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[2330] 甘い香りの罠 −芙美子堕ちる−A 角笛 投稿日:2007/08/19 (日) 02:26
(2)
 体振の第2回会合の日も孝太郎は残業で遅かった。芙美子は気持ちを引き締め、妙な感情に流されることなく
打ち合わせに参加するつもりでいた。白地に淡いパステルブルーの下着上下を着用し、白の長袖Tシャツに
ブルーのブーツカットジーンズというカジュアルな格好で、黒のカチューシャで前髪をアップした。
19時から会合なので5分前には委員長である近藤宅を訪問した。既に全員が揃っていた。
委員長の近藤と石黒、藤田、田中、川島の各委員たちに芙美子を加えて総勢6名となる。
「前回会合ではいろいろと羽目を外すこともありましたが、今回はキリッとまいりましょう」
という近藤の言葉を皮切りに打ち合わせは始まった。
このあいだは感じなかった果物のような甘い香りのする香が焚かれていた。

 グレーの長袖ポロシャツを着た近藤は、ギラついた目をいっそう大きく見開いて一同を見まわし、
「さて、本日の議題は今年から一新するウェアのデザインをどうするかです。運動会など町内対抗体振行事に
参加する選手に着用してもらう服装となる半袖Tシャツ、トレーナー、短パン、ジャージ等について決めます」
と口火を切った。「幸い今年は石黒さんがおられるので助かっていますが……」
と付け加え、石黒に目をやった。ガッチリした体形で体育会系といった雰囲気の石黒は、近藤に目礼すると、
「うちのマンションの町内カラーである水色をベースとしたサンプルを本日は用意してきました」
と言った。石黒は女性用下着からスポーツウェアまで幅広くこなす服飾メーカーの営業担当であった。
「サンプルがあれば話が早いですねえ」
と茶髪の川島が応じた。
「アスリート気取りと言ったら語弊があるかもしれませんが、町内対抗リレーなどで走ってもらう選手の方々が
主に着用される半袖Tシャツと短パンが決まれば、トレーナーやジャージはそれに合ったデザインにすればいい
から、ポイントは半袖半ズボンのスタイルですよね」
と近藤が議論の対象を絞った。そして、「それともうひとつのポイントは女性対策ですね」
と付け加えた。
「そうですね。男が不満を言うことはほとんどありませんが、女性はいつも文句が多いんですよね。
やれ、デザインが悪い、とか、センスが悪い、とか、かわいくない、とかね」
と白いコットンシャツを袖まくりした藤田が補足した。
「そうそう、そういうことで、対策サンプルを用意したわけですよ。これですわ」
と言って石黒が上下のサンプルを広げた。上下ともに爽やかな水色を基調としたカラーリングで、
ノースリーブのシャツにサイドが適度に切れ上がったジョギングパンツというスタイルであった。
脇腹から腰下まで、上下を通じて約10センチ幅の白いラインをサイドに配し、左胸部分に町内名を表す
マンション名が濃紺で刺繍されていた。スリムに引き締まったシルエットのデザインで、なかなか精悍な
イメージを演出していた。袖がないのはそれを邪魔に思う人が多いからだそうだ。
「これ着たらどんな感じなのでしょうねえ」
と髪をかき上げながら川島が言うと、
「女性陣は見栄えにウルサイですからねえ。どうしたもんですかねえ」
と七三分けの田中が応じた。しばらく間があって、
「おお、そうだ。今年は柏木さんの奥さんがいらっしゃるから、試着してもらったらどうだろう」
と近藤が手を叩いて言った。その言葉を待っていましたとばかりに一同は、そうだそれがいい、と相槌を打った。

 何の香りだろう。香を嗅いでいるうちに芙美子は妙にリラックスした気分になっていた。
とても落ち着く感じで、なんとも心地よい、体がフワフワするような感じ。そして、何か昂揚するような感覚も
加わっていた。
「柏木さん、すみません。奥さんに試着していただき評価していただけますか?
奥さんには着てみた感じを厳しくチェックしていただき、我々は外観をチェックさせていただきます。
奥さんならスタイルも抜群だから適任だと思いますよ。お願いします」
と近藤が芙美子の手をいやらしく握りながら目を見つめて言ってきた。
「ええーっ。でもー。わたし困ります」
と芙美子は答えたが、近藤は握った手を放さない。他の委員たちも芙美子を囲んで繰り返し懇願してきた。
例の甘い香りの影響があるのかもしれないが、芙美子は断るのが面倒になり、どうでもよくなってきていた。
そして、最終的には引き受けてしまった。
(続く)

[2329] 甘い香りの罠 −芙美子堕ちる−@ 角笛 投稿日:2007/08/19 (日) 02:25
(1)
 また快楽に流されてしまった……。
芙美子は先日の体振初顔合わせ(『芙美子の危機』参照)での顛末を想い、己の意思の弱さを恥じていた。
酒に酔い、官能を抑制する機能が麻痺してしまっていたとはいえ、また快楽に身をまかせてしまった。
媚薬の次はアルコール。こんなことではいけない、と思う気持ちとは裏腹に、今後もこの危うい関係が
続くのかと思うと、ある種の期待を感じずにはいられなかった。夫以外の赤の他人である男たちの餌食に
なるかもしれない危険と興奮。不倫ではない(と思う)が、人妻が決して抱いてはいけない妄想。
禁断の甘い蜜。

 「フミちゃん、体振の会合で酔っぱらったらダメだよ。エッチなことされてもわからないだろ?」
と孝太郎に言われ、これからは気を付けますと答えた芙美子ではあったが、実際は怪しいものであった。
体振の男たちに中出しこそされなかったものの、白濁したエキスを口の中に出され、顔にもかけられた。
嬲られ、貫かれ、犯された。そして、感じてしまった。踏み込んではいけない背徳の領域。
複雑な気持ちであった。孝太郎は、芙美子のそういう官能性に薄々気付いているようであった。
(続く)

