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妻・郁子 初めての寝取られ物語

[1] スレッドオーナー: スミタニ シゲル :2021/09/24 (金) 11:15 ID:quYBcg4E No.29289

「妻が自分公認で他の男性とセックスをしている」

こんなにも異常で、こんなにも興奮するシチュエーションを私は他に知りません。

もう5年前になるでしょうか、なんの目的もなくボーッとネットサーフィンしていて本当に偶然このサイト「妻と

勃起した男たち」に巡り合ったのがすべての始まりでした。


5年前ですから昭和50年生まれの私は41歳。昭和55年生まれの妻郁子は36歳でした。

子供は高校生の娘が一人。建設関係のどちらかと言えば職人系の仕事の私。

19歳の若さで嫁に来た妻はズッと専業主婦。仲良しで賑やかな家庭を築いています。

朝が早く、そのかわり帰宅が早い私はほとんど寄り道もせずに真っ直ぐに帰る真面目亭主。

妻と一緒に料理を作ったり、掃除などの家事も子供の世話も必ず積極的に分担します。

そして一日の終わりに子供も寝かせて妻と差し向かいの晩酌が何よりの楽しみなのでした。

そしてそのままの流れとムードでセックスになるのです。結婚以来、妻が生理の週以外はほぼ毎日です。

今でもほぼそれに近いリズムです。

そんな幸せ一杯な、妻のすべてに大満足だったはずの私に「寝取られ願望」が芽生えてしまったのです。

自分で自分のことを「真面目亭主」とか言いましたが、浮気もありましたし風俗にも行ったことはあります。

しかし決して続いたことはありません。嵌ったことなどありません。妻がイチバンだったからなんです。

本当に最高の妻なのです。母としても、妻の対外的役割としても、その若々しさも、明るさも、そしてベッドの

中での妖艶さも、もう何も言うことはない妻なのです。

それなのに、そんな最高に大切な妻なのに、他の男性に差し出したい、他の男性とセックスしてほしい。

このどうしようもない欲望が日増しに膨れ上がっていきました。

しかしそんなことを妻に言えるはずがありません。ひとり悶々とサイトを開けてはオナニーに耽るのです。

妻とセックスするときは自分が自分ではない他の男性なんだと想像するのです。

今まさに妻は自分以外の男性とセックスしているんだ、と思いながら自分が妻を抱くのです。

そんなことで「寝取られ願望」を満足させようとしていました。

「パパ最近スゴいねぇ!新婚の頃に戻ったみたいだよ。どうしちゃったの?」

「エッ?そうかな?きっと郁子がますます艶っぽくなって来たからだよ」

「まさか!まぁパパが頑張ってくれるの私は嬉しいけど、無理しないでネ」

なんとか誤魔化しましたがさすがにドキリとしました。

そんな状態が半年も続いたでしょうか、遂に我慢出来なくなったのです。

その最中です。

「郁子、俺以外の男としたいと思わないか?」

「今してるのが俺じゃなくて、他の男だと想像したら興奮しないか?」とか口走ってしまったのです。

失敗でした。今まで悶えていた妻が瞬間で正気に戻り、サッと上体を起こして私を睨み付け、

「何言ってるの!そう言うことだったの!最近スゴいと思ってたら私を他の女と思ってしてたのね!」

「ハッ!?ち、ちがう!ちがう!そうじゃないよ!そんなはずないじゃないか!」

「だったらなんでそんな変なこと言うの?おかしいじゃん!」

「イヤッ俺がそんなはずないじゃないか、その逆なんだよ」

「ハッ?ハァ?逆?逆ってどういう意味なの?」

「だから、あの、郁子が他の人としてるの想像したら堪んないんだよ、俺!」

遂に言ってしまったのです。まさに一か八かのヤケクソだったのかもしれません。

その瞬間の郁子のなんとも言えない複雑な表情を私はきっと一生忘れることはないと思います。

                                         つづく


☆この下手くそな文章は実際に経験したことをベースにはしておりますが基本的にフィクションです。
 しかもダラダラとなかなかストーリーが進展せず皆さまをイライラさせてしまいそうです。
 ですが「寝取らせ実現」までにはやはり一朝一夕ではどうにもならない現実がありました。
 その時々の葛藤や興奮、そして虚脱。そういった事をなるべく細かく表現したいのです。
 お付き合いいただければ幸甚です。宜しくお願い致します。


[2] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  tetu :2021/09/26 (日) 06:39 ID:Q.qAg7pg No.29294
名作の予感ですね。
完結まで宜しくお願いします。


[3] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/09/26 (日) 10:16 ID:Fw6vD8.c No.29296
tetu様 
わざわざのコメントありがとうございます。過分なお言葉、恐縮です。
名作にはとても及びもつかない駄作なのは間違いないところですが、実体験をもとにしたお話です。
書きながらその時のことをリアルに思い出して興奮している変態オヤジですが宜しくお願い致します。
それでは続きを始めさせていただきます。


この時の私はきっとどうかしていたのだと思います。

セックスの最中でしたから二人共真っ裸です。郁子が怒り出さないのを良いことに必死になってしまいました。

「変なこと言って申し訳ない!ちょっとそのまま待っててくれ」と言ってタブレットを取りに行きます。

大慌てでベッドに戻るとタブレットで「妻と勃起した男たち」を開きました。

「これ見てくれ。この女の人たちは皆んなご主人公認で他の男とセックスしてるんだよ。このサイトを偶然みつ
 
 けちゃってさ、最初は信じられなかったんだけど、これってリアルなんだよな。こんな夫婦が実際に居るんだ

 よな。そのうちにさ、郁子がこんなふうになったらって思っちゃってな、そしたらメチャクチャ興奮しちゃっ

 って、もう堪んなくなっちゃったんだよな。それからズッと妄想っていうか想像してエッチしたらさ、スゲェ

 興奮でさ、あの、ゴメン!変なこと言って、ゴメン!だから他の女としたいからとか、そんなんじゃないんだ

 よ。ホントだよ。俺が興奮するのは郁子だけなんだよ!本当なんだよ!」

その時の妻の表情は明らかに私をまるで不思議な生き物を見ているような、という表現がぴったりでした。

「ごめんなさいパパ、ちょっと待って。理解出来ないし、そんな勢いで捲し立てられても困るし、とにかく、

 ちょっと待ってネ。そんな、喰らい付くような顔で、怖いよパパ」

「あ、あの、ごめん、本当にごめん。なんか必死になっちゃった。怒んないでくれよな、ごめん」

「怒らないけど。パパちょっと冷静になろうか、ねっ!お水飲んで落ち着こうね」

「ありがとう、ヘンなこと言ってホントごめん。でも郁子が他の男と、って想像したらマジでメチャクチャ興奮

 出来ちゃうんだよな。変態だよな、わかってるんだけどどうにもならないんだよ」

「パパ、それって私に飽きてきたっていうことだよね?」

「エッ!ちがう!ちがう!そんなこと絶対ない!てゆうかますます新鮮になったんだよ!ホントだよ!」

「それって新鮮っていうのかなぁ?普通は妻が他の人とどうにかなちゃったら夫は怒り狂うよね。それがパパは

 逆にそうなって欲しいっていうこと?それっておかしいじゃん!有り得ないじゃん!絶対ヘンじゃん!」

「そうなんだよ、そう言われて当然なんだ。おかしいんだ、変態なんだよ。でも興奮するんだよなー」

「そしたらパパはマジで私に浮気して欲しいの?私が浮気しても怒らないの?」

「うーん、ちょっと違うかな。勝手に浮気されるのは違うくて、相手は一緒に探したりしたいんだよな」

「えー!?ますます理解出来ないよ。あ、そうか、それが公認っていうことなんだ!」

「そう、そうなんだよ。俺がちゃんと知ってないとダメなんだよ」

「それってさ、パパは私を誰とでもエッチしちゃう女になって欲しいっていうことなの?」

「イヤ、そうじゃないんだ。そういうご主人も居るみたいだけど、俺は郁子と一緒に探して、郁子が気に入った
 
 相手で、しかも俺としても好感持てる人にお願いしたいなっていう感じなんだよ」

郁子はもう、完全に呆れ返って物も言えないという様子になってしまっていました。

「ごめんパパ、ちょっと私、もうイイわ。とにかくシャワーして来る」

ベッドに残され、画面が明るいままのタブレットを抱え、勃起させたまま呆けていた私は、きっと世界一間抜け

な顔をしていたことでしょう。

寝室に戻った郁子と入れ替わりでシャワーを使いに行きます。その時はもう後悔しかありません。

熱い湯に打たれながら「早まった!焦りすぎた!」と繰り返し呟いておりました。

完全に怒らせてしまった。いや、それ以上に軽蔑させてしまったに違いない。俺が興奮してる様をみている時の

郁子の目は完全に俺を軽蔑し、気持ち悪がってたんだ。嫌われた!もし出て行くとか言われたら・・・

ビクビクしながら寝室に戻り、郁子の横に体を滑り込ませます。

郁子はこちらに背中を向けたままです。その夜、マンジリとも出来なかったのは当然でありました。


よく朝、いつもの時間にベッドから出た郁子はいつものように服を着替え、いつものように私の弁当を作り、

いつものように朝食を準備してくれました。そしていつものように他愛もない話をしながら朝食を摂り、笑顔で

私を仕事に送り出してくれたのでした。「あいつ怒ってないのかな?何とも思ってないのかな?」「それとも実

はけっこうその気になりつつあったりして?」「イヤ、やっぱりそれはないよなぁ」とか仕事中もそんなことば

っかり考えていたのです。

「おかえりなさーい」仕事が終わって帰宅して玄関のドアを開けるこの瞬間の幸せはこの日も健在でした。

どれだけホッとした事でしょう。いつもと変わらない妻の立ち居振る舞いに心から安堵したのでした。

しかし今から思えばそんな事は当たり前なんです。娘に不審がられてはいけませんから、腹が立ってようが嫌い

になってようが、取り敢えずいつもと変わらず平静を保っているのを分からない馬鹿亭主でした。

妻と娘のマシンガントークが中心の一家団欒タイムも終わり、娘は自分の部屋へ、私は風呂に入ります。そして

風呂上がりの晩酌タイムです。この日はビールが抜かれておりました。

実はここで我が家には2つのパターンがありまして、私が食卓につくと同時に妻が風呂に入るパターンが1つ。

そこで私はゆっくりと晩酌を楽しみます。そこへ風呂から上がって髪も乾かし終わった妻が合流して乾杯です。

妻はあまりアルコールは飲めませんので、しばらくすると2人で食卓を片付けて消灯。寝室へ移動して濃密な夜

を楽しむわけです。娘が居るので声は出せませんが、それでもほぼ毎日楽しみます。

もう1つのパターンは私が風呂から上がって食卓につくと妻も風呂には入らずに一緒に食卓につくパターン。

このパターンは晩酌が済んだら私だけが寝室に入って、妻はそれから風呂に入ります。妻が寝室に来る頃はもう

私は眠ってしまっています。毎月の生理の時など、セックスがない日のパターンです。

さてこの日、妻は風呂に入らずにスグ食卓につきました。

「アッ!やっぱり怒ってるんだ。まだ生理じゃないはずだしな、エッチするのイヤなんだ!」

たちまちにドキドキしてしまいます。「どうしよう?もう一回謝ったほうがイイかな?」とか悩みながらグイグ

イ呑んでしまってます。「こうなったら酔っちまうか」とか姑息なことを思ったりしてました。

「ねぇパパ、昨日の話なんだけどさ」

これにも驚きました。怒ってはいたとしてもまさか妻から切り出して来るとは思っていなかったのです。

「私にはやっぱり無理だよ。なんでパパ公認で他の人と浮気しなくちゃいけないの?って思っちゃうよ。まして

 お相手をパパと一緒に選ぶなんて狂気の沙汰じゃん。考えられないよ。でも、そうしないとパパ、もう私のこ

 と抱いてくれなくなっちゃうの?興奮しなくなっちゃうの?」

なんと妻の目に涙がいっぱい溜まっているではないですか。「しまったぁー!俺はなんて申し訳ないことを言っ

てしまったんだ!」大変な後悔の念、そして只々申し訳ないという気持ちでいっぱいになりました。

「郁子、そんなことないよ!俺が悪かった!もう言わない!ちょっとおかしかったんだ、俺!もうあんなことは

 二度と言わないよ!封印するから!絶対言わない!誓うよ!なっ!機嫌なおしてくれ!」

「ホント?ホントにホント?もうあんなこと言わない?約束してくれる?」

「約束する!約束する!もう絶対言わない!俺は郁子がイチバン大切なんだって知ってるだろ!約束する!」

もう命がけで謝りました。心の底から誓いました。こんな事でもし妻を失ってしまったら、失わないまでも

シコリみたいなのが残ってしまったら一生後悔するでしょう。いや、後悔どころではなくなってしまいます。

私はとにかく妻が大切なのです。愛しているのです。妻の意に沿わないことは絶対に排除するのです。

私の乾坤一擲の訴えに妻もなんとか了承してくれました。「わかった、パパのこと信じる」

その日は朝までズッと妻を腕枕して抱きかかえながら眠りました。

「郁子、俺が悪かった。許してくれ郁子。ホントに封印するから」心の中で何度も何度も謝りながら、何度も何

度も誓いながら本当に反省したことでした。もう絶対に「寝取られ願望」は抹殺すると決意したのです。


しかし、このサイト「妻と勃起した男たち」をご覧の皆さまには御理解いただけると思います。

「寝取られ属性」というものが封印出来るものなのかどうか、抹殺が可能であるのかどうか?

