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[Res: 66137] Re: 奇妙な三角関係 和幸 投稿日:2011/05/25 (水) 11:24
結婚してからだけど、政明と遊ぶ頻度は激減、せいぜい半年に一度会うか会わないか。何しろ奴とつるむと、すぐ女関係の遊びになってしまうんで、妻帯者としては絡みづらかった。

そんな政明もついに結婚を意識する相手が見つかった。にわかに信じられなかったが、あの政明が脇目も振らず、一切の女遊びをやめてたのを見て、これは本気だと思った。確かに凄い美人で、才色兼備って感じだったね…

[Res: 66137] Re: 奇妙な三角関係 和幸 投稿日:2011/05/25 (水) 11:27
ところが一年前、政明は振られてしまった。しかもかなり酷い理由で。
政明の落ち込みようは凄まじく、ちょっと心配になる位酷い状態だった。
それで、仲の良かった数人で政明を励ます事になり、そこに葉子を連れて行く事にした。彼女はちょっと渋ってたけど、まあ合意してくれた。

因みに、葉子と政明は俺たちが結婚してからは一切会っていない。
また、政明の部屋での乱交?の話題については俺達は一切触れた事もない。葉子にとっては若気の至りとは言え、消したい過去のはずだしね。

[Res: 66137] Re: 奇妙な三角関係 和幸 投稿日:2011/05/25 (水) 12:14
当日、少なくとも俺と政明の二人はベロベロに酔っ払い、他の野郎達に介抱されながら政明の部屋に収容された。
で、ここからは半分記憶がない話。断片的な記憶を辿ると…

政明の部屋で倒れているところに葉子から連絡が入った(はず)。
俺は「今すぐ政明の部屋に迎えに来い」と応答した(はず)。
迎えに来た葉子が、パンツ一丁で床に横たわる政明に毛布を掛けようとして、政明に腕を掴まれて転んでいたのを見てバカ笑いしていた(はず)の俺。

…そして、葉子の上に政明が乗って腰をゆっくり振っていた光景が目に入った(はず)。

[Res: 66137] Re: 奇妙な三角関係 和幸 投稿日:2011/05/25 (水) 12:18
次に意識が戻ったのは翌朝で、既に葉子は居なかった。ベッドの上にはキチンとTシャツを来て毛布に包まる政明のみ。

寝ぼけていた為か、酒が残っていたからかは分からないが、起きた瞬間、何とも言えない嫌な気分になった。
意識がハッキリするにつれ、それが昨夜の光景が理由である事が分かり、政明に確認した。

政明の言い分は…
「あまり覚えていないけど、葉子ちゃんとエッチしてるリアルな夢を見た」との事。結構目が真剣だった。

暫くして目が完全に覚めて現実に戻った政明は、やはり暗かった。それは、昨夜の出来事に対してというわけではなく、失恋した事によるものだった。
部屋を出るとき、俺は何気に声をかけた。
「早く元気出せよ。なんなら葉子でエッチな夢でもまた見ろよ(笑)」

帰り道、昨夜の事を思い出しても現実なのかどうなのか確信が持てないでいた。ただ、昔のあの時のシチュエーションと同じだったので、正直興奮したし、当時の自分自身の気持ちまでリアルに思い出してしまった。酔ってもいたので、頭が倒錯してたのかもしれない。

[Res: 66137] Re: 奇妙な三角関係 和幸 投稿日:2011/05/25 (水) 12:25
しかし、家に着くとあっという間に全ての疑問が解決した。葉子が土下座の勢いで政明とセックスしたとカミングアウトしたのだ。
呆気に取られながらも理由を聞いた。
「政明君に押し倒されて…抵抗したんだけど、和幸が抱かせてやれって言うから…」
「えっ?俺が?そんな事言ったのか?」
「覚えてないの?政明君が可哀想だからって言ってたじゃん」

本当に俺は覚えていなかった。合法的に抱かれたようにする為に、二人で口裏を合わせているのかもと思ったが、そんなそぶりもない。

「どうせ昔付き合ってたんだからって、言ってたじゃん」

俺は狐に騙されたような気分になりながらも、思わず聞いてしまった。
「…どうだった?」
「はっ?」
「良かったの…か?」
バツが悪そうに俯く葉子。
「う…うん、いや、分かんないって」
この言葉を聞いた時、下腹部に血が猛烈に流れ込むのを感じ、我慢できずに葉子を押し倒した。

[Res: 66137] Re: 奇妙な三角関係 和幸 投稿日:2011/05/25 (水) 12:27
前の晩に政明に抱かれたからか、最初は結構激しく抵抗していたが、強引にねじ伏せて挿入した。愛撫もいい加減だったのに、葉子の穴の中は熱くヌルヌルだった。

