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[2662] サクラチル−4章−2 完結 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 01:43 ■4−2
それからしばらくの間、仕事も忙しく、深夜に帰宅、早朝に出勤とあまり家族と顔を合わせない日が続いていきました。この頃になると妻は川端の家に入り浸ってほとんど家に帰ってこなくなっていました。 そして、時々百合華が毎回違う男を自宅に連れ込んでイチャイチャしていたり、時にはセックスをしていたりしていました。 最初のうちは、百合華と百合華が連れ込んだ男に説教をしていましたが、私の言葉は届いていないのでしょう、百合華は男を連れ込むことをやめませんでした。 私をいないものとしているかのように百合華と男は裸で家の中を歩き回り、動物のようにどこでもセックスをしていました。私が横にいるのに大きなあえぎ声を上げて男のペニスを受け入れています。 そのあえぎ声はもはや小学生らしい声ではなく、もう大人の女そのものでした。 そんな娘の姿から逃げるように、仕事が忙しいということを口実にして私は、ますます帰宅が遅くなり、家から遠ざかるようになりました。 私が帰国してから3ヶ月ほどして、仕事が落ち着いてきた頃、私は久しぶりに専務室に呼ばれました。 専務室に入ると、早速専務と桜子がイスの上でセックスをしてました。 「ああん!!淳也ぁ!愛してるわ!もっと突いてぇぇぇ、奥まで奥までぇぇ」 妻は専務に"愛している"を連発していました。妻の中には私のはいる余地はないのでしょうか。もう、心は完全に離れてしまったのでしょうか。 久しぶりに妻の裸を見ると、妻の体はすさまじく変化してました。 いくつものラビアピアス、背中には大きな羽の入れ墨、その他にもあちこちに入れ墨やピアスがありました。 そして、それ以上に違和感を覚えた変化がありました。おなか周りが太ったような気がしました。 「藤島君、遅くなったが、君に任せたニューヨーク支社は順調だそうだな。目標売り上げを毎月大幅に更新しているぞ。」 「・・・はい。」 「このまま、君にはマネージャーとしてがんばってくれたまえ。」 「・・・はい・・・」 「そうそう、藤島君、桜子を見て気が付かないかね?」 「え?、ああ、ピアスや入れ墨ですか?もう、いいんです・・・」 「そうじゃない、桜子の体をよく見てみろ。」 「ちょっと太ったかなと思いますが・・・」 「太ったのではない、妊娠してるのだ。私の子供を。私もこの年になって初めて子供を授かったよ。どうだ、めでたいだろう」 「に、妊娠!!?そんな!!あ、あなたは!どこまで私をバカにしたら気が済むんですか!!!」 私は思わず激高してしまいました。 「まあ、まあ、そんなに怒らずに。君にも桜子の美しい体を見せてやろう。桜子、藤島君に見せてきなさい。」 「わかったわ。」 妻は、川端にチュッっとキスをすると、股間から専務の精液をポタポタと垂らし、股間をカチャカチャ鳴らして私の目の前にある応接セットのテーブルに座り、足を大きく広げました。そして、大きくなったおなかを見せながら乳首とラビアを繋いでいるチェーンを引っ張ってアソコを広げて私に中を見せました。 「ねぇ、誠?ココの奥にあたしと淳也の赤ちゃんが入っているのよ?すごいでしょ?ああ、誠に久しぶりに見られるとちょっと興奮しちゃうかも。ふふふ。」 思わず私は妻のラビアに触ろうとしました。 「ちょっと誠!!何するの!?誠のそんな汚い手で触らないでよ!誰が触っていいって言ったの?淳也は見せろって言っただけでしょ?あたしの体をココまで見られただけでも感謝しなさい!まあ、でも触ったらダメだけど、あたしの体をおかずにしてオナニーくらいは許してあげるわ。」 「も、もういい。もういいから、あっちへ行ってくれ・・・」 もう、かつての優しく無邪気に私に笑いかけている妻はいなくなってしまいました。 しかし、どのようになっても私は妻を、そして百合華を助けたいと思い、改めて川端へ復讐しようと心に決めました。 しかし、私は妻の日に日に大きくなるおなかを見ているのがつらくなり、仕事と調査に没頭していきました。 調査していくうち、川端のとんでもない実態が徐々に明らかになっていきました。 数多くの使途不明金、政治家との癒着の証拠、裏世界から受ける様々な便宜、裏帳簿、これを公開すれば、少なからず会社は大打撃を受けるでしょう。しかし、この男をこのまま野放しにしておけません。 そして、私に関わる衝撃的な事実がわかったのです。あの一年半前の屈辱の日、私が資料を流出したという日、私が自宅に持ち帰った資料データは元々ウィルスに感染していたのです。 そのウィルス自体は巧妙に隠されており、すぐに見つけられませんでしたが、プログラムに詳しい知人に見せてみると、会社以外のパソコンでCD−ROMを読み込ませると感染させてしまうようです。 自宅でそのCD−ROMを読み込ませたときにパソコンに感染したのでしょう。そして全ての資料が流出してしまったのです。今思えば、CD−ROMを私に渡してくれたあの上司は、専務の、川端のシンパでした。川端は私を陥れるために私の上司を利用したのでしょう。 そして網に掛かった私たち家族を陥れ、あとは自分の思い通りに進めていったのです。 ようやく全ての資料がそろいましたが、妊婦の妻には刺激が強すぎ、流産してしまう可能性もあると考え、出産後に告発することにしました。悔しいですが、生まれてくる子供には罪はありません。 そして妻は出産し、しばらくの間妻は川端の自宅に住むことになりました。 そして妻が出産してから3ヶ月の間、全ての資料の整合性を確認した上で秘密裏に告発しました。 告発以来、何度か聞き取り調査のため、東京地検に足を運びました。 それから1ヶ月ほどしてから、いつものように仕事をしていると、受付から連絡が入りました。 『藤島マネージャー、山本様という方がマネージャーと面会したいというのですが・・・』 「はい、私の席まで通してください。」 『わかりました』 しばらくすると、面会人が私の席の前にやってきました。 「お世話になっております、お久しぶりです、藤島さん。東京地検特捜部の山本です。詳細な情報提供のご協力ありがとうございました。藤島さんの情報を元に我々でも調査をした結果、裏付けが取れましたので、本日お伺いしました。」 「ご苦労様です。」 「お忙しいところ申し訳ありませんが、川端さんのお席まで案内いただけますか?」 「わかりました。」 「それと、奥様ですが川端さんの秘書をなさっていますよね?」 「ええ」 「もしかしたら、今後奥様に事情をお聞きするかもしれません。それに、場合によっては"逮捕"ということもあり得るかもしれませんが、構いませんか?」 「はい、覚悟しております。」 「わかりました。では、お願いします。」 そして、専務室前に捜査員たちを案内すると、秘書席にいる妻はビックリしていました。 「桜子、川端専務はいますか?」 「え、ええ、な、なんの用なの?」 「いや、ちょっと新しいプロジェクトのことでね。」 私は無理矢理専務室に入っていきました。 「ちょ、ちょっと待って!予約してないでしょ!?」 無理矢理妻の横を通り抜け、専務室ドアを開けると、奥の席に専務は座っていました。 捜査員が川端の前に立つと、令状を広げました。 「川端淳也さん、公文書偽造、業務上横領、収賄、恐喝の容疑が出ています。ご同行願いますか?」 「な、なんだ!おまえらは!!ふ、藤島ぁぁ!!き、貴様か!!!!こんなことをしてもいいのか!私は貴様の情報流出を告訴するぞ!!」 「はっ!何を言ってるんですか!そんなものあなたが仕組んだということは全て証拠が揃っているんですよ?私を告訴したら逆に困るのはあなたじゃないですかね?」 「き、貴様ああ!!」 「さあ、今度はあなたの番だ、私が味わった屈辱をあなたも味わうんだ!」 「ま、誠っ!!あなたどういうつもりなの!?あたしとがんばっていこうって話してたじゃない!こんな恩を仇で返すようなマネして!!」 「桜子・・・君はそこまで・・・もう、終わったんだ・・・何もかも・・・僕らはこの男に騙されていたんだよ・・・」 「そんな、嘘よっ!!あり得ないわっ淳也が・・・ああ・・・そんな・・・あたし・・・」 妻はそのまま気を失ってしまい、救急車で運ばれていきました。 川端が捜査員と共に会社を出て行くとき、社内は騒然として1階のホールは各部門から野次馬が溢れかえっていました。 私は川端の逮捕後すぐにマスコミにもこの件を全てリークしており、翌日の新聞やニュースはこの話題で持ちきり、政財界を揺るがす大事件に発展しそうです。 何日か経過し、私は役員連中に召喚され、この件に関して事細かに報告しました。 事前に何の相談もなかったということで若干咎められましたが、私の情報流出の疑いも晴れ、会社の膿も出せたということで、概ね全役員から感謝されました。 そして、川端の逮捕から二年程経ちました。 川端は与野党議員に絡む癒着、横領で証人喚問を受け、政治家連中にも逮捕者が出るほどでした。数多くの刑事、民事裁判が行われ、結果全ての裁判の判決で有罪が確定して刑に服しています。 妻も何度か事情聴取を受けましたが、詳しい事情は知らず、いつの間にか犯罪の片棒を担がされていたと言うことで、加害者というよりも川端に騙されていた被害者として扱われたようです。 ニューヨーク支社はかなり規模が大きくなり、短期間に合衆国全土に支部や支店が広がっていきました。 私の功績から39歳の若さで取締役に就任し、世界中を飛び回っています。 私の妻は私との生活に戻りました。しかし、川端の体が忘れられないのか、町中でのナンパ男に軽々しく付いていったり、出会い系にもはまり、見知らぬ男に何度も抱かれた結果、性病をうつされ、二度の妊娠中絶をしました。そして酒におぼれてしまい、アルコール依存症になり、ついには倒れて入院してしまいました。 時間の許す限り妻の病院にお見舞いに行き、失われた時間を取り戻すため、今まで出来なかった会話を包み隠さず話しています。徐々にですが、妻の表情も明るくなり、口数も増えていきました。 妻の体に施されたピアスや入れ墨は全て取り除き、胸も元の大きさに戻しました。 病院でアルコール中毒の治療と禁煙治療も受け、元の体に戻りつつあります。 そして、娘の百合華は、川端が何でも買い与え、多額の小遣いをやって甘やかせた為か、五年生になると援助交際を始め、何度も補導されました。六年生になると殆ど家に帰ってこず、百合華は妊娠してしまいました。私に妊娠を伝えると荷物をまとめすぐ家を出ていってしまい、以来行方不明になってしまいました。 警察や興信所などを使い、全力で探していますが未だに見つかっていない状況ですが、徐々に情報も集まってきており、見つかるのも時間の問題でしょう。 妻が生んだ川端との子は、今は私の娘として育てており、今のところ順調に素直に育っています。川端との子供ということで、最初は受け入れるのに時間を要しましたが、一番の被害者はこの子です。接しているうちこの子は私が守ってあげなければならないという気持ちになり、今ではとても仲良く接しています。いつの日かこの子は真実を知るかもしれませんが、そのときは時間をかけて心を込めて説明したいと思います。 私の家族は一人の男によってバラバラにされてしまいました。私は地位と金は手に入れ、信頼も戻りました。しかし、失われた時間は元には戻りません。完全に元のように戻ることは叶わないのかもしれませんが、失われた家族との絆を少しでも取り戻すため、どれくらい時間が掛かるかもわかりませんが、私は努力を続けようと思います。 完 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 01:51 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 プロレスラー 投稿日:2007/12/03 (月) 08:14 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 スリル 投稿日:2007/12/03 (月) 11:20 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 みと 投稿日:2007/12/03 (月) 14:15 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 NORI 投稿日:2007/12/03 (月) 17:42 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 18:25 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 MM 投稿日:2007/12/03 (月) 18:46 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 スリル 投稿日:2007/12/03 (月) 21:14 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 スナックカス 投稿日:2007/12/04 (火) 07:10 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 k 投稿日:2007/12/04 (火) 08:29 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/04 (火) 19:49 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/05 (水) 05:07 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 スリル 投稿日:2007/12/05 (水) 09:21 [Res: 2662] Re: サクラチル−4章−2 完結 ゆう 投稿日:2008/01/19 (土) 01:00 [2660] サクラチル−4章−1 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 01:26 4章:落花狼藉
意味:花が散り乱れているようす。そこから転じて物が入り乱れて散らかっているさまをいう。 ■4−1 桜子と百合華が川端の家に暮らし始めて半年が過ぎた。この頃になると母子の間でも本当の家族の一人である誠の話題は一切なかった。 春を迎え、百合華が四年生に進級するとすぐに桜子は33歳の誕生日を迎えた。 百合華は進級祝いに川端からダイヤをあしらった耳ピアスと臍ピアスをプレゼントされ、母親と同じようにピアスをつけていることに喜んでいた。 桜子への誕生日プレゼントは桜子からのおねだりで、左胸にバラ、下腹部に蝶、背中に天使のような羽の鮮やかな色のタトゥを入れた。 「ママ、とっても綺麗・・・あたしもして欲しいな・・・」 「じゃあ、6月のお誕生日の時にしてもらいましょうか?ね、淳也いいでしょ?」 「ああ、楽しみにしてなさい。デザインはどんなのがいいか考えておきなさい。」 「ほんと?嬉しいな!えっとね、それと耳とお臍にもっとピアスをつけたいの。」 「ああ、買ってやろうな。でも、勉強もちゃんとやるんだぞ?」 「わーい!!うれしいな!!百合華ちゃんと勉強もするね!」 「いい子だ。」 この頃になると桜子は帰宅すると酒浸り、タバコは一日4箱吸うようになり、姿はますます派手になっていった。百合華の方は、身長も伸び、化粧をして綺麗な黒髪は金髪になり、着ている服も大人っぽい服を着ているため、ぱっと見小学生には見えなくなっていた。そして大人っぽい容姿を利用してか、外でも平気で吸うようになり、桜子と同じくらいの量のタバコを吸うようになった。さらに川端から勧められて普段から酒も飲むようになった。夜は遊びに出歩き、外泊も増え、1週間帰宅しないこともあった。 「百合華ちゃん、最近ますます綺麗になったな。さすが桜子の娘だ。しかし、今日も帰ってこないが、彼氏でもできたか?」 「そうかもね。家にいるときもしょっちゅうメールとか電話してるしね。」 まるで他人事のように言いながら桜子は川端にキスをして自分に挿入されているバイブを抜いた。抜くと同時にスリットから川端の精液が大量にゴボゴボと流れ出してきた。 桜子がバイブを抜くとセックスをしたいという合図だった。 今では桜子のラビアはビラビラと伸び、クリトリスは大きく肥大し、全体的に黒ずんでしまっていた。桜子の局部は愛液や精液で常に濡れているため淫靡な匂いがいつも漂っていたのだった。 「ね、淳也ぁ、知ってる?あたし最近ピル飲まなくなったの・・・ねぇ、あたし淳也の赤ちゃん欲しいわ。」 「そうか、自分からそう思うようになったか。よしよし、孕ませてやるぞ。藤島君は帰ってきたらきっと驚くぞ。」 「ふふふ、誠が帰ってきたらビックリするわね。でも、二人の愛の結晶・・・早く欲しいわ・・・あんっ」 川端は乳首とラビアピアスを繋いでいるチェーンを左右から引っ張りながら後ろから挿入した。桜子のアナルにはバイブが入ったままで振動しているため挿入すると膣内で振動が伝わってくる。 「ああん、中で震えてこすれてるぅぅぅ。んぁああん・・・すぐに飛んでいっちゃいそうよ・・・きゃぁ・・・奥に当たってるのっぉ・・・ズンズンしてるの!」 後背位から騎上位に変わり、川端が下から突き上げるリズムに合わせ桜子は腰をグラインドさせる。その姿は背中の天使の羽のタトゥが本当に羽ばたいているように躍動していた。 川端は下から胸の形が変わるほど揉みしだき、乳首が引きちぎれそうなほどピアスを引っ張っていた。 「きゃぁぁん、もっとよ、もっとひっぱってぇぇ!!!奥に欲しいのぉぉ!あたしのおまんこのピアスももっとひっぱってよおおお。っくうううん、キモチイイよぉぉ!!はぁぁぁん」 「桜子、孕め!孕め!ほら、イクぞ!!旦那の子ではない俺の子を孕め!!!」 「誠の赤ちゃんなんていらないのおお!!誠のなんて汚くってイヤぁぁあ!淳也ぁ!!あたしを孕ませてぇぇ!あなたの赤ちゃん欲しいのぉ。奥に注ぎ込んで!!!」 「イクッっぞっぉおおお!」 「あ、あ、あ、あたしもっ!!!