関東地方の小さな街に住む、何処にでも居る夫婦が体験したそうそう何処にでもあるわけではない体験。

そこまでの長い道のりへ、この日がスタートとなったのです。


                                         つづく


[4] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  田中 :2021/09/26 (日) 11:46 ID:lYe/QdEY No.29297
少し前の自分たちを思い出すようで楽しませてもらっています
引き続き期待しています。


[5] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/09/26 (日) 18:12 ID:Fw6vD8.c No.29301

田中様
コメントありがとうございます。
そうですか!田中様御夫妻、最近寝取られデビューなんでしょうか?
きっと奥様の説得にはご苦労されたことと思います。
これからもお付き合いよろしくお願いいたします。


[6] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  田中 :2021/09/26 (日) 22:03 ID:LEqyWbts No.29303
わざわざお返事ありがとうございます
うちは最後に寝取られをしたのが約4年程前で、その前に7 8年程こうした事をしていました
妻の説得には2年以上は掛かりましたね
なのでお気持ちはお察し致します。


[7] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  けんけん :2021/09/27 (月) 07:41 ID:pJGgRkH6 No.29305
更新ありがとうございます。文章も丁寧で、行が空いてて非常に読みやすいです。いきさつが大事ですので、今がすごく興奮してます。続きお待ちしてます。

[8] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/09/27 (月) 17:13 ID:tYImfmtE No.29309

田中様
しつこくコメント返し申し訳御座いません。
2年ですか、、、根気強さの勝利でしょうか。
しかしもう4年実行されてないんですね。やはり難しい面もありますでしょうか?
私たちはやはりコロナ禍の影響もありまして・・・。

けんけん様
コメントありがとうございます。
有り難い御言葉に元気100倍です。
これからも宜しくお願い致します。


[9] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  田中 :2021/09/27 (月) 23:25 ID:WizZgdys No.29311
お返事ありがとうございます
うちはコロナの少し前に妻から言われて止めています
説得に関しては本当に大変でしたね、まあ当然なんでしょうが、しつこく食い下がり承諾してもらいました
妻は私しか経験が無かったので、貞操観念が強くて、している時もそうでしたが
子供に対する罪悪感をずっと感じていたようです。
何とかそれを拭おうと色々してきましたが
残念ながら今に至るというところです
これからも期待して読ませていただきます。


[10] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  ユウキ :2021/09/28 (火) 01:31 ID:92tW6R9E No.29312
ちょっとずつ進むのがリアルでいいですね。奥様の一途で可愛らしさも伝わってきます。早く続きが読みたいです、ゆっくりでいいので。

[11] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/09/28 (火) 08:19 ID:Mi3I.gZI No.29313

あの夜の妻の涙を見てからというもの、私の反省は海よりも深いものでした。

「寝取られ」とか「公認浮気」とか以前の問題で、私の妻に対する愛情が疑われてしまったわけです。

「愛しているからこそ他の男性と」などという理屈が通るはずがありませんでした。

くどいようですが私は本当に心から妻を愛しています。もう、メロメロのベタ惚れなのです。

それがこんな事で嫌われたり、愛想を尽かされたりすることは絶対に避けなければなりません。

それからというもの徹底的に「寝取られ願望」を抑え込みました。

最初は正直言って苦しかったです。何度「妻と勃起した男たち」を見ようとしたでしょう。

「見るだけならイイじゃないか」「黙ってればイイじゃないか」何度思ったことでしょう。

しかしきっといつかバレるに違いないんです。絶対に私自身の態度や様子で分かってしまうんです。

そう思ったら恐ろしくて、自然に、段々と「寝取られ願望」から離れていったのです。


それからの約2年半ほどでしょうか「寝取られ」などと言ってられないくらい忙しい日々が続きました。

嬉しいことは一人娘が東京の某女子大に合格出来たことです。しかもさっさと学生寮に入ってしまいました。

逆に悲しいことは私の両親が2年のあいだに続けて亡くなってしまったことでした。

先ず母に癌の診断が下り、ものの半年ほどで亡くなってしまいます。そして父も母の後を追うように母が逝った

約3ヶ月後に亡くなったのです。

私は一人っ子でした。なので2人の一周忌を済ませてからその時住んでいた我が家を売却して、そのお金で両親

が住んでいた実家をリノベーション。妻と2人住み馴れた街を離れて現在暮らしている街に引っ越したのです。

それまでは「海なし県」に住んでいたのですが、今度は太平洋がスグそこです(スグとは言っても電車で7駅ほ

どありますが)なんだか人も車も多くなって、ゼンゼン雰囲気というか環境が変わってしまいました。両親が住

んでいた実家といっても私はこの家で育ったわけではないのです。元々の実家は東京都内にあったのですが、私

が高校を卒業して就職で家を出ると両親はスグにその家を売って今回私たちが住むことになった家を買って引っ

越してしまったのでした。

しかしそんな慣れない環境でしたが妻はあっという間に自分のものにしてしまいます。

先ずご近所付き合いを完全に掌握。そしてプールのあるスポーツジムを探して躊躇なく入会します。

中学・高校と水泳部だった妻は今でも週2回は本格的に泳いでいるのです。なにしろ妊娠中もプールに入ってい

ましたから筋金が入っています。まぁそのおかげで40歳を超えた今でもスタイルは維持しているんです。

そうなんです。イイ体なんです。身長は163cm。体重は48Kg。胸はCカップ(本人はDカップはあると言い

張っておりますが)のアスリートのような体型です。豊満熟女がお好きな方にはごめんなさい。

私の方も仕事がおおいに忙しくなりまして、毎日バタバタと追われながらも充実しておりました。

そして何よりも充実したのが夜の生活です。家が少々広くなった上に娘が出て行ったわけです。

もう完全に開放されてしまいます。いつでもどこでもOKだし、声だって出し放題です。

いつしか「寝取られ願望」を抑えることにも慣れ、なんのわだかまりもなく幸せいっぱいで2018年が暮れて

行きました。  

                                          つづく
 


 


[12] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/09/28 (火) 08:31 ID:Mi3I.gZI No.29314

田中様
御丁寧なお返事本当にありがとうございます。
うーむ、やはり女心・母心が微妙に絡み合うんですねぇ。難しいですねー。
後学のためにもしっかり肝に銘じておきます。
相変わらずの長い前置きで恐れ入ります。宜しくお付き合いください。

ユウキ様
ありがたいコメントありがとうございます。
ゆっくりと言いますかダラダラと言いますか、本当になかなか先に進まず申し訳御座いません。
これからも宜しくお願い致します。


[13] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/09/28 (火) 14:37 ID:Mi3I.gZI No.29319

さぁ2019年の正月です。

娘も帰って来るでしょうし、引っ越した家で初めての迎春だし、贅沢をしてデパートのお節料理を予約です。

他にもA5ランクのステーキ肉の塊を買ったり、いつも呑んでるのより高級な日本酒やワインも用意しました。

そして正月は家族で2019年の目標とか話したり、せっかく家が広くなったし、前の家よりもはるかに学校が

近くなったので娘に家に帰って来てもらってまた3人で楽しく、たまに旅行とか行ったりして暮らそうって提案

しよう、とか色々楽しみにしていたのです。

ところがその娘が年末年始、寮の仲間と旅行だと言って帰って来やしません。もうガッカリでした。

しかしまぁ、愛する妻と健康で幸せな新年を迎えられたのですから万々歳でした。

元日のお屠蘇にほろ酔いになりながら今年はああもしよう、こうもしたいと色んな話しをしました。

「そうだパパ、新年早々にね、猫ちゃんをこの家にお迎えしたいんだ。イイかな?」

「ほーっ、じゃぁあの小豆(あずき)って言ったっけ?あの子もう大丈夫なんだ?」

実は前の年の年末、妻と2人で保護猫の譲渡会に行きまして、そこで小豆と名乗る雌猫を妻が気に入りまして、

「もう少し人慣れしたらウチの子に」ということになっていたのです。我家も里親として合格だったのですね。

「娘が出てった代わりに猫ちゃんが来るわけだネ、俺も大歓迎だよ」

「それだけじゃなくてねパパ、私あそこのボランティア・スタッフに登録してもイイかな?」

「ヘーっ、じゃあ保護活動とか本格的に関わるんだ?」

「そう、それと譲渡会とかイベントのお手伝いとか、日頃の猫ちゃんのお世話とかなんでもネ」

「なんか大変そうだなぁ、でもやると決めたんだろ?俺はゼンゼンいいよ、頑張んなよ」

「うん!頑張る!パパありがとう」

そんな訳で正月明けから妻の更に忙しい新たな日常がスタートしたのです。


私はと言いますと相変わらず仕事に追われてばかりで別に何の変わり映えもありません。あの日までは。

そうなんです。まだ街にも正月気分が残る初出から数日後のあの日。仕事の合間にフラッと古本屋に立ち寄った

のです。元々私は歴史物や時代物を読むのが好きで、時々古本屋に寄っては文庫本を物色しています。

この日の古本屋は初めて入る古本屋でした。狭い店内はあっという間に一周出来てしまいます。

残念ながらこの店は小説とかよりもマンガやエロ系に重点を置いている店でした。

「もう出るか」と思って外へ出ようとした時、目にしたタイトルに足が止まってしまいます。

「真夜中の性告白 妻と夫の投稿手記」というなんとも生々しいタイトルでした。

いくつかの作品を収録した文庫本。パラパラとページをめくると「妻と社長は愛人同然」という作品に何故か引

き付けられてしまいました。いったい何年前に発行された本なのか、紙の色も変色してきておりました。

古本ですからそれはしょうがない事ですね。値段は確か¥100でしたか、¥200でしたか。

内容は30歳代の御夫婦が夫の必死の説得で「寝取られ」の世界へと踏み込んで行き、交際誌の募集で知り合っ

た社長さんに奥さまが見事に開花せられ、その社長さんのコントロールのもと清楚だったはずの奥さまが多くの

男性に身を任せ、晒されていく。そして夫はなすすべもなく家で妻の帰りを待ち続ける、というものでした。

忘れていたはずの「寝取られ願望」が轟然と息を吹き返してしまいました。

家に持って入って妻に見つかったらシャレになりません。車のダッシュボードに隠しました。

この車は仕事に使う私専用。妻専用の車もありますので、このエロ本が妻に見つかることはないのです。

そして仕事帰り、途中で車を止めて読み耽るのです。頭から煙が出そうなくらい興奮いたしました。

「3年近くも封印してきたのに俺は何をしてるのか!」と後悔はしましたが、もう後の祭りでした。

あとはまたぞろ「変態亭主」に舞い戻ったことを妻にバレないように万全の注意を払わねばなりません。

もう二度と妻の涙は見たくないのです。慎重に、慎重に、その上に更に慎重に生活するのです。

そうです。このタチの悪い「寝取られ願望」という性癖を深く静かに潜行させ、二度と再び浮上させてはいけな

いのです。                     
                                           つづく


[14] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  田中 :2021/09/28 (火) 22:01 ID:7Wvv9eas No.29324
更新ありがとうございます
本当に女心は難しいですね
ご家庭の事や背景を書いていただくと、より話に入っていけて読みやすく楽しませてもらっています。
これからもご自身のペースで綴っていただければと思います。


[15] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  けんけん :2021/09/29 (水) 07:51 ID:zBPKsgzI No.29328
更新ありがとうございます。こういう家庭の日常も書いていただけてる為、夫婦関係も良好なのが目に浮かびますね。そんな中で、古本屋に入って禁断の本を見てしまったのですね。続きお待ちしてます。

[16] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/09/29 (水) 11:08 ID:7Y3HYMUE No.29329

田中様
いつもコメントありがとうございます。お言葉沁みます。
投稿を書くことにかまけ、書きながら当時を思い出して興奮し・・・
仕事が少々疎かになっておりました。
「自身のペース」をちゃんと作って続けさせて頂こうと思います。宜しくお願い致します。

けんけん様
「普通の日常なんか要らねぇよ!」って思っておられる方も多い思うのですが・・・
いつもありがとうございます。
そうなんです。あの本はガチで禁断でした。
でも遅かれ早かれ寝取られ願望は復活していたとは思うのですが。


[17] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/09/30 (木) 20:52 ID:C98cvp0E No.29340

