掲示板に戻る /戻る /全部 /1- /最新10 /▼ラスト

愛しい妻

[1] スレッドオーナー: 篤史 :2025/08/29 (金) 09:35 ID:zjNC3KNM No.203326
私の名は篤史、46歳、父が興した自動車関連サービス業の後を継いでいる。
妻の名は茉莉、46歳、店の総務関連を纏めている。
一人息子はコロナ終焉気に高校を卒業し、現在は関東方面の大学生で
青春を謳歌しているはず、と思う。

自動車関連サービス業というのはいかにも大雑把な表現だが、
父が興した頃の業務は車の部品調達や付随する車検、保険代行が主だったが、
車が機械から電子部品に変化するにつれて業務は変化してきた。
車検や保険代行は変わらず業務しているが、
カー用品とエアコンやアクセサリーなどを含んだ店舗経営が主立った業務に変化している。

会社は利益が横ばいながら整備士も含めて30名ほど在籍しており、
私はともかく、総務一般を纏めている妻は、
上得意先の営業窓口も兼任しているため案外忙しいと思う。
私生活の諸事などは気遣って、私もできるだけ協力しているが、
妻としてはストレスが鬱積していただろうし、
正直なところ夫婦関係もお座なり気味だったから猶更のことだっただろう。

妻が木崎を気に入っているのは薄々感じてはいた。
俳優の舘ひ〇しをやや丸くしたような風貌の木崎は51歳、
地元の店舗設計事務所の専務の肩書を有している。
落ち着いた雰囲気と紳士的な態度など妻の好みに適っていたし、
彼と接する妻の様子を傍から窺えば、それは察せた。

木崎との取引は4年ほど前から設計事務所の営業車の車検、保険代行から始まった。
またそれ以外の商品の取引も継続し、いわゆる上得意客となった。
対応したのは妻で、そうした縁から店の店舗改築の折には
彼の設計事務所を指定していた。

二人の関係を薄々感づいたのは今年1月中頃だったと思う。
感づいたというより、正直に言えば妻の口から聞かされた。
妻が言うには、
「新年の挨拶に木崎さんの事務所に行ったでしょ。
帰り際、彼が見送ってくれたんだけど、その時ね、
今度、夕食しませんかって誘われたわ」
と私に話した。
愛想が良く、四十を過ぎてからの妻の容姿は公平な目で見ても肉感的だから、
そうした前例がないわけでもない。
しかし前例の誘いは品良く断ったのを知っていたから、
「木崎さんと食事しても良いよね」
と意思を告げられた私が驚いたのはやむを得ないと思う。

そして、驚きと同時に感じたのは、非常に空しいような切ないような、
しかし身体の底から湧き響いてきた劣情感だった。


[31] Re: 愛しい妻  洋祐 :2025/09/05 (金) 01:19 ID:G8eMu3Do No.203503

女性へのアンケート調査(20〜40代:各100名,50代:80名.60代:69名,平均42.7歳)によれば、
理想の時間は1位:10分(20.9%),2位:5分(18.9%),3位:1分未満(12.9%),4位:15分(9.6%),5位:3分(7.1%),
平均:9.7分で、46.8%の女性が5分以下、74.6%の女性が10分以下が理想と答えています。
逆に、30分以上の挿入時間を希望する女性は8.0%しかいないそうです。
実際に、長いと嫌がる女性が多いようです。

そう考えると、早いか遅いかは相手の女性次第となりますが、奥様はどの程度なのでしょうね。
私はかなり遅漏なのですが、パートナーが8.0%の女性なので本当にラッキーでした。


[32] Re: 愛しい妻  ジゼル :2025/09/05 (金) 05:26 ID:gg94qDi2 No.203507
篤史さん、更新ありがとうございます。

自分もかなりの早漏です。
なので女性に感じてもらえるように前戯やクンニなどに時間をさき、出来るなら女性から望まれる頃合いに挿入するようになりました。
それでも中に入れるとどうしても彼女からの声と締めつけが気持ちよく持ち堪えることが出来ずに出してしまうことがたびたびです。
こればかりはいつまでも反省しているのですが治りませんね。
何度も出来る若い頃なら良かったのですが衰えもありますし、もう仕方ない部分もあるのかと諦めもちらほら。
余計なことでしたね。

奥様が可愛い。
反応一つ一つが篤史さんを刺激するようにそして恋する乙女も見え隠れ。
嫉妬なのかそれとも奥様への愛情なのか?どちらにしても魅力的です。
奥様がこれからどんどん綺麗になっていくのでしょうね。
楽しみです。


