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[6792] カジノM ダンテ 投稿日:2009/07/14 (火) 17:58
カジノM プロローグ

 西暦2040年。カジノが日本で認可されてから25年。
 あるリゾート地の無人島に建設されたカジノ都市は繁栄を謳歌していた。

 しかし当初の規制は甘くなり、他国の例に漏れずマフィアが支配する「特別区」のようなものに変化していた。
ただ、危険な「無法地帯」ではなく、マフィアやその下部組織の統制下で、治安はある意味「安定」し、「ルール」を守っていれば、安全快適なカジノライフが満喫できるリゾート街として、観光客、従業員、そして大金を狙うギャンブラー達で賑わっていた。ホテルや飲食店や風俗店まで、あらゆる娯楽施設が華やかに彩る街である。

 そして、この街を支配する「ルール」とは・・・それは、カジノ店などで、「ゲームのルールに必ず従う」とうことである。それは店と客の場合、客同士の場合も同じことで、事前に了解した条件での勝負については。たとえ人道から外れるような行為や人身売買などが含まれようとも、それが許され実行されるとういものである。もちろん、生命が賭けられることも・・・ある。今では国家組織も手を出せない、独立国家のようでもある。

 圭太は恋人の可奈と、初めて、この孤島のカジノ都市「ジパング」を訪れた。
 目的は、旅行ついでの生活資金稼ぎ。欲を言えば、一生分の大金を稼ぐつもりだ。
 圭太25才。各地のカジノを転々として食べているプロ?のギャンブラー。つまり無職だ。けれども、貧乏なわけではない。かなりの腕を持っているので、食うには困らない。手持ち資金も1000万円ほどある。低金利と不景気のおかげで、円の価値は50年前とほとんど変わらないようだ。世の中も預金よりカジノという風潮だ。圭太も類に漏れずカジノ中毒になった一人だ。しかし、ギャンブルの才能のおかげか、生活に困ったことはない。
 ここジパングは、他の地域と桁違いに規模が大きい。動く金も桁違いだ。圭太は、人生の勝負に出るつもりで、地方カジノからやってきたのだ。そして、一緒についてきたのが、可奈だ。

 可奈21才。大学卒業したてで、圭太と駆け落ち旅行のつもりだ。
 小柄で美人というより可憐なタイプで、顔もロリ顔だ。高校生といっても不思議に思えない幼い雰囲気がある。
 その彼女が圭太に恋し、もちろん圭太も彼女に惚れた。その彼女が「圭太君についていく」と言うから、圭太も驚いた。顔に似合わず意外に強い心に感心し、さらに好意を持った。偶然、相席になったカフェのテーブルで話がはずみ、付き合うようなったのは、わずか2ヶ月前だ。こんないい女性とは、もう二度と付き合えないだろうと確信したのが、勝負を決意させた。
 大金をここで稼いでプロポーズしようと圭太は心に決めている。


圭太たちはジパングを訪れてまずホテルにチェックインした。手持ち資金1000万円のみ残して、残額で泊まれるだけ部屋をキープしたところ1ヶ月間分あった。食事はカジノでタダで食べれるの困らないはずだ。さっそくカジノ向かおうと、「大きくて、大金が動いて、歴史が長いカジノ」をフロントで尋ねたら「M」というカジノを紹介された。食事ついでに可奈を連れて「M」に向かった。・・・・・・その後フロント男が電話した先は・・・カジノM。

カジノ「M」。豪華な造りだと圭太は感心した。クラッシックホテルのようだ。さすがにジパングのカジノは違う。ドアマンに誘導されて店内に入るとクロークがあり、案内係がやってきた。

「申し訳ございません、お客様。当店はドレスコードを設けさせて頂いておりまして・・・」

見回すと、たしかに、圭太と可奈のようなラフな服装のものはいない。どうやら由緒正しいカジノなのか・・・。ホテルではそんなことを聞かなかったが・・・・・・出直すか、別の店に行くかと可奈と相談しようとすると、先ほどの店員が、

