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妻・由美子の艶姿

[1] スレッドオーナー: 池山一輝 :2020/04/28 (火) 14:51 ID:Mi3I.gZI No.27450

50年間の人生でこんなに驚いた事はなかった。

決して大袈裟ではない。由美子がまさかそんな事を言って来るとは。

「セックスしたい人が居るの。許してくれる?」

我が耳を疑うとはまさにこの事だった。


私達は東海地方の某都市に住む、結婚して21年の何処にでもいる普通の夫婦だ。

夫である私は52歳、自営業。妻の由美子は44歳、その自営業の経理を全面的に掌握(苦笑)

大学生の娘が一人居るが今は東京で一人暮らし。そう、夫婦水入らずの生活である。

今でも私は妻を愛しているし、仕事も順調だし、毎日が楽しく、充実している。

妻も私のことを愛してくれていると信じていたし、生活にも満足してくれていると信じていた。

それが、ある日突然、衝撃の一言である。完全にフリーズしてしまっても仕方ないじゃないか。


「おまえ・・・なに言ってるの?何言ってるか自分で分かってるの?」

何秒間フリーズしていただろう。その後にやっと振り絞ったのがこのセリフだった。

「当たり前じゃない。こんな大変なこと冗談で言うわけないでしょ」

「由美子・・・お前・・・好きな人が出来ちゃったんか?まさか俺と別れるとか?」

なんとか冷静さを装おうとして必死だった。完全に呂律がおかしい。

「そうじゃない。あなたと別れたいなんて思ってない。それに相手の人がスゴく好きとか、そうでもない」

「エッ!?ちょっと待ってくれよ。それじゃぁ完全に遊びでセックスしたいってことなのか?」

「ウーン、そう言われると困るけど・・・。モチロン相手の人にはそれなりに好感は持ってるけど・・・」

「それなり!?その程度!?その相手って誰!?何処で知り合ったんだよ!?」

「SNSだよ」

「ハッ!?エスエヌエス?? なんだよそれ!元々の知り合いとかじゃなくて!何処の誰かも分からない男って

 ことだよな!?出会い系とかなのか?」

「出会い系じゃないよ!SNSで普通にメッセージやり取りしてた人なの」

「お前、なんでそんな事になったんだよ!?いったい何が不満だったんだよ!?」

「不満なんてないよ。あなたの事は今でも愛してる。一番大切な人だと思ってる。でもね・・・。

 あなた覚えてるよね?今はもうゼンゼン言って来ないけど、昔はあなた、私によく言ってたよね?

 他の男とセックスしてくれって。それでそういう専門の雑誌見せたり、サイト見せたりしてたでしょ」

「エッ・・・そりゃ・・・でも、それってもう10年以上前のことで・・・」

私は益々ボーゼンとしてしまった。脂汗が噴き出し、呼吸がメチャクチャ苦しくなった。

「そう、10年も前の話よね。その時は絶対にイヤだって拒否しまくってたよね、私・・・。

 その時はホントにそんなの考えられなかった。愛するあなたにそんなこと言われて凄く悲しかった。

 でも、10年経って、40過ぎて・・・なんかモヤモヤして来ちゃって・・・。

 あなた公認だったらOKかも、とか思うようになっちゃって。そんな時にSNSでイイ感じの人に出会って」

「・・・・」言葉が出ない。ただ口がアワワワとワナ鳴いていただけだった。

「勝手なこと言ってごめんなさい!でも、あなた今でもあのサイト見てるよね?妻と勃起した男たち!

