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良妻賢母

[1] スレッドオーナー: ベジ :2026/07/02 (木) 08:35 ID:BwoCF46U No.206722
傍から見れば、俺たちは"おしどり夫婦"だった。
高校の同級生同士で十八歳で結婚し、一人息子を育てながら、
堅実に暮らしてきた。今、俺も美咲も四十歳になった。だが、
あの十年前の出来事を、俺たちはまだ誰にも話していない。

あれは総一郎が十歳、小学四年生の頃だった。俺たちが三十歳、
結婚十二年目に入った年のことだ。

その頃、総一郎は少年野球のチームに入ったばかりで、
土日は朝から練習や試合で家を空けることが多くなっていた。
おかげで、俺たち夫婦だけの時間が、
それまでよりずっと増えていた。

そのせいか、俺の「趣味」はますます加速していた。

その趣味というのが、美咲を撮ることだ。
グラビアみたいな一枚を撮ったり、寝室でヌードを撮ったり、
時には二人だけの記録も残したり。カメラを構えているときが、
一番美咲への愛情を実感できる瞬間だった。

問題は、
俺がその写真を誰かに自慢したくなってしまうことだった。
行きつけの居酒屋で、酒が進むといつも美咲の話になる。
最初は笑って聞いてくれていた飲み友達も、
だんだん相槌が減っていくのが分かった。
それでもやめられなかった。褒められると嬉しくて、
つい杯を重ねてしまう。

あの夜も、俺は一人で飲んでいた。隣に座った知らない男に、
スマホの写真フォルダを見せながら上機嫌で喋り続けた。
男は「奥さん、きれいですね」と静かに笑っていた。

酔いが回って、帰りの電車でうとうとしてしまった。
目が覚めると、隣に置いていたはずのカバンが消えていた。
血の気が引いた。財布も免許証も名刺入れも入っていたが、
それよりも――スマホには、美咲との、
誰にも見せてはいけない写真が入ったままだった。

交番に駆け込んで、財布と身分証の盗難だけを届け出た。
写真のことは、口が裂けても言えなかった。

家に帰ると、何も知らない美咲が「お帰りなさい」
と迎えてくれた。総一郎はもう寝ていた。
俺はただ黙って頷くことしかできなかった。

あの夜の忘れ物が、
俺たちの穏やかな夫婦生活を静かに壊し始めることに、
このときはまだ気づいていなかった。


[2] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 10:01 ID:BwoCF46U No.206729
カバンを失くしてから三日が経った。財布とカードは止めたし、
免許証も再発行の手続きを進めていた。
スマホだけは新しい機種に替えて、
なんとか日常を取り戻しかけていた。

美咲には「携帯を落として買い替えた」とだけ伝えた。
嘘をつくたびに胸の奥がざらついたが、
本当のことなど言えるはずもなかった。

その日の夜、見慣れないアドレスからメールが届いた。
件名はなく、本文には一枚の画像が添付されていた。開いた瞬間、
指が震えた。あの夜、美咲を撮った写真の一枚だった。

本文にはこう書かれていた。

「奥さん、本当にお綺麗ですね。この写真、
近所に配ったら喜ばれると思いませんか?」

続けて、もう一文。

「相談があるなら、今週末までに返信ください」

俺は何度も読み返した。冗談だと思いたかった。
だが添付された画像は、間違いなく本物だった。
しかも一枚だけではない。
フォルダの中身をすべて把握しているような口ぶりだった。

美咲がリビングから「お風呂沸いたよ」と呼ぶ声が聞こえた。
俺は「今行く」と返しながら、スマホの画面を急いで閉じた。

このメールのことを、まだ美咲には言えなかった。言えば、
俺が居酒屋で写真を見せびらかしていたことまで、
話さなければならなくなる。

その夜、俺は一人で返信の文面を考え続けた。どう答えても、
後戻りできない予感がしていた。


[3] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 10:06 ID:BwoCF46U No.206730
あの夜から、俺はスマホを片時も手放せなくなった。
返信をどうするか、何度も文面を打っては消した。

金曜の夜、美咲が夕食の支度をしながら聞いてきた。

美咲「最近、あなた元気ない?仕事で何かあった?」

私「いや、別に。ちょっと疲れが溜まってるだけだよ」

美咲「無理しないでね。総一郎もいなくなって、
二人だけの時間増えたんだから、たまには一緒に出かけようよ」

美咲は屈託なく笑った。その笑顔を見るたびに、
胸が締め付けられた。

私「そうだな。今度の休み、どこか行くか」

美咲「ほんと?楽しみ」

食卓を囲みながら、俺は何度もスマホが気になって仕方なかった。
返信期限は今週末――つまり、
明日か明後日には答えを出さなければならない。

その夜、風呂上がりの美咲がリビングに戻ってきた。

美咲「ねえ、最近スマホばっかり見てるけど、何か隠し事?」

心臓が跳ねた。

私「いや、そんなんじゃないよ。仕事のメールが多くてさ」

美咲「ふうん。まあ、いいけど」

美咲は特に疑う様子もなく、ソファに座ってテレビをつけた。
その横顔を見ながら、俺は罪悪感で押しつぶされそうだった。

真面目に生きてきたはずだった。堅実な仕事、円満な家庭。
それなのに、たった一つの「趣味」が、
すべてを壊そうとしている。

その夜遅く、俺はついに返信を打った。

「相談したいことがあります。会って話せませんか」

送信ボタンを押した瞬間、
後戻りできない一歩を踏み出した気がした。

数分後、返信が届いた。

「では土曜日の夜、指定する場所に来てください。
奥さんと一緒に」

その一文を読んで、俺は言葉を失った。


[4] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 10:44 ID:BwoCF46U No.206735
土曜日が来るまでの二日間、俺はまともに眠れなかった。
何度も文面を読み返しては、どう伝えるべきか考え続けた。

「相談があるので、奥さんと一緒に来てください」
――その一文だけで、俺は美咲になんと切り出せばいいのか、
まるで分からなかった。

土曜の朝、美咲は洗濯物を干しながら、いつも通り朗らかだった。

美咲「今日、総一郎お昼過ぎまで練習だって。
お弁当持たせたから、夜まで暇よ」

私「あのさ……今夜、
ちょっと付き合ってほしいところがあるんだ」

美咲「え、デート?珍しいね」

美咲は嬉しそうに笑った。その笑顔を見て、
俺はますます言葉に詰まった。
本当のことなど言えるはずもなかった。

私「いや、その……知り合いに会う用事があってさ。
一緒に来てくれると助かる」

美咲「なにそれ、変な言い方。まあいいけど」

美咲は特に深く追及せず、洗濯物を畳み続けた。
俺はその後ろ姿を見ながら、罪悪感で胃が痛くなった。

このまま何も知らせずに連れて行っていいのか。それとも、
今のうちに全部話すべきなのか。何度も自問したが、
答えは出なかった。

結局、俺は本当のことを言えないまま、夕方を迎えてしまった。

指定された場所は、隣町の駅前にある小さな喫茶店だった。
約束の時間は夜七時。俺たちは総一郎を実家に預け、
二人で出かける支度をした。

美咲「今日のお店、ちょっとおしゃれな感じ?何着ていこうかな」

無邪気にクローゼットを開ける美咲を見ながら、
俺は胸の中で何かが軋む音を聞いた気がした。

車を走らせながら、俺はハンドルを握る手に汗をかいていた。
この先、何が待っているのか、俺自身にも分からなかった。


[5] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 10:52 ID:BwoCF46U No.206736
その一言に、俺と美咲は顔を見合わせた。
この先に何が待っているのか、俺にはまだ想像もつかなかった。

美咲はしばらく黙り込んでいたが、やがて男に向かって言った。

美咲「……すみません、少しだけ、
夫婦で話をさせてもらえますか」

男「ええ、どうぞ。急ぎませんので」

男は落ち着いた様子でコーヒーカップを傾けた。
俺たちは席を立ち、
店の隅にある窓際の小さなテーブルに移動した。

腰を下ろすなり、美咲は小声で、しかし鋭く問い詰めてきた。

美咲「ねえ、どういうこと?あの人、
なんであんな写真持ってるの」

私「……居酒屋で、酔って見せちゃったんだ。自慢したくて」

美咲「自慢って……あれは、私と二人だけの写真でしょう」

美咲の声が震えていた。怒りなのか、恐怖なのか、
俺にはもう判断がつかなかった。

私「本当にすまない。カバンごと盗まれて、
その中にスマホが入ってたんだ。写真のことは、
警察にも言えなかった」

美咲は俯いたまま、しばらく何も言わなかった。

美咲「……このまま帰るわけにはいかないよね」

私「ああ。でも、無理はしなくていい。俺一人でなんとかする」

美咲「一人でって、どうするつもり?お金払うの?それとも……」

そこで美咲は言葉を止めた。窓の外を見つめる横顔に、
俺は初めて、
彼女の中の恐怖と覚悟が入り混じっているのを見た気がした。

美咲「戻りましょう。話、聞かないと始まらない」

美咲はそう言うと、先に立ち上がった。
俺はその背中を追いながら、これから起きることへの不安で、
胃の底が冷たくなっていくのを感じていた。


[6] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 10:57 ID:BwoCF46U No.206737
席に戻ると、男は変わらぬ様子でコーヒーを飲んでいた。
俺たちが座り直すのを待ってから、静かに切り出した。

男「お話は済みましたか」

私「……はい。それで、あなたの言う"趣味"というのは、
具体的に何なんですか」

男は微笑んだまま、しばらく美咲の顔を見つめていた。
その視線には、値踏みするような冷たさと、
どこか丁寧な礼儀正しさが同居していた。

男「私は、写真を"撮る側"の人間なんです。ただし、
ご主人のような素人仕事ではなく」

美咲は膝の上で手を固く握りしめていた。

男「奥さんのような方を、
きちんとしたライティングと構図で撮らせていただきたい。
もちろん、今回のことへのお詫びとして、
そちらにも条件を提示させてもらいます」

私「条件、というのは」

男「一度だけ、撮影にお付き合いいただければ、
この件は全て忘れます。データも消去し、二度と連絡もしません」

あまりに落ち着いた口調が、かえって不気味だった。
まるで契約書の条項を読み上げているような、
感情のない言い方だった。

美咲「一度だけ、というのは……」

男「言葉通りです。それ以上でも以下でもありません」

美咲は俺の方を見た。その目には、助けを求める色と、
同時に何かを覚悟したような静かな光が浮かんでいた。

私「……美咲、無理しなくていい。俺が別の方法を考える」

美咲「別の方法って、何があるの。警察に相談したら、
あなたが写真見せびらかしてたことまで、全部公になるのよ」

その言葉に、俺は何も返せなかった。

美咲は男の方に向き直り、静かに、
しかしはっきりとした声で言った。

美咲「……分かりました。一度だけ、ですね」

男は満足そうに頷き、名刺を一枚差し出した。

男「では、来週の水曜日、この住所のスタジオにお越しください。
詳細はまたご連絡します」

その名刺を受け取る美咲の手が、微かに震えていることに、
俺は気づかないふりをした。

帰りの車の中、俺たちは長い間、一言も交わさなかった。


[7] Re: 良妻賢母  ツベツジ :2026/07/02 (木) 11:07 ID:BwoCF46U No.206739
水曜日までの数日間、美咲はいつも通り家事をこなし、
いつも通り笑っていた。だがその笑顔の裏に、
何か張り詰めたものがあるのを、俺は感じ取っていた。

夜、美咲が総一郎を寝かしつけた後、
リビングで二人きりになった。

美咲「明日のこと、まだ迷ってる?」

私「……正直、今からでも断りたい。他に方法があるはずだ」

美咲「もう決めたことよ。それに、これで本当に終わるなら、
私はそれでいい」

美咲の声は静かだったが、覚悟が滲んでいた。
俺はその横顔を見ながら、
自分の情けなさに押しつぶされそうだった。

私「全部、俺のせいだ。すまない」

美咲「今さら謝られても、どうしようもないでしょう」

その一言は、これまでの美咲からは聞いたことのない、
冷たい響きを持っていた。

水曜日、指定された住所は、
都心の外れにある小さなビルの一室だった。表札もなく、
ただ「スタジオ」とだけ書かれたプレートが貼られていた。

エレベーターで五階に上がると、男が扉の前で待っていた。

男「お待ちしていました。どうぞ」

中は思っていたより本格的な撮影スタジオだった。
照明機材が並び、白い背景布が奥の壁に張られている。

男「ご主人はこちらの椅子で、見ていていただいて構いません」

私「……見て、って」

男「立ち会いは自由です。ただし、
口を挟むことはご遠慮ください」

美咲は俺の方を一度も見ずに、
男に促されるまま奥のカーテンの向こうへ消えていった。

俺はただ、与えられた椅子に座ることしかできなかった。時間が、
やけにゆっくりと流れているように感じられた。


[8] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 11:10 ID:BwoCF46U No.206741
カーテンの向こうから、シャッター音が規則正しく響いてきた。
最初はぎこちなかった美咲の受け答えが、
少しずつ滑らかになっていくのが、声の調子だけで分かった。

男「そうです、いいですね。もう少し肩の力を抜いて」

美咲「……こう、ですか」

男「ええ、とても綺麗です」

俺はただ、椅子に座って天井を見上げていた。
自分がここにいる意味を、何度も自問した。
立ち会うと決めたのは自分なのに、いざその場に置かれると、
何もできない自分がひどく惨めだった。

シャッター音の間隔が、次第に短くなっていった。

美咲の声が、時折小さく漏れ聞こえた。それが恥じらいなのか、
別の何かなのか、俺には判断がつかなかった。ただ、
聞き慣れたはずのその声が、今はひどく遠いものに感じられた。

どれくらい時間が経っただろうか。気づけば、
スタジオの照明が落とされ、部屋の空気が変わっていた。
シャッター音は、もう聞こえなくなっていた。

俺はそれ以上、カーテンの向こうで何が起きているのか、
考えないようにした。考えれば、
自分がどうにかなってしまいそうだった。

長い沈黙の後、カーテンが開いた。

男「お待たせしました。今日はこれで終わりです」

美咲が出てきた。髪が少し乱れていて、頬が上気していた。
俺と目が合うと、美咲はすぐに視線を逸らした。

私「……美咲」

美咲「……帰りましょう」

それだけ言うと、美咲は先に立ち上がり、
スタジオの出口へと向かった。俺はその後を追いながら、
何か取り返しのつかないことが起きてしまったのを、
はっきりと感じていた。

帰りの車の中、美咲はずっと窓の外を見つめていた。
俺は何を言えばいいのか分からず、ただハンドルを握り続けた。

家に着いても、
美咲はいつもと変わらぬ様子で夕食の支度を始めた。だが、
その横顔にはどこか、
俺の知らない表情が浮かんでいるように見えた。


[9] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 11:13 ID:BwoCF46U No.206743
あの日から一週間が過ぎた。表面上、
俺たちの生活は何も変わっていないように見えた。
美咲は朝食を作り、総一郎を送り出し、パートに出かける。
俺も普段通り仕事に向かった。

だが、夜になると、
美咲はスマホを気にする素振りを見せるようになっていた。

私「誰かから連絡?」

美咲「ううん、なんでもない」

そう言って、美咲は画面を伏せた。
以前なら気にも留めなかった仕草が、今は妙に引っかかった。

金曜の夜、総一郎が友達の家に泊まりに行った日、
美咲は珍しく外出すると言い出した。

美咲「ちょっと、友達とお茶してくる」

私「友達って、誰と?」

美咲「前に話したことあるでしょう、パート先の……」

その説明は、どこか歯切れが悪かった。だが俺は、
それ以上追及することができなかった。あの日、
美咲を守れなかった負い目が、俺の口を重くしていた。

美咲が出かけた後、俺は一人リビングでスマホを眺めていた。
ふと、あの男から届いていたメールのアドレスを、
もう一度見返した。

「データも消去し、二度と連絡もしません」

そう約束したはずだった。だが、本当にそうなのか、
確かめる術は俺にはなかった。

美咲が帰ってきたのは、夜の十時を過ぎた頃だった。
頬がわずかに赤く、いつもより少し機嫌が良さそうに見えた。

美咲「ただいま。話が盛り上がっちゃって」

私「……楽しかったか」

美咲「うん、久しぶりに息抜きできた」

美咲はそう言って、風呂に向かった。その後ろ姿を見送りながら、
俺の中で小さな違和感が、
少しずつ大きくなっていくのを感じていた。

あの「一度だけ」という約束は、本当に守られているのだろうか。
それとも――俺の知らないところで、
何かが続いているのではないか。

その夜、俺は美咲が眠った後も、長い間、
天井を見つめて眠れずにいた。


[10] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 11:22 ID:BwoCF46U No.206744
翌朝、美咲がシャワーを浴びている間、
俺はリビングのテーブルに置かれた美咲のスマホをじっと見つめていた。

画面には触れなかった。触れる勇気が、俺にはなかった。

代わりに、俺は自分のスマホで、
あの男から届いていたメールのやり取りを、
もう一度最初から読み返した。名刺に書かれていた「スタジオ」
の住所と、
そこに記された名前――倉田という姓だけが手がかりだった。

私(倉田……検索しても、何も出てこないな)

ネットで名前を検索しても、
それらしい情報は一切見つからなかった。まるで最初から、
痕跡を残さないよう徹底しているかのようだった。

その夜、ベッドから起き上がり、トイレに行く振りして、
洗濯機の中を覗いた。家族の洗濯物に隠す様にパンティがあった。
手に取り股のクロッチを見てみたら、ベッタリシミがついていた。
疑心暗鬼、身から出たサビ。
あのカーテンの向こうで何があったのか?

