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続々 せ・ふ・れ

[1] スレッドオーナー: 洋祐 :2024/03/24 (日) 22:34 ID:QdMo9hHE No.190627

図らずも、三つ目のスレになりました。
前スレでレスをくださった皆様、ありがとうございました。
よろしければ、引き続きご覧いただければ幸いです。



綾夏には、随分酷いことをしてしまったが、
あの後、俺がしたことで、綾夏から何かを言われることはなかった。

翌週の水曜の夜、俺が仕事から帰宅すると、
俺の部屋で待っていた綾夏は、何事も無かったかのように、俺を迎えてくれたし、
金曜のこの夜、俺が綾夏の部屋を訪れると、いつものように迎えてくれた。

「今日は、好きにしていいよ。」

二人でベッドに入ったとき、綾夏がそう言った。
水曜の夜もそうだったが、この日の夜も、俺は、綾夏を愛しむように優しく抱いた。
そして、この夜は、最後に綾夏の中で射精した。

「ふふふ。そんなに遠慮しなくてもいいのに…」

二人で余韻に浸っているとき、綾夏がそう話しかけてきた。

「私、怒ってもいないし、お互い様かなって思っているから…」

綾夏は、俺がしたことを仕返しだと気がついているようだ。

「あまり気にしないで…、
 だけど…、洋祐を見ていると、私、いろいろ言いたくなっちゃうんだよね。」
「・・・・・・」
「ごめんね。」
「・・・・・・」
「でも、また言わせてね。」
「ああ」
「私が言ったことの意味も考えてくれると、ありがたいな。」
「いつも考えているけど、まったく分からない。意味なんかあるのかよ。」
「さあね。それと、仕返しも、もう少し優しくしてくれると、嬉しいんだけど…、
 でも、それじゃ、仕返しにならないよね。」
「・・・・・・」
「洋祐がしたいようにすればいいから…。ね。」

俺は、綾夏の言葉を聞いて、彼女をギュッと抱き締めた。


翌週の水曜、綾夏はこの日も食事を作って待っていてくれた。
3日後の土曜には、綾夏と一緒に美穂と会う約束だが、
まだ綾夏から会う時間や場所を聞かされていない。

「土曜のことだけど…」

二人で食事をしているときに、綾夏が美穂と会う日のことを切り出した。

「適当な場所が思いつかなくて、中々決まらなかったけど、
 結局、美穂がJ駅まで来てくれることになったの。」
「そうなんだ。」
「会ってお礼してお終い、というわけにもいかないでしょう?」
「それは、そうだな。」
「それで、三人で食事でもしようと言うことになったんだけど、
 場所が難しくて…」
「・・・・・・」
「初めはIB駅も考えたんだけど、お店をよく知らないし、
 繁華街だと混雑して、ゆっくり話もできないような気がしたから…」
「彼女の家からだと少し遠いけど、何て言っているの?」
「こちらの方に遊びに来たことがないから、一度行ってみたいって…
 でも、遊びに来るようなところでもないけどね。」
「・・・・・・」
「それで、土曜は、午後1時にJ駅に待ち合わせに決めたわ。
 昼時をずらした方が、店も空いているから…」
「わかった。」

俺としても、遠くまで足を運ばなくて済むから、ありがたかった。

「当日、洋祐はどうする?」
「どうするって?」
「金曜に泊まりに来るなら、一緒に行けるけど、私、生理が近いから…」
「ああ、そういうことか。」
「もしそうなったら、直接J駅に行く?」
「うん、そうだな。そうする。」
「美穂は洋祐の顔を知らないけど、洋祐は美穂の顔を知っているから、
 洋祐と美穂が先に着いても大丈夫でしょ?」
「いや、それが…、送って行ったとき、終始俯いていたし、
 顔のことは気にもしていなかったから、全く覚えていない。」
「そうなんだ…」
「ああ」
「わかった。J駅までは私が一番近いから、少し早めに行くね。」