「もしよろしければ、当店のご用意しております衣服をお使いいただいてもよろしいのですが。いかがですか?」
「借りれるの?」 と圭太が尋ねると、
「はい、お連れ様のパーティー用ドレスもご用意しております」

可奈を見るとうなずいて「圭太君、お願いしちゃおうよ」

「じゃあ、二人分お願いします」
「かしこまりました、では案内係を呼びますのでしばらくお待ちください」

30分後には、若い紳士淑女が完成した。
圭太は品のいいダークグレーのスーツ。
可奈はセクシーに背中が開いたブルーのパーティドレス。生地も薄く体のラインがくっきり出ている。少し恥ずかしそうにメイクアップされた頬を赤くしている。
圭太は、「可愛い」に「美しい」がプラスされたと感じた。そして彼女を他人に見せるのがもったいないような、誇らしいような複雑な気分になった。・・・・・・そして圭太は、すでに彼女が標的にされていることを、まだ知らない。

華やかなカジノは、人々のドレスや会話でさらに輝いていた。
さっそく一勝負しようとチップの交換コーナーに圭太が向かった。
可奈は飲み物をバーカウンターでもらって来るといって分かれた。

「ここで取り扱えるチップはいくらまで?」圭太が尋ねると係員が、
「おひとり100億円までとなっております」
!・・・・・・「今、何て?」
「ですから、おひとり100億円までチップと交換できるシステムになっております。もちろんカードが使えます」
「すごい」圭太が驚嘆していると、
「レートによってテーブルが違います。チップの金額で参加できる範囲が決まっています。」
「では1000万円を全部チップに」
「かしこまりました。10万円と1万円のチップでよろしいですか?」
係員はカードを受け取ると機械処理するとチップケースを圭太に渡した。
そして、付け加えて言った。
「チップ以外のものも賭けられますが、ルールは絶対ですからご注意ください」
圭太は頷いた。圭太もこの街のルールについては知っている。表には見えないだけでマフィアが支配しているのだ。

圭太はポーカーの台に着席した。しばらく見ていた感じでは、さほどのレベルではない。
ディーラ一人に客4人だ。カードが配られる。見事な手さばきだ。しかし・・・。
30分後チップは1300万円になっていた。可奈も横で笑っている。
次のテーブルではブラックジャックだ。ディーラーの視線の癖を見抜いてここでも圭太は勝った。1500万円。
高額の台へ移れる金額になったようで、別の台を進められた。先ほどの台では大勝ちしても、数百万だ。
圭太はもちろん台を移り、ポーカーでチップを3000万にした。

圭太と可奈はカウンターでサンドイッチ食べながらカジノの店内を観察していた。
「圭太君、ホント強いね」
「今頃 分かったのか 遅いぞ」
「ごめーん、だってこんな金額のカジノはじめてだもん」
「(オレだってはじめてだって・・・・・)」内心で圭太も興奮していた。
ただ、さっきから気になっていたのは、一対一の対戦形式の台。
1000万の対決ならどちらかが1000万失うと負け。1回の掛け金の上限が200万程度。ポーカーだ。
1ゲームで1000万が動く。圭太はそこで勝負することにした。100億円という金額を聞いてから、金銭感覚がおかしくなっていたのかもしれない。

とりあえず1000万円ゲーム。相手は初老の男性。5分後、圭太が勝利した。
「(これで4000万円。ここで一気に増やそうか。相手は素人だしイケる!)」
次の3000万円勝負にも金持ち道楽に勝ち合計7000万円。
その後も負けなしで、(途中冷や汗を各場面はあったが)ついにチップは3億円ほどになった。
「(やはり可奈は勝利の女神だ)」可奈を抱き寄せて喜び合った。
しかし、その後2時間はチップは増えなかった。圭太の強さとチップの高額さに相手がいなくなったのだ。
通常台では、チビチビ稼ぐだけになってしまう。勝負はポーカーかブラックジャックにしたい。

