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[3682] 3年前、それから18 忠太郎 投稿日:2008/04/09 (水) 11:14
〔復讐〕
典ちゃんは九州へ帰っていきました。九州に帰るまでの間、1週間、わたしはパパを典ちゃんに貸してあげました。成熟した女を作業服に隠して、男たちと一緒に現場に出る。
仕事と割り切ってはいても、好きな人は、ちっとも自分を女として扱ってくれない。そんな彼女の気持を、切ないほど理解できました。
「パパは、いくら典ちゃんが好きでも、典ちゃんのところへは行かないわよ。それでもいいの?」
「それはよく解ってます。それでもいいんです」
女だって、好きな人に抱いてほしい。わたしより夫と過ごす時間が長い日だって、たくさんあったのです。それなのに、ただの自分の助手としてしか見てくれない、というのは可愛そうです。

彼女は、九州へ帰るとき、誰も見送りには来てほしくない。といいました。典ちゃんがわたしに電話をくれたのは、新幹線に乗ってからでした。
「また、来てね。必ず来てね! あんなパパ、いつでも貸してあげるからね……」
「ありがとうございます。ホントに、ありがとうございました……」
電話の向こうで、泣いているのが判りました。

「パパ、典ちゃん、九州へ帰っちゃったわよ」
「え、ホントか。何で急に……」
「もうね、パパみたいな“女たらし”と一緒に仕事するのは、もう嫌なんだって!」
パパの“キンタマ”をギューって握ってあげました。
「イテー、バカ、止めろ、つぶれたらどうすんだ。イテー……」
「いいのよ。こんなもの使えなくなった方が、いいの!」
「ああ、イテー、曲ったかも知れないな……」
「どれ、診てあげるから出してみなさい!」
「いいよ」
「いいから、出しなさい!」
無理やり、ズボンを脱がしたら、すこし元気なパパのシンボルが、ポロンと出てきました。舐めてあげると直ぐに元気になります。
「もう、悪いことしないように全部抜き取ってあげるから、裸になんなさい!」

わたしの繁みの中は、疼きながら蜜を溢れさせていました。パパを仰向けにして跨りました。
「さあ、舐めなさい!」
口元に蜜の溢れるあそこを押付けると、強烈な吸い込みと、舌がすごい奥まで這入ってきて、燃えるように熱くなっていきました。
それから、何を叫び、どうしたのかは、鮮明には記憶にありませんが、わたしの体の中をパパの分身が暴れまわり、何度も天国へといかせてくれました。それでもまた、してほしくなるのです。何度でも。
その時は、夫が憎くてしょうがないのです。雅子さんが言ってた“愛情の裏返し”かもしれません。

「パパ、今日あたし、木村さんにデートに誘われてるの。帰れないかもしれないから、子どもたちの事お願いね」
木村さんからは、これまでにも何度も電話がありましたが、うまく断っていました。今回は、なぜか夫に仕返しをしてやりたくて、木村さんの誘いを受けることにしたのです。
化粧を始めるわたしを、夫はじっと見つめていました。少し溜飲が下がったような気がしました。
[Res: 3682] Re: 3年前、それから18 忠太郎 投稿日:2008/04/09 (水) 11:15
〔恐れ〕
待ち合わせ場所のホテルのロビーで、わたしの顔を見た木村さんは嬉しそうでした。
木村さんの車で、郊外にある日本料理の店に移動しました。
離れの部屋に通されると、男の人が先に座っていて、木村さんから紹介されました。その人は、不動産会社の社長で藤本さんという方でした。木村さんより少し年上のように見えました。
うちと同じで、木村さんの所有する不動産の管理だけでも商売になりそうです。そういえば、夫が事務所を借りる時に契約したのが、藤眞不動産という藤本さんの会社だったことが後で判りました。
どうして今日は、藤本さんが一緒なのかは分かりませんでした。

木村さんに抱かれることは、覚悟はしてましたが、藤本さんがその場に居ることに、なんとなく不安を感じていました。わたしの気持ちを察したのか“雅子も、後で来るから”と木村さんが言いました。
藤本さんは“では、社長、お先に失礼します”と、料理が出てくる前にいなくなりました。
懐石料理が運ばれてきました。考えてみたら、いままでは、木村さんと会うときはいつもパパがいたのですが、パパがいない所で会うのは初めてだったことに気付きました。また少し、不安になりました。
「雅子さん、遅いですね……」
「ああ、雅子は別な場所に居るから、食事が終ったら合流することになっているんだ」

わたしが、自分の意思で、木村さんに抱かれるために、一人で来たのだということを、漸く、自分で気がついたことに、自分で驚きました。
なぜ、こんなことになってしまったのか。頭の中が整理できませんでした。
ただ、夫への仕返しの気持だけなのか。それを理由に、木村さんとセックスしたいのか。そんな思いが錯綜していました。
「パパが居ないと、元気がないね。どうしたの……」
いつものからかうような調子で、木村さんが言いました。
「あ、ごめんなさい。そんなことないです。ちょっと考え事をしてたので、ごめんなさい」
わたしは、意識していつものように振舞うよう、努めました。

食事が終り、木村さんが立ち上がりました。
「さあ、雅子のところへ行こうか」
わたしは、何も考えずに木村さんの車の助手席に乗り込みました。
更に寂しい場所へと移動しているようでした。こんもりとした大きな木が生えている所に、重々しい鉄の門扉があり、木村さんの車がその前に停まると扉が左右に開きました。
そのまま、その邸の玄関まで、すごく長い距離を走っているような気がしました。ヨーロッパのお金持ちが住むような邸宅が見えました。駐車場には、4台の高級外車ばかりが停まっていました。
車から降りると潮風を感じました。きれいに手入れをされている広い庭園が、照明で浮かび上がっていてきれいでした。
木村さんにエスコートされて中に入ると、広いリビングに豪華なソファーが幾つも置いてありました。誰もいません。
「ここは、木村さんの邸なんですか?」
「いや、さっきの藤本さんの別邸です」
「どなたもいらっしゃらないんですか?」
「みんな奥に居ますよ。いってみましょうか……」

広い廊下を歩いていくと、時代劇に出てくる蔵のような白い壁と重そうな扉が見えてきました。
木村さんが扉の脇の暗証番号をプッシュすると静かにその扉が、壁に吸い込まれるように開きました。中は、薄暗く妖しい雰囲気の部屋でした。かすかに、声がしました。
木村さんは、3畳位の小部屋にわたしの手を引いて入りました。壁に小窓のようなものがあり、言われるままにそこから覗くと、しばらくの間、息をすることも、眼を閉じることも口を閉じることも忘れていました。
7,8人の男女が絡み合っていたのです。こんな形で、セックスしているところを見たことは、もちろんありませんでした。
「よーく、見て御覧。雅子も居るから」
背後に木村さんが居たことさえ気がつきませんでした。木村さんは後ろから優しく抱きしめてきました。
「ほら、あそこに居るのが雅子だよ。雅子の後ろから挿れているのが、さっきの藤本さんだよ」
耳元で囁く木村さんの声は、悪魔の囁きのようでした。木村さんの手が洋服の上から乳房を掴みました。“早くセックスをして、早く帰してほしい”と思いました。
わたしの体は硬直していました。背中のファスナーが下ろされ、背中から開放感が、熱い体を癒すように拡がりました。足元にワンピースが纏わり、締め付けていた胸元が自由になり、乳房が弾みました。
最後の小さな布も簡単に脱がされ、木村さんの指がお尻の割れ目を辿り、前の蜜の湧き出す花びらを弄ってきます。
“このまま、ここで木村さんに挿れてほしい! そして、早くパパのところへ帰りたい”と願いました。でも、その願は聞いてもらえませんでした。

木村さんは、全裸のわたしを抱えると部屋の中に入っていったのです。恐さを感じました。木村さんに抱かれていることが安らぎでした。木村さんはわたしをうつ伏せにして、後ろから激しく突いてきました。シーツに顔を埋めて声を殺しました。周りの人に、わたしの声が聞こえると、恐ろしいことが起きるような気がしたのです。
懸命に喘ぐ声を抑えていたのですが、だんだんと思考能力が薄れていきました。木村さんがわたしの中でフィニッシュしたのははっきり覚えています。
その後、木村さんは、わたしを仰向けにすると、大きく脚をひろげさせたのです。今、木村さんのシンボルがフィニッシュしたばかりの濡れた花びらが、他の人のほうに向いて、大きく脚をひらいているのです。そこが燃えるように熱くなるのを感じました。恥ずかしいという意識はあったのですが、体はその意思に反するように、淫乱な血が熱く燃えるのです。木村さんの膝の上に頭を乗せ、木村さんの手がわたしの膝を抱えて、大きく脚をひろげているのです。
藤本さんがこちらに来ます。でもわたしの脚は閉じることはなく、あそこからは蜜を溢れさせています。真っ黒い巨大なものが、わたしの中に這入ってきました。体を頭の先まで貫かれたような衝撃が走りました。仰け反る体を木村さんが支えて、乳房を激しく揉みながら唇を重ねてきました。
呻きのような声を木村さんが吸い取ってくれています。それから先の記憶は、朦朧としています。
たくさんの手が、わたしの体を這い回り、次々と知らない男たちに弄ばれながら、体を開き、何度も貫かれる悦びに悶え、喘ぎながら蕩けていったのです。
気がついたときは、雅子さんに抱かれていたのです。あそこに、男たちに貫かれた、痺れたような疼きがまざまざと残っていました。
[Res: 3682] Re: 3年前、それから18 しゅう 投稿日:2008/04/10 (木) 14:04
忠太郎さん、はじめまして。力作の続き楽しみにしています。

[3676] 3年前、それから17 忠太郎 投稿日:2008/04/08 (火) 20:19
〔女同士〕
夫が帰ってきたのが、日曜日の夜11時ごろでした。
わたしはできるだけ感情を抑えながらいったつもりですが、少し、声が震えていたかもしれません。
「良かった? 典ちゃんとのデートは……」
パパの顔面が蒼白になるのを見て“ざまあみろ!”と思いました。
典ちゃんからは“一日だけでいいですから、所長を貸してください”と頼まれたのです。
その顔が、思いつめているような表情だったので、話を聞いてあげると、九州のお母さんがガンになってしまい、どうしても帰らなければならなくなった。と言うのです。
女の勘で、典ちゃんが夫を好きなんだな、ということは判っていました。それでも利口な娘ですから、自分の気持ちを抑えながら、それを仕事にぶつけてきたようです。
わたしも大学を出て勤め初めて年ぐらい経った頃に、上司を好きになったことがあり、彼女の気持ちはよく理解できました。
夫が独立してからも彼女は、夫に付いて助手として本当に気が付く娘でした。見ていてわたしが嫉妬することもあるくらいに、夫を支えているのが分かりました。鈍感な夫は、全く彼女の本心を解っていませんでした。
九州に帰らなければならないことを、夫に言う前にわたしに相談をしたのは、同姓であれば理解してもらえるはずだ。という彼女の思い詰めた結論だったようです。

