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[7470] 薄い壁(23)〜 ボー太 投稿日:2009/10/01 (木) 13:27
香織さんと友人である後藤を交えた刺激的な3P。そして今度は横山さんと由佳が..

「うぅん、いいですねぇ!..私も是非その場に居たかったなぁ」
これで何度目かの、あの晩の話をまた聞き終えた横山さんが、ニヤニヤと感想を述べました。
「どうですか?やっぱり嫉妬とかはしないんですか?」
「え?えぇまぁ..これが初めてではありませんから」
余裕の回答です。私は迫り来る「交換会」に気持ちが先走っていました。
「で、今度はいつなんですか?..その、由佳との..」
「ん?私の番の話ですか?..んん、そうだなぁ..急ですけど今週末の金曜ってのは?」
「金曜..明後日ですね」
「えぇ、実はね、2人には声を掛けてるんですよ」
「え、2人?」
「フフ、そぉ2人..4Pになっちゃいますけどね?」
私は意識が遠のきました..しかしこの取り決めは、もちろん人数制限等はされていません。
「あ、あのぉ..その日なんですが、私もその場に居たら駄目ですか?」
「え、新田さんが?..うぅん..しかしねぇ..」
考え込む横山さんが次第に笑顔へと変わっていきました。
「いいんですか?..だって、私だけではないんですよ?今回は..」
「え、えぇ..」
「フフ、なら構いません」
私は悩みました。見ないほうが..いや、やはり見てみたい..妻が他の男と?..


〜番外編〜

【由佳と横山のある日の密会】

「由佳さん、今日のお昼なんですが、一緒にご飯でも如何ですか?」
突然の横山さんからの電話に私は戸惑いました。主人はもちろん会社です。
「え、えぇ、でも横山さん、お仕事は?」
「あはは、いやぁ由佳さんのこと考えていたら、とても仕事どころではありませんよ!」
「もぉ、またそんな..でも、特に用事は..はい、11時ですね?」
私は約束を交わし携帯を閉じました。でも、あれ以来、時々掛かってくるこの電話を、
私はいつしか心待ちにしていたのです..

「どぉ?美味しかったでしょ?」
「えぇ、とっても!」
「ランチの割にはボリュームもあるし」
「ホント、お腹いっぱいです、ウフフ」
車を人通りの少ないスペースに停め、車内での会話を楽しんでいたときでした。
「由佳さん、えぇと、前の土曜だったかな?..旦那さんの帰りが遅かった日..」
「え?はい..それが?」
「いやぁ実は、あの晩って..うちに居たんですよ、新田さん」
「そう、なんですか?..」
「あれ?あんまり驚かない?」
「え?..はい、それは..何となく、そうかも、って..」
「もしかして?由佳さん..」
「あ、私もあの晩は外出してて..私も主人も帰ったのは次の日なんです」
私がそう答えると、横山さんはスッと手を握ってきたんです。
「居ないほうが良かったですよ..」
「..そういう、こと、ですよね?」
「感づいていました?」
「いえ、でも、何となく..もしかして?って」
「スゴかったと思いますよ..もしも聞こえてたなら」
「え、横山さんは居なかったんですか?」
「ん?..あ、そうです、居ませんでした..香織と、新田さんと、えぇと彼の友人の..」
「3、3人?..それって..」
私は思わず呟きそうになって口を押さえました。横山さんは気づいたみたいですけど..
「私とね、新田さん..実はこんな話をしたんです」
ニヤっと笑った横山さんが話す内容、そして話しながら私のカラダをサワサワと撫でる
その行為に、私は..思わず感じてしまいました。主人への非難めいた感覚が沸きません..
「ね?..だから今度は私の番なんです」
「横山さんの、番..え?..」
隣でズボンのジッパーを下ろす音が聞こえます。私はあの日の行為を思い出しました..
「外からは見えませんよ..由佳さん」
「で、でも..あぁ、もぉこんな..」
肥大した横山さんのアレが、既にパンツの上から顔を覘かせています。
「さぁ、しゃぶって..」
手をギュッと股間へ導く横山さん。私はされるがままに握ってしまいました..
「そぉそぉ..由佳さん、ほら、あの日のこと思い出して..」
「あぁん..」
握った手を上下に動かし始めました。トロッと透明な液が溢れました..
「食後のデザート、ですよ」
「うぅん..大き過ぎます..はぐぅ..ジュル、ジュジュ..」
とうとう、始めてしまいました..
「はぁはぁ..ハンドル、気を付けて」
「ジュポ、ジュポ、は、はい..ジュポ」
横山さんが、徐々に色んなところを触ってきました。フェラチオに集中できないくらい..
「はぁん..横山さん、もぉ..はぁはぁ、ジュポ..ジュポ..んん!」
「あ、今、人が通りましたよ..ウフフ!」
「んん!はぁはぁ..え、嘘ぉ!?..んぐぅ、ジュポ、ジュポ..」
「うぅん..気持ちいい..由佳さんのフェラは、いつも..フフ」
褒められると弱い私は、更にネットリと、イヤラしく舐めました..車の中でのご奉仕に
普段よりも興奮してしまいます。昼間なのに、私..
「横、横山さん?..その、交換の日、って..ジュポ」
「え?..」
「やっぱり、横山さん以外にも?..ジュルジュル..」
「他の男が居るのかってこと?」
「は、はい..ジュポ、ジュポ..」
私は顔が真っ赤になってしまいました。そんな質問..
「居てほしいですか?..フフフ、由佳さんは」
「あぁん..ジュルジュル、ジュジュ..」
「社会見学でも、しましょうか?..太いのとか、長いのとか..ね?」
「はぁ、はぁ、イヤラしい..ジュポ、ジュポ、ジュポ..逝きそう?..飲ませて..」