お腹に射精した後、葉子に聞いてみた。
「政明と何が違う?」
「何?何の話?」
「いや、その…長さとか形とかテクとかさ…」
「………」
「ごめん、何か妙に興奮してさ…俺やっぱ変だよね」
「本当に。和幸やっぱ変態だね」
「だから、どうだった?」
「そんなの、わかんないって…」
ティッシュを取って立ち上がる葉子。
俺はセックスの時に結構変態じみた事を葉子に要求する為、たまに「もう!変態!」と罵倒される事があった。実はそれも快感だったりするのだが。

[Res: 66137] Re: 奇妙な三角関係 和幸 投稿日:2011/05/25 (水) 12:30
三日後、政明からメールが来た。
「ごめん、俺やっぱ葉子ちゃんとヤったわ」
すぐにリメール。
「いや、俺が葉子にけしかけたみたいだな…気にすんなよ」
「本当ごめんな」

漠然と、葉子から聞いたんだろうなと思った。
そしてその事で、俺の知らないところで二人が繋がっているのかもしれないという無用な心配をする羽目にもなった。
二人は元付き合っていた仲、隠れてコソコソされるより、いっそ堂々として欲しいと思うようになった。

数日後、俺は政明を家に招くことにした。葉子は微妙に反対していたが、すぐに同意してくれた。政明を励ます、と言うよりも、葉子との距離感を探りたかったから。
俺は葉子と付き合い始めた頃、葉子はまだ政明の事を好きのでは?とずっと思っていた。政明を忘れる為に俺と付き合ったのでは、と。
付き合いが長くなり、結婚して暫くするとそんな思いは自然と忘れてしまっていたが…今回の一件で再び疑念が生まれ始めていたのだ。どうしても確かめたかった。

[Res: 66137] Re: 奇妙な三角関係 和幸 投稿日:2011/05/25 (水) 16:20
夕食は葉子の手料理、その後遅くまで飲みながら政明の愚痴を聞いてやった。
暫くして酔いが回った頃、ふと政明が口にした。
「葉子ちゃん、相変わらず料理上手いよな」
付き合った事があるからこそのセリフ。嫉妬心に火がついた。
恐らく俺の表情は一気に硬くなったはずだが、酔った政明は
全く気付かない、どころか、自分の発言が俺の気持ちを揺さぶっている事すら分かっていない状態だった。台所の葉子も聞こえていない。
俺は自分が酔っているのもあったが、政明に色々と聞いていった。
「料理どころか、こないだ葉子を喰っただろ!(笑)」
「まじ悪りい。久々に良い思いさせてもらいました…」
「良い思いって、例えば?」
「お前は何聞いてんの?普通聞きたくないだろ」
「って言うか、ぶっちゃけさぁ、お前らどっちからコクッたの?」
「俺からに決まってるじゃん」
「どこに惚れた?」
「葉子ちゃん、可愛いしさ、何よりもあっちの相性抜群だったし…ああ、ごめん、言い過ぎか…」
「いや、いいんだ、気にすんなよ。それよりさ、なんか葉子の事で面白い話ないの?経験人数とかさ」
「お前、何聞いてんの?変態か?」
「いやいや、怖いもの見たさって言うかさ…」
「お前、怒んなよ。何から話そうか…」

ここで台所から葉子が戻ってきた。

[Res: 66137] Re: 奇妙な三角関係 和幸 投稿日:2011/05/25 (水) 16:21
葉子「二人ともどうすんの?政明さん泊まってく?帰る?」
政明「有難く、泊まらせていただきます〜」
葉子「じゃあお風呂早く入って。私も明日早いんだから」
俺「じゃあ葉子先に入れよ。後の事は気にすんな」
葉子「そお…じゃすぐ入ってくるね。ゴメンね」

葉子がバスルームに入るのを確認してから和幸に言った。
「なあさ、お前、また葉子抱いてもいいんだぞ?」
「え?マジでっ?…てか、お前大丈夫かよ?」
「勿論今だけだよ。傷心の友を放っておけないからさ。大体以前付き合ってた仲なんだろ?」

[Res: 66137] Re: 奇妙な三角関係 和幸 投稿日:2011/05/25 (水) 16:23
最初、政明は疑心暗鬼だったが、俺が真剣だと分かったら、ウキウキしながら葉子と入れ替わりで風呂に入っていった。

今度は葉子を説得。最初、全く取り合ってくれなかったが、俺が真面目な顔で訴えると徐々に涙目に。葉子は動揺した時、いつもこうだった。

「本気?頭大丈夫?私の事、
嫌いなの?」
「俺は至って真面目だよ。あいつ、今でも葉子の事好きみたいだからさ。今だけ人助けだと思って、な?俺達、知らない間柄じゃないだろ?」
あの時の乱交を夫婦間で仄めかしたのはこの時が始めてだった。でもそれ以上に、「今でも好き」と言う言葉を俺が言った時の方が明らかに動揺していたと思う。
あー、やっぱ未だに政明の事引きずっているのかなって。ブルーって言うか、ガッカリと言うか…落胆には間違いないんだけど。