わたしは勿論、彼女を憎いと思いましたが、半面で、わたしに理解を求めてきたことに、彼女の素直さ正直さを感じました。
こんなことは、あってはならないことかも知れないのですが、雅子さんに
“健ちゃんを、時々貸してほしい”と言われたことを思い、九州に帰る彼女に、
“一番好きだった人に抱いてもらった”という思い出をつくってあげようと決めたのです。
それほど、彼女の表情は真剣で思い詰めたものだったのです。
それを、わたしの寛大な気持ちも知らないで、鼻の下を長くして帰ってきた夫に、一言いわないとわたしの気持が治まりませんでした。彼女からは、ちゃんと、夫と別れてからすぐに、わたしに電話がありました。
“ありがとうございました。ごめんなさい、ホントにごめんなさい。ありがとうございました。ホントにありがとうございました………”
彼女の声は、涙で震えていました。なぜか、わたしは清々しい気持ちになっていました。
「九州に帰っても、頑張ってね……」
わたしも涙がこぼれてきました。

こんな、切ない二人の女の気持を、何にも解っていない夫の顔を見ると、引っ叩いてやろうかと思いました。
「今日は、わたしを満足させなかったら、許さないからね!」
わたしの体は、いつもより感じやすくなっていました。なんども、天国まで行き着きました。
翌朝、夫はさすがにぐったりとして眠そうでしたが、平手打ちで叩き起こして仕事に送り出しました。
[Res: 3676] Re: 3年前、それから17 忠太郎 投稿日:2008/04/08 (火) 20:20
〔孫悟空〕
さすがに月曜日の朝、典子と顔を合わせるのは照れくさかった。典子は何事もなかったかのように、活き活きと設計に取り掛かっていた。珍しくスカートを穿いていた。
「所長、さっき現場から連絡がありまして、午後一で打合せをしたいそうです」
チラッと見ると少し化粧をしている。多少色気が出てきたのか。それにしても女は恐い。
夕べも帰ったときに“典ちゃんとのデートは楽しかった?”と言われた時は、キンタマを握り潰されるような恐怖で血の気が引いた。今朝、また、シャーシャーとした典子を見ると、
“俺は、裕子と典子におちょくられているのではないか”と思った。

極めて平静を装ったが、まずい事に、石田は今日も休みだ。典子と二人だけの事務所は気が重い。典子がコーヒーを淹れてきた。
「昨日はありがとうございました……」
典子の顔は、裕子としっかりと連携が取れている顔だ。溜め息が出た。
「お疲れのようですから、肩でもお揉みします」
お釈迦様の掌の上で、ぐるぐる回っている孫悟空のような心境だった。
「所長、あたしがいなくなると寂しいですか?」
「寂しかないよ、可愛い娘にきてもらうからいいよ……」
「それって、本心ですか……」
典子は私の首をロックして締め上げてきた。背中に乳房の弾力を感じた。
「おまえ、く、苦しいだろ……、やめろよ……」
「本心で言ってるんなら、このまま絞め殺します!」
私は、手を後ろに回してスカートを捲り上げた。
「何するんですか、セクハラですよ。奥さんに言いますよ!」
その顔は笑っていた。
「勝手に言え、おまえ等二人で俺を嵌めやがって……」

典子が抱きついてきた。
「止めろ、誰か来たらどうするんだよ」
「誰も、来ませんよ。ちゃんと鍵もかけてあるし」
「いいからおまえ、仕事やれよ」
「昨日の夜から始めて、完成しました。見てください」
本当に設計図は出来上がっていた。もしかして、土曜日のことは典子の芝居だったのだろうか。それにしては演技賞ものだ。しかし、間違いなく完了している。それも、私が思ったとおりの設計図が。だとしたら、ほとんど寝ずに図面を引いていたことになる。
「あたし、昨日の夜から頭がスッキリして、次から次から、構想が浮かんできたんです。所長、誉めてください」
「あっ、ああ、よくやった………。ほんとによくやった。これなら完璧だ。木村さんも絶対に気に入る。大丈夫だ!」
「ホントですか?」
「ああ、本当だ。よくやった」
典子の目からは、大粒の涙が溢れていた。
「もう、九州へ帰ってもいいですか」
「だめだ。九州へは帰るな……」
「だって、だって、帰らないと………」
私の胸に顔を埋めて声を上げて泣いた。これほど典子を可愛いと思ったことはなかった。

上げた泣き顔に思いっきりキスをした。力いっぱい抱きしめてやった。典子の代わりはいない。誰にもこの代わりはできないだろう。居なくなった穴は大きい。石田と二人では、とてもやりきれない。
「よく頑張ったな!」
何度も典子を誉めてやった。やっぱりこの娘は笑顔が一番いい。
「あの、あたしの代わりに一人、面接して欲しい娘が居るんですけど」
「だれだ、おまえの友だちか。おまえより可愛い娘ならいいぞ」
「それは、どうか判りませんけど、わたしの大学の同期で、いまはフリーでバイトしてます」
あまり気乗りはしなかったが、典子の推薦なら会ってみようと思った。
「それじゃあ、今日の夜にあたしがセットしますから」
「合コンするわけじゃないんだから、会社に連れてくればいいじゃないか」
「それでもいいんですけど、今週はバイトを休めないらしくて、あたしも今週しか……」
「えっ、典子も今週しか居ないのか。そうか……」
そういうと、典子は嬉しそうな顔で言った。
「ですから、裕子さんに九州に帰るまでは、パパの事は好きなようにしていいって」
「そんなこと、裕子が言うわけないだろ。うそだろ……」
「ホントです。何なら奥さんに確認してください。それから、愛には、あ、その娘、愛って言う名前なんですけど、絶対にセクハラしちゃあ、ダメですよ!」
「いいか。俺はおまえにセクハラされたんだぞ……。いつ俺がセクハラした」
「こんないい女に、何にもしないのは、セクハラです」
典子にも裕子にも、敵わない。
「いいか。その娘をうちの事務所に入れたとしても、おまえは、必ず戻って来るんだぞ」
典子の目に、また大粒の涙が溢れた。絶対に泣かない娘だったのに、こんなに涙もろいとは。またしっかりと抱きしめてやった。これはセクハラだろうか。
[Res: 3676] Re: 3年前、それから17 忠太郎 投稿日:2008/04/08 (火) 20:21
〔思い出のスイートルーム〕
木村氏のホテルのレストランをセットしたのは、典子ではなく裕子だった。私が面接するまでもなく、既に裕子に、典子が紹介して採用を決めていた。私の存在は何なのだ。
「田所愛です。宜しくお願いします」
ハスキーな声をした目の大きな娘だった。京都の出身で、学生時代は典子と同じ部屋に二人で居たらしい。元気が良い、明るい、物怖じしない……、なぜか、裕子と同類の女たちで監視されているような思いがした。食事をしながら3人で勝手にしゃべっている。私は一人で勝手に食べていた。
「パパ、愛ちゃんのお尻なんか触っちゃダメよ……」
「俺はそんなことしてないって」
「愛ちゃん、気をつけなさいよ。可愛い娘には手が早いんだから……」
「ええ、そうなんですか。でもお尻くらいなら平気です」
女が三人だと、とても太刀打ちはできない。そんなことより、明日の木村氏への説明をどうするか、考えていた。設計した典子に説明をさせて、私は補佐役に回ろうと思った。

「パパ、明日は典ちゃんと木村さんにプレゼンするんでしょう」
裕子が知っているはずはないのだが、典子が言ったのだろう。どこまでこいつ等は通じているのか、油断ができない。
「ああ、そうだよ。典に説明してもらうから大丈夫だ。後は俺が補佐する。多分、これで通ると思うよ」
「そう、大事な仕事だから、しっかり二人で打合せしてね。あたしは、愛ちゃんを送っていくから典ちゃんはお願いね」
「……、……」
裕子と愛の二人はさっさと帰っていった。
「設計図はあたしが持ってきていますから、裕子さんから、しっかり打合せをするようにと部屋を用意して頂いてますので、そちらで。行きましょ、パパ……」

裕子が用意したという部屋は、最上階のスイートルームだった。あの木村夫妻との部屋だ。典子はウキウキだった。まるで新婚気分だ。ルームサービスで、あの時と同じワインとチーズが届いた。裕子からのメッセージが添えてあった。
“思い出の部屋で、典ちゃんにも思い出をつくってあげて。愛する、パパへ”
打合せも何も、あったもんじゃない。典子が
「明日のプレゼンには自信があります。任せてください!」
と胸を張った。典子に賭けようと思った。もう、打合せをするのは不可能だ。
ワインで乾杯をして風呂に入ることにした。スイートルームだけあって浴室も浴槽も大きい。二人でゆっくりと入るようにできている。

「典、裸になれ! 色っぽく脱いでみろ」
一瞬、ドキッとした表情を見せたが、典子は2メートルほど離れて俺の正面に立った。上着を脱ぎ、スカートを脱いだ。色気がない。着替えているのと同じだ。
「おまえ、全然色気がないなあ……」
睨むような、ちょっと怒った顔をした。ブラウスのボタンを上からゆっくりと外していった。パンストを脱ぐ時、私に背中を向けて、豊臀を見せ付けるような格好をした。Tバックのパンティを見て、分身が動いた。これが典子の“勝負パンツ”なのか。
ブラを、思わせぶりな眼で私の眼を見つめながら、ゆっくりと外し、手で乳房を隠した。
「後は、俺が脱がせてやる。こっちへ来い!」
典子は素直に、二歩、前に進んだ。私は、典子の足元に膝立ちをして、パンティに指をかけた。典子の呼吸が荒くなっている。ゆっくりとパンティを下ろした。反射的に典子の手が翳りを隠した。
足首までパンティを下ろすと、典子が自分から片足ずつ抜いた。中心にある典子の手を、手首を掴んで私の肩に置いた。足首を掴んで脚を少し広げた。翳りの中のワレメを舌で舐め上げた。
「はああああ……」
可愛い喘ぎが耳に心地よかった。すぐに、滴るほどの蜜が溢れ、典子の膝が震え出した。
「ああ〜、もうダメ……」
典子の膝が崩れ、私に体を預けてきた。抱き上げて窓際へ移動した。カーテンを開けると、港の夜景がきれいだった。
窓枠に両手を着かせた。私の意図を、典子は直ぐに理解した。自分から豊臀を突き出すようにしてきた。濡れて妖しく光る典子の花びらを、ペニスの先端で撫で回す様にして焦らした。
「ああん、いや、はやく、ほしい……」
典子から豊臀を押し付けてきた。両手で、強く引き寄せながらいきなり貫いた。可愛い悲鳴に硬度が増した。そのまま激しく突きまくった。典子は骨抜きになったように、体をくねらせて喘ぎながら崩れ落ちた。私は、そのまま突き続けて、典子の中に爆発した。

[3671] 3年前、それから16 忠太郎 投稿日:2008/04/08 (火) 11:08
〔典子〕
木村氏のビルの改装工事が始まり、現場の監督として、毎日業者との打合せをしなければならないので、少なくとも2時間程度は現場にいた。
2階の窓から見ると、丁度そこは、道路が眼よりも少し高い位置になる。頭の上辺りを人が歩いていることになる。何気なく通行人を見ていると、OLらしいタイトスカートを穿いた女性が通った。
スカートを覗くような目線になる。パーンと張った太ももから腰の動き、揺れる乳房。そのときに気が付いたが、このアングルから見上げると、女は、ほとんどが“いい女”に見える。
現場で、そんなバカなことばかりを考えていたが、工事は順調に終り、竣工となった。木村夫妻にも気に入ってもらうことができた。