 今でも性癖変わってないよね?妄想してるよね?私が寝取られるの」

図星だった。そうだ、今でも私は愛する妻が他の男性とセックスしてくれる事を乞い願っているのだ。

ただ、10年以上前その話を由美子に持ち出した時に、徹底的に拒否されたので諦めたのだった。

それ以来、愛する由美子に嫌われるのが怖くて知らん顔していたのだ。

それが10年経って、今度は由美子の方から「寝取られ」の提案がなされたのだ。

死ぬかと思うほど驚き、茫然自失しているはずが・・・気が付けば私の一物は史上最高に勃起していた。


                                           つづく


 


[25] まつ様  池山一輝 :2020/05/10 (日) 11:25 ID:ioGazD6w No.27499
コメントありがとう御座います。励みになります。
多くの投稿作品がフェイドアウトして行くというの、分かるような気がします。
プロの物書きでもない身がいざ書き始めますと難しさがヒシヒシ感じられます。
そして遂には精魂尽きてしまうのだと思います。
なんとか頑張ります。応援ありがとう御座います。


[26] けんけん様  池山一輝 :2020/05/10 (日) 11:31 ID:ioGazD6w No.27500
いつもコメントありがとう御座います。励みになります。
実は私もそう感じまして、本人に確かめたことがあります。
「妻を信じられないのか!」と一喝されましたが(汗)
ただ、何処かの時点で吹っ切ったとは言ってましたです。
それと、やはり文章とは難しく、由美子の心の動きが書き切れてないのも確かです・・・。


[27] けんけん様  池山一輝 :2020/05/10 (日) 11:35 ID:ioGazD6w No.27501
連投でのコメントありがとう御座います!
土肥温泉イイですよね。私も妻も大好きな温泉です。
マジで同じ宿だったかも知れませんね(笑)
寝取られ願望ないんですね。ない方がイイかもです!(苦笑)
いつも応援ありがとう御座います。


[28] シュミテクト様  池山一輝 :2020/05/10 (日) 11:40 ID:ioGazD6w No.27502
いつもコメントありがとう御座います。励みになります。
仰しゃる通り「功罪共に在り」かも知れません。
妻が私との時よりも感じ、大胆になることは、大きな興奮でもあり、
それを望んでもいるのですが、いざ本当にそうなったら大きなショックでした。
初めての寝取られでしたのでネ。今となってはだいぶ慣れては来ましたけどネ(笑)


[29] 妻・由美子の艶姿  池山一輝 :2020/05/10 (日) 19:57 ID:ioGazD6w No.27503

露天風呂の睦言が続いている。

これも私にはしてくれたことがない所謂「お掃除フェラ」というやつだ。本来、精子の匂いがキライで精飲も、

お掃除フェラも頑なに嫌がってたじゃないか・・・宇野氏の精子の匂いはそんなにイイのか?

そうして今度は宇野氏がその自分自身が射出した精子でまみれた由美子の顔に濃厚な口付けを始めた。

もう見ていられなかった。大きな溜息が出てしまい、少しだけ我に帰ると私自身が垂れ流してしまった精子が

ソファーに虚しく溜まっており、ペニスやその周辺にもベットリとわだかまっている。

ティッシュを持って来てソファーにこぼれている液を拭き取り、グッタリとしょぼくれているペニスとその周辺

を拭いている時に二人が部屋に戻って来た。猫背になって、前屈みに我がのペニスを拭いている変態夫の姿を由

美子はどんな思いで見ていたのだろうか?情けなくて泣きそうだった。

「イヤァー宇野さん、興奮させていただきました。素晴らしかったです。由美子も良かっただろ?」

照れ隠しに精いっぱいの虚勢を張って、全裸にバスタオルを巻いただけの二人に語りかける。

由美子はなんとも言えない不敵な笑みを浮かべながら、コクンと首肯く。

「由美子さんは素晴らしいですね!池山さん本当にありがとうございます!最高です」

この憎らしい宇野とか言う男・・・満面の笑顔で手放しの喜びようである。殺意すら感じた。

「ちょっと私はもう一つの部屋へ入って着替えて来ます。もうすぐ夕食の時間です。そろそろその準備にも来る

 でしょう。7時とオーダーしてますので、その時間までにまた戻って来ますので」逃げるように部屋を出た。


夕食の時間までにはまだ30分以上時間がある。部屋にある内風呂に入ることにした。露天風呂ではない。

大きな浴槽で手足を伸ばして、再びの溜息を大きくフーッと吐き出す。やっと人心地がつけたのだ。

ボンヤリとボー然とさっきまで繰り広げられていた狂態を思い出す。

そこで湧き上がる気持ちは興奮でもなく、嫉妬でもなく、長年の夢が叶った達成感でもない。不安感だった。

由美子が宇野氏の虜になってしまうのではないか?由美子が「寝取られ」でしか感じなくならないか?

