妻は元教え子

[7] Re: 妻は元教え子  :2024/04/19 (金) 00:11 ID:BbaclhLU No.31299
妻は元教え子 5


島田さん(当時の心境に振り返って美紀ではなく島田さんと書かせていただきます)はかなりの勇気を振り絞って

私に告白してくれたのだろう

しかしどう考えても付き合うのは無理だ

島田さんを傷つけずに諦めてもらうにはどうするべきか

正直にSM好きの性癖を告白すれば変態扱いされて諦めてくれるかも

まさか好きだった人が変態だったら引くだろうし

考えた結果、島田さんにはふさわしくない変態であることを正直に話そう

もう会うこともないだろうし

仮に同窓会に島田さんが行っても彼女の性格からしてこういうことは話さないだろう

この当時はまだLINEはなかったのでメールで返事をするか電話で返事をするか

でも島田さんは勇気を振り絞って会って直接私に気持ちを伝えてくれた

私も会って直接伝えるべきだなという結論に

金曜の夜に

「今度の日曜日時間ありますか?」ってメールすると

10分後ぐらいに返信が帰ってきた

「大丈夫です、この前待ち合わせした駅のロータリーまで行きますね
何時頃なら大丈夫ですか?」

「特に用事もないので何時でも大丈夫です」

「じゃあ1時ぐらいでも大丈夫ですか」

「大丈夫です、1時にロータリーに車止めて待ってます」



土曜日は1日なんだか落ち着かなく

日曜日を迎えてしまい、変態を告白するのが彼女を傷つけない一番の方法だと確信してロータリーへ


道が混んでて少し遅れてロータリーに着くと

既に島田さんが待っていて私の車を見つけると駆け寄ってきてくれて助手席へ

「どこか行きたいところある?」

「どこでもいいです、先生に任せます」

「お昼ご飯は食べてきた?」

「はい、軽く食べてきました」

「じゃあ話せそうなところに行こうか」と言って

5分ぐらい車を走らせて公園の駐車場へ車を止めて

降りようとする島田さんを制止して

「車の中でいい?」って声をかけると

少し緊張した顔で「はい」と

「この数日間先生も真剣に考えた」
「でもやっぱり島田さんとは付き合えない」

悲しそうな顔で「やっぱり先生のタイプじゃなかったってことですね」

「いいや、そんなことは絶対にない。島田さんは素敵でとても可愛くて元生徒で実習の教え子でなければ
喜んでお付き合いさせていただいたと思うよ」

今にも泣きだしそうな顔で
「こんなに先生のこと好きなのに・・・・」

もう言うしかないと思い
「実は先生は島田さんが思ってるほど真面目な男じゃないんだ」
「SMが趣味の変態だから島田さんには無理だと思う」

驚いた顔をした島田さんは少し俯いて暫く黙って
振り絞るような声で
「それでも構いません・・・」って小さな声で

その返事に私の方が驚いてしまって 
咄嗟に
「SMって知らないでしょ?」
「縛ったりして苛めて快感を得る性格だよ」

「知ってます」
「それでも構いません」
「私、多分Mだから・・・・」って小さな声で

その返事に私の思考回路がパニックになってしまって
どう返事しようか考えていると

小さな声で
「大学生になってレディースコミックを初めて読んで・・・」
「先生レディコミって読んだことありますか?」って

「いいや、名前ぐらいは知ってるけど読んだことはない」

「すごくエッチな漫画なんです」
「レディコミの中のSM系のを読みながら私自身に置き換えて読んでました・・・」
「だから大丈夫です」って目を見て言われて

私の頭の中がショートしてしまったようになって暫く言葉が出ませんでした
まさかこんなに真面目な子がそういう漫画を読んで影響を受けてたなんて・・・
何を言うか考えてると

「先生の方こそこんな私に驚きました?」

「・・・ああ」
「高校の頃は真面目って印象でこの前の教育実習も卒なくこなしてた君が・・・」

「高校で真面目ないい子を演じてたぶん大学に行ってはじけちゃったのかもしれません」
「先生、女の子は見た目で判断したらダメですよ・・・」って言われてしまって

まさか・・・まだ処女なのに自分のM性を理解してるのか・・・
この時はまだ半信半疑だったのですが・・・

私は
「本当に私でいいのか?」と彼女の気持ちを受け入れてしまったのが付き合うきっかけとなりました