その改装工事は、今まで世話になった会社への恩返しと言うことで、竣工後に、円満退社で正式に独立した。社長も、慣れている人が居た方が良いのではないかと、今まで私の助手として働いていた女の子を付けてくれた。
彼女は、名前を典子という。二級建築士の資格があり、よく気が付くしっかりした娘なので、今までも重宝していたが、私の事務所に喜んで来てくれた。もう一人、営業ができ、現場も管理できる大学時代の後輩の石田が来てくれる事になり、3人のスタッフでスタートすることになった。

事務所は、改装工事をした木村氏のビルの2Fである。毎日、通る女の子のスカートが覗ける事務所だ。こんな楽しい仕事場もあまりないだろう。
ボーっとして、女の子が通るたびに見上げていると、典子に
「所長、なに見てんですか!」
と、一喝される。典子は、現場での打合せの時も、私と同じ作業服を着て作業員の親方たちと打合せをする。遠慮することはなく、悪いところは厳しく指摘する。が、それでいて“典ちゃん、典ちゃん”と慕われている。
言うことを厳しく言っても、憎まれないのは典子の愛嬌のある性格だろう。男たちと一緒に、現場を片付けたり、掃除などは積極的に嫌がらないでやる。現場の連中は、上からの目線でものを言われると反発するが、同じ目線でものを云われると意外と素直に聞くものである。
“男勝り”という形容詞は典子には当て嵌まらない。むしろ“現場のアイドル”と言ったほうが適当だろう。男と同じ格好をして掃除などをしていても、ちょっと屈んだ時などの円く浮き出るようなヒップラインを見ているとドキッとする時がある。
裕子も雅子もそうだが、“円(まる)い”という言葉は、女の尻を表現するためにある言葉だと思う。女の四角いケツなどはご免である。
男ばかりの殺伐とした現場に、典子の存在は貴重である。お陰で、慣れた業者ということもあるが、これといったトラブルは起きない。

典子は、学生の時に、私が勤めていた設計事務所にアルバイトとしてきていた。その頃から、私の助手として現場にも一緒についてきた。ケラケラとよく笑う、根っからの明るい性格で、現場の職人たちとも直ぐに打ち解けるような性格だった。
なぜ、その設計事務所が気に入ったのかは知らないが、大学を出て大手のゼネコンや設計事務所にも就職することはできたのに、アルバイトの延長のように正社員となった。
正社員となっても、私の助手という仕事の内容は変わらなかったが、典子は、それに対しての不満は一度も言ったことがない。仕事の忙しい時は遅くまで図面を引いたり、打合せの書類や工程表等を作成したりして私を補佐してくれた。何をやってもそつなくこなし、ほとんど完璧な助手であった。

私も典子を、女として特に気を使うようなこともなく、他の男性社員と同じように接してきた。
それでも、忙しいとはいえ、さすがに遅くなると、先に帰るように言うのだが、“大丈夫です”といい、仕事を止めようとしない。
帰りは、一人で帰すわけにもいかず、何度か私が車でマンションまで送った。車の助手席に乗るときは嬉しそうに、ふと女の子らしい一面を見せる。
典子の田舎は九州だが、一度、母親が上京してきたとき、典子のマンションに何日か泊っていたことがあり、たまたま、送っていったときに挨拶されたことがあった。
父親は、彼女が中学生の時に亡くなっている。今は、姉と母の女3人で、九州に姉と母が暮らしている。
典子は、いつもジーパンを穿き、肩くらいまでの髪をポニーテールにして、小麦色の健康的な肌に、化粧はほとんどしていない。

典子が、私の事務所に来て半年ほど経った頃、木村氏より新たな仕事の依頼があった。木村氏がある人の別邸を購入した。敷地が3000坪もある豪邸で、建物が古いので取り壊して建て直すというものだ。大事な客などの接待に使うのを主目的とする別邸として設計してほしい、という依頼だった。
建物の述べ床面積が200坪程度の、ちょっとした迎賓館といった建物になる。やりがいのある仕事だった。
「わたし、こういうのを設計するのが夢なんです。わたしに設計させてもらえませんか」
と、典子が眼を輝かせた。工期的には余裕があったので、典子にやらせてみようと思った。
早速、現場に行った。車で1時間弱の距離である。庭園が素晴らしく落ち着いた佇まいの邸である。これは、みっともない仕事はできない、と思った。典子に任せることに、多少の不安はあった。
[Res: 3671] Re: 3年前、それから16 忠太郎 投稿日:2008/04/08 (火) 11:09
〔抱いてください〕
翌朝、典子がいくつかの絵を描いてきた。かなりやる気だ。夜遅くまで描いていたのだろう。その中で典子が一番いいと思っている絵があった。私もそれがいいような気がしたので、そのイメージで設計にはいることにした。
木村氏も、現在のイメージをそのまま残すようなものがいい。という意見だった。庭園は、駐車場以外はほとんど手を加えることはしない。建物の解体も私か石田が立会い、使える古材・銘木はできるだけ残すようにした。
そんな時、石田の義父が亡くなり、奥さんの実家に行くために、4日間ほど休みになった。解体の現場は私が毎日立ち会った。その日の仕事が終り、土曜日だったので、現場の親方と次週の打合せを終えてから事務所に戻ったのが、8時ごろだった。典子は、まだ懸命に仕事をしていた。疲れているようだった。飯でも食いに連れて行ってやろうと思い
「典、もう終わりにしろよ。明日は休みだから飯でも喰いに行こう」
と、声を掛けた。いつもなら二つ返事で喜んで付いてくるのに深刻な顔をしていた。
「どうした。元気ないじゃないか?」
「ええ、実は、どうしても上手くいかなくて……、わたしにはやっぱり無理なのかな……」
「なに言ってんだよ。典子らしくないな。もうギブアップか」
いつもなら、直ぐに“そんなことありません!”と反発してくるのが、反応がない。重症のようであった。

典子の好きな焼肉を食べに行ったが、あまり食欲もない。
「なんだ、元気ないな。おまえ失恋でもしたのか」
そういった私の顔を上目遣いに、きっと睨むような眼をすると、直ぐに涙ぐむような眼に変わった。
「おまえ、泣くなよ。どうしたんだよ」
「あたし、今日は飲みたい……」
「いいけど、俺、車あるしな……」
「じゃあ、あたしのマンションで……」
「女の一人暮らしのマンションに行くわけにはいかないだろう」
「どうしてダメなんですか? あたしだって現場にも一緒にいってるのに……」
「なに、絡んでんだよ。分かったよ付き合うから」

送っていって適当な時間に、最悪の時は車を置いてタクシーで帰ろうと思い、途中で酒とつまみを買い込んで、典子のマンションへ行った。部屋にはいるのは初めてだった。1DKの部屋は、女の子らしくきれいにしてある。
「あたし、なんかおつまみ作りますね。所長、座ってテレビでも見ててください」
典子が、俄然元気になった。
「いいよ、つくらなくても。買ってきたものでいいじゃないか」
「所長は、あたしには料理なんかつくれないと思ってんでしょ……」
いちいち、絡んでくる。疲れているのかもしれない。やりたい様にさせてやろうと思い。テレビを見ているうちに、私もこのところの疲れが出たのか、ソファーに横になっているうちに、うとうとと寝てしまった。

時間にして1時間くらいだったと思うが、眼が覚めると典子が作った料理が何品か並んでいた。テレビは点けっぱなしで、典子の姿がなかった。気が付くとシャワーの音が聞こえてきた。
私は、何となくまた寝たふりをすることにした。スリッパの音がする、典子が浴室から出たようだ。鼻歌を歌っている、機嫌は直ったのだろうか。起きるタイミングが難しい。直ぐ近くに来た。湯上りのいい匂いが心地よい。と、不意に、私の唇が典子のぽってりとした唇で塞がれた。典子が抱きついてきた。
慌てて体を離そうとしたが、典子の腕は私の首をロックして、唇を離そうとしない。漸く唇を離し
「おまえ、脅かすなよ。びっくりするじゃないかよ」
典子は頸にしがみついたままだ。バスタオルで体を巻いているだけである。
「所長、抱いてください……」
立ち上がると典子は、バスタオルを自分で外した。健康な小麦色の裸身が眩しかった。じっと典子の眼を見た。初めて見る、思いつめたような眼だった。乳房も繁みも隠そうともしない。
「どうしたんだ……」
典子は、私の眼を伏目がちに逸らせた。
「寂しいんです。だから、所長に抱いてほしいんです。所長は、あたしのこと女となんか思ってないし、だから……」
「そんなことないよ。おまえは可愛い女の子だ、と思っているよ」
「女の子じゃないんです。女なんです!」
「ああ、可愛い女だと思ってるよ」
「ホントに? じゃあ抱いてください!」
「おまえとそんな関係になるわけにはいかないだろ。考えても見ろ!」
「迷惑はかけません。一度だけでいいですから、抱いてください」
また、体をロックするように抱きついてきた。思わず抱き返した。弾むような健康な体に分身が反応した。また、唇を重ねてきた。涙が滲んでいるような気がした。

「分かった。ちょっと待て、俺も汗を流してくるから……」
そういうと、典子は体を離して、母親が子どもの服を脱がせるように私のシャツのボタンを外し、ベルトを外し始めた。嬉しそうな顔をしていた。観念した私は、シャワーを浴びながら、不安になってきた。裕子にばれたら、大変なことになるのではないだろうか。ズルズルと典子との関係が続いてしまうのも困ったものだ。しかし、助手として典子ほど優秀なのは男でもなかなかいない。色々考えても、寝ぼけた頭では、考えはまとまらなかった。
濡れた体のまま浴室を出ると、典子がバスタオルを持って待っていた。母親のように私の体を拭き取った。腰にバスタオルを巻きつけて、もう一度ソファーに座った。典子はピッタリと脇に座った。
「少し、飲もう」
冷静にならなければ、と思った。缶ビールを開けて一気に流し込んだ。典子も一口飲んだ。飲み終えるとまた抱きついてきた。ゴムマリのような乳房が私の胸で弾んだ。抱き上げてベッドまで移動した。

裕子を初めて抱いた時のことを思い出した。裕子は、全くのマグロだったが、典子は、ただ子どもが父親に抱きつくように、抱きついてくるだけだが積極的だった。
首筋から乳房へと唇を移動しながら、乳首を含み舌で転がすと、典子は切ない息を吐いた。可愛い声が聞こえた。脇腹から中心へと移動し、繁みにキスをすると典子の体が微かに震えていた。
ピッタリと閉じられた内股に丹念に舌を這わせると、少しずつ緩んできた。そのまま膝を持ち上げながら脚を開いていくと、素直に応じた。濃い目の繁みの中で息づく淫裂は固く閉じられていたが、典子が自分で言ったように、十分に立派な女だった。
蜜が滲んでいた。ワレメに沿って舐めあげると“ひっ”という悲鳴が聞こえ、典子の体がピクッと反応した。

