁーッ・・・」
「ほれ、みたことか ほっほっほ」
その老人の声は舞子の耳には届いていない
舞子はまだ絶頂の中にいる、今まで経験したことが無い深く長くつづく絶頂の中に

「あぁ・・・ あぁ・・・」
「正気が戻ってきたか どうじゃった こんな絶頂は滅多に経験できんぞ」
「いって・・・ ない・・・」
「なんじゃと」
「いってない・・・ ぜんぜん 気持ちよくなんかない・・・」

 『なんと!この女・・・』

「そうかそうか、そういうことなら ほれっ」
「ああっ まって まだっ あっ」
「どうした どうしたんじゃ」
「あうっ うごかないでっ あうっ」
「そう言われてもワシもそろそろ出したいのでな ほれっ」
「まって まだっ だめっ」
もう抵抗とは呼べない抵抗で快感に抗おうとする舞子だったが、老人の手に顔を挟まれ見たくもない顔が近付いてきた一瞬だけは快感を忘れた
「口を吸うぞ」
「いやッ!それだ・・・ うっ」

 離れて! キスは嫌・・・ ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい・・・

老人の腰が動きを速めると重なり合った唇の隙間から喘ぎとも呻きともいえない声が漏れ出る
「うっ うっ ううっ」
舞子を抱く腕には力が入り膣を犯す男根は動きを速める

 うそでしょ 中はやめて おねがい!

 『おお、ええのう ええマンコじゃのう 出してやるぞ 中に出してやるぞ!』

「んんッ んううッ」

 いやだ! いやだ! うそよ! またイッちゃう! いやぁ!

 『出る!出る!ほーれ!』

「んーッ! んーッ! んんッ!」
老人は舞子の膣の中に精液を注ぎ込む
そして同時に絶頂を迎えた舞子の膣は老人の男根から精液を搾り取ろうとうねった

放心から覚めた舞子の耳に老人が囁く
「それではお聞きしますよ 満足できましたかのう」
「ぜんぜん・・・ ぜんぜん・・・ よくなかったわ・・・」
「いやいや、2回もイッてそれは無いと思いますがのう」
「いってない 一度もいってない・・・」

 『ほほう、なんとも・・・』

 早く帰って全部洗い流したい・・・

まだ抱き付いていた老人を剥がすように押しのけると舞子はちゃぶ台が置いてある部屋に移る
服を干してある部屋に立った、ブラジャーとパンティーは先程の部屋に残したままだが
そんな物はどうでもいい、服が乾いているかもどうでもいい、一刻も早く服を着てここを出たかった
そして残された老人は布団の上で舞子からの声を待っている

「クソジジイ!どういう事よ!」
待ってましたとばかりに立ち上がると怒っているであろう舞子が待つ部屋に向かう
「どうかされましたか」
「はぁ!?ボケてるの!?私のバッグどこやったのよ!」
「それよりも舞子さん、生理の方はまだおありですかな」
「はあ?」
「いえ、ついつい中に出してしまったので 申し訳ない」
「クソジジイィ・・・」
「風呂場に案内しますので洗ってくだされ」
「死ね!」
「はい この歳です、まもなくそうなるでしょうな」
「あんたロクな死に方しないわよ!」
「そうかもしれませんな では、こちらへ」

 ムカつく!ムカつく!ほんっとムカつく!

 『ふう、殺されるかと思ったわい それより、なんともこれは チンポに血が流れ込んでおるわ、出したばかりだというのに何十年振りじゃろうな』

風呂場を出て部屋に戻った舞子、荒ぶっていた気持ちは少し落ち着いていたハズだったが
ちゃぶ台に置かれた携帯電話を見て再び頭に血が上る感覚を覚えた
「それ私の携帯よね」
「そうですな」
「バッグに入れてたのよ、なんでそこにあるの?」
「何故でしょうな」
「出して」
「何をでしょう」
「バッグよ!」
「う〜む、何所に置いたか・・・ 少々お時間をいただけますかな」
「ふざけるな!ボケジジイ!」
「ところで電話に何か通知があったようですが」
「そんな事どうでもいいのよ!バッグ返して!」
「急ぎの用かもしれません、どうぞご確認を」
時間を見れば夕方の4時前、何かの感が働いたのか「もしかするとユウジさん?」と頭を過る

