掲示板に戻る / 戻る
過去ログ[16]

過去ログ:
ワード検索: 条件: 表示:
※探している投稿記事が見つからない場合は「過去ログ」のページを変更して再度検索してみてください
検索結果:13件 [次の10件]


[12110] 妻の淫靡な遍歴(その14) ヒロ 投稿日:2006/08/17 (木) 06:16
 襖が静かに開いて、ユーが現れました。
さっきと同じ、外行きのワンピースを着たままです。
まぶたがさっきより大きく腫れてしまいました。

「ちょっと」と言いながら、静かにユーが入ってきました。
「もうちょっといられる?」かすれた様な小さな声でユーが聞くと、
「あ、あー、全然、仕事休みだし・・・」戸惑うように鮫島が言いました。
「そう、じゃあちょっとお話してもいい?」相変わらず小さなかすれた声で言います。
「あ、あー、もちろん」ユーが座るのを見て、鮫島も慌てて座ります。

 正座したユーは、下を向いたまま暫らく黙ってしまいました。
何か、重苦しい雰囲気になってしまいました。
「ユ、ユーちゃん、何処か出かけるの?」ユーの沈黙に耐えかねた様に、鮫島が言いました。
「エ?」ユーが初めて顔を上げました。
「いや、ユーちゃん、ワンピース着ちゃってるから・・」
「エ?・・あ、ほんとだ」ユーは改めて着ている物を見て、驚いている様子・・(???)
「何時来ちゃったのかな」
「エ?あー、さっき、お風呂出てから着てるけど・・」困った様子の鮫島。
「ほんと?・・あー、そっか」
又ちょっと沈黙が続きました。

「鮫島さん」ユーが下を向いたまま口を開きました。
「ハイ!」鮫島が慌てて正座しました。
「正座なんかしなくてイイよ、」
「あ、ハイ!」まるで寅さん見てるようです。

「鮫島さん?」
「ハイ」
「鮫島さん、結婚どうするの?」
「あ、あー」緊張した顔をさらにこわばらせて首を擦っています。
「今、何ヶ月になるの?赤ちゃん、」
「よ、4ヶ月目に入ったって言ってた。」
「そう、それで、まだ決まらないの?鮫島さんの気持ち・・・」
「ん、んー、何って言うか、こんな事言ったらユーちゃんに叱られそうだけど、
そこまで考えないうちに出来ちゃって・・・勿論俺が悪いんだけど・・」
「避妊はしなかったの?」
「あ、あー、しなかったというか、腹の上に出したんだけど・・・」
「あー、そ、そう・・」青ざめていたユーの顔がちょっと赤くなりました。
ちょっと言葉に詰まってしまった様でしたが、
「それで、むこうの家の方は?」
「いや、それがまだ行ってないんだ。こんなんじゃいけないって思ってるんだけど、
どうしてもその気になれなくて・・・」
「そうよね、鮫島さんの気持ちがハッキリしなくちゃね」
「うん、そのとうり・・・いや、責任感じてるんだけど・・・」
「鮫島さん?」
「何?」
「私たち、一度堕胎してるの・・」
「エ?」
「そう、本当はあの時まだ2,3年先のはずだったのよね、結婚が・・」
「へー」
「それに、私、あの時もう婚約してた人がいたし・・」
「えー!何それ!!」
「何も聞いてない?」
「いや、何も」
「私ね、看護学校に入って半年位の時、お付き合いし始めた人がいてね、
それが、その人が初めて私の家に遊びに来た時に、私、妹と二人姉妹でしょ、で、
父親が昔から私は出さずにお婿さんを取らせるんだって、勝手に決めていたもんだから、
その人が来た時に、いきなり聞いちゃったのね、『お前、婿に来るつもりで付き合ってるん
だろうな』って。でも、その人の家は大きな梨園の一人息子だったから、向こうの家でも
騒ぎ出しちゃって、私、好きにはなってたけど、そんな騒ぎを乗り越える程の気持ちには
なっていなかったし、その人も何か優柔不断で、どっちの家に行っても何も言えないのね。
私には別れたくないって言うだけで・・そうする内に、勝手に親達が話し合って、私が
お嫁に行く事になっちゃって・・・結納の日まで決められちゃって・・・」

