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過去ログ[42]

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[32044] 不道徳 9  投稿日:2008/06/19 (木) 01:45
ずいぶんと間が開いてしまい、なんとなくもう再開しないでフェイドアウトしようかと
思っていましたが、中村様にスレ迄たてていただいて申し訳なく思い、再開させていただきます。
筆が遅いので、つまらない部分も多いと思いますが、お許しください。

では、初めて父と妻との淫欲風景を覗き見た直後からでしたね。


その後、一時間ほど潜んでいましたが、特にそれ以上のことは起こらず、
妻も、二階に上がり、父とは別床で寝たようでした。
帰りの車中、妻からのメールが届いていて、
珍しいハートマークつきの、おやすみと運転に気をつけて、の言葉。
なにかいつもと違う雰囲気がメールから感じます。
わたしはあえて、いつもどおりそっけない返信を送りました。
しかし、道中のパーキングのスミや事務所に到着してから
脳裏に焼きついたシーンで二度も自慰をしてしまいました。

翌日も気にはなっていましたが、自転車操業の仕事のため、手も離せず
何かを感じ取っているのではと思う妻に頻繁に連絡をすれば、警戒心が高まる
のではないかと言う、奇妙な心理の探りあいのような気持ちも働き、
私からはメールも電話も我慢しました。
夕方早い時間に妻から"帰宅した”旨のメールがあり、その時間帯からして
何事もなかったのでは、と胸をなでおろしたような気分と
これまで実家に行って帰宅しても特に連絡を取り合うこともなかったので、
何か特別な、妻に新たな罪悪感をもたらすような出来事があったのではないかと
いうことを期待する、そんな暗い欲望に満ちた自分とが交錯していました。

相変わらず私の帰宅時間は遅く、妻も起きていないことも多い日が続きました。
私はいびきがうるさいらしく、家では寝るときは同じ部屋ではありませんので
寝ている妻に忍んで行って、Hを求めるような行為さえ、10年来していない事で
かえって怪しまれてしまいます。
妻の警戒心を抱かせないためにも我慢するように自分に言い聞かせていました。

改めて、反省もこめて夫婦生活の事を顧みると、
丁度、私の帰宅時間に、妻が入浴しているときなどは、よく一緒に入り、背中を
流してもらったり、ちょっとHなモードに突入する事もありましたが、やはり
子供が気になって最後まで至らなかったり、立ちバックでのチョンの間SEXが
主で、妻に“女の悦び”を味あわせるようなことはほとんどなかったと言えます。
そのせいで、今度は妻の身体を確かめたいと言う自分の欲求を満たす事ができず
にいるのです。

妻と父の愛欲シーンを目撃した後も、あえて変化の無い態度を保つために
特に妻を求めたり、これまでと変わった話題を口にしないように努めていました。
問い詰めたり、本当のことを話し合ったり、はっきりとさせたい、などと
いうことはとてもできる気分じゃなかった。
自分の中では、実家の状況が何か変わらなければ、このままなのだろう、
それでいい、という気持ちのほうが大きかったと思います。

妻や父を責める気持ちもなく、愛し合っているかのように求め合い、淫欲の
限りを尽くすような二人に対し、嫉妬こそ感じましたが怒りは湧いてこず、
好奇心で一杯であり、しいて言えば、仲間はずれの寂しさに似た、一人ぼっちで
置いてけぼりを喰って泣いている様な気分・・・
そして、猛々しいオスとしての本能の部分での敗北感・・・

とはいえ、家族の目を盗んでは、あのときの情景を思い浮かべて自慰をするばかり
の日々でした。


その後、母が亡くなりました。眠るように静かに安らかな最後だったのが
救いです。

父は最後3日間は病院につきっきりで、どんな悪事をしていようと、母との永遠
の別れは寂しいようで、涙を流す事も多く、それなりに同情しました。

通夜、葬儀と私たち三者三様の懺悔と追悼の気持で送りました。バタバタと
慌しく過ぎ、火葬も終えて、実家に戻ったときはクタクタでした。
父は、初7日法要で少し飲みすぎたようで、夕飯も摂らずに寝てしまい、
妻と私は、今後の段取りや、お返し、お寺さんとの今後の行事、銀行、役所
への届け、などなど、いろいろすべき事が山積みで、一杯飲みながら話を
していました。

