卯月27【最終話】

[1] スレッドオーナー: とある妻の物語 :2015/03/29 (日) 01:17 ID:Hl6uR8CM No.20642
とある妻の物語
〜卯月(27)
[最終話]



コーヒーを注いでいると、後ろから「、、大丈夫ですか?、、、」とG課長の声。
彼もコーヒーのお代わりを注ぎにきたらしい。
いや、、わざわざ僕の様子を見にきてくれたのだろう。

「ははっ、、もう大丈夫です、、Gさんのおかげです、、」
と、耳打ちしてくれた彼に感謝した。
彼の耳打ちと妻のテーブルの下の悪戯がなかったら、僕はコントロール不能になっていたかもしれなかった。

「、、すいません、、僕らも調子に乗りすぎました、、」と少し恐縮顔のG課長。

「いやいや、、いいんですよ、、まあ、いい刺激になりますし、、ははっ、、」

声のトーンを落とす彼。
「、、、、あの、、、実を言うと、かなり羨ましいです、、、それ、、」

それ?、って、、どれ?、、というような表情を僕がしていたらしい。

彼が言葉を探す。
「、、あ、、その、なんて言うのか、、、イイ夫婦関係、、ということですよ、、ははっ、、」

彼の意図が全く掴めなかった僕は、「、、はい、、、」としか言えなかった。

コーヒーを注ぎながら、目の下のカップに話しかけるように彼が言う。
「、、、実は、□□さんに相談したいことがありまして、、、」

相談、という言葉に、ちょっと身構える僕。

だいたい、仕事とかプライベートでも、相談、というものは、面倒臭くて、ろくなものじゃない、と今までの経験で知っていた。
そんな僕の警戒心を感じ取ったのか、彼が、僕に向き直り、
「、、あ、、大したことじゃないんです、、、相談なんて大げさなものじゃなくて、、お願い、、ですかね、、」

立ったままコーヒーを口に運びながら僕が、聞き返す。
「、、お願い、、ですか?、、」
僕に?、、何だろ、、、

たった今思いつくのは、[もう一度Mさんを抱かせてくれ]、ぐらい。
もちろん、この場での返事は、NOと言うつもりだった。

「、、はい、、まあ、、□□さんにしか、こんなお願いできないのですが、、」

、、そら来た、、

彼が、キョロキョロと周りに人がいないことを確認して、僕の前に一歩寄った。
「、、、あの、、今度、僕の家内とデートしてもらえませんか?、、」

、、、、はっ?、、、

何て言った?、、、
デート?、、G課長の奥さんと?、、、

、、、誰が?、、、と思いながら、無意識に自分の顔を指差す僕。

真面目な顔で、うん、と頷く彼。

ええっ?、、、ちょっと待ってくれ、、、
そんな、お願い、は、まったくの想定外。

何と返事をしていいのか分からなくなった僕は、彼の顔をジッと見返すことしかできなかった。

「、、あ、、もちろん、今すぐ返事をくれなくてもいいです、、、また後日、ということで、、ははっ、、」
と、恥ずかしそうな笑いを浮かべる彼。
もともと日焼けしていた肌でよく分からなかったが、かなり顔が赤く熱くなっているに違いない。

きっとそれなりの勇気を振り絞って、その、お願い、を口にしたのだろう。
確かに、僕だから彼の気持ちがよく分かるのかもしれない。

、、ひとまず真摯に応えなければ、、、
「分かりました、、あ、、OK、ということじゃなくて、後日、ということで、、、」

「、、あ、、はい、、それでイイです、、、」

F君とE君が席を立ち、こちらにやって来るのに気づいた僕は、G課長の肩越しに彼らの方を見た。
そこでこの会話はここで終わって、少しホッとした。

若い二人には、妻からデザートをゲットしてくるように指令が下されたらしい。
妻の好みを彼らに伝えてから、僕とG課長は、コーヒーカップを手にテーブルに戻った。

戻りながら、隣のテーブルの男性達が、相変わらずチラチラと妻の方を見ていることに気づいた。
ミニスカートから伸びる組まれた脚にも横からの鋭い視線が飛んでいる。
先ほどの、泡踊り、の話もその男達の耳にも届いてしまっていたのだろう。