[33] Re: 愛しい妻  ふにゃ :2025/09/05 (金) 08:51 ID:PGSytDLA No.203510
篤史さんの、早漏と寝取られの因果関係の分析はその通りじゃないかと思います。
早漏でおちんちんも小さい自分じゃ妻を満足させられないから、巨根で1時間2時間でも挿入していられる男性に妻をイキ狂わせて欲しいと願っているMな自分がいます。


[34] Re: 愛しい妻  篤史 :2025/09/05 (金) 12:12 ID:TPokyBmM No.203513
洋祐さん こんにちは。
仔細なデータ、ありがとうございます。
なるほど、と思いました。
要はパートナーとの相性が良ければ男女ともほぼ満足という意味合いでしょうね。
妻の場合は・・・、考える必要に迫られるかもしれません。
これからもよろしくお願いします。


[35] Re: 愛しい妻  篤史 :2025/09/05 (金) 12:19 ID:TPokyBmM No.203514
最初の食事デートから約2カ月後の、4月中旬、妻は木崎から2度目の誘いを受けた。
その日、私は数日前から決まっていた用品メーカーへの出張日だったし、
それは妻も承知していたから、
「ねぇ、どうすれば良い?」
と、困惑した表情でたずねてきた。
「出張日程の変更は無理だからなぁ」
「そうよねぇ・・・」
「う〜ん・・・、僕がいないとまずい?」
「まずくはないけど・・・、でも不安かな」
「僕が帰るのは翌日の夕方だよ」
「日にちを変えてもらおうかなぁ」
「彼だって忙しい身だと思うよ。時間が空かなかったからその日になったんじゃないの?」
「そうよね・・・」
木崎抜きのそんな話は無意味だったが、
私が不在の間の2度目のデートに妻が困惑するのは仕方ないだろう。
むしろ、困惑や不安の表情を示す妻が愛しかった。
「だけど断るのは、どうだろね?」
「・・・・・・」
「僕は受けた方が良いと思うけどな」
「そう?」
「茉莉が待ち焦がれた木崎さんとの2度目のデートをする当日、僕は出張。
その日の夜はビジネスホテルでデートの様子を想像して、翌日の夕方まで
悶々と過ごすなんて、案外刺激的だろ?」
「それは、あなただけでしょ。デートするのはわたしなんだから」
「だから、鬼の居ぬ間になんとやらで、茉莉も羽目を外せるんじゃない?」
「そんなこと言って・・・、知らないよ」
「ってか、けっこう期待してるんだろ、茉莉も」
「へぇ、そうやって意地悪するんだ」
妻は私を睨んだ。
そして、
「でも、断りにくいよね。OKの返事しても良いのね?」
「そうだね。茉莉も僕も待ち望んでたんだから」
「それは、あなただけじゃない」
頬を膨らませたまま妻は言って私の小脇を突いた。


出張当日、最寄り駅まで妻に車で送ってもらった。
途中の車中、夫婦の会話はあまりなかった。
ロータリーの隅に停め、書類バッグを手にした私が降りる際、
「なにかあればlineしてね。電話でも良いけど」
と、妻は言った。
「了解。でも、まずいだろ、それは」
「わたしたちのことの方が大事でしょ。遠慮しなくて良いから」
「そうだね、わかった」
車を降りた私がコンコースに向かったとき、
「いってらっしゃい」
と妻の声が聞こえ、そして車は走り去った。
ごく当たり前の見送りの言葉が印象的で、私は不思議ななにかを感じた。


[36] Re: 愛しい妻  篤史 :2025/09/05 (金) 12:22 ID:TPokyBmM No.203515
その出張は、用品メーカー主催の展示会イベントで、
商談は後日に販売店業者が個別に行うので気が重くなる内容ではなかった。
予定通りの時間に催されたイベントに参加し、定刻通りに終了した。

