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人生を寝取る 2

[1] スレッドオーナー: とも :2025/03/05 (水) 13:27 ID:/BURH.mk No.198944
 「人生を寝取る」の続編です。
全編をご覧いただいたみなさん、ありがとうございました。
 相変わらずのだらだらとして文面ですが、内容はほぼほぼ事実です。
 現実に起こった男女のくだらない馴れ初めと、アホな生きざまですが、
ご笑覧いただければ、幸いです。


[44] 敗者?  とも :2025/08/03 (日) 17:56 ID:o.m/FNPs No.202621
 長く読んでいただいたみなさん、間が空いて申し訳ありません。

 私が奪ったもの・・・、それがこの話の主題であり、結末としてどうなったか?
 この実話の結末はもう少し先ではありますが、そろそろ、「奪ったもの」について、時間を遡って記していきたいと思います。
 
 私と彼女は、職場で知り合い、お互いに仕事をしていく過程で仲良くなり、体の関係になりましたが、私が知っている彼女は、仕事上の彼女の姿や人柄でしかないことは、当然のことでした。
 しかし、私と彼女の関係が始まり、やがて1年になろうとしたころ、私自身が彼女が他人の妻であることに向き合うことが出来るようになって、彼女を抱きながら、私の知らない彼女について聞き出すことに今までにない興奮を覚えるになりました。
 話の始まりは、何気ない家庭での出来事などで始まりますが、話が進むと彼女が人の妻である限り、家庭内でのセックスは欠かせず、その話題に辿り着くことは言うまでもありません。また、それぞれの学生時代の思い出や普通の経験談、例えば旅の話などになっても、「それは誰と?」というセックスに想像は辿り着きます。
 そういう話の流れに近づくと決まって彼女は話をはぐらかそうとしました。たぶん、それが夫婦であれば、互いの結婚生活と精神の安定のために深く追求しないのではないと思います。
 しかし、我々はそういう関係ではなく、私の欲望に任せた関係において、目の前で私の性欲を受け入れ、身もだえる女の姿に加え、その女か過去にどのようなセックスをしてきたか?また、私とセックスをした後に夫のどのように抱かれたのか・・・・、想像することは、私の性欲を更に高ぶらせた。
 そんな私の欲望に対し、話が私の知らない彼女の性経験や性生活に話が及びそうになると、彼女は決まって口を噤んだ。
 そうすると、私は、彼女への腰の動きや愛撫を強め、彼女の絶頂を引き出そうとした。
「いいいい、いきそう、いくいく・・・」
彼女は、決まって自らの絶頂の訪れを態度や言葉に出してしまう習性があった。
 それを察知した私は、彼女が絶頂に向かう直前に動きを止め、または、自らの勃起したも物を引き抜いた
「いやー、やめないで、お願い、ちょうだい、入れてー」
と彼女は絶叫する。
「さっきの続きを言わないと入れてやらないよ」
と虐めると
「イヤだ、もう言わない。お願い、その話はやめて」
と冷めた声で答えるが、指先で彼女の性器の前部の突起や、乳首の感じる部分を刺激すると、
「ダメダメ、いっちゃう、いっちゃう、お願いだから入れてー」
と叫びだす。
「じゃあ、ちゃんと言えよ」
と、余裕の表情で弄ぶと
「分かった、いうから入れてぇ・・・」
と言ってやっど入れてやった。
私は、勃起したものを彼女の中に入れてやるが、動かず
「さあ、話して」
というと、彼女は息を切らしながら、私の質問に徐々に答え始める。
それを聞いた私はそれに興奮し、徐々に腰を動かし、話の展開と共に更に激しい怒りにも近い動きで彼女を絶頂に誘った。
 彼女の過去や日常の私の知らないセックスの話は、私の強い興奮を引き出し、それは彼女の強い絶頂に繋がったが、私の「知りたい」という欲望はそれだけでは止まらなかった。

