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過去ログ[37]

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[28119] 魔性(37) 樹氷 投稿日:2008/01/20 (日) 04:18
結局、妻の病気?が、ほぼ完治するまでは10日間程度を要した。

山田君と私は結託し、[設備の調った専門の場所で消毒しなくては、あのボンデージとディルドは使えない‥せっかく感染症が治癒しとも再び、再発を繰り返すのだ]と
言い聞かせ、一時[魔性のボンデージ]を取り上げた。

その間の妻は、事ある事にイラ立ち、感情の起伏が激しく‥ある意味、見ていて不憫でさえあった。
妻にしてみれば、[これから]と思う事が、沢山あったのだろう‥

妻は、自分が変わりゆく姿に酔い知れていたのかも知れない。


[夫婦二人の平穏な生活‥子は無くとも、不自由の無い生活‥]

私は、妻は満たされていて幸せなのだろうと信じて疑わなかった‥

しかし、そんな一方的な考えが、妻から発っせられていたシグナルを見逃していたのかも知れない。
淋しかったのだろう‥
耐えていた事もあったのだろう。
私の[仕事]の名を借りた傲慢さに、心が病む部分もあったのだろう。

そんな時にスポーツクラブで過ごす時間が、妻の気持ちを楽にし、性の満たされ無い要素をも、発散していたに違いないのだ。
善し悪しは別にして、[あのボンデージ、ディルド]は、そんな満たされない日々、見えない重しを、解放するアイテムだったのだ。
そして、あの[伝説の竿師、藤田]の存在も‥

先日、西島氏が、私に語ってくれた事柄を思い出しながら改めて思う事もあった。

[これ以上、妻との距離を離す訳にはゆかない。]

イラ立ち、理不尽さを剥き出しにするような妻に対して、腫れ物にでも触るように接してしまっていた。

しかしそれは逆効果に過ぎなかった‥

私の、場あたり的な優しさが、妻を増長させ、勘違いさせてしまったのだ‥

あの藤田に抱かれた日から数えて二週間目の金曜日、私は滋賀の栗東に営業に出掛け、仕事が長引き、帰宅したのは夜の10時を過ぎた頃だった。

エレベーターを降り、自宅のドアノブを回したのだが、鍵が掛かっている。
[ピンポーン‥ピンポーン‥ピンポーン‥]

返事が無い‥

[寝ているのか?‥それとも‥不在なのか?]

鍵を開けて、中に入った‥
「おーい?居ないんか?ただいまぁ‥」

返事は無い‥気配も無い‥
こんな時間なのに、妻は不在だった。

私は、ふと、思う処が有り、先日、妻が買った下着の有無を調べるべく、妻の箪笥の引き出しを開けた。

[Res: 28119] Re: 魔性(37) イク 投稿日:2008/01/20 (日) 08:26
「奥様」が「巨根」を求めて 街を彷徨いましたかぁ〜?

それとも・・(?_?) 起承転⇒「結」の部分で大どんでん返しが・・・??

[Res: 28119] Re: 魔性(37) いぃ☆ 投稿日:2008/01/20 (日) 13:25
新しい展開に発展していくんでしょうか??

楽しみです!

[Res: 28119] Re: 魔性(37) 無名 投稿日:2008/01/20 (日) 13:53
あきらめが肝心です。
もう奥さんの心も肉体も
樹氷さんには戻りません。
でも、続き楽しみにしています。

[Res: 28119] Re: 魔性(37) 樹氷 投稿日:2008/01/20 (日) 15:19
箪笥の引き出しを開けて中を調べた私は、先日、妻が買った、数点の下着の中でも、一際目を引く下着が見当たらない事に気が付いた。

黒地に豪華な朱とゴールドの刺繍をあしらった、ブラジャーとTバック、ガーターのセットが無いのだ…
今まで、妻が身に着けた事も無いゴージャスでエロティックな下着‥
嫌でも、目についてしまったのだ。

違う場所にしまい込んでいるのか?と、クロゼットの中から、洗濯機の中まで探したのだが、見当たらない

苛立ちと、欲求不満が募っていた妻なのだ。

[これから…]というタイミングで何も出来なかったのだ…体調悪化が、それを許さなかったのだ。

それらが完治した、このタイミングでの不在に、私は不安がよぎった。

[一体、何処に? 連絡も入れずに何をしているのだ?」

私の心配を、知ってか知らずか、妻が帰宅したのは日付が変わる頃だった。

「パパぁ、だだいまぁ。
スポーツクラブの、お友達が快気祝いしてくれたねん。
食事して、カラオケしてきたんや〜。
楽しかったわぁ。


機嫌良く語る妻。

「出掛けてるなら連絡ぐらいせんとアカンやろ?心配するやないかい。
体調悪うして、治ったばかりやろ?」

「ごめんなぁ‥こんな遅うなるなんて思わんかったねん‥」

妻は悪びれる様子も無く舌を出した。

「ウチ、飲むのも、カラオケも久々で楽しかったけど、疲れてしもうた‥寝るな‥おやすみなさい。」

妻は、寝室へ行ってしまった。

あれから、私達は寝室を別にし、私は衣装部屋で寝ていた。

私は胸の中のモヤモヤが晴れぬまま床についていた。


翌朝、休日という事もあり、私は遅い起床だった。

リビングで、テレビを見ながら、妻は妙にご機嫌な感じで、

「おはよう‥良く寝てたなぁ‥朝ご飯食べるやろ?」と、
キッチンへ立った。

私は顔を洗うべく洗面所に行った。

顔を洗い、何気なく洗濯機に目をやった。
すると洗濯機から何やら黒い布地がはみ出し‥垂れていた。

[何だ?ストッキングか?だらし無い‥]

私は洗濯漕を開け、はみ出た布地を放り込もうと手に取った。

それは、ストッキングだった‥何かが、ぶら下がっている。
何とあのガーターベルトに装着されて脱がれたストッキングだったのだ‥
私は無意識に洗濯漕の中を漁った。

そこには、黒いTバックが裏返しのまま、丸められ放り込まれてあった。

[Res: 28119] Re: 魔性(37) 華狂 投稿日:2008/01/20 (日) 17:11
樹氷さん、凄いことになりましたね。これからどうなるのか解りませんが、西嶋氏の「今に、心と身体がうまいように分離される。そないなったとき、アンタも割り切らんとな」というご意見には納得させるものがありますね。おそらく、奥さんはこれから人格崩壊に至るほどにボロボロになるまで巨根によって犯されるでしょうが、必ず樹氷さんのもとに帰ってくる、樹氷さんもそれを優しく受け入れる、そんな気がします。「心は樹氷さんに、身体は他の男に」、というのが樹氷さんの心の底にある願望のように思えるのです。そして、そのことが私には羨ましくも感じられるのです。間違っているかもしれませんが・・・。

[Res: 28119] Re: 魔性(37) 政宗 投稿日:2008/01/20 (日) 18:15
また凄い事になるんですねZ続き心待ちにしていますヲ