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続々 せ・ふ・れ

[1] スレッドオーナー: 洋祐 :2024/03/24 (日) 22:34 ID:QdMo9hHE No.190627

図らずも、三つ目のスレになりました。
前スレでレスをくださった皆様、ありがとうございました。
よろしければ、引き続きご覧いただければ幸いです。



綾夏には、随分酷いことをしてしまったが、
あの後、俺がしたことで、綾夏から何かを言われることはなかった。

翌週の水曜の夜、俺が仕事から帰宅すると、
俺の部屋で待っていた綾夏は、何事も無かったかのように、俺を迎えてくれたし、
金曜のこの夜、俺が綾夏の部屋を訪れると、いつものように迎えてくれた。

「今日は、好きにしていいよ。」

二人でベッドに入ったとき、綾夏がそう言った。
水曜の夜もそうだったが、この日の夜も、俺は、綾夏を愛しむように優しく抱いた。
そして、この夜は、最後に綾夏の中で射精した。

「ふふふ。そんなに遠慮しなくてもいいのに…」

二人で余韻に浸っているとき、綾夏がそう話しかけてきた。

「私、怒ってもいないし、お互い様かなって思っているから…」

綾夏は、俺がしたことを仕返しだと気がついているようだ。

「あまり気にしないで…、
 だけど…、洋祐を見ていると、私、いろいろ言いたくなっちゃうんだよね。」
「・・・・・・」
「ごめんね。」
「・・・・・・」
「でも、また言わせてね。」
「ああ」
「私が言ったことの意味も考えてくれると、ありがたいな。」
「いつも考えているけど、まったく分からない。意味なんかあるのかよ。」
「さあね。それと、仕返しも、もう少し優しくしてくれると、嬉しいんだけど…、
 でも、それじゃ、仕返しにならないよね。」
「・・・・・・」
「洋祐がしたいようにすればいいから…。ね。」

俺は、綾夏の言葉を聞いて、彼女をギュッと抱き締めた。


翌週の水曜、綾夏はこの日も食事を作って待っていてくれた。
3日後の土曜には、綾夏と一緒に美穂と会う約束だが、
まだ綾夏から会う時間や場所を聞かされていない。

「土曜のことだけど…」

二人で食事をしているときに、綾夏が美穂と会う日のことを切り出した。

「適当な場所が思いつかなくて、中々決まらなかったけど、
 結局、美穂がJ駅まで来てくれることになったの。」
「そうなんだ。」
「会ってお礼してお終い、というわけにもいかないでしょう?」
「それは、そうだな。」
「それで、三人で食事でもしようと言うことになったんだけど、
 場所が難しくて…」
「・・・・・・」
「初めはIB駅も考えたんだけど、お店をよく知らないし、
 繁華街だと混雑して、ゆっくり話もできないような気がしたから…」
「彼女の家からだと少し遠いけど、何て言っているの?」
「こちらの方に遊びに来たことがないから、一度行ってみたいって…
 でも、遊びに来るようなところでもないけどね。」
「・・・・・・」
「それで、土曜は、午後1時にJ駅に待ち合わせに決めたわ。
 昼時をずらした方が、店も空いているから…」
「わかった。」

俺としても、遠くまで足を運ばなくて済むから、ありがたかった。

「当日、洋祐はどうする?」
「どうするって?」
「金曜に泊まりに来るなら、一緒に行けるけど、私、生理が近いから…」
「ああ、そういうことか。」
「もしそうなったら、直接J駅に行く?」
「うん、そうだな。そうする。」
「美穂は洋祐の顔を知らないけど、洋祐は美穂の顔を知っているから、
 洋祐と美穂が先に着いても大丈夫でしょ?」
「いや、それが…、送って行ったとき、終始俯いていたし、
 顔のことは気にもしていなかったから、全く覚えていない。」
「そうなんだ…」
「ああ」
「わかった。J駅までは私が一番近いから、少し早めに行くね。」