 自分の恥ずかしい、知られたくない過去について話してしまった彼女は、絶頂を乗り越え、話してしまった後悔の念を抱えながら、ぐったりとベッドに臥床した。
 しかし、私のものは射精することなく、大概の場合、まだまだ、怒った勃起を維持していた。
 そして、ぐったりと横たわる彼女の足を開き、白いすべすべした両足の太ももを脇に抱え、愛液の滴る性器に勃起したものを差し込んだ。
「ぎゃあああ」
と全身を仰け反らせるが、私に抵抗する力はなかった。
私は、徐々に腰を動きを速めると
「ああああ、お願い、もう勘弁して、おかしくなっちゃう、ダメダメ、動かないで、もうダメ、動いちゃダメ、刺激がぁ・・、刺激がぁ…強過ぎちゃううう、もう許してぇ・・・・
と、全身を痙攣させながら、今度は先ほどとは、逆に
「お願い止めてえぇぇぇ」
と懇願した。
「止めたら、言うか?」
「言う、言うから、止めて」
「ホントだな、正直に言うか?」
「言う、言う、ちゃんと言うから止めて」
と、いって、やっと動きを止めて、彼女の顔を見ながら、質問をした。
そして、少しでもごまかそうとしたり、嘘ポイ話になると動きを速め、真相を聞き出した。
それを繰り返す中で、私は、私以外の男とのセックスについて話す彼女の口に中に勃起したものを差し込み射精することが、日常になった時期が続いた。

 彼女がある家庭の長女として生まれ、大学卒業後、実家に戻り、結婚後も実の両親と生活していたことは先に述べたかと思います。
 そんな彼女と夫との出会いは、彼女が大学1年の後半だと聞いています。

 大学入学時、彼女には高校時代からつきあっていた彼氏がいました。二人は、高校時代の終わりに初めてのセックスを経験しましたが、進学した大学が離れており、遠距離恋愛となりました。
 実家を離れて進学はしたものの、互いに長男と長女で、卒業後は実家に戻ることを前提とした進学であることは、互いの共通した環境でした。
 進学後、月に一度は帰省し、互いに貪るように抱き合ったことは、当然のことかと思います。
 しかし、夏休み、最初の帰省で、当然のようにラブホテルに入り、彼氏の激しい性欲を受け入れている最中、正常位で腰を打ち付ける彼氏の口から、彼女の名前と違う女の子の名前を叫びながら彼が射精したとのこと。
 つい数秒前まで快感と喜びに満ち溢れた体か一気に冷め、一瞬で自分の置かれている状況を理解したとのことだった。


[45] Re: 人生を寝取る 2  初老のオヤジ :2025/08/04 (月) 12:58 ID:eFNGFV8g No.202650
結末なのか現在進行形なのか・・・「奪ったもの」が奪い尽くしたら結末なのか・・・
奪い尽くせていなかければ現在も進行して結末に向かっているのでは・・・続きを期待してます(笑)。


[46] 夫との出会い、そして・・・  とも :2025/08/04 (月) 17:33 ID:hoLXr5jY No.202654
 初体験の彼氏との衝撃的な別れの数か月後、彼女は、後に夫となる大学の同級生と付き合うこととなった。