「はい、、お待たせ、、」とコーヒーカップを妻の前に置く。

「ありがと、、」
と微笑む妻が、正面に座る僕とG課長の顔を見比べるように視線を走らせたが、すぐにテーブル上の会話に戻った。

皆の話を聞いていると、次回の、Mさんを囲む会、は、いつ、どこで、しましょうか?、というような話題に切り替わっていたようだった。
夏頃を想定しているらしい。
高原ゴルフ、海、山登り、キャンプ、などなど、泊まりを想定したプランを好き勝手に並べる彼が言いたいことを言っていた。

もちろん妻もその話しに加わっているが、はぐらかす感じで消極的だ。
主役の妻がそんな感じなので、話しがまとまらない。

予想通り、「□□さんは、どこがイイと思います?」と、彼らが僕に矛先を向ける。

将を射んと欲すれば、先ず、、、か、、、
確かに今回、馬である僕がOKしたことが、結果として彼らにとって夢のような体験をもたらしたことは事実。

僕も大興奮することができたし、想像も及ばなかった刺激になった。
ただ、、今はその次を考えることができない。
お腹いっぱいだし、こういう時には、針は逆に振れる。

「、、ま、、考えておくよ、、、」
玉虫色の返事だが、これで十分彼らは察してくれた。

「、、あ、、、そうですよね、、」
そんな気遣いのできる彼らだからこそ、妻を一夜共有した後でも、今ここで和気あいあいと席を共にできているのだろう。

「、、じゃあ、、□□さんとMさんが、参加したくなるような企画を考えておきますね、、」
と張り切る彼ら。

「おいおい、、、その熱意を仕事に回してくれよ、、」
とG課長がツッコミを入れて、皆が笑った。

チェックアウトのために、そろそろ部屋に戻らなければならない時間。
ちょうどフルーツの山盛りを、妻がペロリと平らげたところだったので、朝食会は、お開きになった。


席を立ち、皆でゾロゾロとレストランの出入り口に向かう。
振り返ると、僕の後ろについてきていると思っていた妻の姿がない。

あれっ?、と思い、見ると、妻がまだ隣のテーブルとの間で立ったまま、そこにいた男達と何か言葉を交わしていた。

ナンパ?、、こんなところで?、、と思ったが、別に強引に引きとめられている感じでもない。
僕らは足を止めて妻を待ち、少し離れたところからその様子を眺めていた。

まさか、妻を知っている人物じゃないだろうな、、、
と不安を覚えた。

二つ三つの言葉を交わした妻が、失礼します、というような仕草をしてから、早歩きで僕らに方に追いついてきた。

「大丈夫でした?」、と心配する彼らに、「うん、全然大丈夫よ」、と妻。

スッと僕の横に肩を寄せてきた妻に、「、、何だった?、、、」と僕が聞くと、

「、、、名刺下さい、って言われた、、、」と妻。

「名刺?、、」

「うん、、、何のこと?、って思ったけど、、持ってませんよ、って言ったら、、、じゃあ、お店の名前教えて、って、、フフッ、、」

「ははっ、、」
どうやら、隣のテーブルの男達は、僕らの会話から妻のことをピンクコンパニオンかデリヘル嬢とでも勘違いしたらしい、、、
「で?、、、」

「違います、って言って逃げてきた、、、、」
と妻が僕に腕にすがるように寄り添ってきた。
ちょっと怖かったらしい、、、

妻の足元がフラつくのを感じたので、僕は、妻の腰に手を回し、支えながら歩く。

妻が片手で口の横に壁を作るので、んっ?、と耳を寄せる僕。
前を歩く彼らの背中を見ながら、歩きながらの内緒話。

「、、、すごくHな目で、、ジロジロ見られた、、、」

そりゃ、そうだろ、、と思ったが、口には出さない。

「、、でね、、、お姉さんなら、、ハァ、、いくらでも出すよ、、って、、」
どことなく興奮しているような吐息が混じる妻。

うん、と黙って聞く僕。

「、、でね、、今から、、ァァ、、部屋に来ないか?、、って、、」

うん、うん、と頷きながら妻の腰を引き寄せる腕に力がこもる。

「、、、絶対、、嫌なのに、、、でも、、、、」

「、、でも?、、、」

「、、、ん、、何でもない、、」

どうやら、露骨ないやらしい視線に感じてしまったらしい。
僕に言えないようなHな妄想もしたのかもしれない。