 これは・・・

「ほう、雨で電車が止まったのでホテルに泊まる事にした、と」
「覗き見しないでよ!」
「いやいや、良い判断ですな 早めに部屋を取らないと満室になってしまう」
「ちょっと黙って」
「それより舞子さんにはお詫びしなければなりません」
「は?お詫び?土下座されも許さないわよ!」
「でしょうな、お怒りはごもっとも そこでお詫びのマッサージをさせていただけないでしょうか」
「悪いと思ってるなら死んでよ!今!ここで!」
「いやはや、絶頂に導けなかっただけでこれほどの怒りとは・・・」
「はぁ!?なにズレた事言ってんの!あんた私をレイプしたのよ!」
「なんと!舞子さんは望んでいなかったと」
「あたりまえでしょ!」
「これは取り返しのつかない事を・・・ 本当に申し訳ない」
「もういいからバッグ返して」
「そのことですが、もしかすればマッサージを施している間に置いた場所を思い出すかもしれません」
「ふざけないでボケジジイ、今直ぐ返してクソジジイ」
「ふむ、例えば今日はお帰り頂いてバッグが見つかりしだい私がお届けするというのは」
「何言って・・・」

 ちょっと待って・・・ 携帯が出してあるという事はバッグの中を・・・ どこまで見られたの?運転免許証・・・住所・・・

老人は携帯を取り出しただけだが、それで十分であることを分かっている
「いかがいたしましょう」
「返して・・・」
「とりあえずお詫びのマッサージを」
「いいから返して」
「お詫びのマッサージを そうでなければワシ自身が納得できません」
「ふざけないでよ・・・」
「舞子さんのご心配は重々承知しております しかしですな、この歳です 一度射精すればその日は何もできません」
「・・・本当に?」
「情けない限りですな 今日のところは役立たずになってしまいましたが、マッサージの腕だけは役に立つかと」
「そうね・・・」

 ほんっと腹が立つ!指一本触れられたくないけど仕方ないわね バッグを取り返したらこんな所さっさと

「いかがいたしましょう」
「分かったわ、その代り約束して」
「分かってます、約束は守ります」
「じゃぁ、いいわよ」
「ありがとうございます」

 あーっ!なんでこうなるのよ!クソジジイ!クソジジイ!クソジジイ!

 『さてさて 約束はしたが何の約束だったかのう 詰めが甘い「バッグを返せ」まで言ってもらわんとな』




東の空が白み始めたが地上はまだ闇に包まれている、昨日の大雨は過去のものとなり静かな夜明けを迎えようとしていた
大雨が降るなかでコインパーキングに停められた一台の車は深夜まで降り続いていた雨で濡れていて
周りは夜明け前の静かな闇、その中で街頭に照らされながら今も帰ってこない持ち主を待っている
「駅の裏」と呼ばれる住宅街、新しいマンションが建ち始めてはいるが古い街並みも多く残っていて深夜になれば人工的な明かりが少なくなる寂しい町
その町の一角、目を凝らさなければ歩けないほどの暗い路地に一軒の民家から甘美な声が漏れてきている

「ああぁ・・・ ああ・・・ いやぁ・・・」
「どうじゃ、そろそろ認めて楽にならんか」
「ぜんぜん・・・ よくない・・・ あぁ・・・」
「何回イッた、もう数え切らんぐらいイッとるだろ ほれ!ほれ!」
「イッてない・・・ 一回も・・・ ああッ!ああッ!」
「ほれッ!いけ!いけ!ワシもいくぞ!」
「だめ!中はダメッ!あぁ!」
「何を言っとる!もう3回も出しとるんだ!3回も4回も変わらんだろ!」
「いやっ!だめっ!」
「ほれほれ!ほれ!どうじゃ!」
「ああッ ああッ あうッ」
「どうじゃ!どうじゃ!」
「うあぁ あぁ うあぁ あぁあぁ・・・」
「きたか、きただろう もう止められんだろう!いけ!そりゃ!」
「い・・・や・・・ うぅあーッ!」
「いったか!ワシも出とるぞ!出とるぞ!」
「だめ・・・ だめ・・・」
「いったか、いっただろ・・・」
「いって・・・ない・・・」

