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[28519] 魔性【番外編C】 樹氷 投稿日:2008/02/04 (月) 01:35 「アンタ遅くまで大変やったな。
ご苦労さん。」 「あぁ…さっきは電話すまなんだ。 運転中で出れんかったワ…」 妻の顔をまともに見れない。 浮気した訳でも無い… しかし先程の私の行為が背徳感を募らせている。形の無い罪悪感が自分自身を責めていた… [一体誰が?…何の為にあの牝の欲望の滲みたショーツを私に送りつけて来たのか? 誰が穿いていた物なのか?] その得体の知れない物に欲情し、自慰してしまった自分自身に怖さを感じてしまった。 しかし呆れる程に、牡を惹き寄せるフェロモン臭だった… 妻の牝の匂いも痺れるような匂いなのだが、あの送りつけられて来たショーツに染み込んだフェロモン臭… 妻の物とは明らかに違う匂い… 人それぞれ持つ匂いは微妙に違う。 あのショーツに染みた香りは私の脳を揺らした… 何故か懐かしさすら感じる匂いだったのだ。 まだ鼻腔の奥に残り香がこもっている。 そして私の想像を掻き立てるショーツに浮き上がったヴァギナの形… クリフットからラビアの形まで正確に浮き出していたのだ。 そう…あそこにはヴァギナの分身があったのだ。 「なぁアンタ、木曜日楽しみやなぁ… 今日な、藤田ハンから明日どうや?って電話来たんやけど断ってしもうた。 藤田ハンの誘い断ったの初めてやで。 ウチ、自分自身が意外やった…あれほどナ、ウチの体に合うペニスを今回欲しい思わないねん… それ程木曜日の夜が楽しみなんやろね? ウチの本能が何かが起こるって言ってるんやろね… 体を満たさず乾かしておけなんかね?」 妻は苦笑いしながら木曜日の【Z】に対する期待を話した。 「せっかく念願叶ってハプニングバーに行くんやから楽しめるとエェな。」 私は、木曜日の【Z】での妻の狂態を想い、そして心の中に蔓延る背徳感を悟られぬように明るく答えたのだった。 [Res: 28519] Re: 魔性【番外編C】 樹氷 投稿日:2008/02/04 (月) 03:00 翌日の火曜日の夜、私は早めに帰宅し木曜日の為に【Z】のホームページに妻の来店予告を告知した。
例の藤田のペニスを模った巨大でリアルなディルドを内側に装着された【魔性のボンデージ】を着て、せつなそうな表情で股間を押さえる姿の写真を載せてコメントを入れた。 「木曜日の9時に行く予定です。私を満足させて!!」と。 傍らに座り、私が打ち込んだパソコンの画面を熱を帯びた目で覗きこむ妻は、期待と興奮を隠しきれないようだった。「メチャ楽しみやわぁ…」妻が明日を想い欲情しているのが伝わって来る。 毛穴が開き体中の穴という穴から沸き立つように発情した牝のフェロモンが溢れ出ているのだろう。 甘酸っぱい男を狂わせる香りが妻を包み込んでいた…そして水曜日の夕方に取り決めた通り西島氏から明日の段取りについて連絡があった。 私と西島氏は夜8時に待ち合わせて【Z】に向かう旨を確認した。 妻が来店する1時間前に着いていれば問題は無いだろう。いよいよ明日だ。 妻の新しい引き出しを見れるかも知れない。 私の知らない想像を超えた妻の姿。この2年間で更に培われた男性遍歴…あの伝説の巨根竿師藤田に、そして様々な性達者達に開発され艶を増し女っ振りを上げた妻。 性の悦びによって肉体とは、性器に至るまでここまで変わるのか!?と思わせる程に変貌した妻なのだ… 明日の夜が待ち遠しい。 この時点で私はあの送りつけられて来たショーツの事など忘れ去っていた。 しかし…あのショーツの持ち主は、私の事を忘れてはいなかったのだ。 明日の夜【Z】での出来事が、私を驚かせ、そして苦しめる事になる事など、この時私は知る由も無かった。 [Res: 28519] Re: 魔性【番外編C】 変体1号◆exquK6 投稿日:2008/02/04 (月) 10:35 わー!。はよ続きよみた〜い。お願いします。
[Res: 28519] Re: 魔性【番外編C】 福助 投稿日:2008/02/04 (月) 11:34 その写真をこちらにも掲載して下さいm(__)mよりリアルに興奮させて下さい!
[Res: 28519] Re: 魔性【番外編C】 じゅん 投稿日:2008/02/04 (月) 14:34 気持ちはわかりますが写真とか無粋なことはいわないほうが・・・。
はじめから読んでると、文章だけでかなり興奮しちゃいますよ。 むしろ妄想かきたてられて、僕などは毎日オナニーしておりますw [Res: 28519] Re: 魔性【番外編C】 カメ吉◆Y9dFJs 投稿日:2008/02/04 (月) 22:54 なんか本編、魔性シリーズよりパワーアップしているような気がします。 ヽ(^O^)ゝ [Res: 28519] Re: 魔性(最終話) ふぁん 投稿日:2008/02/05 (火) 01:17 日本の出版社はアホだらけか?
これだけ凄い文章を描ける作家を放置か? ほんと、無料で読ませてもらって、ありがとうございまっす。 |