待ち合わせが1時と言っても、俺は電車で向かうから、
結局、1時より前に行かなきゃいけないだろう。

「同期でもう一人、彼氏いない歴=年齢の子がいて、その子は男性に免疫がないんだけど、
 美穂は、そんなこともないから、気を遣わなくても大丈夫よ。」
「・・・・・・」
「ねえ、もし洋祐が美穂のことを気に入ったら、彼女として考えてみる?
 もちろん、美穂が洋祐のことを気に入ってくれたらの話だけど…」
「その可能性は低いと思うけど、そうだったとしても遠慮しておくよ。」
「えー、何で?」
「だって、綾夏の友達だろ。もし付き合ったとしたら、
 綾夏に全部筒抜けになりそうで…、嫌だな。」
「ははは、確かに、それはあり得るわね。
 あの娘なら、私が聞かなくても、自分から全部話してくれそう…、ははは。」

何かその話しが綾夏の壺に嵌まったのか、
綾夏はその後も、度々思い出しては笑いを堪えていた。

食事を終えると、いつものように二人で風呂に入り、
湯船に浸かっていた。

「美穂は、未だに洋祐のことを彼氏さんって言うのよ。」
「・・・・・・」
「その都度、違うって言っているんだけど…」
「・・・・・・」
「完全に彼氏認定されているみたい。」
「・・・・・・」
「周りの人に話しを聞かれたら、それこそ大変よ。」
「・・・・・・」
「また変な噂が広まっても困るしね。」
「・・・・・・」
「でも、洋祐に会ったら、呼び方を考えるって言っていたから、
 やっと、これで彼氏さんって呼ぶことも無くなるわ。」

綾夏は俺に背を向けているので、彼女がどんな顔をして話しているのか、
俺にはわからなかった。

「綾夏。」
「何?」
「入れてもいい?」
「いいよ。」

二人で一旦立ち上がり、対面座位の姿勢で湯船に浸かった。
暫くキスをした後、互いに抱き締め合っていたら、
綾夏が話し始めた。

「美穂に、彼氏じゃないって言っておきながら、
 洋祐とこんなことしているって美穂が知ったら、
 彼女はどう思うかな。」
「・・・・・・」
「彼氏じゃなくても、セックスしたいと思う人がいるなんて、
 普通じゃ、絶対理解されないよね。」
「・・・・・・」
「もしも洋祐が美穂と付き合い始めたら、
 私たちのこと、美穂には隠し続けなくちゃいけないんだね。」
「・・・・・・」
「それは…、結構辛いな。」
「・・・・・・」
「美穂の顔、真面に見られないかもしれない…」
「・・・・・・」
「そう考えると、洋祐と美穂が付き合うのは、
 私にとっても、やっぱり無理なことかな…」
「俺は、別に付き合うつもりはないから…」

俺がそう言うと、綾夏は腰を上下にゆっくりと動かし始め、
顔をやや上に向けながら喘ぎ始めた。


[2] Re: 続々 せ・ふ・れ  けい :2024/03/24 (日) 23:23 ID:58p72JQI No.190628
楽しみに待ってました。ありがとうございます。
続きお願いします


[3] Re: 続々 せ・ふ・れ  まつ :2024/03/25 (月) 08:17 ID:d1cUahSA No.190634
新スレ!ありがとうございます。
続きが読める事がうれしいです!

さて「彼氏じゃなくても、セックスしたいと思う人がいるなんて、
 普通じゃ、絶対理解されないよね」と綾夏さんの発言はやはり自分のしてることの自覚はあるんですね。
たまに、天然でそのへんの曖昧な女性もいるので、綾夏さんがそういう女性じゃない事がハッキリしました。
まぁ、そうだとは思ってましたが…。
洋祐さんの思惑を読んでると、そのへんが少し曖昧だったから安心しました。

そして、2人のカラダだけの関係が気持ち的にも近づいていると感じました。
というより元々お互い(洋祐さんは完全に魅せられてたでしょうが)に魅かれあっていた事が具現化しつつあるように感じます。
でも、この話は次々と急転するので、どうなるかわかりません。
もちろんグッドエンドを期待しますが。

最後まで目が離せません。
応援しています。

[4] Re: 続々 せ・ふ・れ  ジーン :2024/03/28 (木) 20:22 ID:GysfMvlk No.190759
洋祐さん、
新たなスレ嬉しいです。
まつさんと同じように目が離せません。