どんどん淫らになっていく妻。
そんな妻にドキドキさせられるのが堪らなかった。



>>>




旅館を後にした帰り。

走り出す車の中で、ハァ、、と一つ溜息をついた妻が前をボーッと見ている。
疲れた感じではなく、物思いにふけっているような雰囲気。
色々と思い出しているらしかった。

僕は、あえて黙々と運転に徹する。
そうしていたのは、妻には妻のペースがあると知っていたから。
昨日から色々なことがあったし、、、あり過ぎた。

妻も火照った頭をクールダウンしたいだろうし、それは僕も、同じだった。

でも、結局、頭を冷やすことなんかできなかった。
それどころかあらゆる場面が頭の中でフラッシュバックして、興奮が昂まってくるばかり。
運転しながら、誰にも邪魔されない空間で妻と二人っきりになっている安堵感もあって、それが僕の興奮を後押ししていた。

妻は?、、、妻もそうなのだろうか?

無性に妻にキスをしたくなってきた。

信号で止まった時に、助手席の妻の方を見ると、妻も僕の方に首を回す。

自然と、お互い顔を寄せて、唇を合わせた。
軽く、、軽く、、そして、、激しく、、激しく、、

舌を絡ませながら、んっ、、フッ、、と、甘い吐息を漏らす妻。
妻が僕の元に帰ってきた、と感じる瞬間。

前の車が動き出すまで、口の周りがお互いの唾液でベトベトになるほど唇を重ねていた。

唇を離しながら、ハァァ、、と妻が熱っぽい吐息を一つ吐く。
「、、フフッ、、、すごく恥ずかしくなってきちゃった、、、」

なんだか、久し振りに妻の声を聞いた気がした。

「、、ははっ、、でも、僕は楽しかったよ、、、来てよかった、ありがとう、、、」

「、、フフッ、、それなら、よかった、、」
とホッとしたような笑顔を浮かべながら脚を組む妻。
肩から重たいものを下ろしてリラックスした感じが伝わってきた。

やっと不思議な国からの出口を見つけて戻ってきた感じだった。
先ほどのキスが扉の鍵になったのかもしれないし、僕の言葉が出口の扉を開けたのかもしれない。

元同僚達の前で全てを晒してしまった妻。
やっちゃった、という恥ずかしさや後悔もあるはずだが、まあいっか、という諦めに似た思考が入り乱れているのだろう。
それは、僕も同じだった。



さて、妻が迷い込んだ不思議な国は、どんな所だったのだろう?
妻が見た景色、感じた空気はどんなものだったのだろう?

お土産話を聞こう、、、

「、、、どれが一番だった?、、」
一番感じたのは、どれ?、という意味で聞いてみた。

「んっ?、、、フフッ、全部よ、、、」

妻らしい答え、というか、今はまだ決められないらしい、、、

「ははっ、、泡踊り、は?、、、」

「、、あれね、、凄かったわ、、、いっぱいイッちゃった、、」

「何回ぐらい?、、」

「フフッ、、そんなの数えてないわ、、でも、、、軽いのも合わせると、、たぶん10回ぐらい?、、」

そんなに?、、、
そんなに逝ってしまってフラフラにならなかったのだろうか?

妻に聞くと、朝食会で彼らから聞いたとおり、Hな雰囲気というよりも、明るく楽しい不思議な雰囲気の中で、笑って、逝って、を繰り返していたらしい。
彼らが冗談を言いながら妻の予想できないことをするものだから、クスクスと妻が笑っている最中に、急に、アッ、イッちゃう、となって、ビクッ、ビクッと短く痙攣してから、その快感の波が引くと、またすぐにクスクス笑いだす、といった具合だったらしい。
僕がその場にいたらそんな雰囲気にならなかったかっただろう。

妻の話を聞きながら、ふと、以前、妻に聞いたことのある心理テストを思い出した。
[今、一番好きなスポーツは?、好きな理由は?]、というもの。
その時妻は、テニスのダブルス、を思い浮かべ、みんなで楽しくできるから、とその理由を答えた。
実はこれ、どんなセックスを好むか、という深層心理を覗く心理テスト。
その時僕は、妻には心理テストと告げずに、何気なく聞いただけだった。
妻からその答えを聞いて、僕は密かに興奮しながら勝手にこう解釈した。
パートナーと一緒に二人を相手に楽しむ、そんなセックスを妻は、深層心理で求めているのかもしれない、と。

