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[Res: 4856] 第7話 沈粕男 投稿日:2008/10/10 (金) 20:23 身構える様子の美香を見て、
(しまった!美香には俺の企みを見破られてるかも…) 弘光は冷静に、また少しおどけた感じで次のように言った… 「いやあ、美香って俺と一緒に風呂入ってくれないじゃないか…だから景色がいい○○温泉の露天風呂だったら入ってくれると思って…」 確かに美香は未だに弘光の前では肌を露出させない…風呂には当然一緒に入ることはないし…セックスの時は照明を薄暗くするし…また着替えさえ弘光の前でしないのだ…要するに弘光は美香の全裸を明るい所で見たことはない…このことが幸運にも弘光に閃きを与えた。 「そうなんだ…もっと違うこと企んでると思っちゃった」 美香が安堵した様子で言葉を吐く。 「えっ、違うことって?」 弘光は、ひょっとして゛美香の裸を晒す゛という目的が見破られてるのではないかと、気になっている。 「その…混浴で女の人見て…元気になろうって思ってると…」 美香の予想は弘光の目的とは逆であった… ゛最近弘光のペニスが硬くならないのは自分の魅力が足りないから…゛ だと、夫婦の営みが上手くいかないことに美香も悩んでいたのだった…二人の恒例の旅行は゛子作り旅行゛という意味も含まれている…だから弘光が混浴露天風呂で他の女の裸を見て、それで欲情して夜に挑もうと考えているのだと美香は思い込んだのであった。 そんな美香に、 「違う違う、二人で旅行してるんだから、風呂でも美香と一緒に居たいと思ってただけさ…なあ美香、露天風呂行こうよ」 不安を取り除かせようと弘光は語る。 「でも…混浴だから男の人もいるわよね?恥ずかしいよ…」 美香は、羞恥からためらいを見せる。 「大丈夫だよサイトには、その露天風呂に入った女性が゛景色は良かったし、入浴してる男性にもジロジロ見られることも無く良かった゛ってコメントもあったぜ、せっかく行くんだし、絶景の露天風呂を楽しもうよ」 弘光は美香のためらいを取り除かせようと、サイトの記事のいい部分を引用し口説く。 「それなら考えておくわ」 美香のためらいも和らいだ所で、 (これ以上しつこくして美香に完全に拒否されたら元も子もない) 弘光は後は成り行きに任せようと思うのであった。 そしてとうとう旅行の日を迎えた… 果たして弘光の゛混浴で美香の裸を晒す゛目的は達成できるのか?ひとつ言えることは、その混浴露天風呂には゛もうひとつの顔゛があるということだけだ… |