圭太が途方にくれているころモニター室では圭太と可奈の行動を大画面モニターで観察する者がいた。

「いかがでしょうか、オーナー?」
「悪くない。いや、なかなかの上物だ。コレにしよう。じっくり育ててやる」
「かしこまりました」
「男の方も、元気があって弄り甲斐がありそうだ」
「ではさっそく、サロンへ案内します」

圭太と可奈にとっての地獄の扉が開いた瞬間であった。

[Res: 6792] カジノM 1000 ダンテ 投稿日:2009/07/15 (水) 20:44
圭太と可奈がバーカウンターで今日の予定を話していると、一人の品のよい男が話しかけてきた。
「カジノM支配人の津崎でございます」
50代半ばの年齢に見える。
「お客様が、退屈なされているとお見受けしますので、ご提案をお持ちしました。」
「お客様はカジノの奥にあります特別室でのカジノを、お連れの方には併設のホテルのエステコースを、お楽しみになってはいかがでしょうか?」
「奥の特別室?」
「はい、レートも億単位でも遊べる、選ばれた方のサロンでございます。ただ女性のお客様にはご遠慮させていただいております」
圭太は、なんとなく察した。そこで、
「可奈、行って来いよ、金はあるんだから」
「うん、じゃあ行ってくるね。体、キレイにしてくるね」と圭太に軽くキスすると、案内係について行った。
「じゃあ、その特別室のサロンなら、勝負する相手がいるんだね?」
「はい。どんなお客様でも大丈夫でございます」

そしてカジノの奥にある重厚な扉を開けられ、ライトダウンされた廊下を進んだ扉の先には・・・・・!。

圭太は目を見開いた。そこは淫靡と光景でうめつくされていた。まるで風俗店であるかのように。
「(だから、可奈を案内しなかったのか)」
広さは地方の大きめのカジノくらいだ。
部屋の構成は大きく分けてカジノコーナー、サロンコーナー、ステージコーナーの3つのようだ。
しかし圭太の視線の先は、そこいた女性達だった。
セクシーな服の女性だけでなく、下着姿やトップレス、全裸の女性もいる。
サロンのソファーでは男性の股間に顔をうずめている者や、SEXしていると思われる者もいる。みだらな喘ぎ声もあちこちで聞こえる。
カジノコーナーでは、全裸や半裸の女性ディーラーや、ウェイトレスがそれぞれの役割をこなしている。

「いかがでしょうか、お客様?」と支配人の津崎が尋ねた。
「いや、すごいね。おどろいたよ」圭太が素直に感想を伝えると、
「では、ご案内いたします。こちらへどうぞ」と、圭太を奥のカジノテーブルに案内した。対決形式のテーブルだ。
「ようこそ、サロンMへ」と握手を求めてきたのは40代半ばに見える精悍で野性味のある男だ。身なりもすばらしく金がかかっているのが分かるが、上品で嫌味がない。
「このカジノのオーナー堂島です。よろしく」
「こちらこそ、小杉圭太です」と圭太は、緊張しながら握手する。
「このサロンでは金で女も自由にできます。選ばれたものだけの遊び場ですよ」と堂島がニヤッと笑った。
「では小杉さん、ルールを決めましょう」と津山が言った。
「ここでは、勝負ごとにルールというか、条件を設定するのが慣例なんですよ」と堂島。
「わかりました」と圭太は即答し、続けた。
「では、ここにチップが3億ほどありますので。1ターンにつき上限5000万のファイブカードポーカーで」
圭太は、雰囲気に呑まれないように、条件設定を自ら提案して勝負に出た。
「ではゲームオーバーはどの時点で?中途半端は嫌いなんだが、君は若いからハンデをあげてもいいよ。」
堂島の言った言葉に、気負っていた圭太の頭に血が上った。
「どちらかが3億以上負けたら、ゲームオーバーで」
「では、ルールは決定したよ」堂島が不適な笑い浮かべ、「ディーラーと勝負相手は君が選ぶといい」
「いや、そちらにおまかせします。イカサマは無しですよ。」
「もちろんだ。では、素人で恐縮だがディーラーは私、対戦相手は普段ディーラーをしているクリスにしよう」
クリスと呼ばれた男は白人で長身でやや細身、知的だが神経質そうな感じの男だ。
3億円分チップが用意された。サロンMと刻印されている。
「では、はじめよう」