あの日以来復活してしまった「寝取られ願望」のおかげで仕事帰り古本屋に寄るのが楽しみになっていました。

仕事の合間や移動中に「妻と勃起した男たち」を見るのも日課となりました。

しかしとにかく家には持ち込みません。必ずクールダウンしてから帰ります。バレないようにバレないように。

「これでイイんだ。バレたら大変だから、俺はもう一生これでイイんだ」自分に言い聞かせておりました。


その事以外は何の憂いもなく過ごしていました。妻も保護した小豆も、もちろん私も元気に暮らしています。

もうそろそろ桜の便りが聞こえて来そうな、確か3月の御彼岸の頃です。いつもの晩酌の時でした。

「ねぇパパァ、もう一匹猫ちゃん引き取っちゃダメかなぁ?」

「えー?もう一匹?気になる子がいるのか?」

「気になるのは保護した子皆んな気になるんだよね。ホントは皆んな引き取っちゃいたいくらい」

「皆んなはちょっとなぁ(笑)でも郁子が特に心配な子とかでイイよ俺は」

「うん、パパありがとう。で、そこからなんだけどね、どの子にするかパパに決めて欲しいのよ」

「えっ?なんで?そんな、小豆との相性もあるだろうし、どの子がイイとか俺には分かんないよ」

「そこは小豆もそうだったけどトライアル期間があるじゃん。私だとね、迷っちゃってダメなのよ。どの子かを

 私が選ぶでしょ、そしたら他の子たちが悲しんだり恨んだりするような気がしてね・・・」

「そんなことはないだろうけど、うーん、わかった。じゃあ俺が選ぶよ。どうすればいいんだ?」

「よっしゃ!やっぱパパは優しいね!実は今度の土曜、日曜2日間で譲渡会をやるのよ、そこへ来て!」

なんだか面倒くさいことになってしまいました。たまたまその土日は私も休みでしたので仕方なしです。


そして譲渡会の当日。妻は早くからその準備のために出かけてしまいます。

車で15分ほどの所にあるホームセンターの大駐車場の一角で行われる譲渡会。ホームセンターの営業時間に合

わせて開催と聞いていましたので、10時前に着くように家を出ました。幸いまだ空いており、譲渡会の会場に近

い所の駐車スペースに愛車のミニバンを滑り込ませます。ちょうど会場が見渡すことが出来る位置でした。

一番乗りで行くのも恥ずかしいので暫く様子を見ます。エラいもので次々とお客さんが来るんです。

結構な賑わいになったので私も気楽に会場に入ることが出来ました。

「会場に着いたら呼んでくれていいからね」とは妻に言われてはいたのですが、それもまた何となく恥ずかしい

ので敢えて「一人で来た猫好きオヤジ」の態でブラブラ見て歩いておりました。

ジッとこちらを見ている子。隅の方に逃げようとする子。愛想良く「ニャー」とか鳴いて寄ってくる子。

「なるほど、これじゃぁ迷うのも無理はないよなぁ」とか大いに感じ入ったことでした。

スタッフさんたちも懇切丁寧に説明してくれたり、こちらの要望を聞こうとしてくれたり一生懸命です。


そんな時です。向かい側のケージの更に向こう側から「工藤くん!今日はスミタニさん来てるよ」という女性の

声が聞こえたんです。一瞬「エッ!オレ?」と思ってしまいましたが、違いました。

そしてもう1人違う女性の声がします「よかったねー、あさ美ちゃん来てるんだって工藤くん!」

そして「キャッキャッ」と女性2人が楽しそうに笑っているのです。

これは明らかに妻のことを噂しています。妻は色んな人に女優の臼田あさ美に似てると言われるのです(私はあ

まり思わないんですが)。私の古い友人などは「あさ美ちゃん」としか呼ばなくなってしまっている始末です。

そしてこの「工藤くん」はなんで妻が来たらからってかわれてるんだ?「エッ?ちょっと待てよ」

私は慌てて、しかし努めて冷静になって静かに、その声の近くに移動します。隔てるケージは一列だけの所まで

来ます。さすがに先程みたいな大きな声は抑えていましたが、それでもまだ何かからかわれていたのでしょう。

ケージを通して見えた青年の顔が真っ赤になっていたんです。歳の頃なら20代前半。大学生という感じです。

身長は私よりも少し高く、180cmくらいでしょう。スタッフが着けるエプロンが短く見えました。

お客さんがこちらに近づいたので会話はそこで終了です。工藤くんをからかっていた女性も仕事に戻ります。

工藤くんは「おはようございます」とお客さんのところに寄り添っています。爽やかで清潔な好青年です。

私は、固まっておりました。目の前で起きていた他愛もない雑談と工藤くんの、あの赤面を反芻しています。

この青年、妻のファンなのか!それともおばさん達のイイ加減な勘違いなのか?

待てよ、なんで俺がこんなドキドキしてるんだ?なんで慌ててるんだ?ひとまず自販機でお茶か何かを買って、

車に戻りました。「フーッ」と深呼吸です。「ホントなのかな?でも顔真っ赤だったもんな」狼狽しています。

車に乗ったまま譲渡会の会場に目を凝らします。もう一度工藤くんを探そうと思ったのです。

ところが先に妻が眼に入りました。さっき私が居たとこら辺に居ました。しかも工藤くんと一緒に。

しかも、もの凄く楽しそうなお互いの雰囲気を振りまきながらです。もう体が動かせません。

どれくらいの時間だったでしょう?きっとほんの少しの時間だったはずなんです。

それから妻はお客さんと話したり、スタッフと話したり、あっちへ行ったりこっちへ来たり。大忙しです。

工藤くんは、やはりお客さんと話したり、スタッフと話したり、そしてその合間に妻をチラ、チラッと。

なるほど、こんな調子では「工藤くんはスミタニさんを気に入ってる」と思われても仕方ないですねぇ。

きっと素直というか、真面目というか、ウソのつけないイイ奴なんでしょう。皆んなに好かれてそうですね。

そこへ妻がまた工藤くんの所へ戻って来ます。仲良さそうに喋っています。

しかしこれは珍しいことではありません。妻は人見知りがないんです。誰であろうと仲良くなれますから。

ですが今回はちょっと距離が近くないか?ちょっと笑顔が弾け過ぎてないか?と突っ込んでいました。


次の瞬間です。

「アッ!」っと声を出してしまうほど、いきなり気が付いたことがあったのです。

もうウチに引き取る猫を選ぶどころではなくなりました。「帰ろう。とにかく帰ろう」。

何度も書きましたように、ウチはほぼ毎晩、妻を相手に晩酌を楽しんでいます。私の最大の楽しみです。

今日の仕事の話しを妻に聞いてもらったり、妻の今日の出来事を聞いたり、殆んど妻が喋ってますが。

なので妻に関わる人はスポーツジムの人も保護猫関係の人も、私が会ったことはなくても全員知ってると言って

も言い過ぎではないはずなのです。

ところがです、何故か今まで一度も妻の口から「工藤くん」のことを聞いたことがないのです。

「なんでなんだ?ヘンだよな!おかしいよな!」手が震えました。

考え過ぎかもしれません。しかしやはり「ひょっとして」と思ってしまうのでした。

「どうしよう、どうしたらいいんだろう?俺はどう動けばいい?動きようがあるのか?」


「妻と工藤くん」

猛然と妄想が襲いかかって来ます。千載一遇の大チャンスかも知れません。

「落ち着け、俺!冷静に、冷静にだ」

熟慮の上に熟慮を重ねて、とにかく妻に気取られないように行動開始します。初めての寝取られを目指して。


                                            つづく


[18] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  田中 :2021/10/01 (金) 00:34 ID:ARgA4w5U No.29343
更新ありがとうございます
奥様はお綺麗な方なんでしょうね
寝取られ性癖には願っても無い状況で色々頭に考えが巡ってしまう事が想像出来ますね
これからも期待して読ませていただきます。


[19] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  けんけん :2021/10/01 (金) 01:53 ID:X83dpraA No.29344
更新ありがとうございました。今回はいつも以上に興奮しました。奥様は完全に工藤くんを意識してますね。ご主人に報告しないことをみると。しかし、女性が働きに出ると少なからずそういうのはありますよね。しかも奥様が可愛いとなると。問題はこれからですね。私もご主人同様ドキドキしてきました。続きお待ちしてます。

[20] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/01 (金) 13:09 ID:Im1Q4hlc No.29348

田中様
毎度ありがとうございます。
いえいえ、妻は決して美人ではありません。男好きするセクシーなタイプでもありませんし・・・
目がクリクリと動いて、いつも賑やかな元気印です。
本来「寝取られ」とは対局にいるタイプだろうと思います。それを・・・。
これからも宜しくお願いします。

けんけん様
いつも有難うございます。
女心は摩訶不思議なものですね。まさかあんな若い男子をねぇ。
これからも宜しくお願いします。


[21] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/05 (火) 14:28 ID:og8BuItY No.29367

「ただいまー」

夕方のいつもの時間、いつものように沢山の買い物袋を抱えて妻が帰って来ます。

「パパ今日来てくれなかったの?どうしたの?」

「イヤ、行ったんだよ。行ったんだけどさ、◯◯建設の△△さんから電話あって急いで帰ったんだよ」

「えー!来てたんだ」

「そうなんだよ、急いでデータ送ってくれって言われてな、ゴメン、ゴメン」

「じゃぁ、どの子にするとか決められないなー、どうしよう?」

「明日もう一回行くよ、行ってちゃんと決めて来るからさ、大丈夫だよ」

「ホントに?お願いネ!明日来たら私のこと呼んでくれてイイからね」

それから食事をして、お酒を呑み。ゆっくりと、いつものように色々と話しをしました。

しかし妻の口から工藤くんの話しはまったく出て来ません。私も敢えて工藤くんの事は言い出しませんでした。

その夜のセックス。私は一方的に、圧倒的に燃え上がってしまいました。

皆さんにはお分かりだと思います。

イヤでも妻と工藤くんがセックスしているところを思い浮かべてしまいますから。

妻の初めてのお相手のビジュアルがはっきりとしたのです。(そうと決まった訳ではありませんが)

燃え上がり方が異常になってしまいました。

何度も何度も求めてしまいました。何度も射精して、それでも勃起し続けました。

妻もずっと、ずっと感じ続けていました。

それまでは、妻の最初の寝取られ相手は断然年上の人をイメージしていました。

優しく落ち着いたテクニックで妻をリードし、いつの間にか虜にしてしまう年上のベテランさん。

しかし年下の若者はどうなのでしょう?妻に年下嗜好があるとは思っていなかったですが。


翌日も昨日と同じぐらいの時間に家を出て、昨日と同じ場所に車を止めます。

居ます、居ます、工藤くんが。さぁ、作戦行動の開始です。今日は工藤くんと仲良くなろうと思っています。

ケージを順に覗き込みながら工藤くんに近づきます。予定通り工藤くんもこちらに近づきます。

「おはようございます。猫ちゃんお探しですか?」

「はい、おはようございます。そうなんです、今、家には一匹保護猫が居るんですがね、もう一匹と思って」

「そうなんですね、それでしたら先住猫との相性が大切ですからね。」

「ですよね、お試し期間みたいなのありましたよネ」

「はい、もちろんです。先ずはお気に入りの子を決めていただくところからですね」

それから工藤くんは親切にそれぞれの猫の個性・特徴を教えてくれたり一生懸命です。

(なんだよ、この好青年ぶりは!爽やか過ぎて腹立つなぁ)寝取られ関係なしに嫉妬しておりました。

「ところで貴方はまだお若いようですが、やっぱりボランティアさんなんですか?」

「はい、そうなんです。まだ学生やってます。□□大学の獣医学科です」

「なるほど、将来は獣医さんですか。そりゃここの猫ちゃんも心強いですねぇ」

「ありがとうございます。僕も凄い勉強させてもらってます」

「どうでしょう、今回も必ず引き取るって決めてますし、これからズッと相談させて下さいよ」

「あ、はい、まだ半人前の学生ですが、獣医の先輩も居ますし、出来るだけの事はさせて頂きます」

「イヤァーとにかく皆んな可愛くて目移りしちゃって、決められません。明日以降は施設の方に伺っても猫ちゃ

 んに会えるんですかね」

「大丈夫です。会えますよ」

「貴方はいつも施設に居るとは限りませんよね?」

「それはそうなんですが、週に3、4回は行くようにしてますので。あ、僕、工藤って言います」

「わかりました。今日はこれから用事がありますので、近々必ず施設の方に伺いますので宜しく頼みます」

この時はまだ自分の名前を名乗りません。郁子の夫とはまだバラしたくなかったのです。

その日もまた妻には「決められないよぉ」とか言いながらゴマかしておきます。

明くる日の月曜日も含めてその週は4回施設に行き、2回工藤くんに会うことが出来ました。

「今度晩飯でも行かないか?ご馳走するよ」徐々に布石を打っておきます。

その翌週。そろそろ猫ちゃんを決めないと怪し過ぎます。工藤くんが居る日に可愛い雌猫に決定です。

先ずは「お試し期間」の申し込みからです。私が書類を書くのを見て工藤くんの驚くまいことか。

「えっ!?スミタニさんって??ここのスタッフにもスミタニさんて居るんですけど・・・」

「あれ?言ってなかった?郁子の夫です。宜しくです」

「イヤイヤ聞いてなかったですよ。驚いたなー、いつも奥さまにはお世話になってます」

「イヤこちらこそなんですが、それよりどう?猫ちゃん決まった記念に土曜日に晩飯行きましょうよ」

「わかりました。土曜日宜しくお願いします」


こんな風に書いてしまうと如何にも順調にサッサと物事が進んでいるように感じられますよね。

しかし、なかなかどうしてヒヤヒヤもので御座いまして。

妻にはなかなか猫ちゃんを決められない優柔不断をなじられ、工藤くんが何曜日に来るか分からないのでその分

多く施設に顔を出すもんですから恥ずかしいですし、その工藤くんは晩飯に誘うと遠慮するし、なによりも妻に

私の下心をバラしたくないですし、とは言っても妻と工藤くんが私の話をしてしまえばバレるでしょうし、あれ

やこれや考えて眠れない夜も何度かありました。妻と工藤くんは雑談したりするだろうか?「あの人スミタニさ

 んの旦那さんだったんですね」なんていう会話はあるだろうか?「今度の土曜日旦那さんと晩飯行くんですけ
 
 ど奥さんも来るんですか?」とか言わないでほしいなぁ。そんなの無理かなぁ。


そして一か八かの土曜日を迎えるのです。

行きつけの寿司屋に工藤くんを連れて行きます。この店はカウンター8席だけの庶民的な感じがお気に入り。

値段も良心的で妻ともよく来る店です。ビールで乾杯のあとは私は刺身盛り。工藤くんは握りへ行きます。

「スミタニさん、美味いです!正直、廻ってない寿司って何年振りかって感じで!」

「そっか、じゃぁ遠慮しないでジャンジャン喰ってよ」

獣医学科って6年制なんだというのはこの時に知りました。工藤くんはその6年生、来春は卒業との事。

卒業後は郷里の新潟に帰って、先ずは勤務医に。もうその就職先も決まっています。そして行く行くはやっぱり

開業医として頑張りたい。寿司をモリモリ喰いながらそんな夢を語ってくれました。

そんな楽しい雰囲気の中、工藤くんの隣の空席に客が入って来ます。そうです、妻の郁子でした。


                                            つづく
              


[22] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  けんけん :2021/10/05 (火) 15:22 ID:jIV42KOY No.29368
更新ありがとうございます。ご主人の工藤くんへの接し方上手ですね。寿司屋で奥様の登場ですね。奥様からは一切ご主人に話をしてない工藤くんのこと。ご主人かどうやって奥様をイジるか楽しみです。続きお待ちしてます。頑張ってください。

