掲示板に戻る /戻る /全部 /1- /51- /最新10 /▼ラスト

妻がオブジェに

[1] スレッドオーナー: 大久保 :2010/07/26 (月) 21:17 ID:adyFfbqY No.2594

まさかと思った。
夕食後にリビングでひいきのチームのプロ野球の試合をテレビで見ている時だった。
小学5年になった一人息子は自室でTVゲームでもしているのだろう。
リビングにはとっくに倦怠期を迎えた夫婦二人しかいなかった。

「ねえ、どう思う?」

最近連敗が続いているひいきチームが、1点差ビハインドの状況でスコワーリングポジションにランナーをためて、期待の4番がバッターボックスに入った時だった。

「大河原先生がどうしても私にモデルになって欲しいって言うのよ」

大河原と言うのは妻が趣味で通っている陶芸教室の先生だ。

「あっそー」

それより僕はテレビに夢中で妻の言っていることが耳に入ってこなかった。
次の妻の言葉を聞くまでは。

「モデルってヌードなのよ」

4番バッターが打った大飛球は俊足のセンターにあっさり捕られてしまった。また今夜も負けが濃厚になった瞬間だった。

「ヌードって何の話だ?」

僕は飲みかけのビールを口にしながら妻に話の続きを聞いてみた。

「やっぱり聞いてなかったのね・・」

妻は息子の同級生の母親仲間に誘われて、最近陶芸教室に通うようになっていた。
こっちは苦労して働いている時間に気楽なものだと思ってあまり気にしていなかった。
なんでも、その陶芸教室の先生というのが本職は造形物を専門とする芸術家で、銅像などを手がけていると言う。名前が通っているような有名な芸術家ではないので、収入はあまりないらしい。
現在は隣の県に出来る市営の公園に飾られる銅像の製作に携わっていて、その傍ら妻たちが通う陶芸教室で指導をしているのだという。

「それで何でお前がモデルなんだ?」

妻の話を聞いていてもいまいち良く分からない。
その陶芸家の先生がどっかの公園の水辺に新しく作られる銅像のモデルを妻に頼んでいるというのだ。だいたい芸術のモデルを素人の人間を使うなどということがあるのだろうか。

「とにかく先生はあなたと話がしたいって言ってるのよ」

「なんで俺と?」

「だからモデルの話よ」

「俺がモデルをするのか?」

「だから、何回言わせるのよ、私がモデルを頼まれてるの、先生の作品の」

テレビを見ながら妻の話を聞き流しているとなかなか上手く話が進まない。僕たち夫婦の間ではすこぶる日常的だった。今回妻が切り出した話題を除いては。


[51] Re: 妻がオブジェに  悠々 :2010/08/15 (日) 09:23 ID:5rh2TEH2 No.2669
終わったかも?

いやいや、始まってなかったから、、、。

予告編を、引っ張られただけだし、、、、、。

ただ、シチューエーションは、すごく良かった。だから、期待も大きかったんだよ。

だのに、残念ですね、、、、大久保さん、、、大久保さん、、。


[52] Re: 妻がオブジェに  もげもげ :2010/08/15 (日) 12:17 ID:TWrKmH22 No.2670
お盆休み中ですかね・・・。

お待ちしてますよ・・・。


[53] Re: 妻がオブジェに  ゆうゆう :2010/08/15 (日) 13:50 ID:f4g6ZjVU No.2672
悠々さんよ 
続き読みたいなら応援しようぜ!!!!!!!!


[54] Re: 妻がオブジェに  悠々 :2010/08/15 (日) 20:26 ID:vXOmb4ZI No.2673
ほんと、読みたいですよ、、期待して、実は首を長くしてるのです。

ゆうゆうさんのおっしゃる通りです。

お願いしますよ、、続きを、大久保さん。


[55] 妻がオブジェにM  大久保 :2010/08/15 (日) 21:27 ID:9Scrkvg. No.2674
結局その後も僕は何度か妻にモデルの時の話を聞いてみた。
モデルの最中に大河原に触れられたと言う件だが、それはポーズを付ける時だけ手や足を触られただけだと言っていた。それでも、裸の妻の身体が他人に触られたと言うことだけで、僕には刺激的だった。どんな風に触られたのかと具体的に聞くと、やらしい想像しないでとはぐらかされてしまう。なかなか僕が知りたい部分に入れないでいた。