5分後、「(ヤバイ!)」と圭太の心の危険信号が鳴り響いていた。
「(まったく手が読めない。こいつに心があるのか)」
クリスは大きな勝負に出ることのない慎重なタイプのようだ。
毎ゲーム1000万単位が動く。じりじり損失が増えていく。ついに残額が5000万になっていた。
と、ここで圭太に、いいカードが配られた。最初の段階で2ペアだ。あと一枚でフルハウス。相手に降りられないように慎重にベッドする。交換カードが配られる。来た!フルハウスだ。圭太が2000万レイズすると、ここでクリスは意外な行動に出た。これまでの慎重さから一転して上限5000万のレイズをかけてきた。圭太は迷った。ここで負けると終わりだ。しかしあの残額では勝負にはならない。堂島の顔を見ると不敵な笑みだ。キングのフルハウスで負けるわけがない。圭太は勝負に乗った。乗ってしまった。

カードがオープンされると圭太は青ざめた。クリスの手はエースのフルハウス。負けだ。

支配人の津崎が宣告した。「勝負はクリスの勝ちです。」
圭太はうなだれて、サロンを後にしようとした。そこにオーナーの堂島が声をかけた。
「待ちたまえ。小杉君」
「君から預かったチップは2億9500万だよ。500万返してもらおう。」
圭太は驚いた。
「ちょっと待ってください。さきほどのチップは3億ありましたよ。」
「もちろん3億のゲームのために用意したサロン用のチップだよ。君のチップと相殺すると500万足りない」
「そんな・・・」
「ルールは絶対だ。支払いも絶対だ。君も知っているだろう?しかも君が決めたルールだ」
「財産は、あれで全額です。そんなことを言われても払えません」
「それは、困ったね、津崎支配人どうすればいい?。このままでは、小杉君はこの街のルールにより処分されてしまうよ」
「たしかに、このままでは、小杉さんの命はありません」
圭太の足はガクガクと振えている。それを見た堂島が楽しそうに言った
「津崎、彼を救う手は無いのか?」
「あることにはあるのですが・・・・・・」
「!。助けてください。なんでもしますから・・・・」圭太は必死に命乞いをした。
津崎は答えた。「新しいルールを設定し、再度勝負をするのです。ただし、店側のリスクに見合う代償を賭けていただきます」
「なるほど、それはいい考えだ。どうだね小杉君。いや、お金を貸している間は名前で呼ばせてもらおう。圭太君」
圭太の選択肢は他になかった。命がかかっているのだから。
「お願いします」深く頭を下げた。
「よしわかった。再勝負で決めよう。では支配人と相談している間、しばらくここで待っていてくれたまえ」
そういってオーナー堂島と支配人津崎は奥の部屋へ入って行った。
それからしばらくの間、圭太は、ボブという巨体で筋肉質の黒人男に逃げないように見張られながら、サロンで繰り広げられる、酒池肉林の世界をうつろな表情で眺めていた。

堂島は別室に入ると併設ホテルの部下に指令を出した。
彼女に事情を話してサロンまで連れて来いと。
モニターには、全裸でエステを受ける可奈の姿が鮮明に写っていた。

30分後、堂島と津崎がサロンに戻った。
「ルールを説明する」堂島が話し始めた。
「500万、君に貸そう。500万ゲーム。上限50万。ポーカー。金額以外は先ほどと同じ。」
「君が勝てば差し引き0円で、自由の身だ」
「君が負ければ、借金1000万。払えない君には利息として君の彼女を預かろう」
利息条件
   可奈の身を一週間拘束する。
   サロンでウェイトレスをしてもらう。セクシーな衣装で。性的なサービスはなし。
   仕事以外は堂島の部屋で預かるが、手は一切ださない。
   一週間後、新条件で再挑戦の機会を与える
「どうだろう。圭太君」
「わかりました。条件には、間違いありませんね」
最悪負けた場合でも可奈の体は無事なようだし、なんとか命は助かる。これ以上の譲歩は無理だ。
可奈にはつらい思いをさせてしまうが、他に手がない。ここは、マフィアがルールで統治している街だ。