 親元を離れた大学生活にも慣れ、彼女は、ほぼ毎日、男性のアパートで過ごし、授業やサークルのない時は、セックスに明け暮れた。彼女の言葉を借りれば、
「何もない時は、ほぼ裸でいた」
とのことだった。
 その間、いろいろとあったようで、一時期別れることとなったらしいが、またよりを戻し、彼女の卒業まで関係が続いた。しかし、彼女の気を引くためなのか、彼氏は、バイトに明け暮れたため、留年を余儀なくされた。
 一年先に就職した彼女は、両親との約束を守り、郷里に帰り、無事就職を果たしたが、彼氏との関係は続いた。その関係の中で、長女である彼女と、末子であった彼氏の立場から、二人の結婚は、彼女の親にとっても好都合なものであり、彼女の両親の口利きもあり、彼女の実家近くの会社に1年遅れて就職した。
 そんないわば惰性に対し、いささかの抵抗感を感じていた彼女ではあったが、彼の強い意志と、あるブライダル企画にて、新婚旅行付の披露宴に当選したことで、いささかの抵抗感が払拭されてしまった。
 その時は、彼氏、この男の持つ更なるくじ運がその後の運命を左右するとは、誰しも予想できなかったであろう。
 末子の就職早々の男が、20代半ばで人並みの結婚を手に入れることは容易ではないと私の感覚では思う。実際、私は、就職後、彼氏と同様、親元を離れたが、現代とは違い、厳しい労働条件と、慣れない土地で必死で貯金をして、ある程度の貯えなどの見通しを持った30歳まで結婚はしなかった。
 そんな私の生き方に彼女は羨ましさを感じてはいたようだったが、自らの夫婦の間の子供の出産と子育て、実家の新築による同居など、他人を気にする余裕はなかったとのこと。
 しかし、時はバブル経済に突入し、堅実な職場を選んだ彼女や私の就職した職場よりも、彼女の夫の会社の方が羽振りが良く、そんなころに私は彼女の夫と話す機会があった。
「何でそんな業界を???」
と、軽くバカにされたよう気がして、少し不快感を覚えたが、そういう輩が多い時代でもあった。
 そんな世間の風潮の中で、彼に更なるくじ運が微笑みかけた。
 冗談のような話ではあるが、この様な男に神様は、「宝くじ」という予想だもしない微笑投げかけた。
 
 何と500万円当選。
 どちらかと言えば、インドア派だった夫に対し、大学こそ普通の学生であった彼女は、実は高校時代までは、バリバリの運動部で、職場のスキーサークルやテニスサークルに子連れで参加し始めた。
 そして、子供成長に伴い上の子は、そんな活発な母に連れだって同行するようになり、そんな場面で学生時代から体育会で過ごした私と彼女の接点ができ、子供とも顔見知りとなった。
 このような状況下、彼女の夫であり、子供たちの父である彼は、宝くじで得た賞金を元手に、RV車を購入し、高価なスキースクールに身を投じ、妻子を引き付けようと努力した。
 その車がその後、どう使われるかも知らずに・・・。


[47] 幸運に狂わされた男  とも :2025/08/04 (月) 18:36 ID:hoLXr5jY No.202656
 度重なる幸運によってもたらされた幸せそうな家族に彼女も彼女の子供も一時は楽しみを感じ、家庭も三世代が同居するサザエさん一家のような家族だと、世間も、そして、私もそう見ていた。
 しかし、彼女の中では、後輩である私が新しい事業に挑み、周囲に注目されていることに多少の焦りを感じ始めていた。
 これは、後に彼女から聞いた言葉で私はすっかり忘れていたが、仕事に本格復帰を果たし始めたころ、宴席で
「すっかりいいお母さんになっちゃったね。いいお子さんたちで羨ましいなあ・・・。うちの子のいいお兄さん、お姉さんになって鍛えてやって下さいね・・・。でもなあ・・・、このまま普通のおばちゃんになっちゃうのは、勿体ないなあ・・・、いろいろとご指導お願いしますよー」
と、酔った席でぽろっと言ったらしい。
 この酒の席とは言え、失礼な一言に彼女はずいぶん傷つき、『生意気な奴だ!』と笑いながらも、忘れていた仕事への情熱を思い出したらしい。
 そこで、私をライバル視するのが普通の反応かもしれないが、彼女の強かな(したたか)なところは、私に近づき、私の取り組む事業で自分もジャンプアップしようと試みたのである。
 振り返っても、その目論見は正解だったと思う。彼女と私は、お互いの不足している部分を補い合い、順調に実績を積み上げていった。
 その後には、私の周りの若手社員の集まりも「お楽しみ仲良しクラブ」から、「目的を持って仕事を楽しむ集団」へと進化する礎を築き始める手ごたえを感じていた。
 そんな中、私と彼女は、体を貪りあう関係となったのである。

 この頃既に世間は、バブルがはじけ、景気の勢いはなくなっていたが、彼の会社は、ひと頃ほどの勢いを失っていたが、逆に堅調に仕事をしてきた私と彼女の会社は、着実に成長し、夫婦間の収入も逆転し始めていた。