もう私たちの暮らす家に帰ろうとしないのではないか?そんな事ばかりが頭に浮かぶのだ。

あんなに感じる由美子は初めて見たのだから・・・そんな風に不安になってもしょうがないじゃないか・・・。

混乱していた。本当に不安だった。「寝取られ」を実行して後悔した。


気が付けばもう7時を過ぎている。備え付けの作務衣に着替えて二人の待つ部屋へ向かう。足が重かった。

「パパ遅いよぉー!電話しようとしてたんだよ!さっ!座って!座って!早く食べよ!お腹空いちゃったよ」

これも備え付けの色浴衣に着替えた由美子。あくまでも明るい。あくまでもいつも通りである。

「パパもワイン飲むでしょ!?カンパイしよ!カンパイ!」

なにしろ目の前の二人はワインが縁で出会ったのだ。この時もお気に入りのワインを持ち込んでいる。

三人分の豪華料理は圧倒的な量とビジュアルだった。テーブルを追加で持ち込んで並べているくらいだ。

元々、食べる事と飲む事が大好きな由美子は目を輝かせてモリモリ食べ始めている。

「由美子さんの食べっぷりと飲みっぷりは気持ちイイですよねぇ〜」

「宇野さんも感心してないで食べなきゃ!消耗したんだから!」

たった一度の交合で男女はこうも絶妙な雰囲気を醸し出すように変化してしまうものなのか・・・。

そんな内心の驚きや僻み・嫉みを隠しながら、ニコニコと笑って頑張って会話に入って行く。

「宇野さん、食事が済んだら私はまた出て行きますので宜しくお願いしますよ」

「ハイ、でも池山さん、ホントに加わらなくてもイイんですか?」

「ハイ、なぜだか3Pしたいとは思わないんですよ。」これは私の偽らざる本心だった。

「分かりました。それじゃぁ、思う存分楽しませて頂きます。ありがとう御座います」

「その代わりと言ったらなんですが、出たり入ったりはさせて下さい。時々は覗かせて下さいな」

「あっ、それはモチロンです。それと、あの、写真とか動画はイイんですか?」

そこまで頭が回っていなかった。確かに動画は残したいと思った。

「あの、宇野さんには言ったんだけど、写真とかはダメってお願いしたの。」

「はい、僕も由美子さんのヌードとか撮影させて頂きたかったんですが、ダメと言われましたので諦めたんです

 けど、でも御主人はイイのかな?って思いまして・・・それで言ったんですが」

「ありがとう御座います。確かに家に帰ってからも見たいですもんね」

「ダメ!絶対!!パパもそれは諦めて!!恥ずかし過ぎるから絶対にイヤだから」

驚いた。こんなにイヤがるとは思わなかった。どうも変だ。違和感を感じた。

「まぁイイや、分かったよ。宇野さんもスミマセンね。でもキスマークとかいっぱい付けてやって下さいよ」

「え〜、なにそれぇ〜、恥ずかしいなぁ。旦那がそんなこと頼むかぁ〜?」

「イイじゃないか!写真とかダメなんだったら、証拠を残してもらわないとな!」

いつの間にか宇野氏の右手が由美子の太腿を這っている。由美子の身体もだんだん宇野氏にしな垂れかかる。

宇野氏の手が徐々に上に上がって行く。なんと!由美子はノーパンじゃないか!