あの晩以来、妻との夜の行為はありませんでした。生活上支障をきたすことはありませんが..
もちろん妻も私と香織さんに何があったのか、話の内容は知っています。私ではなく横山さんから聞かされたその内容に、妻は顔を上気させながら聞き入っていたそうです。
そしてこの「夫婦交換会」に、妻は首を縦に振ったと、横山さんが言っていました..

[Res: 7470] Re: 薄い壁(23)〜 だんな 投稿日:2009/10/01 (木) 17:45
待ってましたよ!w

毎回、興奮してアソコがパンパンです^^

ホント!上手いですねぇ〜

[Res: 7470] Re: 薄い壁(23)〜 やま 投稿日:2009/10/01 (木) 21:03
おまちしてました。
いつも私の想像を超える展開に感心するばかりです。
このあとも、期待しておりますので、よろしくお願いします。

[Res: 7470] Re: 薄い壁(23)〜 ^−^ 投稿日:2009/10/06 (火) 21:44
なかなか、そそる展開になりましたね。
期待してますよ。
いろんな意見とか加えて書きすすめられると、また、期待も高まりますね。
楽しみにしてます。
ゆっくり構想を温めてください。

[Res: 7470] 薄い壁(24) ボー太 投稿日:2009/10/13 (火) 16:07
〜番外編〜

【由佳と香織のある日の会話】

「珍しいわね、由佳さんからのお誘いなんて..何かあったの?」
とある喫茶店。香織は由佳からの連絡に戸惑い、しかし興味をそそられた。
「え、えぇ..だってほら、香織さんと、こうしてちゃんと話すことって無かったでしょ?」
「そうね、確かに..」
「いろいろ、ありましたもんね..」
「いろいろ?..」
由佳の問い掛けに押し黙ってしまう香織。由佳の出かたを確かめる為でもある。
「何回?..あの、シたのは..何回ですか?」
「え?..」
単刀直入な由佳の質問。
「うちの主人と..聞いてるから..」
「...」
「あのね、怒ってないんです!..だから、その..」
「いいの?言っても..」
笑みを浮かべる香織。当惑気味にその表情を窺う由佳。
「フェラチオだけが1度..そして..」
「そ、そして?..」
「セックスは..3回?4回だっけ?」
具体的な言葉を聞き顔を真っ赤にさせてしまった由佳を、香織は微笑みながら観察した。
「そっちは?」
「そっち?って..」
「だって、由佳さんもシたんでしょ?..主人と」
「...」
「私が知っているのは、ほら、あの晩だけだわ..スゴく聞こえてた..」
更に顔を染める由佳。香織もあの晩の行為を思い出し、少しアソコを疼かせた。
「香織さんて..そういうの、聞いても怒らないんですか?」
「ウフフ、慣れ、かな?」
「慣れ、って..でも、聞いて嫉妬とか..」
「由佳さん、嫉妬ってね、一番の興奮剤よ..セックスする際の」
「え?えぇ..」
「分かってるはずだけど、ウフ」
香織は由佳を試すように、少し意地悪な言葉を語りだした..
「新田さんの、オチンチン..ウフ、私にピッタリなの」
「...」
「主人のは大き過ぎて、いつも初めは少し痛いくらいよ..でも、新田さんは」
「...」
「丁度良くて、でも硬くて..ね?硬いでしょ、新田さんのオチンチン」
「..は、はい..確かに」
