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[Res: 60110] Re: 残業カレー 熟尻ジャンキー 投稿日:2011/01/15 (土) 08:14
でも、芳子は身体が荒井じゃないと感じなくなっていた・・・

[Res: 60110] 残業カレー なおき 投稿日:2011/01/15 (土) 11:18
芳子は、ベッドで寝ています。
昨夜からの急転直下の出来事に身も心も疲れきってるはずです。
もう夕方です。
僕も身も心もズタズタに引き裂かれたのに、そういう思いはこれからの決意に昇華されたみたいです。
我ながら驚きます。闘志が沸いてくるのです。
初めに、恵子さんに連絡するのが、先決だと思って、電話しました。
経過を報告すると、
「なおきさん、ありがとう。芳子を引き止めてくれて!私も貴方達が結婚してから、荒井と付き合ってるなんて信じられなかったわ!
でも、貴方から電話もらった時、直感したの!それでね、敢えて荒井に芳子のお父さんが倒れた事情をメールしたの!もう、許せなくなった!」
(敢えて、荒井に連絡した!?)
「頭切れるから、荒井も冷静に判断した結果、芳子さんに連絡せざるを得なかったはず。新幹線から連絡受けた時も芳子とは後の事もあるからメールで話したの!案の定、システムの不具合を故意に荒井がした事分かったから、後々役に立つわ!」
「恵子さんは、そこまで考えてくれてたのですか!」ビックリです。荒井と言い、恵子さん、芳子達は、僕など入り込めない、キャリアの世界なのかも知れません。
「僕はこれから、どうしたら良いんですか?決意したけど」
「なおきさんは、芳子に、これから、どんな事をさせても、耐えるって覚悟が、出来る!私を信じてくれる?」
この時はその後の展開が予想もつかない事になるなんて思いもよりませんでした。
「はい、芳子を救えるなら、何でもします。」
「分かった。ありがとう。それなら、ある人を紹介するから相談して!私もサポートする。明日にでも会えるように連絡する。場所は私の家にするから。芳子も心配だから、一緒に来れば、安心だしね!早い方が良いの、明後日はもう出勤になるでしょう。芳子も休む訳にはいかないし、荒井がどんな手を打ってくるか分からないから。」
「僕も、いてもたっつもいられません。でも、どうなるんですか?不安になって来ます。」
「目には目、蛇に睨まれた病んだ蛙、マングース二匹よ!会って相談すれば、二人共、覚悟が出来るはず。今、話したら、要らぬ心配して決心が鈍るといけないしね!」
「は、はい、良く分からないけど、宜しくお願いします。」

[Res: 60110] Re: 残業カレー ジェリーリー 投稿日:2011/01/15 (土) 12:12
早く次が読みたいですね

[Res: 60110] 残業カレー なおき 投稿日:2011/01/15 (土) 14:35
義理のお母さんに電話して、順調な事を確認しました。
その夜は、嫌味でも何でもなく、僕がカレーを作りました。
芳子に食べてもらいたいからです。
寝ているのを、そっと起こします。本当なら、何もかも考えず、芳子を抱きたかったのですが、芳子自身の気持ちを考えると抱けません。
乱れた、ほつれ毛が物悲しく感じ、愛おしく感じます。
今まで、リードされっぱなしの僕が、意識し初めたのです。「芳子、何か食べないと体に障るから。お父さんも元気だって。電話したら!」
「あぁ、なおちゃん……。あっ、ごめんなさい。なおきさん。電話します。」
ずっと僕との生活で使ってきた(ちゃん)が、今の現実に戻されたのです。
明るく振る舞いました。
「芳子、カレー作ったんだ!芳子に食べて貰いたくて!……。食べよう!」と言って、か細い肩を支えながら、キッチンに向かいました。
実家に電話をし、安心した芳子はカレーを食べながら、涙を浮かべ、しきりに
「美味しいね。美味しいね。」連発します。ビールも一緒に飲みながら、
「ねえ、芳子、心配しないで、僕に付いて来てくれる。全部任してくれる!」
「はい、なおきさんが、良いんなら、付いて行きます。」
「明日、二人で恵子さんの家に行く事にしたんだ。いろいろ心配や迷惑かけたから、お礼もあるしね。時間は、明日にでも連絡来るはずだから。」
「うん、分かりました。私が迷惑かけたんだもの」
「先にお風呂に入って良いよ、疲れを取って寝た方が良いよ」
「ありがとう。先に入るね。」
芳子は今、断崖の崖っぷちを歩いています。僕の一言で、転落してしまいます。
もちろん、僕自身も崖っぷちに居ます。
お風呂から出た芳子は、
「お休みなさい。」寝室に入りました。
後片付けしてると、恵子さんから電話があり明日は、昼食を兼ねて昼前の話になりました。昼食を芳子と一緒に作りながら、少しでも、リラックスさせようと、してる恵子さんの細やかな心使いに感激します。その間に連絡がついた「笠井」と言う人と話をする事になりました。
僕も、お風呂に入り、ベッドに入ります。横になってる芳子が小さく「来てくれないと思ってた。」囁きながら、肩を震わせました。背中をそっと抱きしめながら、眠りに付きます。元のようには抱けないのは、お互いに分かります。

[Res: 60110] Re: 残業カレー ジェリーリー 投稿日:2011/01/15 (土) 16:47
貴方の奥様への愛情がヒシヒシと感じられますIハッピーエンドでありますように

[Res: 60110] Re: 残業カレー アホ 投稿日:2011/01/15 (土) 17:35
裏切りはなしですよ、絶対にその男を懲らしめてくださいよ、許してはいけません。

[Res: 60110] Re: 残業カレー ◆MYbXmU 投稿日:2011/01/16 (日) 09:10
なおきさん、始めまして、荒井なる人物にセックス奴隷に機械的にされて居た奥様が解放されてなおきさんと本当の夫婦に戻る為の戦いに撃ち勝つ戦いのはじまりですね。

[Res: 60110] Re: 残業カレー 何で? 投稿日:2011/01/16 (日) 12:38
芳子も悪いんじゃ無いの?
恵こも何なん?

