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[20081] 背徳2 ゆうじ 投稿日:2007/05/22 (火) 14:26
 そんなある日、私たちは夏休みを利用して、山奥の温泉ホテルへ1泊の旅行にでかけました。
 妻との旅行は新婚旅行以来で、うきうきとハンドルを握る私の隣で妻も上機嫌です。
 ホテルは巨大なリゾートホテルで、施設にも食事にも満足した私たちは、お土産を買うために浴衣のまま部屋を出ました。
 途中、大きなゲームセンターがあり、そこで寄り道をしてゲームを楽しむことにしました。
 ゲームに熱中し、小銭がなくなってふと妻はと振り返ると、妻も、もぐら叩きに悪戦苦闘しながら、真剣にハンマーをあちこちに叩きつけています。
 そんな妻の周囲を、数人の男性湯治客たちが遠巻きに囲んで眺めています。
 そのような光景に慣れてしまった私は、妻に近づき、声をかけようとして愕然としました。
 そう、妻の周囲に集まった男性たちは、いつものように妻の美貌に引かれて集まったのではなく、浴衣の襟元が大きく開いて完全に露出された形の良い乳房が目的だったのです。
 私は慌ててゲーム中の妻をゲーム機から引き離すと、何もいわずに妻の手を引いてゲームセンターを後にしました。
 (どうしたの?、なに怒ってるの?)
 (怒ってなんかないよ、あのね、さっき、愛がゲームに夢中だった時、浴衣が肌蹴て胸が丸見えだったから)
 (エ?本当?ごめん)
 (いいよ)
 私は言いながら、先ほどの光景を思い出す度にふつふつと湧き上がる嫉妬と、それとは違う別の高ぶりを下半身に感じていました。
 妻の乳房を幾人ものみ知らぬ男性に観られた、、、
 そう思うだけで、私の心中は相反する二つの感情がどろどろと渦を巻き始めたのです。