その週末、美咲がスーパーに買い物に出かけた隙に、
俺は思い切って美咲のスマホを手に取った。
ロックはかかっていなかった。結婚以来、
お互いのスマホを詮索したことなど一度もなかった。

メッセージアプリを開くと、見知らぬ名前のトーク画面があった。
「T」とだけ登録された相手だった。

そこには、短いやり取りが残されていた。

「先日はありがとうございました」
「また、お会いできますか」

「……考えさせてください」

日付を見ると、スタジオでの撮影から数日後のものだった。

俺は震える手でスマホを閉じ、元の場所に戻した。心臓が、
ひどく大きな音を立てていた。

「一度だけ」という約束は、もう破られていたのかもしれない。
それとも、まだ何も起きていないのか。
俺には判断がつかなかった。

美咲が帰ってきた。買い物袋を提げて、
いつもと変わらぬ笑顔で「ただいま」と言った。

私「……おかえり」

その一言を返すだけで、俺は精一杯だった。

美咲の笑顔の裏に、
俺の知らない何かが確かに存在していることを、
俺はもう疑いようがなかった。


[11] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 11:29 ID:BwoCF46U No.206746
その夜、俺は何度も切り出そうとして、何度も言葉を飲み込んだ。

夕食の席、総一郎が自分の部屋に戻った後、
俺と美咲だけがリビングに残った。

私「……美咲、聞きたいことがあるんだ」

美咲「何?」

私「あの後――倉田って人と、まだ連絡取ってるのか」

美咲の箸を持つ手が、一瞬止まった。

美咲「……見たの?私のスマホ」

私「悪いと思ってる。でも、心配で」

美咲はしばらく黙り込んでいた。やがて、静かに箸を置いた。

美咲「……そうよ。連絡、取ってる」

その言葉は、俺が想像していたよりもずっと重く、
部屋の空気を変えた。

私「どうして。約束、一度だけって話じゃなかったのか」

美咲「そうだったわよ、最初は」

美咲「最初は」という言葉が、俺の胸に深く刺さった。

私「じゃあ、今は違うのか」

美咲は目を伏せたまま、しばらく答えなかった。

美咲「……分からない。自分でも、どうしてこうなってるのか」

その声には、後ろめたさと同時に、
何かに戸惑っているような響きがあった。
俺が知る美咲の声ではなかった。

私「美咲、俺たち夫婦だろう。ちゃんと話してくれ」

美咲「話して、どうなるの。あなたが全部悪いのよ」

その言葉に、俺は何も言い返せなかった。事実、そうだった。
あの夜、酔って写真を見せびらかしたのは俺だ。
すべての始まりは、俺の愚かさだった。

美咲「ごめん、言い過ぎた」

美咲はそう言うと、席を立ち、寝室へと向かった。

私「……美咲」

呼び止める声も、届かなかった。

一人残されたリビングで、
俺は自分がこれまで築いてきたはずの夫婦の形が、
静かに崩れていくのを感じていた。


[12] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 11:35 ID:BwoCF46U No.206747
あの夜のやり取り以来、俺たちの間には、
以前にはなかった沈黙が増えていた。
美咲は変わらず家事をこなしていたが、
どこか心ここにあらずという瞬間が、
ふとした拍子に見え隠れするようになっていた。

総一郎が学校に行き、美咲がパートに出かけたある平日の午後、
俺は有休を取っていた。

家の中を一人で片付けていたとき、クローゼットの奥、
衣装ケースの下から、見慣れないノートが出てきた。
花柄の表紙の、小さな手帳だった。

私(これは……)

開いてはいけないと分かっていた。だが、
指はすでにページをめくっていた。

日付は、あのスタジオでの一件から始まっていた。

「今日、あの人に写真を撮られた。怖かった。でも、
それだけじゃなかった。自分でも、うまく言葉にできない」

「悠介に申し訳ないと思う。でも、
この気持ちを消せない自分がいる」

「倉田さんから連絡が来た。断ろうと思ったのに、
気づけば返信していた」

「私はいつから、こんな人間になったんだろう」

ページをめくるたび、俺の知らない美咲の姿が、そこにあった。
妻として、母として、二十年以上俺の隣にいた美咲。だが、
その内側には、俺が一度も触れたことのない感情が、
静かに渦巻いていた。

「悠介は今日も気づいていない様子だった。それが申し訳なくて、
でも、少しほっとしている自分もいる」

「もう一度、会いたいと思ってしまう。これは、恋なんだろうか。
それとも、ただの逃避なんだろうか」

最後のページには、こう書かれていた。

「私はどこかで、
この生活に息苦しさを感じていたのかもしれない。
悠介は優しいけど、いつも自分のことばかり。
写真を撮られる私を、
ただの被写体として愛していただけなんじゃないか。
そう思うことがある」

その一文を読んだ瞬間、俺は自分の中で、
何かが音を立てて崩れるのを感じた。

俺は美咲を愛していたつもりだった。だが、
美咲の目から見た俺は、
もしかしたら――違う姿をしていたのかもしれない。

ノートを閉じ、元の場所に戻した。だが、
そこに書かれていた言葉は、俺の中から消えることはなかった。


[13] Re: 良妻賢母  ツベツジ :2026/07/02 (木) 11:39 ID:BwoCF46U No.206748
日記を読んでしまった夜、
俺はどんな顔で美咲に会えばいいのか分からなかった。夕食の席、
いつも通り笑う美咲を見ながら、
俺は「被写体として愛していただけ」という一文が、
頭から離れなかった。

私「……美咲、少し話せるか」

美咲「なに、改まって」

私「俺は、お前をどう見てたんだろうって、最近よく考えるんだ」

美咲は箸を止め、少し驚いた顔をした。

美咲「急にどうしたの」

私「お前の写真を撮るのが好きだった。今もそれは変わらない。
でも――お前自身を、ちゃんと見てたのかなって」

美咲は少しの間、黙っていた。それから、静かに言った。

美咲「……どうして、急にそんなこと言うの」

私「ずっと考えてたんだ。俺のせいで、お前を苦しめてる。
それだけじゃなくて、俺自身、
お前のことを分かってなかったんじゃないかって」

美咲の目に、わずかに涙の膜が浮かんだ。

美咲「悠介がそんな風に思ってたなんて、知らなかった」

私「情けない話だけどな」

美咲「私も、ちゃんと言葉にしてこなかった。ずっと、
あなたに合わせるのが当たり前だと思ってたから」

二人の間に、これまでとは違う種類の沈黙が流れた。
責め合うためではなく、
初めて本音で向き合おうとする沈黙だった。

私「倉田のことも、ちゃんと聞かせてくれないか。
責めるためじゃない。お前がどう感じてるのか、知りたいんだ」

美咲は長い間、俯いていた。やがて、小さく頷いた。

美咲「……分かった。全部、話す」

その夜、俺たちは夜遅くまで、これまで語らなかったことを、
一つずつ言葉にしていった。それが、
崩れかけた夫婦関係を立て直す第一歩になるのか、
それとも終わりの始まりになるのか――このときの俺には、
まだ分からなかった。


[14] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 11:43 ID:BwoCF46U No.206749
美咲は湯呑みを両手で包むように持ちながら、
ゆっくりと話し始めた。

美咲「最初は、本当に怖かった。知らない人の前で、
写真を撮られるなんて」

私「うん」

美咲「でも、途中から……自分でも分からなくなったの。あの人、
写真を撮りながら、私のことをすごく丁寧に褒めてくれて」

美咲は言葉を選びながら、慎重に続けた。

美咲「あなたが自慢するときの言い方と、全然違ったの。
あなたは、"俺の妻はこんなに綺麗だ"って感じだったけど、
あの人は、"あなた自身が綺麗だ"って言ってくれる感じがして」

その言葉は、俺の胸に静かに、しかし深く突き刺さった。

私「……俺は、
お前を自分の作品みたいに扱ってたのかもしれないな」

美咲「そこまでは言ってない。でも、そう感じることは、
確かにあった」

私「倉田とは、どこまで進んでるんだ」

美咲は少し間を置いてから、正直に答えた。

美咲「二回、会った。写真の話をするだけのはずだったのに……」

そこで美咲は言葉を切った。俺はそれ以上、
無理に聞き出そうとはしなかった。ただ、
美咲の目を見つめ続けた。

美咲「ごめんなさい。あなたを裏切ったこと、否定はしない」

私「……謝ってほしいわけじゃない。俺が知りたいのは、
これからお前がどうしたいかだ」

美咲は驚いたように顔を上げた。

美咲「どうしたいか、って」

私「俺と、これからも夫婦を続けたいのか。それとも――もう、
無理だと思ってるのか」

長い沈黙が流れた。窓の外で、
風が木々を揺らす音だけが聞こえていた。

美咲「……分からない。今は、本当に分からない」

その正直な言葉に、俺は却って安堵した。取り繕った言葉より、
ずっと信じられる気がした。

私「分からないなら、それでいい。だけど、
逃げずに向き合ってほしい。俺も、そうする」

美咲は静かに頷いた。その夜、
俺たちは何かを決着させることはできなかったが、少なくとも、
お互いに嘘をつくことだけはやめようと、
無言のうちに誓い合った気がした。


[15] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 11:51 ID:BwoCF46U No.206750
あの夜の対話から数日、俺は自分なりの結論を出していた。
倉田に直接会い、
今後美咲に関わらないよう話をつける――それが、
俺にできる唯一のけじめだと思った。

名刺に書かれていた番号に連絡すると、
意外にもあっさりと会う約束が取れた。指定されたのは、
以前と同じ喫茶店だった。

倉田は、前回と変わらぬ落ち着いた様子で待っていた。

倉田「今日は、ご主人お一人ですか。珍しいですね」

私「単刀直入に言います。美咲とは、
もう会わないでもらえますか」

倉田はコーヒーカップを置き、静かに俺を見つめた。

倉田「それは、私が決めることではないと思いますよ」

私「どういう意味ですか」

倉田「奥さんが、ご自分の意志で連絡をくださっているんです。
私が無理に誘っているわけではありません」

その言葉に、俺は反論できなかった。事実、美咲は自分の意志で、
あの男とやり取りを続けていた。

倉田「ご主人は、奥さんの何を見てきたんでしょうね」

私「……どういう意味ですか」

倉田「私は、写真を通して人を見る仕事をしています。奥さんは、
ずっと"誰かに見られること"でしか、
自分の存在を確かめられなかったんじゃないかと思います。
ご主人がそうさせてしまったのかもしれません」

その指摘は、静かだが、鋭く俺の急所を突いていた。
反論しようとしたが、言葉が出てこなかった。

倉田「私は、奥さんの中にある、
まだ誰も見たことのない表情を引き出しただけです。
それを"寝取った"と呼ぶのか、
それとも別の言葉で呼ぶのか――それは、
ご主人たち夫婦が決めることでしょう」

私「……美咲は、あなたのことをどう思ってるんですか」

倉田は、初めてわずかに笑みを崩した。

倉田「それは、奥さんご自身に聞くべきことだと思いますよ」

会話はそれ以上、深まらなかった。俺は結局、明確な約束も、
謝罪も引き出せないまま、喫茶店を後にした。

帰り道、俺の中には、怒りとも敗北感ともつかない感情が、
重く沈んでいた。倉田の言葉が、
何度も頭の中で繰り返されていた。

――ご主人は、奥さんの何を見てきたんでしょうね。

その問いに、俺はまだ、はっきりとした答えを持っていなかった。


[16] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 11:55 ID:BwoCF46U No.206751
倉田との一件から、
俺は自分自身を見つめ直す日々を過ごしていた。休みの日、
これまで手をつけなかった家事を率先してやるようになった。
美咲の好きな料理を、レシピを調べて作ってみたりもした。

美咲はそんな俺の変化に、戸惑いながらも、
少しずつ反応を見せ始めていた。

美咲「今日のご飯、美味しかった。どうしたの、急に」

私「……お前のこと、ちゃんと見てなかったなって、思って」

美咲は箸を止め、俺の顔をじっと見つめた。

美咲「倉田さんに、何か言われたの?」

私「ああ。図星だったよ」

美咲は小さくため息をついた。だが、それは呆れたものではなく、
どこか安堵の混じったため息のように聞こえた。

美咲「あなたが変わろうとしてるの、分かるよ。でも、
それで全部が元通りになるわけじゃない」

私「分かってる。時間がかかるのも、覚悟してる」

その夜、美咲は久しぶりに、自分から俺の隣に座った。
テレビも点けず、
ただ二人でリビングのソファに並んで座っていた。

美咲「ねえ、覚えてる?結婚したばかりの頃、
あなたが私を撮りたいって言い出したときのこと」

私「もちろん覚えてる。最初は照れくさそうにしてたな」

美咲「あのとき、
あなたが"美咲は世界で一番綺麗だ"って言ってくれたの、
すごく嬉しかった」

美咲の声には、懐かしさと、どこか切なさが滲んでいた。

美咲「いつの間にか、その言葉が、私を見る言葉じゃなくて、
写真を評価する言葉になってた気がする」

私「……そうかもしれない」

美咲はそっと俺の肩に頭を預けた。その温もりに、
俺は胸が締め付けられるのを感じた。

美咲「今すぐ答えは出せない。でも、今日みたいな時間は、
悪くないと思ってる」

その一言だけで、俺には十分だった。崩れかけた何かが、
ほんの少しだけ、元の形を取り戻そうとしているのを感じた。

だが、倉田との関係が完全に終わったわけではないことを、
俺はまだ知らなかった。


[17] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 11:59 ID:BwoCF46U No.206753
あの夜以来、俺たちの間には、
少しずつ穏やかな空気が戻り始めていた。だが、その安堵が、
俺の中の悪い癖を呼び覚ましてしまった。

美咲がパートに出かけたある日の午後、俺はまた、
あの花柄の手帳のことを思い出していた。
一度読んでしまった負い目はあった。それでも、
確かめずにはいられなかった。

私(もう、倉田とのことは終わってるはずだ。
それを確認したいだけだ)

自分にそう言い訳をしながら、
俺はクローゼットの奥に手を伸ばした。手帳は、
以前と同じ場所にあった。

最初のページは、以前読んだときと同じ内容だった。だが、
ページをめくり進めると、俺の知らない日付のページが現れた。

「今日、悠介が変わろうとしてくれてるのが分かる。嬉しい。
でも、素直に喜べない自分がいる」

「倉田さんから、また連絡があった。
今度は写真の展示会に誘われた。断るべきだと分かってるのに、
返事を先延ばしにしてしまう」

「悠介との時間は、穏やかで、安心する。でも、
倉田さんといるときの、あのざわざわした感覚を、
まだ忘れられずにいる」

読み進めるうちに、俺の手は震え始めていた。「終わったこと」
だと思い込もうとしていた自分が、あまりにも愚かに思えた。

最後のページには、こう書かれていた。

「私はまだ、答えを出せていない。
悠介を選ぶべきなのは分かってる。でも、心のどこかで、
あの人に惹かれている自分を、消すことができない」

手帳を閉じたとき、玄関のドアが開く音がした。
美咲が帰ってきたのだ。

俺は慌てて手帳を元の場所に戻そうとしたが、焦りのあまり、
手帳を床に落としてしまった。その音に、
美咲がリビングに顔を出した。

美咲「あれ、何して……」

美咲の視線が、床に落ちた花柄の手帳に向いた


[18] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 12:02 ID:BwoCF46U No.206754
美咲は床に落ちた手帳を拾い上げると、
それを胸に抱きしめるようにして、俺を睨みつけた。

美咲「信じられない。この前も謝ったばかりなのに、
また同じことしたの」

私「すまない。どうしても、確かめたくて」

美咲「確かめたくてって、
何を?私が嘘をついてないかってこと?」

私「……そうだ。悪いと思ってる。でも、不安だったんだ」

美咲は大きく息を吐いた。その目には、涙ではなく、
静かな怒りが宿っていた。

美咲「不安だったら、私に聞けばよかったじゃない。どうして、
いつもそうやって、こっそり確かめようとするの」

私「聞いても、本当のことを言ってくれるとは限らないと思った」

その言葉が、決定的に間違っていたと、口にした瞬間に気づいた。
美咲の表情が、凍りついたように固まった。

美咲「……つまり、あなたは私を信じてないってことね」

私「そんなつもりじゃ……」

美咲「もういい」

美咲はそう言うと、手帳を持ったまま、寝室に向かった。
ドアが静かに、しかし確実に閉まる音がした。

俺は一人リビングに取り残され、
自分がまた同じ過ちを繰り返したことを、痛感していた。

一度目は許された。だが、二度目は違った。信頼というものは、
一度壊れると、簡単には元に戻らない。それを、
俺は身をもって思い知らされていた。

その夜、俺たちは同じ屋根の下で、初めて別々の部屋で眠った。

翌朝、美咲はいつも通り朝食を作っていたが、その表情には、
以前とは違う、冷たい壁のようなものが感じられた。

美咲「……今日、倉田さんの展示会、行ってくる」

私「え……」

美咲「もう、隠さない。あなたが私を信じないなら、私も、
無理に隠す必要ないと思って」

その一言は、俺の胸を鋭く貫いた。俺自身の行動が、皮肉にも、
美咲を倉田の方へと押しやる結果になってしまったのかもしれない。

その日、俺は一日中、仕事が手につかなかった。夕方になっても、
美咲は帰ってこなかった。


[19] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 12:05 ID:BwoCF46U No.206755
夜の九時を過ぎても、美咲は帰ってこなかった。
俺は何度もスマホを確認したが、連絡は一切なかった。

私(展示会って、何時までやってるんだ……)

じっとしていられず、俺は名刺に書かれていた住所を頼りに、
車を走らせた。着いた頃には、
展示会はもう終わっている時間だった。だが、
ギャラリーの明かりはまだ点いていた。

ガラス越しに中を覗くと、美咲と倉田が、
壁に飾られた写真を前に、静かに話し込んでいるのが見えた。
距離は近く、二人の間には、
俺の知らない親密さが漂っているように見えた。

その光景を見た瞬間、俺の中で何かが冷たく固まった。

私(俺は、ここで何をしようとしてるんだ)