待ち合わせが1時と言っても、俺は電車で向かうから、
結局、1時より前に行かなきゃいけないだろう。

「同期でもう一人、彼氏いない歴=年齢の子がいて、その子は男性に免疫がないんだけど、
 美穂は、そんなこともないから、気を遣わなくても大丈夫よ。」
「・・・・・・」
「ねえ、もし洋祐が美穂のことを気に入ったら、彼女として考えてみる?
 もちろん、美穂が洋祐のことを気に入ってくれたらの話だけど…」
「その可能性は低いと思うけど、そうだったとしても遠慮しておくよ。」
「えー、何で?」
「だって、綾夏の友達だろ。もし付き合ったとしたら、
 綾夏に全部筒抜けになりそうで…、嫌だな。」
「ははは、確かに、それはあり得るわね。
 あの娘なら、私が聞かなくても、自分から全部話してくれそう…、ははは。」

何かその話しが綾夏の壺に嵌まったのか、
綾夏はその後も、度々思い出しては笑いを堪えていた。

食事を終えると、いつものように二人で風呂に入り、
湯船に浸かっていた。

「美穂は、未だに洋祐のことを彼氏さんって言うのよ。」
「・・・・・・」
「その都度、違うって言っているんだけど…」
「・・・・・・」
「完全に彼氏認定されているみたい。」
「・・・・・・」
「周りの人に話しを聞かれたら、それこそ大変よ。」
「・・・・・・」
「また変な噂が広まっても困るしね。」
「・・・・・・」
「でも、洋祐に会ったら、呼び方を考えるって言っていたから、
 やっと、これで彼氏さんって呼ぶことも無くなるわ。」

綾夏は俺に背を向けているので、彼女がどんな顔をして話しているのか、
俺にはわからなかった。

「綾夏。」
「何?」
「入れてもいい?」
「いいよ。」

二人で一旦立ち上がり、対面座位の姿勢で湯船に浸かった。
暫くキスをした後、互いに抱き締め合っていたら、
綾夏が話し始めた。

「美穂に、彼氏じゃないって言っておきながら、
 洋祐とこんなことしているって美穂が知ったら、
 彼女はどう思うかな。」
「・・・・・・」
「彼氏じゃなくても、セックスしたいと思う人がいるなんて、
 普通じゃ、絶対理解されないよね。」
「・・・・・・」
「もしも洋祐が美穂と付き合い始めたら、
 私たちのこと、美穂には隠し続けなくちゃいけないんだね。」
「・・・・・・」
「それは…、結構辛いな。」
「・・・・・・」
「美穂の顔、真面に見られないかもしれない…」
「・・・・・・」
「そう考えると、洋祐と美穂が付き合うのは、
 私にとっても、やっぱり無理なことかな…」
「俺は、別に付き合うつもりはないから…」

俺がそう言うと、綾夏は腰を上下にゆっくりと動かし始め、
顔をやや上に向けながら喘ぎ始めた。


[80] Re: 続々 せ・ふ・れ  ひで :2025/05/27 (火) 07:02 ID:EuuzbnZ2 No.200891
まだ知らない事実を綾夏から聞かされていたのだから…

何の事実なんでしょうか?
気になります

[81] Re: 続々 せ・ふ・れ  洋祐 :2025/06/01 (日) 23:16 ID:SuJR5qPw No.201042

けいさん、ひでさん、レスありがとうございます。



美穂と店を出たとき、すでに午後10時半を回っていた。
駅まで歩いて、そこで美穂と別れてもよかったが、
美穂もそれなりに飲んでいたし、過去に帰る途中で酔い潰れたという前科もあったので、
美穂の自宅の最寄りのNT駅まで彼女を送っていくことにした。

「なーんだ。」

NT駅に到着して美穂と別れるとき、彼女がそう声を上げた。

「てっきりこのままホテルに連れ込まれると思っていたんだけど…」
「えっ?」
「ここから15分ぐらい歩けばホテルがあるのよ。
 隣の駅から歩いた方が近い場所なんだけどね。」
「あのねぇ。」
「連れ込まれても、洋くんだったらOKだから、大丈夫よ。」
「そういう問題じゃない。真面な社会人だったらそういうことはしないんだよ。」
「はは。冗談よ、冗談。そんなにムキになることはないでしょ。」
「まったく…。酔っぱらっているのか?」
「少しだけね。今日はとても楽しかったわ。それに送ってくれてありがとう。
 またコンサートに誘ってもいい?」
「別に構わないけど…」
「あまり気乗りはしてない顔ね。でも、1年に1、2回ぐらいだったらいいでしょ。」
「ああ。」
「ありがとう。じゃあ、また連絡するね。ばいばい。」