[2323] 潜在意識11 未熟者 投稿日:2007/08/10 (金) 22:41
「おはようございます」
富士子が皆に挨拶して出社してきた。
昨晩のチャットでの会話を思い出す。
「昨日はあれからオナニーしたのかな?」
「欲求が溜まってるのならいつでも相手するのに」
山田は椅子に座っている富士子の後ろ姿を見つめながら
心の中でつぶやいた。
「○○出版社の大森です」
あちこちの電話で会話が聞こえる中、山田
の耳には富士子の声だけが鮮明に聞こえる。
午後から自費出版の依頼者宅に校正紙を届ける
ようだ。
富士子はプリントアウトされた校正紙を持って
大型のコピー機があるコピー室に向かった。
山田はデザイン室に行き、表紙デザインを持って
部屋に帰ってきた。
部屋の入口そばにあるコピー室で大森が悪戦苦闘
していた。
「どうしたんですか」
「用紙が詰まってしまって、取れないの」
機械部分の蓋が開けられたコピー機を覗き込んだ
まま富士子は答えた。
パンツスーツを履いた尻が山田の目の前にある。
背中にはブラウス越しにブラジャーの線も見える。
山田はパンティーのラインがくっきりと出ている
尻から目が離せなっかた。
「私が見てみましょうか」
「すみません」
富士子は屈めていた体を伸ばし、振り向いた。
目の前の富士子と目があった。
山田は許されるならこのまま抱きしめたいと
思った。
「あった、あった」
山田は機械の奥に詰まってるコピー用紙
を見つけた。
破れて残らないように慎重に引き抜く。
富士子は時おり山田の横にしゃがんで様子
を伺う。
腕を奥に差し込むため山田は体を横向き
にすると、富士子の顔が目の前にあった。
「大丈夫?取れそう?」
富士子が心配そうに声をかける。
「取れました」
山田は蛇腹のように縮れたコピー紙の破片
を引き抜いた。
「ありがとう、山田さん」
富士子は山田に礼を言った。
「でも、どうしてなんです?これって自費
出版の校正紙ですよね。コピーなんて取らなく
ても製作へ言えば何枚でも持ってきますよ」
「そうなんだけど、最初の原稿はこうして取って
おかないと手直しなどでデータが残らないでしょ」
「大森さんはいつもこうして残してるんですか」
「全部じゃないけど、大口のお客さんのはね」
「凄い量になるでしょ。どこに保存してるんです?」
「発行後1年だけ保存してるの。机の下のダンボール箱
に入れて、ある程度たまったら家に持ってかえって保管
してるのよ」
「凄いな。出来上がってからのクレームって多いですからね」
「そうなのよね。そんなときのために取っておけば役に
立つかもしれないから」
富士子は再びコピーをとり始めた。
「へー、この箱ですか。たくさん入ってますね」
取り終えたコピーを箱に入れようとしたとき
山田が富士子の机に来て、下にあるダンボールの
箱のを覗き込んだ。
「そろそろ持って帰らないと」
富士子は箱の重さを確認するように手で揺すった。
「これだ」山田は閃いた。
(つづく)
[Res: 2323] Re: 潜在意識11 tekacyu 投稿日:2007/08/11 (土) 11:34
ありがとうございます。
最初から読ませてもらいましたが、相当面白いです。
山田君は何を閃いたのでしょうか?
続きもぜひよろしくお願いします。
[Res: 2323] Re: 潜在意識11 くまたか 投稿日:2007/08/12 (日) 08:14
いつも、ありがとうございます、
楽しみにしている、作品のひとつだけに、秘めたる厭らしさのある内容に
ワクワクしながら、読ませて貰っています。
山田の閃きが、気になりますね、どの様な、こそくな手段を使って大森さんを、物にするのかが、期待しちゃいます。
[Res: 2323] Re: 潜在意識11 たまごっち 投稿日:2007/08/18 (土) 19:00
どんどん興奮が高まっています。
この先の展開も全く読めません。最後までの投稿を期待しています。
[Res: 2323] Re: 潜在意識11 tekacyu 投稿日:2007/08/21 (火) 00:05
毎日訪れています。
未熟者さま、続き期待して良いですよね。

[2321] 珠代への罠L のりのり 投稿日:2007/08/10 (金) 18:07
自宅に到着したのは深夜2時前であった。ダイニングテーブルに、「先に寝る」との夫、浩介の走り書きが置いてある。静まり返った自宅で、珠代はまっすぐ浴室に行き、服を脱ぎ捨て、シャワーを浴びた。
適温のお湯を存分に浴び、今夜の出来事を洗い流そうと努める。しかし体はまだ興奮していた。たくましい二人の男によって導かれたその快楽が、簡単に忘れ去られるはずがなかった。
帰りのタクシーの中、珠代は後部座席で社長の右手に散々いじめぬかれた。社長はスカートの中に手を突っ込み、パンティーのすそからまだ存分に潤っていた珠代の秘所に指を挿入した。珠代は社長によりかかるように、ただそれに耐えるしかなかった。いや、耐えるというよりも、珠代は存分に悶えることで、自らその状況を楽しんでいたとも言えた。確実に運転手に気づかれるほど、珠代は車内で喘ぎ声を出し続けた。

シャワーを浴びながら、珠代は混乱していた。斉藤の家の出来事のせいではない。タクシーの中で、帰り際に社長に言われたセリフが、珠代を困惑の境地に追い込んでいたのだ。
「奥さん、あの夜のことを覚えていますか?」
タクシーの中で社長は珠代の秘所の潤いを指で楽しみながら、そう聞いた。
「いやっ・・・」
珠代はそうこたえるしかなかった。
「あの夜、私たち、ご主人に見られていましたよ」
さりげなく耳元でささやいた社長のその一言に、珠代は閉じていた目を開け、社長を見つめた。
「な、なんですって・・・・・」
「ご主人、ふすま越しに私たちのことを見てました。私、ご主人と目があったんですよ」
「・・・・・・」
「しかし、ご主人自身があの状況を楽しんでいらっしゃるようだった。ですから私も更に続けたんです」
「そ、そんなことって・・・。うそです、うそですわ・・・・」
「では、ご主人に聞いてごらんになるがいいです」
社長はそういいながら、珠代の両胸を最後までもみしだいた。
夫、浩介に覗かれていた・・・・・・。そんなことが本当のはずはない。あの夜以降、浩介に何も変わった様子はない。自分を責めるような態度も全く示していない。社長が更に私を混乱させようとしているだけだろう。そうに違いない。
珠代は必死にそう言い聞かせながら、シャワーを浴び続けた。しかし、1つだけ気になることがあった。あの日から、夜、浩介が自分を求めてくる頻度が増えたような気がしていたのだ。週末でもないのに、自分を執拗に求めてくることなんて、それまでにはほとんどなかったことだった。
しかし、それがあの夜のことと関係があるのだろうか。珠代にはその考えを必死に否定した。
シャワーを止めると、ボディソープを体中に伸ばし、珠代は丁寧に自らの裸体を洗い始めた。丹念に秘所を洗うのだが、やはりまだ今夜の感触は残っている。夫以外の二人の男の肉棒を迎え入れたそこは、依然興奮しているようだった。珠代は余計な考えは捨て去り、体をきれいにすることだけに集中した。