「フェラチオしてると、だんだん大きくなってきて、そして、どんどん硬くなってきて..」
「...」
「あぁ、思い出しちゃった..ウフフ、お汁もいっぱい出るわぁ」
「真治さんだって..」
「え?主人?..下の名前で呼んでるんだぁ」
「え、いえ、違います..あの..」
「ウフ、主人がどうしたの?..由佳さんの時は、いっぱい出るの?..お汁」
「...」
「気持ちいい?..主人のオチンチン」
由佳は顔を俯けながらも、か細く囁いた。
「は、はい..スゴく..」
「交換しちゃう?..私と、あなたの、オトコ..」
「やだぁ..香織さん..」
「ウフフ!可愛い!..主人のタイプよね、由佳さんってホント!」
香織は一瞬真面目な表情をして由佳を見据えた。
「ねぇ由佳さん..主人とセックスしても構わないわ..」
「...?」
「その後よ、その後に必ず新田さん、旦那さんとセックスするの..そうすれば」
「そうすれば?..」
「最高に興奮するわよ..あなたも、新田さんも..」
「興奮?..一度、シたことは、あ、ありました..確かに..」
「そう..細かく説明してあげて?..挿れられながら、どんなことをサれて、とか..」
「細かく?..あぁ..」
「..疼いちゃう?..ウフ」
「...」
「で、由佳さんは何度シたの?..主人とは」

由佳と香織は3度目のコーヒーを頼んだ..


〜本編〜

交換会当日。金曜日の夕方6時。晴れ。
私は友人宅に誘われて出掛けた、という設定で昼から外出。その間妻の由佳は買い物や食事の
下拵え等、今夜の準備に余念無く過ごしたことだろう。主人としての横山さんは昼過ぎに一度
私と打合わせ。以前の話通り、私も横山さんの客人として何食わぬ顔で登場予定である..

「皆さん、それぞれ面識は?」
私は打合せ時、横山さんに確認しました。
「うぅん、知りません、皆今夜会うのが初めてですよ」
少しホッとした私の表情を見抜いたのか、横山さんが言いました。
「知らぬ者どうしが徐々に仲間意識を持ち、由佳さんを性的対象として手を出し始める..」
ニヤッと片頬を歪めて続けます。
「主人の仕事でお世話になる客人に、由佳さんは戸惑いながらも拒否できず..」
「...」
「本当の旦那が見ている前で、私の妻を演じながら他人を受け入れる..完璧です!」
「横、横山さん?..」
「アハハ、何ぁに心配ありません!皆紳士で由佳さんの嫌がるようなことはしませんから、ね!」
慣れた調子の横山さんに、私は従うしかありません..
「今夜のウラ事情、誰にも教えてませんから..自然発生的な饗宴を演出させてみせますよ!」

私の足はアパートの階段下で止まりました。このまま行っていいものかどうか..
悩む私を通り越すように、一人の紳士が会釈をしながら階段を登っていきます。あれは今夜の
客人の一人か?私は咄嗟に声を掛けました。
「あ、あの..横山さんの?..」
「え?えぇ、そうです..あなたも、今夜の?」
「はい、新田と言います、今夜は宜しく..」
「須川です、こちらこそ!」
感じの良い、40を多少越えたかな?という風貌の男性でした。少しホッとします。
「一緒に行きましょう..えぇと、○○○号室、だったかな?」
「えぇ、こっちですよ」
連れ立って廊下を歩きながらも、私は少し無遠慮なほど彼を観察してしまいました。会社の帰り
なのか、少し大きめのカバンをぶら下げています。

