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密やかに咲く

[1] スレッドオーナー: 最後のティッシュ :2020/07/13 (月) 19:46 ID:wWmnzPF. No.27603
短編です
常日頃エロい妄想をしてますが長編ほどでもない妄想を書き起こそうとスレッドを立てました
落書き帳みたいなものですが、よろしくおねがいします


[2] 舞子  最後のティッシュ :2020/07/13 (月) 19:47 ID:wWmnzPF. No.27604
窓の外は雨、ただでさえ厚い雲に覆われた天からの光は弱々しいというのに
カーテンで窓を隠してしまうと寝室は午前の11時という事を忘れてしまいそうなほどに薄暗くなる
目覚めた時のまま姿を変えていないベッドに体を横たえ、ショートボブの黒髪を枕に預けそっと目を閉じて手を下腹部に置くと
下腹部に置いた手の指先はデニム生地のパンツの上から秘部を押し始めた

昨夜は久し振りに夫の晩酌に付き合った
息子が無事に就職し、親としての役目を一つ果たしたという安堵に挙げた二人でのささやかな祝杯
しかし彼女の思惑は別のところにある
夫の前で少し酔った振りをする事、それは10年以上同じように過ごした夜に変化があるのではないかという期待が大きく
肩を寄せてスキンシップを図ったり、似合わない甘えた声を出してみたりと
夫をその気にさせる前に自分の心が火照ってしまったほどの努力をしたが
二人で寝室に入って夫の口から出た言葉は「おやすみ」の一言
躊躇なくベッドに入った夫に背を向けると、一つ二つ心の中で悪態をつき自分のベッドに入ったのが昨夜の出来事だった

そして昼前の寝室、ベッドに横たわり自分の手で自分の身体を慰める女性
彼女の名は 岩井 舞子 47歳 
以前は肩の下まで髪を伸ばしていたが感情に任せて切った髪が意外にも好評で今は気に入っている
若かりしき頃は美人と褒めそやされ、歳を重ねた今もその面影を色濃く残し
容姿に自信がある舞子にとってセックスレスという言葉は他人事
息子を産んだ後は骨盤の矯正も行い若い頃のままのプロポーションを維持している
他の有象無象の夫婦の悩みなんて私達には当て嵌まらない
そう思っていた、もう10年以上前の事である・・・

 何故なの?私に問題はないわよね、あるはずないわよね!
 ユウジさん、なぜ私を抱かないの?
 あなたの方に何か問題があるんじゃないの?

そうではない、12年前に舞子が発した言葉が原因である
「私イッてないわよ、この前もイケなかったし」この無慈悲な言葉が夫であるユウジを追い込んだのだ
それ以前から義務的になっていた夫婦のセックスはユウジの心が折れ終わりを告げた
それでも夫婦仲が悪いという訳ではない、どちらかと言えば良い方だ
舞子とユウジはお互いを気に入っている
ユウジは少々・・・いや、多分に勝ち気な所がある舞子を頼もしく思い、舞子は温厚篤実なユウジの側を居心地の良い場所だと感じている
それ故に例えセックスレスで人肌恋しくなろうと、言い寄ってきた何人かの男を舞子は事も無げに払い除けてきた
25年前は「惚れさせた」と友人に自慢していた舞子だが、今は遅延性の媚薬のようなユウジの性格に舞子の心は火照らされていて
いつの間にか心の立ち位置が逆転してしまった二人だが、舞子はそれに気付くことなく今に至っている

そして彼女は一ヶ月もの間悩み続けている
好奇心、冒険心、耳にした噂話しを忘れるか覚悟を決め行動に移るか悩み続けていた

目を開けると薄暗い天井が目に入り、秘部を押していた指を離すとそのまま身体を起こす
オナニーは未完であるが しかし、何かを決意した彼女にオナニーの絶頂に対する未練はない
ベッドから出た舞子は衣服を脱ぎ、外出用の服を選びながら気持ちを逸らせ
片手にバック、もう片方の手で傘を差して駐車場に向かう
乗り込んだ車のパネルに明かりが灯ると、それに共鳴するかのように舞子の胸が高鳴り
静かに動き始めた車とは真逆に舞子の内では様々な感情が激流の如く渦巻いている
向かう先は駅、最寄の駅ではなく二つ離れた駅だがそこも舞子の目的地ではない
なんでもない日常を送っているマンションからは離れたが、まだまだ見慣れた景色が続いていて
ハンドルを握った事が要因なのか舞子は少し落ち着きを取り戻している
それでも引き返すという気は毛頭も無く、時間の経過と共に目的の地に近付いていく

一ヶ月前に舞子が耳にしたという噂話
それは週4日のパートタイムで入っているドラッグストアでのことだった
同僚が知人から聞いたという又聞きの話しで、舞子は気にも留めない振りをして耳を傾けていたのだが
それが心の片隅に張り付いていて時折思い出しながら不埒な妄想に耽る事となる
その真偽不明な話の内容とは、とある婦人が肩こりに悩まされていた時の話しでたまたま目にした按摩の看板から始まった
普通の民家のような佇まいの玄関には知らなければ見落としてしまいそうな看板が掛っている
相談だけのつもりで呼び鈴を鳴らし、招き入れられた部屋で少し話をした後に肩から首の辺りを揉んでもらうとそのマッサージは思いの外気持ち良く
マッサージ師に言われるままに横になると、腕を揉んでもらう心地の良い感覚の中で目を瞑った婦人はそのまま眠ってしまった
どれだけ眠っていたのか分からないが、婦人が目を開けた時にはマッサージ師の手は胸の上にあったそうだ
婦人が「何をしているのですか」と問い詰めたが「申し訳ありません」と返ってくるだけ
怖くなった婦人はその場から逃げ出して話は終わった


コインパーキングに停めた車から降りた舞子は決意を新たにした

 あの話では女性は逃げて終わり 私も怖くなったら逃げればいいのよ
 ユウジさん 12年も私の下着姿さえ見ようとしなかったあなたが悪いの
 待ってなさいエロオヤジ!私の美しい身体を存分に揉ませてあげる
 胸までなら許してあげるから 感謝しなさい

性欲が極まった時、それは人を愚かにし行動的にする
降り注ぐ雨はマンションを出た時より大粒になっているが差していた傘を閉じると一度駅の中に入り
駅を抜けてロータリーとは反対側の出口に出ると車がやっと一台通れる程の路地に目を向けた

 あの道?何もなさそうだけど・・・

少々の不安を抱きながらも噂話を思い出しながら傘を差して足を前に出し、両側をマンションらしき建物の壁で挟まれた圧迫感のある路地を進む
コンクリートに挟まれた空間を抜けると目に映る建物は低くなり、何十年も変わっていないだろうと思われる風景が広がった
話しによれば路地を真っ直ぐ、民家の玄関に按摩の看板
舞子が見ている建物は全て民家に見え、玄関らしきものを通り過ぎる度に注意深く看板を探す

 合ってる?もしかして別の道?
 もおっ!商売やってるなら分かり易い案内出しなさいよ!
 これは嫌がらせ?嫌がらせなの?私を怒らせたいの!?

舞子様が少々ご立腹となったとき、それは突然現れた
引き戸の玄関、その引き戸の上に申し訳なさ気に掛っている小さな看板
傘を上げて上向き加減に見ている為、防ぎきれなかった雨が顔に掛りしかめっ面になっているが怒っている訳ではない
先程までの怒りは消え少々呆れているのだ 小さな看板か表札か分からないものに書かれている文字は「按摩はじめました」
舞子は少々悩んだ

 なにこれ・・・ 冷やし中華じゃないんだから・・・
 大丈夫?
 
不安と少々の呆れを胸に呼び鈴を押し、玄関の向こうの気配を探ると引き戸を挟んだ向こう側に誰かが現れ
緊張を隠すため静かな呼吸に変えた時、引き戸が開き一人の男が姿を見せた
一見したところ白髪で歳は70近くと思われるが、袖から覗く腕には筋肉が浮かび上がり
その若々しくも見える肉体から見た目通りの年齢なのか怪しく思えた
「すいません、お伺いしたいのですが」
先に口を開いたのは舞子である
「はいはい、なんでしょうか」
返ってきた声は見た目通りの老人の声色だ
「ここはマッサージをして頂けるところですか?」
「ええ、話は中で伺いましょう 雨で濡れてしまいますよ」
「はい、失礼します」
簡単に家に引きこまれた舞子だが引き戸を締めた後、パンプスを脱ぐことを躊躇い老人に声を掛けた
「すいません、濡れてしまって・・・」
老人は振り返り舞子の足元に目をやると、そこには雨に濡れたと思われるパンプスが見え
それだけではなく、その視界の中には裾が濡れたスカートも入ってきた
よく見ればバッグも少々濡れている、当然それを持つ手も
「酷い雨ですからな 待ってなさい、タオルを持って来よう」
「すみません、お手数掛けます・・・」
「いやいや、この雨では仕方のないことですよ」
老人に手渡されたタオルで濡れたストッキングを拭きながら家に上がる舞子
その様子に強い視線を送ってくる老人に気付いていたが「ありがとうございました」と軽くいなしてみせた

 『ほほぅ、なかなかの上玉だな これは楽しみだ』

そんな老人の心の声が届いたのかどうかは分からないが舞子の中で不安が少し大きくなる

 大丈夫、いざとなったら逃げればいいのよ
 許せるのは胸まで、それ以上の事はさせない

これから我が身に起こるであろう事に対し自分はどうするかを確認しながら老人の後ろを歩き
ちゃぶ台が置かれた部屋に通されると静かに腰をおろした


[3] 舞子  最後のティッシュ :2020/07/13 (月) 19:48 ID:wWmnzPF. No.27605

「さてさて、お話を伺いましょうか」
「はい、最近ですが肩こりが・・・ それと腰も」
「ふむ、体の調子が良くないという事ですな」
「はい」
「では早速始めようか」
「あ、はい」

 簡単ね!何が原因かもしれないとか、そういう話はないの!?

「向こうを向いてください」
「はい」

 本当に始めるの?もう話は終わりなの?

老人の手が舞子の両肩に置かれ、その指先に身体の奥を押すような圧力を掛けられたとき
この家に上がった時から警戒を解かなかった舞子の気持ちが少し緩んだ

 はぁ、気持ちいい 予想外に上手ね・・・

 『さてさて、どうしたものかな』

「お嬢さん、名前を聞くのを忘れておりましたな」

 お嬢さん?私の事?私しか居ないわよね!

「岩井です」
「岩井さんですか、下のお名前は?」
「舞子です」
「舞子さんですか、良いお名前ですな」
「え、ええ・・・」

 何か返事に困る・・・

「普段何か運動は?」
「運動不足にならない程度にはフィットネスとか」
「ほうほう、良い心がけですな 結婚されてるとお見受けしましたが、お子さんは?」
「はい、1人」
「なるほど、まだまだ手の掛る年頃でしょう」
「いえ 息子は先日自立しまして」
「なんと!そんなお年には見えない 失礼ですがお年を窺っても?いや、言いたくなければ結構ですが」
「そうですね、あと何年かで50になる ということでいいですか?」
「はいはい、それで結構です いやいや有難い有難い」

 何の話してるのよ マッサージと関係ないでしょ
 でも、本当に上手ね 気持ちいいわ、これで満足しちゃいそう・・・

 『これは驚いた、是が非でもこの女を しかし焦りは禁物、この前の女のように逃がしてしまっては元も子もない』

「ところで、ウチの事は誰かに聞いたとか?」
「いえ、たまたま按摩の看板が目に入って」

 『たまたま?今日に限ってそんな筈はあるまい ほうほう、そういうことか なるほどなるほど』

「ほほう、そうでしたか 実はそろそろ看板を下ろそうと思っているのですが、ウチに通ってくださる方が何人かいまして なかなか」
「そうでしたか・・・」

 確かに、こんなに上手なんだもの・・・ 通う人の気持ちは分かるけど でも、どこまで本当の話しなのか・・・
 あ、それ 気持ち良い・・・

「舞子さん、そういえば腰も調子が良くないと言ってましたな」

 気安く名前を呼んでくれるわね!最初に岩井って教えなかった?
 それに二人きりなんだから今迄みたいに名前は言わなくてもいいでしょ

「ええ、腰も・・・」
「血流ですな 大体の事は血の流れを良くする事で解決します」
「そうなんですか?」
「そうです、それがワシの仕事でしてな 舞子さんには特別に全身の血流を改善するマッサージを施しましょう いかがですかな」
「全身ですか?」
「首から足の先まで血の巡りが良くなれば生まれ変わったような気分になれますが いかがですかな」
「んー・・・ 肩と腰だけで」
「そうですか 実はマッサージなのですが、生業としてはやっとらんのです」
「そうなんですか?」
「若い頃に苦労して色々な方にお世話になりましてな、今は他人から受けた恩を誰かに返す時だと思っております」
「生活費は大丈夫なんですか?」
「少々ですが別に収入がありますので、贅沢しなければ何とか」
「お代は・・・」
「結構です、通ってくださる方の中には心ばかりのお金を置いていこうとする方もいますが、お断りしております」
「そうですか・・・」

 タダなの?本当に?5千円ぐらいは覚悟してたけど、本当にいいの?

「先程の話しですが、いかがなされますか? 足の先までマッサージする分のお時間は頂く事になります、お時間が無ければ無理にとは言いませんが」
「じゃぁ・・・、お願いします」
舞子の肩から離れた手が部屋の入り口を指差した
「それでは向こうの部屋に移りますが、よろしいですか」
「はい」
老人が差した指の先は廊下の向こうの部屋を差していて、そこに向かう為に舞子は立ち上がったが
まだ腰を下ろしたままの老人の目は立ち上がった舞子が座っていた座布団に目を向けたままでいる

 何?なんなのよ・・・

「舞子さん、申し訳ないが服を脱いでいただけますかな」

 ふんっ 遂に正体を現したわね スケベが目的で私を家に上げたんでしょ! エロジジイ!

いや間違ってはいないが 舞子の方もイタズラされる為に訪問したのでお互い様である
しかし、いき過ぎたイタズラまでは求めていなかった舞子は緩んだ警戒心を締め直した
「服を脱ぐ必要があるんですか?」
少し角が立った強めの口調で聞き返したが、老人は舞子の言葉を心地の良い風を受けるかのように耳に入れる
「そうですな ストッキングは脱いでいただこうと思っておりましたが・・・」
「それならストッキングだけでいいでしょ?」
「はい、そうなのですが・・・」
「なによ、言いたい事があるならハッキリ言って 私が納得できる理由を!」
「では、聞いていただきましょう 舞子さんの服装に問題はありません」
「何言ってるの?脱げと言ったり問題ないと言ったり どっちなのよ!」
「最後まで聞いてください これから行うマッサージは布団の上で行います」
「ええ、それで?なぜ服を脱がなきゃいけないの?」
「濡れたままのお召し物では・・・」

 あっ・・・

「これは雨で・・・」
「ご覧ください、座布団が濡れております 座布団ならまだいいのですが布団は流石に」
「ええ・・・そう言われると そうね・・・」
「納得いただけましたか?」
「はい・・・ でも・・・」
「ほっほっほ、何も下着まで脱げとは言っとりません 服の代わりになる物を用意しますので安心していただきたい」
「すみません・・・」
「いやいや、いいですよ そのゆったりとした服装はいいのですが、運悪く雨に降られてしまった 舞子さんに非はありません」
「そう言っていただけると・・・」
「それに、その服はこの部屋に干しておくとよいと思うのだが いや、マッサージが終わるまでに乾くかどうかは分かりませんが」
「はい・・・」
「では、少々お待ちを」

 『おお、怖い怖い 被った猫の下から虎が顔を覗かせよった しかし、雨には感謝じゃな 服を脱がせるところが難関だったのだが 後は・・・』

 はぁ・・・ 本当に着替えなきゃいけないの?こんな所で服を脱ぎたくないんだけど・・・

 『いやいや、これは慎重にいかねばならんな 下手すると噛みつかれそうだ』

 でも、今のところ変な事はされてないわよね 普通に良いお爺ちゃん?

 『ワシとしたことが久しぶりに血がたぎっておるわ いい女を手に入れるのも命がけじゃな』

 だめ、気を許す事はできない 噂通りなら何されるか分からない

 『さて、あの女はワシに一つ嘘をついたが、これをどう判断するか・・・ ほっほっほ、こういう駆け引きも楽しいのう』

 大丈夫、私が許したこと以外の事されそうになったら蹴り倒してでも逃げればいいのよ
 胸までなら許してあげる それで満足しなさい、冥途の土産よ

「お待たせしました、これに着替えてください 濡れたお召し物はあちらへ」
そう舞子に伝えた老人は廊下を挟んだ向かいの部屋へと向かい、舞子は手渡されたものを広げた

 これって・・・ バスローブじゃない・・・ バスタオル!?
 「着る」というより「巻く」じゃない!