そのときだった。
突然折りたたみ式の浴室のドアが開く音がしたと思うと、珠代は背後からしっかりと抱きしめられた。
「きゃっ」
全裸の浩介だった。
「遅かったね」
浩介はそういうと、珠代の両胸を乱暴につかむと、激しくもみしだいた。酒の匂いがした。寝るとのメモがあったが、酔って帰ったばかりだったのだろうか。
「あなた・・・」
浩介は何も言わず、背後から珠代の全身に手を伸ばした。そして、腰をつかむと後ろに突き出させ、両足を力づくで開いた。
「いやっ!」
浴室で性交をしたことなど、ここ何年もなかった。しかも今日の浩介はまるでレイピストのように、言葉少なく、荒々しく、珠代に襲い掛かってくる。
無意識に珠代は右手を後ろに伸ばした。既に浩介は勃起していた。不動産屋の社長、そして斉藤のものと比較すれば、かなり見劣りのするものであることに、珠代は改めて気づいたが、それでも硬くなった男の象徴であることにかわりはなかった。
浩介は強引に珠代の足を開き、一気にその肉棒を珠代に挿入した。
「ああんっ!」
珠代が思わず声をあげた。
浩介は最初から激しく動いた。いつものように一気に自分だけ頂点に達しようと、乱暴に腰を動かし続けた。しかしその夜の余韻が十分に裸体に残っていた珠代は、そんな浩介の動きにも反応してしまった。
「ああんっ! あなたっ!」
浩介が自らの腰を激しく珠代にうちつける。
「はあんっ、いいっ!」
「どうだ、珠代! いいのか!」
挑発的なトーンで浩介が聞く。湯気が立ちこめる狭い浴室内が、裸の男女の吐息であふれかえる。くもった鏡に手をつきながら、珠代は歓喜の声をあげる。
「もっと! ああんっ! もっと!」
珠代は自らその尻を浩介に突き出した。
「ほら、どうだっ!」
「ああっ!」
浩介が指を珠代の口に伸ばす。珠代は目を閉じ、喘ぎながら、その指を口に含む。
珠代の腰をしっかりとつかみ、更に激しく浩介が動く。
「ああんっ、すごいっ!」
「いくぞっ!」
あっけなく浩介は果てようとしていたが、珠代もまた、一気に頂点に上り詰めていた。
「イクっ! わたしもイクっ!」
「珠代!」
「ああんっ! イッちゃう!」
「ああっ!」
浩介はそういうと、一気にその限界に達した。肉棒を抜き去ると、珠代の腰に大量のスペルマを飛び散らせた。珠代は尻を突き出したまま、一気に快感の極地に達したことに少し戸惑いながら、荒い呼吸を続けた。

そのときまた、珠代は社長のセリフを思い出した。夫に自分が他の男と性交する現場を見られた。珠代はそれについて冷静に考えることができなかった。夫は制止することなく、それを見続けたという。そんなことがあるのか。きっと、きっと時間が解決してくれる。珠代はただそう願うだけであった。しかしその一方で、珠代自身の体が一度知ってしまった性の悦びは、時間がたっても忘れ去ることはできないことが、珠代にはわかっていた。



次作「森の中の欲望」に続く。
[Res: 2321] Re: 珠代への罠L バルセロナ 投稿日:2007/08/10 (金) 19:20
お疲れ様でした。次回作楽しみにお待ちしております
[Res: 2321] Re: 珠代への罠L くまたか 投稿日:2007/08/12 (日) 08:07
お疲れ様でした!!!
次なる展開話がたのしみです。
[Res: 2321] Re: 珠代への罠L しん 投稿日:2007/08/30 (木) 12:32
そろそろ次回作読ませてください。 期待してます
[Res: 2321] Re: 珠代への罠L だいき 投稿日:2007/09/07 (金) 21:29
俺も早く次回作読みたいな〜

[2320] 珠代への罠K のりのり 投稿日:2007/08/10 (金) 17:56
二人の男は珠代をまたベッドの上にあげた。
「さあ、奥さん、やめないで」
社長は珠代をベッドの上で四つんばいにさせるとフェラチオを要求した。珠代は自らその太い肉棒に唇を近づけ、激しく舐めた。
「社長、そろそろぼくはいきますよ」
そう言う斉藤に
「どうぞ、どうぞ。奥さんももう1回行きたがってるようですし」
と社長は答えた。
斉藤は後背位から珠代をゆっくりと貫いた。
「はあんっ!」
思わず社長の肉棒を口からはきだし、珠代が叫んだ。
斉藤はもはや耐え切れないのか、最初から激しく腰を動かしはじめた。両手をついた珠代は弓なりになり、歓喜の声でこたえる。
「ああっ! ああんっ! ああんっ! ああっ!」
「どうですか! 珠代さん」
「いいっ!・・・・・ああっ、いいのっ!」
もう珠代も拒絶の姿勢は示さなかった。ただ本能に素直に従う一匹の牝と化していた。
珠代は形のいいヒップを自分から突き出しながら、喘ぎ続ける。
「珠代さん、いきますよ!」
「あんっ! あんっ! あんっ! あんっ!」
斉藤の腰の動きにあわせ、珠代の嬌声が響く。
「珠代さん!」
背中じゅうに汗を流す斉藤が、珠代に背後からおおいかぶさりながら、腰を激しくうちつける。余分な贅肉のない、筋肉質の斉藤の体が、抜群のプロポーションの持ち主である35歳の人妻を犯し続ける。顔をベッドにうずめ、くびれた腰、そして尻を高々とあげながら、珠代は斉藤のものを迎え入れた。しなやかな指でシーツを激しくつかんでいる。
「はあっ! はあんっ!」
「珠代さん!」
「ああっ! ああんっ!」
「珠代さん、もう!」
斉藤が叫びながら、これ以上ないほどの激しさで動いた。そして珠代は二度目の絶頂に達した。
「ああっ! イクっ! イクのっ!!」
「珠代さん!」
「ああっ! ああんっ!」
「イって、イってください!」
「イクっ! イッちゃう! ・・・はあんっ!!」
珠代がそう叫ぶと同時に。
「ああっ!!」
と斉藤も叫び、肉棒を珠代から引き抜いた。そして珠代の尻に大量のスペルマを放出した。

