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[Res: 94365] Re: 妻の浮気を容認? 橘 投稿日:2014/04/29 (火) 17:20 彼女との「間合い」も少しづつ変わって行きました。
それまでは私が家事を手伝うことを頑なに拒否していた彼女、「貴方は今まで通りゆっくりしてていいから。家事は私が全部するから」と言っていたのに、この頃から私の家事手伝いの提案を断る事もなくなりつつありました。 そして携帯を肌見放さなくなっていったのもこの頃からです。時には、食器を私が洗っている時に、ソファに座っていた彼女が携帯片手に隣の部屋に慌てて行ってしまう事もありました。 少しづつ変わってゆく彼女に戸惑いつつも、しかしどこか以前よりも丸く柔らかくなった印象もあり、私達夫婦は非常に上手くいっていました。 [Res: 94365] Re: 妻の浮気を容認? 橘 投稿日:2014/04/29 (火) 17:39 ある日の事。
その日ディナーに友人と行くことになっていた彼女。 私は専業主婦である彼女の行動を制限した事は一度もありませんでした。それは家に閉じ込めて置くのは良くないと思っていましたし、同年代の女の子は皆恋愛や仕事に打ち込んでいるのですから、彼女には主婦になって行動が抑制されたと思われたくなかったのです。 身支度をした彼女を玄関で見届けた時、バッチリとメイクした彼女の顔を見て、背筋がゾクゾクするほどいい女だと思ったものでした。惚れ直したのを覚えています。 普段は付けない香水が仄かに香り、ヒラヒラのミニを身に付けた彼女はまるで学生の頃のようでした。 「遅くならないうちに帰るから」 そう言ってキスをして出掛けた彼女。 しかし帰ってきたのは深夜一時過ぎでした。 「ごめん、話が弾んじゃって・・・」と言う彼女は私の目を決して見ようとしませんでした。 「何度も電話したのに気付かなかった?」 「ごめんなさい、全然気付かなかった」 九時を回った頃から私は彼女に何度も電話を入れましたが、すぐに留守電になったり電波が届かなかったりの繰り返しでした。 彼女は結局私の目を見ることは一度もなく、そのまま浴室に入って行きました。 少しだけむくれた私もそのままベッドに入ったのでした。 [Res: 94365] Re: 妻の浮気を容認? 橘 投稿日:2014/04/29 (火) 17:58 友人達との会食は徐々に増えてゆき、週に三度から四度は出掛けるようになりました。
基本的に束縛することはしないものの、流石に仕事に疲れて帰ってきて一人で夕食を取る侘しさに耐えかねてきた私は彼女にもう少し頻度を下げてもらえないだろうか、と相談しました。そう、あくまでこちらが下手に、です。 しかし彼女の返事は予想と全く違うものでした。 「私だって本当はまだまだ遊びたかった」 そう言われました。 喧嘩をする事はありましたが、私に対して所謂「不満」を言ってきたことは一度もなかったので、この時の彼女のこの発言は凄くショックでした。 彼女は私の表情がショックで曇ったのを察知したのか、慌てて謝ってきましたが、その日から一週間ほどはギクシャクしました。 結局、友人との夜の付き合いは週一度にしてランチで集まるようにする、貴方に迷惑かけないようにする、と彼女から提案され、謝罪されました。 私は快く彼女の提案を受け入れましたが、心の何処かで彼女の事を疑い始めたのもこの頃でした。 [Res: 94365] Re: 妻の浮気を容認? 橘 投稿日:2014/04/29 (火) 19:59 それからは彼女は主にランチで昼間に外出、週一度のディナーについてもきっちり九時には帰ってくるような生活に変わりました。
心なしか、以前よりも優しくなったような気もしましたし、私達は極めて良好な結婚生活に戻ることができました。 一度抱いた疑念が私の思い過ごしだったのかも、と思い始めた時、事件は起こりました。 いつものように一時間程の残業を終えて帰宅した時のこと。 家のドアを開けた瞬間に違和感を感じました。 乱れた靴、リビングに入ると既に外は寒くなり始めていたのに開き放たれた窓、そして開きっぱなしの寝室のドアの向こうには、乱れたベッドシーツ。 綺麗好きな彼女が居たとは思えない乱れた室内に唖然としました。 そこに彼女の姿はなく、事件か何かが起きたのかも、と本気で心配しました。 私は彼女の名前を呼びながら部屋中を探しました。そしていよいよこれはもう警察に連絡するより手はない、と考え始めた時、やっと彼女が帰ってきたのです。 彼女は若干息を切らしながらも、問い質す私に対して何もない、大丈夫だ、ちょっと緊急に友人に呼び出されてそこまで行っていた、と繰り返すばかり。 