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[49261] 芸術と猥褻のはざまで 高畑 投稿日:2010/02/23 (火) 21:18
妻は今年33歳。6年前に結婚して以来、ずっと専業主婦をやってきました。

ちょうど1年前のことです。子宝に恵まれず時間を持て余していたのか、妻から働きたいと切り出されました。

妻は特に資格を持っていませんし、おっとりした性格なのでレジ打ちのようなスピードを要求される仕事にも向いていません。

やる気とは裏腹になかなか働き口を探せないでいた中、新聞の折り込みチラシに家事代行の求人広告を見つけました。

妻も私も『これしかない!』と思い、その日のうちに応募しました。そして、面接を経て採用されるとすぐに代行先を紹介されました。

初出勤の日、緊張の面持ちで玄関を出ていった妻ですが、夕方には充実感に満ちた明るい表情で帰宅しました。仕事が休みだった私は、妻を手料理でもてなしながら仕事の様子を尋ねました。

「どう?きつかった?」

「全然!だって自宅でやってることを仕事としてやるだけだもん。まぁ、人のお家だから緊張はするけどね」

「依頼者はどんな人?一人暮らしの老人とか?」

「それがね、アナタと同じ歳の男性なの!とても気さくな人で色々お話ししたけど、3年前に奥さんと離婚したんだって」

「ええ!?男なんだ!?仕事は何してる人?」

「写真家ですって。どんな写真かすごく興味あったけど『刺激が強いかも』って断られたの」

「なんだそりゃ?単に腕に自信がないだけじゃないの?一人暮らしの写真家なんて不健康なイメージしか沸かないな」

「それがね!最初はスポーツ選手かと勘違いしちゃった。野性的な顔立ちで…身体もガッチリして…肉食系って感じかな」

妻の話しぶりから何となく漂う真嶋という男への好意に、私は久々に嫉妬を感じました。それと同時に、密室で逞しい男と二人きりで過ごす妻の姿を想像し、妙な興奮を覚えていました。

[Res: 49261] 芸術と猥褻のはざまで 高畑 投稿日:2010/02/23 (火) 21:19
妻は週2回、水曜と土曜に出勤しました。回を重ねる毎に真嶋への親近感が増していると感じていました。

働き始めて1ヶ月が過ぎた頃、妻が真嶋から受けた提案を相談してきました。

「真嶋さんが週4日来て欲しいんだって」

「えっ?4回も?うちは助かるけどそんなに家事あるのか?」

「私もそう思って聞いたの。そうしたら日数が増える分は彼の仕事を手伝って欲しいって。ちょっとしたモデルの仕事らしいの」

「モデルって何だよ?」

「実は真嶋さんって男女のヌード写真を専門に扱ってるの。見せてもらったけど綺麗だったよ。でも、私をモデルにして作品を撮る訳じゃなくて、次回作の配置やアングルを確認するためのテスト用だって。だから脱いだりはしないんだけどね。『本当は奥さん自身の作品を撮ってみたいけど』なんてからかうのよ」

ほんのり頬を赤く染めてはにかむ妻の表情に、何故か私は蒸せ反るようなエロシズムを感じました。そして、真嶋の眼前でヌードになった妻を想像し、その時カメラにどんなポーズでどんな視線を投げかけるのか、無性に見てみたくなりました。

「ねえ、どう思う?」

「あっ…うん…給料ももらえるし…受けたら?それより…真嶋さんが本気なら…オマエの作品を見てみたいな」

想定外の反応だったのか、妻は目を大きく見開いて驚きます。

「もぉ〜!そっちは冗談に決まってるじゃない。もし本気でも恥ずかしくて出来ないよ〜」

「でも、前に週刊誌を見てた時、『私も子供を産む前にこういうの残しておこうかな』って言ってたじゃん」

「それは…そうだけど…真嶋さんにハダカを見られちゃうんだよ?無理だよ〜」

「相手は裸なんて腐るほど見てんだぞ?変に意識する必要ないさ。それに働きだしてからのオマエ…すごく生き生きして前にも増して綺麗になったよ。せっかくだから今の美しさを記録に残そうよ」

妻は瞳をうるませて、笑顔で私を見つめました。

「綺麗だなんて…嬉しい。アナタがそこまで言ってくれるなら真剣に考えてみるね。でも、まずは2、3回様子を見させて。心の準備したいから…」

さすがにその場でOKとはいきませんでしたが、かなり前向きな妻の態度に胸が高まりました。

[Res: 49261] 芸術と猥褻のはざまで 高畑 投稿日:2010/02/23 (火) 21:20
数日後、妻はテストモデルを承諾するとともに、私の願望もそれとなく真嶋に伝えました。

その日の夜、なんと真嶋が私宛てに電話をかけてきました。妻は電話口で驚きの声を上げた後、彼の要望で受話器を私に渡しました。なにぶん突然のことで、私も些か狼狽えました。

「初めまして、真嶋と申します。奥さんにはいつもお世話になってます。すいません、突然電話してしまいまして」

「こちらこそお世話になってます。なんでも、妻がさらにお仕事をいただいたそうで。有り難うございます」

「礼を言うのはこちらの方ですよ。ところで、奥さんのモデルの件、御主人がかなり乗り気だとお聞きしました」

「えっ、ええ、私は見てみたいなと思います。ただ、妻の気持ちや真嶋さんの都合もありますので、そこがクリアできればですが」

「僕は全然大丈夫ですよ。ぜひ、美しい作品を撮りたいと意気込んでます。実は次の土曜、奥さんにテストモデルをお願いしているのですが、もし時間があれば御主人も立ち会いませんか?」

「えっ?私が…ですか?」

「はい、テストとはいえ初めての撮影なので奥さんもその方が安心でしょう。それに、御主人には過去の作品をお見せして、具体的なイメージを掴んでもらえればと思ってます。どうですか?」

「会社は休みですが、ちょっと妻とも相談させて下さい」

「もちろんです。もし、来られる場合は奥さんと一緒に直接お越し下さい。では、失礼します」

私が受話器を置くとすぐに妻が傍に来ました。そして、真嶋の提案内容を伝えると、やや気恥ずかしそうにしながらも、すぐに笑顔でうなずきました。

[Res: 49261] Re: 芸術と猥褻のはざまで カイジゅん 投稿日:2010/02/23 (火) 23:09
続きをお願いします…Z 期待が…、期待が相当膨らんでいます。ドキドキ…Z ザワザワ…Z です。

[Res: 49261] Re: 芸術と猥褻のはざまで ギンギン 投稿日:2010/02/25 (木) 22:13
続き待ってます。