「ウゥン・・・宇野さん、まだダメ・・・まだ食べてるんだし・・・アン・・・」

「でも由美子さん、こんなに濡れてますよ、ホラッ」ヌラッと輝く中指を前に差し出す。

「でもダメーッ!まだご馳走がたくさん残ってるんだから!」

もう、こういう雰囲気になったらここに同席しているのは野暮天以外の何者でもない。

「ハイハイ、邪魔者は失礼しますよ、どうぞごゆっくりネェ〜」とか言って退散した。

館内を見学してみたり、外へ出てみたりする。さすがに高級な旅館だけにスタッフは色々気を遣って来る。

近隣の観光地の案内や、この宿の歴史、コンセプトなど丁寧に。しかし私はと言えば心ここにあらずである。

スタッフにも申し訳ないし、適当に感心したりしつつ、礼を述べて部屋に帰ることにした。一人の部屋に。

備え付けのウイスキーのミニボトルと氷を出して来て、オンザロックで飲る。あっという間に一本目が空く。

食事が終わって片付け、和室にはまだ布団が敷かれてなかったのでその時間も考えて・・・もう始まってるだろ

うか?まだ早いだろうか?そうして逡巡しているうちにフロントに追加のウイスキーと氷を注文していた。

酔って勢いを付けないと二人の有り様を覗きに行く勇気が出ないのだった。確かミニボトル六本は空けた。

「よし!行こう!」少々足元が覚束ない。カードキーでドアを開ける。その時点でもう由美子の声が聞こえた。

「アァー、イイ!イイ!もっと、もっと突いて!もっと!!」

「こう!?由美子さん、こう!?当たってる?どう?イイ?」

「イイの、イイの!当たってる!当たってる!奥に!奥に当たってるの!スゴい!スゴい!」

和室に敷き延べられた豪華な布団で全裸の二人が正常位の真っ最中だった。由美子の開脚角度がほぼ180度だ。

こんなに脚を開くことなんて今まで1回もなかった。

「由美子さん、旦那さんが見てるよ。イイの?旦那さんに悪いからヤメようか?」

「ダメ!ヤメちゃダメ!そのままして!そのまま突いて!パパ、イイでしょ?このまましてイイでしょ?」

由美子が切なげな顔を少し私の方に向けた。

「由美子さん、イイよ!イイよ!僕逝きそうだよ、逝きそうだよ」

「私も、私も逝く!もうダメ!逝く!イク!一緒に、宇野さん、一緒に!」

「どこに出す?顔にかけてもイイ?お腹に出す?」

「イイから、中に出して!中にちょうだい!ダイジョウブだから!中にちょうだい!アーッイクゥーッ!」

中出しだ・・・ウソだろ!?なにがダイジョウブだよ!!驚き、呆れた。

二人は見事に同時に絶頂したようだ。宇野氏はすぐに離れようとはしない。由美子を掻き抱いて唇を吸う。

由美子もそれに応えるように宇野氏に脚を絡め、背中に腕を回してしがみつく様にしている。

ハァハァハァという激しい息づかいの中で二人が何かささやき合っている。そしてまた口付ける。

頭がガンガンした。グルグルと目まいがした。私のペニスで絶頂した事のない由美子が今日、もうすでに宇野氏

のペニスで2回も絶頂させられたのだ。恐ろしいほどの敗北感に襲われた。目の前が真っ暗になった。


悄然と自分一人のための部屋に戻るしかなかった。そしてまた飲んだ。飲まずには居られなかったのだ。

酔い潰れなければ、正体をなくすまで飲まなければ居たたまれなかったのだ。

どれだけ飲んだのだろう?少し眠ってしまったようだ。しかし驚いたことにペニスが勃起している。

すぐに何が起きているのか分からなかった。酔いもあって夢うつつだったのだ。

「エッ!?アッ!由美子!」夢かと思った。由美子が私のペニスをフェラしているではないか。

「パパ・・・抱いて・・・お願い、抱いて」

私の首にしがみ付き、仰向けに布団に倒れ込みながら由美子が言った。私の夢ではなかった。


                                       つづく


[30] Re: 妻・由美子の艶姿  シュミテクト :2020/05/12 (火) 13:21 ID:hf2WlpzQ No.27505
更新ありがとうございます。
今回もイイですねー。旦那さんの心理描写が身につまされます。
しかも奥様、途中で旦那さんを求めてわざわざ部屋に来れれるとは!
面白くて興奮出来て在宅ワークがボロボロです。
続き楽しみですが、ご無理のないように、完走までよろしくお願いします。