 『ここまでしても認めんのか・・・』

「ワシの・・・負けじゃ・・・」

 ごめんなさいユウジさん、愛してる 愛してるから許して・・・ ごめんなさい・・・

絶頂の疲労と空腹で手足を動かす力は残っていない、老人に抱き付かれたまま舞子は眠りについた


[6] 舞子  最後のティッシュ :2020/07/13 (月) 19:55 ID:wWmnzPF. No.27609
老人が目を覚ますと隣で全裸の美女が眠っていた
力尽きた二人は同時に眠りについたが先に目を覚ましたのは老人の方だった
老人は片手を伸ばし乳房を撫でる、更に両手で二つの乳房を掴むと揉みしだきながら舞子の寝顔を覗き込んだ
「う・・・ ん・・・ ん・・・」

 『ふむ、しっかり感じとるのう ここまで強情な女だとは思わんかったわい』

 あぁ・・・ ユウジさん・・・ 抱いてくれるの? 嬉しい

幸せな夢だったが、夢から覚めた舞子の目に飛び込んできたのは悪夢だった
「なんじゃ もう起きたのか」
「あ・・・」

 ちょっとまって・・・ 何か入ってきてる・・・

「どうじゃ 目覚めの一発じゃぞ」
「なんなのよ・・・ もお・・・」
「つれない反応じゃのう セックスしとるというのに」
「面倒だからさっさと終わらせて」
「ああ、そうしようかの これはただの性処理じゃ、ひと眠りして回復したから舞子さんをダッチワイフ代わりにしとるだけじゃ」
「クズ・・・ あんっ」
「どうした 気持ち良くなったか」
「ぜんぜん・・・ んっ あんっ」
「おかしいのう 気持ち良さそうな声が聞こえるんだがのう」
「もお! あんっ 面倒くさい! あんっ」
「ところで舞子さん、ワシの嫁にならんか」
「死ね! あんっ」

舞子はセックスから解放されると風呂場には向かわずにちゃぶ台の部屋に向かった
この老人から少しでも目を離すと何をされるか分からないと警戒している
服を着た、バッグを返してもらい中身も無事だった、朝食を薦められたが断った
もう老人と何も話す事はない、無言で玄関に向かおうとした時、老人の方から声を掛けてきた

「潔く負けを認めるとしようかのう、ワシの負けじゃ しかしのう、次に舞子さんがここに足を運んだ時、それはあんたの負けじゃ」
「ふんっ さよなら 永遠にさよなら!」

それだけ言い残して舞子は家を出た
昨日の雨は上がっていて雲の合間からは青空が見える、空腹だからなのかセックスの疲労なのか体がだるい
なんでもいいので食事をとりたいと思ったが、セックスの感覚が鮮明に残る身体を洗い流す事を優先しコインパーキングに向けて足を進めた





窓の外は秋晴れ、まだ午前だというのに青空は僅かにオレンジ色が混じり哀愁を漂わせている
寝室から秋空を眺める女性は美しくも何所となく儚げな表情でカットしたての髪を撫でながら溜め息をついた
若かりしき頃は美人と褒めそやされ、歳を重ねた今もその面影を色濃く残し
息子を産んだ後も若い頃のままのプロポーションを維持している容姿からは、彼女が順調な人生を送っている事をうかがい知る事ができる
実際にそうであった、夫とのセックスレス以外の事は全て順調だった

数ヶ月前のあの雨の日までは・・・

ショートボブの髪型が似合う美しい女性、彼女の名は 岩井 舞子 2週間後の誕生日を迎えると48歳になる
舞子はカーテンを閉め、目覚めた時のまま姿を変えていないベッドに体を横たえると目を瞑り夫の顔を思い浮かべた