私は学生時代を高田馬場で過ごした。
当時は学生の街といっても過言でなく、ゲームセンターやパチンコ、
喫茶店、立ち食いソバやレトロな飲食店ばかりだった印象がある。
その頃から今も年賀状を交わしている土器の友人がいて、
イベント終了後に連絡を取り、数年ぶりに再会した。
狭い路地を入ったところにある焼き鳥屋に入って乾杯をして昔話に嵩じた。
2時間ほど歓談した頃、
「さて、女房殿がお帰りの時間だから、そろそろお開きにしようか」
と、友人が言った。
「お帰りの時間って、なんだ?」
「仲良し同士のプチ同窓会に参加しててな、そろそろ帰る時間ってことさ」
「へぇ、同窓会ねぇ」
何気なしに言ったのだが、何を思ったのか友人は溜息をついてから、
「仲良し同士が俺には誰かわからんし…」
と言い、
「じゃあ、またこっちに来る機会があったら連絡くれよ」
そう言って、先に店を出て行った。

友人の妻は我々同級生仲間で、当時はミス○○に選出されたほどの美人だった。
結婚式に招待された親しい仲間たちだったが、
「あの野郎、きっとすぐ別れるぞ」
と、嫉妬の罵声浴びせる者ばかりだった。
そんな彼の妻がプチ同窓会に参加したという。
友人の口調からすると、彼はその同窓会参加を良く思っていないらしい・・・。
そんな状態の夫婦がいる年代なのだろうかと思うと、
私も急に妻のデートに不安を感じ始めた。

八重洲口まで戻った私は妻が予約手配した大手町のビジネスホテルにチェックインした。
ほぼ最上階ともいえる12階までEVで昇り、ホールの隅に設置されていた自販機で
ウィスキーの小瓶を二瓶仕入れてから部屋に入った。
そもそも最近の出張は日帰りが多い。
一晩の睡眠を取るだけの部屋にしては思ったより広く豪華に感じた。
衣服を脱ぎ、そのまま浴室で汗を流し、クローゼットのガウンを羽織った。
備え付けのグラスに注いだウィスキーを飲むと不思議なほど孤独感を感じた。
壁の時計へ自然に目が向いた。

9時20分・・・。
今頃、妻は木崎とどこで何をしているのだろう、と思った。
妻から知らされていたのは、
7時に市役所前の煉瓦通りにある時計台付近で待ち合わせる、
ということだけだった。
初回のデートもそうだったが、木崎は食事前に妻を買い物に誘っていた。
彼にしてみれば、それが当然の行動と思う。
食欲が満たされた状態よりも買い物に対する食指がわくのは当然だろう。
ピアスに続いてアンクレットや、妻の予想ではランジェリィを選定するとなれば
満腹状態は良くない。
6時半に待ち合わせた妻と木崎だから、この時間、既に買い物を済ませただろう。
では、二人はどこにいるのか・・・?
なにをプレゼントされたかはわからないが、木崎は妻がお気に入りのなにかを
プレゼントしたはずだから、妻は案外それだけで空腹を忘れたかもしれない。
軽い食事で済ませて…、というより木崎はむしろそれを考慮しているのだろうと感じた。
となれば、前回はパブに入って多少のアルコールとチークダンスを楽しんだようだが、
2度目の今回はそれを省略してダイレクトに静かな場所へ誘ったかもしれない。
静かな場所へ移ろう、などと男が女を誘うドラマがあるが、
それはたいていホテルの部屋を指す。

目が自然に時計に向かう。
まだ10分ほどしか過ぎていない。
ソファに座ってだらりと脚を投げ出していると、
高田馬場の酔いにウィスキーの酔いが重なってくるのを感じた。
しかし身体が妙に熱いのは酔いのためだけではないとわかっていた。
空しい想像が自棄を起こしたように欲望と嫉妬に変化している。
実際、ガウンを羽織っただけの下半身は勃起していたし、
それも尋常でない昂りだった。
だが、何ともし難いのは胸を蝕む嫉妬の思いだった。

二人は何をしているのだろう・・・?
誰もいない静かな空間で、妻はプレゼントされたアンクレットを足首に纏い・・・、
いや、もしかしたら妻は前回プレゼントされたピアスを留めているかもしれない・・・。
そして、セクシーなランジェリィを着けた肢体を木崎の目の前で披露している、かもしれない…。
そのランジェリは妻好みというより、木崎好みのデザインを強要したように思えた。
拒む妻の耳元で、木崎は口説き落として与えたのだろう。
与えられた妻は木崎の要望通りに、
全身を朱に染めてセクシーなランジェリィ姿を披露している、のかもしれない・・・。
衣服姿からも想像できる妻の裸身を木崎はどんな目で鑑賞しているのか・・・。