何度も舌でなぞる様に舐めると、ワレメは、蜜を湧き出しながら、花びらが迎える用意を始めた。隠れている花芯を強く吸い上げると、典子の四肢が硬直し、また可愛い悲鳴がした。
既に、はちきれそうに固くなっている分身をワレメに宛がった。典子の体が反射的にずり上がった。中は十分に潤いがあった。少し挿入すると“はああ……”という、喘ぐような溜め息が聞こえた。
“きつい”、もしかすると処女ではないのか、という不安が過ぎった。しかし、この年でまさか、そんなことはない。と打ち消した。更に奥へと挿入した。濡れてはいるが、ペニスが締め付けられるようにきつい。少し引いた。ゆっくりとピストンをしながら、典子の緊張を和らげていった。
突っ張っていたような体が、少しずつ力が抜けてきた。典子の声も柔らかい喘ぎに変わっていった。典子のワレメは私の分身を根元まで呑み込んだ。両手でお椀型の乳房を鷲掴みにして、腰を回した。典子が私の腰を抱えるように両手をまわしてきた。
グッと突くと、典子の体が弓なりに反り返る。膣の中の締め付けも強い。私も限界に近づいていた。
「中に出して! お願い、中に出して……」
「えっ、大丈夫なのか?」
「大丈夫なの、いいから!」
典子の言葉を信じて、私の分身は典子の中で勢いよく弾けた。弾けた後も典子は私の体を離そうとはしなかった。

裕子には、“今日は、付き合いで帰れない”と電話を入れた。裕子は、しつこく追及しないので助かる。
典子は、仕事と同じでセックスにも情熱的だった。何度も求めてきた。典子のぎこちないフェラだったが、ぽってりとした唇は包み込むような快感があった。
何度、典子を抱いたのかは曖昧だが、いつの間にか眠っていた。典子に起こされたのは、朝9時を回っていた。
[Res: 3671] Re: 3年前、それから16 忠太郎 投稿日:2008/04/08 (火) 11:10
〔1日パパ〕
「パパ起きて!」
私は一瞬、自宅と勘違いしたが、そう言ったのは典子だった。
「疲れた?」
典子のいつもの笑顔が戻っていた。が、直ぐに真剣な顔になり
「今日一日、あたしのパパになってください! お願いします」
と言った。なにか、思いつめているようにも見える。特に予定もなかったし、たまには、頑張ってきた典子に付き合ってもいいだろうと思い、裕子には適当な言い訳をした。

典子が仕度した朝食は、なかなかのものだった。
「これ、パパのためにずっと前から揃えておいたの」
夫婦茶碗、夫婦箸、湯呑みまで揃っていた。大変なことになってしまったような気がしていた。真剣に、これからこの女と、どういう風に接していけばいいのか、考えてしまった。とりあえず、こうなってしまったことを諦めた。今日一日は成り行きに任せようと思った。
心の奥底には“典子が、俺を困らすようなことはしないだろう”という甘えもあった。
「パパ、あたし東京タワーに行ってみたいの、まだ昇ったことないし」
好きなようにさせようと思った。

典子は、車から降りると、肩に頭を乗せ、ピッタリと私の腕を両手で抱えるように寄り添いながら歩いた。ミニスカートの典子をはじめて見た。少し恥ずかしそうにしているが、誇らしげでもある。脚がきれいだ。こんなにいい女だったことを改めて認識させられた。化粧はほとんどしていないが、いつも後ろでまとめている髪を、風に靡かせて笑う典子には必要なかった。
楽しそうにアイスクリームを買ってきたり、ポップコーンを食べたり、中学生や高校生と変わらない姿だった。早くに父親を亡くしている典子は、父親に甘えたという記憶は薄いのかもしれない。昨日からの私は、恋人だったり、父親であったりで、上司ではない。
昼は“もんじゃが食べたい”というので、浅草へいった。観たい映画があるというので、それも一緒に付き合った。映画館の中で私はほとんど寝ていた。典子は真剣に観ていたらしく、少し泣いたようだった。夕食は、折角ドレスアップしている典子のために、少し気の利いたレストランを選んだ。
食事を終えて車の助手席に乗った典子が、私の耳元に唇を寄せて囁いた。
「あたし、ラブホテルにいってみたい」
思わず、私の下半身が疼いた。

「パパとやっちゃったら、近親相姦になるぞ」
「いいの、夜になったらパパじゃなくて、彼氏なの!」
勝手な理屈である。ミニスカートから露出している太ももが眩しかった。仕種も、妙に色っぽくなったような気がした。唇を合わせると典子の舌が這入ってきた。ゴムマリのような乳房を掴んだ。今まで、作業服の下に、こんなに素晴らしい女体が隠されていたとは知らなかった。

ホテルでの典子は、夕べよりも一段と激しかった。雅子を抱いた後の裕子のセックスのようだった。
一緒に風呂にはいった。典子は、母親が子どもを扱うように私の体を隅から隅まできれいに洗った。私も典子を膝の上に抱き上げて、両手で体を弄繰り回しながら淫裂に指を挿れた。
もう中は洪水のように蜜が溢れていた。後ろに頸を反らせ、唇を求めてきた。舌を絡め合いながら花びらを弄び、花芯を弄り回すと、典子は呻くように体を捩りながら喘いだ。
ベッドで、私を仰向けにして自分が上になると、分身を握りながら自分の淫裂に合わせていった。私の眼を挑むような目をして見つめながら、根元まで分身を埋め込むとゆっくりと腰を動かし始めた。
女というのは、一度体を開くとこんなにも変わるものなのかと、つくづく思い知らされた。下から突き上げるたびに典子の体が軟体動物のようにくねり、私の上に被さってきた。豊かな乳房の感触を胸に感じた。
繋がったまま、上半身を起こすと、典子の四肢ががっちりと絡みついてくる。死んでも離さないといった激しさを感じた。また唇を合わせ、舌を絡めあって、典子の若い体を堪能した。
うつ伏せにすると、その円く豊かな美尻を突き出してきた。双臀を鷲掴みにして激しく貫くと、典子はシーツに顔を埋めて喘ぎを殺した。何度も突き上げた。典子の声も次第に悲鳴に近くなっていった。そのまま私の分身も力尽きた。

[3669] サイドストーリーが MM 投稿日:2008/04/08 (火) 01:56
サクラチルの藤島様はどうしておられるのでしょうか?
サイドストーリーが拝見できればと思います。
戻ってきてくださることを望みます

[3664] 3年前、それから15 忠太郎 投稿日:2008/04/07 (月) 10:22
〔木村氏との話〕
とりあえず、ビルの改装工事の設計管理を請けることにした。木村氏の書斎で図面を見ながら簡単な打合せをした。
独立の話しは、1年ほど前から社長と話し合っており、木村氏からの勧めが丁度良いタイミングだったので、独立して事務所を開くことにした。それなりの準備もしていたので、融資の話はお断りしたが、事務所は丁度いい物件があり、木村氏のビルを借りることにした。
郊外にあるビルで、改装をするのもそのビル、ということもあり都合が良かった。
その後の計画案も木村氏は提示してくれた。独立するのには、何と言っても仕事の確保が第一だ。

仕事の話は、30分ほどで終った。
「ここからは、プライベートな話しをしましょう」
木村氏から思いもしない申し出があった。
“雅子を抱いてやってほしい”という話しだった。
「雅子が珍しく、貴方との体の相性がピッタリだったというのです。もう一度、健ちゃんに抱いてほしい、抱かれたい。と私に言ってきたのです。もちろん、これは仕事とは全く関係ありませんから、交換条件のような気遣いは無用です」
仕事のほかに“いい女”まで付けてくれるという条件は、滅多にない。私としては、ことわる理由は何もないが、これでは話がうますぎる。もしかして、と思っていたら案の定
“僕も裕子さんを口説いてもいいですか”と切り出してきた。
事の成り行きからしても致し方ないようにも思える。ビジネスはビジネス、プライベートはプライベートとはいっても、単純に割り切れるものでもない。

このとき、あのスワッピングパーティーの時から蠢き始めていた、私の少し歪んだ欲望が芽を出した。
「そうですね。木村さんなら野暮な口説き方はしないでしょうから、裕子が承知すれば構いませんよ」
と、承諾した。あれ以来、裕子がどんな風に変わっていくのかを見てみたかった。
食事の後、“現場調査” という名目で、木村氏が所有するホテルを見学に行くことにした。
雅子は状況を把握していたが、裕子は全く解らず、純粋に“現場調査”についていくつもりでいた。
[Res: 3664] Re: 3年前、それから15 忠太郎 投稿日:2008/04/07 (月) 10:22
〔スイートルーム〕
そのホテルは前から知っていましたが、まさか、それが木村さんの所有するホテルだったとは驚きでした。木村さんは支配人を呼びつけると、カードキーを受取り、わたしたちだけでエレベーターに乗り込み最上階まで上がりました。
そこは、このホテルの最高のスイートルームで海が見える素敵な部屋でした。
わたしはバカなことを訊いていました。
「この部屋をリフォームするんですか?」
「そうだね。この部屋を裕ちゃんの好きなようにリフォームしてもいいよ」
さすがに、頓珍漢なことを訊いたということが自分でも解りました。
「もう、からかわないで下さい!」
木村さんは笑いながら、
「いや、この部屋を参考にしてほしいと思って、見にきたんだよ」
その木村さんのいうことをわたしは、すっかり信じていました。
「だから、今日は裕ちゃんにここに泊ってもらって、色々と見ていただいて、こうした方がいいとか、ああした方がいいとか、後で意見を聞かせてほしい。パパと二人で楽しんでいいから」
「ホントですか! こんな豪華な部屋なんて泊ったことないから、うれしい!」

わたしは木村さんの“参考意見を聞かせてほしい”という言葉をすっかり信じていました。
ルームサービスでワインとチーズなどが運ばれてきました。4人で乾杯して歓談した後に、木村さんが
「下のバーに行きましょう」と。
木村さんと一緒に歩いていると、ホテルの従業員の人たちが緊張気味にお辞儀をしてきます。わたしまで偉くなったような気分でした。
テーブルについて、少し飲んでから、
「踊りましょう!」
木村さんは、さっさと私の手をとり、リードしてきます。パパも雅子さんと踊り始めました。あのときの、そう、あのパーティーの時の全裸で踊ったチークタイムが思い浮かび、一瞬、淫らな気持ちになり顔が赤くなりました。
そのとき、私はミニのワンピースを着ていました。雅子さんもわたしに合わせて、出掛ける時に、同じようなワンピースに着替えていました。
気がつくと、木村さんにピッタリと体が密着していて、わたしの胸が時折、木村さんに触れ、木村さんの股間のものが腰の辺りに触れてきました。