私は完全に納得がいかないまでも、彼女が無事であった事に安堵し、全身が脱力するようにその場にへたり込んでしまいました・・・情けない話ですが。 彼女は大急ぎで部屋を片付けると、いつものように手際良く夕食を準備しました。 私は努めて平静を保つように心がけ、自らの心を落ち着かせました。 しかし夜ベッドに入った時に、どうしても説明のつかない一点に気が付きました。 それはトイレの事です。 彼女の姿を探した時にトイレも見ましたが、その時確かに便座が全て上げられていたのです。 女性なら蓋を開けるだけで便座まで上げる必要はありません。 掃除をしていた、という理由も苦しいですし、兎に角乱れた室内と合わせても、明らかに不可解な部屋の状況に、再び私の疑念が湧き上がってきたのです。 [Res: 94365] Re: 妻の浮気を容認? 橘 投稿日:2014/04/29 (火) 20:10 他の誰かに抱かれてみては?と言ったのは私です。今更彼女を責めるつもりはありませんでした。
しかし、いざ現実にそのような可能性を感じた時、私が取った行動は彼女を問い質す、ということではありませんでした。私の歪んだ性癖が真正直であろうとすべき私の倫理意識に勝ってしまった瞬間でした。 私はICレコーダーを寝室に仕掛けたのです。 彼女を、嫁を信じようとする心を、私の邪な性癖が打ち負かしてしまったのです。 嫁が居ない間にこっそりとレコーダーを仕掛けている最中、涙が出そうになりました。自らに対する情けなさ、男として決して公に出来ない情けない姿を客観的に想像していたのです。 何もないはず・・・あるはずがない・・・ しかしその思いは粉々に打ち砕かれてしまいました。 [Res: 94365] Re: 妻の浮気を容認? 橘 投稿日:2014/04/29 (火) 21:00 レコーダーを仕掛けた翌日の夜、私は嫁が風呂に入っているうちにPCで変換、携帯に転送しました。そしてその翌日、仕事中の出先で商用車の中でレコーダーを確認しました。
静かな車内でイヤホンで聞くと、極めてクリヤーに音の細部まで確認することが出来ると思ったからです。 はやる気持ちを抑えながらスイッチオン。額から変な汗が出てきたのを覚えています。 一分、二分と、何も聞こえません。 十一時から二時までセットしましたが、一時間経っても一切音が聞こえません。 これはひょっとすると上手くセット出来ていなかったかも、と思った時、リビングで鳴る電話の音が微かに聞こえてきました。 嫁の几帳面な性格から恐らく寝室のドアは閉めたままのはず。その状態でリビングの電話の音が拾えていたのですから、高いお金を出した甲斐があったと思いました。 しかしその後は一切音が拾えていませんでした。 これはこの日は何も無かったのか?或いは浮気自体自分の思い過ごしだったのか?私はドッと疲れが出た気がしました。いかに自分の性癖が歪んでいようとも、この時は何もなかったことに多いに安堵し、胸のつかえが取れたような清々しさすら感じていたと思います。 既に録音は残り五分を切り、実時間にして午後二時頃のはずでしたから、もう私は何もないと考え、イヤホンを片方の耳から外した時のことです。 ガサガサッ!ドスンッ! いきなり騒がしい衣擦れのような音とベッドが弾むような音がしました。 私は慌ててイヤホンを付け直し、耳に意識を集中しました。 「あ!いやっ・・・・本当にもう!」 微かに笑いの入った嫁の声でした。 明らかに、絶対に間違いなく、嫁の声でした。 「あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!・・・・もうっ!あんっ!ああっ!」 何の前触れもなく、それはいきなり始まりました。 「あんっ!あんっ!あっ!激しっ・・・・・ああああっ!ああああっ!くっ・・・あっ!き、気持ちいいっ!あっ!あっ!それっ、あっ!あっ!あっ!」 久し振りに聞く嫁の嬌声でした。 私はあまりの事に視界が暗くなるのを感じ、異様なまでに聴力が研ぎ澄まされて行くような気がしました。 「あんっ、いい!そ、そこっ!ああああっ!あっ!いやんっ!ああっ!」 パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ! 「ああんっ!ああっ!あっ!や、やだっ!すごっ!あっ、それっ!い、あ、あっ!あああああっ!ああああっ!」 パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ! 肌と肌がぶつかり合う音が一層激しくなっていった時、録音が終了しました。 私は呆然としながら、薄れゆく意識の中で彼女の笑顔を思い起こしていました。 [Res: 94365] Re: 妻の浮気を容認? 遅漏ラモ 投稿日:2014/04/30 (水) 05:54 はじめまして!