強い焦燥感に身震いしたとき、テーブルに置いたスマホのline着信が響いた。
跳ね起きた私は勢いよくスマホを掴んでモニタを見た。
送信者は、高田馬場で飲んだ友人からだった。
lineを開くと、
『まだ飲んでれば良かったよ。女房はどうやら泊りらしい。
女房との結婚を妬んでた奴らが知ったら大笑いだろうな』
自虐的な内容だった。
どうしようかと迷ったが、
『泊りもあるだろうさ。妙な考えをするのは止めた方がいい。
それに誰も妬んでいたりしないさ』
とだけ記して返信した。
スマホをテーブルに戻しながら、友人同様、自虐的に笑うしかなかった。


[37] Re: 愛しい妻  ジゼル :2025/09/05 (金) 12:47 ID:vK9x/nsE No.203516
奥様のデートが進行するなか自宅でも地元でもない土地にいる…
何かあっても呼ばれても行けない距離がもどかしく、また連絡のない間は妄想と嫉妬と愛する人への感情が入り混じりそれが刺激となる。
まだ何も起こっていないせいもあり、これからがどうなっていくのかという不安もありますよね。
どちらにせよ奥様からの報告を聞くまでは身を捩るほどの興奮と妄想しかありませんね。
これからがドキドキです。


[38] Re: 愛しい妻  美樹 :2025/09/06 (土) 14:08 ID:6AB44C0U No.203543
なかなか素晴らしいシチュエーションですね。
ひとり東京のホテルで、彼とデート中の妻を思う。しかも、妻には、彼と寝てもいいと許可している(「許可した」という立場なのか、「許可させられた」という立場なのかは、微妙ですが)。
妻は、夫の許可があるので、彼に誘われれば、躊躇する必要はない。したがって彼がどんな風に誘ってくるか、それに自分がどう対応するかのアバンチュールを楽しむ余裕がある。
夫にしたら、どう考えても、「今夜、妻は抱かれるだろう」と思わざるを得ない。
初めてのNTRの醍醐味ですね。


[39] Re: 愛しい妻  篤史 :2025/09/07 (日) 09:32 ID:5f36Vq4M No.203571
翌日、眠い目をこすりながら朝食をとり、イベントの2日目に向かった。
幾つかのメーカーから個別に話を聞き、業者向けの資料も入手した。
そして午後4時に予定通り終了して解散となった。
参加した中に地元の商工会でもよく顔を合わせる業者がいて、
向こうもこちらに気づき神田の居酒屋で食事がてら一杯飲み、
そして帰宅したのは午後8時過ぎだった。

門灯が点り玄関の軒先にも明かりが点いていた。
玄関を開ければ、おそらくいつも通り妻が出迎えてくれるはずだ。
それは当然と言えば当然だったが、変に気が逸ったのは状況が状況だからだろう。

夜間だけだが我が家の玄関ドアは開くとチャイムが鳴る。
聞き慣れたチャイムの音のききながら、
「ただいま」
声をかけるとダイニングから、
「おかえりなさ〜い」
これも聞き慣れたいつもの調子の妻の声が届いた。
しかし、廊下に上がっても妻が姿を見せる様子はなかった。
料理の途中で手が離せないのだろうか、と思ったか思わなかったか、
私は覗き込むようにダイニングに入った。

「おかえりさない、あなた」
テーブルの横に微笑んだ妻が立っていた。
「ただい,ま・・・」
と言っただけで、声が止まってしまった。
いつも通りの展開が、ここで突然打ち切られ、私は唖然とした。
唖然でなければ驚愕して声が出せなかった。
正面で立っていたのは、出張前に私を駅まで送ってくれた妻ではなかった。
「ど、どうしたの、その髪?!」
声が高くなったのは当然と思う。
「変わったでしょ? ふふ、どう、似合う?」

黒髪のセミロングだったヘアスタイルが、明るくて艶があるダークブラウンに染められ、
髪の長さもかなり詰めていた。
言葉を繋げずにいると、妻は肩口まで詰めた髪の裾をつまんで、
「このスタイル、ミディアムレイヤーっていうのよ。
短くしてすっきりしたし、若く見えるでしょ?」
私の驚きなど一向に介す様子もなく、妻は言った。
「いやいや、それはわかるし、そうは思うけど・・・」
しどろもどろに返すと、
「あ、髪の色? 艶があって綺麗でしょ?」
そう言って妻は片手をテーブルに乗せ、片手を腰に乗せたポーズで見つめてきた。