「ちょっと!」
「どうされました?」
向こうの部屋で布団を敷いている老人から返事が返ってきた
「これってタオルですよね!他の物はないの!?」
「申し訳ない、前もって分かっていれば用意できたのですが 急でしたからそれしか」
「本当にこれしかないの?本当は他に何かあるんじゃないの?」
「申し訳ない」

 なによ!「申し訳ない申し訳ない」って、本当なの?ウソついてるんじゃないでしょうね!
 でも、連絡もしないで来たのは私の・・・ 仕方ないわね・・・

「分かったわ・・・ これで我慢してあげる」
「本当に申し訳ない」

 『いやいや驚いた、「我慢してあげる」ときたか 面白い女だ』

「着替えは済みましたか?」
「ええ」
「では、こちらへ」
濡れた服をハンガーに掛け終えた舞子が部屋を出て老人が待つ部屋に足を踏み入れると
促されるまま老人に背を向け布団の上に腰を下ろした
バスタオルを巻いているが肩から腕は素肌をさらけ出している
肩に掛っているのはブラジャーの肩紐だけ、老人はその肩に手を乗せて摩り
暫しの間、舞子の肌と伝わってくる肌の温もりを堪能した
「それでは続きを始めますよ、いいですかな」
「ええ、始めて」
老人の指が首に添えられた
「肩こりというのはですな、肩だけではないのです」
「そぉ・・・」
「首から・・・肩 そして腕も・・・背中も」
舞子の肌を押す指はその言葉に合わせながら背中に到達した
「あの・・・」
「そして、脇ですな」
両脇に入ってきた手が舞子を挟むと、そのまま両脇で小さく円を描き始める
「ちょ・・・」
「如何なさいました?」
「バスタオルが・・・」
舞子は思わず胸を押さえ落ちそうになるバスタオルを受け止めるが
老人の手は脇から離れようとしない
「こちらからは背中しか見えませんので ご安心を」
「でも・・・」
「腕を伸ばしてください 脇を締められてはマッサージが・・・」
「分かったわよ・・・」
「浴衣のような物があればよかったのですが、申し訳ない」
「もういいから・・・」
諦めた舞子は胸を押さえていた腕を伸ばし、はだけ落ちてしまったバスタオルを気にしながらも目を瞑る

 ブラジャー付けてるから大丈夫よね? 胸までなら許せる範囲だし マッサージ自体は上手で気持ちいいし・・・

 『ほほぉ、あっさりとタオルを諦めおったな さてさてお次は・・・』

脇から抜けた老人の手が舞子の肌を摩りはじめる、背中から肩そして腕へ 腕から肩に戻ったと思えば首へ、そしてまた肩に
その手が肩を通る度に肩に掛るブラジャーの肩紐がずれて、舞子の手はその度に肩紐を掛け直す事になる

 ちょとぉ・・・ わざとやってるの?

「あの・・・ブラの・・・」
「これは申し訳ない」

 もぉ!そればっかり!

「どうしたいんですか!」
「できればブラジャーを外していただければ、こちらもやりやすいのですが よろしいでしょうか」
「それなら最初からそう言ってよ!外すから!」
「これはこれは、お気づかいありがとうございます」

 もぉ!せっかく気持ちいいマッサージなのに止めさせないでよ!

老人の目に映る背中、それまで目障りだったブラジャーは無くなり今は跡だけが残っている

 『ほほっ、こうも思い通り進んでよいのかのぉ ほっほっほ』

 勢いで取っちゃったけど これって揉まれる時は直になるわよね・・・

思惑通りに事が運び内心歓喜する老人だが、それでも舞子の肌に添えた手は冷静を装い
今までと何も変わらないマッサージを続ける 焦りは禁物である

 『まだまだ、もう少し』

 胸を出しちゃったけど・・・ こないわね・・・

 『まだまだ』

 こないの?

 『さて、そろそろ』

肩を揉んでいた手が背中に降り、そのまま脇に入ってくる
舞子を挟むように両脇を押している手だが、その指先が僅かだが乳房に触れた

 き・・・きた?

 『さてさて、どこまで行けるかのぉ』

舞子の両脇にある手が小さな円を描きながら少しづつ前に出てくる
最初は時折触れる程度だった指先は今は確実に乳房を後ろから押し、若い頃のような張りが無くなり少々垂れ気味になった胸を揺らしている

 これ・・・ これってどうすればいいの?少しぐらい抵抗した方がいい?

 『ふむふむ、なにも言わんな それなら』

「それでは上半身を少し後ろに ワシに背中を預ける感じになっていただけますかな」
「はい・・・」
両脇を掴む手に引かれ舞子の背中が老人の胸に預けられたが、それで終わりではない
スルリと脇から抜け出た手が次は腕の外から前に回ってきて乳房の下に潜り込んだかと思えば、間髪入れずに垂れ気味の乳房が持ち上げられた
「ちょ・・・ちょと・・・」
「どういたしましたか?」
「あの・・・胸・・・」
「これですか これは胸というより胸の下、乳房に隠された部分をマッサージしているのです」
「本当ですか?」
「はい 乳房の奥、そこをマッサージしているのです 少し強く行きますよ」
「んっ・・・」
親指と人差し指が乳房の下部に食い込むと、舞子は聞かれたくない声を漏らしてしまった
「次は乳房の横から」
「ちょ・・・ んっ」
「お次は上の方を」
「あの・・・ んっ・・・」
「それでは乳房と乳房の間を」
舞子を抱くように後ろから回ってきている手、その両手の指先が乳房の間を押し始める
「待って、一回止めて・・・」
「もう少し、もう少しですから我慢してくだされ」
「これって本当に・・・」
「もう少しです」

 もう少し?何がもう少しなのよ!ちょと、これダメ・・・ 完全にスケベな揉み方・・・

 『ほれほれ、掌が乳首に当たっておるぞ どうじゃ、気持ちいいか?』

 あぁ 自分以外の手 久しぶり・・・ ユウジさん今だけは許して

ふと頭に過った夫の顔だったが、それは間もなくして消えていった
「んふっ んっ・・・」
「次は全体的にいきますぞ」
「あっ だめっ」
乳房が鷲掴みにされ老人の指が食い込むと、舞子は思わず「あんっ」と喘ぎの声を上げてしまった
それは本当に聞かれたくない声で恥かしさがこみあげてくる
「まだまだ、もっと奥を押しますぞ」
「いやっ まって!」
「大丈夫、大丈夫です こちらからは何も見えておりません」
「そうじゃなくて!」
乳房を掴む手がその動きを一層激しくさせると、まるでオモチャのように扱われている乳房の歪みと共に舞子は表情を歪める

 『ほーれほれほれ どうじゃ! どうじゃ!』

 だめッ だめッ 身体の芯にくる!

「はあっ んっ」
「もう少し、もう少しの辛抱ですから」
「は、はいっ あんっ」

 ああっ 何これ 何かが違う 何が違うの!?

 『よしよし いいぞ、声が良くなってきたぞ』

舞子の胸を揉みしだいていた手が激しさを徐々に緩めていったとき、老人の耳には乱れた呼吸の音が流れ込んできていた
「それでは整えます 背筋を伸ばしてください」
「あ、はい・・・」
姿勢を崩していた事に気付いた舞子は背筋を伸ばして姿勢を整えた
「それでは」
「はい」
姿勢を正した舞子だったが、まるで痙攣しているかのように身体を震わせ始め
整いかけていた呼吸を再び乱しはじめる

 あぁ・・・ そこは乳首・・・ こんなこと続けられたら・・・

 『ほっほっほ、見事に起っておる もう一押しといったところか』

どれほどの口達者でも、もはやマッサージだとは言い訳できない行為
十人十色である女性の性感を見抜いてきた歴戦の指先が舞子の乳首を弄ぶ

 凄いっ また声が出ちゃうっ

 『それで抑えたつもりか? 可愛い声が漏れ出ておるぞ』

「あっ んっ・・・ んっ・・・」

 あぁ だめっ オッパイでイッちゃいそう

 『ほうほう、随分と良くなっておるな だが、望み通りには気持ち良くさせんぞ』


[4] 舞子  最後のティッシュ :2020/07/13 (月) 19:52 ID:wWmnzPF. No.27607
老人からは何も告げられることなく乳首から指が離れた時、舞子は心の中で「もう少しだけ」と懇願してしまった
「それでは腰の方をマッサージしましょう、うつ伏せに寝ていただけますかな」
「はい・・・」
脚の上に落ちていたバスタオルを横に除けると、先程まで弄られていた胸を布団につけて脚を伸ばす
背中を押されたり揉まれたりと、マッサージの心地良さに胸を愛撫された快感が薄れてゆく中
目を瞑った舞子の瞼の裏には夫であるユウジの顔がちらほらと浮んでいた

 ごめんなさい、今夜はユウジさんが好きなクリームシチューとハンバーグにするわね
 あなたの喜ぶ顔が見たいだけなの、変に勘繰らないで おねがいだから

 『なるほどなるほど、二つ目の嘘も確定じゃのう さてさて、どうしてくれようか』

老人の手が臀部に移り、臀部と太腿は特に丁寧にマッサージされた後そこから脚の先へと移っていく
足の裏を揉まれている時、「そんなところまで触られるならストッキングを脱いだ時にもう少し丁寧にタオルで拭けばよかった」と舞子は少し後悔した
足の先から再び昇ってくる手は太腿と臀部を特に丁寧にマッサージした後は背中に戻ってきた
「それでは仰向けになってもらえますかな」
「はい」

 もぉ・・・ お尻ばっかり揉んで・・・ スケベジジイ・・・ でも、もうスケベは終わりよ マッサージに集中しなさい

 『さてさて、いよいよ本丸じゃが・・・』

老人は舞子が横に除けたバスタオルを拾うと広げて手渡した
「これで胸を隠してくだされ」
「あ、ありがとうございます・・・」

 意外ね・・・ 胸を出したままマッサージされるかと思ってたけど・・・

 『どう攻めるかのぅ・・・』

「それでは、お腹からいきますよ」
「はい」
「まぁ、お腹というよりは子宮ですな これは男には無い臓器ですから、ここから来る腰回りの不調は女性にしか分からんでしょうな」
「それなら、あなたも分からないという事ですよね」
胸を隠した事で少し気が緩んだのか、思わず出てしまった軽口の後は口を噤んでお腹を押してくる指に気を向け直す
「ほっほっほ、仰るとおり 重ねた経験でなんとかやっとりますが、どうですかな」
「ええ・・・」
「よさそうですな」
「ええ・・・」

 うん・・・ 本当にいいかも・・・

そして、お腹を離れた指先は脚の付け根へと移っていく

 ちょと・・・そこ・・・ 際どくない?

「あの・・・」
「どうされましたか」
「あの・・・ そこは・・・」
「ああ、はい そうですな、少し脚を広げて頂ければマッサージしやすいのですが・・・」
「変な所を触ろうとしてるんじゃないんですか?」
「いえいえ、舞子さんの大事な所に近い箇所を押したいのは確かなのですが・・・」
「もぉ・・・ 何なんですか、言いたい事があるなら言ってください」
「それでは先ず、申し訳ありませんでした」
「え?何なの?」
「先程の胸のマッサージの事です 際どい所までやってしまったと反省しております」
「え?え?あのこと?」
「はい」

 『さてさて、どう返ってくるのかのう』

「あれは・・・ まぁいいですよ、気にしなくても・・・」
「そうですか、ありがとうございます 神経や血管というものは大事な部分に多く集まってましてな、致し方ないことなのですが」
「もう、いいですから・・・」
「実はそのことで遠慮しておりました 怪しまれているのではないかと」
「もう大丈夫ですから」
「わかりました では、脚を広げますが よろしいですかな」
「はい」
そう返事すると、布団に横たえられた脚は片方づつ老人の手で広げられ
舞子は脚を掴まれる感覚、広げられた脚が布団に置かれる感覚を天上を眺めながら感じていた
直ぐに股の間を押されるものと思っていたが予想外に股から離れた太腿の内側を掴まれ
腿の肉を揉む指はゆっくりと股間の方へと上がってくる
それはかなり際どい所まで、パンティーのクロッチの際辺りだろうか
そこで止まった指先が際どい所を何度も押してくる

 それ以上はダメよ それ以上は・・・

もう限界かと思ったときに指は離れ、次はもう片方の脚へと移った
そして先程と同じ事が繰り返される

 また・・・ またそんな所まで・・・ だめっ それ以上は

そう思ったときに指が離れた
「もう少し丁寧にいきますが よろしいですかな」
「ええ・・・今のところまでですよ」
「はい」
「あれ以上は・・・」
「はい、承知しております」
開いた舞子の脚は更に開かれ老人はその間に体を降ろし、両の手を脚の付け根辺りに置いたところで舞子に確認した
「よろしいですかな」
「ええ・・・」
そこは舞子の秘部の際だと感じ取れるところ、そこを二本の親指が押してくる
時には押してきて、時には割れ目の外輪をなぞるように縦に動き
その指先は確実にパンティーのクロッチ内に侵入してきていると感じ取った
それは舞子が決めた許せる範疇を越えた行為
「ちょっと!」
「どうされましたか」
「あれ以上はダメって言ったでしょ!」
「ふむ、そうでしたな」
「もう終わりよ、離れて」
「おっと、動かない方がよいですぞ 今動かれると事故が起こってしまうかもしれません」
「何訳のわからない事言ってんのよ!」
「こんな風に」
それは秘部の際にあったはずの指、その指先が割れ目を縦になぞったかと思うと舞子の膣口を押し開いた
「ち、ちょと待って!何してるの!やめて!」
「いやいや、これは不可抗力 ワシは無礼が無いよう気を付けていましたが舞子さんが動かれるから」
「はぁ!?ふざけたこと言ってないで抜いてよ!」
「おっと、そう動かれては ほれほれ、どんどん奥に入っていってしまいますぞ」
「いやっ!ふざけないでっ!抜きなさい!」
「では、このままお話ししましょうか」
「何言ってんの!変なことしない約束だったでしょ!嘘つき!」
「ほう、ワシを嘘つきと?」
「そうよ!エロジジイ!」

 『ほほう、激しいのう 面白い面白い』

「舞子さん、あなたの身体は何所も悪い所はありませんでしたぞ」
「何の話ししてるのよ!関係ないでしょ!」
「いやいや、随分身体を労わっておられるようで 健康そのものといったところですかな」
「そんな事どうでもいいから!」
「ほう」
膣の入り口にいる指先が膣口をほぐすかのように動き始めた
「ちょ・・・ 動かさないで・・・」
「ふむふむ、愛液でよく濡れておりますな」
「やめて・・・」

 やめて・・・ 気持ち良くなっちゃう・・・

「話しを戻しますが、舞子さんが肩や腰の不調で悩んでいるというのでワシは貴女の為にマッサージしました」
「その話はもういいでしょ・・・」
「よくありません、ワシが報酬を頂かないのは純粋な奉仕の精神からのものです ところが、あなたの身体に手を当てても何所も悪くは無かった」
「そんな事どうでもいいじゃない・・・ いいかげん抜いてよ・・・」
「なんと自分勝手な」
その言葉が終わると同時に舞子の膣口をこね回していた指が更に奥に入ってくる
「まって・・・ おねがい・・・」
「ワシの心は傷付きましたが、ふと別の考えが頭に浮かびました」
「分かったから抜いて 一度落ち着いてから話しましょ」
「ほっほっほ」
膣内に侵入してきた指は親指でそれほど奥には入ってきていない
しかし、その指の先が肉の壁を押し膣から出る事を拒んで舞子の提案は拒否された