殴り込むように中に入るべきか、それとも黙って引き返すべきか。
俺は扉の前で、長い間立ち尽くしていた。

結局、俺は扉を開けた。ドアベルの音に、
二人が同時に振り返った。

美咲「……悠介」

倉田「これは、意外な形での再会ですね」

倉田は驚いた様子もなく、
いつもの落ち着いた笑みを浮かべていた。

私「美咲、話がある。一緒に帰ろう」

美咲は俺と倉田を交互に見た。その表情には、迷いと、
どこか俺への抵抗が混じっていた。

美咲「勝手に来ないでよ。心配だから来たなら、
それも私を信じてないってことでしょう」

その言葉に、俺は返す言葉を失った。展示会に来たこと自体が、
また美咲を追い詰めてしまったのだと、遅れて気づいた。

倉田「奥さん、今日はここまでにしましょうか。ご主人も、
心配されているようですし」

倉田の言葉は、一見穏やかだったが、
どこか俺を子供扱いするような響きがあった。
美咲はしばらく沈黙した後、小さく頷いた。

美咲「……分かりました。今日はこれで」

美咲は倉田に軽く頭を下げ、俺の方へ歩いてきた。だが、
その足取りには、俺への信頼というより、
義務感のようなものが感じられた。

車の中、俺たちは長い沈黙のまま、家路についた。信号待ちの間、
俺はようやく口を開いた。

私「……悪かった。押しかけるべきじゃなかった」

美咲は窓の外を見つめたまま、静かに答えた。

美咲「ねえ、悠介。私たち、本当にこのままでいいのかな」

その問いかけに、俺はすぐには答えられなかった。
夫婦としての形が、
もう後戻りできない場所まで来てしまったのではないか――そんな予感が、
俺の胸に重くのしかかっていた。


[20] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 12:10 ID:BwoCF46U No.206756
家に着いても、俺たちはしばらく車から降りずにいた。
エンジンを切った後の静寂が、やけに重く感じられた。

美咲「……ねえ」

私「なんだ」

美咲「別れようか」

その一言は、あまりにも静かに放たれたせいで、一瞬、
俺は意味を理解できなかった。

私「……急に、何を」

美咲「急にじゃないよ。ずっと考えてた」

美咲は前を向いたまま、淡々と続けた。

美咲「あなたは私を疑って、こっそり日記を覗いて、
追いかけてきて。私はそのたびに、
あなたを傷つけてるって分かってて、それでも止められなくて」

私「美咲、待ってくれ。俺は変わろうとしてる」

美咲「分かってる。でも、変わろうとすればするほど、
あなたは私を見張るようになる。それって、苦しいでしょう」

俺は言葉を返せなかった。図星だった。

美咲「別れたら、あなたはもう、私が誰と会ってるか、
気にしなくていい。詮索することもない。そっちの方が、
あなたも楽になるんじゃない?」

その言い方は、まるで俺を気遣っているようで、同時に、
突き放しているようにも聞こえた。

私「楽になんて、なりたくない。俺は、お前と一緒にいたいんだ」

美咲は初めて、俺の方を向いた。その目には、
涙は浮かんでいなかった。ただ、疲れ切ったような、
静かな諦めがあった。

美咲「一緒にいたいって、
どういう意味で?被写体としてじゃなくて、
ちゃんと私を見てくれるの?」

私「……見る。今度こそ、ちゃんと見る」

美咲「その言葉、もう何回目か分からないよ」

その一言が、俺の胸に深く刺さった。反論できる材料は、
俺にはもう残っていなかった。

美咲「今すぐ答えを出さなくていい。でも、私はもう、
今のままではいられない」

車を降りた美咲の背中を見ながら、俺は初めて、
本当にこの結婚が終わってしまうかもしれないという現実を、
はっきりと意識した。


[21] Re: 良妻賢母  ばる :2026/07/02 (木) 12:24 ID:k.0hofHE No.206758
旦那に内緒で浮気してるのに、なぜ旦那が責められるのでしょう?
嘘をついて男に恋心を抱いて抱かれている女が何を言っているのか。
私なら即離婚です。

発端は旦那さんが原因ですが、なぜ最初の喫茶店に呼ばれた時に警察に相談しなかったのか、脅迫ですよね。
その時以降の会話を録音していなかったのか、奥さんに言いくるめられてなぜ反論しなかったのか、
それらの行動がこのような事態を招いてしまったのですね。


[22] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 12:37 ID:BwoCF46U No.206761
俺は美咲を追いかけなかった。追いかければ、また「見張られている」と思われる。それがどれほど皮肉なことか、痛いほど分かっていた。

玄関の鍵が閉まる音がして、俺はしばらく一人、暗い車の中に座っていた。

見る、じゃない。監視してたんだ、俺は。

美咲のスマホを覗いた夜のことが、頭の中で何度も再生された。あの時は「不安を解消するため」だと自分に言い聞かせていた。だが、本当は違う。倉田の存在を知る前から、俺は美咲を信じきれずにいたのだ。

その不信の根っこにあるものが何なのか、俺自身、まだ言葉にできずにいた。

数日、俺たちは同じ家の中で、必要最低限の会話しか交わさなくなった。美咲は変わらず家事をこなし、仕事に行き、帰ってくる。だが、以前のような、ふとした瞬間の笑顔や軽口は消えていた。

ある夜、俺は思い切って口を開いた。

私「聞いていいか。俺が変わろうとしても、お前を見張ってるように感じるって言ったよな」

美咲「うん」

私「具体的に、何がそう感じさせるんだ。教えてほしい」

美咲は少し驚いたように俺を見た。今まで、こんな風に正面から聞いたことはなかったからだろう。

美咲「……帰りが少し遅くなっただけで、『今日は誰と会ってたの』って聞いてくるところ。スマホを見る時、私の方をちらっと見るところ。倉田さんの話をした後も、ずっと『本当にそれだけか』って、目で聞いてくるところ」

一つひとつ、心当たりがありすぎて、俺は何も言えなかった。

美咲「あなたが不安なのは分かる。倉田さんのことがあったから、余計に。でも、その不安を、私にぶつけられるのが、しんどいの。私は被害者なのに、まるで疑われてるみたいに感じることがある」

私「……そうか」

その一言に、俺はようやく、自分がどれだけ的外れなことをしていたか気づかされた。倉田から美咲を守りたいと思うあまり、いつの間にか、美咲自身を敵のように扱っていたのかもしれない。

私「悪かった。守るつもりで、追い詰めてた」

美咲「気づいてくれただけで、少し救われる」

だが、彼女の声には、まだ完全な安堵はなかった。長年積み重なった不信は、一晩の対話で消えるものではない。

美咲「私、少し時間が欲しい。あなたを嫌いになったわけじゃない。でも、今のままお互い無理して一緒にいても、また同じことの繰り返しになる気がする」

私「時間って、どれくらい」

美咲「分からない。だから、『別れよう』って、あの日言ったのかもしれない」


[23] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 12:45 ID:BwoCF46U No.206762
ばるさん
率直なご感想ありがとうございます。
読み手によって色々な見方があると思いますので、
参考にさせていただきます。
あくまでも後悔先に立たず。おっしゃる通り。
その時の写真を見せた後ろめたさが判断を誤らせました。
その甘さが事を大事にしたのも事実です。
人ごとと捉えて頂き、この先の展開お付き合い頂ければ幸いです。
宜しくお願いします。


[24] Re: 良妻賢母  真理 :2026/07/02 (木) 13:22 ID:RIhbWFSE No.206763
続きを期待しております

[25] Re: 良妻賢母  ばる :2026/07/02 (木) 13:46 ID:HL1tki8o No.206766
すいません、ついつい物語に感情移入してしまいまるで自分の事の様に傷ついてしまうのです。
暫くは見守らせていただきますね。


[26] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 16:08 ID:HFURarxQ No.206772
真理さん
日記と記憶を辿り当時を回想してらので
曖昧な部分はつなぎで作ってます。
ほぼ,日記に基づいてます。

ばるさん
わざわざありがとうございます。
ただの浮気された男の話に真剣に読んで頂き恐縮です。
我が身に置き換えるとおっしゃる通りなので、
言い訳がましいですが、夫婦の絆の写真を他人に見られたミスは
我が身に帰ってくる天罰です。


[27] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 16:15 ID:HFURarxQ No.206773
倉田との「三人で会う」という約束を取り付けた日から、
美咲の様子に、俺はある変化を感じるようになっていた。

うまく言葉にできない違和感だった。怯えているはずなのに、
どこか落ち着かない。鏡の前に立つ時間が、以前より少しだけ長くなった気がする。着信音が鳴るたびに、一瞬だけ視線が泳ぐ。

私「今日、倉田から何か連絡あったか」

美咲「……ううん、何も」

答えるまでの、コンマ何秒かの間。それが何を意味するのか、俺には分からなかった。ただ、以前の「怯え」とは、少し質の違う沈黙のように感じられた。

---

美咲の視点(回想として、後に語られる):

写真を撮られる、ということが、こんなにも自分を
「見られている」と感じさせるものだとは知らなかった。

家では、妻として、母として、当たり前のように扱われる自分。誰も、
わざわざ自分を「見る」ことはしない。ただ、そこにいて、機能している存在として扱われる。


けれど、レンズの向こうから注がれる視線には、違う質量があった。
「綺麗だ」と言われるたびに、忘れていた何かが、体の奥でかすかに疼いた。それは危険な感覚だと分かっていた。分かっていたのに、拒みきれなかった自分がいた。

罪悪感は、確かにあった。夫の顔が浮かぶたびに、胸が締め付けられた。
それでも――誰かに「一人の女」として見られる感覚を、手放したくない自分もいた。

その矛盾が、美咲自身を一番苦しめていた。

---

私「なあ、最近……お前、変わったよな。女の色気感じるよ」

ある夜、俺は思い切って切り出した。美咲はテレビの方を向いたまま、答えなかった。

私「自分でわかんないけど何か……揺れてる感じがする」

美咲「……揺れてる、か」

彼女はそう繰り返しただけで、それ以上は何も言わなかった。だが、その一言には、否定の色がなかった。

私「倉田のこと、本当にただの脅威なのか」

その問いに、美咲はようやくこちらを向いた。目の奥に浮かんでいたのは、
怒りでも、悲しみでもなく――戸惑いだった。
まるで、自分自身にも答えが分からないというような。

美咲「……分からない。怖いのは、本当。でも」

言葉はそこで途切れた。俺は、続きを促さなかった。
促せば、彼女がまた「何でもない」と蓋をしてしまう気がしたからだ。

---

数日後に控えた「三人で会う日」を前に、
俺たちの間には、倉田という存在そのもの磁力様なもので
夫婦が離れられない何かを感じていた。

名前のつけられない緊張感が漂い始めていた。


[28] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 16:32 ID:HFURarxQ No.206776
三人で会う約束の日の前夜、
美咲は浴室の鏡の前に立っていた。

シャワーを浴びたばかりの肌は、
微かに上気して潤っている。
かつて俺のレンズが捉えた、
あの頃と変わらないはずの身体。

けれど今の美咲には、俺の知らない
別の男の支配の痕跡が、
深く刻み込まれているようだった。

後に美咲が涙ながらに吐露した、
その夜の彼女の心境は、
あまりにも残酷なものだった。

倉田に抱かれているときの美咲は、
良妻賢母の仮面を剥ぎ取られた、

ただの貪欲な女になるという。
「奥美咲、どんどんいい身体なってきたよな。
最初はあんなに抵抗してたのに、旦那さんじゃ、この奥までは
満足させられなかったでしょう」

倉田の低い声と、容赦のない
愛撫を思い出すだけで、
美咲は太ももの内側が
キュッと熱くなるのを感じていた。

恐怖から始まった関係だった。
写真を盾に脅されたはずなのに、
いつの間にか美咲は、倉田の
強引な快楽に溺れていた。

リビングからは、俺が
総一郎と電話で話す声が聞こえる。
「ああ、野球は頑張れよ」と
優しく笑う、聞き慣れた俺の声。

その穏やかな日常の音が、
当時の美咲には何よりの拷問だった。
俺を愛していないわけじゃない。

高校生の頃から自分を大切にし、
不器用ながらも必死に
守ろうとしてくれる優しい夫。

日記を覗かれたのは悲しかったが、
それも自分を失いたくないという
俺の愛情の裏返しだと分かっている。

だからこそ、美咲の胸は
激しく引き裂かれていた。
家庭を壊したくない。

従順な妻であり続けたい。
なのに、一度知ってしまった
倉田の激しい肉体の悦びが、
彼女の理性をじわじわと侵食していく。

明日、三人が対峙したとき、
自分はどちらの顔をすればいいのか。

怯える被害者の妻か、
それとも、別の男の身体に
溺れてしまった背徳の女か。

乾いた髪を弄りながら、
美咲は激しく高鳴る鼓動を
抑えることができなかった。
俺との絆と、男としての倉田。
その狭間で、彼女の心と身体は、
完全に悲鳴を上げていた。


[29] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 16:40 ID:HFURarxQ No.206777
約束の日、都内のホテルのラウンジで
俺たち三人は対峙した。
倉田はいつも通り、
静かな笑みを浮かべて座っている。
その隣で、美咲は終始、
うつむいたまま膝の上で手を握りしめていた。
重苦しい沈黙を破ったのは、
俺でも倉田でもなく、美咲だった。
美咲「悠介、お願いがあるの。
しばらく、別居してほしい」
私「……え?」
美咲「このまま、何事もなかったみたいに
夫婦を維持するのは、もう難しいの。
あなたの視線に怯えて、
嘘をつき続けるのは限界だから……」
俺の頭が真っ白になるのを、
隣の倉田が愉しそうに見つめている。
美咲は消え入りそうな声で、
しかし確固たる意志を込めて続けた。
美咲「総一郎は私が責任を持って育てる。
だからお願い。一度、
私に一人になる時間をちょうだい」
涙を流して懇願する美咲の姿に、
俺は何も言えなくなった。
隣にいる倉田の存在が、
美咲の心をここまで追い詰めたのか。
それとも、倉田の肉体に囚われた彼女が、
俺から逃げ出したいだけなのか。
今の俺には、それを確かめる術もなかった。
私「……分かった。でも、半年だけだ。
半年の期限付きなら、別居を受け入れる」
それが、夫としての俺が通せる
最後の、そしてあまりにも無力な抵抗だった。
美咲は小さく、コクンと頷いた。
それから一週間後、俺は家族と暮らした
家を出て、車で十五分ほどの距離にある
薄暗いワンルームマンションを借りた。
狭い部屋に置かれた、最小限の家具。
夜、パイプベッドに横たわると、
静寂が容赦なく俺の胸を締め付ける。
今頃、あの広いベッドで美咲は
一人で寝ているのだろうか。
それとも、俺のいなくなったあの家に、
倉田を招き入れているのだろうか。
スマートフォンの画面を見つめても、
美咲からの連絡は一切ない。
カメラを奪われ、妻を奪われ、
ただ孤独に耐えるだけの生活。
これこそが、倉田という男に
すべてを奪い尽くされた、
敗者としての俺の、惨めな日常だった。


[30] Re: 良妻賢母  ツベツジ :2026/07/02 (木) 16:59 ID:HFURarxQ No.206778
約束の半年が過ぎようとした頃、
美咲から「もう少し時間が欲しい」と
泣きながら電話があった。
結局、別居期間は一年に及んだ。

一年が経ち、俺は我が家に戻ったが、
俺たちはお互い、あの空白の期間に
何があったのか、一切触れなかった。

腫れ物に触るような時期を経て、
気づけば数年の歳月が流れていた。
総一郎も大きくなり、夫婦の間に
かつての穏やかな空気が戻ってきた、

ある日の夜のことだ。
美咲が一冊のノートを俺の前に差し出した。
美咲「悠介、これ、読んでほしいの」
私「これは……?見ていいの?」
美咲「私の日記。別居していた一年の、
本当の気持ちが書いてある」

美咲はどこか吹っ切れたような、
でも、真っ直ぐに俺の目を見つめた。

美咲「そろそろあの時の私を、
あなたに知ってもいい時期だよね。
あんなに狂ってしまった私なのに、
よく一年も待ってくれたと思ってるよ」

彼女の瞳に、切ない涙が浮かぶ。
美咲「だから、私のあの時の気持ちも、
すべて知ってほしいの。

これからの二人のためにも」
美咲が先に寝室へ向かった後、
俺は震える手でその日記を開いた。

そこに刻まれていたのは、
数年間、美咲が胸に秘め続けていた
想像を絶する地獄の記録だった。

最初の数ヶ月、美咲は倉田の
激しい肉体の悦びに狂わされていた。

しかし、俺という遮るものが消え、
完全に手に入ったと確信した頃から、
倉田の態度に猟奇的な変化が始まった。

愛撫は次第に暴力を帯び、SM.複数プレイにまで至っていた。
美咲が苦痛に顔を歪めるのを
愉しむようになっていった。

「お前は俺の玩具だ」と言わんばかりに、
深夜に突然呼び出され、
屈辱的な行為を強要される日々。

快楽の奴隷にされていた美咲は、
その狂気と恐怖の連続の中で、
徐々にようやく目を覚ました。

(私を本当に愛して、
大切にしてくれていたのは悠介だった)
ボロボロに傷つき、倉田の支配から
命からがら逃げ出してきた美咲。


[31] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 17:13 ID:HFURarxQ No.206780
日記のページをめくるたび、
その状況が思い浮かぶ。

俺の股間は、かつてないほど
硬く、猛烈に充血していった。

そこに書かれていたのは、
怒りや悲しみを通り越し、
俺の理性を狂わせるに十分な、
生々しい「別の男の性」だった。

目を閉じれば、美咲の文字が
鮮明な映像となって脳内に溢れ出す。
薄暗い部屋で、倉田の荒々しい指に
髪を掴まれ、無理やり顔を
のけぞらされている美咲。

倉田「ほら、美咲。コレ好きだろ?
旦那のカメラの前じゃ、
こんな淫らな顔はできなかったろ」

美咲「いや……っ、そんな、
奥まで、壊れちゃう……あぁっ!」

恐怖に怯えながらも、
倉田の容赦のない肉体の暴力に
美咲の秘丘はぐちょぐちょに濡れ、
貪欲にそれを受け入れていく。

激しいピストン音と、
理性を完全に吹き飛ばされた
妻の、聞いたこともない高い嬌声。

拒絶と快楽の狭間で、
倉田にいいように調教され、
痙攣を繰り返す美咲の肢体。

「はぁ、はぁ……美咲……っ」

俺はズボンから己を引き抜くと、
狂ったようにペニスを握りしめた。

嫉妬と背徳感が最高の媚薬となり、
脳裏の美咲と倉田の絡み合いが、
俺を絶頂へと押し上げていく。
他の男にめちゃくちゃに汚された妻。

その事実に、これ以上ないほど
激しく欲情している自分がいた。
激しく手を動かしながら、
ふと、静まり返ったリビングを見回す。

廊下の向こうの寝室には、
今、現実の美咲が静かに眠っている。
昼間は、子供を愛する良妻賢母。

俺の良き妻としての、穏やかな現実。
だが、その肉体には確実に、
倉田のあの狂った愛撫が
刻み込まれているのだ。

妄想のハードな官能の世界と、
目の前にある、静かな妻の現実。

そのあまりのギャップに、
俺の頭は完全に狂いそうだった。
「くそっ、美咲……あ、あぁっ!」
俺はリビングの闇の中で、
激しく飛び散る精液とともに、
歪んだ快楽のどん底へと堕ちていった。


[32] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 17:28 ID:HFURarxQ No.206782
あの夜から丸一日、俺たちの間に
会話はなかった。

そして次の日の夜、
総一郎が塾に出かけた静かなリビングで、
美咲がぽつりと口を開いた。
美咲「……嫌でしょう?