[5] Re: 続々 せ・ふ・れ  洋祐 :2024/03/29 (金) 21:08 ID:wMGMZc8U No.190788

けいさん、まつさん、ジーンさん、レスありがとうございます。



美穂に会う前日の金曜の昼に、綾夏からメールが届いた。

『生理が来たから、明日は、J駅に一人で来てね
 寝坊して遅刻しないように』

ちょうど二週間前の金曜は、俺が綾夏の中に射精しようとした日だ。
もしも、あのとき、俺が綾夏の中に射精していたら、
今日、綾夏は無事に生理を迎えることができただろうか。
ふとそんなことを考えたら、俺の胸の鼓動が速くなった。

そう言えば、綾夏に生理中に会うのは、いつ以来だろう。
社会人になってからは、一度もないはずだから、
学生時代のサークルで会ったとき以来か…
綾夏の生理中に逢わないことを、俺と綾夏で決めたわけではないが、
二人の関係を考えれば、それが当然なのだろう。

翌日、俺は午後0時半頃に部屋を出て、J駅に向かった。
電車の時間の関係で、待ち合わせの1時よりも10分近く早くJ駅に着いたが、
改札を出ると、すでに綾夏と美穂と思しき女性が、二人並んで待っていた。

綾夏が、俺と美穂をそれぞれ紹介した後、互いに挨拶を交わした。
俺にとっては、美穂とは、事実上今日が初対面と言っていいが、
美穂は綾夏ほどの美人ではないものの、綾夏の言う通り、小柄で可愛らしい顔立ちだった。
綾夏よりも童顔で、確かに同い年には見えない。
俺は、美穂の胸の感触を思い出し、つい彼女の胸に目がいってしまった。

「先日は、大変ご迷惑をお掛けしまして、本当に申しわけありません。」
「そんなに気にしなくても大丈夫です。」
「綾夏が連絡して駆けつけて下さったそうで、ありがとうございました。」

美穂は、少し緊張しながら、そんな堅苦しい挨拶をしていたが、彼女の表情を見れば、
それは決して形式的なものではなく、心からお礼を言っているように窺えた。
美穂はその顔立ちとは裏腹に、低くて落ち着いた声なのが印象的だった。
綾夏もそうだが、アルトボイスは、俺にとって心地よい声だ。

「同い年なんだから、そんなに畏まらなくてもいいのに。」

俺たちの横で会話を聞いていた綾夏が、笑いながらそう言った。

とりあえず挨拶が終わった後、三人で駅の近くのレストランに入った。
店では、俺と綾夏が並んで座り、美穂が綾夏の前に座った。
男性一人女性二人の組み合わせでは、きっと女性二人が並んで座るケースが多いだろう。
ただ、女性二人が隣同士で会話すると、男性は蚊帳の外に置かれやすくなる。
俺は蚊帳の外でも構わなかったが、綾夏が、そうならないよう気を遣ったようだ、

とは言え、店での会話は、綾夏と美穂の二人の会話がほとんどで、
俺は、話しを振られたときに喋る程度だった。
それでも、俺と美穂は徐々に打ち解けていき、
店に入って1時間程経つ頃には、俺と美穂の二人で会話するようになっていた。

「綾夏、彼の連絡先、聞いてもいい?」

店を出る少し前、美穂が綾夏に尋ねた。

「何で私に聞くの?」
「一応、綾夏が紹介してくれた人だから。」
「洋祐が良ければ、私は構わないけど…、洋祐の連絡先を聞いて、どうするの?」
「たまに私の話しを聞いて貰えたらと思って…」
「ふーん、別にいいんじゃない。」
「あのー、迷惑でなければ、教えて貰えますか?」

美穂が俺の方を向いて尋ねてきた。
綾夏の視線を気にしながらどうするか考えたが、美穂の目の前で断るのも気が引けるし、
断る理由もなかったので、お互いに携帯番号とメアドを交換した。

