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[30961] 家内の情事4 上坂 投稿日:2008/05/03 (土) 15:02 「上坂さん いつもお世話になります。ご無沙汰してます」
健太君はいつもの通り明るくハキハキとしていました。 「やぁ、どう その後は 車は売れてるかい?」 「ええ、おかげさまで。今月の月間目標も軽くクリアです。その節は奥さんにも大変お世話になりました。新しいお車の調子はいかがですか?」 「う〜ん、何も聞いてないからいいんじゃないかな」 「そうですか、もし何かありましたら、何なりとお申し付けくださいね」 私はメールのことを思い出して、ちょっと健太君をからかってやろうと思いました。 「ああ、何かあれば家内が直接連絡するさ。メールの交換もしているんだろ?」 健太君は一瞬しまったという表情になり、深々と頭を下げました。 「申し訳ございません。上坂さんに何も言わずに勝手に奥さんと連絡取り合ったりして、失礼なことをしました。本当に申し訳ございません」 あまりに健太君が大袈裟に謝罪するので、逆に可笑しくなってしまいました。 「はははっ…俺は怒ってるんじゃないよ(笑) いいじゃないか 若い男とメールができて家内も喜んでいるさ」 「そうだといいんですが、でも上坂さんのご機嫌を損ねたとなると…」 「大丈夫 大丈夫 そんなに気にするなら家内を一度デートにでも誘ってやれよ」 健太君が申し訳なさそうにしているので、私は慰めるつもりで言いました。私の言葉を聞いて健太君も明るい表情が戻っていきました。 「ありがとうございます。奥さんとメールしていると本当に楽しいんですよ。僕の話もいろいろ聞いてもらったりして」 健太君の家庭事情を思い出しました。家内は健太君の悩みをいろいろ聞いてやっているのかもしれません。 「まあ、あんなおばさんでよけければ相手にしてやってくれよ」 「いやー、うれしいです」 「但し…だけど」 「えっ、何でしょうか?」 私はある考えがひらめきました。 「俺には絶対報告することだ。いいかい、できるかな?」 「わかりました。じゃあ、早速これから奥さんとのメールのやりとりは全部上坂さんに転送します」 「よしっ、決まりだな。家内には内緒だぞ」 「ええ、了解です。男同士の固い約束ですね」 それから、健太君は家内とのメールをすべて私に転送するようになったのです。 [Res: 30961] Re: 家内の情事4 柴田 投稿日:2008/05/03 (土) 16:02 続き楽しみにしています。
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