他の男に、あんなにめちゃくちゃに
汚された女。それでも、
本当に私とやっていける?」

美咲の言葉には、自虐と、
俺に捨てられるかもしれないという
張り詰めた恐怖が混じっていた。

俺は日記を読んだときの、
あのドス黒い昂りを必死に隠しながら、
静かに美咲を見つめた。

私「色んな経験をした奥さん。
俺にとっては、ただそれだけだよ。
美咲は美咲という一人の人間だからね。

そもそも、発端を作ったのは
写真をあんな風に扱った俺だから」
美咲「悠介……」
私「ただ、うーん……もし美咲が
嫌じゃなければ、だけど。
その時の経験を、言葉で
話してくれると嬉しいかな。
もちろん、無理には言わなくていいけど」

美咲は驚いたように目を見開いた。
まさか夫から、他の男との行為を
詳しく聞きたいと言われるとは
思っていなかったのだろう。

美咲「どうして……?
そんなこと聞いたら、あなたが
傷つくだけじゃないの……?」

私「傷つくよ。でも、それ以上に、興奮する自分がいる
俺の知らない美咲を、
全部この目で見届けたいんだ」

それは、夫としての包容力であり、
同時に、歪んだ快楽に目覚めてしまった
俺の本音でもあった。

美咲は小さく唇を震わせ、
自分の細い肩を抱きしめるようにした。
恥辱に頬を赤らめながらも、
その瞳には、すべてを吐き出したいという
妖しい光が宿り始めていた。

美咲「本当に……後悔しない?」
その問いかけに、俺は黙って頷いた。
ここから、俺と美咲の、
真実の官能の夜が始まろうとしていた。


[33] Re: 良妻賢母  健一 :2026/07/02 (木) 19:02 ID:RIhbWFSE No.206790
何か今回のことで本当の夫婦への道程が始まったような感覚にとらわれています。
性行為よりも心の動きの描写、文体、文章構成にたまらない魅力を感じます。
ベジ様に敬意を表します


[34] Re: 良妻賢母  ばる :2026/07/02 (木) 19:57 ID:WN1DcXX. No.206793
本当に苦しくて切ない恋愛小説の様で、奥さんはよく戻ってこれましたね。
ベジさんの忍耐強さにも脱帽します。


[35] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 23:15 ID:X2JkhFvk No.206800
健一さん 道筋は後ずけですね。たまたま迷路から出れた、たまたまです。

ばるさん ただの妻マニアです。結局自分にとっての推しアイドルなんだと思います。


[36] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 23:30 ID:X2JkhFvk No.206801
美咲は小さく息を吸うと、
観念したように視線を落とし、
ぽつり、ぽつりと語り始めた。

その声は微かに震えていたが、
やがて奇妙な熱を帯びていく。
美咲「最初は……本当に怖かったの。
展示会の後、ギャラリーの奥の部屋で、
『もう戻る道はない』って
無理やり押し倒されて……」
私「……うん」
美咲「でも、倉田さんの手は、
あなたのカメラの視線よりもずっと
乱暴で、容赦がなくて……。

私を『妻』としても『母』としても見ない、
ただのメスとして扱ってきたの」

美咲の口から出た「メス」という
生々しい言葉に、俺の股間が
再びズキリと跳ね上がった。

美咲「いけないって思えば思うほど、
身体の奥が言うことを聞かなくなって……。

別居してからは、もう毎日のように
あの人のマンションに呼び出されたわ」
私「どんなことを……されたんだ?」

俺の問いかけに、美咲は恥ずかしそうに
太ももをすり合わせ、
顔を真っ赤に染めながら続けた。
美咲「もう、思い出したくない。言わないとダメ?」
私「蛇の生殺し。もう全部聞かないと」

美咲「……四つん這いにさせられて、
後ろから、髪を引っ張られながら、
何度も、何度も奥を突かれたの。
『美咲、旦那のよりいいだろう』って
耳元で囁かれて……私、そんな事引き合いに出されて
嫌だ、あなた蔑む言葉に、悔しいのに、
声をあげて、何度もイかされちゃった……」

それは、日記の文字で読むよりも
数百倍も生々しく、俺の脳髄を

ダイレクトに破壊していく告白だった。
目の前で、羞恥に震えながら

別の男との情事を告白する妻の姿。
その現実が、俺の中のドス黒い欲情を
極限まで押し上げる。

美咲「悠介、ごめんなさい……。
私、あなたの前では絶対に出せないような、
汚い声を、あの人の前で何度も……」

涙を流しながらも、美咲の身体は
あの時の快楽を思い出したのか、
胸の乳首が服の上からでも
ハッキリと尖っているのが分かった。

私「もういい……もう、いいから、美咲」
俺は立ち上がり、美咲の前に跪くと、
彼女の震える手を掴んで、
自分の、はち切れんばかりに猛り立った
股間にそれを押し当てた。

私「俺に……その続きをもっと教えてくれ。
倉田にされたこと、全部、
俺の身体で上書き出来るならさせてくれ……っ」

美咲は俺の興奮とはち切れん勃起を見て息を呑み、
そして、すべてを受け入れるような
妖艶な笑みを浮かべて、
俺の首に細い腕を絡みつけてきた。


[37] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/02 (木) 23:47 ID:X2JkhFvk No.206802
美咲の生々しい告白は、
俺の耳から脳髄へと直接注ぎ込まれ、
これ以上ないほど凶暴な
淫薬となって全身を駆け巡った。

リビングのソファに美咲を押し倒し、
遮る衣服を乱暴に剥ぎ取る。
露わになった妻の身体は、
羞恥と興奮で、信じられないほど
赤く火照り、粟立っていた。

「美咲……っ、美咲……!」
限界を超えて反り返った己を、
数年間の空白を埋めるように、
美咲の秘割へと宛がう。

ゆっくりと体重をかけ、
その熱いサヤの中へと、
切ないほどに締め付ける
妻の膣の感触へと沈めていった。

「あ、あぁっ……悠介……っ!」
その瞬間、頭が弾けそうになった。
倉田の記憶を呼び覚まされた

美咲の内部は、かつてないほど
ドロドロに溶けた密水で溢れていた。
驚くほど熱く、狭く、

俺のペニスを締め付けてくる、
別の男を知ったことで淫らに
成熟してしまった妻の底なしの吸い付き。

その肉厚な肉壁の感触に、
こちらの敏感になり過ぎたペニスは、
ビクビクと今にも爆発しそうなほど
狂おしく猛り立っていた。

腰を引くことさえ許されないほどの、
強烈な、息の詰まるような圧。
ただ挿入しているだけで、

亀頭の先から精液が
漏れ出してしまいそうだった。

たまらずに、狂ったように
腰を突き動かし始める。
「ん、あぁっ! あぁぁっ……!
悠介、そこ、すごい……すごいのっ!」

美咲の口から溢れ出てくる声は、
記憶にある声とは完全に違っていた。
それは、理性をすべて剥ぎ取られた、
獣のような、歓喜の絶叫。

倉田に教え込まれた肉体の悦びが、
いま、俺の荒々しいピストンによって
一気に開花していく。

肉と肉が激しくぶつかり合う、
ぐちょぐちょという卑猥な音が
静かなリビングに響き渡る。

美咲は白目を剥き、俺の背中に
爪を立てながら、激しく腰をくねらせた。
何度も、何度も勝手に
絶頂を迎えるその淫らな姿が、
俺の背徳感を限界まで加速させる。

「美咲っ、俺を見るんだ……!
お前をめちゃくちゃにしてるのは、誰だ!」
「悠介……悠介の、おちんちん、
すごい……っ、私、壊れちゃう……ッ!」
聞いたこともない妻の卑語。

その瞬間、俺のペニスは限界を迎え、
美咲の最深部、倉田がかつて
汚したはずのその奥底に向けて。
熱い精液を、激しく、
何度もビクビクと爆発させた。


[38] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 00:12 ID:LnpiL46Q No.206803
美咲の奥深くで激しく射精した後も、
俺のペニスは萎びるどころか、
怒りと悔しさに血を滾らせて
ガチガチに反り返ったままだった。


勃起したまま過去にそんな事は一度も無かった。
一度イったことで敗北からの怒りの這い上がらせる。

今まで自分を殺し、
必死に我慢してきた感情の堤防が、
一気に決壊していくのが分かった。

「はぁ、はぁ……美咲、お前……っ!」
俺は息を荒くしながら、

美咲の両手首をソファに組み伏せた。
見下ろす妻の顔は、
快楽の名残でまだ激しく恍惚としている。

初めて見るメス化のその表情が、
俺の胸の奥にある
ドス黒い男の怒りに火をつけた。

一年間、どんな思いで俺が
あの薄暗いワンルームで耐えてきたか。

どんなに惨めで、悔しくて、
お前を奪った倉田を殺したいほど
憎んできたか。

そのすべてが、熱い塊となって
喉の奥まで突き上げてくる。

涙を流しながら「俺が、どんな気持ちで
お前を待ってたか、分かるか……っ!
あいつに、毎日めちゃくちゃに
されてるお前を妄想して……っ!」

「悠介……っ、ごめんなさい、
ごめんなさい……あぁっ!」
許しを請う美咲の言葉を掻き消すように、
俺は再び、猛り狂ったペニスを
彼女の熱いサヤへと、
男の怒りをぶつけるように突き立てた。

「あ、ひぅっ……! うそ、
まだ、そんなに大きいの……っ!
悠介、怒ってる……怒ってるのね……っ」
恐怖と興奮に美咲の身体が
ガタガタと激しく震え出す。

だが、その膣壁は、俺の怒りに
応えるようにギュウギュウと、
さらに凶暴にペニスを締め付けてきた。

長年溜め込んできた嫉妬と、
裏切られた悔しさが、
すべて腰のバネへと変わっていく。

美咲を労わるような、
優しい夫のピストンはもうそこにはない。

ただ、あいつの痕跡をすべて
抉り出し、書き換えてやるという
独占欲だけの、容赦のない蹂躙だった。

「俺だけのものだ……美咲は、
俺の女なんだよ……っ!」
「そう……っ、私は、悠介の、
悠介だけの女よ……あぁぁっ!」

怒涛のような突きの衝撃に、
美咲は声をからして泣き叫び、
何度も何度も、狂ったように
果てながら俺のすべてを受け入れた。

そして、俺の今までの全感情を乗せた
最後の猛烈な一撃が、
美咲の最深部を貫いた瞬間。
脳内が真っ白になるほどの
二度目の爆発が訪れ、
俺は美咲の奥底へ、ドクドクと
熱い一物を注ぎ込み続けた。
美咲もそれに呼応する様に体をくねらせ
反り返りビクビクさせながら俺の感情を
受け止める様に二人で果てた。


[39] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 00:39 ID:LnpiL46Q No.206804
激しい夜が明けてから、
俺たちは本当の意味で、
失われた二人の時間を
少しずつ、丁寧に取り戻していった。

けれど、何気ない日常の裏側で、
美咲の心には、まだ深い爪痕が
残されていた。

夜、隣のベッドで寝ていると、
美咲の身体が突然、
ビクッと大きく跳ねる時があり、
それで俺は何度も目を覚ました。

何かに怯えるようなその震えは、
美咲が、あの空白の一年の間に起きた
「ある隠された出来事」を、
小出しに思い出すことと連動していた。

よほどショッキングな事だったのだろう。
彼女の防衛本能が、
その記憶を都合よく
脳の奥底へ消し去っていたらしかった。

ある夜、美咲は俺の胸に
顔を埋めたまま、震える声で、
その消されていた記憶の扉を
ついに開いてしまった。

美咲「悠介……思い出しちゃったの。
思い出したくなかった、
あの人がした、一番恐ろしいこと……」

美咲が涙ながらに語ったのは、
倉田の狂気が絶頂に達した、
ある夜の悍ましい「撮影会」の記憶だった。

倉田は、美咲をモデルにして、
知人の男たちを集めた
撮影会を開いていたのだという。

美咲「スタジオに連れて行かれて……。
そこにいたのは、倉田さんだけじゃなくて、
知らない男の人が、あと五人もいたの」

私「五人……?」

美咲「全員、最初から裸だった……。
私も無理やり服を剥ぎ取られて、
カメラの前に立たされて……」

それは、ただのヌード撮影ではなかった。
夜通し、六人の男たちに色々な道具でもて遊ばれ
入れ替わり立ち代わり身体を貪られ、
その様子を四方から
撮影され、ビデオにも録画されていたのだ。

美咲「嫌だって、泣いて叫んだのに、
誰も止めてくれなくて……。

フラッシュの光の中で、代わる代わる
中に生々しいものを入れられて……」
気を失うまで続けられるて、目が覚めるとまた始まって、
恥辱と恐怖の極限。

良妻賢母だった美咲が、
六人の獣たちの玩具にされ、
そのすべてを記録に残されたという事実。

話しながら、美咲の身体は
またあの時のように、
ビクビクと激しく震え始めていた。


[40] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 00:59 ID:LnpiL46Q No.206805
過呼吸寸前でガタガタと震え、
涙を流している美咲を抱きしめながら、
俺の身体の奥底では、
最悪の黒い歓喜が燃え上がっていた。

かつて美咲をファインダーに収め、
その裸体を誰かに自慢したくて
仕方がなかったあの頃の、
歪んだ、異常な独占欲。

見知らぬ男たちの前で、
美咲のヌード撮影会を開いて
見せびらかしてみたいと、
脳内で密かに思い描いていた最悪の妄想が、
倉田の手で現実になっていたのだ。

私「辛かったな……。一人でそんな地獄に
耐えてたんだな。気づいてあげられなくて、
本当にごめん」

言葉では、優しく妻を慰めている。
壊れ物を扱うように、
その華奢な身体を強く抱きしめ、
髪を優しく撫でてやっている。

だが、俺の腕の中で泣きじゃくる
美咲の、六人に徹底的に
蹂躙されたというその肉体の事実に、
俺のペニスはまたしても
ガチガチに反り返っていた。

美咲「悠介……私、汚いでしょう?
あんなビデオまで撮られて、もう、
普通の奥さんには戻れない……っ」

本当は、そのビデオをこの目で
見てみたいという猛烈な欲望が、
喉元まで突き上げていた。

だが、俺はそれを必死に噛み殺した。

俺は美咲の耳元に顔を寄せ、
愛を囁くような低い声で、
その本音を巧みに隠した言葉を
そっと吹き込んだ。

私「そんなことないよ、美咲……。
大丈夫、そのビデオは俺が必ず、
あいつらの手から取り返そう。

もう誰の目にも触れさせないから」
美咲がビクッと身体を強張らせ、
涙に濡れた目で俺を見上げる。

その瞳に、安堵と、
どこか妖しい陰が走るのを、
俺は見逃さなかった。

ビデオを取り戻すという大義名分。
その裏で、あいつらと
同じビデオを観て欲情したいという
邪悪な本心を隠し持っている。

結局、俺も美咲を玩具にした
あの男たちと何も変わらない、
狂った獣の一人だったのだ。


[41] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 01:21 ID:LnpiL46Q No.206806
美咲のあまりにも悍ましい告白を
聞き終えたその瞬間から、俺の頭は、
一刻も早くそのビデオをこの目で
見たいという狂気的な願望で支配されていた。

「妻を救い出し、データを取り戻す」
その大義名分の裏側で、
どす黒い興奮が翌日からの俺の身体を
猛烈な勢いで突き動かしていった。

俺はすぐに旧友を頼り、
裏の事情にも通じている
凄腕の弁護士を紹介してもらった。

弁護士を伴い、不貞と脅迫の証拠をベースに
「データをすべて引き渡すなら、
これまでの違法行為は見逃してやる」と
冷徹に取引を持ちかける。

社会的破滅を恐れた倉田は、
あっけなく屈服し、怯えた顔ですべての
元データが入った外付けハードディスクを
その場ですぐに差し出してきた。


[42] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 01:34 ID:LnpiL46Q No.206807
こうして、美咲が六人の男たちに
夜通し入れ替わり立ち代わり貪られたという、
すべてのデータが俺の手元へと戻ってきた。
美咲には取り戻した事は言わなかった。
「見るな」そう言われるとみれなくなるから。

自宅の書斎に一人籠もり、
パソコンにケーブルを繋ぐ俺の指は、
期待と背徳感で、
小刻みに激しく震えていた。

震える手でフォルダを開き、
大容量の動画データをクリックした。

動画の中にナンバリングされたさらに別のフォルダが
存在しているのを見つけた。

そのフォルダの中には、綺麗に整理されて
5つの動画ファイルがすべて保存されていた。

恐る恐るその一つをクリックした瞬間、
暗い液晶画面に映し出されたのは、
俺の想像を遥かに超えた、
さらなる奈落の光景だった。

そこに映っていたのは、美咲が
告白したあの六人の男たちだけでは
なかったのだ。

画面の中で、衣服をすべて剥ぎ取られ、目隠しされ縛られ
泣き叫ぶ顔をぐしゃぐしゃに濡らした美咲が、
大柄な外国人の男たち、
それも逞しい黒人の男たちに
四方から囲まれていた。