美穂はそう言って帰って行った。
先程の美穂の冗談は、綾夏のそれによく似ていた。
美穂でもそういう冗談を言うのかと思う一方、由美からそんな冗談は言われたことはない。
その違いは何なのか、それは好きかどうかということだろうか。
正直、女性の心理は俺には分からない。

俺は、美穂を見送った後、電車に乗り、部屋に着いたときには、0時半を回っていた。
部屋に戻ってから、今日のことを振り返ってみた。

クラッシック音楽にはあまり興味はなかったが、楽しい時間を過ごしたように思う。
美穂は、会場で友達に会ったときに、友達が俺を彼氏と勘違いしたと言っていたが、
傍から見れば、そう見えるのだろうか。
美穂とコンサートに行って、酒を飲んで、最寄り駅まで彼女を送って行ったのだから、
もう立派なデートには違いがないが…

残念ながら、綾夏とはこのような時間を過ごしたことは一度もない。
今頃綾夏は何をしているのだろうか。
自分の部屋にいるのか、それとも…
そう考えると、胸が苦しくなるので、頭の中の想像を打ち消すように首を左右に振り、
シャワーを浴びて寝床に就いた。


美穂とコンサートに行った後、俺が綾夏に逢ったのは5日後の金曜だった。
当初は水曜に綾夏が俺の部屋に来る予定だったのだが、
前日に綾夏から用事ができたからとキャンセルの連絡があった。

はっきりと記憶してはいないが、今年の9月の終わり頃か、
10月の始め頃からだっただろうか。
綾夏から用事できたからという理由で、
水曜に逢う予定がキャンセルになることが度々あった。
綾夏は用事が何であるかは特に言わなかったが、俺は、彼氏に会うことだろうと解釈した。

綾夏の元彼のBは仕事が忙しく、平日に会うことは殆どなかったようだが、
恋人同士であれば、仕事の都合がつけば、平日の夜にデートすることもあるだろう。
それは、自然なことだし、それによって俺と逢う機会が減るのは仕方がないことだ。
それに、金曜は、生理の日を除けば、綾夏は必ず俺を部屋に迎え入れてくれたので、
逢う機会が減っても、俺は大きな不安を感じることはなかった。

この金曜の夜も、俺が綾夏の部屋に行くと、いつものように食事を用意して迎えてくれた。
俺は、美穂とコンサートに行ったことが、少し後ろめたく感じ、
綾夏から何か言われたどうしようか、言い訳を考えていた。

だが、綾夏がそのことを口に出すことは全くなかった。
もちろん俺から美穂のことを話題にすることはない。
俺が美穂とコンサートに行ったことを綾夏は知らないのか、
それとも知っていて何も言わないのか、俺には判断できなかった。

この日は、避妊のルールでは、自由にしていい日で、先月末以来のことだった。
思えば、綾夏の中で射精する機会もめっきり減っていた。
去年の今頃は、俺はゴムを使うことは一切なく、微妙な時期でも綾夏の中で射精していた。
綾夏を妊娠させてしまおうかと、本気で考えたこともあった。

正確に記録していたわけではないが、月に7日か8日ぐらいは、
綾夏の中で射精していたように思う。
避妊のルールができてからは、もちろん頻度が減ったが、それでも月に4日程はあった。
だが、この数カ月は月に2日ぐらいの頻度だ。

綾夏がCと付き合うようになって、俺と逢う機会が減り、
更に水曜の夜に逢うことも、度々キャンセルになったわけだから、
当たり前といえば当たり前だが、今、改めて振り返ってみると、
俺と綾夏の結びつきは、すでに大きく様変わりしてしまっていたようだ。

だが、当時の俺は、そんな意識は全くなかった。
綾夏に彼氏ができたのだから、逢う回数が減るのは仕方がないことだし、
綾夏と逢ったときには、当たり前のようにセックスしていたし、
セックスの行為自体も、以前と比べて変わったようなこともなかった。