 『もう後戻りはできん ゴリ押しじゃが仕方あるまい』

 どうして・・・ どうしてこんな事に・・・ どうすれば・・・

「舞子さんは看板が偶然目に入ったと言っておりましたな」
「え?」
「按摩の看板がたまたま目に入ったと」
「ええ・・・」
「それはおかしいですな 傘を差していては傘が邪魔して目には入らないような高さに掛っております」
「それは・・・」
「たまたま見上げた時に目に入ったのですかな?」
「ええ、そうよ・・・」
「なるほど 傘を上げれば雨がかかる、そうまでして見上げる理由とは看板を探していたということですな」
「違う・・・」
「いいえ違いません、そうでなければ傘を持っているのにわざわざ雨に濡れる理由がありません どうですかな、この考えは当たりですかな」
「それは・・・」
「わかります、これも身体の悩みといえばそういう事になります」
「何の話ししてるの・・・」
「ワシがどう噂されているのかぐらい承知しております その噂を聞いて来られた舞子さんの悩みを解決しようと言っとるのです」
「知りません、そんな事」
「知っているはずです、あなたは胸の性感を受け入れた あなたのような性格ならば知っていなければ今頃は怒ってこの場から去っているはず」
「あれは・・・」
「舞子さん」
「はい・・・」
「そのつもりなら最初にハッキリ言っていただきたかった もしかすると、これ以上の事は望まれていないのかもしれません」
「ええ、そうよ・・・」
「しかし、それではワシが納得できんのです それに舞子さんは未だ満足していない様子ですからの」
「いえ、満足しました もう満足しましたから・・・」
「奉仕させていただきたい それで己の性欲を優先させワシを騙して巻き込んだ事はなかった事にするということで」
「そんな事言われても・・・」
「まあまあ、そう言わずに ところで産婦人科で触診の経験はされてますかな」
「ええ・・・」
「ほっほっほ、当然と言ったところですか それと同じです、指で膣を撫でたり押したりする それだけです」
「本当に?本当にそれだけ?」
「はい、それだけです それで舞子さんが満足していただければ、ワシも納得です」
「分かったわ 好きにしてよ・・・」

 指を入れられるだけ・・・ それだけなら もう入れられてるし・・・

 『まだじゃ まだ腫物を触るように優しく扱わんとな しかし「好きにしてよ」か、それじゃぁ好きにさせてもらうとしようかの』

膣から指が抜かれ股の間から老人の手が離れる
直ぐにパンティーを脱がされるのではと身構えていた舞子だが、脚をマッサージされる感覚に不意を突かれた
「何してるのよ、早く始めなさいよ」
「もう、始めております これも性感の一つです」
「そお・・・」

 何か調子狂うわね・・・ さっきもチョット気持ち良くなっちゃったし・・・

 『指を抜いて自由になったというのに逃げんのう よしよし』

「舞子さん、ワシは指を抜いた時に逃げられる事を覚悟しておりました」
「そうしてもよかったのよ」
「そうですな、主導権はあなたにあります こうして性感を受けて頂いている事に感謝しております」
「よくそんな事言えるわね 私を脅しといて・・・」
「はて、お願いはしましたが脅しなどという乱暴な事は」
「もういいわ、面倒くさい・・・」

 『ほっほっほ、機嫌を損ねてしもたかのう ほっほっほ』

「うっ あっ・・・」
老人の指から遠慮が消えると舞子は恥ずかしい声を出してしまった
暫しパンティーの外を揉んでいた指だったがクロッチの部分から中に入ってくると割れ目を撫でる
溢れ出た愛液を纏って滑らかに滑る指先は時折膣の中に入ってきては出て行き
粘液が絡む指先と濡れた肉の襞が擦れ合う音は舞子の耳にも入ってきた
「あっ いやっ いや・・・」

 恥ずかしい こんなのイヤ でも気持ちいい・・・

局部を弄んでいた指がパンティーを引っ掛けて足の先の向かうと
舞子の素肌を守るものは胸を隠しているバスタオルだけとなる
無防備となった下半身を睨む老人は舞子の視線が自分に向けられるのを待った
「何してるのよ・・・」
「はいはい、続きを始めますよ」
舞子の視線を受けながら血管が浮き出た手を一糸纏わぬ股の間に下ろしていく
二本の指で濡れた割れ目を一撫で二撫でした後は、その指を愛液の壺となった膣に押し込んだ
「うぅ・・・」
舞子は我慢するつもりだったが奥まで入ってきた指に呻きの声を押し出されてしまった
「どうですかな」
「思ってたほどじゃないわね・・・」
「ほほう 先ずは膣の壁を万遍なく撫で回しますぞ」
その言葉通りに老人の指に膣内を撫でまわされるが、舞子はその快感に抗った
「んんっ・・・」
「我慢は身体に毒ですぞ お次は入り口に近いツボを」
「はあぁ あぁ」

 だめっ そこはダメっ だめっ!

「ここが当たりのようですな どうですかな」
「別に・・・ ああっ 別に気持ち良くないから・・・」

 なんで・・・ なんでユウジさんの顔を思い出しちゃうのよ・・・

目を瞑ればユウジの顔が浮かんでくる、その理由に気付かない方が舞子にとっては幸せだったかもしれない
この老人の指が舞子の中に侵入してくるまでは夫であるユウジが最後の男
自分が惚れられていると自負していたのは10年以上前の事で、その通りであったが今は少し違っている
抱かれる事はなくなったがユウジの側が心地良く、いつしか伴侶として並んで歩く事を幸せに感じるようになっていた
肩よりも下まで伸びていた髪を短くしたのも、テレビを観ていたユウジが発した女性タレントに対する何気ない一言に嫉妬したからである
ただ不幸にも以前よりもユウジに対する愛が大きくなっていた事に気付かないまま二人の時間を過ごしてしまい
運が悪いことに、その気持ちに気付いたのが気の迷いで受けた性感マッサージの最中であった
その事でユウジに対する愛と望まぬ快感がせめぎ合い、その快感の地獄はユウジを裏切った報いであるかのように舞子を襲う

「そろそろ素直になってはどうですかな」
「正直に言ってるのよ んっ 気持ち良くないって」
「ほれっ」
「あうっ」
「ほれほれっ」
「ああっ」

 ごめんなさい ユウジさんっ ごめんなさいっ

「ふ〜む、なかなか素直にならんのう」
「ねえ、もう終わりにしない?これ以上しても気持ち良くならないから終わって」
「そうはいかんのう ワシにも自尊心というものがある 絶頂してもらうぞ ほれっほれっ、どうじゃ」
「はあッ ああッ」

快感に抗える訳がない 舞子が悪いのではない、この老人が手練れなのだ
無類の女好きであるこの老人は幾人もの婦人を性の虜にし、その中でも快感に心酔し従順となると他の男に抱かせ金品を得る事もある下衆である
町内だけでもこの毒牙にかかった婦人は20人は下らないという噂があるが
餌食になった女性は他言し難い既婚者であることから表沙汰になっていないという噂もある

「そろそろ絶頂を迎える頃合いですかのう」
「あぁ・・・ いかない・・・ うぅぁ・・・」

 いっちゃう ユウジさん・・・ いっちゃう・・・ あぁ

「ふむふむ 残念 気持ち良くならなかったようですな」
「はあぁ 終わり? 終わりなの?」

 耐えたわ! ユウジさん! あなたを裏切らなかった

「さて、気を取り直して」
「えっ!いやっ 待って!」
「それそれっ どうじゃ!それっそれっ」
「いやッ いやッ やめてッ!」
止まったかと思えば再び動き出した膣の中の指が快感のツボを掻きはじめた
膣内には愛液が溢れ手足は快感の硬直で思うように動かせない
腹に溜まった快感が膨れ上がり今にも弾けそうになっている

 イクッ!イクッ!今度こそイッちゃう!

「ふむ、これでもダメか」
「はぁ はあぁ 終わりよね はぁ 今度こそ終わりよね」
「そうですな」
膣から指が抜けていく感覚、そして老人は立ち上がる

 耐えた、今度こそ本当に耐え抜いたわ・・・ ユウジさん、もう変な気は起こさないから・・・

「ずいぶん身体を強張らせていましたな」
「別に・・・ 大したことなかったけど・・・」

 『ほっほっほ、自分で我慢したとでも思うとるのかのう 可愛いのう』

「それではリラックスして少し休んでくだされ 顔が大変な事になっておりますぞ」
「え・・・ かお・・・?」
胸にあったはずのバスタオルは無くなっていて汗が滲む乳房が露わになっている
バスタオルの行方は布団の端で握りしめたままの舞子の手にあった
老人はそのバスタオルを取ると舞子の胸から顔にかけて被せ、「暫くそのままで休んでくだされ、お茶を用意しますので」と言い残して部屋を出た
舞子は被されたバスタオルの中で息を整えるよう努める

 もう少し休んだら服を着てこの家を出る お茶なんて飲みたくないわ 早く帰りたい


[5] 舞子  最後のティッシュ :2020/07/13 (月) 19:54 ID:wWmnzPF. No.27608

外の雨がどうなっているかなんてどうでもよかった
ただ、一刻も早くこの家から出たくて予想以上に疲労している身体の回復に努める
今しがた出て行った老人の気配が戻ってきた、バスタオルを取ろうと顔に手を添えた時それは起こった
少し開き気味に投げ出していた脚が持ち上げられ いや、持ち上げられるというより抱えられるような感覚だ
驚き慌てて顔にあったバスタオルを取ると天井に向けて開いた自分の脚と、その間から自分を見下ろす老人の顔が目に入ってきた
「いくぞ」
「えっ!?」
その直後だった 股間に何か当てられたかと思えば、それが膣の中に入ってくる
指ではない、指で弄られていたところよりも更に奥まで入ってくる
「ほほう、ほうほう」
「いやっ いやッ!いやーッ!」
「まあまあ、そう言わずに ワシは舞子さんに満足してもらいたいだけなんじゃ」
「バカ言ってんじゃないわよ!抜いてよ!早く抜きなさいよ!」
「動かすぞ ほーれ」
「いやっ!やめて!」
「ほーれ ほーれ どうじゃ、気持ちいいか」
「いやっ いやっ 気持ち良くない!」

 いやよっ こんなので気持ち良くなるなんて いやッ

「ワシにはわかるぞ ほれほれ、マンコの中にはスケベ汁が溢れとる」
「溢れてない!溢れてなんかない!」
「よしよし、さっきまで死にそうな顔しとったが元気になったようじゃな さあ、強くいくぞ」
その言葉通り、舞子の膣を犯す老人の男根が深く強く突いてくる
「あうっ あうっ ああっ」
「一突きごとに良い声が出ておるぞ どうじゃ」
「いっ いやっ あううっ」

 だめっ だめっ こんなの絶対にダメッ! ユウジさん 助けて!

「それそれ イクか イキそうか」
「いかないっ!いかないっ!」

 『愚かじゃのう 我慢すればするほど大変な事になるというのに どうなるのかのう』

「それそれ!それそれ!ほれッほれッ!」
「あぁ・・・ あぁ・・・ いや・・・」

 いく・・・ いく・・・ ごめんなさい・・・

「どうじゃ!どうじゃ!これでどうじゃぁ!」
舞子は我慢して我慢して限界まで我慢した
今まで経験した事の無い限界までの我慢は快感を大きく膨らませ、それが一気に弾けると・・・
「ああッ!うぁぁーッ・・・」
「ほれ、みたことか ほっほっほ」
その老人の声は舞子の耳には届いていない
舞子はまだ絶頂の中にいる、今まで経験したことが無い深く長くつづく絶頂の中に

「あぁ・・・ あぁ・・・」
「正気が戻ってきたか どうじゃった こんな絶頂は滅多に経験できんぞ」
「いって・・・ ない・・・」
「なんじゃと」
「いってない・・・ ぜんぜん 気持ちよくなんかない・・・」

 『なんと!この女・・・』

「そうかそうか、そういうことなら ほれっ」
「ああっ まって まだっ あっ」
「どうした どうしたんじゃ」
「あうっ うごかないでっ あうっ」
「そう言われてもワシもそろそろ出したいのでな ほれっ」
「まって まだっ だめっ」
もう抵抗とは呼べない抵抗で快感に抗おうとする舞子だったが、老人の手に顔を挟まれ見たくもない顔が近付いてきた一瞬だけは快感を忘れた
「口を吸うぞ」
「いやッ!それだ・・・ うっ」

 離れて! キスは嫌・・・ ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい・・・

老人の腰が動きを速めると重なり合った唇の隙間から喘ぎとも呻きともいえない声が漏れ出る
「うっ うっ ううっ」
舞子を抱く腕には力が入り膣を犯す男根は動きを速める

 うそでしょ 中はやめて おねがい!

 『おお、ええのう ええマンコじゃのう 出してやるぞ 中に出してやるぞ!』

「んんッ んううッ」

 いやだ! いやだ! うそよ! またイッちゃう! いやぁ!

 『出る!出る!ほーれ!』

「んーッ! んーッ! んんッ!」
老人は舞子の膣の中に精液を注ぎ込む
そして同時に絶頂を迎えた舞子の膣は老人の男根から精液を搾り取ろうとうねった

放心から覚めた舞子の耳に老人が囁く
「それではお聞きしますよ 満足できましたかのう」
「ぜんぜん・・・ ぜんぜん・・・ よくなかったわ・・・」
「いやいや、2回もイッてそれは無いと思いますがのう」
「いってない 一度もいってない・・・」

 『ほほう、なんとも・・・』

 早く帰って全部洗い流したい・・・

まだ抱き付いていた老人を剥がすように押しのけると舞子はちゃぶ台が置いてある部屋に移る
服を干してある部屋に立った、ブラジャーとパンティーは先程の部屋に残したままだが
そんな物はどうでもいい、服が乾いているかもどうでもいい、一刻も早く服を着てここを出たかった
そして残された老人は布団の上で舞子からの声を待っている

「クソジジイ!どういう事よ!」
待ってましたとばかりに立ち上がると怒っているであろう舞子が待つ部屋に向かう
「どうかされましたか」
「はぁ!?ボケてるの!?私のバッグどこやったのよ!」
「それよりも舞子さん、生理の方はまだおありですかな」
「はあ?」
「いえ、ついつい中に出してしまったので 申し訳ない」
「クソジジイィ・・・」
「風呂場に案内しますので洗ってくだされ」
「死ね!」
「はい この歳です、まもなくそうなるでしょうな」
「あんたロクな死に方しないわよ!」
「そうかもしれませんな では、こちらへ」

 ムカつく!ムカつく!ほんっとムカつく!

 『ふう、殺されるかと思ったわい それより、なんともこれは チンポに血が流れ込んでおるわ、出したばかりだというのに何十年振りじゃろうな』

風呂場を出て部屋に戻った舞子、荒ぶっていた気持ちは少し落ち着いていたハズだったが
ちゃぶ台に置かれた携帯電話を見て再び頭に血が上る感覚を覚えた
「それ私の携帯よね」
「そうですな」
「バッグに入れてたのよ、なんでそこにあるの?」
「何故でしょうな」
「出して」
「何をでしょう」
「バッグよ!」
「う〜む、何所に置いたか・・・ 少々お時間をいただけますかな」
「ふざけるな!ボケジジイ!」
「ところで電話に何か通知があったようですが」
「そんな事どうでもいいのよ!バッグ返して!」
「急ぎの用かもしれません、どうぞご確認を」
時間を見れば夕方の4時前、何かの感が働いたのか「もしかするとユウジさん?」と頭を過る

 これは・・・

「ほう、雨で電車が止まったのでホテルに泊まる事にした、と」
「覗き見しないでよ!」
「いやいや、良い判断ですな 早めに部屋を取らないと満室になってしまう」
「ちょっと黙って」
「それより舞子さんにはお詫びしなければなりません」
「は?お詫び?土下座されも許さないわよ!」
「でしょうな、お怒りはごもっとも そこでお詫びのマッサージをさせていただけないでしょうか」
「悪いと思ってるなら死んでよ!今!ここで!」
「いやはや、絶頂に導けなかっただけでこれほどの怒りとは・・・」
「はぁ!?なにズレた事言ってんの!あんた私をレイプしたのよ!」
「なんと!舞子さんは望んでいなかったと」
「あたりまえでしょ!」
「これは取り返しのつかない事を・・・ 本当に申し訳ない」
「もういいからバッグ返して」
「そのことですが、もしかすればマッサージを施している間に置いた場所を思い出すかもしれません」
「ふざけないでボケジジイ、今直ぐ返してクソジジイ」
「ふむ、例えば今日はお帰り頂いてバッグが見つかりしだい私がお届けするというのは」
「何言って・・・」

 ちょっと待って・・・ 携帯が出してあるという事はバッグの中を・・・ どこまで見られたの?運転免許証・・・住所・・・

老人は携帯を取り出しただけだが、それで十分であることを分かっている
「いかがいたしましょう」
「返して・・・」
「とりあえずお詫びのマッサージを」
「いいから返して」
「お詫びのマッサージを そうでなければワシ自身が納得できません」
「ふざけないでよ・・・」
「舞子さんのご心配は重々承知しております しかしですな、この歳です 一度射精すればその日は何もできません」
「・・・本当に?」
「情けない限りですな 今日のところは役立たずになってしまいましたが、マッサージの腕だけは役に立つかと」
「そうね・・・」

 ほんっと腹が立つ!指一本触れられたくないけど仕方ないわね バッグを取り返したらこんな所さっさと

「いかがいたしましょう」
「分かったわ、その代り約束して」
「分かってます、約束は守ります」
「じゃぁ、いいわよ」
「ありがとうございます」

 あーっ!なんでこうなるのよ!クソジジイ!クソジジイ!クソジジイ!