「嘘だろ……美咲……っ」

日本人とは明らかに違う、
規格外の強靭な肉体を持った黒人たち。

彼らに玩具のように扱われ、
前後から容赦なく、狂ったように
奥底を突き上げられている妻の姿。

ファイルごとに日付が異なっており、
美咲の言う「一回だけ」などでは到底なかった。
そこには野外での露出や、車内、ホテルのベッドなど、
ありとあらゆるシチューションでの
過激なプレイが克明に記録されていた。

美咲は声を枯らして泣き叫び、
あまりの質量に白目を剥きながら、
何度も、何度も勝手に
潮を吹いて絶頂させられていた。

あの六人の撮影会すら序の口だったのだ。
彼女が防衛本能で完全に脳から
消し去っていた記憶の正体。

それは、異国の男たちに何度も呼び出され、
徹底的に肉体を開発され、
貪り尽くされていたという事実だった。

「はぁ、はぁ……っ、くそ……!」

画面の中で、黒人の大きな一物を
口いっぱいに咥えさせられ、
鼻水を流しながら激しく
咽せ返っている美咲の、淫らな現実。
黒い亀頭から溢れるスベルマをゴクゴク飲んでいる。

俺は己のペニスを狂ったように
握りしめ、手を動かしていた。

凄まじい衝撃と、吐き気。
傷つきながらも、それを遥かに凌駕する
凶暴なエロティシズムが俺を襲う。

記憶を完全に封殺しなければ
精神が崩壊してしまうほどの、
底なしのハードな官能の世界。

液晶の光に照らされながら、
俺は妻の、誰にも見せてはいけない
本当の最奥を知ってしまった快感に、
狂ったように溺れていった。


[43] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 01:43 ID:LnpiL46Q No.206808
あの忌まわしい過去を時系列整理しながら、
半年かけて書き溜めていたものを連貼りでごめんなさいね。


[44] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 01:48 ID:LnpiL46Q No.206809
画面の向こうで、蹂躙され、
見たこともない淫らな声をあげる
美咲の姿を凝視しながら、

俺の胸の奥で、じわじわと
巨大な暗雲のような感情が湧き上がってきた。

それは、倉田の罪を、
あっさりと見逃してしまったことへの
猛烈な、血を吐くような後悔だった。

単なる「六人の撮影会」の首謀者というだけで、
データの引き換えに放免してやったあの男。

だが、この隠しフォルダに眠る
5つの動画が示す現実は違った。

倉田は美咲を一度きりの玩具にしたのではない。
外国人たちの間を何度も回し、
その尊厳を完膚なきまでに破壊し、
その様子をコレクションして愉しんでいた。

まさに悪魔の所業だったのだ。
「あいつ……っ、よくも……っ、
よくも美咲をここまで……!」

データを引き渡した瞬間の、
あの倉田の怯えた、しかしどこか
「これで助かった」と安堵していた
卑しげなツラが脳裏にフラッシュバックする。

あんな生ぬるい方法で
手打ちにするべきではなかった。

美咲の心を、記憶を消さなければ
生きていけないほどに破壊した男を、
なぜ俺は五体満足で帰してしまったのか。

怒りで歯の根がガタガタと震え、
握りしめた拳から血が滲みそうだった。

司法の手で、あるいはこの俺の手で、
あいつを奈落の底へ突き落とし、
社会的に、精神的に、
完全に抹殺してやるべきだったのだ。

手元に残されたのは、
欲望を満たすためのデータと、
決して消えない憎悪の塊。

俺は狂ったように腰を振り、
画面の美咲に自分の精液をぶちまけながら、
倉田への、そして自分への
凄まじい怒りと後悔に、
ただ一人、「何やってんだ!」暗い書斎で咽び泣いていた。


[45] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 01:56 ID:6T2JV6Aw No.206810
画面の美咲に精液をぶちまけ、
狂気のような興奮と怒りが去った後、
俺の心に最後に残ったのは、
妻への切ないほどの贖罪の念だった。

あの悍ましいファイルについて、
俺から美咲へ問い詰めるような真似は、
絶対にしないと心に決めた。

美咲には、自分から言い出すまで待つ。
もしこのまま、あの地獄のような日々を
脳の奥底に忘れていられるのなら、
それはそれでいい、そう思っていた。

あいつへの復讐に囚われるよりも、
いま目の前にいる美咲の笑顔を
守ることの方が、夫である俺の
本当の役目のはずだった。

それからの俺は、失われた時間を
埋めるように、家族のための時間を
最優先に作った。

子供たちを抱き寄せ、両親も連れて、
週末になれば毎年のように
家族総出での旅行やレジャーへと
積極的に車を走らせた。

眩しい太陽の光の下、温泉地や
テーマパークで、子供たちの歓声と
両親の穏やかな笑顔に包まれる。

美咲の隣に寄り添い、その手を
優しく握りしめるたびに、
あの暗い記憶を二度と思い出さないよう、

心の中で強く、強く祈り続けた。
日常の幸福で彼女の心をいっぱいに満たし、
あの空白の一年を、完全に
上書きしてやるための日々。

夜、ベッドで美咲の身体が
ビクッと跳ねる回数も、季節が
移り変わるごとに、少しずつ、
確実に減っていくように思えた。


[46] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 02:08 ID:no.4.iIg No.206811
そんな穏やかな日々が一年ほど続き、
美咲の笑顔もすっかり元の
輝きを取り戻したかのように見えた、
ある秋の日の夜のことだった。

子供も両親も眠りにつき、
リビングで二人きり、
テレビで流れていた深夜の洋画を
なんとなく眺めていた。

それは、大柄な外国人俳優たちが
激しいアクションを繰り広げる、
地上波のごく普通のサスペンス映画だった。

だが、画面に映る逞しい黒人俳優の
鋭い眼光と、肉体がぶつかり合う
生々しい重低音が響いた、その瞬間。

隣に座っていた美咲の身体が、
まるで電気を流されたように
ガタガタと激しく震え出した。

美咲「消して!早く」
私「美咲……? どうした?」
声をかけると、美咲は手元に置いた
リモコンを握りしめたまま、
血の気が引くほど顔を青ざめさせ、
液晶の光の中で、目から大粒の涙を
ボロボロと溢れさせていた。
美咲「いやっ……嫌だぁっ……!
あの人……あの、大きくて黒い人たち……っ」

私「美咲っ!」
美咲「思い出しちゃった……悠介、私、
あの六人の撮影会だけじゃなかった……っ。

あの人たちに、何度も、何度も、
おもちゃみたいにされて……っ!」

普通のテレビ番組から流れてきた映像が
引き金となり、美咲が脳の奥底に
完全に封印していた「最悪の記憶」の蓋が、
一気に吹き飛んでしまったのだ。

パニックを起こし、自分の身体を
掻きむしるようにして泣き叫ぶ美咲。

彼女の口から「黒い人たち」という
言葉が出た瞬間、俺の背筋に電流が走った。
やはり、すべて思い出してしまった。

私「……美咲、もういい。
もう見なくていいから!」
俺は慌ててテレビの電源を切り、
狂ったように怯える美咲を
壊れ物を扱うように強く抱きしめた。

その瞬間、俺の頭の片隅で、
書斎のパソコンで動画を見つめていた時の
薄れた記憶がどす黒い興奮が、またピクリと鎌首をもたげた。

すべてを知ってなお、泣き崩れる妻を
哀れみ、守りたいと思う綺麗な感情。

指示通りテレビを消した暗がりのリビングで、
恐怖に震えている妻を、今すぐこの場で
激しく犯したいと願う、汚い欲望。
二つの矛盾した感情が、
俺の胸の中で、過去最高に
激しくぶつかり合おうとしていた。


[47] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 02:18 ID:pd1pMVMs No.206812
美咲「ごめんなさい……悠介、ごめんなさい……っ!
私、あんな酷いことされてたのに、
それを忘れて、普通の顔してあなたと子供と一緒に……っ」
腕の中で狂ったように泣きじゃくる美咲は、
自分の肉体の記憶に絶望し、
俺に対して壊れたように謝罪を繰り返している。

その涙に濡れた首筋、怯え、
小刻みに震える華奢な肩。
守ってやりたいという猛烈な愛おしさと同時に、
俺の股間は、かつてないほど
冷酷に、そして凶暴に膨らみ上がっていた。

データで観た、異国の男たちに、弄ばれた男たちに
好き放題に蹂躙されていた美咲の姿が、
いま目の前の妻の肉体と、
完全に脳内でオーバーラップする。

私「美咲……。謝らなくていい。

全部、俺が受け止めるから……」
俺は美咲の顎をそっと持ち上げ、
涙を拭う間もなく、その唇を塞いだ。

驚きに目を見開く美咲の口内に、
貪るように舌を滑り込ませる。

美咲「んむ……っ!? ゆう、すけ……っ?」
涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔のまま、
美咲は困惑した声を漏らす。

だが、俺は止まらなかった。

優しく慰めるフリをしながら、
彼女のパジャマのボタンを
引きちぎるような勢いで剥ぎ取っていく。

露わになった、あの動画の中で
限界まで開発し尽くされていた、白い肢体。

私「美咲、俺に全部見せて。
その身体に刻まれたもの、全部、
俺が上書きしてやるから……」
美咲「あっ……いや、ダメ……っ、
そんな汚い身体、見ないで……っ!」

拒絶の言葉とは裏腹に、
俺がその胸の突起を指で強く弾いた瞬間、
美咲の身体がビクンと大きく跳ね、
信じられないほどの愛液が、
一瞬で彼女の太ももを濡らした。

一度、限界を超えて開発された肉体は、
恐怖の記憶と連動して、
恐ろしいほどの感度で反応してしまうのだ。

その淫らな反応に、俺の理性は完全に吹き飛んだ。
結局、俺もあの男たちと同じだ。

恐怖し、傷ついている美咲の姿に、
最高潮に欲情している。
俺は美咲の細い両手首を片手で
床に組み伏せ、怯える彼女の足を開かせると、
ガチガチに怒張した一物を、奴らと同じ様に
その最奥へと一気に突き立てた。


[48] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 02:27 ID:fWVZNJfY No.206813
「あ、これ今日までの提出物。
サイン頂戴」

翌朝の、いつもと変わらないリビング。

学校の制服に身を包んだ子供が、
トーストを口に咥えたまま、気怠そうにプリントを差し出してきた。

12歳になり、少し大人びてきた我が子の頭を、
美咲は「もう、慌てないの」と穏やかな母親の笑みで撫でている。

昨夜、あれほど狂ったように涙を流し、俺の下で淫らな悲鳴をあげていた女と同一人物とは到底思えない、
絵に描いたような良妻賢母の姿。

だが、プリントを受け取る美咲の指先が、
かすかに、本当に細かく震えているのを俺は見逃さなかった。

そして、その美咲を眺める俺自身の目も、子供の前だというのに、彼女の制服姿を見送る背中の向こうに、昨夜激しく貪った肉体の感触を思い出して、どす黒く濁っていく。
あの倉田が仕掛けた最悪の呪縛から、俺たち夫婦は、何一つ抜け出せてなどいなかった。
子供の成長を見守る、温かく平穏な日常。
そのすぐ足元に広がる底なしの奈落を隠しながら、俺たちは今日も、幸せな家族の仮面を被り続けている。


[49] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 02:37 ID:brGT/3VU No.206814
子供を学校へ送り出した後、
リビングの片付けをしていた美咲が、
急にその場にしゃがみ込んでしまった。

私「美咲? どうした?」
声をかけると、美咲は耳を塞いだまま、
怯えた表情で誰もいない隅を見つめている。

美咲「悠介……なんか、あの男の人たちの
声が聞こえる気がするの……。そこに、
誰か立ってこっちを見てるような気がして……」

完全に記憶が戻ったショックのせいか、
軽い幻聴や幻覚のような症状が
出始めてしまっているようだった。

あんなに酷い体験を急に思い出して
しまったのだから、
心が悲鳴をあげるのも無理はない。

ガタガタと震える美咲の肩を
優しく抱きしめながら、

俺は少し困惑していた。
(これは……一度、精神科か
メンタルクリニックに連れて行った方が
いいのかな……)
ちゃんと専門の先生に診てもらって、
お薬でも処方してもらった方が
美咲も楽になるはずだ。

だけど、病院に行くとなると、
あのカウンセリングで「何が原因で
こうなったのか」を先生に話さなきゃ
いけないんだろうか。

あの忌まわしい出来事を、
他人に説明するのかと思うと、
どうしても躊躇してしまう自分もいた。
私「……大丈夫、大丈夫だよ美咲。

そこには誰もいないからね。
ちょっと疲れが出ちゃっただけだよ」

怯える美咲をなだめながら、
俺はスマホで近所のメンタルクリニックの
評判をそっと調べ始めていた。
会社に行っている間も,何度も美咲に電話した。


[50] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 03:12 ID:brGT/3VU No.206815
美咲の病院を探していた俺のスマホが、
突然、見覚えのない番号からの
着信で激しく震え出した。

画面に出た番号に出ると、受話器から
聞き覚えのある男の焦った声が響いた。

倉田「お、おい! 悠介さんか!?
今すぐお前の奥さんを連れ戻しに
来てくれ! うちの前にいるんだよ!」

私「倉田……! 美咲がどうした!?
なぜお前のところにいるんだ!」

倉田「知るかよ! 急に訪ねてきて、
俺から連絡があったって言うんだ。
とにかく部屋で待たせてるから早く来てくれ!」

頭の中が真っ白になりながら、
俺は無我夢中で車を走らせた。

あいつがまた美咲に何かしたのか――。
怒りと焦燥感で心臓が破裂しそうに
なりながら、倉田のマンションの
一室に激しく踏み込んだ。

だが、リビングのソファーに
腰掛けている美咲の姿を見て、
俺は思わず言葉を失った。

美咲は怯える風でもなく、
どこかおっとりとした様子で、
かつて俺と付き合いたてだった頃のような
可愛らしい、一人の「女」の顔をしてそこにいた。

その横で、倉田は完全にパニックになり、
俺の姿を見るなり、縋るような目で
必死に身の潔白を主張してきた。

倉田「本当、俺は何もしてないからな!
弁護士と約束した通り、連絡なんて
一通もしてないし、会う気もなかった!」

あいつが能動的に仕掛けた罠ではない。
突きつけた警告が効いて、倉田自身、

何よりも俺たちとの関わりを恐れている。
その事実が、彼の慌てぶりでよく分かった。

私「美咲……どうしてここへ……?」
声をかけると、美咲はふんわりと微笑み、
愛おしそうに自分のスマホを
じっと見つめていた。

倉田「俺の電話の履歴も見てくれよ!
奥さんが完全に勘違いして、勝手に
ここにやってきたんだって!」
倉田は自分のスマホを俺に差し出し、
美咲のスマホも確認するようにと、
必死にまくし立てていた。


[51] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 03:27 ID:brGT/3VU No.206816
必死に身の潔白を訴える倉田の横で、
美咲はふんわりと微笑んだまま、
自分のスマホの画面を俺に向けた。

美咲「ほらっ、悠介。
ちゃんと倉田さんから、
ここにきてって連絡あったよ?」
差し出された画面を覗き込むと、
そこには確かに、倉田のアカウントから
手招きするようなメッセージが残っていた。

だが、その日付を見た瞬間、
俺の背筋に冷たいものが走った。

それは、1年以上も前の日付――
美咲がまだ倉田に囚われ、
心も身体も蹂躙されていた時期の履歴だった。

美咲の頭の中では、過去の忌まわしい
記憶が、まるで今起きていることのように
完全に混ざり合ってしまっているのだ。

倉田「それ、1年以上前のだろ!?
俺はそんなの送ってねえよ!
頼むから信じてくれよ!」

倉田は自分の髪をかきむしりながら、
今度こそ俺たちに破滅させられると
本気で怯えた顔をしていた。
倉田「すまんな。申し訳無い」

私「……分かってる。倉田、もういい」
俺は美咲の肩をそっと抱き寄せた。

美咲は俺の胸にコテンと頭を預け、
付き合いたての頃のような、
無垢で可愛い笑顔を浮かべている。

私「美咲、おうちに帰ろうね」
美咲「うんっ。お買い物して帰ろう?」
いつも通りの、優しい妻の声。

だけど、その中身は確実に
壊れ始めている。
車へ向かうエレベーターの中で、
大人びた「可愛い女」の顔をした美咲を
見つめながら、俺の心には
また別の黒い感情が頭をもたげていた。


[52] Re: 良妻賢母  ばる :2026/07/03 (金) 06:17 ID:7meYlZPw No.206822
切なくて苦しい。胸が張り裂けそうです。
初めは性欲を優先して旦那より倉田を選んだ奥さんが許せなかったが、奥さんも被害者なのですね。
NTRの世界では自分の欲望で相手の家庭を崩壊させるS男がいますが、殺人よりも重い罪で処罰してほしいです。
プレイの域をはみ出して一度しかない人生に深い傷跡を残すなんて許せない。


[53] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 08:25 ID:brGT/3VU No.206827
ばるさん コメントありがとうございます。
身から出た錆。撮影写真持ち歩き
己の欲望が起こした破滅道。
思い起こせば、今でこそ出来ない経験が出来た。
苦行を経験した時間だった。そう思ってます。


[54] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 08:30 ID:brGT/3VU No.206828
夕方、学校から帰ってきた子供の
元気な声が玄関に響いた瞬間、
美咲のまとう空気がガラリと変わった。