綾夏がCと付き合い始めて8カ月が経とうとしていたが、
二人の関係がどの程度進展したのか、俺には窺い知ることはできなかった。
綾夏が彼氏のことを口に出すことはなかったし、俺も彼氏のことを聞こうとはしなかった。

この日も、夕食を終えた後、綾夏と一緒に風呂に入った。
二人で湯船に浸かり、綾夏は対面座位の姿勢で俺のペニスを迎え入れる。
そして、綾夏は大きく上下に身体を動かし続ける。
ときおり動きを止めて俺に抱き着き、荒い呼吸のまま、激しくキスをする。
そして、呼吸が整うと、再び身体を動かし始める。
綾夏は、そんなことを何度も繰り返していた。

「はあぁぁ…、はあぁぁ…、はあぁぁ…」

綾夏の喘ぎ声が、浴室に響き渡る。
綾夏のこの声を聞きながら、彼女の表情を見ていると、
本当に彼氏がいるのかとさえ、俺は思ってしまう。

「あああぁぁぁっ…」

綾夏はそう叫んで、俺に抱き着いて身体を預けた。
俺は、両手を綾夏の頭に添え、貪るように彼女にキスをした。

この日は、風呂から出た後、直ぐに二人でベッドに入り、
仰向けに寝ながら、綾夏と話しをしていた。

「来週は、もう12月になるんだね。」
「そうだな。」
「早いものね。まだそれほど寒さは感じないけど…」
「・・・・・・・」
「来月になったら、厚手のコートとかセーターを用意しないといけないわ。」

綾夏はそう言って、ふーっと溜息をついた。
用意すると言っても、衣装ケースに仕舞ってあるコートヤセーターを、
タンスに移すだけだから、そんなに大した作業とは思えない。
だが、綾夏は、それがあたかも面倒なことであるかのようで、それが少し不思議に思えた。

「ねぇ、もういいでしょ。」

綾夏が俺の方を向いて誘ってきた。
俺が綾夏に被さり、彼女の股間に指を当てると、
前戯らしい前戯は何もしていないのに、綾夏のそこはすでに濡れていた。
風呂場での余韻がまだ残っているのだろうか。

俺は膝立ちをして、綾夏の膣口にペニスを押し付けると、
綾夏の膣内にペニスが抵抗なく飲み込まれていった。

「はぁぁ…」

綾夏は声を漏らしながら、軽く仰け反った後、俺の両腕を掴み自分に引き寄せる。
俺が綾夏の背中に両腕を回して彼女を抱きしめると、
綾夏も両腕を俺の背中に回して抱き着いた。
そして、俺はゆっくりと腰を動かし始める。

結局、この後、俺は体位を変えることなく、正常位のまま腰を動かし続けた。
俺の射精が近づくと、綾夏はそれが分かったのか、両脚を俺の腰に絡めた。
俺は、より激しく腰を振り、綾夏の中にザーメンをぶちまけた。


[82] Re: 続々 せ・ふ・れ  けい :2025/06/04 (水) 21:43 ID:TBTOVQ4Q No.201124
綾夏さん見てみたい&抱きたいです
続きお願いします


[83] Re: 続々 せ・ふ・れ  洋祐 :2025/06/08 (日) 20:32 ID:uElSYCrQ No.201232

けいさん、レスありがとうございます。



俺が綾夏の中で射精を終えた後は、互いに抱き締め合い、
更に綾夏は両脚を俺の腰に絡めたまま、いつものように余韻を楽しんでいた。
ときおり、綾夏の膣が、尿道に残ったザーメンを絞り出すかのようにキュッと締まる。
俺は顔を上げ、貪るように綾夏にキスをすると、綾夏もそれに応えてくれた。