ベッドにヒップを高々ともちあげたまま、うつぶせになって放心状態の珠代を、社長は軽々と持ち上げ、あおむけにした。
「奥さん、わたしもいただきますよ」
抵抗もしない珠代の足を大きく広げ、足首を肩にのせると、その肉棒を珠代に突き刺した。
「ああんっ!」
生きかえったかのように珠代が叫ぶ。
社長はベッドに手をつくと、下半身をゆっくりと動かしはじめた。まるでのの字を書くように、ゆっくりと腰をまわしながら動かしている。
「奥さん、ずっとほしかったんじゃないですか、これが」
社長は珠代の耳元でささやきながら。腰の動きをやめようとはしない。
「これはたまらん。奥さん、そんなに締め付けちゃいかんですよ」
社長は野卑な笑みをうかべながら、珠代をいじめ抜く。
「どうですか、ご主人とは違うでしょ、奥さん」
「・・・・・はあっ・・・・・ああっ・・・・・」
珠代は何も答えたくはなかったのだが、社長の動きにあわせ、どうしても喘ぎ声が漏れてしまう。
「もっと奥まで入れますよ」
社長は更に腰を奥深くまで進め、少しずつピストン運動を早めていった。
「ああんっ・・・・・ああっ・・・・・だめっ・・・ああっ、だめですっ・・・・・」
「感じてるんじゃないですか、奥さん」
「いやっ・・・・、いやっ・・・・」
珠代の反応も次第に激しくなっていった。拒絶の言葉とは裏腹に、両手を社長の背中にまわし、自ら抱きしめるような格好になった。体は嘘をつけないことを示すこの珠代の仕草は、社長を存分に興奮させた。
「ほしかったでしょう、これが。あの夜からずっと」
社長はささやきながら、腰の動きを早めていく。
「あんっ・・・・・ああんっ!」
「こうされることを想像してたんじゃないですか、毎日?」
「・・・・いやっ!・・・・・・はあんっ!」
「あのときみたいに乱れていいんですよ」
「ああんっ・・・・・・・はあんっ、だめっ!」
珠代の嬌声が甲高いものに変わっていく。
「奥さん、どうですか!?」
「ああっ! だめっ!」
あの夜、初めて本当の男を知ったときの悦びを、珠代はまた思い出していた。
もうそれ以上、体に嘘をつくことはできなかった。
「・・・・してっ! もっと、激しくしてっ!」
喘ぎながら珠代がとうとう社長にそう要求した。本当のセックスを知った珠代は、もう後戻りするなんてことはしなかった。更なる快感を求めて、無我夢中で社長を受け入れた。
「奥さん、いきますよ!」
社長はそう告げると、一気に頂点にたどり着こうと、腰を激しく打ち付けていった。
しっかりと濡れた淫唇に肉棒が往復する音が寝室に響く。珠代の体は明らかに悦びで満たされていた。
「あっ! あっ! あっ!」
社長を見つめながら、珠代が首をふった。
社長は珠代の唇を乱暴に吸う。本能に支配された珠代も激しくそれにこたえる。
「ああんっ! だめっ! だめっ!」
「奥さん、奥さん!」
「はあっ! ・・・・はあんっ!」
「奥さん、ああ、もう!」
社長の背中から汗が流れる。激しく腰を前後させ、珠代の愛液をベッド上に飛散させた。珠代はまたも快楽のステージに向かった。
「だめっ! イクっ! イクっ!」
「奥さん!」
「ああっ! イクっ! イッちゃうっ!」
「ああっ!」
社長はそう叫び、肉棒を慌てて抜き去った。そしてそれを珠代の顔の上に運び、そこで放出した。
珠代の顔に夫以外の精液が降り注いだ。珠代は達した表情で目を閉じたまま、口を半開きにし、舌を淫らにのばして、その白い液体をいつまでも求めつづけた。