松下奈緒ですか?堪らないですね! 続きを、お願いします! [Res: 94365] Re: 妻の浮気を容認? 橘 投稿日:2014/06/02 (月) 14:34 その時点で彼女を問い詰める事は辞めにしました。私の歪んだ性癖が本格的に開花したのを自分自身悟ったからです。
自分がやはり変態であったこと、あんなに大好きな嫁が浮気してるのに何故か興奮している自分に、ある種諦めにも似た感情を抱いてしまったことはショックと言えばショックでした。しかし、それを遥かに上回る興奮をとことん享受しようと決心したのです。本当に最低な夫ですが。 その日部屋に戻るといつもの彼女が夕食を用意していました。 全くいつも通りの嫁の態度に、言いようのない興奮と嫁に対する愛しさを感じてしまっていました。 今目の前で優しく微笑みかけてくる彼女を見ていても、昨日激しいセックスをしていた同じ女性とは思えませんでした。 ジェラシーと表裏一体の危険なまでの興奮、私はレコーダーを毎日寝室に仕掛けることを決め、そして社用車の中でそれを確認する毎日を過ごす事にしました。 前日よりは少し遅めの時間でセットし、そして翌日内容を確認しました。 まさか連日男を連れ込む、なんてことは無いと思いましたが、その期待は裏切られました。前日同様、午後二時位からそれは始まったのです。 [Res: 94365] Re: 妻の浮気を容認? 橘 投稿日:2014/06/02 (月) 14:36 ガチャ・・・・・ドスン・・・・
ベッドのクッションが撓む音がしました。 「やっぱり今日もあまり時間ないの?」 小さな声で聞くその妻の声は、どこか寂しそうにも聞こえました。 「ごめんな・・・・・今度ゆっくり時間作るから」 初めて聞く男の声は、落ち着いた風格のあるものでした。 私はたったその一言で現実を思い知らされました。 ああ、やっぱり・・・・と。 前日の録音で妻の浮気を確信したつもりでしたが、実際相手の男の肉声を聞くことが私に引導を渡してしまいました。 大いに落胆し、そして微かな興奮が私の聴覚をより敏感にさせて行きました。 ちゅっ、ちゅっ・・・ちゅぷちゅぷ・・・ 衣擦れの音に水音が混じります。明らかにキスの音。 ちゅぅぅ、ちゅぅぅぅ 「ん・・・・・んふっ・・・・・・はぁぁん・・・・・・」 凄く凄く長いキスでした。 彼女の溜息混じりの喘ぎ声が切なさを増していった時、衣擦れの音の中にカチャカチャと金属音が。 恐らく男のズボンのベルトを外して下げた時の音のはず、「あぁ・・・」という妻の感嘆の声も微かにマイクは拾っていました。 そしてその後は明らかにキスとは違った水音が、それもかなりの音量で録音されていました。 ジュルジュル、ジュポジュポ、ジュポポポポ・・・・・・ 「おぉぉ・・・・・」 ジュポジュポジュポジュポジュポジュポ! 「お、おぉ!」 男の情けない声が生々しく、私は変な気分になりました。気持ち悪い、という感情と、それが妻によってもたらされているという事実に。そして妻はそのような男の声を聞きたいがために一層奉仕に夢中になっているのでは、と考えていたのです。 「あぁぁ、奈緒、もういいから・・・・・」 男が言うとガサゴソとベッドが軋む音が聞こえ、そして何も聞こえなくなりました。 「あ、ゆっくり・・・・・ゆっくり、ね?」 媚びるような嫁の声。男は何も言わず、はぁぁ、と深い溜息を吐いていました。 「あ・・・・・ゆっくり・・・・・ゆっくり・・・・あっ、あっ!ああっ!」 「まだ、だよ・・・・・もう少し」 「あっ!凄い・・・・・もう・・・・・」 「・・・・・・」 「あぅ・・・・あゥゥ・・・・・あっ、あっ、あああっ!くっ・・・・・・!」 「あぁぁ、凄く締まってる・・・・」 「あっ、いいよ、いいよ・・・・ゆっくり、ね?・・・・・・」 ギッ、ギッ、ギッ、ギッ、ギッ、ギッ・・・・・・ ゆっくりと軋み始めるベッド。妻と男のセックスが始まりました。 ギッ、ギッ、ギッ、ギッ 「あっ、あっ、あっ、あっ、ねぇ・・・・キ、キス・・・・・」 ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅるる、チュッパ、ちゅぷぷぷ 「む・・・・んふぅ・・・・・」 唾液を交換するような激しいキスの音と、次第に速まってゆく軋み音。私は二人が恋人同士のように唇と股間を繋ぎ合わせ、一緒に高まって行く様を想像していました。切なさが異常なまでの嫉妬心を煽り、私は涙を流していたかもしれません。 しかし同時に嫁の事が可愛くて愛しくて仕方なく思えました。 [Res: 94365] Re: 妻の浮気を容認? 橘 投稿日:2014/06/02 (月) 14:40 ギッ、ギッ、ギッ、ギッ
「あっ!あっ!あっ!あっ!もうっ!ダメっ!・・・・・奥っ!」 「どこが?」 「奥っ・・・・・」 「届いてる?」 「凄いところまで・・・・・きてる・・・・・は、ああんっ!!」 ピストンの音は止み、暫く唇を合わせる音が続いていましたが、突然その時はやってきました。 「あ、あああっ!あああっ!イ、イクッ!!」 音だけでは詳細は分かりませんが、二人は一切動くことなく、イッたような感じがしました。 まさか挿入したまま動かずにキスだけで? 少なくとも、私との時は思いっきりピストンを叩きつけないとイかないのに。しかも相当長い時間突きまくり、それも五回に一度イけば良い方なのに。 敗北感よりも、私達のベッドの上で一体何が起きていたのか気になって仕方がありませんでした。 しかし二人にとってのセックスはここからが本番でした。 |