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[30128] 変貌する妻(26) 雄治 投稿日:2008/03/29 (土) 11:36 家族3人の平和な生活が続いてほしい……そんな私の願いも空しく、その後の生活は徐々に変わっていきました。
妻を怒鳴りつけてから数日間は何事もない日々でしたが、1週間後ぐらいから私が夜帰宅しても家にいない日が増えてきました。 以前から時々学生時代の友人と食事に出かけたりすることはありましたが、せいぜい月に1〜2回でした。それが週に2〜3日も外出している夜があり、それも帰宅が深夜ともなれば普通ではありません。 何か言えばまたけんかになるのでしばらく黙っていましたが、私も妻が一体何をしているのか気になって仕方がありませんでした。食事の支度はいつもしてあったので、生活自体には何の支障もなかったのですが、私の知らない妻の顔がもう1つあるように思えてきました。 私は嫌々ながらもママに電話をしてみました。もしかしたら、スナックの手伝いを始めたのではないかと思ったのです。 ママと話をするのはDVDを渡された時以来です。ママは何事もなかったかのような明るい口調でした。 「あっ、雄治さん お久しぶり、その後お元気?」 「元気なわけないだろ!あんなひどいDVDを見せられて。いいかげんにしろ!」 DVDの中身をママが知っていたのかどうかはこの際どうでもいいことでした。大事な妻を社長の玩具にされてしまった、そして直前までその場にいて止めなかったくせに明るく話しかけてくるママに急に腹が立ってきました。 私が怒鳴ったために、しばらく沈黙の時間が流れましたが、気を静めて私からママに言いました。 「もしかしたら…美由紀はそこで働いているのか?」 「美由紀さんが…ううん、うちには来てないわよ」 私はまた騙されているのではと思いました。 「本当だな?嘘をついたらどうなるかわかっているだろうな…」 自分でもびっくりするような物騒な言葉がつい出てしまいましたが、ママも慌てて否定しました。 「本当よ、信じてよ…でも美由紀さん、どうしたの?」 「…最近夜に出かけていることが多いんだ。帰ってくるのも深夜みたいだし…」 「そうなの…どうしたのかしら?」 ママの口ぶりでは妻はスナックには出入りしていないようでした。 しばらくしてママが言いました。 「全然関係ないかもしれないけど…明後日ね、社長が来るのよ。8時から貸切にしてくれって言われているの」 「そうか…それで他に誰が来るんだ?」 「それは聞いてないけど…5人ぐらいで行くからって聞いているだけなの」 明後日か…私は妻の後を付けてみようと思いました。 [Res: 30128] Re: 変貌する妻(26) ユキーデ 投稿日:2008/03/29 (土) 20:56 はやく続きお願いします。
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