[23] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  田中 :2021/10/05 (火) 23:00 ID:Cxz5G/cs No.29371
更新ありがとうございます
いや、色々とご苦労されて大変だったでしょうね。
ここからの奥様のお気持ちも気になりますし、これからも続きを期待してお待ちしています。


[24] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/07 (木) 13:27 ID:LoC/K7IA No.29387

けんけん様
いつもコメントありがとうございます。
おかげでまた頑張る元気が横溢して来ます。
妻をイジるのか、結構的には馬鹿旦那がイジられる事になるのか?
これからも宜しくお願いいたします。

田中様
いつもコメントありがとうございます。励みになります。
必死で考えて必死で段取りをして、今になってこうして文章にして見てみますと、
なんともアホみたいと言いますか、良く言えば涙ぐましいと言いますか・・・
これからも宜しくお願いいたします。


[25] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/10 (日) 10:33 ID:ioGazD6w No.29401

「あらっ!もう1人いるって工藤くんだったの!?驚いたなー!いつの間に仲良しになったの?」

「アハハハッ!ビックリしてるよ、まぁ座れよ。なかなかどの子引き取るか決められないんで相談乗ってもらっ

 たりさ、世話になったんだよ。それで前から晩飯行こうって誘ってたんだよな」

「スミマセン、厚かましく来ちゃいました。お先に頂いてます」

「どうぞ、どうぞ。大将、わたしお茶下さい。車なんで。でもパパと工藤くんがねぇ、ゼンゼン知らなかった」

「言ってなかったかなぁ?逆に郁子と工藤くんで話題にならなかったのか?」

「だってわたしは夕方までには帰るし、工藤くんは夕方以降に来るからほとんど接点ないもの。それに毎日行っ

 てるわけでもないしね、あんまり喋った事ないもんね」

「そうですよね、喋るとしたら業務連絡の時くらいですよね」

(ふーん、その割には譲渡会の時は仲良さそうに喋ってたけどなー)とは思いましたが口には出しません。

気のせいかも知れませんが妻の顔がいつもより華やいで見えます。どんどん上機嫌になっています。

工藤くんはビールのせいでしょうか?急に顔が赤くなってしまってます。

もりもり食って、ガンガン呑んで、賑やかに楽しく喋りました。

「工藤くんは来年の春には新潟に帰っちゃうんだろ?だったらこれからちょくちょくウチに飯食いにおいでよ。

 なぁ、郁子イイだろ?」

「うん、工藤くんさえイヤじゃなかったらわたしはゼンゼンオッケーだけど」

「いやぁ、そこまでご迷惑はかけられませんよぉ」

「毎日ってわけじゃないし、一週間に一度でも十日に一度でもイイじゃないか。親戚付き合いみたいな感じで、

 その方が賑やかになって俺たちも嬉しいんだよ。それに郁子の手料理はなかなかイケるんだぜ」

「ありがとうございます。正直言って6年間コンビニ弁当ばっか食べてた感じなので嬉しいです」

「よし決まった。それじゃ早速来週くらいどうかな?最初はローストビーフがいいなー」

「パパ、工藤くんの都合もちゃんと聞いてあげなきゃダメだよ。」

「また改めて連絡取り合おうな、よし!大将、ごちそうさま。郁子、車だろ?工藤くん送って帰ろうや」

「うん、分かった。じゃ、先に車に乗ってるよ。この並びのパーキングに止めてるから」

一気呵成に話を進めてしまいました。とにかく工藤くんをウチに招待したかったのです。予定通りです。

支払いを済ませて外に出たら工藤くんが最敬礼で「ごちそうさまでした!」と来ました。てっきり妻と一緒に車

に乗ってると思っていたのでビックリです。この礼儀正しさ。この爽やかさ。ますます気に入りました。

(やはり郁子の最初の相手は工藤くんしかない。彼だったらなんの心配もない)深く深く決意したのでした。

工藤くんは後ろの座席に、私は助手席に乗り込みます。テンションが上がって私だけ大騒ぎです。

「お酒クサー!これじゃわたしまで呑んでるみたいに疑われちゃうよぉー」大笑いしながらスタートします。

妻は窓を全開にしながらハンドルを右へ切って行きます。工藤くんに何か聞いたわけでもないのに。

(なんで右ってわかるんだ?)知らん顔しながらも心臓がドキドキしました。

「工藤くん家って何処なん?」

「◯◯町なんです。宜しくお願いします」

「リョーカーイ。じゃあそんなに遠くないね」

二人の会話が白々しく聞こえます。(ホントは送って行ったことあるんじゃないか?)

(ひょっとしてもうデキちゃってたりして?それじゃぁ順序が逆なんだよなー)

そんな小さな疑惑も生まれてしまいましたが、間違いなく一歩前進の夜になりました。


その翌々日だったと思います。工藤くんに連絡をして次の予定を無理やりに決めます。

ゴールデンウィークの少し前でした。我が家での初めての食事会です。私が工藤くんを迎えに行きます。

リクエスト通りのローストビーフ。ワインもビールも用意されてますし工藤くんは恐縮頻りの様子です。

私もワクワク、ソワソワが抑えらません。この日も確かに本当に楽しい時間を過ごせました。

しかし、私のワクワク、ソワソワは空回りです。ゼンゼン普通なんです。健全なんです。

よく体験談で見るように彼が来る日は妻の化粧が変わるとか、いつもより露出度の高い服をチョイスするとか、

彼の方も妻の胸とか尻とかを見てしまってるとか、そういう卑猥な瞬間など皆無なのです。

「工藤くんはカノジョ居ないのか?」と話を振ってみます。

「今は居ないんですよねー」と明るく答えが帰ります。

「慌てなくても出来るって。工藤くんイイ子だし!こればっかりは「縁」だしねー」

(近所のおばちゃんじゃないんだぞ!)

どうも話しが艶っぽい方へ行きません。しかし焦りは禁物でしょう。(ここは我慢だ。焦るな)

それから本当に一週間乃至十日に一度、食事会を開きました。

その度に妻は一生懸命に料理の腕を奮います。工藤くんも気をつかってスイーツを買って来たりします。

楽しい食事会なのは本当にいいんですが、私は肝心のキッカケが掴めません。

工藤くんが妻の目を盗んで妻をチラ見するのは前からのことですが、そこにイヤらしさは加わって来ませんし、

妻はと言えば、工藤くんが来るのは嬉しいようですし張り切るんですが、そこから先の変化はありません。

そんな食事会が3回続きまして、もうすぐ梅雨も明けちゃいそうな時期になってしまってます。

こんな調子じゃ何回食事会をやったって同じだぞ。「イイお友達」っていうだけじゃ意味がないんだよ!

焦りました。最初に寿司食いに行ってから約3ヶ月。ジッと観察しておりました。余計な事を言わないで普通に

普通に二人に接しておりました。このままだと絶対に進まない。もう辛抱も限界でした。腹を括る時でしょう。

考えに考え、悩みに悩みました。でもやっぱり、どうしても妻を寝取られたいのです。

「もうこの手しかない」スマホを手にしてラインを送ります。妻にではありません。工藤くんにです。

「今日、昼でも夜でも時間取れませんか?急で悪いけど工藤くんにお願いがあるんです」

夕方の5時約束でした。工藤くんの学校と保護施設のちょうど中間くらい、車の中で待ちます。

「お疲れさまです。失礼します」いつもながら礼儀正しく爽やかな工藤くんです。

取り敢えず車をスタートさせます。「急で悪かった、ごめんね。どうしても頼みがあってさ」

「なんでしょう?改まって頼みなんて。なんでも言って下さいよ、どうしたんですか?」

車は目的もなく進んでいます。私は工藤くんを見ることが出来ません。ハンドルを握り前を見たままです。

「こんなこと言うとビックリすると思うんだけどさ、もし良かったらなんだけど、あくまでもね」

「ハ、ハイ、なんでしょう?」

「工藤くんがもしもね、もしも郁子のことイヤじゃなかったら、郁子と付き合ってやってくれないかな?」

「・・・」

「とんでもないこと言ってるのは承知の上なんだ。郁子の恋人になってやってくれないか?」

                                        つづく


[26] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  けんけん :2021/10/11 (月) 07:11 ID:bHRs4tDI No.29406
更新ありがとうございました。奥様が寿司屋に来たのはご主人が誘ったのですね。失礼しました。しかし、私もご主人と同感で、奥様と工藤くんの仲を疑ってしまいます。本当は工藤くんの家に行ったことあるんじゃないかとか。あまり接してないなんか嘘ですよね。怪しすぎます。いよいよご主人動きましたね。続きお待ちしてます。

[27] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  田中 :2021/10/11 (月) 16:07 ID:Qn47J15E No.29408
更新ありがとうございます
とうとう動かれましたね、奥様の態度の怪しさが寝取られ性癖には何とも言えない感情になって、二人に秘密があるのか無いのか知りたくなりますね。
引き続き楽しみに待たせていただきます。


[28] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/11 (月) 19:43 ID:blPsUQ0s No.29411

けんけん様
毎度お世話になりましてありがとうございます。
希望的観測も込みで2人の間を疑いました。
しかし、なかなか思い通りに進まないもんでして・・・
明るく楽しい食事会にはもうウンザリしてしまいまして、行動起こしてしまいました。
前置きが長過ぎて本当にスミマセン。これからも宜しくお願いいたします。

田中様
ダラダラと長い前振り、誠に申し訳ございません。
小心亭主がいよいよ動き出したのであります。
今になって思い出しても冷汗ものでして・・・。
工藤くんに「なに馬鹿なこと言ってるんだ!」とか言われたら一巻の終わりですから。
これからも宜しくお願いいたします。


[29] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/12 (火) 16:44 ID:hf2WlpzQ No.29414

考えに考え、悩みに悩んだ結果でした。工藤くんに妻を口説いて貰うのです。

小心者の私は、妻に工藤くんとの事を提案するのはどうしても不可能でした。

「間違ってたらゴメンなさいだけどさ、工藤くん郁子のこと気に入ってくれてるんじゃないかな?どうも俺には

 そう見えてね。それに郁子の方も間違いなく工藤くんのことが好きなんだよ」

妻は(間違いなく)工藤くんが好き、なんて正直確証も何もありません。(たぶん)に過ぎないのです。

「ただ、やっぱり郁子にしたら遠慮するよな。人妻だし歳も15くらい上だろ、普通はムリだもんな」

「イエッ、歳なんて!奥さんは素敵だと思います。憧れてます、でもスミタニさんからそんなふう言われると正

 直ビックリしてしまって・・・」

「そうだよな、わかる。でもさ、郁子が高校生の時に出会って卒業して次の年19歳で結婚して、スグに子供が

 出来てもうすぐ20年。子育てや俺の面倒見るのに大変で、しかも俺の仕事が上手く行かない時なんか経済的

 にもえらい苦労させたりしてさ。誰でもが経験してる色んな恋愛とか、例えば合コンとかそういうこと何にも

 知らなくて今まで来たんだけど、今になって工藤くんていう好きな人が出来たんだよ。俺はそれを大切にして

 やりたいっていうか、出来たらその思いを成就させてやりたいんだ」

なんという勝手な、なんというおかしな理屈でしょう。しかしこの時は本当に必死だったのです。

「どうだろう?それに郁子と工藤くんは実は結構イイ感じになってるんじゃないか?」

ここで今までの幾つかの疑惑も確認してみます。場合によってはそれが突破口になるかも知れないからです。

「たとえば初めて3人で寿司食った時、帰りに工藤くんを送っただろ、あの時って郁子は初めて送るみたいに言
 
 ってたけど本当は初めてじゃなかったんじゃないか?それに施設では接点がなくてあまり喋らないとか言って

 たのも違うよね、どう?」

「あっ、ハイ、あの時は、その、決して奥さんのせいにするんじゃないんです!ただ奥さんがあんな風に言われ

 たので、あの、話を合わさなきゃと思って・・・」工藤くんシドロモドロになってしまいました。

「イヤ、ゼンゼンいいんだよ。怒ったり気を悪くしたりしてないから」

やっぱりでした。(よし!もうひとつ!)私は「大ヤマ」を張りました。

「それに工藤くん、ウチに来てくれた時に帰りには必ず郁子が車で送って行くじゃん、今まで3、4回かな?