三人で店を出てから駅に向かうとき、俺の前を綾夏と美穂が話しながら歩いていた。

「でも、綾夏の彼氏じゃなぁ…」
「だから、彼氏じゃないって…」
「綾夏には勝てる気がしないのよね…、負けるのは悔しいけど…」
「その勝ちとか負けって、何なの?」

歩いている途中、そんな二人の会話が俺の耳に入ったが、
その前後の会話は聞こえなかった。

「洋祐、美穂を送ってあげたら?」

駅に着くと、綾夏が俺にそう言った。
二人だけにするなと釘を刺しておいたのに、綾夏には全く困ったものだ。
美穂は恐縮して遠慮していたが、ここでも綾夏が「送ってもらいなよ」と勧めて、
結局、IB駅まで俺が美穂を送ることになった。
二人で電車に乗ると、運よく並んで座ることができた。

「今度会ったとき、何て呼べばいいですか?
 私のことは美穂って呼んでもらえればいいですけど…」
「別に何でも構わないよ。」
「綾夏は、洋祐って呼んでいますよね。」
「うん。男は皆、洋祐って呼んでいるな。あいつは男じゃないけど…、
 女性で洋祐と呼ぶのは、俺の母親と綾夏ぐらいかな。」
「洋祐くんという呼び方は?」
「子供の頃とか、学生のときは、そう呼ばれることもあったけど、
 最近はないかな。」
「洋ちゃんは?」
「親戚からは、そう呼ばれるけど、さすがにちゃん付けは止めて欲しい…」
「洋くんは?」
「そう呼ばれたことは記憶にないね。」
「じゃあ、洋くんって呼んでもいいですか?」
「えっ…、まあ…、別にいいんじゃない。」
「じゃあ、そう呼ぶことにします。」
「同い年なんだから、タメ口でいいよ。」
「そうですね。そうします。」

電車に乗って直ぐに、美穂とそんな話しをしたが、
美穂は、それから直ぐに、俺を洋くんと呼ぶようになり、
話し方も、まだ敬語が混ざってはいるが、タメ口に変わっていった。
美穂から綾夏との関係を聞かれるのではないかと、俺は内心冷や冷やしていたが、
何も聞かれずに済んでほっとした。

「来月、必ず連絡するね。」

IB駅で美穂と別れるとき、彼女が人懐っこそうな笑顔でそう言った。
美穂は、見た目も性格も可愛らしい女性で、以前の俺なら好きになっていたかもしれない。
だが、美穂の笑顔を見ても、美穂の胸の感触を思い出しても、
不思議と彼女を女として強く意識することはなかった。
綾夏が傍に居る限り、俺はどんな女性であっても、
女としてあまり意識することはないのかもしれない。

翌週の水曜の夜、綾夏からメールが届いた。

『生理終わったよ
 明日はジムの日だけど、J駅まで迎えに来てくれる?
 それまで、私の部屋で待っていていいから』

この週は、金曜の勤労感謝の日から三連休だった。
綾夏から、木曜の夜から過ごそうという、誘いのメールなのだろう。
綾夏は、俺に会いたいとは決して言わない。
俺が『わかった』と綾夏に返信すると、
直ぐに綾夏から『時間は明日連絡するね』と返ってきた。

翌日、午後8時半頃に綾夏の部屋に到着した。
綾夏のジムでのメニューを詳しくは知らないが、
筋トレと有酸素運動を合わせて1時間半ほどやるらしい。
ウォーミングアップやストレッチ、シャワーなどの時間を含めると、
全体で2時間ほど掛かるようだ。

午後6時頃から始めたとすると、終わるのは8時頃だろうか。
そうとすると、軽く食事をして帰ると言っていたから、
綾夏が帰って来るのは、10時近くになりそうだ。
少し早く来てしまったが、仕方がない。
久しぶりに、綾夏の部屋の中を眺めてみるか…

本棚を見ると、以前は、映画のパンフレットが並べられていたり、
テーマパークのグッズが飾られていたりしたが、今は、すでに無くなっていた。
本棚の抽斗を開けてみると、以前はネックレスが仕舞ってあったが、
それもどこにも見当たらない。

