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[3676] 3年前、それから17 忠太郎 投稿日:2008/04/08 (火) 20:19
〔女同士〕
夫が帰ってきたのが、日曜日の夜11時ごろでした。
わたしはできるだけ感情を抑えながらいったつもりですが、少し、声が震えていたかもしれません。
「良かった? 典ちゃんとのデートは……」
パパの顔面が蒼白になるのを見て“ざまあみろ!”と思いました。
典ちゃんからは“一日だけでいいですから、所長を貸してください”と頼まれたのです。
その顔が、思いつめているような表情だったので、話を聞いてあげると、九州のお母さんがガンになってしまい、どうしても帰らなければならなくなった。と言うのです。
女の勘で、典ちゃんが夫を好きなんだな、ということは判っていました。それでも利口な娘ですから、自分の気持ちを抑えながら、それを仕事にぶつけてきたようです。
わたしも大学を出て勤め初めて年ぐらい経った頃に、上司を好きになったことがあり、彼女の気持ちはよく理解できました。
夫が独立してからも彼女は、夫に付いて助手として本当に気が付く娘でした。見ていてわたしが嫉妬することもあるくらいに、夫を支えているのが分かりました。鈍感な夫は、全く彼女の本心を解っていませんでした。
九州に帰らなければならないことを、夫に言う前にわたしに相談をしたのは、同姓であれば理解してもらえるはずだ。という彼女の思い詰めた結論だったようです。

わたしは勿論、彼女を憎いと思いましたが、半面で、わたしに理解を求めてきたことに、彼女の素直さ正直さを感じました。
こんなことは、あってはならないことかも知れないのですが、雅子さんに
“健ちゃんを、時々貸してほしい”と言われたことを思い、九州に帰る彼女に、
“一番好きだった人に抱いてもらった”という思い出をつくってあげようと決めたのです。
それほど、彼女の表情は真剣で思い詰めたものだったのです。
それを、わたしの寛大な気持ちも知らないで、鼻の下を長くして帰ってきた夫に、一言いわないとわたしの気持が治まりませんでした。彼女からは、ちゃんと、夫と別れてからすぐに、わたしに電話がありました。
“ありがとうございました。ごめんなさい、ホントにごめんなさい。ありがとうございました。ホントにありがとうございました………”
彼女の声は、涙で震えていました。なぜか、わたしは清々しい気持ちになっていました。
「九州に帰っても、頑張ってね……」
わたしも涙がこぼれてきました。

こんな、切ない二人の女の気持を、何にも解っていない夫の顔を見ると、引っ叩いてやろうかと思いました。
「今日は、わたしを満足させなかったら、許さないからね!」
わたしの体は、いつもより感じやすくなっていました。なんども、天国まで行き着きました。
翌朝、夫はさすがにぐったりとして眠そうでしたが、平手打ちで叩き起こして仕事に送り出しました。

[Res: 3676] Re: 3年前、それから17 忠太郎 投稿日:2008/04/08 (火) 20:20
〔孫悟空〕
さすがに月曜日の朝、典子と顔を合わせるのは照れくさかった。典子は何事もなかったかのように、活き活きと設計に取り掛かっていた。珍しくスカートを穿いていた。
「所長、さっき現場から連絡がありまして、午後一で打合せをしたいそうです」
チラッと見ると少し化粧をしている。多少色気が出てきたのか。それにしても女は恐い。
夕べも帰ったときに“典ちゃんとのデートは楽しかった?”と言われた時は、キンタマを握り潰されるような恐怖で血の気が引いた。今朝、また、シャーシャーとした典子を見ると、
“俺は、裕子と典子におちょくられているのではないか”と思った。