さっきまでの、どこか妖艶で
付き合いたての頃のような「可愛い女」の
雰囲気は、一瞬できれいに消え去った。

美咲「おかえり! 今日も暑かったでしょ。
すぐ冷たい麦茶淹れてあげるね」
エプロンを締め直し、台所へ立つ美咲は、

どこからどう見ても完璧な
我が家の「良妻賢母」そのものだった。
子供の話を楽しそうに聞きながら、

手際よく夕飯の準備を進めていく。
そこには幻覚に怯える影すら微塵もない。

子供という存在が、彼女の壊れかけた
理性を、無理やり「母親」の形へと
繋ぎ止めているようだった。

だが、その完璧すぎるスイッチの切り替えが、
傍で見ている俺には、かえって
痛々しく、そして何より不気味に映った。

夜、子供が自分の部屋で眠りにつき、
家の中に再び静寂が戻ってきた時が、
本当の恐怖の始まりだった。

リビングのソファーにぽつんと座る美咲は、
またゆっくりと、昼間のあの
「可愛い女」の顔へと戻っていく。

美咲「ねえ、悠介……。今日ね、
倉田さんのところに行ったら、
すごく優しくしてくれたんだよ……?」
トロンとした虚ろな目で、

信じられない言葉を口にする美咲。
やはり、彼女の脳内は歪んだままだ。
そんな妻の姿をじっと見つめながら、
俺は張り裂けそうな胸の痛みを
必死にこらえていた。

彼女がどれほど深く傷つき、
必死に自分を保とうとしているのかが、
痛いほどに伝わってくる。

俺はソファーの隣にそっと腰掛け、
美咲の細い身体を、包み込むように
優しく、優しく抱きしめた。
私「美咲、もういいんだよ。
何も心配しなくていいからね……」
耳元でそう囁きながら、俺は彼女の背中を
ゆっくりとなだめるようにさすり続けた。


[55] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 08:59 ID:brGT/3VU No.206829
俺の胸の中で、美咲は小さく吐息を漏らし、
子供のように素直に身体を預けてきた。
美咲「悠介、あったかいね……」
そう言って見上げてくる瞳は、

やはりどこか現実から浮いている。
私「ちょっと、お手洗いに行ってくるね」

俺は優しく声をかけ、美咲をソファーに残して、
静まり返った洗面所へと向かった。

ドアを閉め、鍵をかける。
ため息吐きながら、ポケットから取り出したスマホの、
隠しフォルダを暗証番号で解除した。

画面に映し出されたのは、
倉田の太い他人棒に、
美咲の秘部が深く沈み込んでいる結合部だった。

生々しいピストン音と共に、
他人のモノをくわえ込み、
見たこともない淫らな顔で悶える妻の姿。

それを見た瞬間、美咲のスイッチの様に
己のスイッチとなる。

強烈なジェラシーと
腹の底からドス黒い怒りのような熱が、
下腹部へ向かって一気に湧き起こった。

頭の芯がジリジリと焼け付く。

労わるべき亭主の理性は、
その狂おしい興奮の前に一瞬で消し飛んだ。

俺はスマホをポケットにねじ込み、
洗面所を飛び出すと、
リビングのソファーへと向かった。

私「美咲……っ!」
驚いて見上げる美咲の細い肩を、
俺は問答無用でソファーへ押し倒した。

美咲「きゃっ……!? 悠介、どうしたの……?」
怯える妻のパジャマのボタンを、
俺はケモノのような荒々しさで引きちぎった。

あの男に開発された肉体を、
今すぐ俺のモノでズタズタに上書きしたい。
ジェラシーに狂った俺は、美咲を激しく襲った。


[56] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 09:37 ID:XiL.L75Q No.206831
翌日、俺は子供を少し離れた場所に呼び、
真剣な顔で静かに語りかけた。

私「お母さんね、今ちょっと心が疲れちゃって、
精神的におかしなところがあるんだ。
だから、できる限り一人にしないで傍にいてあげて」

子供は小さく頷き、それからは学校が終わると
真っ直ぐ家に帰り、美咲の隣にぴったりと寄り添った。
その効果は、目に見えて現れ始めた。

子供という「母親のスイッチ」が
効果覿面に表れ常にONのまま
守られているおかげで、美咲は日1日と回復していった。

昼間の笑顔には少しずつ生気が戻り、
壊れかけていたはずの妻は、確実に、
穏やかで完璧な「良妻賢母」へと立ち直りつつあった。

だが――その一方で、
俺自身は、底なしのドス黒い闇へと堕ちていく。
夜、美咲が健やかに眠る横で、
俺は毎晩のように洗面所にこもり、
あの隠しフォルダの動画を貪るように見つめていた。

画面の中で、倉田や、複数の他人棒に
四方から肉体を蹂躙され、
狂ったように淫らな声を上げる美咲。

ジェラシー怒りの裏側で、俺の脳はもう完全に破壊されていた。

立ち直っていく目の前の綺麗な美咲を見れば見るほど、
俺の中の歪んだ渇望が、激しく暴れだす。

動画の、あの開発され尽くした美咲を、
映像じゃなく、この目で、生で見てみたい。
また、写真を見せびらかし原因作った身勝手な自分が
そんな事わかっているはずなのに、抑えても抑えても
奈落に引き摺り込んでいく。

男たちの腕の中でしか見せなかった狂態を、生で浴びたい。
美咲が光に向かって回復していくのに反比例して、
俺の性癖と精神は、手の施しようがないほど重症化していく。

私「美咲……もっと、俺にあの顔を見せてくれ……」
眠る妻の首筋に顔を埋めながら、
俺はもう、優しい亭主の仮面を
内側からドロドロに溶かされ、ケモノの牙を剥いていた。


[57] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 11:09 ID:FLew.jTg No.206833
美咲に直接あの動画を見せることは、
どうしてもできなかった。

まだどこかに、夫としての理性が残っていた。

だが、生であの光景を見たいという渇望は、
日に日に俺の心を蝕み、
ついに俺は、狂った行動へと走った。

平日の昼間、感情が突然爆発。
俺は一人で、あの倉田のマンションを再び訪れた。
インターホンを押し、ドアが開いた瞬間、
俺はそのまま玄関の床へ、
負け犬のようにズルズルとしなだれ込んだ。
倉田「 な、なんだよお前……!なんだよ。
もう終わっただろ! これ以上、
俺にどうしろって言うんだよ!」

困惑する倉田の足元で、
俺はプライドも何もかも捨てて、
床に額を擦り付けながら思いを絞り出した。

私「倉田……頼む。お願いだ。
あの動画の美咲を……どうしても、生で見たいんだ……」
倉田「……は? お前、何言ってんだよ……?
頭おかしくなったのか!?」

必死に拒絶し、引きつった声を上げる倉田。

そりゃそうだ、被害者の夫が
「妻をもう一度貪ってくれ」と懇願しているのだ。
だが、俺の胸の奥から湧き上がる
ドス黒い欲望と興奮は、もう誰にも止められない。

何度も土下座を繰り返しながら、思いをぶつけた。
私「頼む、倉田……! 映像じゃ足りないんだ!

すべては俺が写真見せびらかしたのが始まりだ……。
原因責任は、俺にもあるんだよ……!」

床に這いつくばり、狂ったように
すがりついてくる俺の姿を、
倉田は息を呑んで見下ろしていた。

プライドをズタズタにされ、完全に壊れてしまった
目の前の旦那の姿に、倉田の顔から表情が消えた。

それは恐怖というより、強烈な罪悪感だった。
自分が一線を越えて美咲を貪ったせいが、
この男をここまで追い詰め、精神を破壊してしまった。
倉田は俺の懇願に、自身の責任の一端を痛烈に感じていた。

逃げ場のない罪の重さに、じわじわと
内側から追い込まれていく倉田。

彼は重い沈黙の後、絞り出すような声で言った。
倉田「……分かった。だけど、
俺はもう絶対に直接は関わりたく無い。
手を出さない、それなら……条件付きなら、協力する……」

当時のグループの他のメンバーたちは、
まだ旦那(俺)に一連のことが
バレたのを知らないらしい。

倉田「あいつらを集めて、場所をセッティングする。
だけど、俺の目が届かないところでやってくれ。
あとはどうなっても責任は押し付けないでくれ。

俺は一切関与してない形にするなら……」
自分の引き起こした事の重大さに
深く追い詰められた倉田は、
静かに、悪魔の協力を受け入れた。


[58] Re: 良妻賢母  ばる :2026/07/03 (金) 12:20 ID:PV2PXsCc No.206834
何もかもが制御不能で暴走していく。。。
読むのが辛くなってきましたが抑えられない、引き込まれます。


[59] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 12:48 ID:qPB6lByk No.206835
倉田との密約を交わした数日後の夜、
リビングで美咲と並んでテレビを見ていると、

子供のおかげでほぼ正常に戻った美咲。
そこに彼女のスマホが静かに震えた。
画面に表示された通知を見た瞬間、
美咲は目を見開いて、身体がピキリと凍りついた。

それが誰からの連絡か、すぐに気づいたのだろう。
まるで、呪いの催眠術にでもかかったかのように、
美咲は俺の視線を気にして、横目で見ながら、
引きつった声を出した。
美咲「洗濯物、忘れてた……」

弾かれたように立ち上がると、美咲は隠すように
スマホを握りしめたまま、バスルームへと駆け込んだ。
脱衣所のドアが閉まり、内側から鍵がかかる。

俺はそっとソファーから立ち上がり、
足音を殺してバスルームのドアの前へと近づいた。

薄いドア越しに、美咲が恐る恐る通話ボタンを押し、
必死で声を殺してやり取りを始める気配が伝わってくる。

倉田「……よお、美咲。元気か?」
受話器から漏れるあの男の声に、
美咲は喉を詰まらせながら拒絶した。

美咲「……もう、連絡しないで……っ!」
倉田「冷てえな。前はさ、俺の声を聞いただけで
マン汁垂らして喜んでたじゃないか。

……おい、そう言いながら、今ももうマン汁出てんじゃないのか?
確認してみろよ」

美咲「な、何言ってるの……! やめて……そんな女じゃ無い」
倉田「嘘だと思うなら、今すぐ
パンティの中に手を入れてみろよ。

何も出てなかったら、もう連絡しないでおいてやるよ」
受話器の向こうの倉田は、
事前に俺と打ち合わせした通りの台詞を、冷酷に告げていた。
中からは、衣服が擦れる微かな音が聞こえた。

俺に隠れて逃げ込んだ脱衣所の密室で、
美咲は倉田の言葉に抗えず、確認させられているのだ。
残酷な肉体の記憶は、俺の想像を遥かに超えていた。

倉田の声と、おぞましい言葉の刺激だけで、
彼女の身体の奥にある裏のスイッチは、完全にONになっていた。

震える指先をパンティのクロッチへと滑り込ませ、
そこに触れた生々しい愛液の感触に、
美咲は完全に言葉を詰まらせ、絶望に息を呑んだ。
美咲「あ……、う、嘘……っ、なんで……っ……」
溢れ出る蜜を指先に絡ませ、洗濯機の前で一人咽び泣く妻。
自分の仕掛けた罠で、美咲が別の男の言葉に熟れきっている。
ドア越しの淫らな絶望を感じながら、俺の下腹部は狂ったように熱くなっていた。


[60] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 12:56 ID:qPB6lByk No.206836
ばるさん 文字に置き換えるとドラマようで、
私自身読んでも他人事の様で、
日常の人間の生臭さが消えてる様に思います。


[61] Re: 良妻賢母  健一 :2026/07/03 (金) 13:09 ID:GRwkKL7Q No.206837
ぺジ様
人間の業の深さを感じます。


[62] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 13:50 ID:Lddubz6w No.206838
絶望する美咲に対して、受話器の向こうから
倉田の冷酷な追撃が、
容赦なく畳み掛けられた。

倉田「みんながお前に会いたがってるぜ。
お前のあのオマンコが、
どうしても忘れられないらしいぞ」

美咲「いや……っ、お願い、もう言わないで……」

倉田「あの黒人や白人の、ぶとい長いチンポ、
本当はまた身体に入れたくて堪らないんだろ?
お前、あの時いい声出してさ」「自分から腰振って、
『もっと壊して』って言ってたの誰だっけ?

今さら逃げるのか? 散々弄んだのはお前だろ?」
美咲「はぁ……っ、ち、違う……っ!」

あの夜の狂態を次々と暴かれ、
美咲は荒い息を吐きながら
激しく頭を振った。

倉田「涎垂らして、白目むいてさ、
自分から別の男のチンポ求めてたじゃねえか!
今さら上品な母親面してんじゃねえよ!」

次々と受話器から浴びせられるおぞましい事実の応酬に、
美咲は耳を塞ぐことすらできず、
ただただ、激しいプレッシャーに押し潰されていた。

子供のために良妻賢母としての理性を
取り戻したはずだったのに、過去の淫らな記憶という
暴力で、容赦なくズタズタに引き裂かれていく。

美咲「あ、あ、違う……私は、
あの時の私は……っ、違うの……っ」

必死に否定しようとするものの、
すでに身体は熟れきり、言葉にならない
熱い吐息だけがドア越しに漏れてくる。

白人や黒人の巨大なモノに貫かれ、
理性を失って貪られていた妻の姿が、
受話器から漏れる罵声の臨場感と共に俺の脳裏に蘇る。

極限まで追い詰められていく妻の気配に、
俺の頭の芯は、もう焼き切れる一歩手前まで
狂おしい興奮でハチ切れそうになっていた。


[63] Re: 良妻賢母  ツベツジ :2026/07/03 (金) 14:00 ID:Lddubz6w No.206839
健一さん 「業」気付かないままで生きるのも運命。気付かされ葛藤の末受け入れるのも人生ですね。

[64] Re: 良妻賢母  テつベテつジ :2026/07/03 (金) 14:02 ID:Lddubz6w No.206840
あの恐ろしい電話があった夜、
美咲はバスルームから出てくると、

何事もなかったかのように普通の態度だった。
激しく取り乱すか、あるいは精神的に
不安定になるだろうと身構えていた俺は、
完全に肩透かしを食らった気分だった。

だが、異変は水面下で確実に起きていた。
次の日も、その次の日も、

数日後、俺は再び倉田に呼び出され、
やつから信じられない報告を聞かされることになる。

倉田「……旦那さん、奥さんから連絡が入ったよ。
あの人、完全に腹が据わってるわ」
私「……腹が据わってる? どういうことだ」
倉田「あの電話の後、奥さん、自分で認めちゃったんだよ。
『自分の本性がそういう淫らな女だって分かった』ってさ」

倉田の口から語られる美咲の言葉に、
俺の背筋に冷たい戦慄が走った。
倉田「『最初は倉田さんがきっかけだったけど、
結局、それを受け入れて求めてたのは、確かに私だった。
拒否できるチャンスもあったのに、そうしなかった。

別の男のモノに、期待があったのかもしれない』……ってさ」
美咲は、自分が良妻賢母の仮面を被った
ただの淫獣であることを、
完全に自覚し、受け入れてしまったのだ。

倉田「あそこまで自分のドロドロした部分を知っちゃったら、
もう普通の、綺麗な母親になんて戻れないよね、って……」
倉田の言葉が、俺の胸に鋭く突き刺さる。

すべては、俺の写真の見せびらかしから始まった。
美咲のブレーキを壊したのは、他でもない俺だ。
「普通の妻」を失った絶望と、
過去の男たちを自ら求め始めた美咲への、
言葉にできないほどのドス黒い興奮が、俺の中で爆発しそうだった。


[65] Re: 良妻賢母  ばる :2026/07/03 (金) 19:50 ID:U3WwBozQ No.206841
あぁ、もう戻れないのですね

[66] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 22:19 ID:brGT/3VU No.206842
倉田不在。
美咲スタジオ入ると少し戸惑っていたが、
顔見知りの関係。「久しぶりね」軽い挨拶
外人達と抱擁。軽いキス。
美咲の洋服を男性達で脱がせる。
お互い服を脱ぎだす。美咲の乳首はすでにピンと立っている。
男達は、ダラリとしたペニスを握ってシゴキだす。

この時点で私すでにドキドキが止まらず。

マジックミラーの向こう側は、
俺の想像を遥かに超えた、
底なしの淫欲の地獄、いや、極楽だった。

美咲は、そこにいる大勢の男たちを前に、
怯えるどころか、まるで
それが当たり前であるかのように滑らかに動いた。

まずは前戯として、ソファに座る
三人の男たちの前へと跪き、
慣れた手つきで奉仕を始め出す。

その口と両手を使って、男たちの
しなだれたペニスを大きくしていく。
同時に他のペニス激しくしごき上げ、
金玉から棒の先端に至るまで、
まるでアイスでも食べているかのように
貪欲に舐め上げていく。

美咲「んむ……、ちゅ、るぅ……っ、
んぐ、んーっ……!」
その間にも、もう一人の黒人が
背後から四つん這いになった美咲のアナルと
オマンコを両手で美咲の穴に人差し指と中指を引っかか、穴を覗く様に左右に広げ
子宮を覗き込む、

同時に生々しく舐め上げていく。
そこへ、別の男の大きな手が伸び、
美咲の大きく実った乳首を
容赦なく力任せにつまみ上げた。
美咲「あっ! 痛い……っ!
あ、あぁぁんっ! いい、それ、もっと……っ!」

痛みに短い悲鳴を上げながらも、
その刺激にすら極上の快感を見出し、

美咲の肉体は完全に自然に反応していた。
前戯だけで完全に熟れきった美咲は、

今度は黒人の巨躯に自ら跨がり、
その硬いモノを自身の奥深くへと
嬉々として迎え入れる。

それと同時に、目の前に迫る白人の
太く長いモノを、
一切の抵抗なく自らの口へと深く咥え込んだ。
身体の全ての穴と四肢を使って、
異国の巨根たちを同時に貪り尽くす妻。

完全にリミッターの外れた美咲は、
男たちから注がれる無数のスベルマを、

全て体内で、そして口内で受け止めていく。
ドロドロと溢れる精液を、
一滴も無駄にすまいと
恍惚の表情でゴクリと飲み干す。

美咲「はぁっ、はぁっ、もっと……!
もっとちょうだい……っ! あ、あぁぁぁっ!」
白目をむき、涎を垂らしながら、
美咲自身も、男たちの猛烈なピストンによって
何度も、何度も、激しいアクメへと到達していた。
ガクガクと全身を震わせ、
潮を吹き上げながら、自分から
次の男のモノを求めて貪欲に腰を振る。

画面の中の美咲なんて、生ぬかった。
目の前で繰り広げられる、
開発され尽くした妻の、本物の狂宴。
視覚、聴覚、そして硝子越しに伝わる
濃厚なメスの匂いが、
俺の脳のあらゆる神経をズタズタに焼き切っていく。

興奮が限界値を超え、脳が破裂しそうだった。
あまりの強烈な光景に、
やはり胃の底から熱いものが一気に込み上げる。

私「うっ、げほっ……! はぁ, はぁ……っ!」
吐き気と闘いながら、俺は涙目で、
別の男たちのモノで満たされ、何度も果てる
美咲の姿を、ただ貪るように見つめ続けた。


