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[39303] 壊れかけの絆B  投稿日:2009/02/11 (水) 02:33
それはまるで見つかっては困る…見られては困るといった感じで掛け布団の中に押し込まれて、隠されていた白いネット状の袋。

恐る恐る…しかし何か見えない力に引き寄せられるようにそれを引っ張り出す私。

そう…それは洗濯ネットだった…。

中には黒っぽい何かが入っているのが透けたネットから見て取れる。

私は見てはならない物を見つけてしまったような罪悪感を感じながらも手にした洗濯ネットのファスナーを開きました。

不安にも似た感覚と宝箱でも見つけた不可思議な高揚感とが入り交じり、胸が押し潰されるようでした。

口の中が渇き、喉もカラカラだ…。

私は意を決して、おぼつかない指先で洗濯ネット中に入っていた物をわし掴みに取り出し、布団の上に置きました。

【ウッ…っ…】

それを目にして思わす息を飲む私。

視線がネットから現れた淫靡な物に釘づけになり私は呆けたように固まってしまっていました。

黒地に鮮やかなゴールドやシルバーの刺繍が施されたブラジャー、Tバックのショーツ、そして何よりも驚かされたのはこれらのブラジャー、Tバックとペアになっていると思われるガーターベルト。

どのぐらい固まっていたのだろう…ようやく我に返った私は、そのガーターベルトを手に取って見た。
ガーターベルトには、なまめかしい黒色のストッキングが外される事無く装着されたままの状態だった。

【えっ?な、な、何なんだコレは?…】

妻である悠莉子は原色系の下着など嫌っていた筈でした。

私の知りうる妻のクロゼットの中は白色だったり淡いパステル系の色の下着しか無かった。
デザインも大胆とは無縁な保守的な物ばかり。

以前私が興味本位でプレゼントした赤色のレースや刺繍が施された下着もついに身に着ける事は無く、プレゼント用の箱に収められたままで、クロゼットの奥に仕舞われたままだった筈なのです。

しかし今、私の目の前には、外国映画に出て来る娼婦が身に着けているような高価そうなエロテックな下着が現実の物として存在している。

私は動揺し小刻みに震える手で。クシャクシャに丸められたTバックのショーツのクロッチ部分を、妻のその部分が当たっていたであろう位置を確認しました。

【うわっ…っ…】

そこには強烈な牝の主張が染み付いていました。

[Res: 39303] Re: 壊れかけの絆B  投稿日:2009/02/11 (水) 03:53
そのTバックのクロッチ部分には女が発情し、牝と化した証が白濁色の染みとなり付着していました

凄まじいまでの【女の印し】が付着したTバック…。

驚きと困惑と、忘れかけていた性的な興奮の中で、そのTバックに包まれていた肉体の残像や念に引き込まれるように私はそこに鼻を押し当てていました。

激しい動悸を感じながら深く息を吸い込む私。

【むわんッ…ガツン!】

甘酸っぱい挑発的な香り、これは私の知る妻悠莉子の匂いでは無い?

瞬時に私の股間は熱を帯び固くなってしまいました。

【何なんだこの匂いは?】

異様な興奮の中、虜にされてしまいそうな不思議な匂い。

あまりに強烈でイヤらしいフェロモン臭。

しかし、その匂いには、不思議な違和感もあったのです。

何か…そう何か覚えのある匂いが混ざり合ったような香り。

私は熱く固くなった自身のペニスの先から透明の液が滴るのを感じながら、憑かれたように、この部屋に隠されているであろう【何か】を探す為に妻のクロゼットを開けました。

しかし下着類が収められている引き出しには、私が知りうる大人しい色めの保守的なデザインの下着しかありませんでした。
クロゼットの隅々まで調べても何も出てきません。
困惑の中で妻の寝室を見回す私。

背中や脇から驚く程大量の汗が溢れ出て来ていました。

ふと視線を落とすと妻のベットのフレームに内蔵された収納引き出しが目に入りました。

私は左側の引き出しをゆっくりと引き、中を確認しました。

しかしそこには妻のブラウスやTシャツが綺麗に折り畳まれ収納されていただけでした。

【何か絶対にある筈だ】
牝の印しで汚れたTバックの疑念が私を突き動かしていました。

しかし何一つ疑惑の種は見つける事が出来ない。
諦めかけた私は妻のベットのもう一方の収納、右側の引き出しを開けました。

そこには妻のラベンダー色のストールと思われる物が不自然に広げられていました。

【んっ?何だこれは?】
ストールの陰に箱らしき物が見えました。

私はストールを除けて、その箱を確認しました。
その箱は縦50センチ、横70センチ、高さ18センチ程の木製の化粧箱でした。
そして何より驚かされたのは大きな化粧箱には南京鍵が付けられ、鍵によって固く閉ざされていたのです。