 その時に手を握ったりハグしたり、ひょっとしてもうキスとかしちゃったんじゃないか?」

「あ、あの、キスなんてしてません!ゼッタイにありません!ただ、あの、もう我慢できなくて郁子さんのこと

 が好きですって言って、手を握ってしまいました!スミマセン!本当にスミマセン!」

「だからいいんだって、ていうかよくやったよ。それって何度目だったの?郁子はどうしてた?」

「二度目に送ってもらった時でした。郁子さんは、あの、ありがとうって言ってくれて、でも、もっと若くて工

 藤くんに相応しい人を探しなさいって言われました」

「そうか、そうか、きっと郁子も本心では嬉しかったと思うよ。イヤだったとか困ったと思ったんならそれから

 あと、工藤くんのこと送って行ったりしないって」

ここまで聞き出すのに1時間はかかっています。予想以上にお膳立てが出来ているじゃありませんか。キスまで

行ってないのは少々残念ですがまぁイイでしょう。急がなければ帰りが遅くなり妻に不審がられてしまいます。

「来週また食事会があるだろ。その時にまた郁子にコクってくれないか?但し絶対にこの事は内緒だよ」

勝負でした。もし工藤くんにイヤだと言われてしまっては作戦は終了です。第一段階にも進みません。

しかし、もし工藤くんがもう一度その気になってくれれば第一段階はクリア。そこで妻が結局また断ってしまっ

たらその時点で終了します。ですが妻のことです、決して工藤くんが傷付かないように上手くやるでしょう。

そしてもし妻が工藤くんのことを受け入れたら、その時こそ「寝取られ願望」の成就へ大前進となるのです。

なんて狡っからい作戦でしょうか。なにしろ私は知らん顔してれば傷付かなくて済むのですから。

「あの、スミタニさん、僕はどうすれば、あの・・・」

「工藤くん、慌てなくていいよ、ゴメン、ゴメン。食事会まで一週間ほど時間あるし3、4日したら連絡するか

 ら考えといてよ。クドいようだけど郁子にはこの事は絶対に内緒にね、宜しく頼みます」

工藤くん、さすがに大混乱しているようでしたし、実は私も疲れてフラフラになっていたのです。

工藤くんを近くの駅まで送ってから私も急いで帰宅しました。


「おかえりー!」

いつも通りの妻の明るくて元気な声です。そうなんです、いつも通りの妻なんです。

15も歳の離れた大学生と手を握り合った、でも何も変わらないいつもの妻なんです。

そしていつも通りの生活が続いていきます。私はもう内心は毎日ドキドキ、ソワソワでした。

4日が経ちました。工藤くんにラインします。「食事会、予定通りです。待ってますよー。ところで工藤くん、

 この前お願いしたことなんですけど、どうですかー?」あえて軽い感じの文面で送ります。

15分ほども待ったでしょうか、返事が来ます。

「わざわざの御連絡ありがとうございます。食事会いつも楽しみです。ありがとうございます。それとお願いさ

 れた件ですが、僕はやっぱり郁子さんが好きです。スミタニさんに言われて告白するなんて卑怯者なのかも知

 れませんけど、もう一度頑張ります。宜しくお願いします」

なんてイイ奴なんでしょう。本当にこんな真っ直ぐなというか馬鹿正直な好青年は見たこともありません。

「こりゃ何とかして工藤くんの思いを遂げさせてやりたいよなー」心底そう思ったことでした。


                                            つづく


[30] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  けんけん :2021/10/12 (火) 17:21 ID:rHl9ezIQ No.29415
更新ありがとうございます。そして、私たち、ご主人が怪しいと思ってた質問をぶつけていただき、ありがとうございます。モヤモヤがとれてスッキリしました。私はキスしてなくて良かったです。キスしてたら、奥様の硬いイメージが崩れてたとこなので。このジワジワ感最高です。慌てず急がずお願い致します。奥様が機嫌が良いのは、告白されたからですね。納得しました!

[31] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  田中 :2021/10/14 (木) 00:35 ID:9U8T6TMA No.29417
更新ありがとうございます
しかし、大学生の彼も真面目な子なんでしょうが、奥様は本当に堅い方なんですね。
それなりに好意を持っていて、手を握られてそれだけとは、旦那さんのご苦労が伺い知れますね。
性癖が普通ならば、最高の奥様ですが
まあ中々難しいですね。
これからも楽しみにしています。


[32] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/14 (木) 10:34 ID:/Ko4np1U No.29418

けんけん様
いつもいつもコメントありがとうございます。
モヤモヤが解消して良かったです笑
そうか!妻の機嫌が良く見えたのはそういう事だったんですね!気づいてなかったです・・・
女心は永遠の謎ですねー。確かに妻の方も工藤くんを気に入ってたのは間違いなかったんですねぇ。
冷静に、計算通り進めてるつもりでしたが、見えてなかったんですねぇ。
これからも宜しくお願いします。

田中様
毎度コメントありがとうございます。
「硬い」と言いますか「何も考えてない」と言いますか、本当のところはどうなんでしょうか?
確かに仰る通り私に面妖な性癖がなければ、とも思ったこともあるのですが、
もし私が普通だったとしたら工藤くんとは果たして何もなかったのだろうか?
結婚以来浮気したことないのだろうか?工藤くんに限らず他の男性に心動いたことないのだろうか?
この時は必死でそんなこと考えたことなかったのですが、今になって思ってしまいます。
これからも宜しくお願いします。


[33] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/16 (土) 14:02 ID:58H7q6qA No.29428

そしてやっと食事会の日が来ました。たった3日だけがもう一日千秋の思いとはこういう事だったのですね。

その日は朝からソワソワ。燃えないゴミ出しをして、洗濯物を干し、掃除を手伝い、買物も一緒に行きます。

とにかく私が手伝わない家事は料理だけなのですが、この日はいつもにも増して一生懸命でした。

「いつも郁子に工藤くん送らせちゃってるから、今日は俺、工藤くん迎えに行って来るよ」

「なんだか今日はVIP待遇だよねぇ。お迎えまで?」と妻は少々呆れています。

「イヤイヤ、今日はサクラが無事にウチの子になった記念てゆうか感謝の意味もあるからさ」

サクラというのは二匹目の保護猫。工藤くんに相談して決めた雌猫です。

しかしわざわざ迎えに行くのはVIP待遇などという事ではなくて、食事会の前に工藤くんに最終の念押しとゆう

か激励をしたかったからでした。

私は待ちかねたように工藤くんに連絡をとり、夕方5時の約束をして、またソワソワした一日を過ごしました。

昼飯時もうわの空。本を読んでもテレビを見ても心茲に在らず。入念に洗車をしたりして誤魔化します。

結局、工藤くんのマンションの前に来たのはまだ4時半を少し過ぎた頃でした。

5時少し前、工藤くんがマンションから出て来ます。私の車に気付いて大慌てで走って来ます。

「わざわざ迎えにまで来てもらっちゃって、本当にスミマセン。ありがとうございます」

「いいんだ、いいんだ。それよりしっかり腹減らしてるだろうね?今日も盛り沢山だぜ」

「ハイ、昼ご飯はセーブしときました」

「アハハハッ、そう、そう、それでいいんだよ。食い物残ったら持って帰ってもらうからな」

先ずは冗談を飛ばしておきます。いきなり告白作戦の事を言い出すのもガッツキすぎですもんね。

工藤くん家から私ん家まで道が空いてたら20分くらいです。家に着く直前まで世間話をしておりました。

「さぁ、もうすぐだ。俺も腹減ったよ。今日も楽しくやろうな。帰りは郁子が送るから宜しく頼むな」

「あ、ハイッ!頑張ります!」

しかし何度聞いてもこのシチュエーションで(頑張ります!)には笑ってしまいます。

「もしイイ感じだったら手を握るとかだけじゃなくてハグとかキスとか頑張るんだぜ、何も気にしないで!」

「ハ、ハイ、ゼンゼン自信はないんですけど頑張ります」

「たとえば今夜帰らせなくたってイイからね。工藤くん家に泊まらせて最後まで行っても俺は大丈夫だから」

「そこまで・・・、ありがとうございます。でもそこまではさすがにムリだと思いますので」

「無理やりにだったらそりゃムリだろうけどさ、いいムードになったら帰らせたくない、とか言ってさ!」

「いやぁ・・・でも僕、その、女性とその、最後までって経験ないんです・・・」

「エーッ!!でも工藤くん彼女もいたことあるって言ってたよね」

「あ、ハイそうなんですけど、最後までは行ったことなくてですね・・・キスとかはあるんですけど・・・」

これには驚きました。工藤くんは確か24歳。いくら真面目とはいえ童貞とは夢にも思っていませんでした。

という事はです。もし妻が工藤くんを受け入れたならばそれは「筆下ろし」という事になるじゃないですか!

こんな「おまけ」と言っては失礼なんでしょうが、望外の喜びと言いましょうか、新たな興奮の誕生でした。

「そうなのか・・・でも工藤くんの最初の相手が郁子でも、工藤くんはそれでもイイのかな?」

「そんな、モチロンです!夢みたいなことです!もしそうなれたら、一生の記念です!」

家に着きました。「工藤くん、とにかく俺が知ってるとかオッケーしてるとか絶対ナイショだよ、絶対だよ」

車を家の車庫に入れるのに、ハンドルが手汗で滑って焦ってしまいました。

家に入ると食事会の準備は完璧です。「おかえりー!お腹空いたでしょー、さっ食べよ、食べよ」

この日も和気あいあいで楽しい食事会でした。妻もホントに上機嫌で会話のほとんどを占めています。

工藤くんがぎこちなくならないか心配してたのですが、なんとかギリ大丈夫な感じでした。

「パパ、今日ちょっと呑み過ぎじゃない?もうすぐワイン空いちゃうよ」

そう言えばガンガン呑んでました。最初に缶ビールを3本ほど呑みましたから確かに呑み過ぎですね。

しかし酔わないんですね。イヤ本当は酔ってるのかも知れませんがテンション上がってしまってるんですね。

妻は車で工藤くんを送って行きますから呑めませんし、工藤くんもこの日は何故かあまり呑みませんし、

私が一方的に呑んでいたのです。

「ごちそうさまでした。いつもマジでありがとうございます。失礼します。おやすみなさい」

「じゃ工藤くん送ってくるけど、パパ、その辺で寝ちゃわないでよ」二人が出て行きます。

「フゥゥゥ、ガンバレ工藤くん」さぁどうなることでしょう。約束通り工藤くんは妻にアタック出来るのか?

ジッと待ってるのは辛いのでテーブルを片付け、洗い物をして、その食器も片付けて、テーブルを拭きあげて、

ゴミを分別して片付けて、そしてシャワーを浴びました。それでもやっと1時間が経ったくらいです。

工藤くんを送ってさっさと帰って来るんでしたら、もう帰って来ている時間です。

何かお話をしているんでしょうか?お話だけなのでしょうか?工藤くん、頑張ってくれてるのでしょうか?

イヤ、上手くいって妻が工藤くんを受け入れて工藤くん家に泊まることになったりして、最初は優しく妻が工藤

くんをリードして・・・そして遂に記念すべき工藤くんの童貞卒業と妻の初寝取られの悲願が・・・

そんな妄想が膨れ上がって、股間も負けずに膨れ上がって今まさにオナニーを開始せん、としたその時でした。

残念ながら妻の車が駐車場に帰って来たのでした。時間は、1時間と10分ほどしか経っていませんでした。

これでは当然セックスは有り得ません。キスならばどうか?それとも、またぞろ手を握るだけとかだったのか?

それとも工藤くんは何も言えなかったのか?なぜ工藤くんは連絡をくれないんだ!?

「パパ片付けてくれたんだー!酔っ払って寝てると思ってたよ。助かるー、シャワー浴びて来よっと」

妻の様子は普段となんにも変わりません。どうした工藤!ダメだったのか!?それとも言い出せなかったのか?