「凄くよかったよ。」

長いキスを終えた後、綾夏がそう呟いた。
まだ、互いに抱き締め合い、綾夏の両脚が俺の腰に絡まった姿勢のままだ。

「こういうの、久しぶりだったしね。」
「・・・・・・・」
「もっと、こういう機会が作れればよかったんだけど…」

綾夏は俺の顔を見ながらそう言った。
俺は、再び綾夏にキスをし、彼女を引き寄せるように、両腕に力を入れる。
綾夏もそれに応えるように、両腕と両脚に力を入れた。
萎えかけた俺のペニスは、綾夏の中で少しずつ膨らみ始める。

綾夏と彼氏の今の関係がどうなっているのか、俺には分からない。
だが、どうなっていようと、俺と綾夏の関係が直ぐに終わることはない。
俺は、綾夏にキスをしながらそう思っていた。
そう思いながら、二度目のセックスを始めていた。

それから2週間が経った。
12月に入って直ぐの頃は、少し寒くなった気がしたが、
最近では、11月の方が寒かったのではと感じる程、暖かい日々が続いている。
特に、昨日は最高気温が20℃近くまで上がり、12月とは思えない陽気だった。

ちょうど1週間前に、綾夏から生理が始まったと連絡があり、
この金曜は、綾夏の生理が明けて直ぐの日だった。
避妊のルールでは、生理が始まった日の8日後以前であれば、避妊しなくてもよい。
綾夏に彼氏ができてから、生理が終わって直ぐに彼女と逢える機会が減り、
特に、ここ数カ月は全く逢えなかったので、今日のような日はとても貴重だ。

実は、今週の月曜に美穂から連絡があり、明日の土曜に彼女に会う約束をしていた。
美穂とは去年の12月からすでに10回ほど会っているが、
綾夏の部屋に泊まった後、美穂に会うのは今回が初めてだった。
偶然か、意図的かは、俺には分からないが、
これまで美穂と会う日は、いずれも綾夏が生理のときだった。

綾夏は、俺が明日美穂と会うことを知っているのだろうか。
以前は、俺と美穂とのことは綾夏に筒抜けで、
美穂に会う前や会った後に、綾夏に揶揄われたこともあったが、
ここ数カ月は、綾夏が美穂のことを口にすることはなかった。
また美穂も、先月、先々月に会ったときには、綾夏のことを話題にすることはなかった。

綾夏と美穂が、会社でどんな話しをしているのか、今の俺には全く分からないが、
きっと、ただの偶然のことだと思う。
まさか二人が喧嘩しているとかはないだろう。
もしそうなら、綾夏にしても美穂にしても、俺にそう言うはずだ。
俺は、そんなことを考えながら、綾夏の部屋に向かった。

この日は、風呂から上がった後、酒を飲みながら綾夏と話した。
どんな話しをしたのかはほとんど記憶にない。
多分、他愛のない話しをしたのだろう。
ただ、美穂のことが話題になることはなかった。

翌日、午前10時過ぎに綾夏に起こされた。
いつもなら、もう綾夏の部屋を出て行かなければならない時刻だ。
綾夏も起きたばかりのようで、裸のままだった。

「あんなに遅くまでするから、寝坊しちゃったじゃない。」

綾夏は、そう言って笑った。
綾夏に彼氏ができてから、金曜の夜に綾夏の部屋に泊まるときは、
午前2時から2時半頃までには寝るようにしていた。
だが、昨日、というかもう今朝なのだが、午前5時近くまで、綾夏とセックスしていた。

昨日も、午前2時頃に2回目のセックスを終え、
二人でシャワーを浴びた後、一旦は寝る体制に入った。
だが、その後、俺が綾夏を抱き締め、彼女の身体を愛撫しているうちに、
3回目のセックスが始まった。
綾夏も拒む素振りは全く示さなかった。

3回目のセックスは、正常位のまま体位を変えず、長くゆっくりとしたセックスだった。
少しでも長く綾夏と繋がっていたい、そんな気持ちだった。
そして、俺は、綾夏の中で3回目の射精を終えた。

一晩で綾夏の中に3回射精したのは、いつ以来だろうか。
俺は、そんなことを考えながら、射精後の余韻を味わっていた。
気づかぬうちに、綾夏は俺の下で眠りについていた。