それはそんなに間違った解釈じゃなかったのかも、と思いながらハンドルを握っていた。



「、、フフッ、、でも最後は、フラフラだったわ、、」とクスッと微笑む妻。

「これで?、、」
と僕が左手でジャンケンのチョキを妻に向けると、
「フフッ、、これね?、、」
と妻もチョキを作り僕の指の間にそれを押し付ける。

最初に深く逝ってしまったのは、その、松葉崩し、だったらしい。
キャッ、とうつ伏せから横向きにされた妻の脚の間に彼らの一人が脚を絡ませてきて焦った妻。

「、、そのまま、されちゃうかも、ってドキドキしたわ、、」、と僕を刺激する。

彼らの股間や玉袋が妻のアソコに素股のように直接擦り付けられるのは、ある意味、「凄くHだった」と妻が溜息をついた。

それで何度か逝かされたようだ。

そのあとの上下サンドイッチは、彼らが思いついたマットプレイの変形。
つまり下の人がマット代り。
まず、仰向けになった彼らの一人の上に仰向けの妻が乗せられ、他の彼らが順番に覆いかぶさるよう泡だらけの体を重ね合わせてきて、全身ボディ洗いをされたらしい。

下の彼の勃起した男根が脚を揃えた妻の股の間に挟まっている状態で、上からもヌルヌルした硬い男根が全身に擦り付けられるのだから堪らなかったらしい。
凄かったのは、上からも脚の間に股間に男根が差し込まれたときだったらしい。
揃えた妻の股間の隙間が上下からの二本の男根に埋められ、妻のアソコを洗うように擦り付けられ、
「、、ハァ、、ほんと、、、おかしくなりそうだった、、、」
と遠くを見る妻。

あまりのいやらしさに、一瞬で昇りつめてしまったらしい。

彼らは射精しなかったのか、と聞くと。
「、、、もちろん、出してたわ、、、じゃないと終わらないでしょ、、」

その様子を聞きながら、あまりの興奮で、何度も、ああ、と僕の口からため息が出た。

「、、フフッ、、、握っちゃった、、、」
泡の松葉崩しでお互いの股間を擦り合わせながら、自然と男根を握ってしまい手コキをしてしまった妻。
それであっけなく2人が昇天。

上下サンドイッチでは、2本の男根が互い違いに妻の股の隙間に擦り付けられ、そのまま精子を噴き出したらしい。
それはまるで妻の股の隙間を使ったオナニー。

サンドイッチ2セット目には、隅々まで綺麗に洗う、と称されて、妻の全身に何本もの手が這い回っていたらしい。

ああ、、凄い、、話を聞くだけで、、僕も逝ってしまいそうだ、、
、、見たかった、、、残念、、、

ううっ、くっ、と唸りながら運転していた僕を見て妻がクスクス笑う。
「、、フフッ、、大丈夫?、、事故らないでね、、」


入れたい、と言われなかったのか、と聞くと、
「、、、言われた、、、でも、、、」

「でも?、、、」

「、、それは、ダメって言ったわ、、」

「なんで?、、入れてもらえばよかったのに、、、」

「えっ?、、、ダメよ、□□君いなかったし、、、、」

「、、、俺がいないとダメ?、、」

「だって、、、見たいでしょ?、、」

「ははっ、、見たい、、、」

「フフッ、、、でも、言いそうになって、、、すごく我慢したのよ、、わたし、、」

だから朝食前のユニットバスで発情しきった妻に僕が襲われたらしい。
泡踊りで散々逝かされた妻だったが、やはり硬く大きいモノで奥まで満たして欲しかったようだ。

「、、、欲しかった?、、」

前を見たまま、うん、と頷く妻をみてギュッと心臓が掴まれたようになる。
「、、、もっと勇気出して欲しかったわ、、フフッ、、」
と妻は謙虚過ぎた彼らにやや不満気だった。

「ははっ、、、」

「、、、でも、もしそうなってたら、、、どうなってたのかな?、、わたし、、」
と、再び潤んだ瞳で遠くを見ながら、ハァ、、と吐息をつく妻が組んだ脚の膝に置かれた両手の指をギュッと組み合わす。