ドアが開いて可奈が入ってきた。泣きそうな目をしている。
「可奈・・・ゴメン」
「圭太君、がんばってね。私、平気だから」とにっこり笑った頬を涙が流れた。
「可奈さんには事情を説明して、了解済みだ。」堂島が言うと
「準備が整いました」と津崎が案内する。
テーブルにはチップが500万分ある。勝負開始だ。

20分後、堂島とクリスのペアは、あっさりと圭太のチップを全額巻き上げた。

「勝負あったね。圭太君。約束どおり可奈さんは預かるよ。では一週間後また会おう」
堂島と可奈は奥の部屋に消えた。「圭太君、待ってるから」と可奈が最後に言った言葉が耳に残った。

残された圭太は、津崎に誘導されてカジノを出た。ホテルに戻った圭太は、悔しさで叫び声を上げ、一晩中泣いた。
次は勝てるのか。不安が圭太の心をさらに打ちのめした。

「今頃、可奈は恥ずかしい格好させられて・・・・・」
想像が妄想となって圭太の心を蝕み、なぜか激しく勃起していた。
泣きながら自慰にふけって、眠りについた。

[Res: 6792] Re: カジノM はむはむ 投稿日:2009/07/15 (水) 21:52
なかなか面白そうですね・・・。

続きが早く読みたいのでUPしてくださいね・・・。

[Res: 6792] カジノM 1000+ ダンテ 投稿日:2009/07/15 (水) 23:01


翌朝、目が覚めた圭太は、昨日の件が現実であること認識すると、とりあえず近くのカジノで食事を済ませた。
が、無一文では、一週間後までやることがない。今、可奈がどんな目にあってるのか思い浮び、それがつらかった。
昼過ぎ、ブラブラしていると、無意識にカジノMの前に来ていた。可奈を近くに感じたかったのだ。中に入ってみる。
今日は自分のスーツを着ている。何をするでもなく、カジノ内を彷徨っていると、後ろから声をかけられた。

「約束まであと6日もありますが」
圭太が振り返ると津崎支配人だった。
「すみません。来てしまいました。」
「いや、オーナーも圭太さんが来られることを予想しておられて、ある部屋を準備させていただきましたよ」
「部屋?」
「もちろん、使われるかはご自由ですが、サロンとオーナーの部屋の一部をモニターできるようにしてあります」
「モニター?」
「監視カメラを使った可奈さんに関する追跡モニターです。我々が、ルールを厳守しているか確認できますよ。」
「それを見せてくれるの?」
「そのために用意した部屋ですから。ルールを守るのは圭太さんだけでなく我々もです。ただし、見るのは、つらいかもしれませんよ。」
「案内してください。」
「かしこまりました」

案内された部屋は窓がなく、ソファと大きな液晶テレビが置いてありトイレとシャワーがついていた。
全部で6畳くらいの狭い空間だ。テレビモニターを見るためのみに作られている部屋だ。

津崎は部屋の鍵を渡して出て行った。
圭太はがテレビの電源をいれると、いきなりサロンの情景が映された。

可奈が高校の制服を模した衣装を着て、飲み物を運んでいるところだった。
スカート丈はかがむと白い下着が見えシャツは短くヘソだし状態でブラがクッキリと透けていた。
そんな彼女に客達は卑猥な視線を送ってニヤニヤしている。
そんな可奈を見て圭太は悪いと思いながらも激しく勃起してしまった。
「可奈、ごめん」
カメラは可奈を常に追跡撮影していた。常に最適に写っているカメラに自動的に切り替わり、画面の中心にはズーム撮影された可奈が写り続けている。ただ、トイレなど監視カメラがない場所では、サロンの全体が映された。やはり全裸や半裸の女性達もいる。
たしかに可奈にが性的サービスを強要されることは無かった。が、様々な方法で客によって間接的に遊ばれている。
たとえば、わざと飲み物を倒して、可奈に体を拭かせたり、物を落として可奈に拾わせ下着を覗き込んだりというようにだ。