暫くして、俺は、綾夏を起こさぬようにそっとペニスを抜き、
携帯を取り出して、綾夏の裸体を何度も撮影した。
そして、俺は、綾夏の横で眠りについた。

今、目の前にいる綾夏は、俺がそんなことをしたとも知らずに、
怒ったふりをしながら、笑顔で俺を見ていた。

それから直ぐに二人でシャワーを浴びに行った。
俺は、背を向けた綾夏に、シャワーの湯を浴びせながら、片手で彼女の身体を擦った。
そして、後ろから股間に手を伸ばし、膣の中に指を入れて弄った。

「もうー、シャワーを浴びるだけでしょ。」
「昨日、3回出したから…、よく洗っておかないと。」
「自分で出しといて、そんなこと言う?」

綾夏はそう言って、クスクスと笑いだした。
だが、暫く膣の中を弄っていると、綾夏の声が変わり始めた。

「だ、だめだって…」

俺は、このまま綾夏をベッドに連れて行き、押し倒したいという衝動に駆られた。
しかし、さすがにそれは綾夏も認めないだろう。
俺自身も、午後に美穂と会う約束しているので、それを違えるわけにはいかない。

二人で浴室を出たとき、すでに午前10時半を大きく回っていた。
俺は慌てて自分の服を着て、綾夏の部屋を後にした。
綾夏も支度が整い次第、部屋を出発するのだろう。

午前11時過ぎに、俺は自分の部屋に帰った。
腹は空いていたが、2時間後には、美穂と昼食を共にするので、
軽い食事で済ませ、着替えをしてから時が来るのを待った。

いつものように、午後0時40分頃にJ駅に到着すると、
待ち合わせの場所で、美穂が待っていた。
そして、いつもの店に入ると、美穂の話しが始まった。

美穂の話しを聞きながら、ほんの数時間前に、
俺と綾夏が一緒に裸でシャワーを浴びていたことなど、思いもしないだろうと、
そんなことを考えていた。
美穂が一通り話し終えた後、俺は気になっていたことを彼女に尋ねた。

「そう言えば、この間のコンサートのことだけど、綾夏に話しをしたの?」
「ううん、何も話していないわよ。話す必要も、話さなければいけない理由もないしね。
 でも、どうしてそんなことを聞くの?」
「いや…、先日綾夏に逢ったときに、何も言われなかったから…
 以前なら必ず冷やかすようなことを言っていたんだけど…」
「以前は、綾夏に断りを入れていたけど、今の綾夏には彼氏がいるんだから、
 私が洋くんと何をしようが、綾夏には関係ないわ。
 今日、洋くんに会うことも、綾夏には話していないし…」

そうか、コンサートのことも、今日のことも、綾夏は知らないのか…
それなら綾夏が何も言わないのは当然だが、何故、美穂は綾夏に教えなくなったのか。
綾夏に彼氏がいるからと言うが、何も話さないというのは不自然のような気もする。
それに、今の美穂の言い方も、何か突き放すようなきつい言い方に感じたし…
まあ、女性同士の関係など、俺には分かる筈もないが…

午後4時過ぎに二人で店を出た後、J駅のホームで電車に乗った美穂を見送った。
そして、自分の部屋に帰ろうと、ホームの階段に向かおうとしたとき、俺はギョッとした。
二つの大きな紙袋を両手に持ちながら、階段を上ってくる綾夏の姿を見かけたからだ。
彼氏と会っているはずの綾夏が何故ここに…、それにあの大きな紙袋は何だろうか。

そのまま綾夏に近寄って声を掛ければよかったのかもしれない。
だが、俺は咄嗟に柱の後ろに身を潜めてしまった。
そして、綾夏は、先程美穂が乗った電車と同じ方面の電車に乗り込んだ。
俺は、綾夏が乗った電車を呆然と見送った。


[84] Re: 続々 せ・ふ・れ  けい :2025/06/09 (月) 21:36 ID:IxXgVNh. No.201271
投稿ありがとうございます
駅でばったりってドキドキですね


[85] Re: 続々 せ・ふ・れ  洋祐 :2025/06/16 (月) 22:35 ID:MTyunZKw No.201477
けいさん、レスありがとうございます。