あああああんきゃあああっふううう。流れ込んでくる流れ込んでくるぅぅぅ妊娠させてぇぇぇ!せーしおいしいよおおおドクドクしてるぅうう!!!おまんこきもちいいよおお」 それからしばらくすると桜子は妊娠していることが判明した。 ちょうど百合華の誕生日が近かったので、百合華のタトゥと一緒に妊娠記念として桜子も新しいタトゥを肩と太ももに彫ることになった。 百合華のタトゥは左胸と肩にはアゲハチョウ、下腹部にはハートを彫った。桜子の肩にはハート、太ももにはバラを彫った。 次の月曜日、桜子は仕事を休んで産婦人科へ行った。 担当医は桜子と同じくらいか少し上の男性の医者だった。検査のため局部を見せると、毛もなくピアスだらけの局部、下腹部のタトゥを見て驚いた。さらに、触診をしていると、中から精液があふれ出してきた。そう、病院へ行くまで川端とセックスをしていたのだ。 「あの、藤島さん、個人の趣味のことなので誠に申し上げにくいのですが、その・・・小陰唇へのピアスは取っていただけないでしょうか?検査に支障が出る可能性がありますので・・・それと、安定期に入るまで性交はなるべく控えてください。」 「ええ、ごめんなさいね・・ちょっと待っててください。あんっ」 そう言って桜子はその場でピアスを外し始め、溢れている精液をすくって舐めた。 その光景を見ていた医者は目を白黒させていた。 「そ、それと、既にお子さんがいらっしゃるのでわかると思いますが、妊娠中は酒とタバコは一切やめてください。胎児に影響がありますので。」 「そんなのわかってるわよ・・・あ、そうそうセンセ?おへそと、乳首のピアスはそのままでもいいですよねぇ?」 桜子は服を胸までまくり上げ医者に他のピアスとタトゥの体を見せた。 「えっ!?あ、あの!み、見せなくてもいいですから!戻してください!!ち、乳首はこれから肥大していきますので、これも外しておいてください!あ、あと臍のは、えっとそのー、そのままでいいですので!」 「きゃははっ!かーわいい、照れちゃって。で?順調なんですか?」 「え、ええ順調です。旦那様にもよく伝えておいてくださいね。」 「わかりました。そうそう、センセ?その大きくなったモノ、あとでそこのカワイイ看護婦さんに処理してもらったら?」 「なっ!?」 そう言われると医者は顔を真っ赤にして絶句していた。 病院から出ると医者の忠告もむなしく、すぐにタバコに火をつけ車を走らせ帰宅した。 一方ニューヨークにいる誠は・・・ 桜子の妊娠より2ヶ月ほど前にニューヨーク支社が公式にオープンし、取引や契約に追われていた。 私はニューヨーク支社の土台を確固たるモノにするため、寝る間を惜しんで仕事をしていました。その激務の中で時間を見つけては専務の事を事細かに調べていました。その調査の中でまだ確証は得られませんが、専務の不正らしき証拠が少しずつ集まり始めていました。 そして、私の帰国まであと2ヶ月に差し掛かろうという頃、日本本社より正式スタッフが10人やってきました。 私はしばらく帰国後も日本とニューヨークを往復してマネージャーを続けることになりましたが、その他のスタッフ5人は引き継ぎ業務を進めることとなりました。 引き継ぎも落ち着いてきた頃、新しく来たスタッフと親睦パーティーをすることになりました。 「藤島さん、おめでとうございます。ニューヨーク支社のオープンはひとまず大成功ですね!」 「うーん、まだまだだよ。売り上げ目標にギリギリ到達した感じだからね・・・僕はもうすぐ帰国しなくてはならないが日本に戻ってもこっちのことはそのまま見ることになっているから引き続きがんばろう。」 「はい、がんばります!あ、すいません、タバコ吸ってもいいですか?」 「ああ、いいよ。君たちには期待してるよ。がんばってな。」 「ありがとうございます。あ、マネージャーも吸いますか?」 「ああ、僕は吸わないんだ。でも気にしないでくれな。」 「え?そうなんですか?奥さんは吸うからてっきりマネージャーも吸うのかと思いました。」 「え?桜子が吸う??おかしいな?人違いじゃないのか?僕の妻はタバコ嫌いで吸うはずないんだが・・・」 「え?そうですか?マネージャーの奥さんって専務の秘書やってますよねぇ?最近結構派手ですけど、確かにあの人はマネージャーの奥さんでしたよ。私が出勤するときよく見かけるんですけど、奥さんは必ずスパスパ歩きタバコしてるし、昼食の時も喫煙席で食事後に2〜3本吸ってるから、かなりのヘビースモーカーだなーと思ってたんですけど・・・」 「なんだって?いつからなんだ?」 「うーん・・・そういえば、最初は気付かなかったですけど、そうだなあ、半年くらい前かな?それくらいのときに、奥さんが吸っているのに気が付いたんですよ。あれ?知らなかったんですか?」 「え、い、いや・・・そ、そんなことはないんだが・・・ははは、そうだ、禁煙してたハズなんだけどなあ。そうかーまた吸い始めちゃったのかーしょうがないなーはははは・・・・」 「ああ、奥さん禁煙してたんですか。あはは、まいったなーバラしちゃまずかったか。きっと奥さんマネージャーが日本にいないから吸い始めちゃったんですね。」 「あ、ああきっとそうだな・・・」 川端だ!!きっと川端が吸わせたに違いない!!なんてことだ、私の妻はそこまで変わってしまったのか・・・ 何としても川端の不正を暴いてやる!! 私はそう決意しました。 それから2ヶ月後、無事に引き継ぎも終わり、オープニングスタッフと共に一旦帰国しました。 前もって帰国する日時は伝えてあったはずですが、他のスタッフが家族やら恋人が出迎えていましたが、私の家族は迎えには来ていませんでした。 帰国を連絡したときには専務の自宅から私たちの家に帰ると言っていましたので、私の家に一人で帰宅しました。 帰宅するとすごいタバコの匂いが染みついており、思わず咽せてしまいました。 「ただいま!今帰ったよ!桜子!百合華?」 返事がありません。 靴を脱いでリビングに行くと桜子はタバコを吸っていました。 「ああ、帰ってきたの。そう言えば今日だったわね。忘れてたわ。」 「帰ってきたのじゃないだろう。どうしたんだ桜子、タバコなんて吸って。」 「ええ、いいじゃない。あたし今まで間違ってたの。知らないくせにタバコを毛嫌いしてて。吸ってみると美味しいのよ。あなたも吸ってみる?」 そう言って私の顔にタバコの煙を吹きかけました。 咳き込みながら思わず桜子のタバコを奪い取り、吸い殻で山盛りになった灰皿に押しつけ火を消しました。 「おかしいぞ!桜子、いったいどうしたんだ?灰皿だってこんな山盛りになって。いったい何日捨ててないんだ。」 「なによ!人がせっかく吸っているのに、消さないでよね!もったいないなー。ちゃんと灰皿は毎日捨ててます!」 「じゃ、じゃあ一日でこんなに吸ったのか?」 「私一人の吸い殻じゃないわよ。」 「じゃ、じゃあ専務のだな。くそっ!うちに上がり込むなんて!」 「淳也はうちに上がったことはないわよ。もう一人分の吸い殻は百合華のよ。」 「な、な、なんだって!!!!???ゆ、百合華の??冗談だろう?だ、だって百合華はまだ小学四年生じゃないか!!」 「もーいいじゃない、何年生だろうが。あたしはタバコのすばらしさを百合華に教えてあげただけよ。」 「お、おかしい!せ、専務だ!専務が!川端が無理矢理桜子に吸わせたんだろう!」 「誠!淳也のことそんなふうに言わないで!!違うわよ!あたしが自分から吸い出したの!」 「なんだって!!!???」 すると、2階から誰かが降りてきました。百合華です。 「うるさいー!どうしたの?あ、パパ!久しぶり、おみやげある?」 何と百合華はタバコを吸いながら階段を降りてきました。その百合華の姿を見てまた驚きました。しばらく見ない間に背は高くなり、髪の長さはストレートで変わらないのですが金髪になっていて、耳にはいくつもピアスをして鼻と唇にもピアスが光っていました。そして大人っぽいキャミソールから出ている肩には蝶々の絵が描かれていました。 「ゆ、百合華!どうしたんだ!その格好は!」 「えへへーいいでしょ。カワイイ?」 「か、かわいいじゃない!まさか、百合華も自分から?」 「うん!あたしもママみたいに綺麗になりたいからさ。ねーパパぁおみやげないのぉ?」 そして私は百合華のそばに行き、ハンカチで百合華の肩の絵をゴシゴシと拭きました。 「きゃはは。パパくすぐったいよ。なにやってんの?落ちるわけないじゃん。これタトゥなんだから。」 「タ、タトゥだって??」 私の娘が、こんな姿になるなんて・・・ガックリと肩を落とした視線の先にはキャミソールの胸元から覗く蝶々のタトゥが見えました。 「こ、こんなところにも!」 そう言って胸のタトゥを触ろうとしました。 「やだもー、パパのエッチ!そんなところ触らないでよ。」 「え、エッチって・・・この前まで一緒にお風呂に入ってたじゃないか。それに、そんなところにも入れ墨を入れて・・・」 「入れ墨じゃなくってタトゥだよ。他にもほら、ここに入れてるよ。」 そう言って百合華はミニスカートをめくり、キャミソールをずらし、股間に近い太もものタトゥと臍のタトゥを見せた。 「そんなところににも!!」 「ふふふ、このピアスもカワイイでしょ。お気に入りなんだ。あ、パパ興奮しちゃった?キャハハッカワイイ!パパ勃起してるよ〜ふふふっそんなパパにもうサービス、乳首にもピアスしてるし、お尻にもタトゥしてるんだよ。ほら」 今度はブラをずらし、乳首を見せ、ショーツを下げお尻のところを私に見せつけてきました。 「あ、パパのおちんちんビクってなってる!!かーわいい。」 そう言いながらまたタバコを吸って私の顔に煙を吹きかけ、私のズボンの上から股間をなで上げました。私は娘の姿を見て恥ずかしながら勃起してしまっていたのです。 「百合華!そ、そんな格好はやめなさい!それにタバコなんて吸うな!子供がそんなもの吸っちゃダメだ!桜子!君がいながらなんで、百合華まで!」 「パパぁ、あたしもう子供じゃないよ?そんなとこ膨らませて言っても説得力ないよ。それにね、彼氏だってちゃーんといるんだから。ほら、かっこいいでしょ?」 百合華は携帯電話を開き、待ち受け画面を私に見せました。その待ち受け画面は軽薄そうな大学生くらいの金髪の色黒男が百合華の胸を揉みながらがキスをしている姿でした。 「さ、桜子!百合華はまだ小学生だぞ!!こ、こんなこと許していいのか!!!」 「もー誠はうるさいわねーーいいじゃない。彼氏の一人や二人。」 「ねーママいいじゃんねー?あ、もう一人の彼氏も見る?元彼の写真もまだあったと思うけど・・・見る?」 そう言って再び携帯をいじり始めて私に写真を見せました。 「この彼氏がね〜すっごくおちんちん大きくてねーあたし最初おまんこ壊れちゃうかと思ったの。でも今は慣れちゃったけどね〜〜慣れたらすっごい気持ちよくって。ああん、思い出しちゃった。あ、そうそう笑っちゃうのがこっちの男、格好いいんだけどさーおちんちん小さくてセックスも下手くそだから一回したら別れちゃった。」 そんなことを言いながら裸で抱き合っている写真やらキスをしている写真を見せました。5、6人ほど見せられると思わず私は涙が流れてしまいました。 「あ、パパ泣いてるぅーどうしたの?」 「な、なんでもない・・・も、もういいから・・・見せなくていいから!!」 「あ、そう?みんなかっこいいんだけどなあ。あ、そうそう、ママ〜?これから出かけていい?」 「また彼氏の所?いいけど、いつ帰ってくるの?」 「んー彼氏って言うか、今あたしが彼氏にしたいなって思っている男の所。この前一回セックスしたら、かなり気持ちよかったから彼氏にしたいなーと思ってさ。早ければ2〜3日で帰ってくると思うけど、長かったら1週間くらいかな?」 「わかったわ。百合華はもう生理あるんだからちゃんと避妊しなさいね?学校にはちゃんと行くのよ?勉強道具持った?」 「ちゃんとゴム持って行くからだいじょーぶよ。学校にももちろん行くわよ。あたし勉強好きだもん。休んだことないのママ知ってるでしょ?あ、そうだ明後日算数のテストがあったんだった。テスト勉強もしなきゃ。」 「いつも百合華はちゃんと勉強しててがんばっているわね。誠?百合華ねどんなテストもほとんど100点なのよ。すごいでしょ。誠?」 私は呆然としたまま自室にこもり、鍵をかけ泣いてしまいました。 家族が、家族がバラバラになってしまった。いや、私だけが孤立しているのか・・・私の家族は違う人種になってしまったようでした。 着替えもせずにずっと自室に引きこもっていましたが、桜子は全く呼びに来ませんでした。物音がしないのでリビングに行ってみると、日が暮れているのに真っ暗なままで桜子は何処にもいませんでした。 ダイニングに行くと、テーブルの上に置き手紙とカップラーメンが一個だけ置いてありました。 手紙には、「淳也の所に行ってきます。」とだけ書いてありました。 その日は食欲もなく、シャワーを浴びて寝てしまいました。 [2659] サクラチル−3章−2 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 01:25 ■3−2
百合華が川端に慣れてきた頃、徐々に百合華の前でも川端は桜子と触れ合うようになっていった。共同生活が始まり一ヶ月もすると二人は平気で百合華の前でキスをするようになっていた。その様子を見て、最初は百合華はショックを受けており、川端と桜子に抗議をしていた。 「ママ!パパのこと嫌いになっちゃったの?そりゃ淳也おじさんはいい人よ?百合華に良くしてくれるし、優しいし・・・欲しいものすぐ買ってくれるし。」 「もちろん、パパのことは大切に思っているわ。百合華のただ一人のパパだもの。でもね、女はいつでも恋をしていたいものなの、そして愛する男によって外見も中身も磨かれるのよ。百合華もどんどん恋愛してたくさんの男の子と付き合っていっぱいセックスしなさい。そうすれば女としての自分は磨かれるわ。ほら、こんな風にね。淳也?こっちに来て」 そうして桜子は百合華に見せつけるように川端との激しいキスをした。 「う、うん・・・すごい、ママ・・・なんだかびっくりしちゃう・・・でも、今のママすっごいかっこいいしすごい綺麗・・・前はなんだかカワイイ感じだったけど・・・今はもっとステキになった・・・百合華、ママみたいになりたい!」 「ええ、百合華もママみたいになれるわよ。ねぇ、淳也ぁ。ちゅっ・・・んふふふ。あん、そんな激しく胸を揉んだら感じちゃうわよ。」 「嘘をつけ"感じちゃう"じゃないだろう。桜子はいつでも感じてるじゃないか。」 「ふふふ、そうだったわね・・・ねぇ、淳也ぁ、またしたくなっちゃった・・・」 「おいおい、さっきしたばかりじゃないか。」 「あたしはいつでも淳也としたいのぉ。ねぇ、いいでしょ??」 そう言って桜子と川端は寝室に入っていった。程なくして桜子の喘ぎ声が聞こえてくる。 今になっては百合華にとって自分の母親の喘ぎ声は聞き慣れたBGMになっていた。 しばらくすると、百合華は母親の影響からか、子供っぽい格好をいやがるようになり、川端にはブランドものの小学生にしては大人っぽい服や下着、アクセサリーを買い与え、髪も金髪に染め始めた。 「百合華、あなたずいぶん綺麗になったわね。かわいいわよ。これじゃあ男の子もほっとかないでしょ。」そう言って桜子はタバコをふかす。 「もう、学校の男の子ったらガキっぽくってイヤになっちゃう。」 「ふふふ、同い年の男の子ってそう言うものよ。そうねぇ、やっぱり付き合うなら年上よねぇ。ふーーっ」 「ねぇ、ママ?そんなにタバコって美味しいの?」 「ええ、美味しいわよ。前はすごく嫌っていたけどね・・・あのときはタバコの本当の魅力がわからなかったのよ。」 「ね、ねえ、ママ?怒らないで聞いてくれる?あの・・・その・・・百合華もちょっと吸ってみたいなーなんて・・・だめ?」 「ふふふ、百合華も興味あるのね?いいわよ、ほら、ママの吸っているやつ吸ってみなさい?」 「え、いいの!?絶対怒られるかと思った!ありがと!」 「いきなりたくさん吸い込むと咽せちゃうからね、少しずつね、少しずつ。」 そうして、桜子はタバコを渡すと百合華は恐る恐るタバコを口に持って行き、少しだけ吸ってみた。 「けほっ、けほっ。ちょっと咽せちゃうけど、すーっとするのね、あ、ちょっとクラクラする・・・きゃはははおもしろーい。」 「はじめはそんなもんよ。ママも最初はそうだったもの。どう?美味しい?」 「うん、意外と美味しいのね・・・癖になっちゃうかも。」 そう言って百合華は再びタバコを吸った。少し咽せたが、徐々に強く吸っていくうちに咽せなくなっていった。 「そうそう、タバコを吸うのはこのおうちだけにしなさいね。あなたはまだ小学生なんだからお外で吸ったらお巡りさんに捕まっちゃうわよ?」 「はぁぁい。気をつけまーす。そうだ!淳也おじさんに百合華用のライター買ってもらおうかな?ダメかなー?だって、ママのライターとっても綺麗なんだもん百合華もそういうの欲しくなっちゃった。」 「わかったわ。淳也に今度聞いてみるね?」 「わーい!ありがとう!!ママ、だーいすき」 こうして、川端は百合華に高級なライターを買い与え、百合華は小学生三年生にしてタバコを吸い始めてしまった。普通はこんな事を言い出す子供にはしっかりと親がたしなめるはずなのだが、桜子は異常な環境にあって既にマヒしてしまっていたのだろう、何の疑問も持たず娘にタバコを勧めてしまった。 当然、このことは父親である誠は知るよしもなかった。 3ヶ月もすると、川端と桜子は家の何処にいてもキスをして、抱き合い、百合華の目の前でもセックスをするようになった。 百合華が学校から帰ってタバコに火をつけながら玄関のドアを開けると居間から二人の喘ぎ声が聞こえており、居間に入ると桜子と川端はセックスの真っ最中であった。こういう状態を見ても百合華は動じず、 「ただいまー、またエッチしてたんだ〜ふふふ、二人って本当に仲がいいのね」 と言うと、バックの体制で挿入されて喘ぎながら桜子は、 「んあんっ!はぁぁん、おかえりなさぁい。ああああん」 という異常な光景が繰り広げられていた。 桜子が夕食を作っている間も川端は容赦なく後ろから挿入したり、百合華と楽しく夕食の会話をしている川端の足下では桜子が一心不乱にオナニーをしながらフェラチオをしていたり、川端は百合華と仲良くTVゲームをしながら桜子と対面座位でセックスしたりもしていた。 