掲示板に戻る / 戻る
過去ログ[49]

過去ログ:
ワード検索: 条件: 表示:
※探している投稿記事が見つからない場合は「過去ログ」のページを変更して再度検索してみてください
検索結果:5


[37729] 妻をけしかけ…11 真二 投稿日:2008/12/22 (月) 01:05
妻からの電話でした。


「どうした、何かあったのか?」


『あなた!さっき課長に
呼ばれて、名前を聞いても名乗らない男性から、君宛てに3回も電話があったけど、友人なら名前くらい
名乗るように、言ってくれって、言われたのよ』


「それで…?」


『私、心配になって携帯見たら、あの人から留守電が入ってて、電話に出ないなら、会社の電話で私を呼び出すって入ってたの!』


「ふざけた野郎だなぁ!
島田は俺が知らないと思って、裕美を脅迫してるんだ!会社の者には気付かれて
ないのか?」


『多分…山内課長はわからないわ。でも、またあの人から会社に電話があったら…どうしよう?』


「課長には、誰からの電話か思い当たらないと、言っておけよ。それから、島田から携帯に電話があっても、絶対にでるなよ」


『わかったわ。でもあなた、会社の外で待ってたら…
怖いわ』


「俺が迎えに行くから、
それまでは会社から出るなよ」


『うん、ありがとう。
ごめんね、あなた…』


約束通り、妻を迎えに行きましたが、中々出て来ません。

心配になり携帯に電話したのですが、留守電になっていました。


妻の同僚を見つけ、妻は?と聞くと、課長に呼ばれていたとのこと…何やら、
嫌な予感がしたのです。


しばらくすると妻が出て来ました。
顔が沈んでいます。


「どうした?」


『あれから、もう一度会社に電話をかけて来たの。
課長が出て、名乗らない者に、電話を取り次ぐ訳にはいかないって言ったら、切れたって…帰る前に呼ばれていろいろ聞かれてたの』


「課長はなんて?」


『何か心配事でもあるなら、何でも相談にのるし、もし秘密にしたいことなら信用して話して欲しいって言ってたわ』


「裕美は?」


『あなたが言った通り、
かけてくる人に、思い当たらないって言ったわ』


「うん、それでいいよ。
でも、課長はなんか感じてるようだなぁ」


『4回も電話かけてくるなんて…、許せないわ』


「俺が家か会社に乗り込むよ!奴にはそこまでやらなきゃ、わからないよ」


『会社に乗り込むなんて
駄目よ。取引先なんだから、うわさは直ぐに広まるわよ。家だって、まだ小さい子供が2人いるのよ』


「そんな奴が、ふざけた事してるんじゃないか!
家庭や会社無くしても仕方ないことしてるんだよ!」


『……………』


島田の家庭に二人の子供がいる事まで持ち出して、
かばうような裕美の言葉に私は、いらついていました。

『今夜、電話してみるわ…
島田さんだって、取引先
なんだから、こんな事が
表ざたになったら、大変な事になるくらいは、わかると思うわ…』


「俺がそばにいる時でないとだめだぞ」


『わかってる。本当に
ごめんね、あなた…』


「一昨日、駅で裕美を
見かけて、また復活させたいと思ったんだろうな」


『そんなこと…』


「でもな、裕美…らちが
あかないようなら俺は
島田を許さないよ。裕美が反対しようが、島田が会社や家庭を無くす事態に
なってもだ」


こうしてその夜、裕美が
島田に電話することに
なったのですが…そこには気の小さな男と、それでも
見栄を張り、破滅の道を
歩む男の姿がありました。


この話しは、私達夫婦にとって、今思い出しても、気分の重くなる出来事でした。


面白い展開ではありませんが、もう少しお付き合い
頂ければうれしいのですが…

[Res: 37729] Re: 妻をけしかけ…11 なるほど 投稿日:2008/12/22 (月) 09:55
続きが気になります。気の重くなる内容みたいですが続きを頑張ってお願いします

[Res: 37729] Re: 妻をけしかけ…11 ロンドン 投稿日:2008/12/22 (月) 16:00
最初から読ませて頂いています。今後の展開がきになります。楽しみにしています。

[Res: 37729] Re: 妻をけしかけ…11 オオワラ 投稿日:2008/12/22 (月) 18:27
真二さん、はじめまして。
最初から読んでます。愛し合う普通の夫婦の身近にあるような話で、
興味深く読んでます「島田の野郎」許せない奴ですね。
家庭の事情・奥さんの事情もあって簡単に携帯を変えたり職場を変える訳には
いかないんでしょう、真二さん夫婦が今、思い出しても気が重くなる展開楽しみに
してます。

[Res: 37729] Re: 妻をけしかけ…11 真二 投稿日:2008/12/22 (月) 21:53
皆さん、本当にありがとう
ございます。


今に至る妻との生活を、
時系列にそって、描き綴るつもりでこの場をお借り
しました。


日々の退屈な会話の中に
妻を気遣い、しかし妄想や空想を実現してみたいと
言う欲望がありました。


一度経験すると、抜き差しならない興奮に、理性は
押しやられ、妻自身も牝の時を楽しむようになります。


“あなたが望むから…
しかたなく…“


したたかに変身する最愛の妻を描いてみたいのです。