密やかに咲く

[14] 理想の不倫  最後のティッシュ :2020/07/26 (日) 01:04 ID:cJ8eFA/6 No.27630

  >夜景を背景に二人はグラスを合わせる
  >彼とディナーを共にするには夫に嘘をつかねばならない
  >今夜だけ そう自分に誓ったのは今夜が二度目 一度自分との誓いを破っている
  >いい加減自分の事が嫌になる、本当の気持ちが分からない
  >「流石です、クライアントの興味はそちらに傾いている 今回も」
  >「やめて、そういうのは無し 料理を楽しみましょ」
  >ディナーの誘いに乗ったのは二度目で油断があった事は否定しない それでも
  >タクシー乗り場に向かう道 人の流れが途切れた瞬間
  >目眩のような感覚は彼に引き寄せられ揺れた体のせい
  >迫る唇を拒まなかったのは揺れる私の心のせい
  >その唇を受け入れれば本当の自分の気持ちを知る事ができる
  >そう思った
  >心に纏った鎧を脱ぎ捨て裸の心で彼の唇を受けとめる
  >その時見えた本当の気持ち それは家族の事を想えば到底受け入れる事はできない気持ちだった
  >彼と二人きりになるのはこれが最後 そう心にt


「つまんない・・・」

キーボードから指を離すと思わず呟いてしまった
刺激的な時間を経験した後の平凡な時間は退屈である
メガネに付いた汚れをティッシュで拭き取ると服を着替え今日も一周1kmちょっとのサイクリングに出かけた

 ハァ・・・ ほんとヤバイ 腰のくびれ無くなっちゃう・・・ まだあるよね?

いつもの公園で他愛もないことを考えていた
小さな子供を連れた親子が何組か目に入っている
娘たちが小さかった頃は随分振り回されたが、成長したらしたで学校の行事やらなんやらで振り回される事がある

 そういえば週末に町内会で清掃が・・・ 面倒くさいな・・・

この先に待つ逃れられないイベントを思い出して一つ溜め息をつきスーパーに向かおうとした時だった

「よお、姉ちゃん」
「あっ」

 オジサン!

「どうだ、最近の調子は」
「いつも通りです」
「そうか 退屈してるのか」
「そんなこと言ってませんけど・・・」
「顔がそう言ってるじゃねぇか よし、行くか」
「え?でも今日は人が」
「トイレじゃねぇよ、あっちだ ついて来い」

 もお・・・ 声が大きい・・・

オジサンの広い背中を見ながら歩く美咲の鼓動が少しづつ速まっていく
広場を越えた所にある短い遊歩道的な小道、そこに入ると一つベンチが設置されていてオジサンはそこに腰かける
実は美咲もこのベンチの存在を知っていた、わりとお気に入りの場所である

「まぁ、座れ」
「はい」

言われるままベンチに腰かけてゆっくりと息を吐いた

「なんだよ、もうちょっと寄れよ」
「うん・・・」

美咲の腕とオジサンの腕がくっつく

「良いところだろ 周りからは見えねぇ」
「いえ、見えてますけど・・・」

広場と小道の間には植木が植えられているが広場で遊ぶ親子の姿を見る事ができている

「大丈夫だ、顔しか見えてねぇから」
「そうですけど・・・」
「それによ、ここなら人が近付いて来ねぇか見張れるからな いい所だろ」
「あ、そうですね」

美咲がそう答えるとオジサンの手が太腿を摩り始めた
肉付きが良くなった脚を隠すために買ったゆとりのあるカジュアルなパンツにオジサンの手がシワを作る
季節に合わせた薄手の生地はオジサンの手の温もりを容易に伝えてくる

「なにかして欲しい事はあるか?」
「別に・・・」
「そうか、お任せってことだな」
「うん」

 足を舐めて欲しいかも・・・

「足を舐めるぞ 見張っとけよ」
「うん」

オジサンが美咲の前でうずくまると、美咲は視線を前に向け広場を眺めた
目に映っているのはいつも眺めている広場の光景
足の先からは柔らかい舌の感触が伝わってくる
オジサンは見た目と違って優しい これぐらいなら浮気じゃない
そう思う事が油断を招いた
ベンチには脱いだ靴と靴下が置いてありオジサンは美咲の足を舐めているはずだった
美咲の視界が揺れたかと思えば次は青空を眺めている
そして青空を背景に覗きこんでくるオジサンの顔
美咲は声を上げる間も与えられずベンチに押し倒されたのだ

「えっ?なに?」
「姉ちゃんよ、油断はよくねぇえな」

起き上がろうとした美咲だが簡単にベンチに押しつけられ、ついでにと言わんばかりに胸を揉まれる

「ちょ・・・ ちょと・・・」
「暴れるな、変に思われるぞ 向こうから俺は見えてるからな」
「いや・・・」
「よしよし、いい娘だ 乱暴な事はしねぇから大人しくしてろ」

  ええぇ・・・ されてるし・・・

胸を揉んでいたオジサンの手が美咲のシャツを捲り、ついでにピンク色のブラジャーも捲り上げる

 うそ・・・ オッパイ出しちゃった・・・

それだけでは済まない、青空の下晒された美咲の胸はオジサンの両手に包まれ揉みあげられた

 いや・・・ いや・・・

美咲の胸を揉む大きな手は易々と小さなオッパイを隠している
こんな大きな手に胸を触られるのは勿論初めてで、夫とは違う愛撫に戸惑いを感じていた

「心配するな 俺が見張ってってやるからよ、楽しめ」

 そんな事言われても・・・ いや・・・ いや・・・ あれ・・・

「んっ・・・ んっ・・・」

 あぁ 大きな手・・・ いいかも・・・

「いいね よく使われてる良いオッパイだ、後でもっといい事してやるからな」

 もっと?どんなこと?