[67] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/03 (金) 22:40 ID:brGT/3VU No.206843
どれほどの時間が経っただろうか。
男たちの欲望を全てその身に受け止め、
スタジオの床に横たわる美咲。

肌には無数のフラッシュの残光と、
男たちの生々しい痕跡が
べっとりと張り付いていた。

男たちが満足して片付けを始める中、
美咲は荒い息を整えながら、
ゆっくりと上半身を起こした。

そして、乱れた髪をかき上げながら、
知るはずの無いマジックミラーの方を、
じっと見つめて妖しく微笑んだのだ。

美咲がまるで「……ふふ、見てたんでしょ? あなた」
その場にいる男たちに向けた言葉ではない。

ミラーの向こうにいる「俺」の存在を、
彼女は最初から何かを感じていたのかも知れない。

美咲「私、もう本当に戻れないからね……」
その目は、以前の怯えた妻のものではなかった。

全てを自覚し、自ら進んで闇に堕ちた
本物の「メス」の目だった。

俺は覗き部屋の暗闇の中で、
完全に気圧され、
ただガタガタと震えることしかできなかった。
それから数時間後。

俺が這うようにして先に自宅へ戻り、
リビングのソファーで呆然としていると、
玄関のドアが開いた。

美咲「ただいま。遅くなってごめんなさい、
洗濯物、ちゃんと取り込んでおいたわよ」

入ってきた美咲は、いつもの
完璧に清楚で、優しい妻の笑顔に戻っていた。

その衣服の下が、男たちのモノで
満たされているとは到底信じられないほどに。

美咲「明日のお弁当の準備、しちゃうわね」
何事もなかったかのように台所へ向かう後ろ姿。

完全に「表」と「裏」を使い分ける術を
身につけてしまった、俺の美しい妻。
背徳の引き金を引いたのは俺だったはずなのに、
今や美咲の手のひらの上で
転がされているのは、俺のほうだったのかも知れない。

壊してしまった日常の恐ろしさと、
完全に覚醒した妻への狂おしいほどの情欲で、
俺の頭は、完全に狂い始めていた。


[68] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/04 (土) 07:39 ID:J2/XVRYs No.206850
美咲は知っていた。

美咲が台所で夕食の支度を始めてから、
俺はソファーに沈んだまま動けなかった。

頭の中はさっきのスタジオの光景がぐるぐると回っている。

無数の男たちの肉棒に貫かれ、喘ぎ、潮を吹き、
精液を浴び続けた美咲の痴態。

彼女の淫らに歪んだ顔と、ぐちゃぐちゃに犯された秘部が、
脳裏に焼き付いて離れない。

やがて、夕食が出来上がった。美咲はいつものように
微笑みながらテーブルに料理を並べ、
「さあ、食べましょう」と声をかける。

俺は何も喉を通らず、ただビールだけを煽っていた。
美咲「どうしたの? 元気ないわね……」
彼女が俺の隣に座り、隣に座ると精子臭が残り香をまとい
突然胸を腕に押しつけてくる。
清楚なブラウス越しに、熱い体温と、
男たちの残り香それが部屋を漂っている。

俺の股間が、勝手に硬く反応する。
俺「……美咲、お前……」

美咲「ん? どうしたの?」
彼女は悪戯っぽく首を傾げ、俺の太ももに手を這わせてきた。
指先が、ズボンの上から俺の勃起したものを優しく撫でる。

美咲「ふふ……見てたんでしょ? 全部。
あのスタジオで、私が犯されて、イキ狂ってる姿……」

俺「何のこと?」

美咲「全部知ってるのよ。私に何があったか全部携帯入ってるでしょ?」
俺「.......」

美咲「心壊れ、悪夢にうなされ、あなたに申し訳無いと思って傷ついて壊れた。」
俺「.,.僕のせいでごめん」
美咲「もういいのよ。私も貴方も、互いに背負い過ぎたの。お互い知られたく無い。
秘密にせず話していれば何の問題もなかったのよ。」

俺「そっか。そうなんだ。」
美咲「どうだった?興奮した?」

その言葉に、俺の理性が吹き飛んだ。
立ち上がって美咲を抱き上げ、寝室へ連れ込む。
ベッドに乱暴に押し倒すと、彼女は抵抗するどころか、
妖しく笑って脚を広げた。

俺は震える手で彼女のスカートを捲り上げ、
パンティをずらした。

そこは……まだ生々しかった。
赤く腫れた大陰唇から、どろりとした白濁が溢れ出て、
太ももを伝っている。

複数の男たちの精液が、混じり合って
彼女の子宮から逆流しているのだ。

美咲「あん……まだ出てるわ。今日、いっぱい注ぎ込まれたの……
子宮の奥まで、熱い精液でいっぱい」
俺は我慢できず、その汚れた秘部に顔を埋めた。

濃厚な精液と美咲の愛液が混ざった、
卑猥な味が口いっぱいに広がる。
舌で掻き回し、吸い上げながら、
彼女のクリトリスを激しく吸う。

美咲「ひゃあっ! あっ、あんっ! 
夫の舌で、他の男の精液を掃除されてる…………もっと奥まで舐めて!」

彼女の腰が激しく痙攣し、俺の顔にさらに大量の精液と潮が噴き出す。
美咲は俺の頭を抱え込み、獣のような喘ぎ声を上げた。

「もっと……見てたんでしょ? 
最初に輪姦された時、立ったまま何本も同時に挿れられて、
足がガクガクして立ってられなくなったの……
後ろから子宮口を突かれて、前は喉奥まで咥えさせられて……」

俺はズボンを下ろし、痛いほど硬くなった肉棒を、
美咲の精液まみれのマ○コに一気に突き刺した。
ぬるぬるとした他の男たちの精液がローション代わりになり、
異常な快感が俺を襲う。

美咲「んあああっ! ……でも、今日のはもっと太くて、もっと長くて……
子宮を直接叩いてたわ……あっ、あっ、壊れちゃう!」
俺は悔しくて、狂ったように腰を振りながら、
美咲のブラウスを破るように脱がせた。

所々、吸い痕と噛み痕が無数に残り、
乳首は腫れて真っ赤だった。

俺はそれを強く揉みしだき、乳首を噛む。

美咲「痛い……でも気持ちいい……もっと苛めて。
私の体、もう他の男の玩具なんだから……」
彼女は俺の上で騎乗位になり、自ら激しく腰を振り始めた。
ぐちゅぐちゅと精液が泡立ち、結合部から白い飛沫が飛び散る。

美咲の目は完全に蕩け、舌をだらしなく出して喘いでいた。
美咲「見て……私の子宮、精液でパンパンよ……
もう妊娠してもわからないわ……誰の子かも……あんっ、イクっ、イクうううっ!」


[69] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/04 (土) 07:54 ID:J2/XVRYs No.206851
美咲の膣内が俺のものを締め付け、

激しい痙攣とともにまた大量の潮を噴いた。
リアルな美咲が眼前で俺を煽ってくる。

俺も限界を迎え、彼女の子宮口に自分の精液を
叩きつけるように射精した。

しかし、美咲は満足しなかった。
美咲「まだ足りない……もっと、もっと犯して……」
彼女はベッドから降り、床に四つん這いになり、尻を高く掲げた。

美咲がアナルの穴が広げると白濁が垂れていた。
今日、ココも何度も使われた証拠だ。

美咲「ここも……いっぱい注がれたの。あなたが見てる前で、
交代で私のこの穴に……」

俺は再び勃起した肉棒を、その汚れた後孔に押し込んだ。
美咲のアナル初めての挿入。きつい締め付けと、精液のぬめりが異常な快楽を生む。

美咲は狂ったように腰を振りながら、スタジオでの詳細を全て語り始めた。
「あの太い黒人の人、子宮を突き破りそうだった……
何度も中出しされて、腹が膨らむくらい……

女優みたいに何本も同時に咥えさせられて、顔射されて……全部、飲み込んだわ……」
俺は彼女の髪を掴み、後ろから獣のように突き上げ続けた。

美咲の体はすでに完全に「メス」として覚醒し、俺を挑発し、辱め、狂わせる。
夜が明けるまで、俺たちは休むことなく交わり続けた。

美咲の体は精液と汗と愛液でべっとり濡れ、
俺の理性は完全に崩壊していた。

これが、俺が自ら良妻賢母だった妻をメスに陥れ
崩壊させた結果だ。

美咲は朝になっても、完璧な妻の顔で微笑みながら言った。
美咲「今日も撮影あるの。夜はまた、たっぷり『お土産』持って帰るね……
ふふ、楽しみにしてて」

その妖しい微笑みに、俺はもう抗えなかった。


[70] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/04 (土) 08:21 ID:J2/XVRYs No.206853
傍らから見れば、俺たちは今も
「おしどり夫婦」だ。高校の同級生
同士で十八歳で結婚し、一人息子
を育てながら堅実に暮らしてきた。

今、俺も美咲も四十歳になった。
だが、あの十年前の出来事以来、
夫婦生活は完全に変わった。

表向きは、良妻賢母の完璧な妻。

息子の面倒を丁寧に見て、家は
いつも清潔で笑顔が絶えない。

しかし裏では、淫乱な主婦に
完全に覚醒した美咲。
複数プレイが大好きになり、
「パーティ」と称して男たちと
毎週のように楽しんでいる。

あの時から相手欲しくて通い出した
英語スクールに男探しに通い続け、

外人の多いジムに通っては
外国人漁りを繰り返す。

どんな刺激にも慣れ、
俺はもう干渉しなくなった。

ただ、毎晩彼女が持ち帰る
熱く濡れた体と、溢れる精液の
匂いだけを、狂おしい興奮と共に
受け止めるだけだ。

あの盗まれた夜から
始まった、
静かな地獄と背徳の
悦楽。

今や美咲は完全に「メス」
として目覚め、俺はただその掌
で転がされる存在となった。

日記に記録された怒涛の日々
今思えば本能の時間を引き出された偶然だった。


[71] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/04 (土) 08:32 ID:J2/XVRYs No.206854
番外編 

ジム後のパーティトラブル
美咲がジム帰りに「英語パーティがある」と
出かけた夜、午前2時を回っていた。
ルールは0時を門限にしてた。

俺が寝室で待っていると、玄関の鍵が
乱暴に開く音がした。
美咲「ただいま……はあっ、はあっ……」
息も絶え絶えに入ってきた彼女は、
髪はぐちゃぐちゃ、化粧は完全に崩れ、
首筋から胸元にかけて赤い吸い痕だらけ。

スカートは捲れ上がり、太ももには白い
液体が何筋も伝っていた。

美咲「今日は……外人さん4人と……
ジムの近くのホテルで……」

彼女をベッドに座らせて事情を聞くと、
激しすぎて中出しを合計7回されたという。
しかも最後の男があまりに巨根で、
子宮口を何度も突かれすぎて出血。

美咲「あんまり気持ちよくて……
声が抑えきれなくて……
隣の部屋に苦情が来て、フロントから連絡来て
危うくホテルから叩き出されるところだった……」

俺が彼女の股間に指を入れると、
まだ熱く腫れた秘部から、大量の精液が
どろりと溢れ出てきた。

薄ピンク色に
血が混じっている。

美咲「ごめんね……でも、止まらなくて……
4人同時に相手して、口とアナルと
マ○コ全部使われて……イキすぎて

意識飛んでた……時間見てビックリ!」

俺は興奮のあまり震えながら、
その惨状のマ○コに舌を這わせた。

血と精液と愛液が混ざった卑猥な味に、
頭が真っ白になる。

美咲「んああっ……夫の舌で掃除されてる……
最後は貴方に綺麗にして貰わないと終わった気がしない。
また興奮してきた……今夜はまだ
足りないかも……」

トラブル続きの激しい夜だったが、
美咲の目は完全に悦びに蕩け、
俺はまた抗えない悦楽の渦に今夜も飲み込まれた。


[72] Re: 良妻賢母  ツベツジ :2026/07/04 (土) 09:31 ID:J2/XVRYs No.206855
この10年の間にも色々な事が
起こりました。
番外編としてその時々の事件投稿します。

番外編:
近隣住民の疑惑(ゴミ出しの密告)
これは、夫婦として美咲が完全に「裏の顔」を
受け入れ楽しみ始めた頃の、ある朝の出来事だ。

いつも通りに朝のゴミ出しをしていると、
近所でも有名なお節介焼きの主婦・Bさんが、
辺りを気にしながら小走りで近づいてきた。

主婦B「おはよう。あの……ご主人ちょっといいかしら。
言うか、言おまいか迷ったんだけど、
実はね、うちの主人が一昨日、ラブホテル街の近くで……」

Bさんは声を潜め、
値探るような目で俺の顔を覗き込んできた。

主婦B「美咲さんが、背の高い外国人の男の人と、
激しくキスしてるのを見ちゃったらしいのよ。
それ浮気だって主人が言うのよ。
一体どういうことかしら? うまくいってるの?」

心臓がドクンと跳ね上がった。
あのスタジオの帰りか、あるいは
アウトドアプレイの現場だろうか。

俺は背中に冷や汗を流しながらも、
旦那としてのプライドを必死に保ち、
乾いた笑い声を無理に作った。

俺「あはは、それなら大丈夫ですよ。
昨日、美咲から聞いてますよ。
最近、熱心に英会話を習ってまして、
相手はそのネイティブの先生なんです」

俺「ほら、向こうの人って映画でも
挨拶代わりにハグやキスをするじゃないですか。
文化の違いというか、社交辞令ですよ」
主婦Bはあからさまに疑わしげな目を向け、
フン、と鼻を鳴らした。

主婦B「社交辞令ねぇ……。でも最近の美咲さん、
毎晩のように夜中0時ギリギリに、
タクシーで帰ってきてるじゃない?」
主婦B「車から降りてくるときも、
心なしか髪や服が乱れている気がするし……。
ご近所でも、みんな心配してるのよ?」

近所の住民たちの網の目は、
俺が思っている以上に、
美咲の不審なプレイ帰りを捉えていたのだ。

俺は「ただの勉強熱心ですから」と
何とかその場を言い繕い、
逃げるようにして家の中へと戻った。

リビングで洗濯物を畳んでいた美咲に、
今さっきBさんから言われた事実を告げると、
彼女の顔から一気に血の気が引いた。

美咲「やばいね……、見られてたんだ……」
恐怖に怯える美咲の首筋には、男たちの激しい
愛撫の痕跡である薄紅色のキスマークが残り、
下着の中は、まだ外人の精液が残されてる。

美咲「近所中に噂が広がってる……
もしこれ以上バレたら、私たちの日常は全部終わりなのに。

でも、そんな状況だからこそ、スリル止まらないわ……」
まさか旦那が全部知ってると知ったらどう思うかな?

その夜、俺たちは近所の目を楽しむ様に、
その話を餌にして暗闇の中で激しく抱き合った。

お節介な主婦の密告が、夫婦の背徳の炎に、
これ以上ないほど新しい薪をくべていた。


[73] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/04 (土) 09:43 ID:J2/XVRYs No.206856
番外編

ある日、美咲のスマホが、
いままでに聞いたことのないような
連続した通知音を響かせた。
慌てて画面を開いた美咲が、

「あ……っ!」と短い悲鳴を上げて、
その場にへたり込んだ。
SNSの、とあるアングラな裏アカウントに、
美咲が二人の黒人白人に挟まれ、同時に
激しく抱かれている写真が無断で投稿されていたのだ。

顔には薄く目線が入っていた。
だが、その綺麗な輪郭と、
鎖骨にある特徴的なホクロのせいで、
知る人が見れば一発で美咲だと分かってしまう。

画像検索で美咲のSNSにたどり着いた様だ。

美咲「やばい……これ、誰かに拡散されたら……、
子供の学校の人に見られたら、全部終わりだよ……っ!」
涙目になりながら、
ガタガタと震える指で画面をスクロールする妻。

すでに「いいね」やリツイート回り始めている。
日常が完全に崩壊するかもしれない、
最悪のカウントダウン。

俺の背中を、いままでにない冷たい汗が伝う。
俺たちはその夜、一晩中寝ることもせず、
投稿を削除させるために、
サイトの管理人やアカウント主へ必死に削除要請を送り続けた。

翌朝、ようやく投稿が削除されたとき、
二人は心底疲れ果て、

それにも関わらず、奇妙な高揚感の中にいた。
最悪の危機を乗り越えたという安堵。
そして、自分たちの「裏の顔」が
世界に晒されかけたという、極限の興奮。

俺は、削除される直前にその目線入り画像を、
自分のスマホにしっかりと保存してしまっていた。

それからというもの、俺は毎晩のように
画面に映る「男たちに汚される妻」の画像を見つめながら、
言葉責めで狂ったように美咲の身体を貪るようになっていた。

美咲もまた、世界に晒された自分の淫らな姿を
夫に突きつけられることで、
いままでにないほどの激しい絶頂を迎える。

この10年間、俺たちの間には
こうした「日常が壊れかける危うい瞬間」が、
何度も、何度も訪れた。

そのたびに焦り、慌て、絶望しかけ、
しかし、その恐怖に比例するように、

二人の背徳の炎はさらに激しく燃え盛っていく。
リスクを重ねるごとに、美咲の「完璧な良妻」と
「淫らなメス」の二面性は研ぎ澄まされ、
俺はもう、このスリルなしでは生きられない身体になっていた。


[74] Re: 良妻賢母  ばる :2026/07/04 (土) 09:50 ID:cB6dOzK6 No.206858
赤裸々に語っていただいてありがとうございます。
私では心が壊れて受け止めきれないと思います。
アイドルである奥様を愛しているからなのですね。


[75] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/04 (土) 10:30 ID:J2/XVRYs No.206859
番外編 

ネットの闇は想像以上に深かった。
投稿削除出来て安心していた数日後。

美咲いつものスーパーで
買い物をしている美咲に、背後から声がかかった。

小さな頃から知っている、近所の息子拓也だった。

拓也「美咲さん、こんにちは。」
美咲「あらっ、拓也くん。大きくなったね」
拓也「あの、お話があるんです」
美咲「私に?恋バナ相談?」

拓也がスマホの画面を突きつけてきた。
画面には、あの目線入り画像。
美咲目に飛び込んだ画像に動揺した。

美咲「ち、違うよ……これは知らない人別人……」
拓也「そう? じゃあ、こちらはどうですか?」
彼は画面を切り替え、目線を
デジタル処理で完全に外したバージョンを
美咲の目の前に突きつけた。