文字で表現するとたどたどしいが、妻の変化はそれだけでなく、
その衣装も動揺した。

フィットしたオフホワイトのセーター、
側面にスリットが深く入ったタイトミニ、
太腿の半分が露出した脚はラメ入りのストッキングに包まれていた。
昨日を区切りに一変した妻の姿に魅入り、同等の驚きで私は言葉が思うように出せなかった。

ポーズを崩した妻は近づくと、まだ手にしていた私の書類バッグを引き取り、
顔を寄せてきて、
「もしかして、怒ってるとか?」
からかうように言った。
問われてたじろいだ私は返事もできなかったが、
「いやいや・・・、驚いてるんだよ」
とだけ言った。
「ふぅん・・・、妬いたんじゃないんだ」
とあっさり言い、続けて、
「ねぇ、素敵でしょ。ヘアスタイルも髪の色も、
それにセーターもスカートもストッキングも」

確かに妻の言うとおりだった。
肯定を強要するような口調に、私は頷くしかなかった。

「あの、あのさ、いつそうしたの?」
「いつって、昨日の夜よ」
「夜? 彼とデートじゃなかったの?」
「そうよ、一緒に彼も美容院へ行ったの」
当然のように妻が言う。
「はぁ?」
「だからぁ、彼がこうした方がもっと素敵だよって言うから」
「じゃぁ・・・、食事とかは?」
「美容院が1時間くらい掛って、そのあと買い物に行ったわ。
それから軽い食事をご馳走になって」
そう説明されても、時間と行動が合致せず理解できなかった。
「あのさ、7時に待ち合わせしたんだよね?」
「それがね、午後になって6時にならないかって連絡があったの。
6時なら間に合うからOKしたわ」

なるほど、と私は思わず唸った。
説明を聞いて疑問は解けたが、またすぐ別のもやもやが急激に充満し始めた。


[40] Re: 愛しい妻  美樹 :2025/09/07 (日) 19:59 ID:N.ryhvYM No.203591
続きを投稿して頂き、ありがとうございます。

奥様のヘアスタイルとファッションが木崎の好みに変えられてたんですね。そして奥様もそれを楽しんでいる。しかも夫から見ても、似合っている。
こんなシチュエーションだと、嫉妬と興奮が抑えられないですね。
美容院の次は買い物。何を買ってもらったのでしょうか。そして買い物の後はどうなったか、気になるところですね。


[41] Re: 愛しい妻  篤史 :2025/09/08 (月) 12:24 ID:eZlpLizQ No.203610
10時過ぎ、入浴して寝室に入ると、丸テーブルに大皿とグラスが二つ並んでいた。
皿には野菜に乗せたチーズやウインナーが盛りつけられていた。
気が向いたとき、寝室でアルコールと会話を楽しむことがあったが、
この日は妻の提案だった。

ガウン姿で低い簡易ソファに座っていると、
20分ほど後にガウンを纏った妻が入ってきた。
片手にバーボンとワインのボトルを乗せた盆を持っていた。
絨毯に膝をついた妻が私のグラスに氷を入れバーボンを注いだ。
私は栓を抜き、妻のグラスに半分ほどワインを注いだ。
妻がソファに落ち着いてから、グラスを鳴らして一口飲み、
「久し振りだな、ここで飲むのは」
と言うと、
「今晩は特別だからね」
妻は、そう答えた。
「特別?」
「特別でしょ? いろいろ話があるし」
「いろいろあるんだ」
「聞きたいでしょ?」
「もちろん聞きたいさ。聞く権利がある」
「そうよね」
なにかの儀式を始める前の口上のような会話をしながら、
私はバーボンを舐めつつ、妻の姿を窺った。
     