[48] 墜落  とも :2025/08/06 (水) 13:33 ID:MYQRhyIE No.202694
 そもそもを振り返ると、彼女が高校時代の彼と破局しなければ、彼との出会いは発展しなかったであろう。まあそこまでは、どこにでもある話だ。
 しかし、ブライダルの抽選に当たっことで付き合った女が結婚に踏み切るとか、宝くじに当たって、生活を変えるなどということは、普通にあることでなく、ある意味、偶然による張りぼての幸せであったことは、第三者が見れば明白であるが、当事者には気が付かないものかもしれない。
 図らずも、そこに私が入り込んでしまったのである。しかし、そこには、私と彼女の共通の価値観や、共有できる目的を見出した結果は、偶然ではなく、必然だったといえるだろう。

 斯くして、私と彼女が体の関係となり、時間のある時はラブホテルでお互いの体を貪りあい、時間のない時は夫が宝くじで当てた資金を元手に購入したRV車が私たちの逢瀬の場所となった。
 不倫関係のセックスにおいて、男側である私の車でセックスをすることは、髪の毛や化粧など、後始末が求められるが、彼女の車ではその心配はなかった。
 それでも、週末はそのRV車での家族サービスを試みる夫であったが、妻である彼女は、仕事上の研究会や付き合いを優先し、子供たちは、日々勉強に励む母の姿を尊敬の目で見るようなると共に、学校や近所の子供同士の遊びなどの子供の人間関係を優先するようになった。
 これらに加え、仕事に忙しい彼女だけでなく、日常学校に行く子供たちがを最も間近で支えていたのは、彼女の両親だった。
 本来であれば、家族が増え、複雑化する家庭環境の諸課題を話し合ったり、解決できない生活上の愚痴を溢すのが夫婦であるべきであろう。実際、私の存在がある前、もう少し遡れば、彼女の両親との同居でそのバランスも崩れ始めたのであろう。

 それでも、夫であり、父である彼氏は、棚ぼたの500万円を駆使して、家族関係の修復なのか?新たな形なのかを追い求めるが、本来の彼の築き上げてものではなく、とりわけ、体を使うスポーツなどは、強引に大人の習い事として習得しようとしたが、子供のころから活発な妻や、体育会系で鳴らした私と比べるまでもなく、苦労空しく断念することとなった。
 その姿は、「何ごとも続かない夫」として、「頼りない父」となってしまい、家庭内での立場を急速に失っていった。


[49] 夫婦生活  とも :2025/08/06 (水) 16:46 ID:MYQRhyIE No.202700
 私が彼女との関係を持って以後、仕事終わりに週の半分以上、その体を貪り30代の性欲をぶつけ始めたころ、その頃は、まだ、極々普通の夫婦関係が維持されていた。
 乳飲み子が幼児となり、普通の夫婦の営みに戻っていた。
 しかし、夜な夜な夫が妻の体を求める数時間前に、妻は夫以外の男にそこ体を晒し、肉欲の限りを尽くされていた。
 私は、過去の若い女にはない熟した女の体に魅了され、程よい大きさの乳房に顔を埋め、掌でそれで掴み、揉みほぐし、乳首を貪るように吸い・噛みつくした。また、程よい粘性を持ち、女の独特の匂いを放つ性器に吸い付き、指で弄び、その中の膣の動きに何本かの指を絡ませ、自らの勃起したものを怒ったように打ち付けた。それを受けた彼女は、ホテルで、またある時は、夫が買って普段は彼女が通勤に使っているRV車の車内において、私の精子を浴びてぐったりとしながらも、帰宅時間には、気持ちと体を入れ替えて、自宅に向かっていた。
 先の投稿に記したかもしれないが、安全日に私が彼女の胎内に射精した日、自宅でキッチンに向かって家族の料理を作っているときに、射精したものが流れ出てきたときは、幸福感も感じつつも慌ててトイレに駆け込むことがあったようだった。
 しかし、そんな日でも夫からの夫婦の営みの要求はあり、出来る限りやんわりと逃げていたようだったが、怪しまれることを恐れ答えたこともあったようだったし、夜中に眠っている最中に気が付けば、夫に脱がされて既にことが始まっているときもあり、その時に、私に弄ばれた部分を再び夫に弄ばれ、その痛さや不快感に耐えていた。
 夫は、ことが終えると何事もなかったように眠るのが常で、不快感だと彼女はいっていたが、実は快感だったかもしれないが、翌日の私との逢瀬のために、深夜未明にシャワーを浴びずにはいられなかったとか。
 
