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過去ログ[36]

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[27911] 妻が…G マキト 投稿日:2008/01/15 (火) 21:35
あの時、妻のほうからケータイ番号を聞いて来た。

久美(妻)『ねぇ、アタシと付き合っちゃう?!』

俺『え?まじで??』

久美『だって〜彼女いないって、さっき言ってたじゃーん!』

久美は、かなり酔っているようだった。俺は一発ヤリたい衝動に駆られ、ついついケータイ番号を交換していたのだ。

当時28才だった、久美。 スレンダーで、ロングヘアー。目鼻立ちがハッキリしていて、ちょっと厚めの唇。

俺は、そんな久美と会うようになり暇さえあれば久美が借りていたマンションへ通い、お互いの躯を貪り合った。相性が良いのか回数を重ねる度、充実感が増していく。その反面、お互いの過去に嫉妬するようにもなっていた。

久美は俺と会う以前に、9人の男に抱かれた事を白状していた。もちろん俺が無理矢理聞き出したようなものだが。
その内の三人とは普通に交際したらしいのだが、残る六人とは身体だけの関係だったようなのだ。

同窓会で再会した元カレとの2、3度の情事や、その元カレの友人との関係、学生時代の2歳下の男、合コンで知り合った男、店の客、すべて短期間の関係で、しかも自分から関係を絶ち切って来たという。

俺は何故なのか質問すると

久美『本気になれなかったのかな… アタシが… でも相手も遊びだったんじゃない?』

笑いながら答えた。

俺は久美を激しくピストンしながら、過去の男達の名前を呼ばせたりもした。

最初は嫌がっていた久美も俺の性癖を理解してくれたのか、名前を呼びながら激しく腰を振り、喘いでいた。

そんな妻が明日、ヤクザとデートに出掛ける…。

俺は、飲みかけのビールを一気に口へ流し込んだ。

[Res: 27911] Re: 妻が…G マキト 投稿日:2008/01/16 (水) 12:17
妻『○○〜 もう9時過ぎたよ〜、そろそろ出掛けなきゃいけないから起きてよ〜』          興奮と嫉妬のせいか中々眠る事が出来ず、俺はそのままリビングのソファーで寝ていたようだ。

俺は霞む目を擦りながら妻に視線を向けた。
妻はまだ、上下黒のスウェット姿のままだったが、巻き髪にセットし、メイクもきっちり終えていた。

妻『コーヒー飲む?』

俺『あぁ。』

妻はコーヒーを入れると、ドレッサーの方へ行きスウェットを脱いでいた。
黒のブラに下も黒のTバックだった。
俺の一番好きな下着だ。
形の良い尻が、こちらへ向けられている。
いつもながら最高の眺めだ。
俺は妻の後ろ姿が堪らなく好きだ。
すらりと伸びた長い脚、キュッと締まった足首、俺が今まで関係を持ったどんな女より、群を抜いていた。21の時、右も左もわからぬまま夜の世界へと飛び込んだ妻。幾度となく、愛人話を持ち掛けられてきたとも言う。

妻『ねぇ、ずっとパチンコしてるの〜?』

ローライズのジーンズにボア付きのダウンベストと、まるでその辺に出掛けるようなラフな恰好をしていた。

俺『あぁ。他にやることないしな。なんなら尾行でもしようか?!』

からかうように言うと、

妻『ウン!来て来て〜♪なんか楽しそうじゃん!』

相変わらず脳天気な妻らしい返答だ。

俺『アホか!探偵でもあるまいし。』

妻『つまんなーい。』

【〜♪♪♪〜〜♪♪〜】
妻のケータイが鳴った。

《もしもし〜 久美です〜
おはようございます。……はい、わかりました〜 今行きまーす。》

迎えに来たようだ。

俺の心臓が一気に高鳴り始めた。

妻『じゃ、行ってくるね。たまにメールするね!』

そういいながら妻はヒールの高いウエスタンブーツを履き、玄関を出て行った。

俺は団地の3階の窓から下を見下ろした。

ようやく、妻が階段を下り終え姿を表した。
下に車は見当たらない…。妻が、キョロキョロしていた。バッグからケータイを取り出し耳にあてがったまま、一瞬立ち止まり、今度は小走りで本通りの方へ向かう妻。
俺は寝室からベランダへと出た。

下を見下ろすと、真っ白い外車が停まっていた。

[Res: 27911] Re: 妻が…G マキト 投稿日:2008/01/16 (水) 13:30
ハザードを点滅させた白の外車のドアが開いた。

俺の視線は一気にそこへと集中した。

《ウッ………。》

俺の中に衝撃が走った…。

【もうおしまいだ……。】
ドアから降りて来た男を見て確信した。

妻はもう、あの男のものとなる。

グレーのスーツ姿に、見た目四十半ば過ぎといった感じで、180aはあり引き締まった身体をしていた。
なによりも、全身から滲み出るオーラのようなものがまるで違っていた。
自信に満ち溢れているような雰囲気、それでいて紳士的な装い。全てにおいて俺が敵うものは、なにひとつ無かった…。