[31] シュミテクト様  池山一輝 :2020/05/12 (火) 19:34 ID:hf2WlpzQ No.27506
いつもコメントありがとう御座います。励みになります。
女々しい夫の心理描写で申し訳ないです。
完走目指して頑張ります。ありがとう御座います。


[32] 妻・由美子の艶姿  池山一輝 :2020/05/13 (水) 19:54 ID:eDDcGpIo No.27507

部屋入口の引き戸の閉まる音で目が覚めた。

由美子がまた宇野氏の待つ部屋に帰って行ったのだろう。

「なんだ・・・戻っちゃうのか、もうズッと俺の胸に顔を埋めていてくれるんじゃないのか・・・」

由美子が部屋にやって来てフェラで私を起こして「パパ、抱いて」と囁いた瞬間の喜び、嬉しさは、

まさに無上のものだった。「やっぱり最後は俺の処に帰ってくるんだよな」「俺でなきゃダメなんだ

よな!俺が一番なんだよな」と確信出来たのだ。涙が出るほど嬉しかったのだ。

狂喜しながら由美子の浴衣をむしり取り、ノーパンの脚を大きく開いてむしゃぶりつこうとする。

「アッ!パパだめ!お風呂入ってないの、そのままなの」

一転して激しい怒りが込み上げた。宇野氏の精液が入ったままで俺の処へ来たっていうのか!?

由美子のヴァギナに指を突っ込み、精液と愛液を掻き出すように乱暴に動かす。

「アーッ!イヤーッ、汚いから、パパやめてー!アアァ、イィ・・・」

精液の匂いがツンと鼻を衝く。怒りと興奮はもう頂点に達している。そのまま挿入した。

「アァー!パパが!パパが入ってるぅー!イイッ!やっぱりパパが一番イイッ!」

「ウソつけ、この淫乱女!他の男の方がイイくせに!」

「ホント!ホント!パパがイイ!パパが一番、アァ、イク、パパイクッ!イッてもいい?」

「由美子!俺もイクぞ!俺もイクぞ!中でイクぞ、中にいっぱい出してやるからな!」

「アーーッ!イイッ、パパ、ちょうだい!中にちょうだい!アアーッ!」

この時が初めてだった。挿入で由美子を逝かせたのだ。挿入したまま私の下で軽く痙攣している。

しかも「パパが一番」と言わせたのだ。この勝利感・充実感はどうだ。遂に由美子を征服した。


しかし由美子は今、この部屋には居ない。

風呂に浸かりながら虚脱していた。由美子が結局、宇野氏の処へ戻ったことがどうにも悔しい。

きっと今頃はまた宇野氏の自由にされているのだろう。寂しかった。悲しかった。

フラフラと風呂から上がり、そしてフラフラと二人の部屋へ向かう。

露天風呂の浴槽の横に設えてある如何にも高級そうなカウチで由美子が宇野氏に犯されている。

腹這いになってしまっている由美子の上にのしかかる様にして腰を動かす。

由美子の切なげに歪む顔が絶頂間近であることを訴えている。宇野氏が激しく腰を打ち付ける。

そして動きが止まり、そのまま二人は重なったまま息づかいだけが激しい。

気だるそうに体を離し、カウチから降りた二人は互いの体を支え合いながら風呂に入った。

体を寄せ合い、何か語り合っていると思うと口付けを交わす。そして互いの体を手で愛撫する。

私が見ているのに気付いているのだろうか?気付いていてわざとイチャついてるのだろうか?