 『さてさて 約束はしたが何の約束だったかのう 詰めが甘い「バッグを返せ」まで言ってもらわんとな』




東の空が白み始めたが地上はまだ闇に包まれている、昨日の大雨は過去のものとなり静かな夜明けを迎えようとしていた
大雨が降るなかでコインパーキングに停められた一台の車は深夜まで降り続いていた雨で濡れていて
周りは夜明け前の静かな闇、その中で街頭に照らされながら今も帰ってこない持ち主を待っている
「駅の裏」と呼ばれる住宅街、新しいマンションが建ち始めてはいるが古い街並みも多く残っていて深夜になれば人工的な明かりが少なくなる寂しい町
その町の一角、目を凝らさなければ歩けないほどの暗い路地に一軒の民家から甘美な声が漏れてきている

「ああぁ・・・ ああ・・・ いやぁ・・・」
「どうじゃ、そろそろ認めて楽にならんか」
「ぜんぜん・・・ よくない・・・ あぁ・・・」
「何回イッた、もう数え切らんぐらいイッとるだろ ほれ!ほれ!」
「イッてない・・・ 一回も・・・ ああッ!ああッ!」
「ほれッ!いけ!いけ!ワシもいくぞ!」
「だめ!中はダメッ!あぁ!」
「何を言っとる!もう3回も出しとるんだ!3回も4回も変わらんだろ!」
「いやっ!だめっ!」
「ほれほれ!ほれ!どうじゃ!」
「ああッ ああッ あうッ」
「どうじゃ!どうじゃ!」
「うあぁ あぁ うあぁ あぁあぁ・・・」
「きたか、きただろう もう止められんだろう!いけ!そりゃ!」
「い・・・や・・・ うぅあーッ!」
「いったか!ワシも出とるぞ!出とるぞ!」
「だめ・・・ だめ・・・」
「いったか、いっただろ・・・」
「いって・・・ない・・・」

 『ここまでしても認めんのか・・・』

「ワシの・・・負けじゃ・・・」

 ごめんなさいユウジさん、愛してる 愛してるから許して・・・ ごめんなさい・・・

絶頂の疲労と空腹で手足を動かす力は残っていない、老人に抱き付かれたまま舞子は眠りについた


[6] 舞子  最後のティッシュ :2020/07/13 (月) 19:55 ID:wWmnzPF. No.27609
老人が目を覚ますと隣で全裸の美女が眠っていた
力尽きた二人は同時に眠りについたが先に目を覚ましたのは老人の方だった
老人は片手を伸ばし乳房を撫でる、更に両手で二つの乳房を掴むと揉みしだきながら舞子の寝顔を覗き込んだ
「う・・・ ん・・・ ん・・・」

 『ふむ、しっかり感じとるのう ここまで強情な女だとは思わんかったわい』

 あぁ・・・ ユウジさん・・・ 抱いてくれるの? 嬉しい

幸せな夢だったが、夢から覚めた舞子の目に飛び込んできたのは悪夢だった
「なんじゃ もう起きたのか」
「あ・・・」

 ちょっとまって・・・ 何か入ってきてる・・・

「どうじゃ 目覚めの一発じゃぞ」
「なんなのよ・・・ もお・・・」
「つれない反応じゃのう セックスしとるというのに」
「面倒だからさっさと終わらせて」
「ああ、そうしようかの これはただの性処理じゃ、ひと眠りして回復したから舞子さんをダッチワイフ代わりにしとるだけじゃ」
「クズ・・・ あんっ」
「どうした 気持ち良くなったか」
「ぜんぜん・・・ んっ あんっ」
「おかしいのう 気持ち良さそうな声が聞こえるんだがのう」
「もお! あんっ 面倒くさい! あんっ」
「ところで舞子さん、ワシの嫁にならんか」
「死ね! あんっ」

舞子はセックスから解放されると風呂場には向かわずにちゃぶ台の部屋に向かった
この老人から少しでも目を離すと何をされるか分からないと警戒している
服を着た、バッグを返してもらい中身も無事だった、朝食を薦められたが断った
もう老人と何も話す事はない、無言で玄関に向かおうとした時、老人の方から声を掛けてきた

「潔く負けを認めるとしようかのう、ワシの負けじゃ しかしのう、次に舞子さんがここに足を運んだ時、それはあんたの負けじゃ」
「ふんっ さよなら 永遠にさよなら!」

それだけ言い残して舞子は家を出た
昨日の雨は上がっていて雲の合間からは青空が見える、空腹だからなのかセックスの疲労なのか体がだるい
なんでもいいので食事をとりたいと思ったが、セックスの感覚が鮮明に残る身体を洗い流す事を優先しコインパーキングに向けて足を進めた





窓の外は秋晴れ、まだ午前だというのに青空は僅かにオレンジ色が混じり哀愁を漂わせている
寝室から秋空を眺める女性は美しくも何所となく儚げな表情でカットしたての髪を撫でながら溜め息をついた
若かりしき頃は美人と褒めそやされ、歳を重ねた今もその面影を色濃く残し
息子を産んだ後も若い頃のままのプロポーションを維持している容姿からは、彼女が順調な人生を送っている事をうかがい知る事ができる
実際にそうであった、夫とのセックスレス以外の事は全て順調だった

数ヶ月前のあの雨の日までは・・・

ショートボブの髪型が似合う美しい女性、彼女の名は 岩井 舞子 2週間後の誕生日を迎えると48歳になる
舞子はカーテンを閉め、目覚めた時のまま姿を変えていないベッドに体を横たえると目を瞑り夫の顔を思い浮かべた

 ごめんなさい ユウジさん、今日も犯されます・・・ 許して・・・

陽の光はカーテンに遮られ薄暗くなった寝室、そのベッドの上で舞子の美しい裸体は惜しげも無く晒されている

「あぁ だめ・・・ あぁ だめっだめっ」

舞子は必死に抗っていた

「気持ち良くない あぁ こんなの気持ち良くない あぁ」

言葉ではどうとでも言えるが身体は正直でシーツを蹴る足も自分の意思で動かしているのか分からなくなっている

「いやっ こんなのでイキたくないっ 犯されてイクなんて嫌っ! あぁ ユウジさん! ごめんなさい!」

夫であるユウジに対する謝罪の言葉、それは舞子が夫以外のもので迎える絶頂が近い事を告げている

「ごめんなさい! 犯されてイッちゃう! 愛してるわ!ユウジさん!許して! イクッ・・・」

舞子の足はシーツを蹴り片手は強く枕を掴み、もう一つの手は股間を押さえている
必死で快感に抗ってきた舞子だったが膣の中で強く振動するバイブに勝てるはずがない

「愛してる! 愛してる! ユウジさんッ! いくぅーッ!」

以前はクリトリス派だった舞子だが、ある事件をきっかけに膣派に変わった
何本かのバイブを購入し精査し残った3本に舞子は「エクセレント・スリー」と名を付けた
因みに、いま舞子を犯しているのはエクセレント壱号と呼んでいる振動特化型のバイブである
そしてオナニーのおかずとなっている奇抜な妄想も雨の日の事件が切っ掛けである

今は夢見心地の中にいる舞子だが彼女は知る由も無い
2週間後の舞子の誕生日、サプライズで有給休暇を取った最愛の人に奇抜な妄想のオナニーの始終を見られてしまう事になるとは


  
      愛し合う二人に幸あれ


[7] Re: 密やかに咲く  最後のティッシュ :2020/07/17 (金) 01:08 ID:pmZ6CmQ2 No.27615
深夜ですが思いつきで書いた単レスの超短編を1話投稿します
タイトルはタイトル欄に書きますので先ずそれを見て頂ければ幸いです


[8] 知らぬが仏  最後のティッシュ :2020/07/17 (金) 01:09 ID:pmZ6CmQ2 No.27616
今日はプレミアムフライデー、ウチの会社はそれを導入している希少な会社だ
真っ直ぐ帰る俺にとっては意味がないんだけどね
いつもより少し早い帰宅 玄関のドアを開けると見慣れない靴があった

 女物だけど誰だ?

「お邪魔してます」
「あ、どうも・・・」

思わず間抜けな返しをしてしまったが仕方がない
このマンションではちょっとした有名人 美しい奥様の肩が全部見えちゃってる
美人、ちょっと派手、季節によっては少々露出の多い服を着ている
旦那は単身赴任中ということで色々と男心をくすぐられる
視線を固定したままだと後で嫁さんに何言われるか分からないので断腸の思いで嫁を見た

「じゃあ、そろそろ」
「うん」

 え?もう帰るのか?

「そうそう、明日の夜は奥さんをお借りしますね」
「え?」
「お食事に誘われたの いい?」
「うん、いいよ」

 いつの間にそんな仲に って事は今後も奥様はウチに遊びに来ることが・・・ 嫁よ、よくやった

そして土曜日、今日も出勤だった プレミアムフライデーはあってもプレミアムサタデーは無く5時まで仕事
帰宅すると嫁が夕食の準備をしている
「まだいいのか?」
「うん もう少し」

 もう少しってお前・・・

ジーンズにライトグレーのTシャツでキッチンに立つ嫁

 それで行くつもりか?同伴はあの奥様だぞ

色々思う所はあるが、そういう事を嫁に言うと何言われるか分からないので遠回しに聞いてみる

「今日はどんなところに食いに行くんだ?」
「居酒屋だって」
「おまえあまり飲めないだろ」
「うん、私は食べるだけだから」

 居酒屋か、それならいいか

「ただいまー」

そうこうしてるうちに小学生の息子が帰ってきた
ママは出掛けるので今夜は居ないという事は昨夜の内に伝えてある ということで油断したのだろう こんな時間まで遊び呆けて・・・
テンション上げて帰ってきた息子が叱られ今はションボリしてる そしてキッチンに立っていた姿のまま嫁は出かけた
息子と二人の夜、時間は8時半 嫁から電話がかかってきた
「どうした?」
「少し遅くなりそうなんだけど大丈夫?」

 大丈夫?とはどういうことなんだ 俺の事信用してないのか?

そのあとは息子をしっかり寝かしつけるよう命ぜられた

「ママな、少し遅くなるって」

息子が目を輝かせる

「ゲームは?」
「いいぞ、10時ぐらいまでなら大丈夫だろ ママには内緒な」

 それじゃ俺も もう一本

息子は歯磨きしろだとか早く布団に入れだとか毎晩急かされ、俺は一日二缶までと制限され
でも、今夜ぐらいはいいだろうと男二人で夜を満喫した
10時半、子供部屋に向かう息子を見送って一安心

 嫁が帰ってくるまでには間に合ったな よかった

そして気が付いた、携帯に何か通知があったようだ
10時頃に嫁からのメッセージ、内容はもう少し遅くなりそうだということと先に寝てくれということ
さっきは電話が掛ってきたけど酔った奥様の相手で席を立てないのだろう
わかる、飲んでる方からすれば時間も人の迷惑も関係ない

 あまり飲めないお前は大変かもしれないが、俺からすれば羨ましいぞ あの綺麗な奥様の酔い姿を見れるなんて

それなら慌てる事は無かった、まぁ、後は嫁の帰りを待つだけなんだが適当な時間になったらメッセージ通り俺は寝る
とは言え少しぐらいは心配する気持ちはある
11時を過ぎ11時半になり そして日が変わろうとしたときだ
「あら、まだ起きてたの?」
リビングの入り口に姿を現した嫁、どことなく足元がおぼつかない様子だ

「飲んだのか?」
「うん 勧められてれてチョットづつ はぁ・・・」
「大丈夫か?」
「うん お風呂・・・」
「おう・・・」

 本当に大丈夫か?風呂って・・・着替えも持たずに・・・ フラフラしてたけど風呂場で転んだりするなよ・・・

リビングの入り口に残されたバッグをテーブルに置き直し風呂に入った嫁を待った
しかし風呂に入った嫁が戻ってこない
15分・・・20分・・・30分・・・ 流石に心配になって風呂場に向かった

「大丈夫か?」

シャワーの音が聞こえる脱衣所から声を掛けてみる

「え?どうしたの?」
「どうしたって お前なかなか上がってこないから 大丈夫か?」
「うん ちょっとボーっとしてた」
「早く上がってこい」
「うん もう少ししたら 先に寝ていいよ」
「おう」

 本当に大丈夫か?

脱衣所を見ればジーンズに靴下にシャツにブラジャーまで床に散らかっている

 ん?パンティーは?

と一瞬思ったが見つけた しっかり洗濯機に放り込んである

 最後に脱いだものだけ放り込んで他は放置か 酔っ払いめ

とりあえず嫁の声を聞いて安心した、もう眠い限界だ

 さて寝るか

「もう寝るぞ」
「うん、おやすみなさい」

シャワーを浴びている嫁はまだ酔いがさめてないようだ、いつもなら「おやすみ」なのに「おやすみなさい」とは


[9] Re: 密やかに咲く  最後のティッシュ :2020/07/22 (水) 02:25 ID:sc5Korr6 No.27622
超深夜です
夢中になって書いちゃいました
次は 知らぬが仏 其の二 ですが
作中の日付投稿時間は画像BBSの「59才括れFカップの彼女 カメラマンに寝取られて…  ヒロさん」から頂いた(無断複製)ものがほとんどです


[10] 知らぬが仏 其の二  最後のティッシュ :2020/07/22 (水) 02:27 ID:sc5Korr6 No.27623
先月の話しだが娘夫婦から真珠婚式というのだろうか結婚30周年のお祝いに温泉旅行をプレゼントされた
娘が真っ直ぐに育ってくれたのは良い母である妻の功績である、娘夫婦にも私達のような平穏な道を歩んでもらいたいものだ
荒波を越えるような人生は刺激的かもしれないが、たとえ退屈でも何でもない日々を一日づつ重ねていく平穏な人生が一番だと私は思う

「ただいま」

と玄関のドアを開けると妻が飛んできた

「あなた、聞いてください!」

何事だろうか

「どうした」
「公園に痴漢が出たらしいの 昨日の夜」
「痴漢?」
「そう、痴漢 雨合羽を着ていてその中は何も着ていなかったんですって そんな人が近所をウロウロしてるなんて・・・」
「そうか ま、昼間は出ないだろう 夜は私も居るからから心配する事はない」
「そうですけど・・・」

露出狂か、大した事はない 婦人に自分のイチモツを見せ、婦人の驚く顔を楽しむだけのちっぽけな男だ
しかし妻からすれば・・・
妻は少々ウブなところがある 年に二度ほどの夫婦の営みだが部屋を暗くするまで衣服を脱ごうとしない
薄明りの中での妻との行為は問題ないのだが事後が大変なのである 
衣服の在りかは分かれど纏う事は至難の業
パンツが裏を向いている事に気付くのは決まって朝のトイレの中である
平穏な日々の中で起こったハプニングは朝の食卓に笑い声を添え、向け合う笑顔は私達夫婦の絆を深めてくれる
まだ先は長い人生だが良き伴侶に恵まれた私に不安はない

とはいえ、私も男である 妻の目を盗んでインターネットの中にある卑猥なサイトを閲覧する事もしばしば
さて、今夜は・・・
私は「調べものがある」と偽って二階の部屋に入った、妻に怪しまれない程度の時間 それほど多くはない
制限されるからなのか、それとも未だ見ぬ何かへの期待からなのか 私の胸が高鳴る

久し振りに開いたそのサイトは一般人が自分で撮った写真を投稿する信じ難いサイトである
もちろん山や川といった風景ではない
婦人との行為を写真に収め、それを不特定多数の閲覧者に向け発信するという混沌としたサイトである
そこで私の目は一つのタイトルを捕らえ、操作するカーソルをそこに向けて走らせた

 【ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ / big cock (192)】

ほう、このスレッドオーナー big cockとは思い切った名を付けたものだ、それとも自信があるのか
よかろう、見てやろうではないか
しかし(192)とは大人気だな

 
 [1] スレッドオーナー: big cock :2020/07/15 (水) 00:19

 2年前の写真です。
 セフレの近所の奥さんが中出しOKになって記念に複数棒を与えた時の記録をアップします
 部屋に入って直ぐなのでまだコート着てます
 ちなみにこの時はまだ複数プレイの事は伝えてありません(笑)


なんとも酷い男だ、(笑)とはどういう心境なのか それに不親切だな、この婦人が現在54歳なのか写真を撮った時が54歳なのか
まあ、いい それより顔はモザイクで見えないが何所となく妻に似ている気がするな
以前はこんな髪型をしていたことがあったような なるほど、それで似ていると思ってしまったのか
よし、次だ


 [2] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ  big cock :2020/07/15 (水) 00:24

 もう一枚
 シャワー後にバスローブ姿でソファーでくつろいでます


 [3] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ  big cock :2020/07/15 (水) 00:42 

