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[9030] 私の罪・妻の功 3 山城 投稿日:2006/02/18 (土) 04:44
妻からの電話の後、私は自宅へ帰り妻を待ちました。程なくして妻も帰ってきました。
電話での気の抜けた声そのままに、妻は疲れたような表情をしていました。「どうした?具合でも悪いのか?」と問い掛けると、妻は俯いたまま首を横に振り、「なんでもないよ…ちょっと疲れただけ。お金ね、300万円入ってる。残り200万円は明日用意するって、大事な話もあるから、あなたも一緒に取りに来てって言ってたよ。」妻は金の入った封筒を見せました。
その時はそれ以上妻の事を気に掛ける事は無く、金策と今後の自分達の身の振り方で頭がいっぱいになっていました。
翌日、午後になって私は妻と一緒に叔父の家に向かいました。相変わらずの豪邸に足を踏み入れると、妻はこの3日間通っているせいか、慣れた様子で私の前を歩き、玄関に立ちました。インターホンで妻が「澄江です。」と声を掛けると、叔父が応答し入るように促されました。
広い邸内を妻の先導で歩き、叔父がいるリビングへ向かいます。 叔父はテレビをつけて、しかし観るでもなくタバコをふかしていました。私達を部屋に迎え入れると、にこやかな笑顔を見せ、ソファーに座るように勧めてきます。
私が先に腰掛けると、叔父は妻に、「澄江、カズ(私の事です)にコーヒーでも入れてやって…」と言いました。
私はその時、漠然と違和感を覚えました。
叔父は妻の事をそれまで「澄江ちゃん」と呼んでいたはず…その時ははっきりと呼び捨てしたのです。そして、コーヒーを入れさせるという行動…金を受け取る為に、たった2日叔父の家に通っただけの妻です、それまで結婚式と法事でしか顔を合わせた事の無い二人…叔父がそんなに馴々しく接し、妻の方も戸惑う事なくキッチンに向かいコーヒーを入れている姿が、私にとってはとても不自然でした。
しかし、その時の私は何を言うでもなく、黙ってその光景を見ていたのです。 叔父からの大事な話というのは、当然私の会社の事でした。
叔父が言うには、親父の築いた会社を潰したくない気持ちは解るが、現実問題どうにもならない所まで来ている。かわいい甥っこを見捨てる事もできないから、自分の会社で私の印刷会社を、債務も含めて引き取ってやるという事でした。そして、その中で一部門として、印刷業はそのまま私がやれば良いというのです。その場でかなりの時間、妻とも話し合いました。
結局、形だけでも親父の築いた印刷業を残せて、金の苦労からも解放されるという、その叔父の申し出を受ける事にしました。
私は叔父の会社で雇われの身となり、それまでの印刷会社を縮小して管理職として居残る事になったのです。           1ヵ月程過ぎ、私の元会社が1部門として動き始めた頃、叔父からある提案がありました。
妻を本社の経理として使いたいというのです。たしかに妻は経理に明るいのですが、私の所はすでに1部門に過ぎないから、経理の人間はいらないだろうという事でした。
不安がありました…あの日の、叔父の妻に対する馴々しさ…そして元来の叔父の好色な性格…
その夜、何ヵ月かぶりに妻を抱きました。久しぶりにお互いの肌の温もりを感じ、果ててしまった後、妻に叔父からの提案を話しました。妻は、社長の命令なんだったらそうするしか無いんじゃない…と言います。私は思い切って、心の中にある漠然とした違和感をぶつけてみました。
「叔父さんと何かあったか?」そんなような事を妻に言ったと思います。
妻はあまり見せた事も無いような悲しそうな顔をして、「どういう意味…?何もあるわけないでしょ?」と呟いたきり顔を臥せ、その夜それきり口を開く事はありませんでした。

[Res: 9030] Re: 私の罪・妻の功 3 家庭 投稿日:2006/02/18 (土) 11:36
名作の予感!
勝者の醍醐味は、敵を殺し、その妻と娘を後宮に入れること。と、あります。
殺せないまでも、その愛する息子の嫁を寝取り、目の前でものにするのは最高ですね

[Res: 9030] Re: 私の罪・妻の功 3 ええ・・ 投稿日:2006/02/18 (土) 16:27
淋しい話であなたがかわいそう!