二人が風呂から上がり、部屋着に着替えるのを待っていたかのように布団の片付けと朝食の準備に

宿のスタッフが入って来た。

ドサッとソファーの上に座り込んでしまった私に「パパ大丈夫?」由美子が声をかけて来る。

複雑な気持ちだった。腹が立っていた。悋気の業火が燃え上がっていた。

「あぁ、大丈夫だよ。由美子こそ大丈夫か?寝てないんじゃないの?」

「まぁね!でも一晩くらい寝なくても平気!まだ若いんだし」

私のイヤミが通じていない。あっけらかんと一晩中セックスしていたと言ってるようなもんだ。


朝食は昨日の夕食と同様に和気あいあいと進んだ。

特に宇野氏の由美子に対する絶賛の言葉が止まない。鬱陶しいくらいに褒めまくる。

由美子はしきりに恥ずかしがりながらも満更でもない様子である。

しかもこの二人、まったく疲れた様子がない。眠そうな素振りも見せない。

食欲もなく茶ばかり飲んでいる私と違い、ムシャムシャ飯を喰っている。

「宇野さん、チェックアウトまでにはまだ2時間以上あります。頑張って下さいよ」

また心とは逆の事を言ってしまった。一体全体、私の脳みそはどうなってしまったのだろう?

「もぉパパ!何言ってるの!もう私、体力の限界だよぉ〜」

ウソつけ!これは絶対にウソだ。まだまだ体力残ってるって言ってたじゃないか!

「由美子さん、僕勃ってきました。フェラしてもらえませんか?旦那さんの目の前で」

この男はなんという事を言うのだ!そこまでやるのはやり過ぎだろ!無理だ!無理だ!