 垂れ乳をイタズラ
 うちの嫁よりは形も乳首の色も綺麗ですw


 [15] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ  big cock :2020/07/15 (水) 07:51

 おはようございます たくさんのレスありがとうございます
 垂れ乳をイタズラした後のご開帳です 近すぎて陰毛しか写ってませんけどw

 aaaさん、奥さんと知り合ったのは30年近く前ですがセフレになったのは10年前です ここまで長い付き合いになるとは思ってませんでした(^^;
 bbbさん、清楚な感じで綺麗系ですね
 cccさん、酔わせてやっちゃいましたww 昔から知ってたご近所さんで旦那さんとも知り合いなので大興奮でしたw


なんだと!酔わせて手籠めにしたのか!?
合意の下なのか?そうでなければ犯罪だぞ
いかんいかん、こういうものは多少のフィクションを加えることもある この世界を楽しむとしよう


 [25] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ  big cock :2020/07/15 (水) 11:06

 いよいよ男衆の登場です
 奥さんは驚いてましたね、反応が初々しくって惚れ直しました 今でもラブラブですよ(^^

 cccさん、町内会か何かの行事の打ち上げだったと思います 酔った勢いでカーセックスしちゃいましたw
 aaaさん、マンネリ気味で飽きてきてたんですがご近所さんなので別れ難くて、それで何となく他人妻に他人棒?そんな感じですw
 bbbさん、旦那さんはお堅いというか真面目な感じですね

ふむ、やはりな この男は飲んでいなかったのか?そんな筈あるまい この文面通りなら飲酒運転ということになる
いかんいかん、また悪い癖が


 [30] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ  big cock :2020/07/15 (水) 11:40

 ベッドの上で4人に囲まれて奥さんは緊張気味です
 モザイクで隠してありますが表情が硬いです


 [31] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ  big cock :2020/07/15 (水) 11:45

 キスされちゃいました
 うろ覚えですが、この時はまだ少し抵抗してた記憶があります


 [33] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ  big cock :2020/07/15 (水) 11:49

 古い写真です
 付き合い始めて最初のころです奥さんが40代の時ですね
 周りにモザイクかけてありますが旦那さんのベッドの上です
 他にはキッチンとかリビングとか色々、玄関とかトイレでもやりましたね、もちろん奥さんの家です
 今でもムラッときたらお邪魔してセックスしてますw


ふ〜む、なんとも言えんな・・・ これが事実ならご主人が可哀そうではないか・・・


 [73] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ  big cock :2020/07/17 (金) 21:42

 すいません、すこし開いてしまいました
 では続きです
 手を押さえられて大股開き 奥さんの体はオモチャにされちゃってます

 cccさん、もちろん中出しです、閉経マンコの特権ですねw
 aaaさん、時間を作りやすい仕事してますので平日の昼間にお邪魔してます
 dddさん、書き忘れましたが男衆もご近所さんです、今思えば奥さんはそれで驚いてたんでしょうね


ふっふっふ、何ともファンタスティックな 登場人物が全員ご近所とは面白い
しかしどうだろう、もし幾人ものご近所さんと身体の関係を持ってしまったら・・・ このご婦人は顔を上げて歩けんだろうな


 [85] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ  big cock :2020/07/17 (金) 22:02

 暴走モード
 男衆が好き勝手始めちゃいました(^^;
 

 [88] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ  big cock :2020/07/17 (金) 22:15

 男衆にバイブを与えてみました
 あとでアップしますがアナル用のディルドもあります 
 顔見知りの奥さんだからでしょうかね みんな凄く興奮していたことを覚えてます
 今日はここまでです


 [126] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ  big cock :2020/07/18 (土) 07:48

 おはようございます
 アナルにディルド、マンコにバイブ

 cccさん、奥さんのアナルは私が開発しました 確か2回目か3回目かの早い段階だったと思います指を突っ込みましたw
 dddさん、今では7人に増えて奥さんをシェアしてます みんなご近所さんです
 zzzさん、「100本ノック」ですか面白そうな企画ですね 交際BBSで募集します御住まいが近くなら一緒に企画を進めましょう
     

むうぅ・・・ こういうのは好きではないな 女性の身体を何だと思っとるのだ
コメントはフィクションだとしても写真は本物だろう あんなところにあんなものを挿れるなど・・・
しかし「100本ノック」とは・・・ 想像豊かというか何というか・・・

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 [185] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ  big cock :2020/07/22 (水) 00:36

 全員中出し完了!と思いきやAさんが2周目始めちゃいました(笑)
 ここから私も参加してアナルセックスしたり2穴同時にチャレンジしたりした記憶があります
 カメラマンの私が参加しちゃったので写真はありませんが(^^;
 
 [186] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ  big cock :2020/07/22 (水) 00:46

 最後です
 写真では分かり難いですがビクビク痙攣している奥さん、こんなの初めて見たので鮮明に覚えています
 たくさんのレスありがとうございました


ふう〜ぅ やりきれんな この婦人のご主人の事を思うとなんとも・・・

「あなたー そろそろですよ」

お、もうこんな時間か

ついつい時間を忘れてしまっていたが妻が階段の下から声を掛けてくれた
私がベッドに入る時間を考え歯を磨く時間を考慮し つくづく思う良い伴侶に恵まれたと
あのサイトの写真のような刺激は要らない、現実の世界では平穏が一番だ


[11] Re: 密やかに咲く  最後のティッシュ :2020/07/26 (日) 01:01 ID:cJ8eFA/6 No.27627
さて、自レスが続きオナニーの様相を呈してきましたがシゴキ続けます
今回は世にも奇妙な的な要素を入れてみましたが伝わるかどうか
とりあえず投稿します
タイトルは「理想の不倫」です


[12] 理想の不倫  最後のティッシュ :2020/07/26 (日) 01:02 ID:cJ8eFA/6 No.27628

  >ハイヒールでフロアタイルを鳴らしながらミーティングスペースに向かう女性
  >美しき来訪者に目を奪われた男性社員達は仕事の手を止め視線で彼女の行方を追った
  >スーツでも隠し切れない美しい体のライン 男性の心を射抜く端整な顔立ち
  >視線を顔に向けている者達は気付いていない 左手の薬指で輝くリングを
  >「競合相手を呼び出すなんて度胸あるわね、見直した でも、談合ならお断りよ」
  >「談合か それもいいが今の僕の上昇トレンドは貴女です この後ランチでも」
  >「おあいにく様、私は仕事にしかk


今日も別人の自分を作り出している

「ハァ・・・」

キーボードから指を離すと一つ溜め息をついた 実際の自分とは掛け離れた人物を創る事に少々お疲れ気味である
しかし作中の女性は理想とする自分であり、理想の自分を思うがままに描く事に夢中になっている

 もう、こんな時間 お昼は何にしよう・・・

パソコンの前に座りティッシュでメガネを拭く女性は 橘 美咲 34歳
容姿は普通である 髪型は肩まで伸びた黒髪を後ろで束ねている、他に特筆するような特徴は無い
敢えて言えば微妙にふくよかさんである 二人の娘は小学生、夫はそこそこの高給取り
以前はパートに出ていたが勤め先に気の合わない人がいて辞めてしまった
次の働き先を探してはいるが、それほど力を入れてないお気楽生活である
時間を持て余し辿り着いた趣味がエロサイトに投稿する小説を書く趣味作家なのだが、3作品目にしてマンネリ気味になってきている
美咲の作品は自分が抱く理想であり汚れを期待する受け手からすればソフト過ぎて反応が薄い
かといってハードな作品は苦手である、行為そのものより男と女の関係性を描写する事の方が好きなのだ
それに美咲は性の描写が少々苦手である 数多ある性行為は知識としては知っているが実際の経験は夫になった男性一人だけ
そんなものテキトーに書いとけばいいのだが、自分が理想とする男女関係の方が好きで一から想像する面倒事よりそちらに力を入れていた

 喫茶店でいいか

家、飲食店が並んでいるエリア、スーパーマーケット この一周1kmちょっとのトライアングルを一周する事が彼女の日課で
昼食に出る前には夕食の献立は決まっている というより年始には今夜の献立はほぼ決まっていた
年末に気合を入れて12の献立を考えたら後はそれの繰り返し、日曜日にカレーを作ったら次のカレーは金曜日
新鮮味が薄れる事はないと美咲は考えている 夫も娘もこのローテーションに気付いているが文句を言う事はない
そして彼女は今日も1kmちょっとのサイクリングに出かけた

喫茶店で昼食を摂り次はスーパーマーケットに向かういつもの道、道中にある公園のベンチで一休みしながら物思いにふける

 毎日同じことの繰り返し ハァ・・・ 何か面白いことないかな・・・

などと考えているが最短のルーティンワークを確立したのは自身であり自分で何とかするしかない

 そういえば腰のくびれ無くなりそうだけど 何か運動した方がいいのかな?

以前、意を決してウォーキングを始めた事があったが三日坊主で終わってしまっている 

 また今度考えればいいか 何か面白いことないかな・・・

色々考えてみるが結局は同じ道をグルグル回る事になり、同じ毎日の繰り返しとなるのであった
と、ここまでは繰り返してきた日々と同じだったが、この日は少し違った

「よお、姉ちゃん つまらなさそうな顔してんな」

 え?私のこと?

顔を横に向けると近付いてくるオジサンが目に入った
大柄な体躯に助平そうな顔つき ちょっと怖い

 えぇ・・・ この人誰? 怖いんですけど・・・

美咲は立ち上がるとオジサンに背を向け公園の入り口に置いてある自転車に向かおうとする
その美咲の背に向けてオジサンが一言

「別世界に連れてってやろうか」

 なにそれ 怖い 通報した方がいいかな? 怖い

通報すれば事案発生となるが、しかし面倒事を好まない美咲は逃げ帰っただけだった


夫が手酌で晩酌している、娘たちが夕食を食べ終え食器をキッチンの流しに運んでいる
夫の事は放っとけばいい、下の子のお風呂は上の子に任せとけばいい
放っとける事は放っとき、任せれる事は任せる
家族が集まれば母である美咲の家事は増えるが、それでも確立した最短のルーティンワークでこなしていく
一見すると時間を持て余す美咲は怠惰な性格だと思われがちだが、持て余すほどの時間を作れるのは美咲の才能が成せる業なのである
夜の家事の合間にできた時間、美咲の目はお気に入りのテレビドラマを映しているが頭の中では昼間の出来事がグルグルと回っていた




リビングの灯りを消して寝室に入ると、夫はベッドに座っていて隣に来るよう催促され
自分のベッドには上がらず夫のベッドに上がった美咲がメガネをはずし寝転ぶと夫は添い寝してくる
暫し抱き合い唇を重ねていると、夫の舌が美咲の唇をつついておねだりし美咲は唇を開き夫の舌を受け入れる
美咲の口の中で絡み合う二人の舌、腰にあったはずの夫の手が胸まで上がってきてパジャマの上から胸の小さな膨らみを掴んだ

「んふっ んふっ」

開いた小さな唇から甘い声が漏れだすと、胸を揉んでいた手はパジャマを捲りナイトブラに包まれた二つ膨らみを愛ではじめる
二つの膨らみは御世辞にも大きいとは言えない、それでいて結婚当初にはあった腰のくびれも消滅寸前
追い打ちをかけるように美咲はセックスに対して積極的では無い、嫌いというわけでは無くセックスは好きなのだが基本は受け身
そんな美咲だが不定期ながら週に一回以上の頻度で夫は抱いてくれる、奮い立たせる努力をせずとも勝手に抱いてくれる夫に甘えているのだ
胸を揉んでくれている手に美咲は自身の手を重ねた
そんな僅かな反応でも夫は嬉しく思う、今では出会った頃のような激しい恋愛の感情はないが
側で美咲を見ているうちに愛から姿を変えて生まれた愛情というものを彼女に注いでいる 
夫が悪い 少々の事には目を瞑り少々の欲求は口を噤んで飲み込み美咲の好きにさせている そんなだから美咲が甘えてしまうのだ

ベッドの横にあるテーブルには美咲が掛けていたメガネが置いてあり、その横にたたずみ輝いているテーブルランプがベッドの二人を照らしている
抱き合う二人は既に一糸纏わぬ姿になっているが、それでも尚舌を絡め合っている
ようやく離れた二人の唇、夫の頭が仰向けに寝た美咲の胸へと向かい柔らかい膨らみに顔を擦りつけた
小さなオッパイだがそれは夫にとって問題にすらならない 大きさや形といったものは関係なく美咲のオッパイが好きなのだ
美咲は胸に柔らかい温もりを感じた それは夫の舌で乳房を舐め乳首を転がす

「あんっ あんっ・・・」

微かな喘ぎ声、美咲の乳首が固くなっている事は夫の舌も承知している
愛撫している乳首からは離れた所にある陰毛の茂み、そこに隠された秘部の割れ目には愛液が滲み出てきていると思われるが
暫くの間、夫の舌は美咲の乳首を堪能した

「あっ・・・ あっ・・・」

美咲の喘ぎ声が変わると愛撫は湿気を帯びた秘部へと移る
少々深い陰毛の茂みに鼻を押し付けクリトリスを唇で覆った

「あんッ」

ひとつ喘ぎの声を上げて続く愛撫を待つ このあと何をされるか美咲は分かっている
濡れた襞を舌で掻き分け始めた夫も美咲を絶頂に導く手順を把握している
舌の先はクリトリスと膣口を何度も往復し、肉の花弁から滴った愛液が肛門を濡らし始めるとそろそろ頃合いだ
夫の指先が膣口を撫でる

「んんっ」

入り口を撫でていた指が慎重に奥へと進み始める
膣内に溢れている愛液が指の侵入を難無くさせているが、愛情あふれる指は愛する者を傷つけまいと優しく進み
指全体が愛液を貯えた膣に包まれると次は熱く柔らかい肉の壁を撫で始める

「ああぁ・・・ ああぁ・・・」

無償の愛、その指は何の見返りも求めていない
只々美咲に気持ち良くなって貰いたいだけだが、ご褒美であるかのように湧いて出た愛液が指に絡み付いてくる
美咲が気持ち良くなってくれている、夫にとってこれ以上のご褒美は無い
このまま美咲を絶頂に導く事はできるのだが頃合いを見て膣から抜け出た

呼吸を乱した美咲は胸を大きく上下させている メガネをはずした目に映っているのはスタンドライトに照らされたぼやけた天上
耳にコンドームの封を切る音が入ってくると目を瞑り夫と一つになるその時を待った
お腹を撫でられる、それは「挿れるよ」という夫からの合図
薄皮のゴムを被ったそれはゆっくりと入ってくる 指でほぐされ愛液を纏った膣はそれを容易に受け入れる

「ううぅ・・・」

夫は美咲の反応を見ながら腰を動かし始めた

「あっ あんっ あっ あんっ」

なんと愛おしい姿だろうか 頭の下にある枕を両手で掴み眉間にシワを寄せて目を瞑っているが幸せそうな表情だ
小さな胸に腰はくびれが有るか無いかわからない幼児体型だが、それも愛おしい
夫からすれば美咲がいかなる容姿でも関係ないのだ 性格や一緒に過ごした今までの時間も含めた美咲という女性に好意を持っている
体を前に倒し美咲に抱き付くと枕を掴んでいた小さな手が背中に周ってくる

「愛してるよ」
「うんっ あんっ」

セックス中に夫が囁いた唯一の言葉に美咲が応えた
とめどなく湧いてくる愛液を掻き混ぜるようにゴムの皮を被ったチンポが膣内で躍動する

「ああっ ああっ ああんっ」

大きくなった美咲の喘ぎ声は火に油を注ぐかのように夫の興奮を高め、膣を突き上げるチンポに力を与える

「んんッ んんッ いきそうッ いくッ」

その喘ぎは火にガソリンである
快感に身体の自由を奪われた美咲は、力強さを増して突き上げてくるチンポを受け止めることしかできない

「んッんーッ!  あはぁ あはぁぁ」

美咲は絶頂し夫は果てた、美咲の膣はゴム皮を被ったチンポから精液を搾り取ろうと収縮している
抱き合ったまま余韻に浸る二人、一緒にオーガズムを得た今夜は良いセックスだった

 まだ気持ち良い・・・ 今日も良かった 次はいつかな・・・

夫意外の男を知らない美咲、結婚して12年経つが今も夫に身体を求められ続けている
長女を産んだ後にセックスが良くなった そのセックスでは必ずと言っていい程に絶頂を迎え、時には二度の絶頂を得る事もある
これが普通の夫婦、これが普通のセックスだと思っている贅沢な女だ


[13] 理想の不倫  最後のティッシュ :2020/07/26 (日) 01:03 ID:cJ8eFA/6 No.27629

  >厚い雲に覆われた空を見上げ降り出した雨に向けて溜め息をひとつ
  >「お待たせしました」
  >「私も今来たところ 行きましょ」
  >あまり乗り気でない昼食は何度断っても誘ってくるので一度だけという約束で承諾した
  >目も合わせずに敬遠しながら傘を開いたが相手の方が一枚上手だったようだ
  >開いたばかりの傘に入って来たかと思うと二人の肩はすれ違い、腰に手を回され体を引き寄せられる
  >「すみません、傘を忘れてしまって 予約したレストランは近くですので少しの間だけ」
  >「何考えてるのよ・・・」
  >腰を掴んで離さない手 言いたい事は山ほどあるが何故か言葉にならなかった
  >ただ、これ以上彼に深入りしないよう心にk


 あ、雨降ってきた 嫌だなぁ・・・

美咲は手を止め窓を眺めながら溜め息をついた
そして悩む、レインコートを着て自転車で出かけるか傘を差して歩くか
自分で昼食を用意するという選択肢は当然の如く無い

 う〜ん・・・ 自転車で行こうかな

嫌々でも仕方なしにレインコートを纏い自転車にまたがる
家を出た時、降る雨は小雨だったがファミレスを出た時には本降りになっていた

 もお・・・ さっきまで小降りだったのに

スーパーに向かう美咲はレインコートを纏っているが、それでも顔に掛る雨が鬱陶しいしメガネ越しの視界がぼやける
ペダルを漕ぐスニーカーの中から水で濡れたような感覚が伝わってきている
堪らず途中の公園に立ち寄りトイレに入って雨宿りする事にした
レインコートを纏ったままバッグを入れたビニール袋を持ちトイレに駆け込む
男女共用の手洗い場がある少し大きめのトイレ、そこで雨が小降りになるのを待つことにしたのだが
トイレの出入り口に立って空を眺める美咲に聞き覚えのある声が掛った

「よお、姉ちゃん また会ったな」

振り向いた美咲が見た物は、美咲が立つ出入り口とは反対側にある出入り口に立つ傘を持ったオジサン
そのオジサンがゆっくりと美咲に近付いてくる

 ええっ! なんでいるの!? 怖い!