ガウンはいつものネイビーのフランネル地で、
襟を合わせて腰紐を結んでいたから内側は窺えなかった。
しかし、赤毛までは明るくないものの艶があるブラウンの髪をした妻が
ずいぶん新鮮に見えた。
妻は私の視線を察して横顔を見せた。
白く形良い耳朶に例のピアスが揺れていた。
「そうそう、今回のデートで買い物したんだろ。
プレゼントされた?」
「うん。してもらったよ」
「なにを?」
私の問いに微笑んだ妻は答える代わりに、
ラメ入りのストッキングに包まれた右足をゆっくりと上げて脚を組んだ。
指が長く幅が狭い足が露わになった。
当然ながら私の目は妻の細い足首に向く。
ゴールドのチェーンに同色のハートのアクセサリーが一つ揺れていた。
質素なデザインに見えたが、高級感はピアス同様だった。
「約束のアンクレットだね?」
「この前のデートのね。初めて着けたけど、なんか良い感じよ」
「ピアスとアンクレットって、なにか意味あるのかな?」
「男性がピアスを贈る場合は守りたいとか、贈られた方は守られたいとか」
「へぇ、なるほど。アンクレットは?」
「着けるのが右と左で違うみたいよ」
「茉莉が着けてる右の場合は?」
問われた妻はワイングラスを唇に寄せたポーズのまま、
「言っちゃっても、良い?」
と囁くように言い、私を見つめた。
「っていうか、聞きたいね」
「一つは・・・、独身とか恋人募集中ってアピールよ」
「なるほど・・・」
動揺したが、案外落ち着いて言えたと思う。
続いて、
「茉莉が右足に着けたの?」
とたずねた。
「うぅん、そうじゃないわよ。彼が右足に着けなさいって」
「素直に従っちゃったんだ?」
「素直っていうか・・・、成り行きっていうか、
その場の雰囲気を壊したくなかったからかな」
「じゃあ、ずっと右足に着けてるんだ?」
「そうね、そのつもりよ」
「恋人募集中ってアピール?」
「誰も気づかないと思うわよ。気づくのはあなたと彼くらいかな」
そう言って妻はワインを一口含んだ。

思うに、右足首に着けたアンクレットを気づかせたい相手は私なのだろう、と思った。
それも、妻の意思でなく木崎の意思が私にそれとなく伝われば良いのだろう。
つまり、木崎は妻を通じて私に彼の意思を伝達しているのであって、
そして彼の思いは妻の意思と連携しているともいえる。
冷静なようでいる私だったが、バーボンを舐めるピッチが自然に上がり、
言葉に表すのが難しいほど動揺していた。
そんな私を妻は楽しそうに、しかも意味ありげな視線で見ていた。

妻が組んでいた足に掛かっていたガウンを滑らせた。
はらりと開いたガウンの内側、妻の下半身がほぼ露わになった。
パールホワイトのガーターストッキング、藤色のビキニショーツを見た私は
思わず息を飲み込んだ。
私の反応を余裕で受け入れた妻は立ち上がり、ガウンの腰紐に手をかけた。


[42] Re: 愛しい妻  篤史 :2025/09/08 (月) 12:32 ID:eZlpLizQ No.203612
ベッドの上・・・。
枕を背にした私の隣で妻は側臥位で横になった。
たわわな乳房がブラのカップからはみ出そうに息づいている。
適度にしまったウエストから盛り上がった腰から尻に続く曲線が扇情的だった。
私は無言で艶めかしい妻の身体を見続けた。
妻がこれほど艶めかしいと思ったのは久し振りだった。
そして、ひどく艶めかしいのは、
木崎にプレゼントされたランジェリーを纏っているからだろう、と思う。

「エッチな目してるね」
妻は言って含み笑いをした。
「もう最高にエッチだよ」
「あのね、このランジェリー、木崎さんが選んだんだよ」
「そうなの? 店頭で?」
「あなただったら恥ずかしいでしょ、ランジェリーが並んだコーナーに行くは」
「まぁ、そうだな」
「あの人、なんでもない顔をして、手で触って広げたりして、
それからこれを選んだのよ」
「へぇ・・・」
私が曖昧に頷くと、妻は伸ばした左手を私の太腿に乗せた。
その手をじわじわと股間に近づけてきた。
股間は勃起で突き上がりパンツを持ち上げていた。
その先端を妻は人差し指でツンツンと触れ、
「こんなに興奮しちゃって・・・、大丈夫?」
「と、思うけど」
私の返答に妖しい笑みで頷き、
「あのね、デートから帰ったら午前様だったんだよ」
「・・・だろうね。美容院に買い物だろ、時間が足りなかっただろ」
「そうね。3時過ぎだったもの」
強いて平静を保っていた私だったが、3時過ぎの帰宅と聞いて完全に動揺した。
妻は私の表情を読み取りながら、相変わらず妖しい含み笑いを見せながら、
「美容院でしょ、それから買い物して・・・、
食事をご馳走になって・・・、それから・・・」
故意にだろうが、ゆっくり焦らすように言った。
「それから・・・?」
鸚鵡返しにきき返すと、妻は身体を起こして横座りした。
動作のたびに重たげに揺れる乳房に目がいく。
「・・・正直に話しちゃうけど、怒らない?」
妻はそう言い、私はすぐ頷き、
「正直に言わない方が、辛いよ」
と思いを伝えた。
私は妻が話し始めるのを待った。
どこから話そうか迷ってるらしい妻に、
「食事の後、どこに行ったの? ホテル、とか?」
と促した。