雅子さんとパパを見ると、雅子さんは既にパパの頸に両腕を巻きつけて、しな垂れかかるように抱きついて踊っています。パパの顔もにやけている様で、見ていると胸がジリジリと焼けるようで、体中が熱くなっていきました。
その時、木村さんに強く引き寄せられ、わたしも木村さんに体を預けるようにして、
“パパに見せ付けてやる!”と思いました。
踊り終わってから、自然と、パパと雅子さんが並んで座り、わたしは木村さんの隣に座りました。
木村さんの手が、わたしの膝の上に載ってきました。知らん振りをしていましたが、その手は、次第に上に向って移動しながら、太ももの内側を徘徊し始めました。ピッタリと太ももを閉じて手の侵入を拒みました。
耳元で木村さんが小さな声で、
「健さんに、裕ちゃんを口説いてもいいって、OK貰ったんだけど……」
その瞬間、また体が熱く燃えるようになり、パパの方を見ました。もう二人の唇は重なっていました。わたしの唇も塞がれました。
[Res: 3664] Re: 3年前、それから15 忠太郎 投稿日:2008/04/07 (月) 10:23
〔パパ、イク〜〕
「このまま抱いて!」
部屋に戻ると、雅子は直ぐに唇を寄せて絡み付いてきた。まさに“絡み付いてくる”のが雅子なのだ。それが下品ではなく、しなやかで名前のように優雅さがある。
“セックスにも品格があらわれる”と木村氏が言っていたが、雅子を見ていると納得できる。ワンピースの背中のファスナーを下ろすと、雅子は自分で肩から紐を外した。足元に黒のワンピースが落ちると、あの見事な裸身が目の前にあった。ワンピースのほかは何も身に着けていなかった。
跪くと私のベルトに手を掛けてパンツを下ろし、分身を咥えてきた。裕子も木村氏に抱きしめられながら脱がされていた。
寝室は二つある。両方ともダブルベッドが二つ並んでいる。木村氏が眼でサインを送ってきた。同じ寝室でやろう、というのだ。木村氏が、裕子を抱きながら右側のベッドに移動した。私は雅子のフェラを楽しみながら、まだリビングにいた。

雅子の口の中にフィニッシュしてからベッドルームに入った。木村氏のクンニで裕子が背中を反らせて悶えていた。表情が可愛い。雅子がクンニをせがんできた。空いている左側のベッドに雅子を仰向けにして大きく脚を広げた。洪水になっている蜜を、音を立てながら猫のようにしゃぶった。
裕子と雅子の二人の声が体を熱くした。木村氏の肉棒が裕子を貫いていった。喘ぎながら薄目を開けた裕子と眼が合った。助けを求めるような、私を責めるような眼差しだった。
私も雅子に分身を埋め込み、激しくピストンした。色っぽい、ハスキーな喘ぎが分身を硬くしていった。

「パパ、パパ、イク〜の、イっちゃう……、ゴメン……」
裕子が私の右の手首をしっかりと掴んできた。その手を握り返してやると
「もうダメ、イク、イク、イっちゃう……」
悲鳴に近い喘ぎとともに裕子は、ぐったりとなった。体全体で大きく呼吸をしている。目尻から一筋の涙がつたって落ちた。眼を瞑ったまま動かない。

雅子の息も荒くなってきた。私の腰にガッチリと脚を絡みつけ、頸には腕を絡みつけてくる。昂ぶったときの雅子のクセのようなものだ。膣の中の分身も絡め取られるように締め付けられ、そこから全てを吸い取られるような恍惚感が全身に充満する。
雅子も、裕子の啼き声に刺激されたように、可愛い声で、激しく啼きながらイッた。
イッた後も、雅子の四肢は絡みついたままで、分身も吸い込まれたままだ。鮟鱇ではないが、このまま、この女と一体になってしまうのではないだろうか、と思わせる。
[Res: 3664] Re: 3年前、それから15 忠太郎 投稿日:2008/04/07 (月) 10:24
〔前と後〕
すぐ脇にパパがいるのが分かって、気が動転してしまいました。でも、わたしの体は、逆に木村さんの手や舌の動きに翻弄され、敏感に反応してしまいます。
夫に見られているという恥ずかしさで、頭が真っ白になり、雅子さんと繋がっている夫を、引っ叩いてやりたいような嫉妬心で、体が燃えるように熱くなっていました。
木村さんに突き上げられる度に、体の中を電流が流れ、痺れが全身に拡がります。木村さんに、遠くへ連れて行かれてしまうような気がして、思わず夫の手を掴んでいました。
その後、目の前に赤い霧がかかったようになって、体が蕩けていったのです。

気がついたとき、パパに抱かれていました。なぜか、懐かしいような切ない気持ちになるのは、どうしてなのでしょうか。“パパ、パパ……”と叫びながら、激しくキスをしました。その時は、隣のベッドに雅子さんと木村さんがいることすら意識にありませんでした。
再び勃起してきた夫のモノを口に含みました。雅子さんから取り返したようで、夢中でおしゃぶりしました。
その時、後ろからお尻をしっかりと抱えられ、木村さんの硬くなったモノが這入ってきたのです。
夫のモノに夢中になっていたわたしは、そのときまで気がつきませんでした。でもわたしのお尻は、別な生き物でもあるかのように、淫らにくねりながら木村さんのモノを誘い込むように迎え入れていきます。
木村さんは、ゆっくりとピストンをします。わたしは、パパのモノを絶対に口から離さないように、神経を集中しようとするのですが、木村さんのピストンが、それを散漫にしていきます。後ろから蕩けるような痺れが全身に拡がってくるのです。でも、このとき、初めて充足感というか、女としての幸せを感じていました。
[Res: 3664] Re: 3年前、それから15 ノリ 投稿日:2008/04/08 (火) 00:56
いいですねーーー
忠太郎さんこれからも続けてーー

[3662] エロスを旅して たら 投稿日:2008/04/07 (月) 02:07
この物語及び発言等は全てフィクションです。はじめまして。私は自称プロカメラマン。日本全国エロスを求めて小銭稼ぎをしてる40代独身です。最近の心配事はガソリンがいつ、また値上がりするかって事です。軽とは言え、全国旅する私はほんと死活問題なんですよ。まぁ難しい話は分かりませんが。さて本題ですが、私は主にアンダーな出版社にアンダーな写真を売って生計を立ててる身であります。この間は痴漢激撮を狙い満員電車に乗り込みました。私が狙うのは、触られてるお尻や触ってる手じゃなくて、触られてる女性の表情や触ってる男の白々しい顔です。最初に言っておきますが、私は心をお金でいくらでも売れる外道です。困ってる人を助けるでもなく、逆にお金に替えようしてる奴なんです。つづく

[3656] 3年前、それから14 忠太郎 投稿日:2008/04/06 (日) 21:11
相変わらず、ダラダラです。

〔脱皮〕
裕子も私も、パーティーの事を話題にするのは、意識的に避けていた。私は、裕子に訊いてみたいことが色々とあった。おそらく裕子も同じようにあったと思うが、何となくお互いに口に出すことに恐さがあった。
その代わりか、夜のセックスは激しく燃えた。互いに嫉妬をぶつけ合う様な激しさがあり、その裕子の激しさの中に、私を責める様な気持ちが、ありありと見て取れた。特に、一週間位の間は毎日、激しく燃えた。まるで、“パパは、あたしのものなの、誰にも渡さないの!”とでも言うような激しさで、悶え、喘ぎ、熱く狂った。凄みさえ感じる時もあった。
燃え尽きた後は、全裸のままぐったりと私に抱きついて眠った。

翌朝になると、二人の女の子の良きママとなる。女というのは色々な顔を持つ。男にもあるだろうが、裕子を見ていて、朝になると、夜の娼婦のような顔をおくびにも出さないことに感心させられる。女としても、人としてもまた一つ脱皮をしたように思えた。
お互いに気持ちも醒めて、漸く以前の生活のリズムに戻ってきた頃、“また誘われたら、スワッピングをするのか?”と訊いてみた。
「もう、いいわ。パパが離れていっちゃうような気がするから……」

裕子の激しさは、私を“繋ぎ止めよう”との思いだったのかもしれない。
子どもを寝かしつけるまでは、優しいママの顔。子どもが寝付くと、淫乱とも言えるような娼婦となる。私が風呂にはいっていると、必ず後から入ってきた。そして、抱きつくようにして私の体を洗い、分身を口に咥える。かつてはなかったことだ。十分に勃起すると、ある時は座位で、ある時はバックからと、挿入をせがむ。
兎に角、一時も体を離れようとしない。風呂から出ても全裸のまま一緒に布団に入り、また激しく燃える。
私に、雅子とのセックスを忘れさせようとしているようでもあり、裕子自身が木村氏とのセックスを忘れるために燃え尽きようとしているようにも思えた。逆に考えると、それほど、木村氏とのセックスが忘れ難いものだったのかもしれない。
私も、裕子を抱いていながら、ふと、雅子とセックスしているような錯覚をするときがあった。裕子も、木村氏に抱かれているような想像をしているのだろうか。繋がっているときも、“パパ、パパ!”と呼びかけるようになった。
[Res: 3656] Re: 3年前、それから14 忠太郎 投稿日:2008/04/06 (日) 21:12
〔恐れ〕
初めての、夫以外の男性とのセックスは、やはり強烈な後遺症が残りました。とても簡単に割り切れるものではありませんでした。
特に木村さんとのセックスは、頭が真っ白になるほど翻弄され、自分を失ってしまいました。このまま、またこんな経験をしたら、どうなってしまうのだろう………。と、自分で自分を抑えることができなくなるような恐さを感じました。
夫に“もう、したくない”といったのは、そんな自分を必死で抑えようとしていたから、口に出すことによって、その気持ちを打ち消そうとしたのです。

自分の気持ちでありながら、複雑で、自分にも理解できないことがあります。
木村さんとのセックスは良くなかったのか。と問われれば“NO”です。良かったのか、と問われれば“YES”なのです。
夫以外の男性とセックスしたくないのか。と訊かれれば“YES”ではありません。
では、夫のことを愛していないのか。と言われると、絶対に“NO”です。絶対に愛しているのです。前よりも、ずっと、ずっと愛しているのです。
その気持ちを夫に解ってほしくて、毎日、抱いてほしくて、ずっと、一緒にいたくて堪りませんでした。“やっぱり、パパが一番!”なのです。

でも、パパに抱かれている時でも、無意識の中に木村さんをイメージしてしまう時があるのです。そんなときは、それを払拭するために自分から積極的に、激しく求めました。くたくたになるまでパパに抱きついていったのです。それでも、完全に払拭することはできませんでした。
[Res: 3656] Re: 3年前、それから14 忠太郎 投稿日:2008/04/06 (日) 21:13
〔仕事の依頼〕
木村氏から、会社に電話があった。私も四六時中、女の事ばかりを考えているわけではない。仕事もしている。都内にある設計事務所に勤めているが、その事務所に、私を指名で、木村氏より設計の依頼があった。何故かとも思ったが、名刺交換をしていたので、考えてみれば不思議はない。
男とは得てして、仕事先の付き合いばかりで、地元の付き合いなどは妻に任せっきりな場合が多いが、私もそうである。したがって、木村氏がどんな人なのかもよくは知らなかった。
ただ、住まいのマンションから考えても“お金持ち”であることは、容易に想像がつく。だが、実際は、私の予想を遥かに超える資産家であることが、次第に明らかになっていった。
所有する不動産だけでも、マンション、ホテル、貸しビル、駐車場等々、ちょっと挙げただけでも相当な資産である。人の財布を覗いても仕方がないが、溜め息が出るほどの額になる。
そんな木村氏から依頼があったのは、自社ビルの内装工事の設計依頼だった。これは、あとで判ったことだが、あの件の後に、木村氏は裕子と私に興味を持ち、私の仕事とかを調査し、今までに私が手掛けた建物を見て依頼をしてきたらしい。