「、、でも、、、凄かったよ、、、特に、J君とGさんに入れられてるときは、、」

「えっ?、、、何の話し?、、」と驚き顔で僕の横顔を見る妻。

「えっ?、、、」と、逆に僕が驚く。

「、、、えっ?、、、そうなの?、、いつ?、、、、、」
と妻が両手で頬を挟み込み、何かを思い出そうとする仕草をみせた。

覚えていないのか?、、、

「、、、あっ、、もしかして、、あれ、、って、、、そうだったの?、、えっ?、、」
妻が何かを思い出したようだ。

「、、思い出した?、、」

「、、、、、、、、、、」
信じられない、というような表情で、しばらく両手で頬を挟んだまま、昨夜の記憶を呼び出そうと、ジッと前を見つめていた。

妻の邪魔をしないように僕は黙って運転していた。

「、、、ぁ、、、ウソ、、、、」
と妻が何かハッキリしたことを思い出したらしい。

「、、、嘘じゃないよ、、、」と僕が告げる。

「、、ァァ、、□□君が、、でも、、ァアッ、、そ、、んな、の、、」

妻が急に胸をグッと突き出し、前ボタンを外していたジャケットの裏側にクロスした両手を差し入れ、ポロシャツの上からノーブラの胸を両手で揉み始めた。
「、、アァ、、嘘、、嘘、、、アアッ、、ァァ、、ンッ、、アアッ、、」

走る車の助手席でいきなり胸を揉みしだきながら悶え始める妻。
「、、アアッ、、そうなの?、、んっ、、フッ、、」

「、、うん、、順番に、一人づつ、、、、」

聞きながら、尖った乳首を摘まんだらしい妻が、アアッ、と声をあげ、身体をビクビクと震わす。

組んでいた脚を解き、膝を持ち上げ脚を開く。
開かれる太ももでミニスカートがずれ上がり、ダッシュボードに向けて晒されるノーパンのアソコ。

パンプスのヒールをシートの端に突き刺すように引っ掛け、助手席でM字開脚をした妻が、胸を揉んでいた右手を下げ、脚の間に差し込み、激しく動かし始めた。

「、、アッ、、そんなの、、アッ、、アッ、、ィヤァ、、ァァアアッ、、」

白昼の走る車の助手席で、いきなり発作的なオナニーを始めた妻。

えっ?、、と僕が驚いていると、、、

右手を追いかけるように左手も股間に隠れ、すぐにクチャ、クチュ、と溢れる愛液の水音が聞こえ始めた。

「、、ッんん、、アアッ、、ィ、イッ、、、クッ、、、」

本当にあっという間だった。
絶頂に昇りつめる妻の背中がグッと反り返り、跳ね上がる顎と共に栗毛色の髪の毛がフワッと揺れる。

そして、天井に向かって口をパクパクさせながら抑えきれない喘ぎ声を放ち、ビクン、ビクンと身体を激しく痙攣させる。

「、、ン、アアッ、、ンッ、アアッッ、、ァァァアアア、」


股間に差し込んだ両手を太ももでギュッと挟み込みながら、浮かした腰を前後にガクガクと揺さぶる。
「ッッアアッ、、イヤァ、、ァァ、、、」
ヒールパンプスの裏側がダッシュボードに叩きつけられて大きな音を立てる。

ビクッ、ビクッ、ビクッと仰け反りを何度も繰り返す妻。
「、、ンッ、ンッ、、フッ、ァァ、、クッ、、、んっ、、ァアッ、、」

最後に、ピーンと弓のように反り返った身体が数秒そのまま静止し、、、、


フワッと落ちるようにシートに身体が収まった。
、、ハァ、、ハァ、、ハァ、、んっ、、ハァ、、ハァ、、、

僕の方に傾けられた妻の顔を乱れた髪が覆っている。

、、、イッてしまった、、、
彼らの男根が中に埋められたことを知って、、それを思い出しながら、、、一気に、、激しく、、、




、、ハァ、、、、ハァ、、、、んっ、、、ァァ、、、、ハァ、、、

しばらく余韻を漂っていた妻だったが、ハァァァァーー、と長い息を吐き出し、顔にかかっていた髪をかき分け、僕の横顔をジッと見つめる。

「、、また、、、イッちゃったね、、、」と僕。

「、、うん、、□□君のせいよ、、フフッ、、、わたしも、変になっちゃった、、」
と、気だるそうに微笑む妻。

「、、、イイよ、、もっと変になって、、、」

「フフッ、、イイの?、、、興奮する?、、、」

「うん、、、堪らない、、、大好きだよ、、、」

「、、、それ、知ってるわ、、、フフッ、、、あのね、、、」
と妻が身を伸ばして僕の横顔にキスをする。

そして、満開の桜のような笑顔で、、

「、、わたしも、、、大好き、、、」と。



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とある妻の物語〜卯月〜