休日になると3人で出かけており、事情を知らない他人から見るととても仲のよい笑いの絶えない3人家族に見えるのだが、実際はこの家族はセックスとタバコなしでは考えられないようになっていた。 以前3人で外食に行ったとき、食事前に川端と桜子がタバコを吸っているのを見ていた百合華は、タバコを吸いたそうにもじもじしながら二人を見ていた。 「いいなぁ、二人は大人だからふつうにタバコが吸えて・・・」 「あら、百合華も吸いたくなったの?んー確かにここじゃ吸えないわねえ。」 「そうだ、百合華ちゃん、おじさんの車で吸ってきたらどうかな?おじさんの車は外から見えないようになっているし・・・」 「え、いいの??わーい、じゃあ、吸ってくるね。」 そう言ってタバコとライターの入ったかわいいアニメ柄のポーチを持って川端の車のある駐車場までいそいそと走っていった。 「はははっ、百合華ちゃんはかわいいな。」 しばらくして百合華が席に戻ってくると、注文していた食事が運ばれてきていた。 「えへへ、2本も吸ってたら遅くなっちゃった。」 「さ、百合華、早く食べなさい、冷めちゃうわよ。」 「はーい、わぁあおいしそー。いただきまーす。」 こうして3人で食事をしている姿は仲良く、微笑ましいが、実は桜子の股間には前も後ろもバイブレーターが入ったままで、局部をしとどに濡らしていたのだった。このレストランへ来る途中も桜子は運転している川端のペニスをずっとフェラチオをしており、桜子に精液を飲ませていた。 世間からしたら異常な状況が彼らにとって普通の日常になっていった。 そしてある時、ニューヨークにいる誠から久しぶりに電話がかかり、百合華が電話を取った。 「もしもし・・・あ、パパ」 『あ、百合華か?久しぶりだな・・・そっちはどうだ?』 「みんな仲良くやってるよ、大丈夫。おじさんも優しいし」 『そっか、それはよかった。あの、ママはいるかい?』 「うん、いるよ。」 『ママに代わってくれるかな?』 「ママ代われるかなあ??」 『え、ママ忙しいの?』 「うーん、忙しいと言えば忙しいけど・・・まあ、いいや。ちょっとまっててね。ママーー!!パパから電話だよー!!」 百合華は桜子のいる寝室に電話を持って行った。 そこには桜子と川端がいた。当然セックスの最中で百合華が寝室に入ると川端が激しく桜子を突いているところだった。 「はい、パパから電話よ。ママ、気持ちよさそうね。」 「あんっ、あ、あああん、ありがと。あんっも、もしもし、、んっんっんん・・・ま、まことくん??っひゃん。」 『さ、桜子?な、なにをしてるんだ!?ま、まさか???」 「ああん、誠君元気?あんっもっとっぉお淳也ぁおっぱい強く揉んでぇ!あん、ご、ごめんね、今ね、淳也とあんっあんあんあんっ、エッチしてるのお。きゃふぅっ、まことくぅん、元気?んっ」 『そ、そんな、もうあんまりしてないんじゃなかったのか???はっ、それに百合華だ!なんで百合華が君たちのその行為の最中に何のためらいもなく電話を渡せるんだ!!』 「あら、まことくん元気そうね。あんっ良かったわぁん。百合華のこと?うーん・・・あんあんっ、そうねえ・・・んっ百合華の前でも毎日セックスしてるからかなあ。ひゃんっ、んっんっんっんっんっ・・・あ、安心して、淳也は子供には全く興味ないから百合華には手なんか出してないわよ。」 『そ、そう言う問題じゃないだろう!!!だって、そんな!!おかしい!おかしすぎる!!』 「淳也ぁ、も、もう話してらんないぃぃ、きゃんっキモチイイよぉ、誠と話せる??」 「おお、代わってやる。もしもし?藤島君か?そっちの状況はどうだ?私の耳に入って来る情報は良好だと聞いているが・・・もしもし?」 『せ、専務・・・約束が、約束が違う、違います。もうしてないって・・・」 「私は状況を聞いているんだが?まあいい、桜子と暮らしているんだ必然的にそうなるだろう。こんないい女をほっとくなんて出来やせんよ。それに前に言ったことは嘘ではないぞ。私から桜子を誘って抱いてはいない。逆だ桜子が私を誘っているんだ。それに、君の娘さんも立派に監視役を務めているぞ。私と桜子がしている所をじっと監視してくれているからな。あっはっはっ!」 「も、もういいです・・・さ、桜子に代わってください・・・」 「ああ、ムリだな。たった今激しくイッて意識が朦朧としてる。君も桜子の激しい声が聞こえただろう・・・で!そちらの状況はどうなんだ!?君はそれだけを答えてくれたらいい。」 「も、問題ありません・・・全ては順調です。スタッフも良く働いてくれています。」 「そうか、こちらも全く問題ないぞ。君の家族は私がしっかり守っている。ん?なんだ?桜子・・・?ん?そうか、伝えておいてやろう。あー藤島君?桜子が浮気したらダメよと言っているぞ。浮気なんかするなよ、誠君。あっはっはっは。」 ガチャ 「ん?藤島君?切れてしまった。はっはっはっ!ちょっと一人暮らしの藤島君には刺激が強すぎたかな。」 私は日本にいる専務の家に電話して激しく後悔しました。専務に妻を、私の家族を任せたのがいけなかったと・・・ しかし、私がこっちにいる以上、専務は私の家族に何らかの手段で接触してきたでしょう。専務はこうなることを全て計算していたのです・・・ 今すぐにでも家族を取り戻したい!そう思いましたが、今更仕事を放り投げて帰国なんてしたらあの専務のことです、それこそ私たちがどうなるかわかりません。それに今はこちらで一所懸命に私をサポートしてくれるスタッフにも迷惑が掛かります。 この問題は私自身が一人で解決するしかないのです・・・ 実は、資料倉庫にいたときに、専務に関してちょっと気になる資料を見つけていたのです。そのときは特に気にとめていませんでしたが、今になって思い出しました。もしかして、これが今の状況を解決する糸口になるのではないのかと・・・ こうして私はニューヨーク支社の運営以外に少ない時間を駆使して専務に関しての膨大な資料を調べ始めました。 [2658] サクラチル−3章−1 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 01:24 3章:七花八裂
意味:花びらが細かく分かれているように、バラバラにちぎれる様子。 ■3−1 川端の帰国当日の朝、桜子は誠を会社に送り出した後、川端好みの姿にメイクしていった。乳首ピアスと臍ピアスをつけ、ショーツは着けず、ガーターベルトに網タイツ、ボディコンシャスな胸元の大きくあいたワンピースを着て、派手目の化粧をした。 鏡でドレスアップしていく自分を見て、誠の妻から川端の女へと戻る喜びに興奮して、桜子のスリットは濡れ光り始めていた。 もはや桜子の頭の中には川端のこと以外考えることができなくなっていた。 準備している間も川端の名前をつぶやくほどだった。 耳のピアスをつけて最後に真っ赤なルージュを唇に塗りメイクアップが完了すると。ハイヒールを履いて家を出た。 空港までの道のり、タバコを吸いながら颯爽と歩く桜子の妖艶な姿に道行く人は皆振り返るほどだった。 早めに空港に着くとすぐに桜子は身だしなみをチェックし、川端を出迎える準備をした。 「よしっ完璧ね!淳也・・・早く会いたい・・・」 空港のアナウンスが川端が乗っているはずの飛行機の到着を告げる。 アナウンスを聞いた桜子は目が輝き、到着口に走っていった。 到着口で出てくる人を一人一人チェックして、川端を見つけると川端の元に駆け寄った。 そして、人目もはばからず川端に抱きつき、キスをした。 「淳也ぁ!!会いたかった!会いたかったよっ!ああ、本物だ本物の淳也だ!好き!好き!大好き!!!」 「桜子!俺も会いたかった!この日をどんなに待ちわびたことか。この2週間は永遠に感じた!」 「ねぇ、淳也ぁ・・・あたしのココ、もうこんななの・・・うふっあなたを思えば思うほど溢れてきちゃうの・・・」 涙ぐみながらそう言って、そっと川端の手を周りに見えないように隠しながら自分のスリットに導いた。 「!すごいじゃないか。うれしいな俺のためにこんなに感じてくれて。」 「あんっ、膝まで垂れてきそうよ・・・誠と会ったときにはこんなこと全然なかったのに・・・」 「そうか、それは光栄だな。そうだな、これからどうする?もうすぐ昼だし・・・食事にでも行くか?」 「そ・ん・な・こ・と・よ・り、あたしは淳也と早くしたいわ・・・ふふっ。さっき触ってすごくなっていることわかったでしょ?あたし、もう我慢できないの・・・」 「はははっ、しょうがない!愛する桜子のためだ・・・ホテルに行くか!」 「あたしはこの場所でしちゃってもいいけどね。うふふ。」 「おいおい、それはさすがにまずいだろう。」 「やあね、それだけしたいってことよ。早く、行きましょうよ・・・もうさっきから疼いてエッチな液が流れっぱなしなの。やん、また垂れてきた。」 「わかったわかった、そんなに言うなら今日は覚悟しろよ?明日の朝までぶっ通しでしてやるからな。」 「あんっ、うれしい!期待しちゃう。きゃふっ・・・えへへ、今の聞いたら軽くイッちゃった。」 「さすが桜子は淫乱だな。でも、俺は桜子にもっと淫らになってほしいぞ。」 「あら、あたしこれ以上どうなっちゃうのかしら、こわいわぁ。」 「怖いだなんて、顔はものすごく嬉しそうだぞ。」 「ふふっ、あたしがどんな風に変わっていくのか楽しみなのよ。淳也ぁ、あたしをもっとエッチにしてねっ。ちゅっ」 「任せておけ、桜子を世界で一番淫らにしてやる。」 こうして二人はホテルに入り、お互いの体をむさぼるように求めた。タバコを吸い、酒を飲みながら夜遅くまで抱き合い続けた。まるで2週間という時間を取り戻すようだった。 「淳也、今日は良かったわよ・・・あなたの精液でおなかいっぱいになっちゃった・・・あん、また出てくる・・・」 「すごい乱れようだったな・・・まるで全てを搾り取られるようだったぞ。」 「ふふふ、そんなにすごかったかしら。淳也だってすごかったわよ。」 「この2週間で君の旦那としたんだろう?どうだった?」 「ええ、何回かしたけど・・・まるで感じなくって・・・アレも小さいし、しかも早いのよ・・・入れられたときなんだか嫌な感じがしたの・・・ますます淳也のを思い出して寂しくなっちゃった・・・あたし、誠のこと嫌いになっちゃったのかな?」 「心配するな、俺のに適応しすぎたからだろう。それに、桜子は俺のことだけを見ていてくれればいい。」 「ええ、あたしもうあなたしか見えない・・・でもそんな自分が嬉しいの・・・もうあなたから離れたくない・・・このまま帰りたくない・・・」 「そうか・・・実はな桜子にいい話がある。桜子は24時間俺といたいか?」 「ええ、もちろん!片時も離れたくない!」 「そうか、では話そう。実は藤島君をニューヨーク支社のオープニングスタッフのマネージャーをさせようと考えている。その期間約一年間だ。その間桜子は俺の家に来い。もちろん、私が桜子と娘さんを守るという名目でね。ニューヨーク支社のプロジェクトは藤島君に一任することになるから、俺のこの先のスケジュールとしてもあまり忙しくなくなる。だから早めに桜子と一緒に帰ってくることも出来る。」 「本当!?淳也のうちに行くの?ずっと一緒なの?あ、あたし・・・嬉しい!!」 「ああ、ずっと一緒だ。」 そうして、桜子と川端は別れていった。 帰宅すると誠が待っていた。 「おかえり、遅かったね?大丈夫だった?」 「ええ・・・もう疲れたわ・・・ぐすっ・・・早く帰りたかった・・・ごめんね。」 「いいよ、桜子の体だけが心配なんだ・・・お風呂沸いているから入って寝るといい。」 「ありがとう、誠君。もうお風呂に入って寝るわ・・・ごめんね・・・ぐすっ。」 「桜子、そんなに泣かないで・・・君がつらいのはよくわかってる・・・」 「いいえ、誠君こそつらいでしょう・・・いつもありがとう・・・じゃあ、お風呂に行ってくるわね。」 風呂に入っている間、桜子はもうすぐ川端がこのうちにやってくるということを考えると思わず笑みがこぼれてしまいそうになる。相変わらず誠の前では悲劇のヒロインを演じており、誠と桜子の間には嘘しか存在しなくなっていた。 翌朝、誠と桜子は一緒に家を出た。桜子が暗い表情であったので、誠はしきりに心配していたが、実は桜子はタバコを吸いたいと思っていたが、誠の前では吸えないのでイライラしていただけであった。誠の言うことに適当に相づちを打っていたが、心の中はタバコと淳也のことでいっぱいだった。 桜子は会社に着くとタバコを一本吸ってからメールチェック、川端の今日の予定の確認、資料印刷をしてコーヒーを淹れてから専務室の中に入った。 いつも川端は桜子よりも早く出社して一日の仕事の計画を立てている。その計画性の良さが桜子を抱く時間を作れているのだ。多忙な中でも桜子を抱く時間を作れるのはひとえに川端の優秀性もあるが、桜子のサポートのおかげでもある。 「おはようございます、専務、今日の予定は○○○〜〜〜〜です。資料はこちらになります。」 「ありがとう、桜子君。では、この資料をサーバーに保存し、例の件の進捗具合を各部門に通達、午後からは△△課の課長をこちらに呼ぶように連絡しておいてくれ。」 「わかりました。そのようにいたします。」 「さて、桜子・・・昨日言ってた話だが・・・君の旦那をこれから呼ぼうと思う。それでニューヨーク支社のオープニングマネージャーとして正式に辞令を出す・・・これで俺と桜子は24時間一緒になれぞ。」 「うれしいっ!まるで夢みたいよ。」 「では、藤島君を呼ぶとするか・・・」 「待って、ねぇ、一回してから呼びましょ?ね、いいでしょ?あたし我慢できないの。」 「ああ、わかった・・・おいで、桜子・・・」 「淳也ぁ・・・・」 桜子と川端が一戦交えた後、誠を専務室に呼びつけた。 私はまた見せつけられるのだろうかと思いながら専務室にやってきました。 案の定専務室前の秘書席には妻は座っていませんでした。 私はほとんど諦めの境地で専務室の呼び鈴を押しました。入室許可をもらい、入室したところ意外にも二人ともきちんと服を着ていました。なるほど、妻が前に言っていたほとんど抱かれていないというのは本当らしいと思いました。 そして、自分の仕事の報告をしようとしたところ、専務に遮られました。 「ああー藤島君悪いな、ちょっと待って欲しい。もう、報告はいらないぞ。藤島君、今まで資料管理ご苦労、君の仕事は終わりだ。来週からここに出社しなくていいからな。」 ついに来たと思いました。ついにクビであると。異動であるならば、もう出社しなくていいと言うことは、言わないはずです。 「え、ま、まさか!!」 「はっはっはっ!おいおい、何か勘違いしてないか?確かにここに出社しなくていいと言ったが、辞めてくれとは言っていない。私と桜子君が先月ニューヨークに行った事は知っているよな?君にはオープニングスタッフのマネージャーとしてニューヨークで一年ほど指揮して欲しい。どうだ?いい話だと思うが・・・そうだ、給与もマネージャーに見合ったものを支払うことになるぞ。」 「え?えええええ!!?そんな、そんな大役私にはもったいなく思いますが・・・ありがとうございます。では桜子も一緒に?」 「そのことなんだが、桜子君は非常に有能で今や私の片腕と言っても過言ではない。ニューヨーク進出も半分は桜子君のおかげなのだ。だから、桜子君にはまだ私の片腕としてこっちに残って働いてもらいたいと考えている。」 「で、でもそうすると、うちには桜子と娘の二人だけになってしまいます。それはあまりにも心配です。」 「そういうことも考えて、桜子君と娘さんには私の家でしばらく暮らしてもらおうと思う。心配するな、桜子君から聞いているだろう。最近の私はあまり桜子君を抱きに行っていない。それに、君の娘さんがいるところでそんな大胆なことはできんよ。君の心配はわかる、まあ、娘さんに私の監視役をやってもらおうって事だな。はっはっはっ」 確かに・・・百合華がいる前で大胆なことは出来ないだろう・・・専務は私のことを考えてくれているのだろうと思いました。 「そ、そういうことなら・・・専務、二人のこともお願いします・・・」 「おお、快く了解してくれて良かった。では、桜子君、藤島君に資料一式を。藤島君、この一切の資料はまだ社外秘だ、くれぐれも流出はやめてくれよ!」 専務は私にとって笑えない冗談を言いました。 「誠君、はい資料・・・詳しい話とそのほかのスタッフには別途通達が行くと思うわ。スタッフがそろった時点で専務を交えて一度会議を行います。えっとその・・・おめでとう!すごいじゃない。あたし、誠君がこんな大仕事に任命されるなんて光栄よ!嬉しいわ。」 「ありがとう!汚名返上できるよう仕事がんばるよ!でも、また桜子がいないなんて寂しいよ・・・しかも一年も・・・」 「あたしも寂しいけど、今後のあたし達の為を思ってあたしも我慢するわ・・・あたしからも連絡するから、誠君も連絡してね。だいじょーぶ!百合華のことは任せてね。」 「うん、わかった。ありがとう。」 こうして出発までの間、妻は私の出発の準備や資料の説明など懇切丁寧に対応してくれました。 私を含めスタッフは男性3人、女性3人の合計6人とともに空港にやってきました。空港には各スタッフのかつての同僚、家族も見送りに来ていました。私には妻と娘も見送りに来ていました。そして、専務も来ており、一通りの訓辞を述べそれぞれのスタッフにねぎらいの言葉をかけていきました。 「藤島君、みんなをよろしく頼むそして、必ずニューヨーク支社を成功させてくれ!」 「わかりました!任せてください」 「誠君、がんばってね!期待してるわ!」 「パパ、がんばってね」 「ああ、がんばってくるよ。」 別れを惜しむ時間もなく、搭乗案内のアナウンスが流れ出しました。 「では、行ってくるよ。」 そう言って私は日本を出発しました。次に日本に戻るのは来年です。少々心配でしたが、今の専務と妻の関係なら全くセックスをしないということはないでしょうが、そうそう無理なことはしないだろう。専務が強要することはないだろう妙な確信を得ていました。 川端はスタッフを見送りした人々にこの仕事の重要性を説明し、名誉ある仕事だと言うことを力説していた。 見送り人がひとしきり感心した後、それぞれ帰って行った。 「さて、桜子君、我々も帰るぞ。百合華ちゃん、これからおじさんの家でしばらく暮らすことになるんだ、よろしくね。私の家からは百合華ちゃんの学校までは私の家からの方が近いしだいぶ通いやすくなるよ。」 