雨の中に飛び出そうとする美咲

「待ちな 話をしようじゃねぇか」

そんな言葉は無視して逃げればいいのだが、美咲は何故か足を止めてしまった

「止まってくれてありがとよ」
「あの・・・それで・・・ 何か用ですか?」
「ああ、あんた毎日同じ時間に公園の前を通ってるな」
「はい・・・」
「毎日毎日同じ事を繰り返してるんじゃねぇのか?」
「別に・・・」
「そうか、それならいい」

 え?いいの?

オジサンは美咲に何かしようとする様子は無い、二人は並んで空を眺めた
それほど背が高くない美咲と大柄なオジサンの背丈は30cmぐらい差があるだろうか
オジサンが変な気を起こせば美咲は抵抗したとしても一溜りもないだろう
しかし最初は怖いと思った美咲だがオジサンの雰囲気に慣れたのか少し気を緩めた
美咲の腰の辺りだった、美咲の気の緩みを察したかのように濡れたレインコートにオジサンの手が掛かり引き寄せられる

「ひいっ」

思わず声を出してしまったが恐怖で体が動かない

「怖いか?怖いだろ この雨だ、ちょっとぐらい声出しても周りに人は居ないぞ」 

 うそっ!もしかして何かされちゃう!?

「あの・・・ あの・・・」
「なんだ?」
「離してください・・・」
「いやだね こっちにこい」
「え?え?」

ビニール袋を持っている手を掴まれ、出入り口に立っていた美咲はトイレの奥に引き込まれた

 なに!?なにされるの!? 

「そんなに怖がるな 別にレイプしようってんじゃねぇから」

 うそ!絶対うそ!

「ほらよ」

美咲に抱き付いたオジサンの手がレインコートの上から胸を掴んだ

「ひいいっ!」
「どうだ?家の外でこんなことされた事あるか?」
「ないっ ないっ」
「そうか、初体験か 見て見ろ」

言われるまま顔をあげると手洗い場の鏡に自分が映っていて、鏡の向こうの自分とメガネ越しに目が合う
上半身を映す鏡の中の自分は僅かに濡れた髪でレインコートを纏い、その胸ではオジサンの大きな手が指を立てて動いている
その鏡に映っていない部分でオジサンの手が悪戯を始めた
レインコートを捲り上げられ手が入ってきた所は美咲の下腹部

「ほらっ 脚を広げろ」
「はい・・・ お願いですから・・・」
「いいから広げろ」
「はい・・・」

 犯される・・・ レイプされる・・・ 誰か来て

抱き付かれた時に美咲は察していた、このオジサンの腕力には抗えない
下手すれば殺されてしまうかも とも思っていた
手に持ったビニール袋を強く握りしめながら脚を開くと
開いた股の間にオジサンの手が入ってきてレギンスパンツの上から秘部を包んだ

「心配するな 姉ちゃんのマンコにはこれ以上の事はしねぇ」
「本当に・・・」
「ああ、だから楽しめ」

 そんなこと言われても・・・

そして当然の流れであるかのように股にある大きな手がパンツの上から秘部を揉みだした

 してるっ してるっ 変なことしてるっ

「あのっ あのっ ちょっと・・・」
「どうした?」
「下の手・・・ 動いて・・・」
「そりゃそうだろ、股を持ったら揉むだろ」
「でも・・・さっき・・・」
「なんだ?」
「いえ・・・なんでもないです・・・」

 怖い・・・

美咲の股にある大きな手はパンツの中にある秘部を求めるかのように指を突き立てて鷲掴みにし
レギンスパンツとパンティーの防御を無視して股間に圧力をかけてくる

「ううぅ・・・ ううぅ・・・」

 どうなってるの?わたしの大事なところどうなってるの・・・

「どうだ、人が来たら見られちまうんだぞ」
「はい・・・」
「興奮するだろ」
「いえ・・・ それは流石に・・・」
「よし、次いくか」
「え?」

 次?って何?

胸と股から離れた手が脇に入ってきて掴まれるとスニーカーが床から離れ、子供をあやすように体は軽々と持ち上げられた
そしてレインコートを纏ったお尻は手洗い場の淵に置かれる

「よし、これでいいか 落ちるなよ」

 ええぇ・・・ 大丈夫? 私・・・少し重いけど・・・ 壊れない?

そんな心配は今することじゃないが、そんな呑気な心配をしている美咲の前に跪いたオジサンは目の前の足首を掴む

「姉ちゃん、足を舐められた事はあるか?」
「あし・・・ 太腿なら・・・」
「そうじゃねぇ 足の指とか足の裏とかの足だよ」

そう言ってオジサンは掴んだ足についているスニーカーをポンポンと叩いた

「えぇ・・・ そんな所・・・」
「無いか じゃぁこれも初体験だな」
「え?」

掴まれている足からスニーカーを脱がされ靴下も脱がされて濡れた美咲の足がオジサンの目に晒される

「あの・・・ 舐めるって・・・」
「言葉の通りだよ」
「でも・・・」

濡れて輝く美咲の足にオジサンの顔が近付いたかと思った次の瞬間、親指の先に生温かく柔らかいものが触れた

「あのっ 汚いです 汚いですから・・・」
「そんな事はねぇよ 綺麗で可愛い足だ 俺は好きだよ」
「そんな・・・」

一度離れてしまった舌が再び親指の先に触れると、濡れて冷たくなっていた足の先を生温かい舌が這った
指の腹を撫でるように這ったり指の股を割るように入ってきたりと、冷えた足を温めるかのように優しく丁寧に這いまわる

 なにこれ・・・気持ち悪い でも・・・気持ちいいかも・・・

美咲は初めて味わう感覚に目を瞑り足の先の神経でオジサンの舌を追う
親指から中指まで温かいものに包まれた、おそらくオジサンの口の中に入ったのだろう
その中で先程よりも更に丁寧に舐め回される足の指、そしてハーモニカを吹くようにオジサンの口は小指の方へと移ってゆく

「ふぅ・・・ ふぅ・・・」

快感というほどではない、こそばゆいというか感触がいいというか
喘ぎというより甘えのような声を美咲は漏らしている
それは足の先から伝わってくるオジサンの舌使いのせいだった
乱暴な意思は伝わってこない、優しく丁寧な舌使いが美咲の心を解かしたのだ

足の指を咥えていた口が甲へと移り舐め回す、そして足の裏へと移ってゆく
土踏まずから踵まで温かく柔らかい舌が這いまわり、美咲はその初体験を堪能した

「よし、次だ もう片方も舐めるぞ」
「うん」

もう心配はしていない、美咲はオジサンに次の足を委ねる

「美味しい足だったよ ありがとな」と言われた後は靴下もスニーカーも履かせてもらい
トイレの出入り口に並んで立つと二人は空を見上げた

「小降りになりましたね」
「そうだな、俺は帰る またな」
「はい」

自分から話しかけた、その心境の変化に美咲は気付いていない
そして美咲は気付かなかった、手洗い場の鏡の前で股間を弄られていた時 その表情に嫌悪は無かったことを

いつもの道を一周して家に戻った時、いつもより遅い時間になっていたが夕食の仕度までには余裕がある
シャワーを浴びて髪を乾かしても娘たちが帰ってくる時間には余裕で間に合った
毎日繰り返しているルーティンワーク、今夜も昨日と大差ない家族の風景
いつもと大きく違っていたのは美咲の心だけだった

 明日も会えるかな・・・

会えなかった、次の日もその次の日も 出掛ける前は軽く足をシャワーで流したが会う事は叶わなかった
そうして美咲は徐々に平常を取り戻していく


[14] 理想の不倫  最後のティッシュ :2020/07/26 (日) 01:04 ID:cJ8eFA/6 No.27630

  >夜景を背景に二人はグラスを合わせる
  >彼とディナーを共にするには夫に嘘をつかねばならない
  >今夜だけ そう自分に誓ったのは今夜が二度目 一度自分との誓いを破っている
  >いい加減自分の事が嫌になる、本当の気持ちが分からない
  >「流石です、クライアントの興味はそちらに傾いている 今回も」
  >「やめて、そういうのは無し 料理を楽しみましょ」
  >ディナーの誘いに乗ったのは二度目で油断があった事は否定しない それでも
  >タクシー乗り場に向かう道 人の流れが途切れた瞬間
  >目眩のような感覚は彼に引き寄せられ揺れた体のせい
  >迫る唇を拒まなかったのは揺れる私の心のせい
  >その唇を受け入れれば本当の自分の気持ちを知る事ができる
  >そう思った
  >心に纏った鎧を脱ぎ捨て裸の心で彼の唇を受けとめる
  >その時見えた本当の気持ち それは家族の事を想えば到底受け入れる事はできない気持ちだった
  >彼と二人きりになるのはこれが最後 そう心にt


「つまんない・・・」

キーボードから指を離すと思わず呟いてしまった
刺激的な時間を経験した後の平凡な時間は退屈である
メガネに付いた汚れをティッシュで拭き取ると服を着替え今日も一周1kmちょっとのサイクリングに出かけた

 ハァ・・・ ほんとヤバイ 腰のくびれ無くなっちゃう・・・ まだあるよね?

いつもの公園で他愛もないことを考えていた
小さな子供を連れた親子が何組か目に入っている
娘たちが小さかった頃は随分振り回されたが、成長したらしたで学校の行事やらなんやらで振り回される事がある

 そういえば週末に町内会で清掃が・・・ 面倒くさいな・・・

この先に待つ逃れられないイベントを思い出して一つ溜め息をつきスーパーに向かおうとした時だった

「よお、姉ちゃん」
「あっ」

 オジサン!

「どうだ、最近の調子は」
「いつも通りです」
「そうか 退屈してるのか」
「そんなこと言ってませんけど・・・」
「顔がそう言ってるじゃねぇか よし、行くか」
「え?でも今日は人が」
「トイレじゃねぇよ、あっちだ ついて来い」

 もお・・・ 声が大きい・・・

オジサンの広い背中を見ながら歩く美咲の鼓動が少しづつ速まっていく
広場を越えた所にある短い遊歩道的な小道、そこに入ると一つベンチが設置されていてオジサンはそこに腰かける
実は美咲もこのベンチの存在を知っていた、わりとお気に入りの場所である

「まぁ、座れ」
「はい」

言われるままベンチに腰かけてゆっくりと息を吐いた

「なんだよ、もうちょっと寄れよ」
「うん・・・」

美咲の腕とオジサンの腕がくっつく

「良いところだろ 周りからは見えねぇ」
「いえ、見えてますけど・・・」

広場と小道の間には植木が植えられているが広場で遊ぶ親子の姿を見る事ができている

「大丈夫だ、顔しか見えてねぇから」
「そうですけど・・・」
「それによ、ここなら人が近付いて来ねぇか見張れるからな いい所だろ」
「あ、そうですね」

美咲がそう答えるとオジサンの手が太腿を摩り始めた
肉付きが良くなった脚を隠すために買ったゆとりのあるカジュアルなパンツにオジサンの手がシワを作る
季節に合わせた薄手の生地はオジサンの手の温もりを容易に伝えてくる

「なにかして欲しい事はあるか?」
「別に・・・」
「そうか、お任せってことだな」
「うん」

 足を舐めて欲しいかも・・・

「足を舐めるぞ 見張っとけよ」
「うん」

オジサンが美咲の前でうずくまると、美咲は視線を前に向け広場を眺めた
目に映っているのはいつも眺めている広場の光景
足の先からは柔らかい舌の感触が伝わってくる
オジサンは見た目と違って優しい これぐらいなら浮気じゃない
そう思う事が油断を招いた
ベンチには脱いだ靴と靴下が置いてありオジサンは美咲の足を舐めているはずだった
美咲の視界が揺れたかと思えば次は青空を眺めている
そして青空を背景に覗きこんでくるオジサンの顔
美咲は声を上げる間も与えられずベンチに押し倒されたのだ

「えっ?なに?」
「姉ちゃんよ、油断はよくねぇえな」

起き上がろうとした美咲だが簡単にベンチに押しつけられ、ついでにと言わんばかりに胸を揉まれる

「ちょ・・・ ちょと・・・」
「暴れるな、変に思われるぞ 向こうから俺は見えてるからな」
「いや・・・」
「よしよし、いい娘だ 乱暴な事はしねぇから大人しくしてろ」

  ええぇ・・・ されてるし・・・

胸を揉んでいたオジサンの手が美咲のシャツを捲り、ついでにピンク色のブラジャーも捲り上げる

 うそ・・・ オッパイ出しちゃった・・・

それだけでは済まない、青空の下晒された美咲の胸はオジサンの両手に包まれ揉みあげられた

 いや・・・ いや・・・

美咲の胸を揉む大きな手は易々と小さなオッパイを隠している
こんな大きな手に胸を触られるのは勿論初めてで、夫とは違う愛撫に戸惑いを感じていた

「心配するな 俺が見張ってってやるからよ、楽しめ」

 そんな事言われても・・・ いや・・・ いや・・・ あれ・・・

「んっ・・・ んっ・・・」

 あぁ 大きな手・・・ いいかも・・・

「いいね よく使われてる良いオッパイだ、後でもっといい事してやるからな」

 もっと?どんなこと?

「んっ んっ あっ」

少しづつ強さを増す大きな手は揉んでいるオッパイだけに留まらず、周囲に貯えた余分なお肉も揺らし始める

 ちょ・・・ 強いっ 強いっ

「うっ ううっ あうっ」

初めてだった 青空の下で愛撫を受ける事もそうだが、それよりも乱暴に胸を揉まれる事は美咲にとって初めての経験だった

「まって あうっ 強いっ ううっ」
「どうだ 好きか?嫌いか?」

 こんなの・・・ こんなの・・・

「好き・・・かも・・・ あうっ」

耳に入ってくるセミの声、その鳴き声の大きさに少しぐらいなら声を出しても大丈夫と感じた美咲は与えられる快感に任せて喘いだ

「あううっ ああぅ あううっ」

初めて出した苦しみが混じったような喘ぎ声、夫には聞かせた事のない声をオジサンに聞かれているが
そんな事どうでもよくなっている
オジサンの手が胸から離れると苦しみの快感から解放され、閉じていた目を開けて青空を眺めた

 あ・・・ オジサンの手がパンツに・・・

「えっ?オジサン!?」
「そのまま寝てろ」
「でもっ でもっ」
「いいから動くな」

オジサンが指に掛けたのはウエストがゴムのらくちんパンツ、簡単に履ける美咲のお気に入り
勿論、脱ぐのも簡単なのである

「だめっ やめてっ」

と言ってる間に膝の下まで下ろされた
それだけで終わるはずがない ブラジャーがピンクならパンティーもピンク
そのピンクのパンティーに指が掛る、もちろん美咲は抵抗したがそんなものオジサンからすれば無抵抗に等しい
パンツとパンティーを脚から抜かれた後は、胸の上にある捲り上げられたままのシャツとブラジャーを剥ぎ取られ仕上げられた
顔にメガネは残っているが、いわゆる素っ裸という状態である

「どうだ 人が来たら姉ちゃんの人生終わりだぞ」
「酷い・・・」
「人生の中で昼間の公園で真っ裸になったことあったか?ないだろ」
「服を・・・」
「またまた初体験ってわけだ 興奮してきただろ」
「お願い・・・服を・・・」
「よし、次だ 脚を広げろ」

 聞いてくれない・・・ 終わった、私の人生終わった・・・

体を起こせば人に見られる、騒げば人の注意を引くことになる もう祈りながら言われた通りにするしかない
ベンチに背中を預けて足を開き、ベンチから出た足の先は地面に下ろす
しかし下ろした足はオジサンの手によって持ち上げられ、股間が上を向いたところで脚をいっぱいに広げられた

「どうだ、まんぐり返しだぞ お天道様に全部見てもらえ」

 嗚呼、空が青い・・・ オマンコ見られちゃってる・・・

「ケツの穴が丸見えで良い眺めだ」

 そっち!?