 ごめんなさい ユウジさん、今日も犯されます・・・ 許して・・・

陽の光はカーテンに遮られ薄暗くなった寝室、そのベッドの上で舞子の美しい裸体は惜しげも無く晒されている

「あぁ だめ・・・ あぁ だめっだめっ」

舞子は必死に抗っていた

「気持ち良くない あぁ こんなの気持ち良くない あぁ」

言葉ではどうとでも言えるが身体は正直でシーツを蹴る足も自分の意思で動かしているのか分からなくなっている

「いやっ こんなのでイキたくないっ 犯されてイクなんて嫌っ! あぁ ユウジさん! ごめんなさい!」

夫であるユウジに対する謝罪の言葉、それは舞子が夫以外のもので迎える絶頂が近い事を告げている

「ごめんなさい! 犯されてイッちゃう! 愛してるわ!ユウジさん!許して! イクッ・・・」

舞子の足はシーツを蹴り片手は強く枕を掴み、もう一つの手は股間を押さえている
必死で快感に抗ってきた舞子だったが膣の中で強く振動するバイブに勝てるはずがない

「愛してる! 愛してる! ユウジさんッ! いくぅーッ!」

以前はクリトリス派だった舞子だが、ある事件をきっかけに膣派に変わった
何本かのバイブを購入し精査し残った3本に舞子は「エクセレント・スリー」と名を付けた
因みに、いま舞子を犯しているのはエクセレント壱号と呼んでいる振動特化型のバイブである
そしてオナニーのおかずとなっている奇抜な妄想も雨の日の事件が切っ掛けである

今は夢見心地の中にいる舞子だが彼女は知る由も無い
2週間後の舞子の誕生日、サプライズで有給休暇を取った最愛の人に奇抜な妄想のオナニーの始終を見られてしまう事になるとは


  
      愛し合う二人に幸あれ


[7] Re: 密やかに咲く  最後のティッシュ :2020/07/17 (金) 01:08 ID:pmZ6CmQ2 No.27615
深夜ですが思いつきで書いた単レスの超短編を1話投稿します
タイトルはタイトル欄に書きますので先ずそれを見て頂ければ幸いです


[8] 知らぬが仏  最後のティッシュ :2020/07/17 (金) 01:09 ID:pmZ6CmQ2 No.27616
今日はプレミアムフライデー、ウチの会社はそれを導入している希少な会社だ
真っ直ぐ帰る俺にとっては意味がないんだけどね
いつもより少し早い帰宅 玄関のドアを開けると見慣れない靴があった

 女物だけど誰だ?

「お邪魔してます」
「あ、どうも・・・」

思わず間抜けな返しをしてしまったが仕方がない
このマンションではちょっとした有名人 美しい奥様の肩が全部見えちゃってる
美人、ちょっと派手、季節によっては少々露出の多い服を着ている
旦那は単身赴任中ということで色々と男心をくすぐられる
視線を固定したままだと後で嫁さんに何言われるか分からないので断腸の思いで嫁を見た

「じゃあ、そろそろ」
「うん」

 え?もう帰るのか?

「そうそう、明日の夜は奥さんをお借りしますね」
「え?」
「お食事に誘われたの いい?」
「うん、いいよ」

 いつの間にそんな仲に って事は今後も奥様はウチに遊びに来ることが・・・ 嫁よ、よくやった

そして土曜日、今日も出勤だった プレミアムフライデーはあってもプレミアムサタデーは無く5時まで仕事
帰宅すると嫁が夕食の準備をしている
「まだいいのか?」
「うん もう少し」

 もう少しってお前・・・

ジーンズにライトグレーのTシャツでキッチンに立つ嫁

 それで行くつもりか?同伴はあの奥様だぞ

色々思う所はあるが、そういう事を嫁に言うと何言われるか分からないので遠回しに聞いてみる

「今日はどんなところに食いに行くんだ?」
「居酒屋だって」
「おまえあまり飲めないだろ」
「うん、私は食べるだけだから」

 居酒屋か、それならいいか

「ただいまー」

そうこうしてるうちに小学生の息子が帰ってきた
ママは出掛けるので今夜は居ないという事は昨夜の内に伝えてある ということで油断したのだろう こんな時間まで遊び呆けて・・・
テンション上げて帰ってきた息子が叱られ今はションボリしてる そしてキッチンに立っていた姿のまま嫁は出かけた
息子と二人の夜、時間は8時半 嫁から電話がかかってきた
「どうした?」
「少し遅くなりそうなんだけど大丈夫?」

 大丈夫?とはどういうことなんだ 俺の事信用してないのか?