仕事の打合せ旁、この前のマンションに、裕子と二人で夕食に招待された。あのパーティーから一月近く経った頃だった。
裕子は、“木村さんと顔を合わせるのが恥ずかしい”と言ったが、
「パパの仕事のためなら、仕方がないわね……」
と、恩着せがまく承知した。私も、雅子と顔を合わせるのは、少し照れるが、仕事としては悪い仕事ではない。10人足らずの設計事務所には有り難い仕事である。社長も挨拶に行きたいと言ったが、木村氏より、私だけで良いと断られた。

約束の日に、裕子と二人で木村氏のマンションを訪ねた。雅子が迎えてくれた。相変わらずいい女である。木村氏も直ぐに玄関まで出て迎えてくれた。
木村氏が、“超”のつく資産家と判って、改めて為人を見てみると、この人は持って生れた育ちの良さの様なものがあり、傲慢なところがない。俄か成金ではないということだろう。
「この前はお疲れさんでした……」
含みのある眼で木村氏が、裕子を見つめ微笑みながら言った。
「あら、木村さんこそ、お疲れ様でした」
意外と度胸の据わっている女である。しゃあしゃあと切り替えした。
そんな裕子に、木村氏は興味を持っているようだ。なんとなく、からかいたくなるところが、裕子にはある。雅子はニコニコしてそれを眺めていた。
[Res: 3656] Re: 3年前、それから14 忠太郎 投稿日:2008/04/06 (日) 21:14
〔独立の条件〕
木村さんからの仕事の話は、願ってもない条件でした。
木村さんが持っているマンションやホテルなどの不動産が、こんなにいっぱいある、すごいお金持ちとは知りませんでした。その建物のリフォームやリニューアルなど設計管理を全て任せるから、独立しないか、と云う話です。必要なら独立するための資金も出すと言うのです。
でも、あまりにうますぎる話なので心配でしたが、仕事のことは全くわかりませんので、夫に任せるしかありませんでした。

木村さんが夫に“見てほしいものがある”といって、夫と別な部屋にいってしまったので、雅子さんと二人だけになりました。
「裕ちゃん、この間の、どう、よかった?………」
どう答えたらいいのか、困っていると、
「うちのが、裕ちゃんと相性がピッタリだ、って喜んでたわ」
「雅子さんは、そういう風にご主人に言われても平気なんですか?……」
「平気じゃないわよ。嫉妬するわよ。でも、うちのはわたしのものなの。わたしを愛しているのは解るから、悔しいけどそれが愛情の裏返しみたいなものかな……、ウマく言えないけど、お互いの愛情は深くなるような気がするわ」
雅子さんから“裕ちゃんの体を、うちのが絶賛していたわよ”とか、“セックスの相性が悪い人とは、お付き合いしてもうまくいかないの”とか、恥ずかしくなるような露骨なことまで言われても、それが、雅子さんの口から出てくると、不思議とセックスに対する嫌らしさが無くなり、むしろ言われることに誇らしささえ感じるようになるのです。

「裕ちゃんにお願いがあるんだけど……」
雅子さんの願いというのは、“もう一度、健ちゃんに抱かれたい”ということだったのです。
木村さんと同じように、雅子さんもパパとの相性がピッタリだったというのです。
あの時、雅子さんとパパが繋がったまま立ち上がり、雅子さんが両手両脚をしっかりと絡み付けていた光景が浮かんできました。
あの時は、雅子さんに夫を盗られてしまうような気がしましたが、そんなこともなく、しっかりとわたしの元に戻ってきました。夫の、わたしへの愛情も変わることはありませんでした。
でも、何度もこういうことがあったら、それでも、大丈夫なのだろうか……。でも、ダメになるものなら、縛り付けておいたとしてもダメになるし、大丈夫なものは、自由にしておいても大丈夫なのではないだろうか。という自分自身の結論に達しました。
「いいですよ。雅子さんならいつでも貸してあげます」
自分でも驚くほど、さっぱりと言ってしまいました。雅子さんの顔が、ホントに嬉しそうだったのが気になりました。

[3636] 他人に墜ちていく妻8〜涼子編〜 澤野幸志朗 投稿日:2008/04/03 (木) 18:38
初めてのアナル・・・

涼子にとっての初めてのアナル。

直樹によって昏睡時にアナルをほぐされていて激痛もなく・・・お尻の穴に男性器を挿入されることに違和感を覚えながらも・・・何か変わった快感を、いや精神的に責められる自分に対して何か変な気分を感じていた涼子でした。



直樹のアナル挿入は休憩を入れながらも一時間ぶっ続けで、その頃には涼子も、最初の抵抗や嫌がる拒絶的な喘ぎではなく、快楽を貪るように、直樹の挿入に動きを合わせて、直樹のキスの要求にも応えるほどに・・・・

涼子「はぁぁぁぁぁっぁぁ〜、凄いっ凄いわぁ〜お尻の穴がぁぁっぁぁぁ〜〜」

直樹「涼子ぉ〜お前のアナルは最高だよぉ・・・」

涼子「もうぅだめぇっ・・な、何度もイッて身体が・・はぁぁっぁ・・・・」

直樹「だ、出すよっ、涼子っ、ア、アナルにぃぃぃ・・・」

より激しくなる直樹のグラインド

涼子「はっぐぅぅっぅぅぅっぅぅぃぃイクぅぅぅぅっ・・・」


直樹と涼子はそのままベットに横たわりました。




成男「香織〜、これ不倫かぁ?」

香織「・・・不倫・・だけど、・・何か・・・ちょっとおかしいわねぇ・・直樹の奴。」

成男「どう見ても、あの女はアノ男に騙されてる感じだな」

香織「訳分かんない・・けど・・」

成男「・・・けど、これって、アノ男から金を巻き上げられるし、女も頂ける・・・ひひひ・・」

香織「成男ぉ〜、あんたぁ、あたしがいるでしょう!もう!!」

成男「へへへ、香織ぃ〜お前は彼女だよぉ〜」

香織「じゃあ、涼子はどうする気よぉ〜」

成男「ひひひ、一度奴隷とかさぁ、廃人奴隷って奴に興味あってさぁ〜ひひひひ・・・・」

香織「・・・や、やりなよ!涼子をっ、アイツの幸せな家庭を崩壊してよっ!」








直樹と涼子はお互いを支えあいながら、シャワーを浴びに行きました。


涼子「・・もう!・・」と直樹を睨みながら下を向き口元が緩み、「バカバカっ!」

直樹「俺はお前の事好きなんだ、昔からね。だから嬉しいよ」

涼子「・・・だ、だめよっ、お互い家庭を大切にしなきゃ・・」

直樹「それは分かってるよ、けど涼子を思う気持ちは・・・」

涼子「だ、だめ・・」

直樹は涼子を見つめると唇を重ねました、それを拒まず受け入れる涼子。

涼子の心の中で「少しの間・・・少しの間、直樹との関係も仕方ないのかも・・・」そう感じていました。

まだ女として求められ、愛される・・・・旦那と倦怠期にある涼子は、実も知らずの男性などよりも同級生の直樹となら気を使わず、自然で居られる・・・

いけない事、そう分かってはいるものの、直樹とのメール交換を済ませホテルを出たのでした。
[Res: 3636] Re: 他人に墜ちていく妻8〜涼子編〜 みか 投稿日:2008/04/03 (木) 19:36
投稿ありがとうございます。
凄く興奮しながら読ませて貰いました。
廃人奴隷に期待してます。
続きをお願いしますね!
[Res: 3636] Re: 他人に墜ちていく妻8〜涼子編〜 恭子 投稿日:2008/04/05 (土) 01:48
続き期待してます。
早く読みたいです。
[Res: 3636] Re: 他人に墜ちていく妻8〜涼子編〜 らいず 投稿日:2008/04/05 (土) 23:44
そろそろあげてください
[Res: 3636] Re: 他人に墜ちていく妻8〜涼子編〜 珍棒 投稿日:2008/04/06 (日) 14:12
ワクワクしながら読ませていただいています。
次が待ち遠しくなります。
[Res: 3636] Re: 他人に墜ちていく妻8〜涼子編〜 もう 投稿日:2008/04/10 (木) 19:04
見た目をケバく改造してほしい。
[Res: 3636] Re: 他人に墜ちていく妻8〜涼子編〜 ゆう 投稿日:2008/04/12 (土) 02:16
前作同様に外見もバッチリ変えちゃって下さいね。
そろそろ、続きが読みたいです。
[Res: 3636] Re: 他人に墜ちていく妻8〜涼子編〜 両津 投稿日:2008/04/12 (土) 12:04
男に騙されれば騙されるほど…
夜の街に翻弄されればされるほど…
化粧が厚くなっていった…。
理由は…弱い自分を隠すため…。
昔は質素でいい人だったのに、悪い男に騙され身を持ち崩して…
下品で派手で好色な女になってしまった同級生はいませんか?
派手で強気でいやらしい顔やいでたちなのに…
その実、自虐的なドマゾ女…そんな女性逢ったことありませんか?
飲み屋のカウンターで一人むせび泣く夜の女…
涙で崩れたアイラインや赤い口紅に…
知らない街に一緒に逃げようと…
一晩中互いに貪り合おうと…
言いたくなった事ありませんか?
今回の女優さんはバツイチ子持ちの松浦ユキさん(37歳)は…
そんな感じの厚化粧の女です…。
スケベで派手な顔と身体をしていたばっかりに…、
悪い男達に淫乱なセックスを教え込まれた…
そんな女の人です…。

こんな話もおねがいします
[Res: 3636] Re: 他人に墜ちていく妻8〜涼子編〜 ウルフ 投稿日:2008/04/12 (土) 17:18
アナルプラグに悪魔のしっぽみたいにして、
ボディタイツにケバメイクと金髪にして
乱交パーティーデビューとかのエピソードも頼みます。
[Res: 3636] Re: 他人に墜ちていく妻8〜涼子編〜 のり 投稿日:2008/04/16 (水) 12:24
続きをお願いします。
展開が楽しみです

[3627] 女神たちの祭2 忠太郎 投稿日:2008/04/02 (水) 20:37
〔さとみの決意〕
本来であれば、総代として皆を束ねる家柄でもあり、智美の家のお陰で暮らしを立てている人たちも大勢いるので、智美の家から女神が出なくても、表立って不平不満を言う村人はいないだろう。
だが、祖母の美津子も、母の由紀乃も、自分たちが率先して女神となり、村の伝統を護ってきた。それにどんな意味があるのか智美には理解できなかった。こんなくだらない祭りは無くなってもいいのではないか、とも思う。守り通していく意味があるのだろうか。何度も自問自答を繰り返した。
そんな智美を決断させたのは、祭りの時機になると、一層艶やかに輝きを増した由紀乃の姿であった。それが何であるのかを智美は知りたかったのである。
智美が25歳、母の由紀乃は46歳、祖母の美津子が69歳の夏であった。

