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[7157] 二人の隠れ家 8 saemidori 投稿日:2009/08/22 (土) 18:12 飢えたハイエナがいっぱいいる場所に飛び込んで拒否しなければ食べられてしまうのは当然。
一人が触り始め拒否が無ければ、OKと判断し全員が「触らなければ損」と続々と寄って来る。 全員窓の向こうに顔は向いてるものの意識はゆうきさんとりえさんに行っていた。 もぞもぞとする動作が激しくなり単独男性の呼吸も荒れ始める。 ところが、やはり勇気の無いところは単独男性である。肝心なところに手を伸ばそうとしない。 一向にお尻や腿、二の腕を撫でるだけである。 ここも、誰かが先陣を切ったらついていくつもりなのであろう。 嫌がらない二人を見て「触られてもいいんだ。望んでたんだ・・・。」 と改めて思ったのは、二人とも無言になっているのに気がついてからだった。 ならば、私も参加しようと両手で同時にゆうきさんとりえさんのお尻に掌をあてる。 他の男性の手が邪魔だが、それを無視して他の男性よりも大胆に触りだす。 短めの衣装の裾を捲り上げショーツ越しにもみ始める。 それでも拒否が無いので確信を持って次の行動に移ろうとした。 勿論、直に触ることである。 ショーツの上側から手を入れ尻を撫でるようにヴァギナへと指を進めて行く。 しかし、一瞬だけヴァギナに触れた途端、ゆうきさんが振り返り、「暑っつい。行こ!」 その瞬間焦って手を引っこ抜いてしまった。 ドキドキしながら、何食わぬ顔で一緒にラウンジに戻る。 焦りながら思い出す。 ゆうきさんは身体を捩って避けてしまったので触れたか触れないか程度だったのでわからなかったが、 りえさんは逃げずにいたので触ることが出来た。しかも微かだが濡れてることを指で感じた気がした。 みんなの輪に戻ると、ゆうきさんが端を切って話し出す。 「覗き部屋暑い! あの中って単独男性ばかりなんでしょ?」 「いつもそうってわけじゃないけど、今はそうみたいだね。」 「なんか勝手に触られた。」 ドキッとした。 「りえさんも触られた?」 「うん。さわさわって感じで・・・」 「そうそう。でも最後の奴はパンツの中に手を突っ込んできた。」 やばっ。相当焦った。 しかし、りえさんは、 「えっ?そんな事されたの?」といかにも自分はされてないような言い方をした。 間を空けず言い終わったりえさんと目が合った。 後ろめたかったのだろう、すかさず視線をそらし飲み物に手をやる自分がいた。 しかし、その時のりえさんの顔が頭の中に残っていた。 「やばい、バレてたらどうしよう。いや、本当のことを言わずこっちを見たということはバレてるに違いない。そんな顔でこっち見た気がする。あー、もうこの後一緒に遊ぶのは無理だろうな・・・。」 等と思い沈んだ。 やっと最後にシャワーを済ました私の妻と単独男性の一人がほぼ同時に戻ってきた。 「ふー・・・シャワー浴びると暑くなるよね。」 先程の出来事など知らない妻はそんなたわいも無い会話を投げかけてくる。 相変わらず談笑が続く。 折角、シャワーまで浴びて準備OKのところまで来たのだが、肝心な次に進まない。 しかも奥の部屋からはいい声が聞こえてきているのに。 ただ、みんな楽しそうで話が途切れることが無い。 しかし、私はりえさんに視線を向けることが出来ずにいた。 深夜3時も過ぎた頃だろうか。 妻がウトウトし始める。 夜の弱い妻にこの時間は辛いのであろう。 お酒も入り、薄暗く、シャワーを浴びてしまえば寝るのに絶妙な条件である。 それでも、熟睡しないのは「セックスしたい」という気持ちが残っているからではないだろうか。 などと勝手に想像する。 ウトウトした妻にりえさんの彼が気付く。 「奥さん大丈夫ですか?」 「あー寝ちゃった?」 周りのみんなも注目する。 「大丈夫ですよ。まあお酒入っちゃいましたからね、仕方ないですね。」 と妻を見ながら応える。 しかし、熟睡一歩手前でも、自分に視線が集まったことに気付いたんだろうか? ふと、顔を上げこちらを見る。 「うー、眠くなっちゃうね・・・。薄暗いと。」 「そうですね。」単独男性が応える。 「運動すれば目も覚めますよ」もう一人の単独男性が腰を動かしながら言う。 あからさまで下品な言い方である。 運動=セックスと言いたいのだろう。 「あはは、運動ね・・・。」 適当に応える妻。 完全に起ききっていないのか、呂律が回っていない。 下品ではあったが、乗っかることにした。 刺激的なことすれば目も覚めるだろうと、その場を盛り上げることも含め、妻を抱き寄せ、ディープキスをする。 周りのみんながどういう顔して見ているか判らないが、かなり激しく見せ付けるように舌を絡める。 普段なら有り得ないが、こういう場所ということもあり妻もそれに応え舌を入れてくる。 会話が途切れていることに、皆が注目しているんだろうと感じ、 「結局、先陣の切欠はこちらがしないといけないのか・・・。」と思っていた。 そのまま胸を触るなどして愛撫を始めれば、その気になったかもしれないが、一旦キスで終わる。 「目は覚めた?」 「うん・・・。」 照れもあり視線を落とし飲み物を手に取る。 「あー・・・終わっちゃった…。」ゆうきさんが言った。 このままノリで押してしまおうと試みる。 「はい、次はそちら!」 りえさん彼に指を差し指名する。 ノリの良いりえさん彼だけに反応は良い。 しかし、シャワーを浴び終わった順番で適当に座っているためカップルがバラけてしまっている。 それでも「りょうかーい。」と言って隣にいるゆうきさんを抱きしめる。 一瞬驚きながらもおどけるゆうきさん。 「わたしかよー!」 「いーじゃん!」 「ちょっとだけだよ」 どうやらこの2人は、いつもこういう雰囲気になってしまうのだろう。 それをお互いのパートナーも判っている様子。 あれこれ言いながらも抱いたまま離れずにいる雰囲気はほのぼのしていて見ていて微笑ましい。 そんな2人が同時に表情を変え、どちらとも無くお互いの唇を貪り始めた。 濃厚なディープキス。 このグループの中では一番ノリも良く、エロ方向に行きたそうな2人だっただけに始めてしまえば、やはり激しく求めだす。 それを見ているりえさんのなんともいえない表情が良い。 嫉妬と興奮が入り乱れた複雑な表情が段々と興奮が高まり嫉妬よりも欲望を求める表情になる。 嫉妬さえも興奮の要素としようと受け入れる。 りえさんがそういう考えでキスする2人を見ていたか本当のところは不確かであるが、 勝手に彼女の表情を借りて妄想して楽しむ。 ゆうきさんの彼はニコニコしている。かなり寛大でここの遊びを理解しているのだろう。 そんな彼がパートナーだからゆうきさんも安心して遊べるのではないか。 |