「来週陶芸教室じゃなかった?」

しばらくしたある日の夕食の後に妻に切り出してみた。
例のモデルの件もずいぶん聞きにくくなってしまっていたので、その辺から少し探りを入れてみることにしたのだ。

「しばらく陶芸教室はお休みなの」

妻から思いもしない返答が帰ってきた。

「どうして?」

僕はとっさに聞いてみた。

「先生が7月に入るまでには例の作品に集中したいみたいで、だから陶芸の仕事はキャンセルにしてるみたい」

例の作品とは妻が裸のモデルになった作品であることは、僕たちの間では明白だった。

「例のオブジェ、いよいよ完成するのか?」

僕は妻の言葉にすぐに反応して質問した。

「う〜ん、良くわからないけど・・・ただ公園に飾られるのはまだまだだいぶ先だけどね」

「だいぶ先って?」

「来年になるんじゃない」

そう言えば隣県に出来る新しい公園と言うのは、来年出来ると前に聞いていたことを思い出した。

「そっか、それまではオブジェも見れないのか」

僕は晩酌のビールをすすりながら、なんとも残念そうな声をだしていた。
妻をモデルにしたそのオブジェの完成を実は楽しみにしていたのだ。

「なあに?まるで楽しみにしてたみたいに」

「そりゃ、お前をモデルにした作品なんだから、一度見てみたいと思ってたさ」

「本当にただそれだけなの?」

「それだけって何?」

「この前からあなた、なんか先生の作品をやらしく考えてるみたいだったから」

「そんなことないさ、俺は真剣に芸術的な先生の作品を楽しみにしてただけだよ」

自分でも歯が浮くような全く心にもないことを口走っていた。

「最初は全く興味なしって態度だったのにね」

洗い物をしながら妻はあきれた顔で僕にそう言ってきた。しかし、水道を止めてから言った妻の次の言葉に僕は一瞬にして頭を叩かれる思いがした。

「先生から今度アトリエに遊びに来てもいいって言われてるの」


[56] Re: 妻がオブジェに  男性エステティシャン :2010/08/16 (月) 09:51 ID:YXjmsRlM No.2679
大久保さん、待ってました!
長編になりそうで楽しみです。
なるべくリアルに感じたいので、
何気ない会話から一言一言ゆっくりとジワジワとお願いします。

毎日の楽しみが一つ増えました^^


[57] Re: 妻がオブジェに  かめ :2010/08/16 (月) 14:06 ID:GfoyybF. No.2681
楽しみにお待ちしておりますよ!^^

[58] 妻がオブジェにN  大久保 :2010/08/16 (月) 19:22 ID:eU14Nfn2 No.2682


「えっ、なんだって?」

夕食の後、リビングで夫婦二人だけの時に妻が言った言葉に僕はビックリして聞き返していた。

「何よ、そんなに大きな声だして」

再び妻は水を流して残りの食器を洗い出した。

「ああ、ごめん・・・それより先生のアトリエに遊びに行っても良いって、それいつ言われたんだ?」

「もう、だいぶ前よ」

対面キッチンのため妻の表情がよくわかる。特に悪びれる様子もなく妻が答えた。

「お前だけか?」

「わたしだけって?」

「いや、ほら、陶芸教室の他の人とかも誘われてるのか?」

「わたしだけよ、だってまだわたしがモデルしたことは内緒にしてるから」

妻は僕の表情など気にもせずに答えていた。

「まだ?まだってことは、いずれモデルしたことをみんなに明かすのか?」

流していた水を止めて、妻は言葉のトーンを少し下げた。

「やっぱり裸になったことは内緒にしてもらう、孝太の学校で変な噂がたったら嫌だからね、でも先生はわたしをモチーフにした作品を作りたいって前からみんなにも言ってたし、だから先生のイメージの中でわたしを脱がせてモデルにしたってことになってるの」

イメージの中で他人の女房を裸にするというのも決して気分良いものではないが、それでも何となく興奮するものだ。でも事実は本当に妻を裸にしてるんだから、真実とは小説より奇なりとはまさにこのことかとも思えた。それよりも妻一人で大河原のアトリエに行くだなんて、そっちの方が僕にとって大いに気がかりだ。

「一人で行くつもりなのか?」

僕は妻に念を押して聞いてみた。

「なんで?ダメなの?」

「別にダメってことじゃないけど・・・いつ行くんだ?」

「う〜ん、この前の話では、まだ製作で煮詰まっている部分があるらしいから、邪魔しちゃ悪いし、もう少し後にしようかと思ってるの」

さすがに製作中ではモデルである妻もアトリエに入れないとは、まったく芸術家というのは身勝手な人種だなと僕は思った。

「なあ、俺も見に行ってもいいか?」

たまらず僕は妻に聞いていた。作品を目の前にすれば妻はその時の状況を詳しく語ってくれるかもしれない。なによりそこに大河原もいるのだから、妻ではない人間からその時の状況を聞けばまた違った事実も出てくるかもしれない。僕は心の底からその作品(オブジェ)を見てみたいと思った。

「え〜、あなたが?」

「そんな声だすなよ、モデルの家族なんだから見たっていいじゃないか」

ここで断られてはみもふたもない、僕は自分が見学できる正当な理由を探した。だが出てくる言葉はどうも子供じみたものばっかりだった。

「でもまだ製作中でしょ、あなたみたいな素人がアトリエに入ったら失礼よ」

「お前だって素人みたいなもんだろ」

ついムキになってしまった。
その後僕はすぐに反省し、妻にあやまった。そして何度も作品を見たいという僕の気持ちを妻に伝えた。

「もー、わかったわ、そんなに言うなら明日先生に電話して聞いてみるから」


[59] Re: 妻がオブジェに  港区 :2010/08/16 (月) 21:44 ID:jL4W8zDo No.2683
すでに抜いてしまいました・・・ 続きお願いします