由紀乃も、娘の智美が出るということで、女神を集めることに奔走した。村人も、“総代の家の智美さんが出る”ということになると、簡単には断れない。そんなこともあってか、その年は9人の女神が集まったのである。
丁度、夫の史郎は海外出張となり、智美は、祭りを挟んで二ヶ月間を実家で過ごすことになった。
由紀乃が段取りをした女神たちの家を、一人一人、由紀乃と一緒に挨拶に回ったり、当日の細々としたことを、由紀乃や美津子から教えてもらった。
その二ヶ月の間に、源次は、仕事の打合せで、何度か智の所へ来ていた。智美も小さい時から“源おじさん”といって親しんでいたので、家族同然のような感覚であった。その源次が“坊主男神”であるということは、由紀乃からも一切聞かされてはいない。
神殿内のことは、絶対に洩らしてはならないという決まりがある。例えその祭りの翌日に顔を合せても、神事の世界のことなので、それは別の人であり、外界とは繋がらないことなのである。
もちろん、坊主男神が源次である、ということは、由紀乃はもちろん、智も美津子も知っていることなのだ。
美津子は、源次の筆おろしをしてあげたが、由紀乃は源次に、本当の意味での女としての開花をさせられたということもできるだろう。しかし、源次はもちろん、そのことを口にする者は誰もいない。
[Res: 3627] Re: 女神たちの祭2 忠太郎 投稿日:2008/04/02 (水) 20:38
〔源次への香典〕
祭りを一ヵ月後に控えた暑い日であった。源次の母親の節が80歳で他界した。
源次は、20年前に父親が死んでから、ずっと母親との二人暮しだった。源次の家は智の邸から丁度、山の裏側にある沼の畔にある。祖父の代から智の家の山林を護ってきた。小さい時から、父親の仕事を手伝い、去年他界した智の父、智次郎にも子どもの頃から可愛がられていた。
母、節の葬儀も済み、源次は天涯孤独の身となった。母親を大切にしてきた源次にとって、母の死は余程応えたのであろう。空元気にやせ我慢をしていても、智や由紀乃には、その落胆振りが可愛そうなほど分かった。
節の初七日が済んだ翌日、智が由紀乃に言った。
「源次に香典をやってくれ」
と、勿論、十分な額の香典は智から既に出してある。それを承知の上でのことだ。
智の眼を暫く見つめていた由紀乃は、決意の表情で智に頷き返した。

その日の夕方、由紀乃は一人で源次の家に行った。そのときの浴衣姿は、あの女神になったときの決意を示す、艶やかなものだった。
「お母さんにお線香を上げさせて」
不意に訪れた由紀乃に、源次は慌てて座布団を差し出した。仏前に手を合わせ源次と向き合った。
「源さん、寂しくなるけど元気出してね」
優しく染み透ってくるような由紀乃の声に、源次は、じっと堪えていたものが頬をつたって流れた。
すくっと立ち上がった由紀乃は、唖然としている源次の目の前で、スルスルッと帯を解き、浴衣を足元にすべり落とした。
白い肌、豊かな胸と引き締まったウエストからまろやかに曲線を描く豊臀、中心にある薄い翳り、些かも衰えを感じさせない、源次にとっての女神が目の前に現れたのである。
源次は口を開いたまま茫然と由紀乃を見つめていた。由紀乃は前を隠そうともせずに源次に歩み寄っていった。そして、阿呆のように座ったままの源次の顔を両手で挟むと、その顔を中心の翳りに引き寄せた。
「さあ、元気を出すのよ。私からのお香典だから受け取ってね」
そう言いながら由紀乃は、涙で濡れた源次の顔を更に強く淫裂に押し付けた。
それでも源次は泣くばかりであった。その時由紀乃は、いったん源次から体を離すと自分も座り、源次の眼を見つめた。それは力のない男の目だった。次の瞬間、バシッと由紀乃の平手打ちが源次の左頬を襲った。
眼が覚めたような源次の顔に少し生気が戻った。今度は右頬に平手打ちが入った。
「坊主男神になりなさい!」
由紀乃の叱咤に、源次はすばやく立ち上がると素っ裸になった。半立ちの男根が悠美の目の前に現れた。躊躇することなく由紀乃はそれを咥えた。それは見る見るうちに硬く反り返った。
源次は両手で由紀乃を立たせ唇を合わせていった。絡み合う由紀乃の舌が、源次の精気を奮い起こした。力いっぱい由紀乃を抱きしめ泣きながらその乳房に顔をうずめた。そのまま体を沈めながら、反り返った男根は、由紀乃の淫裂を貫いていった。
由紀乃は源次の膝の上で、繋がったまま抱かれていた。そのまま二人は固まったようにじっとしていた。
動いたのは由紀乃のほうだった。繋がったまま、源次の胸を押して仰向けにすると、源次の上で喘ぎ始めた。由紀乃の動きのリズムに源次が合せた。突き上げるたびに由紀乃のあごが上がり、喘ぐ声が激しくなった。
由紀乃は既に何度も頂点に達していたが、源次にも限界がきた。源次は状態を起こし、由紀乃を仰向けにして由紀乃の両脚を肩に高々と抱えた。そして深々と貫き、激しく抽挿を繰り返しながら由紀乃の中で勢いよく果てていった。

大きな源次を、由紀乃が子どもをあやす様に抱いていた。そして源次の耳元で由紀乃が囁いた。
「今日の源さんはこれで終わりなの? 情けないぞ」
源次が顔を上げた、その表情はいつもの精気に満ちた源次の顔だった。
坊主男神が復活した。由紀乃を後ろから抱え上げ、胡坐をかいた膝の上にのせると大きく太ももを開き、熱い淫裂を弄びながら、由紀乃の肩から首筋へと唇を這わせていった。
由紀乃は自分からうつ伏せになって、豊臀を源次に差し出した。濡れた淫裂が欲している物を、源次は十分に与えることができた。何度も、何度も穿ち続け、由紀乃の悦楽の声が止むことはなかった。
[Res: 3627] Re: 女神たちの祭2 忠太郎 投稿日:2008/04/02 (水) 20:38
〔智美の開花〕
その年に女神になる9人の中で、初めてその役目を担うのは、智美のほかに二人いた。
智美の不安を余所に、その二人はさばさばとして割り切っていた。典子は地元の娘で、4年前に婿を迎え、子どもが一人いる。年は28になる。亭主の秀夫は、村に来てから男神として4年間、毎年出ていた。
それもあってか、祭りに対してはそれなりの理解もあり、典子が女神を務めることに関しても、複雑な気持ちなのは当然だが、理解を示している。秀夫も、由紀乃に世話になった一人である。
祭りの事で、典子のところへ智美が訪問した時、秀夫は、智美を見て“典子が女神でなければ、俺も男神になれた”と悔やんだ。秀夫にとっても、源次と同様に由紀乃が女神であり、その再来のような智美を見れば、また、血が滾るのである。

もう一人の恵子の家も智美は訪問した。恵子は夫の五郎と職場結婚で、隣の県から嫁いできた。すぐに男の子が生れたが、年はまだ23である。五郎は地元の人間だから、18歳の時から男神として出陣している。
由紀乃のことは勿論よく知っている。
恵子は、年の割には男性経験もあり、五郎から聞かされていることもあって割り切っていた、と云うよりも楽しみにしている様子さえ見受けられる。話をしても、史郎しか男を知らない智美のほうが、圧倒された。
9人中残りの6人は何度か女神を経験しているので心配はない。
結局、一番心配なのが自分であるということがわかった。

智美には、典子にしても恵子にしても、あんなにさばさばと割り切れることが理解できなかった。まして恵子は、他所から嫁いで来た娘である。
智美も、母譲りで自他共に許す“行動派”ではあったが、複雑な気持ちはなかなか拭えなかった。
祭りが近づくにつれて、疼いてくる体を史郎に鎮めてほしいと思うのであったが、肝心の史郎は海外出張でいない。悶々とした日が何日もあった。どうしようもなくなって、自分で慰める夜も幾度かあった。
そんな日々の中で智美は、総代なのだからみっともないことはできない、といった“特攻隊”のような心境から徐々に、なにかスポーツの試合に臨むような気持ちに似ていると思った。気持ちの奥底では割り切りができていた。そんな智美を、由紀乃も安心してみていたようだ。
この前、源次に香典を届けにいったとき、繋がったまま源次に抱かれている耳元で、
「今年は、智美が出るからね……」
と呟いた。源次は、由紀乃のその呟きを“私と同じように護ってあげてね”と言われたものと思った。

祭りの最後の日、智美は、由紀乃の浴衣を着て出掛けた。由紀乃は世話人として、女神たちの食事などの面倒を見るために、そのまとめ役として既に、朝から出ていた。
祖母の美津子が、由紀乃に言った様に、孫の智美に
「楽しんでおいで!」
と耳打ちした。智美は、恥ずかしそうに微笑みながら頷いた。美津子が見送った智美の後姿は軽やかだった。
智美の家から女神神社までは、歩いて15分ほどの距離にある。智美が神社に着いたのは、丁度10時頃であった。典子も恵子も既に来ていた。
昼食が済み、入浴をし、早めに夕食を取ると、世話人役としての由紀乃たちの役目は終わり、薄暗くなってきた頃には女神たちだけが残る。今度は、智美が仕切らなければならない。
夕食後に入浴し、肌襦袢を身に着ける。下には何も着けない。さすがに女神たちも無口になり、緊張が顔に出ている。
「そろそろ神殿に行きましょう」
智美の声で、皆が立ち上がり、緋毛氈に雪洞の灯りは全く変わっていない。
智美は、試合に臨む柔道の選手のように神殿の上座に座った。他の女神たちは、女神を務めた数の順で智美にならって正座した。

静寂な時の流れが果てしなく続くように思えた。智美にはここにいる9人は本当に神なのではないかと思った。そのなかで自分だけが、闇のなかで彷徨っているような気がしていた。
かすかに男神たちの雄叫びが聴こえてきた。それは少しずつ近くなってきた。智美の鼓動がその雄叫びに合せるように早くなっていった。やがてその雄叫びはすぐ近くで最高潮に達し、そして静かになった。
神殿の中の空気が動いた。熱気を帯びた男神たちの息が感じられる。
智美は、眼を閉じて体を固くした。必死に耐えたが体が小刻みに震えた。その智美の体が後ろから大きなものにすっぽりと抱きかかえられた。それは懐かしいような安心を智美にもたらした。固くなった智美の体が少し緩んだ。体に着いていた薄い布がいつの間にかなくなっていた。
後ろから大きな手で、智美が自分でも気に入っている美乳を鷲掴みにされた。前にいる男神が太ももの間に手を差し込んできた。少し膝が緩んだ。激しく血液の流れる音が智美の耳の奥で聞こえる。そして頭が白くなっていった。
太ももを割った男神の手は繁みを分け、花びらを開いた。充分に蜜を湛えた花びらが、その男神によって弄ばれた。だがすぐにその指が離れた。智美の体が後ろから少し浮かされて前に倒された。智美は自然に両手を着いた。悠美譲りの豊かな美尻が乳房を掴んでいた手で抱えられた。腰が少し浮いた。
「あっ、あああああううううう……」
いきなり熱い肉棒で後ろから貫かれた。目の前にも屹立した肉棒があったが、握るのが精一杯で口に含むことはできなかった。後ろからの抜き差しに応えるだけで、智美には、いっぱいいっぱいだった。
奥まで貫かれると頭の芯まで痺れてくる。勿論、史郎しか男を知らない智美には、こんな経験はしたことがない。前にいる男神たちのことは疎かになったが。彼らが勝手に乳房を掴み、肉棒を握らせ、何本もの手が智美の体を弄繰り回した。

