他人棒としてのヰタ•セクスアリス
33 L他人棒としてのヰタ セクスアリス【今日子さん編】
歌麿
2017/11/26 (日) 15:06
No.1055
てっきり、ベッドだとばかり思っていた私は、また想定外の事態に驚きました。
部屋の真ん中に1組の布団が敷いてあります。
枕元にある灯りが淡く室内を照らし、何とも淫靡なムードです。
私は奥様に導かれるまま、布団の中に入りました。
見つめ合い、どちらからともなく口付けを交わします。
柔らかい唇の感触が心地良く、これだけで私は夢見心地でした。
ふと「ご主人は?」と思い、薄めで確認します。
すると、襖にもたれて胡座をかいたまま、こちらを見ていました。
その姿を見て、私はご主人の嫉妬心に火を付けることを意識しました。
先ずは、意図的に唾液を交換する音を立てました。
更に両手で奥様の頭を抱え、指で髪を梳きます。
奥様もこれに応戦するかのように、舌を私の口に挿し込みます。
「はぁ〜んっ… キスが上手ね…もう濡れてきちゃった…」
奥様が私の耳元で囁くように話しかけました。
「私も、今日子さんのキスが気持ち良いから、ほら…」
そう言って、ガチガチになっている剛棒を奥様の太腿に押し付けました。
「あぁんっ、嬉しい… 若いっていいわね…」
「今日子さんがステキだからですよ」
「お世辞でも嬉しいわ… ねぇ、何回も出来るんでしょ?」
「もちろんです。ご希望なら朝まででも」
「頼もしいわね… でも、私が死んじゃうわ…」
奥様はクスリと笑い、柔和な笑顔を私に向けました。
「そうそう、私達の会話は主人に聞こえない声の大きさでお願いね」
終始、囁くように話す奥様が、またも声を潜めて話しかけてきました。
「はい。でも、どうしてですか?聞こえた方が興奮しそうですけど」
「主人はね、その時に聞こえない会話を想像して、後でセックスの時に私に確認するの。『あの時は何を話していたんだ?』って」
「へぇ、そうなんですか」
「聞こえない方が、色々と想像力が働いて興奮するみたい」
なるほど、そう言うケースもあるのか、と私はこの世界の深淵にまた一つ触れたように思いました。