[60] 妻がオブジェにO  大久保 :2010/08/16 (月) 23:31 ID:eU14Nfn2 No.2684
僕は次の日の夕方、妻の返事が待ちきれず、用事を作って家に電話してみた。どんな用事だったか、今ではもう思い出せない。そのくらいささいな用件で家に電話してみた。

「・・・・あなた、そう言えばさっき大河原先生に電話したんだけど、孝太が夏休みに入る頃にはたぶん雛形が完成するだろうから、その時にでも家族で見に来てくださいって言ってたわ」

用件を聞いたあとに妻から話してくれた。

「ああ・・・そのことか・・・わかった・・・じゃあ」

僕は電話した用件なんかよりも、そのことが一番気になっていたのに、別に気にもしていないような口ぶりで電話を終わらせた。夏休みまであと一ヶ月近くあるのか。まあ仕方ないか、と僕はその時に納得した。
その日仕事は定時で終わり、僕は家族と一緒に家で夕食と取ることができた。

「ねえ、孝太わかった?明日帰ってきてもお母さんいないかもしれないから、遊びに行く時はちゃんと鍵をかけていくのよ」

「うん、わかった、お母さんいつ帰ってくるの?」

「う〜ん、わからないけど、夕方には帰るようにするから」

「お母さん何処に行くの?」

「陶芸の先生のお仕事を手伝いにちょっとね」

僕はそれを聞いたときに思わず味噌汁をのどに詰まらせてしまった。

「おいっ!手伝いって!」

「えっ、バイトなの?」

すぐに息子が僕の言葉に割って入ってきた。

「今回はお手伝いするだけだから、バイトじゃないのよ」

妻は僕の言葉を無視して息子に答えていた。

「ちぇ、バイトならいいのに」

「あのねぇ孝太、お金のことばっかり考えちゃダメよ、それとお友達にもお母さんが先生からお金もらったとか、先生のお手伝いしてるなんて言っちゃ絶対ダメよ!わかった?」

「わかったよ」

妻はいつものように息子をしかりつけているが、僕にとってその内容はいつもの日常とは全く違っていた。

「おい、それより手伝いって何なんだ?」

僕はたまらず妻と息子の会話に割って入った。

「後でちゃんと話すから」

とりあえず息子がいるので詳しい話は後で聞くことになったが、僕は気になってその後の食事の味など全く分からなかった。



掲示板に戻る /戻る /全部読む /前10 /次10 /最新10 /削除依頼 /▲トップ
処理 記事No パスワード


お名前 *必須 *トリップ可
E-Mail
タイトル
コメント
パスワード (投稿文の削除や修正時に使用します。英数字で8文字以内)
文字色
  

・投稿前に、必ずTOPページの「初めに読んでね」をご覧いただき、全ての内容をご了承の上で投稿してください。
・氏名、住所、電話番号、勤務先等プライバシーが侵害されるような内容を含む記事等の投稿は厳禁です。(即時削除)
・日本の法律に違反するような投稿は厳禁です。(即時削除)
・他人を誹謗中傷する投稿は厳禁です。(即時削除)
・誹謗中傷には大人の良識に反するような「汚い言葉」等も当然含まれます。
・規約違反や違法な投稿を発見した場合に、レス投稿で攻撃することは厳禁です。(即時削除)
・規約違反や違法な投稿を発見した場合は、管理人宛に削除依頼等でご連絡ください。
・この掲示板は体験談や小説、エロエロ話等を楽しんでいただくための掲示板ですので、募集を目的とした投稿は厳禁です。(即時削除)
・投稿文冒頭から「メールをください」等の記載がある等、明らかに募集目的のみと思われる投稿も厳禁です。(即時削除)
・ただし、レスの流れの中でメールのやり取りをするのは全く問題ありません。
・ご夫婦、カップルの方に限り、交際BBSと組み合わせてご利用いただく場合は、全く問題ありませんのでドンドンご利用ください。
・なお、交際専用BBSにスレッドを作成できるのはご夫婦、カップルの方のみですのでご注意ください。
・お手数ですが、交際専用BBSと画像掲示板とを組み合わせてご利用いただく場合は、必ずその旨を明記してください。
 【例】「交際BBS(東・西)で募集している〇〇です」、または「募集板(東・西)の No.****** で募集している〇〇です」など。
・上記のような一文を入れていただきますと、管理人が間違ってスレッドを削除してしまうことが無くなります。
・万一、上記内容に違反するような投稿をされた場合は、妻と勃起した男達の各コーナーのご利用を制限させて頂きますでご注意ください。
・当サイトは安全で安心できる楽しい「大人のエロサイト」です。腹を立てるのではなく、楽しくチ●ポを勃ててくださいネ!