「んっ んっ あっ」

少しづつ強さを増す大きな手は揉んでいるオッパイだけに留まらず、周囲に貯えた余分なお肉も揺らし始める

 ちょ・・・ 強いっ 強いっ

「うっ ううっ あうっ」

初めてだった 青空の下で愛撫を受ける事もそうだが、それよりも乱暴に胸を揉まれる事は美咲にとって初めての経験だった

「まって あうっ 強いっ ううっ」
「どうだ 好きか?嫌いか?」

 こんなの・・・ こんなの・・・

「好き・・・かも・・・ あうっ」

耳に入ってくるセミの声、その鳴き声の大きさに少しぐらいなら声を出しても大丈夫と感じた美咲は与えられる快感に任せて喘いだ

「あううっ ああぅ あううっ」

初めて出した苦しみが混じったような喘ぎ声、夫には聞かせた事のない声をオジサンに聞かれているが
そんな事どうでもよくなっている
オジサンの手が胸から離れると苦しみの快感から解放され、閉じていた目を開けて青空を眺めた

 あ・・・ オジサンの手がパンツに・・・

「えっ?オジサン!?」
「そのまま寝てろ」
「でもっ でもっ」
「いいから動くな」

オジサンが指に掛けたのはウエストがゴムのらくちんパンツ、簡単に履ける美咲のお気に入り
勿論、脱ぐのも簡単なのである

「だめっ やめてっ」

と言ってる間に膝の下まで下ろされた
それだけで終わるはずがない ブラジャーがピンクならパンティーもピンク
そのピンクのパンティーに指が掛る、もちろん美咲は抵抗したがそんなものオジサンからすれば無抵抗に等しい
パンツとパンティーを脚から抜かれた後は、胸の上にある捲り上げられたままのシャツとブラジャーを剥ぎ取られ仕上げられた
顔にメガネは残っているが、いわゆる素っ裸という状態である

「どうだ 人が来たら姉ちゃんの人生終わりだぞ」
「酷い・・・」
「人生の中で昼間の公園で真っ裸になったことあったか?ないだろ」
「服を・・・」
「またまた初体験ってわけだ 興奮してきただろ」
「お願い・・・服を・・・」
「よし、次だ 脚を広げろ」

 聞いてくれない・・・ 終わった、私の人生終わった・・・

体を起こせば人に見られる、騒げば人の注意を引くことになる もう祈りながら言われた通りにするしかない
ベンチに背中を預けて足を開き、ベンチから出た足の先は地面に下ろす
しかし下ろした足はオジサンの手によって持ち上げられ、股間が上を向いたところで脚をいっぱいに広げられた

「どうだ、まんぐり返しだぞ お天道様に全部見てもらえ」

 嗚呼、空が青い・・・ オマンコ見られちゃってる・・・

「ケツの穴が丸見えで良い眺めだ」

 そっち!?

「おおっ ヒクヒクしてるぞ」

 見ないで・・・ 見ないで・・・

「何か臭わねぇか」

 出掛ける前にウンチしました・・・

「何かついてるな ちり紙か?」

 ちり紙・・・ お尻を洗った後に拭きましたけど・・・

空は鮮やかな青、それまでの人生で考えもしなかったところにまで陽の光が刺さってくる

「おぼこい身体してるのにマン毛ぼーぼーだな、ちゃんと洗ってるか?」

 なんでそんなこと言うの・・・

「よし、マンコを日干ししてやる」

 日干しって・・・ 

「どうだ 気分良いだろ」
「うん・・・ いいかも・・・」

 凄い解放感・・・ なにこれ・・・

「だめだな 干してるのにマンコがどんどん濡れてきやがる はっはっは」

 笑えない・・・

向けないようにしていた視線を自分の股に向けると、ちょうどオジサンが陰毛の茂みに顔を近付けている最中だった

「おお、いいね 女の臭いだ」
「んっ・・・」

開いた股の間に柔らかい舌が這う、それは滲み出た愛液を舐め取っただけで直ぐに美咲は解放された

オジサンと並んでベンチに座る美咲は服を着ているが、まだ放心に近い状態のようだ
心の疲労は身体も疲労させ、オジサンの肩に頭を預けて目の前にある植木の緑を眺めている

「すまなかった、ちょっと刺激が強すぎたか」
「うん・・・」
「悪くはなかっただろ」
「うん・・・」
「もう少し休むか?」
「うん」

肩に置いたままの頭 美咲は疲労を理由にオジサンに甘え、オジサンは美咲の心が回復するまで寄り添う

その夜、美咲は夫に求められた
いつもと同じ愛撫、いつもと同じようなセックスだったが美咲は二度の絶頂を得る事ができ
二人はいつもより少し長い抱擁で余韻に浸った

次の日、美咲は公園には寄らずに真っ直ぐスーパーに向かった
夫の愛情を一身に受けた翌日、抱き合い二人で余韻に浸った夢見心地の時間は記憶に新しい さすがに後ろめたさを感じている
その次の日、美咲は公園のベンチでオジサンを待った その次の日も その次の日も 
そしてその次の日もオジサンを待ったがオジサンが現れる事は無かった