「ピンポ〜ン!」
大きくチャイムが鳴り響きました。妻のリアクションが気になります。もちろん私が来ることなど
知る由もありません..
「はぁい!..いらっしゃいま、せ..!?」
須川さんから私に視線を移した直後、妻はおかしな間が空くほどに驚いた表情を見せました。
Uの字の深いカーブを描く胸元が目に飛び込みます。薄手の赤いニットが身体のラインに纏わり
つき、括れた腰からヒップにかけて茶色の落ち着いた膝丈スカート、今宵の妻を覆う衣装でした。
「須川です」
「新田です」
私たちは順々に名乗り、由佳が玄関へ招き入れるのを待ちました。
「あ、済みません!..どうぞ、中へ..主人も奥に」
シドロモドロの一歩手前、なんとか須川さんに場の違和感を感じさせずに、由佳が私たちを招き
入れました。
「やぁどうも!須川さん、それから新田さん..」
私たちは通された食卓へ歩み寄りました。もう一人の客はすでに到着済みだったようです。
「初めまして伊藤です、済みません、一杯だけ先に頂いてます」
そう言う伊藤さんの隣に私、そして伊藤さんの真向かいに須川さんが座り、私の向かいは空席
です。横山さんは「主」らしく、皆から見た上座の席へ座っていますので、私の向かいの席は
由佳が座る、ということなのでしょう..
「今夜は皆さん、うちの会社のお得意さんということで、パァーッとやってくださいよ!」
どうも横山さんと伊藤さんは、すでにだいぶ酔っている様子です。須川さんが苦笑しながら
答えました。
「横山さん、ちょっとピッチが早過ぎですよぉ..まぁしかし、あなたは底無しですからねぇ」
そう言って笑う須川さんに、伊藤さんも釣られて口を開きました。
「実は私が到着したときから、こんな感じだったんですよ!」
一同爆笑し、場が一気に和みました。由佳もキッチンで聞きながら苦笑しています。先ほどの
私と対面した驚きから立ち直ったのかと、少し気になりました。
皆自己紹介を改めて行い、それぞれの素性が分かりました。

須川さん:開業医。産婦人科の2代目。病院建て直しの際に横山さんの会社に依頼。42歳。
伊藤さん:商社勤務。同じく経営業務再変事に横山さんの会社に依頼し知り合う。36歳。