俺は絶望感に襲われながら妻が車へ駆け寄る姿を見ていた。

妻は、男に軽く二度ほど頭を下げ、右のドアを開け中へと消えて行った。

男も再び、運転席へと乗り込む。

俺は茫然と車を見つめていた。

車はまだ走り出す様子も無く、停まったままだ。

【ハッ…!】

俺は夢中で車のキーを握りしめ、玄関を飛び出した。
飛び降りるように階段を駆け降りる。
キーを差し込み、エンジンが繋かるやいなや、パーキングから一気にギヤを下ろし車を走らせた。
タイヤを軋ませながら、角を本通りへと出る。

『いない………。』

俺は震える手でケータイを掴み、妻にかける。

【………デンパノトドカナイトコロヤデンゲンガ………】

通じない…。

何度もかけてみるが通じない………。

全身が震えていた…。

《…久美…久美!久美!》俺は叫んでいた。

本通りを左へ曲がり、更に国道へと車を走らせる。

[Res: 27911] Re: 妻が…G マキト 投稿日:2008/01/16 (水) 14:04
クリスマスを目前にしたせいか、激しい渋滞だった。俺は何度も何度も電話をかけるが繋がらない…。

俺は走り続けた…

妻の行きそうな所、ショップ、全て探し回った。

全て終わった…。

俺は車を走らせるのを止めコンビニに入り、コーヒーを買った。
車に戻り、時計を眺めながらケータイを開いた。

新着メールが1件。

俺は慌ててメールを開いた。

妻からだった…

[まだパチンコしてたの?今、○○○に来てたから帰りは少し遅くなりそうかも… ごめんね〜。]

俺は慌てて車を走らせた。向かった先は妻のいる○○○だった。
高速を飛ばし、40分でたどり着き近くのパーキングへ車を滑り込ませた。

『あった!!』

隣のパーキングに白のベンツが停まっていた…。

[Res: 27911] Re: 妻が…G マキト 投稿日:2008/01/16 (水) 15:14
俺は駐車場から、妻にメールした。

[どこにいるんだ?]

一分もせず返信が来た。

[7階の服売場だよ〜 どしたの? 心配なんだ〜?
パチンコ、出てたの?]

妻は俺が近くに来た事を知らないようだ。

[今、近くまで来てる!もう帰ってこいよ!もうこんな事やめようぜ…。]

俺は、居ても立ってもいられず妻に帰ってくるよう送信した。

が、妻からの返信が途絶えた。堪らず電話をかけるが電源が入っていない。
俺はビルに入り、店内を駆けずり回り妻を探した。

【いない…。どこにもいない…】

すれ違いか…?

そう思った俺は駐車場へと急いだ。

【な…ない………】

ベンツが無い。

何度も電話するが繋がらない。
俺はまた車を走らせた。


どれくらい走り回っただろう。辺りは真っ暗に日が落ち、20:00を過ぎていた。

俺は家路へと車を走らせた。

もしかしたら…
その期待も虚しく、三階の窓には明かりが灯っていなかった。

俺は部屋に入り、電気をつけることすら忘れ窓の外を眺めていた…。

街灯のあかりが部屋へ差し込み、その光の線を辿ってみた。

壁に掛けてある、妻との写真であった。妻は、とびきりの笑顔で俺に寄り添う姿が写されている写真だった。

その時、メールの着信があった。

妻からだった…

[23:53<これから帰ります。]

それだけだった…

[Res: 27911] Re: 妻が…G ていか 投稿日:2008/01/16 (水) 15:56
そろそろ
9の書き込みしないと まってますよー

[Res: 27911] Re: 妻が…G マキト 投稿日:2008/01/16 (水) 16:51
午前1:00を回り、外も静まり返っていた。

団地の下に車が一台停まった。

俺はリビングの窓から下に目をやった。
白のベンツだった。
右のドアが開き、ウエスタンブーツが見えた。妻だ。降りかけた妻の体が何かに引っ張られるように再び車内に引き戻された。大きく開いたままのドアから妻の両足だけが見えていた。

俺はすぐにわかった。

男にキスされていた。

全身の力が抜けていく感覚と共に、下半身の中心部に血液が集まっていくのを感じた。

ようやく車から降りてきた妻は、ドアを閉めながら男に手を振っていた。

そのままベンツは走り去って行った。

妻は、車が角を曲がり見えなくなるまで見送ると、ふと部屋のほうを一瞬見上げ立ち止まり、大きな紙袋を二つ肩に掛け、歩き出した。

【コツ…コツ…コツ…コツ…】

階段を昇る妻の足音が聞こえる。

【ガチャ………】

『ただいま……。』

いつになく小さな声の妻だった。

俺は、妻に悟られまいと、平穏を装い返事をした。

『おかえり〜 遅かったじゃん! また寿司でも食ってきた?!』

妻『ちょっと、お酒呑んできちゃったから… 遅くなっちゃった… ごめんね』

肩に掛けていた袋をおろしながら、妻は冷蔵庫からビールを取り出した。

妻『飲む…?』

俺『うん、飲む飲む!』

二人でキッチンの椅子に座りながらビールを飲む。

俺『ずいぶん買ってもらったじゃん!なに?服??』
俺はテンションを上げ気味で妻に言った。

妻『うん… なにもいらないから〜って言ったんだけど… 藤村さんがね… 俺の顔をたててくれないか、って… だから仕方なく…』

俺『…すごい男前だよな…全て完璧って感じでさ!』
妻『えっ…?見た…の?』

俺『あぁ、迎えに来て車降りたとこをちょっとな〜』

妻『見てたんだ〜?!全然気づかなかった〜!!』

ようやく普段の妻らしくなってきた。