夕方には、可奈のシフトが終了したのか、堂島の部屋が映し出された。写ったのは可奈の部屋、そしてリビングとダイニングだ。堂島も現れなかった。可奈も自分の部屋で眠りについたようだった。

圭太もホテルへ戻った。

2日目以降、毎日、サロンでの衣装は変わった。薄いミニ丈ワンピース、バニーガール、チアリーダーなど、男達の目を楽しませた。堂島の部屋では結局可奈しか写ることは無く、ルールは守られていることを毎日モニタールームに通って確認した。

そのころ、オーナーの堂島は広い、モニタールームでいくつもの画面を切り替えて映し出される映像を楽しんでいた。堂島のモニタルームには「すべて」が映し出されていた。圭太の見ている追跡画像だけでなく、着替え風景、シャワールーム、トイレ、電気を消したあとの可奈の寝顔も赤外線カメラではっきりと。そして、圭太の姿も盗撮されていた。そこには圭太の嫉妬に苦しむ表情やズボンのふくらみまでも映っていた。

「さて、いよいよ明日からだな。」
ペニスを全裸の女に舐めさせながら、堂島がつぶやいた。

[Res: 6792] Re: カジノM はむはむ 投稿日:2009/07/15 (水) 23:19
いいところですね・・・。

続きがもっとみたいですね・・・。

犯されちゃいそうですね楽しみです・・・。

[Res: 6792] Re: カジノM かりかり 投稿日:2009/07/16 (木) 17:33
うはぁたまりませんね。
可奈さんもペロペロすることになるんですかね。

[Res: 6792] カジノM 2000 ダンテ 投稿日:2009/07/16 (木) 20:51



圭太は、開店と同時にカジノMに入店した。
一刻も早く、可奈を連れ出すためだ。
もちろん勝負に勝ってからの話になるが。

「早いね」堂島が答えた。「可奈君はよく働いてくれるよ。今日も負けたくないね」
「さっそくお願いします」お願いする身であることを悔しく思うが、気にしてはいられない。

「では、ルールは金額が違うが前回と同じでいいね。1000万円勝負だ。負けたら借金2000万になるよ」
「はい・・・・・わかりました」
「そして利息である可奈さんに対する条件だ。今回から契約書を交わすことにする」
利息条件
   可奈の身を一週間拘束する。
   サロンでウェイトレスをしてもらう。下着姿で。性的サービスとして客が体に触れることのみ認める。
   仕事以外は堂島の部屋で預かり全裸で生活してもらう。指示通りに体を見せること。ただし、手は一切ださない。
   一週間後、新条件で再挑戦の機会を与える

条件を聞いた圭太は一瞬躊躇したが選択の余地がないことを思い出すと契約書にサインした。

「では勝負を始めよう。そうだ可奈君を呼んで来てくれ。」
いつのまにか可奈さんから可奈君と呼び方が変わっている。圭太は軽い嫉妬を感じた。
「では今日は私は可奈君と見ているから、ディーラーは津崎に任せよう。相手はクリスだがいいね?」
「はい」
可奈が堂島の隣に来ると、勝負が始まった。可奈は今日はドレスに変わっている。キレイだ。
「圭太君、お願い、勝って。私、圭太君と帰りたい」
「うん、がんばるよ」
「では、開始します」と津崎支配人がカードを配り始めた。