滅茶苦茶イライラしました。妻がシャワーしてる間に、と思ってスマホを手に取りましたが、やはり作戦失敗だ

ったらあまりにも工藤くんには酷じゃないか、と自分に言い聞かせて我慢したのでした。

この時になって急に酔いが回って来てしまいます。さっき迄の大きな興奮が大きな虚脱になってしまいました。

先に寝室に入ってノックアウトです。明くる日は強烈な二日酔いでした。工藤くんからラインは来ていません。

仕事は休みでしたので良かったのですが、頭はガンガンするし、イライラするし、最悪でした。

「こりゃ上手く行かなかったかな・・・落ち込んじゃって報告どころじゃないかぁ」

しかしです、やっぱり工藤くんに連絡するのは我慢しました。こんな精神状態ではマズいと思いましたので。

妻は本当にいつもと変わらず「パパ、ゴールデンウイークの後半は奈央子(娘です)帰って来るってよー」とか

言い残して、この日は保護猫施設のボランティアに出かけて行きました。

工藤くんからはまだ連絡はありません。「待てよ、工藤くんも保護施設のボランティアに行ってるかも」

もう時間は午前10時になろうとしています。思い切って工藤くんにラインして見ました。

「今日どうしてる?もし良かったら昼飯でも一緒にどう?」なんとスグに返事が来ます。

「了解です。宜しくお願いします」まるで私からの連絡を待ちかねたような素早さでした。

日曜日だったこともあり、どこへ行っても混雑です。ドライブスルーでハンバーガーを買って車の中で食おう、

ということにします。


ハンバーガーを買い込み、適当な場所に車を止めて食事の開始です。この時まで敢えて妻の事には触れません。

「工藤くんさぁ、なんか申し訳なかったねぇ。今日もこうやって呼び出したりしてさぁ」

「とんでもないです。いつも御馳走になってばっかりでスミマセン」

「イヤイヤ、昨日から工藤くんから連絡ないから心配でさぁ、落ち込んでるんじゃないかって思ってさ」

「スミマセン、そうですよね、連絡しなきゃダメですよね、申し訳ありません、なんて言ったらイイのか?」

「イイってイイって、俺がけし掛けたのもあるしさ、でも郁子も怒ったりしなかっただろ?」

「あ・・・イエ、怒るとかじゃなくて、あの、スミマセン。あのキスをあの、キスが出来ちゃいました!」

「ハッ???キス出来た!?ホントに?工藤くん、マジでキスしちゃったの?ホントに!?」

「あの、ハイ。昨日も送って頂いてスミタニさんと約束した通り、やっぱりまだ好きです、って告りました」

「うん、うん、それで?それで!」

「そしたら道を逸れてひと気の無い様な所に車を止められまして・・・」

「なんだって?ひと気の無い所へ郁子みずからが??」もう一瞬で喉がカラカラ、心臓バクバクです。


「困ったなぁ、工藤くん、わたしも工藤くんのこと好きだよ。でもわたしにはパパがいるし歳も上過ぎでしょ」

「でも好きなんです。ダメだなんて百も承知です、でも好きになっちゃいました。黙ってられなくなりました」

「うーん、じゃぁ、工藤くんはどうしたいの?わたしと付き合いたいの?パパがいるのに?」

「あ、いや、どうしたいかって言われましたら、その、ただ僕が郁子さんが好きだってわかって欲しくて!」

「それはもう充分わかってるつもりなんだけどなぁー。ね、工藤くんキスしようか?」


「それからはもう無我夢中でした。夢見てるみたいでした。スミタニさんホントありがとうございました」

文字どおりの「茫然自失」でした。キスしたんだ・・・しかも妻から言い出したんだ・・・マジで???

「工藤くん謝らなくてもイイんだってば、そ、それで?昨日はそこまで?それ以上は行かなかったの?」

なんて間抜けな質問でしょうか。時間的にそれ以上はムリなんです。声は裏返るし馬鹿丸出しじゃないですか。

「イエ!それだけです。でもそれだけで僕は充分幸せです!ありがとうございます」

「それで、郁子はそれから何か言ってた?なんて言ってた?」

「えっと・・・これで許してねって、また食事会しようねって言ってくださいました。それでマンションの前ま

 で送って頂きました。以上です!」

(以上ですって・・・イヤ!これは大きな前進じゃないか!大きな第一歩じゃないか!)

「工藤くん、良かったじゃないか!俺も嬉しいよ。そうだよ、郁子の言う通りまた食事会おいでよ。」

「ハイッ、ありがとうございます。お願いします。それにスミタニさんに報告出来てホッとしました」

「気を遣わせちゃったよなー、ゴメンゴメン。それと、俺が知ってるのは呉々も絶対に内緒だぜ。イイね!」

「ハイッ、分かってます!ありがとうございました。これで今日はぐっすり眠れます。昨日寝てないんで」


なんと言うことでしょう。私は工藤くんからコクって迫ればひょっとして、とは思っていましたが、まさか妻の

方からキスしよう、とか誘うとは思っておりませんでした。げに測り難きは女心であります。

さぁ、これからです。大きく踏み出したかも知れない「寝取られ」への道。

もうこうなったからには逡巡してる場合ではないでしょう。 

これはどうしても「寝取られ」を実現させねば、そしてどうしても工藤くんの筆下ろしを実現させねば!

愛する妻に嫌われるのを覚悟して、もう一度私自身が動くと決めました。三年前は泣かれてしまいましたが、

もう我慢が出来ません。後戻りも不可能です。ゴールデンウイークが明け梅雨入り前の爽やかな季節が来ます。

工藤くんに負けないだけの勇気を奮い立たせるのです。

次の食事会だ!次の食事会をその日にしよう!深く深く決意したのでした。

                                           つづく
 


                       


[34] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  けんけん :2021/10/16 (土) 15:17 ID:IGXIMiJo No.29429
更新ありがとうございました。最高でした。しかも奥様からキスを。やはり女性は告られると嬉しいんですね。しかも相手は工藤くん。次のステップがいつになるか楽しみですね。ただ奥様が意外と軽かったのは少し残念です。でも、軽いキスならいいかな。私の奥さんみたいに言ってすみません。続きお待ちしてます。頑張ってください!

[35] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  田中 :2021/10/17 (日) 07:50 ID:qAstZBO2 No.29430
更新ありがとうございます
奥様からのキスは興奮したでょうね、
でもキスはしてもその先には自分から進まないのは、奥様も好意と貞操を守る気持ちとの葛藤が伺えますね。
それに童貞はポイント高いですよね
引き続き楽しみにお待ちしています。


[36] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/20 (水) 13:05 ID:VM56vgCk No.29435

けんけん様
いつもいつもコメントありがとうございます。
軽い妻でスミマセン(笑)
しかし工藤くんが何も言わなかったらどうだったのか?
今でも気になるところではあるのです。

田中様
いつもいつもコメントありがとうございます。
葛藤があったのでしょうか?
どの時点で吹っ切れたのか?
やはり女心は謎であります。


[37] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  ひで :2021/10/21 (木) 10:41 ID:IGJ9GhlU No.29442
シゲルさんはじめまして♪
フィクションとは思えない程、現実味があって凄く興味をそそられます
続きを今か今かと焦る気持ちは大きいのですが
お忙しいなか書き続ける難しさ…大変だと思います
気長に待ちますので、どおぞ楽しみに待ってるファンの為
最後まで投稿してやって下さいね


[38] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/21 (木) 12:54 ID:KxRkVz4c No.29444

ひで様
はじめまして。わざわざありがとうございます。
ダラダラとなかなか先に進まずイライラさせている事と思います。お許しを。
最後まで頑張ります。ありがとうございます。


[39] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/21 (木) 15:15 ID:KxRkVz4c No.29446

ところが何事もなかなか思い通りにはいかないもので、その頃から私の仕事があり得ないくらい忙しくなってし

まったのです。毎晩夜は遅くなり休日もなくなってしまうほどでした。食事会どころか家で飯を食うのもむつか

しい状況で、少なくとも週3はあった妻とのセックスも私が疲れて参ってしまって回数激減です。

最近工藤くんはどうしてるのだろう?妻と連絡は取り合ってるのだろうか?ひょっとして会ってたりして?

「最近どうしてますか?忙しくて食事会出来なくて申し訳ない。実は最近郁子がふと寂しそうな顔する時がある

 んだけど最近工藤くんと会ってないから寂しいんじゃないかな?」久々にラインしてみます。

もちろんそんなことウソです。郁子はまったく何も変わりません。なにか私の性格だんだん歪んで来てますね。

「お疲れ様です。僕も最近はサボってたツケが回って来てまして保護施設へ行く回数も減らして学業に励んでま

 してご無沙汰してスミマセン。奥さんともぜんぜんお会いしてませんがラインはやり取りしてて、でも寂しそ

 うって意外です。ビックリしてます」

これには少々驚きました。ラインのやり取り?そんなの私はぜんぜん聞いてません。当たり前ですが・・・

「寝取られ願望」はありますが勝手に連絡を取り合ってたりすると腹が立ちます。嫉妬してしまいます。

「そうなんだね、でもやっぱり会いたいはずだしデート誘ってやってよ。俺には内緒でね」

「ありがとうございます。でも郁子さんデート来てくれるかな?一度お誘いしてみます」

「強引に頑張ってよ!連絡待ってるよ!」

その返事はなんと翌日に来たじゃありませんか。「デートOKしてもらいました!4日後です。来週の月曜日。

僕がその日は休講が出て学校休みなので横浜でランチしようという事になりました」

「そりゃ良かったじゃん!でもランチだけじゃなくて郁子を色々と楽しませてやってよー」

「はいありがとうございます。頑張ります」

工藤くんは何を頑張るのか分かってるのでしょうか?どうやって妻を楽しませてくれるのでしょうか?

それからの4日間、当然妻からの報告はありません。そして前日になってもなんの変化もありません。

イライラ、ムラムラしてセックスを仕掛けましたが、いつものように受け入れます。何も変わりません。

「明日工藤くんとデートするんだろ?しかもわざわざ横浜まで行くんだよな。地元じゃヤバいもんな!

 ひょっとしたら明日工藤くんとヤッちゃうのかもな!工藤くんに抱かれるのかもな!」

心の中で1人で勝手に興奮して妻を責めました。イキまくりました。醜い早漏オヤジになっておりました。


そして当日、工藤くんの報告を待つのみです。

ランチタイムが過ぎます。それからどうするのだろう?もしホテルへ行くなら報告はズッと遅くなります。

ショッピングとかお茶とかお話しだけじゃねぇだろうな!仕事もうわの空でイライラして待ちます。

いつもの仕事のペースなら私の帰宅は6時過ぎくらいですが、この頃は必ず9時を回っておりました。

5時、6時、7時、連絡がありません。これはマジでホテル入ったか?まさか報告忘れじゃないよな。

頭が爆発しそうなくらいイライラの限界に達したかという時、来ました!工藤くんからの報告です。

「お疲れ様です。今奥さんと別れました。おかげさまで楽しいデートでした。ありがとうございました。

 予定通り横浜でランチしたあと映画観ようという事になりまして、1時間半ほど時間調整して映画観ました。

 「居眠り磐音」という映画です。映画を観ている間ズッと手を繋いでました。映画を観終わってお茶しながら

 感想を楽しく語り合いました。人目がある、っていう事で帰りの電車では少し離れて立ってました。本当にあ

 りがとうございました」

職場でひとり「中学生のデートかよ!」と大声で叫んでしまいました。呆れ果てて返事する気にもなりません。

この映画は松坂桃李主演の作品です。妻は松坂桃李のファンなのです。なんとまぁ工藤くんを付き合わせたか?

少し時間が経つとなんだか可笑しくて笑けてしまいました。

9時過ぎに帰宅します。「おかえりー」本当に普通に迎えてます。「今日はカレーだよー」と戯けています。

今日は出かけていたとか映画を観たとかは言いません。もちろん工藤くんと一緒だったなどとは言いません。

後ろめたい事がないんだったらなんで言わないんだよ、映画観ながら手を握ってただけじゃないか、とか思いま

すが、今さらそんなこと言うはずがありませんよね。

明くる日になって工藤くんにラインします。「昨日はお疲れ様でした。郁子も上機嫌でしたよ。だから工藤くん

 もっと郁子を誘ってやって欲しいんだけど、確かに人目って気になるよね。なので工藤くんの部屋に誘ったら

 どうだろう?」

「お疲れ様です。昨日は本当にありがとうございました。でもスミタニさん僕の部屋はちょっと・・・尋常じゃ
 
 ないくらいに散らかってましてですね、恥ずかしくて誘えないですよ」

「だからだよ!だからなんだよ!もうキスもして手を握り合って映画観たりしたんだぜ、もう付き合ってるのと

 同んなじじゃないか。最近食事会がないからロクなもん食ってない、おにぎりでイイから持って来てくれとか

 言って誘ってみるんだよ。そうしたら工藤くんも部屋を片付けるキッカケになるじゃないか」

「はぁ、でも、なんか申し訳なくて・・・」

「そんなこと言ってちゃゆっくり会えるシチュエーションがなくなるぜ、君の部屋ならゆっくり出来るだろ」

「はぁー、確かにそうですね・・・わかりました!一度そうお誘いしてみます」

「よっしゃ、工藤くん、また報告待ってるからね。頑張って!」


それから何日が経ったでしょうか、10日も20日も待ったような気持ちでしたが実際は5日後にラインです。

「お疲れ様です。昨日奥さんに弁当を持って来ていただけました。いや弁当っていうかタッパに料理をいっぱい

 詰めて持って来てくれたんです。メチャクチャ美味かったです。それに僕の部屋があまりにも散らかっていた

 ので奥さんの指示に従って2人で掃除もしました。その間に洗濯までしてもらったのです。スミタニさんに言

 われて、なかなか勇気が出なかったんですが思い切ってお願いしたら快くオッケーしてもらえました」

いや、美味かったじゃないよ!2人でお掃除もどうでもいいし!洗濯まで!?パンツとかも?