「おおっ ヒクヒクしてるぞ」

 見ないで・・・ 見ないで・・・

「何か臭わねぇか」

 出掛ける前にウンチしました・・・

「何かついてるな ちり紙か?」

 ちり紙・・・ お尻を洗った後に拭きましたけど・・・

空は鮮やかな青、それまでの人生で考えもしなかったところにまで陽の光が刺さってくる

「おぼこい身体してるのにマン毛ぼーぼーだな、ちゃんと洗ってるか?」

 なんでそんなこと言うの・・・

「よし、マンコを日干ししてやる」

 日干しって・・・ 

「どうだ 気分良いだろ」
「うん・・・ いいかも・・・」

 凄い解放感・・・ なにこれ・・・

「だめだな 干してるのにマンコがどんどん濡れてきやがる はっはっは」

 笑えない・・・

向けないようにしていた視線を自分の股に向けると、ちょうどオジサンが陰毛の茂みに顔を近付けている最中だった

「おお、いいね 女の臭いだ」
「んっ・・・」

開いた股の間に柔らかい舌が這う、それは滲み出た愛液を舐め取っただけで直ぐに美咲は解放された

オジサンと並んでベンチに座る美咲は服を着ているが、まだ放心に近い状態のようだ
心の疲労は身体も疲労させ、オジサンの肩に頭を預けて目の前にある植木の緑を眺めている

「すまなかった、ちょっと刺激が強すぎたか」
「うん・・・」
「悪くはなかっただろ」
「うん・・・」
「もう少し休むか?」
「うん」

肩に置いたままの頭 美咲は疲労を理由にオジサンに甘え、オジサンは美咲の心が回復するまで寄り添う

その夜、美咲は夫に求められた
いつもと同じ愛撫、いつもと同じようなセックスだったが美咲は二度の絶頂を得る事ができ
二人はいつもより少し長い抱擁で余韻に浸った

次の日、美咲は公園には寄らずに真っ直ぐスーパーに向かった
夫の愛情を一身に受けた翌日、抱き合い二人で余韻に浸った夢見心地の時間は記憶に新しい さすがに後ろめたさを感じている
その次の日、美咲は公園のベンチでオジサンを待った その次の日も その次の日も 
そしてその次の日もオジサンを待ったがオジサンが現れる事は無かった


[15] 理想の不倫  最後のティッシュ :2020/07/26 (日) 01:05 ID:cJ8eFA/6 No.27631

  >最初のキスは不意を突かれた
  >これが最後のキス 何度そう自分に誓っただろう
  >今日も自らキスを求めてしまっている
  >彼の唇から離れると必ず感じる不安
  >私の中にいるもう一人の私、目の前にある最後の扉に手を伸ばそうとしている私の存在が怖い
  >「この後・・・」
  >「ごめんなさい、もう帰らないと・・・」
  >「そうだね、僕を待つ家族は居ないが君を待つ家族は居る 短い時間でも一人の女性に戻ってくれた事に感謝してる」
  >「感謝だなんて そんな他人行儀n


 オジサンどうしちゃったのかな・・・

久し振りにパソコンに向かっていた美咲だったがオジサンの事を考え手を止めた

 ん〜・・・ どうしよう、シャワー面倒だな・・・ うん、今日はナシしで

毎日のルーティンワークに組み込まれようとしていた出かける前のシャワーが却下される
オジサンに会えないのに体を洗って出かける事に意味はない 全くもって無駄である と美咲は考えた

 もういい ぜんぜん会えないし もぉ・・・

そして、ごきげん斜めである 美咲の中でオジサンはオナペットあるいわバター犬という地位を得ようとしていた
そのお気に入りのペットに会えなくて欲求不満気味である
玄関を出て空を見上げれば曇り空、天気予報では雨は降らない事になっているがレインコートを積んだ自転車に跨った


ポツポツと降ってきた雨が灰色の空に向いた顔に当たる
上を向いたメガネにも数敵の雨粒が当たり視界がぼやける
茂みの中のベンチに仰向けに寝転んだ美咲は少々肉付きの良い脚を露わにし
掴まれて開かれた脚の間にはオジサンが顔を埋めている

「ふうっ ふうっ ふうんっ」

上半身は衣服を纏ったままだが、胸に置いた手が握りしめているのは30分前までは秘部を覆っていたパンティーだ

 食べられちゃう・・・ 大事な所が食べられちゃう・・・

そしてパンティーに代わり美咲の秘部を覆っているのはオジサンの唇である
濃いめの陰毛に鼻を押し付け、粗暴にかぶりついた秘部に乱暴している
乱暴、その言葉通り唇と舌を強く押し付け舐め回している
魚の尾の如く左右に動く舌は肉の花弁を押し開き
時にはクリトリスを強く吸う唇、尖った舌が膣に侵入するが如く入り口を強く押してくることもある

「あふっ あふっ オジ・・・オジサン・・・」

 なんで今日なの・・・ 洗ってないお尻の穴舐められちゃったし・・・足も・・・


それは突然の再会だった
オジサンとの思い出のベンチに座り広場を眺めていた時に現れたオジサンは
挨拶もそこそこに美咲が下半身に身に着けていたもの全てを剥ぎ取り足を舐め回した
どうしてなの・・・今日にかぎって・・・ 美咲の頭の中でどこか聞き覚えのある台詞がリフレインした事は言うまでもない


乱暴されている秘部から滴った愛液と唾液が混ざったものは肛門を濡らしてベンチまで垂れ流れている

 凄いっ クリトリスが クリトリスが だめっ

「あっ ああっ あっ」

美咲の下腹部が鋭い刺激で震えだすとオジサンの舌も調子を上げる

「あッ あッ イクッ イクッ」

 いっちゃう・・・

「ああんッ!」

美咲が絶頂した事を感じ取ったオジサンは股から離れた

「どうだ 良かっただろ」
「うん」

鋭く強い絶頂だったが落ち着くのも早い 美咲の身体はオーガズムの余韻から回復しかけているが寝転んだまま空を眺めている

「よし、履かせてやる」

美咲の手から奪ったパンティーをオジサンは裸の脚に通していく

「ほら、ケツ上げろ」
「うん」

こんな感じでズボンも靴下も靴も履かせてもらって、ようやく美咲は身体を起こして雨粒が付いたメガネを拭いた
雨は上がって雲の隙間から青空が顔を覗かせている ベンチでは二人並んで誰もいない広場を眺めている

「どうして今まで来なかったんですか?」
「ん?姉ちゃんが俺に会いたくなったらいつでも会ってやるぞ」
「うん・・・」

 答えになってないし 意味分からないし

「次はいつ会いたいんだ?」
「んー・・・ 明日・・・」
「はっはっは、ドスケベだな いい事だ」
「別にドスケベじゃないですけど・・・」
「自分じゃ分からねぇか 女はスケベだが姉ちゃんは特にスケベだ、いい事なんだぞ」
「もうその話はいいです・・・」
「それでよ 明日はフェラチオしてくれ、フェラチオぐらい出来るだろ」
「えっ?」
  ・
  ・
  ・


美咲は茂みのベンチに座って広場を眺めたり流れる雲を眺めたりしている
昨日、今日もオジサンと会う約束はしたがフェラチオを求められた

 どうしよう・・・ 二回ぐらいしかしたことないんだけど・・・ それよりやっちゃっていいの?浮気にならない?ギリ大丈夫?

オジサンを待ちつつ美咲は既に広がっている浮気のグレーゾーンを更に広げる努力をしていた

「お、来てるな」
「あ、オジサン」
「昨日の様子じゃ来てくれねぇかと思ってたんだがな ありがとよ」
「別にお礼は良いです」
「そうか、それじゃぁ早速」

そう言いながらオジサンがズボンを下げる

 ちょ、まだ心の準備が

と考えてる間にパンツを降ろしイチモツが顔を出す
それは夫の物しか知らなかった美咲に衝撃を与えるにはじゅうぶんなイチモツであった

 え・・・ なに・・・ これっておチンチンですよね・・・

「どうだ、驚いたか 八寸釘って呼ばれてる自慢のチンポだ」

 え?釘は分かるけど、八寸?なにそれ それより何か大きい気がするんですけど・・・

「起ったらもっと大きくなるぞ 楽しみだろ」
「これは・・・ちょと・・・」

 なんか怖い・・・

「どうした?だめか?」
「うん ごめんなさい・・・」
「それじゃ仕方ねぇな 別に姉ちゃんを嫌な気分にさせるつもりはねぇからよ」
「いいんですか?」
「ああ、いいぞ」

 本当にいいの?もう会わないとか言わない?

「本当にいいの?」
「なんだ、しつこいな その調子じゃフェラチオもねっとりしつこいんだろ 勿体ない事したな はっはっは」
「もう何にも言いません・・・」

その日は二人で並んでベンチに座り公園を眺めるだけだった


[16] 理想の不倫  最後のティッシュ :2020/07/26 (日) 01:07 ID:cJ8eFA/6 No.27632
  >先日、彼に別れを告げた
  >自宅から離れた出張先のビジネスホテルの部屋 もう彼から誘われる事はない会う事もない
  >今まで家族を裏切っていた自分を見つめ直せるいい機会のはずだった
  >ドアをノックする音
  >不審に思いながらもドアを開けてしまった事で、後戻りできない道に足を踏み入れる事になる
  >「あなたは!」
  >「この気持ち抑える事ができない あなたに会うためなら如何なる労力も惜しみません」
  >「もう貴方とは終わったの 帰って!」
  >ドアを閉める事より後退りする事を選んだのは間違いだった
  >彼を部屋に招き入れる事となり そして抱き締められる
  >「だめよ・・・ おねがい・・・ これ以上は・・・」
  >抱き合う二人はベッドに倒れ込んだが、抵抗する力が湧いてこない
  >「おねがい、これ以上されたら自分を抑えきれない おねがいだから」
  >懇願虚しく唇が重なり合うと、それまで守っていたもの守ろうとしていたものが心の中で弾け飛んだ
  >幾度となく唇を重ねながら衣服を脱いでいく
  >一糸纏わぬ姿で抱き合う二人は愛の言葉を囁き合い そして一つになる
  >業火に焼かれることも厭わぬ背徳の行為は愛の炎を一層燃え上がらせた


 これぐらいでいいかな 後は何行かエンディング書いて終わりにしよ

最近の美咲は調子がいい、毎日という訳ではないが美咲が公園に寄った日は三回に二回ぐらいの割合でオジサンに会え
ほぼ思い通りにオジサンに可愛がってもらってるからだ
もちろん夜は夫に求められる日もある、そしてセックスでは必ずと言っていい程絶頂に導かれる
それとは別腹と言わんばかりにオジサンを求めるのは刺激的だからである

 今日も会えるかな?何されるかな?一昨日はずっとお尻の穴舐められてたけど・・・

バスルームに向かおうとした美咲の耳にインターホンの音が入ってきた

 もお、誰よ・・・

とりあえずモニターを覗いてみた

 オジサン!なんで!?

恐る恐る玄関に向かい、そしてドアを開けた

「よお、来てやったぞ」
「あの・・・どうして?」
「来て欲しかったんだろ とりあえず上がるぞ」
「ええ? ちょっと! オジサン、まって!」

抵抗虚しく入り込んできたオジサンは自らの手で玄関のドアを閉めると
美咲の慌てふためく姿を気にも留めない様子で靴を脱ぎ上がり込んでくる

「オジサン!」
「なんだ、お姫様抱っこしてほしいのか?」
「え?」

オジサンの手が美咲の腰に回ってきたかと思えばそのまま肩に担ぎ上げられた

「よし」

 ええぇ・・・ これ抱っこじゃなくて・・・

「オジサン 何しにウチに・・・」
「寝室はこっちだな」
「え?何で知ってるの?」

オジサンは知っていた、扉を開けたそこは寝室
美咲を担いだままオジサンは掛布団を床に払い除けた、それは美咲のベッド
そして、美咲の身体はベッドの上に下ろされた

「よし、やるか」
「なにを・・・」

迫るオジサンの圧力に思わずベッドの上で後退りした美咲だが、足を掴まれると簡単に引き戻された
覆い被さってきた巨躯に対抗する力はない、抱き付かれた美咲は身動きが取れなくなる

「姉ちゃんの身体は抱き心地がいいな」
「オジ・・・オジサン・・・ なに、何しに・・・」
「あ?セックスしに来てやったんじゃねぇか」
「え? うそ! 今日はだめっ 今日は絶対にだめっ」
「ん?何言ってるだ お前が望んだ事だろ」
「え?」

 なに言ってるの・・・ 怖い 何か怖い

「メガネが邪魔だな」
「いえ・・・別に邪魔じゃないです・・・」

無駄だと思いつつ抵抗してみたが、やはり無駄だった
メガネを外され視界がぼやける、ハッキリ見えるのは近くにあるオジサンの顔
そのオジサンの顔が更に近付いてきた

 キスされる・・・

お察しの通り、美咲の唇がオジサンの唇に覆われ当然のように舌が入ってくる

「うぐっ・・・」

その舌使いは夫のものとは全く別物で、美咲の口の中を舐め尽くそうとするが如く動き回る

 どうなってるの 私の口の中 凄いことになってない? オジサン・・・凄い・・・

重なり合う唇の隙間から唾液が漏れ出し始めた頃、下半身にオジサンの手が掛けられる感覚を感じた
口の中からオジサンの舌が出て行く

「剥くぞ」

もう美咲の衣服を剥がすことなどお手の物である、パンティーごと掴んだズボンを脚から引き抜き
シャツを捲り上げ抵抗する美咲の腕を掴んで抜き取る 最後に残ったブラジャーを取れば素っ裸である
呆然とする美咲の前にオジサンが着ていたシャツが落とされた
そしてズボンを脱ぎ始める
美咲はその様子を見ているだけ、逃げようにも裸にされてしまっては逃げようがない
美咲の目にはぼやけて見えるオジサンのイチモツ、それでも大きさは充分に確認できるし
一度間近で見た事があり知っている

「姉ちゃん、舐めてくれ」
「いや・・・」

ここでやっと声が出た

「まあ、そう言うな 今からコイツをマンコに入れるんだ どっちも濡らしといたほうがいいだろ」

 私とオジサンがセックスする事は決まっちゃってるんだ・・・ でも今日は・・・

「あの・・・ セックスじゃなくていつもみたいに舐めるだけじゃだめですか・・・」
「だめだね 俺は姉ちゃんとセックスするって決めてるからな」
「そんな・・・」
「仕方ねえな ちゃんと愛撫してやるから寝ろ」
「はい・・・」
「心配するな 俺の八寸釘を気に入るはずだ」

 八寸・・・ 調べたら24cmぐらいって書いてあったけど そんなに大きくならないよね・・・

仰向けに寝転んだ美咲はぼやけて見える天井を眺めた、先程よりは気持ちが落ち着いている

 オジサンなら・・・ 嫌じゃないかも・・・

「姉ちゃん、名前は?」
「美咲」
「どんな字書くんだ?」
「美しく咲く・・・」
「良い名前だな」
「うん、オジサンの名前は?」
「よく聞いてくれた 八寸釘のクマ太とは俺の事よ」

 しらないし・・・ 何で私の家知ってて私の名前知らなかったの・・・

クマ太の手が優しく美咲の頬を撫でる、目を瞑るとクマ太の唇は美咲の小さな唇を包み込む
そして舌が入ってきて口の中を激しく舐め回される

「うぐっ」

 結局こうなるのね・・・ でも、いいかも

クマ太とキスしたのはこの日初めてだったが、後は御決りの愛撫である
公園のベンチかベッドの上かの違いだけだ
キスを終えた舌が首筋を舐め回した後そのまま胸へ移ってゆく
美咲は悶えた、夫の優しい愛撫ではないクマ太の乱暴な愛撫に悶えた

「あっ あうっ あうっ あっ」

大きな手にもみくちゃにされている美咲の小さなオッパイ、その乳房の上で固くなった乳首にクマ太は吸い付いた

「あうっ ああっ ああっ」

乳房を掴む手、乳首に吸い付く唇 そしてもう一つの手が陰毛の茂みを撫でる
それは「脚を開け」という合図、美咲が膝を折り股を開くと秘部が大きな手に包まれた

「美咲ちゃん 挿れたくなった いいか」
「だめっ もっと・・・」
「マンコは濡れてるんだけどな 仕方ねぇな・・・」

 いう事聞いてくれるんだ・・・

そして愛撫はもう既に濡れ濡れになっている秘部へと移っていく

「あんっ あんっ クマ太さんっ あんっ」

秘部にかぶりつき舐め溶かすのではないかというほどに動く舌だが
その快感よりもっと嬉しいことがある
クマ太に寝室に連れ込まれた時は正直怖かった
美咲はクマ太の気のままに犯されるのではないかと思っていたが、思っていたより美咲の言う事を聞いてくれる
そのことが嬉しかった

「美咲ちゃん、もういいだろ じゅうぶん濡れてるぞ」
「うん」
「よし、ようやく八寸釘の出番だな」

 あ、忘れてた

「クマ太さん、ゆっくりね」
「わかった」

開いた美咲の股は愛液で輝いていてその愛液はシーツをも濡らしている
開いた花弁に勃起した亀頭があてがわれると美咲は夫のモノと比べてしまった
夫のモノしか知らない美咲からすればその比較は容易である 夫のモノよりも確実に大きい
しかし、それよりも

 あれ・・・ コンドームつけてくれた?