[2314] 潜在意識10 未熟者 投稿日:2007/08/05 (日) 23:15
富士子 女 自由な部分ってどういうことですか?
たかし 男 そうですね、例えば格好とかはどうでしょう?
たかし 男 ご主人と愛し合うときとは違うと思いますが?
富士子 女 そんなに違いはないと思いますが。
たかし 男 ご自分では気づいてないだけなのでは?
たかし 男 いく瞬間とか違いがあるのではないですか?
      どうです?
富士子は目を瞑って自分で慰めているときの姿を思い浮かべた。
山田の問いかけに答えるまでに少し間が空いた。
山田は富士子がその様子を思い浮かべてるのか、
答えに困っているのかじりじりとした気持ちで画面を
見据えていた。
富士子 女 そうですね。仰る通りです。
たかし 男 どのように違いますか?
富士子は返事を送るのにためらったが、チャット
だからと思い直し、文字を打ち込んだ。
富士子 女 自分でしていて達するときは腰が動いてます。
たかし 男 上下に腰が動いてるんですね。
富士子 女 そうです。
大森さんはオナニーしていて、いく瞬間には
腰が上下に動くのか。
山田はその姿を思い浮かべた。
たかし 男 ご主人とのときには感じていても動かさない
      のですね?
富士子 女 はい。
たかし 男 どうしてなんですか?
富士子 女 主人の前では恥ずかしいからです。
たかし 男 自制してるんですね。
富士子 女 はい。
たかし 男 富士子さんはセックスするときお子さん
      に聞こえないように声を抑えるだけでなく
      あらゆることを抑制していますね。
富士子 女 夫婦だからといっても全ては出せないですから。
たかし 男 夫婦だから遠慮するってことありますよね。
      時間も遅くなったきました。続きは明日、ここで
      ということでよろしいですか?
富士子 女 ほんとですね。もうこんな時間。では、明日
      来ますね。おやすみなさい。
たかし 男 おやすみなさい。
富士子はパソコンの電源を落とすと、就寝前の用を足すため
トイレに入った。
下着をずらし、便座に座り勢いよく放出する。膝で止まって
いる下着に目をやると、入浴後に履き替えたばかりなのに
割れ目の形どおりに染み跡がついていた。
山田は興奮していた。富士子の秘密を知って到底眠れる状態ではない。
お気に入りに登録しているアダルトのホームページを開いた。
沢山の女性の顔写真が並んでいる。
山田は若い女性ではなく、30歳以上の主婦を探した。
40代主婦B87W63H98さゆりとプロフィルが書かれて
いる女性の写真をクリックした。
90枚の写真が画面に並んだ。
山田は写真の女性と富士子を重ね合わせて見ていた。
「大森さんのケツもこんなにでかいんだろうな」
山田は自分で抜いて興奮は収まった。でも、なかなか
寝付けない。
「何か良い方法はないものか」
(つづく)
[Res: 2314] Re: 潜在意識10 ギンギン 投稿日:2007/08/06 (月) 23:01
お待ちしてました
今後の展開すごく気になりますね
すっごく興奮してます

[2311] 芙美子の危機B(完) 角笛 投稿日:2007/08/05 (日) 04:03
(5)
 芙美子は全裸にされていた。近藤と石黒と川島も全裸になっていた。田中は服を着たまま、
しきりに脚に執着していた。藤田も服を着たままであったが、股間は爆発寸前に怒張していた。
「アソコが大洪水だな。ビチャビチャだぜ。指が締め付けられる。スゴイぞ」
と言いながら石黒は芙美子のおま○こに指を一本入れてかきまわしていた。
川島は左のおっぱいの先をチュパチュパしゃぶりながら、右のおっぱいの乳輪をこねくりまわしていた。
「嫁はんが亡くなってから久しぶりなんで、俺は口で逝かせてもらおうかな」
と近藤が言った。石黒は、
「俺はバックでブチ込もうかな」
と言って芙美子を四つんばいにさせた。四つんばいの下で、川島はホルスタインばりの豊満なおっぱいを
揉んでいた。藤田は我慢できなくなってジッパーを下げると、爆発しそうなイチモツを取り出し
シコシコしだした。
「奥さん、行くよ」
と声をかけて陰唇にチン○をあてがうと、石黒はバックからズブリと膣に挿入した。
「あん」
と芙美子が歓喜を上げた。が、すぐに「んぐぐっ」という声に変わった。近藤が口にブチ込んだからだった。
芙美子は石黒に貫かれて、腰を振り出した。近藤は芙美子の頭を押さえて、腰を前後にゆすりながら
久しぶりのフェラチオの感触を楽しんでいるようだった。
「おおおー、締め付けが厳しすぎてもう逝きそうや」
と悲鳴を上げる石黒に、近藤が、
「おいおい、おま○こに中出しはダメだぞ。さすがにな」
と注意した。
快楽に翻弄された芙美子は、あはんあはん、と声を出していた。
石黒は発射寸前の臨界点に達すると、肉棒を引き抜き、芙美子の腰の上に放出した。
おびただしい量の、濃いザーメンであった。芙美子もエクスタシーに達したようであった。
芙美子のアソコからは、透明な快楽のしるしがポタリポタリと落ちた。
近藤も「うっ」とうめき声を発して芙美子の口内に発射した。自家発電していた藤田は、近藤がチン○を
抜いたのを見届けてから、芙美子に顔射した。今度は生でブチ込みたいと思った。
そのとき、玄関のチャイムが鳴った。時刻は23時半を少し過ぎていた。

(6)
 連日の残業に疲れた体を引きずるようにして、孝太郎は自宅に辿り着いた。鍵を開けて部屋に入ると
真っ暗であった。電気を点けるとダイニングテーブルの上に芙美子からの書き置きがあった。19時から
体振委員長である近藤氏宅で会合と。それにしても遅い。もう23時半になる。孝太郎は例のいやな予感を
感じながら近藤氏宅を目指して部屋を出た。

(7)
 藤田たちはチャイムの音に一瞬ドキリとした。近藤が誰だろう、と首を傾げながらインターホンに出ると
「夜分恐れ入ります。柏木ですが、家内はおりますでしょうか?」
と男が訊ねてきた。芙美子の旦那のようであった。近藤は、ちょっと待ってください、と取り繕うと
インターホンのスイッチを消した。そして、
「ヤバイぞ。急いで服を着せろ」
と一同に指示した。
 全裸になっていた近藤と石黒と川島は、まず自分たちの服を着ることに専念していた。藤田と田中は、
あたりに散らばった芙美子の下着や服を集めると、それぞれ分担して着せ始めた。芙美子はオルガスムスを
感じ、余韻に浸ったあとそのまま眠ってしまったようだった。
パンティを履かせ、慣れない手つきでブラジャーを付けると、ブラウスを着せてスカートを履かせた。
パンティストッキングは田中が破ってしまったので、見つからないようゴミ箱に捨てた。
全員で部屋を整えると、服を着た近藤が玄関へ柏木氏を出迎えに行った。

(8)
 孝太郎が近藤氏宅を訪問し、インターホンで用件を言うとしばらく待って欲しいと言われた。
約5分待たされたあと、挨拶もそこそこに孝太郎は部屋に通された。
芙美子はソファーに体を横たえて眠っているようだった。
「会合の際にお酒も少々呑まれたのですが、酔われてしまったようで……。グッスリ眠られました」
と近藤が説明してくれた。近藤以外にも体振委員は4人いたが、皆男ばかりであった。
孝太郎は芙美子を抱きかかえると、近藤氏宅をあとにした。