極めて平静を装ったが、まずい事に、石田は今日も休みだ。典子と二人だけの事務所は気が重い。典子がコーヒーを淹れてきた。
「昨日はありがとうございました……」
典子の顔は、裕子としっかりと連携が取れている顔だ。溜め息が出た。
「お疲れのようですから、肩でもお揉みします」
お釈迦様の掌の上で、ぐるぐる回っている孫悟空のような心境だった。
「所長、あたしがいなくなると寂しいですか?」
「寂しかないよ、可愛い娘にきてもらうからいいよ……」
「それって、本心ですか……」
典子は私の首をロックして締め上げてきた。背中に乳房の弾力を感じた。
「おまえ、く、苦しいだろ……、やめろよ……」
「本心で言ってるんなら、このまま絞め殺します!」
私は、手を後ろに回してスカートを捲り上げた。
「何するんですか、セクハラですよ。奥さんに言いますよ!」
その顔は笑っていた。
「勝手に言え、おまえ等二人で俺を嵌めやがって……」

典子が抱きついてきた。
「止めろ、誰か来たらどうするんだよ」
「誰も、来ませんよ。ちゃんと鍵もかけてあるし」
「いいからおまえ、仕事やれよ」
「昨日の夜から始めて、完成しました。見てください」
本当に設計図は出来上がっていた。もしかして、土曜日のことは典子の芝居だったのだろうか。それにしては演技賞ものだ。しかし、間違いなく完了している。それも、私が思ったとおりの設計図が。だとしたら、ほとんど寝ずに図面を引いていたことになる。
「あたし、昨日の夜から頭がスッキリして、次から次から、構想が浮かんできたんです。所長、誉めてください」
「あっ、ああ、よくやった………。ほんとによくやった。これなら完璧だ。木村さんも絶対に気に入る。大丈夫だ!」
「ホントですか?」
「ああ、本当だ。よくやった」
典子の目からは、大粒の涙が溢れていた。
「もう、九州へ帰ってもいいですか」
「だめだ。九州へは帰るな……」
「だって、だって、帰らないと………」
私の胸に顔を埋めて声を上げて泣いた。これほど典子を可愛いと思ったことはなかった。

上げた泣き顔に思いっきりキスをした。力いっぱい抱きしめてやった。典子の代わりはいない。誰にもこの代わりはできないだろう。居なくなった穴は大きい。石田と二人では、とてもやりきれない。
「よく頑張ったな!」
何度も典子を誉めてやった。やっぱりこの娘は笑顔が一番いい。
「あの、あたしの代わりに一人、面接して欲しい娘が居るんですけど」
「だれだ、おまえの友だちか。おまえより可愛い娘ならいいぞ」
「それは、どうか判りませんけど、わたしの大学の同期で、いまはフリーでバイトしてます」
あまり気乗りはしなかったが、典子の推薦なら会ってみようと思った。
「それじゃあ、今日の夜にあたしがセットしますから」
「合コンするわけじゃないんだから、会社に連れてくればいいじゃないか」
「それでもいいんですけど、今週はバイトを休めないらしくて、あたしも今週しか……」
「えっ、典子も今週しか居ないのか。そうか……」
そういうと、典子は嬉しそうな顔で言った。
「ですから、裕子さんに九州に帰るまでは、パパの事は好きなようにしていいって」
「そんなこと、裕子が言うわけないだろ。うそだろ……」
「ホントです。何なら奥さんに確認してください。それから、愛には、あ、その娘、愛って言う名前なんですけど、絶対にセクハラしちゃあ、ダメですよ!」
「いいか。俺はおまえにセクハラされたんだぞ……。いつ俺がセクハラした」
「こんないい女に、何にもしないのは、セクハラです」
典子にも裕子にも、敵わない。
「いいか。その娘をうちの事務所に入れたとしても、おまえは、必ず戻って来るんだぞ」
典子の目に、また大粒の涙が溢れた。絶対に泣かない娘だったのに、こんなに涙もろいとは。またしっかりと抱きしめてやった。これはセクハラだろうか。

[Res: 3676] Re: 3年前、それから17 忠太郎 投稿日:2008/04/08 (火) 20:21
〔思い出のスイートルーム〕
木村氏のホテルのレストランをセットしたのは、典子ではなく裕子だった。私が面接するまでもなく、既に裕子に、典子が紹介して採用を決めていた。私の存在は何なのだ。
「田所愛です。宜しくお願いします」
ハスキーな声をした目の大きな娘だった。京都の出身で、学生時代は典子と同じ部屋に二人で居たらしい。元気が良い、明るい、物怖じしない……、なぜか、裕子と同類の女たちで監視されているような思いがした。食事をしながら3人で勝手にしゃべっている。私は一人で勝手に食べていた。
「パパ、愛ちゃんのお尻なんか触っちゃダメよ……」
「俺はそんなことしてないって」
「愛ちゃん、気をつけなさいよ。可愛い娘には手が早いんだから……」
「ええ、そうなんですか。でもお尻くらいなら平気です」
女が三人だと、とても太刀打ちはできない。そんなことより、明日の木村氏への説明をどうするか、考えていた。設計した典子に説明をさせて、私は補佐役に回ろうと思った。

