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[Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 まことくん 投稿日:2014/08/06 (水) 15:03
いよいよ話が佳境に入ってきましたねIわくわくです。

[Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 ニチロー  投稿日:2014/08/07 (木) 00:40
E
私「いないってどう言う事ですか?下に自転車ありましたよ」
マ「あ、あのちょっとね、私の知り合いの店で急に人が足りなくなったからヘルプに行ってもらってるのよ」
私「あぁ、そういうことですか。あの、これをまたお願いしようと思って」

ポスターをママに手渡した。
その時、客の一人の中年のサラリーマン風のおっさんがトイレに行く途中、こちらに寄ってきて
「おっ!君がナナコちゃんの旦那か?色々大変だろうけど頑張れよ〜」
と、にやけた顔で私の肩を叩きながら通り過ぎて行った。

私「じゃ、お願いしますね」
マ「はいはい。これからバイトなんでしょ?頑張ってね」

何かスッキリしないものを感じたが、私はそのまま店を後にしコンビニのバイトに向かった。
その翌週、同じ木曜日、私は大学生とシフトを入れ替わり休みだったのを忘れていつも通りバイトに行ってしまった。
結局、せっかく来たんだからと店のオーナーに飲みに連れて行ってもらい、0時頃最寄りの駅に戻ってきた。
ちょうどいいから妻と一緒に帰ろうと、ほろ酔い気分で店のビルから少し離れたところで妻が出てくるのを待った。
しばらくすると、見覚えのある店の女の子が順にビルから出て来るが、妻だけなかなか出て来ない。
妻の自転車はビルの前に停めてある。
そのうちママが出てきたので、私はママに近づき声を掛けた。

私「ママさん!」
マ「!・・・あれ、あんたどうしたの?バイトは?」
私「今日休みだったの忘れてて。それより尚美は・・・また他のとこにヘルプですか?」
マ「えっ・・・ええ。そうね」
私「そうですか。でももう帰ってきますよね?場所はどこなんですか?」
マ「う、うん。新宿の方なんだけど・・・」
私「じゃ、駅の改札で待ってようかな」
マ「あ、あぁ、あのタクシーかもしれないし、良かったら優美ちゃん(娘)連れてもう先に帰ってたら?」
私「う〜ん・・・そうですね。じゃあそうしようかな」

私はママと一緒にママのマンションに向かった。
部屋に入るとママのお姉さんが意外な珍客に少し驚いていた。
娘は奥の部屋で天使のような寝顔ですやすやと良く寝ていた。

私がリビングで普段の礼をお姉さんに言うと
「気にしないでよぉ。孫みたいでかわいいわよ。それより何か飲む?」と言いながら奥の台所に消えた。ママもその後に付いて行き、奥で二人で何かひそひそと話し合っていた。
二人とも60を過ぎているが離婚歴があり、今は独身で子供がいない。
しばらくすると缶チューハイを持ってきて、私の前に置くと二人はそのまま私の前に腰かけた。
何か空気が重い。
私が缶チューハイを口にするとママが
「ちょっと聞きたいんだけど」と言って話し始めた・・・。

[Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 とら 投稿日:2014/08/07 (木) 00:48
リアリティーがあってドキドキします。さすが芸人さん、話に引き込まれます。
奥さんどこにいるのか早く知りたいです。

[Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 ロック 投稿日:2014/08/07 (木) 07:36
久々の大ヒット作品ですよ。読みやすいし、まるでドラマを観てるみたい。
続き、期待してます!

[Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 ひろ 投稿日:2014/08/07 (木) 09:37
何かちょっと切なくなって…
頑張って、最後まで書いてくださいね。

[Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 まことくん 投稿日:2014/08/07 (木) 09:43
ニチローさん、舞台ネタよりもこちらを中心に書き進めてまいりましょうマ
つか、ニチローってリアルな芸名なんすか[

[Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 ニチロー 投稿日:2014/08/07 (木) 11:54
皆さんありがとうございます。
>とらさん
>ロックさん
お笑いとはいえ今まで何本もネタを書いてきたので、その成果かもしれません。
>ひろさん
切ないですか?今書いてるとこは一昨年の話なので、確かに私も思い出しながら何とも言えない気持ちです。この頃はまだ貧しくも幸せだったなぁ・・・と。戻れるならこの頃に戻りたいです。
>まことくんさん
ニチローは芸名じゃないですよ、適当につけました。いくら無名とはいえ、見る人が見たら私が誰なのかバレちゃうと思うので、隠すところは隠しながら書いてます。

[Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活  投稿日:2014/08/07 (木) 12:03
ニチローさん、是非とも最後まで宜しくお願いいたします。

[Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 ニチロー 投稿日:2014/08/08 (金) 00:40
F
私「はい?」
マ「・・・あんた、ナナコちゃん・・奥さんと上手くいってるの?」
私「えっ・・ええ。何でですか?」

ママは煙草に火をつけ『フゥ〜』っと煙を吐くと

マ「あっちの方はどうなの?」
私「あっち?」
マ「夜の方よ」

妻とのSEX・・・いつからしてないだろうか。
妻の妊娠中に一度したのが最後だったと思う。
それ以来、出産やら借金の返済のため増やしたバイトなどで忙しく、一年近くご無沙汰だった。