「工藤くん、それだけ?キスとかハグとかなかったの?せっかく2人きりだったんだよな?」

「あ、はいそうです。キス出来ました。今回はキツく抱き締めることも出来ましたキスはもう一度出来ました」

「えっ!?工藤くん、それだけ?俺、大丈夫だよ。怒ったりしてないし、本当にそれだけ?」

「本当にそれだけです。2回目のキスのあと、急いで帰ってパパの晩御飯作らなきゃって言って帰られました」

驚き呆れました。部屋に行った方も部屋に呼んだ方も、もういっぱしの大人じゃないですか・・・普通はどうに

かなるのが当たり前だろ・・・こりゃもうダメだ。もう仕事が忙しいとか言ってる場合じゃないと思いました。

このままじゃせっかくのキスが想い出で終わってしまいかねません。もう動き出しているのです。後には引けま

せん。ここで私はもう一度原点に戻ろうと思いました。食事会です。食事会からスタートです。

「工藤くん、ながらくお待たせしたけど来週の土曜に久々の食事会やろうと思うので開けといてくれる?」

「ホントですか!メッチャ久々で嬉しいです。来週の土曜日楽しみにしてます」

「いつも工藤くんのこと送らせてると郁子酒が飲めないからさ、その日は工藤くん泊まりの予定で来てよ」

「ありがとうございます。リョーカイです。ありがとうございます」


こうして工藤くんと話を決めておいて帰宅します。

「そうだ郁子、来週の土曜日食事会しようよ。工藤くんはオッケーだし」

「エー、久しぶりだねぇ。だけどパパ仕事ダイジョウブなの?早く終われるの?」

「うん、なんとか先が見えて来てるしね。少しくらい遅くなっても先に始めててくれればイイしさ」

「わかった。じゃ久しぶりに腕によりをかけますかねぇ」

「それとその日は工藤くん泊まってもらうよ。いつも送って帰ってたら郁子飲めないからな」

「そうなんだ、ふーん。わかったよー」

妻の表情に特別な変化はありません。何事もなかったように夕食の準備をしています。


                                          つづく


[40] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  田中 :2021/10/22 (金) 02:35 ID:VksXjcvw No.29450
工藤君本気でヤバいですね、性欲とかないんですかね?
それと奥様もナゾですね、誘われて行っているのにキス止まりって、本当に二人ともナゾですね。
旦那さんの立場だと、いや〜キツイ進み具合で耐えられませんね。
これからも楽しみに読ませてもらいます。


[41] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  けんけん :2021/10/23 (土) 10:12 ID:GjtnsebI No.29453
更新ありがとうございます。確かに工藤君が奥手にしても、キスだけで終わってるのが、信じられないですね。既にキスは終わっているので、ステップアップしてるはずですが。もしかして、既にそれ以上のことを既にしてて、ご主人に虚偽報告をしてるのか、それとも工藤君が既ににご主人から公認されてることを奥様に報告してて、寝取られ性癖をくすぐらせる為に、色々な想像をさせるために、嘘の報告をしてるのも考えられます。読み手は面白いですけど、ご主人は不安が積もるばかりですね。奥様も態度に出ないし。しかし、素晴らしい展開ですね。間違いないです。頑張ってください。

[42] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/24 (日) 09:47 ID:quYBcg4E No.29455

田中様
そうなんです。メチャクチャ謎でした。
「草食系男子」というのは聞いた事がありましたが、ここまでとは・・・
妻にも確かに不思議でした。工藤くんをおちょくってるのかな?とも思いました。
私の焦燥感はここでもう限界に達しておりました。覚悟を決めた食事会のつもりでした。
いつも暖かい御言葉ありがとうございます。


[43] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/24 (日) 09:55 ID:quYBcg4E No.29456

けんけん様
私も真っ先にそれを疑いました。じゃないとおかしいって思いました。
健康な大人の男女がキスまで進んで、2人きりになって、そこでストップなんて有り得ない!
ですので私なりに慎重に観察したつもりでした。しかし、やっぱりウソじゃないようなんです。
私の文才が乏しいために、そこら辺の微妙な様子が表現出来ませず恐縮です。
いつも激励ありがとうございます。頑張らせていただきます。ありがとうございます。


[44] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/26 (火) 14:51 ID:Fw6vD8.c No.29461

食事会までの約10日間、その時間は私が覚悟を決めるには充分な時間だったはずでした。

食事会という和気藹々の雰囲気の中で妻と工藤くんの交際を公認してしまおう。

2人がもうとっくに相思相愛であるという事を認めさせて、その日から私に遠慮なく付き合うように話そう。

そして出来ればその日、私の見ている前で工藤くんの童貞卒業を実現させよう。

3年前、寝取られ願望を持ち出して妻は泣いて悲しみました。今回もそうなってしまったらどうしよう?

イヤ、もう2回も工藤くんにキスを許しているんです。それ以上発展して深い関係になるのに抵抗はないはず。

それでもやっぱり、夫の私が知っているとなれば、それは話が違ってくるのだろうか?

そんな懊悩が堂々巡りする毎日。そんなことは知る由もない妻には本当になんの変化も見て取れません。

いつも明るく元気に家事をこなし、週に一度はスイミングに行って最低でも5000メートルは泳ぎ、保護猫施

設のボランティア活動も大忙しで、その上近所付き合いにもけっこう拘束されたりするのです。

そんな良妻の見本のような妻がホントに15歳も若い大学生にキスまで許したなんて・・・。食事の準備でバタ

バタしている妻を思わずマジマジ見詰めてしまいます。

臼田あさ美に似ていると言われるクリクリと良く動く眼。肩に届くかどうかの短めのサラッとした髪は今まで何

故か染めたことのない黒髪。163cmで50kgに満たない華奢な体付きにはスイミングの効果もあり贅肉は見

られませんが、その分「貧乳」ではあります。そしてその胸の感度は抜群と言ってイイほどの反応を示します。

調子のイイ時?は胸への攻めだけで軽く逝くことさえあるのです。以前も申し上げましたが娘が大学入学して家

を出て夫婦水入らずになってからは、その時の声も遠慮なく出すようになりました。最近はただ音量が大きくな

っただけでなく内容も具体的に「もっと突いて」ですとか「まだ逝っちゃダメ」ですとか色んな要求をするよう

になり、ますます妖艶と申しましょうかまさに40歳寸前の女盛りへと順調に性長してきたのです。

フェラも積極的にしてくれますし、そのまま射精もさせてくれます。但し精飲は未だにNGです。飲み込もうと

するとどうしてもオエッとなってしまいます。それともう一つNGがありました。アナルです。どうしても気持

ち悪いそうで、指の挿入も、舐めるのも絶対NGです。

そしてなんと言っても一番の性感帯はクリトリスでありましょう。指で優し目に愛撫するだけで逝ってしまいま

す。更に舐めてあげると声をあげて歓喜して逝ってしまいます。実はペニスの挿入では恥ずかしながら殆んど私

の方が先に逝ってしまいますので、早漏亭主はもっぱらクリ攻撃に徹するのであります。

セクシーで凝った下着を買って来て私を誘ったりもします。写真撮影もさせてくれます。公開不可ですが・・・

もう私にとっては申し分のない理想的な妻であり女性なのです。

そしてそんなかけがえのない妻をいよいよ本当に他の男性に委ねようとしているのです。

断固拒否されて嫌われてしまうかも知れません。妻には内緒で工藤くんをそそのかしている事、そしてその工藤

くんとキスしたのを私が知っている事がバレたら離婚を突き付けられるかも知れません。

しかし私はもう「寝取られ属性」の沼にどっぷり浸かってしまい、引き返す事が出来なくなっておりました。

食事会までの10日間をそんな事ばかりを考え、妻を見るだけで勃起させ、毎日毎晩妻に襲いかかりました。


その日、いつもの時間に仕事には出ましたが情けないことにまったく仕事が手に付きません。どうにも具合が悪

いと言って早退けしてしまいました。午後3時にもなってなかったので、あまりにも帰宅するには早過ぎます。

あっちをブラブラこっちをブラブラ時間を潰して午後6時過ぎにやっと帰りました。

妻は料理の真っ最中。私もサッとシャワーを使ってから妻の手伝いに勤しみます。この日は中華料理でした。

しかし、やっぱりと言うべきか久々に工藤くんが来るというのに妻に変わった様子はありません。

7月も末に差し掛かり、暑い日でしたが服装もTシャツにGパンというメチャクチャ普通なスタイル。せめてタ

ンクトップに短パンとかの挑発的な感じは出来ないものか・・・。

約束の7時が近付きます。工藤くんが時間に遅れたことは今まで一度もありません。心臓の鼓動がドクドクと聞

こえて来るようです。

「ピンポーン」聴き慣れているはずの玄関チャイムの音に汗が噴き出るような気がしました。

「こんばんわ、お邪魔します。今日もごちそうになります!」黒のポロシャツに綿パン。あくまでも爽やかな印

象が崩れない工藤くんです。「いらっしゃーい、工藤くん先にお風呂入ったら?汗かいてるでしょ?待ってるか

 ら。ねっパパいいよね」「そうだな、そうしなよ。汗流して風呂上がりのビールは最高だし」

いつもながら妻の気配りは私の一歩も二歩も先に行きます。ましてや私の目論見的にも工藤くんにシャワーを先

に済まさせておくというのは大切なことでした。

この日もおおいに食い且つ呑みました。とは言っても「呑む」方は私の独壇場でしたが、工藤くんもなかなかの

量を飲みましたし、妻も工藤くんを送る心配がありませんからけっこう飲んだのでした。

ですが肝心のことが言い出せません。キッカケが掴めない、というレベルにまでも行きません。正直言って勇気

が出ないのです。ビビッてしまって「こう言おう」と決めていたセリフが吐き出せないのです。

料理を食べ終わり妻と工藤くんはもうデザートとコーヒーだか紅茶だかを楽しんでいます。私だけがまだ呑んで

おりました。ビールから紹興酒、ワインを少しやってからウイスキーのハイボールへ。ゼンゼン酔えませんが。

「パパ今日も飲み過ぎだよ。工藤くんも眠そうだし、お開きにしようね」もう午前0時を過ぎていました。

肝心なことを何ひとつ言ってません。「なんでだよ、まだイイじゃないか。まだ早いじゃないか」

「ダーメ!キリがないんだから。工藤くん2階の奥の部屋に寝床敷いてあるからね、ゆっくりネ」

「はい、ありがとうございます。それじゃスミタニさんおやすみなさい」

最後まで爽やかな工藤くんです、が、今夜はそうじゃないだろ!叫び出しそうでしたが・・・。

小心者の私がやっと妻に言えたのは「俺が片付けとくよ。おまえ風呂入ってきたらイイよ」とだけでした。

「ホントに!?ラッキー!!じゃ、お願いしまーす」

圧倒的な自己嫌悪が私を苛みました。「なにが寝取られだよ、ビビッてなんにも言えないんじゃないか」

ガックリというんでしょうか、ションボリというんでしょうか、こんなに落ち込んだのは初めてでした。

先に寝室に入りダブルベッドの右半分、いつもの位置で横になってぼんやり天井を見ているしかありません。


シャワーを浴び終わって妻も寝室に入って来ます。私はもう眠っていると思ったのか何も言いません。

鏡台に向かって座り、髪を梳かし、顔に化粧水やらなにやらを塗っています。いつもと同じことなのです。

いつもと同じ、何気ない日常的な寝る前のルーティーンなのです。ですが何故かものすごい色気を感じてしまっ

たのです。あの時の感情をどう説明しても説明し切れるものではありません。ものすごく欲情してしまい、そし

てその次の瞬間、ものすごく「どうしても今夜工藤くんとセックスさせたい」とその欲情が沸騰したのです。

妻がベッドに入って来ます。私はスッと左腕を枕のところに差し入れ腕枕状態にし、右手を妻の左胸に当てがい

ました。妻は何故かブラジャーを着けていたのです。今から思えばここで私の覚悟が決まりました。

「パパ起きてたの、ビックリするじゃない」私はその妻の唇を唇で塞ぎます。

そして唇を離したらそのまま頬ずりする様に妻の耳元に唇を近づけました。

「郁子、工藤くんのところへ行ってあげなよ。俺はダイジョウブだから。郁子のことゼッタイ愛してるから、

 行って工藤くんの初めての人になってあげなよ」

妻の身体が驚いたようにビクンッと反応したかと思うと、少しずつ震えが起こってきます。そしてその細い身体

が凍ったように固まってしまいました。どれぐらいの時間そうしていたでしょう。ただ心臓の鼓動だけが聞こえ

ます。


そしてゆっくりと妻が身体を滑らせて私の腕から少しづつ離れていき、遂にはベッドから出てしまいました。

何も言わず、振り返ることもせず、ゆっくりと静かに妻は2人の寝室を出て行ったのです。

気も狂いそうな悔しさと、そして達成感に襲われながらジッと耳をすませておりました。

妻が階段を登って行く音が微かに聞こえます。そして何も物音が聞こえなくなりました。

体を動かすことが出来ません。少しでも音を立てたくなかったのです。声が聞こえるかも知れませんから。

1階の私達の寝室と2階の工藤くんが居る部屋は端っこどうしです。声が聞こえるはずもないのですが・・・

まさかスグに戻って来やしないだろうか?無事に工藤くんに受け入れて貰えたのか?いや、受け入れないでくれ

工藤くん!妻を拒否してくれ!矛盾した思いが錯綜します。

恐ろしいまでの静寂の中、哀れな「寝取られオヤジ」は勃起することさえ忘れておりました。


                                           つづく


[45] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  けんけん :2021/10/27 (水) 07:54 ID:aK8yt0co No.29467
更新ありがとうございます。ご主人の気持ちお察しします。遂に言葉に発してしまいました。奥様は3年前の言葉を思い出したのでしょうね。そうまでして他人に抱かせたいのかと。内心悲しかったかも知れないですが、工藤君に告白されているのもあるし、キスを、した仲だし、童貞卒業と言う言葉に母性が働き、奥様にとっては最高の条件での公認浮気になったのではないでしょうか!夫婦の営みも定期的にされてるとの事ですので、思いきって楽しみそう気がします。また、旦那さんに気を遣うこともなく、むしろ見せつけてやるくらいにするかもしれませんね。次が楽しみです。頑張ってください。