 「それで、婚約・・・?」鮫島が珍しく神妙な顔になってます。
「そう、それでちょっと自暴自棄になっちゃってた時があって・・・だから、私、鮫島さんの
気持ちがちょっとは解るような気がする・・・」
「ありがとう」鮫島がコクリと頭を下げます。
「あれ、それが、なんでヒロサンと結婚する事になっちゃったの?あれ、そう言えば、
結婚式の時、何か誰か病院とか言ってなかったっけ・・・ヒロサン、病気したの?・・
俺、何も聞いてなかったけど・・」
 
 ユーがクスクス笑い出しました。
「ユーちゃん、何科だったの?」
 ユーは顔を赤らめながら笑っています(ユー、言っちゃダメだ!)
「外・科」(あー!!)
「外科?外科って言うと、どんな事するの?」
「だから、内科で扱う病気を保存しきれなくなってオペして直すのが外・科」
「保存しきれなくなっちゃったの、ヒロサン・・」
ユーはお腹を抱えて笑いながら、ウン、ウン、と返事しています。
「何の病気だったの?」
「ハハ、ヒ、ヒロに聞いた?」まだユーはお腹を抱えています。
「いや、聞いてない・・・つーか、聞いてないから聞いてんじゃない」
ユーはツボに嵌っちゃったみたいで、もう、寝転がっています。
「ちょっと待てよ、そういや、高校の時、俺の後ろの席でさ、『イってー、ケツがいてー』
てよくヒロサンが言ってて、いきなり授業中に言うんで、俺、何度も吹き出して、立たされた
事があったっけ・・・痔?痔でしょ?」
 ユーはもう、仰向けで足をバタバタさせています。
こちらから見ると、スカートの中が丸見えで、揺れる太ももと白い尻・・?ユーのオマンコが
見えています。ノーパン?そういえば、あの後、バサッと着ただけだったんだ・・・
ふと、明け方の情景が思い出されました。妻の股間を見つめる鮫島と、それを知っていて
鮫島を見つめる妻・・・一瞬にして私は淫乱な期待を持ってしまいました・・・
ユーが足をバタバタさせた為に、スカートがスルッと上がってしまいました。
いきなり妻の太ももが露わになってしまいました。
鮫島も当然妻の太ももを凝視しています。

 それを知ってか知らずか、ユーは天井を見つめながら・・・
「鮫島さん」
「何?」
「だから、ヒロ、大変だったんだョー」
今度はゴロッと横になりながら、鮫島を見つめます。
鮫島は慌てて目線をユーの顔に移します。又ユーがどうかしちゃうかと恐れたのかも知れません。
でも、今度のユーは鮫島の目線の移動を見ても変わりません。

 とりあえず、話題が戻って安心(?)した私でしたが・・・




[Res: 12110] Re: 妻の淫靡な遍歴(その14) ヒロ 投稿日:2006/08/17 (木) 06:20
 すみません、これ、(その15)でした!!!ゴメンナサイ!

[Res: 12110] Re: 妻の淫靡な遍歴(その14) たけし 投稿日:2006/08/17 (木) 08:17
ヒロさん、おはようございます^^

恥ずかしい告白もありがとうございます^^

しかし、奥様の本心・・・・わかりませんね〜

今の鮫島氏も分かってないようですし・・・

奥様の中ではもう結論はでてるんですかね?

ワクワクしながら続き期待してます^^

[Res: 12110] Re: 妻の淫靡な遍歴(その14) ひーくん 投稿日:2006/08/17 (木) 10:25
ひろさんへ、
今日初めて読ませていただきました。旦那さまとしては、気持ち、想像できないくらいの心配と、嫉妬があると思いますが、すごく興奮しました。
自分は三年前に離婚してしまいましたので、そういう体験はできませんが、奥様を大切にしてあげてください。きっと、綺麗な奥様でしょうね〜
でも、奥様の本心、聞いてみたいですね。