やがて私もソファでうとうととしていた頃、父の声で目が覚めました。
「聡子、聡子!(母の名前)」大きな声で呼んでいます。
妻がスグに寝室へと飛んで行き、しばらくして私ものろのろ起き上がってむか
いました。
寝室の引き戸は50cmぐらい開いていました。
中を見ると、豆球の明かりの中、父が布団から起き上がり、正座で、
その正面に妻が膝立ちになり、まるで子供を抱きしめるように父を抱いてい
ます。
私が覗くと、妻はスグに手で私を制し、
「大丈夫、うなされたのよ」と言いました。父は妻に抱きついて、だらしな
く嗚咽して泣いています。
妻に制された私は、一旦リビングへ戻ろうとしましたが、気になり、また
そっと覗きました。
父は、ぶつぶつと「聡子が、聡子が」と言いながら、妻のパジャマのボタン
をはずしたのでしょうか、私が見たときは、妻の乳房に吸い付いているよう
に見えました。
そして妻のパジャマの上着をガバっと開き、肩をはだけさせましたが、
妻は慌てず、
「お父さん、淳さんが見てるのよ」と小声で言ったのが聞こえました。
父は、パッと離れ、
「すまん、あぁ、申し訳ない、すまん」といい、また布団をかぶりました。
妻の堂々とした雰囲気に、私もそそくさと、リビングに戻り、少しして
妻はトイレを済ませてから、私のところに戻ってきました。

「悪い夢でも見たのかな?」と私。
「多分そうじゃないの? 男は幾つになっても子供みたい」と妻。
「ありがとうな。」
「何が?」
「いや、親父に優しくしてくれてさ」
「きっと、今日までは気を張ってたのよ、みんな来てくれたしね、一気に
 疲れが出て、弱気になったのかな・・・」


「あのさぁ、一つ聞いていい?」
「何?」妻の顔には明らかに狼狽したような微妙な表情が浮かんでいます。

「さっき、親父さぁ、お前のおっぱいに吸い付かなかった?」
「吸い付きはしないよ、頬を押し付けてきただけ、お母さんと間違えたん
 じゃないの?人肌恋しかったのよ・・ブラをつけてなかったのは誤算
 だった」とちょっと引きつったような表情で笑います。

「お前、嫌じゃなかった?」
「どうして?突き飛ばしたほうが良かった?」と笑い、
このときにはもはや狼狽の色は消えていました。

「いや、ごめんな、ありがとう・・・」
「別に、大丈夫よ・・・」

葬式の夜に、そんな会話を交わし妻は先に2階に上がり子供と一緒に寝ました。
私は勝手に、妻と父との関係はこんな風にして始まったのではないかと
想像しながらいつもより酒を飲みすぎました。


バタバタとした日々が続き、相変わらず何度かは妻が一人で実家に出かけること
もありましたが、私も二人を監視する余裕もなく過ぎていきました。
私と妻の関係も特にギクシャクしたものはなく、SEXこそないものの、フレンド
リーな、いつもどおりの夫婦生活で挨拶代わりのキスやスキンシップは普段どおり
です。
ただ、私の指の感触は、妻の尻や乳房にこれまでにない、弾力と丸みを感じさせる
ように思いました。


四十九日を前にして、葬儀をして頂いたお寺さんではないですが、
旧知の間柄だと言う住職の寺に父は1週間ほど寝泊りをすることになりました。

実家と私の家とのほぼ中間にある寺で、父とは遊び仲間だったようですが、その
住職自身も、父よりも一回り若いのに、奥さんに先立たれていて気持ちが通じる
ものがあり、先方から声をかけてもらったので行こうと思う、
"気晴らし”と”追悼”の両方を兼ねて、読経を習うつもりだ、とのことでした。

父の追悼合宿?の最終日、妻が寺まで車で迎えに行き、実家へ戻り、法要に向けて
準備をすると言う段取りが決まり、私も「きっとこの日は・・・」という気持ちで
仕事を何とかとりつくろい、レンタカーまで借りて追跡の準備を整えました。

父がその寺に行くときは妻が送ったわけではなく、住職が何かの用事のついでで
父の家に来てくれて、乗せてもらっていく、と聞いていて、妻もそう言っていましたし
その後、妻がそこへ出かけるようなことを聞いてはいなかったので、
私は妻は初めてその寺に向かうのだと思い込んでいて

「お前、明日、運転気をつけろよ!」と声をかけると
台所で後片付けをしていた妻は

「あのお寺は、駅からそんなに遠くないのに、凄い山道を登るのよね、
 対向車が来ると凄く怖い・・」と。

不意にもらした妻の言葉は、その寺へ行った事のあることを思わす口ぶりでした。

丁度、TVがついていたので、私は聞こえぬふりをしましたが、妻も、言ってから
何となくしまった、と思ったようで、しばらく沈黙していました。

[Res: 32044] Re: 不道徳 9 待ってました 投稿日:2008/06/19 (木) 06:18
このあとの展開が気になります
続きをぜひお願いします

[Res: 32044] Re: 不道徳 9  投稿日:2008/06/19 (木) 08:35
淳さん、お忙しい中ありがとうございます。

実際私も見ているくらいリアルに想像できる文で貴方の心中もよくわかり自分が奥様になったようでドキドキしました…
住職とはどうなるんでしょうか…
すごく気になります!
ますますの背徳行為が…

[Res: 32044] Re: 不道徳 9 中村 投稿日:2008/06/19 (木) 12:42
ご登場お待ちしておりました。
冴えた筆致で事実にもとずいたかの展開を感じます。
最後の7行・・・とてもいいですね。
仕事とお体を大切になさって、無理をなさらずに
皆さんの期待に答えてください。