マ「・・・そう。じゃあしょうがないわねぇ」
私「えっ、しょうがないって?」
マ「あの子ねぇ・・・男がいるのよ」
私「・・・・」

私は声が出なかった。突然の事で何が何だか分からない。
何を言ってんだこのババァは?とも思ったがすかさず、

マ「いい?でもあの子は悪くないのよ。放ったらかしにしたあんたが悪いの」
私「・・・」 
マ「あんた一ケ月もどこか行ってたでしょ」
私「あれは仕事で・・」
マ「仕事だろうがなんだろうが関係ないわよ。あの子の身になってごらん。子供はまだ小さい、慣れない水商売の仕事・・・いっぱいいっぱいだったのよ」

隣で姉が『うんうん』と頷いている。
二人で並ぶと歌手の安田姉妹のようだ。
もっともあの二人のような品も無ければ、声も良くない。二人揃ってもろ酒焼けの声だ。

マ「それなのにあんたがいないから一人で全部やらなきゃいけないでしょ」
姉「うんうん」
マ「お客さんの前でも暗いし・・・店としても困るわけよ」
姉「うんうん」
マ「で・・・お客さんでね、あんたの奥さんの事気に入ってる人がいるのよ」
私「だ、誰ですか?」
マ「誰ってあんた知らないと思うけど、隣の駅前の『光来不動産』の社長さん。うちの常連さんでね、開店の時から来てくれてるのよ」
私「そ、その人と・・」
マ「でも、その人は来る度に親身になってあんたの奥さんの相談に乗ってあげてたのよ」
姉「うんうん」
マ「で、あんたがしばらく留守にするっていうからね『食事でも誘ってみたらぁ』って。ナナコちゃんにも『たまには外で気分転換してきたら』って。あの人はいい人だからって」
私「ママが言ったんですか」
マ「そうよぉ。その日はお盆の頃でお客さんも少なかったし、その人木村さんて言うんだけどいい人よ。お金もあるし・・・そうそう、この間、あんたのライブのチケット10枚買ってくれたでしょ」

確かに妻が入店して間もない頃、お客さんが10枚買ってくれたと言ってた。
私達のライブは額面1,500円のチケットを1,000円で事務所から20枚、つまり2万円で買い取らされる。
それを手売りで売った分が芸人のギャラになる。当然、2万円以上売れなければ赤字だ。
この店にポスターなど貼ってもまず売れない。たまに1〜2枚売れれば良い方だ。
それが、いきなり10枚も売れたからおかしいとは思っていたが・・・。

マ「だからあんただってお世話になってるのよ」
姉「うんうん」
私「・・・で、その時どうなったんですか」
マ「どうって・・・二人でどっか行ったんじゃないの?でも、ちゃんと0時過ぎにはここに優美ちゃんを迎えに来たわよ」
姉「来た来た」
私「その時にその社長と・・」
マ「野暮な事聞かないでよぉ。でも、それからあの子また元気になったのよ。元気を注入してもらったと思えばいいじゃない」
姉「『注入』ってあんた」

「やぁだ〜」等と安田姉妹が笑ってる。
こちらは苦笑いするのが精いっぱいだ。

私「そう言えば先週も店にいませんでしたけど・・・」
マ「ああ、あれね・・・ホントはねそうじゃないの。ヘルプじゃないの。休みなの木曜は。だから今日も来てないのよ」
私「えっ!休みなんですか木曜?」
マ「うん。週6はきつそうだったからね。休んでた子が一人戻ってきたし、今月から木曜は休みにしたのよ」

知らなかった・・・。妻は何も言わなかった・・・。
先週の件もママの話しに合わせるように『うん、他のお店にヘルプに行ってたのぉ』等と言ってたのに・・・。
もちろん、私に隠したい事があるから嘘をついたのであろう。
まだ、はっきりと決まった訳ではないが恐らくその社長にどこかで抱かれてたのだろう。
しかし、その時の私には嘘をつかれた事の方がつらかった・・・。
あの優しい妻であり、ママである妻が・・・。
私の頭は混乱したままだった。

マ「まぁ、ショックかもしれないけどね。あの子は悪くないのよ。しょうがなかったの。だから怒ったりしちゃダメよ」
私「・・・」

確かになぜか妻に対して『怒り』の感情は湧かなかった。
それよりも、未だに信じられない気持と、知らない男に抱かれる妻を想像し湧きおこる『性的興奮』の方が強かった。
それを見透かしたように、

マ「でも、あんた言ってたじゃない。あの子が他の男に触られたりしたら興奮するって」
姉「えっそうなの?やぁだ〜」
マ「今も興奮してるんじゃないの?」
私「え・・・それは・・・」
姉「さすがに浮気までされたらねぇ。普通怒るわよねぇ」
マ「ダメよ絶対怒ったりしたら!ちゃんとあの子の話しも聞いてあげるのよ!分かった?」
私「・・・は、はい」

私はまだ頭の整理がつかない状態だった。
その時、『ピンポ〜ン』と家の呼び鈴が鳴った・・・。

[Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活  投稿日:2014/08/08 (金) 07:38
ニチローさん、いつも興奮して読んでます、これからもよろしくお願いいたします。