「う、うん、おじさん、よろしくね!」 「はっはっはっ、桜子君に似て理解力がある。いい子だ。じゃあ、ご褒美に君になんでも好きなもの買ってやろう。」 「いいの!?おじさん!!ありがとうーー」 「こら、百合華!専務、いけません!そんな百合華を甘やかせちゃ・・・」 「まあ、まあいいじゃないか。百合華ちゃんもパパがいなくて寂しいだろう。じゃ、買い物に行くか!」 「いくかー!」 「ちょ、ちょっと百合華!?せ、専務!」 川端は百合華へのプレゼントの買い物のあと、3人で食事に出かけた。 百合華の家族は、どこのだれと外食に行っても、必ず禁煙席に座っていたが、ためらいもなく喫煙席に座ったので、少し驚いていた。そしてしばらくすると川端がタバコを吸い始めたので、百合華は少し嫌な気分になっていたが、桜子も吸い始めたので、百合華はかなり驚いてしまった。 「マ、ママ?タバコ吸ってるの!?いつから?」 「うん、最近ね始めたの。今まではぜんぜん良いと思わなかったんだけどね、実はタバコっておいしいのよ。ああ、もっと早くタバコの味を知っておけば良かったわ。」 「桜子はすっかりヘビースモーカーだもんな。」 「へ、へぇ・・・なんかママ変わったね・・・前はあんなにタバコ嫌いだったのに。」 「あら、今は女性がタバコ吸うことなんて全然おかしくないわよ。ママ変かな?」 「う、ううん・・・変じゃないけど・・・なんだか、今のママの格好を見てるとデキル女!ってかんじがするよ?」 「百合華ちゃん、ママはねデキル女って感じじゃなくって、本当に優秀なんだぞ?今ではおじさんのことすごく助けてくれるんだ。」 「淳也さん、そんな事無いわよ。ちょっと照れるじゃない。」 「へぇ〜〜ママすごいんだねえ。百合華、ママのこと尊敬しちゃうなー。ママ、カッコいい!」 「そ?ありがとう。うれしいわ。」 「ママがタバコ吸っている姿とってもかっこいいし綺麗だもん。ちょっと煙いけど、なんだかあたし憧れちゃう。」 「ふふふ、ありがとう、百合華。」 食事が終わり、3人は川端の自宅に行った。 あまりの広さに百合華は驚いた。 「わ〜〜すごーーいひろーーい。」 「百合華ちゃんの部屋も用意してあるんだよ。」 「ほんと?ありがとう!!」 「さ、百合華、もう今日は遅いからお風呂入って寝なさい。」 「うん、わかったわ!いろいろありがとう、おじさん。」 そして、百合華が寝静まった後、川端と桜子は男と女になる。 「淳也・・・嬉しいわ・・・今日はあなたとの生活が始まる記念日ね・・・」 「ああ、桜子、俺も桜子と暮らせて嬉しい。」 「ね、キスして・・・」 ちゅぷちゅっ 「はぁ・・・淳也とのキス感じちゃう・・・あたし、今朝あなたに会ってからずっと濡れっぱなしだったのよ。今もぐちょぐちょ・・・」 「藤島君を送っているときもか?」 「ええ・・ちゅっ」 「百合華ちゃんと食事しているときも?」 「そうよ・・・あたし、あなたといるだけでもうダメなの・・・今までで3回は軽くイッてるの・・・あなたなしじゃいられないの・・・ああ、早くあなたのおちんちん舐めたいわ」 「桜子はまるでペニス中毒だな。」 「ええ、そうよ。でも、淳也のおちんちんだけよお・・・はむっちゅぷじゅるるっ・・・はぁん、大きい・・・おいひぃちゅぷぷぷ・・・ああん、いい匂い・・・」 じゅっぷじゅっぷじゅっぷはむちゅーーーっぱ 「咥えたまま俺の顔に跨れ。」 「ああん、舐めてくれるの?うれしい・・・早くあたしの飲んで!溢れてきて大変なの。」 「すごい洪水だな・・・しかも濃厚だ・・・匂いも強い・・・これが俺を狂わせる。」 「うれしい!もっと舐めて、飲んでぇぇ!はうっん・・・はぁぁん・・・じゅぱっ淳也のコレもとっても濃い匂いがして美味しいわよ。ねぇ、早くぅ。入れたいから仰向けに寝て・・・我慢できないから自分で入れたいの・・・」 「ほう、今日はすごいな。どれ、手を使わずに入れてみろ。」 「ああん、いじわるね、早く入れたいのに・・・ちょっと待ってね・・・あんっ滑っちゃう。はんっ!こ、こすれてキモチイイ・・・よいしょ・・・きゃうん、は、はいったぁ。淳也ぁ・・・あたし幸せ・・・」 川端は桜子に任せるまま、全く腰を動かさないでいたが、対照的に上の桜子の長い髪は跳ね、放漫な乳房は踊り、踊るように激しく腰を動かした。桜子が動く度に淫らな水音が部屋に響き、桜子の奥へ川端のペニスが入っていく度、桜子の愛液は飛び散り、シーツを濡らしていった。 「あああああん!!!!すごおおおおおおおいいいいのおおおおお!!!き、きもぢいいのおおお!!!きゃああうん!もっと、もっと奥までぇぇぇ子宮に淳也のを食べさせてぇぇぇぇ!!!はんっはんっはんっ!あん、イク、イクっまたイクのぉ!!!もっとよ、もっとほしいのおおおお!!!」 「はははっ桜子、百合華ちゃんに聞こえてしまうかもしれないぞ?」 「いいのお!!百合華ぁぁママの声聞いてぇぇぇぇ!!!気持ちいいの!ママ気持ちいいのよおおおお!!!ママ嬉しいのぉ!!!ああああんイクイクイクッ百合華ぁぁぁぁ!!!ママ幸せなのおおおお!!!淳也もイッテよおおおお!おなかいっぱい飲ませてよおお!!」 「そうか、そんなほしいか!今夜は腹が破裂するくらい注ぎ込んでやるからな!まずは一回目だ!!ほれっほれっイクぞ!!」 すると、川端が激しく下から桜子を突き上げた。 「ああん!来る!淳也のが奥まで来る!すごいよお!淳也ぁぁとろけちゃううう。一緒にイッテぇぇぇ。」 「イクぞ!!!」 「きゃあああああんんん!!!」 桜子は家中響き渡るような嬌声を上げた。 「はぁ、はぁ、やん、まだ出てるぅ・・・あったかぁぁい・・・おなか暖かいよ淳也ぁ・・・幸せよ淳也」 「激しかったな、桜子・・・」 二人は息を整えながらタバコを吸いながらこれからのことや百合華の事、仕事のことを話していた。 「ねぇ・・・淳也、今日からあなたとの生活が始まったじゃない?それでね、今日の記念にお願いしたいことがあるの・・・」 「おお、なんだ?言ってみろ。」 「あのね、あたし、ピアスがほしいの」 「なんだ、そんなことか、そんなものお安いご用だ。ダイヤか?指輪とかはいらんのか?」 「違うの、普通のピアスじゃなくってね、その・・・ちょっと恥ずかしいんだけど・・・あたしのココにつけたいの・・・」 そう言って、桜子は濡れそぼった自身のラビアとクリトリスを触った。 「ほう、そうか桜子が自分からつけたいと言うとはなぁ・・・ピアスの魅力にはまったか?今度の休日に二人で付けに行くか。しかし、桜子の体はどんどんイヤらしく、美しくなっていくな。で、いくつつけたいんだ?」 「左右に二つずつ、クリにも二つつけてほしいの。」 「ああ、わかった。なんならクリの包皮切除もするか?今以上に感じるようになるぞ?」 「ほんと!?嬉しい!!!今まで以上に感じるってどうなるのかしら・・・あたし壊れちゃうかも・・・ああっまたしたくなって来ちゃった・・・ねぇ、しよう?」 そう言って桜子は川端ににじり寄り、桜子のタバコの煙と川端の煙をキスで交換し合いながらそのままなだれるように始めた。 結局その日は東の空が白み始めるまで合計4回激しく抱き合った。川端はその全てで桜子の中に放った。 次の休日には、桜子の希望通りに局部にピアスをつけ、乳首と臍にもピアスを増やした。乳首とラビアのピアスは細いチェーンで結ばれ、クリトリスは常にむき出しの状態になった。そして、川端と桜子は職場でも、自宅でも毎日抱き合うようになり、いつでも川端を受け入れられるように、抱かれていない時は前にはディルドー、アナルにはプラグを常に入れるようになった。 その頃には本社の中では秘書という立場だけでなく、専務の愛人として桜子は噂が少しであるが広まりつつあった。そしてそう言う噂を知らない男子社員は、桜子の妖艶な雰囲気に人気で、他の男から誘われることが多くなっており、桜子自身はまんざらでもない様子ではあったが、決して誘いに乗ったりはしなかった。 そして、川端、桜子、百合華の奇妙な共同生活はというと、桜子と川端は殆ど毎日定時に帰宅し、必ず百合華との夕食を楽しんだ。川端も桜子も家にいる間はずっとタバコを吸っているため家の中はいつも煙で充満していたので、はじめこそ百合華は煙に慣れず咽せている状態であったが、しばらくするとすっかり慣れて普通に生活できるようになっていた。 そして、百合華にとって嬉しかったのは、誠がいたときには仕事が忙しく、百合華が起きている時間帯には殆ど家にいることが出来なかったが、川端の家に来てからは、川端も桜子も早い時間に帰ってくるので、楽しく過ごすことが出来るようになったと言うことだ。川端も百合華に対して非常に優しく接しており、毎日のように百合華にプレゼントを買い与え、小遣いをあげていた。その結果、百合華は川端に対して警戒心もなくなり、自分の父親以上に懐くようになっていた。 [2657] サクラチル−2章−3 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 01:19 ■2−3
こうして、妻は日本に戻ってきました。豊胸手術をしていたのは驚きましたが、確かに綺麗になったしちょっと新鮮な印象を受けました。 妻に現地での生活を聞きましたが、仕事が忙しく、専務には殆ど抱かれていないと言っていました。 真実かどうかを調べる術がないので、本当かどうかわかりませんが、私は妻を信じてみることにします。 ニューヨークに行ったのは、遊びに行ったのではない、仕事に行ったのだと安堵を覚えました。専務もソコまで私物化をしないだろうとこの時は考えていました。 食事を終え、自宅に帰ってきました。久しぶりの家族団らんです。妻は娘と一緒にお風呂に入っていました。 娘が先にお風呂から上がると、嬉しそうに私に報告してくれました。 「ママね、おっぱいすっごい大きくなったよ。あたしビックリしちゃった。それにすっごくスタイルもいいの。あたしも大きくなったらママみたいになりたいなー」 「そ、そうか・・・なれると良いね。」 しばらくすると、妻も上がってきました。妻はパジャマ姿でしたが、思わず胸元を見てしまいました。 「はぁ、良いお湯だった。な、なによ誠君、あんまりあたしの胸ジロジロみないでよ・・・恥ずかしいじゃない。」 そう言って妻は両手で胸を隠す仕草をしました。 「ははは、ごめん、思わず見とれてしまったよ。」 「もう、誠君ったらエッチなんだからぁ。」 そしてその日の夜、久しぶりなので、妻を誘ってみました。 「さ、桜子、ほら、久しぶりだしさ、しないか?」 「誠君・・・ええ、でも恥ずかしいから電気は消してね。それと、今日はゴムつけてね。」 「え、ピル飲んでるんじゃなかったのかい?」 「え、えっとその・・・そう、今、切らしてて飲んでないの。最近じゃ専務ともゴムをつけてるのよ。」 専務の話が出てくるのはちょっとイヤでしたが、専務も桜子に飽きたのかそれほどしてないのかなと思っていました。 「うん、わかったよ。」 そうして妻が受け入れてくれたことに単純に嬉しく思いました。 電気を消して、私は妻に近づいていきました。そして妻にキスをしました。キスをして感じたのは、かなり濃いタバコのニオイでした。専務に何度も煙を吹き込まれているうちにニオイが染みついてしまったのでしょうか・・・でも、そのことを確認する勇気は私にはありませんでした。 服を脱がせ、胸を触ると、大きさに驚きました。 「すごいな、この大きさ。」 「あんまり言わないで。いたっ!まだ手術の痕が痛いからあんまり激しく揉まないでね。」 「あ、ああ・・・ごめん」 私は妻のスリットに手を伸ばし、触ってみましたが、あまり濡れていません。 「ごめんなさい・・・あ、あ、あの・・・久しぶりだからあんまり濡れてないのかも。」 「いいよ、しょうがないよな。ちょっとなめてから入れてもいいかい?」 「ごめんね。」 妻のスリットをなめ始めましたが、いくらなめても濡れてきません。それにここもちょっとタバコ臭いような気がします・・・ 「き、気持ちいいかい?」 「え?気持ちいいわよ。誠君とするの久しぶりだから感動してて・・・ああっ・・ああーん、もっとなめてぇぇ・・・はぁぁぁ」 「そうか。その、もう入れていいかな?」 「え?ええ、来て・・・でも、あんまり濡れてないからゆっくりね」 「いれるよ・・・」 久しぶりに妻の中に入れたとき、少し緩くなったような気がしました。しかし、すぐ締まってきたので、私は腰を動かすのに夢中になりました。 「はっはっはっ、んっ、はっはっはっ」 妻はあまり声を出しません・・・横を向いて目をつぶってちょっと涙ぐんでいます。 「ィャ・・・」 「ん?なんか言った?気持ちいいかい?ぼ、僕は気持ちいいよ。そろそろイクかもしれない。」 桜子は思わず拒否の言葉を口にしてしまった。幸い誠には聞こえていなかったようだが、この時の桜子は誠のペニスを汚いと感じてしまったのだ。 「はっはっはっ、き、きもちいいわ、誠君、来て」 「うっ・・・はぁはぁはぁ桜子、気持ちよかったよ・・・桜子、愛してる・・・ちゅっ」 「あたしもよ・・・」 私がキスをすると、妻はぶるぶると震えていた。 「どうしたの?」 「え?ちょっと寒いの・・・」 「そうか・・・大丈夫か?風邪でも引いたかな?じゃあ、僕は汗かいたから、シャワー浴びてくるね・・・」 「ええ、疲れたのかも。。。あたしは少し布団で暖まってから行くわ。行ってらっしゃい。」 誠はパジャマを着て出て行った・・・ 桜子は誠に触れられても全く濡れなかった。それどころか、"淳也だったら、淳也となら"と考えてしまっていた。そして、誠に入れられる瞬間、明らかに嫌悪した。誠にはそれを悟られないようにと演技をしたが、耐えきれず思わず涙がこぼれたのだ。 誠の小さなペニスでは膣に入っている感覚が無く、全く感じなかった。それに誠はすぐにイッテしまい、それも不満だった。 ついには、誠からキスをされるだけで嫌悪のあまり震えてしまったのだ・・・ そして、その体の正直な反応に桜子は懸命に否定して、また泣いてしまった。 「ちがう、違うのよ!愛してるのは誠君のはず!そんなことないのよ!違う!ああ。あたしどうしたらいいの・・・・淳也ぁ・・・どうしよう。。。あたしおかしくなりそうだよお・・・」 最後に思ったのはやはり川端のことで、一瞬川端に抱いてほしいと思ったが、すぐに否定しようとした。考えれば考えるほど川端のことを思い出してしまっていた。 そして、誠がシャワーから帰ってくる前に桜子はいつの間にか眠りについていた。 「おまたせ、桜子、シャワー浴びてこいよ・・・あれ?なんだ寝ちゃったのか・・・やっぱり疲れてたんだな・・・桜子には悪いことしちゃったなあ・・・」 誠は桜子の横に入り、桜子の肩をポンポンと叩きながら眠りについた。桜子が泣いていたとは気が付かずに・・・・ 翌日の月曜日、桜子は午前中に行われる役員への報告会のため誠と二人で出勤した。 誠はいつもの資料倉庫、桜子は専務室へ向かった。 桜子は専務室に入ると、カギをかけた。大きく息を吸い込み、川端の匂いを吸った。そして鞄からタバコを取り出し、火をつけた。深くタバコを吸い、ショーツの上からスリットを軽く触ってみると、それだけで桜子のスリットはビショビショになっていた・・・ 「淳也ぁぁ、会いたいよおお・・・はぁぁ・・・あたしは寂しい・・・・2週間は長すぎるよ・・・ほら、今日は胸とお臍にピアスつけてるんだよ・・・触ると気持ちいいよ・・・あなたからのプレゼント大事にしてるからね・・・昨日別の人のおちんちんが入っちゃったの・・・早く淳也のであたしの中綺麗にして・・・早く」 少し涙ぐみながらもう一度タバコを吸い込んだ。 「よしっがんばってくるからね、淳也、あたしを見守っていてね・・・愛しているわ。」 そして、報告会では見事川端の代理を務め、アメリカ進出の事業も大きく前進していることを役員連中に納得させた。 桜子の説明は大変評価も高く、役員たちからは拍手が溢れた。 そして、報告が終わり、会議室から出るとすぐさま専務室に戻り、川端に国際電話をかけた。 川端が出ると、桜子はうれしさのあまり、叫んでしまった。 「Hello?」 「あ、淳也?淳也?あたし、桜子よ!!」 「おお、桜子かどうだ、家族とは仲良くやってるか?」 「え、ええ、問題はないわ。」 「そうか、それは良かった」 「そんなことより、電話をしたのはね報告会の話なの。さっき終わったところで、役員の人たちに拍手もらっちゃった!」 「ほう、すごいじゃないか。えらいぞ。帰ったらたくさんご褒美やるからな。」 「うん!楽しみにしてる。」 「では、帰るまでは家族と楽しんでくれ。」 「え、毎日電話しちゃだめ?」 「ああ、だめだ。この2週間は俺のことを忘れてしっかり家族と楽しみなさい。」 「わかったわ・・・ちょっと寂しいけど家族のことも大事よね。」 「わかってくれて嬉しいよ。さすが俺の桜子だ。」 「えへへ。じゃあ、またね・・・愛してるわ。」 「俺も愛してる。」 桜子は川端と電話で話せて嬉しかったのだろう。上機嫌で会社を出て行った。 会社を出てすぐにタバコが吸いたくなったので、喫茶店に寄ってタバコを吸っていた。もう、桜子は半日以上タバコなしでは考えられなかった。タバコを吸っていると自然と愛液があふれ出してくるようになっていた。 「やだ、すっごい濡れちゃってる・・・トイレで拭いてこなくちゃ・・・」 そして、喫茶店を出てすぐに無意識にタバコに火をつけていた。 帰宅すると、さすがにタバコ吸えないので少しイライラしていたが、ぐっと我慢して家庭の顔に戻っていた。 2週間の休暇の間、昼間は喫茶店に行ってタバコを吸いながら本を読み、夕方からは家事にいそしんでいた。そして夜になると酒を浴びるように飲んでいた。 この2週間の間何度か誠に抱かれたが、一度も感じることができず、誠には感じている演技をしていた。その誠との行為がますます川端への思いを強くしていくのだった。 こうして2週間はあっという間に過ぎていったが、川端が戻ってくる前日には浮き足立つほどだった。 帰国の前日、桜子は誠に相談した。 「誠君・・実は専務から連絡があって、明日帰国するから空港に一人で迎えに来いって言うの・・・その・・・行ってもいいかな?た、たぶん夜遅くなると思うけど・・・」 「え?そうか、ついに帰国するのか。専務の命令なんだろ?わかったよ。。。行っておいで。」 「ごめんね・・・ぐすっ・・・ほんとはもっと誠君と一緒にいたいよ・・・もう、専務と会いたくない・・・このままの生活が続けばいいのに・・・ぐすっ」 「そうだな・・・僕もそう思う・・・桜子にはつらい思いをさせてごめんよ・・・」 「あたしの方こそごめん・・・誠君そっちのけで・・・ぐすっ。じゃ、じゃあ、明日空港まで迎えに行ってくるわね。大好きよ・・・」 「ああ、気をつけてな・・・」 桜子は今までは誠に対して嘘を言うことはほとんどなかったのだが、川端との関係が深くなっていくと誠に対しては平気で嘘を言うようになり、嘘泣きまでするようになった。逆に川端に対しては自分に対しても川端に対して嘘偽りはなくなっていた。 桜子と誠の心の繋がりは消え失せ、川端との繋がりが強くなっていた。 [2656] サクラチル−2章−2 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 01:19 ■2−2