(9)
 自宅に帰ると孝太郎は芙美子をベッドに寝かせた。アルコールくさい。
寝巻きに着替えさせようとブラウスを脱がせて違和感を覚えた。ブラジャーの肩ひもが、両方とも肩に掛かって
いないのだ。肩ひも付きのブラジャーをストラップレスのように芙美子は着用していた? 何かおかしい。
スカートを脱がせてパンティを眺めると、心なしかクロッチ部分が濡れているように見える。
パンティをずらして股間を確認すると、アソコが濡れていたような跡があった。雌の匂いがする。
顔を向こうにして眠っている芙美子をこちらに向かせようと頭を抱えて首をまわした瞬間、芙美子は、
「うーん」
と唸って口を少し開いた。そのとき、唇の端から白い液体がトローリと流れ出してきた。かなりの量だ。
白い酒? それとも、……。まさかザーメン?
(終)
[Res: 2311] Re: 芙美子の危機B(完) モトオ 投稿日:2007/08/07 (火) 00:08
続きはどうなるのかな
[Res: 2311] Re: 芙美子の危機B(完) もげもげ 投稿日:2007/08/08 (水) 11:20
意志が弱いというかなんと言うか

快楽に負けすぎですよね・・・。

でも堕ちていく展開は引き込まれるものが

ありますし、続きが楽しみです・・・・。

[2310] 芙美子の危機A 角笛 投稿日:2007/08/05 (日) 04:01
(3)
 あらかじめ仕出し屋から取り寄せてあった料理を食べながら、酒も呑んでのさっくばらんな会合であった。
主に顔合わせがメインのものだったので、アルコールがまわりだすとだんだん危うい方向の話題に脱線して
いった。アルコール類はほとんど呑めないという柏木さんに近藤や石黒や川島は強引に勧めたので
柏木さんは顔をピンク色に染めて、仕草がだんだん色っぽくなってきていた。藤田は興奮してきた。
柏木さんは、横に坐った近藤が図々しく肩に腕をかけていることにもあまり抵抗しなくなっていた。
「奥さん、柔らかいねえ。肌が白くてキレイだねえ」
とからみついてくる近藤に、
「あーん、らめれすよ、こんどーさん。そんなにひっつかないれくらさいよー。あっ」
やや抵抗していた柏木さんがビクンと反応した。近藤が軽く胸を撫で上げたのだった。
石黒が仕事上の参考(女性用下着も扱っているので)にとあらかじめ用意していたボディ・アンケートへの
回答記入を少し前に終えていた柏木さんは、服を着ていても男たちの頭の中では裸も同然であった。
柏木芙美子、24歳、結婚1年目。168センチ、52キロ。B91(Fカップ)、W56、H89。
運動履歴はクラシックバレエと走り高跳び。
芙蓉のように美しい子、芙美子。これからは心の中では芙美子と呼ぼう、と藤田は思った。

 酔いのまわった芙美子は、近藤たちにいいようにもてあそばれていた。
「奥さん、ヘアバンドで結い上げた髪型がキュートですねえ」
と言いながら近藤は芙美子の耳を舐めている。
「今度の新しいブラジャーは、サイズの大きめな人に窮屈な思いをさせないコンセプトなのですよ」
とわけのわからないことを言いながら石黒は芙美子のおっぱいを鷲づかみにしながら揉んでいる。
川島はウエストからヒップにかけてを両手で撫でまわしたり、揉んだり、さすったりしている。
田中はスラリと美しい脚線に頬ずりしている。
「あっ、あっ、あっ、ンふっ」
と芙美子は熱い吐息を漏らし始めていた。藤田もかなり興奮していた。
「おい、一番ショート! 藤田さん。あんたも来いや」
と近藤に呼ばれて、藤田は芙美子の顔に自分の顔を近づけるとキスをした。唇を舐めまわした後、唇を割って
舌を差し込んだ。そして音を立てて唇を吸い上げた。
「もう我慢できないなあ」
と言いながら石黒が芙美子の白いブラウスのボタンに手をかけた。誰も制止する者はいなかった。
艶かしく体をくねらせながら女の反応を始めている美貌の人妻を前に、藤田たちの良心は消失していた。

(4)
 石黒がブラウスを脱がせると白いブラジャーがあらわれた。川島がベージュのプリーツスカートを脱がせ、
田中がパンティストッキングを破り取ると、白いパンティがあらわれた。
「おい、想像どおりスゴイぜ。たまらんなあ、この膨らみ」
石黒はブラジャーのホックを外しておっぱいを露わにすると乳首にしゃぶりついた。
「あっ、らめエー」
と芙美子は口を半開きにして色っぽくつぶやいた。
川島はパンティのクロッチ部分をしきりに撫でている。少し染みが生じているようだった。
「奥さん、いやらしい匂いがするよ。雌が発情している匂いだ」
川島がパンティを太腿のあたりまでずり下げてヘアーに顔をうずめた。
田中は足の指先を中心に舌を這わせたり、吸ったりしている。
「奥さん、我々体振委員一同、結束を固めて頑張っていきましょう。その前に、お互いのことを良く
知り合いましょう。昔風に言うなら裸の付き合いですかねエ」
と芙美子の耳元で囁いて、近藤は自分のズボンを脱ぎ始めた。
藤田は、近藤の屹立した肉棒を見た芙美子の目つきが少し変わったような気がした。
(続く)

[2309] 芙美子の危機@ 角笛 投稿日:2007/08/05 (日) 04:00
(1)
 あの夏の夜の出来事(『官能の虜』参照)の直後、芙美子と孝太郎は郊外のマンションに引っ越した。
成田の部屋から少しでも遠ざかりたがった孝太郎の意向に従っての引っ越しであったが、
親しい友人がいるわけでもなかったので、芙美子にとっても気持ちを切り替える良い機会となるはずでった。
結局、前のマンションには新婚2ケ月ちょっとしか住んでいなかった計算になる。