話の内容から横山さんは経営コンサルタントを職としているのかと、今更ながら私は知りました。
「伊藤さんとこは私が担当でしたけど、須川さんの時はまだ駆け出しで..」
「いやいや、横山さんにはお世話になりましたよ、懐かしいですね..」
須川さんと伊藤さん、話し振りや外見上も全くの紳士です。私は今夜の企みは冗談だったのか?
そう思えるほどの序盤でした。しかしそれは杞憂(?)に終わりました..
「でも..なるほどねぇ、横山さんが最近めっきり相手をしてくれなくなったのも分かります」
「え、どういうことですか?」
伊藤さんは顔を赤らめながら、ニヤニヤと笑って話し出しました。
「奥さん、こんなに綺麗で..前はよく女遊びも、ねぇ?横山さん、フフフ」
須川さんも便乗します。
「ハハハ、そぉそぉ、以前はうちの看護婦も、よく毒牙に掛かってましたよ!」
「またそんなぁ、皆さん大げさですよ!ねぇ新田さん?」
「え、えぇまぁ..」
酒の効き始めた頃合でした。2人の暴露話が面白おかしく飛び出します。
「由佳さん、どぉですか?..泣かされてませんか?」
「いえ、お蔭様で..今のところは、ウフ」
私は須川さんの問い掛けに違和感を抱きました..
「そぉそぉ、一番割を食うのは奥さん、由佳さんですからねぇ!アハハ」
伊藤さんのこの言葉にも..
「いやいや、うちの由佳はそんな小さなことには拘りません、なぁ由佳?」
キッチンと食卓を行き来しながら、由佳はウフフと笑いながら手を休めません。由佳?..
「由佳、そろそろこっちにおいで..もぉ食べきれないぞぉ!」
「は、はい..それじゃ..」
私は開いた口が塞がりませんでした。横山さんは由佳を「由佳」と??..香織ではなく..
「由佳さんほど綺麗な奥さんじゃ、横山さんも浮気する気が起きないってことですかね?」
「ははは、確かに!私だって由佳さんが待ってるなら、5時になったら即帰り支度始めますよ!」
由佳と呼ぶ横山さん、そして2人の客人たち..私の感性が歪み始めました。由佳は私と目を
なかなか合わせようとしません。
「さ、どうぞどうぞ!由佳さんも少し飲みましょう!」
「は、はい..」
隣に腰を下ろした由佳を待ち構えるように、須川さんがお酒を勧めます。
「それを飲んだら由佳さん、今度は私の酌ですよ!」
「酌って伊藤さん、うちの嫁なんですから、あっちのシャクは駄目ですよ!」
「え?..アハハ!」
横山さんの絶妙な下ネタが炸裂しました。由佳も苦しそうに笑っています。
「由佳さん、結構お酒は強そうですね!」
「いえ、それほどでも..あ、済みません」
次々と酌をされ、見る見るうちに頬を真っ赤にさせる我が妻。順番に酒を注ぐ、その時だけが
私と妻が言葉を交わす時間でした。
「ん?新田さん、どうしました?..もしかして由佳さんに惚れちゃいましたか??」
伊藤さんが口数の少ない私をからかいます。
「新田さん、新田さんとこの香織さんも、イイ女じゃないですかぁ!?」
横山さんが面白そうに話します。
「新田さんこそ、奥さんにメロメロでしょうなぁ!..ねぇ??」
「え、いや..そんなことは..」
由佳が酔った表情で私を見ています。
「ほぉ!..でもねぇ、私はやっぱり由佳さんですよ、このなんとも色っぽい..」
「あ!今触ったでしょ!?須川さん!」
伊藤さんの告発に一同の視線が集まりました。
「由佳さんのお尻ですよ!横山さん、いいんですか?」
告発する伊藤さんも愉しそうです。
「ん〜須川さんだしなぁ..まぁお医者さん、ってことで、アハハ!」
「そうですとも!..私はご婦人方の健康状態をですねぇ、フフ、見るのが仕事です」
「今笑いましたね!?..フフフ!」
皆の掛け合いに自然と笑みが溢れます。私も若干漫才気味の遣り取りに笑ってしまいました。
そんな中、横山さんが真面目腐った顔で須川さんに問い掛けました。
「あぁそうだ..ねぇ須川さん、最近女性の乳癌が多くなってきてるって..」
「そうなんですよ..ここ数年、発症例が増加傾向です」
須川さんの産婦人科も検診は行っているとのことです。
「でもアレでしょ?..検査に来る女性も増えているからっていうのもあるんじゃないですか?」
伊藤さんも加わります。妻も真面目に聞いているようです。
「まぁ、そうですね..確かに検査もしやすくなりましたし、定期的な検診さえ行っていれば」
「早期予防できますよ、ということですか?」
「はい」
横山さんが妻を見ました。
「由佳、お前検査とかしたとこあったか?」
「いえ..ちゃんとしたのは..」
惚れ惚れするほどの夫婦振りに私は妙な感心をしてしまいます。
「だよな?..ねぇ須川さん、アレって触診でも十分早期発見に繋がるんですよね?」
「もちろん」
「病院じゃないと駄目ですか?」
「いえ、そんなことは..要は指先の感触ですから..」
「なんかエロくないですかぁ?今の!」
同時に動いた指先に、伊藤さんがチャチャを入れました。
「アハハ!なぁ由佳、どうだ?ちょっと診てもらえば..須川さん、ちゃんとした先生だぞ」
「ちゃんとした、は酷いでしょ!..」
また爆笑が起こりました。シリアスムードの中に混ざり合う卑猥な空気..妻もどうしていいのか
分からないような表情です。