「食事を終えて店を出ると表通りでタクシー拾ったの。
彼が運転手さんにGホテルって告げて・・・」
Gホテルというのは市内山手にある有名な高層シティホテルで、
駅南にはそのグループのSホテルもある。
「ホテルって彼が言ったときドキッとしたけど・・・」
「ドキッとしたけど、なに?」
「あなたに話してたし、危ない目には合わないかなって」
「危ない目って暴力とか?」
「うん」
「そうだね、商売の関係もあるしね」
「そう。それもあるけど・・・」
「なに?」
「ホテルに着くまで車の中でね」
「触られてた、とか?」
「まぁ! あなた、そんなことしたことあるの?」
「はぁ? いや、僕はないよ。っていうか、触られたんだ?」
「・・・うん、ずっと」
「どこを?」
「どこをって・・・、脚とか胸とか」
「気づかれなかった、ドライバーに」
「たぶん・・・」
「そう。で?」
「そんなことされたことなかったし、なんだかあなたにすごく申し訳ない気がして」
「じゃ、拒んだの?」
「うぅん、違うの。申し訳ないと思うと余計に燃えちゃって」
「・・・・・・」
私は言葉を返せなかった。
申し訳ない思いが余計に気を昂らせたのは、妻の背徳感だろうか・・・。
背徳感や浮気願望という思いは、心情において元々同じ根で繋がった感情のように思える。
私は妻の胸中にそうした思いが潜んでいたらしいのを知って、ぞくりとした。


[43] Re: 愛しい妻  ジゼル :2025/09/08 (月) 12:47 ID:FXIFX/5U No.203614
奥様の奥底に眠っていた願望を刺激されたのですね。
こうなることを望んでいたが、よりに眠る願望が奥様を変えていく。
ゾクゾクした感情と嫉妬に燃える感情がせめぎ合い爆発しそうですね。

奥様がどのように抱かれたのか…楽しみです。


[44] Re: 愛しい妻  篤史 :2025/09/08 (月) 14:40 ID:eZlpLizQ No.203619
妻は話を続けた。
ベッドに上がる前に飲んだワインが回り始めたのか、口調が妙に甘かった。
「彼がチェックインして・・・」
「じゃ、木崎さんはあらかじめ予約してたんだ?」
「そうみたい」
「で?」
「エレベーターに乗って14階の部屋まで行く間も、降りてから部屋に歩く廊下でも・・・」
「抱かれたり触られたり?」
「誰かに見られるって言ったけど、11時過ぎだから誰も見やしないさって」
腰を抱かれた妻は尻を撫でられ、求められるままキスを繰り返しながら、
部屋に入ったようだった。

部屋に入ると木崎は妻の手を引いてベッドに向かい、
力強く抱きしめて廊下よりも情熱的にキスを繰り返してきた。
初めのうちは体裁よくささやかな抵抗をしたらしいが、
ワンピースの背中のファスナーを下げられブラを外されると、
胸中で燻っていた欲情が一気に爆ぜたようで、
「わたしから彼の首に手を回してキスを求めたわ」
妻は私の脚をにじり上がるようにして顔を近づけ、
「こんなふうに・・・」
とワインの香を漂わせる唇を寄せてきた。
欲情にねっとりした唇の感触に私は欲情を自制できなかった。
しかし、察知した妻は差し込んだ舌をすっと引き、
「キスしたら話せなくなっちゃうでしょ」
上目遣いでそう言った。

私はすっかり妻に弄ばれているのを意識したが、悪い気はしなかった。
いや、逆にもっと弄ばれたい欲望に包まれていたと思う。

「木崎さんのキス、すごく上手で情熱的だったわ。
初めてかもしれない・・・、キスでイキそうになっちゃったもの」
そんなことがあるのだろうかと思いつつも、
被虐的嗜好がふつふつとわき出て身悶えそうだった。
「い、イツちゃったの?」
「・・・うん、軽く。彼にその顔を見られてものすごく恥ずかしくて・・・、
だから余計に燃えちゃって」
妻は私の唇あたりに熱くて甘い息を吹きかけながら囁いた。
「それで、セックスしたの?」
「しないわけにいかないでしょ? あなただったら我慢できる?」
「いや、それは」
木崎はベッドの上で妻の衣服を脱がし、自らの衣服も脱ぐと、
そのまま重なってきたという。