そのあとは息子をしっかり寝かしつけるよう命ぜられた

「ママな、少し遅くなるって」

息子が目を輝かせる

「ゲームは?」
「いいぞ、10時ぐらいまでなら大丈夫だろ ママには内緒な」

 それじゃ俺も もう一本

息子は歯磨きしろだとか早く布団に入れだとか毎晩急かされ、俺は一日二缶までと制限され
でも、今夜ぐらいはいいだろうと男二人で夜を満喫した
10時半、子供部屋に向かう息子を見送って一安心

 嫁が帰ってくるまでには間に合ったな よかった

そして気が付いた、携帯に何か通知があったようだ
10時頃に嫁からのメッセージ、内容はもう少し遅くなりそうだということと先に寝てくれということ
さっきは電話が掛ってきたけど酔った奥様の相手で席を立てないのだろう
わかる、飲んでる方からすれば時間も人の迷惑も関係ない

 あまり飲めないお前は大変かもしれないが、俺からすれば羨ましいぞ あの綺麗な奥様の酔い姿を見れるなんて

それなら慌てる事は無かった、まぁ、後は嫁の帰りを待つだけなんだが適当な時間になったらメッセージ通り俺は寝る
とは言え少しぐらいは心配する気持ちはある
11時を過ぎ11時半になり そして日が変わろうとしたときだ
「あら、まだ起きてたの?」
リビングの入り口に姿を現した嫁、どことなく足元がおぼつかない様子だ

「飲んだのか?」
「うん 勧められてれてチョットづつ はぁ・・・」
「大丈夫か?」
「うん お風呂・・・」
「おう・・・」

 本当に大丈夫か?風呂って・・・着替えも持たずに・・・ フラフラしてたけど風呂場で転んだりするなよ・・・

リビングの入り口に残されたバッグをテーブルに置き直し風呂に入った嫁を待った
しかし風呂に入った嫁が戻ってこない
15分・・・20分・・・30分・・・ 流石に心配になって風呂場に向かった

「大丈夫か?」

シャワーの音が聞こえる脱衣所から声を掛けてみる

「え?どうしたの?」
「どうしたって お前なかなか上がってこないから 大丈夫か?」
「うん ちょっとボーっとしてた」
「早く上がってこい」
「うん もう少ししたら 先に寝ていいよ」
「おう」

 本当に大丈夫か?

脱衣所を見ればジーンズに靴下にシャツにブラジャーまで床に散らかっている

 ん?パンティーは?

と一瞬思ったが見つけた しっかり洗濯機に放り込んである

 最後に脱いだものだけ放り込んで他は放置か 酔っ払いめ

とりあえず嫁の声を聞いて安心した、もう眠い限界だ

 さて寝るか

「もう寝るぞ」
「うん、おやすみなさい」

シャワーを浴びている嫁はまだ酔いがさめてないようだ、いつもなら「おやすみ」なのに「おやすみなさい」とは


[9] Re: 密やかに咲く  最後のティッシュ :2020/07/22 (水) 02:25 ID:sc5Korr6 No.27622
超深夜です
夢中になって書いちゃいました
次は 知らぬが仏 其の二 ですが
作中の日付投稿時間は画像BBSの「59才括れFカップの彼女 カメラマンに寝取られて…  ヒロさん」から頂いた(無断複製)ものがほとんどです



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・お手数ですが、交際専用BBSと画像掲示板とを組み合わせてご利用いただく場合は、必ずその旨を明記してください。
 【例】「交際BBS(東・西)で募集している〇〇です」、または「募集板(東・西)の No.****** で募集している〇〇です」など。
・上記のような一文を入れていただきますと、管理人が間違ってスレッドを削除してしまうことが無くなります。
・万一、上記内容に違反するような投稿をされた場合は、妻と勃起した男達の各コーナーのご利用を制限させて頂きますでご注意ください。
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