「もしよかったら違うお部屋で診ましょうか?」
「あ、またニヤけた!..須川さん!?」
伊藤さんの突っ込みに妻も苦笑します。
「うぅん、違う部屋っていうのも由佳が緊張するでしょう?..」
「そうですよ、何かヘンなこともされそうですからねぇ」
伊藤さんの頭の中では、須川さんは今やヤブ医者並みです(笑)
「じゃあこぉしましょう!触診だったら裸になる必要はないでしょ?」
「え?えぇ..」
「ならここで..服の中に手だけ入れて診るっていうのは?」
「え?」
妻が当惑気味の表情を見せました。伊藤さんは何故か?喝采を叫びます。
「構いませよ、先ほども言ったように、感触ですから..フフ」
「また笑った!..ちゃんと監視してますよぉ!」
そう言う伊藤さんもニヤけています。私はこれが「合図」となるのでは?と、やや緊張しました。
「そういうことなら..いいでしょう、では、由佳さん宜しいですか?」
「え?..は、はい..」
妻がこの時だけ、私の表情を確かめました。須川さんはすでに席を立ち妻の背後に回っていました。
私の目の前に妻が座っています。伊藤さんが興味津々という感じで私の隣ににじみ寄りました。
「大丈夫、ちゃんと診てもらえ..」
夫気取りの横山さんが、分からぬように私に視線を寄越しました。
「それじゃ、失礼しますよ..」
「..はい..」
お腹の辺りからニットの生地を若干摘み上げると、須川さんはもう片方の手をスッと中へ潜り込ま
せました。
「んん..あのぉ、ブラがね、ちょっと邪魔で..外しますよぉ」
「え?..あぁ..」
背中のホックがあっさりと外れました。医者口調な為、周りも須川さんの行為をただ黙って見守る
だけです。
「抜き取ることはできませんか?..ブラジヤーを」
「あ、はい..えぇと..んん」
服を着たまま、腕からブラ紐を外して胸元から抜き取ります。常識的にはあり得ないほどの恥ずか
しさが妻を襲うはずの行為。しかし場の空気がそれを許しません。静かな「ウォーッ」という歓声
が聞こえました..もう一度手を服の中へ入れ直す須川さん。
「ほぅ、柔らかいですねぇ..フフ」
須川さんの卑猥な感想も、皆笑顔を一瞬浮かべただけで、この医者の触診を待ち構えます。
「それじゃ、診ますよ..どれどれ?..ん?..うぅん」
「あぁ..ん..んん」
妻の「堪える」吐息が私たちを刺激します。
「ど、どうですか?..分かりますか?」
沈黙を破るように質問する横山さん。伊藤さんは固唾を呑んで須川さんの触診を観察し続けます。
「もう少し..んん?..」
「..んん、うぅん..はぁ..」
薄いニットです。肌に張り付いたその生地が、須川さんの手の動きを容易に私たちへと知らせます。
妻の背後に屈むように立つ須川さんは、目を宙に彷徨わせ、乳房のあちらこちらを触診という愛撫
にしか見えない行為に没頭しています。
「感、感じてますよねぇ?..由佳さん」
伊藤さんでした。
「そ、そう見えます、ね..」
私は生返事を返しました。目を逸らす一瞬が非常に勿体無い、そんな光景でした..
「どうです?」
「ん〜どうかなぁ?..ちょっと姿勢が、ねぇ..」
「というと?」
「いつもはね、やっぱり向かい合って診るもんだから..」
横山さんは仕方が無い、という表情で頷きました。
「ならば須川さん、しっかり診てやってください..いつものやり方で」
「うんうん、そうしましょうかね?」
「はぁん..え?..あっ!」
須川さんは場所を妻の向かい側に移しました。椅子の向きを少し強引に変え、妻と向かい合わせの
ような格好でしゃがみ込んだのです。複雑な表情を浮かべる妻が医者を見下ろします。
「伊藤さん、新田さんには..フフ、ちょっとサービスになっちゃいますがね?」
「いやいや、皆さんお客さんですから..妻の健康と、仕事を円滑に進めるには、アハハ」
「え!?もしかして..」
「それでは..失礼して..」
「キャッ..」
須川さんは両手でしっかりと服の裾を掴むと、優しく、しかし躊躇無く、しっかりと首元まで
妻の上半身を捲し上げました..
「おぉ!..」
伊藤さんの歓声が上がります。先程からの触診を受け、うっすらと赤みを帯びた妻の乳房が、
男達の面前に露わとなった瞬間でした..
「んん!なんとも良いカタチ!」
「フフ、確かに..なかなかいませんよ、これほどの整ったカタチの乳房を持った女性は」
「とうとう見られちゃったなぁ、由佳..」
「恥、恥ずかしい..」
皆の感想が乱れ飛びました。ニヤニヤと顔を近付け感想を吐く伊藤さん。自らの「妻」を晒し
ながらもご満悦な表情の横山さん。スケベ心丸出しの須川医師。
「ね、ねぇ、須川さん..早く触診を!」
「はいはい、急かさないで..フフフ、この重たい感触..」
医師の特権とばかりに、須川さんは妻の乳房を下から支え持つような状態を少し愉しみ、もう一度
真面目な顔であらゆる場所を弄り始めました..


注)文章の内容及び描写に関しましては、架空の設定とご理解下さい。

[Res: 7470] Re: 薄い壁(23)〜 やま 投稿日:2009/10/13 (火) 20:42
お待ちしてました。
今回も私の想像以上の展開ですね。
堅くさせながら読んでいました。