番外・息子の先生 [由美子の章]

[111] 番外・息子の先生 [幸彦の章]初恋  tttt :2019/08/16 (金) 11:03 ID:OWpjDIgI No.27214
初恋43



 秀子は、大山正志から聞いたアパートの前に立ち、二階を見上げた。そこは、道弘が借りている部屋だった。純、達彦、道弘の札付きの不良三人も、かつては一戸建ての家に住んでいたという。しかし、三人の父親たちが大山電気をリストラされてから、家を売り、引っ越していったという。家族が、バラバラになっていったのだろうか・・・
 秀子は、錆びた鉄の階段を、コンコンと上がっていった。そして、道弘の部屋の前に立った。二階の通路を見渡す。どの部屋の前にも、洗濯機が置かれていた。それらは、例えば大山電気が販売している最新式の洗濯機ではなかった。どこのメーカーかもわからないほど古びた、ふた昔も前の旧式の洗濯機だ。針金のハンガーで風に揺れる洗濯物、汚れた子供の三輪車・・・それらが、底辺での生活の匂いを秀子に教えるのだった。裕福な家庭に育った秀子は、経済力のある夫と結婚し、今でもお金に苦労することはない。したこともない。秀子は、道弘の部屋の呼び鈴を押した。



 「ど、どうして・・・ひ、ひ、ひで、秀子先生が・・・」



 ドアを開けて出てきた道弘が、驚愕して後ずさった。秀子は部屋の奥を見た。乱れた内部は、高い所から転げ落ちてきた匂いを放っていた。そんな香りと無縁に生きてきた秀子は、今からその中に入ろうとしている。どうして?何のために?大山正志を男にする約束をした秀子は、その前に、三人の不良の中で一人だけ強姦を許していない道弘に、この肉体を犯させなければならなかった。なぜ?大山正志の童貞の勃起・・・そのサイズは、ご主人様、牛尾先生の男根と匹敵していた。その若竹に女の粘膜を教える。その前に、秀子を蹂躙しにやってきた不良たちとはケリをつけなければならない。それは、底辺を知らずに生きてきた秀子自身への戒めなのか?高い給料を入れてくれる海外に住む主人を裏切り続ける女への罰なのか?そして・・・その先には・・・何があるのか?


 ・・・幸彦くん・・・


 ・・・渡辺先生・・・


 運命の少年、そして淡い恋心を抱く男性の名前を心に浮かべ、秀子は道弘を見すえた。怯える道弘。秀子は、迷っていなかった。全ては、導かれているのだ、秀子の豊満すぎる肉体。オスを引き寄せにはおけない美しく熟れた豊満な肉体に、秀子は自らの運命を委ねた。





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 「あ、それは・・・」



 秀子が視線を、床に放り出されている雑誌に移した。それは先ほど、道弘がマスターベーションに使っていた雑誌だ。



 「へえ、道弘くん、あなた、こういうのが好みだんだね・・・」



 『巨乳熟女』、『爆乳人妻』等の雑誌を、拾い上げた秀子が、怪訝な表情をして鼻をクンクンと鳴らした。そして、道弘の方に向き直り、ニンマリと微笑みながら近づいてくる。その姿には妖艶な炎が揺らめいていた。道弘は、逃げるようによろめくと、転ぶように椅子に尻をついた。



 「道弘くん、オナニーしてたのね。雑誌に掛けたでしょ。凄い匂いがしてる。ねえ道弘くん、私、あなたの趣味に合う?一応、人妻で、三十九歳なのよ」



 目の前に立った秀子を、道弘は見上げた。巨大なニットの胸の膨らみを見た。そのニットの裾を、秀子が両手で潔くがばりと持ち上げる。飛び出す、巨大なカップのブラに包まれた二つの脂肪の塊り。