 そんな生活ではあったが、私と彼女は、二人で愛し合う時は、まるで独身の恋人同士のように求めあい、少しでも会う時間を作るべく、最大限の努力をしていた。
 そして、世間の極々普通のカップルのように、関係開始直後は、互いに嫌われない様に、より、いい男、いい女になれるよう努めたと思います。
 しかし、特に女側のそういう努力は、狙った相手だけにその思いが伝わるのではなく、狙っていない男にも届くから厄介なものとなるのは当然の結果である。


[50] Re: 人生を寝取る 2  初老のオヤジ :2025/08/07 (木) 15:32 ID:VdK.6TaE No.202716
いい女になれるよう努めた努力は狙っていない男にも届く・・・周りの男達からの触手が伸びてきたのでしょうか?・・・
いい女にはいいフェロモン臭が・・・厄介な結果がともさんにとっては甘美の結果になすのでしょうか?・・・。


[51] 崩壊へ  とも :2025/08/07 (木) 16:57 ID:/gXjQvC2 No.202717
私と関係を持った彼女は、徐々にそのポテンシャルを露にし始めた。後日本人から聞いて話では、私以前に、職場の何人かの上司や先輩から言い寄られていたようだったが、その頃は、夫婦仲も良く、何よりも子育てに忙しく、それどころではなかったようだった。
 しかし、そのもてるポテンシャルに早くから目を付けた先輩諸兄の目は確かであった。

 年下の私に言い寄られ、激しく求められたことで彼女自身の母から女に体だけでなく、精神的にも変化した。本人の言葉では、
「年下のあなたに捨てられるのが怖くて必死だった・・・」
とのことだったが、果たしてどうだったか??? その変貌の目的が私一人ではなく、今まで注目されなかった周囲へのアピールのようにも感じ、私からもちょっと調子に乗っているようにも見られ、鼻に着くことも・・・。
 私とのスケジュールが合わないときは、ジムに通うようになり、先ず全身が引き締まってきた。化粧も上手になり、ヘアカラーも明るく、明らかにお金がかかっているような・・・。
 
 その結果、日々、「女」を強くする彼女を職場などで見て、欲情し、仕事帰りにそれを満たしていたが、それ以上に彼女の「女」を身近で感じていたのは、夫であろう。
 一方、夫に対する嫌悪感が限界となった彼女は、寝室を子供部屋に移し、夫との関係を断った。
夫も年齢的に男盛りの頃、熟女?としての魅力、私との頻繁なセックスによるフェロモン臭の増加に夫の性欲も極限に達していたと思われる。

 恐らく、夫の方も夫婦間の価値観のズレ、共通点の減少、収入や社会的立場の逆転など、夫婦の間の距離が離れていることは感じ取っていただろう。
 それに対して多くの夫婦の場合、そこを埋めるのがセックスであることは言うまでもないが、それを拒まれている状況は、彼にとって地獄の苦しみとなっていたであろうと想像される。

 そこで彼は考えたのであろう、「子は鎹(かすがい)」2人の子供を何とか手なづけ、妻との距離を縮めようと画策し始めた。
 既に家族でのキャンプやスキーなど試みていたが、それは日常的なものではなく、働く母にとっては、日常の家事と仕事の両立に苦しむ中、何も不自由な屋外で家事をする必要はなく、疲労感だけが残るものとなっていた。だからと言って、キャンプで率先して料理をおいしく作るスキルが父である彼にあるわけではなかった。
 また、スキーにおいても急にスキースクールに入っても、子供の指導が出来るわけもなく、母親の職場のスキーサークルに参加した子供たちにとっては、私を含めた彼女の会社のスキー好きとどうしても比べてしまい、父の情けない姿にしか映らかなった。子供たちの落胆の表情から、本人も十分察知できたであろう。こうして、キャンプ・スキーに費やした労力と費用は水泡に消えた。