「あの人、身体が大きいから重かったけど、その重みが気持ちよくて・・・」
「丁寧で激しいキスと愛撫を繰り返されながら脚を広げられて・・・」
「あなたの顔が浮かんで申し訳ないって思ったわ・・・」
「でも、そう思ってる間に、してたの・・・」

時々私の顔を見ながら、妻は木崎と性交渉に及んだ事実を告げてきた。
その事実を聞いた私が
どう反応し、どんな表情をしたのか、正直なところ覚えていない。
しかし、妻をこんなに愛しく感じたことはなかった。
その思いをさらに炙るように、妻は話を続けた。

「ず〜んって感じだった」
「ず〜んって?」
「初めてよ、あんなに男らしいあれの大きさ」
「・・・・・・」
「初めはゆっくり、だんだん激しくされて・・・、
全部嵌ったって耳元で教えられた時、わたし・・・」
「・・・イッたの?」
「ごめんね。そう、イッたわ」
「か、彼は?」
「うぅん、だって入れられてすぐだったし、
それに、彼、すごく長かったし」
「・・・・・・」
暗に私の自制能力の不足を指摘された気がしたが、
実に不思議なのは妻が得ることができたたちまちの絶頂に歓喜した。
「そんなに良かったんだ」
「ごめんね。でも、本当にすごかった。身体がフワッて浮いて腰回りが痺れてきて、
窮屈なのにもっと窮屈にしてほしいって」
「で、彼は?」
「わたし、何度も何度もイカされて、もう訳が分からなくなって、
半分気を失ってたみたいではっきり覚えてないけど、
胸の上に出されたのはあとで知ったわ」
「一度、だけ?」
「ふふ、聞きたい?」
「聞きたいさ。話してくれるんだろ」
催促すると、妻は妖しい笑みを浮かべて、
「ねぇ、嫉妬してる?」
と喉声で囁いてきた。



掲示板に戻る /戻る /全部読む /前10 /最新10 /削除依頼 /▲トップ
処理 記事No パスワード


お名前 *必須 *トリップ可
E-Mail
タイトル
コメント
パスワード (投稿文の削除や修正時に使用します。英数字で8文字以内)
文字色
  

・投稿前に、必ずTOPページの「初めに読んでね」をご覧いただき、全ての内容をご了承の上で投稿してください。
・氏名、住所、電話番号、勤務先等プライバシーが侵害されるような内容を含む記事等の投稿は厳禁です。(即時削除)
・日本の法律に違反するような投稿は厳禁です。(即時削除)
・他人を誹謗中傷する投稿は厳禁です。(即時削除)
・誹謗中傷には大人の良識に反するような「汚い言葉」等も当然含まれます。
・規約違反や違法な投稿を発見した場合に、レス投稿で攻撃することは厳禁です。(即時削除)
・規約違反や違法な投稿を発見した場合は、管理人宛に削除依頼等でご連絡ください。
・この掲示板は体験談や小説、エロエロ話等を楽しんでいただくための掲示板ですので、募集を目的とした投稿は厳禁です。(即時削除)
・投稿文冒頭から「メールをください」等の記載がある等、明らかに募集目的のみと思われる投稿も厳禁です。(即時削除)
・ただし、レスの流れの中でメールのやり取りをするのは全く問題ありません。
・ご夫婦、カップルの方に限り、交際BBSと組み合わせてご利用いただく場合は、全く問題ありませんのでドンドンご利用ください。
・なお、交際専用BBSにスレッドを作成できるのはご夫婦、カップルの方のみですのでご注意ください。
・お手数ですが、交際専用BBSと画像掲示板とを組み合わせてご利用いただく場合は、必ずその旨を明記してください。
 【例】「交際BBS(東・西)で募集している〇〇です」、または「募集板(東・西)の No.****** で募集している〇〇です」など。
・上記のような一文を入れていただきますと、管理人が間違ってスレッドを削除してしまうことが無くなります。
・万一、上記内容に違反するような投稿をされた場合は、妻と勃起した男達の各コーナーのご利用を制限させて頂きますでご注意ください。
・当サイトは安全で安心できる楽しい「大人のエロサイト」です。腹を立てるのではなく、楽しくチ●ポを勃ててくださいネ!