 「ねえ道弘くん、私、94センチのHカップなの。道弘くんの好みに合う?ねえ、見て」



 細い両腕を背中に回して、ホックを外した秀子は、転がるように落ちてくるカップを受け止めた。ボロン・・・と飛び出す、豊満な乳房。それは、美巨乳だ。巨大な乳房はしかし、全く垂れることなく釣り鐘型につんと上向いている。その迫力とは逆に、ピンク色の乳輪は小さく乳首は小粒で可憐だ。見惚れる道弘の膝の上に、秀子は自らの下着を置いた。



 「でもね、道弘くん、最近この下着、きつく感じるの。どうしてかしら?ねえ、道弘くん、サイズ計ってくれないかしら」



 目ざとく見つけたであろう、テーブルの上のメジャーを秀子は手に取って、道弘に差しだす。そのメジャーは奇しくも、巨根自慢の道弘が使っているものだ。汚すために部屋に連れ込んだ少女たちの目の前で自分の勃起のサイズを計り、巨根を見せつけ、それから犯す。それを見て、純と達彦が笑う。少女たちを侮辱するための道具だった。奇しくも、道弘を圧倒する乳房を計測するために、今、使わされようとしている。しかし道弘は、抵抗もなくメジャーを受け取った。そして、突きだされた美巨乳に魂を奪われたように手を伸ばすのだ。秀子の背中にメジャーを回し、乳首の上を通し、胸骨の真ん中で合わす。



 「何センチ?道弘くん」
 「きゅ・・・96センチ・・・」
 「え?2センチも大きくなってる。・・・ねえ、アンダーも計って」



 まるでスイカのような二つの乳房を両手ですくい上げる秀子の背中に、道弘はもう一度メジャーを回した。道弘は、自ら使うメジャーにまるで絡めとられていた。かつて凌辱した少女たちのように・・・



 「ねえ、何センチ?」
 「ろ、65センチ・・・」
 「じゃあ、Hカップでは駄目ね。Iカップに買い替えないといけなわ」
 「あ、秀子先生っ」



 サッと身を屈めた秀子が、椅子に座る道弘の膝の間に入り込んできた。たっぷりと乳房が揺らしながら、秀子は道弘のベルトに手を回す。そしてデニムを両手でずり下げるのだ。道弘は抵抗することもなくお尻を持ちあげていた。目には期待と共に豊満な美巨乳だけが映っている。デニムごとずり下がっていったパンツの中から、勃起が飛び出す。



 「ふふふ、大きいね、道弘くんのおち○ぽ。ああ、硬くて熱いわ」
 「ああっ、秀子先生っ!」



 勃起を握られ、にゅるにゅるとしごかれながら、道弘は豊満に揺れる美巨乳を内腿に押し付けられていた。この世のモノでないような柔らかさ。



 「ねえ道弘くぅん・・・私はあなたの好みに合うぅ?39歳の子持ち人妻でぇ・・・バスト96センチのIカップなのぉ・・・ねえ?どうなのぉ?」
 「うああ・・・タイプだよお・・・ぐおお・・・秀子先生みたいな女、すげえ好みだよお・・・」
 「ありがと。ふふふ、じゃあ、あの時の続きね。パイズリしてあげる」
 「ぬうおっ!秀子先生っ!」



 ずいと前に出てきた秀子に、道弘ははさみきられた。両手ですくい上げられた96センチIカップ乳に、やすやすと勃起をホールドしきられた。かろうじて苦しそうに谷間から顔を出す亀頭の先端。その姿は、少女たちを犯してきたが本当は哀れだった自分自身だった。巨根を見せつけ怯える少女たちを見下してきたが本当は惨めだった道弘自身だ。その亀頭の割れ目に、秀子は赤い舌を伸ばしてうふんうふんと舐める。それはまるで親猫が子猫を舐めるような、慈愛の行為だった。



 「秀子先生っ!気持ちいいよ秀子先生っ!」


 道弘は尿道から入り込む快感に全身を支配されて叫んでいた。