これまでの対戦で、クリスの手札を読もうと努力して失敗している。
あの冷徹な表情は絶対に読めない。今日は自分の手のみに集中して冒険せずに、手堅く守ることにした。
なかなか勝てないが、負けもしない。本来は50%の確率で勝つはず。
作戦は成功したのか、勝負は1時間を越えた。お互いにチップの増減はほとんどない。
と、クリスが作戦を変えてきた。毎回、高額ベッドしてきたのだ。完全に確率論で50%だが、参加料のチップ分のみ削られていく。こちらの手を逆手に取ってきた。細かく勝負が繰り返された末、クリスが3時間後勝利した。

「うん、いい勝負だったよ圭太君、クリスのほうが運が向いていたかな。というよりクリスはカードが記憶できるんだ」
「!」やられたと圭太は内心叫んだ。場のカードをずべて記憶すれば想定できる確率の精度が上がる。
「では可奈君は、また預かるよ。さっそく仕事だよ。さあ。啓太君の見ている前で、・・・・わかってるね?」
可奈は泣きそうな瞳でチラッと圭太を見た後、うつむいたまま 頷いた。そして隣の部屋に堂島と消えた。

突然テンポのいい曲がサロンに鳴り響く。

圭太は腕を黒人の用心棒ボブに掴まれてステージゾーンの客席中央に連れて来られた。圭太は何が起こったのかわからない。ステージゾーンは舞台状のステージとそこから突き出た下り坂の花道、そしてその先に直径2メートル半ほどの円形ステージがあり、それはまるで舞台から突き出たペニスのようであった。その先の真正面に圭太が連れて来られたのだ。

不意に照明が落とされ、舞台ステージにスポットライトが当たる。いつの間にか可奈が立っていた。観客の歓声と音楽をバックに可奈がゆっくりと花道をスポットライトを浴びて歩いてくる。先ほどのドレスと同じだ。

可奈が先端の円形ステージまで来た。つまり圭太の目の前だ。ステージと言っても15センチくらい高いだけなので、
ほぼ目線が正面だ。涙目になっている。すると音楽が止みライトだけになった。可奈にマイクが渡される。観客が静かになる。

可奈が観客を見回して、何かを言おうとするが、声にならない。ようやく搾り出すように話始めた。
「わ、・・・私、や、、山下可奈 に、21才・・・は、今日から一週間、み、皆さんに喜んで、い、頂けるように今日から、し、下着姿で、お仕事をさせていただきます。そ、それから、下着の上からと、見えている所への、お・・・・”おさわり”も、ご自由に、楽しんでください。」

ウォー!!! という観客の歓声を受けて可奈が目を閉じて天を仰いだ。
そして、ドレスの肩の紐を外しドレスをスルッと落とした。
圭太の目の前で・・・・・恋人である可奈が・・・・・下着姿を大勢の男に・・・・・晒した瞬間だった。

再度大歓声を浴びた可奈は、ゆっくりとステージの上をクルリと回って下着姿を、披露した。
レースの縁取りのついた純白の上下の下着、ボトムはTバックで、”ぷりん”とした小さめの尻も丸見えだった。
その状態で花道をゆっくり往復し再度円形ステージに戻ってきた。

そこで可奈はもう一度マイクを持ち、今度は目の前の圭太を見て、涙目で、恥ずかしそうな表情で話し始めた。

「ごめんね圭太君、一週間、ここにいる皆様たちに下着姿でご奉仕します。恥ずかしい下着姿でも頑張るから、必ず迎えに来てね。お願い!」

観客から拍手が巻き起こり、照明が消えた途端、圭太は会場から連れ出された。

[Res: 6792] Re: カジノM はむはむ 投稿日:2009/07/16 (木) 21:00
今日もUPしていただきましたが

この続きを早く続きがみたいですよ・・・。

Hな続きをお願いしますね・・・・。

[Res: 6792] Re: カジノM カイジ 投稿日:2009/07/16 (木) 21:06
すごい面白いです!これからの展開が楽しみです。よろしくお願いします!

[Res: 6792] Re: カジノM はむはむ 投稿日:2009/07/17 (金) 20:24
昨日は1話のみでしたが、今日は期待して待ってますよ・・・。

とうとう犯されてしまうのか?・・・。

待ってます・・・。