 新居に移って既に半年、すっかり新しい生活にも慣れてきていた。
あの夏の夜、桐島や成田兄弟たちに交代で中出しされ、大量の精液を注ぎ込まれた芙美子ではあったが、
幸いなことに妊娠することはなかった。芙美子は、桐島たちに呼び覚まされた女の喜びを孝太郎に求め、
孝太郎もそれに応えるよう努力した。この半年間、孝太郎と芙美子は雄と雌でった。
お互いの体を獣のようにむさぼり合い、性技に習熟していった。幸福であった。

 新しい春を迎え、マンションの世話役がまわってきた。体育振興委員(体振)を担うことになった。
ここ数ケ月忙しく働いている孝太郎は連日帰宅が遅く、土日は家で休養していることが多くなっていた。
4月からも繁忙状況に変わりはなさそうで、孝太郎を当てにはできないだろう。柏木家は、芙美子を主体に
責任を果たしていくしかなさそうだ。先が思いやられた。
「フミちゃん、町内行事の対応は大変だと思うけど、よろしくね。くれぐれもヒヒオヤジには気を付けて。
フミちゃんのナイスバディに目が眩んで鼻の下を伸ばす輩が、きっといるだろうから」
孝太郎は気が気でない様子だった。
「大丈夫、注意するわ」
と芙美子はロケットおっぱいを反らしながら愛らしく答えた。その姿を見た孝太郎は、
「やっぱり心配だなあ」
と深刻な顔でため息をついた。

 体振の初会合の日、孝太郎はやはり仕事が忙しく、芙美子が出席するしかなかった。
フリルをあしらった白の長袖ブラウスと膝がギリギリ見える丈のベージュのプリーツスカートを着用し、
薄く化粧を整え19時からの会合に備えた。ヘアバンドとU字型のアクセピンを用いたまとめ髪は
アクティブな印象のミラノスタイルに仕上げた。
体振の会合へ行く旨の書き置きを残すと、芙美子は体振委員長である近藤氏宅へと急いだ。

(2)
 藤田涼平は複雑な気持ちでミネラルウォーターを飲んでいた。4月から体振委員を務めることを考えると
憂鬱以外の何ものでもなかったからだった。……だった? 委員の顔ぶれを知るまでは……。
事実、今日の初会合の集まり状況から、他のメンバーも同じように考えていることが伺える。
体振委員は全員で6人になるのだが、そのうちの5人はお互いよく知っている面子だった。
町内で結成している草野球チームのメンバーだったから。
 委員長の近藤は自営業を営む40代半ばのガッチリした体格のオヤジ。ファーストを主に、内野全般を守る。
奥さんとは死別しているらしく、子供もいないこともあり、今日の初会合は近藤宅でとなった。
 石黒は服飾メーカーの営業をやっている30代半ばのスポーツマンタイプ。キャッチャー。
男らしい風貌からは考えにくいが、女性用下着からスポーツウエアまで幅広くこなしている大手らしい。
 田中は40歳前後でヒョロヒョロッとした体形の理科系タイプ。実際、機械系のメーカーでエンジニアを
やっているとのこと。守備は外野全般。
 川島は30歳ちょっと前の茶髪野郎でピッチャーをやっている。職業は不明。基本的にお調子者だが
短気なところがあり、たまにキレるときがある。
 さて、もうひとり、最後の委員。最近引っ越して来られた柏木さんの奥さん。19時からの会合なのに、
残りの5人が30分も前からいまや遅しと待ち構えている原因でもあるのだが……。
とにかく美しくてかわいい。プロポーションが抜群で目が惹きつけられる。藤田が今まで出会った女性の中でも
一、二を争うハイレベルな女性。男なら股間を直撃される魅力。憂鬱以外の何ものでもなかった体振委員が、
スーパー・ラッキーに感じられるほど。

 「柏木さんの奥さん、遅いですなあ」
と近藤が口を開いた。「まあ、まだ19時までには10分ありますしねエ」
「そうですねえ」
と田中が相槌を打った。旦那が忙しいらしいので、柏木家は基本的に奥さんが体振委員を務められるはずだが、
まさか旦那が来ることはないだろうなあ。皆、そのことが気が気でなく、そわそわしているのだ。
「しかし、あの奥さんはいいよなあ。美人でスタイルがいいし、胸もでかそうだよなあ」
と石黒が話を振ると、
「かなりのカップ数ですよね」
と川島が乗ってきた。草野球の呑み会でも、しばしば交わされる会話だ。
「おいおい、酒も出す予定だが、あんまり脱線するなよ」
と近藤がたしなめたところでチャイムが鳴った。男たちは生唾を飲み込んでインターホンに注目した。
「こんばんは、柏木です」
彼女の声であった。
(続く)

[2307] 私の わくわく 投稿日:2007/08/04 (土) 01:33
ユウキさん、ビーンさん、ごめんなさい。
私の拙い文章に色々コメントを下さり、光栄至極です。

でも実生活の方が、とんでもないことになってまして…。
天中殺ってありましたよね。
私、ただ今その真っ只中なのでは、と言うような次第です。

スーパーで転倒、危うくガラス片を身体にグサグサと、パソコンご乱心のハナシは案内した通りですが、実は先日車を運転中に追突されまして…。
3重で、私が一番前でした。
私になあんの責もないのですが、まあ保険やらなにやら色々ありまして。
身体ですか?
車は後輪のシャフトが曲がり、まともに走れないくらいの衝撃があったのに、なあんでもないんです。
しばらく用心するつもりですが。

それよりなにより驚いたのは、2台目の車の運転手が、私のかつての部下であり、それも休日のことで仮装パーティーかなんかに行く途中だったらしく、アフロのカツラをかぶり、顔には茶色のドーランを塗っておりました。
ハイ…。

実に数年ぶりの再会でしたが、あまりにも劇的で…(苦笑)