[Res: 39303] Re: 壊れかけの絆B  投稿日:2009/02/11 (水) 04:04
【間違い無い…この中に妻悠莉子の秘密が隠されている】

そう感じた私は、何とかその南京鍵を開けようとしましたが、当然の事ながらびくともしません。

私の背中は、焦りから着ていた服が張り付く程に汗でビッショリでした。
これ以上無理矢理開けようとすれば、箱も鍵も壊す事になってしまう。

もし、壊してでも鍵を開けてみて、中に疑惑の物が無ければ、それはそれで私が妻の寝室で家捜しした事が明らかになってしまう。

苛立ちとジレンマを感じながら途方に暮れる私でした。

その時、リビングから大きな電話の呼び出し音が鳴り響きました。

私はその音に驚き、慌てて洗濯ネットの中に【疑惑の下着】を戻し、妻の掛け布団の中に押し込み、リビングに向かいました。

息をきらせながら、けたたましく鳴り響く受話器を取ると、それは妻からの電話でした。

[Res: 39303] Re: 壊れかけの絆B  投稿日:2009/02/11 (水) 05:51

『ハァ…ハァ… はい××です… 』

すると受話器の向こうから妻の声

『どうしたの?何か息が荒いわよ… 』

私はまるで妻に【寝室を家捜ししていた行為】を見透かされでもしたのではないか…
そんな錯覚に陥ってしまっていました。

受話器の向こう側の妻に
『ど、どうした? 何かあったのか? 』

『何かあるから電話したんじゃない。
携帯鳴らしても出ないから、お家の電話に掛けたんじゃないの…』

私は焦りと後ろめたさから明らかに挙動不審な中年男でした。

『す、スマンな…
トイレに…トイレに入っていた… 腹具合が悪くて…』

『大丈夫なの?お薬飲んで休んでいてね。
あと2時間ぐらいで帰るから何か要る物あれば買って帰るわよ。』

『そ、そうか…特に何も無いからいいよ。
気をつけて帰っておいで…』

私は心臓の激しい鼓動に押し潰されそうになりながら電話を切りました。
リビングのソファーに体を沈め、気持ちを落ち着けようと煙草に火を着けて、ゆっくりと煙を吸い込みました。

私はこの僅か数10分の中での出来事を思い返していました。

そしておもむろに立ち上がりバスルームにある洗濯機の中を確認しました。
洗濯機の中には、この一週間の汚れ物で溢れていました。

一つ一つ、中にある汚れ物を確認すると、妻の下着やストッキングの入った洗濯ネットが出て来ました。

中を確認すると白色や、薄いピンク色、ベージュ色のブラジャーとショーツ、肌色のストッキングが数枚入っていました。

こちらには当然あの妻の寝室に隠されていたようなエロチックな下着はありませんでした。

私は全てのショーツの汚れ具合もチェックして見ました。

そして匂いまでも。

しかしそれらのショーツには薄く縦に黄色みがかった白乳色の染みが付着しているだけで、匂いもあの寝室に隠されていたショーツに染み付いていた牝の発情臭などでは無く、私の知りうる妻悠莉子の匂いでした。

【一体あの下着は何なんだ…。

悠莉子はいつあの下着を身に着けていたのだ?
何の為に?】

考えれば考える程、疑念が膨らみ困惑が広がりました。

妻があの下着を身に着けて、牝のフェロモン臭を発しながら、どこかで誰かとセックスをしている?

目を反らしてはならない現実が私に襲い掛かり、不安とジェラシーが全身を覆い尽くしていました。

[Res: 39303] Re: 壊れかけの絆B りゅう 投稿日:2009/02/11 (水) 07:04
奥様のエロティックなランジェリー、しかもクロッチは愛液で強烈な牝臭。やはり、男として当然疑いますよ。ささ、続きをお願いいたします。

[Res: 39303] Re: 壊れかけの絆B ひで 投稿日:2009/02/11 (水) 09:35
私も、同じような経験があります。
妻のクローゼットの奥に隠してあった淫靡な下着の数々。
宝物を発見した気分でした。

[Res: 39303] Re: 壊れかけの絆B まにふぇすと 投稿日:2009/02/11 (水) 14:01
一気の投稿、ありがとうございます!
すごいリアルで身につまされ、興奮してます。
これからどんな風に展開していくのかが楽しみでしかたありません。

ご自分のペースで、最後までの完走を!!!よろしくお願いします。

[Res: 39303] Re: 壊れかけの絆B 武史 投稿日:2009/02/11 (水) 14:50
久々の投稿ありがとうございます。
楽しみにしてました。

違和感のある匂い…
もう既に中出しまで許す関係なんですね。

続きも楽しみにしています。

[Res: 39303] Re: 壊れかけの絆B まさやん 投稿日:2009/02/11 (水) 20:34
ひでさんの場合は、奥さん、どうだったの?