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[23053] 今でも男を惹き寄せる妻4 因果応報夫 投稿日:2007/08/14 (火) 11:08
そこで社長は話題を変え、自分の身の上話しをはじめました。
15年ほど前、妻を癌で亡くした。その奥さんは妻として母親として、また会社の裏方として
文字通り寝食を忘れて頑張っていた。
体調を崩して医者に掛かったとき、癌が見つかり、すでに手遅れだった。
社長は後添えも探してはいたが、会社の業績がその頃からどんどん落ちてきた。
資金繰りに苦しむようになり、従業員の給料も遅れがちになり、従業員達は一人また一人と辞め、
最後には誰もいなくなった。
社長は自分の足でお得意さんを営業して回り、注文を貰っては細々と品物を作って納めた。
夜も昼もなく、盆も正月もなかった。
父親が苦労している姿を見て育ったせいか、社長の子ども達はグレもせず、立派に独立していった。
また、会社もその頃から立ち直り、大手の会社から注文が回ってくるようにもなり、再び従業員を
雇って仕事をするようになった。
ただ、社長はそんな中でも、たった一人でポツンといるようなに寂しさを、時折ふと感じていた。

「で、そんなときにあなたの奥さんが面接に来てくれた。
あなたのために必死に働いて稼ごうとする奥さんの気持ちを感じたし、その時私はあなたの
奥さんに、自分の亡くなった妻の姿が重なって見えたんです。
その時以来、私はあなたの奥さんに好意を持ちながら、仕事をしてもらっていました。
奥さんは残業や休日出勤も嫌な顔一つ見せずにこなしてくれるので、そのうち自然に私の秘書の
ような形になりました。
その後しばらくして、注文を受けて作った私の会社の製品にミスが出ました。
発注元は我々の製品を組み込んで製品を作るので、発注元の会社は大きな損害が出た、契約書に
あるようにまず違約金を払え、そして、二度とお前のところには注文なんか出せないと大変な
剣幕で怒られました。
従業員の技術的なミスから起こったことで、これはもちろん私の監督不行届で、私の責任です。
私はその会社で窓口になっている部長のところに、詫びに飛んでいきました。
忙しいということで、その日は直接は会ってもらえませんでしたが、私は必死に粘り、翌日席を
設けることになりました。
翌日その部長は、一応話しだけは聞いてやる、ということで来てくれました。
今から思えば、その席には私だけが行けばよかったんですが、多恵子さんも来てくれていました。
私の詫びを聞き終わった部長は、「話しはわかった。あんたの会社も違約金や、うちからの注文が
一切なくなると困るだろう。ここで、ひとつ、私の頼みを聞いてくれれば、私がこの件を預からせて
もらって、穏便に済ませてもいい。」と言った。

頼みとは、今晩多恵子さんを自分に貸せ、という事だった。
私はそれはできない、多恵子さんは人妻で、ただ秘書役として私に仕えていてくれているだけだ、
と説明したが、相手は納得してくれない。
それならこの解決法はとれないから、と部長は席を立とうとしました。

その時、多恵子さんは相手の部長を睨みながら言ったんです。
「もし部長さんが、本当に今回の件を水に流してくださるなら、これからの数時間私は部長さんの
お伴をさせて頂きます。」
私は慌てて多恵子さんを止めたが、部長は「おお、これは美人な上に物分かりのいい秘書さんだ。
社長は幸せ者だ。一応多少の負担と、ものの再納入だけで解決しよう。あとは私が何とかしておく。
今後もお宅に発注することにしよう。それでは、秘書さん、多恵子さんって言うんだね。
早速行こう。社長、まあ安心していい。」と言って多恵子さんの手を取りながら席を立った。

私は二人の後をただついて行くことしかできなかった。
シティーホテルに二人は入っていった。そのまま私はホテルの前で待っていました。

[Res: 23053] Re: 今でも男を惹き寄せる妻4 まーたふ 投稿日:2007/08/14 (火) 12:50
知らぬところで知らぬ男とで夫婦以上の絆を築かれると辛いですね。
私が離婚してくれと言われたら因果応報夫さんの立場なら男を殺してやりますね。
情けないかも知れませんが、妻を奪われるのは我慢できませんから。
あと余談ですが因果応報とは本来悪い意味ではないようですよ。

[Res: 23053] Re: 今でも男を惹き寄せる妻4 因果応報夫 投稿日:2007/08/14 (火) 14:15
まーたふさん、レスありがとうございます。
この話しを聞かされたときの私の怒りや妻への嫉妬は、自分の文章力では
とても表現しきれないくらいでした。

因果応報
そうなんですか。私の無知を晒しているようで、お恥ずかしい限りです。
勉強になりました。
ただ、あまりHNを変えるのもとどうかと思いますので、このまま
因果応報夫で投稿を続けますね。

[Res: 23053] Re: 今でも男を惹き寄せる妻4 ホッキ 投稿日:2007/08/14 (火) 14:48
因果応報夫さんの結果は判りませんが、因果応報夫さんのHNで全然問題ないとおもいます。
因果応報とは輪廻転生の流れの中で「報い(結果)には自身が作った原因」があるとの意味で、良いことをすれば良い報いとなり、悪いことをすれば悪い報いとなるとゆう事ですから、本来はまーたふさんのご指摘の様に、 良い場合とか悪い場合とかは関係ありません。でも、昨今は悪い結果の場合に用いる場合が多いですね。

因果応報夫さんの場合は最終的な結末はわかりませんが、「寝取った奥様を今度は寝取られた」とゆうことですから、正に因果応報だと思います。
私が因果応報夫さんの立場なら、過去に寝取った負い目から、やはり大上段から文句は云えないとおもいます。

[Res: 23053] Re: 今でも男を惹き寄せる妻4 因果応報夫 投稿日:2007/08/14 (火) 15:05
ホッキさん、レスありがとうございます。
今続きを下書きしていたんですが、実際にホッキさんの言われるようなことが
おこっていました。
それも、男の方からではなく、妻の口から。
他人の嫁を寝取って自分の妻にした男は、その妻を他人に抱かれて傷つく運命にあるのか、
とも思いました。
続きも、是非お付き合い下さい。