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[8432] (妻)洋子 裕次郎 投稿日:2008/06/22 (日) 16:07
○ 有頂天
 性交不能症と診断された私が、性交可能になって一番喜んだのは妻の洋子でした。
 半分あきらめていたセックスが回復したのだから、有頂天になるのは当然のことでした。
 夫婦のセックスでありながらその一回一回に、まるで羽化登仙のごとく、自分の意思に反し、忘我の境地に浸っていたのです。
”身体に羽が生えたのよ。空中に浮き、あなたが射精するまで遊泳しているの”
 さらに
”セックスは男と女がするもの、愛や理屈ではないわ。セックスが出来れば”
 とまで言い切った。
 それからは努力やひたむきと言う言葉に収まらないくらい、異常な気迫で私のベニスと向き合ってきました。
”洋子、これからあなたがヨガレルことだっただ何でもする”
 今まで頼んでも私の眼を気にして、恥ずかしがったりしてやらなかったことでも、何でもやって見せると言う強い意思が見えた。
”今までの分、取り戻さなくちゃあ”
 嬉そに笑って言った。
○ 金冷法
 洋子が考えたのは、誰から聞き、何から知識を得たかは知りませんが、1+1を3にも4にもする技術を発想したのです。
 ベニスそのものを強くする、昔のやり方(おしぼりで叩く、やかんを持ち上げる)では無く、反復運動で勃起ぐせをつける方法でした。その方法は反復運度だから、毎回同じことを繰り返しやらされました。
 布団の中でいつもの通り、セックスを楽しむ。当然洋子は全裸、そして中出しをする。
 射精をしたらすぐに浴室へ行く。
 まず洋子が私のベニスについている自分自身の愛液を洗い流します。
 今度私が洋子の片足をバスタブに乗せさせます。そうすると洋子が右手の指をおまんこに当て、Xサインをつくり膣口を拡げます。
 広げてくれた膣口に指を入れ、かき混ぜながらシャワーで私の残滓を洗い流します。
 ここまでが第一弾です。次に
 洗い場の椅子に腰掛けた私のベニスに、洋子が水を掛け、肝心のベニスを冷やします。
 今度は私がお湯を掛け暖めます。
 それから再び洋子が、腹の中まで冷え込むような水を浴びせるのです。
 あまりにも冷たいので
”可愛そうに冷たくて、縮こまっているよ”
”心まで冷えなければいいの。努力よ”
 この仮借な作業を繰り返していると、中出ししたばかりのベニスですが、芯が凍りついたような奇妙な硬直感を持つようになってくるのです。
 勃起不全のときのような、小さくかしこまって戦意無きベニスのことを忘れたように
”あんなのがこんなに膨張するなんて”
 眼を潤ませ、さらに水を掛けながら
”だから面白いのよ、いい子いい子”
 とベニスに声を掛けながら、包み込むように握り、根元から亀頭までを上下させながら、喜んで擦っているのです。
 バイアグラのような薬を用いる西洋医学より,昔ながらの、針やお灸の東洋医学の治療の方が、セックスには良いのだということを、勉強させられました。
 次回からは、どんどん進化していく我が家のセックスと、夫婦交換に傾いて行った私の心の変化などを、書いてみたいと思います。