 そうなると、父は、身近な子ども達の喜ぶ「物」を買い与えるこという安易な方法しか思い浮かばなかった。
 世間には「飴を与える」という言葉あるが、食の部分においては、彼女の母である祖母が担っており、子供たちの食の健康については、しっかりと担っており、とても手出しの出来る状況ではなかった。
 そうなると、当節はやりのゲームなどの遊興機器を買い与え、自分もネットに興味を持ち、子供と共に楽しもうとした。
 結果として、これは彼の目論見通りとなり、子供との距離感はかなり近づいた。特に上の長男とは男同士でもあり、父子が連れだって買い物に行く機会が増えたようだった。
 しかし、下の子は少し年齢が離れおり、仲の良かった面倒見の良い兄を父に盗られた形となり、母が仕事でいない寂しさを祖母に求めるようになり、母である彼女は、仕事でいない間のその姿を実母から聞かされ、思い悩んでいた。
 普通であれば、そのような子ども達の状況を夫婦で理解し、対策を考えるところだと思うが、そこには共有する機会はなかった。
 そんなこととは露知らぬ夫(父)は、手なずけた長男とともに調子に乗って、決定的な失敗を犯した。

 長男と二人して、夫婦の結婚10周年の指輪を買いに出かけたのである。この安易な行動が夫婦の大きな亀裂のきっかけになるとは知らずに。
 思慮の浅い男は、それを渡せば妻が喜ぶと思ったのである。普通の夫婦であれば、それは微笑ましいことだろう。しかし、既に妻の夫への愛がない状態では、妻の逆鱗の火種でしかなかった。
 それを渡した瞬間、妻は激怒した。
 妻の激怒はこうだった。
「仲の良い兄妹に父親が割って入って、妹に寂しい思いをさせて、しかも、長男には安易に物を買い与え、親として教育する気があるのか! 寂しがっている娘の姿が見えないのか!長男は長男で、何か努力した結果として手に入れたゲームなどの玩具か?母が苦労して働いているのを見ていないのか!母がお前のように物で喜ぶ人間だと追っていたのか!」
と、大激怒した。
 当然の訴えである。これには、同居する彼女の両親も当然賛同した。我が子出ないので、口を出さずに我慢していたとのことだったが、本来、祖父母がすることを父親がやってしまってる状況に忸怩たる思いがあったようで、この時にその不満も爆発した。

 斯くして、夫は、完全に家族の中で居場所を失い、孤立を極めた。
 その後の生活は、夫が夫婦の寝室に引きこもり、食事もほとんど外食。子供たちの父親としての信用も失墜した。


[52] Re: 人生を寝取る 2  初老のオヤジ :2025/08/14 (木) 10:49 ID:Ot3KBSsU No.202887
人生を寝取る・・・彼女の夫の人生も寝取った訳ですが・・・ここから彼女の人生も寝取る・・・

自分の人生は壊さずに彼女の人生が壊れて行く快感に酔う・・・人は時として鬼畜になることも出来る・・・

続きを楽しみにしています(笑)。


[53] ありがとうございます。  とも :2025/08/14 (木) 11:53 ID:2eTUHVos No.202891
 さして性欲を掻き立てる文章ではありませんが、初老様はじめ、お付き合いいただいた皆さんありがとうございます。
 極々普通の穏やかな家庭でしたが、私の軽い遊び心が崩壊させてしまいました。
 多分、私が一歩を踏み出さなければ、いろいろな問題はあったにせよ、家族が協力して乗り切ったものと思います。
 しかし、私が手を出さなければ、他の男が手を出したかも・・・。

 この後、更なる悲劇に繋がります。



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