[Res: 12110] Re: 妻の淫靡な遍歴(その14) たろー5 投稿日:2006/08/17 (木) 22:21
ヒロさんごめん。ゆるしてくれ。本当にすまない。でも
言わずにいられないや。
奥さんサイテーだよ、、。
最初はいつもどうり興味本位で読んでたんだ。
でもヒロさんがかなり苦しんでることも知ってだからヒロさんには
無責任なこといってはこなかったんだけど、他でもしないけど、、
ここまでしといて更にヒロさんを笑いものにするか?
中だしさせたうえに更に詫びるどころか旦那を笑いものにするかよ
言うなーと心の叫びどおりこんな恥ずかしいことないだろうに。
特に鮫島なんか寝取った相手になんて尚更知られたくなかったろうに
しかも曲がりなりにも医療に携わるもののはしくれだろうに
いくとこまで言った相手だからなんでもありかよ
旦那は他人じゃないからとこうも患者のプライバシー
ぶちまけちゃうのか

[Res: 12110] Re: 妻の淫靡な遍歴(その14)  投稿日:2006/08/17 (木) 23:07
こんばんは。

私も長年、痔で苦しんでいるから他人事ではないです。
でも人は、痔と言うと皆一応に笑いますね。でも、軽い気持ちで笑うのだと思いますよ。
だから私は、そんなに神経質にならないで怒ったりしないで軽く流します。
痔の経験がある人は、その苦しみを知っているから笑わないけど、知らない人にとっては妙に可笑しいのだと思いますよ。場所が場所なだけに・・・。

この二人も、軽い(悪気のない)気持ちで笑ったのだと思います。まして、話の流れで・・。

今後の展開が気になりますが、くれぐれも無理せず投稿してくださいね。

[Res: 12110] Re: 妻の淫靡な遍歴(その14) ひーくん 投稿日:2006/08/18 (金) 11:23
今後の話が早くしりたいです。奥さん鮫島に、心まで奪われないか心配ではありますが。

[Res: 12110] Re: 妻の淫靡な遍歴(その14) 妻ファン 投稿日:2006/08/21 (月) 15:44
続きを毎日待っています。奥さん、これ以上旦那さんを苦しめないでください。お願いします。

[Res: 12110] Re: 妻の淫靡な遍歴(その14) ヒロ 投稿日:2006/08/21 (月) 22:33
コメントを頂いた皆さん、申し訳ありません。
昨夜から明け方まで、(本当デスヨ!)頑張って入れたんです。
過去の感情の記憶も、けっこうよみがえって、詳しすぎて嫌がられるかなと
思う位、長〜いものが完成したしたのが今朝7時20分頃、
疲れても、過去の感情が蘇って、文章に露出出来て、投稿出来ると、
何故か気持ちがすっきりして、その日は本当に元気になるんです。
充実するんです。何故か・・・
そして、ちょっとボーとしてたのかも知れませんが・・・・
押したんです、いや、クリックですか、
そしたら、何時ものように画面が変わっていったんですが・・・
何か変な感じは有ったんですが・・・・
私の、血の結晶の(その16)が、載ってないんです。
「あれ、これ、載るのに時間がかかるんだっけ?」とか、
「長すぎて、管理人さんにリストラされちゃったのかな?」とか、(本当は解ってるのに)
色々考えた末、気付いた(認めた)のが、やっぱり、右のボタンを押しちゃったみたいです。
人間って信じられない程の悲劇に遭うと、思考が停止して、現実から目をそむけるんですね。
1日が長くって、辛かったです。
ちなみに、2度目の中田氏に展開するのに、二人の会話をカットしちゃうと訳解らなくなっちゃうんで、かなり詳しく思い出して(テープも含め)、入れてました・・・
早く、立ち直りたいです・・
待っててくれてる、神様の様な皆さん、見捨てないで、待ってて下さい。
今、傷口を一生懸命舐めまくってますから・・・・

[Res: 12110] Re: 妻の淫靡な遍歴(その14) ひーくん 投稿日:2006/08/22 (火) 04:32
すごく期待して待っています。奥さんの写真、
見れるものなら見てみたいです。
2回目の中だしに行くまでの会話とか、
進展の仕方もすごく気になります。
よろしくお願いします。
この先もずっと奥さんのことを、
投稿してもらえませんか?