俺は、綾夏を乗せた電車を見送った後も、暫くホームに立ちすくんでいた。
時計を見ると、午後4時半を回るところだ。
今、彼氏とデートしている筈の綾夏が、どうしてJ駅に…
そのことを考えながら、俺は自分の部屋に向かった。

綾夏から彼氏ができたと伝えられたとき、綾夏は俺と逢う機会も減ると言った。
その後、金曜に綾夏の部屋に泊まった翌日の朝、綾夏から11時頃に出掛けると言われ、
それ以降、俺は、綾夏の部屋に泊まったときには、綾夏が何も言わなくても、
土曜の午前10時頃に綾夏の部屋を出て行った。

それは、綾夏がBと交際していたときも同じだった。
ただ、土曜に綾夏がBと会わないときには、綾夏はそれを俺に伝え、
土曜の午後も、俺は綾夏と過ごしていたが、
Cと交際し始めた後は、そのようなことは一度もなかった。

だが、それは、綾夏が毎週Cと会っているのなら当然のことではあるし、
俺も、毎週欠かさずにCと会っているのだろうという認識だった。
しかし、今日、綾夏をJ駅で見かけたことで、
俺の中では、これまでの土曜も、綾夏は毎週Cとデートしていたのだろうか、
そんな疑問が湧いてきた。

俺は、部屋に戻ってから、自分の頭の中をもう一度整理した。
俺が考えた疑問な点を挙げると、
1.何故、あの時刻に綾夏がJ駅に居たのか、
2.あれから綾夏は何処へ行こうとしていたのか、
3.2つの大きな紙袋は何なのか、
4.綾夏は、毎週土曜に彼氏とデートをしていたのか、
といったところだろうか。

1の疑問点について考えると、少なくとも今日の日中に関しては、
綾夏はCとデートをせずに、自分の部屋に居た可能性が極めて高いと思われる。
そうとすると、綾夏はその時間自分の部屋で何をしていたのか、
日中に彼氏とデートをしないなら、何故、Bのときのように俺に伝えなかったのか、
そんな疑問が湧いてくる。

2の疑問点については、先ず、Cに会いに行くのか、それ以外の用事なのかということだ。
夜からCとデートをすることは、もちろん考えられることだが、
大きな紙袋を持って会いに行くのはかなり不自然のような気がする。
それに、はっきりとは思い出すことはできないが、
綾夏の服装が彼氏とデートするような恰好ではなかったように思う。
そう考えると、綾夏は別の用事で出かけたことになるが、
どんな用事なのかは、俺には全く見当もつかない。

3の疑問点については、綾夏が出掛けた用事に関連するとは思うが、
その用事の見当がつかない以上、分かるわけがなかった。

4の疑問点だが、今日に限って偶々彼氏とデートする予定がなく、
偶々夕方出かける用事があって、それを偶々俺が目撃したなんて、
そんな偶然が果たしてあるのだろうか。
そう考えると、今日に限ってではなく、以前からそんな日があったのだろう。
何故それを俺に伝えなかったのか、その理由は全く分からないが…

結局、いろいろ考えてはみたが、答えが出るはずもなかった。
綾夏に聞いてみたら、案外大したことではないのかもしれない。
その一方で、俺にとっては、見てはいけない光景を目撃してしまった、
綾夏にとっては、俺に見られてはいけない光景を目撃されてしまった、
そのようにも感じてしまい、綾夏に聞くことができない。

綾夏との関係が始まって来年の春で6年になるが、
この程度のことを綾夏に尋ねることもできないような、
そんな繋がりしか綾夏と構築できなかったことが情けなかった。

4つの疑問について、考えても答えが見つからないことは分かってはいるが、
翌日になっても、俺の頭から離れることはなかった。

翌週の水曜、俺は泊りの出張があったため、次に綾夏に逢えたのは金曜だった。
仕事を終えた後、先週の土曜のことを綾夏に聞くべきか悩みながら、
綾夏の部屋に向かった。

綾夏の部屋に着いてからは、いつものように、綾夏が用意した夕食を二人で食べ、
風呂に入った後、酒を飲んでいた。
結局、夕食のときも、綾夏に聞く勇気が持てなかった。

もう少し酒を飲んで、その勢いで聞いてみようかと考えていたとき、
綾夏からベッドに誘われた。
お互い服を脱ぎ、二人でベッドに入った。

この日は、避妊のルールではゴムを着ける日だ。
綾夏の生理が始まった日から考えると、数日後には排卵だろう。
綾夏はフェラをした後、手慣れた手つきで俺のペニスにゴムを被せる。
そして、俺の腰に跨ると、ペニスを股間にあてがいながら、ゆっくりと腰を沈めた。