後ろから貫いている男神の肉棒の抽挿はゆっくりとしたリズムで、差し込まれるたびに背筋が反り返るほどだったが、優しい動きだった。少し自分を取り戻した智美は、そのリズムに体を合せた。リズムを合せることによって悦楽の境地が昂まっていった。
智美が頂点に達した時、その巨捧が智美の中で激しく弾けた。そのまま智美は渦の中で溶けていった。
巨捧が抜けた智美の淫裂から、花びらがめくれ、白濁した蜜が溢れ内股をつたった。
朦朧とした智美が仰向けにされると、男神たちが群がった。ライオンが食べ残した餌を漁るハイエナのようにも見えた。
智美は、何人の男神たちが智美の中で男根を硬くし、何人の男神たちに喜びを与えたのかは覚えていない。
智美の美しい肉体を、由紀乃が蘇ったように想った男神もいたことだろう。絶え間なく続く悦楽の中を浮遊していた智美は失神していた。
坊主男神が、群がる男神たちを払いのけると智美を両腕に抱きかかえて、露天風呂まで運んだ。いままで智美に群がっていた男神たちは、それぞれ他の女神の処へ移っていった。

智美は湯に浸かると間もなく意識が戻ったが、眼を瞑ったままじっとしていた。大きな膝の上に後ろから抱かれていた。智美は、それが“源おじさん”だと、すぐに判った。源次の半立ちの巨捧が、智美の尻の谷間でじっと身構えているようだった。
これが、最初に自分を後ろから貫いた肉棒だと直感した。子どもの頃からの記憶が、走馬灯のように次から次と蘇ってきた。智美は、母、由紀乃の輝いていた訳が理解できたように思えた。
“内にとっての男神は、源さんだったんだ……”

智美は、子どもの頃から勘の鋭い子であった。源次が母に接する様子を見て、子どもながら
“源おじさんは、お母さんのことが好きなんだ”
ということを小学生の頃から分かっていた。それでも具体的な“好き”と言う思いの深さを理解するまでには至らなかった。今、初めてそれが判った様な気がした。
智美は、源次に感謝の意を表そうと思った。巨根に淫裂を密着させて、前後に腰を動かした。智美としては、精一杯、悩ましく動かしたつもりである。源次がすぐに応えた。
智美の太ももが源次の両手で広げられた。淫裂の中に源次の太い指が侵入し、花びらを弄り始めた。巨根は既に鎌首を擡げ始めていた。智美の蜜壷が巨根を欲した。
智美は振り向いて源次の頸に腕を絡みつけた。源次の耳たぶを噛んで、耳元で微かに呟いた。
「おじさん、ありがとう………」

鎌首を擡げた巨根に、智美は淫裂を合せた。源次との呼吸がぴたりと合った。それは、智美の体を浮き上がらせるように下から体の中心を刺し貫きながら侵入してきた。智美は両脚で源次の胴に絡みついた。
下から突き上げられるたびに、智美の体が反り返って後ろに倒れそうになるのを、源次の両腕が抱えた。
息も途切れ途切れで智美が言った。
「お、おじさん……、み、みんなのところへ連れて行って………、あっ、ああつ、はあ、はあああああ……」
総代としての責任感からの智美の言葉かもしれない。源次は智美を貫いたまま、湯の中から立ち上がった。
智美は両腕を源次の頸に、両脚を源次の胴にしっかりと絡み付けたままである。
神殿までの長い廊下の途中まで、源次の足跡と湯の滴の他に、白い滴が落ちていた。

緋毛氈の上に源次が大の字になり、智美が繋がったまま上になった。源次の両手が智美の腰を掴み、回すように動かした。すぐにリズムを呑みこんだ智美がそれに応じた。蘇った智美にはそれを楽しむだけの余裕があった。数人の男神たちが寄ってきた。その男神たちの半立ちの肉棒を含みながら、回復させてやった。
両手に肉棒を掴み、交互に舌を使いながら、源次の巨根にもリズムを合せていった。
源次の動きが早くなると智美の花びらは、巨根に絡みつくように源次の弾けた白いエキスを吸い取っていた。
源次が智美から離れると、また男神たちが群がってきた。智美は大きく足を開き、自分で淫裂を広げた。花びらが妖しく蠢いて、男神たちの分身が跳ね上がった。
一本目の分身はあっけなく果てた。二本目もそれほどの時間はもたなかった。三本目が挑んできても、智美の蜜壷は花びらが絡みついて肉棒を搾り取った。大の字になっている男神の分身を口に含みながら、豊かな美尻を男神たちに与え、肉棒を何度も呑みこんだ。
智美が再び失神した時は、男神たちの分身も言う事を利かなくなっていた。
夏の闇は間もなく明けようとしていた。潮が引くように男神たちが去り、女神たちが乱れた緋毛氈の上で、死んだように眠りこけていた。
[Res: 3627] Re: 女神たちの祭2 ジュリ 投稿日:2008/04/03 (木) 08:16
胸に、ジーンときました。エロスの極致ですね。こんなエロス、もしかして、日本のどこかに残っているかもです!しかし、久し振りに堪能しました。ありがとうございました。
[Res: 3627] Re: 女神たちの祭2 白夜 投稿日:2008/04/04 (金) 11:28
読み応えがありました
すばらしいです!

[3623] 19歳のとりこ 主婦43歳 投稿日:2008/04/02 (水) 15:53
私は43歳になる元主婦です
離婚してからは毎日会社勤めで、一人楽しみといったら飲みにいくことだけでした。
先日の金曜日、終電に乗り遅れ、ホテルに泊まるか、タクシーで帰るか悩んでいたとき、インターネット、漫画喫茶が目に付き、6時間1500円という金額にも惹かれ入ってみることにしました。
初めてであったため1600円になってしまいまいたが、フリードリンクということを考えるとその時はまた来たくなってしまいました。始発までインターネットでもしていようと考え、何を見ようか悩んでいたところ、前の人の履歴を見てエッチなページをついつい見てしまっていました。最後には勃起した画像を見て楽しんで、またつい個室ということもあって、つい集中してしまったのです。その姿を身長の高い男性にに見られてしまいました。人の気配を感じ、はっと振り返ると、その男性は私の顔をじっと見つめ、でもちょっとはずかしそうにしておりました。いつから見ていたのか聞くと、ずっと見ていたというのです。空いている状態でしたので、私は余計に恥ずかしくなりまだ夜中の2時でありましたが店を飛び出るように出てしまいました。すると、その男性が追いかけるように出てきて、私に声を掛けてきました。「すいません、つい僕が見ちゃってたから。ごめんなさい」とても感じの良い人でした。「私のほうこそ、なんだか恥ずかしくなっちゃって。」と返すと、「つい、綺麗な女の人だったもので、みちゃったんです。ごめんなさい」と、少しうれしいことを言ってきました。「もう43のおばさんに、ありがとうね」というと、「え?僕の母さんと同じには見えないです」聞くと、その男性はまだ19歳の大学生でした。アメフトをしている彼は、身長が190cm近くあり、とても大柄な体格なのに、とても温和な印象でした。話をしているうちに、彼の家が近かった為、始発までの間申し訳ないという事で時間をつぶさせてもらうことになりました。私が彼の母親と同じ年齢ということもわかり、その時全く警戒をしませんでした。しばらく話に花を咲かせ、少し眠たくなった頃、彼はシャワーを浴び、その後彼のほうから「母親のスウェットや客布団もありますし、着替えて休まれます?」と提案され、私もスーツに疲れていた為、気を許し、シャワーを浴び、着替える事にしました。シャワーを浴び、スウェットに着替え部屋に戻ると、電気が薄暗くなっておりました。「ビールでもどうですか?」と勧められ、私はビールを口にし、また彼とたわいも無い話をしていると、「シャワーを浴びた後は一段と綺麗ですね」と急に真剣な顔をしながら私の横に座ってきました。その時初めて私は意識しました。彼は私を母親目線ではなく、女として見ていると。それまで、全く意識もしておらず、また彼もそんな気が無いと思っていた為、急に恥ずかしくなり、またどうしたら良いか何も考えられなくなってしまいました。彼の手が、私の膝の上に来ました。私は硬直し、なにもできませんでした。彼は服の上から私の右胸を触り、キスをしてきました。19歳とは思えないほど上手で、ぼーっとしてしまいました。彼は上の服を脱ぎました。ダビデ像のような体でうっとりしてしまいました。彼は私の右手を取り、彼の股間に私の右手を導き、「さわって」と要求してきました。私は体が硬直した状態で、右手だけ彼の股間を触り始めました。そこには私はこれまで体験した事のない大きな物が入っておりました。すでに硬くなっており、私はズボンの上から触り続けておりました。頭はぼーっとして、ただ触り続けました。彼は立ち上がり、ズボンを脱ぎ、パンツも脱ぎました。そこには缶コーヒー2つ分くらいの大きさに勃起したものが、彼の引き締まった腹筋にくっつく様に立っておりました。ただただ見とれている私の手をとり、勃起した彼の股間へと再度導かれました。私は彼の勃起したものを上下に触り始めました。彼の口から声が漏れ始め、私はただただ触り続けました。しばらくして、かれの勃起した物がさらに大きくなったかと思うと、彼は「ああっ」と声を出すと、すごい量の放出をしてきました。彼がいってからも私がぼーっと座っていると、彼は私を抱え、軽々とベットまで運んでいきました。そのまま服の上から胸を揉まれると、興奮していた為か今まで体感した事のないくらいに感じてしまい、乳首をなめられただけで軽くいってしまいました。その後、彼は私の股間をなめ始め、彼の口と太い指だけで2回も感じてしまいました。これまでにそんなに感じた事が無かった為、その余韻を感じていると、足を開かれ、彼の股間が近寄ってきました。そしてゆっくりと私の中に侵入してきました。あまりの大きさに「お願い、ゆっくりお願い」と懇願し、彼はゆっくりと私の中に入ってきてくれました。私が感じ始めたとき、「そろそろ、いくよ」と私の耳元で確認をしてきました。私がうなずくと、全部入っていると思われた彼の物がさらに侵入してきました。体感した事のない太さ、長さが奥まで入ってきたとき私はこれまで以上に感じてしまいました。その後彼は私を突き続け、彼が2度目にいったときには私は感じすぎて疲れ果て、動く事すら出来ませんでした。でも彼は違いました。その後も3度目、4度目、5度目と私の体を攻め続け、私は何度も意識を失ってしまい、また彼の攻めに目を覚まさせられました。結局、彼は7回も私の体でいってくれました。すでにお昼を過ぎておりました。冷凍のピザを食べた後、彼からの言葉に、私は凍り付いてしまいました。「しよっか」
[Res: 3623] Re: 19歳のとりこ 雅治 投稿日:2008/04/02 (水) 18:53
ヨカッねテ命の洗濯ですね続きお願いします。
[Res: 3623] Re: 19歳のとりこ 69 投稿日:2008/04/24 (木) 11:05
素晴らしい体験をされましたね。女は40歳代が絶頂期、俗に「四十しざかり」っていいますよね。存分に楽しむべきです。19歳の彼は相手として申し分ありませんね。これからもいっぱい楽しんでください。続編を待っています。