これらはBとの思い出の品や彼からのプレゼントと思われるので、
きっと綾夏が処分したに違いない。
Bと別れてからすでに2カ月程経つが、綾夏は気持ちの整理がついたのだろうか。


[6] Re: 続々 せ・ふ・れ  けい :2024/03/31 (日) 07:11 ID:Bm5yF5kA No.190830
新たな展開ですね
続きが気になります


[7] Re: 続々 せ・ふ・れ  まつ :2024/03/31 (日) 07:45 ID:q.sz6Yn6 No.190832
なにやらさざ波が立ちはじめました。
またまた目の離せない展開です。

応援してます

[8] Re: 続々 せ・ふ・れ  洋祐 :2024/04/05 (金) 20:57 ID:G8eMu3Do No.190998

けいさん、まつさん、レスありがとうございます。



午後9時半近くに、綾夏から連絡があり、彼女を駅まで迎えに行った。
綾夏と一緒に彼女の部屋に戻ったのは、10時過ぎだった。

「あー、本当に疲れたわ。」
「ごくろうさん。」
「今日は洋祐が来るから、いつもより少し早く上がったけど、
 それでもやっぱり、きつかったな。」
「この後、どうする?」
「シャワーを浴びてきたけど、やっぱりお風呂に入りたい。」

綾夏がそう言うので、俺が風呂の支度をして、二人で一緒に入った。

「先週、美穂を送って行って、どうだった?」

二人で湯船に浸かっているとき、綾夏が美穂のことを尋ねてきた。
綾夏は俺に背を向けているので、彼女の表情は俺にはわからない。

「どうだったじゃないよ。」
「何が?」
「あれほど二人だけにするなって言っておいたのに。」
「そうだったっけ?覚えてないわ。」

俺が文句を言っても、綾夏は全く意に介していない。

「それより、どうだった?」
「彼女からは何も聞いていないのか?」
「ううん、聞いたわよ。私が聞かなくても、美穂は自分から話してくれるから。」
「・・・・・・」
「そう言えば、美穂から洋くんって呼ばれているんだって?」

綾夏が可笑しそうに言った。

「何を笑っているんだよ。」
「別に…。私も洋くんって呼ぼうかな…」
「はっ?」
「って美穂に言ったら、洋くんと呼ぶのは私だけだから、絶対ダメだって。」
「・・・・・・」
「彼女、来月に洋祐と会う約束をしたって言って、喜んでいたわよ。」
「連絡するって言われただけで、会う約束はしていない。」
「洋祐と会うために連絡するんだから、同じことでしょ。」
「・・・・・・」
「私たちのこと、何か言っていた?」
「別に何も…」
「ふーん、そうなんだ。」
「俺のことは何か言っていた?」
「ふふふ、気になる?」
「別に…、ただ聞いてみただけだよ。」
「洋祐について、直接は何も言っていないけど…、
 面食いの綾夏にしては、珍しいわねって言われたわ。」
「どういう意味だよ。」
「知らないわよ。私の方こそ、面食いとか言われて心外なんだから…」

美穂は、当然Bのことを知っているはずだから、
Bの容姿から、綾夏が面食いと判断したのだろうか。
Aも容姿は良かったから、多分、美穂の指摘は正しいのかもしれない。

「それより、美穂のことどう思う?」
「どうって…、可愛い娘だと思うよ。」
「それだけ?」
「それだけって…、そんなに長い時間話しをしたわけではないから、
 それ以上はないよ。」
「なーんだ、つまらない。」
「つまらないじゃないだろ。どういうつもりだよ。」