「クマ太さ・・・んッ」

入ってきた 美咲が感じた通り夫のモノより大きい、それが膣口を押し広げながら入ってきた

「クマ太さんっ」
「分かってる ゆっくりだろ」
「ちがうっ ゴムっ ゴムっ」
「そんなもん持ってねぇ」

 ええぇ・・・ うそ・・・ もうすぐ排卵日なんですけど・・・

子作りしたとき以来の生チンポが愛液で濡れた膣の壁を擦りながら入ってくる

「うぐぅ・・・」

もちろんそれは美咲が経験した事の無い感覚 知っているセックスの感覚を軽々と越え膣の奥を突いて押した

「おおうぅ・・・」

 だめ・・・ これはダメ…

「おお、熱くて気持ちいいな 夢にまで見た美咲ちゃんのマンコだ、愉しませてもらうぞ」
「クマ太さん・・・ ゆっくり・・・」
「わかってる 全部挿れるぞ」

 え?全部?

ドンッという感覚だった

「んぐッ!」

 死んじゃう・・・

ぼやけている視界、壁が倒れ掛かってくるようにも見えた
クマ太は美咲に覆い被さると、その巨躯を惜しみなく使って肉付きがよく柔らかい身体を包み込む

「最高の抱き心地だな 男好きする良い身体だ」

自由を奪われた腕は肘から先を少し動かせる程度、それでも美咲に覆い被さったクマ太の体に手を添えた
クマ太の体は揺り籠をゆらすように優しく揺れている 膣の中の巨根も優しく奥を押し愛液を纏う肉の壁を擦っている

「クマ太さんっ あんっ 出すときは ああんっ そと あんっ」
「俺はよ、ずっと美咲ちゃんのマンコにチンポを突っ込みてえって思ってたんだ」
「あっ うんっ あっ」
「どうだ 俺は美咲のマンコを気に入った 俺のチンポ気に入ってくれたか?」
「うんっ いいかも あんっ」

膣の中では止めどなく愛液が溢れてきている、美咲を苦悶させる事も出来る雄々しい巨根だがその動きは慈愛に満ちていた

「美咲ちゃん、俺はあんたの事が好きだ」
「私も あうっ クマ太さんの事 ああんっ 好きっ あんっ」

それを言葉にした時、身体だけではなく心も夫を裏切った
ゾクゾクする身体、セックスの快感ではない別の何かが美咲の身体を奔る
クマ太も美咲を抱く腕に力が入り腰の動きを速めた

「美咲ちゃん!」
「うぐっ んぐっ んぐッ」
「美咲ちゃん!美咲ちゃん!好きだ!」
「クマっ あうッ クマ太さんッ ああッ 好きッ 大好きッ」
「出すぞ!中に出すぞ!中に!」
「出してッ 出してッ 来てえーッッ!」


大の字に寝転がり天井を眺めている パックリ開いた膣口からは精液が流れ出しシーツに滴り落ちている

 中にイッパイ出されちゃった・・・ 赤ちゃん出来ちゃうかな・・・

「何だ、どうした」
「どうしよう・・・ 危ない日・・・」
「その事か 安心しな、妊娠はしねぇから」
「え?どういうこと?」
「俺は子供を作れねぇ、そういう事だ それよりよ、また会ってくれるなら次はフェラチオしてくれ」
「うん でも上手じゃないけど・・・」
「上手い下手なんかどうでもいいんだよ 俺は美咲ちゃんにフェラチオして貰いたいだけだ」
「うん」

おねだりしてクマ太さんにお姫様抱っこしてもらいバスルームに連れて行ってもらうことにした
そして教えてないのに何故かクマ太さんは迷うことなく真っ直ぐバスルームに向かった


[17] 理想の不倫  最後のティッシュ :2020/07/26 (日) 01:08 ID:cJ8eFA/6 No.27633

  >初めて訪れた彼の部屋も裸になり抱き合えばいつもの二人の世界に様変わりする
  >何度も繰り返される背徳の逢瀬
  >ベッドで絡み合う二人は家族を裏切った罪人と共犯者
  >奈落へと落ちていく感覚は二人を一層燃え上がらせ そしてどこまでも堕ちてゆく


 んー・・・ これでいいか アップしよ

この作品最後の投稿を済ませると冷めたコーヒーを口に含んだ

 今日は会えない日かな

只の感だが大体当たる、最初は不思議に思っていたが最近ではそれが普通になっている
会った日の別れ際に次会う約束はしない、それでも不安はない
週に二度か三度ほどの逢引きに終わりの気配を感じないからだ




ここは公園から程近い古びたアパート、そこに見覚えのある自転車が一台止まっている
家具は最小限であまり生活感のない部屋、そこに敷かれた布団に美咲は寝転んでいた
上半身にはタオルケットが掛けられていて、掴まれた足首の先は唾液で濡れて輝いている

「ねぇ、クマちゃん なんでそんなに足が好きなの?」
「起きてから寝るまで一番頑張ってるからに決まってるだろ だから愛おしいんだよ」
「そっか」

美咲が直接クマ太の部屋を訪れる事はない、公園で会って一緒に部屋に向かう
それが二人の暗黙のルールとなっている
そしてクマ太に会えると感じた日は早目に家を出てスーパーに向かうギリギリの時間まで二人で過ごす
クマ太の部屋で過ごす事もあれば公園で過ごす事もある

「美咲ちゃん」
「なに?」
「好きだ」
「ふふっ なにそれ」
「言いたかっただけだ」
「フェラしてほしいの?」
「おう、頼む」

体を起こした美咲はタオルケットに包まったまま胡坐をかいたクマ太の股間に顔を埋めた
美咲を包んでいるタオルケットは体を冷やさないようにというクマ太の気遣いで
その優しさに応えるかのように未だ半起ちの亀頭を咥え込んだ
好きは物の上手なれという言葉があるが美咲のフェラチオは随分上達した

懸命に舐める亀頭から垂れ流れた唾液が固くなった竿を握る手に絡む
美咲はおもむろに顔を上げクマ太の目を見つめる

「欲しくなったか?」
「うん」

タオルケットが剥ぎ取られ代わりにクマ太の巨躯が美咲を包む

「おれもちょうど美咲ちゃんに突っ込みたくなってたところだ」
「クマちゃん」
「なんだ」
「大好き」
「おう、イッパイ中に出してやるからな」
「うん、イッパイちょうだい」

そこには何もかも忘れた二人だけの世界があった
愛情を注いでくれる夫を忘れ 愛情を注ぐ娘たちの事を忘れ
その世界で美咲は何度も昇り詰める 時間が許す限り何度も何度も昇り詰める
美咲とクマ太 二人が創る世界は快楽で満たされた世界だった

 

「ちょっと!橘さん!」

 うわぁ・・・ 朝から嫌な人に会っちゃった・・・

「おはようございます」
「あなたね、ゴミの分別ができてませんよ」
「え?そんな筈は・・・」
「みて見なさい」
「あ、それはウチじゃ・・・」
「あなたでしょ」

 もぉ・・・ なんで私ばっかり このオバサン嫌い

美咲はパソコンの前で深いため息を一つついた
朝から嫌な思いをしたからだ 美咲が苦手としている通称「オバサン」だが五つほど年上なだけだ
だが嫌味を込めて心の中ではオバサンと呼んでいる

 あ、そうだ 次の作品はハードなヤツにしちゃおうかな オバサンをモデルにして

そしてキーボードに指を添えた

 今朝のはないよね ほんと腹が立つ あれ何て言うんだっけ 輪姦? それにしよ


  >その主婦は慢性的な欲求不満だった 今朝も近所の超可愛い奥さんに嫌味を言って不満を解消した
  >子供と夫を送り出し一人になった時インターホンが主婦を呼ぶ
  >なにげなしに玄関のドアを開ける主婦 開けてしまったその扉は開けてはいけない性奴への扉だった


こうして生まれたこの作品は後に逸品と称えられる事になるのであった


[18] Re: 密やかに咲く  最後のティッシュ :2020/07/27 (月) 23:22 ID:E1W83b9w No.27635
1レスの超短編です
タイトル考えてなかったので 知らぬが仏 其の三 にします
もうお遊びです
会話だけで一話書きましたw


[19] 知らぬが仏 其の三  最後のティッシュ :2020/07/27 (月) 23:23 ID:E1W83b9w No.27636
「失礼します」
「よく来てくれました どうぞ、お掛け下さい」
「はい」
「どうですか、この部屋から見える夜景は素晴らしいでしょう」
「ええ、本当に綺麗ですね」
「夜景は後で楽しみましょう話しを変えます 電話でお話しした事です あなたのご主人にとって良い話ではありませんが」
「はい、覚悟はできています」
「奥さん、私はご主人の事を高く評価している いや、私だけではありませんが」
「ありがとうございます」
「しかし、会社組織というのは複雑でして大きくなればなるほど能力よりも後ろ盾がモノをいうようになるのです 残念ですが」
「・・・はい」
「こんな事は社員でもない奥さんに話したところで、私の会社組織に対する愚痴としか聞こえないでしょう」
「いえ、そんな事は 主人に係わる事ですから」
「まだ新人だったご主人に仕事を教えた私の色目を差し引いても次の部長はご主人だと思っていました」
「ありがとうございます そう言っていただけると」
「いや、部長に留まるような男ではない ゆくゆくは私と同じ経営側に立つ人物だと思ってます」
「そこまで言って頂けるなんて」
「しかし、いま社内で良くない動きがありまして 別の人物を立てようという者が現れたのです」
「そうですか・・・」
「自分の手駒を増やそうという浅墓な考えで会社に不利益をもたらそうとは 残念な事です」
「ええ・・・」
「そして、この競争に負けた者の将来は惨めなものです」
「え?それはどういう意味ですか?」
「電話でお話しした通り、この先ご主人の出世の道は閉ざされてしまう」
「そう・・・なんですか・・・」
「身を粉にして功績を重ねたとしても評価される事はない それどころか、その機会さえも・・・」
「そんな・・・そんな事が許されるんですか?」
「はい、そんな不遇に耐えかねて去って行った者を何人も見てきました」
「そうですか・・・」
「そして相手の後ろ盾となっているのは中々の人物でして・・・」
「はい・・・」
「このままではご主人は・・・」
「はい・・・」
「はっはっは」
「え?あの・・・」
「ご安心を、それは私が今のまま静観していた場合です」
「それでは主人の事を」
「申し訳ない、少々脅してしまったようですね」
「あ、いえ」
「血気盛んな頃は会社の為にと共に奔走したカワイイ部下です いや、そういう心情的な事は捨てなければならない立場ですが今回だけは」
「では・・・それでは・・・」
「はい、私も動いてみましょう」
「お願いします、主人の事お願いします」
「頭を上げてください まだ始まってません、これからです」
「はい 宜しくお願いします」
「奥さん、お酒の方は?」
「え?お酒・・・ですか?」
「嫌な話をお聞かせしてしまった、気持ちが疲れたのでは?」
「あ・・・いえ・・・ 大丈夫です」
「どうぞ、遠慮なさらずに 何か口にすれば落ち着きますよ」
「ありがとうございます、それではいただきます」
「どうですか、落ち着かれましたか?」
「ええ、少し」
「さて、もう一つお話ししてもいいですか?」
「はい」
「先程の話しの続きです」
「はい」
「その話だけなら電話で済む話ですが、奥さんに来て頂いたのには理由があります」
「はい、それはどういった・・・」
「これから私は何人も説得して回らねばなりません」
「はい、ご苦労お掛けします お願いします」
「ただ・・・こういう類いの争いを好まない者も多いわけでして」
「はい・・・」
「一筋縄ではいかない者もいます、逆に機嫌を損ねる者も出てくるでしょう」
「そうですか・・・」
「そこで奥さん、協力いただけないでしょうか」
「え?私が?」
「はい、そうです」
「でも・・・ 私は・・・」
「ご主人の事を案じておられますよね」
「はい、もちろん」
「あなたは充分にご主人を支えてこられた ご主人の働きぶりを見ていた私には分かります」
「いえ、それほどでも 妻として出来る事をしていただけです」
「記憶違いでなければ25年ですか、妻として時には母として家庭を背負いご主人を会社に送り出してこられた」
「そのような大層な事では・・・」
「その積み重ねた物を守る為 ここでひと働きして頂きたい」
「でも、私に出来る事なんて・・・ 何のお役にたてるでしょうか・・・」
「あります、覚悟さえ決めれば奥さんにしかできない事があるのです」
「それは一体・・・」
「覚悟を決める事ができますか?ご主人の為なら何でもするという覚悟を」
「それは・・・ 私は何を・・・」
「先ずは覚悟です ご主人の将来の為、奥さんが積み上げた25年の為、これからのお二人の為 何でもするという覚悟です」
「でも・・・何を・・・」
「ご主人が退職届を書く事になるかもしれないのですよ それでもいいのですか?」
「いえ そんな事は」
「思い返してください、ご主人を支え続けた日々を 無駄にしたくはないでしょう」
「ええ・・・」
「この先どうなるかは今からの行動次第です」
「はい」
「言葉でいうほど簡単な事ではないのです お分かりですか」
「はい」
「何でもするという覚悟を決めれますか?」
「あの・・・その何でもというのは何を・・・」
「分かりませんか あなたは「はい」と言うだけでいいんですよ」
「でも・・・」
「ご主人、ひいては奥さんのこの先の事は私次第と言ってるのですよ」
「え・・・」
「その私が奥さんに協力してくれと頼んでるのですよ」
「はい・・・」
「分かってますか?」
「はい、承知してます・・・」
「それなら頼みごとを聞いてくれますか?」
「はい・・・」
「協力してくれるんですね?」
「はい・・・」
「少々厄介な頼みごとをします 大丈夫ですか?」
「その頼み・・・あ はい・・・」
「そう心配なさらずに 難しいことではありません、接待のようなものです 私が指南しましょう」
「それはどういう・・・」
「大したことではありません 例えば・・・嫌いな男にお酌する様なもので少し我慢すればいいだけですから 要は慣れです」
「はい」
「大丈夫、奥さんが慣れるまで何度でも付き合いますから 慣れてしまえば大した事はありません一度に二人でも三人でも相手できるようになりますよ」
「はい、宜しくお願いします」
「それではさっそく始めましょう では、こちらへ」

    ・
    ・
    ・
    ・
「奥さん 泣きたい気持ちは分かりますが、そろそろ帰り支度されてはどうですか ご主人が心配しますよ」
「はい・・・ うう・・・」
「次は土曜です 奥さんが慣れるまで付き合いますから、一緒に頑張りましょう ご主人の為です」
「はい・・・ お願いします・・・」







「あなた」
「ん?どうした」
「今日から部長さんね」
「ああ、これからだな いってくる」
「いってらっしゃい」



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