[46] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  田中 :2021/10/28 (木) 11:53 ID:stUO3tgw No.29471
更新ありがとうございます。
遂に思いを伝えてしまいましたね、このまま旦那さんの悲願が遂げられるんでしょうか?
私の妻のお相手には童貞の方はいなかったので、これからのお話しをとても楽しみに待たせていただきます。


[47] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/28 (木) 14:46 ID:Mi3I.gZI No.29474

けんけん様
いやはや全く、結果的にはけんけん様のおっしゃる通りにだったかも知れません。
女心は本当に永遠の謎であります。あの涙はいったいなんだったのか?
この日までの心の動き、変化は一体どうなっていたのか?
この投稿はあくまでも夫の私の視点でしか書けないのですが、
これが妻の視点ですとゼンゼン趣の違ったものになるのかも知れません。


[48] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/28 (木) 16:07 ID:Mi3I.gZI No.29475

田中様
いつもコメントありがとうございます。
まさに悲願でございました。虚仮の一念でございました。
この時から2年経って文章にして思い出してみて、改めて男という生き物はアホだなぁと思います。
相変わらずのダラダラ進行ですが、これからも宜しくお願いいたします。


[49] 妻・郁子 初めての寝取られ物語  スミタニ シゲル :2021/10/31 (日) 15:35 ID:hCchd6d2 No.29484

息を凝らして私は妻が戻って来るのを待っておりました。

そうなのです、スグにでも戻って来て欲しい、俺だけの郁子であり続けて欲しいから・・・。

あんなに妻が他の男性に抱かれることを希っていたはずなのにです。自分でも不思議な感情でした。

しかし妻は戻っては来ませんでした。これはもう間違いなしに工藤くんに受け入れられています。

工藤くんの腕の中に妻は顔を埋めてしまっているのでしょう。いや、それ以上に進展しているのかも。

家の中で、私と妻の「愛の巣」と言っても良い私達の家の一室で、しかも今ここで夫が待っているのに。

その妻たる郁子が赤の他人の男性に抱かれている。もう既に一糸も纏わぬ姿になっているのかも知れない。

そう思うだけで強烈な動悸に襲われます。生まれてこの方経験したことのない興奮でした。

しかし何故か二人の様子を覗きに行こうとは思わなかったのです。こっそり階段を登って行けばドアを開ける事

は憚られたとしても、その前でせめて声だけでも聴く事は容易いはずでした。

まさにこの心理が「被虐嗜好」だったのでしょう。決して遠慮したのでも、後で怒られるのを恐れたのでもない

のです。二人の居る部屋から離れたところで、その二人の様子を妄想しては悶々としている自分が哀れで馬鹿で

最高に興奮出来るのです。「寝取られ属性」そして「ドM属性」が遂に爆発して昇華した夜だったのでしょう。

すべてが終わり、妻が私のところへ戻って来たらどのように迎えようか?何も言うことなどない、他の男性を受

け入れてしまったヴァギナに有無を言わさずむしゃぶりつくんだ。イヤ、そういう乱暴ではなく労るように優し

く抱き締める方が良い。いったい何時間経ったのだろう?あぁ、まだか?早く戻って来てくれ!正確な時間経過

は分かりません。時計やスマホを見て確認したりはしないのです。只々、待たされている事が快感でした。

もう、息も絶え絶えになっておりました。苦しくて涙が出て来るほどの乱心に上体を起こしたその時でした。

遠くでドアの閉まる音が聞こえたのです。息が止まりました。妻が戻って来る!やっと戻って来てくれる!

叫び出しそうでした。しかしそうではありませんでした。階段を降りるのは妻だけではなかったのです。

なんで妻と工藤くんが一緒に降りて来るんだ?答えはスグに分かりました。二人で浴室へ向かったのです。


二人で風呂だって!?

俺のところに戻って来てくれるどころじゃない。なんと浴室で2回戦ということか!!

大袈裟ではなく気絶しそうでした。俺のことなんか忘れて楽しんでたんだな!俺なんか関係なしだったんだ!

ショックでした。どんな風に抱かれたんだ?どんな手順で童貞の工藤くんを導いたんだ?

大切な思い出として内緒にしたかったのか?恥ずかしくて?照れくさくて?なかなか言えなかったのか?

「寝取られ」の醍醐味でもある妻からの詳細な報告が聞けなかったのは辛い日々でした。

結局その時の様子は2年ほどが経って、最近やっと妻の口から聞く事が出来たのです。

「初めの頃は工藤くんとあんな事になろうなんて夢にも思ってなかったよ。そりゃ確かにイイ子だしネ、好感は

 持ってたよ。でも周りが工藤くんはスミタニさんのこと気に入ってるよ、とかスミタニさん工藤くんのお相手

 してあげなよ、とか言いだしてね・・・イヤでも意識するじゃない、やっぱり。でもそれだけで何にもなかっ

 たんだよ!ホントに!でもあの日お寿司屋さんに工藤くんが居たのを見た瞬間に全部分かった気がしたのよ。

 なんかあの頃パパのエッチ、また何年か前に戻ったみたいにスゴかったし、また変なこと言い出すんじゃない

 かな?って警戒してたんだよ。そしたら工藤くん連れて来てるじゃない。まさか!?って思うよね・・・。

 なるべく普通に振る舞ってはいたけど、困ったなぁって思ってた。パパが保護施設に何度も来てたのはこう
 
 いう事だったのか、工藤くんと仲良くなるためだったんだ。わたしと工藤くんをくっ付けたいんだって分かっ

 たの。正直言ってそれまでに工藤くんとは仲良くお話したり、車で彼のお家まで送って帰ったりしてました。

 でもそれはせいぜいお友達的感覚だったし・・・確かに彼の事をパパに話したことはなかったけど、でもそれ

 は何かやましい事があったとかじゃないよ。うん、でもやっぱり少しは意識してたのかも・・・。

 それから今度は月に2、3回のお食事会が始まったでしょ。それで、その頃からパパめちゃくちゃ優しくなっ

 ていったでしょ、自分で分かってる?

 毎回わたしに工藤くんを車で送らせて、それでわたしが家に戻ってからどんだけパパ優しくなったか、最初は

 不思議でしょうがなかったわよ。お片付けは全部終わってるし、お風呂にも一緒に入って来て隅々まで洗って

 くれるし、ベッドに入ってもめちゃくちゃ優しくて、わたしの全身をまるで初めて抱くみたいに扱ってくれる

 し、それが毎回だったからね。そう、車の中で工藤くんにコクられた。その次はキスもした。お家にお弁当持

 って行ってお掃除とかもして、そう、キスもした。でも罪悪感なんてなかった。確かに工藤くんの事は好きだ

 ったから、でもそれ以上にパパが望んでる事だからって自分に言い訳してた。そして本当にパパはわたしと工

 藤くんがそうなる事を望んでるっていうのが分ってたしネ。車で送るだけであんなに優しくなるんだもの。

 工藤くんは本当に意地らしくて正直で、彼には申し訳なくてしょうがなかったわ。それに若いしネ、彼のこと

 好きって言うお年頃のお嬢さんも絶対いると思うしネ、こんなおばさんに本当に申し訳なかった・・・。

 そしてあの日の食事会。パパに「工藤くんのところへ行ってあげなよ」って言われて震えちゃったわ。

「あぁ、とうとう来た。とうとう言われた」でも、やっぱりどうしよう?って思ったよ。工藤くんにもし断られ

 たら恥ずかし過ぎるし。パパわたしのこと嫌いにならないで、許してネ、そう言いながら階段上がったの。

 部屋のドア開けて「工藤くん、一緒に寝てもいい?」って言ってから答え待たないで走るようにお布団の中に

 飛び込んだ。郁子さん、って言って思い切り抱き締めてキスしてくれたからホッとしたの覚えてる。

 しばらくいっぱい、いっぱいキスしたの。それから「工藤くん脱がせて」って言った。

 工藤くんの手が少し震えてたかな、パジャマのボタンを一生懸命はずしてる工藤くん可愛かった。

 「ブラもはずしてくれる?」もう工藤くんはコクっと頷くだけ。後ろのホックがなかなかはずせなくて困って

 たみたい。ブラがはずれたら工藤くん大きな溜息吐いてネ、そして優しくおっぱいを揉んでくれたの。

 「工藤くん、吸って」って思わず言っちゃった。気持ち良かった。とうとうパパ以外の男の人におっぱい吸わ

 れちゃったのね。パジャマの下もパンティも脱がせてもらって、工藤くんのTシャツとトランクスはわたしが

 脱がせてあげた。「触ってもイイ?」って言っておチンチン触ったらネ、工藤くんスグに出しちゃったのよ、

 ビュッ、ビュッって。ビックリしちゃった。「ごめんなさい、ごめなさい」って必死で謝ってたけど可愛いく
 
 て笑っちゃった。それでティッシュで拭いてからネ、わたし、工藤くんのをお口で綺麗にしてあげたの。

 エッ?お掃除フェラっていうの?そう?パパにしたことなかった?ホントに?

 工藤くんの?うん、大きいっていうか硬くて長いの。何度もオエッてなったもん。

 でもね、それがね、挿れる前にネ、またお口の中で出ちゃったの。さっき出したのに多くてビックリした。

 え、えーと、うん、飲んじゃった。ごめんなさい・・・。

 それから少し休憩っていうか抱き合ってキスしてたらね、暫くしたらまた大きくなって来たの。だからね、

 「工藤くん、これ挿れてくれる?」って聞いた。そしたらビックリするじゃない!「僕はまだその経験があり

 ません。上手に出来ないと思いますがイイですか?」って言うのよ。それはこっちのセリフじゃない。

 「工藤くん、ホントに?初めてがわたしでイイの?」「ハイ!郁子さんが初めての人なんて嬉しいです!」

 これには参ったなぁ、まさか初めてとは思わなかったもの。だってキス上手だったんだもん。

 そんな罪悪感もちょっとあったけど、やっぱりもう止められなかったし・・・。

 正常位で挿れてもらったの。今まで当たった事のないような奥の奥まで突かれる感じだった。

 凄かった。凄く気持ち良かった。ううん、逝くまでは行かなかった。工藤くんまた出しちゃったの。

 終わってからも工藤くん感激してくれて私の全身を愛撫してくれて全身にキスしてくれて、あそこもネ。

 それがもの凄く心地良かったわぁ」


時計をまた元に戻しましょう。

二人で浴室へ向かったとはあまりにも意外で、悔しくて、今度はソーッと覗きに行きました。

まさか童貞青年相手に風呂場でヤルとか無茶なことはしないよな!!洗いっこだけだよな!!

それをどうしても確認したい、もう「嫉妬の鬼」になっていたのです。

ザーッ、ザーッ、というシャワーの音。話し声は・・・?

聞こえてきました。「あっ、あっ、当たる、スゴい、あっ、あっ」今まで聞いた事のない妻の切なげな声です。

次の瞬間「郁子さん、ごめんなさい、ごめなさい!」という工藤くんの声が響きます。

「ううん、ダイジョウブよ、すごくよかったよ工藤くん」そのあとは又、シャワーの音だけが虚しく響きます。

全身が綿のようになって私はやっとの思いで寝室に戻ります。また涙を流していたかもしれません。

もう何が何やら分かりません。大願成就して満足してるのか、それとも後悔してるのか、不可解な状態でした。

たぶん真夏の遅い夜明けが迫っていたと思います。私はあまりにも興奮したのか気を喪ってしまったのです。

なんという小心者か・・・。意識が戻った瞬間の自己嫌悪はとても言い表せるものではありませんでした。

今は何時頃だろう?二人はまだ部屋に居るのだろうか?俺はどうしたらいいのだろう?どんな顔をして妻や工藤

くんの前に出ればいいのだろう?

こんな情けない状態になるとは予想だにしていなかった「寝取られ達成」の朝だったのです。


                                          つづく

 


[50] Re: 妻・郁子 初めての寝取られ物語  けんけん :2021/11/01 (月) 07:50 ID:RuSNGxns No.29485
更新ありがとうございます。とうとうやってしまいましたね。奥様も既にわかってたんですね。ご主人の行動が全て不自然だったことを。ご主人が工藤君のところへ行けと言わなかったら、奥様は行かなかったでしょうね。自分てまいた種とはいえ辛いですね。奥様が、ご主人のところへ戻ってきてどう言葉を発しするか楽しみですね。続きお待ちしてます。頑張ってください。


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