俺は綾夏の胸をギュッと掴んで、少し声を荒げた。

「そんなに怒らなくてもいいでしょ。」
「別に怒っていないよ。」
「前にも言ったけど、洋祐は、女性と付き合うどころか、
 話しをする機会もないから、それじゃダメだなと思って、
 私以外にも、話しができる女性を紹介しただけよ。」
「・・・・・・」
「初めから美穂を紹介するつもりだったわけではないけど、
 偶々あんなことがあって、美穂もお礼がしたいって言うから…」
「・・・・・・」
「美穂は、彼氏いない歴=年齢だけど、人懐っこいし、話し好きだから、
 彼女なら洋祐の相手もできるんじゃないかなって…、そう思っただけ。」
「・・・・・・」
「洋祐と美穂が付き合うことを期待していたわけじゃないわ。」
「・・・・・・」
「それに、美穂は未だに洋祐が私の彼氏だと疑っているし…、
 洋祐だって、付き合うつもりはないって言っていたじゃない。」
「・・・・・・」
「だから、別に、洋祐と美穂を付き合わせようなんて思ってないから…」
「・・・・・・」
「それに、私は彼氏がいても、洋祐とこのまま続けられるけど、
 洋祐が美穂と付き合ったら、私とは続けられないでしょ。」

それは、俺にとっては理屈が全くの逆だ。
俺は、綾夏と続けられるから、他の女性と付き合うことなどできない。

「洋祐がどうのって言っているわけじゃなくて、普通はそうでしょ。
 私が人とは違う考えを持っているだけだから…」
「・・・・・・」
「でも、今そうなったら、私も困るし…」

綾夏の胸を強く握っていた俺の手から、力が抜けていった。

「これで、少しは機嫌を直してくれる?」
「別に機嫌が悪かったわけじゃないよ。」
「そうぉ、それならいいけど。」
「・・・・・・」
「さすがにジムの後では、激しいのは無理だから…、
 今日、洋祐に仕返しされたら敵わないわ。ふふふ。」

綾夏が身体を捩って俺の方を向いた。

「今日は優しくしてね。生理が終わったばかりだから、
 優しくしてさえくれれば、後は好きにしていいから…、ね。」

綾夏はそう言って、俺に抱きついた。

「優しくして…。お願い…」

二人でベッドに入った後、綾夏がもう一度小さい声で言った。
俺は、仰向けに寝た綾夏にキスをした後、
彼女の首筋から下に向かって、手と唇で愛撫していく。

綾夏の丸い乳輪と小さく突き出た乳首を、指先と舌で丹念に愛撫すると、
綾夏は「んんっ…」と小さく声を出し始めた。
俺は、暫く綾夏の胸の愛撫を続けた後、胸を右手で優しく揉みながら、
胸から下に向かって、左手と唇で愛撫していった。

綾夏のウエスト周りを愛撫していると、彼女は身体を左右に捩りながら、
「あぁっ…」と声を出して喘ぎ始める。
俺は、綾夏の臍から更に下に向かって愛撫を続け、
彼女の薄い恥毛を舌でなぞった。

そして、俺は、両手で綾夏の太腿を両手で掴み、股間をゆっくり開くと、
俺の目の前に、綾夏の美しい性器が露わになった。
細長く縦に割れた大陰唇、大陰唇の内側に収まった小陰唇、
小陰唇の上から顔を出すクリトリス、小陰唇の中に僅かに見える膣口、
その全てが俺には美しく思えた。

小陰唇の中はすでにしっとりと濡れている。
数か月前までは、この姿をBにも曝していたに違いない。
だが、今、この姿を眺めることができるのは俺だけだ。

ふと見上げると、綾夏は、両手で顔を覆っている。
俺は、綾夏の股間に顔を近づけ、彼女の性器を舌と唇で愛撫した。
すると、綾夏は、両手でベッドの両端を掴みながら、
身体を左右に大きく捩って喘ぎ続けた。

「ねぇ…、きて…」

暫くして、綾夏がそう呟いた。
俺は膝立ちし、ペニスを握って綾夏の股間にあてがうと、
彼女の膣の中にゆっくりと押し込んでいった。


[9] Re: 続々 せ・ふ・れ  けい :2024/04/07 (日) 23:38 ID:QRvXQQMQ No.191048
つづきおねがいします

[10] Re: 続々 せ・ふ・れ  ジーン :2024/04/11 (木) 15:59 ID:wA1mIwvw No.191131
綾夏ちゃんは言ってほしいいんですよ。
洋祐さん、言ってあげてください。
2人が心も繋がってほしいです。
もう繋がっているとは思いますが!


[11] Re: 続々 せ・ふ・れ  待ち人 :2024/04/20 (土) 17:11 ID:Y7Kg941M No.191358
続きを待っています。


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