セックスを終えた後、仰向けに寝てぼんやりと天井を眺めていた。
結局、先週の土曜のことを聞く機会を逸してしまった感じだ。
ただ、今の綾夏を見ていると、そんなことはどうでもいいような気がしていた。

先週、俺が綾夏の部屋を出て行った後、偶々彼氏からデートのキャンセルの連絡があり、
偶々別の用事ができて出かけて行った、そんな偶然だって起きえないこともない。
そう思えてしまうほど、綾夏は何も変わっていない、いや、いつも以上に激しかった。

「ねえ、洋祐」

俺の隣で俯せに寝ていた綾夏が、俺に声を掛けた。
俺は綾夏の方を向くよう姿勢を横向きに変えると、綾夏も俺の方を向くよう姿勢を変えた。

「来週の水曜なんだけど…」
「・・・・・・・」
「私、その日に用事があるから、洋祐の部屋には行けないの。」

綾夏が、申し訳なさそうにそう言った。
今週は、俺の仕事の都合で水曜に綾夏に逢えなかったので、
これで、2週続けて、水曜に綾夏に逢うことができなくなった。

ただ、俺はこうなるだろうことは予想していた。
来週の水曜はクリスマス・イブの日だ。
綾夏は用事があるとしか言わなかったが、
その日の夜は、きっと彼氏と過ごすのだろう。

「わかった。」
「それと、年末のことなんだけど…」

綾夏は言い難そうにそう言った。
この年の年末は、27日が土曜で、俺の職場で27日が仕事納めだが、
綾夏の職場では26日の金曜が仕事納めだった。

「年末はいつも洋祐と過ごしていたけど、
 今年は実家に用事があって、27日の朝には帰省するから、
 一緒に過ごせそうもないの。」
「・・・・・・・」
「ごめんね。」

綾夏は目を伏せがちにそう言った。
さすがにこれは俺にとって想定外のことだ。
綾夏に彼氏ができたから、去年のように過ごすことはできないとしても、
1日ぐらいなら、綾夏に逢えると考えていた。

しかも、来週の水曜も綾夏に逢えないとなると、
今年、綾夏に逢えるのは今日で最後ということになる。
年明けも暫くは逢えないだろうから、次に綾夏に逢えるのは、
二十日近く経ってからということになる。

俺は凄く寂しい気持ちにはなったが、綾夏は実家の用事で帰省するわけだから、
年末年始に彼氏と会うこともない。
そう考えると、少し気分は軽くなった。
だが、今日が今年最後であることには、

「わかった。」

俺はそう言って綾夏を抱き締め、激しくキスした後、彼女の身体を愛撫し始めた。
暫くすると、綾夏の喘ぎ声が漏れ始め、次第にその声が大きくなっていく。
俺は膝立ちして綾夏の股間を大きく拡げた。

「ゴムしなくてもいいか?」

俺は綾夏の目を見ながらそう言った。
綾夏は、少し驚いた表情を浮かべた後、俺をじっと見つめたていた。


[86] Re: 続々 せ・ふ・れ  ジーン :2025/06/19 (木) 05:41 ID:340knDvk No.201521
その後が気になります。
洋祐さん、やっちゃえ!


[87] Re: 続々 せ・ふ・れ  けい :2025/06/29 (日) 23:11 ID:wCLS1onE No.201741
続きをお願いします
待っています


[88] Re: 続々 せ・ふ・れ  けい :2025/07/15 (火) 23:23 ID:xfzoRgbY No.202060
あげときます

[89] Re: 続々 せ・ふ・れ  けい :2025/08/01 (金) 23:01 ID:gdpE0cQE No.202546
そろそろ続き読みたいです


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