そして二人はニューヨークへ飛び立った・・・・ ニューヨークに到着するとすぐに川端は取引先の会社に赴き、会議を始めた。 川端は得意の英語を駆使して、相手にプレゼンを行っていた。英語の得意でない桜子はその姿を見て、ただただ関心すると同時に尊敬の念が強くなっていた。 川端は精力的に現地施設の視察や会議や資料作成などをこなし、桜子もそれに付いていった。 そして毎晩桜子を激しく抱いていた。桜子は川端の底なしのバイタリティに尊敬から憧れそして愛情に変わっていくのを感じていた。 ある晩、川端は桜子を抱いた後、生まれた姿のまま二人でホテルの部屋から見える夜景を見ながらウィスキーを飲んでいた。桜子は毎晩のように川端と一緒に飲んでいたため、今ではすっかり酒が強くなり、川端と同じくらいの量を飲むようになっていた。 「淳也・・・夜景がきれいね・・・」 「ああ、でも桜子には負けるよ。」 「まあ、上手ね。そんなこと言っても何も出ませんよ。」 川端が軽いキス 「ここには世界が集まる。東京もここには及ばない。。。桜子、俺はここで成功してみせる。」 そう言って川端はタバコを深く吸った。 「淳也がそう言うと大げさに聞こえないから不思議ね・・・」 酒のせいであろうか、桜子は自分で川端に対してこんなことを言うなんて信じられなかった。 桜子は川端のタバコ姿を見つめていた。それに気が付いた川端は桜子に聞いた。 「ん?なんだ?俺の顔に何か付いているか?」 「ううん、淳也って本当に美味しそうにタバコを吸うのね・・・。」 「ああ、集中しているとき、仕事がうまくいったとき、うまい飯を食ったとき吸うと格別だ。しかし、一番うまいタバコは桜子を抱いているときに吸うタバコだ。どうだ?桜子も吸ってみるか?」 「ええっ、あたし吸ったことないしムリよ・・・」 「俺のタバコの煙をいつも吸っているんだったら平気だろう。一本試しに吸ってみろ。ムリだったらもう吸わなくてイイし、俺もおまえを抱くときにタバコはやめる。」 「じゃ、じゃあ吸ってみようかな。。。」 そう言って桜子はタバコに火をつけ煙を深く吸い込んだ。 「ふぅーー。なんだか頭がクラクラするわ・・・でも美味しいわね。病み付きになっちゃうかも。ふふふ、これであたしも淳也と一緒ね。」 「タバコはうまいだろう。ほれ、一箱やろう。」 「ありがとう。誠君が知ったら驚くかな??」 「どうかな?愛想尽かされるかもしれないぞ。」 「いやだ、誠君はそんなに心狭くありませんよーだ。でも、いきなり見せるのはやっぱり驚くだろうから誠君の前で吸うのはやめておくわ。ふーーっ・あら、もう一本なくなっちゃった。もう一本吸っちゃおっと。」 「おいおい、今日生まれて初めて吸ったのにもう慣れたのか?さすが桜子は適応が早いな。火をつける姿ももう一人前じゃないか」 「ふーーっ・・・おいしっ。そう?淳也の吸っているところをずっと見ていたからよ。」 「はははっ。そうだ、桜子、明日から二日間は久しぶりの休日だ。良いところに連れて行ってやる。」 「え?どこどこ?何処に連れて行ってくれるの?」 「それは朝になってからのお楽しみだ。じゃあ、もう一回するか。」 そう言って二人は手にタバコを持ったままニューヨークの夜景を前にしてキスを始めた。 朝になり、川端が起きると既に桜子はセクシーな服に着替えてタバコを吸っていたいた。ニューヨークに来てから桜子のワードローブは二倍に増えていた。どれもこれも扇情的な色っぽい服ばかりだった。しかし、ショーツは一枚も増えていない。桜子は川端にショーツを穿くことを禁じられていたからだ。 「あら、淳也おはよう。うふふ、昨日も激しかったわね。シャワー浴びたら?」 「ああ、そうさせてもらう。朝起きてからのタバコもイイもんだろう?」 「ええ、なんだかスッキリする感じ。」 桜子はベッドから体を起こした川端の隣に座りキスをした。 「すぐにシャワーを浴びて着替えるから、出る準備しとけよ。」 「ええ、わかったわ。なんだか楽しみ。」 朝食を済ませホテルを出ると、川端はタクシーを拾い、ある場所に向かっていった。 着いた先、それは病院だった・・・ 桜子は不安になり、川端に尋ねた。 「こ、ここで何をするの?」 「今のおまえには似合わないその小さな胸を大きくしてやる。」 「えっ、そんな、あたしこのままでいい。それに怖いわ。」 「なに、手術は1時間ほどで終わる。痛みもあまりない。それに前に胸の小ささで悩んでいると言っていたじゃないか。」 「それはそうだけど。。。」 「じゃあ、決まりだな。ほら、予約時間はもうすぐなんだ。金も既に払っているから覚悟を決めろ。」 「もーーー、いつも強引なんだからぁぁ。」 そうして受付を済ますと、すぐに着替えて診察して手術室に連れて行かれた。 手術室に入ると桜子は全身麻酔をされた。通常、豊胸手術は部分麻酔にのみなのだが、川端はあえて全身麻酔をするように依頼していた。理由は麻酔から覚めた後、桜子自身すぐに知ることとなる。 手術後3時間ほどして桜子は病院のベッドで目が覚めた。 ベッドから起き上がり自分の胸元を見るとすぐに変化がわかった。Aカップしかなかった胸がDカップほどに大きくなっているのだ。少し痛みがあるが何とか我慢できる程度だった。 桜子は思わず自分で胸を触ってみた。 「大きいわね・・・あたしの胸じゃないみたい・・・あれっ?」 胸をまさぐっていて違和感を感じた。おそるおそる胸をめくってみると、乳首に金属状の棒が貫通していた。そう、ピアスである。豊胸手術と一緒に乳首にピアスも通されてしまったのだ。そして、さらに別の場所にも違和感を感じた。へそにもピアスがされていたのである。すぐに服を脱いで病室にある姿見に自分の姿を映してみた。手術痕は少し痛々しいが、今までの自分とは見違えるほど色っぽい姿をしていた。今まではよく言えばスレンダーだが、はっきり言って幼児体型といって良いほどだった。それが、年相応の魅力的な女性に見え、さらにピアスが隠微な雰囲気を醸し出していた。 以前の桜子なら毛嫌いしたような姿だったが、今では自分の姿を見てうっとりしていた。 鏡でポーズを変えながら見ている時、川端は病室に入ってきた。 「おおっすばらしい・・・桜子、ますますきれいになったな・・・見とれてしまうよ。それに、おまえもその姿が気に入ったようだな。」 「あっ、淳也!すごいわね!ビックリしちゃった。正直かなり不安だったけどすごく気に入ったわ。ありがとう!淳也、大好きよ!」 「気に入ってくれて嬉しいよ。それに、桜子、始めて俺のこと"好き"と言ってくれたな。俺にとってそっちの方が嬉しいぞ。」 「あっ・・・は、初めてだったかしら・・・あたしどうかしてるわね・・・なんか恥ずかしいわ・・・」 桜子は思わず発した"好き"という言葉に驚いていた。無意識に素直な気持ちで出た言葉だけにその重みは桜子自身が十分理解していた・・・ 桜子自身、自分の心の天秤が大きく揺らいでいるのを感じていた・・・ 豊胸手術をしてから1週間ほどは胸への刺激は控えなくてはならなかったため、あまり激しいことはできないが、毎日欠かさずセックスはしていた。 今までは全て川端から桜子を抱いており、桜子は川端の言いなりで全て受け身の状態であったが、あの手術以降、文字通り人が変わったように桜子の方から川端を誘うようになっていた。 桜子は常に発情しているような状態になり、二人で街を歩いているときも周りに人がいなそうな場所を探しては川端を誘っていた。 「ねえ、淳也、あたししたくなっちゃった・・・ねぇ・・・しよっ?」 川端は桜子の言葉を聞いて周囲を見回し、人のいなそうなトイレに桜子を連れ込んだ。 トイレの個室に入るや否や桜子は川端の股間をまさぐり、ズボンを脱がしてペニスを口に含み大きくさせた。 「はぁ、いつ見ても大きい・・・たくましいわ・・・これが大好きなの・・・」 「おいおい、桜子が好きなのはペニスだけか?」 「ふふふっ、もちろんあなたも好きよ。ちゅっ」 「ほらぁ、みてぇ、あたしのおまんこ、こんなになってるのぉ」 そう言ってスカートをまくり上げ尻を突き出して両手でスリットを広げて誘った。 そこはもうしたたるほど濡れて光っていた。 「桜子は淫乱だな・・・もうこんなになってるじゃないか。」 川端はスリットを指で広げ、クリトリスを触った。 「いやぁん、こんな体にしたのは淳也よ・・・責任をとってね・・・ああんっもういいから早く入れてぇぇ」 「はははっ、今入れてやるぞ、んっ」 ずずずっ 「はぁぁんきっもちいいいい・・・はぁぁぁ・・・ねぇキスしてぇ。」 桜子は後ろから入れられながら顔を川端の方に向けキスをねだった。 激しいキスをしながら川端はペニスを突いていった。そのため、大きくなった桜子の乳房は激しく揺れていた。 「ああん、乳首がこすれていいのぉぉぉ。」 「桜子、すごい締め付けだ。。。おまえの旦那とどっちが良い!」 「あんっあんっあんっ・・・淳也のよぉぉ淳也が一番なの!!きゃふっ大きくて気持ちいいのぉぉ。もっと突いて、突いて激しく突いてぇぇぇ!!」 「こうかっほらっ気持ちいいか!ほれっ・・・っくそろそろイキそうだ!」 「中よ!中に出してぇ淳也のがほしいのよおおお。子宮に精液飲ませてええ。イクっイクっイクぅぅぅぅ」」 「ああ、中に出すぞっ!桜子のお望みの精液だっ・・・うっ」 ビュッビューーードクッドクッ 「あああ・・・入ってくる・・・淳也のあったかい、、、あたし幸せよ・・・あんっまたイクっあたしビクビクしてる・・・淳也、愛してるわ・・・」 「俺も愛してる。桜子、もう離さないぞ。」 「あん、淳也のが垂れてくる・・・ちょっと待っててね」 桜子は垂れてくる川端の精液をすくい取って口に含んだ。 「垂れないようにしなくちゃ・・・」 そう言って桜子はバッグの中から大きなディルドーを取りだし、自分自身に挿入して栓代わりにした。桜子は外ですることが多くなったので、精液が垂れないようにと行為の後はディルドーを挿入するようになったのだ。 その結果、抜け落ちないようにと常に股間に力を入れているようになったので、桜子の膣内はすばらしい名器に育っていた。 「いかん、次の会議が始まるぞ。桜子君、準備は良いか?」 「はい、専務。次の会議はあと30分で始まります。資料等の準備は問題ありません。」 川端が桜子のことを"桜子君"と呼ぶと男と女の関係はそこで終わり、本来の上司と部下の関係に戻る。 桜子はニューヨークの生活により、今までほとんどできなかった英会話もかなり上達し、コミュニケーションするには支障がなくなるほどになった。 川端のサポートも期待以上の動きをして見せ、特に会話をしなくても的確な対応をすることが出来るようになっていた。その姿はまるで何十年も寄り添った夫婦のような手際の良さだった。 川端は、現地スタッフには秘書 兼 妻であると説明しており、仕事ぶりと容姿の美しさから現地スタッフからも高い評価を受けていた。 桜子はタバコを吸う量も増えていき、帰国が迫る時期には、一日に3箱程も吸うようなヘビースモーカーになっていた。 そして、タバコの量が増えるに従い、自分の夫である誠のことを考えなくなっていった。 帰国直前、川端から桜子にある事実が知らされる。 「桜子、俺はあと2週間ほどこっちにいなくてはならなくなった。しかし、来週早々には会社でここでの成果を報告しなければならん。悪いが、先に帰国して俺の代わりに報告してくれないか。既に報告資料は会社のサーバーに送ってある。君なら俺の代わりを十分にできるだろう。」 「そんな!あたし淳也と離れたくない!」 「わかってくれ。役員への報告が終わったら俺が日本に戻るまで休暇をやる。この2週間君の家族と十分に楽しんでくれ。その代わり帰ってきたら今まで以上に君と過ごすことを約束する。」 川端から"家族"という言葉を聞いて、桜子は我に返る。 「誠君、百合華・・・うん、わかったわ・・・先に日本で待ってる。報告なら任せて!淳也の成果を説明して役員連中を納得させるわよ。」 「桜子、頼もしくなったな・・・よろしく頼むよ」 「淳也、愛しているわ」 「俺もだ、桜子・・・」 そして翌日、川端は桜子を空港に送って行った。 桜子はセクシーな姿ではなく、今までのような少しゆったり目のフレアースカートのワンピースを着て化粧もナチュラルメイクにしていた。 その顔は既に妻、母に戻っていた。 久しぶりの日本、空港では家族が待っている。そう考えると嬉しい気持ちがあったが、川端と離れる不安も大きかった。 桜子は、機内で誠や百合華への思いを馳せていた。 (誠君、ちゃんと生活しているかしら・・・百合華はパパと仲良くできているかしら・・・この胸見たら誠君驚くかなあ・・・あ、ピアスは外しておかないと・・・タバコは家では吸えないわねえ・・・我慢できるかしら・・・ああ、淳也・・・・寂しいよぉ・・・ぐすっ) 桜子がいくら家族のことを考えていても最後には川端の事を考えてしまっていることに気が付いていなかった。それほどまで桜子の心は川端に対する割合が大きくなっていたのだった。 飛行機が空港に到着し、到着手続きを済ませ到着口から出るとそこには誠と百合華が待っていた。 「ママーっ!!」 一足飛びに駆け寄ってきたのは娘の百合華だった。よほど寂しかったのだろう、久しぶりの対面で百合華は桜子に抱きついていた。 「百合華、会いたかったわ!元気だった?パパと喧嘩してない?」 「うん、病気もしてないし元気だよ。パパとも仲良しだったし。パパが遊園地と動物園に連れて行ってくれたんだよ。」 「あら良かったわねえ。ほら、パパはちゃんと約束守ってくれるでしょ?」 「うん、でも、ママがいなかったから寂しかったよー」 そうして、百合華は桜子を強く抱きしめた。すると、百合華は自分の母親に抱きついて、違和感があることに気が付いた。 「あれぇ?ママ、おっぱいおおきくなった?」 「え、ええ、そうね、アメリカで流行っているおっぱいが大きくなる体操をしたらこんなに大きくなっちゃったの。いいでしょ。」 「あたしは前のおっぱいでも良かったんだけどなあ。まあ、いいやふわふわだし。うふふふ。ママだーいすき。今日は一緒に寝よーね。」 「ええ、そうしましょ。ママも百合華と一緒に寝たいわ。」 母親からそう言われて嬉しかったのか、安心して母親から離れてロビーにある売店をいろいろ見て回っていた。 百合華が離れるのを見て誠は近づいていった。 「さ、桜子・・・久しぶり・・・その・・元気だったかい?」 「誠君・・・会いたかったわ。誠君に会えなくて毎晩泣いていたわ。」 桜子は平気で嘘を吐いた。確かに泣いてはいたが、誠のために泣いていたのではない。正確には、川端との情事が感じすぎて泣いてしまっていたのである。 「ところで、その。。。川端専務は?」 「え、淳・・・いえ・・・専務?まだニューヨークで仕事があるらしくて、一人で残ったわ。向こうではかなり忙しそうにしてたから・・・だから、専務の代わりにあたしが役員への報告をするの。それでね、なんと専務が報告の後は2週間お休みしてもいいって!2週間はみんなとずっと一緒よ!前と同じ生活が出来るのよ。」 「そうか・・・よかった。しばらくは平穏な暮らしが出来るんだな。うれしいよ。で、そのちょっと気になるんだけど聞いてもいいかい?その胸はどうしたんだい?」 「ああ、これ?実は・・・豊胸手術したの・・・ごめんなさい、誠君に何の相談もなしで・・・専務が服にあった体型になれって言われて・・・で、でもほら似合うでしょ?あたし、きれいになったと思わない?。」 「あ、ああ・・・確かに綺麗になった・・・前とは見違えるよ・・・ただ・・・(変わりすぎだよ・・・ソコまで川端の言いなりになっているのかっ)」 「さあ、みんな夕飯はまだよね?おなか空いたでしょ?どこかに食べに行きましょ。」 「わーい!あたしハンバーグがいいなー」 「じゃあ、そうしましょうか。」 こうして一見藤島家に平穏が訪れたように見えたが、桜子はずっと川端のことを思っていた。 [2655] サクラチル−2章−1 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 01:17 2章:拈華微笑