と言うことで、今しばらくの猶予を。
ご理解下さい。
[Res: 2307] Re: 私の ユウキ 投稿日:2007/08/05 (日) 12:44
それは大変でしたね。このところ災難続きですね。厄払い!?をしてもらった方がいいかもしれませんね。事故で後輩と再開するとは何か運命的なものを感じもしますね。しかも相手はアフロですし。
投稿の方はいつまでも待っていますので無理をなさらないでくださいね。
[Res: 2307] 私の足元で…65 わくわく 投稿日:2007/08/05 (日) 23:15
ユウキさん、どうもです。
車のシャフトが曲がったと言うのは、大げさな話でした。
そのくらいの衝撃を受けて、身体になんの異常もないと言うのは考えられないことですよね。
車が動かなくなったのは、ボディの一部がかなり凹み、シャフトに当たっていたからだと思います。

部下のアフロも気の毒です。
信号無のT字路で、私の直前の車が右折のために対向車がなくなるのを待っていました。
道路は国道ですが、片側1車線の狭い道です。
私はその車が、右折を終えるのを待つしかありませんでした。
もちろん、アフロが乗っていることなど気付かずに、後で同じ様に車が止まったことをミラー越しに確認しています。
で、対向車が途切れ、前の車が右折を終えました。
それを確認し、私はゆっくりと動き始めました。
2〜3mくらい走ったでしょうか、ド〜ンと言う衝撃を受け、なに?と思う間もなくまた衝撃がありました。
後の車も動き出したばかりで、まさかその車に追突されたと思いもしませんから、最初はエンジンか何かが爆発したものと思いました。
ふとルームミラーを見ると、後の車から人が降りて近づいて来ます。
後の車を見ると、ミラー越しでもフロント部がかなり凹んでいるのが分りました。
その時ようやく、追突されたことに気付きました。
で、大丈夫ですか?と声を掛けてきたのが、かつての部下だったわけです。

事故の原因は、3台目の車の運転手の脇見運転でした。
後部座席に子どもを乗せていて、子どもに話しかけられたので後に気を取られ、停まっている2台の車に気付かずそのまま突っ込んでしまったと言うことでした。
アフロは、首が痛いので、念のため病院に行くと言っていました。

さて、続きです。




八千代は、口を明けて早紀の話に耳を傾けています。
なにかもう、SEXマシーンの様になってしまった早紀に呆れる反面、よくそこまで一途になれるものだと逆にうらやましくもあります。

早紀は、桜井の前で、放尿も経験します。
3回目のデートの時で、お風呂場で桜井が見ている前で行為を命じられます。
本人は、凄く恥かしがりましたが、桜井が
「見せてくれなきゃあ、抱いてあげない」
と、立派なペニスをちらつかせるものですから、もう桜井のペニスの虜になっていた早紀は、股を割り真っ赤になりながら放尿をします。
終わった後シャワーであそこを洗うと浴槽の縁に腰掛けさせられ、不安定なまま桜井に執拗に舐められます。
しとどに濡れた後、お決まりの様に奥深くを突かれ、恥かしい姿を人に晒したものですから、いつも以上に乱れてしまいます。

なおへの後ろめたさ、申しわけなさはありました。
が、
「なおが起たなくて、私を抱いてくれないからこうなるんだよ」
と、次第に言い訳めいたことを思うようになり、自分の行動を正当化しようとします。

桜井とのデートは、SEXだけではありませんでした。
そばを食べに行こうと秩父へ行ったり、海を見に行こうとサザンの歌を聴きながら茅ヶ崎、また海水浴で賑わう前の勝浦などにも連れて行ってもらいました。
勝浦の近くの砂浜では、長く続く砂浜に出来た風紋に、陽の光がキラキラと反射して幻想の世界を繰り広げていました。

車は当時人気のソアラですから、信号待ちの時など羨望の眼差しを受け優越感もありました。
免許を持っていなかったなお相手では、経験できない話です。

早紀を喜ばせたのは、ドライブだけではありません。
アクセサリーのプレゼントもありました。
喫茶店に連れて行かれ、イチゴジャム入りのルシアンティを口にしたのが初めてなら、その店は宝石店が経営する喫茶店で、宝石やアクセサリーを見ながらお茶を楽しむと言うことも初めての経験でした。
そして紅茶を飲み終える頃、桜井にエスコートされるまま宝石売り場に行くと、
「好きなものを選んで」
と言われ、驚いてしまいます。
戸惑う早紀に、桜井は3万円ほどの指輪やネックレスを薦めますが、早紀は遠慮して1万円のブローチを選びます。

桜井は、早紀がなおと会うことを止めません。
「早紀の心が、俺ひとりを見る気になったらいつでもお出で」
と、自信があったのでしょう。

桜井との関係は、八千代に話すまでのひとつきあまりのことですが、かなり濃密な内容と言って良いでしょう。
当然の様に、桜井に対して情も沸いて来ます。
なおのことが好きと思いながらも、早紀の気持ちはかなり桜井に傾いてしまいます。

が、そんな早紀にも、大きな不安がありました。
避妊のことです。
危険日と幾ら言っても、桜井は避妊をしてくれません。
早紀の今の状況で、もし万が一にも妊娠をしたら、全ての歯車が狂ってしまいます。
一番避けたいのは、両親を悲しませることです。
桜井と会っている時は良いのですが、別れてひとりになると、
(彼は本当に、私を必要としているのだろうか。
本当に、愛してくれているのだろうか…)
と不安に襲われます。


早紀の話を聞き終えた八千代の口から、深いため息が漏れます。
親しい友人が、年上の、それも経済力があり、体躯にも恵まれ、SEXの上手な男性に翻弄されていると言うことは分りました。
早紀の、桜井を思う気持ちも、かなり深くなっている様です。
が、八千代には、納得できないことがあります。
避妊のことです…。
(早紀を本当に大事に思っているのなら、妊娠したら責任を取ると言うような、安易なことが言えるだろうか…)
[Res: 2307] Re: 私の ビーン 投稿日:2007/08/31 (金) 22:30
わくわく様

大変でしたね。体の方はどうですか?
私も15年前に交通事故でダンプとぶつかって、その後、フロントガラスの破片と6年ほど
同居していました。落ち着いたら、「元気になったよ」とレスして頂けると幸いです。
それまでの間、お大事に!
[Res: 2307] Re: 私の えりえーる 投稿日:2007/11/02 (金) 14:11
落ち着くまでまってます。
ぜひ、続けて下さい。
期待してます!