[Res: 60110] 残業カレー なおき 投稿日:2011/01/16 (日) 14:10
翌日の日曜日、恵子さんのマンションに着きました。芳子も前よりは明るくなってます。
恵子さんは独身、悪く言えば、お局様、しかしキャリアです。
既に笠井さんが来て居ました。
挨拶後、芳子は恵子さんとキッチンに行きます。
僕は笠井さんと、向き合いました。
笠井さんは、見た目45位ですが50台半ばと言う事でした。
ある会員制のサークルの主宰者と言う事です。笠井さんは、僕に
「吉田恵子さんから大体の事は聞きました。加藤(なおき)さんの決心は変わらないですね?」
「はい、宜しくお願いします。」
「これから、加藤さん夫婦に取って、精神的にも肉体的にも耐えられない、或いは出来ないと拒否されるかもしれないけど、あなた方ご夫婦の将来のためと思って乗り越えてください。」
「は、はい。僕は大丈夫だと思いますが、芳子がどうかが心配です。」
「芳子さんは恵子さんが説得します。それに、芳子さんの身から出たサビだと言う事を、貴方は忘れてはいけません。毅然たる態度で奥さんに接してください。良いですか?」
凄い方です。射すくめられました。
居間に居るので、キッチンの二人にも聞こえるかも知れません。時よりこちらにも二人の会話が聞こえます。芳子には料理を二人でしながら、恵子さんに説得される方がリラックス出来るかも知れません。
「すみません。まだお聞きしなかったのですが、恵子さんはサークルとどういう関係になるのですか?」
「おいおい、話しますが、何年も前からの会員です。あなた方も吉田さんの紹介が無ければ、入れません。普通は私が会う事はありませんが、今回は特別な事情だと考えるので.私が出向きました。」話しが続きます。
「恵子さんから聞いたと思いますが、
蛇と病んだ蛙それにマングースの例え話。この意味は分かりますか?」
「はい、検討は付きます。荒井、芳子に荒井をやっつけるマングースと思います。」
「大体分かってるようですね?加藤さんは何になります。」「蛙ですか?」
「キツい事言うようですが、貴方は蛙の卵いわゆる、おたまじゃくしなんですよ!」
(そうなんだ!勘違いしてた!芳子が僕に満足してるって独りよがりだったんだ!ショックで愕然としました。キッチンの二人にも聞こえてるはずです。)

[Res: 60110] 残業カレー なおき 投稿日:2011/01/16 (日) 15:00
笠井さんは
「大丈夫ですよ。おたまじゃくしだって蛙に成れるんですから。奥様は、荒井と言う蛇に、身と病んだ心を捧げているのです。ただ救われるのは、病んでない心は貴方に捧げられているのです。
恵子さんを通じて聞きましたが、残業の日のカレーは貴方には荒井との浮気、夫への裏切りとしか思えないでしょうが、病んでない心には、翌日の貴方への希望、愛情の日なんです。」
「希望、愛情?」
「二面性があるんです。ここまでは良いですね!次にマングースですが、もちろん、荒井を倒す一匹になります。
もう一匹のマングースが、奥様には必要に成ります。更に荒井と同レベルの蛇も必要になります。その二匹には、私のサークルの会員から二名出します。」
「会員から二名?ど、どういう意味ですか?」
(これが、耐えられない事に通じる?)
「お分かりのようですね!奥様の相手には、今の段階では、二名考えています。」
「芳、芳子に二人の別な男?」
(ショックです。芳子は受け入れる?)
「失礼ですが、加藤さんは肉体的に荒井に勝てますか?おたまじゃくしは蛙には成れますが、蛇やマングースには、ある特別な男しか成れないのです。つまり、具体的にはサイズの問題です。でも一面性にしか過ぎません。」
(やはり、サイズ?僕のは普通サイズだし、おまけに早いから)「余談ですが、女性は、蛙からマングースにも変身できますが。男の場合、マングースが幸せとは限りません。女性の五人に一人に位しか喜ばれないでしょうから。」
「でも、どうして、芳子に二人の男が、必要なんですか?」「良い質問です。まず、荒井と同じようなセックスを蛇にしてもらいます、同化ですね。その上でマングースに蛇をことごとく、アウフヘーベン、昇華してもらうのです。」
「笠井さんの言う通りだと思います。芳子を救うのは!…。で、でも、それって、僕、僕は、芳子を救う事には一切関係ないのでは?」
「気が付きましたね!マングースを操るのは誰ですか??
人間ではないですか?頂点に立つ支配者では?」
「人間、支配者」
「そうです!『加藤なおき』が人間、支配者になるんです。」
その時です。恵子さんが来て、メモを笠井さんに渡しました。確認すると、
「これで、二人の蛇とマングースの候補が決められます。」