意味:言葉を使わずお互いが理解しあうこと。心から心へ伝わる微妙な境地・感覚のたとえ。 ■2−1 あの日から妻と専務は、毎日のように仕事の終わりにホテルや専務の自宅に行って夜遅くまでセックスをするようになり、時には朝帰りということもありました。 朝帰りのときには、タバコと酒の臭いを漂わせながら、時には泣きはらした顔のまま寝ていることもありました。 そういう生活が続くうち、妻の体からは常に精液とタバコの臭いがするようになってきました。 娘にも、「ママ、タバコ臭ぁぁい」と言われる始末です。 そして、妻は専務からピルを飲むように指示され、妻も妊娠が怖いのでしょう、すぐに医者に処方してもらったようです。しかし、気にしすぎなのかもしれませんが、その妻の行動の早さがまるで専務とのセックスを受け入れているような気がして落ち込んでしまいました。 妻は毎日そんな状態ですから、私とのセックスも極端に少なくなってきました。 私が手を出そうとしても妻に「疲れているの」ということで断られるようになったためです。 私も最初のうちは本当に疲れているのだろうと思い、理解していました。しかし何度も断られると私もつい妻を傷つけるような心ない一言を言ってしまうのです。 「最近、桜子は僕としなくなったね・・・やっぱり専務の方が・・・・」 「なんてこと言うの?誠君!あたしはあなたのために抱かれているのよ!そんな!あたしだってつらいのよ・・・・あの専務への態度が本気だと思ってるの?ひどい・・・ぐすっ。誠君がそんな風に思っているなんて・・・」 と、自分はつらい、私のため仕方ないと言って最後には泣かれてしまうのでした。 特にそう言った口論が多くなり、次第に二人の会話も少なくなっていきました。 ある時、専務は私を専務室に呼びました。 「以前、君は今いる部署は暇だと言っていたな。今でも暇か?」 「は、はい・・・」 「そうか、ならばおまえに仕事をやろう。君の時間の空いているときでいい、私の運転手をしないか?」 「は、はあ。それくらいなら・・・」 「それと君に頼みたいことがある。君の車を使ってもらいたい。」 「え、専務にはあの高級外車があるじゃないですか。」 「あれはなあ、今故障中でドイツの工場で修理しておるのだ。今部品がないらしくな、数ヶ月かかるとのことだ。了解してくれるか?」 「わかりました。」 それから、私は時間のあるときは専務の運転手として働き始めました。 「藤島君、これから○△工場に行く、車をよこしてくれ。」 「わかりました。」 専務が先に後部座席に乗り込むと、妻は助手席に座ろうとしました。 「おいおい、桜子君、君は秘書なんだから私の隣に座りなさい。」 「はい、申し訳ありません。」 妻はいつも私たち家族が使っている車なので癖で助手席に乗ろうとしたのでしょう。専務に注意されてしまいました。妻はあわてて専務の座っている後部座席にまわりました。 車を走らせてしばらくして、ルームミラーで後ろを何気なく見ると、専務は妻の太ももの上に手を置いていました。最初は置いているだけでしたが、だんだんさするようになってきて、手がスカートの中に入っていきました。妻は困ったような表情をしていました。 「せ、専務・・・困ります。こんなところで・・・誠君がいるし・・・」 「何を言っておる。君のココは少しずつ湿り始めているじゃないか。興奮しているんじゃないのかね?」 「そ、それは・・・あの・・・」 「専務、私の車の中でそれはちょっとやめていただきたいのですが・・・桜子も嫌がっていることですし・・・」 「君は運転手だろう。運転に集中しろ。運転手の分際で口出しするな。」 「え、は、はい・・・申し訳ありません。」 すると、専務は妻にキスを始めました。最初は嫌がって少し抵抗をしていた妻でしたが、だんだん力が弱まり、されるがままキスを受け入れていました。 「んふっ・・・あっ・・・んちゅ」 専務は妻の胸を揉みながら、スカートの中の手を激しく動かしていました。 「桜子、私のペニスを舐めなさい。」 そう言うと妻は専務のズボンをゆるめ、中から専務のペニスを取り出し口に含みました。 「はむっ・・・ずずずるぅ・・・んふっ・・・あんっ・・・ぬちゅ・・・ふぅ・・・レロレロ・・・」 「そうだ・・・もっと奥まで・・・っつ!歯を立てるんじゃない!もっと舌を使って・・・そうだ・・・」 そう言って専務は妻の頭を撫でています。徐々に妻の頭の動きは速くなってきます。 「んふーっふうう、ちゅぱっ・・・ちゅぱっ・・・じゅるるるっ」 しばらく妻に舐めさせていると、ぎこちない妻の動きに業を煮やしたのか、妻の口を専務のペニスから離しました。 「桜子・・・もういい・・・もっと上手くなっておけ・・・桜子はもっと飲み込みがいいと思っていたがな・・・残念だ」 「は、はいっ・・・・すみません・・・・次はがんばりますっ!!」 専務からの評価が悪く、妻は申し訳なさそうにして若干涙ぐんでいました。 悪い評価だったのがよほど悔しかったのか、目的地に到着するまで専務にキスをしたり萎えてしまっている専務のペニスを撫でていたりしていましたが、専務は到着するまで妻の行為をまるで意に介していませんでした。その姿に妻はかなり落ち込んでいたようです。 それからというもの毎日のように私の車の中で妻から専務への奉仕は続きました。 少しずつ妻は慣れ始め、動きも激しくなってきました。徐々に上達していく妻の動きに専務から褒められるようになり、妻はうれしそうにしていました。 「はむっ・・・ど、どうですか?ちゅぱっじゅるるるるっれろれろっ」 「おお、いいぞ・・・桜子・・・そうだ・・・上達したな・・・」 ルームミラーから後部座席を見ると、妻は下半身をなにやらもぞもぞ動かしています。信号で停車中に後部座席をよく見てみると、妻は片手で自分の股間をまさぐっていました。 「んふっ・・・はぁん・・ちゅばっ・・・ふう・・・ああん・・・もうだめっ」 そう言うが早いか妻は下着を脱ぎ、専務の上に跨って専務のペニスに手を添えて自分の中に導き入れてしまいました。挿入時の音が車内に響きました。 じゅにゅっ! 「はぁぁん・・・は、はいったあああ・・・ふうぅぅぅ」 妻は声を押し殺しながら専務の上で少しぐったりしています。 「桜子・・・そんなにこれが欲しかったのか?ならば自分で動いてみろ・・・そうだいい子だ・・・」 「はぁん・・・いやっ・・・ふぅっ」 妻は少しずつ動きが激しくなり、切ない吐息が漏れています。 「く、車が動いて・・・上手くうごけ・・・きゃんっ・・・ふぅぅ・・・奥まで入ってるぅぅ・・・」 「そろそろイクぞ・・・」 専務は一言言うと、妻のお尻を両手で持ち、上下に激しく揺らします。そして妻にキスをすると、なんと妻の方から舌を絡め始めていました。 激しくじゅぶじゅぶとイヤらしい水音が響いていました。 「はぁぁん・・・もっとっ・・・きゃっ・・・ううん・・・いやん・・・奥までくるのぉっ」 「中に出すぞっ!!」 「ああんっ!あた、あたしもっイクッイクぅ・・・中に・・・出てるぅぅぅ・・・はぁはぁ」 絶頂を迎えた妻はまるで恋人のような目でうっとりと専務を見つめ、ちゅっちゅっと小鳥がついばむように専務にキスをしていました。 「桜子・・・よかったぞ・・・だいぶがんばったな・・・」 専務は妻を褒めて頭を撫でていました。妻はよほどうれしかったのでしょう。顔をくしゃくしゃにして喜んでいました。 「あ、ありがとうございます!!」 目的地に到着するまで、二人は恋人のようにクスクスと笑いながら身だしなみを整え、時々キスをしあったりしていました。 そして、到着後二人が出て行った後に私は汚れた後部座席の後始末をしていました。 座席は所々シミができており、男と女の濃くて甘い匂いが染みこんでいました。処理を終えて二人の帰りを駐車場で待つ間、私はとても悲しい気持ちになり何度も思い出しては泣いてしまいました。 こうして、妻と専務は、専務室、専務の自宅、ホテル、私の車の中とずっと妻を抱いているようになっていきました。 私の車は専務の汗と精液、妻から出る愛液のシミがこびりつき、常に淫靡な臭いが充満していました。 家族の車ですので、娘も乗ります。 「パパ、最近車の中タバコ臭いし変な匂いするね・・・後ろの席はなんだかシミがいっぱいあるし・・・なんかこぼしたの?」 と娘に言われてしまいました。 「あ、ああごめんな・・・パパの会社の偉い人が時々後ろに乗るんだよ・・・その人がタバコを吸うんだ・・・」 「ふーん・・・そっか・・・パパも大変なんだね。」 そして、私が倉庫管理業務をしているときには、専務はことあるごとに呼びつけ、特に報告することもないのですが業務報告をしなければならなくなりました。 なんのために呼びつけるのか・・・専務は業務報告が目的ではありません。そう、専務と妻のセックスを私に見せつけるためです。 初めて専務に妻が抱かれてから二ヶ月ほどした後、私は専務に呼びつけられました。 専務室に到着すると、防音素材のため何も聞こえてきませんが、呼び鈴を押して入室許可をもらうとドアを開けたとたん妻の大きなあえぎ声が聞こえてきます。 「藤島君、今日の報告を頼む。」 「はい・・・本日は人事部から一昨年の資料の保管を依頼され、適切な場所に保管しました。」 「そうか、ご苦労。しばらくここにいて桜子の様子を見て行きなさい。」 私が報告している間、専務はタバコを吸い、妻は専務のペニスをフェラチオしていました。愛おしそうに専務のペニスを見つめながらとてもいやらしくペニスの裏筋を舐めあげたり、ペニスにキスをしたり、喉の奥までペニスを含んで上下に動かしていました。 そして、妻自身は指で自分の性器まさぐり、オナニーをしていました。妻の指の激しさにスリットからあふれる愛液は白く泡だっていました。 専務が、「おい」と言うと、もう慣れたものなのでしょう、すぐに専務の上にまたがり、妻の方から舌を絡ませながらキスをしていました。そして、専務の目を潤んだ瞳で見つめながら専務のペニスに手を添え、自分の中に導いていきました。 「ああっ、はいってくるっう、はあん・・・いいのぉ」 「桜子、だいぶ慣れてきたな・・・俺のペニスになじんできたぞ。おおっすばらしいな。」 「ありがとう、淳也さん・・・ううんっはぁ・・・淳也さぁん、もっと突き上げてぇぇ!そうよぉぉ。あんあんっあんっあんっ子宮に当たるのぉぉ・・・うふふ、淳也さんのおちんちんの先っぽがあたしの子宮にキスをしているわ」 ぐちゅっにゅちゅっずちゅっ 「くっ、そろそろイクぞ!ふふふ、またタバコの煙が欲しいのか?」 「そうよおお!タバコちょうだいいいい、煙を吸うと気持ちよくなっちゃうのぉぉ」 「よし、吹き込んでやろう!イクぞっ!」 「ああんっ中よぉ中に出してええええ!!!あたしもイクうぅぅぅあああんん」 「うっ」 ドクッドクッビューーーービュッ 「ケホッケホッはぁ、煙がおいしいぃぃ淳也さんの精液が暖かいの・・・あんっまだ出てる・・・すごいわ・・・いっぱい出たのね・・・ちゅっ」 「はぁはぁ、良かったぞ、桜子むちゅっ」 妻はこの2ヶ月の間にかなり開発されてしまったようでした。私とのセックスでは感じないほどのエクスタシーを感じているような印象を受けます。 そして、情けないことに私は二人の行為を見ていつもズボンの中で射精してしまっていました。それを見て専務はニヤリと笑うのです。 「おい、桜子、誠がまた出してるぞ、処理をしてあげなさい。」 「はい、わかりました」 気のせいか、妻も少し笑っているように見えました。そして妻は私のところにきました。 「桜子・・・」 「誠君、あたし、自分の体がおかしいの、どうしよう・・・」 そう言いながら、目を潤ませて少し泣いていました。 妻は私のズボンを脱がせ、濡れたパンツを脱がせてくれました。 このあと、いつも私のペニスを口に含んで綺麗にしてくれましたが、今回は違いました・・・ なんと、ウェットティッシュでささっと拭くだけでした。私は少しショックを受けました。 「さ、桜子・・・・な、なんで!」 「え?今日はちょっとしんどいのよ・・・ごめんなさい。。。誠君、信じてくれないの?」 「そんなことはないけど・・・・うん、ごめんな・・・」 「誠君、あたしが愛しているのは誠君だけよ?信じて?」 「ああ、僕も桜子のことを誰よりも愛しているよ」 「嬉しいわ」 そう言って私とキスをしてくれました。 「ケホケホッすごいタバコの臭いだね・・・」 「専務がいつも吹き込んでくるからね・・・ごめんなさい・・・あたしの口くさいでしょ?やっぱりタバコは苦手なのよ・・・」 「ううん、大丈夫だよ」 「おいおい、そろそろ私の女にちょっかいを出すのはやめてくれないか?」 「あ、専務、すいません!」 「桜子!私のことは仕事以外では名前で呼べと言っているだろう。」 「はい、ごめんなさい、淳也さん・・・」 「さて、藤島君、君のことを呼んだのは君の業務連絡を聞くためだけじゃない。実は、我が社にニューヨーク進出のプロジェクトがあり、私は一ヶ月ほどニューヨークに飛ばなくてはならない。そこで、桜子も連れて行くが、異論はないな?」 「一ヶ月もですか?」 「そうだ、この件は桜子は了解済みだ。」 「わかりました。出発はいつですか?」 「来週からだ。それまで準備のため桜子は私の自宅に泊まらせるぞ。」 「え、着替えは?」 「必要ない。私が全て用意する。君の家にある地味な服は全て捨てなさい。」 「わ、わかりました・・・」 そうして一ヶ月以上妻は専務と二人きりの生活が始まるのでした・・・ 妻から、出発当日一人で見送りに来て欲しいと連絡が来ました。 空港に着くと、専務にぴったりと寄り添うように歩いてくる妻が見えてきました。 まるで本当の恋人か夫婦のようです。心なしか妻の顔も嬉しそうです。 そして、妻の格好を見て少し驚きました。今まで着たことのないような派手な色の体の線が見えるようなタイトなワンピースで、しかも胸元が大きく開いていました。 妻は私に気が付くと、手を大きく振って走り寄ってきました。 近くで見ると化粧もしっかりしていて、髪型も少し色が抜けて派手になっています。 「来てくれたんだ!ありがとう・・・この格好どう・・かな?派手だよ、ね?」 「き、綺麗だよ!うん、見違えたすごい綺麗だ・・・」 遅れて専務がやってきた。 「どうだ、桜子の姿は?今までとは大違いだろう。これからニューヨークに行くんだ。これくらいしないと向こうでバカにされる。今までは女としての魅力が半減してたからなこれくらいがちょうど良い。っと、それとは別に、ちょっと遊んでみたんだ。桜子、めくってみなさい。」 「え、淳也君ここで?はずかしいよぉ」 「そうだ」 妻の専務に対する接し方がだいぶ親しくなっていることにショックを覚えました・・・ そして、妻は恥ずかしそうにスカートをめくって行きました。 「!なっ」 なんと、妻は下着を着けていなかったのです。しかも陰毛も剃られたのでしょうか無くなっていました。 しかも、妻の局部は赤く充血しており、濡れ光っていました。おそらく休みなく専務に攻められ続けたのでしょう。 心なしか妻のビラビラも大きくなり、使い込まれたように少し黒ずんできているように見えました。 「どうだ、すっきりしただろう。下の毛は永久脱毛させたんだ。」 と専務は従順な妻の姿を見て満足げでした。 屈辱感を覚えますが、私にはどうすることもできません。 「桜子をよろしくお願いします・・・」 「おまえに言われなくても任せておけ。桜子は私が守ってやる。」 「誠君、家のことお願いしますね、わからないことがあったら連絡してね。」 そう言って桜子はホテルの連絡先の書類を渡してくれました。 「わかったよ、気をつけて行ってくるんだよ。体には気をつけて・・・」 「ありがとう。誠君も体には気をつけてね。。。誠君がいないと寂しいけどがんばるわね!誠君、愛してるわ。」 「ああ、僕もだよ」 「さて、感動の別れは済んだか?そろそろ時間だ出発するぞ。」 そう言って専務は妻の腰に手を回して搭乗ゲートに歩いていきました。 「桜子・・・」 妻は一度も振り返ろうとしませんでした。それどころか、妻が専務と話をしているときの表情が嬉しそうに見え、私は激しい嫉妬に狂いました。 [2654] サクラチル−1章−2 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 01:16 ■1−2
家に着いたのは0時を回っていました。娘は先に寝ているのでしょう。家に着くと真っ暗でした。まるで私の心を現しているようでした。 私は、情けないことに妻と専務のセックスを見て、激しい嫉妬とともに興奮していたのは確かです。あんなに感じている桜子を見るのは初めてでした。 しかも、帰宅途中歩きながら射精してしまいました。自分のパンツを脱いで洗っていると、また情けなくなって涙が止まらなくなってしまいました。 そのあと、ベッドに潜り泣きながらいつの間にか寝ていました。 朝、9時頃、激しい頭痛で目が覚めました。 ベッドを見ると横には妻が寝ていました。いつ帰ってきたのでしょうか。首筋には無数のキスマークが付いており、まぶたと鼻は真っ赤に泣きはらしていました。それを見て改めて昨夜のことは夢ではなかったと認識しました。 昼前に妻が起きてきました。 かなり疲れた様子で起きてから泣いたのでしょうか、目には涙を浮かべていました。 私は妻にコーヒーを入れながら言いました。 「その・・・お疲れ様・・・昨日は何時頃帰ってきたの?」 「ぐすっ、ごめんね・・・5時に送ってくれたの・・・」 「大丈夫だった?痛いことされなかった?」 「つらかったわ・・・痛いことはされなかったけど・・誠君がいなくなってて心細かった・・・朝まで6回もされてしまったの・・・」 「6回も!?ごめんよ、もういてもたってもいられなくて逃げてしまった・・・」 「ううん、いいのよ、、あたしもごめんなさい・・・あんなはしたない声を上げてしまって・・・」 「今日は休むといいよ。うちのことはやっておくから・・・」 「ありがとう、そうさせてもらうわ。・・・・・誠君、あたし怖い・・・これから専務の相手をするのが・・・・」 「この生活はいつまで続くのか・・・本当にごめんよ。。。。」 「もう、いいの。あたし、がんばるわ」 そう言ってコーヒーを飲み干すと、妻は涙ぐみながらまたベッドに向かっていきました。 そして週明け、桜子は重い足取りで出勤した。専務室に到着すると既に専務は出勤しており、忙しそうに仕事をこなしていた。 仕事が一段落すると、桜子はいつも通りに一日の予定を川端に伝えた。 「わかった。ではこの資料を○×物産にFAXして、△□部品にこの契約書を郵送しておいてくれ・・・次に・・・」 そういっててきぱきと桜子に指示を出していたが、桜子は上の空で聞いてしまっていた。 「桜子君?聞いているのか?」 「あ、はい、すいません・・・」 「まあ、いい。次からは気をつけてくれたまえ。」 そう言うと川端はイスを回し、窓から外を見ながら話し始めた。 「桜子・・・先日はすまなかったな・・・つらかったろう・・・今日は元気がないようだが、ちゃんと寝ているか?」 そう言ってイスから立ち上がり桜子のそばに立ち、すまなそうに頭を垂れた。 「え、は、はい・・・もう・・・もう大丈夫です・・・」 「そうか、それは良かった。私も安心した。ムリをさせてしまってすまなかったな。」 「いえ、いいんです・・・もう・・」 「そうか・・・そうだ、今夜また例のホテルで待っている。今度は強制はしない。自分で考えて決めてくれ。もう、イヤなら来なくてもいい。これで私との関係は終わりだ。」 「は、はい・・・考えさせてください・・・」 桜子は川端の意外な優しさに少し驚いた。あの川端が自分のことを気にしてくれているなんて思いもしなかったのだ。普段から仕事上でも強引な川端のことだ、今朝も出勤してから強引に求められやしないかと不安に思っていた。しかし、意外なことに桜子に優しい声をかけ、滅多に謝らない川端が頭を下げて謝ったのだ。 さらに、これからずっとこの関係が続くと思い憂鬱でいたが、今日行かなければもうおしまいにすると言ってくれた・・・ 最初そう聞いたときはもう二度と抱かれたくないと思っていた。 しかし。。。。。。 仕事中や昼食中など、川端のふとした仕草を見て先日のセックスのことを思い出して頬を赤らめてしまう。そして、否定すればするほど思い出し、あろうことかショーツを濡らしてしまうのだった。 そして仕事が終わると、自分の気持ちを確かめるべくホテルの前にいる桜子がいた。 川端がいるはずの部屋をノックすると、中から川端の声がした。 「入りなさい。」 「し、失礼します。」 「ここに来たと言うことは、俺を受け入れると言うことだな?」 「いえ、違うんです!違う・・・あたし、嫌なはずなのに、嫌なのに、おかしいんです!改めて自分の気持ちを・・・そう、確かめるために・・・専務にはっきりと・・・その・・・直接言った方が・・・いいと・・・おもっ・・・きゃ!んむっ!?」 全て言い終わる前に川端は桜子の唇を奪った。 「俺は来なかったからといってネチネチと粘着はしないぞ?それは桜子が一番知ってるな?ならば、ここに来たと言うことは俺を受け入れようと心の奥では考えていたと言うことだ。受け入れるなら来る、嫌なら来ない。俺はこの二択を与えた。それ以外の選択肢は無かったはずだ。わかってるだろう?おまえの体と深層意識は俺を既に受け入れているんだ。表層意識は旦那への罪悪感や今まで見たことのない自分への恐怖心から桜子の本当の気持ちを否定しようとしているだけだ。」 川端の言葉と熱いキスと抱擁は桜子を動揺させ、表層意識は今まさに崩壊しようとしていた。 「あ、あああ、あの、あたし・・・」 「俺を受け入れろ、自分自身に素直になれ。心を開け!」 桜子は徐々に力が抜け、目を閉じて口を少しずつ広げ川端の舌を受け入れていった。そのとき桜子の目から一筋の涙が流れていった・・・ (誠君・・・ごめんね・・・) 桜子が川端を受け入れた瞬間であった。 [2653] サクラチル−1章−1 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 01:15 1章:槿花一日