鎖骨のホクロ、胸の形、腰のライン、
そして絶頂で歪む美咲の表情が、
はっきりと浮かび上がっていた。
美咲「……っ!」

美咲の顔から一気に血の気が引いた。
どう言い訳しようもない、決定的な証拠。
拓也「昔から美咲さん、優しくて綺麗で
小さい頃から憧れの人だったんです。
ずっと見てました。

だからこのホクロの位置、絶対に間違えませんよ。

旦那さんや子供の学校のみんなに
バラされたくなかったら……
今度の土曜日、母さんがパートでいない時に
僕の部屋に来てください」

美咲「そんな……お願い、それだけは……っ!」
拓也「断るなら、今ここで拡散流しますよ?」

スーパーの片隅で、近所の大学生に
弱みを握られ、脅迫される最悪の状況。

美咲は恐怖で心臓を激しく鳴らしながらも、
こんな状態なのにも関わらず、じわじわと下腹部が熱くなるのを感じていた。

自宅に帰宅すると、美咲は、泣きながら俺にすべてを告白した。

俺「近所だしなぁまた……美咲、行くしかないんじゃないか?」
美咲「あなた……本気で言ってるの……?」
俺「それしか方法思いつかない。若いから欲望が暴走したら
ココに住めなくなる。子供も」

夫の言葉に、
美咲「そうだよね。住めなくなるね。
してあげれば収まるかな?」
俺「収まるとは思うけど、エスカレートしないかは不安」
美咲「小さな時から知ってるから、変な気持ち。童貞じゃ無いかな?
複雑だけど、知られたらしょうがないね」

俺パンティの中に手を突っ込み秘部に触れるとすでにグッショリ
彼女の秘部はさらに蜜を溢れさせていた。

約束の土曜日。
俺はベランダから、拓也の家へ向かう
美咲の後ろ姿を興奮で見送った。

拓也の部屋で、美咲は若く硬い肉棒に
何度も貫かれ、大量の中出しを
受け入れることになる。
完全に変態道にハマっていっている。


[76] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/04 (土) 11:13 ID:J2/XVRYs No.206865
番外編 

約束の土曜日。
美咲は緊張した面持ちで、隣家のインターホンを押した。
ドアが開いて拓也が笑顔で迎えてくれた。
拓也「来ないと思ってました。メチャ嬉しい」

可愛い笑顔に美咲の緊張も一瞬でほぐれた。
拓也招かれ部屋に入った。

ドアが閉まるや否や、拓也は興奮した様子で美咲に
襲いかかる様に抱き寄せた。

美咲「拓也君焦らないで、わかってるから。優しくね」
拓也「美咲さん……本当に来てくれたんですね……」
美咲「迷ったけど。可愛いし、内緒にしてくれるならいいかななと思って」

美咲はキスをして、拓也のズボンを下ろし、
硬く勃起した若い肉棒を握った。

美咲「……拓也くん、これって童貞?」
拓也が頷くと、美咲の唇に妖しい笑みが浮かんだ。
美咲「ふふ……嬉しい。

私の身体で初てなのね……
うれしい。優しくしてあげるわ……」

美咲は自ら拓也をベッドに押し倒し、
ギンギンになった拓也のおちんちんを口に含んだ。
拓也「あぁ、気持ちいいです」
美咲目線をあげて拓也の表情楽しんだ。

美咲「すごーい固すぎる。おちんちん凄くカチカチ」
舌で口で、おたままで舐めて含む。
拓也「ダメ、出ます!」

美咲に大量のスペルマが顔面を襲った
美咲「うわっうわっ」
必死で口で受け止める。ゴクゴクと飲み干す。
美咲「すごーい若いから量が多い。」

拓也「一杯顔に着いちゃいましたね。」
テッシユ取って顔拭いてくれた。

美咲「あれだけ一杯出たのに、全然小さく何ないね」

美咲すでに蜜を滴らせた秘部を
ゆっくりと若い肉棒に沈めていった。

美咲「んああっ……!
若いカチカチの肉棒が奥まで……熱い……
初めてなのに、こんなに硬過ぎる……あっ!」

美咲は腰を激しく振りながら、
拓也の童貞を奪う悦びに浸っていた。

拓也はまたすぐに限界を迎え、
美咲の子宮口に勢いよく初射精をぶちまけた。
美咲「はあっ……はあっ……
中に出しちゃった……

いいのよ。初めての精液、熱いわ……」

それでも拓也の若さは衰えず、
すぐに再び硬くなった肉棒で
美咲を四つん這いにさせた。

拓也「美咲さん……もっと……」
美咲「やんっ! あっ、ああんっ!
後ろから……激しい……
初めてなのに、こんなに上手……
私、壊れちゃう……っ!」

拓也は夢中で腰を振り続け、
美咲の膣内を何度も掻き回した。

流石に三回目は出る事も無く
激しく腰を振り続ける。タフな拓也に何度もアクメさせられる。

結合部からは白い泡が溢れ、
部屋中に卑猥な水音が響く。

美咲「もっと……奥まで突いて……
初めてのくせに、子宮を突いてる……
また!イッちゃう……イッちゃうわぁっ!」

延々と美咲は何度も絶頂を迎え、
拓也の精液で子宮をいっぱいにされた。
終わった後、美咲はぐったりしながら

拓也に囁いた。
美咲「これで……黙っててくれるのよね?」
拓也「はい……でも、また来てください……
美咲さんの身体、最高です……」

帰宅した美咲は、
俺に一部始終を報告しながら
さらに興奮した表情を浮かべていた。
近所の大学生による口封じは、
美咲をますます淫らな深みへ
引きずり込んでいった。


[77] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/04 (土) 11:29 ID:J2/XVRYs No.206868
約束の土曜日から、拓也との関係は長く続いた。

初回の激しいセックスで童貞を奪った美咲は、
その後も定期的に拓也の部屋に通うようになった。

SNSの秘密守らせ、秘密で蓋をした。

美咲は拓也をまるで息子のように可愛がり溺愛
美咲「拓也くん、彼女できた?私で満足してたって
ダメだからね。ちゃんと彼女作って、
その人に溜まったら出してもらいなさいよ」

拓也「まだ……美咲さんが最高すぎて……」
美咲「ふふ、仕方ないわね。でもちゃんと作るのよ。

その間は、お姉さんがしっかり抜いてあげる」
二人はいつしか、ただの口封じ以上の関係になっていた。

拓也は美咲に悩みや将来の相談までするようになり、
美咲は何でも話せる「肉体関係付きの近所のお姉さん」として、
彼を甘やかした。

社会人になった拓也が、
ようやく彼女ができたと報告に来た日も、
美咲は最後のセックスで彼を抱きしめた。

美咲「彼女ができてよかったわ。
でも、溜まった時はいつでも言ってね。
お姉さんが面倒見てあげるから」

拓也の硬い肉棒を優しく包み込み、
美咲は騎乗位で腰を振りながら囁いた。
美咲「んっ……あっ……
社会人になっても、最後だから、たっぷり出して……」

拓也は美咲の子宮に熱い精液を
何度も注ぎ込みながら、
涙目で感謝を伝えた。
こうして拓也との関係は、
彼女ができるまで優しく続けられた。

美咲は彼を「可愛い弟」のように思い、
拓也は美咲を一生忘れられない女性として
心に刻んだ。

近所の大学生から始まった危うい関係は、
いつしか温かく淫らな絆へと変わっていった。
そして美咲の「メス」としての覚醒は、
さらに深い闇へと続いていく——。


[78] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/04 (土) 11:52 ID:84H8ECiQ No.206869
番外編 
こんな事もありました。

拓也との関係が1年を過ぎた頃、

美咲「あなた……ピル飲んでるのに、
生理が遅れてるの……拓也くんの子か、外人の子か……
わからない……」

夫である俺は衝撃を受けながらも
少しうれしい様な不思議な気持ちになった。

俺「ピル飲んでるのに……?
産むのか……? それとも……」

美咲は涙を浮かべながらも、
秘部を濡らしていた。
美咲「もし、そうなら産みたい……と思う時もある。
ピル飲んでるのに妊娠するなんて、
私の身体がもう『メス』として
完全に目覚めちゃってる証拠よね……

でも総一郎がいるのに、
近所の大学生の子を妊娠したら……
それとも外人の子だったら……

子供にも悪いよね。私、母親として最低よね……」
その夜、美咲は俺に激しく抱かれながら、

悩みを吐露した。
美咲「あんっ……拓也くんには『お姉さんが
出来ちゃったかもって。別に責任持つから』って言っちゃった……


ピル飲んでる安心して、中出しされて、
誰の子かわからないまま
お腹が張るの……想像しただけで
何で興奮するの?イッちゃう……」

俺も葛藤しながら腰を振り、
美咲の子宮に自分の精液を注いだ。

俺「ピル飲んでるのにこんなに興奮するなんて……
俺たち、完全に狂ってるな。
でも……それが俺たちの夫婦だ」

美咲「あなた……本当にいいの?
倫理的に……完全に間違ってるのに……
母親として許されないのに……」

俺「まだ,遅れてるだけかも?明日病院行こう」
それでも二人は興奮を抑えきれず、
背徳の悦楽に溺れ続けた。

結局生理は来て妊娠していなかったが、
この出来事は夫婦の倫理的ジレンマを
さらに深く刻み込んだ。

「正しい母親」であることと、
「淫らなメス」であることの間で、
美咲は永遠に揺れ動きながら、
より危険な快楽を求め続けていった


[79] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/04 (土) 15:01 ID:5hUD6/bw No.206871
10年一昔というけれど、
結構忘れている事沢山あって、
ふと、突然脳の引き出しから出てくる。
印象深いもの、それ以外。
記憶は、大雑把だという事がわかった。


[80] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/04 (土) 19:40 ID:84H8ECiQ No.206877
番外編   こんなこともありました。

拓也の部屋で

ある午後、拓也の部屋で美咲は拓也に跨がり、
激しく腰を振っていた。

突然、玄関の鍵が開く音がした。
拓也の母「ただいま……」
拓也「やばい! ママ帰ってきた!」
美咲「えっ! どうしよう……!」

階段を上がってくる足音が近づく。
拓也は慌てて美咲を布団の中に押し込み、
膝を立てて布団を膨らませた。

ガチャッとノックと共にドアが開いた。
ママ「拓也、いるの? 寝てたの?
ママ体調悪くてパート早退してきたわ。
少し休んで横になるね」

拓也「う、うん……大丈夫?
よく寝てて。ご飯はいいから!」

母は少し不思議そうな顔をしたが、
体調が悪かったのでそのまま部屋を出て行った。

ドアが閉まると、美咲は布団の中から
顔を出して息を荒げた。

美咲「はぁー……心臓爆発するかと思った……」
拓也「まさか帰ってくるなんて……ひびったぁー
本当に調子悪いんだと思う」
美咲「今日はもう帰るね……」

拓也「えぇーまだ出してもらってないよ。そのまま……だから出して……
抜いて」
美咲「えぇー……大丈夫? ママ入ってこないかな……?」
ドキドキ緊張するなぁ、しらながら、美咲は布団の中で
拓也の硬くなった肉棒を咥え、
必死に舌を絡めてしゃぶり続けた。

やがて拓也のお玉が活発に動き出すと、熱い精液が口内に広がり、
美咲はゴクゴクと飲み干した。
美咲「ん……すごい量……」

その後、そっと部屋を抜け出した美咲は、
家に帰って俺に報告しながら
興奮冷めやらぬ様子で笑っていた。


[81] Re: 良妻賢母  ばる :2026/07/04 (土) 20:54 ID:cB6dOzK6 No.206880
興奮しますが、私には踏み込めない世界です。

[82] Re: 良妻賢母  たか :2026/07/05 (日) 05:05 ID:vL3l2rUs No.206884
80↑これバレて居ますよね?玄関の靴は

[83] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/05 (日) 05:58 ID:j4wkAKoI No.206885
ばるさん 踏み込みたくなかった世界です。
崖から落ちて生きていたら、生きる為に生きれる方向に進むものですよ((笑))

たかさん 靴は当然初めての時から、毎回持って入ってますよ。


[84] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/05 (日) 06:28 ID:j4wkAKoI No.206886
番外編 黒人マイクの求婚

ジムで知り合った黒人男性・SEXフレンドマイクは、
美咲に本気になった。

激しいセックスの後、マイクは真剣に言った。

マイク「美咲、俺と結婚してくれ。
旦那とは別れて、俺のところに来い」
美咲「嬉しいけど。それは出来ないの。子供もいるから。あと。。」
マイク「愛してるってダメ」
美咲「私の旦那と話して。会うの大丈夫?」

こうして美咲は慌てて俺に相談し、
三人で近所のファミレスで会うことになった。

マイクの前で、美咲は告白した。
美咲「ごめんなさい……実は夫と、SEXプレイでネトラレって言う
こういう世界の関係なの……
彼は私の浮気を知っていて、
興奮してる……」

俺も隣で静かに頷いた。

マイクはしばらく無言でコーヒーを飲んでいたが、

やがてニヤリと笑って言った。

マイク「結婚は無理そうだな……プレイもりかいしたよ。
でも、わかった。
いつでも抱いても良いってことだね?
旦那がいても気にしない。僕はラッキーだ」

美咲は驚きながらも、
その言葉に妙な興奮を覚えた。

その後もマイクは、旦那の事聞きながら興奮する様になって
定期的に連絡を寄越し、ホテルや車内で美咲を抱き続けた。

夫がいることを知った上で、
堂々と中出しを繰り返すようになった。
マイク「帰ったら旦那さんにらオマンコ見せてあげてね」
そんな事まで言うスッカリ仲間に

美咲「マイクは結婚は諦めたけど、
『いつでも抱けるならそれでいい』って……
すごく都合良い関係になっちゃった……
でも、興奮するわ……」

俺はそんな妻の報告を聞きながら、
新たな背徳の悦楽に浸っていた。

マイクとの関係は、
「夫がいる淫乱妻」を受け入れた
緩やかな不倫として、
長く続いていくことになった——。


[85] Re: 良妻賢母  タカハシ :2026/07/05 (日) 13:54 ID:MN4o4SAQ No.206896
忙しい奥さんですね。
白人、黒人、童貞、輪姦、アナルセックス、妊娠・・・
この後、体験されるのは、SM、獣姦あるいは風俗ですか。


[86] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/05 (日) 14:21 ID:j4wkAKoI No.206898
タカハシ もう一昔前の話です。当時は忙しかったですね。刺激だらけで。今は何もなくて退屈です。

[87] Re: 良妻賢母  タカハシ :2026/07/05 (日) 17:53 ID:MN4o4SAQ No.206901
今は退屈ですか。それは残念ですね。
どうして外人漁りを辞めてしまったのですか。敢えて、辞めることもなかったと思いますが。
辞めて奥さんの性欲はどちらに向かったのでしょう。女性の性欲は一旦火がつくと、中々収まらないですよ。


[88] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/05 (日) 19:09 ID:QY1.LQQ6 No.206902
タカハシ 妻は今もジム行っているのでやっていると思います。妻は愛しているし、妻も愛してくれているけど、今までの妻の経験値には答えられないので、そこは別にしています。
聞いても刺激にもならなくなっているので、あんなに燃えたのなんでかなと思います。
妻の性欲に応えれないので誰かで満たしていると思います。


[89] Re: 良妻賢母  インテグラ :2026/07/07 (火) 14:11 ID:joIf3ePs No.206963
心配なのはもらっちゃう病気ですね。
今は大丈夫でも相手が他で感染するケースもありますので。
生挿入やフェラチオは気を付けないと。


[90] Re: 良妻賢母  タイトル訂正 :2026/07/08 (水) 04:23 ID:2Q3Qfn8M No.206991
誤)良妻賢母
正)外人好きマンコ緩々4L妻

外人なら白人でも黒人でも誰でも中出しして下さいね。
オマンコ広がり過ぎて外人のペニスサイズでないと感じません。


[91] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/08 (水) 13:10 ID:xen6Na2I No.207001
インテグラさん 抗生物質と定期診断は半年から1年の間に検査してます。
基本外人はコンドームつけます。ただ中にはそれを外してスペルマだけ膣内に入れる方もいます。
ケースバイケースです。

タイトル訂正さん 子供や世間の見られ方は
良妻賢母そう見られてるのでそうしています。
表裏で言うと、裏のお題ならばおっしぁる題名ですね


[92] Re: 良妻賢母  練習生 :2026/07/13 (月) 19:54 ID:rGRlR/pE No.207119
>美咲「見て……私の子宮、精液でパンパンよ……

>あの太い黒人の人、子宮を突き破りそうだった……
>何度も中出しされて、腹が膨らむくらい……

>彼女をベッドに座らせて事情を聞くと、
>激しすぎて中出しを合計7回されたという。

>夫がいることを知った上で、
>堂々と中出しを繰り返すようになった。

>基本外人はコンドームつけます。

中出しされたと表現しているのは盛った話、作り話で実際にはコンドームを着けているのですか。
どちらなんですか。
最後になって、基本外人はコンドームつけますなんて書いて最低の奴だな。


[93] Re: 良妻賢母  インテグラ :2026/07/14 (火) 08:53 ID:Dn0BWGvU No.207132
ベジ様、原則があり例外もありのようですが、基本的には色々と気を付けられているようなので安心しました。

その後、奥様がどのようになっていったのか具体的な話を知りたいです。

番外編もあるようでしたら楽しみにしています。


[94] Re: 良妻賢母  ベジ :2026/07/14 (火) 09:32 ID:/pp3wfgs No.207134
ご指摘あるようですね。外人はコンドームが前提。

必ず聞いてくるのはコンドームの事、妻検査しているか聞いてきます。
海外では性教育が充実しているので、当然妻も定期的に検査しているので

コンドームつける人は妻帯者が多く、独身は日本人に対して安心しているのか
着けない人が多いです。考え方も受け止め方も色々。その時々。



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