しかし断る言葉が出て来ない。いや、腹を立てながらも「間近で見たい」さえ思った。

「エェー!?恥ずかしいなぁ〜、パパ構わない?」

断れよ!由美子!断れよ!頼む!断ってくれよ!由美子の顔が宇野氏の股間に近づいて行く。

「ゥグ・・・ウング・・・チュバ、チュバ」よだれを垂らしながら渾身のフェラが始まった。

「あぁ〜、由美子さん気持ちいいです。池山さん、由美子さんフェラ上手いです、スゴい」

宇野氏が由美子を立ち上がらせ、浴衣を脱がせる。下着は着けていない。

そして手を取って露天風呂に面した大きな窓に誘導し、その窓に両手をつかせた。

私からは2メートルほどしか離れていない。思わずソファーから降りて横に廻る。見易い。

そして大きく堂々と屹立した宇野氏のペニスがズブズブッと挿入されて行く。

今回の由美子は大声が出ない。ただ「はぁぁぁ〜」と大きく息を吐くだけだった。

まるで苦しんでいるように、しかし次の瞬間には恍惚となっているように表情が変化する。

「由美子さん、イキそうです。イってもいいですか」

「ハイッ、イって下さい。イって下さい。私も逝きそうです、アッ、アッ」


二人のセックスを目の前に見せつけられ、その後の熱い抱擁を見ていられずに自分の部屋に戻る。

ボーッと外の景色を眺めながら「あの二人はあと何回するのかな?」とか「由美子のやつマジで帰り

たくないとか言い出すんじゃ?」とか下らんことばかり考えていた。だからと言ってまた二人の部屋

を覗きに行く気にもなれない。

一時間もそうしていたのだろうか・・・「パパ起きてるぅ〜?」由美子が部屋に入って来た。

なんと来た時のワンピースに着替えてしまっている。そして洗面所でメイクを始めたのだ。

「パパも早く着替えてくれる?帰ろ!運転ダイジョウブだよね!?」

あまりの展開に頭も体も付いて行かない。どうなってるんだ?まだ2時間は残ってるのに・・・

「どうしたんだよ?何かあったのか?イヤなことでもされたのか?」

「違うよ。何もないよ。でも、もう終わり。詳しいことは車の中で話すから、早く!」


フロントで二部屋分のチェックアウトをお願いする。

「もう一人は部屋に残って寝ちゃってるんですけど、チェックだけは済ませときますね。冷蔵庫使っ

 たりしたらその分だけ後で本人が払いますね」由美子がフロントに説明していた。

スタッフ総出の見送りを背に車をスタートさせる。私は未だ狐につままれたままだった。

「なぁ、まだ時間あったのに良かったのか?俺、宇野さんに挨拶とかしてないし」

「うん、私も挨拶してないよ。宇野さん寝てたし、黙って出て来た」

「エッ!?やっぱり由美子、なんかイヤなことあったんじゃないのか?」

「ホント、イヤなことなんて何もなかったよ。でも、もうイイじゃん」

「ハッ!?で、でもなぁ・・・黙って帰るのは失礼じゃなかったかなぁ?」

「そうかもだけど、もう終わったしネ。後で挨拶メール送って終わり、でイイよ」

「う、うん・・・だけど、次のこともあるだろうし、宇野さん気を悪くしないかな」

「次!?ないよ!次なんてないから。宇野さん、イイ人だったよ。でも終わりだよ」

「でも由美子あんなに感じてたじゃないか?良かったんだろ?そうだろ?」

「うん、よかったよぉ〜。すんごくよかった!でもこれで終わりなの。もうイイの」

「これっ切りっていうこと?もう宇野さんには会わないの?」

「そうだよ。これっ切り。」

この時の気持ちをどう表現すればいいのだろう?由美子のことが恐ろしくさえ感じた。

てっきり宇野さんに首っ丈になったと思っていた。これからも続くものだと思っていた。

あんなに感じてたじゃないか、あんなに逝きまくってたじゃないか、あの熱い口付けはなんだった

んだ?俺の事なんか無視してまるで恋人同士だったじゃないか!

「パパ、これでイイんだよ。宇野さんはイイ人だったよ。でも・・・悪気はないの分かるんだけど、

 ちょっと軽いっていうか、パパが居ないとき、こっそりデートしようとか、やっぱりどうしても

 写真撮らせろ、ってしつこいの。その写真をサイトに載せよう、顔は分からないようにするから、

 とか言うのよ。でもエッチは凄く良かったしね、今回だけだったらイイか、って割り切ったの。

 悪いけどお付き合いとかは出来ないと思ったんだよね。だからもう、これっ切りでイイの」

「そうか、それで俺が写真撮るのも動画撮るのもダメだったんだな」

納得した。納得はしたけれど、こうもスパッと割り切れる由美子がやっぱり恐ろしかった。

言うべきことを言い終わった由美子は一瞬で眠りに落ちた。よほど疲れたのだろう。

家に着くまでの約一時間半。由美子のスマホが何度も鳴動していた。


あれ以来、ただでさえ円満だった夫婦がますます仲良くなり。娘などは呆れ返っている。

暫らくは宇野氏から連絡があったようだが、完全に黙殺していた。

夫婦のセックスの充実振りは驚くべきものがあった。

一緒に下着を買いに行き。色んな可愛く、セクシーな下着の着せ替えを楽しみながら、あの時の事

を持ち出しては興奮し、生理の時でも挑みかかっていた。

「由美子、どう?また他の男の人としたいとか思わないか?」

「ううん、ダイジョウブ!パパが頑張ってくれてるから十分満足してるもん!」

他の男性の許であれだけの狂態を演じたことがまるでなかった事のようにケロッと答える。

寝取られ言いだしっぺの私も、その返事を聞いてホッとしていた。

それくらい、あの刺激は強烈過ぎた。悔しすぎた。悲しすぎた。


「もう、寝取られは一度で卒業だなぁ」

この時は心からそう思っていた。



                          妻・由美子の艶姿 了


[33] Re: 妻・由美子の艶姿  :2020/05/14 (木) 17:54 ID:q5tWAU8s No.27509
私の妻も由美子です!何か妻が寝取られているかの様です、あぁ、妻が寝取られているんだぁ、と思いました!凄く興奮させていただきました、有難うございました!

[34] Re: 妻・由美子の艶姿  まつ :2020/05/14 (木) 20:24 ID:fU4ab0c. No.27510
いやー そうなりましたか!
ある意味ハッピーエンドは後味が良いです。
ただ最後の言葉が・・・・
「この時は心からそう思っていた。」
が気になります。

続編の予感は私だけでしょうか?

でも、まずは完結お疲れさまでした。
楽しませていただきました。


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