意味:栄華のはかないこと。むくげの花が朝咲いて夕方しぼむのに例えていう。 ■1−1 専務から話があった日、帰宅して妻と今後のことを話し合いました。 「誠君、あたしビックリしたよ。なんで相談してくれなかったの?」 「ごめん、桜子に心配かけたくなかったんだ・・・」 「何も言われない方が心配だよっ。あたし、専務さんのお使いの人から話を聞いてすごく驚いたんだからね。 先に誠君から話を聞きたかったな・・・」 「すまない・・・今度からはちゃんと相談するよ・・・でも、・川端専務がいろいろな方面で配慮して打開策を提示してくれて良かった。僕はこのままクビになって多額の賠償金を払わなければならなくなるかと思ったよ。」 「うん、そこは専務さんに感謝しなくちゃね。」 「それで、専務の秘書の話なんだけど・・・川端専務はその昔君にしつこく言い寄っただろ?大丈夫かい?」 「大丈夫よ、私がきっぱり断ったらその後は何も言わなくなったし、すぐに謝ってくれたのよ。まあ、しばらくお仕事してないから慣れるまで大変だと思うけど、大丈夫、誠君をサポートするためだと思えばなんだって出来るわよっ。ただ、残業が多い仕事だと聞いているから今までの生活は少し変わってしまうわね・・・百合華も寂しがるわよね・・・」 そう言って妻は言っていました。ただ、表情を見ると少し悲しそうな表情をしていた気がしたので強がっているのかなと思いました。 「そっか・・・でもつらくなったら僕に相談するんだよ?」 「ええ、わかっているわ。誠君もあたしに相談してね?」 「うん、わかったよ」 そして、これからの娘のこと、家事のこといろいろ話し合いました。 娘にはしばらく不便をかけるが、我慢して欲しいと伝え、なるべく不自由な思いはさせないと説明しました。妻が丁寧に説明してくれたおかげで娘は納得してくれました。 こうして私の妻も専務の秘書として働くことになりました。初日から即戦力として慣れないながらも専務の仕事を覚えていました。 私の方はと言うと川端専務の部門配下にある資料倉庫管理室に初出勤です。 華やかではないと聞いていましたが、この部署の事務所に出勤してきて私は驚愕しました。 事務所とは名ばかりのファイルの山山山・・・机も二つしかなく、事務員は私以外に一人しかいませんでした。 つまり、私は資料倉庫の一事務員として配属されたのでした。 資料の山を眺めるだけで特にやることもなく、もう一人の事務員もやる気がなく一日中居眠りか本を読んでいるだけという始末でした。川端専務の言った通り確かに華やかな部門ではないとすぐにわかりました。 そして、私は通常の仕事が暇なため、保管されている資料の山を過去から現在まで読みあさる日々が続くようになりました。ただし、娘のためなるべく早く帰ることを心がけるようにしました。 妻は仕事に慣れてくるにつれ、専務の接待に同行したり、資料を作成したりと徐々に仕事が増えていき、妻の帰りが遅くなっていきました。 仕事を始めて3週間ほどすると、妻はお酒が弱いはずなのにほぼ毎日酔っぱらって帰ってくることが多くなってきました。 ある日、酔っぱらって帰ってきた妻を心配して聞いてみました。 「そんなに酔っぱらって、平気かい?」 「専務ってお酒強いのね・・・あたしは一杯くらいでもうへろへろなのに・・・でも、最近は少し強くなったんだよビール4杯くらいは大丈夫になってきたもん。」 「そんなに飲んだの!?大丈夫?」 「だいじょーーぶっ・・・あははは、今日は5杯も飲んで来ちゃった〜でも、もうだめ・・・」 そう言って玄関で寝てしまいました。 正直、私は不安になりました。今後、このようなことを続けていったら妻の体が壊れてしまうのではないかと・・・ このようなことが続き、ある時ふとあることに気が付きました。 今までは妻と会話しているときは、ほとんど私と娘の事ばかり話していました。ところが最近では仕事の話、特に専務の話が多くなってきていました。 専務はどんな不利な条件でも自分に有利な状況に持って行ってしまう、酒も強い、スポーツマンである、女子社員にも人気がある・・ただ、かなりタバコを吸うから臭くて少しつらい等々 あまりにも専務の話をすることが多いので、少し嫉妬してしまっていました。 そうこうして、一ヶ月ほど経過すると、妻から衝撃の話を相談されました。 「あのね、誠君、怒らないで聞いてね?あたし、あの・・その。。。」 「どうしたの?怒らないから言ってごらん?」 「実は・・・専務があたしを抱きたいって言ってきたの!あたしいやよ・・・誠君以外の人になんて。。。」 「な、なんだって!?やっぱり桜子のことあきらめてなかったんだ!そ、それで桜子はなんて答えたの?」 「もちろん断ったわよ!そうしたらね、なんて言ったと思う?『わかった、では藤島君に私が君に今言ったことを伝えなさい』だって!なんか、すごく余裕な感じでいやだったわ・・・」 「そうか。。。明日専務と話してしっかり断るよ。」 そう言ってその夜は泣いている桜子を慰めながら寝ました。 翌日、先日の話をしようと専務に連絡を取ろうとしたとき、先に専務から連絡が来ました。 専務からの呼び出しです。 すぐに専務室に向かいました。専務室前の秘書席にはスーツ姿の妻が座っていました。仕事上ということもあるのでしょう、妻は一瞬私に微笑んでくれましたが、すぐに事務的に戻り私を部屋に通しました。 「今の部署は快適かね?」 「快適も何も・・・あの部署のことは専務が一番よくわかっているはずです。毎日暇で仕事観が鈍ってしまいそうです。」 「はっはっはっそうだろうな。まあしばらく我慢してくれたまえ。」 「わかりました・・・申し訳ありません。・・・それはそうと・・・妻に、桜子に言い寄っているそうじゃないですか!なんで桜子を巻き込むんですか!!」 「おお、桜子君から話を聞いたのか。それは良かった。なら話は早いな、桜子君を抱かせてもらうぞ。」 「えっ、私は文句を言っているんですよ?それを話が早いとはどういう事ですか!?」 「君はもう忘れてしまったのかね?全て私の指示に従ってもらうと。君には選択の余地はないのだよ。」 「そんな!ひどい、あんまりです!専務、それだけは許してください!!!」 「私は二度も同じ事を言うのはいやなんだ・・・桜子君は一度で私の言うことは理解できるのに・・・仕方ない、もう一度聞こう、君には選択の余地はない、私は桜子君を今夜抱く・・・異論はないな?」 「そ、そんなっあんまりだっあんまりだ・・・」 「ではこうしよう、君も何かと大変だ了解してくれたら、家のローンや車のローン、学費まで保証してやろう。」 「私に、私に桜子を売れと言うんですか!」 「なんだ、泣いているのか、しょうがないないい年をした大人が情けないぞ?まあ、そんなに言うならこの話は無かったことにしよう。ただし、君らがどうなるかはわかっているな?確か君の所は家のローンも車のローンも残っていたな・・・それに君の娘、百合華ちゃんだったか、私立の小学校に入ったんだろう?今の生活を捨てて一から始めるとなると大変だな。おっと、ついつい余計なことまでしゃべりすぎてしまったようだ。これで聞くのは最期だ、どうするかね?」 専務の言うとおりいつの間にか後から後から涙がこぼれ落ちてしまい、ただただ悔しさに何も言うことが出来ませんでした・・・ 「・・・・・無言ということは肯定ととらえるぞ?良かったよ君が快く了承してくれて。おい!桜子君!部屋に入ってきなさい!」 「はい、専務今参ります。」 そう言って妻が入ってきました。 「やあ、桜子君、昨日の話、君のご主人は快く了解してくれたよ。これから君は私の女だ、いいね?」 「そんな!!誠君、ねえ誠君嘘でしょ?嘘だと言ってよ!昨日断るって言ったじゃない?」 「ああ、それと君たちの家庭のローンやら子供の学費は全部私が肩代わりすることになった。いい話だろう?」 「す、すまない・・・僕を、僕らの家族を守るためだと思って理解してほしい・・・」 長い沈黙の後、妻は口を開きました。 「・・・・・・わかったわ、誠君・・・私我慢します。愛しているわよ・・・」 「本当にすまない・・・僕も愛しているよ・・・」 「話し合いは終わったかね?早速今夜8時に○×ホテルに君たち二人で来なさい。今日は金曜だから仕事に支障は出ないだろう。」 「えっ?ふ、二人でですか?」 「そうだ君も桜子君が心配だろう、一緒に来なさい」 もう既に私たちは、川端専務には逆らえなくなっていました。 「「わかりました・・・」」 仕事が終わり、二人で専務の言うホテルに向かいましたが、二人は終始無言でした。 そしてホテルには8時前に到着しました。 「桜子、本当にすまない・・・こんなことになって・・・僕は・・そうだ、このまま逃げてしまうって言うのは どうだい?」 「なにを言ってるの?誠君。そりゃ私は専務に抱かれるなんてイヤよ?でも逃げてしまったらこの先どうなるの?何もかも失ってしまうのよ?百合華だってこの先どうなるか・・・これも仕事だと思って割り切るしかないわ。」 「君は強いな・・・よし、こうなったら僕も覚悟を決めるしかないのか・・・」 「誠君、愛しているわよ」 「ああ、僕もだ」 「ありがと」 そう言って二人はキスをしました。 ホテルのロビーに入ると専務が待っていた。 「おお君たち、ぴったりだな。感心だ。では早速部屋に行こうか」 「は、はい」 「では、私はこれで・・・桜子をよろしくお願いします。」 「何を言っているのかね?藤島君、君も一緒に部屋に来るんだ。」 「えっ?ま、まさか」 「そう、そのまさかだ。君には俺と桜子の行為をしっかり見てもらう。」 「ちょ、ちょっと専務、本気ですかっ?」 「ああ、何か問題でも?」 「い、いえ・・・ないです・・・」 私は反論も出来ませんでした。私は妻と手を繋ぎ専務に付いていこうとしましたが、専務が妻の手を奪い取りました。 「桜子、今日は俺の女だ。俺と手を繋げ。」 私は二人の後を付いていき、部屋まで行きました。 「さあ、桜子、先にシャワーを浴びてきなさい。」 「はい・・・」 妻は重い足取りでシャワー室に向かいました。 「さて、君はそのソファーに座りなさい。私と桜子のセックスをビデオカメラで撮るんだ。そうそう、そこにある酒はいくら飲んでもいいぞ。」 「ビ、ビデオですかっ?」 「さて、俺もシャワーを浴びてくるか。」 私は茫然自失の状態でした。思わず震える手でウィスキーをグラスに注ぎ、一気に飲み干しました。 程なくして、シャワー室から妻の小さな悲鳴が聞こえました。 「俺も入るぞ」 「キャッ・・・せ、専務」 「なんだ、何をおびえている」 「その、は、はだか・・・・」 「当たり前だろう、シャワーを浴びるんだから。君はこれからこの体とつきあっていくんだからこの程度で恥ずかしがってたら困る。」 「そ、そうですけど・・やっぱり最初は恥ずかしいです。」 「ほう、かわいい反応じゃないか。体も小さくてかわいいぞ。ん?どうだ?俺の体を見た感想は。」 「そ、そのたくましいです・・・大きくて・・・」 「ん?大きいって?早速俺のペニスに興味があるか。」 「ち、違います!その、背も高くてガッチリしてるなと・・・」 「何を今更・・・背格好なぞ、服の上からでもわかるだろう。明らかに君の目は俺のペニスを見ていたぞ?」 「そんな・・・」 「はっはっまあ、無理もない。俺が裸になるとほとんどの女性がまず俺のペニスを見る。君は正常な反応だよ。これが勃起したらもっとすごいぞ。」 そう言って、川端は桜子にキスをしようとした。桜子は顔を背け拒んだが抵抗もむなしく顔を向けられ専務にキスをされた。 歯を食いしばって耐えている桜子の歯を無理矢理こじ開け、川端の舌が侵入していった。 「むっ・・・ちゅぱっ・・・うっううっ・・ちゅっ」 川端の舌はなまめかしく動き、抵抗していた桜子も徐々に力がゆるんでいった。口の中だけでも桜子の感じるポイントを的確に突いてきて、いつの間にか桜子の方も川端の舌に合わせるように動いていた。 川端の片手は自然と桜子の胸を揉み出したが、桜子は特に抵抗もできないでいた。 長い長いキスだった。一度川端が口を離すと、桜子の舌は名残惜しそうに伸びていて川端の舌と糸を引いていた。そして、上気した顔でぼーっとしていた。 「桜子の口は美味いな。俺の舌にまだ余韻が残っている。さて、こっちの口はどうかな?毛は薄いんだなこれは触りやすい。」 川端は桜子のスリットに触れようとした瞬間、桜子の意識が戻り、手を押さえたが川端にとってはそれは無駄な抵抗でしかなかった。太い指がスリットに触れると桜子は思わず声を上げた。 「ああっ・・はぁぁんふう。」 「なんだ、ここはもうビショビショじゃないか。すごい濡れようだぞ。君は旦那とするときもこんなに濡れるのか?」 「そ、そんあことないです・・・んっうはぁひゃうっはぁはぁやんっ」 「では、君の旦那はよっぽど下手くそなんだな。こんなに感度がいいのにもったいない・・・じゅるっ」 川端は指についた桜子のねっとりとした愛液を舐めとった。もう一度桜子のスリットに触れ愛液をすくい取ると今度は桜子の口に持って行き無理矢理口の中に指を入れ舐めさせた。 「どうだ?すごい濡れているだろう。しかも濃厚だ。これは病みつきになりそうだ。」 「あう・・・ほんなほとひわなひれくらさい(そんなこと言わないでください)」 もう桜子の足腰はがくがくしていてまともに立っていられなかった。 「おいおい、まだ俺は遊んでいるだけだぞ?今からこんな状態でどうする。さあ、あまり長くシャワー室にいると藤島君がやきもきするだろうからもうそろそろベッドに行くか。」 「はい・・・」 歩こうとしたところ足がもつれて川端にもたれかかってしまった。 「なんだ、歩けないのか。しょうがないベッドまで連れて行ってやろう。」 川端は軽々と桜子を抱き上げると二人とも裸のままベッドルームに行った。 そのころ・・・ 「遅い、遅すぎる・・・まさかもうされてしまったのだろうか・・・」 私は震える手で二杯目のウィスキーを飲みながら部屋の中をウロウロしていました。 すると、シャワー室から専務が妻を抱いて出てきたではありませんか!妻はぐったりしているようでした。 「せ、専務!桜子はどうしたんですか!!」 「ん、ちょっとシャワーに当たりすぎてのぼせてしまったようだからこうして抱いて連れてきた。」 「そうなんですか・・・、さ、桜子大丈夫か?」 「え、ええ大丈夫よ・・・」 そう言って専務の腕から下りました。ふと、私は専務の体を見ました。筋肉質で背も高く色黒のため服を着ているときよりも大きく見えます。さらに専務の股間を見ると驚くほどの大きさでした。私は勃起しても11cmほどしか大きくなりません。それが専務は半勃ち状態ですが20cm位あるでしょうか。これが完全に勃起したらどんな大きさになるのでしょう。 「さて、藤島君、まず君にはカメラマンになってもらう前にこのカメラに向かって宣言をしてほしい。『私、藤島誠は私の要望により私の妻桜子を抱いていただくことになりました。川端専務と妻との行為に一切の口を出したり手を出したりしません。訴えることもしません』ということを言いなさい。それと、同じ内容を書類にしている。この書類にもサインするんだ。」 そう言われ、私は専務の通りにしました。 「よし、これでいい。では、これから始めるが、君はそこからカメラを構えて撮影しなさい。」 「わ、わかりました。」 「桜子、こっちに来なさい。」 「はい・・・」 そう言って二人はベッドに横になった。 桜子は少し涙ぐんでいた。それに気がついた川端は指で涙をぬぐい、桜子にキスをしようとした。 また桜子は少し抵抗をしたが、今度は恐る恐る口を少しあけ、川端の唇を受け入れた。 ちゅぱっくちゅ・・・ちゅっちゅっちゅっれろん・・・ぬらぁ・・・むちゅ・・ まだキスだけだというのに、寝室には淫靡な水音が響き始めた。 「ちゅぱっ・・・あんっ」 そして、川端の口は徐々に桜子の口から離れていった。額、耳や首筋を愛撫しながら手は桜子の胸を揉んだり、乳首を弄んだりした。時々桜子の口に戻ることも忘れず、キスをして口離れるたびに桜子の唇は川端の唇が名残惜しそうに突き出ていた。 川端の顔は下半身へと移動し、ついに桜子の股間に到達した。 「桜子、君のまんこはきれいだ、ラビアも控えめでクリトリスも出しゃばっていない・・・しかも、愛液はどんな美酒にも勝るほど美味い。」 