「パパ、明日は典ちゃんと木村さんにプレゼンするんでしょう」
裕子が知っているはずはないのだが、典子が言ったのだろう。どこまでこいつ等は通じているのか、油断ができない。
「ああ、そうだよ。典に説明してもらうから大丈夫だ。後は俺が補佐する。多分、これで通ると思うよ」
「そう、大事な仕事だから、しっかり二人で打合せしてね。あたしは、愛ちゃんを送っていくから典ちゃんはお願いね」
「……、……」
裕子と愛の二人はさっさと帰っていった。
「設計図はあたしが持ってきていますから、裕子さんから、しっかり打合せをするようにと部屋を用意して頂いてますので、そちらで。行きましょ、パパ……」

裕子が用意したという部屋は、最上階のスイートルームだった。あの木村夫妻との部屋だ。典子はウキウキだった。まるで新婚気分だ。ルームサービスで、あの時と同じワインとチーズが届いた。裕子からのメッセージが添えてあった。
“思い出の部屋で、典ちゃんにも思い出をつくってあげて。愛する、パパへ”
打合せも何も、あったもんじゃない。典子が
「明日のプレゼンには自信があります。任せてください!」
と胸を張った。典子に賭けようと思った。もう、打合せをするのは不可能だ。
ワインで乾杯をして風呂に入ることにした。スイートルームだけあって浴室も浴槽も大きい。二人でゆっくりと入るようにできている。

「典、裸になれ! 色っぽく脱いでみろ」
一瞬、ドキッとした表情を見せたが、典子は2メートルほど離れて俺の正面に立った。上着を脱ぎ、スカートを脱いだ。色気がない。着替えているのと同じだ。
「おまえ、全然色気がないなあ……」
睨むような、ちょっと怒った顔をした。ブラウスのボタンを上からゆっくりと外していった。パンストを脱ぐ時、私に背中を向けて、豊臀を見せ付けるような格好をした。Tバックのパンティを見て、分身が動いた。これが典子の“勝負パンツ”なのか。
ブラを、思わせぶりな眼で私の眼を見つめながら、ゆっくりと外し、手で乳房を隠した。
「後は、俺が脱がせてやる。こっちへ来い!」
典子は素直に、二歩、前に進んだ。私は、典子の足元に膝立ちをして、パンティに指をかけた。典子の呼吸が荒くなっている。ゆっくりとパンティを下ろした。反射的に典子の手が翳りを隠した。
足首までパンティを下ろすと、典子が自分から片足ずつ抜いた。中心にある典子の手を、手首を掴んで私の肩に置いた。足首を掴んで脚を少し広げた。翳りの中のワレメを舌で舐め上げた。
「はああああ……」
可愛い喘ぎが耳に心地よかった。すぐに、滴るほどの蜜が溢れ、典子の膝が震え出した。
「ああ〜、もうダメ……」
典子の膝が崩れ、私に体を預けてきた。抱き上げて窓際へ移動した。カーテンを開けると、港の夜景がきれいだった。
窓枠に両手を着かせた。私の意図を、典子は直ぐに理解した。自分から豊臀を突き出すようにしてきた。濡れて妖しく光る典子の花びらを、ペニスの先端で撫で回す様にして焦らした。
「ああん、いや、はやく、ほしい……」
典子から豊臀を押し付けてきた。両手で、強く引き寄せながらいきなり貫いた。可愛い悲鳴に硬度が増した。そのまま激しく突きまくった。典子は骨抜きになったように、体をくねらせて喘ぎながら崩れ落ちた。私は、そのまま突き続けて、典子の中に爆発した。