そう言いながら川端は桜子のスリットに口づけをし、舌を挿入して愛液を舐めた。 「ああああっ・・・んふぅ・・あん、あんあんやぁぁぁ・・・ま、誠君、たす、たすけ・・・ひゃうぅっ」 「ここでは君は俺の女だ、旦那の名前を出すな!俺が旦那の名前を忘れるほど感じさせてやろう。」 川端は太い指をスリットに挿入し小刻みに動かし始めた。 「きゃぁぁぁん、うはぁあん、いやぁぁぁああああ、あうあうあうあん、ひゃん、だめぇえぇ、お、おしっこでちゃうよよおおお!助けて!助けて誠君!!!いやぁぁ」 「それは小便ではない!、出せ、出してしまえ」 川端は指の動きを激しくする。 「いやぁぁぁぁぁぁぁ、も、もうだめぇぇ」 ばしゃばしゃばしゃーーーーーーーーー なんと桜子は潮を吹いたのだ。当然誠とのセックスでは今までに出たことがなく、桜子にとって初めてのことだった。 川端は指に付いた潮を桜子に舐めさせた。すると、桜子は躊躇なく川端の指を舐め始めたのである。 「桜子、俺のペニスを咥えるんだ!」 「・・・・」 無言のまま桜子は重い体を引きずるように動かし、顔を川端の股間に持って行き、ペニスを目の前にした。 「ひっ、大きいっ!やだ、怖い!も、もう許してください・・・」 桜子は川端のペニスのあまりの大きさに驚愕した。 「何を言っているんだ!おまえの家族がこの先どうなってもいいのか?さあ、舐めるんだ」 川端のその言葉に魔法がかかったように顔を近づけていき、川端のペニスを口に含んだ。 あまりの大きさに口が引きつりながらも懸命に口を動かしていたが、やはりあまり経験がないためか動きがぎこちなく、稚拙だった。 「ふむ・・・しょうがない。フェラチオは徐々に教え込もうか。桜子、入れるぞ俺に跨りなさい。自分で入れるんだ。」 「え、そんなことできないです!自分からなんて!」 「だめだ!入れるんだ。」 川端は仰向けになり、無理矢理桜子を跨らせた。 覚悟を決め恐る恐る桜子は川端のペニスを握り、先端を自身のスリットに近づけた。 躊躇して一瞬腰が引けたが、川端は下から腰を突き上げ、ついに挿入させた。 「ああああああああああああああああ、ひ、ひぎいいいっ!お、おおきいいいいいい・・・はぁはぁはぁ苦しい・・・」 「どうだ、桜子、十分に濡れていたから痛くないだろう・・・それにしても桜子の中は狭いな・・・自分で動いてみなさい。」 川端の胸に倒れていた桜子は泣きながら上半身を持ち上げ、少しずつ動き始めた。 ずっにゅちゅ、じゅっにゅちゃっずずずっ ゆっくりだが動くたびに桜子は声を上げた。 桜子の動きと川端の動きが重なり、ベッドがきしむ音が激しくなってくる。 川端の動きの方が激しくなり、桜子は川端の胸に倒れ込み川端は桜子にキスをする。腰が動きながらキス上でも下でも激しく水音が鳴る。 川端が唐突に桜子からペニスを抜く。 「あんっ、な、なんで?」 思わず桜子は不満そうにつぶやく。 「ほう、これがほしいか。安心しろまだ終えるつもりはない。」 「ち、ちがうっ」 そう言いながら川端はタバコに火をつけた。 桜子は自分が思わず発した言葉に信じられないといった様子で顔を赤らめた。 今度は川端は桜子を下に寝かせ正常位で挿入した。 川端は最初はゆっくり動いており様子を見ているようだった。 「うぐううっ・・・やん、あんっはんっあんっあんっあんっあんっあんっひゃうんあん、お、奥まで・・・し、し子宮に届いてるぅ。」 だんだん川端の動きが激しくなる。同時に桜子の声も大きく激しくなる。摩擦音は部屋中に響いている。 なんと、桜子自ら川端の腰に足を絡ませ、首には手を絡ませていた。川端は桜子に無理矢理キスをし、唾液が飛び散るのもお構いなしで舌を絡ませていた。 「さあ、桜子そろそろイクぞ!」 そう言うと灰皿に置いていたタバコを深く吸い込んだ。 「いやあああ!こんなのあんあんあんっあんっあんっ怖い怖い怖い助けて、助けて!あたしじゃなくなっちゃう!違うの!違うのよぉぉ!誠君誠君誠君〜〜〜助けて!どこかに飛んでいくくうううういやぁぁぁぁ!!!!だめよこんなのだめだめだめだめぇぇぇぇぇ!!!中にはださないでえぇえええええ!!」 「わかった、中には出さないでやろう!!イクぞ」 「きゃあああうっっん、誠君〜〜〜だめ、だめなのおおおおおお。ううううっイクうううう!!!」 川端は桜子にキスをしながらタバコの煙を桜子に吹き込みながら腰の動きを一層激しく動かした。 そして、素早くペニスを抜いて桜子の腹の上に大量の精液を放出した。 同時に桜子はタバコの煙にむせながら絶頂を迎えた。 そして、感じすぎてしまった自分の体を呪い、桜子は涙が止めどなく流しながらそのまま気を失っていた。 その横で川端は全く意に介せず不敵な笑みを浮かべながら二本目のタバコに火をつけていた。 カメラを回していた誠は・・・・ 見続けるのがつらくなったのか、カメラを回したまま、もうその場にはいなかった。 いつ部屋から出て行ったのかは桜子には全く気がつかれていなかった。 誠は泣きながら逃げるように帰宅していた。 誠は部屋を出るとき桜子に呼び止められるか、すぐに追いかけてくれるだろうと思っていたがそれはむなしい願いでしかなく、見事に打ち砕かれていた。 二人の行為を見て相当なショックだっただろうが、ホテルの部屋を出て夜の町を走っているとき、激しい勃起が収まらず下着の中で大量に射精していた。 [2652] サクラチル−序章 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 01:13 序章:閑花素琴
意味:静かに美しく咲いた花と、装飾のない簡素な琴。閑静な春の雰囲気を醸し出すもののたとえ。 私は、藤島誠34歳会社員です。この話は私の家族がある男のためにバラバラになってしまった体験談をもとに構成した物語です。 私には桜子という32歳の結婚10年目になる妻がいます。 二人の間には小学校三年生のもうすぐ9歳になる百合華という娘が一人います。 お互い生まれて初めての異性との交際で、同じ職場での出会いから2年の交際の後、両親、友達に祝福され結婚しました。 結婚してからの私は家族のため、酒もたしなむ程度、タバコもギャンブルもせず、仕事に打ち込んで、その結果同年代の中ではめきめき頭角を現し、ある程度の業績をあげ、いくつかのプロジェクトをまとめあげるプロジェクトリーダーのような役職にも就き、上司にも部下にも信頼されている存在でした。 それも妻に理解を得られていたため、妻に家庭のことを任せていられたからだと思います。 しかし、仕事に打ち込みすぎてあまり子供に構ってやれなかったからか、娘には少し嫌われているような気がします。妻にそのことを言うと、「ちょっとすねているだけよ」というのですが、反省をしなければなりません。 妻は専業主婦で家族のためによく家事や育児をこなしています。妻も至ってまじめな性格で、酒はまったくと言っていいほど飲めず、タバコもギャンブルもせず、趣味といったら子供の頃から続けているバレエをするくらいです。 妻はバレエをしているため痩せています。これを言うと妻に怒られてしまうのですが、胸は残念なことに微乳という感じで外から見ると殆ど膨らみがわからないくらいです。背丈は158cmで体重45kg、髪はストレートで肩胛骨あたりまであり綺麗な黒髪です。全体的に清楚でどことなく幼い印象を受けます。以前、ショッピングをしていたら学生と間違われてしまったという話を聞きました。妻は若く見られたということでうれしそうに話していました・・・ 性格はいたって穏和で正直者です。ぼーっとしていると事もありますが、度胸もあり適応能力と責任感が高く、特にOL時代は仕事が出来ると上司からの評価も高かったようです。 普段はぼーっとしていて動作もおっとりしているのですが、町中で間違ったことをしている人を見ると相手が誰であろうが構わず注意するので、私はハラハラすることがあります。以前バス停でバスを待っているとき、横入りしてきたやくざ風の男に注意して見事ちゃんと並び直させたり、タバコが大嫌いということもありますが、レストランの禁煙席にも関わらずタバコを吸っていた若い高校生くらいの男の子を注意して反省させていたこともありました。 娘の百合華も妻同様スラッとしており、140cm弱程で小学校三年生にしては背が高い方だと思います。髪も妻のように黒髪ストレートで肩胛骨あたりまで伸ばしています。性格も妻に似ており、穏和で正直者、適応能力が高く、学校の成績も常に上位です。顔も妻に似ており、親の贔屓目を抜きにしても美人の部類にはいると思います。 もちろん夫婦仲もよく、よく友達からは「おまえら、いつまで新婚気分なんだよ!」と言われるほどでした。 当然、友達にそのように言われるくらいですから、夫婦生活の方もセックスレスと言うことはなく、週に2回ほどしています。 ただ、私の方が持久力がないので一晩につき1回しかできないのが残念です。 いつもするときは子供が寝静まった後に私が誘ったり、妻が誘ったりしていました。 「誠君、今日しよっ?」(妻は誰の前でも恋人時代と同じように私のことを名前で呼びます) 「うん、いいよ。じゃあ、一緒にシャワー浴びようか」 「うん!うれしいな」 いつもする前には二人でシャワーを浴びて、先に私が出てから寝室で準備をして待っています。 「誠君、おまたせ〜。ごめんね、遅くなって」 「ううん、大丈夫だよ・・・桜子、愛してるよ・・・」 「私も・・・」 そう言って最初は軽いキスから始まり、だんだんと濃厚なキスへと移っていきます。 ひとしきり愛撫をしたあと、コンドームをつけ挿入をしていきます。 「いいかい、桜子」 「うん、キテ・・・はぁっ・・・っん・・・はぁん」 「気持ちいいよ・・・」 「動いて、もっと動いてっ・・・うんっ・・・あっ、あっ、あっ」 「・・・!あっ、俺もうすぐイキそうだっ・・・桜子の中すごく気持ちいいよっ!!!あ〜〜〜」 「キテ!もっと動いて!ん〜〜〜あんあんあんあんあっきゃふっあん」 「いくよ!いくよ!イクよぉ!うぅっ〜〜〜」 「ぁン、気持ちよかったよ。ちゅっ、誠君気持ちよかった?」 「はぁはぁはぁ・・・・ああ、すごく気持ちよかったよ。」 「うふふふ、うれしいっ!あたしで誠君が気持ちよくなってくれるのがすっごくうれしいの」 「ありがとう。これからもずっと好きだよ、桜子。愛しているよ」 「あたしも。誠君のことだ〜〜〜い好き。あたしには誠君しかいない、誠君以外に考えられない。」 「なんか照れちゃうな。さぁ、もう夜遅い、よい子はねんねの時間だ」 「あ〜〜!また子供扱いするぅ。最近百合華も誠君のまねしてあたしのこと子供扱いするんだよ〜」 「はははっ、ごめんごめん、さっ寝ようか、おやすみ!」 「もう〜〜。おやすみっ」 「「チュッ」」 このように、私たち家族は、いえ夫婦はいわゆる倦怠期というものはなく、とても仲良く過ごしていました。 このように家庭にはほとんど問題はなく、仕事も順風満帆でした。そしてあるとき、今までの業績を認められ、上司にプロジェクトリーダーからマネージャーへの昇格の話を持ちかけられました。 そうなったら、昇給もするし今まで以上にいろいろなプロジェクトを任されることになるので、とてもやりがいがあると判断し、すぐに了承しました。 しかし、すぐに昇格するという訳ではなく、いままで携わってきたプロジェクトの顧客資料や引き継ぎ資料などをまとめて年に一度の定例役員会において報告しなければならないとのことでした。 そのためのデータの入ったCD-ROMを上司から受け取り、急ピッチで資料作成を進めていました。 次の定例役員会までは時間がなく、通常業務のほかにこの作業があったので毎日のように残業が続いていました。 そして、あまりにも膨大なデータ量のため会社での作業では間に合わなくなり、自宅に資料等を持ち帰って作業をすることになりました。 通常、顧客情報などは社外秘なので、社外持ち出し禁止なのですが、時間がないこともあって甘い考えから持ち出してしまいました。 自宅での休日返上しての作業の結果、何とか期日には間に合いました。 ところが、資料完成から三日後、役員会当日の朝になって事態は急転してしまいました! 朝、目が覚めていつも通りテレビをつけるといつものニュース番組がやっていました。 『では、次のニュースです。株式会社○○産業の顧客情報がおよそ12万件流出していることがわかりました。この顧客情報の中には一般顧客以外の○○産業の取引先企業機密情報なども含まれており、数億円の損失が出るであろうと予測されております。この件を受け、○○産業の株価は大幅に下がり・・・』 ・・・なんてことだ!!!この企業リストはまとめた資料の中ににあったものじゃないか!なぜ流出してしまったのか・・・自宅で仕事をしたときにウィルスに感染したのか・・・このときデータを扱っていたのは私だけです。仮に私でなくても責任者義務違反となり私への追求は免れないでしょう。これは大変なことになってしまった・・・クビか・・・いやクビだけで済んだらいいが、損害賠償となったら・・・! 念のため急いで自宅のパソコンを立ち上げ、ウィルスチェックをしてみました。 すると、出るわ出るわ、私のパソコンはデータをばらまくタイプのウィルスだらけでした。これで間違いなく発信源は私でしょう。 「ぶつぶつぶつ・・・」 「ねえ、誠君?どうしたの?誠くんてば!」 「え?、ああごめん今日は大事な会議があるからもう出かけるな」 「えっ?朝ご飯は?朝ご飯食べないと体に悪いぞ〜〜〜」 「ごめんな、ちょっと急な仕事なんだっ!!」 「どうしたのかなパパ?またお仕事忙しくなってきたのかなあ・・・今度の遊園地に行く約束もなしになっちゃうのかなあ・・・もーパパ嫌いよっ」 「コラコラ、パパは私たちのためがんばっているのよ?そんなことパパに言わないの。さっ百合華もご飯食べちゃいなさい!学校に遅刻するわよ!」 「は〜〜い」 こうして、機密情報流出により、私の昇格のための定例役員会は、糾弾会になってしまいました。 取締役から四方八方から罵詈雑言の嵐を浴びせかけられました。私の処分は改めて後から伝えられることになり、とりあえずその場は解放されました。 私の席のあるフロアに戻ると、あちこちから電話が鳴り響き、私の同僚や部下たちは対応に大わらわでした。 あまりのことに頭が真っ白になってしまい、その日はどのように仕事をしたか、どのように家に帰ってきたのかよくわからないまま過ぎていきました。 それから、私は客先や対応に追われ、忙しい日々が続きましたが、次第に騒ぎは収まり私の処分の通達のないまま1週間ほどが過ぎていきました。 どうやら情報流出元が私であるということは上司がなんとか隠していてくれたらしく、周囲から私が責められるということは全くありませんでした。 少し安心していると、別部門の川端専務という人から私に用があるということでお呼びがかかりました。 この方は、私が新入社員の頃の直属の上司でした。今は40代後半で、取締役の中では一番若く有能です。背も高くスポーツ万能、顔もモデル並みによいということで一部の女子社員には人気があります。しかもいろいろな方面に顔が利く人でありました。その反面、最近ではいろいろとドス黒い噂も絶えない人で、政界や裏の世界とのつきあいもあるとの噂もありました。 そして、実はこの川端専務はかつて、結婚前に妻に言い寄ったことがあり、妻がきっぱりと断ったということがありました。 ついに処分が通達されるのか!と思いました。しかし、今では全く関係ない部門の専務からの呼び出しということで少し不審に思いましたが、こうなったら腹をくくるしかないと思い専務室に行き呼び鈴を押しました。 ビーッ 『誰かね?』 「藤島です。」 『おお、君か入りなさい。』 「失礼します。」 「この前の役員会での君の処分を通達する。率直に言おう、君の昇格はなしだ。給与もしばらく40%ほどカットということになる。しかし、君は有能だ。このまま手放すのはのは少し惜しい。そこで、私の部門に異動してきてほしい。私の元で君の力をもう一度発揮してもらいたい。」 正直驚きました・・・ 「え、クビではないんですか?損害賠償とかも・・・」 「この件は私のあるつてを使い事態を収めた。損害金額もたいしたことはない。それに気がつかなかったかね?あれだけ連日報道していたニュースがピタッと報道しなくなったことを。それに、株価も殆ど回復傾向にある。」 「あ、ありがとうございます!なんとお礼を言ったらいいか・・・」 「ただし、私としても全ての取締役連中を納得させるだけは出来ない。はっきり言って藤島君を我が社に残すことに反対である者も少なからずいる。給与のカットだけでは納得させられんのだ・・・そこで、しばらくの間、私の下で資料倉庫管理室へ異動してもらう。今までのような藤島君の力を発揮できるような華やかな部門ではなくなるが、ほとぼりが冷めるまでと思って我慢して欲しい。了解してくれるか?」 「そんな!あたりまえじゃないですか!感謝してもしきれません!!」 「そんな感謝はいらない。私は藤島君の今までの実績を見て、我が社にとって藤島君に去られた方が損失であると考え留まらせたのだ。君をただ助けようとした訳じゃない。つまり、悪い言い方をすれば君はまだ利用価値があると思っているからだ。私の下で私の指示通りに動かなかったり無能な振る舞いをしたら次はないと思え。」 「わかりました!ありがとうございます。」 「それと、最近私の秘書が一人やめた。人手がなくて困っている。かといって私の眼鏡に叶うものは私の知る限りでは我が社にはいない・・・・そこでだ、君の奥さんはかつて私のそばで働いていたこともある。君の奥さんに私の秘書として復帰してもらいたい。」 「わかりました。家内に相談してみます。」 「いいか、勘違いするなよ、相談して決める云々ではない。これはもう決定事項だ。すでに、私の部下を使って君の奥さんに話をつけてある。」 「そうなんですか?知りませんでした・・・」 「私が君に説明するまで言うなと言ってあったからな。出勤は来週頭から早速来てもらうぞ。」 「わかりました・・・ありがとうございます。」 「わかったらもう下がっていいぞ。君も私の元に来る準備をすぐにするんだ」 「はい・・・」 クビにならなかったのは幸いでした・・・しかも減給と共働きが条件とは・・・ しかし、このとき得体の知れない不安感があり、いやな予感がしていました。 まさか、このことが私の平和な家庭を大きく揺るがす事態になるなんて思いも寄りませんでした・・・ |